JP2010131277A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】
遊技状態の移行によって、連チャン報知が無効になることが無く、連チャン報知が実施された場合、確実に該報知に応じた大当りを実施することが可能な弾球遊技機を提供することを目的とする。
【解決手段】
大当り遊技の実施中において、該大当り遊技を実施することとなった図柄変動処理時に行われた確変判定の結果となる遊技状態に応じた当否判定用の判定テーブルを用いて、保留記憶情報の当否判定を行い、該当否判定の結果を基に演出制御装置に報知信号を送信する。
【選択図】 図9

Description

本発明は弾球遊技機、特に入球口への遊技球の入球を起因に図柄表示装置の図柄を変動表示して特別遊技に移行するか否かを報知し、図柄変動中に新たな遊技球が始動口に入球する毎にこれに対応する保留記憶を行う弾球遊技機に関する。
パチンコ遊技機のデジパチは、入球口(始動口)への遊技球の入球を起因として図柄(特別図柄)の可変表示(変動)を行い、予め定められた表示結果となった場合に遊技者に有利な遊技(所謂大当り)となる構成である。また、多くのパチンコ遊技機は、大当りとなる確率が高い(大当りとなる当否乱数値が多く大当りになり易い)高確率状態と、該高確率状態よりも大当りになる確率が低い(大当りとなる当否乱数値が高確率状態よりも少なく大当りになり難い)通常確率状態の2種類の遊技状態を備えるものが多い(確率変動機能)。
各々の遊技状態への移行は、始動口入球時に取得した情報(各種乱数値)に基づいて図柄が変動を開始する際に実施される図柄変動処理時に、当否判定が大当りとなることに伴って判定される。遊技状態の移行を行う場合は、大当り遊技終了後に実施し、大当り終了後は大当り遊技前とは異なる確率で大当りとなるか否かの当否判定を行うものである。
これらのパチンコ遊技機のほとんどは、短時間又は図柄変動中に複数の遊技球が始動口に入球した場合、保留記憶機能によって所定個数まで入球時に取得した情報(各種乱数値)を記憶し、記憶数に応じて保留記憶表示を行い、変動中の図柄が停止すると記憶してから最も時間が経過した記憶情報に基づいて図柄変動を行い導出結果を表示する機能を備えている。加えてこの様な保留記憶機能には、始動口入球によって取得した情報(各種乱数値)の保留記憶時に、取得した情報の判定(当否判定等)を行い該判定の結果も含めて保留記憶するものや、該判定の結果を基に予告演出を実施するものがある。
上記の構成を用いて保留記憶時に行われる大当り判定の結果に基づいて、保留記憶中に複数の大当りとなる情報が記憶されている場合、連続して大当りが発生することを報知する所謂連チャン報知を実施するパチンコ遊技機が発明されている(特許文献1)。
特開2004−008597号公報
確率変動機能を備えた遊技機では、保留記憶時に行われる大当り当否判定の結果に基づく連チャン報知(複数の大当り発生を事前に報知)は、最初の大当り判定に伴って遊技状態が移行すると、連チャン(2回目以降の大当り)として報知された保留記憶が大当りにならない場合がある。
具体的には、高確率状態で連チャン報知を実施し、複数の保留記憶中に2個(以上)の大当りがあることを知らせても、大当りとなる最初の図柄変動処理時の確率移行判定(確変判定)によって高確率状態から通常確率状態への移行が判定されると、後に続く連チャンすることが報知された保留記憶の当否乱数値が高確率状態のみで大当りとなる値であった場合、通常確率状態ではハズレとなってしまい報知内容と遊技内容が反する結果となってしまう。
連チャン報知が実施された時点で大当りが連チャン(連続)するものとして遊技を行っている遊技者にとって、この状態はそのまま納得して遊技を継続できる状況ではなく、遊技機設置施設の従業員とのトラブルの大きな原因となってしまう。
本願発明はそれらの問題に鑑み、大当り終了後の遊技状態の移行に係らず、大当りの連続を報知する連チャン報知を実施することが可能な弾球遊技機を提供することを目的とする。
請求項1記載の弾球遊技機は、始動口への遊技球の入球を契機に抽選を行い、該抽選の結果を基に遊技者に有利となる特別遊技を行うか否かの当否判定を行い、該当否判定の結果が前記特別遊技を行うものであったとき、該特別遊技の終了後に該特別遊技に移行する確率が高い高確率状態か、又は該特別遊技に移行する確率が前記高確率状態よりも低い低確率状態か、のいずれかの遊技状態に移行するか否かの確率移行判定を行う弾球遊技機において、遊技全体の制御を司る主制御装置と、該主制御装置から送信されるコマンドを基に複数の演出装置を制御する演出制御装置と、を備え、前記主制御装置は、前記抽選の結果を所定の上限数まで保留記憶情報として順次記憶する保留記憶手段と、前記遊技状態毎の前記当否判定に用いる該遊技状態に応じた当否判定情報と、前記特別遊技の実施中に、前記確率移行判定の結果となる前記遊技状態に応じた前記当否判定情報を用いて、前記保留記憶情報の前記当否判定を行う特別遊技中判定手段と、該特別遊技中判定手段の判定結果に応じて前記演出制御装置に報知信号を送信する特別遊技中報知送信手段と、を備えることを特徴とする弾球遊技機である。
始動口への遊技球の入球を契機に行う抽選は、乱数カウンタから乱数を抽出することとしてもよく、乱数カウンタを複数備え、始動口への遊技球の入球を契機に複数の抽選が行われることとしてもよい。その場合抽選を行う乱数の種類は、当否判定乱数の他に確変乱数、大当り図柄決定乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を含む構成が望ましい。更に、当否乱数以外の各種乱数の何れかの判定、又は複数の乱数の判定結果を用いて連チャン報知とは別の大当たり予告を行う構成としてもよい。
当否判定情報は、当否判定を実施するために用いる情報であり、遊技状態の違いにより異なる当否判定確率となる構成であればよく、高確率状態で用いる当否判定情報は、低確率状態で用いる当否判定情報に複数の数値を追加した構成としてもよく、当否判定情報として低確率用の判定テーブルと高確率用の判定テーブルを備える構成としてもよい。
特別遊技中判定手段は特別遊技(大当り遊技)の開始から特別遊技の終了までの期間において、どの時点で判定を実施してもよく、保留記憶手段に記憶された保留記憶情報を所定の時点で全ての保留記憶情報の判定を行う構成でもよく、複数の所定の時点で保留記憶情報の判定を記憶した順に行う構成でもよい。
また、特別遊技中判定手段の判定結果に応じて報知信号を送信する特別遊技中報知送信手段も同様に、特別遊技の実施中であればどの時点で信号を送信してもよく、複数の時点で送信してもよい。
請求項2記載の弾球遊技機は、請求項1記載の弾球遊技機において、前記主制御装置は、前記保留記憶情報の記憶時に前記当否判定を行う保留記憶判定手段を含み、前記特別遊技終了後の前記遊技状態が該特別遊技開始前の遊技状態と同じときは、前記特別遊技中報知送信手段は、前記保留記憶判定手段の判定結果に応じて実施されることを特徴とする弾球遊技機である。
保留記憶判定手段は、保留記憶情報の少なくとも当否乱数を用いた判定を実施するものであり、確変乱数、大当り図柄決定乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等の判定を含んでもよい。また、保留記憶判定手段は、保留記憶時の遊技状態を参照して当否判定を実施するものであり、保留記憶時が特別遊技中の場合は、該特別遊技終了後の遊技状態を参照して当否判定を実施することとしてもよい。既に大当り判定となった保留記憶がある場合、該大当り判定に伴う確率移行判定の結果となる遊技状態に応じて当否判定を実施する構成としてもよい。
請求項3記載の弾球遊技機は、前記特別遊技は、該特別遊技の開始から可変入賞装置が作動を開始するまでの開始インターバル期間と、前記可変入賞装置が遊技球の入球可能な状態に所定回数作動する可変入賞装置作動期間と、最後の前記可変入賞装置の作動終了から所定時間前記可変入賞装置の状態を保持する終了インターバル期間を備え、前記特別遊技中報知送信手段に基づく報知は、前記終了インターバル期間に行うことを特徴とする請求項1乃至2記載の弾球遊技機である。
可変入賞装置は、大当り遊技中に限り遊技球が入球可能となるものであり、所謂大入賞口としてもよい。終了インターバル期間に行われる報知内容は、複数の保留記憶情報の中に大当りとなる情報が含まれているか否かを知らせても、複数の保留記憶情報毎に個々の判定結果を知らせてもよい。
請求項4記載の弾球遊技機は、前記可変入賞装置が遊技球の入球可能な状態に所定回数作動する可変入賞装置作動期間と、最後の前記可変入賞装置の作動終了から所定時間前記可変入賞装置の状態を保持する終了インターバル期間を備え、前記特別遊技中報知送信手段に基づく報知は、前記保留記憶手段に記憶された前記保留記憶情報の記憶順に応じて、前記可変入賞装置作動期間及び前記終了インターバル期間において段階的に実施されることを特徴とする請求項1乃至2記載の弾球遊技機である。
報知が段階的に実施されるとは、一度に全ての判定結果を報知する構成でなければよく、可変入賞装置の作動回数に応じて個々の保留記憶情報の判定結果を報知する構成でもよく、大当り判定を示す報知を行った段階でそれ以降の報知は、判定結果に係らず大当り判定を示す報知を連チャン報知として確定する構成としてもよい。更に、最終的な判定結果を終了インターバル中に再度報知する構成が好ましい。
請求項1記載の弾球遊技機によれば、
連チャン報知は、大当り終了後の遊技状態(高確率状態又は低確率状態)を参照して当否判定を行った結果実施されるものであり、大当り終了後と大当り前の遊技状態が異なるものであっても、大当り中に連チャンの報知があった場合は、報知内容となる大当りが必ず実施されるため確実な連チャン報知が可能となる。また連チャンとは、短い期間(次回の大当りが発生するまでの発射球数が少ない)の間に大当りが連続し、短い期間で大量の遊技球を獲得できることを指すため、大当り中の保留記憶での連チャンは、遊技者にとって次回の大当りまでに遊技球を消費することのない最も効率のよい連チャンといえる。
請求項2記載の弾球遊技機によれば、
記憶保留時にも判定を行うとしたことで、大当り前後の遊技状態の関係性に応じて特別遊技中判定手段若しくは保留記憶判定手段のいずれの判定結果に基づく報知とするかを変化させることができ、処理負担の軽減が可能となる。
請求項3記載の弾球遊技機によれば、
確実な連チャン報知を大入賞口の開放動作終了後の終了インターバル時即ち新たに開始される図柄変動の待機時に行うことにより、大当り後の図柄変動に対する期待感をそのタイミングで急激に上昇させる新たな興趣を付加することが可能となる。
請求項4記載の弾球遊技機によれば、
大当り中に段階的に連チャンの有無を報知することにより、大当り後の図柄変動に対する期待感を上昇させると伴に大当り遊技自体に新たな興趣を付加することが可能となる。
以下に本発明の好適な実施形態について図面を参照して説明する。尚、本発明の実施の形態は下記の実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する種々の形態を採り得ることができ、各実施例に記載された内容の相違部分を適宜組み合わせることが可能なことはいうまでもない。
図1は、本実施例のパチンコ機の遊技盤8の正面図である。なお、このパチンコ機の全体的な構成は公知技術に従っているので図示及び説明は省略する。
遊技盤8には公知のガイドレール25a、25bによって囲まれた略円形の遊技領域26が設けられ、多数の遊技釘27が植設されている。遊技領域26の略中央には、窓部28aを有する液晶枠飾り28が設けられており、演出図柄表示装置54b(図2参照)のLCD画面が遊技者から視認可能に構成され、図示しない公知のワープ入口、ワープ通路、ステージ等も設けられている。
また、窓部28aの上方左には、7セグメントLED等の発光部材により構成される特別図柄表示装置29、上方右には左と同一部材の普通図柄表示装置30が設けられており、窓部28a上には4個の発光部材で構成される普通図柄保留数表示装置30aが、窓部28a下には同様に4個の発光部材で構成される特別図柄保留数表示装置29aが設けられている。特別図柄の保留記憶数は、LCD画面の保留記憶表示領域(図示せず)にも遊技者が視認可能に表示される。
液晶枠飾り28の左右両側又は左側には後述する普通図柄作動スイッチ42a(図2参照)を備える普通図柄作動ゲート42が設けられており、下側には始動口31と開放時のみ入賞可能となる普通電動役物40が始動口32として設けられている。普通電動役物40の下方には、アタッカー式の大入賞口33aを備える大入賞口ユニット33が配置され、該大入賞口ユニット33の下方にはアウト口34が設けられている。
また、大入賞口ユニット33の左右両側には、後述する一般入賞口スイッチ35b(図2参照)を備える一般入賞口35aが複数備えられる入賞口ユニット35が設けられている。
上記のように遊技盤8を構成することによって、普通図柄作動ゲート42に入球(普通図柄作動スイッチ42a(図2参照)にて遊技球を検出)すると、普通図柄表示装置30で普通図柄が変動表示を開始し、所定時間後に停止した普通図柄の態様に応じて、後述する普通電役ソレノイド40b(図2参照)を駆動させる。普通電役ソレノイド40bを駆動させると、ほぼ同期して普通電動役物40の羽根部材が駆動して、普通電動役物40への入球(特別図柄始動スイッチ32a(図2参照)での検出率)が可能となるように構成されている。尚、本実施形態におけるパチンコ機では、普通電動役物40の羽根部材が駆動する開放時間は、通常時は0.3秒(1回)、時短状態(開放延長状態)では5.0秒(1回)である。
始動口31に遊技球が入球(第1特別図柄始動スイッチ31a(図2参照)にて遊技球を検出)すると、特別図柄表示装置29において特別図柄が変動を開始し、所定時間後に停止する。また、普通電動役物40に入球(特別図柄始動スイッチ32a(図2参照)にて遊技球を検出)すると、同様に特別図柄表示装置29において特別図柄が変動表示を開始し、所定時間後に停止する。また、特別図柄の変動中は、窓部28aに配置された演出図柄表示装置54bにおいて特別図柄の変動に連動した演出態様を表示する。
変動開始から所定時間後に停止した特別図柄の態様に応じて、後述する大入賞口ソレノイド33c(図2参照)を駆動させる。大入賞口ソレノイド33cを駆動させると、ほぼ同期して大入賞口ユニット33の扉部材が駆動して、大入賞口33aへの入球(カウントスイッチ33b(図2参照)での検出率)が可能となるように構成されている。
続いて、図2に本実施例におけるパチンコ機の電気配線を示すブロック図を示し説明する。図2には煩雑になる電源の供給系統に関する記載は行わないが、電源が必要な制御装置若しくはアクチュエータ類には、電源装置(図示せず)から直接的又は間接的に供給される構成となっている。尚、遊技盤8を装着するパチンコ機本体に関する部品は図示を省略している。
図2に示す通り、主制御装置50の入力端には、遊技盤中継端子板62を介して始動口31に入球した遊技球を検出する特別図柄始動スイッチ31aと普通電動役物40に入球した遊技球を検出する特別図柄始動スイッチ32aと、普通図柄作動ゲート42に入球した遊技球を検出する普通図柄作動スイッチ42aと、大入賞口33aに入球した遊技球を検出するカウントスイッチ33bと、一般入賞口35aに入球した遊技球を検出する一般入賞口スイッチ35bとが接続されており、裏配線中継端子板63を介して前面枠が閉鎖していることを検出する前面枠閉鎖スイッチ38と、意匠枠が閉鎖していることを検出する意匠枠閉鎖スイッチ39a、39bと、が接続されている。
主制御装置50の出力端には、遊技盤中継端子板62を介して大入賞口33aの扉部材を駆動する大入賞口ソレノイド33cと、普通電動役物40の羽根部材を駆動する普通電役ソレノイド40bとが接続されており、図柄表示装置中継端子板64を介し特別図柄を表示する特別図柄表示装置29と、普通図柄を表示する普通図柄表示装置30と、普通図柄の保留数を表示する普図保留数表示装置30aとが接続されており、裏配線中継端子板63及び外部接続端子板61を介して図示しないホールコンピュータ70と、が接続されている。
主制御装置50はCPU、ROM、RAM等の電気部品を備えており、搭載するROMに記憶されたプログラムに従ってCPUにて処理を実行し、入力される各種検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種コマンド等を生成し、払出制御装置51及びサブ統合装置53に出力する。ここで、主制御装置50と払出制御装置51とは双方向通信回路として構成され、主制御装置50とサブ統合制御装置53とは間に演出中継端子板65を介した主制御装置50からサブ統合制御装置53への一方向通信回路として構成されている。
払出制御装置51の入力端には、裏配線中継端子板63を介して球タンク(図示せず)又はタンクレール(図示せず)内の遊技球が不足していることを検出する球切れスイッチ22a又は23aと、裏配線中継端子板63及び払出中継端子板66を介して払い出した遊技球を検出する払出スイッチ24bと、各種端子板を介することなく下皿への経路に遊技球が多数あることを検出する満杯スイッチ13aと、が接続されている。払出制御装置51の出力端には、裏配線中継端子板63及び払出中継端子板66を介して遊技球を上皿へと払い出す払出モータ24aが接続されている。
払出制御装置51はCPU、ROM、RAM等の電気部品を備えており、搭載するROMに記憶されたプログラムに従ってCPUにて処理を実行し、入力される各種検出信号ならびに主制御装置50から入力されるコマンドに基づいて遊技球の払い出しに関わる各種コマンド等を生成し、主制御装置50及び発射制御装置52に出力する。
ここで、払出制御装置51と主制御装置50とは双方向通信回路として構成され、払出制御装置51と発射制御装置52とは払出制御装置51から発射制御装置52への一方向通信回路として構成されている。
また、払出制御装置51は、外部接続端子板61を介して賞球に関する情報などをホールコンピュータ70に送信するほか、発射制御装置52に対して発射停止信号を送信する。発射制御装置52は発射モータ36を制御して、遊技球を遊技領域26に遊技球を発射させる。なお、発射制御装置52には払出制御装置51以外に発射ハンドル18からの回動量信号、タッチスイッチ20aからのタッチ信号、発射停止スイッチ19aから発射停止スイッチ信号が入力される。回動量信号は、遊技者が発射ハンドル18を操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドル18を触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止スイッチ19aを押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置52に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドル18を触っていても遊技球は発射出来ないようになっている。
サブ統合制御装置53の入力端には、遊技者により操作可能な遊技スイッチ14aが接続されている。サブ統合制御装置53の出力端には、図示しない意匠枠及び遊技盤8に備えられる各種LED・ランプ37と、前面枠及びスピーカユニットに備えられるスピーカ10と、が接続されている
尚、サブ統合制御装置53と主制御装置50とは間に演出中継端子板65を介した主制御装置50からサブ統合制御装置53への一方向通信回路として構成され、サブ統合制御装置53と演出図柄制御装置54aとはサブ統合制御装置53から演出図柄制御装置54aへの一方向通信回路として構成されている。
サブ統合制御装置53はCPU、ROM、RAM等の電気部品を備えており、搭載するROMに記憶されたプログラムに従ってCPUにて処理を実行し、入力される遊技スイッチ14aの入力ならびに主制御装置50から入力されるコマンドに基づいて演出に関わる各種コマンド等を生成し、演出図柄ユニット54の演出図柄制御装置54aに出力する。
また、サブ統合制御装置53には、音量を調節する音量調節スイッチ10aが備えられ、音量調節スイッチ10aの状態(位置)を検出し、その検出結果とスピーカ10へ送信する内容とを判断し、スピーカ10から出力する音量をソフト的に制御するように構成されている。
演出図柄制御装置54aは、サブ統合制御装置53から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置50から送信されてきたものとサブ統合制御装置53が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置54bを制御して、演出図柄等の演出画像を窓部28aに表示させる。
本実施形態におけるパチンコ機は確率変動機として構成されている。具体的に説明すると、本実施形態のパチンコ機による遊技は、大入賞口33aを閉鎖した遊技と大入賞口33aを開放する大当たり遊技とに大別され、大入賞口33aを閉鎖した遊技には、大きく分類して、通常確率状態(以下、通常状態)と、該通常状態に比べて遊技者にとって有利な状態となる高確率状態(以下、確率変動状態)とが存在する。また通常状態は、特別図柄及び普通図柄の変動時間を短縮する時短状態を含む。
特別図柄は、確率変動図柄及び非確率変動図柄とからなり、確率変動状態は確率変動図柄での大当たり遊技終了後に移行可能に設定され、通常状態、確率変動状態のうち、いずれの遊技状態でも確率変動図柄で大当たりすれば、該大当たり遊技終了後、確率変動状態に移行する。同様に通常状態は、非確率変動図柄での大当たり遊技終了後に移行可能に設定され、通常状態、確率変動状態のうち、いずれの遊技状態でも非確率変動図柄で大当たりすれば、該大当たり遊技終了後、通常状態に移行する。
通常状態に移行後は、規定回数(例えば、100回)だけ特別図柄及び普通図柄の変動時間が短縮され、かつ普通電動役物40の開放延長機能が作動する時短状態となる。特別図柄及び普通図柄の変動時間(変動開始から結果が表示されるまでの時間)が短縮されると、一定時間内の変動表示回数が増大する。
具体的には、本実施形態の時短状態では、特別図柄の変動時間の短縮とともに、普通図柄表示装置30に表示される普通図柄の時間短縮も行われるが、この普通図柄の変動表示を短縮させることで、一定時間内で多数回普通図柄の確定表示を行う。従って、一定時間内での普通図柄が当りとなる回数が増大し、これにより普通電動役物40の作動回数も増大する。また、普通電動役物40の開放時間が長くなるように設定されているので、多数の遊技球が入賞し易くなる。このように多数の遊技球が入賞し易くなることにより、特別図柄の変動表示回数が更に増大されるとともに、普通電動役物40入賞による賞球により遊技者の持ち玉が減り難くなり、有利な遊技を行うことができる。
なお、確率変動状態では、時短状態と同様に、特別図柄及び普通図柄の変動時間が短縮され、普通電動役物40開放延長機能が作動する。各種図柄の短縮と普通電動役物40の開放延長機能に関わる設定は時短状態と同一であるが、確率変動状態は時短状態に加えて特別図柄の大当り確率が高くなる(大当りし易い)。
次に、主制御装置50が行う保留記憶処理について図3を用いて説明する。保留記憶処理は、本願発明における保留記憶手段と保留記憶判定手段とを含む処理となる。尚、メインルーチンとして行われる各処理は従来技術にそったものであるため、説明は割愛する。
本願発明では、保留記憶処理時に該保留記憶処理時の遊技状態に応じて当否判定を実施する。尚、保留記憶処理時が大当り遊技中の場合は、大当り遊技終了後の遊技状態を参照して当否判定を実施することになる。本実施例では当否乱数のみが判定対象となっているが、他の確変乱数、大当り図柄決定乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等の判定やこれら各種乱数の判定を組み合わせた判定を行う構成としても何ら問題ない。
本実施例に於いては、保留記憶処理時の判定処理の結果は他の処理に用いることは無く判定結果の記憶処理までに留まるが、後に説明する実施例3では、この判定結果の記憶値(フラグ値)を用いて本願発明に係る処理を行う。
保留記憶処理が開始されると、始動口31、32に遊技球が入球(特別図柄始動スイッチ31a又は特別図柄始動スイッチ32aが遊技球を検知)したか否か判定する(S10)。肯定判定であれば(S10:YES)、主制御装置50に既に格納されている保留記憶数が最大値(本願発明では4個)未満であるか否か判定する(S11)。肯定判定であれば(S11:YES)、当否乱数の他に確変乱数、大当り図柄決定乱数、リーチ図柄決定乱数、外れ図柄決定乱数等の各種乱数を抽出し保留記憶として主制御装置50の保留記憶数に応じた記憶領域に記憶する (S12)。この構成が保留記憶手段となる。
S12の処理後、大当りフラグの値が「0」か否か判定する(S13)。大当りフラグは、主制御装置50に記憶される値であり、図10の(4)に示すように、大当りフラグの値が「0」の時は、非大当り遊技状態中であることを、大当りフラグの値が「1」の時は、大当り遊技状態中であることを、主制御装置が判断するための値である。尚、大当りフラグの値は特別図柄表示装置29に大当り図柄が確定表示する時点で「1」がセットされ、大当り遊技が終了する時点で「0」がセットされる。
S13が肯定判定(S13:YES)、即ち大当り遊技中以外であれば、確変フラグの値が「0」か否か判定する(S14)。確率変動フラグとは、主制御装置50にて記憶される値であり、図10(2)に示すように、確率変動フラグの値が「0」のときは、大当り確率が通常状態中であることを、確率変動フラグの値が「1」のときは、確率変動状態中であることを主制御装置50が判断するための値である。
S14が肯定判定であれば(S14:YES)、S12で最も新しく記憶された保留記憶を読み出し当否乱数値を通常確率状態用の判定テーブル1を用いて判定すると伴に当否乱数値が当り値の場合は確変乱数の値が確変判定テーブルの値と同一かどうか判定する通常確率状態判定処理を行う(S15)。
S14が否定判定であれば(S14:NO)、S12で最も新しく記憶された保留記憶を読み出し当否乱数値を高確率状態用の判定テーブル2を用いて判定すると伴に当否乱数値が当り値の場合は確変乱数の値が確変判定テーブルの値と同一かどうか判定する高確率状態判定処理を行う(S16)。
S13が否定判定であれば(S13:NO)、即ち大当り遊技中であれば、遊技状態判定フラグの値が「0」か否か判定し(S17)、肯定判定なら(S17:YES)、S15の通常確率状態判定処理を行い、否定判定なら(S17:NO)、S16の高確率状態判定処理を行う。
遊技状態判定フラグは、主制御装置に記憶される値であり、図10(3)に示すように、遊技状態判定フラグの値が「0」の時は、大当り終了後の遊技状態が通常状態であることを、遊技状態判定フラグの値が「1」の時は、大当り終了後の遊技状態が確変状態であることを、主制御装置が判断するための値である。またこの遊技状態判定フラグは、本願発明において確率移行判定の結果を示す値であり、後述する特別図柄変動処理において確変乱数の判定に応じてセットされる値となる。
また、S14、S17の判定後に実施される通常確率状態判定処理と高確率状態判定処理に用いる当否判定用の判定テーブル1、2は、本願発明における当否判定情報であり、当否乱数値が当り値の場合に実施される確変判定は本願発明における確率移行判定となる。
また、S13〜S17の処理が保留記憶判定手段となり、保留記憶処理時の遊技状態に応じて当否判定を実施し、保留記憶処理時が大当り遊技中の場合は、大当り遊技終了後の遊技状態を遊技状態判定フラグを用いて参照し当否判定を実施する構成である。
S15又はS16の処理の後、判定の結果を該判定に用いた当否乱数と同じ記憶領域に保留記憶の一要素として記憶する判定結果記憶処理を行う(S18)。
S18の判定結果記憶処理は、保留記憶当否フラグの値として記憶領域に記憶される。保留記憶当否フラグは、主制御装置50にて記憶される値であり、図10(1)に示すように、保留記憶当否フラグの値が「0」のときは、保留記憶領域に記憶した当否乱数の判定結果がハズレであることを、保留記憶当否フラグの値が「1」のときは、保留記憶領域に記憶した各種乱数の判定結果が通常大当り(大当たり遊技終了後、通常状態)であることを、保留記憶当否フラグの値が「2」のときは、保留記憶領域に記憶した各種乱数の判定結果が確変大当り(大当たり遊技終了後、確率変動状態)であることを主制御装置50が判断するための値である。
尚、S15、S16で用いる当否判定用の判定テーブルと確変判定用のテーブルは、図6に示す内容となり、後述する特別図柄変動処理で実施する判定に用いるものと同一である。
図6の(1)に示す図表は、当否乱数の範囲と判定テーブル1、2の内容を示すものである。本実施例では当否乱数のカウント範囲が0〜711の整数値で、通常確率状態では判定テーブル1(当たり値は1と7)を使用し、確率変動状態では判定テーブル2(当たり値は1、3、5、7、11、13、17、19、23、29)を使用する。従って各々の状態での確率は、通常状態時2/712、確率変動状態時10/712となる。
図6の(2)に示す図表は、確変乱数の範囲と判定テーブルの内容を示すものである。本実施例では確変乱数のカウント範囲が0〜29の整数値で、判定テーブルには奇数である15個の値が設定されている。従って確率変動となる確率は、15/30となり、通常状態、確率変動状態伴に共通である。
図3に示す処理の説明に戻り、S18の処理が終わるか、S10で否定判定(S10:NO)か又はS11で否定判定(S11:NO)の場合、リターンとなる。
次に、主制御装置50が行う特別図柄変動処理について図4、5を用いて説明する。本実施例における特別図柄変動処理では、当否判定の結果が当りの場合確率移行判定を行いその結果に応じて前述した遊技状態判定フラグのセット処理を行う。
図4に示す特別図柄変動処理が開始されると、特別図柄が停止しているか否か判定する(S20)。肯定判定であれば(S20:YES)、保留記憶が格納されているか否か判定する(S21)。肯定判定であれば(S21:YES)、保留記憶を読み出し保留記憶領域のシフト処理を行う(S22)。保留記憶が複数個ある場合には、記憶されてから最も時間が経過している保留記憶から読み出す。
S22の処理を終えると、確変フラグの値が「0」か否か判定する(S23)。肯定判定であれば(S23:YES)、読み出した保留記憶の当否乱数が判定テーブル1(通常状態時専用)の値と一致するか否か判定する(S24)。肯定判定であれば(S24:YES)、保留記憶の確変乱数が確変判定テーブルの値と一致するか否か判定する(S25)。この処理が確率移行判定処理となる。S25が肯定判定であれば(S25:YES)、遊技状態判定フラグに「1」をセットし(S26)、否定判定であれば(S25:NO)、遊技状態判定フラグに「0」をセットする(S27)。
S26、S27の遊技状態判定フラグのセット処理は、S24、S25の判定結果を基に行われる処理であり、セットされる値は、当該特別図柄の変動後に実施される大当り遊技終了後の遊技状態(通常確率状態若しくは確率変動状態)に対応した値となり、該遊技状態に移行する前(大当りとなる特別図柄変動中及びそれに続く大当り遊技中)に該遊技状態がいずれとなるかを判断する値となる。
S26の処理に続いては、確率変動図柄の大当たり図柄となることを判断し、最終的に確定表示される特別図柄の確率変動図柄の種類を選択する(S28)。S27の処理に続いては、非確率変動図柄の大当たり図柄となることを判断し、特別図柄が最終的に確定表示される非確率変動図柄の種類を選択する(S29)。S28、S29の処理の後、通常状態専用のテーブルから当たり用の変動パターンを選択する処理を行う(S30)。
S24が否定判定であれば(S24:NO)、ハズレ表示として最終的に確定表示される特別図柄のハズレ図柄の種類を選択する(S31)。S31の処理の後、通常状態専用のテーブルからハズレ用の変動パターンを選択する処理を行う(S32)。
S30、S32に続いては、上記処理により決定した確定図柄の種類と変動パターンを基に、特別図柄表示装置29上に特別図柄を変動表示する処理を行う(S33)。S33に続いては、サブ統合装置53に変動パターン指定コマンドを送信する処理を行う(S34)。S20又はS21が否定判定(S20:NO、S21:NO)、又はS34の処理を終えると、リターンに抜ける。S23が否定判定の場合(確率変動中の場合)は(S23:NO)、図5の処理に進む。
図5に示す特別図柄変動処理では、図4のS23が否定判定であれば(S23:NO)、読み出した保留記憶の当否乱数が判定テーブル2(確率変動状態時専用)の値と一致するか否か判定する(S40)。肯定判定であれば(S40:YES)、保留記憶の確変乱数が確変判定テーブルの値と一致するか否か判定する(S41)。肯定判定であれば(S41:YES)、遊技状態判定フラグに「1」をセットし(S42)、否定判定であれば(S41:NO)、遊技状態判定フラグに「0」をセットする(S43)。
S42、S43の遊技状態判定フラグのセット処理は、S40、S41の判定結果を基に行われる処理であり、セットされる値は、当該特別図柄の変動後に実施される大当り遊技終了後の遊技状態(通常確率状態若しくは確率変動状態)に対応した値となり、該遊技状態に移行する前(大当りとなる特別図柄変動中及びそれに続く大当り遊技中)に該遊技状態がいずれとなるかを判断する値となる。
S42の処理に続いては、確率変動図柄の大当たり図柄となることを判断し、最終的に確定表示される特別図柄の確率変動図柄の種類を選択する(S44)。S43の処理に続いては、非確率変動図柄の大当たり図柄となることを判断し、特別図柄が最終的に確定表示される非確率変動図柄の種類を選択する(S45)。S44、S45の処理の後、確率変動状態専用のテーブルから当たり用の変動パターンを選択する処理を行う(S46)。
S40が否定判定であれば(S40:NO)、ハズレ表示として最終的に確定表示される特別図柄のハズレ図柄の種類を選択する(S47)。S47の処理の後、確率変動状態専用のテーブルからハズレ用の変動パターンを選択する処理を行う(S48)。
S46、S48に続いては、上記処理により決定した確定図柄の種類と変動パターンを基に、特別図柄表示装置29上に特別図柄を変動表示する処理を行う(S49)。S49に続いては、サブ統合装置53に変動パターン指定コマンドを送信する処理を行い(S50)リターンに抜ける。以上が本実施例における特別図柄変動処理となる。
次に図7、8、9を用いて大当り遊技処理を説明する。この大当り遊技処理は大当り中の遊技を制御する処理であり本願発明における特別遊技中判定手段と特別遊技中報知送信手段を含む処理となる。
図7に示す大当り遊技処理を示すフローチャート1は、大当り遊技処理の全体(開始から終了まで)の流れを示すものである。大当り遊技処理が開始されると大当りフラグの値が「1」か否か判定する(S60)。肯定判定なら(S60:YES)、進行フラグの値が「0」か否か判定する(S61)。
進行フラグは、主制御装置50に記憶される値であり、図10(5)に示すように、大当り遊技中の処理期間を判断するための値である。具体的には、進行フラグの値が「0」の時は、大当り開始インターバル中であることを、進行フラグの値が「1」の時は、大当りラウンド中(大入賞口33a開放中)であることを、進行フラグの値が「2」の時は、ラウンド(開放)間インターバル中であることを、進行フラグの値が「3」の時は、大当り終了インターバル中であることを、主制御装置が判断するための値である。
S61が肯定判定なら(S61:YES)、開始インターバル時間の経過が0か否か判定する(S62)。S62が肯定判定なら(S62:YES)、サブ統合装置53に開始インターバル表示の開始を指示する信号を送信する(S63)。S63の処理後又はS62が否定判定なら(S62:NO)、開始インターバルが所定時間経過したか否か判定する(S64)。S64が肯定判定なら(S64:YES)、進行フラグの値に「1」をセットし(S65)、リターンに抜ける。尚、本願実施例に於いては開始インターバルの設定時間は5.0秒である。
S61又はS64が否定判定なら(S61:NO、S64:NO)、進行フラグの値が「1」か否か判定する(S66)。S66が肯定判定なら(S66:YES)、大入賞口33aの開放時間(大入賞口ソレノイド33cの通電時間)が0か否か判定する(S67)。肯定判定なら(S67:YES)、サブ統合装置53にラウンド表示の開始を指示する信号を送信する(S68)。S68の処理後又はS67否定判定なら(S67:NO)、図8の処理に進む。
S66が否定判定なら(S66:NO)、進行フラグの値が「2」か否か判定する(S69)。S69が肯定判定なら(S69:YES)、ラウンドインターバル時間の経過が0か否か判定する(S70)。S70が肯定判定なら(S70:YES)、サブ統合装置53にラウンドインターバル表示の開始を指示する信号を送信する(S71)。S71の処理後又はS70が否定判定なら(S70:NO)、ラウンドインターバルが所定時間経過したか否か判定し(S72)、肯定判定なら(S72:YES)、進行フラグの値に「1」をセットしてリターンに抜ける。尚、本願実施例に於いてはラウンドインターバルの設定時間は1.5秒である。
S69又はS72が否定判定なら(S69:NO、S72:NO)、進行フラグの値が「3」か否か判定する(S74)。S74が肯定判定なら(S74:YES)、終了インターバルの経過時間が0か否か判定する(S75)。肯定判定なら(S75:YES)、サブ統合装置53に終了インターバル表示の開始を指示する信号を送信する(S76)。S76の処理後又はS75が否定判定なら(S75:NO)、終了インターバルが所定時間経過したか否か判定し(S77)、肯定判定なら(S77:YES)、進行フラグの値に「0」をセットし(S78)、大当りフラグの値に「0」をセットし(S79)、遊技状態設定処理を行う(S80)。S80の処理後又はS74又はS77が否定判定なら(S74:NO、S77:NO)、リターンに抜ける。尚、本願実施例に於いては終了インターバルの設定時間は10.0秒である。
S80の遊技状態設定処理では、大当り遊技終了後の遊技状態に応じた確変フラグ・時短フラグのセット処理が行われる。具体的には、大当り遊技終了後に遊技状態が確率変動状態に移行するときは、確変フラグの値に「1」を、遊技状態が通常状態に移行するときは「0」をセットする。また、大当り遊技終了後に時短状態に移行するときは、時短フラグの値に「1」をセットする。時短フラグは、時短状態終了時に「0」がセットされる。
次に図7のS68の処理又はS67の否定判定から続く図8に示すフローチャートを説明する。図8に示すフローチャートは、大入賞口の開放処理を示すものである。
図8の処理に移行すると、大入賞口33aを開放する(大入賞口ソレノイド33cの通電する)大入賞口開放処理を行い(S90)、入賞数(カウントスイッチ33bの検出数)が規定数か否かの判定を行う(S91)。S91が否定判定ならば開放時間が所定時間に達したかを判定する(S92)。尚、本願発明においては、規定数は9個であり所定の開放時間は28秒であるが、この数値に限るものではない。
S91又はS92が肯定判定ならば(S91:YES、S92:YES)、ラウンド数カウンタに1をプラスするインクリメント処理を行い(S93)、大入賞口の開放を終了する大入賞口閉鎖処理を行う(S94)。ラウンド数カウンタは大入賞口の開放済みラウンド数を示すものであり、本願発明における最大値(最高開放回数)は15回であるが、この回数に限るものではない。
S94の処理後、ラウンド数が最大値未満か否か判定する(S95)。肯定判定なら(S95:YES)、進行フラグの値に「2」をセットする(S96)。S96の処理後又はS92が否定判定なら(S92:NO)、リターンに抜ける。S95が否定判定なら(S95:NO)、図9に示す処理に移行する。
次に図8のS95の否定判定(大当り遊技の最後の大入賞口の開放が終了した時点)から続く図9に示すフローチャートを説明する。図9に示すフローチャートは、本願発明の特別遊技中判定手段(大当り中の保留記憶を判定)と特別遊技中報知送信手段(判定の結果をサブ統合装置53に送信する)とを含むものであり、且つS95の否定判定から進む処理は終了インターバル中の処理となり、特別遊技中報知送信手段に基づく報知は、前記終了インターバル期間に行うことになる。
図9の処理に移行すると、遊技球の始動口31、32入球による保留記憶が有るか否か判定し(S100)、肯定判定なら(S100:YES)、保留記憶されている保留記憶の数を判定回数カウンタにセットする処理を行う(S101)。S101の処理後、遊技状態判定フラグの値が「0」か否か判定する(S102)。この判定によって、大当り遊技終了後の遊技状態に応じた判定テーブルを用いて当否判定を実施可能となる。
S102が肯定判定なら(S102:YES)判定テーブル1(通常状態用)を用いて当否乱数判定処理を行い(S103)、否定判定なら(S102:NO)判定テーブル2(確率変動状態用)を用いて当否乱数判定処理を行う(S104)。S103とS104の当否判定処理が、本願発明の特別遊技中判定手段となる。S103又はS104の処理後、S103又はS104の判定処理の結果を判定結果記憶領域に一時記憶する判定結果記憶処理を行う(S105)。
S105の処理後、判定回数カウンタから1をマイナスするデクリメント処理を行い(S106)、判定回数カウンタが「0」か否か判定する(S107)。この判定によりS107が否定判定ならS102の処理に戻るが、本実施例では最高4回の繰り返すことになる。
S107の肯定判定又はS100が否定判定なら(S107:YES、S100:NO)、判定結果をサブ統合装置53に送信する判定結果信号送信処理を行う(S108)。S108の判定結果信号送信処理が本願発明の特別遊技中報知送信手段となる。判定結果信号の内容は当たり判定の有無又は何個目の保留記憶が当り判定となるかを示す内容としてもよい。S108の処理後、進行フラグの値に「3」をセットしリターンに抜ける。
上記した図7、8、9が主制御装置50が行う大当り遊技処理となり、この処理による実際の遊技内容と本願発明に係るタイムチャートを図11に示す。タイムチャートの上部は実際の遊技機の動作を示し、下部は本願発明に係る処理のタイミングを示している。
図柄が変動を開始する直前に行われる特別図柄変動処理では、当否判定(遊技状態に応じた判定テーブルを用いた)の結果が当たりの場合、該当り判定による大当り遊技終了後の遊技状態を確変判定によって決定し、該確変判定の結果に応じた遊技状態判定フラグの値をセットする。
所定時間の図柄変動後、大当り図柄が停止し大当りが確定する。5.0秒間の開始インターバルの後、大入賞口33aは15回の開閉動作を行い演出図柄表示装置54bは開放回数に応じた演出表示を行う。15回目の開放終了時に、遊技状態判定フラグの値、即ち大当り遊技終了後の遊技状態に応じた判定テーブルを用いて保留記憶の当否乱数の判定を保留記憶の個数分行い、該当否判定の結果をサブ統合装置53に送信する。
大入賞口33aは15回目の開放終了後閉鎖状態を保持し、演出図柄表示装置54bは終了インターバルの演出表示を10.0秒間行うと伴に、保留記憶の判定結果を表示(連チャン報知)して大当り遊技を終了する。終了する時点で確変判定に応じた確変フラグの値がセットされる。
大当り遊技の終了インターバル中に表示する演出態様について図12を用いて説明する。この演出態様は、サブ統合装置53が主制御装置50から受信した保留記憶の当否判定結果に基づいた判定結果信号の内容によって異なるものであり、大当り中の連チャン報知の内容となる。
図12(1)は大当り遊技終了後の遊技状態が通常状態の場合に表示される終了インターバルの表示態様である。受信した判定結果信号が当り判定を含むものであれば、(a)に示すように右上にEndの文字を表示し中央に表示した剣が金色に輝き周りに星が点滅する。この場合、何個目の保留記憶が大当りとなるかを星の数等で報知してもよい。
受信した判定結果信号が当り判定を含まないもの(全てハズレ)であれば、(b)に示すように右上にEndの文字を表示し中央には銀色の剣を表示する。
図12(2)は大当り遊技終了後の遊技状態が確率変動状態の場合に表示される終了インターバルの表示態様である。受信した判定結果信号が当り判定を含むものであれば、(a)に示すように中央上部に確率変動の文字を表示し中央に表示した交差する2本の剣が金色に輝き周りに星が点滅する。この場合も同様に、何個目の保留記憶が大当りとなるかを星の数等で報知してもよい。
受信した判定結果信号が当り判定を含まないもの(全てハズレ)であれば、(b)に示すように中央上部に確率変動の文字を表示し中央に交差する銀色の2本の剣を表示する。
以上が実施例1の説明となる。上記の構成にすることにより、大当り中に行われる連チャン報知は、大当り終了後の遊技状態に応じた当否判定を基に行われるため、連チャンを報知したが大当りが実施されないという不確定さが排除され、報知内容に沿った遊技内容を確実に実施することが可能な構成である。
本実施例では、大当り遊技の最後の大入賞口の開放が終了した時点で保留記憶の判定が行われ、終了インターバルの開始と同時に報知することとなる。ごく一般的には、大当り遊技の大入賞口の最後の開放が終了する時点では保留記憶は最大数まで記憶されることがほとんどであり、このタイミングで判定を行うことにより、保留記憶の最大数を漏らさず判定することが可能となる。
連チャン報知を終了インターバルに実施するが、これは次回大当りを目指した図柄変動が再開する直前であり、遊技者が連チャン(保留記憶が大当りとなること)を望む期待感がほぼ最高値まで到達するタイミングともいえ、この時点での報知は遊技者の期待感を更に振幅させ興趣のある遊技性を得るために最も適したタイミングといえる。
次に実施例2を説明する。本実施例ではパチンコ機を構成する部品とその電気的接続は実施例1と共通であり、特別に説明のない部分については共通内容であり重複する説明は割愛する。
本実施例は、大当り遊技中に行われる保留記憶の判定と該判定の結果報知タイミングが実施例1とは異なり、大当り遊技中において保留記憶の判定と該判定の結果報知を保留記憶された順に沿って段階的に行う構成となっている。
具体的には、記憶してから最も時間が経過した保留記憶の判定を3ラウンド目の開放直前に行い、この判定結果を3ラウンドの演出態様として表示し、記憶してから2番目に時間が経過した保留記憶の判定を6ラウンド目の開放直前に行い、この判定結果を6ラウンドの演出態様として表示し、記憶してから3番目に時間が経過した保留記憶の判定を9ラウンド目の開放直前に行い、この判定結果を9ラウンドの演出態様として表示し、記憶してから最も新しい保留記憶の判定を12ラウンド目の開放直前に行い、この判定結果を12ラウンドの演出態様として表示し、終了インターバル中に最終的な判定結果を報知するものである。
本実施例においては、3、6、9、12ラウンドの何れかの時点での当否判定が大当り判定の場合、それ以降の契機では個々の保留記憶の当否判定は実施するが先の大当り判定に応じた報知をそれ以降の対象ラウンドでも繰り返し表示する。但し、先の大当り判定に伴う確変判定の結果となる遊技状態を再度参照して、以降の当否判定を実施することにより、先の大当り判定に応じた報知を繰り返すことなく個々の判定結果を報知する構成も本実施例と同様に好適といえる。
実施例1では保留記憶の判定処理と判定結果信号送信処理は、大入賞口の最終開放(15回目)が終了した時点で行われたが、本実施例では大入賞口の3、6、9、12ラウンドの開放開始を契機として行われるため、実施例1で説明した図8の大入賞口開放処理の直前にラウンド数を参照して実施する。具体的には、図7のS67の処理とS68の処理の間に本実施例に係る処理を追加する構成となる。
尚、本実施例では実施例1で行った図9の保留記憶の判定に係る処理(S100〜S107)は実施せず、S108とS109の処理のみ実施するが、再度終了インターバル直前に全ての保留記憶を判定する(S100〜S107を行う)構成としてもよい。
図7のS67の処理とS68の処理の間に追加される処理を図13のフローチャートを用いて説明する。ここで行われる処理は、大入賞口の開放直前にラウンド数が所定数か否かを複数のラウンド(3、6、9、12ラウンド)で判定し、肯定判定なら特別遊技中判定手段(大当り中の保留記憶を判定)と特別遊技中報知送信手段(判定の結果をサブ統合装置53に送信する)を実行するものであり、複数のラウンドで実行することにより、可変入賞装置作動期間及び終了インターバル期間において段階的に実施されるものである。S67の処理後、ラウンド数が3か否か判定する(S120)。S120が肯定判定なら(S120:YES)、判定カウンタに1をセットする(S121)。
判定カウンタは、その契機で判定を実施する保留記憶の数を示す値であり、3ラウンド目の開放時には「1」をセットし、記憶されてから最も時間が経過している保留記憶1個の判定のみを行うためにセットされる。6、9、12ラウンドの開放時には同様に「2」「3」「4」がセットされる。
S121の処理後、保留記憶が有るか否か判定する(S122)。肯定判定なら(S122:YES)、判定結果記憶領域の記憶数と判定カウンタの値を比較し未判定保留記憶が有るか否か判定する(S123)。肯定判定なら(S123:YES)、遊技状態判定フラグの値が「0」か否か判定する(S124)。本実施例においてもこの判定によって、大当り遊技終了後の遊技状態に応じた判定テーブルを用いて当否判定を実施する。
S124が肯定判定なら(S124:YES)判定テーブル1(通常状態用)を用いて当否乱数判定処理を行い(S125)、否定判定なら(S124:NO)判定テーブル2(確率変動状態用)を用いて当否乱数判定処理を行う(S126)。S125とS126の当否判定処理が、本願発明の特別遊技中判定手段となる。S125又はS126の処理後、S125又はS126の判定処理の結果を判定結果記憶領域に一時記憶する判定結果記憶処理を行う(S127)。
S127の処理後、判定カウンタの値が記憶された判定結果の数か否か判定し(S128)、S128の肯定判定(S128:YES)、又はS122の否定判定(S122:NO)、又はS123の否定判定(S123:NO)の場合、判定結果記憶領域の当り判定の有無をサブ統合装置53に送信する判定結果信号送信処理を行う(S135)。S135の判定結果信号送信処理が本願発明の特別遊技中報知送信手段となる。
S128が否定判定なら(S128:NO)、S123の判定に戻る。この判定により、保留記憶がある場合は判定カウンタと判定結果の数が同数になるまで当否判定が繰り返し行われ、同数にならなくても保留記憶が無くなった時点でS135の処理に移行する。
S120が否定判定なら(S120:NO)、ラウンド数が6か否か判定する(S129)。肯定判定なら(S129:YES)、判定カウンタに2をセットし(S130)S122の処理に進む。S129が否定判定なら(S129:NO)、ラウンド数が9か否か判定する(S131)。肯定判定なら(S131:YES)、判定カウンタに3をセットし(S132)S122の処理に進む。S131が否定判定なら(S131:NO)、ラウンド数が12か否か判定する(S133)。肯定判定なら(S133:YES)、判定カウンタに4をセットし(S134)S122の処理に進む。S133が否定判定(S133:NO)、又はS135の処理後、図7のS68の処理に進む。
以上が大当り遊技中において段階的に個々の保留記憶の判定と該判定の結果報知を行うための処理であり、実施例1と異なる部分となるが、実際の遊技内容と本願発明に係る部分のタイムチャートを図14に示す。タイムチャートの上部は実際の遊技機の動作を現し、下部は本願発明に係る処理のタイミングを表している。
図柄が変動を開始する直前に特別図柄変動処理が行われ、当否判定(遊技状態に応じた判定テーブルを用いた)の結果が当たりの場合、該当り判定による大当り遊技終了後の遊技状態を確変判定によって決定し、該確変判定の結果に応じた値を遊技状態判定フラグにセットする。
所定時間の図柄変動後、大当り図柄が停止し大当りが確定する。5.0秒間の開始インターバルの後、大入賞口33aは15回の開閉動作を行い演出図柄表示装置54bは開放回数に応じた演出表示を行うが、3回目の大入賞口33aの開放直前に、記憶してから最も時間が経過している保留記憶(1個目)の当否判定を、遊技状態判定フラグの値、即ち大当り遊技終了後の遊技状態に応じた判定テーブルを用いて行い、この当否判定の結果をサブ統合装置53に送信する。3ラウンド中の演出図柄表示装置54bには、1個目の保留記憶の当否結果を表す演出態様が表示される(連チャン判定結果の報知)。
次に、6回目の大入賞口33aの開放直前に、記憶してから2番目に時間が経過している保留記憶(2個目)の当否判定を、遊技状態判定フラグの値に応じた判定テーブルを用いて行い、この当否判定の結果をサブ統合装置53に送信する。但し、1個目の判定時に該1個目の保留記憶が無く、2個目の判定時に2個目までの保留記憶がある場合は、1個目と2個目の当否判定を行い、2個分の判定結果を送信する。また、2個目判定時に1個目の保留記憶しか無い場合は、1個目の判定結果のみ送信する。6ラウンド中の演出図柄表示装置54bには、1個目2個目の保留記憶の当否結果に大当りを含むかどうかを表す演出態様が表示される(連チャン判定結果の報知)。
次に、9回目の大入賞口33aの開放直前に、記憶してから3番目に時間が経過している保留記憶(3個目)の当否判定を、遊技状態判定フラグの値に応じた判定テーブルを用いて行い、この当否判定の結果をサブ統合装置53に送信する。但し、1個目及び2個目の判定時に該当する保留記憶が無く、3個目の判定時にその保留記憶が満たされていた場合は、3個目の判定時に1個目及び2個目の判定も行い、全ての判定結果を送信する。また、3個目判定時に該当する保留記憶が無い場合は、既に記憶されている判定結果を送信する。9ラウンド中の演出図柄表示装置54bには、1個目2個目3個目の保留記憶の当否結果に大当りを含むかどうかを表す演出態様が表示される(連チャン判定結果の報知)。
次に、12回目の大入賞口33aの開放直前に、最も新しい保留記憶(4個目)の当否判定を、遊技状態判定フラグの値に応じた判定テーブルを用いて行い、この当否判定の結果をサブ統合装置53に送信する。但し、1個目2個目及び3個目の判定時に該当する保留記憶が無く、4個目の判定時にその保留記憶が満たされていた場合は、4個目の判定時に1個目2個目及び3個目の判定も行い、全ての判定結果を送信する。また、4個目判定時に該当する保留記憶が無い場合は、既に記憶されている判定結果を送信する。
次に、15回目の大入賞口33aの閉鎖時に、12ラウンドの大入賞口33a開放直前までに判定した保留記憶の当否判定結果である判定結果記憶領域の内容を、大当りがあるか否かを参照してサブ統合装置53に送信する。終了インターバル期間に直前に受信した判定結果送信信号の内容に応じて保留記憶に大当りを含むかどうかを表す演出態様を表示する(連チャン判定結果の報知)。
ほとんどのパチンコ遊技機では、大当り開始時に保留記憶の数が0個であっても、大当り遊技を進行する過程で、3ラウンド目が開放する時点では保留記憶が少なくとも1個はあり、6ラウンド目が開放する時点では保留記憶が少なくとも2個はあり、9ラウンド目が開放する時点では保留記憶が少なくとも3個はあり、12ラウンド目が開放する時点では4個全ての保留記憶が満たされることとなる。但し、万が一の状況に備え、前述したように実施例1の内容(終了インターバル直前で全ての保留記憶の当否判定を行い、終了インターバル中にその結果を報知する。)を組み合わせることによってより好適な構成となる。
次に図15を用いて本実施例で演出図柄表示装置54bに表示される、保留記憶の判定結果の表示について説明する。前述したように、保留記憶の当否判定と該当否判定の結果報知を段階的に行うが、当り判定に基づく報知を行うと、次回以降の報知は当否判定の結果に係らず大当りを報知する表示を繰り返し実施する。
ハズレ判定に基づく報知の場合、(1)(a)に示すように、演出図柄表示装置54b左上部の判定結果報知領域に表示された4本の剣の影(黒塗りつぶし)が、ハズレ判定の増加に応じて左から順に銀色の剣となる。(b)は、12ラウンドの4個目の判定まで全てハズレだった場合の表示である。
判定結果が当りの場合、(2)(a)に示すように、判定結果報知領域に金色に輝き周りに複数の星が点滅する1本の剣を表示する。3、6、9、12ラウンドにおいて古い記憶から順に(段階的に)判定を行い、当りの判定があった時点でこの表示となる。(b)に示すように以降の表示は当否判定の結果にかかわらず当りを示す表示を残りの報知契機毎に繰り返す。加えて終了インターバルは、実施例1と同一の報知内容を実施する。
以上が実施例2の説明となる。この構成にすることにより、実施例1と同様に、大当り中に行われる連チャン報知は、大当り終了後の遊技状態に応じた当否判定が行われるため、連チャンを報知したが大当りが実施されないという不確定さが排除され、報知内容に沿った遊技内容が確実に実施される構成である。加えて、遊技者に順次訪れる大入賞口33aの開放動作の契機に着目させ、複数の好機を順番に授受するという構成としたことにより、開放動作が進行するにつれ大当り遊技終了後の連チャンに対する期待感を上昇させるという大当り遊技自体に新たな興趣を付加した構成となる。
次に実施例3を説明する。本実施例ではパチンコ機を構成する部品とその電気的接続は実施例1と共通であり、特別に説明のない部分については共通内容であり重複する説明は割愛する。
本実施例は、大当り遊技の前後の遊技状態の関係に応じて、大当り遊技中に実施される連チャン報知の基となる当否判定の手段が異なる構成である。
具体的には、大当り遊技前後の遊技状態が異なる場合は、実施例1、2と同様に遊技状態フラグの値を参照して当否判定を行い該当否判定結果に基づく判定結果をサブ統合装置53に送信することによって演出図柄表示装置54bで連チャン報知を行うが、前後の遊技状態が同じ場合は、保留記憶処理時に行われた当否判定処理(保留記憶判定手段)の結果(保留記憶当否フラグの値)を参照して判定結果をサブ統合装置53に送信する構成である。
処理構成を図16、17を用いて説明する。図16は報知タイミングを実施例1と同じとする場合のフローチャートであり、実施例1の図9の処理に相当するものとなる。図17は報知タイミングを実施例2と同じとする場合のフローチャートであり、実施例2の図13の処理に相当するものとなる。尚、実施例1、2と異なる部分として、大当り遊技処理を開始する直前に大当り遊技前の遊技状態を表す確率変動フラグの値を遊技前状態記憶領域にセットする処理が追加されている。
図16に示したフローチャートを用いて説明するが、図16と図9では処理構成はほぼ同一であるため、相異する部分のみの説明に留める。前述した本実施例の特徴となる、大当り遊技前後の遊技状態が異なるか否かの判定(S140)をS101の処理後に行う。大当り遊技前後の遊技状態が異なるか否かの判定は、大当り遊技開始直前に遊技前状態記憶領域にセットされた確変フラグの値と、遊技状態判定フラグの値を比較して行われる。S140が肯定判定なら(S140:YES)、遊技状態判定フラグの値が「0」か否かの判定を行い(S102)、S140が否定判定なら(S140:NO)、保留記憶当否フラグの値を参照し(S141)、判定結果記憶処理S105を行う。
以上が報知タイミングを実施例1と同じとした場合の本実施例の処理構成である。次に、報知タイミングを実施例2と同じとした場合の処理について図17を用いて説明する。図17と図13では処理構成はほぼ同一であるため、相異する部分のみの説明に留める。
図17では、本実施例の特徴となる、大当り遊技前後の遊技状態が異なるか否かの判定(S150)をS123の肯定判定後に行い、S150が肯定判定なら(S150:YES)、遊技状態判定フラグの値が「0」か否かの判定を行い(S124)、S150が否定判定なら(S150:NO)、保留記憶当否フラグの値を参照し(S151)、判定結果記憶処理S127を行う。
図16及び図17の構成により、大当り前後の遊技状態が異なる時の連チャン報知は、遊技状態判定フラグの値によって大当り遊技後の遊技状態に応じた判定テーブルを用いた当否判定を基にして実施され、大当り遊技前後の遊技状態が同一の時の連チャン報知は、保留記憶処理時に行った当否判定の結果となる保留記憶当否フラグの値を基にして実施することとなる。具体的には、図16のS140の否定判定からS141の処理を経由したS108までの処置と、図17のS150の否定判定からS151の処理を経由したS135までの処理が、特別遊技終了後の遊技状態が該特別遊技開始前の遊技状態と同じときは、特別遊技中報知送信手段は、保留記憶判定手段の判定結果(保留記憶当否フラグ値)に応じて実施されるという内容に相当する。
以上が実施例3の説明となる。本実施例の構成を用いることにより実施例1、2と同一の効果を発揮すると伴に、大当り遊技前後の遊技状態の関係によって、報知の基となる判定手段を変化させることが可能となるため処理負担を軽減できる。
次に実施例4を説明する。本実施例ではパチンコ機を構成する部品とその電気的接続は実施例1と共通であり、特別に説明のない部分については共通内容であり重複する説明は割愛する。
本実施例は、大当り予告の中に連チャン報知を含む構成とするものである。これは、実施例1、2、3と同様に、報知が実施された場合は必ず連チャンとなる連チャン報知に加え、大当りとなる期待度を表す予告報知が実施される構成である。
従って本実施例では、主制御装置は、特別遊技の実施中に確率移行判定の結果となる遊技状態に応じた当否判定情報を用いて、保留記憶情報の当否判定及び/または変動表示の内容に係る判定を行う特別遊技中判定手段と、該特別遊技中判定手段の判定結果に応じて前記演出制御装置に報知信号を送信する特別遊技中報知送信手段と、を備え、演出制御装置は、主制御装置から受信した報知信号を基に特別遊技を実行するか否かの期待度を報知するための表示態様を決定する期待度表示態様決定手段を備え、更に特別遊技終了後の遊技状態と該特別遊技開始前の遊技状態とが同じ時は、保留記憶判定手段による当否判定及び/または変動表示の内容に係る判定を基に特別遊技中報知送信手段を実施する構成となる。
具体的な連チャン予告の表示態様について、図18を用いて説明する。図18に示す内容は、終了インターバル中に演出図柄表示装置54bに表示される連チャンを予告する表示態様である。本実施例では連チャンするか否かを表す期待度を4段階に分け、その期待度の段階に応じて異なる態様を表示する。
(a)は大当り確定表示であり、この態様が表示された場合は必ず大当りになるものである。この表示態様は遊技者から見て実施例1、2、3の連チャン報知と同じ意味を持つ。具体的な表示内容は大当り終了後の遊技状態が通常状態であれば左上にEndの文字を表示し、中央やや右に金色に輝き周りに星が点滅する剣を表示する。尚、大当り終了後の遊技状態が確率変動状態であれば、「End」の文字が「確率変動」に入れ替わる。
(b)は大当り期待度大を表す表示であり、この態様が表示された場合は高い確率で大当りとなるものである。具体的な表示内容は、中央やや右に金色に輝く剣を表示する。(c)は大当り期待度中を表す表示であり、この態様が表示された場合は中程度の確率で大当りとなるものである。具体的な表示内容は、中央やや右に金色に点滅する剣を表示する。(d)は大当り期待度小を表す表示であり、この態様が表示された場合は稀に大当りとなるものである。具体的な表示内容は、中央やや右に銀色の剣を表示する。
尚、予告報知を大当り遊技中(3、6、9、12ラウンド)に段階的に行う場合、(a)〜(d)で示した期待度を表す剣の態様を、図15で示した判定結果報知領域に表示する構成となる。
次に、主制御装置50が行う処理について図19を用いて説明する。本実施例では、4段階の期待度報知を行うが、期待度大の報知が行われた場合、それに対応する保留記憶4回分の変動全てが通常変動(大当りが全く期待できない図柄変動)になると、連チャン予告で与えた期待感との関係が全く見いだせない遊技となってしまい、これは再遊技意向を阻害する大きな原因となってしまう。従って、遊技者の期待に全く応えないことがないように、期待度が大の表示が行われた場合は、保留記憶分の4回の変動を行うと、大当りにならない場合少なくとも1回は遊技者の期待感の振幅を大きくするスーパーリーチの変動態様を行うようにする。
本実施例では上記した内容を満たすために、主制御装置50がサブ統合装置53に判定結果信号を送信する際の処理では、当否判定と伴に変動パターン判定を行い判定結果信号にその結果を含むものとする。
図19に示すフローチャートは、終了インターバルにおいて連チャン予告を行う場合の処理を示すものであり、実施例1の説明で用いた図9と処理構成がほぼ同一であるため、異なる部分のみの説明に留める。S102で遊技状態判定フラグの値が「0」か否か判定し肯定判定なら(S102:YES)、当否乱数の値が判定テーブル1と一致しないか否か判定する(S160)。S102が否定判定なら(S102:NO)、当否乱数の値が判定テーブル2と一致しないか否か判定する(S161)。
S160が肯定判定又はS161が肯定判定なら(S160:YES、S161:YES)変動パターン判定処理を行う(S162)。ここではスーパーリーチとなるか否かの判定を行うが、遊技性を損なわないことを目的として他の乱数を判定する処理としてもよい。
S162の処理後、又はS160が否定判定又はS161が否定判定なら(S160:NO、S161:NO)、判定結果記憶処理を行う(S105)。ここで記憶される判定結果は、当たりか否か、ハズレの場合はスーパーリーチか否かが判断可能なものとなる。
尚、予告報知タイミングを実施例2と同じように3、6、9、12ラウンドとする場合は、主制御装置50は図20のフローチャートに沿った処理でサブ統合装置53に判定結果信号を送信する。この処理は実施例2の説明で用いた図13と処理構成がほぼ同一であるため、異なる部分のみの説明に留める。
図20のS124で遊技状態判定フラグの値が「0」か否か判定し肯定判定なら(S124:YES)、当否乱数の値が判定テーブル1と一致しないか否か判定する(S170)。S124が否定判定なら(S124:NO)、当否乱数の値が判定テーブル2と一致しないか否か判定する(S171)。
S170が肯定判定又はS171が肯定判定なら(S170:YES、S171:YES)変動パターン判定処理を行う(S172)。ここではスーパーリーチとなるか否かの判定を行うが、遊技性を損なわないことを目的として他の乱数を判定する処理としてもよい。
S172の処理後、又はS170が否定判定又はS171が否定判定なら(S170:NO、S171:NO)、判定結果記憶処理を行う(S127)。ここで記憶される判定結果は、当たりか否か、ハズレの場合はスーパーリーチか否かが判断可能なものとなる。
本実施例におけるサブ統合装置53の予告態様判定処理では、主制御装置50から判定結果信号を受信すると、予告態様判定用乱数を抽出し受信した判定結果信号の内容(大当り判定又はスーパーリーチ判定を含むか否か)によって異なる予告判定テーブルの設定を用いて、図18に示した(a)〜(d)の態様(判定結果報知領域に表示する場合は期待度を表す剣の態様)を表示する。
図21に判定結果信号の内容毎の具体的な設定を示す。判定結果信号の内容は3種類に分かれており、大当り判定を含む内容、スーパーリーチ判定を含む内容、大当り判定もスーパーリーチ判定も含まない内容となり、各々に該当する(1)(2)(3)に示すテーブル内容を用いて予告態様の判定を行う。
(1)は大当り判定を含む判定結果信号を受信した場合の予告判定テーブルの内容であり、大当り確定を示す予告態様(a)は、予告態様判定用乱数値が0、1、2、3の4個。大当り期待度大を示す予告態様(b)は、予告態様判定用乱数値が4、5、6の3個。大当り期待度中を示す予告態様(c)は、予告態様判定用乱数値が7、8の2個。大当り期待度小(通常表示)を示す予告態様(d)は、予告態様判定用乱数値が9の1個となる。
(2)はスーパーリーチ判定を含む判定結果信号を受信した場合の予告判定テーブルの内容であり、大当り確定を示す予告態様(a)は設定されず、大当り期待度大を示す予告態様(b)は、予告態様判定用乱数値が0、1、2、3、4、5、6の7個。大当り期待度中を示す予告態様(c)は、予告態様判定用乱数値が7、8の2個。大当り期待度小(通常表示)を示す予告態様(d)は、予告態様判定用乱数値が9の1個となる。
(3)は大当り判定もスーパーリーチ判定も含まない判定結果信号を受信した場合の予告判定テーブルの内容であり、大当り確定を示す予告態様(a)と、大当り期待度大を示す予告態様(b)は設定されず、大当り期待度中を示す予告態様(c)は、予告態様判定用乱数値が0、1、2、3の4個。大当り期待度小(通常表示)を示す予告態様(d)は、予告態様判定用乱数値が4、5、6、7、8、9の6個となる。
図22に示すフローチャートはサブ統合装置53が行う予告態様判定処理となる。予告態様判定処理では、主制御装置50から判定結果信号を受信したか否かを判定し(S180)肯定判定なら(S180:YES)、0から9の何れかの値を予告態様判定用乱数値として抽出する(S181)。S181の処理後、受信した判定結果信号が前述したどの内容を含むものかを判定し(S182)、S181で抽出した予告態様判定用乱数値とS182の判定結果に応じた予告判定テーブルを用いて、予告態様を決定する(S183)。S183の処理後、決定した予告態様の表示を指示する信号を演出図柄制御装置54aに送信する(S184)。S184の処理後、又はS180が否定判定なら(S180:NO)リターンに抜ける。この構成が特別遊技を実行するか否かの期待度を報知するための表示態様を決定する期待度表示態様決定手段となる。
以上が実施例4の説明となる。この構成では、連チャンを示す大当り確定となる報知のほかに、大当りとなる期待度を表す態様を予告として表示し、通常とは異なる態様を表示する機会を増加させて遊技性をアップしている。この場合においても、大当り確定(連チャン)を示す態様を表示する場合は、大当り遊技終了後の遊技状態に応じた当否判定の結果を基にして行われる。
予告の手段及びその表示態様はこれに限るものではなく、特別遊技の実施中に行われる予告演出において、該予告演出に連チャン確定を示す演出を含む場合、該連チャン確定を示す演出は、確率移行判定の結果となる遊技状態に応じた当否判定情報を用いて、保留記憶情報の当否判定を行った結果に従って実施するものであればよい。
遊技盤8の正面図 電気ブロック図 本願発明における主制御装置50が行う保留記憶処理を示すフローチャート 本願発明における主制御装置50が行う特別図柄変動処理を示すフローチャート1 本願発明における主制御装置50が行う特別図柄変動処理を示すフローチャート2 本願発明における当否判定テーブルと確変判定テーブルの内容を示す図表 本願発明における主制御装置50が行う大当り遊技処理1を示すフローチャート 実施例1における主制御装置50が行う大当り遊技処理2を示すフローチャート 実施例1における主制御装置50が行う大当り遊技処理3を示すフローチャート 本願発明における主制御装置50が記憶する各種フラグ値の内容を示す図表 実施例1における図柄変動開始から大当り遊技終了までを示すタイムチャート 実施例1における演出図柄表示装置54bに表示される報知内容を示す図 実施例2における主制御装置50が行う大当り遊技処理4を示すフローチャート 実施例2における図柄変動開始から大当り遊技終了までを示すタイムチャート 実施例2における演出図柄表示装置54bに表示される報知内容を示す図 実施例3における主制御装置50が行う大当り遊技処理3を示すフローチャート 実施例3における主制御装置50が行う大当り遊技処理4を示すフローチャート 実施例4における演出図柄表示装置54bに表示される報知内容を示す図 実施例4における主制御装置50が行う大当り遊技処理3を示すフローチャート 実施例4における主制御装置50が行う大当り遊技処理4を示すフローチャート 実施例4のサブ統合装置53における予告判定テーブルの内容を示す図表 実施例4のサブ統合装置53が行う予告態様判定処理を示すフローチャート
符号の説明
8:遊技盤 10:スピーカ
10a:音量調節スイッチ 13a:満杯スイッチ
14a:遊技スイッチ 15:精算表示装置
16a:球貸しスイッチ 17a:精算スイッチ
18:発射ハンドル 19a:発射停止スイッチ
20a:タッチスイッチ 22a:球切れスイッチ
23a:球切れスイッチ 24a:払出モータ
24b:払出スイッチ
25a:ガイドレール 25b:ガイドレール
26:遊技領域 27:遊技釘
28:液晶枠飾り 28a:窓部
29:特別図柄表示装置 29a:特別図柄保留数表示装置
30:普通図柄表示装置 30a:普通図柄保留数表示装置
31:始動口 31a:特別図柄始動スイッチ
32:始動口 32a:特別図柄始動スイッチ
33:大入賞口ユニット 33a:大入賞口
33b:カウントスイッチ 33c:大入賞口ソレノイド
34:アウト口 35:入賞口ユニット
35a:一般入賞口 35b:一般入賞口スイッチ
36:発射モータ 37:各種LED・ランプ
38:前面枠閉鎖スイッチ 39a:意匠枠閉鎖スイッチ
39b:意匠枠閉鎖スイッチ 40:普通電動役物
40b:普通電役ソレノイド 41:普通図柄表示装置
41a:普通図柄保留数表示装置 42:普通図柄作動ゲート
42a:普通図柄作動スイッチ 50:主制御装置
51:払出制御装置 52:発射制御装置
53:サブ統合制御装置 54:演出図柄ユニット
54a:演出図柄制御装置 54b:演出図柄表示装置
55:電源装置 55a:電源スイッチ
55b:RAMクリアスイッチ 60:CRユニット端子板
61:外部接続端子板 62:遊技盤中継端子板
63:裏配線中継端子板 64:図柄表示装置中継端子板
65:演出中継端子板 66:払出中継端子盤
70:ホールコンピュータ

Claims (4)

  1. 始動口への遊技球の入球を契機に抽選を行い、
    該抽選の結果を基に遊技者に有利となる特別遊技を行うか否かの当否判定を行い、
    該当否判定の結果が前記特別遊技を行うものであったとき、
    該特別遊技の終了後に該特別遊技に移行する確率が高い高確率状態か、
    又は該特別遊技に移行する確率が前記高確率状態よりも低い低確率状態か、
    のいずれかの遊技状態に移行するか否かの確率移行判定を行う弾球遊技機において、
    遊技全体の制御を司る主制御装置と、
    該主制御装置から送信されるコマンドを基に複数の演出装置を制御する演出制御装置と、を備え、
    前記主制御装置は、
    前記抽選の結果を所定の上限数まで保留記憶情報として順次記憶する保留記憶手段と、
    前記遊技状態毎の前記当否判定に用いる該遊技状態に応じた当否判定情報と、
    前記特別遊技の実施中に、前記確率移行判定の結果となる前記遊技状態に応じた前記当否判定情報を用いて、前記保留記憶情報の前記当否判定を行う特別遊技中判定手段と、
    該特別遊技中判定手段の判定結果に応じて前記演出制御装置に報知信号を送信する特別遊技中報知送信手段と、を備える
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 請求項1記載の弾球遊技機において、
    前記主制御装置は、前記保留記憶情報の記憶時に前記当否判定を行う保留記憶判定手段を含み、
    前記特別遊技終了後の前記遊技状態が該特別遊技開始前の遊技状態と同じときは、
    前記特別遊技中報知送信手段は、前記保留記憶判定手段の判定結果に応じて実施される
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  3. 前記特別遊技は、該特別遊技の開始から可変入賞装置が作動を開始するまでの開始インターバル期間と、前記可変入賞装置が遊技球の入球可能な状態に所定回数作動する可変入賞装置作動期間と、最後の前記可変入賞装置の作動終了から所定時間前記可変入賞装置の状態を保持する終了インターバル期間を備え、
    前記特別遊技中報知送信手段に基づく報知は、前記終了インターバル期間に行う
    ことを特徴とする請求項1乃至2記載の弾球遊技機。
  4. 前記特別遊技は、前記可変入賞装置が遊技球の入球可能な状態に所定回数作動する可変入賞装置作動期間と、最後の前記可変入賞装置の作動終了から所定時間前記可変入賞装置の状態を保持する終了インターバル期間を備え、
    前記特別遊技中報知送信手段に基づく報知は、前記保留記憶手段に記憶された前記保留記憶情報の記憶順に応じて、前記可変入賞装置作動期間及び前記終了インターバル期間において段階的に実施される
    ことを特徴とする請求項1乃至2記載の弾球遊技機。
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