JP2010139872A - 光モジュール、及び光モジュールの製造方法 - Google Patents

光モジュール、及び光モジュールの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 安価に製造可能な光ファイバユニットを有する光モジュールを提供する。
【解決手段】 光モジュールでは、光ユニットの半導体光素子が、光ファイバと光学的に結合されている。フェルールは、筒状をなしている。フェルールは、第1の部分、第2の部分、及び第3の部分を含んでいる。第3の部分の内孔には、光ファイバの芯線と該芯線を覆う外皮が位置している。第1の部分及び第2の部分の内孔に、光ファイバの芯線が位置している。第3の部分の内孔を画成する面と外皮との間、及び、第2の部分の内孔を画成する面と芯線との間には、樹脂が設けられている。第1の部分の内孔を画成する面と芯線の側面との間の間隔は、第2の部分の内孔を画成する面と芯線の側面との間の間隔より小さい。芯線の先端面は、その光軸に対して傾斜しており、第1の部分の端面より突き出ている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、光モジュール、及び光モジュールの製造方法に関するものである。
光モジュールには、光ファイバと当該光ファイバを保持するフェルールとを有する光ファイバユニットを搭載したものがある。このような光ファイバユニットとしては、例えば、特許文献1〜3に開示されたものがある。
特許文献1及び2に開示の光ファイバユニットは、筒状のフェルールの内孔に光ファイバの芯線を通し、フェルールの端面に沿って芯線を切断し、フェルールと芯線とを同時に研磨することによって製造されている。この研磨によって、光ファイバユニットの端面は、その法線方向が芯線の光軸に対して4〜8度の角度で傾斜した面となる。これにより、光ファイバと光学的に結合される半導体光素子への光の反射が抑制されている。特許文献3に開示された光ファイバユニットにおいても、端面が同様に研磨されている。
特開2001−141957号公報 特開2005−352449号公報 特開平8−338930号公報
光ファイバユニット等の部品は、低価格であることが要求されている。上述した研磨工程は、低価格化の障害となっている。以下、従来の光ファイバユニットの製造方法をより具体的に説明する。
筒状のジルコニアキャピラリ、即ちフェルールが、筒状の金属スリーブの内孔に一方側の開口から挿入される。この金属スリーブには、フェルールが挿入される部分の奥の内孔に樹脂が充填されている。次いで、外皮を剥いたファイバが、その芯線がフェルールの内孔を通るように、金属スリーブの他方側の開口から挿入される。この段階で、ファイバ端面に樹脂が付着することがある。次いで、フェルール端面から芯線を突き出させた状態で、樹脂が固化される。固化後に、フェルール端面から所定長の部分が残るように芯線がカットされる。そして、フェルール端面とファイバとが、同時に、ファイバ光軸に対して斜めに研磨される。この際に、フェルール及び金属スリーブが、ファイバ端面の研磨治具の役割を果たす。
このように、上記製造方法は、フェルールへの樹脂の充填、ファイバカット、研磨といった複数の工程を含んでいる。また、これら工程中の作業は全て手作業の工程となっている。したがって、従来の光ファイバユニットの製造には、比較的高い加工費が必要となる。
本発明は、安価に製造可能な光ファイバユニットを有する光モジュール、及び、その製造方法を提供することを目的としている。
本発明の光モジュールは、光ユニットと、光ファイバと、フェルールと、を備えている。光ユニットは、半導体光素子を搭載している。光ファイバは、この半導体光素子と光学的に結合される。フェルールは、光ファイバを保持し、且つ、当該光ファイバを光ユニットに対して固定するものであり、筒状をなしている。フェルールは、その中心軸線方向において順に、第1の部分、第2の部分、及び第3の部分を含んでいる。第3の部分の内孔には、光ファイバの芯線と該芯線を覆う外皮が位置している。第1の部分及び第2の部分の内孔に、光ファイバの芯線が位置している。第3の部分の内孔を画成する面と外皮との間、及び、第2の部分の内孔を画成する面と芯線との間には、樹脂が設けられている。第1の部分の内孔を画成する面と芯線の側面との間の間隔は、第2の部分の内孔を画成する面と芯線の側面との間の間隔より小さい。芯線の先端面は、その光軸に対して傾斜しており、第1の部分の端面より突き出ている。
この光モジュールでは、第3の部分の内孔を画成する面と光ファイバの外皮との間、及び第2の部分の内孔を画成する面と光ファイバとの芯線との間のそれぞれには、樹脂が浸透する空間がある。第1の部分の内孔を画成する面と芯線の側面との間の間隔は、第2の部分の内孔を画成する面と芯線の側面との間の間隔より小さいので、第1の部分の内孔には、樹脂が浸透しないようにすることができる。したがって、先端面を予め傾斜させた芯線をフェルールの端面から突き出させた後、第3の部分から樹脂を浸透させて、光ファイバをフェルールに固定することができる。その結果、光ファイバをフェルールに挿入した後の芯線の端面の研磨が不要となる。
本発明は、別の側面においては、光モジュールを製造する方法に関するものである。この製造方法は、(a)芯線の先端面を含む部分の外皮が除去されており、且つ、該芯線の先端面が該芯線の光軸に対して傾斜している光ファイバを準備する工程と、(b)光ファイバを筒状のフェルールの内孔に挿入する工程であって、該フェルールは、該フェルールの中心軸線方向に沿って順に、第1の部分、第2の部分、及び第3の部分を有しており、光ファイバは、先端面が第3の部分の内孔及び第2の部分の内孔を経て第1の部分の端面から突き出されるように、フェルールの内孔に挿入される、該工程と、(c)第3の部分の開口から樹脂を流して、第3の内孔を画成する面と光ファイバの外皮との間、及び、第2の部分の内孔を画成する面と芯線との間に、樹脂を浸透させる工程と、(d)半導体光素子を搭載した光ユニットの一端面においてフェルールの端面をスライドし、且つ、フェルールの端面からの芯線の先端面の突き出し量を調整することによって、半導体光素子と光ファイバとの光学的調芯を行う工程と、(e)樹脂を固化させる工程と、を含む。
本製造方法によれば、予め先端面を傾斜させた光ファイバをフェルールに通した後、光ファイバをフェルールに固定することができる。したがって、フェルールへの挿入後の光ファイバの研磨工程が不要となる。
本発明によれば、芯線の端面の研磨が不要となるので、安価に製造可能な光ファイバユニットを有する光モジュール、及び、その製造方法が提供可能となる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。
図1は、一実施形態に係る光モジュールの一部を破断して示す斜視図である。図2は、一実施形態に係る光モジュールの概略的に示す図であり、当該光モジュールを分解して示した図である。図1及び図2に示す光モジュール10は、光ユニット12、及び光ファイバユニット14を備えている。
光ユニット12は、第1の光サブアセンブリ16、第2の光サブアセンブリ18、及び、結合ユニット20を有している。本例では、第1の光サブアセンブリ16は、光ファイバユニット14の光ファイバへと光を送出する光送信サブアセンブリであり、第2の光サブアセンブリ18は、光ファイバユニット14の光ファイバからの光を受ける光受信サブアセンブリとなっている。したがって、本例の光モジュール10は、単一の光ファイバに対して光送信機能及び光受信機能を有する一心双方向光モジュールとなっている。
第1の光サブアセンブリ16は、半導体レーザ16a、及びパッケージ16bを有している。半導体レーザ16aは、パッケージ16bの内部に搭載されている。パッケージ16bは、ステム16c、リードピン16d、キャップ16e、及び、レンズ16fを含んでいる。
ステム16cには、半導体レーザ16aが、サブマウント16gを介して搭載されている。また、ステム16cには、半導体レーザ16aの背面光をモニタするモニタ用フォトダイオード16hが、サブマウント16iを介して搭載されている。半導体レーザ16a及びモニタ用フォトダイオード16hは、ステム16cに設けられたリードピン16dに電気的に接続されている。半導体レーザ16aは、リードピン16dから供給される電気信号に応じて、第1の波長の光を出射する。第1の波長は、例えば、1.31μmである。
キャップ16eは、筒状の部材であり、半導体レーザ16aを覆うように設けられている。キャップ16eの一端は、ステム16cに固定されている。また、キャップ16eの他端の開口にはレンズ16fが設けられている。半導体レーザ16aから出射される光は、レンズ16fによって集光されて、光ファイバユニット14の光ファイバに結合する。
第2の光サブアセンブリ18は、フォトダイオード18a、及びパッケージ18bを有している。フォトダイオード18aは、パッケージ18bの内部に搭載されている。パッケージ18bは、ステム18c、リードピン18d、キャップ18e、及び、レンズ18fを含んでいる。
ステム18cには、フォトダイオード18aが、サブマウント18gを介して搭載されている。フォトダイオード18aは、ステム18cに設けられたリードピン18dに電気的に接続されている。キャップ18eは、筒状の部材であり、フォトダイオード18aを覆うように設けられている。キャップ18eの一端は、ステム18cに固定されている。また、キャップ18eの他端の開口にはレンズ18fが設けられている。光ファイバユニット14の光ファイバから出射される第2の波長の光、例えば、波長1.48μm又は1.55μmの光は、レンズ18fによって集光されて、フォトダイオード18aに結合する。フォトダイオード18aは、受光した光の強度に応じた電気信号をリードピン18dに出力する。
結合ユニット20は、第1の光サブアセンブリ16及び第2の光サブアセンブリ18を、光ファイバユニット14の光ファイバに光学的に結合するための部品である。結合ユニット20は、本体部20a、波長分割フィルタ20b、及び、波長カットフィルタ20cを有している。
本体部20aは、略筒状の部材であり、その中心軸線Zに沿って順に、第1の内孔20d、第2の内孔20eを提供している。第1の内孔20dの径は、第2の内孔20eの径より小さい。本体部20aは、第2の内孔20eに設けられた第1の光サブアセンブリ16を保持している。
本体部20aは、第1の内孔20dと第2の内孔20eとの間にテーパー状の接続孔20fを提供している。この接続孔20fを画成する面20gには、波長分割フィルタ20bが固定されている。これによって、波長分割フィルタ20bは、中心軸線Zに対して傾斜しつつ、第1の内孔20dまで延在している。この波長分割フィルタ20bは、第1の波長の光を透過し、且つ、第2の波長の光を反射する特性を有している。
本体部20aの側壁には、本体部20aの側面から第1の内孔20dまで延びる孔20hが形成されている。本体部20aは、孔20hに配置された第2の光サブアセンブリ18を保持している。また、本体部20aの孔20hには、第2の光サブアセンブリ18と第1の内孔20dとの間に、波長カットフィルタ20cが設けられている。この波長カットフィルタ20cは、第1の波長の光を遮断し、第2の波長の光を透過する特性を有している。
以上の構成を有する光ユニット12では、第1の光サブアセンブリ16の半導体レーザ16aによって出射される光は、レンズ16fで集光されて、波長分割フィルタ20bを透過し、第1の内孔20dを通って、光ファイバユニット14の光ファイバに至る。一方、光ファイバユニット14の光ファイバから出射された第2の波長の光は、第1の内孔20dを通り、波長分割フィルタ20bで反射され、波長カットフィルタ20cを透過し、第2の光サブアセンブリ18のレンズ18fで集光されて、フォトダイオード18aに結合する。
以下、光ファイバユニット14について説明する。図3は、一実施形態に係る光モジュールにおける光ファイバユニットを一部破断して示す図である。図4は、図3に示す光ファイバユニットを分解した状態を示す図である。図3及び図4に示すように、光ファイバユニット14は、光ファイバ22及びフェルール24を有している。
光ファイバ22は、芯線22aと、芯線22aの側面を覆う外皮22bを含んでいる。この光ファイバ22では、先端面22cを含む部分において芯線22aから外皮22bが除去されている。外皮22bによって芯線22aが覆われている部分の光ファイバ22の径は、例えば、0.9mmであり、芯線22aの径は、例えば、0.125mmである。
また、芯線22aの先端面22cは、当該芯線22aの光軸Zに対して、その法線方向が傾斜するように、予め加工されている。芯線22aの光軸Zに対して、先端面22cの法線方向が成す角度は、例えば、4〜8度である。
フェルール24は、この光ファイバ22を保持し、且つ、光ファイバ22を光ユニット12に対して固定する部材である。フェルール24は、例えば、樹脂又は金属によって構成することが可能である。
このフェルール24は、略筒状をなしている。フェルール24は、その中心軸線Zに沿って順に第1の部分24a、第2の部分24b、及び、第3の部分24bを含んでいる。第1の部分24aの内孔の径は、第2の部分24bの内孔の径より小さく、また、第2の部分24bの内孔の径は、第3の部分24cの内孔の径より小さくなっている。第1の部分24aの内孔と第2の部分24bの内孔との間の孔、第2の部分24bの内孔と第3の部分24cの内孔との間の孔は、テーパー状となっている。
第3の部分24cの内孔には、芯線22aと外皮22bが通っており、第2の部分24bの内孔には、芯線22aのみが通っている。芯線22aは、更に、第1の部分24aの内孔を通って、その先端面22cが、第1の部分24aの端面24dから突き出されている。
第3の部分24cの内孔を画成する面24eと外皮22bの側面との間の空間、及び、第2の部分24bの内孔を画成する面24fと芯線22aの側面との間の空間には、樹脂26が設けられている。この樹脂26を介して、光ファイバ22は、芯線22aが外皮22bによって覆われている部分において、第3の部分24cによって固定される。また、光ファイバ22は、外皮22bが除去された芯線22aの一部において、樹脂26を介して、第2の部分24bによって固定される。
なお、後述するように、樹脂26は、光ファイバ22をフェルール24に挿入した後、第3の部分24cの開口端から流し込まれて第2の部分24bの内孔まで浸透するが、第1の部分24aの内孔を画成する面24gと芯線22aの側面との間には、浸透しなくなっている。そのために、例えば、第3の部分24cの内孔の長さは、5mmであり、当該内孔の径は、1.0mmである。第2の部分24bの内孔の長さは、2mmであり、当該内孔の径は、0.2mmである。また、第1の部分24aの内孔の長さは、0.5mmであり、当該内孔の径は、0.125−0/+0.0005mmである。即ち、第1の部分24aの内孔の径は、芯線22aの径に略一致する径となっている。また、第1の部分24aの内孔がこのような径を有することによって、芯線22aの先端位置をサブミクロンの高精度で維持することが可能となっている。
光ファイバユニット14は、フェルール24の端面24dが結合ユニット20の本体部20aの一端面20iに当接した状態で、光ユニット12に固定されている。光ファイバユニット14が光ユニット12に固定された状態では、芯線22aの先端面22cは、結合ユニット20の第1の内孔20dに位置しており、半導体レーザ16a及びフォトダイオード18aに光学的に結合されている。
光ユニット12の一端面20iは、軸線Zに交差する略平坦な面であり、また、フェルール24の端面24dも、一端面20iに対面する平坦な面になっている。したがって、この一端面20iを利用することによって、光ファイバユニット14を、光ユニット12に対して軸線Zに交差する方向にスライドさせ、先端面22cと半導体レーザ16a及びフォトダイオード18aとの光学的調芯を行うことが可能である。
以下、この光モジュール10の製造方法について説明する。図5は、一実施形態に係る光モジュールの製造方法のフローを示す図である。図5に示すように、本製造方法では、まず、光ファイバ22の外皮の除去、及び、芯線の切断が行われる(工程S1)。
図6は、光ファイバ22の加工工程を示す図である。図6の(a)に示すように、工程S1では、まず、芯線22aが外皮22bで覆われた状態の光ファイバ22が準備される。次いで、図6の(b)に示すように、外皮22bを除去することによって、先端から所定の長さだけ、芯線22aが露出される。
次に、図6の(c)に示すように、光ファイバ22がねじられつつ(t)、当該光ファイバ22に両側から張力(T)が与えられる。この状態で、超音波カッター40を芯線22aの側面に接触させることによって、図6の(d)に示すように、先端面22cが所定の角度に傾斜された光ファイバ22が得られる。
次に、本製造方法では、工程S1で得られた光ファイバ22が、フェルール24に挿入される(工程S2)。図7及び図8は、光ファイバをフェルールに挿入する工程を示す図であり、当該工程の前後の状態をそれぞれ示している。図7に示すように、工程S2では、光ファイバ22が、その先端面22cからフェルール24に挿入される。このとき、フェルール24の第3の部分24cの開口から、光ファイバ22が挿入される。この工程S2では、図8に示すように、光ファイバ22の先端面22cがフェルール24の端面24dから突き出るまで、光ファイバ22がフェルール24に挿入される。
図5に戻り、次いで、本製造方法では、フェルール24の内孔に樹脂が流される(工程S3)。工程S3では、先述したように、フェルール24の第3の部分24cの開口から、樹脂26が流し込まれる。この樹脂26は、図3に示すように、第3の部分24cの内孔を画成する面24eと外皮22bの間の空間、及び、第2の部分24bの内孔を画成する面24fと芯線22aとの間の空間に浸透する。なお、本光モジュール10では、樹脂26を浸透させるために、真空引き等のプロセスは不要である。
本製造方法では、工程S3において樹脂26を浸透させた後、当該樹脂26を硬化させずに、半導体レーザ16a及びフォトダイオード18aといった半導体光素子と光ファイバユニット14との光学的調芯が行われる(工程S4)。図9は、半導体光素子と光ファイバユニットとの光学的調芯を行う工程を示す図である。
図9に示すように、工程S4では、結合ユニット20の本体部20aの一端面20iに光ファイバユニット14の端面24dが当接され、当該一端面20iに沿って、光ファイバユニット14がスライドされる。これによって、光軸Z方向に直交する方向における光ファイバユニット14の光学的調芯が行われる。また、芯線22aのフェルール24からの突き出し量を調整することにより、光軸Z方向における調芯が行われる。なお、芯線22aのフェルール24からの突き出し量は、例えば、0.5mm以内である。
図5に戻り、工程S4の調芯の後、樹脂26を硬化させることによって樹脂26が固化され(工程S5)、また、光ファイバユニット14が、接着材等により結合ユニット20の本体部20aに固定される(工程S6)。この接着材としては、例えば、紫外線硬化タイプ、熱硬化タイプ、又は、両タイプの特性を併せ持つタイプの接着材が使用される。
固化後に、光ファイバユニット14の周囲が、例えば、樹脂製のブーツ(被服)で覆われることによって、接着部が保護される(工程S7)。
以上説明した実施形態によれば、従来のピグテール部品に置き換わる低価格な光ファイバユニット14が提供される。したがって、低価格な光モジュールを提供することが可能となる。
なお、本発明は上記した本実施形態に限定されることなく種々の変形が可能である。上述した実施形態は、一心双方向光モジュールに関するものであったが、光送信又は光受信の単機能のみを有する光モジュールにも本発明は適用可能である。
一実施形態に係る光モジュールの一部を破断して示す斜視図である。 一実施形態に係る光モジュールの概略的に示す図であり、当該光モジュールを分解して示した図である。 一実施形態に係る光モジュールにおける光ファイバユニットを一部破断して示す図である。 図3に示す光ファイバユニットを分解した状態を示す図である。 一実施形態に係る光モジュールの製造方法のフローを示す図である。 一実施形態に係る光ファイバの加工工程を示す図である。 光ファイバをフェルールに挿入する工程を示す図である。 光ファイバをフェルールに挿入する工程を示す図である。 半導体光素子と光ファイバユニットとの光学的調芯を行う工程を示す図である。
符号の説明
10…光モジュール、12…光ユニット、14…光ファイバユニット、16…第1の光サブアセンブリ、16a…半導体レーザ、18…第2の光サブアセンブリ、18a…フォトダイオード、20…結合ユニット、20a…本体部、20b…波長分割フィルタ、20c…波長カットフィルタ、20i…一端面(本体部)、22…光ファイバ、22a…芯線、22b…外皮、22c…先端面、24…フェルール、24a…第1の部分、24b…第2の部分、24c…第3の部分、24d…端面、24e…面(第3の部分の内孔を画成する面)、24f…面(第2の部分の内孔を画成する面)、24g…面(第1の部分の内孔を画成する面)、26…樹脂。

Claims (3)

  1. 半導体光素子を搭載した光ユニットと、
    前記半導体光素子に光学的に結合される光ファイバと、
    前記光ファイバを保持し、且つ、該光ファイバを前記光ユニットに対して固定する筒状のフェルールと、
    を備え、
    前記フェルールは、該フェルールの中心軸線方向において順に、第1の部分、第2の部分、及び第3の部分を含んでおり、
    前記第3の部分の内孔に、前記光ファイバの芯線と該芯線を覆う外皮が位置しており、
    前記第1の部分及び第2の部分の内孔に、前記光ファイバの芯線が位置しており、
    前記第3の部分の内孔を画成する面と前記外皮との間、及び、前記第2の部分の内孔を画成する面と前記芯線との間には、樹脂が設けられており、
    前記第1の部分の内孔を画成する面と前記芯線の側面との間の間隔は、前記第2の部分の内孔を画成する前記面と前記芯線の側面との間の間隔より小さく、
    前記芯線の先端面は、該芯線の光軸に対して傾斜しており、前記第1の部分の端面より突き出ている、
    光モジュール。
  2. 前記フェルールの内孔においては、前記第1の部分の内孔及び前記第2の部分の内孔にのみ、前記樹脂が設けられている、請求項1に記載の光モジュール。
  3. 光モジュールを製造する方法であって、
    芯線の先端面を含む部分の外皮が除去されており、且つ、該芯線の先端面が該芯線の光軸に対して傾斜している光ファイバを準備する工程と、
    前記光ファイバを筒状のフェルールの内孔に挿入する工程であって、前記フェルールは、該フェルールの中心軸線方向に沿って順に、第1の部分、第2の部分、及び第3の部分を有しており、前記光ファイバは、前記先端面が前記第3の部分の内孔及び第2の部分の内孔を経て第1の部分の端面から突き出されるように、前記内孔に挿入される、該工程と、
    前記第3の部分の開口から樹脂を流して、前記第3の部分の内孔を画成する面と前記光ファイバの外皮との間、及び、前記第2の部分の内孔を画成する面と前記芯線との間に、樹脂を浸透させる工程と、
    半導体光素子を搭載した光ユニットの一端面において前記フェルールの前記端面をスライドし、且つ、前記フェルールの前記端面からの前記芯線の前記先端面の突き出し量を調整することによって、前記半導体光素子と前記光ファイバとの光学的調芯を行う工程と、
    前記樹脂を固化させる工程と、
    を含む、方法。
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