JP2010157312A - 単一ビット・ホログラフィック・データ記憶装置におけるトラッキング・システム及び方法 - Google Patents

単一ビット・ホログラフィック・データ記憶装置におけるトラッキング・システム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ホログラフィック・データ記憶システムにおいてトラッキングを制御するための方法及びシステムを提供する。
【解決手段】方法は、ホログラフィック・データ・ディスクにビーム122を衝突させて、該ビーム122を、前記ホログラフィック・データ・ディスク内に配置されたマイクロホログラム124から反射させる段階と、前記ホログラフィック・データ・ディスクからの反射ビーム120を多素子検出器90によって検出する段階と、前記多素子検出器90によって検出されたパターンを分析してトラッキング誤差信号を生成する段階と、を有する。
【選択図】図5

Description

本発明技術は、一般的に云えば、ビット単位ホログラフィック媒体に関するものである。より具体的には、本発明技術は、光学ディスクに記憶されたデータを読み取るための方法及びシステムに関するものである。
演算能力が進歩するにつれて、演算技術は、とりわけ、家庭用ビデオ、データ保管、ドキュメント記憶、イメージング及び映画製作のような新しい応用領域に入っている。これらの応用により、記憶容量を増大させるデータ記憶技術の開発が絶えず促されている。更に、記憶容量の増大は、とりわけコンピュータ・ゲームのような、開発者の初期の予想を遙かに超えた技術の開発を可能にし且つ推進させている。
光学記憶システムについての記憶容量の漸進的な増大は、データ記憶技術の開発の良い一例を構成する。1980年代の初期に開発されたコンパクト・ディスク(すなわち、CD)フォーマットは、データについて約650〜700MBの容量、或いは2チャンネル・オーディオ・プログラムについては約74〜80分の容量を持つ。これと比べて、1990年代の初期に開発されたディジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)フォーマットでは、約4.7GB(単一層)又は8.5GB(二重層)の容量を持つ。DVDのこの相対的に大きい容量は、旧来のビデオ解像度(例えば、PALにおける約720(h)×576(v)画素又はNTSCにおける約720(h)×480(v)画素)で長編映画全編を記憶するのに充分である。
しかしながら、(1080pの場合、約1920(h)×1080(v)画素の)高品位テレビジョン(HDTV)のような一層高い解像度のビデオ・フォーマットが一般的になったので、これらの解像度で記録された長編映画全編を保持することのできる記憶フォーマットが望ましいものになった。これにより、単一層ディスクで約25GB又は二重層ディスクで50GBを保持することのできるブルーレイ・ディスク(登録商標)フォーマットのような大容量記録フォーマットの開発が促進された。ビデオ表示の解像度及び他の技術が絶えず開発されているので、更に大きな容量を持つ記憶媒体が益々重要になるであろう。記憶装置業界で容量についての将来の要件をより良く達成することのできる1つの開発中の記憶装置技術は、ホログラフィック記憶装置に基づくものである。
ホログラフィック記憶装置はホログラムの形態でのデータの記憶装置であり、ホログラムは、感光性記憶媒体に2つの光ビームの交差によって生成される3次元干渉パターンの像である。ページ単位ホログラフィック技術及びビット単位ホログラフィック技術の両方が追求されている。ページ単位ホログラフィック・データ記憶では、ディジタル符号化されたデータを含む信号ビームが記憶媒体の体積内で参照ビームに重畳され、その結果として、化学反応が生じる。これは、例えば、上記体積内の媒体の屈折率を変化させ又は変調する。この変調は、信号から強度及び位相情報の両方を記録するように作用する。従って、各ビットは、一般に、干渉パターンの一部として記憶される。ホログラムは、記憶媒体を参照ビームのみに露出することによって後で検索することができる。参照ビームは、記憶されたホログラフィック・データと相互作用して、ホログラフィック像を記憶するために使用された最初の信号に比例する再構成信号ビームを生成する。
ビット単位ホログラフィー又はマイクロホログラフィック・データ記憶装置では、各々のビットはマイクロホログラム、すなわち、典型的には、2つの反対方向に伝播する集束した記録ビームによって生成されるブラッグ反射格子として書き込まれる。次いで、データを検索するには、記録ビームを再構成するためにマイクロホログラムから反射させるための読取りビームを使用する。従って、マイクロホログラフィック・データ記憶装置は、ページ単位ホログラフィック記憶装置よりも現在の技術に類似している。しかしながら、DVD及びブルーレイ・ディスク・フォーマットで用いることのできる二層のデータ記憶層とは対照的に、ホログラフィック・ディスクは50又は100層のデータ記憶層を持つことができ、これはテラバイト(TB)単位で測定されるデータ記憶容量を提供する。更に、ページ単位ホログラフィック・データ記憶に関して、各マイクロホログラムは信号からの位相情報を含む。
多層光学データ記憶(ODS)媒体におけるビーム・トラッキング(tracking)の問題に対処するため、以前には、ディスク中に特別なサーボ層を割り当てている。特別なサーボ層は、表面溝パターン、又はデータ層に埋め込まれた特別に位置決めされたフォーマット・ホログラム(サーボ・マーク)のいずれかを含んでいる。多層ホログラフィック光学媒体でトラッキングを行う手法は、特別に予めマスタリングされた溝付きトラッキング層と、トラッキング用に指定された追加の異なる色のレーザ源とを利用している。多層HDS媒体のデータ層からトラッキング誤差信号を直接的に抽出することが検討されており、その場合、トラック上の読取りビームの中心外れの位置決めに起因した回折ビームの形状の変化が、トラッキング誤差信号を生成するために利用されると共に、データによる回折ビームの周りにサテライト回折ビームを生成して位置決め情報を提供するために軸外格子を記録している。多層ODS媒体においてビーム・トラッキングを改善する必要性が存在する。
米国特許第5450218号 米国特許第5510912号 米国特許第5727226号 米国特許第5808998号 米国特許第6175317号 米国特許第6549664号 米国特許第6563779号 米国特許第6711711号 米国特許第6738322号 米国特許第6889907号 米国特許第7020054号 米国特許第7388695号 米国特許出願公開第2005/0136333号 米国特許出願公開第2006/0073392号 米国特許出願公開第2006/0078802号 米国特許出願公開第2007/0097469号 米国特許出願公開第2007/0146835号 米国特許出願公開第2008/0055686号 米国特許出願公開第2008/0144145号 米国特許出願公開第2008/0144146号
従って、ホログラフィック・データ記憶システムにおいてトラッキングを制御するための改善された方法及びシステムが提供されることが望まれる。
本発明の一面では、ホログラフィック・データ記憶システムにおいてトラッキングを制御するための方法を提供し、該方法は、ホログラフィック・データ・ディスクにビームを衝突させて、該ビームを、ホログラフィック・データ・ディスク内に配置されたマイクロホログラムから反射させる段階と、ホログラフィック・データ・ディスクからの反射ビームを多素子検出器によって検出する段階と、多素子検出器によって検出されたパターンを分析してトラッキング誤差信号を生成する段階とを含む。
本発明の一面では、光学媒体駆動装置を提供し、該光学媒体駆動装置は、光学ディスク内のマイクロホログラムにレーザ・ビームを集束するように構成されている光学的励起装置と、光学ディスク内のマイクロホログラムからの反射光ビームを検出するように構成されている光学的検出器と、前記反射光ビームをトラッキング誤差信号に変換するように構成されているプロセッサと、光学ディスクに対してレーザ・ビームの半径方向位置を制御するように構成されていると共に、トラッキング誤差信号を受け取るように構成されているトラッキング・サーボ機構とを含む。
これらの及び他の特徴、面及び利点は、添付の図面を参照して以下の詳しい説明を読めばより良く理解されよう。図面においては、図面全体を通じて同様な参照符号は同様な要素を表す。
図1は、本発明技術の実施形態に従った光学ディスク読取り装置の概略構成図である。 図2は、本発明技術の実施形態で用いることのできる光学ディスクの上面図である。 図3は、本発明技術の実施形態に従った検出器構成の略図である。 図4は、本発明技術の実施形態に従ったマイクロホログラム(マイクロ格子)メモリ装置を読み取るための検出器ヘッドの概略図である。 図5は、読取りビームが格子に中心合わせされている場合と中心からずれて入射した場合のマイクロ格子から回折されたビームの偏向を表す略図である。 図6は、本発明技術の実施形態に従って、プローブ・ビームが半径方向に異なるオフトラック(off-track) 位置にある場合に、接線方向(トラック)に沿って走査された単一の格子から得られた実験によるプッシュプル信号(A+B)−(C+D)を表すグラフである。 図6Aは、トラックに対する検出器の配向を例示する略図である。 図7は、本発明の実施形態に従って表されたトラック方向に対する検出器素子の配向により、ピーク半径方向プッシュプル信号として定義されたS字状曲線オフトラック誤差関数である。 図8は、本発明技術の実施形態に従って、プローブ・ビーム・オフトラック位置が−1μm及び+1μmである場合に、接線方向(トラック)に沿って走査された単一の格子から得られた実験による対角信号A+C及びB+Dを表すグラフである。 図9は、本発明技術の実施形態に従って、プローブ・ビームのオフトラック(半径方向)変位に対して、(A+C)対(B+D)ピーク位置シフトとして定義されたS字状曲線オフトラック誤差関数である。 図10は、本発明技術の実施形態に従って、各信号の位相又は2つの位相の間の相対位相差を測定することによりトラッキング(オフトラック)誤差信号を決定するための(A+C)及び(B+D)信号を表すグラフである。
本発明技術は、ホログラフィック・データ記憶システムに組み込むことのできるトラッキング・システム及び方法に関する。ホログラフィック・データ記憶(HDS)媒体は、一般にHDSディスク材料の体積の殆ど又は全てを利用する能力により、次世代の光学データ記憶(ODS)媒体として開発されている。単一層DVDと比較してデータ容量を100倍まで増大させることができ、その容量は潜在的に120mm(直径)×1.2mmのディスクで数百GB〜1TBのデータに達する。ホログラフィック・データ記憶装置の様々な面の議論については、引用によってその全体を本書に取り入れる米国特許第7388695号を参照されたい。
ホログラフィック記憶フォーマットに対する1つの手法は、単一ビット・ホログラフィック・システムであり、その場合、集束したプローブ・ビームからの光の一部を適切に位置決めされた検出器へ反射するように材料の内部に記録された顕微鏡的サイズの回折格子(マイクロホログラム)の存在(ビット1)又は不存在(ビット0)によって情報が表される。このような格子の回折効率が読取りビームの構成に非常に敏感であることに起因して、データ・ビットは、光学的読取りヘッド(スタイラス)の適切な位置決めによって各層を他の層から独立にアドレス指定できるように媒体内の複数の層の中に配列することができる。この結果、高い媒体容量が得られる。これは、比較的小さい容量を持つ他のフォーマット(CD,DVDなど)とは著しく異なっている。これらの他のフォーマットでは、数少ない空間的に分離されたデータ層(典型的には、1つ又は2つの層)を収容しており、基本的には表面利用の媒体である。
回転ディスク形状では、各々の物理的なマイクロ格子層内のデータ・ビットは、トラックとして円形又は渦巻き状の順序で配列されている。データの信頼性のある読出しのために、スタイラス・ビームをトラックの中心の上に正確に位置決めすべきであり、精度は(表面利用媒体におけるものと同様な態様で)トラック間距離によって記述される。表面利用媒体では、トラッキング誤差信号は、データ層中の凸部及び凹部のエッジから又は特別に設計された溝のエッジからの反射によって生成されたビーム回折パターンの変化から抽出される。
体積型記憶媒体では、ビットは、屈折率の局部的な変調を生じさせる集束されたレーザ・ビームによって材料の内部に記録されるが、それは、一般的に、表面利用媒体の場合のような鋭いエッジ・パターンを有していない。しかしながら、マイクロホログラムによる後方への反射ビームの効率、伝播方向及びビーム分布は、プローブ・ビームとマイクロホログラム・パターンを含む体積との空間的オーバーラップによって規定することができる。従って、体積格子からの回折はオフトラック(off-track) 誤差信号を決定することができ、それらのオフトラック誤差信号は抽出することが可能である。追記型(WORM)媒体では、空のディスクにデータ・マークを書き込むために、溝のようなプローブ案内マークを用いることができる。
しかしながら、(コンテンツ配布用ディスクのような)事前記録媒体では、またフォーマット済みのWORM媒体(例えば、データ・トラック及び層にマークを事前に分布させておいて、それらの幾つかを選択的に消去することによってデータの記録を行う媒体)では、データ担持用マイクロホログラムが一般に既にトラック及び層の中に配列されている。これらの場合、本発明技術は、(有用な情報を担持することのできる)ビットからトラッキング情報を得ることであり、これにより有用な容量を低減し及び/又は製造プロセスを複雑化する虞のあるような追加のトラッキング・ホログラム又は表面トラッキング・パターンを持つことの必要性及び複雑さを低減又は除去する。(例えば、専用のトラッキング・ビームを使用する)特別なトラッキング層によって、また(本発明技術によって教示されるような)データ・マイクロホログラムによって発生されるトラッキング信号を利用する他の例もまた可能である。
チャンネル符号化及び/又は変調を適用する前の単一ビットHDS媒体では、一ビットのデータが単一のマイクロ格子の存在/不存在によって表され、この結果として回折光の高/低強度レベルが生じ、これらのレベルは1及び0の値に割り当てることが可能である。マイクロ格子は、周期的に変調される屈折率を持つ一媒体領域を有し、その周期性は、容易に検知できる回折波を生成するためのブラッグ条件を満足する。格子は、屈折率変調が一般に格子のエッジへ向かって消失する漸進的な分布に従うように、一対の集束された相互に可干渉性の書込みレーザ・ビームによって生成することができる。1と0との信号レベルの間で高コントラストを達成するため、各々の「オン」ビットの回折効率をより大きく又は最大にすべきであり、このことは典型的には、読出しビームがマイクロ格子の中心に正確に整合したときに起こる。読取りビーム位置が格子の中心からずれるにつれて、格子とビーム強度分布との間のオーバーラップが減少していくので、回折効率は低下する。しかしながら、回折効率の有意な変化が生じる前でさえ、回折されたビームは、ビーム及び格子の相互位置の非対称に由来する伝播方向における検出可能な変化を受けることがある。
本発明技術は、データ・ビットからトラッキング誤差信号を生成すること及び/又は単一ビット・ホログラフィック・データ記憶(HDS)媒体においてビットをフォーマットすることを対象とする。読取りビームがマイクロ格子の中心に対して整合していないときに生じる、反射された信号ビームのその公称方向からのずれ(偏差)が、検出される。多チャンネル(例えば、4チャンネル)光学的検出方式は、光学媒体プレーヤ又は駆動装置のトラッキング・サーボ・ループにおけるトラッキング誤差信号として用いることのできるプッシュ−プル信号の抽出を容易にする。差分振幅及び位相信号を単一ビットHDSシステムにおいて実証することができる。
このように、本技術では、多層単一ビットHDSシステムにおいて個々の(データ又は補助/フォーマッティング)ビットからトラッキング誤差信号を求めて、例えば、(読出し及び/又は製造プロセスを複雑化することがある)溝付き表面の形態か又は(媒体の容量を無駄にすると思われる)別個の体積回折素子の層/部分集合のいずれかのような特別な整合層の必要性を低減することができる。従って、本発明技術では、HDS媒体のためのフォーマットを簡単化し、並びにこのような媒体の有用な容量を増大させることができる。
実施の際、回折ビーム伝播の変化が、データ・ビットを表す格子について走査しているときに検出器を横切るビーム像点の検出可能なシフトに変換されるが、該変化を評価する。検出器を横切るこの信号ビーム(反射されたデータ・ビーム)の動き(偏向:deflection)を、格子の中心に対する読取りビーム(データ・ビーム)の位置と相関させる(すなわち、トラッキングのため、反射されたデータ・ビームが、マイクロホログラムの中心からの左へ又は右へのオフセットを表していると解釈される)。この位置は、適切な光検出器で検出されたとき、オフトラック誤差信号に変換して、スタイラス位置決め誤差を補償するようにサーボ・ループへ帰還することができる。このようなビームの動きの検出は、例えば、ビームの形状の検出と比べてそれより容易であり且つそれよりロバストであると思われる。この場合もやはり、実施形態によっては、本手法は、トラッキングを遂行するために余分な表面パターン形成又は他の特殊化したサーボ層を必要とせずに用いることができる。
要約すると、本技術は、読出しビームがデータ・トラックに沿った及び/又はそれを横切る各データ・ビットを横切って進行するときに生じる逆方向からのビーム偏向を利用する、すなわち、変調された屈折率の顕微鏡的サイズの体積格子からの厳密に集束されたビーム(例えば、ガウス・ビーム)の回折の結果である効果を利用する。ここで、読取りビームは、データ・ビーム又は信号ビームと見なすことができることに留意されたい。場合によっては、読取りビームはデータ・ビームと見なすことができ、また反射された読取りビームは信号ビームと見なすことができること等である。有利なことは、実施形態において、本技術は、トラッキングのために、反射された読取り/データ・ビームを利用して、別個のトラッキング・ビームを利用せず、従ってトラッキング・ビーム又は二重ビーム・システムの必要性を低減又は除去することができることである。
[光学ディスク・プレーヤ/駆動装置]
次に図面について説明すると、図1は、光学記憶ディスク12からデータを読み取るために使用することのできる光学駆動装置システム10である。光学データ・ディスク12上に記憶されたデータは一連の光学素子14によって読み取られる。それらの光学素子14は読取り(データ)ビーム16を光学データ・ディスク12へ投射する。光学データ・ディスク12からの反射ビーム18が、光学素子14によって取得される。光学素子14は、励起ビームを発生し、それらのビームを光学データ・ディスク12上に集束し、そして光学データ・ディスク12から戻ってくる反射ビーム18を検出するように設計された任意の数の異なる素子を有することができる。光学素子14は、光学駆動電子装置パッケージ22への結合手段20を介して制御される。光学駆動電子装置パッケージ22は、1つ以上のレーザ・システムのための電源装置、検出器からの電子信号を検出するための検出用電子装置、検出された信号をディジタル信号に変換するアナログ−ディジタル変換器のようなユニット、並びに検出器信号が光学データ・ディス12に記憶されたビット値を実際に登録(register)しているときを予測するビット予測器のような他のユニットを含むことができる。
光学データ・ディスク12に対する光学素子14の位置はトラッキング・サーボ24によって制御され、トラッキング・サーボ24は光学データ・ディスク12の表面に対して光学素子を前後に動かすように構成されている機械的作動器26を持つ。光学駆動電子装置22及びトラッキング・サーボ24はプロセッサ28によって制御される。実施形態によっては、本発明技術に従って、プロセッサ28は、光学素子14によって受け取ってプロセッサ28へ帰還することのできるサンプリング情報に基づいて、光学素子14の位置を決定することができる。光学素子14の位置は、反射18を増強及び/又は増幅するように、又は反射18の干渉を低減するように決定することができる。実施形態によっては、トラッキング・サーボ24又は光学駆動電子装置22は、光学素子14によって受け取ったサンプリング情報に基づいて光学素子14の位置を決定する能力を持つことができる。
プロセッサ28はまた、スピンドル・モータ34に電力32を供給するモータ制御装置30を制御する。スピンドル・モータ34は、光学データ・ディスク12の回転速度を制御するスピンドル36に結合される。光学素子14が光学データ・ディスク12の外縁部からスピンドル36へ近づくように動かされるにつれて、光学データ・ディスクの回転速度をプロセッサ28によって増大させることができる。これは、光学データ・ディスク12からのデータのデータ速度を、光学素子14が外縁部にあるときと光学素子が内縁部にあるときとで本質的に同じに保つように、遂行することができる。ディスクの最大回転速度は、約500rpm(回転/分)、1000rpm、1500rpm、3000rpm、5000rpm、10000rpm、又はそれ以上とすることができる。
プロセッサ28はランダム・アクセス・メモリ(RAM)38及び読出し専用メモリ(ROM)40に接続される。ROM40は、プロセッサ28がトラッキング・サーボ24、光学駆動電子装置22及びモータ制御装置30を制御できるようにするプログラムを含む。更に、ROM40はまた、プロセッサ28が、とりわけ、(RAM38に記憶されていた)光学駆動電子装置22からのデータを分析できるようにするプログラムを含む。本書に更に詳しく説明するように、RAM38に記憶されたデータのこのような分析には、例えば、復調、復号、或いは光学データ・ディスク12からの情報を(他のユニットで使用することのできる)データ流に変換するのに必要な他の機能を含むことができる。
光学読取り装置システム10が家庭用電子装置のような商用ユニットである場合には、ユーザーがプロセッサ28にアクセスして制御することができるようにする制御器を設けることができる。このような制御器は、キーボード、プログラム選択スイッチなどのようなパネル制御器42の形態を取ることができる。更に、プロセッサ28の制御は遠隔受信器44によって行うことができる。遠隔受信器44は、遠隔制御器48から制御信号46を受け取るように構成することができる。制御信号46は、とりわけ、赤外線、音響信号又は無線信号の形態を取ることができる。
プロセッサ28がRAM38に記憶されたデータを分析してデータ流を生成した後、このデータ流はプロセッサ28によって他のユニットへ供給することができる。例えば、データは、ディジタル・データ流として、ネットワーク・インターフェース50を介して、外部ネットワーク上に配置されたコンピュータ又は他の装置のような外部ディジタル・ユニットへ供給することができる。この代わりに、プロセッサ28はディジタル・データ流を、とりわけ、高品位マルチメディア・インターフェース(HDMI)、又はUSBポートなどの他の高速インターフェースのような家庭用電子装置ディジタル・インターフェース52へ供給することができる。プロセッサ28はまた、ディジタル−アナログ信号プロセッサ54のような他の接続されたインターフェース・ユニットを持つことができる。ディジタル−アナログ信号プロセッサ54は、プロセッサ28が他の種類の装置へ、例えば、テレビジョンのアナログ信号入力へ又は増幅システムの音響信号入力へ出力としてアナログ信号を供給できるようにすることができる。
読取り装置10は、図2に示されているようなデータを含む光学データ・ディスク12を読み取るために使用することができる。一般的に、光学データ・ディスク12は平坦で丸いディスクであり、ディスク材料の内部には1つ以上のデータ記憶層が埋め込まれている。保護被膜は、ポリカーボネート、ポリアクリレートなどのような透明なプラスチックとすることができる。ホログラフィック媒体の場合、ディスクの材料は、記録光に応答して能動的に変化してデータ・マーク・ホログラムを生成する機能性材料とすることができる。マイクロホログラムによって表されるデータ・ビットは、任意の数の仮想の層にグループ分けすることができ、これらの仮想の層はディスクの厚さ全体にわたって相異なる深さの所に配置することができ、また各層の深さの位置にプローブ・ビームを集束することによって個々にアドレス指定することができる。光学ディスク12はスピンドル孔56によりスピンドル36(図1)に取り付けられ、これによりディスクはその軸の周りに回転することができる。各層上では、データは一般に、ディスク12の外縁部から内側限界まで逐次的な渦巻き状トラック58に書き込むことができるが、円形のトラック又は他の形状を用いることもできる。
図3は、システムが正常に動作しているかどうか決定するための検出器の構成又はアレイ(配列体)を示している。一実施形態では、四象限検出器90を使用することにより、光学システムがオフトラックであるかどうか決定することができる。検出器90の各々の象限90A,90B,90C,90Dは、それに反射されてきたエネルギの量に比例する電圧を発生する。検出器90はフォトダイオードのアレイを組み込んでおり、各フォトダイオードは、例えば、四重極検出器の形態におけるように、1つの象限に対応していて、光エネルギに応答する。トラックに対する検出器の配向(AB及びCDに沿ったトラック/接線方向、並びにAD及びBCに沿った半径/オフトラック方向)については図6Aを参照されたい。
図4は、回転ディスク媒体のような媒体内の特定の位置でマイクロホログラムの存在又は不存在を検出するためのシステム100を示す。システム100は、本書で述べるトラッキング及び集束機構を使用して体積を選択することを目標とすることができる。例示した実施形態では、レーザ・ビーム102が、ビーム分割器110を通って、媒体ディスク108内のターゲット体積106に衝突するように集束用光学素子104によって集束される。光ビーム102は、CD、DVD及びブルーレイ・ディスク(登録商標)プレーヤ内に使用されるもののような通常のレーザ・ダイオードから放射することができる。このようなレーザは、例えば、GaAs又はGaNをベースとしたダイオード・レーザの形態を取ることができる。ビーム分割器110は、例えば、偏光キューブ型ビーム分割器の形態を取ることができる。集束用光学素子104は、例えば、高開口数の集束用対物レンズの形態を取ることができる。勿論、他の構成も可能である。詳細に関係なく、マイクロホログラムがターゲット体積106中に存在している場合、光ビーム102は反射されて、光学素子104を通ってビーム分割器110へ戻る。ビーム分割器110は反射ビームを検出器(例えば、図3の検出器90)の方へ向け直し、検出器は反射の存在又は不存在を検出する。以下に説明するように、検出器90はまた、反射に基づいてトラッキング情報を解釈するために使用することができる。検出器90は、市販されているハママツ(Hamamatsu) Si−Pinフォトダイオード・モデルS6795のような、フォトダイオード又はフォトダイオード・アレイの形態を取ることができる。
図5は、(a)読取りビーム122が格子124に正確に中心合わせされているとき、(b)ビーム122が格子124の左へシフトされているとき、及び(c)ビーム122が格子124の右へシフトされているときにおける回折ビーム120の挙動を例示する。ビームが集束用光学素子によって多素子光検出器(例えば、図3の象限フォトダイオード検出器90)に集められているので、読取りビームがマイクロ格子124の位置を横切るとき、ビーム伝播方向の変化が検出器の表面を横切るビーム・スポットのシフトとして表され、これは次いで検出器90の各素子の信号から抽出してトラッキング誤差信号に成形することができる。
[実施例]
一例として、色素添加射出成形ポリカーボネート・ディスク媒体に記録されたマイクロ格子124から回折された信号ビーム122についての光検出器として、4素子増幅型シリコーン・フォトダイオードを使用した。ディスクは、マイクロ格子を読取りビームに対してより正確に位置決めできるように、高精度3D並進段上に取り付けた。波長が532nmで、出力が記録用に100μW〜数mWであり且つプローブ・ビーム用に100nW〜1μWであるCW単一縦モード・レーザを使用して、記録及び読出しを遂行した。開口数は〜0.1ほどに小さくし、集束したビーム・スポットの直径は約3.6μmであった。記録された格子の回折効率は0.1〜1%であった。予め記録された読取りビームの異なるオフトラック位置(図6のグラフで、0及び±1μm)で、マイクロ格子を横切ってディスクを走査したときに、4つの検出器素子(図6Aに示されているように配向されたA、B、C及びD)についての信号の線形組合せが得られた。
組合せ信号(A+B+C+D)は検出器に入射する全体の回折ビーム・パワーである。読取りビームがマイクロ格子に正確に中心合わせされていると、結果として全てのチャンネルの信号が等しくなる(A=B=C=D)。検出器の左側と右側との信号の間に、すなわち、トラック方向に沿って不均衡があるときは、信号(A+D)−(B+C)(すなわち、接線方向プッシュプル信号)はゼロから外れる。図6に示された半径方向プッシュプル信号(A+B)−(C+D)は、検出器上のビーム・スポットの(トラック方向に直角な)垂直方向の動きを反映する。読取りビームがトラックの中心から位置ずれすると、ビームはその逆方向から外れて、(A+B)−(C+D)が非ゼロになり、これはオフトラック誤差信号として用いることができる。
図6に例示されているように、(A+B)−(C+D)トラッキング信号は、ビームがトラック中心から外れると、有意に変化する。曲線130は、読取りビームのオフセットが−1μm(左へ)である場合の(A+B)−(C+D)を表しており、また曲線132は、読取りビームのオフセットが+1μm(右へ)である場合の(A+B)−(C+D)を表している。図7は、トラックの中心からのビーム変位の関数としてピーク・オフトラック誤差信号(A+B)−(C+D)を表すS字状曲線応答140を示す。前述の接線方向プッシュプル信号(A+D)−(B+C)は、合計強度ピーク信号(A+B+C+D)の代わりに回折ビットの存在を検出するために使用することができる。プッシュプル信号のエッジは、典型的には、強度分布の幅よりも鋭く、これにより近隣のビットの間の空間的分解能を改善することができ、また例えば、パルス位置変調方式に用いること可能である正確な格子位置の決定を行うことができる。
A,B,C,D検出器信号からトラッキング誤差信号を生成するための別の手法は、対角差分位相、すなわち、対角和信号(A+C)及び(B+D)の間の位相差を監視することである。図8は、図6で特徴付けした同じマイクロ格子についてのこのような信号の例を示す。曲線150はA+Cを表し、また曲線152はB+Dを表す。オフトラック・ビーム誤差は、2つの信号のそれぞれのピーク位置の間の相対的なシフトにより現れ、これは、時間領域における遅延、又は周波数領域における信号間の位相差と等価である。これらのピークは、ビームが格子に良好に中心合わせされている場合は、同じビーム位置(時間)で生じる。ビームがオフトラックであるとき、2つの対角信号のピークは互いに対して遅延して生じ、図8に示されているように、オフトラックのシフトが負(正)方向である場合、A+CはB+Dよりも前(後)に生じる。
2つのピークの離間距離は、図9にビーム・オフトラックのシフトの関数として提示されており、その結果、サーボ・ループ制御においてオフトラック誤差信号として用いることのできる別のS字状曲線160を生じる。図7及び図9に関して説明したS字状曲線信号は、例えば、駆動装置10内のトラッキング作動装置の制御を容易にするために、トラッキング・サーボに供給することができる。実際には、2つの信号の間の位相差は、(位相ロック・ループ(PLL)のような)帰還ループを介して測定し低減することができる。位相測定手法は、結果としてられる誤差信号が信号振幅に依存しないので、一般に一層ロバストである。というのは、信号振幅は、例えば、ビームと格子のオーバーラップが減少するにつれて、或いはビット毎に起こり得る信号レベルの変化に起因して、低下するからである。
図10は、検出器(例えば、検出器90)からの信号(A+C)172及び信号(B+D)174を表す模範的なグラフ170であり、これらの信号は位相分離によりトラッキング(オフトラック)誤差信号を決定するために使用することができる。検出器90は、読み取っているマイクロホログラム(すなわち、格子)からの反射データ・ビームを検出することができる。グラフ170は、どのようにして検出器からの対角信号の位相シフトがトラッキング誤差を表すことができるかを実証している。図10の上側にある第1のグラフは、データ・ビームが、読み取りしているマイクロホログラムに正確に中心合わせされていること(すなわち、データ・ビームが格子の中心を正確に通過していること)を表す。信号(A+C)172及び信号(B+D)174は、単一の曲線176で示すように全く同じ振る舞いをする。垂直な参照線178は曲線176のピーク180に位置決めされる。データ・ビームがマイクロホログラムに正確に中心合わせされている場合、信号172及び174(すなわち、曲線176はオーバーラップしている対角信号172及び174である)は、反射されたデータ・ビームから検出器90によって検知された最大強度を表すことができる。(例えば、ホログラムのピーク位置と一致し、且つ垂直線178によって表される)クロック・キャリヤに対して測定された場合、両信号は位相シフトがゼロであり、これはチャンネルA+C及びB+Dの各々について位相検出器によって測定される。
次の2つのグラフ170は、(信号172 及び174の間の)位相差φ182を示し、読み取りしているマイクロホログラムに中心合わせされていない読取り又はデータ・ビームのオフセットの量を表す。グラフ170は、走査方向における時間につれての(例えば、電圧で表される)信号である。垂直な参照線178はクロックを表すことができ、信号172及び174はクロックの前及び後にある。読出しビームが一方向においてオフトラックであるとき(図10の真ん中のグラフ)、クロックに対して信号A+Cは進み且つ信号B+Dは遅れており、そこで位相検出器はA+Cについて正の値及びB+Dについて負の値を測定し、或いはA+CとB+Dとの差である正の相対位相シフトφ182を測定する。プローブ・ビームが反対の半径方向にオフトラックであるとき(図10の一番下のグラフ)、状況は逆転して、測定された位相はA+C信号について負であり且つB+D信号について正であり、従って、A+C対B+Dの相対位相は負である。従って、クロックに対する信号172及び174の位相、又は信号172及び174の間の互いに対する相対位相差φ182は、トラッキング誤差信号(例えば、図9に示されたものと同様な、位相シフトφ182対プローブ・ビーム位置誤差依存関係に基づいたS字状曲線)を生成するために検出して利用することができる。
本発明の特定の特徴のみを例示し説明したが、当業者には種々の修正および変更をなし得よう。従って、「特許請求の範囲」の記載が本発明の真の精神の範囲内にあるこの様な全ての修正および変更を包含するものとして記載してあることを理解されたい。
10 光学駆動装置システム
12 光学記憶ディスク
16 読取り(データ)ビーム
18 反射ビーム
20 結合手段
26 機械的作動器
32 電力
36 スピンドル
46 制御信号
56 スピンドル孔
58 逐次的な渦巻き状トラック
90 四象限検出器
90A,90B,90C,90D 検出器の各象限
100 システム
102 レーザ・ビーム
104 集束用光学素子
106 ターゲット体積
108 媒体ディスク
110 ビーム分割器
120 回折ビーム
122 読取りビーム
124 格子又はマイクロホログラム
130 曲線
132 曲線
140 S字状曲線応答
150 曲線
152 曲線
160 S字状曲線
170 グラフ
172 信号(A+C)
174 信号(B+D)
176 曲線
178 垂直な参照線
180 ピーク
182 位相差φ

Claims (10)

  1. ホログラフィック・データ記憶システム(10)においてトラッキングを制御するための方法であって、
    ホログラフィック・データ・ディスク(12)にビーム(16)を衝突させて、該ビーム(16)を、前記ホログラフィック・データ・ディスク(12)内に配置されたマイクロホログラム(124)から反射(18)させる段階と、
    前記ホログラフィック・データ・ディスク(12)からの反射ビーム(18)を多素子検出器(90)によって検出する段階と、
    前記多素子検出器(90)によって検出されたパターン(172,174)を分析してトラッキング誤差信号(140,160)を生成する段階と、
    を有する方法。
  2. 前記多素子検出器(90)は少なくとも2つの素子を有している、請求項1記載の方法。
  3. 前記トラッキング誤差信号(140,160)はS字状曲線信号を有している、請求項1記載の方法。
  4. 前記検出する段階は、前記多素子検出器(90)上の前記反射ビーム(18)の、その公称位置からの動きを検出する段階を有している、請求項1記載の方法。
  5. 前記動きを検出する段階は、ビーム(130,132)が前記マイクロホログラム(124)の中心に対して整合していないときに生じる前記多素子検出器(90)上の前記反射ビーム(18)の、その公称位置からの動きを検出する段階を有している、請求項1記載の方法。
  6. 前記ビーム(16)がデータ・ビームを有し、また前記反射ビーム(18)が信号ビームを有している、請求項1記載の方法。
  7. ホログラフィック・データ記憶システム(10)内のトラッキング・サーボ・ループ(24)にトラッキング誤差信号(140)を入力する段階を有している請求項1記載の方法。
  8. 前記ホログラフィック・データ・ディスク(12)が別個のトラッキング層を有していない、請求項1記載の方法。
  9. 前記ホログラフィック・データ・ディスク(12)が体積回折要素(106)の別個のトラッキング層を有していない、請求項1記載の方法。
  10. 前記ホログラフィック・データ・ディスク(12)がコンテンツの記録のために予めフォーマットされている、請求項1記載の方法。
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