JP2010132129A - 車載用画像表示装置 - Google Patents

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JP2010132129A JP2008309892A JP2008309892A JP2010132129A JP 2010132129 A JP2010132129 A JP 2010132129A JP 2008309892 A JP2008309892 A JP 2008309892A JP 2008309892 A JP2008309892 A JP 2008309892A JP 2010132129 A JP2010132129 A JP 2010132129A
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Ryo Takei
竹井亮
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Abstract

【課題】モニターの起伏作動を行う駆動手段をより効果的に小型にする。
【解決手段】モニタースティ4はその平伏状態から起立するときは第1捩りスプリング32により起立方向F1に付勢されるとともに、その起立状態から平伏するときは第2捩り
スプリング33により平伏方向に付勢される。これにより、モニタースティ4およびモニターMを起立開始する力および平伏開始する力が比較的小さくなる。したがって、モニタースティ4およびモニターMの起伏動作を行う電動モータ9の動力が小さくて済み、電動モータ9を小型にすることができる。
【選択図】 図10

Description

本発明は、例えば自動車のインストルメントパネル等の車両の車室内部材に設けられ、CD再生装置等のオーディオ機器、テレビジョン、あるいはナビゲーションシステムに用いられるモニターを備える車載用画像表示装置の技術分野に属する。
例えば自動車においては、従来、車室内前部に配置されるインストルメントパネルには、CD再生装置等のオーディオ機器、テレビジョン、あるいはナビゲーションシステムに用いられるモニターを備える車載用画像表示装置が設けられている。
このような車載用画像表示装置は非使用時に車室内に突出させた状態にすると、乗員がコンソールボックス対する物の出し入れ操作やドライバが変速操作を行う際等に、車載用画像表示装置が邪魔になり、これらの操作をスムーズに行うことが難しい場合がある。また、近年においては、比較的狭い車室内の有効スペースをより大きくするという要望が高くなっている。しかし、車載用画像表示装置を非使用時に車室内に突出させた状態にすると、車載用画像表示装置により、車室内にデッドスペースが生じるため、このような要望に十分に応えることが難しい。
そこで、車載用画像表示装置を車両のインストルメントパネル内に配設し、車載用画像表示装置の非使用時には、この車載用画像表示装置の筺体内に表示装置(モニター)を平伏状態で収納し、車載用画像表示装置の使用時には、モニターを筺体(つまり、インストルメントパネル)内から車室内に突出させかつ起立させるようにした車載用画像表示装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の車載用画像表示装置では、インストルメントパネル内に取り付けられる筐体内に一対のラックが設けられるとともに、筐体に対して相対移動可能に設けられた駆動手段収納部材に互いに一体に同期して回転する一対のピニオンが設けられる。これらのピニオンは、それぞれ対応するラックに噛合されている。また、駆動手段収納部材には2つの第1および第2のモータが設けられている。
そして、モニターが筺体内に平伏状態で収納されている車載用画像表示装置の非使用状態で、第1のモータが回転されると、この第1のモータの回転駆動力が第1のギア列を介して一方のピニオンに伝達される。すると、一対のピニオンが回転して、駆動手段収納部材が前進するとともに、モニターも平伏状態でこの駆動手段収納部材とともに前進する。モニターがインストルメントパネルから車室内に平伏状態で所定量突出すると、第1のモータの回転が停止するとともに、外歯ギアからなる第2のギア列の外歯ギアがモニターと一体に回転する外歯ギアと噛合する。
次いで、第2のモータが回転されて、この第2のモータの回転駆動力が第2のギア列を介してモニターの外歯ギアに伝達される。これにより、この外歯ギアが回転するので、モニターが回転起立して使用位置となる。
この特許文献1に記載の車載用画像表示装置によれば、非使用時にはモニターがインストルメントパネル内に収納されるの、乗員による前述の操作をよりスムーズに行うことが可能になるとともに、車室内の有効スペースをより大きくすることが可能となる。
特開2003−146146号公報。
ところで、モニターの平伏状態から起立開始するとき、および起立状態から平伏開始するときには、モニターを回転させるために比較的大きな力を必要とする。しかし、前述の特許文献1に記載の車載用画像表示装置では、モニターの起伏作動を専用の第2のモータのみで行っている。このため、第2のモータの出力する動力を大きくする必要があり、第2のモータは大型のモータにならざるを得なく、その分、コストが高くなるという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、非使用時に車両の車室内部材に平伏状態で収納され、また使用時に車両の車室内部材から車室内へ突出されかつ起立される車載用画像表示装置において、モニターの起伏作動を行う駆動手段をより効果的に小型にすることのできる車載用画像表示装置を提供することである。
前述の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、装置本体と、前記装置本体外に進出可能にかつ前記装置本体内に引込可能に設けられるとともに起立平伏可能に設けられるモニタースティと、前記モニタースティに取り付けられて画像を表示するモニターと、前記モニタースティを前記装置本体に対する進出および引込を行うローディング作動手段と、前記モニタースティの起立平伏を行う起伏作動手段と、前記起伏作動手段を作動する駆動手段と、前記モニタースティが少なくとも起立開始するときに前記モニタースティを起立方向に付勢する第1の付勢手段と前記モニタースティが少なくとも平伏開始するときに前記モニタースティを平伏方向に付勢する第2の付勢手段との少なくとも一方の付勢手段を少なくとも備えていることを特徴としている。
また、請求項2に係る発明は、前記少なくとも一方の付勢手段が捩りスプリングで構成されていることを特徴としている。
更に、請求項3に係る発明は、前記捩りスプリングが前記モニタースティの回転軸に支持されていることを特徴としている。
更に、請求項4に係る発明は、前記駆動手段が1つのモータであり、前記ローディング作動手段が前記モータの回転駆動力で前記モニタースティを前記装置本体に対する進出および引込を行い、前記起伏作動手段が前記モータの回転駆動力で前記モニタースティの起立平伏を行い、前記モニタースティが、前記装置本体内に平伏状態で収納される収納位置と前記装置本体外で起立状態にされる使用位置との間で移動可能にされており、前記モニタースティが前記モータの回転駆動力で前記ローディング作動手段および前記起伏作動手段を介して前記収納位置と前記使用位置との間で移動制御されることを特徴としている。
このように構成された本発明の車載用画像表示装置によれば、モニタースティおよびモニターを少なくとも起立開始するときおよび平伏開始するときの少なくとも一方の開始において、付勢手段によりこれらのモニタースティおよびモニターをその一方の開始方向に付勢しているので、その一方の開始時にモニタースティおよびモニターを回転させる力を小さくできる。したがって、モニタースティを移動する駆動手段の動力を効果的に小さくすることができる。これにより、駆動手段を小型に形成することができる。特に、駆動手段としてモータを用いた場合、モータとしてより小型のモータを用いることができ、その分コストをより一層低減することができる。
また、モニタースティを付勢する付勢手段として捩りスプリングを用いることで、装置の構成を簡単にできるとともに、コストを低減することができる。また、捩りスプリングをモニタースティの回転軸に支持させることで、捩りスプリングの設置スペースとして装
置本体のスペースを有効に利用することができる。したがって、車載用画像表示装置をコンパクトに形成することができる。
更に、モニターのローディング動作と起伏動作を1つのモータで行うので、前述の特許文献1に記載の従来の車載用画像表示装置に比べてモータを1つ削減することができる。これにより、車載用画像表示装置のコストを更に一層低減することができる。その場合、前述のように1つのモータでローディング動作と起伏動作との2つの動作を行うようにしても、電動モータの動力をより一層効果的に小さくすることができる。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明に係る車載用画像表示装置の実施の形態の第1例を概略的に示す斜視図である。
図1に示すように、この第1例の車載用画像表示装置1は、筺体状の装置本体2と、装置本体2に前後方向(図1において、斜め右上から斜め左下方向;後述するモニタースティ4およびモニターMのローディング動作時の移動方向)に相対移動可能に支持されるギアユニット3と、ギアユニット3に相対回動可能に支持されるモニタースティ4(本発明のモニター支持部材に相当)と、モニターMとを備えている。
図2(a)に示すように、装置本体2は、上板2aと、この上板2aの後端に立設された後端壁2bと、上板2aの一側端に立設された側壁2cとを有している。この装置本体2は、金属板あるいは樹脂板等の板材を折曲して形成される。上板2aの下面には、一対の長尺状の第1および第2ラックギア5,6がねじ等の固着具(不図示)によって取り付
けられている。その場合、一対の第1および第2ラックギア5,6は、所定間隔を置いて
互いに平行にかつ前後方向に延設されている。
第1および第2ラックギア5,6において、それぞれ、後端から前端に向かって約5分
の4の長さの部分はそれらの歯5a1,6a1の幅が比較的小さい第1および第2小幅ラッ
クギア5b,6bとされているとともに、前端側の約5分の1の長さの部分はそれらの歯
5a2,6a2の幅が比較的大きい第1および第2大幅ラックギア5c,6cとされている。その場合、第1および第2小幅ラックギア5b,6bの歯5a1,6a1と第1および第2大幅ラックギア5c,6cの歯5a2,6a2とは、それぞれ同一歯形(ラック長手方向と直交する方向の歯の断面形状)で同一ピッチで連続して形成されている。図示例では、第1小幅ラックギア5bと第1大幅ラックギア5cとが単一部材で一体に形成されるとともに,
第2小幅ラックギア6bと第2大幅ラックギア6cとが単一部材で一体に形成される。また、第1小幅ラックギア5bの幅方向中心と第1大幅ラックギア5cの幅方向中心とが同一直線上に一致して設定されている。同様に、第2小幅ラックギア6bの幅方向中心と第2大幅ラックギア6cの幅方向中心とが同一直線上に一致して設定されている。
装置本体2の右側の側壁2cには、前後方向に延びる第1ガイドレール7が設けられている。この第1ガイドレール7は上板2aに平行な第1支持ガイド板7aを有している。この第1支持ガイド板7aは、上板2aに平行な第1支持面7bとこの第1支持面7bに直角の第1ガイド端面7cとを有している。同様に、装置本体2の左側端にも、前後方向に延びる第2ガイドレール8が設けられている。図2(b)および(c)に示すように、この第2ガイドレール8は上板2aに平行な第2支持ガイド板8aを有している。この第2支持ガイド板8aは、上板2aに平行な第2支持面8bとこの第2支持面8bに直角の第2ガイド端面8cとを有している。そして、第1および第2支持面7b,8bは同一平
面内に配置されるとともに、第1および第2ガイド端面7c,8cは互いに平行になって
いる。
図示しないが、この装置本体2は、例えば自動車のインストルメントパネル内にその前
端2d側が車室内に向くように、かつ車体の水平状態で上板2aが水平となるように配置されて取り付けられる。
図3に示すように、ギアユニット3は、薄板を折り曲げて形成された筺状のギアユニット本体3aと、このギアユニット本体3aに取り付けられた電動モータ9(本発明の駆動手段に相当)と、ギアユニット本体3aに回転可能に設けられた第1モニターローディング用ギア10と、ギアユニット本体3aに回転可能に設けられた第1モニター起伏駆動用ギア11と、ギアユニット本体3aに設けられた主動力伝達減速歯車機構12と、ギアユニット本体3aに回転可能に設けられた第1モニター起伏用ギア13と、ギアユニット本体3aに設けられた第1起伏動力伝達減速歯車機構14と、ギアユニット本体3aに回転可能に設けられた第2モニターローディング用ギア15と、ギアユニット本体3aに回転可能に設けられた第2モニター起伏駆動用ギア16と、ギアユニット本体3aに回転可能に設けられた第2モニター起伏用ギア17と、ギアユニット本体3aに設けられた第2起伏動力伝達減速歯車機構18と、ギアユニット本体3aに設けられた副動力伝達機構19とを備えている。
ギアユニット本体3aの一側の第1側壁3bには、一対の第1係止部3cが設けられている。図4(a)および(b)に示すように、これらの第1係止部3cは、第1支持ガイド板7aの第1支持面7bに下方に向かって支持されているとともに、第1側壁3bが第1支持ガイド板7aの第1ガイド端面7cにガイドされるようになっている。また、図3に示すようにギアユニット本体3aの他側の第2側壁3dには、一対の第2係止部3eが設けられている。これらの第2係止部3eの下面は、第1係止部3cの下面と同一平面内に設定されている。図1に示すように、一対の第2係止部3eは、第2支持ガイド板8aの第2支持面8bに下方に向かって支持されているとともに、第2側壁3dが第2支持ガイド板8aの第2ガイド端面8cにガイドされるようになっている。これにより、ギアユニット本体3aは第1および第2ガイドレール7,8にそれらの長手方向に沿って移動可
能に懸垂状態で支持されている。
第1モニターローディング用ギア10は、第1小幅ラックギア5bと第1大幅ラックギア5cとのいずれにも噛合可能となっている。また、第1モニター起伏駆動用ギア11は、第1小幅ラックギア5bには噛合しなく、第1大幅ラックギア5cのみに噛合可能となっている。これらの第1モニターローディング用ギア10および第1モニター起伏駆動用ギア11はともにまったく同じ外歯ギアから構成されている。そして、第1モニター起伏駆動用ギア11は第1モニターローディング用ギア10の軸方向外側にかつこの第1モニターローディング用ギア10と同軸上に配置されている。更に、第1モニター起伏駆動用ギア11は、第1モニターローディング用ギア10と相対回転可能に設けられている。第1モニターローディング用ギア10と第1小幅ラックギア5bおよび第1大幅ラックギア5cとにより、本発明のこの第1例のローディング作動手段が構成される。
主動力伝達減速歯車機構12は所定数(図示例では、6個)の外歯ギア12a,12b,12c,12d,12e,12fを有している。その場合、外歯ギア12aが電動モータ9
の回転軸に連結されて電動モータ9の回転が伝達される。また、この外歯ギア12aは、順に互いに噛合された各外歯ギア12b,12c,12d,12eを介して外歯ギア12f
に動力伝達可能に連結されている。そして、電動モータ9の回転がこれらの外歯ギア12a,12b,12c,12d,12e,12fを介して減速されて第1モニターローディング
用ギア10に伝達されるようになっている。これにより、第1モニターローディング用ギア10は電動モータ9の回転駆動力によって回転される。
第1モニター起伏用ギア13は、その外周面の一部に形成された所定数の外歯13aを有している。後述するように、この第1モニター起伏用ギア13の外歯13aが形成され
ない部分13bには、モニタースティ4が一体回転可能に取り付けられるようになっている。
第1起伏動力伝達減速歯車機構14は所定数(図示例では、3個)の外歯ギア14a,
14b,14cを有している。そして、第1モニター起伏駆動用ギア11の回転がこれら
の外歯ギア14a,14b,14cを介して減速されて第1モニター起伏用ギア13に伝達されるようになっている。これにより、第1モニター起伏用ギア13は第1モニター起伏駆動用ギア11の回転とともに回転される。すなわち、第1モニター起伏駆動用ギア11と第1大幅ラックギア5cとにより、本発明のこの第1例の起伏作動手段が構成される。
第2モニターローディング用ギア15は、第2小幅ラックギア6bと第2大幅ラックギア6cとのいずれにも噛合可能となっている。また、第2モニター起伏駆動用ギア16は、第2小幅ラックギア6bには噛合しなく、第2大幅ラックギア6cのみに噛合可能となっている。これらの第2モニターローディング用ギア15および第2モニター起伏駆動用ギア16はともにまったく同じ外歯ギアから構成され、しかも、第1モニターローディング用ギア10および第1モニター起伏駆動用ギア11ともまったく同じ外歯ギアから構成されている。そして、第2モニター起伏駆動用ギア16は第2モニターローディング用ギア15の軸方向外側にかつこの第2モニターローディング用ギア15と同軸上に配置されている。更に、第2モニター起伏駆動用ギア16は、第2モニターローディング用ギア15と相対回転可能に設けられている。第2モニターローディング用ギア15と第2小幅ラックギア6bおよび第2大幅ラックギア6cとにより、本発明のこの第1例のローディング作動手段が構成される。
第2モニター起伏用ギア17は第1モニター起伏用ギア13とまったく同じに形成されており、その外周面の一部に形成された所定数の外歯17aを有している。後述するように、この第2モニター起伏用ギア17の外歯17aが形成されない部分17bにも、モニタースティ4が一体回転可能に取り付けられるようになっている。
第2起伏動力伝達減速歯車機構18は所定数(図示例では、3個)の外歯ギア18a,
18b,18cを有している。そして、第2モニター起伏駆動用ギア16の回転がこれら
の外歯ギア18a,18b,18cを介して減速されて第2モニター起伏用ギア17に伝達されるようになっている。これにより、第2モニター起伏用ギア17は第2モニター起伏駆動用ギア16の回転とともに回転される。すなわち、第2モニター起伏駆動用ギア16と第2大幅ラックギア6cとにより、本発明のこの第1例の起伏作動手段が構成される。
副動力伝達機構19は、電動モータ9の回転が主動力伝達減速歯車機構12を介して減速されて伝達される動力伝達軸19aを有している。この動力伝達軸19aは第1モニターローディング用ギア10と第2モニターローディング用ギア15のいずれにも一体回転可能に設けられている。したがって、第1モニターローディング用ギア10と第2モニターローディング用ギア15とは一体回転可能とされている。
図5に示すように、モニタースティ4は、上板4aと、この上板4aの両側端にそれぞれ設けられた両側壁4b,4cとを有している。一方の側壁4bは、第1モニター起伏用
ギア13の部分13bに第1モニター起伏用ギア13と一体回転可能に取り付けられている。また、他方の側壁4cは、第2モニター起伏用ギア17の部分17bに第2モニター起伏用ギア17と一体回転可能に取り付けられている。したがって、モニタースティ4は、第1および第2モニター起伏用ギア13,17と一体回転可能となっている。
上板4aには、互いに平行な一対の長尺状の第1および第2緩衝回避部4d,4eが形
成されている。これらの緩衝回避部4d,4eは、第1および第2ラックギア5,6との対
向面側が凹にかつモニターM取付面側が凸にされている。このモニタースティ4が装置本体に組み合わされたときは、第1および第2ラックギア5,6がそれぞれ第1および第2
緩衝回避部4d,4eに対向して位置するようになる。これにより、モニタースティ4が
第1および第2ラックギア5,6に緩衝するのが回避される。
そして、ギアユニット3、モニタースティ4、およびモニターMが筺状の装置本体2内に、第1および第2ガイドレール7,8に懸垂状態で組み付けられる。このとき、第1お
よび第2係止部3c,3dが、それぞれ第1および第2ガイドレール7,8の第1および第2支持面7b,8b上を摺動可能に支持されるとともに、第1および第2側壁3b,3dの外面がそれぞれ第1および第2ガイド端面7c,8cにガイドされる。
図1に示すように、車載用画像表示装置1の非使用時には、ギアユニット3、モニタースティ4、およびモニターMはいずれも装置本体2内に収納される収納位置に設定される。この収納位置では、モニタースティ4およびモニターMはギアユニット3と同一水平面またはほぼ同一水平面の平伏状態に設定される。また、収納位置では、第1および第2モニターローディング用ギア10,15は、それぞれ第1および第2ラックギア5,6の第1および第2小幅ラックギア5b,6bに噛合されている。一方、第1および第2モニター
起伏駆動用ギア11,16は、それぞれ第1および第2小幅ラックギア5b,6bには噛合されていない。
図6に示すように、車載用画像表示装置1の使用時には、モニタースティ4およびモニターMはいずれも装置本体2外に進出する使用位置に設定される。この使用位置では、モニタースティ4およびモニターMはギアユニット3に対して直立に起立した状態または若干傾斜したほぼ直立に起立した状態に設定される。また、使用位置では、第1および第2モニターローディング用ギア10,15は、それぞれ第1および第2ラックギア5,6の第1および第2大幅ラックギア5c,6cに噛合されている。一方、第1および第2モニタ
ー起伏駆動用ギア11,16も、それぞれ第1および第2大幅ラックギア5c,6cに噛合されている。モニタースティ4が使用位置に設定されたときは、電動モータ9は停止される。このとき、モニタースティ4は、第1起伏動力伝達減速歯車機構14の各ギアの回転抵抗、第1および第2モニターローディング用ギア10,15の回転抵抗、および第1お
よび第2モニター起伏駆動用ギア11,16の回転抵抗、電動モータ9の回転抵抗等によ
り平伏方向に逆回転しなく、起立状態に保持される。なお、モニタースティ4の起立状態保持はモニタースティ4自体のロックあるいはギアユニット3のロック等の他の適宜のロック手段で行うようにすることもできる。
第1および第2モニター起伏駆動用ギア11,16がそれぞれ第1および第2大幅ラッ
クギア5c,6cに係合するタイミングは、モニタースティ4の全体またはほぼ全体が装
置本体2の外部に位置したときに設定されている。したがって、第1および第2モニター起伏駆動用ギア11,16がそれぞれ第1および第2大幅ラックギア5c,6cから係合解除するタイミングも、この位置となる。換言すると、第1および第2小幅ラックギア5b,6bと第1および第2大幅ラックギア5c,6cとの境界は、モニタースティ4のこの位置のときに第1および第2モニター起伏駆動用ギア11,16がそれぞれ第1および第2
大幅ラックギア5c,6cに対して係合または係合解除するように設定されている。
次に、この第1例の車載用画像表示装置1の作動について説明する。
図1および図7(a)に示すように車載用画像表示装置1の非使用時には、ギアユニット3、モニタースティ4、およびモニターMはいずれも装置本体2内に収納される。このとき、モニターMはモニタースティ4の下側に位置している。また、電動モータ9は停止している。この非使用状態で、乗員が車載用画像表示装置1を使用するために図示しないインストルメントパネルの操作盤の操作ボタンを押す。図示しない電子制御装置はこれを
検知するセンサ(不図示)からの検知信号に基づいて、電動モータ9をモニタースティ4が装置本体2から進出する方向に回転駆動する。
すると、第1および第2モニターローディング用ギア10,15が電動モータ9の回転
駆動力で動力伝達減速歯車機構12を介して減速して回転する。第1および第2モニターローディング用ギア10,15は第1および第2小幅ラックギア5b,6bに噛合しているので、装置本体2から進出する方向に回転しながら移動する。これにより、図8に示すようにギアユニット3、モニタースティ4、およびモニターMが一体に装置本体2から進出する方向に移動する。つまり、モニタースティ4およびモニターMのローディング動作が行われる。
モニタースティ4およびモニターMが装置本体2からほぼ完全に進出した時点と相前後して、第1および第2モニターローディング用ギア10,15が、それぞれ第1および第
2大幅ラックギア5c,6cに噛合するとともに、第1および第2モニター起伏駆動用ギ
ア11,16も、それぞれ第1および第2大幅ラックギア5c,6cに噛合する。すると、第1および第2モニター起伏駆動用ギア11,16が回転開始する。これにより、第1お
よび第2モニター起伏用ギア13,17が、それぞれ第1および第2起伏動力伝達減速歯
車機構14,18を介して減速して回転開始する。これにより、図7(b)および図9に
示すようにモニタースティ4およびモニターMが第1および第2モニター起伏用ギア13,17と一体に回転して起立開始する。以後、第1および第2モニターローディング用ギ
ア10,15の回転によるモニタースティ4およびモニターMのローディング動作と、第
1および第2モニター起伏用ギア13,17の回転によるモニタースティ4およびモニタ
ーMの起立動作が同時に行われる。
モニタースティ4およびモニターMがモニタースティ4が装置本体2に設けられたストッパ(不図示)に当接すると、電子制御装置はこれを検知するセンサ(不図示)からの検知信号に基づいて、電動モータ9を停止する。これにより、第1および第2モニターローディング用ギア10,15の回転と、第1および第2モニター起伏用ギア13,17の回転が停止する。したがって、モニタースティ4およびモニターMのローディング動作および起立動作がともに終了する。こうして、モニタースティ4およびモニターMが図6および図7(c)に示す使用位置に設定され、モニター画面が乗員側に向いた状態となる。
使用位置にあるモニタースティ4およびモニターMを収納位置に設定するために、乗員が前述の操作ボタンを押す。電子制御装置はこれを検知する前述のセンサからの検知信号に基づいて、電動モータ9を前述と逆方向に、つまりモニタースティ4が装置本体2内に引き込まれる方向に回転駆動する。
すると、第1および第2モニターローディング用ギア10,15、第1および第2モニ
ター起伏用ギア13,17がいずれも前述と逆方向に回転する。これにより、モニタース
ティ4およびモニターMが平伏方向に回転しながら、装置本体2内に引き込まれる。このように第1および第2モニターローディング用ギア10,15の回転によるモニターステ
ィ4およびモニターMのローディング動作と、第1および第2モニター起伏用ギア13,
17の回転によるモニタースティ4およびモニターMの平伏動作が同時に行われる。
モニタースティ4およびモニターMがギアユニット3とほぼ同一面内に平伏すると、第1および第2モニターローディング用ギア10,15は第1および第2大幅ラックギア5
c,6cから離間(噛合解除)されて第1および第2小幅ラックギア5b,6bに噛合される。これにより、第1および第2モニターローディング用ギア10,15か回転を続け、
ギアユニット3、モニタースティ4およびモニターMの装置本体2内への引き込み移動が続けられる。一方、第1および第2モニター起伏用ギア13,17は、第1および第2大
幅ラックギア5c,6cから離間され、しかも第1および第2小幅ラックギア5b,6bに噛合されない。したがって、第1および第2モニター起伏用ギア13,17の回転が停止
する。
ギアユニット3、モニタースティ4およびモニターMが装置本体2に設けられたストッパ(不図示)に当接すると、電子制御装置はこれを検知する前述のセンサからの検知信号に基づいて、電動モータ9を停止する。これにより、第1および第2モニターローディング用ギア10,15の回転が停止する。こうして、ギアユニット3、モニタースティ4お
よびモニターMは図1および図7(a)に示す収納位置に設定され、モニタースティ4およびモニターMは平伏状態となる。
ところで、この第1例の車載用画像表示装置1においてでは、前述の説明には述べられていないが、モニタースティ4およびモニターMはその平伏状態では起立方向に付勢されるとともに、その起立状態では平伏方向に付勢されるようになっている。以下、このモニタースティ4およびモニターMの付勢について具体的に説明する。
図10(a)および(b)に示すように、第1および第2モニター起伏用ギア13,1
7の各回転軸13c,17c(本発明のモニタースティの回転軸に相当)には、それぞれ
、第1および第2捩りスプリング32,33(それぞれ、本発明の第1および第2の付勢
手段に相当)が支持されている。第1捩りスプリング32の一端部32aは、ギアユニット本体3aの縁部3a1の縁3a2に係合可能にされている(図10(a)に示す状態では、一端部32aは縁3a2に係合されている)。また、第1捩りスプリング32の他端部
32bは、モニタースティ4のギアユニット側壁部4fの孔4f1に嵌合固定されている
。一方、第2捩りスプリング33の一端部33aは、ギアユニット本体3aの縁部3a1
の孔3a3に係合されている。また、第2捩りスプリング33の他端部33bは、モニタ
ースティ4のギアユニット側壁部4fの開口の縁4f2に嵌合可能にされている(図10
(b)に示す状態では、他端部33bは縁4f2から離間している)。
そして、図10(a)および(b)に示すモニタースティ4およびモニターMの平伏状態では、第1捩りスプリング32は、一端部32aが縁3a2に係合されることからモニ
タースティ4およびモニターMを起立させる方向F1に付勢している。このときの第1捩
りスプリング32の付勢力は最大となっている。また、第2捩りスプリング32は、他端部33bが縁4f2から離間していることからモニタースティ4およびモニターMを何ら
付勢していない。
前述のように、第1および第2モニター起伏用ギア13,17がそれぞれ回転してモニ
タースティ4およびモニターMが回転する。そして、図11(a)および(b)に示すようにモニタースティ4およびモニターMが平伏状態から45°またはほぼ45°起立すると、第1捩りスプリング32の一端部32aが縁3a2から離間直前となるとともに、第
2捩りスプリング33の他端部33bが縁4f2に係合直後となる。したがって、第1お
よび第2捩りスプリング32,33は、ともにモニタースティ4およびモニターMをほと
んど付勢しない。
モニタースティ4およびモニターMが更に起立方向の回転すると、第1捩りスプリング32の一端部32aが縁3a2から離間するとともに、第2捩りスプリング33は他端部
33bが縁4f2によって押圧されるので捩り方向に捩られる。したがって、第1スプリ
ング32はモニタースティ4を何ら付勢しないとともに、第2捩りスプリング33はモニタースティ4を平伏方向に付勢する。そして、モニタースティ4およびモニターMが完全に起立して使用位置になると、第1スプリング32はモニタースティ4を何ら付勢しないとともに、第2捩りスプリング33はモニタースティ4およびモニターMを平伏させる方
向F2に付勢する。このときの第2捩りスプリング33の付勢力は最大となっている。
このように、モニタースティ4およびモニターMは、平伏状態から起立するときは第1捩りスプリング32により起立方向F1に付勢されるとともに、起立状態から平伏すると
きは第2捩りスプリング33により平伏方向F2に付勢されるので、モニタースティ4お
よびモニターMを起立開始する力および平伏開始する力が比較的小さくなる。これにより、モニタースティ4およびモニターMの起伏動作を行う電動モータ9の動力が小さくて済むようになる。その場合、前述のようにこの例の車載用画像表示装置1では1つの電動モータ9でローディング動作と起伏動作とを行っているが、このように1つの電動モータ9で2つの動作を行うようにしても、電動モータ9の動力が効果的に小さくすることが可能となる。
この第1例の車載用画像表示装置1によれば、モニタースティ4およびモニターMを平伏状態から起立させるときは第1捩りスプリング32により起立方向F1に付勢するとと
もに、起立状態から平伏させるときは第2捩りスプリング33により平伏方向F2に付勢
しているので、モニタースティ4およびモニターMを平伏状態から起立開始させるときおよび起立状態から平伏開始させるときに、モニタースティ4およびモニターMを回転させる力を小さくできる。したがって、電動モータ9の動力を効果的に小さくすることができる。これにより、電動モータ9をより小型のモータを用いることができ、その分コストをより一層低減することができる。特に、前述のように1つの電動モータ9でローディング動作と起伏動作との2つの動作を行うようにしても、電動モータ9の動力をより一層効果的に小さくすることができる。
また、モニタースティ4を付勢する付勢手段として比較的安価な捩りスプリング32、33を用いることで、車載用画像表示装置1の構成を簡単にできるとともに、コストを低減することができる。また、捩りスプリング32,33をモニタースティ4の回転軸13
c,17cに支持させることで、捩りスプリング32,33の設置スペースとして装置本体2のスペースを有効に利用することができる。したがって、車載用画像表示装置1をコンパクトに形成することができる。
更に、モニターMのローディング動作と起伏動作を1つの電動モータ9で行うので、前述の特許文献1に記載の従来の車載用画像表示装置に比べて電動モータを1つ削減することができる。これにより、車載用画像表示装置1のコストを低減することができる。
更に、ローディング作動手段を第1および第2モニターローディング用ギア10,15
と第1および第2小幅ラックギア5b,6bとで構成するとともに、起伏作動手段を第1
および第2モニター起伏駆動用ギア11,16と第1および第2大幅ラックギア5c,6cとで構成することで、車載用画像表示装置1の構造を効果的に簡素化することが可能となる。
更に、電動モータ9の回転駆動力を伝達する動力伝達歯車機構のみを用いているだけであるので、動力伝達機構の構造を簡単にすることができる。
更に、第1および第2小幅ラックギア5b,6bと第1および第2大幅ラックギア5c,6cとをそれぞれ単一部材で形成することで、部品点数を削減できるとともに、組立工数も低減することができる。特に、第1および第2大幅ラックギア5c,6cを、第1およ
び第2小幅ラックギア5b,6bの幅より大きな幅の共通のラック歯を有する大幅ラック
ギアとすることで、動力伝達機構の構造をより効果的に可能となる。
更に、1つの電動モータ9、第1および第2モニターローディング用ギア10,15、
第1および第2モニター起伏駆動用ギア11,16、および動力伝達減速歯車機構12,1
4,18,19を1つのギアユニット3に設けてユニット化することで、組立工数を効果的に削減することができる。しかも、このようにユニット化しても電動モータ9の数を削減できることから、ギアユニット3の重量を低減することができる。したがって、従来の2つの電動モータの合計のトルクより小さなトルクの電動モータで済むようになり、コストをより一層抑えることが可能となる。
更に、電動モータの回転駆動力を伝達する動力伝達歯車機構のみを用いているだけであるので、動力伝達機構の構造が簡単になるとともに、第1および第2モニター起伏駆動用ギア11,16と第1および第2大幅ラックギア5c,6cとのそれぞれの噛合および噛合解除を、第1および第2モニターローディング用ギア10,15と第1および第2大幅ラ
ックギア5c,6cとのそれぞれの噛合および噛合解除に関連して行うようにしているの
で、これらの噛合および噛合解除をより確実に行うことができる。これにより、動力伝達機構の動力伝達の信頼性を向上することができる。
なお、前述の第1例では、第1および第2小幅ラックギア5b,6bの中心と第1およ
び第2大幅ラックギア5c,6cの中心とを一致させているが、本発明はこれに限定され
るものではなく、第1および第2大幅ラックギア5c,6cの内側縁を第1および第2小
幅ラックギア5b,6bの内側縁に一致させるようにすることもできる。これにより、第
1および第2モニターローディング用ギア10,15と、これらの第1モニターローディ
ング用ギア10,15よりそれぞれ外側に配置される第1および第2モニター起伏駆動用
ギア11,16とを、それぞれ、より確実に第1および第2小幅ラックギア5b,6bおよび第1および第2大幅ラックギア5c,6cに噛合させることが可能となる。
また、前述の第1例では、第1小幅ラックギア5bと第1大幅ラックギア5cとを単一部材で一体に形成するとともに、第2小幅ラックギア6bと第2大幅ラックギア6cとを単一部材で一体に形成するようにしているが、第1小幅ラックギア5bと第1大幅ラックギア5cとを別部材で形成するとともに、第2小幅ラックギア6bと第2大幅ラックギア6cとを別部材で形成することもできる。このように、第1および第2小幅ラックギア5b,6bと第1および大幅ラックギア5c,6cとをそれぞれ別部材で形成することで、ローディング作動とローディング作動および起伏作動との間の切換のタイミングを所望のタイミングにより効果的に設定することができる。
またこの場合、第1小幅ラックギア5bと第1大幅ラックギア5cとを一体に連結し、また第2小幅ラックギア6bと第2大幅ラックギア6cとを一体に連結して構成することもできる。更に、この場合には、第1小幅ラックギア5bと第1大幅ラックギア5cとの各歯の位相を一致させるとともに、第2小幅ラックギア6bと第2大幅ラックギア6cとの各歯の位相を一致させるようにする。このように、別体に形成されたローディング用ラックギアと起伏用ラックギアとを互いに一体に連結することで、部品点数を削減して組立工数をより一層低減することができる。
図13は、本発明に係る車載用画像表示装置の実施の形態の第2例におけるギアユニットを示す、図3と同様の斜視図である。
前述の第1例では、図3に示すように電動モータ9の回転駆動力を第1モニターローディング用ギア10に伝達する主動力伝達減速歯車機構12が、すべて外歯ギア12a,1
2b,12c,12d,12e,12fで構成されているが、図13に示すように、この例の車載用画像表示装置1では、主動力伝達減速歯車機構12が第1例の外歯ギア12a,1
2b,12cに代えて、ウォームギア動力伝達機構およびベルト動力伝達機構が用いられ
ている。
すなわち、主動力伝達減速歯車機構12は、電動モータ9の回転軸にこれと一体回転可
能に連結されたウォーム12gと、このウォーム12gに噛合するウォームホイール12hと、外歯ギア12iと、ウォームホイール12hと外歯ギア12iとに噛合してこれらを動力伝達可能に連結する、ゴムベルト等の歯付き無端ベルト12jと、外歯ギア12iにこれと一体回転可能に連結されたウォーム12kと、このウォーム12kに噛合するウォームホイールである外歯ギア12fとを有している。
この第2例の車載用画像表示装置1の他の構成は前述の第1例と同じである。
この第2例の車載用画像表示装置1によれば、主動力伝達減速歯車機構12に、ゴムベルト等の歯付き無端ベルト12jを用いているので、作動時の静音性を向上することができる。また、ウォーム機構を用いているので、電動モータ9の回転を効果的に減速させることができる。しかも、このウォーム機構によりモニタースティ4およびモニターMを使用位置に保持するようにしているので、この保持のための専用のブレーキ等の保持機構は不要となる。したがって、車載用画像表示装置1の構造をより一層効果的に簡素化することが可能となる。
この第2例の車載用画像表示装置1の他の作用効果は、前述の第1例と同じである。
なお、前述の例では、モニタースティ4およびモニターMを起立開始するときおよび平伏開始するときのいずれにも捩りスプリングの付勢力を前述のように作用させるようにしているが、モニタースティ4およびモニターMの起立開始または平伏開始のいずれか一方においてのみ、スプリングの付勢力を前述のように作用させることもできる。また、モニタースティ4およびモニターMを付勢する付勢手段として捩りスプリングを用いているが、捩りスプリングに代えて他の公知の付勢手段を用いることもできる。
更に、前述の例では、モニタースティ4およびモニターMのローディング動作を行いつつ起伏動作を行うものとしているが、1つの電動モータ9でこれらのローディング動作と起伏動作とを独立して行うような車載用画像表示装置1にも本発明を適用することができる。更に、前述の特許文献1に記載の車載用画像表示装置のように、ローディング動作と起伏動作とを、それぞれ個別の2つのモータで行うような車載用画像表示装置1にも本発明を適用することができる。
要は、本発明の車載用画像表示装置は、特許請求の範囲に記載されている事項に基づいて種々設計変更可能である。
本発明の車載用画像表示装置は、例えば自動車のインストルメントパネル等の車両の車室内部材に設けられ、CD再生装置等のオーディオ機器、テレビジョン、あるいはナビゲーションシステムに用いられるモニターを備える車載用画像表示装置に好適に利用することが可能である。
本発明に係る車載用画像表示装置の実施の形態の一例を概略的に示す斜視図である。 図1に示す例の装置本体を示し、(a)は全体概略斜視図、(b)は(a)におけるIIB部の拡大図、(c)は(a)におけるIIC−IIC線に沿う断面図である。 図1に示す例のギアユニットの上方から見た斜視図である。 図1に示す例の装置本体とギアユニットの関係を部分的に示し、(a)はギアユニットの支持部を示す部分拡大図、(b)は(a)におけるIVB−IVB線に沿う断面図である。 図1に示す例のギアユニットとモニタースティとの上方から見た斜視図である。 図1に示す例の使用位置に設定されたモニタースティを示す斜視図である。 図1に示す例の車載用画像表示装置の作動を説明し、(a)は収納位置にあるモニタースティを示す斜視図、(b)は使用位置への途中の過程にあるモニタースティを示す斜視図、(c)は使用位置にあるモニタースティを示す斜視図である。 図1に示す例のモニタースティの使用位置への移動途中のローディング動作状態を示す斜視図である。 図1に示す例のモニタースティの使用位置への移動途中の起立開始状態を示す斜視図である。 (a)および(b)は、モニタースティの平伏状態でのスプリングの作用を説明する図である。 (a)および(b)は、モニタースティの起立過程および平伏過程でのスプリングの作用を説明する図である。 (a)および(b)は、モニタースティの起立状態でのスプリングの作用を説明する図である。 本発明に係る車載用画像表示装置の実施の形態の第2例におけるギアユニットを示す、図3と同様の斜視図である。
符号の説明
1…車載用画像表示装置、2…装置本体、3…ギアユニット、3a…ギアユニット本体、3a1…縁部、3a2…縁、3a3…孔、3c…第1係止部、3e…第2係止部、4…モニ
タースティ、4f…ギアユニット側壁部、4f1…孔、4f2…縁、5…第1ラックギア、5b…第1小幅ラックギア、5c…第1大幅ラックギア、6…第2ラックギア、6b…第2小幅ラックギア、6c…第2大幅ラックギア、7…第1ガイドレール、7b…第1支持面、7c…第1ガイド端面、8…第2ガイドレール、8b…第2支持面、8c…第2ガイド端面、9…電動モータ、10…第1モニターローディング用ギア、11…第1モニター起伏駆動用ギア、12…主動力伝達減速歯車機構、13…第1モニター起伏用ギア、13c…回転軸、14…第1起伏動力伝達減速歯車機構、15…第2モニターローディング用ギア、16…第2モニター起伏駆動用ギア、17…第2モニター起伏用ギア、17c…回転軸、18…第2起伏動力伝達減速歯車機構、19…副動力伝達機構、20…ガイド部材、20a…長辺部、20b…短辺部、21…第1ラックギア、21a1…ラック歯、21
2…第1ラック歯形成部、21a3…第1ラック歯非形成部、22…第2ラックギア、22a1…ラック歯、22a2…第2ラック歯形成部、22a3…第2ラック歯非形成部、2
3…スライドギアカム、23a…第1カム面、23b…第2カム面、23c…第3カム面、24…電動モータ、25…第1モニターローディング用ギア、26…第2モニターローディング用ギア、27…主動力伝達減速歯車機構、28…モニター起伏駆動手段、28a,28b…外歯ギア、28c…スライドギア、28c2…ストッパ、28c3…作動ピン、
29…起伏動力伝達機構、30…モニター起伏用ギア、32…第1捩りスプリング、32a…一端部、32b…他端部、33…第2捩りスプリング、33a…一端部、33b…他端部、M…モニター

Claims (4)

  1. 装置本体と、
    前記装置本体外に進出可能にかつ前記装置本体内に引込可能に設けられるとともに起立平伏可能に設けられるモニタースティと、
    前記モニタースティに取り付けられて画像を表示するモニターと、
    前記モニタースティを前記装置本体に対する進出および引込を行うローディング作動手段と、
    前記モニタースティの起立平伏を行う起伏作動手段と、
    前記起伏作動手段を作動する駆動手段と、
    前記モニタースティが少なくとも起立開始するときに前記モニタースティを起立方向に付勢する第1の付勢手段と前記モニタースティが少なくとも平伏開始するときに前記モニタースティを平伏方向に付勢する第2の付勢手段との少なくとも一方の付勢手段と、
    を少なくとも備えていることを特徴とする車載用画像表示装置。
  2. 前記少なくとも一方の付勢手段は捩りスプリングで構成されていることを特徴とする請求項1記載の車載用画像表示装置。
  3. 前記捩りスプリングは前記モニタースティの回転軸に支持されていることを特徴とする請求項2記載の車載用画像表示装置。
  4. 前記駆動手段は1つのモータであり、
    前記ローディング作動手段は前記モータの回転駆動力で前記モニタースティを前記装置本体に対する進出および引込を行い、
    前記起伏作動手段は前記モータの回転駆動力で前記モニタースティの起立平伏を行い、
    前記モニタースティは、前記装置本体内に平伏状態で収納される収納位置と前記装置本体外で起立状態にされる使用位置との間で移動可能にされており、
    前記モニタースティが前記モータの回転駆動力で前記ローディング作動手段および前記起伏作動手段を介して前記収納位置と前記使用位置との間で移動制御されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1記載の車載用画像表示装置。
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