JP2010145950A - 液浸対物レンズ及びこの液浸対物レンズを有する顕微鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ピンセットの性能を高めることができる液浸対物レンズとこれを有する顕微鏡を提供すること。
【解決手段】NAが水の屈折率よりも高い液浸対物レンズ6において、na0≧1.3の条件を満たすna0以上のNAの光線にのみ作用し、λ0≦800nmの条件を満たすλ0以下の波長の光線のみを透過するダイクロイック膜7を設けた光学部材を備える液浸対物レンズ6。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ピンセット用途に適した液浸対物レンズ及びこの液浸対物レンズを有する顕微鏡に関する。
光の照射により媒質中の微粒子を捕捉し操作する光による微粒子操作方法は、一般に光ピンセットや光トラップと呼ばれ、光源に主としてレーザを用いることから、レーザツイーザやレーザトラッピングなどとも呼ばれている。光ピンセットでは、光源からのレーザ光(トラップ光)を集光光学系、例えば顕微鏡の対物レンズにより集光し、この集光光束を媒質中の微粒子に照射することにより、微粒子に発生する光の放射圧を利用して微粒子を捕捉・保持したり移動させたりする。光ピンセットは、生体細胞や微生物などを非接触でかつ非破壊で捕捉し操作する方法として様々な分野で利用されている(例えば、特許文献1を参照)。
光ピンセットは、近年顕微鏡を用いた生体研究分野で広く用いられている。細胞の特定部位、例えばバネ構造などに微粒子を特異的に付着させて光ピンセットでその微粒子を捕捉し引っ張って、バネ定数を測定して細胞内で発生する力を計測したり、細胞内の特定粒子を移動させたり、複数細胞の中から特定の細胞を選別したりすることが行われている。
このような生体研究分野では、対物レンズにより集光される光ピンセットのトラップ光が細胞にダメージを与えるのを防ぐため、細胞にほとんど吸収されない赤外光をトラップ光として使用することが多く、特に高出力のYAGレーザ(波長1064nm)などが使われている。また、捕捉微粒子や生体サンプルの観察は、透過照明による明視野観察だけでなく、非常に小さい場合が多い捕捉微粒子をコントラスト良く観察するために、蛍光による観察を行うことも多く、顕微鏡の観察系の照明光(透過照明光や蛍光観察を行うための励起光)・観察光(透過光や蛍光)の波長は可視域であることが多い。
また、このような生体研究分野の光ピンセットでは、一般にトラップ光を集光する対物レンズの開口数(以下NAと呼ぶ)は高い方が微粒子を捕捉する捕捉力も大きい。また捕捉する微粒子は水中の蛍光微粒子であることが多いため、捕捉した微粒子を観察する手段として明視野観察の他に落射蛍光観察が用いられることが多く、できるだけ明るい蛍光像を得るという観察者側のニーズからも、対物レンズのNAは高い方が望ましい。その結果、光ピンセットには水浸対物レンズや油浸対物レンズなどの液浸系対物レンズが使われることが多い。
さらに、特に蛍光微粒子が小さい場合や、サンプルのカバーガラスと水(培養液)の界面近傍での微粒子の様子をS/Nよく観察したい場合には、全反射蛍光観察(TIRF)を用いて捕捉した微粒子を観察することが多い。その場合観察用照明光である励起光は利便性の観点から対物レンズを通してサンプルへ入射させる対物照明方式が用いられることが多いが、サンプルのカバーガラスと水の界面で全反射を起こす角度で入射させる必要があるため使用する対物レンズのNAは少なくとも1.33(水の屈折率)より高い必要があり、実際には少なくともNA1.4以上の油浸対物レンズが用いられることが多い。
特開2002−303800号公報
NAが水の屈折率よりも高い液浸対物レンズを用いた場合、トラップ光のうちNAが水の屈折率よりも高い光はサンプルのカバーガラスと水の界面で全反射を起こし、前記界面近傍にエバネッセント場という定在場が生じる。一般にトラップ光は蛍光観察用励起光よりも高パワーで使用することが多いため、通常の蛍光観察やTIRFのみで生じるエバネッセント場よりもはるかに強いエバネッセント場が界面に生じることになる。
このエバネッセント場は、トラップ光による捕捉微粒子が界面近傍に存在する場合に、微粒子に対して引っ張り力を生じる。その結果本来のトラップ力以外の外力が微粒子に働くことになり、バネ定数の測定や微粒子の操作などに悪影響を及ぼすという問題がある。
このような問題を避けるために、トラップ光の導入光路に絞りを設け、対物レンズへ入射するトラップ光のNAを制限するという方法がある。しかしこの方法では、トラップ光の導入光路に対物レンズの後側焦点面と共役な面を設けてそこに絞りを設置する必要があり、その結果装置が大きく複雑になるという問題がある。また安定的にトラップを行うためには、対物レンズに入射するトラップ光の強度分布は対物レンズの光軸中心に関して対称性が良いことが必要であり、多くのリレー系を介して対物レンズの瞳から離れた共役面で光束を絞る場合には絞りの中心出しなどの微調整が欠かせないという問題がある。
本発明は上記課題を解決するために考案されたものであり、光ピンセットの性能を高めることができる液浸対物レンズを提供することを目的とし、さらに、この液浸対物レンズを有する顕微鏡を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る液浸対物レンズは、NAが水の屈折率よりも高い液浸対物レンズにおいて、以下の条件を満たすna0以上のNAの光線にのみ作用し、以下の条件を満たすλ0以下の波長の光線のみを透過するダイクロイック膜を設けた光学部材を備えることを特徴とする。
na0≧1.3
λ0≦800nm
また、本発明に係る顕微鏡は、前記液浸対物レンズを有することを特徴とする。
本発明によれば、光ピンセットの性能を高めることができる。
以下、本願の実施形態に係る液浸対物レンズ及びこの液浸対物レンズを有する顕微鏡について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態の液浸対物レンズを有する顕微鏡の構成を概略的に示す図である。
図2は、本実施形態の液浸対物レンズを使用した光ピンセットの原理を説明する図である。
図3は、本実施形態の液浸対物レンズに備えるダイクロイック膜を設けた光学部材を示す図である。
まず、本実施形態の液浸対物レンズ6を有する顕微鏡の構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態の液浸対物レンズ6を有する顕微鏡は光ピンセットによる微粒子操作が可能な装置を備えた透過型光学顕微鏡である。なお、顕微鏡の形態は特に限定されず、落射照明蛍光顕微鏡、全反射照明蛍光顕微鏡などであってもよい。本実施形態の液浸対物レンズ6を有する顕微鏡は、トラップ光を供給するための光源1を備えている。光源1は例えば高出力のYAGレーザであり、波長1064nmの赤外レーザ光を供給する。
光源1から供給された光は、例えば光ファイバのようなライトガイド2に入射し、その内部を伝播した後に射出端から射出される。ライトガイド2の射出端からの発散光は、コレクタレンズ3を介してほぼ平行光束となり、ダイクロイックミラー4に入射する。ここで、コレクタレンズ3は、駆動部5の作用により、光軸AXに沿って移動可能に構成されている。また、ダイクロイックミラー4は、光源1からの光を波長選択的に反射する特性を有する。
光源1からのトラップ光は、ダイクロイックミラー4で反射された後、水の屈折率1.33よりも高いNAを有し球面収差が良好に補正された液浸対物レンズ6へ向かう。ここで、本実施形態の液浸対物レンズ6には、液浸対物レンズ6の後側焦点面近傍にダイクロイック膜7が設けられている。ダイクロイック膜7は図2に示すように平行平面板8に蒸着されているが、図1では平行平面板8の図示を省略している。このダイクロイック膜7の特性とトラップ光への作用については後に詳述するが、ダイクロイック膜7によってトラップ光の光束は絞られ、NAが制限されることになる。
トラップ光は、液浸対物レンズ6によって、その前側焦点位置の近傍に集光され、その集光位置の近傍に位置決めされた媒質B中の微粒子Sに照射される。微粒子Sを含む媒質Bは、例えばシャーレやスライドガラスなどの不図示のホルダとその上部を覆う不図示のカバーガラスによって保持された水(培養液)である。なお、液浸対物レンズ6とカバーガラスとの間は、不図示のイマージョンオイル(屈折率1.51)などの浸液で満たしてある。
また、本実施形態の液浸対物レンズ6を有する顕微鏡は、捕捉微粒子や生体サンプルを観察するための透過照明光源11を備えている。透過照明光源11は、例えばハロゲンランプであり、可視光を供給する。透過照明光源11からの照明光は、図1に点線で示すように、照明光学系12を介して媒質B及びその中の微粒子Sを照明する。照明された微粒子Sからの観察光(媒質Bを透過した可視光)は、微粒子Sとダイクロイック膜7の間でトラップ光よりも径の大きな光束として図1に実線で示すように、液浸対物レンズ6を介してほぼ平行光束となり、ダイクロイック膜7を透過して(ダイクロイック膜7の観察光への作用については後に詳述する)、ダイクロイックミラー4に入射する。ここで、ダイクロイックミラー4は、透過照明光源11からの光を波長選択的に透過する特性を有する。
透過照明光源11からの照明光で照明された微粒子Sからの観察光は、ダイクロイックミラー4を透過した後、第2対物レンズ13を介して所定の像面14に微粒子Sの像を形成する。像面14に形成された微粒子Sの像は、例えば像面14に対して位置決めされたCCDカメラなどの撮像手段15や接眼レンズ16を介して、肉眼17により観察される。このようにして、観察系を構成する透過照明光源11、照明光学系12、液浸対物レンズ6、第2対物レンズ13、撮像手段15、及び/又は接眼レンズ16により、観察者は微粒子Sを観察することができる。なお、捕捉微粒子S以外の媒質B中の生体サンプルの観察についても同様である。
次に、本実施形態の液浸対物レンズ6を使用した光ピンセットの原理を説明する。
図2には、図1の液浸対物レンズ6と微粒子Sとが拡大して示されている。なお、図2においては浸液、カバーガラスだけでなく、媒質Bも図示を省略している。図2に示すように、トラップ光のほぼ平行光束L1は、平行平面板8の上面に蒸着されているダイクロイック膜7によって絞られた後、液浸対物レンズ6に入射し、液浸対物レンズ6によって、その光軸AX上の点Pに集光する。こうして、液浸対物レンズ6を介して生成された集光光束(例えば円錐状又は円錐筒状の集光光束)L11が、集光点Pの近傍に存在する微粒子Sに照射される。なお、図2では、光ピンセットの原理の理解を助けるために、微粒子Sを実際よりも非常に大きく図示している。
微粒子Sに照射された集光光束L11は、微粒子Sの表面で反射されたり、微粒子Sの内部で屈折したりして、その進行方向が変化する。その結果、集光光束L11の運動量が変化し、その運動量の変化に応じた放射圧が発生し、図2中において太い実線の矢印で示すような力Fが微粒子Sに作用する。
ここで、微粒子Sが周囲の媒質(図2では不図示)Bの屈折率よりも大きい屈折率を有し且つ光吸収のない球形状の微粒子である場合には、集光光束L11の運動量変化の解析から、放射圧は光強度の高い方に作用し、力Fとして微粒子Sを集光点Pに向かって引き寄せるような捕捉力が作用することが知られている。したがって、本実施形態の液浸対物レンズ6を使用した光ピンセットでは、この捕捉力Fを利用して、微粒子Sを捕捉し操作する。また、媒質B中の微粒子Sを捕捉し操作する際に、観察系を用いて微粒子Sの様子を観察する。
なお、上述した本実施形態の液浸対物レンズ6を有する顕微鏡のように、トラップ光の波長と観察光の波長とが実質的に異なる場合、液浸対物レンズ6の軸上色収差に起因して、トラップ光の集光点Pの位置と、観察系における液浸対物レンズ6の合焦位置とが光軸AX方向にずれ、微粒子Sの像の良好な観察が困難になるという問題があるが、本実施形態の液浸対物レンズ6を有する顕微鏡では、駆動部5の作用により光軸AXに沿ってコレクタレンズ3を移動することによって、トラップ光の集光点Pの位置を光軸AXに沿って移動することができる。この構成により、上記問題を解決することができる。
また、上述のように、本実施形態の液浸対物レンズ6は、透過型光学顕微鏡に用いられるとは限らず、落射照明蛍光顕微鏡、全反射照明蛍光顕微鏡などにも使用できるものであり、液浸対物レンズ6の最大NAは水の屈折率1.33よりも高く、例えば最大NA1.45である。なお、液浸対物レンズ6を有する顕微鏡が蛍光顕微鏡である場合は、上記構成の透過型光学顕微鏡に、蛍光観察のための内部に複数のフィルタキューブを有するフィルタターレット、落射照明光源、落射照明シャッタ、透過照明シャッタなどの部材が追加となる。
次に、本実施形態の液浸対物レンズ6に設けたダイクロイック膜7について説明する。
例えば最大NA1.45の液浸対物レンズ6に、次に述べる特性を有するダイクロイック膜7が設けられていない場合は、上述のようにトラップ光のうちNAが水の屈折率よりも高い光はサンプルのカバーガラスと水(媒質B)の界面で全反射を起こし、前記界面近傍にエバネッセント場を発生させ、結果として光ピンセットの性能に悪影響を及ぼしてしまう。この問題を解決するために、本実施形態の液浸対物レンズ6には、液浸対物レンズ6の後側焦点面近傍に、平行平面板8に蒸着されたダイクロイック膜7が設けられている。
図3は、図1、2の上方から光軸方向にダイクロイック膜7を見た図である。図3に示すように、ダイクロイック膜7は、中空ドーナツ形状であり、以下の条件式(1)を満たすna0以上のNAの光線にのみ作用し、以下の条件式(2)を満たすλ0以下の波長の光線のみを透過する特性を有する。
(1) na0≧1.3
(2) λ0≦800nm
ダイクロイック膜7が蒸着されている平行平面板8の上面に達する光線のNA、即ち、液浸対物レンズ6の反対側から(図2において上方から)平行平面板8の上面に達する光線(例えば上述のトラップ光や落射照明・全反射照明蛍光観察用の励起光の光線)、又は液浸対物レンズ6側から(図2において下方から)平行平面板8の上面に達する光線(例えば上述の透過光や蛍光の光線)のNAは、図3において、光軸AXに一致する原点を共有し互いに直交するX軸とY軸によって形成されるXY平面(平行平面板8の上面)上の1点と原点との距離に対応させることができる。
ダイクロイック膜7は、内周部分に達する光線のNAがna0になるように、また外周部分(或いは外径に余裕をもたせて形成した場合はこれより内側の周部分)に達する光線のNAが液浸対物レンズ6の最大NA(例えば1.45)以上となるように、輪帯状に形成されているため、NAがna0以上の光線にのみ作用する。また、ダイクロイック膜7の透過波長域はλ0以下である。これらna0(ダイクロイック膜7が作用する光線のNAの下限値)、λ0(ダイクロイック膜7を透過する光線の波長の上限値)は、それぞれ上記条件式(1)、(2)を満たす任意の値に設定することができる。例えばna0=1.3、λ0=800nmである。
本実施形態の液浸対物レンズ6によれば、上述のトラップ光、例えば波長が1064nmでλ0(例えば800nm)より長いYAGレーザ光は、NAがna0(例えば1.3)を超える成分がダイクロイック膜7に反射されるため、サンプルのカバーガラスと水(媒質B)の界面には、NAが水の屈折率よりも高いトラップ光成分によるエバネッセント場は発生せず、その結果捕捉された微粒子Sに余計な外力が働いて測定や捕捉作業に悪影響を及ぼすという問題がない。また、ダイクロイック膜7の中空部分を通るNAがna0よりも小さいトラップ光の成分は、何ら妨げられることなく微粒子Sに照射される。
また、捕捉微粒子や生体サンプルを観察するための可視透過照明光、蛍光観察を行うための可視励起光、サンプルからの蛍光は、波長がλ0より短いため、ダイクロイック膜7は中空部分を通る光線と共にその外側の高NAの光線も透過する。よってダイクロイック膜7を設けた状態でも、通常の液浸対物レンズと同様の観察を行うことができる。
さらに、本実施形態では、対物照明方式の全反射蛍光観察(TIRF)を行う場合でも、水の屈折率1.33よりも高いNAの可視励起光は上記特性を有するダイクロイック膜7を透過するので、何ら問題なくTIRFを行うことができる。
以上のように、本実施形態の液浸対物レンズ及びこの液浸対物レンズを有する顕微鏡によれば、装置の大型化・複雑化を招くことなく、トラップ光によるエバネッセント場の発生を防ぎ、光ピンセットの性能を高めることができる。
なお、上述の実施形態は例に過ぎず、上述の構成に限定されるものではなく、本発明の範囲内において適宜修正、変更が可能である。
例えば、平行平面板8の中央は、ダイクロイック膜7の中空部分に合わせて中空にしてもよい。
また、ダイクロイック膜7は、液浸対物レンズ6の後側焦点面近傍の少なくとも一箇所に設けることができる。或いは、ダイクロイック膜7を液浸対物レンズ6ではなく、その後側焦点面と共役な面に設けてもよい。
本実施形態の液浸対物レンズを有する顕微鏡の構成を概略的に示す図である。 本実施形態の液浸対物レンズを使用した光ピンセットの原理を説明する図である。 本実施形態の液浸対物レンズに備えるダイクロイック膜を設けた光学部材を示す図である。
符号の説明
1 光源
2 ライトガイド
3 コレクタレンズ
4 ダイクロイックミラー
5 駆動部
6 液浸対物レンズ
7 ダイクロイック膜
8 平行平面板
11 透過照明光源
12 照明光学系
13 第2対物レンズ
14 像面
15 撮像手段
16 接眼レンズ
AX 光軸
B 媒質
S 微粒子
P 集光点
F 捕捉力

Claims (4)

  1. NAが水の屈折率よりも高い液浸対物レンズにおいて、
    以下の条件を満たすna0以上のNAの光線にのみ作用し、以下の条件を満たすλ0以下の波長の光線のみを透過するダイクロイック膜を設けた光学部材を備えることを特徴とする液浸対物レンズ。
    na0≧1.3
    λ0≦800nm
  2. 前記ダイクロイック膜を設けた光学部材は、前記液浸対物レンズの後側焦点面又はその近傍に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液浸対物レンズ。
  3. 前記ダイクロイック膜を設けた光学部材は、平行平面板であることを特徴とする請求項1又は2に記載の液浸対物レンズ。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の液浸対物レンズを有することを特徴とする顕微鏡。
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