JP2010120861A - 血圧降下物質 - Google Patents
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Abstract
【課題】廃棄されることが多かった魚の頭部を利用し、有害成分の含有量が少なく、コストが低廉で、少ない投与量でも投与後短時間で効果が得られる血圧降下物質の提供。
【解決手段】魚の頭部に同量の水を加え、圧力−0.088MPaG〜−0.0971MPaG,温度30℃〜55℃で低圧・加熱しながら、少なくとも60分間蒸気を除去した後、容器を密封したまま、圧力0.2MPaG,温度60℃〜120℃で、少なくとも60分間加圧・加熱して得た抽出物を液分と固形分とに分離し、液分を静置して上澄みとして回収した魚油から成る。
【選択図】図4
【解決手段】魚の頭部に同量の水を加え、圧力−0.088MPaG〜−0.0971MPaG,温度30℃〜55℃で低圧・加熱しながら、少なくとも60分間蒸気を除去した後、容器を密封したまま、圧力0.2MPaG,温度60℃〜120℃で、少なくとも60分間加圧・加熱して得た抽出物を液分と固形分とに分離し、液分を静置して上澄みとして回収した魚油から成る。
【選択図】図4
Description
本発明は、魚油を利用した血圧降下物質に関する。
エイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)等のn−3系PUFA(多価不飽和脂肪酸)を豊富に含む魚油は、その機能性から健康に良い油として認識され、世界中で需要が高まっている。魚油の機能としては、中性脂肪の低下、記憶力の改善、冠動脈系疾患の軽減等が既に確認されている。
しかし、血圧低下作用については、学会等の論文で報告はあるものの、限定的な効果しか得られないという報告ばかりであった。
しかし、血圧低下作用については、学会等の論文で報告はあるものの、限定的な効果しか得られないという報告ばかりであった。
例えば、非特許文献1では、妊娠30週の健康な妊婦533人に分娩まで魚油を投与した結果、2.7g/日以下の投与量では全く血圧低下効果が現れないと報告されている。 また、非特許文献2には、プラセーボ使用31実験例1356名のメタアナリシス解析の結果、魚油投与量7g/日以下では殆ど血圧低下効果が得られず、しかも3〜4週間投与を継続しないと効果が現れないと述べられている。
さらに、特許文献1には、DHAを多量に含む脂質に血圧降下作用のあることが記載されている。しかし、特許文献1には、血圧降下作用の検証結果は記載されていない。また、現実的な投与量で短期間に血圧を降下させるには高濃度のDHA成分が必要であり、このようなDHA成分を多量に含む脂質を得るには、減圧下遠心分離等の複雑な工程を経なければならない。
さらに、特許文献1には、DHAを多量に含む脂質に血圧降下作用のあることが記載されている。しかし、特許文献1には、血圧降下作用の検証結果は記載されていない。また、現実的な投与量で短期間に血圧を降下させるには高濃度のDHA成分が必要であり、このようなDHA成分を多量に含む脂質を得るには、減圧下遠心分離等の複雑な工程を経なければならない。
本発明が解決しようとする課題は、廃棄されることが多かった魚の頭部を利用し、有害成分の含有量が少なく、コストが低廉で、少ない投与量でも投与後短時間で効果が得られる血圧降下物質を提供することにある。
本発明の血圧降下物質は、魚の頭部に同量の水を加え、圧力−0.088MPaG〜−0.0971MPaG,温度30℃〜55℃で低圧・加熱しながら、少なくとも60分間蒸気を除去した後、容器を密封したまま、圧力0.2MPaG,温度60℃〜120℃で、少なくとも60分間加圧・加熱して得た抽出物を液分と固形分とに分離し、液分を静置して上澄みとして回収した魚油から成る。
魚としては、鮪、鰹等の比較的大型の魚種が適しており、酸化を防ぐために、冷凍保存したものを用いるのが望ましい。
容器に投入した原料は、魚油の融点に近い30〜40℃、圧力−0.0939MPaG〜−0.0971MPaGで沸騰させるのが理想的であるが、真空ポンプの能力は大きなものが要求され、コストもかかることから、工業生産的には、魚油の品質に悪影響を与えない55℃、−0.088MPaG程度で十分であると考えられる。
低圧状態で沸騰させる時間、及び、次工程において加熱・加圧する時間は60分から90分が適当であるが、それ以上であっても良い。
また、必要に応じて、上澄みとなった魚油に6000G〜10000Gで遠心分離処理を行えば、更に清澄な魚油を採取できる。
容器に投入した原料は、魚油の融点に近い30〜40℃、圧力−0.0939MPaG〜−0.0971MPaGで沸騰させるのが理想的であるが、真空ポンプの能力は大きなものが要求され、コストもかかることから、工業生産的には、魚油の品質に悪影響を与えない55℃、−0.088MPaG程度で十分であると考えられる。
低圧状態で沸騰させる時間、及び、次工程において加熱・加圧する時間は60分から90分が適当であるが、それ以上であっても良い。
また、必要に応じて、上澄みとなった魚油に6000G〜10000Gで遠心分離処理を行えば、更に清澄な魚油を採取できる。
以下、本発明を詳細に説明する。
−70℃で冷凍保存された鮪の頭部16kgを冷凍のまま4つに分け、半解凍の状態になるまで放置した後、16kgの水と共に真空・圧力釜に投入した。
次に、圧力−0.088MPaG、温度55℃の条件下で60分間激しく沸騰させながら、発生した蒸気を真空ポンプにより継続的に吸引除去した。
次いで、真空吸引を停止し、真空・圧力釜を密封したまま、直ちに圧力を0.2MPaGに加圧設定すると共に、103℃まで昇温させ、60分間この加圧・加熱条件を維持した。真空状態を保ちながら加熱するため、真空・圧力釜の水蒸気の蒸発により、真空から徐々に圧力が高まり、激しい沸騰を続け、大気圧を超えた状態で沸騰が停止する。即ち、0.2MPaG、103℃の条件下では油液分は沸騰しない。
次に、圧力−0.088MPaG、温度55℃の条件下で60分間激しく沸騰させながら、発生した蒸気を真空ポンプにより継続的に吸引除去した。
次いで、真空吸引を停止し、真空・圧力釜を密封したまま、直ちに圧力を0.2MPaGに加圧設定すると共に、103℃まで昇温させ、60分間この加圧・加熱条件を維持した。真空状態を保ちながら加熱するため、真空・圧力釜の水蒸気の蒸発により、真空から徐々に圧力が高まり、激しい沸騰を続け、大気圧を超えた状態で沸騰が停止する。即ち、0.2MPaG、103℃の条件下では油液分は沸騰しない。
加圧・加熱処理後、真空・圧力釜から取り出した物質を、24.5kgの液分と、骨、筋組織等から成る6.2kgの固形分とに分離した。
さらに、液分を5分間静置して上澄み部分5.3kgを魚油として回収し、得られた魚油を血圧降下物質とした。
本実施例で得られた血圧降下物質の成分を分析した結果を表1に示す。表1から、この血圧降下物質は、ビタミンD・Eの含有量が多く、重金属、PCB等の有害物質の含有量が低いことがわかった。
さらに、液分を5分間静置して上澄み部分5.3kgを魚油として回収し、得られた魚油を血圧降下物質とした。
本実施例で得られた血圧降下物質の成分を分析した結果を表1に示す。表1から、この血圧降下物質は、ビタミンD・Eの含有量が多く、重金属、PCB等の有害物質の含有量が低いことがわかった。
[吸収性試験]
関西大学生命工学部生命生物工学科食品工学研究室の福永健二准教授の下で、この血圧降下物質の吸収性評価試験を行なった。
雄Wister系ラット(4週齢)を1群10匹とし、AIN93G標準餌料による1週間予備飼育を行ない、一般状態に異常の無いことを確認後、試験開始前日に各群の体重が均一になるように体重別層化無作為抽出法により群分けした。1群5匹とし、ポリカーボネイト製ケージに試験群及び対照群を各5匹ずつ収容し、室温23±2℃、照明時間12h/日に設定した。標準餌料及び飲料水(上水道水)は自由摂取とした。
関西大学生命工学部生命生物工学科食品工学研究室の福永健二准教授の下で、この血圧降下物質の吸収性評価試験を行なった。
雄Wister系ラット(4週齢)を1群10匹とし、AIN93G標準餌料による1週間予備飼育を行ない、一般状態に異常の無いことを確認後、試験開始前日に各群の体重が均一になるように体重別層化無作為抽出法により群分けした。1群5匹とし、ポリカーボネイト製ケージに試験群及び対照群を各5匹ずつ収容し、室温23±2℃、照明時間12h/日に設定した。標準餌料及び飲料水(上水道水)は自由摂取とした。
ラットを12時間絶食させた後に体重を測定し、実施例1の血圧降下物質を1000mg/kgと、対比物質として血圧降下物質のEPA及びDHA含有量に相当するEPAエチルエステル/DHAエチルエステル混合物(EPA-E+DHA-E)+オリーブ油を、それぞれ5匹1群としたラットに胃ゾンデを用いて強制的に1回投与した。さらに、5匹1群とした別のラットに、それぞれ実施例1の血圧降下物質及び対比物質を1日1回、14日間連続投与した。
単回投与実験群に対しては、試験飼料を投与する直前を投与時とし、尾静脈より1時間ごとに8回100μL採血し、遠心分離によって血漿を得た後、直接メチルエステル化法によって血漿トリグリセリド(TG)に含まれる脂肪酸のメチルエステル化を行ない、GC−MS分析によってEPA及びDHAの存在比(%)を求めた。
その結果を表2及び図1に示す。
その結果を表2及び図1に示す。
表2及び図1から、血圧降下物質の初期における吸収効率はEPA-E+DHA-Eに比べ高い事がわかる。EPA及びDHAの濃度は、両群とも7時間でピークを迎え、その後減衰していくことが伺える。また、血圧降下物質はEPA-E+DHA-Eに比べ、投与後1時間から反映度が高いことがわかる。
これは、トリグリセリドが経口投与された場合、膵臓リパーゼにより、1位、3位の脂肪酸が選択的に加水分解され、2位の脂肪酸含有モノグリセリドが腸管より吸収されるためであると考えられる。油脂の吸収に関して、日常摂取している脂質形態に対する順化が起こっているのかもしれない。
腸管に分泌される膵臓リパーゼが、TGを主に基質としていることも考えられるが、吸収後にTGに再構成される傾向が、エチルエステル体では効率が低いと考えられる。
これは、トリグリセリドが経口投与された場合、膵臓リパーゼにより、1位、3位の脂肪酸が選択的に加水分解され、2位の脂肪酸含有モノグリセリドが腸管より吸収されるためであると考えられる。油脂の吸収に関して、日常摂取している脂質形態に対する順化が起こっているのかもしれない。
腸管に分泌される膵臓リパーゼが、TGを主に基質としていることも考えられるが、吸収後にTGに再構成される傾向が、エチルエステル体では効率が低いと考えられる。
連続投与実験群に対しては、毎日試験飼料を投与する直前に、尾静脈より100μL採血し、遠心分離によって血漿を得た後、直接メチルエステル化法によって血漿トリグリセリドに含まれる脂肪酸のメチルエステル化を行ない、GC−MS分析によってEPA及びDHAの存在比(%)を求めた。
その結果を表3及び図2に示す。
その結果を表3及び図2に示す。
表3及び図2から明らかなように、両群とも脂肪酸としてEPA及びDHAを含んでいるが、実施例1の血圧降下物質の初期における吸収効率が高い。また、試験後期においては、血清中のEPA+DHA%の増加は両群とも平衡状態になって、増加率の低減がみられるが、血圧降下物質はEPA-E+DHA-Eに比べ、平衡状態になる反映度が高いことがわかる。
元来、動物は脂肪酸エチルエステルの吸収を想定していないことから当然の結果と思われる。更に、油脂の吸収に関しては、油脂の物理的状態が大きく影響することが考えられる。エチルエステル型EPAやDHAは即効性が無く、血清脂質成分への飽和度も低いことがわかる。
元来、動物は脂肪酸エチルエステルの吸収を想定していないことから当然の結果と思われる。更に、油脂の吸収に関しては、油脂の物理的状態が大きく影響することが考えられる。エチルエステル型EPAやDHAは即効性が無く、血清脂質成分への飽和度も低いことがわかる。
[血圧降下作用の検証]
試験例1
血圧の高い62歳の男性に、フィッシュゼラチンカプセルに実施例1の血圧降下物質を300mg/粒封入したカプセルを6粒経口投与して、血圧及び脈拍を測定した(使用機種;オムロン社製、HEM−7041)。その結果を表4及び図3に示す。
試験例1の結果、カプセルを投与した後、短時間で血圧が降下し、通常血圧が高まりやすい夕方にも血圧の上昇が抑制されていた。
試験例1
血圧の高い62歳の男性に、フィッシュゼラチンカプセルに実施例1の血圧降下物質を300mg/粒封入したカプセルを6粒経口投与して、血圧及び脈拍を測定した(使用機種;オムロン社製、HEM−7041)。その結果を表4及び図3に示す。
試験例1の結果、カプセルを投与した後、短時間で血圧が降下し、通常血圧が高まりやすい夕方にも血圧の上昇が抑制されていた。
試験例2
試験例1の男性に同じカプセル6粒/日を22日間連続投与して、同じように血圧及び脈拍を測定した。
その結果を表5及び図4に示す。また、血圧の変化率を表6に示す。
試験例2の結果、カプセルを投与した後、2日目から最低血圧の低下が、3日目から最高血圧の低下がそれぞれ認められた。
試験例1の男性に同じカプセル6粒/日を22日間連続投与して、同じように血圧及び脈拍を測定した。
その結果を表5及び図4に示す。また、血圧の変化率を表6に示す。
試験例2の結果、カプセルを投与した後、2日目から最低血圧の低下が、3日目から最高血圧の低下がそれぞれ認められた。
試験例3
71歳の女性に同じカプセル6粒を経口投与し、同様にして血圧及び脈拍を測定した。
試験例3の結果を表7及び図5に示す。
試験例3の結果、カプセル投与後短時間で血圧は低下したが、夕方は外出してしまったので、血圧降下作用は検証できなかった。
71歳の女性に同じカプセル6粒を経口投与し、同様にして血圧及び脈拍を測定した。
試験例3の結果を表7及び図5に示す。
試験例3の結果、カプセル投与後短時間で血圧は低下したが、夕方は外出してしまったので、血圧降下作用は検証できなかった。
試験例4
10月2日より10月10日まで、血圧高めのボランティア16名(被験者a〜p)に同じカプセル6粒を毎朝経口投与し、朝・昼・晩の一日三回血圧を測定した(使用機種;オムロン社製、COLIN BP-203RVIII)。途中、土・日曜日はカプセルを投与するだけで血圧測定は行なわなかった。被験者の性別は、男11名女5名、年齢は23歳〜70歳、女性平均年齢60.2歳、男性平均年齢36.5歳であった。
全ての被験者の測定結果を表8〜表11に示す。
また、各被験者の測定開始時と測定終了時の血圧変化を表12に示す。
10月2日より10月10日まで、血圧高めのボランティア16名(被験者a〜p)に同じカプセル6粒を毎朝経口投与し、朝・昼・晩の一日三回血圧を測定した(使用機種;オムロン社製、COLIN BP-203RVIII)。途中、土・日曜日はカプセルを投与するだけで血圧測定は行なわなかった。被験者の性別は、男11名女5名、年齢は23歳〜70歳、女性平均年齢60.2歳、男性平均年齢36.5歳であった。
全ての被験者の測定結果を表8〜表11に示す。
また、各被験者の測定開始時と測定終了時の血圧変化を表12に示す。
試験例4の結果、最高血圧と最低血圧が共に下がった被験者が11名68.8%であり、最高血圧が上がった被験者5名中、最低血圧は若干下がったか変化の無い被験者が2名であった。
例えば、被験者p(男性)の場合、最終日17時の測定では測定初日同時刻に比べて最高血圧−16.8%(−27mmHg)、最低血圧−7.4%(−7mmHg)であった。また、被験者l(男性)の場合、最終日17時の測定値は、初日8時の測定値に比べて最高血圧−20.6%(−32mmHg)、最低血圧−17.4%(−15mmHg)であり、初日17時の測定値に比べて最高血圧−6.7%(−9mmHg)、最低血圧−15.5%(−13mmHg)であった。さらに、被験者n(男性)の場合、最終日17時の測定値は初日8時の測定値に比べて最高血圧−6.3%(−11mmHg)、最低血圧−4.8%(−5mmHg)であった。
例えば、被験者p(男性)の場合、最終日17時の測定では測定初日同時刻に比べて最高血圧−16.8%(−27mmHg)、最低血圧−7.4%(−7mmHg)であった。また、被験者l(男性)の場合、最終日17時の測定値は、初日8時の測定値に比べて最高血圧−20.6%(−32mmHg)、最低血圧−17.4%(−15mmHg)であり、初日17時の測定値に比べて最高血圧−6.7%(−9mmHg)、最低血圧−15.5%(−13mmHg)であった。さらに、被験者n(男性)の場合、最終日17時の測定値は初日8時の測定値に比べて最高血圧−6.3%(−11mmHg)、最低血圧−4.8%(−5mmHg)であった。
以上の試験例から、本発明の血圧降下物質は、吸収効率が良く、即効性の血圧降下作用があることがわかる。
本発明の血圧降下物質のいかなる成分が有効に作用しているか現在解析中であるが、表1に示されるように、比較的多量のビタミンD,Eを含有していることも一要因と類推される。
本発明の血圧降下物質のいかなる成分が有効に作用しているか現在解析中であるが、表1に示されるように、比較的多量のビタミンD,Eを含有していることも一要因と類推される。
Claims (1)
- 魚の頭部に同量の水を加え、圧力−0.088MPaG〜−0.0971MPaG,温度30℃〜55℃で低圧・加熱しながら、少なくとも60分間蒸気を除去した後、容器を密封したまま、圧力0.2MPaG,温度60℃〜120℃で、少なくとも60分間加圧・加熱して得た抽出物を液分と固形分とに分離し、液分を静置して上澄みとして回収した魚油から成ることを特徴とした血圧降下物質。
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-
2008
- 2008-11-17 JP JP2008293656A patent/JP2010120861A/ja active Pending
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