JP2020064230A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ジャム処理性を向上させる。【解決手段】記録材に形成された画像を前記記録材に定着する定着部と、記録材が搬送される経路において記録材を検知する検知部と、前記検知部からの信号に基づいて記録材の搬送にジャムが発生しているかを検知し動作を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、記録材の搬送にジャムが発生していると検知した時に、前記定着部に存在する後続記録材を、記録材の搬送方向において前記後続記録材の1つ前を先行している先行記録材と接触または重なる位置まで搬送させた後に停止させる。【選択図】 図1

Description

本発明は、記録材に画像を形成するプリンタや複写機などの画像形成装置に関する。
従来から、画像形成装置において、定着部である定着ユニットを画像形成装置本体から着脱可能に構成し、記録材である用紙のジャムが発生し、定着ユニット内に用紙が残留した場合に、定着ユニットを取り外して残留した用紙を除去する構成が知られている。特許文献1には、ドアの開閉を検知するドア開閉検知部および定着ユニットの着脱を検知する定着ユニット着脱検知部を有する構成が開示されている。そして、ジャム発生時に定着ユニットに用紙が残留した場合は、定着ユニットを取り外して残留した用紙を除去する。このとき、ドアの開放、定着ユニットの取り外し、定着ユニットの装着、そしてドアの閉じという一連の動作が、この順番で検知された場合に、ジャム処理されたものと判断されることが開示されている。
用紙のジャムが発生して定着ユニット内に残留した用紙がある状態で定着ユニットを駆動すると、前記残留した用紙が定着ユニット内のローラに巻き付いてしまう可能性がある。残留した用紙が定着ユニット内のローラに一旦巻き付いてしまうと、これを除去することは非常に困難である。そのため、前述したように用紙のジャムが発生して定着ユニット内に用紙が残留した場合には、定着ユニットを取り外して残留した用紙をユーザに除去してもらう必要がある。
特開2007−333814号公報
定着ユニットを画像形成装置から取り外すためには、まず画像形成装置の外装のドアを開き、定着ユニットを露出させる。その後、定着ユニットを画像形成装置に固定しているレバーを解除する。その後、定着ユニットを画像形成装置から引き出し、定着ユニットに挟まれている用紙を除去する。特にA3サイズの用紙の印刷に対応した画像形成装置では、定着ユニットのサイズは大きくなり、重量も重くなる。そのため、ユーザは両手で定着ユニットを持って操作しなければ作業を進めることができない。また、定着ユニットに挟まれている用紙には、未定着トナーが残留している場合がある。そのため、ユーザは用紙を除去する際にユーザの手や画像形成装置の周囲にトナーが付着しないように注意して作業を進めなければならない。
定着ユニット付近で用紙のジャムが発生した場合に上述した作業が必要であることに加え、定着ユニットよりも下流の位置で用紙のジャムが発生し、後続の用紙が定着ユニット内で停止した場合においても、上述した作業と同じ作業が必要となることもあった。
これらのジャム処理にかかわる作業は、ユーザにとって大きな負担となり、ユーザビリティを低下させるという問題があった。
そこで本発明の目的は、ジャム処理性を向上させ、ユーザビリティの優れた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明は、記録材に形成された画像を前記記録材に定着する定着部と、記録材が搬送される経路において記録材を検知する検知部と、前記検知部からの信号に基づいて記録材の搬送にジャムが発生しているかを検知し動作を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、記録材の搬送にジャムが発生していると検知した時に、前記定着部に存在する後続記録材を、記録材の搬送方向において前記後続記録材の1つ前を先行している先行記録材と接触または重なる位置まで搬送させた後に停止させることを特徴とする。
本発明によれば、定着部に存在する後続記録材を、前記後続記録材の1つ前を先行して搬送している先行記録材と重なる位置まで搬送させた後に停止させるため、後続記録材を定着部よりも下流位置で停止できる。これにより、ユーザは定着部を外して残留した記録材を処理する必要がなくなり、ジャム処理性が向上する。
画像形成装置の断面図 画像形成装置のブロック図 (a)(b)は第1実施例に係る画像形成装置の要部断面図 (a)(b)は第2実施例に係る画像形成装置の要部断面図 排紙オプション内でジャムが発生した時の後続紙の位置を説明する図 第1実施例に係る画像形成装置のジャム処理時の動作を示すフローチャート図 第1実施例に係る画像形成装置のジャム処理時の動作を示すフローチャート図 第2実施例に係る画像形成装置のジャム処理時の動作を示すフローチャート図 第3実施例に係る画像形成装置のジャム処理時の動作を示すフローチャート図
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
〔第1実施例〕
本発明の第1実施例に係る画像形成装置について説明する。図1は画像形成装置の断面図である。図1に示す画像形成装置は、画像形成装置本体128、画像形成装置本体128に接続される排出ユニットである排紙オプション180、画像形成装置本体128と排紙オプション180間を連結する中間搬送ユニット170からなる。図1に示す画像形成装置の構成については後で詳しく説明する。
図2は図1に示した画像形成装置の制御系ブロック図である。図2を用いて画像形成装置の制御ブロックについて説明する。
図2において、画像形成装置本体128は、ホストコンピュータ917からのプリント情報や画像情報を画像形成装置本体128内のビデオコントローラ916によって受信する。
ビデオコントローラ916では、プリント情報を解析し、どのようなプリント条件で画像形成を行うかを制御部であるシステムコントローラ901及び排紙オプション制御部918に伝達する。また、ビデオコントローラ916は画像情報をビットマップデータに展開し、ビデオデータとしてシステムコントローラ901に送信する。
制御部であるシステムコントローラ901は、ビデオコントローラ916によって送信されたデータに基づき、画像形成装置の動作を統括的に制御する。システムコントローラ901は、主に画像形成装置内の各負荷の駆動、センサ類の情報収集解析、そして表示部906、即ちユーザインターフェースとのデータの交換の役割を担っている。
システムコントローラ901の内部構成は、上述した役割を担うために、CPU903を搭載している。CPU903は、同様にシステムコントローラ901に搭載したROM904に格納されたプログラムによって、予め決められた画像形成に関係した様々なシーケンスを、タイマ902を利用して実行する。またその際、一次的または恒久的に保存することが必要なデータを格納するために、RAM905も搭載している。RAM905には、例えば後述する高圧制御部908への高圧設定値、後述する各種データ、表示部906やビデオコントローラ916からの画像形成指令情報などを保存する。
中間搬送ユニット制御部921は、システムコントローラ901からの指示に応じて、中間搬送ユニット内の搬送ローラの駆動をモータ制御部923によって行う。また、中間搬送ユニット制御部921は、中間搬送ユニット内のセンサの変化をセンサ入力部922によって検知し、システムコントローラ901に通知するように構成されている。
排紙オプション制御部918は、ビデオコントローラ916から送信されたプリント条件に基づき、排紙オプション内のモータ駆動をモータ制御部920によって行う。また、排紙オプション制御部918は、排紙オプション内のセンサの変化をセンサ入力部919によって検知し、ビデオコントローラ916に通知するように構成されている。システムコントローラ901と排紙オプション制御部918はビデオコントローラ916を介して情報の送受信を行う。
システムコントローラ901は、表示部906またはビデオコントローラ916からユーザにより設定された印刷条件、濃度設定値などの情報を得る。その一方、システムコントローラ901から表示部906やビデオコントローラ916へは、画像形成装置の状態を報知する。例えば画像形成枚数や画像形成中か否かの情報、ジャムの発生やその箇所等をユーザに示すためのデータ等を報知している。
本画像形成装置は、装置内部の各所に複数のモータ、クラッチ/ソレノイド等のDC負荷及び、フォトインタラプタ等のセンサを配置している。つまり、モータの駆動や各DC負荷を適宜駆動させることで、記録材の搬送や各ユニットの駆動を行っており、その動作を監視しているものが各種センサである。
そこでシステムコントローラ901は、各種センサからの信号をセンサ入力部911で検知し、その信号をもとに、モータ制御部909により各モータの停止、駆動を制御する。
また、システムコントローラ901は、同時に、DC負荷制御部910により、クラッチ/ソレノイドを動作させて画像形成動作を円滑に進めている。
また、システムコントローラ901は、高圧制御部908に各種高圧制御信号を送出する。これにより、高圧ユニット914を構成する、図1で示した帯電ローラ111〜114、現像ローラ105〜108、一次転写ローラ119〜122、二次転写ローラ126などに適切な高圧を印可させる。
更に図1に示す定着装置127の加熱体としての定着ローラ157には、定着ヒータ915が内蔵されている。その定着ヒータ915はACドライバ912によってON/OFF制御されている。またこの際、定着ローラにはその温度を測定するための温度検知体としてのサーミスタ913が設けられている。A/Dコンバータ907によって、定着ローラの温度変化に応じたサーミスタ913の抵抗値変化を電圧値に変換した後、デジタル値としてシステムコントローラ901に入力される。システムコントローラ901は、この温度データをもとに前述のACドライバ912を制御している。
図1を用いて、画像形成装置本体および排紙オプション、中間搬送ユニットの構成と動作について説明する。図1に示す画像形成装置は、前述したように、画像形成装置本体128、および画像形成装置本体128に接続される排紙オプション180、画像形成装置本体128と排紙オプション180間を連結する中間搬送ユニット170からなる。
画像形成装置本体128は、記録材に形成された画像を前記記録材に定着する定着部である定着装置127を有し、記録材である記録材に画像を形成する。定着装置127については後述する。
画像形成装置本体128は、4つの感光ドラム101,102,103,104を有し、中間転写ベルト123を用いて4色のトナー像を形成し重ね合わせることによってフルカラー画像を得る、いわゆるインライン方式のフルカラーレーザプリンタである。
各感光ドラム101〜104の周囲に、帯電装置である帯電ローラ111〜114、現像装置である現像ローラ105〜108を配置し、これらをユニット化したプロセスカートリッジ115〜118が画像形成装置本体128から着脱可能な構成となっている。
以下、プロセスカートリッジ115について詳しく説明する。他の3つのプロセスカートリッジ116〜118についても同一の構成となっているので、説明は割愛する。なお、プロセスカートリッジ115はイエロー、プロセスカートリッジ116はマゼンタ、プロセスカートリッジ117はシアン、プロセスカートリッジ118はブラックのトナー用である。
プロセスカートリッジ115は、回動自在に支持された感光ドラム101を備えている。前記感光ドラム101は、アルミニウム等の導電性基体と、その外周に形成された光導電層を基本構成とする一般的な有機感光体ドラムである。そして感光ドラム101は、図に示す矢印方向に、不図示の駆動手段たるドラムモータによって回転駆動されるようになっている。
感光ドラム101の上方には、帯電ローラ111が配置されている。帯電ローラ111は、感光ドラム101表面に接してこの表面を所定の極性(本実施例ではマイナス)と電位に、均一に帯電させるものである。この帯電ローラ111は、中心に配置された導電性の芯金と、その外周に形成された導電層からなり、回転自在に支持されている。帯電ローラ111は、感光ドラム101に対して略平行に配置されて、不図示の押圧手段によって感光ドラム101の中心に向けて加圧されている。帯電ローラ111は、感光ドラム101の矢印方向の回転に伴って従動回転する。帯電ローラ111は、不図示の帯電用高圧電源によってバイアス電圧が印加され、これにより、感光ドラム101の表面が均一に接触帯電される。
感光ドラム101の回転方向に沿う帯電ローラ111の下流側には、レーザースキャナ109からのレーザービームL1が照射されるように構成されている。レーザースキャナ109は、画像情報に基づいてレーザー光をオン/オフしながら走査して感光ドラム101上を露光するもので、露光部の電位が変化することで、感光ドラム101上に画像情報に応じた静電潜像を形成するものである。
なお、レーザースキャナ109はブラックとマゼンタ用の露光を行い、レーザースキャナ110はシアンとイエロー用の露光を行うように構成されている。
更に、レーザービームL1の照射位置の下流側には、現像ローラ105が回転自在に設置されている。この現像ローラ105には、不図示の現像剤容器から現像剤たるトナーが供給される。現像ローラ105には不図示の現像用高圧電源によって現像バイアス電圧を印加することにより、感光ドラム表面の露光部にトナーが付着して、静電潜像がトナー像として現像される。
現像ローラ105の下流側、感光ドラム101の下方には、中間転写ベルト123を挟んで、転写ローラ119が配設されている。同様に感光ドラム102の下方には転写ローラ120が、感光ドラム103の下方には転写ローラ121が、感光ドラム104の下方には転写ローラ122がそれぞれ配設されている。
この転写ローラ119は、接地されている芯金と、その外周面に円筒状に形成された導電層によって構成されている。また、転写ローラ119は、長手方向の両端部が不図示のスプリング等の押圧部材によって感光ドラム101の中心に向けて加圧されている。これにより、転写ローラ119の導電層は、所定の押圧力で中間転写ベルト123を介して感光ドラム101表面に圧接され、感光ドラム101と転写ローラ119との間には転写ニップ部が形成される。
この転写ニップ部には、中間転写ベルト123が挟まれており、感光ドラム101表面と転写ローラ119間の電位差によって帯電したトナーは、感光ドラム101表面から中間転写ベルト123の表面に転写される。この転写を一次転写と呼ぶ。
トナー像転写後の感光ドラム101は、不図示のクリーニング手段によって残留トナー等の付着物が除去される。
中間転写ベルト123は、二次転写ローラ126の対向ローラ124、テンションローラ125を含む3つのローラによって張架され、前記3つのローラの矢印方向に回転駆動される。中間転写ベルト123は、PC、PET、PDVFのような誘電体樹脂によって構成される。また、転写ローラ119は、導電性ウレタンスポンジで形成される。
感光ドラム101〜104上に形成された各色のトナー像は、上述のように順次中間転写ベルト123上に転写される。その後、トナー像は、中間転写ベルト123の回転とともに二次転写ローラ126と対向ローラ124によって形成される二次転写部まで搬送される。
給紙カセット140には、記録材が収容される。本実施例の画像形成装置には、上記二次転写部に記録材を搬送する搬送手段としてのピックアップローラ144と搬送ローラ148、レジストローラ160を備えている。
給紙カセット140内に収容された記録材は、ビデオコントローラ916からのプリント指示コマンドがシステムコントローラ901に出力されたタイミングで、ピックアップローラ144によって給紙される。そして記録材は、搬送ローラ148によって搬送され、レジストローラ160によってさらに二次転写ローラ126と対向ローラ124で構成される二次転写部へと向けて搬送される。
記録材の先端が記録材の有無検知用の検知部であるレジセンサ161で検知されると、搬送ローラ148およびレジストローラ160は一時停止して待機状態となる。
そしてシステムコントローラ901は画像形成開始信号である/TOP信号をビデオコントローラ916に出力する。ビデオコントローラ916は/TOP信号に同期してビデオデータを出力し、露光が開始される。
システムコントローラ901は/TOP信号から予め決められたタイミングで、搬送ローラ148およびレジストローラ160の駆動を再開する。すると待機状態にある記録材が動き出し、二次転写部へ搬送されていく。
給紙カセットから記録材を搬送することを給紙と呼び、一時停止状態から再度駆動開始することを再給紙と呼ぶ。
給紙と再給紙が露光開始から予め決められたタイミングで実行されることにより、中間転写ベルト上のトナー像が、二次転写部で記録材とちょうど具合よく重なることにより、記録材上にトナー像が位置ずれなく二次転写される。このとき、二次転写ローラ126には、二次転写高圧電源132より二次転写バイアスとして正極性の高圧電源が印加される。トナー像が転写された記録材は、その後、さらに定着装置127に向けて搬送される。
記録材に転写しきれずに中間転写ベルト上に残留してしまった未転写トナーは、クリーニングブレード131によって中間転写ベルト上から掻き取られ、不図示の廃トナー容器に回収される。このことによって中間転写ベルトは清掃され、次の画像形成に備える。
定着部である定着装置127は、回転自在に配設された定着ローラ157と、定着ローラ157に圧接しながら回転する加圧ローラ156を有している。そして、定着ローラ157の内部には、ハロゲンランプ等の定着ヒータ915が配設されており、定着ヒータ915への供給電力を制御することにより定着ローラ157の表面の温度調節を行っている。
記録材が定着装置127に搬送されてくると、定着ローラ157と加圧ローラ156は一定速度で回転し、記録材が定着ローラ157と加圧ローラ156の間を通過する際に表裏両面からほぼ一定の圧力、温度で加圧、加熱される。これにより、記録材表面上の未定着トナー像は溶融して記録材上に定着し、フルカラーの最終画像が形成される。
フルカラー画像が定着された記録材は、定着装置127の出口に配置された定着排紙センサ162及び定着後センサ130を通過後、中間搬送ユニット170へ搬送される。定着排紙センサ162及び定着後センサ130は、画像形成装置本体128において記録材が搬送される経路において記録材を検知する検知部である。
中間搬送ユニット170は、画像形成装置本体128と排出ユニットである排紙オプション180とを連結し、画像形成装置本体128から排紙オプション180に記録材を搬送する。
中間搬送ユニット内には、第一中間搬送ローラ172、第二中間搬送ローラ173、および第三中間搬送ローラ174の3つの搬送ローラがある。第一中間搬送ローラ172は、画像形成装置本体128から排出された記録材を搬送する。第二中間搬送ローラ173は、第一中間搬送ローラ172よりも記録材の搬送方向の下流側に設けられ、記録材を搬送する。第三中間搬送ローラ174は、第二中間搬送ローラ173よりも記録材の搬送方向の下流側に設けられ、排紙オプションに向けて記録材を搬送する。これら3つの中間搬送ローラは不図示の中間搬送モータによって駆動される。中間搬送ユニット内には、各搬送ローラの下流にそれぞれ記録材を検知する検知部である中間搬送センサがある。第一中間搬送センサ175は、第一中間搬送ローラ172の下流に設けられ、記録材を検知する。第二中間搬送センサ176、第二中間搬送ローラ173の下流に設けられ、記録材を検知する。第三中間搬送センサ177は、第三中間搬送ローラ174の下流に設けられ、記録材を検知する。制御部であるシステムコントローラ901は、それぞれの中間搬送センサからの信号に基づいて、記録材の先端および後端が通過していくタイミングを検知することで、中間搬送ユニット内での記録材のジャム発生の有無を検知できる。
また、中間搬送ユニット170の上部には、開閉可能に設けた開閉ドア171がある。この開閉ドア171を開けることにより、中間搬送ユニット170内の記録材を容易に除去することができる。
中間搬送ユニット170を搬送された記録材は、排紙オプション180へ搬送されていく。
排出ユニットである排紙オプション180は、画像形成装置本体128に接続されており、定着装置127により画像が定着された記録材を積載する積載部としての第一排紙ビン185および第二排紙ビン186を有している。排紙オプション180は、第一排紙ビン185、第二排紙ビン186で記録材を仕分けして積載するものである。
中間搬送ユニット170から搬送された記録材は、排紙オプション180内にある第一搬送ローラ181および第二搬送ローラ182によって搬送される。そして、前記記録材は、ビン昇降モータ184によって上下に移動された第一排紙ビン185または第二排紙ビン186内に選択的に排出され、積載される。
第一搬送ローラ181の下流には記録材を検知する検知部である排紙オプションセンサ183が配置されている。排紙オプション制御部918が、排紙オプションセンサ183を用いて、記録材が通過していくタイミングを監視することで、記録紙のジャム発生有無の検知に利用する。
なお、図示していないが、排紙オプション180内には、記録材に対して処理を施す処理部が設けられ、記録材に対して適宜処理を行って、前記第一排紙ビン185または第二排紙ビン186に選択的に排出する。なお、この処理部としては、記録材を束ねた記録材の束にステイプル処理を行うステイプル処理部や、記録材にパンチ処理を行うパンチ処理部などがある。
以上が画像形成装置本体128および、排紙オプション180、中間搬送ユニット170からなる画像形成装置の概略説明である。
このような画像形成装置において、連続プリント中に排紙オプション180内でジャムが発生した場合について説明する。
図5は、排紙オプション180内でジャムが発生した瞬間の記録材の搬送位置を示した図である。図5は、図1に示す画像形成装置の断面図の必要な部分のみ抜き出して示した要部断面図であり、図1と共通なものには同じ番号を付している。
図5において、排紙オプション180内で記録材である用紙200がジャムとなっている。排紙オプション制御部918が排紙オプション180内の用紙の搬送にジャムが発生しているかを検知するジャム検知手段である。排紙オプション制御部918は、用紙を検知する検知部である排紙オプションセンサ183を監視し、所定時間以上、用紙有りを検知し続けたことによりジャムを検知する。排紙オプション制御部918は、ジャムを検知すると、ジャムが発生したことをビデオコントローラ916に通知する。ビデオコントローラ916は、画像形成装置本体128のシステムコントローラ901に排紙オプション180内でジャムが発生したことを通知する。
システムコントローラ901がジャム発生の通知を受けた瞬間においては、図5に示すように、ジャムした用紙200に後続した3枚の用紙201,202,203が中間搬送ユニット170および画像形成装置本体128内を搬送中である。ここで、中間搬送ユニット170および画像形成装置本体128内を搬送中の用紙201,202,203は、排紙オプション180にてジャムした用紙200とは別の記録材である。
図5において、用紙200は、排紙オプション180内においてジャムとなった用紙である。用紙201は、ジャムとなった用紙200の次に後続する用紙であり、中間搬送ユニット170内を搬送中である。用紙202は、用紙201の次に後続する用紙であり、中間搬送ユニット170内を搬送中である。さらに用紙203は、用紙202の次に後続する用紙であり、画像形成装置本体128の定着装置127内を搬送中である。
画像形成装置本体128内を搬送中のすべての用紙は、制御部であるシステムコントローラ901によってその搬送位置が常に監視されている。そのため、ジャムが発生した瞬間の、ジャムとなった用紙よりも記録材が搬送される経路の上流を搬送中の用紙は、記録材を検知する検知部であるセンサからの信号に基づいて、システムコントローラ901によって搬送位置が検知される。
システムコントローラ901が、ビデオコントローラ916から排紙オプション180内でジャム発生の通知を受けた後の処理を、図6を用いて説明する。図6は第1実施例に係る画像形成装置のジャム処理時の動作を示すフローチャート図である。
システムコントローラ901は、ビデオコントローラ916から排紙オプション180内でジャム発生の通知を受けたかを常時監視している(S101)。ここで、システムコントローラ901は、ジャム発生の通知を受けたら、中間搬送ローラ172,173,174を駆動する中間搬送モータの停止を、中間搬送ユニット制御部921に指示する(S102)。これにより、中間搬送ユニット170内の用紙201、および用紙202は搬送停止する。
次に、システムコントローラ901は、定着装置127内を搬送中の用紙があるか判断する(S103)。定着装置127内に搬送中の用紙がなければ、定着装置127を駆動する定着モータを停止する(S105)。定着装置127内に搬送中の用紙があれば、定着モータを停止させず駆動を継続する。本実施例では、定着装置127内を搬送中の用紙203があり、用紙203はそのまま搬送を継続する。そして、システムコントローラ901は、定着装置127に存在する後続記録材である用紙203を、記録材の搬送方向において前記用紙203の1つ前を先行している先行記録材である用紙202と接触または重なる位置まで搬送させる。即ち、システムコントローラ901は、用紙203の先端が中間搬送ユニット170内の第一中間搬送ローラ172のニップに到達するのを待つ(S104)。そしてシステムコントローラ901は、用紙203の先端が第一中間搬送ローラ172のニップに到達した時点で定着モータを停止する(S105)。
この時点での用紙の位置を図3(a)に示す。図3(a)に示す用紙204は、図5に示す用紙203が搬送され、先行する用紙202の上に重なる位置まで移動した状態を示す。
この状態ですべての用紙の搬送が停止しているので、中間搬送ユニット170の開閉ドア171を開けることで、中間搬送ユニット170に残留している用紙201,202を容易に除去することができる。また用紙204も、後端は定着装置127を抜けており、定着装置127を画像形成装置本体128から外すことなく中間搬送ユニット170のドア側から引き抜くことができる。
以上の説明では、中間搬送ユニット170内の第一中間搬送ローラ172から定着装置127までの搬送距離よりも、定着装置127内を搬送中の用紙の搬送方向の長さの方が短い構成の場合について説明した。したがって、定着装置127内を搬送中の用紙を先端が第一中間搬送ローラ172の位置に到達するまで搬送させれば、用紙の後端が定着装置127を抜ける構成となっている。
しかしながら、定着装置127内を搬送中の用紙の搬送方向の長さが、第一中間搬送ローラ172から定着装置127までの搬送距離よりも長い場合がある。この場合であっても、第一中間搬送ローラ172の手前の搬送路に、用紙がループを形成できる余裕があれば、以下のようにしてもよい。即ち、定着装置127内を搬送中の用紙の先端が第一中間搬送ローラ172の位置に到達した後も搬送を続け、前記用紙の後端が定着装置127を抜けるまで搬送を継続した後に用紙を停止するようにしてもよい。
この場合の処理を図7のフローチャートで説明する。図7において、図6のフローチャートと同じ処理については、同じ番号を付け説明を省略する。
図7のフローチャートでは、S103の定着装置に搬送中の後続紙があるか判断するまでの処理は同じであり、定着装置に搬送中の後続紙があると判断した後の処理が異なる。
図7のフローチャートでは、定着装置127に搬送中の後続紙があると判断した場合、後続紙の後端が定着装置127を抜けるまで搬送することを監視するようにしている(S110)。
この監視は、システムコントローラ901が、定着装置127のニップから後続紙の後端までの長さを算出し、その長さ分搬送したことを判断することで行うようにしてもよい。また、システムコントローラ901が、定着装置127の搬送路下流にある定着排紙センサ162をモニタすることで、後続紙の後端が定着排紙センサ162を通過することを検知することで行うようにしてもよい。
そして、システムコントローラ901は、後続紙の後端が定着装置127を抜けたことを検知したら、定着装置127を駆動する定着モータを停止する(S105)。
この時点での用紙の位置を図3(b)に示す。図3(b)に示す用紙204は、先端が第一中間搬送ローラ172のニップ位置に到達し、その後も搬送が継続されるので、第一中間搬送ローラ172の手前の位置でループが形成される。この状態ですべての用紙の搬送が停止しているので、中間搬送ユニット170の開閉ドア171を開けることで、中間搬送ユニット170に残留している用紙201,202を容易に除去することができる。また用紙204も、後端は定着装置127を抜けており、定着装置127を画像形成装置本体128から外すことなく中間搬送ユニット170のドア側から引き抜くことができる。
上述したように、本実施例によれば、ジャムが発生した際に、後続紙を定着装置内に残留させることなく、残留した用紙を除去処理しやすい位置に搬送させる。これにより、ジャム処理性を向上させ、ユーザビリティの優れた画像形成装置を提供することができる。
〔第2実施例〕
図4および図8を用いて本発明の第2実施例に係る画像形成装置について説明する。図4(a)及び図4(b)は、図1に示す画像形成装置の断面図の必要な部分のみ抜き出して示した要部断面図であり、図1と共通なものには同じ番号を付している。
図4(a)及び図4(b)において、第一中間搬送ローラ172は、第二中間搬送ローラ173および第三中間搬送ローラ174とは独立して駆動できる構成となっている。
第一中間搬送ローラ172は、不図示の第一の中間搬送モータで駆動される。第二中間搬送ローラ173および第三中間搬送ローラ174は、前記第一の中間搬送モータとは別のモータである不図示の第二の中間搬送モータで駆動される。
また、本実施例では、第1実施例の場合よりも用紙の搬送方向の長さである用紙長が長い。具体的には、用紙長は、第一中間搬送ローラ172から定着装置127までの距離よりも長い。また、第一中間搬送ローラ172の手前には用紙がループを形成できるほど搬送路に余裕が無い構成である。
以上の構成において、システムコントローラ901が、ビデオコントローラ916から排紙オプション180内でジャム発生の通知を受けた後の処理を、図8を用いて説明する。図8は、第2実施例に係る画像形成装置のジャム処理時の動作を示すフローチャート図である。図8において、図6のフローチャートと同じ処理については、同じ番号を付けている。
システムコントローラ901は、ビデオコントローラ916から排紙オプション180内でジャム発生の通知を受けたかを常時監視している(S101)。ここで、システムコントローラ901は、ジャム発生の通知を受けたら、中間搬送ローラ173,174を駆動する第二の中間搬送モータの停止を、中間搬送ユニット制御部921に指示する。これにより、第二中間搬送ローラ173および第三中間搬送ローラ174が停止し(S111)、中間搬送ユニット170内の用紙205は搬送停止する。
次に、システムコントローラ901は、定着装置127内を搬送中の用紙があるか判断する(S103)。定着装置127内に搬送中の用紙がなければ、第一中間搬送ローラ172を駆動する第一の中間搬送モータの停止を、中間搬送ユニット制御部921に指示する。これにより、第一中間搬送ローラ172が停止する(S113)。そして、定着装置127を駆動する定着モータを停止する(S105)。
定着装置127内に搬送中の用紙があれば、第一の中間搬送モータおよび定着モータを停止させず駆動を継続する。本実施例では、定着装置127内を搬送中の用紙206があるので、用紙206はそのまま搬送を継続する。
そして、システムコントローラ901は、定着装置127に存在する後続記録材である用紙206を、記録材の搬送方向において前記用紙206の1つ前を先行している先行記録材である用紙205と接触または重なる位置まで搬送させる。即ち、システムコントローラ901は、用紙206の先端が中間搬送ユニット170内の第二中間搬送ローラ173のニップに到達するのを待つ(S112)。
そして、システムコントローラ901は、用紙206の先端が第二中間搬送ローラ173のニップに到達した時点で、第一中間搬送ローラの停止を指示し(S113)、定着モータの停止を指示する(S105)。
この時点での用紙の位置を図4(b)に示す。図4(b)に示す用紙207は、図4(a)に示す用紙206が搬送され、先行する用紙205の上に重なる位置まで移動した状態を示す。
この状態ですべての用紙の搬送が停止しているので、中間搬送ユニット170の開閉ドア171を開けることで、中間搬送ユニット170に残留している用紙205を容易に除去することができる。また用紙207も、後端は定着装置127を抜けており、定着装置127を画像形成装置本体128から外すことなく中間搬送ユニット170のドア側から引き抜くことができる。
このように、本実施例は、中間搬送ユニット170内の第一中間搬送ローラと第二、第三中間搬送ローラが独立に駆動できる構成である。この構成であれば、後続紙の用紙長が第一中間搬送ローラ172から定着装置127までの距離よりも長い場合であっても、第一中間搬送ローラよりも下流の第二中間搬送ローラの手前の位置で、先行紙に重ねることができる。
なお、本実施例では後続紙を第二中間搬送ローラの手前の位置で先行紙に重ねる例を示したが、これに限定されるものではない。前述した第1実施例と同様に、後続紙を第一中間搬送ローラの手前で先行紙と重ねることも可能である。すなわち、本実施例では、後続紙を、第一中間搬送ローラの手前、または第二中間搬送ローラの手前の2か所で、先行紙に重ねることが可能である。
さらに、第一、第二、第三中間搬送ローラがそれぞれ独立駆動可能な構成であれば、それぞれの中間搬送ローラの手前で先行紙に後続紙を重ねることも可能であることは言うまでもない。
〔実施例3〕
図9を用いて本発明の第3実施例に係る画像形成装置について説明する。図9は第3実施例に係る画像形成装置のジャム処理時の動作を示すフローチャート図である。
第1実施例および第2実施例では、先行紙と重なる位置まで搬送された後続紙を、中間搬送ユニットの開閉ドアを開けてユーザに除去処理してもらうようにしていた。
これに対し、本実施例では、ユーザによる除去処理ではなく、残留している先行紙および先行紙と重なった後続紙を自動的に排出する自動排出処理を行うようにしている。但し、自動排出処理の実行中においても、記録材の搬送にジャムが発生する可能性があるため、自動排出処理中のジャム検知を行う必要がある。
本実施例のジャム検知には、残留している先行紙およびこれと重なった後続紙を自動的に排出している際に、その残留用紙が記録材を搬送する経路中に滞留してしまったことを検知する、いわゆる滞留ジャム検知を行う。滞留ジャム検知は、システムコントローラ901が、搬送経路において記録材を検知する検知部であるセンサからの信号をもとに、排出する残留用紙の先端を検知してから、残留用紙の搬送方向の長さ分、搬送しても残留用紙の後端を検知できないことで行う。
本実施例では、排出する残留用紙が、先行紙と後続紙が重なった状態で停止しているため、先行紙の後端および後続紙の先端は前記センサで検知することはできない。そこで、本実施例では、先行紙の先端から後続紙の後端までの搬送方向の長さを検知し、この長さを滞留ジャムの検知条件とするようにしている。即ち、本実施例では、自動排出処理の実行中において、先行紙の先端から、先行紙に重ねた後続紙の後端までの長さに応じて、センサからの信号に基づく滞留ジャム検知の条件を変えている。
図9に示すように、本実施例では、まずシステムコントローラ901が、排紙オプション180内でジャムした用紙を除去する、ジャム処理完了を待つ(S201)。これは、排紙オプション制御部918が排紙オプションセンサ183をモニタし、排紙オプション180内のジャムした用紙が除去されたことを検知し、ビデオコントローラ916を介してシステムコントローラ901に通知することで行われる。そして、自動排出する残留用紙があるか判断する(S202)。これはシステムコントローラ901が、搬送経路において用紙を検知する各センサをモニタすることで行う。残留用紙がユーザによって既に除去されている場合など、自動排出する残留用紙がない場合は、自動排出を行う必要がないので、自動排出処理の開始はしない。
一方、自動排出する残留用紙がある場合は、残留している先行紙の先端から後続紙の後端までの搬送方向の長さ187(図3(a)参照)を検知する(S203)。これはシステムコントローラ901がそれぞれの残留用紙の先端位置および用紙長から算出することで行う。そして、自動排出処理を開始する(S204)。本実施例では、具体的には、システムコントローラ901が、排紙オプションの駆動指示、中間搬送ローラの駆動指示、定着モータの駆動指示を行う。そして図3(a)に示す第二中間搬送センサ176で紙有りを検知するまで待つ(S205)。
なお、本実施例では、紙有りを検知できるまで待ち続けるようにしているものの、所定時間が経過しても紙有りを検知できない場合は、遅延ジャムとして自動排出処理を中断するようにしてもよい。
システムコントローラ901は、紙有りを検知したら、そのタイミングを起点にして、S203で算出した先行紙の先端から後続紙の後端までの長さに、ジャムマージン100mm分の長さを加えた距離分を搬送するのを監視する(S206)。このS206の監視中に、第二中間搬送センサ176で紙無しを検知すれば、残留用紙は搬送不良なく搬送されたこととして自動排出処理を終了する(S209)。
一方、S206の監視中に、先行紙の先端から後続紙の後端までの長さに、ジャムマージン100mm分の長さを加えた距離分搬送しても、第二中間搬送センサ176で紙無しを検知できなければ、滞留ジャムを検知する(S208)。
なお、本実施例では、第二中間搬送センサ176を用いた滞留ジャム検知の構成を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、第三中間搬送センサ177を用いた滞留ジャム検知を同様に行うようにしてもよい。また、本実施例では、先行紙の先端から後続紙の後端までの長さに加えるジャムマージンを100mmとしたが、この値に限定するものではなく、装置構成に応じて適切な値を適宜決めればよい。
以上、説明したように、本実施例によれば、ユーザが中間搬送ユニットの開閉ドアを開け、残留した用紙の除去処理をする必要がなくなるため、さらにジャム処理性が向上し、ユーザビリティに優れた画像形成装置を提供できる。
〔他の実施例〕
前述した実施例では、画像形成装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジを4つ使用しているが、この使用個数は限定されるものではなく、必要に応じて適宜設定すれば良い。
また前述した実施例では、露光手段としてレーザースキャナを使用したが、これに限定されるものではなく、例えばLEDアレイ等を使用しても良い。
また前述した実施例では、画像形成装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジとして、感光ドラムと、該感光ドラムに作用するプロセス手段としての帯電手段,現像手段,クリーニング手段を一体に有するプロセスカートリッジを例示した。しかし、これに限定されるものではない。感光ドラムの他に、帯電手段、現像手段、クリーニング手段のうち、いずれか1つを一体に有するプロセスカートリッジであっても良い。
更に前述した実施例では、感光ドラムを含むプロセスカートリッジが画像形成装置本体に対して着脱可能な構成を例示したが、これに限定されるものではない。例えば各構成部材がそれぞれ組み込まれた画像形成装置、或いは各構成部材がそれぞれ着脱可能な画像形成装置としても良い。
また前述した実施例では、画像形成装置としてプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置であっても良い。また、中間転写体を使用し、該中間転写体に各色のトナー像を順次重ねて転写し、該中間転写体に担持されたトナー像を記録材に一括して転写する画像形成装置を例示したが、これに限定されるものではない。記録材担持体を使用し、該記録材担持体に担持された記録材に各色のトナー像を順次重ねて転写する画像形成装置であっても良い。これらの画像形成装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
127 …定着装置
128 …画像形成装置本体
130 …定着後センサ
162 …定着排紙センサ
170 …中間搬送ユニット
172 …第一中間搬送ローラ
173 …第二中間搬送ローラ
174 …第三中間搬送ローラ
175 …第一中間搬送センサ
176 …第二中間搬送センサ
177 …第三中間搬送センサ
180 …排紙オプション
181 …第一搬送ローラ
182 …第二搬送ローラ
183 …排紙オプションセンサ
184 …ビン昇降モータ
185 …第一排紙ビン
186 …第二排紙ビン
901 …システムコントローラ
916 …ビデオコントローラ
918 …排紙オプション制御部
921 …中間搬送ユニット制御部

Claims (12)

  1. 記録材に形成された画像を前記記録材に定着する定着部と、
    記録材が搬送される経路において記録材を検知する検知部と、
    前記検知部からの信号に基づいて記録材の搬送にジャムが発生しているかを検知し動作を制御する制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、記録材の搬送にジャムが発生していると検知した時に、前記定着部に存在する後続記録材を、記録材の搬送方向において前記後続記録材の1つ前を先行している先行記録材と接触または重なる位置まで搬送させた後に停止させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、記録材の搬送にジャムが発生していると検知した時に、前記先行記録材の搬送を停止させた後、前記後続記録材を前記先行記録材と接触または重なる位置まで搬送させ、停止させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記検知部からの信号に基づいて、前記後続記録材の搬送方向の長さが、前記後続記録材を前記先行記録材と重ねた時に前記後続記録材の後端が前記定着部よりも搬送方向の下流の位置となる長さであると検知した場合に、前記後続記録材を前記先行記録材と重なる位置まで搬送させた後に停止させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記検知部からの信号に基づいて、前記後続記録材の搬送方向の長さが、前記後続記録材を前記先行記録材と重ねた時に前記後続記録材の後端が前記定着部に存在する長さであると検知した場合に、前記後続記録材を前記先行記録材と重なる位置まで搬送させ、さらに前記後続記録材の後端が前記定着部を抜けるまで前記後続記録材を搬送させた後に停止させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記定着部を有し、記録材に画像を形成する画像形成装置本体と、
    前記定着部により画像が定着された記録材を積載する積載部を有し、前記画像形成装置本体に接続された排出ユニットと、
    前記画像形成装置本体と前記排出ユニットとを連結し、前記画像形成装置本体から前記排出ユニットに記録材を搬送する中間搬送ユニットと、
    を有し、
    前記制御部は、記録材の搬送にジャムが発生していると検知した時の、ジャムした記録材の位置、前記定着部に存在する後続記録材の1つ前を先行している先行記録材の位置、前記定着部に存在する後続記録材の位置、および前記後続記録材の搬送方向の長さの情報を、前記検知部からの信号に基づいて検知し、これらの情報が特定の条件を満たす場合に、前記後続記録材を前記先行記録材と接触または重なる位置まで搬送させた後に停止させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記検知部からの信号に基づいて、
    前記先行記録材の位置が、前記中間搬送ユニットにあり、
    前記後続記録材の位置が、前記先行記録材よりも記録材の搬送方向の上流であって、前記定着部にあり、
    前記後続記録材の搬送方向の長さが、前記後続記録材を前記先行記録材と重ねた時に前記後続記録材の後端が前記定着部よりも搬送方向の下流の位置となる長さであると検知した場合に、
    前記後続記録材を前記先行記録材と重なる位置まで搬送させた後に停止させることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記検知部からの信号に基づいて、
    前記後続記録材の搬送方向の長さが、前記後続記録材を前記先行記録材と重ねた時に前記後続記録材の後端が前記定着部に存在する長さであると検知した場合に、
    前記後続記録材を前記先行記録材と重なる位置まで搬送させ、さらに前記後続記録材の後端が前記定着部を抜けるまで前記後続記録材を搬送させた後に停止させることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記中間搬送ユニットは、前記画像形成装置本体から排出された記録材を搬送する第一中間搬送ローラと、前記第一中間搬送ローラよりも搬送方向の下流側に設けられ、前記記録材を搬送する第二中間搬送ローラと、を有し、前記第一中間搬送ローラと前記第二中間搬送ローラとは独立して駆動される構成であり、
    前記制御部は、前記検知部からの信号に基づいて、
    前記後続記録材の搬送方向の長さが、前記第一中間搬送ローラから前記定着部までの距離よりも長いことを検知した場合に、
    前記後続記録材を前記先行記録材と重なる位置まで搬送させた後に、前記第一中間搬送ローラおよび前記定着部を停止させることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  9. 前記中間搬送ユニットは、開閉可能に設けたドアを有し、前記ドアを開けると中間搬送ユニット内の記録材を取り出すことが可能な構成となっていることを特徴とする請求項5乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、ジャムした記録材を除去する処理が完了した後、残留した記録材をユーザによる除去処理なしで自動的に排出する自動排出処理を行うことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、前記自動排出処理の実行中において、前記先行記録材の先端から、前記先行記録材に重ねた後続記録材の後端までの長さに応じて、前記検知部からの信号に基づく記録材の搬送にジャムが発生しているかを検知する条件を変えることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記後続記録材および前記先行記録材は、ジャムした記録材とは別の記録材であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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