JP2010145558A - 液晶表示装置の検査方法及び検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】液晶表示装置の画像表示面全体を均一に押圧して、不良品を精度良く検出する方法及びその検査装置を提供する。
【解決手段】液晶表示装置3の画像表示面31を、複数のローラ61を各ローラ61の軌跡が他のローラ61の軌跡と重なり合うように互い違いに取り付けた押圧部8で押圧しながら、画像表示面31に表示される画像を撮影し、このように撮影した画像を、押圧開始前に撮影した基準画像と比較して液晶表示装置3の良否判定をする液晶表示装置3の検査方法及び検査装置。
【選択図】図1
【解決手段】液晶表示装置3の画像表示面31を、複数のローラ61を各ローラ61の軌跡が他のローラ61の軌跡と重なり合うように互い違いに取り付けた押圧部8で押圧しながら、画像表示面31に表示される画像を撮影し、このように撮影した画像を、押圧開始前に撮影した基準画像と比較して液晶表示装置3の良否判定をする液晶表示装置3の検査方法及び検査装置。
【選択図】図1
Description
本発明は透過型及び半透過型の液晶表示装置の対向基板間の短絡を精度良く検出する方法、並びにその検査装置に関するものである。
一般的に液晶表示装置は、対向するガラス基板の電極間に液晶を挟装して構成されており、この液晶に画像表示指令信号として電圧を印加して液晶分子の向きを制御し、外部からの入射光とカラーフィルタ等を利用して画像を表示している。
このような液晶表示装置は、製造過程において不良品が発生する場合がある。例えば、対向するガラス基板の電極間に金属異物が混入したり、電極のエッチング不良があったりする。
これらの異物が両電極間で接触し短絡すると、液晶表示面に、常時点灯する点や、線欠陥を発生させる。この短絡の発生は、異物の形状や寸法、画像表示面の撓み等の影響を受ける。
従来、短絡欠陥検査工程では、画像表示面を押圧し、対向電極間を狭めることにより、短絡を顕在化させて欠陥検出をおこなっている。
例えば偏光板貼り付け用の横長の円筒状ローラによって液晶表示面を加圧して短絡を健在化させて検出するもの(特許文献1)や定加重バネを装着した検査用押圧具によってほぼ一定の加重をかけて液晶表示装置を押圧する検査用具(特許文献2)が提案されている。
このような液晶表示装置は、製造過程において不良品が発生する場合がある。例えば、対向するガラス基板の電極間に金属異物が混入したり、電極のエッチング不良があったりする。
これらの異物が両電極間で接触し短絡すると、液晶表示面に、常時点灯する点や、線欠陥を発生させる。この短絡の発生は、異物の形状や寸法、画像表示面の撓み等の影響を受ける。
従来、短絡欠陥検査工程では、画像表示面を押圧し、対向電極間を狭めることにより、短絡を顕在化させて欠陥検出をおこなっている。
例えば偏光板貼り付け用の横長の円筒状ローラによって液晶表示面を加圧して短絡を健在化させて検出するもの(特許文献1)や定加重バネを装着した検査用押圧具によってほぼ一定の加重をかけて液晶表示装置を押圧する検査用具(特許文献2)が提案されている。
しかしながら、従来の技術はいずれも押圧具として、1本のローラを使用しているために、押圧したとき接触する部分は線状となる。
また、液晶表示装置は検査台にその4辺を把持して固定されているので、この画像表示面をローラで押圧すると、外側は内側より撓みにくく、中央部寄りほど撓み易くなる。
そして、ローラの接触面は直線であるために、押圧力はローラの両端に多くかかる。
このように、従来の押圧具では、液晶表示装置の画像表示面全体を均一に押圧できず、表示面全体を均一に精度良く検査できないという問題があった。
また、液晶表示装置は検査台にその4辺を把持して固定されているので、この画像表示面をローラで押圧すると、外側は内側より撓みにくく、中央部寄りほど撓み易くなる。
そして、ローラの接触面は直線であるために、押圧力はローラの両端に多くかかる。
このように、従来の押圧具では、液晶表示装置の画像表示面全体を均一に押圧できず、表示面全体を均一に精度良く検査できないという問題があった。
この発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、液晶表示装置の表示面全体を均一に押圧して、不良品を精度良く検出する方法及びその検査装置を提供することを目的とする。
この発明による液晶表示装置の検査装置は、
対向するガラス基板に設けた電極間に液晶を挟装する液晶表示装置の画像表示面を押圧して電極間の短絡を検出する検査装置において、
液晶表示装置を固定する検査台と、
液晶表示装置の電極端子に検査用の駆動信号を入力する信号入力手段と、
画像表示面を押圧する複数のローラと、
複数のローラを、押圧時の各ローラの軌跡が、他のローラの軌跡と重なり合うように互い違いに取り付けて移動させるローラ駆動制御機構と、
画像表示面の画像を撮影する撮影機構と、
画像から液晶表示装置の表示品位を判断する良否判定部
とを備えたことを特徴とするものである。
対向するガラス基板に設けた電極間に液晶を挟装する液晶表示装置の画像表示面を押圧して電極間の短絡を検出する検査装置において、
液晶表示装置を固定する検査台と、
液晶表示装置の電極端子に検査用の駆動信号を入力する信号入力手段と、
画像表示面を押圧する複数のローラと、
複数のローラを、押圧時の各ローラの軌跡が、他のローラの軌跡と重なり合うように互い違いに取り付けて移動させるローラ駆動制御機構と、
画像表示面の画像を撮影する撮影機構と、
画像から液晶表示装置の表示品位を判断する良否判定部
とを備えたことを特徴とするものである。
対向するガラス基板に設けた電極間に液晶を挟装する液晶表示装置の画像表示面を押圧して電極間の短絡を検出する検査方法において、
液晶表示装置を検査台に固定するステップと、
液晶表示装置の電極端子に検査用の駆動信号を入力するステップと、
画像表示面を、複数のローラを各ローラの軌跡が他のローラの軌跡と重なり合うように互い違いに取り付けた押圧部で押圧しながら、画像表示面の画像を撮影するステップと、
画像から液晶表示装置の表示品位の良否を判断するステップとを含むものである。
液晶表示装置を検査台に固定するステップと、
液晶表示装置の電極端子に検査用の駆動信号を入力するステップと、
画像表示面を、複数のローラを各ローラの軌跡が他のローラの軌跡と重なり合うように互い違いに取り付けた押圧部で押圧しながら、画像表示面の画像を撮影するステップと、
画像から液晶表示装置の表示品位の良否を判断するステップとを含むものである。
この発明による液晶表示装置の検査装置は、
液晶表示装置を固定する検査台と、
液晶表示装置の電極端子に検査用の駆動信号を入力する信号入力手段と、
画像表示面を押圧する複数のローラと、
複数のローラを、押圧時の各ローラの軌跡が、他のローラの軌跡と重なり合うように互い違いに取り付けて移動させるローラ駆動制御機構と、
画像表示面の画像を撮影する撮影機構と、
画像から液晶表示装置の表示品位を判断する良否判定部
とを備えたものなので、
液晶表示装置の画像表示面全体を均一に押圧でき、画像表示面全体を精度良く検査できる。
液晶表示装置を固定する検査台と、
液晶表示装置の電極端子に検査用の駆動信号を入力する信号入力手段と、
画像表示面を押圧する複数のローラと、
複数のローラを、押圧時の各ローラの軌跡が、他のローラの軌跡と重なり合うように互い違いに取り付けて移動させるローラ駆動制御機構と、
画像表示面の画像を撮影する撮影機構と、
画像から液晶表示装置の表示品位を判断する良否判定部
とを備えたものなので、
液晶表示装置の画像表示面全体を均一に押圧でき、画像表示面全体を精度良く検査できる。
また、この発明による液晶表示装置の検査方法は、
液晶表示装置を検査台に固定するステップと、
液晶表示装置の電極端子に検査用の駆動信号を入力するステップと、
画像表示面を、複数のローラを各ローラの軌跡が他のローラの軌跡と重なり合うように互い違いに取り付けた押圧部で押圧しながら、画像表示面の画像を撮影するステップと、
画像から液晶表示装置の表示品位の良否を判断するステップとを含むものなので、
液晶表示装置の画像表示面全体を均一に押圧でき、画像表示面全体を精度良く検査できる。
液晶表示装置を検査台に固定するステップと、
液晶表示装置の電極端子に検査用の駆動信号を入力するステップと、
画像表示面を、複数のローラを各ローラの軌跡が他のローラの軌跡と重なり合うように互い違いに取り付けた押圧部で押圧しながら、画像表示面の画像を撮影するステップと、
画像から液晶表示装置の表示品位の良否を判断するステップとを含むものなので、
液晶表示装置の画像表示面全体を均一に押圧でき、画像表示面全体を精度良く検査できる。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1はこの発明の実施の形態1における液晶表示装置の検査装置1(以下検査装置1という)の概略構成図であって、検査装置1全体を真横から見た図である。
図2は、検査装置1の平面図である。
図3は、検査装置1で検査をする対象である液晶表示装置3の断面図である。
この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1はこの発明の実施の形態1における液晶表示装置の検査装置1(以下検査装置1という)の概略構成図であって、検査装置1全体を真横から見た図である。
図2は、検査装置1の平面図である。
図3は、検査装置1で検査をする対象である液晶表示装置3の断面図である。
検査装置1の具体的構造を説明する前に、この検査装置1で検出しようとする液晶表示装置3の不具合例について説明する。
図3に示すように、TFTを付加した液晶表示装置3の場合、一方のガラス基板102には対向電極103が設けられ、他方のガラス基板105にはソース又はゲートライン106と絵素電極107がパターニングされている。そして、それらの部材の間には液晶材104が充填されている。
ダスト101は不具合の原因となる物質である。パターニング工程で発生する剥がれや外部から侵入した塵などである。これが同時に上下の電極に接触すると液晶表示装置3が予期せぬ表示をすることになる。
図3に示すように、TFTを付加した液晶表示装置3の場合、一方のガラス基板102には対向電極103が設けられ、他方のガラス基板105にはソース又はゲートライン106と絵素電極107がパターニングされている。そして、それらの部材の間には液晶材104が充填されている。
ダスト101は不具合の原因となる物質である。パターニング工程で発生する剥がれや外部から侵入した塵などである。これが同時に上下の電極に接触すると液晶表示装置3が予期せぬ表示をすることになる。
図3のように、両電極に同時に接触していないダスト101であっても、これが液晶材104の中で動いて短絡を起こす可能性がある。検査装置1は、このような潜在的不良箇所を精度良く検出するためのものである。
潜在的不良箇所を検出するには、押圧具でガラス基板102を押せばよい。故意に短絡を顕在化させるのである。ガラス基板はやや弾性があるので上から押圧すると下側へ撓む。すると、対向電極103も撓んでこれが液晶材104を押しのけ、ダスト101に接触し、短絡が発生する。すると、液晶表示装置3のその部分をバックライトの光が透過して点灯し、その場所に不良原因が存在することを知ることができる。
潜在的不良箇所を検出するには、押圧具でガラス基板102を押せばよい。故意に短絡を顕在化させるのである。ガラス基板はやや弾性があるので上から押圧すると下側へ撓む。すると、対向電極103も撓んでこれが液晶材104を押しのけ、ダスト101に接触し、短絡が発生する。すると、液晶表示装置3のその部分をバックライトの光が透過して点灯し、その場所に不良原因が存在することを知ることができる。
次に、検査装置1の概略構成を説明する
バックライトユニット2の上に検査対象である液晶表示装置3を載置する検査台4が据え付けられている。そして検査台4は液晶駆動装置5に接続されており、この液晶駆動装置5は検査装置1全体を制御する制御コンピュータ30に接続されている。
また、検査台4には液晶駆動装置5からの映像信号を液晶表示装置3に伝送するコネクタ類を備えている。
バックライトユニット2の上に検査対象である液晶表示装置3を載置する検査台4が据え付けられている。そして検査台4は液晶駆動装置5に接続されており、この液晶駆動装置5は検査装置1全体を制御する制御コンピュータ30に接続されている。
また、検査台4には液晶駆動装置5からの映像信号を液晶表示装置3に伝送するコネクタ類を備えている。
液晶駆動装置5は、制御コンピュータ30からの命令により、検査対象である液晶表示装置3の検査信号をオンオフする。この信号は検査台4を介して液晶表示装置3の電極端子に入力され、液晶表示装置3が駆動状態となる。
バックライトユニット2は液晶表示装置3の下面から上に向けて光を発し、この光が液晶表示装置3を通過する状況を観察することで、液晶表示装置3の電極間に印加した電圧に対して正しく液晶分子の向きが変わっているかどうかを知ることができ、液晶表示装置3の表示品位を確認できる。
なお、本実施の形態では検査台4を介して液晶駆動装置5と液晶表示装置3を接続しているが、検査台3を介さずに直接接続する構成であっても良い。
バックライトユニット2は液晶表示装置3の下面から上に向けて光を発し、この光が液晶表示装置3を通過する状況を観察することで、液晶表示装置3の電極間に印加した電圧に対して正しく液晶分子の向きが変わっているかどうかを知ることができ、液晶表示装置3の表示品位を確認できる。
なお、本実施の形態では検査台4を介して液晶駆動装置5と液晶表示装置3を接続しているが、検査台3を介さずに直接接続する構成であっても良い。
液晶表示装置3の画像表示面を押圧する複数のローラ61を備えた押圧部8が、これを上下方向に昇降させるZ軸ロボット10に接続され、Z軸ロボット10は、これを左右に移動させるX軸ロボット11に、X軸ロボット11はこれを手前から奥方向へ移動させるY軸ロボット12に接続されている。
図4は検査装置1の制御系統を示すシステム構成図である。
X、Y、Z軸ロボットは、それぞれX軸、Y軸、Z軸コントローラ28に接続され、さらに各軸コントローラ28は、制御コンピュータ30の制御部21に接続され、ローラ駆動制御機構を構成する。
図4は検査装置1の制御系統を示すシステム構成図である。
X、Y、Z軸ロボットは、それぞれX軸、Y軸、Z軸コントローラ28に接続され、さらに各軸コントローラ28は、制御コンピュータ30の制御部21に接続され、ローラ駆動制御機構を構成する。
これによって、制御コンピュータ30からの指令に基づいて、押圧部8を任意の場所に移動でき、任意の押圧力で押圧できる。複数のCCDカメラ15は、検査台4上の液晶表示装置3の画像表示面31の画像を撮影する。CCDカメラ15はXYZの各軸コントローラにも接続されているので、各軸ロボットの動きに合わせて画像表示面31を撮影できる。
撮影された画像は制御コンピュータ30の良否判定部27で良否判定されると同時に検査のログも保管される。
撮影された画像は制御コンピュータ30の良否判定部27で良否判定されると同時に検査のログも保管される。
以下に、検査装置1の押圧部8の詳細を説明する。
図5は、液晶表示装置3の画像表示面31を押圧するローラユニット6をローラユニット支持部材7に取り付けた状態の押圧部8の側面図である。
図6は押圧部8の正面図(押圧部8をY軸ロボット側から見た図)である。
画像表示面31を上面から押圧するローラユニット6は、ローラ61と、ローラ61を支持するローラ支持部材62と、このローラ支持部材62の外周に取り付けたクッション用の伸縮部材63と、ローラ支持部材62と伸縮部材63に接続されたエアシリンダ64で構成されている。エアシリンダ64は、圧搾空気により伸縮し、個別のローラユニット6単位で伸縮量を制御できる。この役割については後述する。
図5は、液晶表示装置3の画像表示面31を押圧するローラユニット6をローラユニット支持部材7に取り付けた状態の押圧部8の側面図である。
図6は押圧部8の正面図(押圧部8をY軸ロボット側から見た図)である。
画像表示面31を上面から押圧するローラユニット6は、ローラ61と、ローラ61を支持するローラ支持部材62と、このローラ支持部材62の外周に取り付けたクッション用の伸縮部材63と、ローラ支持部材62と伸縮部材63に接続されたエアシリンダ64で構成されている。エアシリンダ64は、圧搾空気により伸縮し、個別のローラユニット6単位で伸縮量を制御できる。この役割については後述する。
図1に示すようにローラユニット6は検査装置1を横から見たとき、左右2列に配置されている。そして図2、図6で示すように各列のローラ61は、各ローラ61が左右に移動するときに、それぞれの軌跡が、隣の列のローラ61が通る軌跡とオーバラップするように互い違いに配置されている。
この構造によって、押圧部8を画像表示面31の右端上から左端上に向けて1回移動させるだけで、画像表示面31全体を各ローラ61で残らず押圧できることになる。
この構造によって、押圧部8を画像表示面31の右端上から左端上に向けて1回移動させるだけで、画像表示面31全体を各ローラ61で残らず押圧できることになる。
押圧部8はZ軸ロボット10によって上下運動し、押圧部8の高さを変更することによって、液晶表示装置3の画像表示面31に対する押圧力を変更できる。この場合、全てのローラの押圧力が変わることになる。
図7は従来の検査装置においてローラで画像表示面を押圧した時の、ローラと画像表示装置の断面図である。aの位置がガラス基板の端部で、液晶表示装置の周囲の4辺が固定されているので端部近傍はあまり撓まない。これを、長いローラで押圧すると、図7のように全体が撓んで中央部は押圧することができない。
図7は従来の検査装置においてローラで画像表示面を押圧した時の、ローラと画像表示装置の断面図である。aの位置がガラス基板の端部で、液晶表示装置の周囲の4辺が固定されているので端部近傍はあまり撓まない。これを、長いローラで押圧すると、図7のように全体が撓んで中央部は押圧することができない。
しかし、本実施の形態のローラ61は複数有り、更に伸縮部材63が取り付けられているので、押圧時に液晶表示装置3の画像表示面31の撓み方が場所によって違ったとしても、他の場所の押圧に影響が出ない。
また、ローラユニット6にはエアシリンダ64が取り付けられていて、このシリンダ64を伸縮させることによって、個別のローラユニット6の高さも制御できる。
また、ローラユニット6にはエアシリンダ64が取り付けられていて、このシリンダ64を伸縮させることによって、個別のローラユニット6の高さも制御できる。
ローラユニット6の高さを個別に制御できるということは、ローラユニット6にかかる押圧力を各ユニットごとに変化させることが可能であるということになる。この機能を利用すると、画像表示面31の端部近傍を押圧するローラ61と中央寄りを押圧するローラ61の高さに段階的変化をつけておいて、全てのローラユニット6を取り付けているローラユニット支持部材7をZ軸ロボットで押圧することによって、結果的に画像表示面31の全ての場所を押圧する力が均一になるように補正することも可能である。
反対に、4辺近傍の撓みにくい場所をより強く押圧して検査することも可能であり、きめ細かな押圧条件を設定できる。
反対に、4辺近傍の撓みにくい場所をより強く押圧して検査することも可能であり、きめ細かな押圧条件を設定できる。
図8は、検査の概略を示すフロー図である。
検査の手順を順次説明する。
まず、ステップS1として、検査対象である液晶表示装置3を検査台4に取り付けて、コネクタ類を接続し、バックライト2を点灯する。検査中はバックライト2は常に点灯している状態である。
検査の手順を順次説明する。
まず、ステップS1として、検査対象である液晶表示装置3を検査台4に取り付けて、コネクタ類を接続し、バックライト2を点灯する。検査中はバックライト2は常に点灯している状態である。
次に、ステップS2で液晶表示装置3に試験信号を入力する。この時、画像表示面31には黒を表示する信号を送っている。
ステップS3では、予め画像表示面31の押圧前の初期画面をCCDカメラ15で撮影する。
通常、押圧開始前には、画像表示面上に点灯する画素は無いので、この画像を基準画像として使用する。
通常、押圧開始前には、画像表示面上に点灯する画素は無いので、この画像を基準画像として使用する。
ステップS4では、押圧部8によって液晶表示装置3の画像表示面31の押圧を開始する。
画像表示面31の押圧制御は制御コンピュータ30でおこなう。X、Y軸ロボットに指令を送り、押圧部8を待機場所から液晶表示装置3の画像表示面31の右端に移動し、Z軸ロボットに指令を送って押圧力を制御する。そして、押圧部8を画像表示面31に押圧しながらX軸ロボットで押圧部8を左へ移動させる。
押圧方法のバリエーションとして、同じ場所で押圧力を変化させてから押圧部8を移動させることも有効である。このようにした場合、一定の圧力では顕在化できない液晶表示装置3内部の不具合箇所を精度良く迅速に発見できる。
エアシリンダ64を利用したローラユニット6の個別調整については先に説明したのでここでは省略する。
画像表示面31の押圧制御は制御コンピュータ30でおこなう。X、Y軸ロボットに指令を送り、押圧部8を待機場所から液晶表示装置3の画像表示面31の右端に移動し、Z軸ロボットに指令を送って押圧力を制御する。そして、押圧部8を画像表示面31に押圧しながらX軸ロボットで押圧部8を左へ移動させる。
押圧方法のバリエーションとして、同じ場所で押圧力を変化させてから押圧部8を移動させることも有効である。このようにした場合、一定の圧力では顕在化できない液晶表示装置3内部の不具合箇所を精度良く迅速に発見できる。
エアシリンダ64を利用したローラユニット6の個別調整については先に説明したのでここでは省略する。
ステップS5では、画像表示面31の押圧に合わせて、画像表示面31をCCDカメラ15で撮影し、この画像と基準画像との差分を取る画像処理を制御コンピュータ30の画像処理部20でおこなう。
なお、ここでは基準画像と、各画像を比較する構成としているが、連続して撮影した、前後の画像を比較する構成としても良い。その理由を次に示す。
画像表示面31を押圧すると、押圧された場所周囲に波紋状の偏光が発生する。
連続する2枚の画像を比較することによって、この偏向が引き起こす可能性のある誤判定を低減できる。どちらの画像にも記録される偏光は欠陥ではないからである。
なお、ここでは基準画像と、各画像を比較する構成としているが、連続して撮影した、前後の画像を比較する構成としても良い。その理由を次に示す。
画像表示面31を押圧すると、押圧された場所周囲に波紋状の偏光が発生する。
連続する2枚の画像を比較することによって、この偏向が引き起こす可能性のある誤判定を低減できる。どちらの画像にも記録される偏光は欠陥ではないからである。
ステップS6では液晶表示装置3の良否判定をおこなう。短絡欠陥である輝点が1つでも発見されればNGとして検査を終了し、輝点が1つも無ければOKとなる。
ステップS7では、全ての画像表示画31に渡って終了したか否かを判断する。終了していない場合はステップ3に戻って処理を繰り返し、終了すればステップS8に進んで検査を終了する。
検査を終了すると、制御コンピュータ30はZ軸ロボットの押圧を解除し、X、Y軸ロボットに指令を送って押圧部8を待機場所に復帰させる。そして液晶駆動装置5の電源をオフにする。
ステップS7では、全ての画像表示画31に渡って終了したか否かを判断する。終了していない場合はステップ3に戻って処理を繰り返し、終了すればステップS8に進んで検査を終了する。
検査を終了すると、制御コンピュータ30はZ軸ロボットの押圧を解除し、X、Y軸ロボットに指令を送って押圧部8を待機場所に復帰させる。そして液晶駆動装置5の電源をオフにする。
このように、この発明の液晶表示装置の検査装置と検査方法によれば、液晶表示装置3の画像表示面31全体を均一に押圧でき、画像表示面31全体を精度良く検査できる。
また、個々のローラの押圧力、押圧回数をフレキシブルに調整できるので、画像表示面31の場所による撓み方の特性に合わせて押圧力を変化させて精度良く検査することができる。
また、押圧部8を画像表示面31の一端から他端まで1回移動するだけで全画像表示面31を押圧できるので、検査スピードを短縮できる。
さらに、検査対象である液晶表示装置3の機種が変わっても、検査台4を変更するだけで安価かつ簡便に対応できる。
また、個々のローラの押圧力、押圧回数をフレキシブルに調整できるので、画像表示面31の場所による撓み方の特性に合わせて押圧力を変化させて精度良く検査することができる。
また、押圧部8を画像表示面31の一端から他端まで1回移動するだけで全画像表示面31を押圧できるので、検査スピードを短縮できる。
さらに、検査対象である液晶表示装置3の機種が変わっても、検査台4を変更するだけで安価かつ簡便に対応できる。
この実施の形態では、検査対象の液晶表示装置3は駆動回路やバックライトを実装する前のパネル状態のものを使用したが、それぞれの回路を実装した後のモジュール状態のものであっても、駆動回路から検査用信号を生成して画像を表示すれば、検査台4を変更するだけでこの検査装置1を用いて検査することができる。また、制御コンピュータ30はネットワーク32に接続することも可能であり、液晶表示装置3の良否データ等を集計、管理することができる。
1 液晶表示装置の検査装置、2 バックライトユニット、3 液晶表示装置、
31 画像表示面、4 検査台、5 液晶駆動装置、6 ローラユニット、
61 ローラ 、62 ローラ支持部材、63 伸縮部材、64 エアシリンダ、
7 ローラユニット支持部材、8 押圧部、10 Z軸ロボット、11 X軸ロボット、12 Y軸ロボット、15 CCDカメラ、20 画像処理部、21 制御部、
27 良否判定部、28 軸コントローラ、30 制御コンピュータ、
31 ネットワーク。
31 画像表示面、4 検査台、5 液晶駆動装置、6 ローラユニット、
61 ローラ 、62 ローラ支持部材、63 伸縮部材、64 エアシリンダ、
7 ローラユニット支持部材、8 押圧部、10 Z軸ロボット、11 X軸ロボット、12 Y軸ロボット、15 CCDカメラ、20 画像処理部、21 制御部、
27 良否判定部、28 軸コントローラ、30 制御コンピュータ、
31 ネットワーク。
Claims (11)
- 対向するガラス基板に設けた電極間に液晶を挟装する液晶表示装置の画像表示面を押圧して前記電極間の短絡を検出する検査装置において、
前記液晶表示装置を固定する検査台と、
前記液晶表示装置の電極端子に検査用の駆動信号を入力する信号入力手段と、
前記画像表示面を押圧する複数のローラと、
前記複数のローラを、押圧時の各ローラの軌跡が、他のローラの軌跡と重なり合うように互い違いに取り付けて移動させるローラ駆動制御機構と、
前記画像表示面の画像を撮影する撮影機構と、
前記画像から前記液晶表示装置の表示品位を判断する良否判定部
とを備えたことを特徴とする液晶表示装置の検査装置。 - 前記良否判定部は、前記画像表示面を押圧開始前に撮影する画像と押圧しながら撮影する各画像とを比較して良否判断することを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置の検査装置。
- 前記良否判定部は、前記画像表示面を押圧しながら撮影する、連続した2枚の画像を比較して良否判断することを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置の検査装置。
- 前記ローラ駆動制御機構は押圧力を段階的に制御して押圧できることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の液晶表示装置の検査装置。
- 前記画像表示面に対する押圧は、同じ場所を、複数回押圧することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の液晶表示装置の検査装置。
- 前記ローラ駆動制御機構は、前記押圧力をローラ毎に制御できることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の液晶表示装置の検査装置。
- 対向するガラス基板に設けた電極間に液晶を挟装する液晶表示装置の画像表示面を押圧して前記電極間の短絡を検出する検査方法において、
前記液晶表示装置を検査台に固定するステップと、
前記液晶表示装置の電極端子に検査用の駆動信号を入力するステップと、
前記画像表示面を、複数のローラを各ローラの軌跡が他のローラの軌跡と重なり合うように互い違いに取り付けた押圧部で押圧しながら、前記画像表示面の画像を撮影するステップと、
前記画像から前記液晶表示装置の表示品位の良否を判断するステップとを含むことを特徴とする液晶表示装置の検査方法。 - 前記表示品位の良否を判断するステップは、前記画像表示面を押圧開始前に撮影する画像と押圧しながら撮影する各画像とを比較するステップを含むことを特徴とする請求項7に記載の液晶表示装置の検査方法。
- 前記表示品位の良否を判断するステップは、前記画像表示面を押圧しながら撮影する、連続した2枚の画像を比較ステップを含むことを特徴とする請求項7に記載の液晶表示装置の検査方法。
- 前記ローラによる前記画像表示面の押圧は、前記画像表示面上の同一地点で複数回、段階的に押圧力を変化させておこなうことを特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれか1項に記載の液晶表示装置の検査方法。
- 前記押圧力をローラ毎に制御することを特徴とする請求項7乃至請求項10のいずれか1項に記載の液晶表示装置の検査方法。
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