JP2010140743A - 加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【課題】この発明は、トッププレートと誘導加熱コイルとの間のギャップが大なる場合でも、被加熱調理器具を良好に加熱することができ、電力損失の少ない加熱調理器を提供する。
【解決手段】調理器本体1のトッププレート3の下面側に、その下面と所定のギャップを存して誘導加熱コイル5が配設されており、この誘導加熱コイル5は、リッツ線を複数段に卷回して円盤状に構成され、その内周側部5aの段数が外周側部5bの段数よりも大に設定されている。
【選択図】図1
【解決手段】調理器本体1のトッププレート3の下面側に、その下面と所定のギャップを存して誘導加熱コイル5が配設されており、この誘導加熱コイル5は、リッツ線を複数段に卷回して円盤状に構成され、その内周側部5aの段数が外周側部5bの段数よりも大に設定されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、誘導加熱コイルを利用して調理器本体のトッププレート上に載置される被加熱調理器具を加熱する加熱調理器に関する。
誘導加熱コイルを利用した加熱調理器においては、アルミニウム製や銅製の鍋のように低透磁率の材料で構成される被加熱調理器具を如何にして加熱するかが課題となっている。この課題を解決するための従来技術として、例えば、トッププレートと誘導加熱コイルとの間に発熱体を配設し、低透磁率の材料で構成される被加熱調理器具を加熱するときには、発熱体をも発熱させて誘導加熱コイルによる加熱不足を補うようにした構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−123159号公報
しかしながら、従来構成では、トッププレートと誘導加熱コイルとの間に発熱体が配設されていると、発熱体の熱影響を少なくするために発熱体と誘導加熱コイルとの間に空気層を設ける必要があって、結果として、トッププレートと誘導加熱コイルとの間のギャップが大きくなり、誘導加熱コイルの被加熱調理器具に対する磁気的な結合抵抗値が小さくなり、良好に加熱を行なえなくなる。
そこで、誘導加熱コイルとして、リッツ線を複数段に卷回して円盤状に構成したものを用いて、巻数を増やすことが考えられる。しかしながら、誘導加熱コイルの段数を増すと、誘導加熱コイルを構成するリッツ線の長さが増すので、直流抵抗値が大きくなり、電力損失が大きくなる問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、トッププレートと誘導加熱コイルとの間のギャップが大きい場合でも、被加熱調理器具を良好に加熱することができ、電力損失の少ない加熱調理器を提供することにある。
本発明の加熱調理器は、調理器本体と、この調理器本体の上面を構成し、被加熱調理器具を載置するトッププレートと、このトッププレートの下面側にその下面と所定のギャップを存して配設され、前記被加熱調理器具を加熱する誘導加熱コイルとを備え、前記誘導加熱コイルは、コイル線を複数段に卷回して円盤状に構成され、その内周側部の段数が外周側部の段数よりも大に設定されていることを特徴とする。
本発明の加熱調理器によれば、誘導加熱コイルの内周側部の段数を外周側部の段数よりも大に設定するようにしたので、使用される被加熱調理器具が小径の場合でも結合抵抗値を充分に確保することができるとともに、使用される被加熱調理器具が大径の場合には誘導加熱コイル全体で結合抵抗値を確保することができて、良好に加熱することができ、又、誘導加熱コイルの外周側部の段数は内周側部の段数よりも小であるので、その分だけコイル線の長さを短くすることができて、電力損失を少なくすることができる。
(第1の実施例)
以下、本発明の第1の実施例につき、図1乃至図5を参照しながら説明する。
先ず、図2に従って加熱調理器全体の概略構成につき説明する。調理器本体1は、外殻を形成する本体ケース2と、この本体ケース2の上方を覆うように配設されたトッププレート3とから構成される。そして、斯かる調理器本体1は、システムキッチンのカウンタトップ4に組込まれ、前記トッププレート3のみがカウンタトップ4上に露呈されており、この上面に被加熱調理器具として例えば二点鎖線で示す鍋13が載置されて、本体ケース2内の加熱手段(後述する)により加熱される。尚、前記トッププレート3は、例えば強化耐熱ガラス製により矩形平板状に形成され、後方(図示右方側)の左側に排気用開口部(図示せず)が、右側に給気用開口部3aが形成されている。
以下、本発明の第1の実施例につき、図1乃至図5を参照しながら説明する。
先ず、図2に従って加熱調理器全体の概略構成につき説明する。調理器本体1は、外殻を形成する本体ケース2と、この本体ケース2の上方を覆うように配設されたトッププレート3とから構成される。そして、斯かる調理器本体1は、システムキッチンのカウンタトップ4に組込まれ、前記トッププレート3のみがカウンタトップ4上に露呈されており、この上面に被加熱調理器具として例えば二点鎖線で示す鍋13が載置されて、本体ケース2内の加熱手段(後述する)により加熱される。尚、前記トッププレート3は、例えば強化耐熱ガラス製により矩形平板状に形成され、後方(図示右方側)の左側に排気用開口部(図示せず)が、右側に給気用開口部3aが形成されている。
そして、この図2には、本体ケース2内に前記した加熱手段として、一つの誘導加熱コイル5が開示されている。この種加熱調理器においては、一般的に、複数の誘導加熱コイルや、他の加熱手段であるロースタのシーズヒータなどの複数の加熱手段を備えたものが多いが、斯かる構成に限定されるものではなく、且つその図示及び説明とも省略する。
本実施例においては、加熱手段として、通常有する前記誘導加熱コイル5の他に、伝熱性を有する発熱体6を平面視して同一位置に備えるとともに、これら誘導加熱コイル5及び発熱体6は、加熱ユニット7として所定位置に一体的に取付け支持されるように構成される。そして、詳細は後述するが、この加熱ユニット7には全体に上方に持ち上げる付勢手段例えば圧縮コイルばねからなる弾性体8が複数個設けられ、前記発熱体6を前記トッププレート3の下面に弾力的に圧接して密着させるようになっている。
又、前記本体ケース2内には、前記開口部3aに連通してファン装置9が設けられている。この冷却ファン装置9は、冷却ファン10とファンモータ11とからなり、この冷却ファン10の回転により発生した風が、冷却風として、前記誘導加熱コイル5などの加熱手段を駆動し制御する加熱制御装置12を冷却し、及び前記誘導加熱コイル5自体を冷却するようになっている。そして、前記開口部3aからの給気は、図2中の矢印方向に示すように、誘導加熱コイル5や加熱制御装置12を冷却する風路を通って、トッププレート3の図示しない他方の開口部から排気されるようになっている。
尚、図示はしないが、前記加熱制御装置12の回路基板には、高周波電流供給手段たるインバータの主回路を構成するIGBTなどのパワースイッチング素子及びこれらを制御する制御部品を備えており、そのため、加熱制御装置12が冷却されるようになっている。尚、インバータは、主回路に誘導加熱コイル5と図示しない共振コンデンサとからなる共振回路を接続して構成されている。そして、図2中、トッププレート3の略中央部の下面側に接して温度検知部20が設けられている。
ここで、前記加熱ユニット7の具体構成につき、要部を断面し拡大して示す図1に基づき説明する。先ず、誘導加熱コイル5は、周知のように中空円盤状に構成され、前記トッププレート3と離間した所定位置に配設された耐熱樹脂製のベースプレート14に支持固定されており、高周波電流が供給されて鍋13に渦電流を発生させてジュール熱を発生させるようになっている。ベースプレート14は、外周部の複数箇所に下方に突出する筒状の脚部14aを備え、該脚部14aと本体ケース2内の内枠部材2aとの間に装着された前記圧縮コイルばねからなる弾性体8により全体が上方に付勢に支持されている。
誘導加熱コイル5は、具体的には、図3にも示すように、コイル線たるリッツ線19を内週側の第1列(第1周)から外周側の最終列たる第19列(第19周)まで順次複数段に卷回して構成されている。詳細には、誘導加熱コイル5を構成するリッツ線19は、第1列、第3列、第5列及び第7列では3段に夫々卷回され、第2列、第4列及び第6列では2段に夫々卷回され、且つ、第2列、第4列及び第6列の2段のリッツ線は、第1列、第3列、第5列及び第7列の3段のリッツ線の上下のリッツ線間に位置するように上下に段差をもって卷回され、以って、内周側部5aが構成されている。又、誘導加熱コイル5を構成するリッツ線19は、第8列から第19列までは2段に夫々卷回され、且つ、第8列の2段のリッツ線は、第7列の3段のリッツ線の上下のリッツ線間に位置し、次の第9列の2段のリッツ線は、2段目が第8列の2段のリッツ線間に位置するように互いに段差をもって卷回され、以下偶数列の2段のリッツ線は、第8列の2段のリッツ線の高さ位置に卷回され、奇数列の2段のリッツ線は、第9列の2段のリッツ線の高さ位置に卷回され、以って、外周側部5bが構成されている。
以上の結果、誘導加熱コイル5を構成するリッツ線19において、内周側部5aの最上段に位置するリッツ線19a及び外周側部5bの最上段に位置するリッツ線19bは、同一高さ位置にあり、内周側部5aの最下段に位置するリッツ線19c及び外周側部5bの最下段に位置するリッツ線19dは、異なる高さ位置、即ち、リッツ線19dがリッツ線19cよりも高い位置にある。従って、誘導加熱コイル5の内周側部5aの段数が外周側部5bの段数よりも1段分だけ大に設定されることにより、誘導加熱コイル5の下面には、外周側部5b側が内周側部5a側よりも高い位置にあるような段差を生じる。そして、本実施例では、この誘導加熱コイル5の下面の段差に応じて、該誘導加熱コイル5を支持するベースプレート14も段差を有するように形成されている。
ところで、この種の誘導加熱コイルを利用した加熱調理器に用いられる被加熱調理器具たる鍋13の良好な加熱に適する大きさは、図3に示すように、底径が直径100〜140(mm)のミルクパンなどの小径鍋13aから底径が直径200〜240(mm)の両手鍋などの大径鍋13bまでの範囲とされている。尚、この範囲外の鍋でも加熱は可能である。そこで、本実施例では、誘導加熱コイル5の内周側部5aの直径Daは、小径鍋13aの底径と略等しく設定され、誘導加熱コイル5自体の直径Dbは、大径鍋13bの底径と略等しく設定されている。
これに対して、もう一つの加熱手段である発熱体6は、例えば非磁性SUSなどの高抵抗の非磁性体で帯状をなす発熱用の導体にて中空環状に形成されている。従って、この発熱体6は、通電されるとジュール熱を発生する所謂伝熱性のヒータとして機能するものである。斯かる構成の発熱体6は、前記誘導加熱コイル5と離間し前記トッププレート3の下面に密着するよう前記ベースプレート14に支持固定される。
更に、詳述すると、前記発熱体6の下面側に高剛性材料の例えばファインセラミックからなる補強板15が宛がわれ、更にこの補強板15の下面側に、例えばシリカアルミナ系のファインセラミックからなる断熱部材16が宛がわれ、これら3者を積層した状態で前記ベースプレート14上に支持固定される。ベースプレート14の上面には、中空円盤状の誘導加熱コイル5を支持した内外周縁を上方に突出して支持突部14b、14cが夫々環状に形成されている。この支持突部14b、14cの上面に、積層した最下部の断熱部材16が直接載置された状態で、最上部の発熱体6から一体に垂下延出した係合片6a、6bが複数箇所に設けられ、その先端鉤部がベースプレート14の下面側に弾性的に引っ掛けて取付け固定されている。
そして、ベースプレート14の下面には、複数本のフェライト製の磁路形成部材18が放射状に取付け固定されている。これらの磁路形成部材18は、ベースプレート14が誘導加熱コイル5の下面形状に応じて段差を有することから、そのベースプレート14の下面に密着すべく段差を有する形状に構成されている。
この結果、発熱体6、補強板15、断熱部材16及び磁路形成部材18は、誘導加熱コイル5を支持したベースプレート14に一体的に取付け固定され、調理器本体1内への組込み状態では、発熱体6がトッププレート3の下面に弾接するように前記弾性体8が圧縮された状態で組込まれる。
尚、上記補強板15の下面には断熱部材16が宛がわれているが、該断熱部材16と前記誘導加熱コイル5との間には所定の空隙Aが確保され、この空隙Aに連通してベースプレート14の支持突部14b、14cの上面にも該断熱部材16との間に間歇的に空隙Bが形成され、これら空隙A、Bを通した通気路が形成される。この通気路は、冷却ファン10が回転駆動されることにより図中に示す矢印方向への冷却風が流れる風路17として機能する。従って、発熱体6、補強板15、断熱部材16及び風路17は、トッププレート3と誘導加熱コイル5との間に比較的大なる所定のギャップG(図3参照)を形成するようになる。
次に、上記構成の加熱調理器の作用について説明する。
使用者が被調理物を収容した鍋13をトッププレート3の所定位置に載置し、図示しない操作部で必要な入力操作を行ないスタートさせたとする。今、加熱制御装置12が有する周知の材質判定手段に基づき鍋13の材質が高抵抗金属材料であると判断された場合、加熱制御装置12は、通常の入力電力に基づき誘導加熱コイル5による誘導加熱調理を実行する。一方、加熱制御装置12は、材質判定手段に基づき鍋13の材質が材質がアルミや銅或いは非磁性SUSのような低抵抗の非磁性金属材料と判断された場合には、誘導加熱コイル5による加熱に加えて、発熱体6によるヒータ加熱を行なう。いずれの場合も、加熱制御装置12は、温度検知部20の検知温度に応じて温度制御を行なう。
使用者が被調理物を収容した鍋13をトッププレート3の所定位置に載置し、図示しない操作部で必要な入力操作を行ないスタートさせたとする。今、加熱制御装置12が有する周知の材質判定手段に基づき鍋13の材質が高抵抗金属材料であると判断された場合、加熱制御装置12は、通常の入力電力に基づき誘導加熱コイル5による誘導加熱調理を実行する。一方、加熱制御装置12は、材質判定手段に基づき鍋13の材質が材質がアルミや銅或いは非磁性SUSのような低抵抗の非磁性金属材料と判断された場合には、誘導加熱コイル5による加熱に加えて、発熱体6によるヒータ加熱を行なう。いずれの場合も、加熱制御装置12は、温度検知部20の検知温度に応じて温度制御を行なう。
ここで、図4を参照する。図4(a)に示す誘導加熱コイル5Aは、リッツ線19を全列(全周)にわたって2段に卷回かれて中空円盤状に構成(誘導加熱コイル5の外周側部5bに相当)され、図4(b)に示す誘導加熱コイル5Bは、リッツ線19を全列(全周)にわたって3段、2段が交互になるようにして卷回かれて中空円盤状に構成(誘導加熱コイル5の内周側部5aに相当)されている。そして、実験の結果、誘導加熱コイル5A及び5Bは、横軸にギャップG(トッププレートと誘導加熱コイルとの間のギャップ〜図3参照)(mm)をとり、縦軸にインダクタンス値Ls(μH)、結合抵抗値Rs(Ω)をとった図5(a)及び(b)に示す特性を有することが判明した。即ち、誘導加熱コイル5Aは図5(a)の特性、誘導加熱コイル5Bは図5(b)の特性である。
図5(a)及び(b)から明らかなように、段数の少ない誘導加熱コイル5Aの方が誘導加熱コイル5Bよりもリアクタンス値Lsが小である。又、段数の多い誘導加熱コイル5Bの方が誘導加熱コイル5Aよりも結合抵抗値Rsが大であるが、誘導加熱コイル5Bの方がギャップが大なるに従って結合抵抗値Rsが大きく下降変化する。
従って、本実施例によれば、誘導加熱コイル5は、内周側部5aの段数を外周側部5bの段数よりも大に構成したので、鍋13として小径鍋13aを用いたときには、内周側部5aにより結合抵抗値Rsを充分に確保することができ、又、大径鍋13bを用いたときには、内周側部5a及び外周側部5bの双方により結合抵抗値Rsを確保することができ、小径鍋13a及び大径鍋13bをともに良好に加熱することができる。
又、誘導加熱コイル5の外周側部5bは、段数を大にしても外周に向かうほど最下段のリッツ線19とトッププレート3との間の間のギャップG(実際には鍋13の底面との距離)が大になって段数を大にしたことによる結合抵抗値Rsの効果は得られないので、内周側部5aよりも段数を小にした。これにより、誘導加熱コイル5全体としては、誘導加熱コイル5Bよりリッツ線の長さを短くすることができ、その分だけ直流抵抗値を少なくすることができて、電力損失を少なくすることができる。
そして、本実施例におけるインバータは、主回路に誘導加熱コイル5と図示しない共振コンデンサとからなる共振回路を接続して構成されているので、外周側部5bの段数を小にすることにより、同時に、誘導加熱コイル5のリアクタンス値Lsを小さくでき、従って、Q(=ωL/R)値を小さくできるので、制御がし易くなる。
又、誘導加熱コイル5において、内周側部5aの最上段に位置するリッツ線19a及び外周側部5bの最上段に位置するリッツ線19bを同一高さ位置に設定するようにしたので、誘導加熱コイル5とトッププレートとの間の距離(ギャップ)をできるだけ小さくすることができる。
更に、誘導加熱コイル5の内周側部5aの直径Daを小径鍋13aの底径と略等しく設定したので、結合抵抗値Rsを確実に確保することができて、小経鍋13aを確実に加熱することができる。又、誘導過熱コイル5の直径Dbを大径鍋13bの底径と略等しく設定したので、誘導加熱コイル5を無駄に大きくすることはない。
又、磁路形成部材18を誘導加熱コイル5の段数に応じて段差を有するベースプレート14に合わせて段差を有する形状にしたので、磁路形成部材18の材料たるフェライトの使用量を最小限にすることができる。
又、磁路形成部材18を誘導加熱コイル5の段数に応じて段差を有するベースプレート14に合わせて段差を有する形状にしたので、磁路形成部材18の材料たるフェライトの使用量を最小限にすることができる。
(第2の実施例)
図6は本発明の第2の実施例であり、上記第1の実施例と同一部分には同一符号を付して示し、以下、異なる部分について説明する。
この第2の実施例においては、磁路形成部材18の代わりに、複数本のフェライト製の磁路形成部材21を設けるようにしたものであり、これらは、下面がが面一になるように、誘導加熱コイル5の外周側部5bに対応する部分が他の部分より肉厚(厚み大)に形成されている。
この第2の実施例によれば、磁路形成部材21により誘導加熱コイル5からの磁束の流れが円滑になる。
図6は本発明の第2の実施例であり、上記第1の実施例と同一部分には同一符号を付して示し、以下、異なる部分について説明する。
この第2の実施例においては、磁路形成部材18の代わりに、複数本のフェライト製の磁路形成部材21を設けるようにしたものであり、これらは、下面がが面一になるように、誘導加熱コイル5の外周側部5bに対応する部分が他の部分より肉厚(厚み大)に形成されている。
この第2の実施例によれば、磁路形成部材21により誘導加熱コイル5からの磁束の流れが円滑になる。
尚、本発明は、上記実施例に限定されることはなく、次のような変形、拡張が可能である。
上記実施例では、誘導加熱コイル5の内周側部5aは、3段、2段の段違いの組合せ、外周側部5bは、2段、2段の段違いの組合せにされているが、これらの組合せに限定されることはない。
上記実施例では、誘導加熱コイル5の内周側部5aは、3段、2段の段違いの組合せ、外周側部5bは、2段、2段の段違いの組合せにされているが、これらの組合せに限定されることはない。
又、上記実施例では、トッププレート3と誘導加熱コイル5との間に発熱体6を配設するようにしたが、この発熱体6は必要に応じて設ければよく、設けない場合でも、誘導加熱コイル5が鍋13からの熱影響を少なくするように、又、誘導加熱コイル5の放熱をよくするように、トッププレート3と誘導加熱コイル5との間に所定のギャップを設ける必要がある。
上記実施例では、ベースプレート14の下面に磁路形成部材18或いは21を配設するようにしたが、代わりに、略U字形の磁路形成部材を配設して、その一端部をベースプレート14の内周から上方に突出させ、他端部を該ベースプレート14の外周から上方に突出させるようにしてもよく、要は、誘導加熱コイル5の少なくとも下面に対応して磁路形勢部材を設ければよい。
尚、磁路形成部材18、21を含む磁路形成部材は、必要に応じて設ければよく、又、ベースプレート14も、必要に応じて設ければよい。
尚、磁路形成部材18、21を含む磁路形成部材は、必要に応じて設ければよく、又、ベースプレート14も、必要に応じて設ければよい。
図面中、1は調理器本体、2は本体ケース、3はトッププレート、5及び5A、5Bは誘導加熱コイル、5aは内周側部、5bは外周側部、6は発熱体、7は加熱ユニット、9は冷却ファン装置、12は加熱制御装置、13は鍋(被加熱調理器具)、13aは小径鍋(小径の被加熱調理器具)、13bは大径鍋(大径の被加熱調理器具)、14はベースプレート、18は磁路形成部材、19はリッツ線(コイル線)、19a及び19bは最上段のリッツ線(最上段のコイル線)、19c及び19dは最下段のリッツ線(最下段のコイル線)、21は磁路形成部材を示す。
Claims (7)
- 調理器本体と、
この調理器本体の上面を構成し、被加熱調理器具を載置するトッププレートと、
このトッププレートの下面側にその下面と所定のギャップを存して配設され、前記被加熱調理器具を加熱する誘導加熱コイルとを備え、
前記誘導加熱コイルは、コイル線を複数段に卷回して円盤状に構成され、その内周側部の段数が外周側部の段数よりも大に設定されていることを特徴とする加熱調理器。 - トッププレートと誘導加熱コイルとの間に、発熱体が配設されていることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
- 誘導加熱コイルは、内周側部及び外周側部の最上段に位置するコイル線が同一高さ位置にあり、内周側部及び外周側部の最下段に位置するコイル線が異なる高さ位置にあるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の加熱調理器。
- 誘導加熱コイルにおける内周側部の直径は、使用される小径の被加熱調理器具の底径と略同等に設定されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の加熱調理器。
- 誘導加熱コイルの直径は、使用される大径の被加熱調理器具の底径と略同等に設定されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の加熱調理器。
- 誘導加熱コイルの少なくとも下面に対応するフェライト製の磁路形成部材を備え、この磁路形成部材は、前記誘導加熱コイルの段数に応じた形状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の加熱調理器。
- 磁路形成部材は、誘導加熱コイルの外周側部に対応する部分の厚みが他の部分の厚みよりも大になるように形成されていることを特徴とする請求項6記載の加熱調理器。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7486347B2 (ja) | 2020-05-19 | 2024-05-17 | 三菱電機株式会社 | 誘導加熱調理器 |
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2008
- 2008-12-11 JP JP2008315636A patent/JP2010140743A/ja active Pending
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