JP2010125928A - 情報提供システム及び情報提供方法 - Google Patents

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JP2010125928A JP2008301230A JP2008301230A JP2010125928A JP 2010125928 A JP2010125928 A JP 2010125928A JP 2008301230 A JP2008301230 A JP 2008301230A JP 2008301230 A JP2008301230 A JP 2008301230A JP 2010125928 A JP2010125928 A JP 2010125928A
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裕司 佐藤
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Abstract

【課題】運転者が隣接レーンに車線変更を行おうとする際に、隣接レーンにおける他車の存在を確実に認識することができるようにする。
【解決手段】隣接レーンに複数の走行範囲を設定する走行範囲設定処理手段と、ウィンカ情報、及び自車と他車との相対位置関係を表す相対位置関係指標に基づいて、隣接レーンを他車が走行しているかどうかを判断する他車走行判断処理手段と、隣接レーンにおける他車が存在している他車現範囲を設定する他車現範囲設定処理手段と、他車現範囲に対応させて、ウィンカレバー16の操作を規制するための制御内容を決定する制御内容決定処理手段と、継続してウィンカレバー16の操作を規制する操作規制処理手段とを有する。他車が他車現範囲を走行している間、継続してウィンカレバー16の操作が規制されるので、運転者は、隣接レーンにおける他車の存在を確実に認識することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報提供システム及び情報提供方法に関するものである。
従来、複数のレーンを備えた道路に沿って車両、すなわち、自車を走行させるに当たり、現在走行しているレーンから他のレーンに移動して車線変更を行おうとする場合、車線変更を開始する3〔秒〕前に左右のウィンカから成る方向指示器を点滅させて、他の車両である他車に合図を送ることが義務付けられている。そのために、運転者は、ウインカレバーを操作して前記左右のウィンカを点滅させる。例えば、自車を左の隣接レーンに移動させる場合、前記ウインカレバーを中立位置から左方向に回動させることによって左側のウィンカを点滅させ、自車を右の隣接レーンに移動させる場合、ウインカレバーを中立位置から右方向に回動させることによって右側のウィンカを点滅させる。
ところで、隣接レーンにおいて自車の側方又は後方を他車が走行している場合、他車を認識することができない状態で隣接レーンに車線変更を行うと、自車と他車とが接触する恐れがある。そこで、隣接レーンにおいて自車の後方を他車が走行している場合に隣接レーンに車線変更を行おうとしてウィンカレバーを回動させると、自車と他車との相対距離及び相対速度に応じて前記ウィンカレバーに重みが付与され、運転者が隣接レーンにおける他車の存在を認識できるようにしたウィンカレバー操作装置が提供されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−132094号公報
しかしながら、前記従来のウィンカレバー操作装置においては、運転者がウィンカレバーの重みに抗してウィンカレバーを回動させると、ウィンカレバーはロックされ、その後は、ウィンカレバーの重みがなくなってしまう。
したがって、運転者は、隣接レーンにおける他車の存在を確実に認識することができなくなってしまう。
本発明は、前記従来のウィンカレバー操作装置の問題点を解決して、運転者が隣接レーンに車線変更を行おうとする際に、隣接レーンにおける他車の存在を確実に認識することができる情報提供システム及び情報提供方法を提供することを目的とする。
そのために、本発明の情報提供システムにおいては、自車と他車との相対位置関係を表す相対関係指標を検出する相対関係指標検出部と、隣接レーンに複数の走行範囲を設定する走行範囲設定処理手段と、ウィンカの状態を表すウィンカ情報及び前記相対位置関係指標に基づいて、車線変更を行う先の隣接レーンを他車が走行しているかどうかを判断する他車走行判断処理手段と、前記隣接レーンを他車が走行している場合に、前記相対位置関係指標に基づいて、隣接レーンにおける他車が存在している他車現範囲を設定する他車現範囲設定処理手段と、設定された他車現範囲に対応させて、ウィンカレバーの操作を規制するための制御内容を決定する制御内容決定処理手段と、決定された制御内容に基づいて、他車が前記他車現範囲を走行している間、継続してウィンカレバーの操作を規制する操作規制処理手段とを有する。
本発明の他の情報提供システムにおいては、さらに、前記走行範囲設定処理手段は、自車の位置に隣接させて接触範囲を、該接触範囲より後方に死角範囲を、該死角範囲より後方に安全マージン範囲を、前記各走行範囲として設定する。
本発明の更に他の情報提供システムにおいては、さらに、前記安全マージン範囲は、相対関係指標及び定数に基づいて設定される。
本発明の更に他の情報提供システムにおいては、さらに、前記制御内容決定処理手段は、制御内容を前記走行範囲ごとに異ならせて決定する。
本発明の更に他の情報提供システムにおいては、さらに、前記制御内容決定処理手段は、ウィンカレバーに重みを付与することによってウィンカレバーの操作を規制するための制御内容を決定する。
本発明の更に他の情報提供システムにおいては、さらに、前記制御内容決定処理手段は、ウィンカレバーに振動を伝達することによってウィンカレバーの操作を規制するための制御内容を決定する。
本発明の更に他の情報提供システムにおいては、さらに、前記制御内容決定処理手段は、ウィンカレバーがロックされるのを阻止することによってウィンカレバーの操作を規制するための制御内容を決定する。
本発明の情報提供方法においては、自車と他車との相対位置関係を表す相対関係指標を検出し、隣接レーンに複数の走行範囲を設定し、ウィンカの状態を表すウィンカ情報及び前記相対位置関係指標に基づいて、車線変更を行う先の隣接レーンを他車が走行しているかどうかを判断し、前記隣接レーンを他車が走行している場合に、前記相対位置関係指標に基づいて、隣接レーンにおける他車が存在している他車現範囲を設定し、設定された他車現範囲に対応させて、ウィンカレバーの操作を規制するための制御内容を決定し、決定された制御内容に基づいて、他車が前記他車現範囲を走行している間、継続してウィンカレバーの操作を規制する。
本発明によれば、情報提供システムにおいては、自車と他車との相対位置関係を表す相対関係指標を検出する相対関係指標検出部と、隣接レーンに複数の走行範囲を設定する走行範囲設定処理手段と、ウィンカの状態を表すウィンカ情報及び前記相対位置関係指標に基づいて、車線変更を行う先の隣接レーンを他車が走行しているかどうかを判断する他車走行判断処理手段と、前記隣接レーンを他車が走行している場合に、前記相対位置関係指標に基づいて、隣接レーンにおける他車が存在している他車現範囲を設定する他車現範囲設定処理手段と、設定された他車現範囲に対応させて、ウィンカレバーの操作を規制するための制御内容を決定する制御内容決定処理手段と、決定された制御内容に基づいて、他車が前記他車現範囲を走行している間、継続してウィンカレバーの操作を規制する操作規制処理手段とを有する。
この場合、隣接レーンを他車が走行している場合に、相対位置関係指標に基づいて他車現範囲が設定され、他車が他車現範囲を走行している間、継続してウィンカレバーの操作が規制されるので、他車現範囲が変更されない状態でウィンカレバーの操作の規制が変化することはない。したがって、運転者は、車線変更を行おうとする際に、隣接レーンにおける他車の存在を確実に認識することができる。
本発明の他の情報提供システムにおいては、さらに、前記安全マージン範囲は、相対関係指標及び定数に基づいて設定される。
この場合、自車と他車との関係が変化すると、安全マージン範囲の距離が変更されるので、運転者は、隣接レーンにおける他車の存在を、自車と他車との関係に応じて確実に認識することができる。
本発明の更に他の情報提供システムにおいては、さらに、前記制御内容決定処理手段は、制御内容を前記走行範囲ごとに異ならせて決定する。
この場合、接触範囲、死角範囲及び安全マージン範囲ごとに制御内容が異ならせて決定されるので、運転者は、隣接レーンにおける他車の存在を、接触範囲、死角範囲及び安全マージン範囲ごとに区別して認識することができる。
本発明の更に他の情報提供システムにおいては、さらに、前記制御内容決定処理手段は、ウィンカレバーに重みを付与することによってウィンカレバーの操作を規制するための制御内容を決定する。
この場合、運転者は、隣接レーンにおける他車の存在を、ウィンカレバーに付与される重みで認識することができるので、誤って車線変更を行ってしまうのを確実に防止することができる。
本発明の更に他の情報提供システムにおいては、さらに、前記制御内容決定処理手段は、ウィンカレバーに振動を伝達することによってウィンカレバーの操作を規制するための制御内容を決定する。
この場合、運転者は、隣接レーンにおける他車の存在を、ウィンカレバーに伝達される振動で認識することができるので、誤って車線変更を行ってしまうのを確実に防止することができる。
本発明の更に他の情報提供システムにおいては、さらに、前記制御内容決定処理手段は、ウィンカレバーがロックされるのを阻止することによってウィンカレバーの操作を規制するための制御内容を決定する。
この場合、運転者は、隣接レーンにおける他車の存在を、ウィンカレバーがロックされるのが阻止されることによって認識することができるので、誤って車線変更を行ってしまうのを確実に防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、車両に搭載された情報提供システムについて説明する。
図1は本発明の実施の形態における情報提供システムの制御ブロック図である。
図において、11は情報提供システムの全体の制御を行う第1の制御装置としての情報提供制御装置、12は自車の所定の箇所、本実施の形態においては、前縁において後方に向けて配設され、自車と他車との相対関係を表す指標、すなわち、相対関係指標を検出する第1の相対関係指標検出部としてのミリ波レーダ、13は自車の所定の箇所、本実施の形態においては、後縁において自車の後方に向けて配設され、自車の後方を撮影し、映像に基づいて相対関係指標を検出する第2の相対関係指標検出部としての、かつ、撮像装置としてのリヤカメラ、14は第2の制御装置としてのウィンカ制御装置、15は回転自在に配設された操舵部材としてのステアリングホイール、16は操作者である運転者が操作するための操作部としての、かつ、方向指示操作部材としてのウィンカレバーである。
前記情報提供制御装置11は、演算装置としてのCPU31のほかに、該CPU31が各種の演算処理を行うに当たってワーキングメモリとして使用されるRAM32、制御用のプログラムが記録されたROM33、各種のデータ、プログラム等を記録するための図示されないフラッシュメモリ等の記憶装置を有する。また、情報提供制御装置11に、各種のプログラム、データ等が記録された記録媒体としてのディスク(ハードディスク、光ディスク等。)等の記憶装置を接続することができる。前記CPU31に代えて演算装置としてMPU等を使用することもできる。なお、前記情報提供制御装置11、ウィンカ制御装置14、CPU31等は、単独で、又は二つ以上組み合わせることによってコンピュータとして機能し、各種のプログラム、データ等に基づいて演算処理を行う。
前記ミリ波レーダ12は、自車と他車との相対的な距離、すなわち、相対距離ΔL、及び自車と他車との相対的な車速、すなわち、相対速度Δv等を検出し、出力する。この場合、前記相対距離ΔLは、自車及び他車の各所定の箇所間、本実施の形態においては、各前縁間の距離を表す。したがって、前述されたように、前記ミリ波レーダ12は自車の前縁に配設される。この場合、ミリ波レーダ12は、他車が自車に隣接する位置を走行している状態で相対距離ΔLを零(0)であると検出することができる。
そして、前記相対距離ΔL及び相対速度Δvによって前記相対関係指標が構成される。なお、ミリ波レーダ12に代えてレーザレーダを使用することができる。
また、前記リヤカメラ13は、自車の後方を撮影するので、情報提供制御装置11において、撮影された後方の映像の画像分析を行うことによって、前記相対距離ΔL及び相対速度Δvを検出することができる。
そして、前記ウィンカレバー16は、シャフトsh1を揺動中心にして中立位置から左方向(矢印A方向)又は右方向(矢印B方向)に回動させることができるようになっている。なお、ウィンカレバー16をわずかに回動させた場合、ウィンカレバー16は図示されない付勢部材としてのスプリングによって、中立位置に向けて付勢され、ウィンカレバー16から手を離すと、前記スプリングによる付勢力によって中立位置に戻るが、ウィンカレバー16を所定の角度以上回動させると、ウィンカレバー16はロック機構25によって前記角度の位置で固定され、ロックされる。前記ロック機構25は、ステアリングホイール15が所定の角度以上回転させられた後、戻されると、ウィンカレバー16のロックを解除する。
また、18は方向指示器19を点滅させるための点滅器、21はウィンカレバー16が操作されたことを検出する操作検出部としてのウィンカレバーセンサ、22はウィンカレバー16の操作に対して重みを与える重み付与部材としてのモータ、23は振動を発生させ、ウィンカレバー16に伝達する振動発生部材としてのバイブレータである。なお、前記点滅器18、ウィンカレバーセンサ21、モータ22、バイブレータ23及びロック機構25はウィンカ制御装置14に接続される。
前記方向指示器19は、自車における左側のウィンカ27及び自車における右側のウィンカ28を備え、前記点滅器18によって選択されてオンにされる(一定の周期で点滅させられる)。
そして、前記ウィンカレバーセンサ21は、シャフトsh1に隣接する所定の箇所に配設され、ウィンカレバー16が左方向に回動させられたときに、ウィンカレバー16が操作されたことをを検出する第1の操作検出部としてのウィンカセンサ35、及びウィンカレバー16が右方向に回動させられたときに、ウィンカレバー16が操作されたことを検出する第2の操作検出部としてのウィンカセンサ36を備える。各ウィンカセンサ35、36のセンサ出力は、ウィンカ制御装置14に送られる。
また、前記シャフトsh1には、前記モータ22の図示されない出力軸が連結され、モータ22を駆動することによって発生させられたモータトルクをシャフトsh1に伝達し、ウィンカレバー16に重みを与えることができる。さらに、前記シャフトsh1には、前記バイブレータ23が取り付けられ、バイブレータ23を駆動することによって発生させられた振動を前記シャフトsh1を介してウィンカレバー16に伝達することができる。
ところで、複数のレーンを備えた道路に沿って自車を走行させるに当たり、現在走行しているレーンから他のレーンに移動して車線変更を行おうとする場合、車線変更を開始する3〔秒〕前に前記ウィンカ27又は28を点滅させて他車に合図を送ることが義務付けられている。
そのために、運転者は、ウインカレバー16を操作してウィンカ27又は28を点滅させる。例えば、自車を左の隣接レーンに移動させる場合、運転者がウインカレバー16を中立位置から左方向に回動させると、ウィンカセンサ35によって、ウィンカレバー16が操作されたことが検出され、センサ出力がウィンカ制御装置14に送られる。このとき、該ウィンカ制御装置14の図示されない操作判断処理手段は、操作判断処理を行い、運転者がウインカレバー16を左右のどちらの方向に回動させたかを判断する。そして、前記操作判断処理手段が、運転者がウインカレバー16を左方向に回動させたと判断すると、ウィンカ制御装置14の図示されない点滅処理手段は、点滅処理を行い、点滅器18に指示を送り、ウィンカ27を点滅させる。
同様に、自車を右の隣接レーンに移動させる場合、運転者がウインカレバー16を中立位置から右方向に回動させると、ウィンカセンサ36によって、ウィンカレバー16が操作されたことが検出され、センサ出力がウィンカ制御装置14に送られる。そして、前記操作判断処理手段が、運転者がウインカレバー16を右方向に回動させたと判断すると、前記点滅処理手段は、点滅器18に指示を送り、ウィンカ28を点滅させる。
ところで、隣接レーンにおける側方又は後方を他車が走行している場合、他車の存在を認識することができない状態で隣接レーンに車線変更を行うと、自車と他車とが接触する恐れがある。そこで、本実施の形態においては、隣接レーンにおける側方又は後方を他車が走行している場合に、運転者が隣接レーンに車線変更を行おうとしてウィンカレバー16を回動させると、隣接レーンを走行している他車が、運転者に存在を認識させるべき対象となる車両、すなわち、対象車両として検出され、該対象車両が隣接レーンのどこを走行しているかを表す情報が運転者に提供されるようになっている。
次に、前記情報提供制御装置11の動作について説明する。
図2は本発明の実施の形態における情報提供制御装置の動作を示すフローチャート、図3は本発明の実施の形態における情報収集処理のサブルーチンを示す図、図4は本発明の実施の形態における他車現範囲設定処理のサブルーチンを示す図、図5は本発明の実施の形態における制御内容決定処理のサブルーチンを示す図、図6は本発明の実施の形態における自車と対象車両との関係を示す図、図7は本発明の実施の形態における対象車両が死角範囲内に存在している状態を示す図、図8は本発明の実施の形態における対象車両が接触範囲内に存在している状態を示す図、図9は本発明の実施の形態における対象車両が安全マージン範囲内に存在している状態を示す図、図10は本発明の実施の形態における対象車両が安全マージン範囲外に存在している状態を示す図である。
図6において、r1は道路、ki(i=1、2)は道路r1を構成する複数の、本実施の形態においては、2個のレーン、m1は各レーンkiを区分する区分線、45はレーンk1を走行している自車、46は隣接レーン、この場合、レーンk2を走行している他車であり、前記自車45の側方(左又は右)の隣接レーンにおいて、自車45の前縁から後方にかけて、接触領域AR1、死角領域AR2及び安全マージン領域AR3が想定される。
すなわち、前記道路r1上における自車45に隣接し、自車全長ρ1にわたる領域が、前記接触領域AR1として想定される。この場合、自車45の前縁の延長上の線をh1とし、自車45の後縁の延長上の線をh2としたとき、前記接触領域AR1は、線h1、h2間の距離L1にわたって形成され、矩(く)形の形状を有する。
ところで、運転者が運転席に座った状態でサイドミラーを介して自車45の側方又は後方を見たとき、死角が生じる。そこで、前記道路r1上における前記接触領域AR1より後方に、死角領域AR2が想定される。該死角領域AR2は、自車45の寸法、サイドミラーの寸法、自車45の本体、すなわち、車両本体に対するサイドミラーの取付角等の要素によって位置、広さ等が決まる。この場合、前記線h2と平行に延びる線をh3としたとき、前記死角領域AR2は、線h2、h3間の距離L2にわたり、自車45の後縁の端部から斜めに延びる線h4より外側(路肩側)に形成され、台形の形状を有する。また、前記死角領域AR2は、前記各要素によって位置、広さ等が決まる固定の領域である。なお、必要に応じて前記リヤカメラ13(図1)によって撮影された映像に基づいて、死角領域AR2を想定することができる。
そして、前記道路r1上における前記接触領域AR1より後方において、死角領域AR2を除く領域が、安全マージン領域AR3として想定される。前記死角領域AR2より後方において、線h2と平行に延びる線をh5としたとき、前記安全マージン領域AR3は、線h2、h3間の距離L3にわたり、自車45の後縁の端部から斜めに延びる線h6、h7間に形成され、ほぼ三角形の形状を有する。
なお、距離L1は、
L1=ρ1
で表され、距離L3は、
L3=ρ1+Δv・τ
で表され、前記相対速度Δvによって変動する。したがって、前記安全マージン領域AR3は可変の領域である。なお、この場合、自車45の車速を表す自車速v1より他車46の車速を表す他車速v2が高く、相対速度Δvは、
Δv>0
であり、定数τは自車45が車線変更を行うのに必要な時間を表し、本実施の形態においては、2〔秒〕にされる。
次に前記情報提供制御装置11の動作の全体の流れについて説明する。
まず、情報提供制御装置11において、CPU31の図示されない情報収集処理手段は、情報収集処理を行い、自車45及び他車46についての情報を収集する。
そのために、前記情報収集処理手段の走行範囲設定処理手段は、走行範囲設定処理を行い、前記接触領域AR1、死角領域AR2及び安全マージン領域AR3に対応させて、自車45における第1の走行範囲としての接触範囲α1、第2の走行範囲としての死角範囲α2及び第3の走行範囲としての安全マージン範囲α3を設定する。なお、前記接触範囲α1は自車45の位置に隣接させて設定され、前記死角範囲α2は、接触範囲α1より後方の、運転席において生じる死角に設定され、前記安全マージン範囲α3は、前記死角範囲α2より後方において所定の距離にわたって設定される。
また、本実施の形態においては、道路r1の幅方向にX軸を、道路r1の長さ方向にY軸を採り、自車45の前縁の中央を座標の原点としたとき、Y軸座標だけで接触範囲α1、死角範囲α2及び安全マージン範囲α3が設定される。
すなわち、前記走行範囲設定処理手段は、自車全長ρ1を読み込み、距離L1を算出し、Y軸上の原点から線h2までの、
0≦Y<Y1(=L1)
の範囲を接触範囲α2として設定し、自車45の寸法、サイドミラーの寸法、車両本体に対するサイドミラーの取付角等の前記要素を読み込み、Y軸上の線h2から線h3までの、
Y1≦Y<Y2
の範囲を死角範囲α2として設定し、相対速度Δv及び定数τを読み込み、距離L3を算出し、Y軸上の線h2から線h5までの、
Y2≦Y<Y3(=L3)
の範囲を安全マージン範囲α3として設定する。
また、前記情報収集処理手段の他車走行判断処理手段は、他車走行判断処理を行い、ウィンカ情報及び車両位置関係を読み込み、運転者がウィンカレバー16を操作して隣接レーンに車線変更を行おうとする際に、車線変更を行う先の隣接レーン、この場合、レーンk2を他車46が走行しているかどうかを判断する。
前記ウィンカ情報は、ウィンカ制御装置14から点滅器18に送られる点滅を指示する信号に基づいて収集され、前記ウィンカ27、28の状態(オン・オフ)を表す情報であり、車両位置関係は、前記ミリ波レーダ12のセンサ出力に基づいて収集され、他車46が自車45の側方又は後方を走行しているかどうか、及び他車46が隣接レーンを走行しているかどうかを表す情報である。
そして、前記情報収集処理手段の対象車両検出処理手段は、対象車両検出処理を行い、車線変更を行う先の隣接レーンを走行している他車46を対象車両として検出する。この場合、ウィンカ27がオンであり、他車46が左の隣接レーンを走行している場合、対象車両検出処理手段は、左の隣接レーンを走行している他車46を対象車両として検出する。また、ウィンカ28がオンであり、他車46が右の隣接レーンを走行している場合、対象車両検出処理手段は、右の隣接レーンを走行している他車46を対象車両として検出する。
続いて、前記情報収集処理手段の情報取得処理手段は、情報取得処理を行い、ミリ波レーダ12によって検出された前記相対距離ΔL及び相対速度Δvを読み込む。
このようにして、対象車両が検出されると、CPU31の図示されない他車現範囲設定処理手段は、他車現範囲設定処理を行い、前記相対速度ΔLに基づいて、隣接レーンにおいて対象車両が現在どこを走行しているかを表す他車現範囲を設定する。
そのために、前記他車現範囲設定処理手段は、対象車両の前縁が前記死角範囲α2内に存在するかどうかを、相対距離ΔLが、
Y1≦ΔL<Y2
の範囲内にあるかどうかによって判断し、図7に示されるように、対象車両である他車46の前縁が前記死角範囲α2内に存在する場合、死角範囲α2を他車現範囲に設定する。
そして、対象車両の前縁が前記死角範囲α2内に存在しない場合、前記他車現範囲設定処理手段は、対象車両の前縁が死角範囲α1内に存在するかどうかを、相対距離ΔLが、
0≦ΔL<Y1
の範囲内にあるかどうかによって判断し、図8に示されるように、対象車両の前縁が前記接触範囲α1内に存在する場合、接触範囲α1を他車現範囲に設定する。
また、対象車両の前縁が前記接触範囲α1内に存在しない場合、前記他車現範囲設定処理手段は、対象車両の前縁が安全マージン範囲α3内に存在するかどうかを、相対距離ΔLが、
Y1≦ΔL<Y3
の範囲内にあるかどうかによって判断し、図9に示されるように、対象車両の前縁が前記安全マージン範囲α3内に存在する場合、安全マージン範囲α3を他車現範囲に設定する。
そして、図10に示されるように、対象車両の前縁が安全マージン範囲α3内に存在しない場合、前記他車現範囲設定処理手段は、他車現範囲を設定しない。
このようにして、他車現範囲が設定されると、CPU31の図示されない制御内容決定処理手段は、制御内容決定処理を行い、ウィンカレバー16の操作を規制する内容を、ウィンカ制御装置14におけるモータ22及びバイブレータ23の制御内容として決定する。
そのために、前記制御内容決定処理手段は、相対速度Δvを読み込み、相対速度Δvが基準値以下であるかどうか、本実施の形態においては、負の値である−10〔km/h〕以下である(負の方向に高い)かどうかを判断する。相対速度Δvが−10〔km/h〕以下である場合は、自車速v1より他車速v2が低いので、車線変更を行っても、自車45が対象車両に接触する可能性は低い。
そこで、前記制御内容決定処理手段は、モータ22及びバイブレータ23を駆動せず、重みWを値Wd(0)にしてウィンカレバー16に付与せず、振動Gを値Gd(0)にして発生させず、前記ロック機構25によってウィンカレバー16がロックされるのを許可するための制御内容を決定する。
このように、隣接レーンに車線変更を行っても、自車45が対象車両に接触する可能性が低い場合には、ウィンカレバー16がロックされるのが許可されるので、運転者がウィンカレバー16を操作する煩わしさを少なくすることができる。
なお、自車速v1が低く、かつ、自車45に搭載されたナビゲーション装置によって走行中の道路r1が渋滞していることが分かる場合には、隣接レーンに車線変更を行っても自車45が対象車両に接触する可能性が低いので、自車速v1が低く、かつ、ナビゲーション装置によって走行中の道路r1が渋滞していることが分かる場合に、ウィンカレバー16がロックされるのを許可することができる。
また、前記制御内容決定処理手段は、ウィンカレバー16に対する運転者の操作力Fが閾(しきい)値Fth以上であるかどうかを判断し、操作力Fが閾値Fth以上である場合、運転者のウィンカレバー16を操作する意思が高いと判断し、モータ22及びバイブレータ23を駆動せず、重みWを値Wdにしてウィンカレバー16に付与せず、振動Gを値Gdにして発生させず、ロック機構25によってウィンカレバー16がロックされるのを許可する。
なお、前記操作力Fは、前記シャフトsh1に配設されたモータが駆動されるときのモータトルクを読み込み、モータトルクに基づいて算出することができる。なお、シャフトsh1にロードセルを取り付け、ロードセルによって操作力Fを検出することもできる。
この場合、対象車両が走行している他車現範囲にかかわらず、運転者のウィンカレバー16を操作する意思が高い場合には、ウィンカレバー16がロックされるのが許可されるので、運転者がウィンカレバー16を操作する煩わしさを少なくすることができる。
続いて、前記制御内容決定処理手段は、接触範囲α1、死角範囲α2及び安全マージン範囲α3ごとに各制御内容を異ならせて決定する。
ところで、隣接レーンにおいて接触範囲α1、死角範囲α2及び安全マージン範囲α3を対象車両が走行しているときに、隣接レーンに車線変更を行おうとする場合、自車45が対象車両に接触する可能性の高さは、前記各範囲ごとにそれぞれ異なる。そこで、接触範囲α1、死角範囲α2及び安全マージン範囲α3に、それぞれ、自車45が対象車両に接触する可能性に対応させて重要度が設定される。前記死角範囲α2については、運転者が対象車両の存在を認識することができないことが想定されるので、重要度は最も高くされ、接触範囲α1については、運転者が対象車両の存在を認識することができる可能性は高いが、認識することができない場合に、例えば、対象車両の運転者がブレーキを掛けなければならなくなる等、その影響が大きいので、重要度は死角範囲α2の次に高くされる。また、安全マージン範囲α3については、サイドミラー及びルームミラーによって運転者が対象車両を認識することができる可能性は高いが、何らかの理由で認識することができない場合、対象車両が死角範囲α2に進入し、対象車両の存在を認識するのが困難になるので、重要度は接触範囲α1の次に高くされる。そして、安全マージン範囲α3より後方においては、サイドミラー及びルームミラーによって運転者が対象車両の存在を十分に認識することができ、しかも、相対距離ΔLが長いので、自車45が対象車両に接触する可能性は低い。したがって、重要度は低くされる。
そこで、前記制御内容決定処理手段は、他車現範囲の判断を行うとともに、前記重要度を読み込み、他車現範囲の判断及び重要度に対応させてウィンカレバー16の操作を規制するための制御内容を決定する。
そのために、前記制御内容決定処理手段は、他車現範囲が死角範囲α2であるかどうかを判断し、他車現範囲が死角範囲α2である場合、重要度が最も高いので、モータ22及びバイブレータ23を駆動し、重みWを最大の値Waにし、振動Gを最大の値Gaにし、ロック機構25によってウィンカレバー16がロックされるのを阻止するための制御内容を決定する。
したがって、対象車両が死角範囲α2を走行している場合、運転者は、極めて大きい重みW及び極めて大きい振動Gを感じながらウィンカレバー16を回動させることができ、ウィンカレバー16を所定の角度以上回動させても、ウィンカレバー16がロックされることがないので、対象車両が死角範囲α2に存在することを認識することができる。
そして、他車現範囲が死角範囲α2でない場合、前記制御内容決定処理手段は、他車現範囲が接触範囲α1であるかどうかを判断し、他車現範囲が接触範囲α1である場合、重要度が死角範囲α2の次に高いので、モータ22及びバイブレータ23を駆動し、重みWを大きい値Wbにし、振動Gを大きい値Gbにし、ロック機構25によってウィンカレバー16がロックされるのを阻止するための制御内容を決定する。
したがって、対象車両が接触範囲α1を走行している場合、運転者は、大きい重みW及び大きい振動Gを感じながらウィンカレバー16を回動させることができ、ウィンカレバー16を所定の角度以上回動させても、ウィンカレバー16がロックされることがないので、対象車両が接触範囲α1に存在することを認識することができる。
また、他車現範囲が接触範囲α1でない場合、前記制御内容決定処理手段は、他車現範囲が安全マージン範囲α3であるかどうかを判断し、他車現範囲が安全マージン範囲α3である場合、重要度が接触範囲α1の次に高いので、モータ22及びバイブレータ23を駆動し、重みWを小さい値Wcにし、振動Gを小さい値Gcにし、ロック機構25によってウィンカレバー16がロックされるのを阻止するための制御内容を決定する。
したがって、対象車両が安全マージン範囲α3を走行している場合、運転者は、小さい重みW及び小さい振動Gを感じながらウィンカレバー16を回動させることができ、ウィンカレバー16を所定の角度以上回動させても、ウィンカレバー16がロックされることがないので、対象車両が安全マージン範囲α3に存在することを認識することができる。
また、前記他車現範囲が安全マージン範囲α3でない場合、前記制御内容決定処理手段は、重要度が低いので、モータ22及びバイブレータ23を駆動せず、重みWを値Wdにしてウィンカレバー16に付与せず、振動Gを値Gdにして発生させず、ロック機構25によってウィンカレバー16がロックされるのを許可するための制御内容を決定する。
したがって、対象車両が安全マージン範囲α3より後方を走行している場合、運転者は、重みW及び振動Gを感じることなくウィンカレバー16を回動させることができ、ウィンカレバー16を所定の角度以上回動させると、ウィンカレバー16がロックされるので、対象車両が接触範囲α1、死角範囲α2、及び安全マージン範囲α3のいずれにも存在していないことを認識することができる。
この場合、ウィンカレバー16がロックされた後に、対象車両が安全マージン範囲α3内に進入すると、ウィンカレバー16のロックが阻止されるので、運転者は、対象車両が安全マージン範囲α3外から安全マージン範囲α3内に進入したことを確実に認識することができる。
なお、重みW及び振動Gの大きさ、ウィンカレバー16のロックの許可及び阻止を、必要に応じて変更することができる。
このようにして、ウィンカレバー16の操作を規制するための制御内容が決定されると、CPU31の図示されない操作規制処理手段は、操作規制処理を行い、制御内容をウィンカ制御指示としてウィンカ制御装置14に送る。
そして、ウィンカ制御装置14は、前記制御内容に従ってウィンカレバー16の操作を規制する。
この場合、他車現範囲が変更されない限り、前記制御内容決定処理において決定された制御内容は変更されないので、操作規制処理手段は継続して同じ規制の内容でウィンカレバー16の操作を規制する。
このように、本実施の形態においては、隣接レーンを他車が走行している場合に、相対距離ΔLに基づいて他車現範囲が設定され、他車が他車現範囲を走行している間、継続してウィンカレバー16の操作が規制されるので、他車現範囲が変更されない状態でウィンカレバー16の操作の規制が変化することがない。したがって、運転者は、隣接レーンにおける他車46の存在を確実に認識することができる。
また、本実施の形態においては、接触範囲α1、死角範囲α2及び安全マージン範囲α3ごとに制御内容を異ならせて決定することができるので、運転者は、隣接レーンにおける他車46の存在を、前記接触範囲α1、死角範囲α2及び安全マージン範囲α3ごとに区別して認識することができる。
そして、本実施の形態においては、安全マージン範囲α3の距離L3は、相対距離ΔLに基づいて算出されるので、自車45と他車46との関係が変化し、相対距離ΔLが変化すると、安全マージン範囲α3の距離L3が変更される。したがって、運転者は、隣接レーンにおける他車46の存在を、自車45と他車46との関係に応じて適正に認識することができる。
さらに、本実施の形態において、運転者は、隣接レーンにおける他車46の存在を、ウィンカレバー16に付与される重みW、ウィンカレバー16に伝達される振動G、並びにウィンカレバー16のロックの許可及び阻止によって認識することができる。したがって、運転者は、隣接レーンにおける他車46の存在をウィンカレバー16における触感によって認識することができるので、誤って車線変更を行ってしまうのを確実に防止することができる。
次に、図2のフローチャートについて説明する。
ステップS1 情報収集処理を行う。
ステップS2 対象車両が検出されたかどうかを判断する。対象車両が検出された場合はステップS3に、検出されなかった場合はステップS4に進む。
ステップS3 他車現範囲設定処理を行う。
ステップS4 制御内容決定処理を行う。
ステップS5 操作規制処理を行い、処理を終了する。
次に、図3のフローチャートについて説明する。
ステップS1−1 接触範囲α1、死角範囲α2及び安全マージン範囲α3を設定する。
ステップS1−2 ウィンカ情報及び車両位置関係を読み込む。
ステップS1−3 ウィンカがオンであるかどうかを判断する。ウィンカがオンである場合はステップS1−4に進み、オフである場合はリターンする。
ステップS1−4 対象車両が検出されたかどうかを判断する。対象車両が検出された場合はステップS1−5に進み、検出されなかった場合はリターンする。
ステップS1−5 対象車両が隣接レーンを走行しているかどうかを判断する。対象車両が隣接レーンを走行している場合はステップS1−6に進み、走行していない場合はリターンする。
ステップS1−6 相対距離ΔLを読み込む。
ステップS1−7 相対速度Δvを読み込み、リターンする。
次に、図4のフローチャートについて説明する。
ステップS3−1 対象車両の前縁が死角範囲α2内に存在するかどうかを判断する。対象車両の前縁が死角範囲α2内に存在する場合はステップS3−5に、存在しない場合はステップS3−2に進む。
ステップS3−2 対象車両の前縁が接触範囲α1内に存在するかどうかを判断する。対象車両の前縁が接触範囲α1内に存在する場合はステップS3−6に、存在しない場合はステップS3−3に進む。
ステップS3−3 対象車両の前縁が安全マージン範囲α3内に存在するかどうかを判断する。対象車両の前縁が安全マージン範囲α3内に存在する場合はステップS3−7に、存在しない場合はステップS3−4に進む。
ステップS3−4 他車現範囲を設定せず、リターンする。
ステップS3−5 死角範囲α2を他車現範囲に設定し、リターンする。
ステップS3−6 接触範囲α1を他車現範囲に設定し、リターンする。
ステップS3−7 安全マージン範囲α3を他車現範囲に設定し、リターンする。
次に、図5のフローチャートについて説明する。
ステップS4−1 相対速度Δvが−10〔km/h〕以下であるかどうかを判断する。相対速度Δvが−10〔km/h〕以下である場合はステップS4−6に、−10〔km/h〕より高い場合はステップS4−2に進む。
ステップS4−2 操作力Fが閾値Fth以上であるかどうかを判断する。操作力Fが閾値Fth以上である場合はステップS4−6に、閾値Fthより小さい場合はステップS4−3に進む。
ステップS4−3 他車現範囲が死角範囲α2であるかどうかを判断する。他車現範囲が死角範囲α2である場合はステップS4−7に、死角範囲α2でない場合はステップS4−4に進む。
ステップS4−4 他車現範囲が接触範囲α1であるかどうかを判断する。他車現範囲が接触範囲α1である場合はステップS4−8に、接触範囲α1でない場合はステップS4−5に進む。
ステップS4−5 他車現範囲が安全マージン範囲α3であるかどうかを判断する。他車現範囲が安全マージン範囲α3である場合はステップS4−9に、安全マージン範囲α3でない場合はステップS4−6に進む。
ステップS4−6 重みWに値Wdをセットし、ウィンカレバー16がロックされるのを許可する。
ステップS4−7 重みWに値Waを、振動Gに値Gaをセットし、ウィンカレバー16がロックされるのを阻止する。
ステップS4−8 重みWに値Wbを、振動Gに値Gbをセットし、ウィンカレバー16がロックされるのを阻止する。
ステップS4−9 重みWに値Wcを、振動Gに値Gcをセットし、ウィンカレバー16がロックされるのを阻止する。
次に、例えば、自車45に隣接するレーンk1を他車46が走行している場合のウィンカレバー16の操作の規制について説明する。
図11は本発明の実施の形態における操作規制処理手段の動作を示すタイムチャート、図12は本発明の実施の形態における操作規制処理手段の動作を示す概念図である。
まず、タイミングt0で対象車両である他車46は安全マージン範囲α3より後方(範囲外)を走行していて、このとき、前記ウィンカレバー16(図1)の前記重みWは値Wdにされ、振動Gは値Gdにされる。運転者がウィンカレバー16を回動させると、ロックが許可される。
次に、タイミングt1で対象車両が安全マージン範囲α3に進入すると、ウィンカレバー16の重みWは値Wcにされ、振動Gは値Gcにされる。運転者がウィンカレバー16を回動させても、ロックは阻止される。
続いて、タイミングt2で対象車両が死角範囲α2に進入すると、ウィンカレバー16の重みWは値Waにされ、振動Gは値Gaにされる。運転者がウィンカレバー16を回動させても、ロックは阻止される。
その後、タイミングt3で対象車両が接触範囲α1に進入すると、ウィンカレバー16の重みWは値Wbにされ、振動Gは値Gbにされる。運転者がウィンカレバー16を回動させても、ロックは阻止される。
そして、タイミングt4で対象車両が自車45より前方に移動すると、ウィンカレバー16の重みWは値Wdにされ、振動Gは値Gdにされる。運転者がウィンカレバー16回動させると、ロックは許可される。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の実施の形態における情報提供システムの制御ブロック図である。 本発明の実施の形態における情報提供制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における情報収集処理のサブルーチンを示す図である。 本発明の実施の形態における他車現範囲設定処理のサブルーチンを示す図である。 本発明の実施の形態における制御内容決定処理のサブルーチンを示す図である。 本発明の実施の形態における自車と対象車両との関係を示す図である。 本発明の実施の形態における対象車両が死角範囲内に存在している状態を示す図である。 本発明の実施の形態における対象車両が接触範囲内に存在している状態を示す図である。 本発明の実施の形態における対象車両が安全マージン範囲内に存在している状態を示す図である。 本発明の実施の形態における対象車両が安全マージン範囲外に存在している状態を示す図である。 本発明の実施の形態における操作規制処理手段の動作を示すタイムチャートである。 本発明の実施の形態における操作規制処理手段の動作を示す概念図である。
符号の説明
11 情報提供制御装置
12 ミリ波レーダ
13 リヤカメラ
16 ウィンカレバー
31 CPU
α1 接触範囲
α2 死角範囲
α3 安全マージン範囲

Claims (8)

  1. 自車と他車との相対位置関係を表す相対関係指標を検出する相対関係指標検出部と、隣接レーンに複数の走行範囲を設定する走行範囲設定処理手段と、ウィンカの状態を表すウィンカ情報及び前記相対位置関係指標に基づいて、車線変更を行う先の隣接レーンを他車が走行しているかどうかを判断する他車走行判断処理手段と、前記隣接レーンを他車が走行している場合に、前記相対位置関係指標に基づいて、隣接レーンにおける他車が存在している他車現範囲を設定する他車現範囲設定処理手段と、設定された他車現範囲に対応させて、ウィンカレバーの操作を規制するための制御内容を決定する制御内容決定処理手段と、決定された制御内容に基づいて、他車が前記他車現範囲を走行している間、継続してウィンカレバーの操作を規制する操作規制処理手段とを有することを特徴とする情報提供システム。
  2. 前記走行範囲設定処理手段は、自車の位置に隣接させて接触範囲を、該接触範囲より後方に死角範囲を、該死角範囲より後方に安全マージン範囲を、前記各走行範囲として設定する請求項1に記載の情報提供システム。
  3. 前記安全マージン範囲は、相対関係指標及び定数に基づいて設定される請求項2に記載の情報提供システム。
  4. 前記制御内容決定処理手段は、制御内容を前記走行範囲ごとに異ならせて決定する請求項1に記載の情報提供システム。
  5. 前記制御内容決定処理手段は、ウィンカレバーに重みを付与することによってウィンカレバーの操作を規制するための制御内容を決定する請求項1に記載の情報提供システム。
  6. 前記制御内容決定処理手段は、ウィンカレバーに振動を伝達することによってウィンカレバーの操作を規制するための制御内容を決定する請求項1に記載の情報提供システム。
  7. 前記制御内容決定処理手段は、ウィンカレバーがロックされるのを阻止することによってウィンカレバーの操作を規制するための制御内容を決定する請求項1に記載の情報提供システム。
  8. 自車と他車との相対位置関係を表す相対関係指標を検出し、隣接レーンに複数の走行範囲を設定し、ウィンカの状態を表すウィンカ情報及び前記相対位置関係指標に基づいて、車線変更を行う先の隣接レーンを他車が走行しているかどうかを判断し、前記隣接レーンを他車が走行している場合に、前記相対位置関係指標に基づいて、隣接レーンにおける他車が存在している他車現範囲を設定し、設定された他車現範囲に対応させて、ウィンカレバーの操作を規制するための制御内容を決定し、決定された制御内容に基づいて、他車が前記他車現範囲を走行している間、継続してウィンカレバーの操作を規制することを特徴とする情報提供方法。
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