JP2010140809A - 同軸ケーブル用コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】損傷し難い引掛かり合いを実現し、高い引張強度を得ることができるとともに、同軸ケーブルが抜ける方向に力が加わっても編組線の先端がほつれることのない、同軸ケーブル用コネクタ、並びに同軸ケーブル及びコネクタの接続方法を提供する。
【解決手段】圧着部37には、該圧着部37が同軸ケーブル21の一端を圧着したときに、外部被覆31の外周面を覆い且つ同軸ケーブル21の長手方向に沿う移動が規制された編組線30の編目に押し当てられる複数の突起部が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、同軸ケーブル用の同軸コネクタに関し、また、該同軸コネクタを同軸ケーブルに接続する方法に関するものである。
アンテナ線などの高周波信号伝送に用いられる同軸ケーブルは、一般的に、中心から半径方向の外側に順に配置された、中心導体としての芯線と、誘電体としての絶縁体と、外部導体としての金属テープ導体及び編組と、外皮としての外部被覆もしくは絶縁シースとから構成されている。このような構成の同軸ケーブルには、相手側の機器や同軸ケーブル等に接続するために、端末に同軸コネクタが設けられる。同軸コネクタは、編組を相手側の同軸ケーブルにアース接続して電磁波や静電気等の電気的ノイズを遮断するようになっている同軸ケーブル用シールド端子を有している。
同軸ケーブルの端末処理方法もしくは構造(同軸ケーブルと同軸コネクタとの接続方法もしくは構造)に関して提案されているものには、例えば、先ず同軸ケーブルの端末において編組を露出させ、そして露出させた編組をほぐし、ほぐした編組とその内側にある金属テープ導体(又は絶縁体)との間の隙間に、同軸コネクタの接続導体部を差し込むという作業が行われるようになっているものがある。次に、同軸ケーブル及び同軸コネクタに対して別体となる金属スリーブを、上記の露出させた編組の位置でかしめるという作業が行われる。金属スリーブをかしめることにより、同軸ケーブル及び同軸コネクタは電気的且つ機械的に接続されるようになる(例えば特許文献1参照)。
上記端末処理構造は、絶縁体及び外部導体の断面輪郭を同心円の状態から変形させないようにするために、言い換えれば高周波特性を満足させるために、編組とその内側の金属テープ導体(又は絶縁休)との間の隙間に同軸コネクタの接続導体部を差し込むような構造になっている。このような接続構造は、同軸ケーブル及び同軸コネクタの所定の引張強度を満足させることもねらっている。
ところで、上記端末処理構造は、同軸コネクタの接続導体部を同軸ケーブルの編組の内側に差し込むために、同軸ケーブルの端末において露出させた後の編組を一旦ほぐすという作業が必要になっている。従って、従来の端末処理構造は、面倒な作業を行わなければならないことから、作業性に問題点を有している。
また、上記端末処理構造は、同軸ケーブル及び同軸コネクタに対して別体となる金属スリーブを準備し、そして取り付けるという製造及び作業が必要になっている。従って、上記端末処理構造は、部品点数が嵩むという問題点や、作業性に問題点を有している。部品点数に関する問題点の解消に際しては、同軸ケーブル及び同軸コネクタの所定の引張強度を満足させるための配慮が必要となっている。
下記の特許文献2には、上述した問題点を解消する技術が開示されている。以下、簡単に説明する。
図11において、同軸コネクタ9を構成するシールド端子10の接続導体部14をケーブル延在方向へ押し込むと、絶縁体3と絶縁シース5との間に編組4からなる環状の編組固まり部8が形成される。編組固まり部8は、接続導体部14の押し込みによって編組4の固まりを生じさせることにより形成される。このような編組固まり部8の形成に伴って、絶縁シース5には、環状の盛り上がりとなる端子引掛かり部7が形成される。端子引掛かり部7が形成されると、特許文献2において特徴となる同軸ケーブル6が形成される。
同軸ケーブル6を形成した状態において、端子引掛かり部7の手前となる絶縁体3と絶縁シース5との間は、接続導体部14が差し込まれたままの状態にある。接続導体部14と編組固まり部8は互いに接触し合うことから、電気的な接続が仮の状態で形成される。
シールド端子10のシース保持部15及び第2シース保持部16をかしめて同軸ケーブル6の絶縁シース5を保持すると、一連の作業が完了する。シース保持部15及び第2シース保持部16は、それぞれ絶縁シース5に対して巻き付くような格好でかしめられる。この時、シース保持部15の一外縁部18は、端子引掛かり部7の隣に位置するようにかしめられる。また、第2シース保持部16は、接続導体部14との間に端子干引掛かり部7の手前となる絶縁シース5を挟み込むような状態にかしめられる。
シ一ルド端子10のシース保持部15及び第2シース保持部16のかしめが完了すると、機械的な固定が完了するとともに、接続導体部14と編組固まり部18との電気的な接続も完全な状態で完了する。
仮に、同軸コネクタ9の引き抜き方向に力が加わると、同軸ケーブル6の端子引掛かり部7には、シース保持部15の一外縁部18が引掛かる。同軸コネクタ9は、端子引掛かり部7により引き抜き方向の移動が阻止される。
尚、図中の引用符号2は芯線、11は誘電体、12はシールド端子干本体、13は圧着部、17は圧着部13の基部をそれぞれ示している。
特許文献2に開示された技術では、同軸ケーブル6の端子引掛かり部7により、同軸コネクタ9の引き抜き方向の移動が阻止される構造としているが、次のような点が懸念されている。
すなわち、端子引掛かり部7は、合成樹脂製の絶縁シース5の盛り上がりであり、また、金属製のシールド端子10のシース保持部15は、この一外縁部18がエッジ形状に形成された部分を含むことから、例えば同軸コネクタ9の引抜き方向に強い力が加わった場合、引っ掛かりつつも予期しない損傷が生じれば、引き抜き方向の移動を確実に阻止することができるかどうかが分からない。
一方、特許文献3に記載されているように、同軸ケーブルが使用される場合、強く引っ張られてシールド端子との接続部分に力が加わった際、同軸ケーブルがシールド端子から抜けないようにするため、同軸ケーブルの固着力を高める必要があることから、例えば、シールド端子を強くかしめて、同軸ケーブルに対して強く圧着することが考えられる。しかし、同軸ケーブルの内皮は一般的にポリエチレン等の柔軟な材料から構成されており、圧着力を過度に強くすると、柔軟な絶縁体が潰れてしまうので、圧着力を上げて固着力を高める方法には、固着力に限界がある。
そのため、特許文献3に記載の発明は、同軸ケーブルの絶縁体のように編組線を有するケーブルを外導体端子と接続する際に、編組線の下層に悪影響を与えずに、編組線を有するケーブルとの固着力を向上せしめることが可能な、外導体端子及びシールドコネクタを提供することを目的として、ワイヤーバレルの編組線圧着部の内面側に網目状のローレット溝を外導体端子に設けるとともに、該ローレット溝の網目角度を編組線の素線の編角度に合わせることを提案している。
この特許文献3に記載の発明に係る外導体端子及びシールドコネクタによれば、編組線の素線の編角度にローレット溝の網目角度を合わせたことにより、ローレット溝の内部に編組線が入り込み易くなり、編組線を有する同軸ケーブルを外導体端子と接続する際に、編組線の下層に悪影響を与えずに、編組線を有する同軸ケーブルとの固着力を向上せしめることが可能であると考えられている。また、同軸ケーブル等の絶縁体を潰したりせず編組線と外導体端子との固着力を高めることができるから、絶縁性やシールド性等が低下せず、高周波特性や電気的信頼性が良好な接続を行うことができると考えられている。
しかし、このようにローレット溝を設けても編組線の先端はカットされたままであるため、同軸ケーブルが抜ける方向に力が加わっても編組線の先端が徐々にほつれてしまうので、期待したほど良好な接続は得られない。
特開2004−055475号公報 特開2006−302722号公報 特開2008−198530号公報
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、損傷し難い引掛かり合いを実現し、高い引張強度を得ることができるだけでなく、同軸ケーブルが抜ける方向に力が加わっても編組線の先端がほつれることを確実に防止することが可能な、同軸ケーブル用コネクタ、並びに同軸ケーブル及びコネクタの接続方法を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る同軸ケーブル用コネクタ、もしくは同軸ケーブル及びコネクタの接続方法は、下記(1)〜(4)を特徴としている。
(1) 内部導体である芯線と、該芯線の外周面を包囲しながら該芯線の長手方向軸心に沿って延びる内部被覆と、該内部被覆の外周面を包囲しながら前記長手方向軸心に沿って延びる編組線と、該編組線の外周面を包囲しながら前記長手方向軸心に沿って延びる外部被覆とを備えるとともに、前記長手方向の前側の一端側で前記芯線、前記内部被覆及び前記編組線の各一端が露出された同軸ケーブルに接続される同軸ケーブル用コネクタであって、
端子本体と、
前記同軸ケーブルの一端を圧着するため、前記端子本体の長手方向後側に配置された圧着部と、
を備え、
前記圧着部には、該圧着部が前記同軸ケーブルの一端を圧着したときに、前記外部被覆の外周面を覆い且つ前記同軸ケーブルの長手方向に沿う移動が規制された前記編組線の編目に押し当てられる複数の突起部が設けられている、
こと。
(2) 上記(1)の構成の同軸ケーブル用コネクタであって、
前記圧着部は、前記端子本体の長手方向に離間して配置された、第1圧着部と第2圧着部とを有し、
前記第1圧着部及び前記第2圧着部のどちらか一方には、前記複数の突起部が形成されている、
こと。
(3) 上記(2)の構成の同軸ケーブル用コネクタであって、
前記突起部は、前記第2圧着部よりも前記端子本体の近くに位置する前記第1圧着部の前記端子本体側の側縁部に設けられている、
こと。
(4) 上記(2)の構成の同軸ケーブル用コネクタであって、
前記突起部は、前記第1圧着部よりも前記端子本体の遠くに位置する前記第2圧着部の前記端子本体側の側縁部に設けられている、
こと。
上記(1)の構成の同軸ケーブル用コネクタによれば、圧着部には複数の突起部が設けられているため、確実な引掛かり合いを実現し、高い引張強度を得ることができるとともに、同軸ケーブルが抜ける方向に力が加わっても編組線の先端がほつれることのない、同軸ケーブル用コネクタを提供することができる。
上記(2)の構成の同軸ケーブル用コネクタによれば、第1圧着部及び第2圧着部のどちらか一方には、第1圧着部及び第2圧着部が前記同軸ケーブルの一端部に巻き付けられたときに、前記同軸ケーブルの露出した前記編組線の編目に押し込まれるように複数の突起部が設けられているため、該第1圧着部及び第2圧着部の相互作用により確実な引掛かり合いを実現し、高い引張強度を得ることができるとともに、同軸ケーブルが抜ける方向に力が加わっても編組線の先端がほつれることのない、同軸ケーブル用コネクタを提供することができる。
上記(3)の構成の同軸ケーブル用コネクタによれば、前記突起部は、前記第2圧着部よりも前記端子本体の近くに位置する前記第1圧着部の前記端子本体側の側縁部に設けられているため、突起部が効果的に編組線に当たり、所期の目的をより確実に達成することができる。
上記(4)の構成の同軸ケーブル用コネクタによれば、前記突起部は、前記第1圧着部よりも前記端子本体の遠くに位置する前記第2圧着部の前記端子本体側の側縁部に設けられているので、第2圧着部が編組線に引っ掛かる際に、確実に編組線を押し付けて第2圧着部での圧着強度を出すことができる。
本発明によれば、同軸ケーブル用コネクタによれば、可撓性の第1圧着部及び第2圧着部のどちらか一方には、該第1圧着部及び第2圧着部が同軸ケーブルの一端部に巻き付けられたときに、同軸ケーブルの露出した編組線の編目に押し込まれるように複数の突起部が設けられているため、該第1圧着部及び第2圧着部の相互作用により確実な引掛かり合いを実現し、高い引張強度を得ることができるとともに、同軸ケーブルが抜ける方向に力が加わっても編組線の先端がほつれることがない。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための最良の形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本願と同一の出願人は、特許文献2に記載の構造の問題点を解決するために、特願2007−221245号として「同軸ケーブルの端末処理構造」と題する発明を先に出願した。この発明は、上述した問題点に鑑みてなされたもので、損傷し難い引っ掛かり合いを実現し、高い引張強度を得るとともに、信頼性を向上させることも可能とする同軸ケーブルの端末処理構造を提供することを課題としている。
この課題を解決するためになされた特願2007−221245号に係る発明の同軸ケーブルの端末処理構造は、同軸ケーブルにおける絶縁シースの中間を周方向に剥離もしくは皮むきしてから、分離された一方の絶縁シースを他方の絶縁シースに引き寄せ、この引き寄せに伴って編組を前記一方、前記他方の絶縁シースの端部間から半径方向の外側へ環状に突出させてなる環状突出編組部を形成し、この後、該環状突出編組部をその基部から折り曲げて前記一方の絶縁シース上に重ねることにより折曲編組部を形成し、該折曲編組部を、前記同軸ケーブルの端末に接続される同軸ケーブル用コネクタの編組圧着部により圧着接続するとともに、前記折曲編組部の前記基部に形成される端子引掛かり部の近傍となる前記他方の絶縁シースに、前記同軸ケーブル用コネクタのシース圧着部を圧着固定することを特徴としている。
本発明は、この先願に係る端末処理構造に適用するのに特に適しており、以下、同端末処理構造に関する実施形態について説明するが、本発明がこの実施形態に限定されないことは言うまでもない。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明による同軸ケーブル付きコネクタの一実施形態を示す分解斜視図であり、同軸ケーブルを同軸ケーブル用ケーブルに接続する前の状態を示している。図2の(a)は、本発明による同軸ケーブル及びコネクタの接続方法の実施過程で形成される編組線の環状突出編組部の斜視図、(b)は折曲編組部の斜視図である。
また、図3は、同軸ケーブルの加工前の形状を示す斜視図、図4は、同軸ケーブルにおける絶縁シースの中間を皮むきすることにより部分的に露出した状態の編組線を示す斜視図、図5は、同軸ケーブルに環状突出編組部を形成した状態を示す斜視図、図6は、同軸ケーブルに折曲編組部を形成した状態を示す斜視図である。
また、図7は、図6の状態から芯線を露出させて示す斜視図であり、この芯線にインナー端子を取り付けた状能の同軸ケーブルは図1の上半分に示されている。図8は、第1及び第2の編組圧着部を折曲編組部に圧着した接続完了の組立状態を示す斜視図、図9は別の実施形態の図8に対応する斜視図であり、また、図10は、本発明のコネクタ単体の変形例を示す斜視図である。
図1において、引用符号21は同軸ケーブルを示し、引用符号22は同軸コネクタを示している。同軸ケーブル21は、図2に示す環状突出編組部23を後述するように形成してこれを折り曲げてなる折曲編組部24を有するものが用いられている。同軸コネクタ22は、インナー端子25と、シールド端子26と、誘電体27(図8参照)とを備え構成されている。以下、図1ないし図8を参照しながら各構造について説明する。
同軸ケーブル21は、中心導体としての芯線28と、誘電体としての絶縁休29と、外部導体としての金属テープ(図示せず)及び編組30と、外皮としての絶縁シース31とを備えて構成されている(図1及び図2参照)。芯線28は、同軸ケーブル21の中心に位置しており、この外側に絶縁体29〜絶縁シース31が順に設けられている。芯線28〜絶縁シース31は、公知のものであり、ここでは詳細な説明を省略するものとする。
環状突出編組部23を折り曲げて形成される折曲編組部24は、同軸ケーブル21の端部に位置している。この折曲編組部24は、同軸ケーブル21の端面(図2の引用符号32を参照)から所定の長さとなる位置に形成される。該折曲編組部24は、以下のような手順で編組30を加工して形成されるものである。
先ず、環状突出編組部23の形成について説明する。同軸ケーブル21の端末は、加工前、例えば図3に示すような状態にあるものとする。最初、図4に示すように絶縁シース31の端面から軸方向の内部に入った中間部を全周にわたり皮むきする。この皮むきされた中間部からは、所定の長さを有する編組30の一部が露出する。皮むきされた中間部の両側にある部分は、以下、一方の絶縁シース31a及び他方の絶縁シース31bとそれぞれ称することとし、一方の絶縁シース31aは、同軸ケーブル21の端面32側に位置する。
次に、図5に示すように、一方の絶縁シース31aを他方の絶縁シース31b側に引き寄せるもしくは押し込む。この引寄せもしくは押込みに伴って、露出した部分の編組30は、一方の絶縁シース31a及び他方の絶縁シース31bの間で折れ曲がって半径方向の外側へ環状に突出し、これにより、編組30の環状突出編組部23が形成される。尚、環状突出編組部23の円形外周縁部33は、編組30が折れ曲がって生じた部分であることから、編組30を構成する素線がそこで解れることはない。環状突出編組部23は、このような手順で形成される。
このように環状突出編組部23を形成した状態において、この環状突出編組部23以外の編組30の大部分は他方の絶縁シース31bによって覆われていることから、環状突出編組部23自体が長手方向軸線に沿って移動することはない。環状突出編組部23の形成が完了すると、次は折曲編組部24の形成工程に移る。
図1、図5及び図6から分かるように、折曲編組部24は、環状突出編組部23をその基部34から折り曲げて一方の絶縁シース31a上に重ね合わせるように倒すことにより形成される。このように、一方の絶縁シース31aは、折曲編組部24によって覆われるようになる(図6において折曲編組部24一方の絶縁シース31aの外周面全体を覆っているが、覆う範囲は一例を示すに過ぎない)。折曲編組部24の先端(同軸ケーブル21の自由端)は、環状突出編組部23の円形の外周縁部33によって形成されるので、解れないように端末処理を行う必要がない。環状突出編組部23の基部34を上述のように折り曲げると、引用符号35で示すように端子引掛かり部が折曲編組部24に形成される。
端子引掛かり部35は、折曲編組部24が一方の絶縁シース31a上に重なり合っているので、他方の絶縁シース31b側から見ると、この他方の絶縁シース31bよりも半径方向の外側に盛り上がり、環状の段差となる。端子引掛かり部35は、例えば同軸コネクタ22の引抜き方向(図8において同軸コネクタ22が同軸ケーブル21から軸心に沿って離れる方向)に強い力が加わった場含、シールド端子26に引掛かる部分として機能する。
環状突出編組部23の形成の際に、上述したように、一方の絶縁シース31aは他方の絶縁シース31bの方に引き寄せられると、絶縁体29が露出する。この絶縁体29の一部を図7に示すように除去すると芯線28の端部が露出する。この露出した芯線28に対しては、図1に示すようにインナー端子25が電気的に且つ機械的に接続されるようになっている。機能的に同軸コネクタ22側の部品を構成するインナー端子25は、導電性を有しており、図示のようなピン状に形成されている。
図1及び図8において、同軸コネクタ22を構成するシールド端子26は、略筒状のシールド端子本体36と、このシールド端子本体36の後部に連設される圧着部37とを有している。シールド端子本体36及び圧着部37は、導電性を有する金属薄板をプレス加工することにより形成することができる。シールド端子本体36の内側には、誘電休27が前後方向に移動可能に設けられている。誘電体27は、その中心にインナー端子25の先端側を差し込むことができるような構成に形成されている。尚、シールド端子本体36、インナー端子25、及び誘電体27の図示形状は単なる一例に過ぎない。
圧着部37は、シールド端子本休36に連続する基板38を有しており、この基板38に、圧着部37を構成する、同軸ケーブル21の折曲編組部24の位置でかしめられて電気的に且つ機械的に接続される一対の編組圧着部39と、折曲編組部24の端子引掛かり部35の近傍位置でかしめられて他方の絶縁シース31bに対し機械的に接続される一対のシース圧着部40とが形成されている。また、基板38には、一対の編組圧着部39及び一対のシース庄着部40の間の軸方向位置に、端子引掛かり部35に対応する段差部41が略半円弧状に形成されている。
一対の編組圧着部39は、同軸ケーブル21の折曲編組部24に対して巻き付きうるようにそれぞれ短冊形状に形成されている。また、一対のシース圧着部40も一対の編組圧着部39と同様に、他方の絶縁シース31bに対して巻き付きうるようにそれぞれ短冊状に形成されている。一対のシース圧着部40は、一対の編組圧着部39よりも幅狭であり且つ長さも短い。この実施形態では、一対の編組圧着部39の側縁部に例えば三角形状の複数の突起部39aが、各三角形の頂部をコネクタ22の長手方向に向けて設けられている。
次に、図1、図2及び図8を参照しながら上記構成に基づく同軸ケーブル21の端末処理に係る手順を説明する。
図2において、先ず、折曲編組部24を形成し、その後、図1に示すようにインナー端子25を接続固定した同軸ケーブル21を準備する作業を行う。また、誘電体27を設けた状態のシールド端子26を準備する作業も行う。折曲編組部24の形成については上述した通りである。
次に、インナー端子25をシールド端子26のシールド端子本休36内に収容する作業を行う。また、同軸ケーブル21の折曲編組部24をシールド端子26の一対の編組圧着部39によって圧着し電気的に且つ機械的に接続するとともに、折曲編組部24の端子引掛かり部35の近傍位置で同軸ケーブル21の他方の絶縁シース31bを一対のシース圧着部40によって圧着し機械的に接続する作業を行う。これらの作業を経ることによって、同軸ケーブル21とシールド端子26との接続固定が完了する。
最後に、図8に示すように、誘電体27を後方にスライドさせ、インナー端子25の先端を誘電体27によって保持する作業を行うと、同軸ケーブル21の端末に同軸コネクタ22が完全に取り付けられ、端末処理に係る一連の作業が完了する。
以上、図1ないし図8を参照しながら説明したように、本発明に基づく同軸ケーブル21の端末処理によれば、例えば同軸コネクタ22の引抜き方向に強い力が加わった場含でも、折曲編組部24の端子引掛かり部35と一対のシース圧着部40の側縁部との引っ掛かり合い、及び、端子引掛かり部35と圧着部37の段差部41との引っ掛かり合い、すなわち、金属製の部分同士の引っ掛かり合いになることから、従来例のような合成樹脂製の部分と金属製の部分との引っ掛かり合いに比べて格段に損傷し難くなる。しかも、同軸コネクタ22の引抜き方向に強い力が加わった場含、一対の編組圧着部39の側縁部に設けられた突起部39aが折曲編組部24の編目に食い込むように作用する。従って、引張強度を高めるとともに信頼性を著しく向上させることができる。
本発明は、種々の形態で実施可能である。例えば、図9に示す実施形態においては、上述したように環状突出編組部23を折り曲げて折曲編組部24を形成するのではなく、概略的に述べると、図4に示した状態の同軸ケーブル21の絶縁シース31aに第1圧着部39’を巻き付けるとともに、絶縁シース31a及び31bの間に露出した編組30の部分に第2圧着部40’が巻き付ける。この場合、突起部39bは、第1圧着部39’ではなく、第2圧着部40’の内側側縁部に設けられている。
この変形実施形態の場合、編組30は絶縁シース31aの上に重ならないので、絶縁シース31aと絶縁シース31bとの間の編組部分は相対的に小径であり、同軸コネクタ22を同軸ケーブル21に接続したとき、第1圧着部39’は、絶縁シース31aにしっかり巻き付き、 第2圧着部40’は、上記編組部分にしっかり巻き付くとともに、そこに設けられた突起部39bが上記編組部分にしっかり係合する。また、絶縁シース31aと上記編組部分との間にある段差部には、図1に関連して述べた段差部41(図9には図示せず)が引っ掛かる。従って、同軸コネクタ22の引抜き方向に強い力が加わっても、引張強度を高めるとともに信頼性を著しく向上させることができる。
図10の同軸コネクタ22は、突起部39aが第1圧着部39の内周部に半径方向の内方に延びるように設けられている点と、第1圧着部39が軸心方向に更に長く形成されているとともに、図示しないが該第1圧着部39の両側縁部がロート状に拡がっている点とが図1に示した実施形態とは異なっている。このようにロート状に拡径してベルマウスとすることは、例えば特開平7−135031号公報に記載されているように、同軸ケーブルに対して圧着部の内面側縁部で傷を付けないようにするためで、ベルマウスは外側にテーパ状に開いた形に形成される。この変形実施形態の作用効果は図1〜図8に図示した実施形態とほぼ同様である。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所等は本発明を実施できるものであれば任意であり、限定されない。
本発明による同軸ケーブル付きコネクタの一実施形態を示す分解斜視図であり、同軸ケーブルを同軸ケーブル用ケーブルに接続する前の状態を示している。 (a)は、本発明による同軸ケーブル及びコネクタの接続方法の実施過程で形成される編組線の環状突出編組部の斜視図、(b)は折曲編組部の斜視図である。 同軸ケーブルの加工前の形状を示す斜視図である。 同軸ケーブルにおける絶縁シースの中間を皮むきすることにより部分的に露出した状態の編組線を示す斜視図である。 同軸ケーブルに環状突出編組部を形成した状態を示す斜視図である。 同軸ケーブルに折曲編組部を形成した状態を示す斜視図である。 図6の状態から芯線を露出させて示す斜視図である。 第1及び第2の編組圧着部を折曲編組部に圧着した接続完了の組立状態を示す斜視図である。 別の実施形態の図8に対応する斜視図である。 本発明のコネクタ単体の変形例を示す斜視図である。 従来例の同軸ケーブルの端末処理構造を示す断面斜視図である。
符号の説明
21 同軸ケーブル
22 同軸コネクタ
23 環状突出編組部
24 折曲編組部
28 芯線
29 内部被覆
30 編組線
31 外部被覆
31a 一方の外部被覆部
31b 他方の外部被覆部
34 環状突出編組部の基部
35 端子引掛かり部
36 端子本体
39 第1圧着部
39’ 第1圧着部
39a 突起部
39b 突起部
40 第2圧着部
40’ 第2圧着部

Claims (4)

  1. 内部導体である芯線と、該芯線の外周面を包囲しながら該芯線の長手方向軸心に沿って延びる内部被覆と、該内部被覆の外周面を包囲しながら前記長手方向軸心に沿って延びる編組線と、該編組線の外周面を包囲しながら前記長手方向軸心に沿って延びる外部被覆とを備えるとともに、前記長手方向の前側の一端側で前記芯線、前記内部被覆及び前記編組線の各一端が露出された同軸ケーブルに接続される同軸ケーブル用コネクタであって、
    端子本体と、
    前記同軸ケーブルの一端を圧着するため、前記端子本体の長手方向後側に配置された圧着部と、
    を備え、
    前記圧着部には、該圧着部が前記同軸ケーブルの一端を圧着したときに、前記外部被覆の外周面を覆い且つ前記同軸ケーブルの長手方向に沿う移動が規制された前記編組線の編目に押し当てられる複数の突起部が設けられている、
    ことを特徴とする同軸ケーブル用コネクタ。
  2. 前記圧着部は、前記端子本体の長手方向に離間して配置された、第1圧着部と第2圧着部とを有し、
    前記第1圧着部及び前記第2圧着部のどちらか一方には、前記複数の突起部が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の同軸ケーブル用コネクタ。
  3. 前記突起部は、前記第2圧着部よりも前記端子本体の近くに位置する前記第1圧着部の前記端子本体側の側縁部に設けられている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の同軸ケーブル用コネクタ。
  4. 前記突起部は、前記第1圧着部よりも前記端子本体の遠くに位置する前記第2圧着部の前記端子本体側の側縁部に設けられている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の同軸ケーブル用コネクタ。
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