JP2010121408A - ホイールローダのバケットリンク - Google Patents
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Abstract
【課題】ホイールローダのZバー型リンケージのバケットリンクの重量を軽減できるとともに、バケットの背面との隙間を大きくすることができるようにする。
【解決手段】バケットリンク(30)が、一端および他端それぞれに軸線を平行に形成され連結ピンが挿通されるピン穴を有した一対の軸受部(30a、30b)と、一対の軸線を結ぶ平面から片側に突出し該一対の軸受部と一体に軸受部と軸線方向の幅を同じにして滑らかに連結され形成された三日月形状部(30c)と、この三日月形状部の該軸線方向の片側または両側に形成され三日月形状部の幅方向の肉厚を減少させた凹部(30d、30e)を備えている。
【選択図】図1
【解決手段】バケットリンク(30)が、一端および他端それぞれに軸線を平行に形成され連結ピンが挿通されるピン穴を有した一対の軸受部(30a、30b)と、一対の軸線を結ぶ平面から片側に突出し該一対の軸受部と一体に軸受部と軸線方向の幅を同じにして滑らかに連結され形成された三日月形状部(30c)と、この三日月形状部の該軸線方向の片側または両側に形成され三日月形状部の幅方向の肉厚を減少させた凹部(30d、30e)を備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、ホイールローダのバケットリンク、さらに詳しくはバケットを回動自在に支持し駆動するZバー型リンケージのバケットリンクに関する。
ホイールローダは、バケットのような作業具を回動自在に支持し駆動するリンケージ機構を備えている。そして作業の形態に応じて種々のリンケージが開発されている。その一つに、バケットによる土砂の掘削作業などに好適な周知のZバー型リンケージがある(例えば、特許文献1参照)。
Zバー型リンケージは、バケットの背面に連結されバケットを回動させるバケットリンクを備えている。このバケットリンクは、両端に連結ピンが挿通されるピン穴を有した真直状に形成され、引張および座屈の強度を備えるために中実大形断面の鋼材によって形成されている。
特開2001−152478号公報(図3)
上述したZバー型リンケージのバケットリンクには、次のとおりの解決すべき課題がある。
重量:
バケットリンクは、ホイールローダの先端のバケットに連結されているので、その重量が大きいと、車体の前後バランスを悪化させ、またバケットに積載できる荷重を小さくしてしまう。したがって、バケットリンクは重量を小さくすることが望まれている。
バケットリンクは、ホイールローダの先端のバケットに連結されているので、その重量が大きいと、車体の前後バランスを悪化させ、またバケットに積載できる荷重を小さくしてしまう。したがって、バケットリンクは重量を小さくすることが望まれている。
バケット背面との隙間:
バケットをZバー型リンケージによって一杯に持上げ、前方に一杯に傾動させ土砂などを放出する場合、バケットリンクとバケットの背面との隙間が最も小さくなり、異物の噛み込みあるいは干渉などの問題が発生しやすい。したがって、バケットの背面とバケットリンクの間には大きな隙間が望まれている。
バケットをZバー型リンケージによって一杯に持上げ、前方に一杯に傾動させ土砂などを放出する場合、バケットリンクとバケットの背面との隙間が最も小さくなり、異物の噛み込みあるいは干渉などの問題が発生しやすい。したがって、バケットの背面とバケットリンクの間には大きな隙間が望まれている。
本発明は上記事実に鑑みてなされたもので、その技術的課題は、Zバー型リンケージのバケットリンクの重量を軽減できるとともに、バケットの背面との隙間を大きくすることができる、ホイールローダのバケットリンクを提供することである。
本発明によれば上記技術的課題を解決するホイールローダのバケットリンクとして、バケットを先端部に回動自在に支持するリフトアームと該バケットの背面に一端が連結されバケットを回動駆動するバケットリンクを有したZバー型リンケージの、該バケットリンクが、該一端および他端それぞれに軸線を平行に形成され連結ピンが挿通されるピン穴を有した一対の軸受部と、該一対の軸線を結ぶ平面から片側に突出し該一対の軸受部と一体に軸受部と軸線方向の幅を同じにして滑らかに連結され形成された三日月形状部と、この三日月形状部の該軸線方向の片側または両側に形成され三日月形状部の幅方向の肉厚を減少させた凹部と、を備えている、ことを特徴とするホイールローダのバケットリンクが提供される。
本発明に従って構成されたホイールローダのバケットリンクは、両端の軸受部の間が三日月形状に形成され、かつ三日月形状部には肉厚を減少させる凹部が形成されている。
したがって、三日月形状部によってバケットの背面との隙間を大きくするとともに、凹部によってバケットリンクの重量を軽減することができる。
以下、本発明に従って構成されたホイールローダのバケットリンクについて、好適実施形態を図示している添付図面を参照して、さらに詳細に説明する。
図2を参照してホイールローダについて説明する。全体を番号2で示すホイールローダは、前車輪4および先端にバケット6を取付けたZバー型リンケージ8を装備した前車体10と、後車輪12、運転室14、エンジン室16および後端にカウンタウエイト18を装備した後車体20を備えている。前車体10と後車体20は、鉛直軸線Zを中心に屈折操向を自在に連結されている。
図2とともに図3、主として図3を参照して説明する。Zバー型リンケージ8は、一端がバケット6に他端が前車体10に回動自在に連結された左右(図2、図3の紙面に直角の方向)一対のリフトアームアーム22、リフトアーム22それぞれと前車体10の間に取付けられリフトアーム22を上下に揺動させる一対のリフトシリンダ24、一対のリフトアーム22の間に一体的に渡されたクロスバー(図示していない)に回動自在に取付けられたベルクランク26、ベルクランク26の一端と前車体10の間に取付けられベルクランク26を介してバケット6を回動させるチルトシリンダ28、およびベルクランク26の他端とバケット6の背面との間に取付けられたバケットリンク30を備えている。Zバー型リンケージ8の構成は周知のものである。
バケットリンク30について、図3とともに図1主として図1を参照して説明する。バケットリンク30は、鉄あるいは鋼の鋳物によって形成され、バケット6の背面に連結される一端E1およびベルクランク26に連結される他端E2それぞれに軸線X1、X2を平行に形成され連結ピンが挿通されるピン穴Pを有した一対の軸受部30a、30bと、一対の軸線X1、X2を結ぶ平面Sから片側(図3の上方側)に突出し一対の軸受部30a、30bと一体に軸受部30a、30bと軸線X1、X2方向の幅Wを同じにして滑らかに連結され形成された三日月形状部30cと、三日月形状部30cの軸線X1、X2方向の両側に形成され三日月形状部30cの幅方向の肉厚Wを減少させた凹部30d、30eを備えている。
三日月形状部30cは、内側円弧R1、外側円弧R2を有した半月に近い三日月状に形成されている。凹部30d、30eは三日月形状部30cのほぼ全体に形成され、凹部30d、30eの形成された部分の厚さは、厚さWのほぼ半分以下になっている。軸受部30a、30bにはそれぞれ、外側円弧R2からピン穴Pにつながる、潤滑油としてのグリースをピン穴Pに注入するためのグリース注入穴Gが形成されている。このグリース注入穴Gにはグリースニップル(図示していない)が取付けられる。
なお、バケットリンク30は鋼鍛造によって形成してもよい。また、凹部30d、30eは、三日月形状部30cの片側だけに深さを深くして形成してもよい。
上述のように形成されたバケットリンク30は、バケット6およびベルクランク26に備えられた二又部に、三日月形状部30cの外側円弧R2を上方にして、ピン32、34によって取付けられる。
図4を参照して、バケット6をZバー型リンケージ8によって一杯に持上げ、矢印Fで示す前方に一杯に傾動させ土砂などを放出する状態について説明する。この状態はリフトシリンダ24を一杯に伸張させ、チルトシリンダ28を一杯に収縮させることにより形成され、バケットリンク30とバケット6の背面7との隙間Yは最も小さくなるが、三日月形状のバケットリンク30の内側円弧R1によって、隙間Yは大きく確保される。
本発明に従って構成されたホイールローダ2のバケットリンク30は、両端の軸受部30a、30bの間が三日月形状に形成され、かつ三日月形状部30cには肉厚を減少させる凹部30d、30eが形成されている。したがって、三日月形状部30cによってバケット6の背面7との隙間Yを大きくするとともに、凹部30d、30eによってバケットリンク30の重量を軽減することができる。
2:ホイールローダ
6:バケット
7:背面
8:Zバー型リンケージ
22:リフトアーム
30:バケットリンク
30a、30b:軸受部
30c:三日月形状部
30d、30e:凹部
E1:一端
E2:他端
P:ピン穴
X1、X2:軸線
6:バケット
7:背面
8:Zバー型リンケージ
22:リフトアーム
30:バケットリンク
30a、30b:軸受部
30c:三日月形状部
30d、30e:凹部
E1:一端
E2:他端
P:ピン穴
X1、X2:軸線
Claims (1)
- バケットを先端部に回動自在に支持するリフトアームと該バケットの背面に一端が連結されバケットを回動駆動するバケットリンクを有したZバー型リンケージの、該バケットリンクが、
該一端および他端それぞれに軸線を平行に形成され連結ピンが挿通されるピン穴を有した一対の軸受部と、
該一対の軸線を結ぶ平面から片側に突出し該一対の軸受部と一体に軸受部と軸線方向の幅を同じにして滑らかに連結され形成された三日月形状部と、
この三日月形状部の該軸線方向の片側または両側に形成され三日月形状部の幅方向の肉厚を減少させた凹部と、を備えている、
ことを特徴とするホイールローダのバケットリンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008298374A JP2010121408A (ja) | 2008-11-21 | 2008-11-21 | ホイールローダのバケットリンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008298374A JP2010121408A (ja) | 2008-11-21 | 2008-11-21 | ホイールローダのバケットリンク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010121408A true JP2010121408A (ja) | 2010-06-03 |
Family
ID=42322969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008298374A Withdrawn JP2010121408A (ja) | 2008-11-21 | 2008-11-21 | ホイールローダのバケットリンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010121408A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9388027B2 (en) * | 2014-10-23 | 2016-07-12 | Caterpillar Inc. | Guard for machine linkage system with two pads |
-
2008
- 2008-11-21 JP JP2008298374A patent/JP2010121408A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9388027B2 (en) * | 2014-10-23 | 2016-07-12 | Caterpillar Inc. | Guard for machine linkage system with two pads |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20120207 |