JP2010142846A - 3次元走査型レーザ加工機 - Google Patents

3次元走査型レーザ加工機 Download PDF

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Abstract

【課題】ワークの加工面の凹凸を精度よく認識し、予め設定されたスポットのレーザ光を加工面に照射して加工面を加工する。
【解決手段】カメラ7のエリアイメージセンサ70は、ワークWの加工面W1の所定位置に合わせ、カメラ7の受光レンズ71を初期位置に移動させた状態、その後の受光レンズ71が移動する度に、ガルバノミラー2a,2bを通して加工面W1を撮像する。カメラ7とともに距離センサ5を構成する演算部8は、エリアイメージセンサ70の最大出力を抽出する。演算部8は、最大出力となるときの受光レンズ71とエリアイメージセンサ70との間の光路長を検出し、上記光路長と受光レンズ71の焦点距離とを用いて、fθレンズ3から加工面W1までの距離を算出する。制御部6は、演算部8の測定結果を用いて、レーザ光源1から出射され予め設定されたスポットのレーザ光が加工面W1に照射されるように焦点調整手段4を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばワークの加工面をマーキングするなど、レーザ光を用いてワークを加工する3次元走査型レーザ加工機に関するものである。
従来から、レーザ光を用いてワークを加工するレーザ加工機として、ワークにマーキングを行うものや、ワークに溝を形成するもの、ワークを切断するもの、ワークにトリミング加工を行うもの、ワークを溶接するものなどがある。従来のレーザ加工機は、ワークを撮像し、ワークの加工位置を補正してから加工を行う。これにより、ワークが2次元上で所定位置からずれていたとしても、正確に加工を行うことができる。
従来のレーザ加工機の一例として、特許文献1には、ワークのマーキング面にレーザ光を用いてマーキングするレーザマーカが知られている。従来のレーザマーカは、ワークを撮像し、ワークのマーキング位置を補正してからマーキングを行う。これにより、ワークが2次元上で所定位置からずれていたとしても、正確にマーキングを行うことができる。
特開2004−148379号公報
しかしながら、従来のレーザ加工機には、ワークの加工面に凹凸がある場合、加工面の凹凸を認識することができないため、最適スポットでレーザ光を加工面に照射させることができないという問題があった。
加工面の凹凸を認識するための従来の手法として、ワークの加工面の上方から加工面を撮像する撮像装置と、斜め方向から加工面にレーザ光を照射するレーザ光源とを備えるものがある。この手法は、撮像装置とレーザ光源とは異なる光学系を用いている。
ところが、従来の手法では、ワークの加工面にレーザ光を斜め方向から照射するため、加工面の高さによってレーザ光の照射位置がずれ、その結果、加工面の凹凸を精度よく認識することができないという新たな問題が発生する。
本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、その目的は、ワークの加工面の凹凸を精度よく認識し、予め設定されたスポットのレーザ光を加工面に照射して加工面を加工することができる3次元走査型レーザ加工機を提供することにある。
請求項1の発明は、予め設定された強度および大きさのスポットのレーザ光をワークの加工面に照射して当該加工面を加工する3次元走査型レーザ加工機であって、前記レーザ光を出力するレーザ光源と、前記レーザ光源から放射されたレーザ光を前記加工面に2次元的に走査させるミラーと、前記ワークの深さ方向において前記レーザ光のスポット位置を調整する調整手段と、前記エリアイメージセンサおよび当該エリアイメージセンサの前方に設けられた受光光学系を有し、当該受光光学系と当該エリアイメージセンサとの間の光路長を変えながら当該エリアイメージセンサが前記加工面を撮像し、最大出力となるときの前記受光光学系と前記エリアイメージセンサとの間の光路長を用いて前記加工面までの距離を測定する距離センサと、前記距離センサの測定結果を用いて前記スポットのレーザ光を前記加工面に照射するように前記調整手段を制御する制御手段とを備え、前記距離センサは、少なくとも前記ミラーを通して前記加工面までの距離を測定することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記距離センサは、前記受光光学系からの光路長に一定の光路差を有する複数の前記エリアイメージセンサを有することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、前記距離センサは、前記受光光学系を光軸方向に移動させることによって、前記受光光学系と前記エリアイメージセンサとの間の光路長を変えることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1または2の発明において、前記距離センサは、前記エリアイメージセンサを光軸方向に移動させることによって、前記受光光学系と前記エリアイメージセンサとの間の光路長を変えることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記受光光学系は、ピンホールであることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ワークの加工面へのレーザ光の照射時と同じミラーを通して加工面を撮像し、エリアイメージセンサの出力が最大となるときの受光光学系とエリアイメージセンサとの間の光路長を用いて加工面までの距離を算出することによって、加工面に凹凸があるワークであっても、加工面の凹凸を精度よく認識することができ、予め設定されたスポットのレーザ光を加工面に照射して加工面を加工することができる。
請求項2の発明によれば、受光光学系からの光路長が異なる複数のエリアイメージセンサを用いることによって、最大出力となる光路長を短時間で検出することができるので、ワークの加工面までの距離を測定する時間を短くすることができる。
請求項3の発明によれば、受光光学系を光軸方向に移動させることによって、受光光学系とエリアイメージセンサとの間の光路長を容易に変えることができる。
請求項4の発明によれば、エリアイメージセンサを光軸方向に移動させることによって、受光光学系とエリアイメージセンサとの間の光路長を容易に変えることができる。
請求項5の発明によれば、ピンホールを通過してエリアイメージセンサが受光し、エリアイメージセンサの出力が最大となるときのピンホールとエリアイメージセンサとの間の光路長を用いて加工面までの距離を算出することによって、加工面に凹凸があるワークであっても、予め設定されたスポットのレーザ光を加工面に照射して加工面を加工することができる。
(実施形態1)
まず、実施形態1に係る3次元走査型レーザ加工機の構成について説明する。図1は、本実施形態の3次元走査型レーザ加工機の構成を示す。本実施形態の3次元走査型レーザ加工機は、図1に示すように、予め設定された強度および大きさのスポットのレーザ光をワークWの加工面W1に照射して上記加工面W1をマーキングするものである。この3次元走査型レーザ加工機は、レーザ光を出力するレーザ光源1と、レーザ光源1から放射されたレーザ光を加工面W1に2次元的に走査させるガルバノミラー2a,2bと、ガルバノミラー2a,2bで偏向されたレーザ光の形状を整えるfθレンズ3と、ワークWの深さ方向(図1のZ軸方向)においてレーザ光の焦点位置を調整する焦点調整手段4と、加工面W1を撮像しワークWの加工面W1までの距離を測定する距離センサ5と、距離センサ5の測定結果を用いてレーザ光を加工面W1に照射するように焦点調整手段4を制御する制御部(制御手段)6とを備える。
レーザ光源1は、例えばCOレーザやYAG(Yttrium Aluminum Garnet)レーザなどであり、所定波長のレーザ光を放射する。
ガルバノミラー2aは、ワークWの加工面W1においてレーザ光をX方向に偏向させるものである。ガルバノミラー2bは、ワークWの加工面W1においてレーザ光をY方向に偏向させるものである。
焦点調整手段4は、ワークWの深さ方向(図1のZ軸方向)において、レーザ光の焦点位置を調整することによって、レーザ光のスポット位置を調整する。焦点調整手段4は、本発明の調整手段に相当する。
本実施形態の距離センサ5は、カメラ7と演算部(演算手段)8とを備える。カメラ7は、エリアイメージセンサ70と、エリアイメージセンサ70の前方に設けられた受光レンズ71と、受光レンズ71を光軸方向に移動させるレンズ駆動部72とを備える。
距離センサ5は、ガルバノミラー2a,2bを通して加工面W1の小領域(例えば図2の(X1,Y1))を撮像する。つまり、距離センサ5は、加工面W1への照射と同じ光学系を用いて加工面W1を撮像し、加工面W1までの距離を測定する。
エリアイメージセンサ70は、格子状に電荷結合素子(CCD:Charge Coupled Device)を配列したものであり、ガルバノミラー2a,2b、ハーフミラー50および受光レンズ71を通して、ワークWの加工面W1の小領域を撮像する。
レンズ駆動部72は、受光レンズ71を光軸方向に移動させることによって、受光レンズ71とエリアイメージセンサ70との間の光路長を変える。
このようなカメラ7において、ワークWの加工面W1へのマーキングを行う前に、レンズ駆動部72によって受光レンズ71が光軸方向に移動して、受光レンズ71とエリアイメージセンサ70との間の光路長を変えながら、エリアイメージセンサ70が受光レンズ71を通してワークWの加工面W1を撮像する。
演算部8は、最大出力検出部80と距離算出部81とを備える。最大出力検出部80は、レンズ駆動部72によって受光レンズ71を移動させたときに、エリアイメージセンサ70に撮像されたスポットの最小スポットを検出する。つまり、エリアイメージセンサ70の最大出力を検出する。
距離算出部81は、最大出力検出部80の抽出結果を用いて、エリアイメージセンサ70の出力が最大となるときの受光レンズ71とエリアイメージセンサ70との間の光路長を求める。この距離算出部81は、上記光路長b、受光レンズ71の焦点距離fを用いて、レンズの公式1/a+1/b=1/f)から受光レンズ71とワークWの加工面W1との間の光路長aを算出する。上記光路長aを算出した距離算出部81は、受光レンズ71とfθレンズ3との間の光路長が既知であるため、ワークWの加工面W1までの距離を測定することができる。
制御部6は、演算部8で算出されたfθレンズ3からワークWの加工面W1までの距離を用いて、予め設定されたスポットのレーザ光を加工面W1に照射するように焦点調整手段4を制御する。
次に、本実施形態に係る3次元走査型レーザ加工機の動作について説明する。まず、ガルバノミラー2a,2bを用いてワークWの加工面W1の初期位置(X1,Y1)(図2参照)に合わせる。また、レンズ駆動部72によって受光レンズ71も初期位置に合わせる。エリアイメージセンサ70はワークWの加工面W1を撮像する。
続いて、レンズ駆動部72によって受光レンズ71を移動させて、エリアイメージセンサ70がワークWの加工面W1を撮像する。上記の動作を、受光レンズ71を移動させる度に行う。
受光レンズ71の全ての位置についてエリアイメージセンサ70が加工面W1を撮像した後、演算部8の最大出力検出部80は、エリアイメージセンサ70の出力結果から、エリアイメージセンサ70の最大出力を検出する。その後、距離算出部81は、最大出力となるときの受光レンズ71とエリアイメージセンサ70との間の光路長を検出し、上記光路長と受光レンズ71の焦点距離とを用いて、受光レンズ71とワークWの加工面W1との間の光路長を算出する。算出した光路長から、受光レンズ71とfθレンズ3との間の光路長を引いた値を、fθレンズ3からワークWの加工面W1までの距離(図1のZ方向の距離)を算出する。
上記の動作を、ワークWの加工面W1全体に対して行う。つまり、加工面W1の各位置(Xi,Yi)(図2のX方向、Y方向)ごとに、fθレンズ3からワークWの加工面W1までの距離を算出する。これにより、ワークWの加工面W1の凹凸形状を認識することができる。
ワークWの加工面W1をマーキングするときは、ワークWの加工面W1の位置(Xi,Yi)ごとに、制御部6が、演算部8の測定結果を用いて、レーザ光源1からのレーザ光がワークWの加工面W1に予め設定されたスポットで照射されるように焦点調整手段4を制御する。
以上、本実施形態によれば、ワークWの加工面W1へのレーザ光の照射時と同じガルバノミラー2a,2bを通して加工面W1を撮像し、エリアイメージセンサ70の出力が最大となるときの受光レンズ71とエリアイメージセンサ70との間の光路長および受光レンズ71の焦点距離を用いて加工面W1までの距離を算出することによって、加工面W1に凹凸があるワークWであっても、加工面W1の凹凸を精度よく認識することができ、予め設定されたスポットのレーザ光を照射して加工面W1をマーキングすることができる。
また、本実施形態によれば、受光レンズ71を光軸方向に移動させることによって、受光レンズ71とエリアイメージセンサ70との間の光路長を容易に変えることができる。
(実施形態2)
実施形態2に係る3次元走査型レーザ加工機は、図3に示すように、カメラ7に、受光レンズ71からの光路長に一定の光路差を有する複数(図3では3つ)のエリアイメージセンサ70a,70b,70cが設けられている点で、実施形態1に係る3次元走査型レーザ加工機(図1参照)と相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、エリアイメージセンサ70aと受光レンズ71との間の光路長が最も長く、エリアイメージセンサ70cと受光レンズ71との間の光路長が最も短い。
本実施形態では、ある位置に受光レンズ71が移動したときに、受光レンズ71とエリアイメージセンサ70aとの間の光路長、受光レンズ71とエリアイメージセンサ70bとの間の光路長、受光レンズ71とエリアイメージセンサ70cとの間の光路長が全て異なっているため、3つの光路長に対応する撮像画像を同時に得ることができる。これにより、実施形態1に比べて、受光レンズ71の移動回数を3分の1にすることができる。なお、本実施形態では、全てのエリアイメージセンサ70a,70b,70cとして同じ特性のものを用いる必要がある。
次に、本実施形態に係る3次元走査型レーザ加工機の動作について説明する。まず、実施形態1と同様に、ガルバノミラー2a,2bを用いてワークWの加工面W1の初期位置(X1,Y1)(図2参照)に合わせる。また、レンズ駆動部72によって受光レンズ71も初期位置に合わせる。エリアイメージセンサ70a,70b,70cはそれぞれワークWの加工面W1を撮像する。
続いて、レンズ駆動部72によって受光レンズ71を移動させて、エリアイメージセンサ70がワークWの加工面W1を撮像する。上記の動作を、受光レンズ71を移動させる度に行う。このとき、受光レンズ71の移動回数を少なくすることができる。
受光レンズ71の全ての位置についてエリアイメージセンサ70が加工面W1を撮像した後の動作は、実施形態1と同様である。
以上、本実施形態によれば、受光レンズ71からの光路長が異なる複数のエリアイメージセンサ70a,70b,70cを用いることによって、最大出力となる光路長を短時間で検出することができるので、ワークWの加工面W1までの距離を測定する時間を短くすることができる。
(実施形態3)
実施形態3に係る3次元走査型レーザ加工機は、受光レンズ71を移動させるのではなく、図4に示すように、エリアイメージセンサ70を光軸方向に移動させる点で、実施形態1に係る3次元走査型レーザ加工機(図1参照)と相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態のカメラ7は、エリアイメージセンサ70および受光レンズ71を備えるとともに、エリアイメージセンサ70を移動させるセンサ駆動部73を備える。カメラ7は、センサ駆動部73でエリアイメージセンサ70を光軸方向に移動させることによって、受光レンズ71とエリアイメージセンサ70との間の光路長を変える。
次に、本実施形態に係る3次元走査型レーザ加工機の動作について説明する。まず、実施形態1と同様に、ガルバノミラー2a,2bを用いてワークWの加工面W1の初期位置(X1,Y1)(図2参照)に合わせる。また、センサ駆動部73によってエリアイメージセンサ70も初期位置に合わせる。エリアイメージセンサ70はワークWの加工面W1を撮像する。
続いて、センサ駆動部73によってエリアイメージセンサ70を移動させて、エリアイメージセンサ70がワークWの加工面W1を撮像する。上記の動作を、エリアイメージセンサ70を移動させる度に行う。
エリアイメージセンサ70の全ての位置についてエリアイメージセンサ70が加工面W1を撮像した後の動作は、実施形態1と同様である。
以上、本実施形態によれば、エリアイメージセンサ70を光軸方向に移動させることによって、受光レンズ71とエリアイメージセンサ70との間の光路長を容易に変えることができる。
(実施形態4)
実施形態4に係る3次元走査型レーザ加工機は、カメラ7がオートフォーカスカメラである点で、実施形態1に係る3次元走査型レーザ加工機と相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態のカメラ7は、オートフォーカス機能によって、受光レンズ71とエリアイメージセンサ70との間の光路長を変える。
以上、本実施形態によれば、カメラ7のオートフォーカス機能を用いることによって、受光レンズ71とエリアイメージセンサ70との間の光路長を自動で変えることができる。
(実施形態5)
実施形態5に係る3次元走査型レーザ加工機は、受光レンズ71を移動させるのではなく、焦点調整手段4を移動させる点で、実施形態1に係る3次元走査型レーザ加工機と相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
以上、本実施形態においても、エリアイメージセンサ70の出力が最大となるときの焦点調整手段4とエリアイメージセンサ70との間の光路長を用いてワークWの加工面W1までの距離を算出することによって、加工面W1に凹凸があるワークWであっても、加工面W1の凹凸を精度よく認識することができ、予め設定されたスポットのレーザ光を加工面W1に照射して加工面W1をマーキングすることができる。
(実施形態6)
実施形態6に係る3次元走査型レーザ加工機は、カメラ7に代えて、図5に示すような受光装置9を備える点で、実施形態1に係る3次元走査型レーザ加工機(図1参照)と相違する。
なお、実施形態1と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
受光装置9は、ピンホール900が形成された遮光板90と、遮光板90のピンホール900を通過した光を受光するエリアイメージセンサ91と、遮光板90を移動させる駆動部92とを備える。
遮光板90は、光を透過させない板状のものに、ピンホール900が形成されたものである。つまり、光は、遮光板90のピンホール900からのみエリアイメージセンサ91側に進む。ピンホール900は、本発明の受光光学系に相当する。
駆動部92は、ピンホール900を光軸上に位置させながら、遮光板90を光軸方向に移動させる。
次に、本実施形態に係る3次元走査型レーザ加工機の動作について説明する。まず、ガルバノミラー2a,2bを用いてワークWの加工面W1の初期位置(X1,Y1)(図2参照)に合わせる。また、駆動部92によって遮光板90も初期位置に合わせる。エリアイメージセンサ91はワークWの加工面W1を撮像する。
続いて、駆動部92によって遮光板90を移動させて、エリアイメージセンサ91がワークWの加工面W1を撮像する。上記の動作を、遮光板90を移動させる度に行う。
遮光板90の全ての位置についてエリアイメージセンサ91が加工面W1を撮像した後、演算部8の最大出力検出部80は、エリアイメージセンサ91の最大出力を抽出する。その後、距離算出部81は、最大出力となるときの遮光板90とエリアイメージセンサ91との間の光路長を検出し、さらに、遮光板90とワークWの加工面W1との間の光路長を算出する。算出した光路長から、fθレンズ3からワークWの加工面W1までの距離を算出する。
上記の動作を、ワークWの加工面W1全体に対して行う。つまり、加工面W1の各位置(Xi,Yi)ごとに、fθレンズ3からワークWの加工面W1までの距離を算出する。これにより、ワークWの加工面W1の凹凸形状を認識することができる。
以上、本実施形態によれば、ピンホール900を通過してエリアイメージセンサ91が受光し、エリアイメージセンサ91の出力が最大となるときのピンホール900とエリアイメージセンサ91との間の光路長を用いて加工面W1までの距離を算出することによって、加工面W1に凹凸があるワークWであっても、予め設定されたスポットのレーザ光を加工面W1に照射して加工面W1をマーキングすることができる。
なお、実施形態1〜6では、レーザ光を用いたワークWの加工として、ワークWの加工面W1へのマーキングについて説明したが、レーザ光を用いたワークWの加工は、加工面W1へのマーキングに限定されるものではなく、ワークWへの溝を形成する加工や、ワークWの切断加工、ワークWへのトリミング加工、ワークWの溶接加工などであってもよい。
実施形態1に係る3次元走査型レーザ加工機の構成を示す概略図である。 同上に係る3次元走査型レーザ加工機の動作を説明する図である。 実施形態2に係るカメラの構成を示す概略図である。 実施形態3に係るカメラの構成を示す概略図である。 実施形態6に係る3次元走査型レーザ加工機の要部の構成を示す概略図である。
符号の説明
1 レーザ光源
2a,2b ガルバノミラー
3 fθレンズ
4 焦点調整手段
5 距離センサ
6 制御部(制御手段)
7 カメラ
70,70a,70b,70c エリアイメージセンサ
71 受光レンズ
8 演算部(演算手段)
900 ピンホール
91 エリアイメージセンサ
W ワーク
W1 加工面

Claims (5)

  1. 予め設定された強度および大きさのスポットのレーザ光をワークの加工面に照射して当該加工面を加工する3次元走査型レーザ加工機であって、
    前記レーザ光を出力するレーザ光源と、
    前記レーザ光源から放射されたレーザ光を前記加工面に2次元的に走査させるミラーと、
    前記ワークの深さ方向において前記レーザ光のスポット位置を調整する調整手段と、
    前記エリアイメージセンサおよび当該エリアイメージセンサの前方に設けられた受光光学系を有し、当該受光光学系と当該エリアイメージセンサとの間の光路長を変えながら当該エリアイメージセンサが前記加工面を撮像し、最大出力となるときの前記受光光学系と前記エリアイメージセンサとの間の光路長を用いて前記加工面までの距離を測定する距離センサと、
    前記距離センサの測定結果を用いて前記スポットのレーザ光を前記加工面に照射するように前記調整手段を制御する制御手段とを備え、
    前記距離センサは、少なくとも前記ミラーを通して前記加工面までの距離を測定する
    ことを特徴とする3次元走査型レーザ加工機。
  2. 前記距離センサは、前記受光光学系からの光路長に一定の光路差を有する複数の前記エリアイメージセンサを有することを特徴とする請求項1記載の3次元走査型レーザ加工機。
  3. 前記距離センサは、前記受光光学系を光軸方向に移動させることによって、前記受光光学系と前記エリアイメージセンサとの間の光路長を変えることを特徴とする請求項1または2記載の3次元走査型レーザ加工機。
  4. 前記距離センサは、前記エリアイメージセンサを光軸方向に移動させることによって、前記受光光学系と前記エリアイメージセンサとの間の光路長を変えることを特徴とする請求項1または2記載の3次元走査型レーザ加工機。
  5. 前記受光光学系は、ピンホールであることを特徴とする請求項1記載の3次元走査型レーザ加工機。
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