JP2006347277A - 車両用サンバイザ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電動で遮光体を進退移動させる構成を備えた車両用サンバイザ装置において、遮光体を手動でも進退移動させることを可能にする。
【解決手段】本発明の車両用サンバイザ装置10では、噛合クラッチCL1が、駆動装置20が駆動したときに遮光体24に作用する駆動荷重よりも所定値だけ大きな外力荷重が外力によって遮光体24に作用したときに、駆動歯車56Aと回転ローラ56Bとの噛み合い係合を解除する。従って、電動にて遮光体24を進退移動させるだけでなく、万が一、故障(例えば駆動モータ30の故障、制御装置16の故障、断線等)して遮光体24が電動では動作しなくなった場合においても、手動により遮光体24に外力を作用させることで噛合クラッチCL1の噛み合い係合が解除されて遮光体24を格納位置(後退方向)へ後退させることができる(フェイルセーフとして手動で作動させることができる)。
【選択図】 図4
【解決手段】本発明の車両用サンバイザ装置10では、噛合クラッチCL1が、駆動装置20が駆動したときに遮光体24に作用する駆動荷重よりも所定値だけ大きな外力荷重が外力によって遮光体24に作用したときに、駆動歯車56Aと回転ローラ56Bとの噛み合い係合を解除する。従って、電動にて遮光体24を進退移動させるだけでなく、万が一、故障(例えば駆動モータ30の故障、制御装置16の故障、断線等)して遮光体24が電動では動作しなくなった場合においても、手動により遮光体24に外力を作用させることで噛合クラッチCL1の噛み合い係合が解除されて遮光体24を格納位置(後退方向)へ後退させることができる(フェイルセーフとして手動で作動させることができる)。
【選択図】 図4
Description
本発明は、車両用サンバイザ装置に係り、特に、電動で遮光体を進退移動させる構成を備えた車両用サンバイザ装置に関する。
この種の車両用サンバイザ装置としては、例えば、特許文献1に示されるものがある。つまり、特許文献1に記載の例では、モータによって駆動プーリー及び従動プーリーを順次回転させ、これにより、従動プーリーに接触する板体をスライド移動させている。このとき、モータの駆動を任意に操作することができるスイッチを設ければ、このスイッチを操作することにより板体の進出量を任意に調節することができる。
特開平8−2251号公報(図5〜図8)
しかしながら、特許文献1に記載の例では、板体が電動でしか作動しない。このため、例えば、夕暮れ時に低い位置から夕陽が車室内に差し込むときに運転者の運転視界の妨げを防止するために板体を進出状態としたものの、何らかの故障により板体を後退させることができなくなった場合には、その後の日没時や夜間の運転において板体が運転視界の妨げとなってしまうことが懸念される。
また、この種の車両用サンバイザ装置では、板体が比較的低速で使用位置にまで進出されるが、運転状況によっては、板体によって素早く遮光できるように板体を手動で瞬時に使用位置にまで進出させることができる方が好ましい場合もある。従って、この種の車両用サンバイザ装置では、板体を手動で進退移動させることができる方が好ましい。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、電動で遮光体を進退移動させる構成を備えた車両用サンバイザ装置において、遮光体を手動でも進退移動させることが可能な車両用サンバイザ装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、車室天井部に駆動装置及び遮光体を配置し、操作スイッチ及び受光センサの少なくとも一方からの信号に基づいて前記駆動装置を駆動制御することにより前記車室天井部から前記遮光体を進出移動させて前記遮光体により少なくともウィンドガラスの一部を覆う車両用サンバイザ装置において、前記駆動装置の出力軸に対して回転不能に連結された回転体と、前記回転体と噛合クラッチを介して噛み合い係合されて前記回転体と一体的に回転駆動される駆動歯車と、前記遮光体の進退方向に沿って前記遮光体に設けられると共に、前記駆動歯車が噛合する噛合面が前記遮光体の進退方向に沿って形成されたスライドガイドと、を備え、前記噛合クラッチは、前記遮光体に所定値以上の外力が作用したときに前記回転体と前記駆動歯車との噛み合い係合を解除することを特徴とする。
このように、請求項1に記載の発明では、駆動装置の出力軸に対して回転不能に連結された回転体と、スライドガイドの噛合面と噛合する駆動歯車とが噛合クラッチを介して噛み合い係合されて一体的に回転し、噛合クラッチは、遮光体に所定値以上の外力が作用したときに回転体と駆動歯車との噛み合い係合を解除する。
従って、電動にて遮光体を進退移動させるだけでなく、万が一、故障して遮光体が電動では動作しなくなった場合においても、手動により遮光体に外力を作用させることで噛合クラッチの噛み合い係合が解除されて遮光体を格納位置(後退方向)へ後退させることができる。これにより、例えば、故障時でも応急的に遮光体を手動にて後退させて日没時や夜間の運転において遮光体自体により運転視界が妨げられてしまうことを防止することができる。
また、遮光体によって素早く遮光したい場合には、手動により遮光体に外力を作用させることで噛合クラッチの噛み合い係合が解除されて遮光体を使用位置(前進方向)へ前進させることができる。これにより、例えば、運転時に急に直射日光等が視界に飛び込んできた時でも遮光体を手動にて前進させて素早く遮光することができる。
このとき、請求項2に記載の発明のように、噛合クラッチは、より好適には、回転体及び駆動歯車のそれぞれに形成され互いに係合可能な係合凸部及び係合凹部と、回転体及び駆動歯車の少なくとも一方を係合凸部及び係合凹部の係合方向に付勢する付勢手段と、を備え、係合凸部及び係合凹部の少なくとも一方に、回転周方向に傾斜する傾斜面が形成され、付勢手段が、遮光体に所定値以上の外力が作用したときに回転体と駆動歯車との噛み合い係合を解除すべく回転体及び駆動歯車の少なくとも一方の互いに離間する方向への移動を許容する構成とされる。
この構成によれば、駆動装置によって回転体が回転しているときには、付勢手段の付勢力及び係合凸部と係合凹部との噛み合い係合により回転体と共に駆動歯車が一体的に回転して遮光体が進退移動する。
一方、手動により遮光体に外力を作用させたときには、遮光体と共にスライドガイドの進退移動により回転体に対して駆動歯車が相対的に回転する。そして、係合凸部及び係合凹部の少なくとも一方に形成された回転周方向に傾斜する傾斜面が回転周方向に移動することによって駆動歯車及び回転体に対して軸線方向、すなわち互いに離間する方向に分力が発生する。このとき、付勢手段は、回転体と駆動歯車との噛み合い係合を解除すべく回転体及び駆動歯車の少なくとも一方の互いに離間する方向への移動を許容する。
従って、回転体と駆動歯車とは相対的に付勢手段の付勢力に抗して軸線方向に互いに離間する方向へ移動する。これにより、回転体と駆動歯車との噛み合い係合が解除されて、駆動装置側と遮光体側との駆動連結が解除されて手動により速やかに遮光体を進退移動させることができる。
また、噛合クラッチが、回転体及び駆動歯車のそれぞれに形成された係合凸部及び係合凹部と付勢手段とで構成されているので、コンパクトな構成にて速やかに遮光体を手動で進退移動させることができる。
さらに、請求項3に記載の発明のように、係合凸部及び係合凹部の少なくとも一方に形成された傾斜面の傾斜角度及び付勢手段の付勢力が、駆動装置が駆動しているときに遮光体に作用する駆動荷重よりも所定値だけ大きな外力荷重が遮光体に作用したときに、回転体と駆動歯車との噛み合い係合が解除されるように設定されていると、外力によって駆動装置側と遮光体側との駆動連結を解除して手動による速やかな遮光体の進退移動を可能にする一方で、通常の電動作動時に駆動装置によって回転体が回転しているにもかかわらず、噛合クラッチが不用意に解除されることにより駆動装置側と遮光体側との駆動連結が解除されてしまうことを防止することができる。
また、請求項4に記載の発明のように、スライドガイドが、噛合面に並設された接触面を有し、回転体が、接触面に回転接触する回転ローラであると、この接触面に回転ローラが接触することによってスライドガイドの進退動作が安定化し、これにより、駆動歯車とスライドガイドの噛合面との確実な噛み合い状態が維持される。
さらに、請求項5に記載の発明のように、スライドガイドが、遮光体の幅方向縁部に一対配設され、一対のスライドガイドのそれぞれの噛合面に一対の駆動歯車がそれぞれ噛合され、一対の駆動歯車が、一つの回転軸に固定されて駆動装置により同期して回転されると、遮光体が進退方向に拗けることなく円滑に進退移動することができる。これにより、遮光体の進退移動に伴い振動や異音が生じることを防止できる。
また、請求項6に記載の発明のように、一対の駆動歯車のうち駆動装置側の駆動歯車のみ回転体との間に噛合クラッチを備えていると、遮光体の幅方向両側に設けられた一対のスライドガイドの噛合面にそれぞれ噛合する一対の駆動歯車に対して、一つの噛合クラッチで駆動装置側と遮光体側との駆動連結を解除することができる。これにより、駆動装置側と遮光体側との駆動連結の解除構造を比較的にシンプルなものとすることができる。
以下、本発明の一実施形態について、図を参照して説明する。なお、以下に説明する部材、配置等は、本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨に沿って各種改変することができることは勿論である。
はじめに、図1乃至図14を参照しながら、本発明の一実施形態に係る車両用サンバイザ装置10の構成について説明する。
本発明の一実施形態に係る車両用サンバイザ装置10は、図1に示されるように、例えば乗用自動車等の車両80に好適に搭載されるものであり、受光センサ12と、遮光装置14と、制御装置16とを備えている。
受光センサ12は、車室内にフロントガラス82と対向して配置されたルームミラー84の背面に配置されている。本実施形態の車両80には、フロントガラス82の外面を払拭するワイパ装置86が備えられており、ルームミラー84の背面側(車両前方側)には、フロントガラス82の外面のワイパ装置86による払拭エリア88が位置している。この構成により、受光センサ12は、ワイパ装置86によって払拭されるフロントガラス82の外面の払拭エリア88に対向している。すなわち、少なくともフロントガラス82に垂直な方向から見てワイパ装置86によって払拭される払拭エリア88の領域内に受光センサ12が配置されている。
また、受光センサ12は、図2に示されるように、フロントガラス82を透過して搭乗者90(運転者)のアイポイントPに向けて入射される入射光を確実に受光すべく、車両側面視におけるフロントガラス82の上縁部92と搭乗者90のアイポイントPとを結んだ第一の仮想線L1よりも下側で、フロントガラス82の下縁部94と搭乗者90のアイポイントPとを結んだ第二の仮想線L2よりも上側に配置されている。
なお、この場合の搭乗者90は、一般的な身長及び体格を有する者であり、搭乗者90のアイポイントPは、車両80の座席96(運転席)において適正な姿勢を取ったときのものである。
受光センサ12は、図3(a)に示されるように、略立方体状をなしており、2つの受光面を備えている。すなわち、受光センサ12は、車両80に取り付けられる際に、車両80の床面と略平行となり上側を向く上方側受光面12Aと、上方側受光面12Aと直交し車両80の前方側を向く前方側受光面12Bとを備えている。この上方側受光面12Aと前方側受光面12Bとには、各受光面に入射してくる入射光を受光する受光素子18A,18Bがそれぞれ備えられている。
そして、受光センサ12は、フロントガラス82を透過して入射してくる直射日光等の入射光を受光素子18A,18Bにて受光すると、各受光素子18A,18Bから図3(b)に示されるような入射角度に応じて変化する入射強度に比例するレベルの入射光検出信号S1,S2を制御装置16に出力する。
なお、本実施形態では、図2に示されるように、遮光装置14による垂直方向の垂直遮光範囲Aが、搭乗者90のアイポイントPを通ると共に車両80の中心線と平行な直線から上方に45°に設定されている。
また、垂直遮光範囲Aは、3つの範囲に分けられており、運転席に着席する搭乗者90のアイポイントPを通るとともに車両80の中心線と平行な直線から上方へ15°の範囲を第一垂直遮光範囲A1、直線の上方15°〜30°の範囲を第二垂直遮光範囲A2、直線の上方30°〜45°の範囲を第三垂直遮光範囲A3とされている。
従って、受光センサ12は、上方側受光面12A及び該上方側受光面12Aと90°をなすように備えられる前方側受光面12Bの2つの受光面に備えられる受光素子18A,18Bから垂直遮光範囲Aに入射する入射光の上下方向の入射角度を特定するための入射光検出信号S1,S2を出力する。
遮光装置14は、図2に示されるように、車両80の運転席側の天井部98内(アウタールーフとインナールーフパネルとの間)に収容されている。遮光装置14は、図4,図5に示されるように、駆動装置20、作動機構22、遮光体24、スライドガイド26,28を備えている。
駆動装置20には、駆動モータ30が備えられており、駆動モータ30は、ハウジング32に収容されている。駆動モータ30の回転軸には、第一ギヤ34(ウォーム)が設けられており、この第一ギヤ34には、駆動モータ30の回転軸と直交する出力軸36に設けられた第二ギヤ38(ウォームホイール)が噛合されている。
作動機構22は、左右一対のブラケット40,42を有して構成されており、この左右一対のブラケット40,42の車両前後部は、車幅方向に延びる一対の連結フレーム44,46によって連結されている。そして、左側のブラケット40には、上側補助ローラ48、下側補助ローラ50がそれぞれ回転自在に取り付けられており、右側のブラケット42には、上側補助ローラ52、下側補助ローラ54がそれぞれ回転自在に取り付けられている。
左側のブラケット40に取り付けられた上側補助ローラ48は、図6に示されるように、スライドガイド26の上側に配置され、後述するスライドガイド26の第一接触面26Cと接触状態で回転する。また、左側のブラケット40に取り付けられた下側補助ローラ50は、スライドガイド26の下側に配置され、後述するスライドガイド26の第二接触面26Dと接触状態で回転する。
同様に、右側のブラケット42に取り付けられた上側補助ローラ52は、図7に示されるように、スライドガイド28の上側に配置され、後述するスライドガイド28の第一接触面28Cと接触状態で回転する。また、右側のブラケット42に取り付けられた下側補助ローラ54は、スライドガイド28の下側に配置され、後述するスライドガイド28の第二接触面28Dと接触状態で回転する。
本実施形態では、上側補助ローラ48,52は、低コストで製作容易性により樹脂製とされており、下側補助ローラ50,54は、作動機構22の作動時におけるガタツキを吸収するためにゴム製とされている。また、下側補助ローラ50,54は、後述する駆動輪56,58とスライドガイド26,28を挟んだ反対側でスライドガイド26,28の進退方向(軌道方向)に離れた位置に配置されており、これにより、駆動輪56,58と協働してスライドガイド26,28をそれぞれ挟持状態で保持している。
そして、左側のブラケット40には、図4,図5に示されるように、駆動モータ30を収容したハウジング32が固定されている。また、左側のブラケット40には、駆動装置20の出力軸36が回転自在に挿通されており、出力軸36の突出先端部には、駆動輪56が設けられている。さらに、右側のブラケット42には、駆動輪58が回転自在に取り付けられている。
駆動輪56の車幅方向内側には、駆動歯車56A(ピニオン)が形成されており、駆動輪56の車幅方向外側には、駆動歯車56Aと同軸的に回転ローラ56Bが形成されている。本実施形態の駆動輪56では、駆動歯車56Aと回転ローラ56Bとは、別体に形成されており、駆動歯車56Aの刃先円外径寸法は、回転ローラ56Bの外径寸法よりも小さく設定されている。
そして、駆動歯車56Aは、後述するスライドガイド26の噛合面26A(ラック)と噛合されており、回転ローラ56Bは、駆動輪56の回転時に後述するスライドガイド26の第一接触面26Cと接触することによりスライドガイド26を保持する。
また、右側の駆動輪58の車幅方向内側には、駆動歯車58A(ピニオン)が形成されており、駆動輪58の車幅方向外側には、駆動歯車58Aと同軸的に回転ローラ58Bが形成されている。本実施形態の駆動輪58では、駆動歯車58Aと回転ローラ58Bとは、樹脂材料にて一体に形成されている。また、本実施形態の駆動輪58は、駆動歯車58Aの刃先円外径寸法が回転ローラ58Bの外径寸法よりも小さく設定された段付駆動輪で構成されている。この駆動輪58は、回転軸60に回転不能に連結されており、駆動輪56と駆動輪58とは、一つの回転軸60に連結されて駆動モータ30により同期して回転される。
そして、駆動歯車58Aは、後述するスライドガイド28の噛合面28A(ラック)と噛合されており、回転ローラ58Bは、駆動輪58の回転時に後述するスライドガイド28の第一接触面28Cと接触することによりスライドガイド28を保持する。
ここで、本実施形態の駆動輪56には、図8に示されるように、駆動装置20の駆動力を用いて遮光体24を進退移動させるときには、駆動歯車56Aと回転ローラ56Bとを噛み合い係合すると共に、遮光体24に所定値以上の外力が作用したときには、駆動歯車56Aと回転ローラ56Bとの噛み合い係合を解除する噛合クラッチCL1が設けられている。
つまり、駆動歯車56Aの回転ローラ56B側の端面56Dには、図9(a)に示されるように、軸線方向に沿って回転ローラ56B側に突出する係合凸部56Eが回転周方向に複数(4個)形成されており、回転ローラ56Bの駆動歯車56A側の端面56Cには、図10(a)に示されるように、係合凸部56Eと係合可能な係合凹部56Fが回転周方向に複数(4個)形成されている。
駆動歯車56Aに形成された係合凸部56Eは、図9(b)に示されるように、回転周方向の両側に回転周方向に傾斜する傾斜面56Gが形成されている。また、回転ローラ56Bに形成された係合凹部56Fは、図10(b)に示されるように、回転周方向の両側に回転周方向に傾斜する傾斜面56Hが形成されている。
駆動歯車56Aの中央には、回転軸60の一端に形成された断面D字状のDカット部60Aが挿通されて回転周方向に係合可能な断面D字状の孔部56Iが形成されている。そして、駆動歯車56Aは、Dカット部60Aが孔部56Iに挿通されることにより、回転軸60に対して軸線回りに回転不能且つ回転軸60のストッパ部60Bに当接する限度で軸線方向に移動可能となっている。
回転ローラ56Bの駆動歯車56A側には、回転軸60のDカット部60Aが挿通される断面円形状の孔部56Jが形成されている。そして、回転ローラ56Bは、Dカット部60Aが孔部56Jに挿通されることにより、回転軸60に対して軸線回りに回転可能且つ軸線方向に移動可能となっている。
回転ローラ56Bに形成されたフランジ部56Kの出力軸36側には、出力軸36側に突出する突出部56Lが形成されており、この突出部56Lには、出力軸36の先端に形成された断面D字状のDカット部36Aが挿通されて回転周方向に係合可能な断面D字状の孔部56Mが形成されている。そして、回転ローラ56Bは、Dカット部36Aが孔部56Mに挿通されることにより、出力軸36に対して軸線回りに回転不能に連結されると共に出力軸36の突出端部に孔部56Mの底部が当接する限度で軸線方向に移動可能となっている。
また、回転ローラ56Bの突出部56Lには、ワッシャ68と板バネ70が装着されている。板バネ70は、ブラケット40に当接したワッシャ68に対して回転ローラ56Bのフランジ部56Kを押圧し、回転ローラ56B全体を駆動歯車56A側に付勢する。
そして、板バネ70によって回転ローラ56B全体が駆動歯車56A側に付勢されると、ストッパ部60Bに当接して軸線方向への移動が規制された駆動歯車56Aの係合凸部56Eに回転ローラ56Bの係合凹部56Fが係合し、これにより、駆動歯車56Aと回転ローラ56Bとが噛み合い係合されて一体的に回転駆動される。
また、駆動装置20が駆動しているときに遮光体24に作用する駆動荷重よりも所定値だけ大きな外力荷重が遮光体24に作用したときには、係合凸部56Eの傾斜面56G及び係合凹部56Fの傾斜面56Hが回転周方向にずれることによって駆動歯車56A及び回転ローラ56Bに対して軸線方向、すなわち互いに離間する方向に分力が発生する。
このとき、駆動歯車56Aは、ストッパ部60Bに当接して軸線方向への移動が規制されているので、板バネ70は、駆動歯車56Aと回転ローラ56Bとの噛み合い係合を解除すべく回転ローラ56Bの駆動歯車56Aから離間する方向への移動を許容する。
従って、ストッパ部60Bに当接して軸線方向への移動が規制された駆動歯車56Aに対して、回転ローラ56Bが板バネ70の付勢力に抗して軸線方向、すなわち離間する方向へ移動することにより、駆動歯車56Aと回転ローラ56Bとの噛み合い係合が解除される。
このように、本実施形態において、係合凸部56Eの傾斜面56Gの傾斜角度、係合凹部56Fの傾斜面56Hの傾斜角度、及び板バネ70の付勢力は、駆動装置20によって回転ローラ56Bが回転駆動されるときには、駆動歯車56Aの係合凸部56Eに回転ローラ56Bの係合凹部56Fが係合された状態で駆動歯車56Aと回転ローラ56Bとが噛み合い係合されて一体的に回転駆動されるように設定されている。
その一方で、係合凸部56Eの傾斜面56Gの傾斜角度、係合凹部56Fの傾斜面56Hの傾斜角度、及び板バネ70の付勢力は、駆動装置20が駆動しているときに遮光体24に作用する駆動荷重よりも所定値だけ大きな外力荷重が遮光体24に作用したときには、回転ローラ56Bを駆動歯車56Aから離間する方向へ移動させ、駆動歯車56Aと回転ローラ56Bの噛み合い係合が解除されるように設定されている。
つまり、本実施形態に係る噛合クラッチCL1において、駆動歯車56Aと回転ローラ56Bの噛み合い係合が解除されるときの解除荷重は、駆動装置20が駆動しているときに遮光体24に作用する駆動荷重よりも所定値だけ大きな値に設定されている。
遮光体24は、フロントガラス82を透過して車室内に入射する直射日光等の入射光を完全に遮光しても良いが、本実施形態では、フロントガラス82を透過して車室内に入射する直射日光等の入射光を遮光すると共に搭乗者90の前方視界を確保すべく、半透明又は着色透明の樹脂材料で形成されている。
そして、遮光体24の両側部には、一対のスライドガイド26,28が設けられている。スライドガイド26,28は、樹脂材料により形成されており、遮光体24を挟んで対称形状に形成されている。本実施形態のスライドガイド26,28は、駆動装置20及び作動機構22の作動に伴い、遮光体24を車両後方側から前方側に進出させると同時に車両上方から下方へ向かわせて搭乗者90の顔正面に位置させるべく、車両後方側から前方側に向かうに従って下方へ向かう湾曲形状となっている。
なお、遮光体24も、スライドガイド26,28の湾曲形状に合わせて、車両後方側から前方側に向かうに従って下方へ向かう湾曲形状をなしている。また、本実施形態では、遮光体24の前方側縁部、後方側縁部に別部材の前枠部、後枠部を備えない構成となっており、遮光体24の周縁部全体における見栄えの向上が図られている。
本実施形態のスライドガイド26,28には、遮光体24の両側部に形成された嵌合凸部24A,24Bと嵌合可能な嵌合凹部26E,28Eがそれぞれ形成されている。そして、嵌合凸部24A,24Bと嵌合凹部26E,28Eとがそれぞれ嵌合することにより遮光体24の両側部にスライドガイド26,28がそれぞれ固定されている。また、スライドガイド26,28は、遮光体24における車両前後方向の長さよりも車両後方側へ長く形成されている。
左側のスライドガイド26の上側部の車幅方向内側には、図11に示されるように、スライドガイド26の長手方向に沿って延びる噛合面26Aが形成されている。また、スライドガイド26の上側部の車幅方向外側には、噛合面26Aに並設されると共に遮光体24の進退方向に沿って延びる段差面26Bを介して噛合面26Aから一段下がった位置に第一接触面26Cが形成されている。さらに、スライドガイド26の下側部は、スライドガイド26の長手方向に沿って延びる第二接触面26Dとされている。
同様に、右側のスライドガイド28の上側部の車幅方向内側には、図12に示されるように、スライドガイド28の長手方向に沿って延びる噛合面28Aが形成されている。また、スライドガイド28の上側部の車幅方向外側には、噛合面28Aに並設されると共に遮光体24の進退方向に沿って延びる段差面28Bを介して噛合面28Aから一段下がった位置に第一接触面28Cが形成されている。さらに、スライドガイド28の下側部は、スライドガイド28の長手方向に沿って延びる第二接触面28Dとされている。
このように、本実施形態では、スライドガイド26,28が上述の如く湾曲形状となっており、このスライドガイド26,28に形成された噛合面26A,28A、第一接触面26C,28C、第二接触面26D,28Dは、スライドガイド26,28の長手方向に沿って形成されることにより、湾曲した軌道を有している。
そして、本実施形態では、図11に示されるように、スライドガイド26における第一接触面26Cが段差面26Bを介して噛合面26Aよりも一段下がった位置に形成されることにより、スライドガイド26の長手方向両側に、段差面26Bと第一接触面26Cとに接続された端面26F,26Gがそれぞれ形成されている。この端面26F,26Gは、駆動歯車56Aが噛合面26Aの両側ストローク終端部に到達する前にそれぞれ回転ローラ56Bが当接するストッパの役割を果たすものである。
同様に、図12に示されるように、スライドガイド28における第一接触面28Cが段差面28Bを介して噛合面28Aよりも一段下がった位置に形成されることにより、スライドガイド28の長手方向両側に、段差面28Bと第一接触面28Cとに接続された端面28F,28Gがそれぞれ形成されている。この端面28F,28Gは、駆動歯車58Aが噛合面28Aの両側ストローク終端部に到達する前にそれぞれ回転ローラ58Bが当接するストッパの役割を果たすものである。
このように、本実施形態では、駆動輪56,58がスライドガイド26,28の車両前方側の終端部又は車両後方側の終端部に到達するときに、駆動歯車56A,58Aに形成されたギヤ歯が噛合面26A,28Aよりも車両前方側の平面部分又は車両後方側の平面部分に乗り上げる前に先立って、回転ローラ56B,58Bが端面26F,28F又は端面26G,28Gに当接して、駆動歯車56A,58Aのギヤ歯が損傷することを防止する構成となっている。
また、本実施形態では、図11に示されるように、スライドガイド26における第一接触面26Cの車両前方側ストローク終端部と噛合面26Aの車両前方側ストローク終端部とが遮光体24の進退方向にて略一致している。同様に、図12に示されるように、スライドガイド28における第一接触面28Cの車両前方側ストローク終端部と噛合面28Aの車両前方側ストローク終端部とが遮光体24の進退方向にて略一致している。この構成により、後に詳述する如く遮光体24を半進出位置又は全進出位置に進出させたときのスライドガイド26,28の車両前方側部分における見栄えの向上が図られている。
なお、本実施形態では、図11に示されるように、スライドガイド26における第一接触面26Cの車両後方側ストローク終端部と噛合面26Aの車両後方側ストローク終端部とが遮光体24の進退方向にて略一致している。同様に、図12に示されるように、スライドガイド28における第一接触面28Cの車両後方側ストローク終端部と噛合面28Aの車両後方側ストローク終端部とが遮光体24の進退方向にて略一致している。
本実施形態の制御装置16は、図2に示されるように、車両80の運転席側の天井部98内に収容されている。また、制御装置16の入力部には、図13に示されるように、受光センサ12、起動スイッチ62、位置検出機構64、バッテリ66が接続されている。また、制御装置16の出力部には、遮光装置14の駆動モータ30が接続されている。
制御装置16には、上方側受光面12A及び前方側受光面12Bにそれぞれ備えられた受光素子18A,18Bで受光される入射光について、上下方向の入射光の入射角度と、その入射角度の入射光が入射されたときの入射強度に比例して出力される入射光検出信号S1,S2のレベルとの関係を表すデータが予め記憶されている。このデータは、例えば、図3(b)に示すようなものである。そして、制御装置16は、受光素子18A,18Bからの入射光検出信号S1,S2のレベルの比に基づいて入射光の入射角度を特定する。
位置検出機構64は、遮光体24の全進出位置、半進出位置、格納位置のそれぞれを判別して検知するロータリーエンコーダ、可変抵抗器、ロータリースイッチ、リミットスイッチ等で構成されている。そして、位置検出機構64は、遮光体24が全進出位置、半進出位置、格納位置にあるときには、それぞれの位置を示す位置検出信号を制御装置16に出力する。これにより、制御装置16は、遮光体24の全進出状態、半進出状態、格納状態を判別する。
次に、本発明の一実施形態に係る車両用サンバイザ装置10の動作について説明する。
起動スイッチ62をオンにすると、バッテリ66から供給された駆動電源により制御装置16が動作状態となる。また、受光センサ12にも電源が供給されて作動状態となる。そして、フロントガラス82を透過して垂直遮光範囲Aに直射日光等の入射光が入射すると、受光センサ12の各受光素子18A,18Bから図3(b)に示されるような入射角度に応じて変化する入射強度に比例するレベルの入射光検出信号S1,S2が制御装置16に出力される。
制御装置16は、受光センサ12の各受光素子18A,18Bが出力する入射光検出信号S1,S2に基づいて、上下方向の入射光の入射角度と、その入射角度の入射光が入射されたときの入射強度に比例して出力される入射光検出信号S1,S2のレベルとの関係を表すデータから、垂直遮光範囲Aに入射する入射光の上下方向の入射角度を特定する。
続いて、制御装置16は、垂直遮光範囲Aに入射する入射光の上下方向の入射角度に基づいて、遮光体24が完全に進出されている全進出状態とするか、遮光体24が半分進出されている半進出状態とするか、若しくは遮光体24が完全に天井部98内に格納されている格納状態とするかの判別を行う。
つまり、制御装置16は、入射光が第三垂直遮光範囲A3に入射する場合には、図14(a)に示されるように、遮光体24の格納状態を維持し、第二垂直遮光範囲A2に入射する場合には、図14(b)に示されるように、遮光体24を半進出状態とする。また、第一垂直遮光範囲A1に入射する場合には、図14(c)に示されるように、遮光体24を全進出状態とする。なお、入射光が垂直遮光範囲A以外の場所に入射する場合には、制御装置16は、遮光体24を格納状態とする。
そして、制御装置16は、遮光体24を半進出状態又は全進出状態とすると判別した場合には、駆動モータ30を駆動制御する。このとき、駆動装置20によって回転ローラ56Bが回転するときには、板バネ70の付勢力によって回転ローラ56Bが駆動歯車56A側に付勢された状態で係合凸部56Eと係合凹部56Fとの噛み合い係合により回転ローラ56Bと共に駆動歯車56Aが一体的に回転する。
そして、駆動歯車56Aの回転に伴って駆動輪58全体が回転し、この駆動輪56,58の回転により、駆動輪56,58の駆動歯車56A,58Aと噛合するスライドガイド26,28の噛合面26A,28Aが車両前方へ順次送り出され、スライドガイド26,28と共に遮光体24が車両前方へ進出する。
このとき、遮光体24の車幅方向両側に配置されたスライドガイド26,28の上側部に形成された第一接触面26C,28Cは、駆動輪56,58の回転ローラ56B,58B及び上側補助ローラ48,52が接触状態で回転することによりそれぞれ支持される。また、スライドガイド26,28の下側部に形成された第二接触面26D,28Dは、下側補助ローラ50,54が接触状態で回転することによりそれぞれ支持される。
このように、本実施形態では、上側補助ローラ48,52及び駆動輪56,58と、下側補助ローラ50,54とによってスライドガイド26,28がそれぞれ挟まれた状態で低負荷、低騒音で支持されており、そのスライドガイド26,28と共に遮光体24がスライドする。
そして、遮光体24が半進出状態又は全進出状態となると、位置検出機構64により遮光体24の半進出状態又は全進出状態が検出されて、位置検出機構64から制御装置16へ半進出状態又は全進出状態を示す位置検出信号が出力される。これにより、制御装置16は、半進出状態又は全進出状態への移行完了を検知し、駆動モータ30の駆動制御を停止する。
また、この他にも、遮光体24が半進出状態のときに、走行状況の変化により入射光が第一垂直遮光範囲A1に入射するようになった場合には、図14(c)に示されるように、遮光体24を全進出状態とする。このとき、遮光体24の全進出状態の検出は上述の如く位置検出機構64により行われ、制御装置16は遮光体24の全進出状態への移行完了を検知すると駆動モータ30の駆動制御を停止する。
また、遮光体24が全進出状態のときに、走行状況の変化により入射光が第二垂直遮光範囲A2に入射するようになった場合には、図14(b)に示されるように、搭乗者90の視界を確保すべく遮光体24を半進出状態とする。さらに、遮光体24が全進出状態又は半進出状態のときに、走行状況の変化により入射光が第三垂直遮光範囲A3に入射するようになった場合、又は入射光が垂直遮光範囲A以外の場所に入射する場合には、図14(a)に示されるように、搭乗者90の視界を確保すべく遮光体24を格納状態とする。このとき、遮光体24の半進出状態及び格納状態の検出も位置検出機構64により行われ、制御装置16は遮光体24の半進出状態又は格納状態への移行完了を検知すると駆動モータ30の駆動制御を停止する。
以後、制御装置16は、上記要領にて、入射光が垂直遮光範囲A以外の場所に入射する場合及び入射光が第三垂直遮光範囲A3に入射する場合には、図14(a)に示されるように、遮光体24を格納状態とし、第二垂直遮光範囲A2に入射する場合には、図14(b)に示されるように、遮光体24を半進出状態とする。また、第一垂直遮光範囲A1に入射する場合には、図14(c)に示されるように、遮光体24を全進出状態とする。このように、本実施形態の車両用サンバイザ装置10では、入射光の上下方向の入射角度に応じて遮光体の進出量が変化する。
なお、走行状況の変化に伴って垂直遮光範囲Aに入射される入射光の入射角度が著しく変化する場合には、入射光の入射角度がある時間一定となった場合(つまり入射光の入射角度が安定している場合)に遮光体24の位置を変更するようにすることが好ましい。
一方、万が一、故障(例えば駆動モータ30の故障、制御装置16の故障、断線等)して遮光体24が電動では動作しなくなった場合には、手動により遮光体24に外力を作用させれば良い。つまり、手動により遮光体24に外力を作用させることによって、駆動装置20が駆動しているときに遮光体24に作用する駆動荷重よりも所定値だけ大きな外力荷重が遮光体24に作用したときには、係合凸部56Eの傾斜面56G及び係合凹部56Fの傾斜面56Hが回転周方向にずれることによって駆動歯車56A及び回転ローラ56Bに対して軸線方向、すなわち互いに離間する方向に分力が発生する。
このとき、駆動歯車56Aは、ストッパ部60Bに当接して軸線方向への移動が規制されているので、板バネ70は、駆動歯車56Aと回転ローラ56Bとの噛み合い係合を解除すべく回転ローラ56Bの駆動歯車56Aから離間する方向への移動を許容する。
従って、ストッパ部60Bに当接して軸線方向への移動が規制された駆動歯車56Aに対して、回転ローラ56Bが板バネ70の付勢力に抗して軸線方向、すなわち離間する方向へ移動する。これにより、駆動歯車56Aと回転ローラ56Bとの噛み合い係合が解除されて、駆動装置20側と遮光体24側との駆動連結が解除されて手動により速やかに遮光体24を進退移動させることが可能となる。
次に、本発明の一実施形態に係る車両用サンバイザ装置10の作用及び効果について説明する。
本実施形態に係る車両用サンバイザ装置10では、噛合クラッチCL1が、遮光体24に所定値以上の外力が作用したときに駆動歯車56Aと回転ローラ56Bとの噛み合い係合を解除する。
従って、電動にて遮光体24を進退移動させるだけでなく、万が一、故障(例えば駆動モータ30の故障、制御装置16の故障、断線等)して遮光体24が電動では動作しなくなった場合においても、手動により遮光体24に外力を作用させることで噛合クラッチCL1の噛み合い係合が解除されて遮光体24を格納位置(後退方向)へ後退させることができる(フェイルセーフとして手動で作動させることができる)。これにより、例えば、故障時でも応急的に遮光体24を手動にて後退させて日没時や夜間の運転において遮光体24自体により運転視界が妨げられてしまうことを防止することができる。
また、遮光体24によって素早く遮光したい場合には、手動により遮光体24に外力を作用させることで噛合クラッチCL1の噛み合い係合が解除されて遮光体24を使用位置(前進方向)へ前進させることができる。これにより、例えば、運転時に急に直射日光等が視界に飛び込んできた時でも遮光体24を手動にて前進させて素早く遮光することができる。
また、遮光体24が障害物と衝突する等により遮光体24に所定値以上の外力が作用したときには、駆動歯車56Aと回転ローラ56Bとの噛み合い係合が解除されて、駆動装置20側と遮光体24側との駆動連結が解除される。従って、遮光体24への外力が駆動装置20側に過大な荷重として伝達されることがないので、遮光体24に外力が加わったことによる駆動装置20等の破損を防止できる。
さらに、本実施形態に係る車両用サンバイザ装置10では、係合凸部56Eに形成された傾斜面56Gの傾斜角度、係合凹部56Fに形成された傾斜面56Hの傾斜角度、及び板バネ70の付勢力が、駆動装置20が駆動しているときに遮光体24に作用する駆動荷重よりも所定値だけ大きな外力荷重が遮光体24に作用したときに、駆動歯車56Aと回転ローラ56Bとの噛み合い係合が解除されるように設定されている。
従って、外力によって駆動装置20側と遮光体24側との駆動連結を解除して手動による速やかな遮光体24の進退移動を可能にする一方で、通常の電動作動時に駆動装置20によって回転ローラ56Bが回転しているにもかかわらず、噛合クラッチCL1が不用意に解除されることにより駆動装置20側と遮光体24側との駆動連結が解除されてしまうことを防止することができる。
また、本実施形態に係る車両用サンバイザ装置10では、噛合クラッチCL1が、回転ローラ56B及び駆動歯車56Aのそれぞれに形成された係合凸部56E及び係合凹部56Fと、ワッシャ68、板バネ70で構成されている。従って、コンパクトな構成にて速やかに遮光体24を手動で進退移動させることができる。
特に、本実施形態では、回転ローラ56Bを駆動歯車56A側に付勢する噛合クラッチCL1の付勢手段に板バネ70を用いることにより噛合クラッチCL1全体の軸方向の寸法を小型化することができる。
また、本実施形態に係る車両用サンバイザ装置10では、一対の駆動歯車56A,58Aのうち駆動装置20側の駆動歯車56Aのみ回転ローラ56Bとの間に噛合クラッチCL1を備えている。従って、遮光体24の幅方向両側に設けられた一対のスライドガイド26,28の噛合面26A,28Aにそれぞれ噛合する一対の駆動歯車56A,58Aに対して、一つの噛合クラッチCL1で駆動装置20側と遮光体24側との駆動連結を解除することができる。これにより、駆動装置20側と遮光体24側との駆動連結の解除構造を比較的にシンプルなものとすることができる。
さらに、本実施形態に係る車両用サンバイザ装置10では、遮光体24の進退方向に沿って設けられたスライドガイド26,28の噛合面26A,28Aに駆動モータ30によって回転駆動される駆動歯車56A,58Aが噛合している。
従って、車両用サンバイザ装置10の停止時においては、駆動歯車56A,58Aとスライドガイド26,28の噛合面26A,28Aとが噛合することにより駆動モータ30や減速機構(第一ギヤ34及び第二ギヤ38)が負荷となる。このため、駆動モータ30が停止しているにもかかわらず、遮光体24の重量や車両の加速度などの外力によって遮光体24が不用意に進退してしまうことが無く、これにより、不意に運転視界が妨げられてしまうことを防止できる。
また、本実施形態に係る車両用サンバイザ装置10では、スライドガイド26,28の噛合面26A,28Aに駆動モータ30によって回転駆動される駆動歯車56A,58Aが噛合して、ギヤ同士の噛み合いによる駆動力伝達で遮光体24が進退移動する。
従って、従来のような摩擦力に依存した不確かな駆動力伝達では無く、駆動モータ30から遮光体24への伝達駆動力を向上させることができる。これにより、駆動モータ30が回転しているにもかかわらず、遮光体24の重量や車両の加速度などの外力によって遮光体24が進退されないといった不都合が生じることも防止できる。
また、本実施形態に係る車両用サンバイザ装置10では、スライドガイド26,28が噛合面26A,28Aと並設された第一接触面26C,28Cを有し、この第一接触面26C,28Cに回転ローラ56B,58Bが接触することによってスライドガイド26,28の進退動作が安定化する。これにより、駆動歯車56A,58Aとスライドガイド26,28の噛合面26A,28Aとの確実な噛み合い状態を維持できる。
また、本実施形態に係る車両用サンバイザ装置10では、スライドガイド26,28が、遮光体24の幅方向縁部に一対配設され、一対のスライドガイド26,28のそれぞれの噛合面26A,28Aに一対の駆動歯車56A,58Aがそれぞれ噛合され、一対の駆動歯車56A,58Aが、一つの回転軸に固定されて駆動モータ30により同期して回転される。従って、遮光体24が進退方向に拗けることなく円滑に進退移動することができる。これにより、遮光体24の進退移動に伴い振動や異音が生じることを防止できる。
次に、本発明の一実施形態に係る車両用サンバイザ装置の変形例について説明する。
上記実施形態では、駆動歯車56Aと回転ローラ56Bとを噛み合い係合する噛合クラッチCL1が、板バネ70を用いて回転ローラ56Bを駆動歯車56A側に付勢する構成となっていたが、次のようにしても良い。
例えば、図15に示される作動機構100の噛合クラッチCL2では、回転軸102の長手方向中間部に形成された溝部102AにCリング104が固定されており、回転軸102のCリング104よりも駆動歯車106A側には、圧縮コイルスプリング108が装着されている。
駆動歯車106Aは、回転軸102のDカット部102Bが断面D字状の孔部106Cに挿通されることにより、回転軸102に対して軸線回りに回転不能且つ回転軸102のストッパ部102Cに当接する限度で軸線方向に移動可能となっている。また、回転ローラ106Bは、回転軸102のDカット部102Bが断面円形状の孔部106Dに挿通されることにより、回転軸102に対して軸線回りに回転可能となっている。さらに、回転ローラ106Bは、駆動装置20の出力軸109に形成されたDカット部109Aが断面D字状の孔部106Eに挿通されることにより、出力軸109に対して軸線回りに回転不能に連結されている。
そして、スプリング108は、回転軸102に固定されたCリング104に対して駆動歯車106A全体を回転ローラ106B側に付勢する。このようにして、スプリング108によって駆動歯車106A全体が回転ローラ106B側に付勢されると、駆動歯車106Aの係合凸部106Fに回転ローラ106Bの係合凹部106Gが係合し、これにより、駆動歯車106Aと回転ローラ106Bとが噛み合い係合されて一体的に回転駆動される。
また、駆動装置20が駆動しているときに遮光体24(図4参照)に作用する駆動荷重よりも所定値だけ大きな外力荷重が遮光体24に作用したときには、スプリング108は、駆動歯車106Aと回転ローラ106Bとの噛み合い係合を解除すべく駆動歯車106Aの回転ローラ106Bから離間する方向への移動を許容する。従って、駆動歯車106Aがスプリング108の付勢力に抗して軸線方向、すなわち離間する方向へ移動することにより、駆動歯車106Aと回転ローラ106Bとの噛み合い係合が解除される。このように、スプリング108を用いて駆動歯車106Aを回転ローラ106B側に付勢する構成となっていても良い。
このように噛合クラッチCL2の付勢手段にコイルスプリング108を用いると、駆動歯車106Aを回転ローラ106Bに付勢する付勢力を長期にわたり維持できる(バネ特性が長期にわたり安定する)。このため、遮光体24の手動操作を繰り返し行っても、電動時に駆動歯車106Aと回転ローラ106Bとの噛み合い係合状態が上記駆動荷重以下で解除されてしまって遮光体24が進退移動されないなどの不具合が生じることを防止できる。
また、図16に示される作動機構110の噛合クラッチCL3では、回転ローラ112Bの内部にスプリング114が収容されており、このスプリング114によって回転ローラ112B全体が駆動歯車112A側に付勢されている。つまり、回転ローラ112Bは、駆動装置20の出力軸116のDカット部116Aに回転不能且つ軸線方向に移動可能に連結された連結部112Cと、連結部112Cから延びる支持部112Dに固定され駆動歯車112Aと噛合されるローラ部112Eとを有している。
回転ローラ112Bは、回転軸118に形成されたDカット部118Aが孔部112F,112Gに挿通されることにより、回転軸118に対して軸線回りに回転可能且つ連結部112Cの端面が出力軸116のストッパ部116Bに当接する限度で軸線方向に移動可能となっている。また、駆動歯車112Aは、回転軸118のDカット部118Aが孔部112Hに挿通されることにより、回転軸118に対して軸線回りに回転不能となっている。
回転ローラ112Bの内側に収容されたスプリング114は、回転軸118の溝部118Bに固定されたCリング120に対して回転ローラ112B全体を駆動歯車112A側に付勢する。このようにして、スプリング114によって回転ローラ112B全体が駆動歯車112A側に付勢されると、駆動歯車112Aの係合凸部112Iに回転ローラ112Bの係合凹部112Jが係合し、これにより、駆動歯車112Aと回転ローラ112Bとが噛み合い係合されて一体的に回転駆動される。
また、駆動装置20が駆動しているときに遮光体24に作用する駆動荷重よりも所定値だけ大きな外力荷重が遮光体24に作用したときには、スプリング114は、駆動歯車112Aと回転ローラ112Bとの噛み合い係合を解除すべく回転ローラ112Bの駆動歯車112Aから離間する方向への移動を許容する。
従って、回転ローラ112Bがスプリング114の付勢力に抗して軸線方向、すなわち離間する方向へ移動することにより、駆動歯車112Aと回転ローラ112Bとの噛み合い係合が解除される。このように、回転ローラ112Bの内部にスプリング114を収容し、このスプリング114を用いて回転ローラ112B全体を駆動歯車112A側に付勢する構成となっていても良い。
また、上記実施形態では、駆動歯車56Aに係合凸部56Eが形成され、回転ローラ56Bに係合凹部56Fが形成されていたが、この限りではない。その他にも、駆動歯車56Aに係合凹部が形成され、回転ローラ56Bに係合凹部と係合可能な係合凸部が形成されていても良い。
また、上記実施形態では、係合凸部56Eの回転周方向の両側に傾斜面56Gが形成され、係合凹部56Fの回転周方向の両側に傾斜面56Hが形成されていたが、この限りではない。その他にも、係合凸部56Eの回転周方向の両側にのみ傾斜面56Gが形成されるか、若しくは、係合凹部56Fの回転周方向の両側にのみ傾斜面56Hが形成されていても良い。
また、上記実施形態では、駆動輪58における駆動歯車58Aと回転ローラ58Bとが一体に形成されていたが、この限りではない。その他にも、駆動輪56と同様に、駆動歯車58Aと回転ローラ58Bとは別部品で構成されていても良い。
このように、駆動歯車56Aと回転ローラ56Bとが別部品で構成されることに加えて、駆動歯車58Aと回転ローラ58Bとについても別部品で構成されていると、駆動歯車56A,58Aについては、例えば、駆動力伝達性に優れた樹脂材料又は金属材料で形成することができ、このようにすることにより、駆動モータの駆動力を確実にスライドガイドの噛合面に伝達することができる。また、回転ローラ56B,58Bについては、例えば少なくとも円周面を弾性材料で形成することにより、スライドガイド26,28の端面26F,26G,28F,28Gとの当接の際に当接音を低減することができると共に衝撃も緩和することができる。
また、上記実施形態では、起動スイッチ62をオンにした後、受光センサ12からの入射光検出信号S1,S2に基づき、遮光体24が電動で進退移動されるようになっていたが、この限りではない。その他にも、例えば、車室内に駆動モータ30を任意に動作させることが可能な調節スイッチを設け、この調節スイッチからの信号に基づき制御装置16が駆動モータ30を駆動制御して遮光体24が進退移動されるようになっていても良い。
さらに、上記実施形態では、左側のブラケット40にのみ駆動装置20が設けられて、幅方向一方側に設けられた一つの駆動装置20で一対のスライドガイド26,28を駆動させて遮光体24を進退移動させる構成となっていたが、この限りではない。
その他にも、例えば、駆動装置20を遮光体24の幅方向両側にそれぞれ設けて、この一対の駆動装置20を電気的に同期駆動させて一対のスライドガイド26,28をそれぞれ駆動させることにより遮光体24を進退移動させても良い。この場合に、噛合クラッチCL1をそれぞれの駆動装置20に対して設ける必要があるが、一対の駆動装置20にて回転駆動される駆動輪56,58を本実施形態の如く一つの回転軸60で連結しなくても良いので、遮光体24の幅寸法が比較的大きい場合には、回転軸60を不要とすることができる点で有利である。
10・・・車両用サンバイザ装置、12・・・受光センサ、12A・・・上方側受光面、12B・・・前方側受光面、14・・・遮光装置、16・・・制御装置、18A,18B・・・受光素子、20・・・駆動装置、22,100,110・・・作動機構、24・・・遮光体、24A,24B・・・嵌合凸部、26,28・・・スライドガイド、26A,28A・・・噛合面、26B,28B・・・段差面、26C,28C・・・第一接触面、26D,28D・・・第二接触面、26E,28E・・・嵌合凹部、26F,26G,28F,28G・・・端面、30・・・駆動モータ、32・・・ハウジング、34・・・第一ギヤ、36,109,116・・・出力軸、36A,60A,102B,109A,116A,118A・・・Dカット部、38・・・第二ギヤ、40,42・・・ブラケット、44,46・・・連結フレーム、48,52・・・上側補助ローラ、50,54・・・下側補助ローラ、56,58・・・駆動輪、56A,58A,106A,112A・・・駆動歯車、56B,58B,106B,112B・・・回転ローラ(回転体)、56C,56D・・・端面、56E,106F,112I・・・係合凸部、56F,106G,112J・・・係合凹部、56G,56H・・・傾斜面、56I,56J,56M,106C,106D,106E,112F,112G,112H・・・孔部、56K・・・フランジ部、56L・・・突出部、60,102,118・・・回転軸、60B,102C,116B・・・ストッパ部、62・・・起動スイッチ、64・・・位置検出機構、66・・・バッテリ、68・・・ワッシャ、70・・・板バネ(付勢手段)、80・・・車両、82・・・フロントガラス、84・・・ルームミラー、86・・・ワイパ装置、88・・・払拭エリア、90・・・搭乗者、92・・・上縁部、94・・・下縁部、96・・・座席、98・・・天井部、102A・・・溝部、104,120・・・Cリング、108,114・・・スプリング(付勢手段)、112C・・・連結部、112D・・・支持部、112E・・・ローラ部、118B・・・溝部、A・・・垂直遮光範囲、A1・・・第一垂直遮光範囲、A2・・・第二垂直遮光範囲、A3・・・第三垂直遮光範囲、CL1・・・噛合クラッチ、CL2・・・噛合クラッチ、CL3・・・噛合クラッチ、L1・・・第一の仮想線、L2・・・第二の仮想線、P・・・アイポイント、S1,S2・・・入射光検出信号
Claims (6)
- 車室天井部に駆動装置及び遮光体を配置し、操作スイッチ及び受光センサの少なくとも一方からの信号に基づいて前記駆動装置を駆動制御することにより前記車室天井部から前記遮光体を進出移動させて前記遮光体により少なくともウィンドガラスの一部を覆う車両用サンバイザ装置において、
前記駆動装置の出力軸に対して回転不能に連結された回転体と、
前記回転体と噛合クラッチを介して噛み合い係合されて前記回転体と一体的に回転駆動される駆動歯車と、
前記遮光体の進退方向に沿って前記遮光体に設けられると共に、前記駆動歯車が噛合する噛合面が前記遮光体の進退方向に沿って形成されたスライドガイドと、を備え、
前記噛合クラッチは、前記遮光体に所定値以上の外力が作用したときに前記回転体と前記駆動歯車との噛み合い係合を解除することを特徴とする車両用サンバイザ装置。 - 前記噛合クラッチは、
前記回転体及び前記駆動歯車のそれぞれに形成され互いに係合可能な係合凸部及び係合凹部と、
前記回転体及び前記駆動歯車の少なくとも一方を前記係合凸部及び前記係合凹部の係合方向に付勢する付勢手段と、を備え、
前記係合凸部及び前記係合凹部の少なくとも一方には、回転周方向に傾斜する傾斜面が形成され、
前記付勢手段は、前記遮光体に所定値以上の外力が作用したときに前記回転体と前記駆動歯車との噛み合い係合を解除すべく前記回転体及び前記駆動歯車の少なくとも一方の互いに離間する方向への移動を許容することを特徴とする請求項1に記載の車両用サンバイザ装置。 - 前記係合凸部及び前記係合凹部の少なくとも一方に形成された傾斜面の傾斜角度及び前記付勢手段の付勢力は、前記駆動装置が駆動したときに前記遮光体に作用する駆動荷重よりも所定値だけ大きな外力荷重が前記遮光体に作用したときに、前記回転体と前記駆動歯車との噛み合い係合が解除されるように設定されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用サンバイザ装置。
- 前記スライドガイドは、前記噛合面に並設された接触面を有し、
前記回転体は、前記接触面に回転接触する回転ローラであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の車両用サンバイザ装置。 - 前記スライドガイドは、前記遮光体の幅方向縁部に一対配設され、
前記一対のスライドガイドのそれぞれの前記噛合面に一対の前記駆動歯車がそれぞれ噛合され、
前記一対の駆動歯車は、一つの回転軸に固定されて前記駆動装置により同期して回転されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の車両用サンバイザ装置。 - 前記一対の駆動歯車のうち前記駆動装置側の駆動歯車のみ前記回転体との間に前記噛合クラッチを備えていることを特徴とする請求項5に記載の車両用サンバイザ装置。
Priority Applications (4)
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US11/365,154 US7108307B1 (en) | 2005-03-02 | 2006-02-28 | Vehicle sun visor apparatus |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010221959A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-07 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両用サンシェード装置 |
JP2013147187A (ja) * | 2012-01-20 | 2013-08-01 | Denso Corp | 防眩制御装置 |
CN113846932A (zh) * | 2020-06-25 | 2021-12-28 | Sl株式会社 | 用于车辆的充电的盖开闭装置 |
-
2005
- 2005-06-14 JP JP2005173835A patent/JP2006347277A/ja not_active Abandoned
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070619 |
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A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20090113 |