JP2010139364A - 車両シート用荷重センサ - Google Patents

車両シート用荷重センサ Download PDF

Info

Publication number
JP2010139364A
JP2010139364A JP2008315782A JP2008315782A JP2010139364A JP 2010139364 A JP2010139364 A JP 2010139364A JP 2008315782 A JP2008315782 A JP 2008315782A JP 2008315782 A JP2008315782 A JP 2008315782A JP 2010139364 A JP2010139364 A JP 2010139364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
vehicle seat
load
load sensor
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2008315782A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Saito
昇 齊藤
Yoshitoshi Kawashima
俊寿 川島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Kansei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Kansei Corp filed Critical Calsonic Kansei Corp
Priority to JP2008315782A priority Critical patent/JP2010139364A/ja
Priority to PCT/JP2009/070381 priority patent/WO2010067759A1/ja
Priority to US13/139,013 priority patent/US20110303469A1/en
Publication of JP2010139364A publication Critical patent/JP2010139364A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01GWEIGHING
    • G01G19/00Weighing apparatus or methods adapted for special purposes not provided for in the preceding groups
    • G01G19/40Weighing apparatus or methods adapted for special purposes not provided for in the preceding groups with provisions for indicating, recording, or computing price or other quantities dependent on the weight
    • G01G19/413Weighing apparatus or methods adapted for special purposes not provided for in the preceding groups with provisions for indicating, recording, or computing price or other quantities dependent on the weight using electromechanical or electronic computing means
    • G01G19/414Weighing apparatus or methods adapted for special purposes not provided for in the preceding groups with provisions for indicating, recording, or computing price or other quantities dependent on the weight using electromechanical or electronic computing means using electronic computing means only
    • G01G19/4142Weighing apparatus or methods adapted for special purposes not provided for in the preceding groups with provisions for indicating, recording, or computing price or other quantities dependent on the weight using electromechanical or electronic computing means using electronic computing means only for controlling activation of safety devices, e.g. airbag systems
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/002Seats provided with an occupancy detection means mounted therein or thereon

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】車両シートに対して相対的な傾きが生じた場合であっても起歪体の不要な歪みの発生を防止し、検出誤差を防止することができる車両シート用荷重センサを提供すること。
【解決手段】スライド移動可能な車両シート1の下側に取り付けられ、車両シート1に作用する荷重を検出する車両シート用荷重センサ6であって、車両シート1を支持するシート支持部(シャフト部30,アッパ支持部40)と、車両シート1からの荷重を伝達する荷重伝達部(円筒部32)と、荷重伝達部32から伝達された荷重を受ける起歪体50と、起歪体50を保持する起歪体保持部(ロア支持部10,締結材20)と、を備え、シート支持部30,40は、車両シート1を支持するシート支持面32aを有し、このシート支持面32aに車両シート1のスライド方向と平行に延びる当接突起部33を設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は、スライド移動可能な車両シートの下側に取り付けられて、この車両シートに作用する荷重を検出する車両シート用荷重センサに関するものである。
従来から、スライド移動可能な車両シートを支持するシート支持部と、このシート支持部からの荷重を伝達する荷重伝達部と、荷重伝達部から伝達された荷重を受ける起歪体と、この起歪体を保持する起歪体保持部とを備えた車両シート用荷重センサが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この車両シート用荷重センサは、車両シートを案内するシートレールと車両シートとの間に配置され、上記車両シート共にシートレールに沿って移動可能になっている。そして、乗員着座等により車両シートに荷重が作用すると、荷重伝達部と起歪体保持部との間で起歪体が歪み、この歪みの大きさに基づいて荷重を検出する。
特開2008−134232号公報
ところで、上述の車両シート用荷重センサは車両シートと共に移動可能になっているため、シートレールの取付誤差や構成部品の寸法誤差等により車両シートに対して相対的に傾くことがあった。そして、この傾きにより車両シート用荷重センサに入力する荷重に偏りが生じ、起歪体が不要に歪んでしまうことがあった。そのため、この不要な歪みによって検出誤差が生じる問題があった。
そこで、この発明は、車両シートに対して相対的な傾きが生じた場合であっても起歪体の不要な歪みの発生を防止し、検出誤差を防止することができる車両シート用荷重センサを提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、この発明に係る車両シート用荷重センサは、スライド移動可能な車両シートの下側に取り付けられ、該車両シートに作用する荷重を検出する車両シート用荷重センサであって、前記車両シートを支持するシート支持部と、該シート支持部からの荷重を伝達する荷重伝達部と、該荷重伝達部から伝達された荷重を受ける起歪体と、該起歪体を保持する起歪体保持部と、を備え、前記シート支持部は、前記車両シートを支持するシート支持面を有し、前記シート支持面に前記車両シートのスライド方向と平行に延びる当接突起部を設けたことを特徴とする。
よって、本発明の車両シート用荷重センサにおいては、車両シートを支持するシート支持面に車両シートのスライド方向と平行に延びる当接突起部が設けられたので、車両シートに作用した荷重は当接突起部を介して入力することになる。
すなわち、当接突起部のみで車両シートからの荷重を受けることで、荷重を受ける受力面積を小さくすることができ、車両シートをがたつきなく支持することができる。また、当接突起部が車両シートのスライド方向と平行に延びたことで、車両シートのスライド方向に対して直交する方向に傾いた場合であっても、シート支持面は当接突起部以外の部分が車両シートに接触しにくくなる。
この結果、車両シートに対して相対的な傾きが生じた場合であっても起歪体の不要な歪みの発生を防止し、検出誤差を防止することができる。
以下、本発明の送風装置を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は、実施例1の車両シート用荷重センサが適用された車両シートを示す斜視図である。図2は、実施例1の車両シート用荷重センサを示す分解斜視図である。図3は、実施例1の車両シート用荷重センサを示す縦断面図である。図4は、実施例1の車両シート用荷重センサにおけるシャフト部を示す斜視図である。
図1に示す車両シート1は、乗員が着座するシートクッション2と、このシートクッション2を支持するシートフレーム3とを有している。一方、車室床パネル4には、車両進行方向に延び且つほぼ平行に配置された一対のシートレール5が設けられている。各シートレール5は、車室床パネル4に固定されたロアシートレール5aと、ロアシートレール5aに嵌合し、このロアシートレール5aの延び方向にスライド移動可能なアッパーシートレール5bとを有している。
そして、車両シート1は、シートフレーム3の四隅(フロントインナ,フロントアウタ,リアインナ,リアアウタという)がそれぞれアッパーシートレール5bに支持固定され、一対のアッパーシートレール5bと一体的にスライド移動可能になっている。また、このとき、シートフレーム3とアッパーシートレール5bとの間には、車両シート用荷重センサ(以下、荷重センサという)6が介装されている。
荷重センサ6は、図2及び図3に示すように、ロア支持部10と、締結材20と、シャフト部30と、アッパ支持部40と、起歪体50とを有している。
ロア支持部10は、アッパーシートレール5bの上面5cに固定されるフランジ板11と、フランジ板11に形成された固定孔11aに取り付けられる台座部12とを有している。
フランジ板11は、アッパーシートレール5bに沿って延びる複数の帯状鋼板11bを積層して形成され、所定の厚みを有している。そして、このフランジ板11は、長手方向両端部に設けられたネジ穴11cを貫通する固定ネジNによりアッパーシートレール5bの上面5cに固定されている。
台座部12は、両端が開放した中空の軸部13と、軸部13の一端部の外周に取り付けられる嵌入部14と、軸部13の外周面に螺合して嵌入部14の抜け止めをするナット15と、軸部13が貫通すると共にナット15上に載置される支持ワッシャー16とを有している。軸部13は、内周面にネジ溝17が形成されると共に、他端部は支持ワッシャー16から突出している。そして、この台座部12は、軸部13が固定孔11aに挿入されると共に嵌入部14が固定孔11aに嵌合し、ナット15により締め付け固定されることでフランジ板11に固定される。
締結材20は、ロア支持部10の軸部13のネジ溝17に螺合するボルトであり、一端部には、支持ワッシャー16の外径とほぼ同じ外径を有する頭部21が形成されている。
シャフト部30は、ネジ部31と、ネジ部31の一端に固着された円筒部32とを有している。ネジ部31は外周面にネジ溝31aが形成され、シートフレーム3に形成された固定孔3aを貫通する。円筒部32は、シートフレーム3の下方に位置し、後述するようにネジ部31のネジ溝31aに螺合したアッパ支持部40との間でシートフレーム3を狭持する。
これにより、シャフト部30及びアッパ支持部40がシートフレーム3を支持するシート支持部になり、シャフト部30の円筒部32がシートフレーム3からの荷重を伝達する荷重伝達部になる。
そして、この円筒部32は、一方端が閉塞すると共に他方端が開放しており、閉塞した端面は中心にネジ部31が固着されると共に、シートフレーム3を支持するシート支持面32aになり、開放した端面は起歪体50に当接する円環状の荷重伝達面32bとなる。そして、シート支持面32aには、ネジ部31を挟んでアッパーシートレール5bの延び方向、すなわち車両シート1のスライド方向と平行に延びる当接突起部33が設けられている。
当接突起部33は、シート支持面32aより突出しており、上面が平坦な帯形状を呈している。また、この当接突起部33はシート支持面32aの直径上に一致すると共に、短手方向の幅Tはネジ部31の直径よりも小さくなっている(図4参照)。
また、荷重伝達面32bは、起歪体50の外縁部に沿う大きさであり、後述するようにロア支持部10と締結材20との間に支持された起歪体50の外縁部上に当接する。このとき、締結材20の頭部21は円筒部32の内側に位置する(図3参照)。
アッパ支持部40は、シートフレーム3の固定孔3aを貫通したネジ部31の外周面のネジ溝31aに螺合するネジ溝40aを有するナットであり、一端部には、円筒部32の外径とほぼ同じ外径を有する押え部41が形成されている。この押え部41は、フランジ形状を呈しており、アッパ支持部40がネジ部31に螺合した際にシートフレーム3をシート支持面32aとの間で狭持する。
起歪体50は、円筒部32から伝達された荷重を受ける円板状の金属プレートであり、中心に貫通孔51が形成されると共に、アッパーシートレール5bに面する下面50aに図示しない複数の歪みゲージが設けられている。ここで、貫通孔51の内径は、ロア支持部10の軸部13を挿入可能な大きさであり、この軸部13が貫通孔51に挿入されることで、貫通孔51の周縁部が支持ワッシャー16に当接支持される。さらに、締結材20が軸部13のネジ溝17に螺合した際に、この締結材20の頭部21が起歪体50に当接する。これにより、ロア保持部10の支持ワッシャー16及び締結材20の頭部21は、起歪体50を狭持して保持する起歪体保持部になる。
また、図示しない歪みゲージには、先端部にコネクタ52aが設けられたハーネス52が接続されている。歪みゲージにより検出される起歪体50の歪みは、このハーネス52を介して出力される。なお、コネクタ52aは図示しない制御装置等に接続される。
次に、作用を説明する。
まず、「現行の車両シート用荷重センサとその課題」の説明を行い、続いて、実施例1の車両シート用荷重センサにおける検出誤差防止作用を説明する。
[現行の車両シート用荷重センサとその課題]
現在、乗員の安全確保のため、車両にエアバッグ等の乗員保護装置を搭載している。この乗員保護装置は、車両シート1に乗員が着座しているときに作動するように制御される構成であり、この乗員着座を検出するために車両シート1には複数の荷重センサ、すなわち車両シート1のフロントインナ、フロントアウタ、ロアインナ、ロアアウタのそれぞれに位置する荷重センサが取り付けられている。
このとき、各荷重センサは、車両に固定されたシートレール5のアッパーシートレール5bに実装され、その上に車両シート1のシートフレーム3が搭載されてアッパ支持部で締め付け固定される。一方、車両シート1には前後位置を調整するスライド機構(図示せず)が設けられ、このスライド機構により電動、又は手動でアッパーシートレール5bをロアシートレール5aに対して摺動させることで、車両シート1の前後位置を調整できるようになっている。
ここで、車両シート1をシートレール5の最後部、中間部、最前部と移動させた場合、本来車両シート1の位置に拘らず荷重センサの出力は一定になる。しかしながら、シートレール5の取付精度や、構成部品の寸法精度、シートフレーム3の寸法精度、シートレール5の平行度等のバラツキにより荷重センサの出力が車両シート1の位置により変動することがあった。そのため、乗員保護装置の作動誤差を生じるおそれがあった。
特に、シートレール5の平行度のバラツキの影響は大きく、本来平行であるべき一対のシートレール5が平行に設置されていないと検出誤差が大きくなる。
すなわち、一対のシートレール5の間隔が後側ほど広くなっている場合では、車両シート1を後方へ移動するに従い荷重センサは内側(シート中心部)に向かって引っ張られ、車両シート1に対して相対的に内側に傾く。また、一対のシートレール5の間隔が前側ほど広くなっている場合では、車両シート1を前方へ移動するに従い荷重センサは外側(シート側方)に向かって引っ張られ、車両シート1に対して相対的に外側に傾く。ここで、いずれの場合においても、荷重センサは、車両シート1のスライド方向であるシートレール5の延在方向に対して直交する方向、つまり車両側方方向に傾く傾向がある。
そこで、現行の荷重センサでは、シートフレーム3と、このシートフレーム3を支持する荷重センサのシート支持面との間に、ファイバーワッシャーやアルミワッシャー、ゴムワッシャー等の緩衝材を挟むことが考えられている。しかしながら、長期間の使用による緩衝材の劣化や、緩衝材の組みつけ忘れ等が懸念されるという問題があった。また、緩衝材の追加により製造コストが上昇するという問題が生じていた。
さらに、図5に示すように、緩衝材(ここではファイバーワッシャー)をシートフレーム3とシート支持面との間に挟んだ場合であっても、荷重センサの出力値にはバラツキが生じてしまうことがわかっている。なお、図5は、緩衝材を挟んだ場合における荷重センサの出力値の変動量を示すグラフであり、(a)はシートレール間隔の後側が広いときを示し、(b)はシートレール間隔の前側が広いときを示す。ここでは、車両シート1をシートレール5の最後部に配置したときの各荷重センサの出力値をゼロとした場合において、車両シート1をシートレール5の中間部に配置したときの各荷重センサの出力値の変動量と、シートレール5の最前部に配置したときの各荷重センサの出力値の変動量を示している。図中Fiで示すグラフがフロントインナに配置された荷重センサの出力値を示し、Foで示すグラフがフロントアウタに配置された荷重センサの出力値を示し、Riで示すグラフがリアインナに配置された荷重センサの出力値を示し、Roで示すグラフがリアアウタに配置された荷重センサの出力値を示し、Sumで示すグラフが全荷重センサの出力値の平均を示す。
[検出誤差防止作用]
実施例1の荷重センサ6をシートレール5と車両シート1との間に実装するには、まずロア支持部10のフランジ板11をアッパーシートレール5bの上面5cに固定する。そして、フランジ板11の固定孔11aに軸部13に取り付けられた嵌入部14を嵌合し、ナット15により締め付け固定する。そして、ナット15から突出した軸部13に支持ワッシャー16を組み付ける。
次に、起歪体50をロア支持部10上に載置する。このとき、軸部13が起歪体50の貫通孔51に入り込み、起歪体50は貫通孔51の周縁部が支持ワッシャー16に当接支持される。
そして、締結材20をロア支持部10の軸部13に挿入して螺合する。ここで、締結材20の頭部21の外径が支持ワッシャー16の外径とほぼ同じであるので、起歪体50は、締結材20の頭部21と支持ワッシャー16との間に狭持固定される。
次に、シャフト部30を起歪体50上に載置する。このとき、円筒部32の開放した端面が起歪体50に面し、締結材20の頭部21が円筒部32の内側に入り込むと共に、円筒部32の荷重伝達面32bが起歪体50の外縁部に当接する。
そして、シャフト部30のネジ部31をシートフレーム3の固定孔3aに挿入し、シートフレーム3を円筒部32のシート支持面32aにて支持すると共に、アッパ支持部40がネジ部31に螺合する。これにより、シートフレーム3がシャフト部30とアッパ支持部40との間に狭持固定され、荷重センサ6はシートレール5と車両シート1との間に実装される。ここで、シートフレーム3は、シャフト部30のシート支持面32a上に位置するが、このシート支持面32aには当接突起部33が突出成形されている。これにより、シートフレーム3は当接突起部33に当接支持される。
そして、シートクッション2に乗員が着座すると、車両シート1に作用した荷重はシートクッション2からシートフレーム3へと伝達され、シャフト部30を介して起歪体50に伝達される。このとき、シャフト部30は、シート支持面32aにてシートフレーム3を支持すると同時に、荷重伝達面32bを介して車両シート1に作用した荷重を伝達する。伝達された荷重は起歪体50の外縁部に作用する。一方、起歪体50は貫通孔51の周縁部が支持ワッシャー16に当接支持されているので、車両シート1から伝達される荷重に対する反力は起歪体50の中心部に作用する。これにより、起歪体50に歪みが生じ、この歪みを検出して車両シート1から伝達される荷重を検出する。
ここで、実施例1における荷重センサ6では、シャフト部30のシート支持面32aに、車両シート1のスライド方向と平行に延びる当接突起部33が設けられており、車両シート1から伝達された荷重は当接突起部33を介して起歪体50に入力する。これにより、当接突起部33のみで車両シート1からの荷重を受けることになり、荷重を受ける受力面積を小さくすることができる。そして、構成部品の寸法誤差等が生じてもシートフレーム3をがたつきなく支持することができる。
また、当接突起部33が車両シート1のスライド方向と平行に延びたことで、一対のシートレール5の平行度が低く、車両シート1がスライド移動した際にスライド方向に直交する方向、つまり車両側方方向に傾き、荷重センサ6が車両シート1に対して相対的にスライド方向に直交する方向に傾いた場合であっても、シート支持面32aは当接突起部33以外の部分がシートフレーム3に接触しにくい。そのため、起歪体50に接触する荷重伝達面32bに伝達される荷重に偏りが生じにくくなり、起歪体50の不要な歪みの発生を防止することができる。
この結果、車両シート1に対して相対的な傾きが生じた場合であっても、起歪体50の不要な歪みの発生を防止し、検出誤差を防止することができる。
なお、図6は、シート支持面に短手方向幅5mmの当接突起部を設けた場合における荷重センサの出力値の変動量を示すグラフであり、(a)はシートレール間隔の後側が広いときを示し、(b)はシートレール間隔の前側が広いときを示す。また、図7は、シート支持面に短手方向幅10mmの当接突起部を設けた場合における荷重センサの出力値の変動量を示すグラフであり、(a)はシートレール間隔の後側が広いときを示し、(b)はシートレール間隔の前側が広いときを示す。
図6及び図7では、それぞれ、車両シート1をシートレール5の最後部に配置したときの各荷重センサ6の出力値をゼロとした場合において、車両シート1をシートレール5の中間部に配置したときの各荷重センサ6の出力値の変動量と、シートレール5の最前部に配置したときの各荷重センサ6の出力値の変動量とを示している。なお、図中Fiで示すグラフがフロントインナに配置された荷重センサの出力値を示し、Foで示すグラフがフロントアウタに配置された荷重センサの出力値を示し、Riで示すグラフがリアインナに配置された荷重センサの出力値を示し、Roで示すグラフがリアアウタに配置された荷重センサの出力値を示し、Sumで示すグラフが全荷重センサの出力値の平均を示す。
そして、図6及び図7から、シートレール間隔の後側が広い場合(図6(a),図7(a)参照)であっても、シートレール間隔の前側が広い場合(図6(b),図7(b)参照)であっても、車両シート1の前後位置の違いによる出力値の変動量は、現行の荷重センサにおける出力値の変動量(図5参照)よりも小さいことが分かる。特に、当接突起部33の短手方向幅Tが5mm時(図6参照)よりも10mm時(図7参照)の方が出力値の変動量が小さくなり、検出誤差を抑制する効果が高い。
次に、効果を説明する。
実施例1の車両シート用荷重センサにあっては、下記に挙げる効果を得ることができる。
(1) スライド移動可能な車両シート1の下側に取り付けられ、該車両シート1に作用する荷重を検出する車両シート用荷重センサ6であって、前記車両シート1を支持するシート支持部(シャフト部30,アッパ支持部40)と、該シート支持部30,40からの荷重を伝達する荷重伝達部(円筒部32)と、該荷重伝達部32から伝達された荷重を受ける起歪体50と、該起歪体50を保持する起歪体保持部(ロア支持部10,締結材20)と、を備え、前記シート支持部30,40は、前記車両シート1を支持するシート支持面32aを有し、該シート支持面32aに前記車両シート1のスライド方向と平行に延びる当接突起部33を設けた構成とした。これにより、車両シート1に対して相対的な傾きが生じた場合であっても、起歪体50の不必要な歪みの発生を防止し、検出誤差を防止することができる。
以上、本発明の車両シート用荷重センサを実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施例1に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、シート支持面32aに設けた当接突起部33では、上面が平坦な帯形状を呈しているが、例えば図8に示すシャフト部30Aに設けた当接突起部33Bのように、車両シート12に当接する上面(シート当接面)33Aが凸状に湾曲していてもよい。
この場合、車両シート1からの荷重を受ける受力面積をさらに小さくすることができ、車両シート1に対して相対的な傾きが生じても、さらにこの傾きを吸収して検出誤差の発生を防止することができる。
実施例1の車両シート用荷重センサが適用された車両シートを示す斜視図である。 実施例1の車両シート用荷重センサを示す分解斜視図である。 実施例1の車両シート用荷重センサを示す縦断面図である。 実施例1の車両シート用荷重センサにおけるシャフト部を示す斜視図である。 緩衝材を挟んだ場合における荷重センサの出力値の変動量を示すグラフであり、(a)はシートレール間隔の後側が広いときを示し、(b)はシートレール間隔の前側が広いときを示す。 シート支持面に短手方向幅5mmの当接突起部を設けた場合における荷重センサの出力値の変動量を示すグラフであり、(a)はシートレール間隔の後側が広いときを示し、(b)はシートレール間隔の前側が広いときを示す。 シート支持面に短手方向幅10mmの当接突起部を設けた場合における荷重センサの出力値の変動量を示すグラフであり、(a)はシートレール間隔の後側が広いときを示し、(b)はシートレール間隔の前側が広いときを示す。 シャフト部の変形例を示す斜視図である。
符号の説明
1 車両シート
6 車両シート用荷重センサ
10 ロア支持部(起歪体保持部)
20 締結材(起歪体保持部)
30 シャフト部(シート支持部)
31 ネジ部
32 円筒部(荷重伝達部)
32a シート支持面
32b 荷重伝達面
33 当接突起部
40 アッパ支持部(シート支持部)
50 起歪体

Claims (2)

  1. スライド移動可能な車両シートの下側に取り付けられ、該車両シートに作用する荷重を検出する車両シート用荷重センサであって、
    前記車両シートを支持するシート支持部と、該シート支持部からの荷重を伝達する荷重伝達部と、該荷重伝達部から伝達された荷重を受ける起歪体と、該起歪体を保持する起歪体保持部と、を備え、
    前記シート支持部は、前記車両シートを支持するシート支持面を有し、該シート支持面に前記車両シートのスライド方向と平行に延びる当接突起部を設けたことを特徴とする車両シート用荷重センサ。
  2. 請求項1に記載された車両シート用荷重センサにおいて、
    前記当接突起部は、前記車両シートに当接するシート当接面が凸状に湾曲していることを特徴とする車両シート用荷重センサ。

JP2008315782A 2008-12-11 2008-12-11 車両シート用荷重センサ Withdrawn JP2010139364A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008315782A JP2010139364A (ja) 2008-12-11 2008-12-11 車両シート用荷重センサ
PCT/JP2009/070381 WO2010067759A1 (ja) 2008-12-11 2009-12-04 車両シート用荷重センサ
US13/139,013 US20110303469A1 (en) 2008-12-11 2009-12-04 Vehicle seat load sensor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008315782A JP2010139364A (ja) 2008-12-11 2008-12-11 車両シート用荷重センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010139364A true JP2010139364A (ja) 2010-06-24

Family

ID=42242747

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008315782A Withdrawn JP2010139364A (ja) 2008-12-11 2008-12-11 車両シート用荷重センサ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20110303469A1 (ja)
JP (1) JP2010139364A (ja)
WO (1) WO2010067759A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4695358B2 (ja) 2004-07-30 2011-06-08 テイ・エス テック株式会社 車両用シートの乗員重量測定装置
CN101277845B (zh) 2005-09-30 2010-09-08 东京座椅技术股份公司 车辆用座椅的乘员重量测量装置
JP5064973B2 (ja) * 2007-11-02 2012-10-31 株式会社イシダ 重量検査装置
US9121748B2 (en) * 2011-07-28 2015-09-01 Ts Tech Co., Ltd. Support structure for load measurement sensor
US9279712B2 (en) * 2012-10-10 2016-03-08 Intercomp Company Low profile load cells for use with a scale
EP3379222B1 (en) 2017-03-22 2020-12-30 Methode Electronics Malta Ltd. Magnetoelastic based sensor assembly
EP3758959A4 (en) 2018-02-27 2022-03-09 Methode Electronics, Inc. TOWING SYSTEMS AND METHODS USING MAGNETIC SENSING
US11491832B2 (en) 2018-02-27 2022-11-08 Methode Electronics, Inc. Towing systems and methods using magnetic field sensing
US11135882B2 (en) 2018-02-27 2021-10-05 Methode Electronics, Inc. Towing systems and methods using magnetic field sensing
US11084342B2 (en) 2018-02-27 2021-08-10 Methode Electronics, Inc. Towing systems and methods using magnetic field sensing
US11014417B2 (en) 2018-02-27 2021-05-25 Methode Electronics, Inc. Towing systems and methods using magnetic field sensing
US11221262B2 (en) 2018-02-27 2022-01-11 Methode Electronics, Inc. Towing systems and methods using magnetic field sensing

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4411325A (en) * 1982-03-08 1983-10-25 Eaton Corporation Load bar mounting assembly
US5600104A (en) * 1993-10-20 1997-02-04 Structural Instrumentation, Inc. Load cell having reduced sensitivity to non-symmetrical beam loading
US5991676A (en) * 1996-11-22 1999-11-23 Breed Automotive Technology, Inc. Seat occupant sensing system
JP3683712B2 (ja) * 1998-06-05 2005-08-17 タカタ株式会社 シート重量計測装置
US6916997B2 (en) * 2001-12-07 2005-07-12 Robert Bosch Corporation Weight sensors having centralized loose tolerance universal force and Mx/My moments overload stops
JP4073803B2 (ja) * 2003-03-05 2008-04-09 株式会社今仙電機製作所 乗員荷重センサ
US7189931B2 (en) * 2003-03-05 2007-03-13 Kabushiki Kaisha Imasen Denki Seisakusho Seat occupant load sensor
US6969809B2 (en) * 2003-09-22 2005-11-29 Cts Corporation Vehicle seat weight sensor
US7112749B2 (en) * 2004-06-23 2006-09-26 Sensata Technologies, Inc. Sensor mounting apparatus for minimizing parasitic stress
US7210358B2 (en) * 2004-07-15 2007-05-01 Honda Motor Co., Ltd. Force sensor assembly
JP4203454B2 (ja) * 2004-07-15 2009-01-07 本田技研工業株式会社 荷重センサの取付構造
JP4695358B2 (ja) * 2004-07-30 2011-06-08 テイ・エス テック株式会社 車両用シートの乗員重量測定装置
JP2006076335A (ja) * 2004-09-07 2006-03-23 Honda Motor Co Ltd 荷重センサ取付構造
US7373846B2 (en) * 2004-09-07 2008-05-20 Honda Motor Co., Ltd. Load cell attachment structure
JP2006098115A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Aisin Seiki Co Ltd 荷重計測手段と荷重入力部との接続構造
ITBO20050244A1 (it) * 2005-04-15 2006-10-16 Ferrari Spa Sistema di montaggio con misurazione del peso dell'occupante per un sedile di un autoveicolo
JP4152403B2 (ja) * 2005-06-30 2008-09-17 本田技研工業株式会社 シートウエイトセンサ
US7435918B2 (en) * 2005-07-15 2008-10-14 C. Rob. Hammerstein Gmbh & Co. Kg Underframe of a motor vehicle seat with weight sensors
US7455343B2 (en) * 2005-09-12 2008-11-25 Ts Tech Co., Ltd. Passenger's weight measurement device for vehicle seat and attachment structure for load sensor
CN101277845B (zh) * 2005-09-30 2010-09-08 东京座椅技术股份公司 车辆用座椅的乘员重量测量装置
KR101430195B1 (ko) * 2008-08-18 2014-08-18 현대모비스 주식회사 승객식별장치

Also Published As

Publication number Publication date
WO2010067759A1 (ja) 2010-06-17
US20110303469A1 (en) 2011-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010139364A (ja) 車両シート用荷重センサ
JP4949256B2 (ja) 車両用シートの乗員重量測定装置及び荷重センサの取付構造
US9718386B2 (en) Vehicle seat having a seatbelt anchor bracket
US8985542B2 (en) Sensor assembly for a movable seat
JP4137958B2 (ja) 車両用シート荷重検出装置
US20190047608A1 (en) Steering apparatus
US9939296B2 (en) Slide position detecting device for vehicle seat
JP2002264700A (ja) 位置検出機構を有するシートレール装置
US9688175B2 (en) Vehicle seat
US9868370B2 (en) Seatback frame structure
JP2005125924A (ja) 車両用シート装置
JP2011105277A (ja) 着座検知装置
US20200238858A1 (en) Sliding device
JP2007057425A (ja) シート荷重検出装置
JP3690383B2 (ja) 車両用乗員検知装置
EP3078540A1 (en) Seat occupancy detection device
JP3800609B2 (ja) シート装置
JP2010145093A (ja) 車両シート用荷重センサ
JP4201811B2 (ja) シート装置
JP6028623B2 (ja) シート乗員判定装置
JP4802913B2 (ja) シート荷重検出装置
JP4205028B2 (ja) 荷重センサ取付構造
JP2006029932A (ja) 荷重センサの取付構造
JP4531532B2 (ja) シート上荷重検出装置の取付構造
JP2006234419A (ja) シート荷重センサの取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110831

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20120702