JP2007195372A - 充電装置 - Google Patents

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正昭 阪上
Toshiharu Ohashi
敏治 大橋
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Abstract

【課題】使用者の要求に都度確実に応じることが可能な、使い勝手のよい充電装置を提供する。
【解決手段】いずれかの電池セル1の電圧が第1の閾値電圧V1まで増加した際に、定電流充電から定電圧充電へ切換え、この定電圧充電の状態で電流が第1の閾値電流I2まで減少した際に、充電を停止する第1の充電モードと、両端電圧が第1の閾値電圧V1に電池セル1の個数を乗じた電圧より低い第2の閾値電圧V2まで増加し、またはいずれかの電池セル1の電圧が第1の閾値電圧V1まで増加した際に、定電流充電から定電圧充電へ切換え、この定電圧充電の状態で電流が第1の閾値電流I2まで減少した際に、充電を停止する第2の充電モードと、を有し、第1の充電モードと第2の充電モードとを切換えるモード切換手段としてのスイッチ22を備えるようにした。
【選択図】図1

Description

本願発明は、二次電池を充電する充電装置に関するものである。
二次電池の充電を行う充電装置においては、直列に接続された複数の電池セルと、各々の電池セルの電圧を検知するための電圧検知部と、上記電池セルに充電用の電力を供給するための電源部と、その供給される電力の電流を検知する電流検知部とを有している。
上記充電装置は、定電流充電による電池セルへの充電を開始してから、電圧検知部により検知されたいずれかの電池セルの電圧が、設定された閾値電圧まで増加した際に、電池セルへの充電を、定電流充電から定電圧充電へ切換え、その後の定電圧充電において、電流が設定された閾値電流まで減少した際に、上記定電圧充電を停止する充電モードを備えた制御部を設けている(特許文献1)。
上記の構成の充電装置を用いることで、充放電の繰り返しにより、電池セルの充電容量にばらつきが生じた場合に、充電の際に各々の電池セルのいずれにも、設定された閾値以上の電圧が印加されないことにより、いわゆる過充電を防止することができる。
特開平5−336675号公報
しかしながら、前記背景技術の特許文献1に記載の充電装置においては、放電時間を長くするために、上記閾値電圧を高く設定した場合は、充放電の繰り返しによる電池セルの寿命が短くなってしまい、逆に電池セルの寿命を長くするために、上記閾値電圧を低く設定した場合は、充電時の充電容量が低くなるために、充電後の放電時間が短くなっていた。
よって、上記充電装置において、閾値電圧がいったん設定されてしまうと、使用者が電池セルの寿命より放電時間を優先したい場合や、または放電時間の確保より電池セルの寿命を優先したい場合の要求に、それぞれ都度対応することが困難であった。
本願発明は、このような上記背景技術の課題を解決するものであり、使用者の要求に応じて、放電時間を優先する充電モードと、電池セルの寿命を優先する充電モードとを、それぞれ切換えることができるとともに、電池セルの寿命を優先した充電モードにおいて、特に、充放電の繰り返しにより、各々の電池セルの充電容量にばらつきが生じた場合に、電池セルへ過充電を行うことなく放電時間を長くできる、使い勝手のよい充電装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願請求項1記載の発明は、直列に接続された複数の電池セルと、各々の電池セルの電圧を検知する電圧検知部と、電池セルに充電用の電力を供給する電源部と、供給される電力の電流を検知する電流検知部と、電圧検知部および電流検知部での検知結果に基づいて電源部の充電用の電力供給による充電を制御する制御部と、を有する充電装置であって、複数の電池セルの両端電圧を検知する両端電圧検知部を備え、制御部による制御は、電圧検知部により各々の電池セルの電圧を検知して、いずれかの電池セルの電圧が第1の閾値電圧まで増加した際に、定電流充電から定電圧充電へ切換え、この定電圧充電の状態で電流検知部により検知された電流が第1の閾値電流まで減少した際に、充電を停止する第1の充電モードと、両端電圧検知部により電池セルの両端電圧および電圧検知部により各々の電池セルの電圧を検知して、両端電圧が第1の閾値電圧に電池セルの個数を乗じた電圧より低い第2の閾値電圧まで増加し、またはいずれかの電池セルの電圧が第1の閾値電圧まで増加した際に、定電流充電から定電圧充電へ切換え、この定電圧充電の状態で電流検知部により検知された電流が第1の閾値電流まで減少した際に、充電を停止する第2の充電モードと、を有し、第1の充電モードと第2の充電モードとを切換えるモード切換手段を備えている。
本願請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の充電装置において、制御部は、第2の充電モードにあっては、電流検知部により検知された電流が、第1の閾値電流に代えて第1の閾値電流より低い第2の閾値電流にまで減少した際に、充電を停止するように制御するものであることを特徴としている。
本願請求項1記載の発明の充電装置においては、使用者が放電時間を優先したい場合は、モード切換手段により、放電時間を優先する第1の充電モードに切換えを行い、使用者が電池セルの寿命を優先したいときは、同様にモード切替手段により、電池セルの寿命を優先する第2の充電モードに切換えを行うことにより、使用者の要求に応じた充電モードを選択することができる。
さらに、電池セルの寿命を優先した第2の充電モードにおいて、特に、充放電の繰り返しにより、各々の電池セルの充電容量にばらつきが生じた場合に、電池セルへ過充電を行うことなく放電時間を長くできる、使い勝手のよい充電装置を提供できる。
本願請求項2記載の発明の充電装置においては、特に、電池セルの寿命を優先した第2の充電モードにおいて、充電を停止する閾値電流を低く変更することで、電池セルの寿命を損うことなく、充電後の放電時間をさらに長くすることができる。
図1は、本願発明の実施形態である充電装置を示している。この充電装置は図1に示すように、直列に接続された複数の電池セル1と、各々の電池セル1の電圧を検知する電圧検知部2と、電池セル1に充電用の電力を供給する電源部3と、供給される電力の電流を検知する電流検知部4と、電圧検知部2および電流検知部4での検知結果に基づいて電源部3の充電用の電力供給による充電を制御する制御部5と、を有する充電装置であって、複数の電池セル1の両端電圧を検知する両端電圧検知部6を備え、制御部による制御は、電圧検知部2により各々の電池セル1の電圧を検知して、いずれかの電池セル1の電圧が第1の閾値電圧V1まで増加した際に、定電流充電から定電圧充電へ切換え、この定電圧充電の状態で電流検知部4により検知された電流が第1の閾値電流I2まで減少した際に、充電を停止する第1の充電モードと、両端電圧検知部6により電池セル1の両端電圧および電圧検知部2により各々の電池セル1の電圧を検知して、両端電圧が第1の閾値電圧V1に電池セル1の個数を乗じた電圧より低い第2の閾値電圧V2まで増加し、またはいずれかの電池セル1の電圧が第1の閾値電圧V1まで増加した際に、定電流充電から定電圧充電へ切換え、この定電圧充電の状態で電流検知部4により検知された電流が第1の閾値電流I2まで減少した際に、充電を停止する第2の充電モードと、を有し、第1の充電モードと第2の充電モードとを切換えるモード切換手段としてのスイッチ22を備えている。
以下、この実施形態の充電装置をより具体的詳細に説明する。図2から4に示すように、この実施形態の充電装置は充電式電動工具セットに用いられるものであり、この充電式ドリルドライバーを構成する電動工具本体7と、この電動工具本体7に装着される電池ユニット8と、この電池パック8を充電する充電ユニット9とから構成されている。
図2に示すように、電動工具本体7内には、電池ユニット8が着脱自在に装着される装着部10と、電池ユニット8により駆動されるモータ11とが設けられており、電動工具本体7の把持部には、モータ11の駆動および停止を制御するトリガー式スイッチ12が配置されている。
上記装着部10には、モータ11に接続され、電池ユニット8が装着された際に、電池ユニット8から供給される電力をモータ11に伝達する一対の電極12aが設けられている。また、電動工具本体7の先端側には、ドリル歯等が取りつけられてモータ11により回転される回転部13が設けられている。
次に、電池ユニット8内には、直列に接続された複数の電池セル1が設けられており、電池ユニット8の上部には、電動工具本体7の装着部10に装着されるコネクタ部14が配置されている。
コネクタ部14の側面には、電池セル1に接続された電極15、16が、コネクタ部14の側面に露出して設けられており、図3に示すように、コネクタ部14が装着部10に装着された際に、電極15、16と一対の電極12aが圧接されることにより、電池ユニット8から供給された電力を電動工具本体7のモータ11に伝えている。
コネクタ部14の上面には、検知された電池セル1の電圧を送信するための送信電極16aが配置されている。
また、充電ユニット9には、例えばAC100Vの商用電源に接続される電源コード17と、電池ユニット8を充電する際、図4に示すように、コネクタ部14が挿入される挿入部18が設けられている。
充電ユニット9内には、電源コード17に接続され、電池ユニット8を充電する際に電池ユニット8へ電力を供給する電源部3と、電源部3の動作を制御する制御部5が設けられている。
上記挿入部18の内側面には、電源部3に接続された電極19、20が配置されており、挿入部18にコネクタ部14が挿入された際に、挿入部18の電極19、20と、コネクタ部14の電極15、16とが圧接されることにより、電源部3より供給された電力を、電池セル1に伝達している。
また、挿入部18の底面には、同様に挿入部18にコネクタ部14が挿入された際に、送信電極16aと圧接されて、送信電極16aより送られた電池セル1の電圧を受信する受信電極21が配置されている。
さらに充電ユニット9の側面には、放電時間を優先する第1の充電モード、または電池セル1の寿命を優先する第2の充電モードのいずれかを、使用者の要求により切換えるスイッチ22が配置されている。
電池ユニット8と充電ユニット9との電気的構成については、図1に示すように、まず電池ユニット8内には、複数の直列に接続された電池セル1と、各々の電池セル1に接続され、各々の電池セル1の電圧を検知することができる電圧検知部2とが設けられている。
上記電池セル1の両端は、それぞれ電極15、16に接続されているとともに、電圧検知部2は、送信電極16aに接続されている。
一方、充電ユニット9には、例えばAC100Vの商用電源に接続される電源コード17が接続されており、充電ユニット9内は、この電源コード17が接続された電源部3と、電源部3の動作を制御する制御部5が配置されている。
電池ユニット8を充電ユニット9により充電する際には、電池ユニット8側の電極15が、充電ユニット9側の電極20に接続されるとともに、同様に電池ユニット8側の電極16が、充電ユニット9側の電極19に接続されている。
また、電圧検知部2により検知された電池セル1の電圧は、送信電極16aに接続された受信電極21を介して制御部5に送信されている。
さらに、充電ユニット9において、電極20と電源部3との間には、電池セル1の電流を検知して制御部5に送信する電流検知部4が設けられており、電極19と電極20との間には、電池セル1の両端電圧を検知して、同様に制御部5に送信する両端電圧検知部6が配置されている。
そして制御部5には、放電時間を優先する第1の充電モードと、電池セル1の寿命を優先する第2の充電モードとを使用者が切換えるための、モード切換手段としてのスイッチ22が接続されている。
以上の構成において、この実施形態における充電装置の動作を図1から6を用いて説明する。
使用者が放電時間を優先したい場合、充電ユニット9の電源コード17をコンセントに差し込み、充電ユニット9の側面に配置されているスイッチ22を切換えると、制御部5は充電ユニット9の充電モードを、放電時間を優先する第1の充電モードへ切換える。
次に、電動工具本体7より電池ユニット8を取り外し、電池ユニット8のコネクタ部14を、充電ユニット9の挿入部18に挿入すると、コネクタ部14の電極15、16が挿入部18の電極19、20に圧接されることにより接続され、コネクタ部14の送信電極16aが、同様に挿入部18の受信電極21に圧接されることにより接続されて、電池セル1へ第1の充電モードによる充電が開始される。
図5に示すように、充電が開始(時間T0)されると、制御部5は、電源部3から電池セル1へ供給され、電流検知部4により検知された充電電流Iaが、一定の電流I1となるように電源部3を制御することで、いわゆる定電流充電を行う。この定電流充電が行われると、電圧検知部2により検知された電池セル1の電圧Vaは、充電開始時の電圧VS1より、当初のみ急激に増加した後、その後は徐々に増加していく。
充電開始より時間T1が経過すると、電圧検知部2により検知された電池セル1の電圧Vaは、あらかじめ設定された第1の閾値電圧V1まで増加する。電池セル1の電圧Vaが第1の閾値電圧V1まで増加すると、制御部5は、電池セル1の電圧Vaが一定の電圧V1となるように電源部3を制御することで、いわゆる定電圧充電へ移行する。
ここで、第1の閾値電圧V1は、充電後における電池セル1の放電時間を確保するために、電池セル1が過充電されない電圧の許容値と同レベルの電圧が設定されている。
よって電池セル1は、充電時において過充電されない電圧の許容値と同レベルの電圧V1において、十分な定電圧充電が行われるために、充電後の放電時間を長く確保することができる。
上記定電圧充電への移行が行われると、電流検知部4により検知された充電電流Iaは、徐々に減少し、充電開始より時間T2が経過した地点で、充電電流Iaは第1の閾値電流I2まで減少する。充電電流Iaはあらかじめ設定された第1の閾値電流I2まで減少すると、制御部5は充電電流Iaを停止させて、電池ユニット8の電池セル1への充電が終了する。
使用者は、充電が終了した後、電池ユニット8のコネクタ部14を充電ユニット9の挿入部18より取り外し、電池ユニット8のコネクタ部14を、電動工具本体7の装着部10へ取りつける。そして、電動工具本体7の回転部13へドリル歯等を取りつけ、トリガー式スイッチ12を引くことにより、電動工具本体7を使用することができる。
一方、使用者が電池セル1の寿命を優先したい場合は、充電ユニット9の電源コード17をコンセントに差し込み、充電ユニット9の側面に配置されているスイッチ22を切換えると、制御部5は充電ユニット9の充電モードを、電池セル1の寿命を優先する第2の充電モードへ切換える。
次に、電動工具本体7より電池ユニット8を取り外し、電池ユニット8のコネクタ部14を、充電ユニット9の挿入部18に挿入すると、コネクタ部14の電極15、16が挿入部18の電極19、20に圧接されることにより接続され、コネクタ部14の送信電極16aが、同様に挿入部18の受信電極21に圧接されることにより接続されて、電池セル1へ第2の充電モードによる充電が開始される。
図6に示すように、充電が開始(時間T0)されると、制御部5は、電源部3から電池セル1へ供給され、電流検知部4により検知された充電電流Ibが、一定の電流I1となるように電源部3を制御することで、いわゆる定電流充電を行う。この定電流充電が行われると、両端電圧検知部6により検知された電池セル1の両端電圧Vbは、充電開始時の電圧VS2より、当初のみ急激に増加した後、その後は徐々に増加していく。
充電開始より時間T3が経過すると、両端電圧検知部6により検知された電池セル1の両端電圧Vbは、あらかじめ設定された第2の閾値電圧V2まで増加する。電池セル1の両端電圧Vbが第2の閾値電圧V2まで増加すると、制御部5は、電池セル1の両端電圧Vbが一定の電圧V2となるように電源部3を制御することで、いわゆる定電圧充電へ移行する。
上記第2の閾値電圧V2は、電池セル1の寿命を確保するために、電池セル1が過充電されない電圧の許容値に、電池セル1の個数を乗じた電圧より低い電圧が設定されている。
よって、電池セル1は充電時において過充電されない電圧の許容値に、電池セル1の個数を乗じた電圧より低い電圧V2において、定電圧充電が行われるために、充電の際には、各々の電池セル1において、過充電されない電圧の許容値より低い電圧までしか充電されないことから、充電時における電池セルへの負荷を低くすることができるために、電池セル1の寿命を長くすることができる。
ここで、特に、充放電の繰り返しにより、電池セル1の充電容量に各々ばらつきが生じたときにおいて、例えば、第2の閾値電圧V2が、電圧検知部2により検知された各々の電池セル1の電圧により設定されていた場合は、最も充電容量が低下した電池セル1の電圧が、最も早く第2の閾値電圧V2まで増加して、定電圧充電に移行されてしまう。
よって、この場合は、他の電池セル1については十分な充電が行われないままで、定電圧充電に移行されてしまうことになり、結果として電池セル1の放電時間が短くなってしまう。
しかしながら、第2の閾値電圧V2は、両端電圧検知部6により検知された電池セル1の両端電圧により設定されているために、電池セル1の充電容量にばらつきが生じて、最も充電容量が低下した電池セル1の電圧がV2まで増加しても定電圧充電に移行されずに、各々の電池セル1に対して十分な充電を行うことができるために、充電後の電池セル1の放電時間を長くすることができる。
さらに、最も充電容量が低下した電池セル1の電圧が、図5に示す第1の閾値電圧V1まで増加したときは、電池セル1の過充電を防止するために、この場合も定電圧充電に移行を行う。
上記定電圧充電への移行が行われると、電流検知部4により検知された充電電流Ibは、徐々に減少し、充電開始より時間T4が経過した地点で、充電電流Ibは第1の閾値電流I2まで減少する。充電電流Ibはあらかじめ設定された第1の閾値電流I2まで減少すると、制御部5は充電電流Ibを停止させて、電池ユニット8の電池セル1への充電が終了する。
使用者は、充電が終了した後、電池ユニット8のコネクタ部14を充電ユニット9の挿入部18より取り外し、電池ユニット8のコネクタ部14を、電動工具本体7の装着部10へ取りつける。そして、電動工具本体7の回転部13へドリル歯等を取りつけ、トリガー式スイッチ12を引くことにより、電動工具本体7を使用することができる。
以上のようにこの実施形態によれば、使用者が放電時間を優先したい場合は、上記第1の充電モードにより、電池セル1が過充電されない第1の閾値電圧V1において十分な定電圧充電を行うことで、放電時間を長くすることができる。
一方、使用者が電池セル1の寿命を優先したい場合は、上記第2の充電モードにより、電池セル1が過充電されない電圧より低い第2の閾値電圧V2において、定電圧充電を行うことにより、電池セル1の寿命を長くすることができる。
また、特に、電池セル1の充電容量にばらつきが生じた場合は、最も充電容量が低下した電池セル1の電圧が、第1の閾値電圧V1まで増加する間は定電流充電を行い、その後定電圧充電に移行するため、電池セル1へ過充電を行うことなく、かつ十分な充電を行うことにより電池セル1の放電時間を長くできる。
よって、使用者の要求に都度確実に応えることができる、使い勝手のよい充電装置を提供することができる。
そして、図7に示すように、制御部5は、上記第2の充電モードにおいて、電流検知部4により検知された電流が、第1の閾値電流I2に代えて第1の閾値電流I2より低い第2の閾値電流I3にまで減少した際に、充電を停止するように電源部3を制御してもよい。
この場合は、使用者が充電ユニット9の電源コード17をコンセントに差し込み、制御部5が充電ユニット9の充電モードを、電池セル1の寿命を優先する第2の充電モードへ切換えてから、定電圧充電への移行が行われるまでは、上述と同様であるが以降の動作が異なる。
すなわち、上記定電圧充電への移行が行われると、電流検知部4により検知された充電電流Icは、徐々に減少し、充電開始より時間T4が経過した地点で、充電電流Icは第1の閾値電流I2まで減少するが、制御部5は、電池ユニット8の電池セル1への充電を継続する。
さらに、充電開始より時間T5が経過し、充電電流Icが第2の閾値電流I3まで減少した際に、制御部5は充電電流Icを停止させて、電池ユニット8の電池セル1への充電が終了する。
使用者は、充電が終了した後、電池ユニット8のコネクタ部14を充電ユニット9の挿入部18より取り外し、電池ユニット8のコネクタ部14を、電動工具本体7の装着部10へ取りつける。そして、電動工具本体7の回転部13へドリル歯等を取りつけ、トリガー式スイッチ12を引くことにより、電動工具本体7を使用することができる。
上記のように、制御部5は、電池セル1の寿命を優先する第2の充電モードにおいて、電池セル1への充電電流Icを停止させる閾値電流を、第1の閾値電流I2より低い第2の閾値電流I3に変更することで、電池セル1への充電をより長時間行うことができるために、充電容量の不足を防止して、電池セル1の放電時間をさらに長くすることができる。
よって、電池セル1の寿命が長く、かつ電池セル1の放電時間も長い、きわめて使い勝手のよい充電装置を提供することができる。
なお、上記本願発明の実施形態においては、電動工具本体7と、電池ユニット8および充電ユニット9が、各々別々に構成されているが、例えば、電動工具本体7に電池ユニット8および充電ユニット9が内蔵された構成としてもよい。
また、電池ユニット8は、電動工具本体7に用いられる場合に限られるものではなく、例えば、携帯型パーソナルコンピュータや、携帯電話機、または携帯型オーディオ機器等の、種々の電気機器に用いられる電池ユニット8であってもよい。
さらに、電池セル1は、例えばリチウムイオン二次電池や、ニッケル水素二次電池、またはニッケルカドミウム二次電池等からなる二次電池を用いればよい。
そして、第1の充電モードにおいては、第1の閾値電圧V1と、定電圧充電の際の電圧を等しくするとともに、定電流充電の際の電流I1と、定電圧充電に移行した際の電流を等しくしているが、それぞれ異なる値に設定してもよい。
また、第2の充電モードにおいても、第2の閾値電圧V2と、定電圧充電の際の電圧を等しくするとともに、定電流充電の際の電流I1と、定電圧充電に移行した際の電流を等しくしているが、上記と同様にそれぞれ異なる値に設定してもよい。
本願発明の実施形態である充電装置の制御ブロック図。 同充電装置を用いた電動工具本体の側面図と電池ユニットおよび充電ユニットの斜視図。 同電動工具本体に電池パックが装着された状態を示す側面図。 同充電ユニットに電池パックが接続された状態を示す側面図。 同第1の充電モードにおける時間に対する電圧および電流の変化を示す特性図。 同第2の充電モードにおける時間に対する電圧および電流の変化を示す特性図。 同第2の充電モードにおける時間に対する電圧および電流の変化を示す特性図(閾値電流をI2からI3に変更した場合)。
符号の説明
1 電池セル
2 電圧検知部
3 電源部
4 電流検知部
5 制御部
7 両端電圧検知部
22 スイッチ(モード切換手段)
V1 第1の閾値電圧
V2 第2の閾値電圧
I2 第1の閾値電流
I3 第2の閾値電流

Claims (2)

  1. 直列に接続された複数の電池セルと、各々の電池セルの電圧を検知する電圧検知部と、電池セルに充電用の電力を供給する電源部と、供給される電力の電流を検知する電流検知部と、電圧検知部および電流検知部での検知結果に基づいて電源部の充電用の電力供給による充電を制御する制御部と、を有する充電装置であって、複数の電池セルの両端電圧を検知する両端電圧検知部を備え、制御部による制御は、電圧検知部により各々の電池セルの電圧を検知して、いずれかの電池セルの電圧が第1の閾値電圧まで増加した際に、定電流充電から定電圧充電へ切換え、この定電圧充電の状態で電流検知部により検知された電流が第1の閾値電流まで減少した際に、充電を停止する第1の充電モードと、両端電圧検知部により電池セルの両端電圧および電圧検知部により各々の電池セルの電圧を検知して、両端電圧が第1の閾値電圧に電池セルの個数を乗じた電圧より低い第2の閾値電圧まで増加し、またはいずれかの電池セルの電圧が第1の閾値電圧まで増加した際に、定電流充電から定電圧充電へ切換え、この定電圧充電の状態で電流検知部により検知された電流が第1の閾値電流まで減少した際に、充電を停止する第2の充電モードと、を有し、第1の充電モードと第2の充電モードとを切換えるモード切換手段を備えたことを特徴とする充電装置。
  2. 制御部は、第2の充電モードにあっては、電流検知部により検知された電流が、第1の閾値電流に代えて第1の閾値電流より低い第2の閾値電流にまで減少した際に、充電を停止するように制御するものであることを特徴とする請求項1記載の充電装置。
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