JP2010122358A - オートフォーカス装置、オートフォーカス方法及び撮像装置 - Google Patents

オートフォーカス装置、オートフォーカス方法及び撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザ自身が優先的にオートフォーカスを行う領域を指定する操作を必要とせず、処理時間を短縮する。
【解決手段】本発明の第1の態様に係るオートフォーカス装置は、撮像光学系によって結像される被写体を撮影することにより生成される画像データに基づいて、撮影画面内の顔領域を検出する顔検出部130と、顔領域が撮影画面内に設定された優先合焦エリア内であるか否かを判定し、当該顔領域が優先合焦エリア内に含まれる場合には、撮像光学系10の合焦動作を実行するため、顔領域をAF対象領域として決定するAF対象領域決定部131とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置における被写体の合焦状態を自動で調整するオートフォーカス技術に関する。
CCD(Charge Coupled Device)センサ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等の撮像素子を有するデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等の撮像装置が実用化されている。これらの撮像装置に適用されるオートフォーカス(AF)方式として、撮像素子によって取得される撮影画像を使用したコントラスト検出方式が知られている。
コントラスト検出方式は、撮像光学系によって撮像素子の撮像面上に結像される被写体像が合焦状態にあるときは、撮像素子によって取得される撮影画像のコントラストが高くなることを利用する。具体的には、撮像光学系に含まれる合焦用レンズの位置又は撮像素子の位置を移動させることで被写体像の結像位置を順次変化させながら、撮影画像を順次取得する。
撮像素子により順次取得される複数の撮影画像に関して、これらのコントラストを示すコントラスト評価値を計算し、コントラスト評価値が極大となる被写体像の結像位置を合焦位置に決定する。コントラスト評価値には、例えば、空間周波数の高周波成分の積算値が使用される。このように、コントラスト評価値の極大値を探索することで合焦位置の決定を行なう制御アルゴリズムは、「山登り制御」と呼ばれる。
また、撮像素子により取得された撮影画面に含まれている人物の顔の像を検出する顔検出処理を実行し、検出された顔の像にピントが合うように合焦制御を行う撮像装置が知られている(特許文献1)。特許文献1には、動きの激しい被写体にも追従できるように、撮像画面内での顔領域の位置に基づいて合焦制御を行う指定エリアを決定し、当該指定エリア内の顔領域から顔の特徴点を示す顔認識データを作成し、顔認識データに基づいて顔位置の変化を検出するとともに、指定エリアを変更する技術が記載されている。しかしながら、顔領域が検出されなかった場合には、オートフォーカスが実行されないという問題がある。
また、特許文献1には、指定エリアとなった顔以外の領域にピントを合わせるため、顔領域の位置に基づいて決定された合焦制御を行う指定エリアを、ユーザからの指定エリアの変更を指示する入力に従って、他の焦点検出エリアに変更する技術が記載されている。
特開2007−279601号公報
上記の技術では、例えば、撮像画面内の複数の顔領域が検出された場合に、ユーザ自身が優先的にオートフォーカスを行う領域を指定する操作を行う必要があった。このように、ユーザ自身がオートフォーカスを行う領域を指定する操作を行うため、処理時間が増大するという問題があった。
本発明の第1の態様に係るオートフォーカス装置は、撮像光学系によって結像される被写体を撮影することにより生成される画像データに基づいて、撮影画面内の特定領域を検出する領域検出部と、前記特定領域が前記撮影画面内に設定された優先合焦エリア内であるか否かを判定する判定部と、前記特定領域が前記優先合焦エリア内に含まれる場合には、前記撮像光学系の合焦動作を実行するため、前記特定領域での結像状態を評価する合焦状態評価部とを備えるものである。
本発明の第2の態様に係るオートフォーカス方法は、撮像光学系によって結像される被写体を撮影して画像データを生成する撮像部を有する撮像装置におけるオートフォーカス制御方法であって、前記画像データに基づいて、撮影画面内の特定領域を検出し、前記特定領域が前記撮影画面内に設定された優先合焦エリア内であるか否かを判定し、前記特定領域が前記優先合焦エリア内に含まれる場合には、前記特定領域での結像状態に基づいて、前記撮像光学系の合焦動作を実行する。
本発明の第3の態様に係る撮像装置は、撮像光学系によって結像される被写体を撮影して画像データを生成する撮像部と、前記画像データに基づいて、撮影画面内の特定領域を検出する領域検出部と、前記特定領域が前記撮影画面内に設定された優先合焦エリア内であるか否かを判定する判定部と、前記特定領域が前記優先合焦エリア内に含まれる場合には、前記特定領域での結像状態に基づいて、前記撮像光学系の合焦動作を実行する制御部と、を備えるものである。
本発明によれば、ユーザ自身が優先的にオートフォーカスを行う領域を指定する操作を行う必要がなく、処理時間を短縮することができる。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1に係る撮像装置1の構成について、図1を参照して説明する。図1は、本実施の形態に係る撮像装置1の主要構成を示すブロック図である。図1に示すように、撮像装置1は、撮像光学系10、撮像部11、画像処理部12、合焦処理部13を備える。以下では、図1に含まれる各構成要素について順に説明する。
図1において、撮像光学系10は、後述する撮像素子110の撮像面に被写体像を結像させるため光学レンズ群である。撮像光学系10は、合焦用レンズ101を含む。合焦用レンズ101は、後述するレンズ駆動部134の駆動によって、撮像光学系10と撮像素子110を結ぶ光軸方向に移動可能である。
撮像部11は、撮像素子110、アナログ信号処理部111及びA/D変換部112を含む。撮像素子110は、撮像光学系10を介して入射する光信号を光電変換し、アナログ画像信号を出力するセンサである。撮像素子110は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ、CMOS(Complementary MOS)イメージセンサ等である。
アナログ信号処理部111は、撮像素子110から出力されるアナログ画像信号の増幅処理、ノイズ除去等の処理を行う。A/D変換部112は、アナログ信号処理部111から出力されるアナログ画像信号をサンプリングすることで、デジタル画像信号としての画像データを生成する。
画像処理部12は、A/D変換部112から供給される画像データに対するカラー補正、ホワイトバランス調整、ガンマ補正等の画像処理を行う。
合焦処理部13は、撮像部11から供給される画像データを用いてコントラスト検出方式によるオートフォーカスを実行する。より具体的に述べると、合焦処理部13は、撮像部11により生成された撮影画面内に含まれている人物の顔領域を特定領域として検出するための顔検出処理を実行する。そして、顔領域が検出された場合、合焦処理部13は当該顔領域が撮影画面内に設定された優先合焦エリア内であるか否かを判定する。
顔領域が優先合焦エリア内に含まれる場合には、合焦処理部13は、顔領域をオートフォーカス対象領域(以下、AF対象領域)に決定し、画像データ中のAF対象領域に対応する領域のコントラストが極大となるように、合焦用レンズ101を光軸方向に移動させる。
なお、本実施の形態においては、撮像画面内に含まれる顔領域を特定領域として検出する例について説明するが、これに限定されるものではない。ユーザが決定した他の被写体を特定領域として検出する処理を行うことも可能である。
図1の構成例では、合焦処理部13は、顔検出部130、オートフォーカス対象領域決定部(以下、AF対象領域決定部)131、オートフォーカス評価値算出部(以下、AF評価値算出部)132、制御部133、及びレンズ駆動部134を有する。領域検出部としての顔検出部130は、背景技術として上述した公知の顔検出アルゴリズムを使用して、撮像部11により生成された画像データに基づいて、撮影画面内の顔領域を検出する。
AF対象領域決定部131は、顔領域が検出された場合、合焦処理部13は当該顔領域が撮影画面内に設定された優先合焦エリア内であるか否かを判定し、顔領域が優先合焦エリア内に含まれる場合には、合焦処理部13は、顔領域をオートフォーカス対象領域(以下、AF対象領域)に決定する。
また、AF対象領域決定部131は、顔領域が優先合焦エリア内に含まれない場合には、顔領域以外の領域をAF対象領域に決定する。この場合には、例えば、従来のように、撮像画面の中央をオートフォーカス対象領域とすることができる。なお、AF対象領域決定部131がAF対象領域を決定する際の手順については後述する。
AF評価値算出部132は、画像データの中で少なくともAF対象領域に対応する領域に関するコントラスト評価値を計算する。コントラスト評価値としては、撮影画像のコントラストの大きさを反映した様々なパラメータが使用可能である。例えば、AF対象領域の空間周波数スペクトルを離散コサイン変換(DCT:Discrete Cosine Transform)によって得るとともに、空間周波数の高周波成分の大きさをコントラスト評価値としてもよい。また、例えば、AF対象領域の各々の画素について、水平方向又は垂直方向に隣接する画素との画素値の差分(絶対値)を計算し、得られた画素値の差分をAF対象領域内において積算した積算値をコントラスト評価値としてもよい。
制御部133は、AF評価値算出部132によって計算されたAF評価値を使用して、撮像素子110の撮像面における合焦状態の判定を行い、合焦状態が得られる合焦用レンズ101の位置を決定する。より具体的に述べると、制御部133は、合焦用レンズ101の位置を移動させながら撮像部11に撮影画像を順次取得させ、AF評価値が極大となる合焦用レンズ101の位置を求め、その位置を合焦位置と決定する。
なお、ガウス曲線及び二次曲線等の近似曲線又は実験により得られた特性曲線によって合焦用レンズ101の位置からAF評価値を推定し、コントラストが極大となる合焦位置を予測する技術を、制御部133による合焦位置の探索アルゴリズムに適用してもよい。これらの具体例に限らず、制御部133におけるコントラスト評価値を使用した合焦状態の判定には、公知の様々なアルゴリズムを適用可能である。
レンズ駆動部134は、制御部133による制御の下で、合焦用レンズ101を光軸方向に沿って移動させる。
ここで、合焦処理部13により実行されるオートフォーカスの処理手順について、図2、3を参照して説明する。図2は、合焦処理部13により実行されるオートフォーカスの処理手順を示すフローチャートである。図3は、AF対象領域決定部131で決定されるAF対象領域の例について説明する図である。なお、図3は撮影画面を示しており、網掛けされた領域が撮影画面内に設定された優先合焦エリアAを示している。
図2に示すように、まず、合焦処理部13に撮像部11により生成された画像データが入力される(ステップS101)。そして、顔検出部130は、顔検出アルゴリズムを実行し、入力された画像データに含まれる顔領域を検出する(ステップS102)。
その後、AF対象領域決定部131により、顔領域が検出されたか否かが判定される(ステップS103)。ステップS102において顔領域が検出されなかった場合(ステップS103NO)、AF対象領域決定部131は、顔領域に着目しない通常の処理手順に従って、AF対象領域を決定する(ステップS104)。
ここで、通常の処理手順の一例は、AF対象領域決定部131は、撮影画像内の予め定められた領域をAF対象領域とする処理手順である。例えば、撮影画面内の中央部をAF対象領域とすることができる。また、撮影画像内からコントラストの高い特徴領域を抽出し、この特徴領域をAF対象領域とすることも可能である。
一方、ステップS102において顔領域が検出された場合(ステップS103YES)、AF対象領域決定部131により顔領域の位置が特定される(ステップS105)。本実施の形態では、検出された顔領域は矩形であるものとし、ステップS105では検出された顔領域の中心点の座標が特定される。
その後、AF対象領域決定部131により、位置が特定された顔領域があらかじめ設定された優先合焦エリア内に含まれているか否かが判定される(ステップS106)。図3に示すように、本実施の形態では、優先合焦エリアAは、撮影画面の上辺、下辺及び上辺から下辺に向かって延びる円弧により仕切られた領域である。なお、優先合焦エリアの形状はこれに限定されるものではなく、ユーザの指定により変更することが可能である。また、優先合焦エリアの大きさ及び撮影画面内の位置についても変更することができる。
顔領域が優先合焦エリアAに含まれているか否かの判定は、優先合焦エリアの中心点から周縁部までの距離と、優先合焦エリアの中心点から顔領域の中心点までの距離を比較することにより行われる。ここで、図3を参照して、AF対象領域の例について説明する。図3において、R1、R2は検出された顔領域を示している。
図3に示す顔領域R1の場合、優先合焦エリアAの中心点から周縁部までの距離は、優先合焦エリアAの中心点から顔領域R1の中心点までの距離よりも短い。従って、顔領域R1は、優先合焦エリアAに含まれないと判定される(ステップS106NO)。この場合は、ステップS104のように、AF対象領域決定部131が、顔領域に着目しない通常の処理手順に従ってAF対象領域を決定する。
一方、図3に示す顔領域R2の場合、優先合焦エリアAの中心点から周縁部までの距離は、優先合焦エリアAの中心点から顔領域R1の中心点までの距離よりも長い。従って、顔領域R1は、優先合焦エリアAに含まれると判定される(ステップS106YES)。この場合には、AF対象領域決定部131が、当該顔領域R2をAF対象領域として決定する(ステップS107)。なお、顔領域R1とR2とが同時に検出された場合には、優先合焦エリアAに含まれる顔領域R2をAF対象領域として決定する。
そして、ステップS107又はステップS104により決定されたAF対象領域を用いて、オートフォーカス処理が実行される(ステップS108)。具体的には、ステップS108では、制御部133による制御下で、AF対象領域決定部131により決定されたAF対象領域のコントラストが極大となるように、オートフォーカス処理が実行される。すなわち、制御部133は、合焦状態を評価して、AF対象領域内の被写体にピントが合うように、合焦用レンズ101の位置を決定する。
最後に、オートフォーカス処理が完了した状態で、新たな撮影処理が実行される(ステップS109)。ステップS109で得られた画像データは、画像処理部12による画像処理が行われた後にメモリ(不図示)に格納される。なお、図2に示したAF対象領域の決定、オートフォーカスの実行、撮影の実行を含む一連の処理は、例えば、撮像装置1に設けられたシャッターボタン(不図示)をユーザが押下する動作に応答して実行すればよい。なお、撮影処理を行う前に、オートフォーカス処理に引き続いて、撮影画像が適正な明るさとなるように自動露光(AE:Auto Exposure)処理を実行してもよい。
このように、本発明によれば、撮像画面内に優先合焦エリアが設定されているため、当該優先合焦エリア内に特定領域である顔領域が含まれている場合には、当該顔領域をAF対象領域として設定する。このため、撮像画面内の複数の顔領域が検出された場合であっても、ユーザ自身がオートフォーカスを行う領域を指定する操作を行う必要がない。従って、オートフォーカス処理に係る時間を短縮することができる。
また、当該優先合焦エリア内に特定領域である顔領域が含まれていない場合には、顔領域に着目しない通常の処理手順に従ってAF対象領域を決定する。このように、ユーザ側からのAF対象領域の指定・変更を必要とせず、検出した特定領域をAF対象領域とする場合と、通常のAF対象領域の決定処理に従い決定する場合とを切替えることができる。従来は、ユーザ自身が優先的にオートフォーカスを行う領域を指定する操作を行うため、撮像装置に、オートフォーカスを行う領域を指定・変更する機構を設ける必要があった。しかし、本発明によれば、撮像装置に、オートフォーカスを行う領域を指定・変更する機構を設ける必要がなくなり、回路規模の増大、装置の大型化を抑制することが可能となる。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係るオートフォーカス方法について、図4を参照して説明する。図4は、AF対象領域決定部131で決定されるAF対象領域の例について説明する図である。なお、図4は撮影画面を示しており、網掛けされた領域が撮影画面内に設定された優先合焦エリアAを示している。また、本実施の形態に係るオートフォーカス方法を実行する撮像装置としては、図1に示すものを用いることができるため、説明を省略する。
図4に示すように、本実施の形態においては、優先合焦エリアAは第1優先合焦エリアA1と、第2優先合焦エリアA2を含む。第1優先合焦エリアA1は、第2優先合焦エリアA2よりも優先度が高い。すなわち、第1優先合焦エリアA1内と第2優先合焦エリアA2内のいずれにも顔領域が含まれると判定された場合には、第1優先合焦エリアA1内に含まれる顔領域がAF対象領域として決定される。
一方、顔領域が第1優先合焦エリアA1内には含まれない場合において、第2優先合焦エリアA2内に含まれる場合には、第2優先合焦エリアA2内に含まれる顔領域がAF対象領域として決定される。また、第1優先合焦エリアA1と第2優先合焦エリアA2のいずれにも顔領域が含まれていない場合には、顔領域に着目しない通常の処理手順に従ってAF対象領域が決定される。
ここで、本実施の形態に係る合焦処理部13により実行されるオートフォーカスの処理手順について説明する。本実施の形態では、図2に示すステップS101〜S105までは上述した処理と同様の処理が行われる。図2に示すステップS106において、まず、AF対象領域決定部131により、顔領域があらかじめ設定された第1優先合焦エリア内に含まれているか否かが判定される。第1優先合焦エリアA1内に顔領域が含まれると判定された場合には、第1優先合焦エリアA1内に含まれる顔領域がAF対象領域として決定される。
一方、顔領域が第1優先合焦エリアA1内には含まれない場合には、AF対象領域決定部131により、顔領域があらかじめ設定された第2優先合焦エリア内に含まれているか否かが判断される。第2優先合焦エリアA2内に含まれる場合には、第2優先合焦エリアA2内に含まれる顔領域がAF対象領域として決定される。図4に示す顔領域R1は第2優先合焦エリアA2内に含まれるため、この場合当該顔領域R1がAF対象領域として決定される。
また、第1優先合焦エリアA1と第2優先合焦エリアA2のいずれにも顔領域が含まれていない場合には、顔領域に着目しない通常の処理手順に従ってAF対象領域が決定される。図4に示す顔領域R1は第1優先合焦エリアA1、第2優先合焦エリアAのいずれにも含まれないため、この場合通常の処理手順に従ってAF対象領域が決定される。以降の処理としては、図2のステップS107と同様の処理を行うことができる。
なお、顔領域R1とR2とが同時に検出された場合には、優先合焦エリアA2に含まれる顔領域R2をAF対象領域として決定する。このように、撮影画面内に、複数の優先順位の異なる優先合焦エリアを設けることにより、ユーザの撮影したい画像に近い撮影画像を得ることが容易になる。
ところで、図1に示した顔検出部130、AF対象領域決定部131及び制御部133が実行する処理は、画像データを格納するためのメモリ及びCPU(Central Processing Unit)を有するコンピュータに、図2のステップS101〜S107までの処理手順が記述されたプログラムを実行させることによって実現可能である。
CPUを内蔵する撮像装置1の具体的な構成例を図5に示す。図5の構成図は、撮像装置1をデジタルカメラ製品に適用する際に有益なディスプレイ・デバイス等の構成要素を、図1に示した撮像装置1の主要構成に加えて図示したものである。図5において、CPU230は、メモリ231に格納されたプログラムを読み出して実行することにより、顔検出部130、AF対象領域決定部131及び制御部133に関する処理を実行する。
メモリ231は、ROM(Read Only Memory)及びフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ並びにDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性メモリの集合である。メモリ231は、CPU230において実行されるプログラム、画像データ等を格納する。ディスプレイ・デバイス233は、ディスプレイ・インタフェース232を介して供給される画像を表示する。
ディスプレイ・デバイス233は、撮像部11が順次出力する撮影画像(スルー画像)の表示、顔検出アルゴリズムの実行によって検出された顔領域の表示、オートフォーカス完了後のスルー画像の表示、ユーザがシャッターボタン(不図示)を操作することによって得られた撮影画像の表示等を行なう。なお、AF評価値算出部132が行なうAF評価値の計算をCPU230に実行させてもよいことは勿論である。
上述した発明の実施の形態では、撮像光学系10に含まれる合焦用レンズ101を移動させることによって、被写体像の結像位置を調節する例を示した。しかしながら、被写体像の結像位置の調節は、撮像素子110を移動させることにより行ってもよい。
なお、AF対象領域の決定手順は、上記の具体例に限定されるものではない。例えば、ステップS105において、矩形の顔領域の中心点の座標ではなく、顔領域の角部の座標を特定してもよい。また、優先合焦エリアに顔領域が含まれているか否かの判定は、顔領域の一部が優先合焦エリアに含まれる場合に優先合焦エリアに顔領域が含まれると判定してもよいし、顔領域の全部が優先合焦エリアに含まれる場合にのみ優先合焦エリアに顔領域が含まれると判定してもよい。
さらに、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、既に述べた本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
実施の形態1に係る撮像装置を示すブロック図である。 実施の形態1に係る撮像装置によるオートフォーカス処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る撮像装置で決定されるAF対象領域の例について説明する図である。 実施の形態2に係る撮像装置で決定されるAF対象領域の例について説明する図である。 本発明の実施の形態1にかかる撮像装置の構成例を示す図である。
符号の説明
1 撮像装置
10 撮像光学系
11 撮像部
12 画像処理部
13 合焦処理部
101 合焦用レンズ
110 撮像素子
111 アナログ信号処理部
112 A/D変換部
130 顔検出部
131 オートフォーカス対象領域決定部
132 オートフォーカス評価値算出部
133 制御部
134 レンズ駆動部
230 CPU(Central Processing Unit)
231 メモリ
232 ディスプレイ・インタフェース
233 ディスプレイ・デバイス

Claims (12)

  1. 撮像光学系によって結像される被写体を撮影することにより生成される画像データに基づいて、撮影画面内の特定領域を検出する領域検出部と、
    前記特定領域が前記撮影画面内に設定された優先合焦エリア内であるか否かを判定する判定部と、
    前記特定領域が前記優先合焦エリア内に含まれる場合には、前記撮像光学系の合焦動作を実行するため、前記特定領域での結像状態を評価する合焦状態評価部と、
    を備えるオートフォーカス装置。
  2. 前記特定領域が前記優先合焦エリア内に含まれない場合には、前記合焦状態評価部は、前記特定領域以外の領域での結像状態を判定する請求項1に記載のオートフォーカス装置。
  3. 前記優先合焦エリアのサイズ又は前記撮像画面内の位置の少なくともいずれか一方を変更するエリア変更部をさらに備える請求項1又は2に記載のオートフォーカス装置。
  4. 前記優先合焦エリアは、第1優先合焦エリアと第2優先合焦エリアとを含み、
    前記判定部は、前記特定領域が前記第1優先合焦エリア内に含まれない場合には、前記特定領域が前記第2優先合焦エリアに含まれているか否かを判定する請求項1、2又は3に記載のオートフォーカス装置。
  5. 撮像光学系によって結像される被写体を撮影して画像データを生成する撮像部を有する撮像装置におけるオートフォーカス制御方法であって、
    前記画像データに基づいて、撮影画面内の特定領域を検出し、
    前記特定領域が前記撮影画面内に設定された優先合焦エリア内であるか否かを判定し、
    前記特定領域が前記優先合焦エリア内に含まれる場合には、前記特定領域での結像状態に基づいて、前記撮像光学系の合焦動作を実行する、
    オートフォーカス方法。
  6. 前記特定領域が前記優先合焦エリア内に含まれない場合には、前記特定領域以外の領域での結像状態に基づいて前記撮像光学系の合焦動作を実行する請求項5に記載のオートフォーカス方法。
  7. 前記優先合焦エリアのサイズ又は前記撮像画面内の位置の少なくともいずれか一方を変更する請求項5又は6に記載のオートフォーカス方法。
  8. 前記優先合焦エリアは、第1優先合焦エリアと第2優先合焦エリアとを含み、
    前記特定領域が前記第1優先合焦エリア内に含まれない場合には、前記特定領域が前記第2優先合焦エリアに含まれているか否かを判定する請求項5、6又は7に記載のオートフォーカス方法。
  9. 撮像光学系によって結像される被写体を撮影して画像データを生成する撮像部と、
    前記画像データに基づいて、撮影画面内の特定領域を検出する領域検出部と、
    前記特定領域が前記撮影画面内に設定された優先合焦エリア内であるか否かを判定する判定部と、
    前記特定領域が前記優先合焦エリア内に含まれる場合には、前記特定領域での結像状態に基づいて、前記撮像光学系の合焦動作を実行する制御部と、
    を備える撮像装置。
  10. 前記特定領域が前記優先合焦エリア内に含まれない場合には、前記制御部は、前記特定領域以外の領域での結像状態に基づいて前記撮像光学系の合焦動作を実行する請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記優先合焦エリアのサイズ又は前記撮像画面内の位置の少なくともいずれか一方を変更するエリア変更部をさらに備える請求項9又は10に記載の撮像装置。
  12. 前記優先合焦エリアは、第1優先合焦エリアと第2優先合焦エリアとを含み、
    前記判定部は、前記特定領域が前記第1優先合焦エリア内に含まれない場合には、前記特定領域が前記第2優先合焦エリアに含まれているか否かを判定する請求項9、10又は11に記載の撮像装置。
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