JP2010154443A - スピーカ用磁気回路、スピーカ装置及び電子機器 - Google Patents

スピーカ用磁気回路、スピーカ装置及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】携帯電話等の携帯用電子機器に搭載した場合に携帯用電子機器が有する規定のスペースにスピーカ装置を収容可能とするスピーカ用磁気回路を提供する。
【解決手段】開示されるスピーカ用磁気回路1は、少なくとも内磁石12と、ヨーク11と、固定部材16とを備えている。このスピーカ用磁気回路1では、固定部材16が内磁石12を収容した状態において、ヨーク11に係合することにより、内磁石12がヨーク11に固定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、特に、携帯電話、携帯ラジオあるいはPDA(Personal Digital Assistants)等の携帯用電子機器に搭載される小型のスピーカ装置に使用して好適なスピーカ用磁気回路、このスピーカ用磁気回路を有するスピーカ装置及びこのスピーカ装置を備えている電子機器に関する。
従来のスピーカ装置には、ボイスコイルを固定した振動板と、ヨークと、このヨークに固定した磁石と、この磁石に固定したトッププレートとからなる磁気回路部をフレームに固定したものがある。このスピーカ装置では、ヨーク、磁石、トッププレートの中央部に貫通穴を設け、この貫通穴にフレームより直立する支持軸を挿通して、この支持軸の頭部をかしめている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−289596号公報(請求項1,[0011],[0014]〜[0017]、図1〜図3)
上記した従来のスピーカ装置では、フレームの底部がヨークの底部の下方に配置されている必要があるので、スピーカ装置の厚さが比較的大きくなり、携帯電話等の携帯用電子機器が有する規定のスペースにスピーカ装置を収容することが困難になる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、上述のような問題を解決することを課題の一例とするものであり、これらの課題を解決することができるスピーカ用磁気回路、スピーカ装置及び電子機器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明に係るスピーカ用磁気回路は、少なくとも磁石と、ヨークと、固定部材とを備え、前記固定部材が前記磁石を収容した状態において、前記ヨークに係合することにより、前記磁石が前記ヨークに固定されていることを特徴としている。
また、請求項12に記載の発明に係るスピーカ装置は、請求項1に記載のスピーカ用磁気回路と、前記スピーカ用磁気回路を支持するフレームと、前記フレームに支持される振動体と、を備え、前記振動体は、エッジ部、振動部、ボイスコイルを備えていることを特徴としている。
また、請求項13に記載の発明に係る電子機器は、請求項12に記載のスピーカ装置を備えていることを特徴としている。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るスピーカ用磁気回路1を適用したスピーカ装置の構成を示す概略断面図、図2は、図1に示すスピーカ装置において振動体3を取り除いた状態における構成のうち、図1とは異なる部分(図3参照)で切断した概略断面図である。また、図3は、図2に示すスピーカ装置において外プレート15を取り除いた状態における斜視図、図4は、図1に示すスピーカ装置の構成を示す背面図である。なお、図1は、図3に示すスピーカ装置において振動体3及び外プレート15が取り付けられた状態におけるA−A断面図、図2は、図3のB−B断面図である。
本実施の形態1に係るスピーカ装置は、スピーカ用磁気回路1と、フレーム2と、振動体3とを有している。スピーカ用磁気回路1は、ヨーク11と内プレート14及び外プレート15とにより内磁石12及び外磁石13を挟持する内磁型でかつ外磁型(以下、「内磁型」と呼称する。)であって、内プレート14及び内磁石12が固定部材16によりヨーク11に固定されている。なお、本実施の形態1では、内磁型のスピーカ用磁気回路1を採用する例を示しているが、これに限定されず、後述するボイスコイルに対し外側に磁石が配置される外磁型のスピーカ用磁気回路、ボイスコイルに対し内側にのみ磁石が配置される内磁型のスピーカ用磁気回路を採用しても良い。
また、本実施の形態1では、内磁石12及び外磁石13はその厚さ方向に着磁されている例を示しているが、これに限定されず、厚さ方向に対し交差する方向、例えば水平方向に着磁された、いわゆる「ラジアル型磁石」を用いても構わない。ラジアル型磁石を用いる場合には、内プレート14及び外プレート15を用いなくても良いので、スピーカ用磁気回路1は、ヨーク11と内磁石12及び外磁石13を有することになる。
ヨーク11は、例えば、純鉄、無酸素鋼、ケイ素鋼等の磁性材料からなる。ヨーク11は、図5に示すように、平面の全体形状が略矩形状を呈しており、四隅には面取りが施されている。図5は、図1に示すスピーカ装置を構成するヨーク11の構成を示す背面図である。ヨーク11の対向する2辺11a及び11cのそれぞれの中央であって、それぞれの近傍には、略矩形状を呈する貫通孔11e及び11gがそれぞれ穿設されている。一方、ヨーク11の対向する2辺11b及び11dのそれぞれの中央であって、辺11bと辺11dとの距離を略3分する位置には、略矩形状を呈する貫通孔11f及び11hがそれぞれ穿設されている。貫通孔11e、11f、11g及び11hは、いずれも略同一の矩形状を呈しており、略同一寸法である。
内磁石12及び外磁石13は、例えば、希土類系(例えば、ネオジム系)、サマリウム・コバルト系、アルニコ系、フェライト系磁石等の永久磁石等からなる。内磁石12は、略矩形状を呈している。一方、外磁石13は、略角環形状を呈している。内磁石12及び外磁石13のそれぞれの外周の四隅にはいずれも面取りが施されている。また、外磁石13の内周の四隅にも面取りが施されている。外磁石13の外径は、ヨーク11の外径と略同一又はわずかに大きい。
内プレート14及び外プレート15は、例えば、純鉄、無酸素鋼、ケイ素鋼等の磁性材料からなる。内プレート14の平面形状は、略矩形状を呈している。一方、外プレート15の平面形状は、略角環形状を呈している。図示しないが、内プレート14及び外プレート15のそれぞれの外周の四隅にはいずれも面取りが施されている。また、同じく図示しないが、外プレート15の内周の四隅にも面取りが施されている。外プレート15の外径は、ヨーク11の外径と略同一又はわずかに小さい。内プレート14の外周四隅の面取り及び外プレート15の内周四隅の面取りは、いずれも、後述するボイスコイル支持部22との接触を避けるために、所定の間隙(クリアランス)を維持する必要上施されている。外プレート15の内径は、外磁石13の内径と略同一又はわずかに小さい。
内磁石12及び内プレート14は、互いの厚み方向の中心軸がほぼ重なるように、固定部材16を構成する収容部17に収容されている。固定部材16は、例えば、銅、アルミニウム、亜鉛めっき鋼等の高導電率材料からなる。固定部材16は、図6に示すように、平面の全体形状が略矩形状を呈しており、上部外周四隅には面取りが施されている。
固定部材16は、上板部16aと、角環部16bと、垂下部16c、16d、16e及び16fとが一体に形成されて構成されている。上板部16aは、略矩形状を呈する開口部16aaが穿設されている。上板部16aの外周縁には、略角環形状を呈する角環部16bが形成されている。角環部16bの四辺の略中央には、それぞれ垂下部16c、16d、16e及び16fが形成されている。固定部材16は、未使用状態では、垂下部16c、16d、16e及び16fが折り曲げられることなく、それぞれの先端16ca、16da、16ea及び16faまで、対応する角環部16bの各辺と略同一平面上に位置するように形成されている。
ヨーク11に内プレート14及び内磁石12を固定部材16を用いて固定するには、まず、内プレート14が上側、内磁石12が下側となるように重ねた状態で、固定部材16を構成する上板部16aの下面に内プレート14の上面が接するように固定部材16に収容する。次に、内部に内プレート14及び内磁石12が収容された固定部材16の垂下部16c、16d、16e及び16fの各先端16ca、16da、16ea及び16faを、ヨーク11に穿設された対応する貫通孔11e、11f、11g及び11hに挿入し、内磁石12の下面をヨーク11の上面に当接させる。そして、図4に示すように、垂下部16c、16d、16e及び16fの各先端16ca、16da、16ea及び16faをヨーク11の下面(底部)中心11jに向かって折り曲げる。これにより、固定部材16を構成する垂下部16c、16d、16e及び16fの各先端16ca、16da、16ea及び16faがヨーク11の底部に係合し、ヨーク11に内プレート14及び内磁石12が固定される。以上説明したように使用される固定部材16は、内磁石12及び内プレート14が収容される収容部17と、ヨーク11の底部に係合する係合部18とから構成されているということができる。
なお、垂下部16c、16d、16e及び16fの各先端16ca、16da、16ea及び16faは、すべてをヨーク11の下面(底部)中心11jに向かって折り曲げることに限定されず、先端16ca、16da、16ea及び16faのすべて又は一部をヨーク11の下面中心11jから遠ざかる方向に折り曲げても良い。ただし、前者の方が、後者と比較して、ヨーク11の底部における占有面積が小さい点で有利である。固定強度としては、固定部材16の素材や製造方法等が関係するので、一概に前者が後者と比較して強いとは言えない。
ここで、内磁石12及び内プレート14をヨーク11に固定する固定方法として、複数の構成要素が係わり合うという意味の「係合」に対応した固定方法を用いているが、これに限定されない。内磁石12及び内プレート14をヨーク11に固定する固定方法としては、例えば、複数の構成要素が係わり合って止まるという意味の「係止」、複数の構成要素が離れないように合わせるという意味の「結合」、複数の構成要素が継ぎ合わせるという意味の「接合」、形状が合った複数の構成要素を嵌め合わせるという意味の「嵌合」のそれぞれに対応した固定方法を用いても良い。
要するに、ヨーク11に内磁石12又は内プレート14を固定する際に、接着剤を用いず、かつ、少なくともスピーカ装置の音響放射方向に平行な方向のスピーカ用磁気回路1の厚さが増加しない固定方法であれば、どのような固定方法を用いても良い。特許請求の範囲における「係合」には、本来の意味での「係合」の他、上記した「係止」及び「嵌合」並びに、いずれも接着剤を用いた接着の概念を含まない「結合」及び「接合」の意味も含まれているものとする。これらを総称して、「機械的な固定」と呼ぶこともできる。
なお、ヨーク11と固定部材16との接合力を向上させるために、接着剤や溶接等の公知の技術を用いることはできる。
ヨーク11の上面であって、周辺部11mには、外磁石13及び外プレート15が順次接着剤等により固定される。以上説明したように組み立てられたスピーカ用磁気回路1は、その外周面、すなわち、外プレート15の外周面、外磁石13の外周面及びヨーク11の外周面がフレーム2の内周面に接着剤等により固定されることにより、フレーム2内に収容されている。スピーカ用磁気回路1は、固定部材16に収容された内プレート14の外周部と、外プレート15の内周部との間に磁気ギャップが形成されている。この磁気ギャップには全周に亘って略均一な磁束密度分布が形成されている。
フレーム2は、全体形状が中空の略直方形状を呈している。フレーム2は、例えば、鉄系金属、非鉄金属又はそれらの合金、合成樹脂などから構成されている。鉄系金属としては、例えば、純鉄、無酸素鋼又はケイ素鋼等がある。非鉄金属としては、例えば、アルミニウム、マグネシウム又は亜鉛等がある。合成樹脂としては、例えば、ポリプロピレン(PP)などのオレフィン系、ABS(アクリロニトリル・ブダジエン・スチレン)、ポリエチレンテレフタレート(PET)系などの熱可塑性樹脂、又は前述した熱可塑性樹脂に、補強用フィラーとしてガラス繊維又はフィブリル化したサーモトロピック液晶ポリエステル樹脂を添加してなるものなどがある。フレーム2は、例えば、鉄系金属を絞り成形したり、非鉄金属又はそれらの合金をダイキャスト成形したり、合成樹脂を射出成形したりして形成されている。
振動体3は、振動板21と、ボイスコイル22とを備えている。振動板21は、第1振動部31と、ボイスコイル支持部(ボイスコイルボビン)32と、第2振動部33と、エッジ34とを有している。振動板21は、平面形状が略矩形状を呈している。
本実施の形態1では、ボイスコイル支持部32は平坦状に形成され、ボイスコイル22の上端部がボイスコイル支持部32に接着剤等で接合されている。しかし、これに限定されず、ボイスコイル支持部がボイスコイル22を収容できる形状、つまり音響放射方向とは逆側に向かって凸状(例えば、コの字状)に形成されて、ボイスコイル支持部の上面側にボイスコイル22が配置されていても構わない。
振動板21の材料としては、例えば、紙、繊維を用いた織布、繊維を用いた編み物、不織布、繊維を用いた織布にフェノール系樹脂やシリコーン系樹脂等の樹脂、又はこれらの樹脂と有機溶媒からなる溶液を含浸させたもの、金属材料、合成樹脂、アクリル発泡体、合成樹脂と金属とからなるハイブリッド材などがある。金属材料には、例えば、アルミニウムやチタニウム、ジュラルミン、ベリリウム、マグネシウム、あるいはこれらの合金等がある。合成樹脂には、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリメチルメタアクリレート、ポリカーボネイト、ポリアリレート、エポキシ樹脂、ポリサルホン、ウレタン結合を有するポリウレタン、ゴムなどがある。
第1振動部31の縦断面形状は、中央部がスピーカ装置の背面側(音響放射方向に対して反対側)に略台形状に突出し、外周部がスピーカ装置の表面側(音響放射方向)に略台形状に突出した形状を呈している。これに限定されず、第1振動部31の縦断面形状を平板状、湾曲状に形成しても構わない。第1振動部31の外周部には、ボイスコイル支持部32が一体に形成されている。ボイスコイル支持部32の平面形状は、略角環形状を呈している。ボイスコイル支持部32の下面には、所定回数巻き回され、成形されたボイスコイル22が接着剤等により固定されている。ボイスコイル22は、スピーカ用磁気回路1の内プレート14の外周部と、外プレート15の内周部との間に形成された磁気ギャップ内に遊挿されている。
ボイスコイル支持部32の外周部には、第2振動部33が一体に形成されている。第2振動部33の縦断面形状は、中央部がスピーカ装置の表面側(音響放射方向)に略台形状に突出した形状を呈している。これに限定されず、第2振動部33の縦断面形状を平板状、又は湾曲状に形成しても構わない。第2振動部33の外周部には、エッジ34が一体に形成されている。エッジ34は、平面形状が略角環形状を呈するとともに、縦断面形状がスピーカ装置の表面側(音響放射方向)に突出した略ロール形状を呈している。エッジ34は、適度なコンプライアンス(剛性)を備えており、非通気性を有している。エッジ34の外周部の縦断面形状は、平坦形状を呈している。エッジ34の外周部上面は、バッフル23を介してフレーム2の上部に固定されている。エッジ34とバッフル23、バッフル23とフレーム2の上部とは、それぞれ接着剤等により固定されている。バッフル23の平面形状は、略角環形状を呈している。
このように、本発明の実施の形態1によれば、固定部材16の収容部17が内プレート14及び内磁石12を収容した状態において、固定部材16の係合部18がヨーク11の底部に係合することにより、接着剤を用いることなく、内プレート14及び内磁石12をヨーク11に固定している。したがって、内磁石12を内プレート14と同じ大きさにした場合であっても、内プレート14と内磁石12との接合面から接着剤がはみ出し、はみ出した接着剤がボイスコイル22等のスピーカ装置の構成要素に接触したり付着したりする等して、異音を発生させる等のスピーカ装置の性能に影響を与える虞を抑止することができる。また、接着剤を用いないので、スピーカ装置の製造工程において、接着剤を用いた場合と比べて接着剤の乾燥装置や乾燥時間を設けることがなく、その分、設備を安価に構成できるとともに、作業環境が改善され、作業効率の向上を図ることができる。
また、本発明の実施の形態1によれば、特に、携帯電話等の携帯用電子機器に搭載されるスピーカ装置など、小型化したスピーカ装置において、内プレート14や内磁石12等の構成要素が小さくても、接着剤を用いて各構成要素を固定せずに固定部材16を用いてヨーク11に強固に固定しているので、十分な固定強度を得ることができる。
さらに、本発明の実施の形態1によれば、例えば、鉄等の磁性材料をプレス加工して略矩形状を呈する内プレート14を作製することにより、内プレート14の外周部にいわゆる「バリ」や「抜きダレ」が形成された場合であっても、内プレート14は固定部材16の収容部17に収容されているので、内プレート14の外周部に形成された「バリ」や「抜きダレ」がボイスコイル22に接触し、異音が発生することを抑止することができる。また、ボイスコイル22の振幅、特に、スピーカ装置の背面側(音響放射方向に対して反対側)への振幅を十分に確保することができる。
また、本発明の実施の形態1によれば、固定部材16は、例えば、銅、アルミニウム、亜鉛めっき鋼等の高導電率材料から構成され、内プレート14の表面の大部分を覆っている。つまり、固定部材16は、いわゆるショート・リングの機能をも有している。このため、スピーカ用磁気回路1を構成する磁性材料の透磁率の非直線性による歪(これを「電流歪」という。)、特に、2次高調波歪の発生を抑止することができる。これにより、スピーカ装置の音響特性、特に、高周波数領域の特性の落ち込みを改善することができる。
さらに、本発明の実施の形態1によれば、上記した従来のスピーカ装置のように、フレームの底部をヨークの底部の下方に配置する必要がないので、スピーカ装置の厚さを比較的薄くすることができる。このため、携帯電話等の携帯用電子機器が有する規定のスペースにスピーカ装置を比較的容易に収容することができる。
また、本発明の実施の形態1によれば、固定部材16を構成する上板部16aに開口部16aaが穿設されているので、第1振動部31が固定部材16に接触することを抑止することができるとともに、携帯電話等の携帯用電子機器が有する規定の高さに合わせつつ、第1振動部31を含む振動板21の全高を比較的大きくすることができる。
さらに、本発明の実施の形態1によれば、ヨーク11に穿設された貫通孔11e、11f、11g及び11hを通気孔として用いることができる。したがって、貫通孔11e、11f、11g及び11hの大きさを調整することにより、スピーカ装置の背圧を制御してスピーカ装置の最低共振周波数fを調整できる等、スピーカ装置の音響特性を向上させることができる。また、スピーカ用磁気回路内の温度を比較的低くでき、長期間に亘って安定してスピーカ装置を駆動させることができる。
実施の形態2.
図7は、本発明の実施の形態2に係るスピーカ用磁気回路41を適用したスピーカ装置において振動体を取り除いた状態における構成を示す概略断面図、図8は、図7に示すスピーカ装置の構成を示す背面図である。また、図9は、図7に示すスピーカ装置を構成するヨーク43の構成を示す背面図、図10は、図7に示すスピーカ装置を構成する固定部材42の構成を示す斜視図である。図7〜図10において、図1〜図6の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。
図7及び図8に示すスピーカ装置が図1〜図4に示すスピーカ装置と異なる点は、スピーカ用磁気回路1に換えて、スピーカ用磁気回路41が新たに設けられている点である。スピーカ用磁気回路41は、ヨーク43と内プレート14(図示略)及び外プレート15とにより内磁石12及び外磁石13を挟持する内磁型であって、内プレート14及び内磁石12が固定部材42によりヨーク43に固定されている。
なお、本実施の形態2では、内磁型のスピーカ用磁気回路41を採用する例を示しているが、これに限定されず、後述するボイスコイルに対し外側に磁石が配置される外磁型のスピーカ用磁気回路、ボイスコイルに対し内側にのみ磁石が配置される内磁型のスピーカ用磁気回路を採用しても良い。
また、本実施の形態2では、内磁石12及び外磁石13はその厚さ方向に着磁されている例を示しているが、これに限定されず、厚さ方向に対し交差する方向、例えば水平方向に着磁された、いわゆる「ラジアル型磁石」を用いても構わない。ラジアル型磁石を用いる場合には、内プレート14及び外プレート15を用いなくても良いので、スピーカ用磁気回路41は、ヨーク43と内磁石12及び外磁石13を有することになる。
ヨーク43は、例えば、上記したヨーク11と同一素材により構成されている。まず、ヨーク43の平面の全体形状が略矩形状を呈している点及び四隅に面取りが施されている点は、ヨーク11と同様である。また、貫通孔43e、43f、43g及び43hは、いずれも略同一の矩形状を呈しており、略同一寸法である。
次に、図9に示すヨーク43が図5に示すヨーク11と異なる点は、以下の通りである。すなわち、図5においては、貫通孔11e、11f、11g及び11hは、いずれもヨーク11の対応する4辺11a、11b、11c及び11dのそれぞれの中央から平行な位置に穿設されている。これに対し、図9においては、貫通孔43e及び43gはヨーク43の対応する2辺43a及び43cのそれぞれの中央から平行な位置に穿設されているが、貫通孔43f及び43hはヨーク43の対応する2辺43b及び43dのそれぞれの中央から平行な位置よりわずかに左右にずれて穿設されている。
固定部材42は、例えば、上記した固定部材16と同一素材により構成されている。まず、図10に示すように、固定部材42が平面の全体形状が略矩形状を呈している点と、上部外周四隅に面取りが施されている点については、上記した固定部材16(図6参照)と同様である。また、固定部材42が、上板部42aと、角環部42bと、垂下部42c、42d、42e及び42fとが一体に形成されて構成されている点も上記した固定部材16(図5参照)と同様である。さらに、上板部42aに略矩形状を呈する開口部42aaが穿設されている点も上記した固定部材16(図6参照)と同様である。
次に、図10に示す固定部材42が図6に示す固定部材16と異なる点は、以下の通りである。すなわち、図6においては、垂下部16c、16d、16e及び16fは、対応する角環部16bの四辺の略中央に接続されている。また、垂下部16c、16d、16e及び16fは、対応する角環部16bの四辺との接続部とそれぞれの先端16ca、16da、16ea及び16faまで、同一幅に形成されている。
これに対し、図10においては、垂下部42c及び42eは、対応する角環部42bの二辺の略中央に接続されているが、垂下部42d及び42fは、対応する角環部42bの二辺の略中央からわずかにずれて接続されている。図10の例では、垂下部42dは、対応する角環部42bの辺の略中央からわずかに図中左側にずれて接続されているのに対し、垂下部42fは、対応する角環部42bの辺の略中央からわずかに図中右側にずれて接続されている。つまり、垂下部42c及び42eは、内面がすべて対向しているのに対し、垂下部42d及び42fは、内面の一部のみが対向している。この垂下部42c及び42eの位置関係は、上記したヨーク43における貫通孔43fと43hの位置関係に対向している。
次に、垂下部42c、42d、42e及び42fは、対応する角環部42bの四辺との接続部からそれぞれの全長略3分の2までの位置42ca、42da、42ea及び42faは、同一幅に形成されている。しかし、垂下部42c、42d、42e及び42fにおいて、各位置42ca、42da、42ea及び42faからそれぞれの先端42cb、42db、42eb及び42fbまでは、互いに干渉しないように、幅が狭く形成されている。以上説明した固定部材42は、内磁石12及び内プレート14(図示略)が収容される収容部44と、ヨーク43の底部に係合する係合部45とから構成されているということができる。なお、スピーカ用磁気回路41の組み立て方法については、上記した実施の形態1におけるスピーカ用磁気回路1の組み立て方法と略同様である。
このように、本発明の実施の形態2によれば、固定部材42がヨーク43と係合する係合部45の位置をヨーク43の下面中心43jから外して、係合部45の長さを確保している。上記した実施の形態1における図4〜図6の例では、貫通孔11fと貫通孔11hと、垂下部16dと垂下部16fとがいずれも、ヨーク11及び固定部材16の長手方向の中心線に対して線対称である一方、図8〜図10の例では、貫通孔11fと貫通孔11hと、垂下部16dと垂下部16fとがいずれも、ヨーク43の下面中心43j及び固定部材42の中心に対し点対称である。これにより、本発明の実施の形態2によるスピーカ用磁気回路41は、上記した実施の形態1によるスピーカ用磁気回路1と比較して、ヨーク43と固定部材42との接触面積を大きく確保することができるので、その分固定強度を大きくすることができる。
実施の形態3.
図11は、本発明の実施の形態3に係るスピーカ用磁気回路51を適用したスピーカ装置において振動体を取り除いた状態における構成を示す概略断面図、図12は、図11に示すスピーカ装置の構成を示す背面図である。また、図13は、図11に示すスピーカ装置を構成する固定部材52の構成を示す斜視図である。図11〜図13において、図1〜図5の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。
図11及び図12に示すスピーカ装置が図1〜図4に示すスピーカ装置と異なる点は、スピーカ用磁気回路1に換えて、スピーカ用磁気回路51が新たに設けられている点である。スピーカ用磁気回路51は、ヨーク11と内プレート14及び外プレート15とにより内磁石12及び外磁石13を挟持する内磁型であって、内プレート14及び内磁石12が固定部材52によりヨーク11に固定されている。
なお、本実施の形態3では、内磁型のスピーカ用磁気回路51を採用する例を示しているが、これに限定されず、後述するボイスコイルに対し外側に磁石が配置される外磁型のスピーカ用磁気回路、ボイスコイルに対し内側にのみ磁石が配置される内磁型のスピーカ用磁気回路を採用しても良い。
また、本実施の形態3では、内磁石12及び外磁石13はその厚さ方向に着磁されている例を示しているが、これに限定されず、厚さ方向に対し交差する方向、例えば水平方向に着磁された、いわゆる「ラジアル型磁石」を用いても構わない。ラジアル型磁石を用いる場合には、内プレート14及び外プレート15を用いなくても良いので、スピーカ用磁気回路51は、ヨーク11と内磁石12及び外磁石13を有することになる。
固定部材52は、例えば、上記した固定部材16及び42と同一素材により構成されている。固定部材52は、図13に示すように、平面の全体形状が略十字形状を呈している。固定部材52は、上板部52aと、垂下部52b、52c、52d及び52eとが一体に形成されて構成されている。上板部52aは、略矩形状を呈する中央部52aaと、中央部52aaの四辺から略水平方向に張り出した張出部52ab、52ac、52ad及び52aeとが一体に形成されて構成されている。
張出部52abと張出部52acとは中央部52aaを挟んで対向し、張出部52adと張出部52aeとは中央部52aaを挟んで対向している。張出部52ab及び張出部52acのそれぞれの長さは略同一であり、張出部52ad及び張出部52aeのそれぞれの長さは略同一である。図13の例では、張出部52ab及び張出部52acのそれぞれの長さは、張出部52ad及び張出部52aeのそれぞれの長さの略4倍である。
張出部52abの中央部52aaとの接続部と反対側の一端には、垂下部52bが形成され、張出部52acの中央部52aaとの接続部と反対側の一端には、垂下部52dが形成されている。同様に、張出部52adの中央部52aaとの接続部と反対側の一端には、垂下部52cが形成され、張出部52aeの中央部52aaとの接続部と反対側の一端には、垂下部52eが形成されている。
固定部材52は、未使用状態では、垂下部52b、52c、52d及び52eが折り曲げられることなく、それぞれの先端52ba、52ca、52da及び52eaまで、対応する張出部52ab、52ac、52ad及び52aeの各一端と略同一平面上に位置するように形成されている。垂下部52b、52c、52d及び52eは、対応する張出部52ab、52ac、52ad及び52aeの各一端との接続部とそれぞれの先端52ba、52ca、52da及び52eaまで、同一幅に形成されている。以上説明した固定部材52は、内磁石12及び内プレート14が収容される収容部53と、ヨーク11の底部に係合する係合部54とから構成されているということができる。なお、スピーカ用磁気回路51の組み立て方法については、上記した実施の形態1におけるスピーカ用磁気回路1の組み立て方法と略同様である。
このように、本発明の実施の形態3によれば、上記した実施の形態1に係るスピーカ用磁気回路1及びスピーカ用磁気回路1を有するスピーカ装置と同様に、作業効率の向上、十分な固定強度を得ること、異音が発生することを抑止すること、スピーカ装置の背面側(音響放射方向に対して反対側)への振幅を十分に確保すること、スピーカ装置の音響特性、特に、高周波数領域の特性の落ち込みを改善すること、携帯電話等の携帯用電子機器が有する規定のスペースにスピーカ装置を比較的容易に収容すること、第1振動部31を含む振動板21の全高を比較的大きくすること、スピーカ装置の音響特性を向上させること、磁気回路内の温度を比較的低くでき、長期間にわかって安定してスピーカ装置を駆動させること、等が可能となる。また、本発明の実施の形態3によれば、固定部材52を必要最小限の材料で構成できるので、スピーカ用磁気回路51の軽量化を図ることができる。
実施の形態4.
図14は、本発明の実施の形態4に係るスピーカ用磁気回路61を適用したスピーカ装置において振動体を取り除いた状態における構成を示す概略断面図、図15は、図14に示すスピーカ装置の構成を示す背面図である。図14及び図15において、図11及び図12の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。
図14及び図15に示すスピーカ装置が図11及び図12に示すスピーカ装置と異なる点は、スピーカ用磁気回路51に換えて、スピーカ用磁気回路61が新たに設けられている点である。スピーカ用磁気回路61は、ヨーク62と内プレート14及び外プレート15とにより内磁石12及び外磁石13を挟持する内磁型であって、内プレート14及び内磁石12が固定部材52によりヨーク62に固定されている。
なお、本実施の形態4では、内磁型のスピーカ用磁気回路61を採用する例を示しているが、これに限定されず、後述するボイスコイルに対し外側に磁石が配置される外磁型のスピーカ用磁気回路、ボイスコイルに対し内側にのみ磁石が配置される内磁型のスピーカ用磁気回路を採用しても良い。
また、本実施の形態4では、内磁石12及び外磁石13はその厚さ方向に着磁されている例を示しているが、これに限定されず、厚さ方向に対し交差する方向、例えば水平方向に着磁された、いわゆる「ラジアル型磁石」を用いても構わない。ラジアル型磁石を用いる場合には、内プレート14及び外プレート15を用いなくても良いので、スピーカ用磁気回路61は、ヨーク62と内磁石12及び外磁石13を有することになる。
ヨーク62は、例えば、上記したヨーク11及び43と同一素材により構成されている。まず、ヨーク62において、平面の全体形状が略矩形状を呈している点、四隅に面取りが施されている点及び貫通孔62e、62f、62g及び62hがいずれも略同一の矩形状を呈しており、略同一寸法である点は、ヨーク11及び43と同様である。また、ヨーク62における貫通孔62e、62f、62g及び62hの位置関係は、ヨーク11における貫通孔11e、11f、11g及び11hの位置関係と同様である。
次に、図14に示すヨーク62が図11に示すヨーク11と異なる点は、以下の通りである。すなわち、図11においては、ヨーク11の底部が同一平面を形成しているのに対し、図14においては、固定部材52を構成する垂下部52b、52c、52d及び52eの折り曲げられた部分が挿入される凹部62i、62j、62k及び62mが形成されている。なお、スピーカ用磁気回路61の組み立て方法については、上記した実施の形態1におけるスピーカ用磁気回路1の組み立て方法と略同様である。
このように、本発明の実施の形態4によれば、上記した実施の形態3に係るスピーカ用磁気回路51及びスピーカ用磁気回路51を有するスピーカ装置と同様に、作業効率の向上、十分な固定強度を得ること、異音が発生することを抑止すること、スピーカ装置の背面側(音響放射方向に対して反対側)への振幅を十分に確保すること、スピーカ装置の音響特性、特に、高周波数領域の特性の落ち込みを改善すること、携帯電話等の携帯用電子機器が有する規定のスペースにスピーカ装置を比較的容易に収容すること、第1振動部31を含む振動板21の全高を比較的大きくすること、スピーカ装置の音響特性を向上させること、磁気回路内の温度を比較的低くでき、長期間にわかって安定してスピーカ装置を駆動させること、等が可能となる。また、本発明の実施の形態4によれば、係合部54を構成する垂下部52b、52c、52d及び52eの折り曲げられた部分が凹部62i、62j、62k及び62mに挿入されるので、上記した実施の形態3と比較して、固定部材52の係合部54の厚さ分だけ、スピーカ用磁気回路61の厚さを薄くすることができる。スピーカ用磁気回路61の厚さを薄くできるので、スピーカ装置を薄くすることができ、規定のスペースにスピーカ装置を収納することができる。
実施の形態5.
以上説明した実施の形態1〜4に係るスピーカ装置は、携帯電話、携帯ラジオあるいはPDA等の携帯用電子機器に搭載されて使用される。例えば、携帯電話は、表示合成回路、アンテナ、通信部、MPU、記憶部、操作部、送受話部、表示部等から概略構成されている。表示合成回路は、MPUから供給される静止又は動画像データと、電池の電池残量情報やアンテナの感度情報等の携帯電話内部の情報とを合成して表示部に表示する。通信部は、基地局から送信される無線電話信号をアンテナを介して受信して音声信号、静止画像データ、動画像データ、通信データ、あるいは制御信号に復調してMPUに供給する。また、通信部は、MPUから供給される音声信号、静止画像データ、動画像データ、通信データ、あるいは制御信号を無線電話信号に変調してアンテナを介して上記基地局に送信する。
MPUは、記憶部に記憶されている各種プログラムを実行してこの携帯電話の各部を制御するとともに、通信部から供給される制御信号をMPU内部の処理に用いる。また、MPUは、通信部から供給される音声信号を処理して送受話部に供給するとともに、送受話部から供給される音声信号を処理して通信部に供給する。さらに、MPUは、通信部から供給される静止画像データ、動画像データを処理して表示合成回路に供給するとともに、カメラ部から供給される静止画像データ、動画像データを処理して通信部に供給する。記憶部は、MPUが実行する各種プログラムや、使用者が操作部を操作することにより設定した相手先の電話番号等の各種データが記憶される。
操作部は、相手先の電話番号等の入力に用いられるテンキーや、通話許可、通話終了、表示の切換、現在の日付の修正等を指示するための各種のボタンからなる。送受話部は、上記した実施の形態1〜4のいずれかに係るスピーカ装置及びマイクからなる。送受話部は、MPUから供給される音声信号に基づいてスピーカ装置から音声を放出するとともに、マイクによって音声から変換された音声信号をMPUに供給することにより、相手先との通話等に用いられる。表示部は、表示器と、これらを駆動する駆動回路等とからなる。このように、本発明の実施の形態5によれば、携帯電話が有する規定のスペースにスピーカ装置を収容することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
また、上述の各実施の形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用することができる。
本発明の実施の形態1に係るスピーカ用磁気回路を適用したスピーカ装置の構成を示す概略断面図である。 図1に示すスピーカ装置において振動体を取り除いた状態における構成のうち、図1とは異なる部分で切断した概略断面図である。 図2に示すスピーカ装置において外プレートを取り除いた状態における斜視図である。 図1に示すスピーカ装置の構成を示す背面図である。 図1に示すスピーカ装置を構成するヨークの構成を示す背面図である。 図1に示すスピーカ装置を構成する固定部材の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係るスピーカ用磁気回路を適用したスピーカ装置において振動体を取り除いた状態における構成を示す概略断面図である。 図7に示すスピーカ装置の構成を示す背面図である。 図7に示すスピーカ装置を構成するヨークの構成を示す平面図である。 図7に示すスピーカ装置を構成する固定部材の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態3に係るスピーカ用磁気回路を適用したスピーカ装置において振動体を取り除いた状態における構成を示す概略断面図である。 図11に示すスピーカ装置の構成を示す背面図である。 図11に示すスピーカ装置を構成する固定部材52の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態4に係るスピーカ用磁気回路を適用したスピーカ装置において振動体を取り除いた状態における構成を示す概略断面図である。 図14に示すスピーカ装置の構成を示す背面図である。
符号の説明
1,41,51,61…スピーカ用磁気回路、2…フレーム、2a…上面、3…振動体、11,43,62…ヨーク、11a,11b,11c,11d,43a,43b,43c,43d,62a,62b,62c,62d,…辺、11e,11f,11g,11h,43e,43f,43g,43h,62e,62f,62g,62h…貫通孔、11j,43j…下面(底部)中心、11m…周辺部、12…内磁石、13…外磁石、14…内プレート、15…外プレート、16,42,52…固定部材、16a,42a,52a…上板部、16aa,42aa…開口部、16b,42b…角環部、16c,16d,16e,16f,42c,42d,42e,42f,52b,52c,52d,52e…垂下部、16ca,16da,16ea,16fa,42cb,42db,42eb,42fb,52ba,52ca,52da,52ea…先端、17,44,53…収容部、18,45,54…係合部、21…振動板、22…ボイスコイル、23…バッフル、31…第1振動部、32…ボイスコイル支持部(ボイスコイルボビン)、33…第2振動部、34…エッジ、42ca,42da,42ea,42fa…位置、52aa…中央部、52ab,52ac,52ad,52ae…張出部、62i,62j,62k,62m…凹部

Claims (13)

  1. 少なくとも磁石と、ヨークと、固定部材とを備え、
    前記固定部材が前記磁石を収容した状態において、前記ヨークに係合することにより、前記磁石が前記ヨークに固定されている
    ことを特徴とするスピーカ用磁気回路。
  2. 前記固定部材は係合部を備え、
    前記係合部が前記ヨークに形成されている開口部に挿入され、折り曲げられて前記ヨークと係合している
    ことを特徴とする請求項1に記載のスピーカ用磁気回路。
  3. 前記固定部材は、前記磁石を収容する収容部を備えている
    ことを特徴とする請求項2に記載のスピーカ用磁気回路。
  4. 前記収容部の音響放射側の面には、開口部が形成されている
    ことを特徴とする請求項3に記載のスピーカ用磁気回路。
  5. 前記ヨークに形成されている開口部は、外部と連通している
    ことを特徴とする請求項4に記載のスピーカ用磁気回路。
  6. 前記係合部は、前記収容部の端部から前記収容部の内側に向かって延在している
    ことを特徴とする請求項5に記載のスピーカ用磁気回路。
  7. 前記係合部は、前記ヨークの内側に向かって延在して前記ヨークの底部を支持している
    ことを特徴とする請求項5に記載のスピーカ用磁気回路。
  8. 前記係合部の端部は、前記ヨークの前記磁石が固定されている面とは反対の面にて、前記ヨークの中心に対し、点対称となるように配置されている
    ことを特徴とする請求項7に記載のスピーカ用磁気回路。
  9. 前記係合部にて支持される前記ヨークの底部は、前記ヨークの前記磁石が固定されている面とは反対の面に、凹部が形成されている
    ことを特徴とする請求項8に記載のスピーカ用磁気回路。
  10. 前記固定部材は、高導電率材料で構成されている
    ことを特徴とする請求項9に記載のスピーカ用磁気回路。
  11. 前記磁石の上にプレートが重ねられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のスピーカ用磁気回路。
  12. 請求項1に記載のスピーカ用磁気回路と、
    前記スピーカ用磁気回路を支持するフレームと、
    前記フレームに支持される振動体と、を備え、
    前記振動体は、エッジ部、振動部、ボイスコイルを備えている
    ことを特徴とするスピーカ装置。
  13. 請求項12に記載のスピーカ装置を備えている
    ことを特徴とする電子機器。
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JPWO2016038812A1 (ja) * 2014-09-10 2017-06-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 ラウドスピーカと、これを搭載した移動体装置

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