JP2010118888A - 撮像モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】 ケースの内側空間の省スペース化に有利であり、また、内部配線が収容ケース部内の他の部品に接触して電気的な干渉等を生じたり内部配線から放射された電磁波ノイズが収容ケース部内の他の部品に悪影響を与えることを抑制すること。
【解決手段】 撮像モジュール1は、レンズユニット2が被写体側に装着されているとともに、撮像基板4がレンズユニット2に対向して被写体側と反対側の部位に設置されている前ケース5aと、前ケース5aに撮像基板4を覆って取り付けられている後ケース5bと、前ケース5aに、一端部が後ケース5b側に延びるとともに他端部が撮像素子3に電気的に接続されて取り付けられている第1の導電部材6と、後ケース5bに、一端部が第1の導電部材6の一端部と嵌め合わされるとともに他端部が後ケース5bの外側の外部ケーブル9の接続部8に導出されて取り付けられている第2の導電部材7とを具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、CCDイメージセンサ等の半導体イメージセンサ等から成る撮像素子を用いた撮像モジュールに関するものである。
例えば、特許文献1には、外部機器に外部ハーネスを介して接続される電気機器であって、内部コネクタを有する内部電気部品と、内部電気部品を収容する収容ケース部とコネクタハウジング部とを有するハウジングと、一端部が内部コネクタを介して内部電気部品に電気的に接続された内部配線と、内部配線の他端部に接続されたコネクタ端子とを有する内部配線部材と、を備え、コネクタ端子がコネクタハウジング部に収容保持されて、外部ハーネス端部に取付けられた外部コネクタを接続可能な外部接続用コネクタ部に形成された電気機器が記載されている。
特許文献1に記載された発明は、このような構成により、1)外部ハーネス側の外部コネクタを外部接続用コネクタ部に接続することで、電気機器が外部機器に接続されるため、外部接続用のハーネスを引出しておく必要が無く、従って、電気機器の取付位置等に応じて複数種類管理する必要が無くなり、品種管理に関する手間の省力化に貢献し得る、2)外部接続用コネクタ部を介して、内部配線が外部ハーネスに変換されることになるため、電装機器外で比較的太径の電線と比較的細径の電線との接続及び防水処理を施す必要が無くなり、従って、製造の容易化及び構成の簡易化を図ることができる、という効果を有する。
特開2005-310531号公報
しかしながら、特許文献1に記載された電気機器においては、一端部が内部コネクタを介して内部電気部品に電気的に接続され、他端部がコネクタ端子に接続された内部配線を有しているため、収容ケース部およびハウジングの内側空間が大きくなり易く、省スペース化に不利であるという問題点があった。
また、ハウジングにはコネクタ端子およびコネクタ端子を収容し保持するためのコネクタハウジング部が設けられているために、ハウジングが大型になるとともにハウジングの内側空間が狭くなるという問題点があった。
さらに、内部配線は細径(断面積0.15mm)の柔軟なものであるために、収容ケース部内の他の部品に接触して電気的な干渉等の不具合を生じたり、内部配線から放射された電磁波ノイズが収容ケース部内の他の部品に悪影響を与えるという問題点があった。
従って、本発明は、上記従来の問題点に鑑みて完成されたものであり、その目的は、ケースの内側空間が小さくなって省スペース化に有利であり、また、コネクタ端子等を不要としてケースを小型化することができ、また、内部配線が収容ケース部内の他の部品に接触して電気的な干渉等を生じたり内部配線から放射された電磁波ノイズが収容ケース部内の他の部品に悪影響を与えることを抑制することができるようにすることである。
本発明の撮像モジュールは、レンズユニットが被写体側に装着されているとともに、撮像素子を搭載した撮像基板が前記レンズユニットに対向して被写体側と反対側の部位に設置されている前ケースと、該前ケースに前記撮像基板を覆って取り付けられている後ケースと、前記前ケースに、一端部が前記後ケース側に延びるとともに他端部が前記撮像素子に電気的に接続されて取り付けられている第1の導電部材と、前記後ケースに、一端部が前記第1の導電部材の前記一端部と嵌め合わされるとともに他端部が前記後ケースの外側の外部ケーブルの接続部に導出されて取り付けられている第2の導電部材とを具備していることを特徴とするものである。
また、本発明の撮像モジュールは、好ましくは、前記第1の導電部材は、前記一端部が前記前ケースから前記後ケース側にピン状に突出しており、前記第2の導電部材は、前記一端部の端面に穴が形成されており、前記第1の導電部材の前記一端部が前記第2の導電部材の前記穴に嵌入されて前記第1および第2の導電部材が電気的に接続されていることを特徴とするものである。
また、本発明の撮像モジュールは、好ましくは、前記第1の導電部材は、前記他端部が前記前ケースから前記後ケース側に向かって延びており、前記撮像基板は、前記第1の導電部材の前記他端部に対応する位置に貫通孔が形成されており、前記撮像素子が前記レンズユニットに対して位置決めされた状態で前記第1の導電部材の前記他端部が前記撮像基板の前記貫通孔に挿通されて接続部材によって固定されていることを特徴とするものである。
また、本発明の撮像モジュールは、好ましくは、前記後ケースは、縦断面形状が凹状であり、前記第2の導電部材は、前記後ケースの側壁部から底部の中心部にかけて埋設されており、前記他端部が前記底部の前記中心部から導出されていることを特徴とするものである。
また、本発明の撮像モジュールは、好ましくは、前記後ケースは、前記撮像素子が前記レンズユニットに対して位置決めされた前記撮像基板を内側に収容していることを特徴とするものである。
本発明の撮像モジュールは、レンズユニットが被写体側に装着されているとともに、撮像素子を搭載した撮像基板がレンズユニットに対向して被写体側と反対側の部位に設置されている前ケースと、前ケースに撮像基板を覆って取り付けられている後ケースと、前ケースに、一端部が後ケース側に延びるとともに他端部が撮像素子に電気的に接続されて取り付けられている第1の導電部材と、後ケースに、一端部が第1の導電部材の一端部と嵌め合わされるとともに他端部が後ケースの外側の外部ケーブルの接続部に導出されて取り付けられている第2の導電部材とを具備していることから、第1の導電部材は前ケースに埋設等されて取り付けられているために、ケースの内側空間が小さくなって省スペース化に有利である。
また、第2の導電部材の一端部が第1の導電部材の一端部と嵌め合わされるために、コネクタ端子等が不要となり、ケースを小型化することができる。
また、第1の導電部材は前ケースに埋設等されて取り付けられているために、第1の導電部材がケース内部の他の部品に接触して電気的な干渉等を生じたり、第1の導電部材から放射された電磁波ノイズがケース内部の他の部品に悪影響を与えることを抑制することができる。
また、本発明の撮像モジュールは、好ましくは、第1の導電部材は、一端部が前ケースから後ケース側にピン状に突出しており、第2の導電部材は、一端部の端面に穴が形成されており、第1の導電部材の一端部が第2の導電部材の穴に嵌入されて第1および第2の導電部材が電気的に接続されていることから、第1および第2の導電部材を嵌め合わせることによって、電気的な接続と、前ケースおよび後ケースの機械的な取り付けを同時に行なうことができる。従って、製造の容易な小型の撮像モジュールとなる。
また、本発明の撮像モジュールは、好ましくは、第1の導電部材は、他端部が前ケースから後ケース側に向かって延びており、撮像基板は、第1の導電部材の他端部に対応する位置に貫通孔が形成されており、撮像素子がレンズユニットに対して位置決めされた状態で第1の導電部材の他端部が撮像基板の貫通孔に挿通されて接続部材によって固定されていることから、第1の導電部材が撮像素子とレンズユニットとの光学的な位置決めを行なうための位置決め部材としても機能するものとすることができる。
また、本発明の撮像モジュールは、好ましくは、後ケースは、縦断面形状が凹状であり、第2の導電部材は、後ケースの側壁部から底部の中心部にかけて埋設されており、他端部が底部の中心部から導出されていることから、後ケースの底部の中心部に集約されて位置する第2の導電部材の他端部に外部ケーブルを電気的に接続することが容易になる。また、複数の第2の導電部材を用いる場合、それぞれの第2の導電部材の長さが同じになるため、複数の電気信号を均一な強度(レベル)で伝送させることができる。
また、本発明の撮像モジュールは、好ましくは、後ケースは、撮像素子がレンズユニットに対して位置決めされた撮像基板を内側に収容していることから、位置決めされた撮像基板を後ケースによって保護するとともに、前ケースおよび後ケースから成るケースを小型化することができる。また、ケースの内側空間は後ケースの内側のみとなり、ケースの内側空間を小さくすることができる。
以下に本発明の撮像モジュールの実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1〜図3は、本発明の撮像モジュールの実施の形態の一例を示し、図1は本実施の形態の撮像モジュールの断面図、図2は本実施の形態の撮像モジュールの分解断面図、図3(a)は本実施の形態の撮像モジュールの側面図、図3(b)は本実施の形態の撮像モジュールの斜視図である。
本実施の形態の撮像モジュール1は、レンズユニット2が被写体側(図1では符号Aの側)に装着されているとともに、撮像素子3を搭載した撮像基板4がレンズユニット2に対向して被写体側と反対側(図1では符号Bの側)の部位に設置されている前ケース5aと、前ケース5aに撮像基板4を覆って取り付けられている後ケース5bと、前ケース5aに、一端部が後ケース5b側に延びるとともに他端部が撮像素子3に電気的に接続されて取り付けられている第1の導電部材6と、後ケース5bに、一端部が第1の導電部材6の一端部と嵌め合わされるとともに他端部が後ケース5bの外側の外部ケーブル9の接続部8に導出されて取り付けられている第2の導電部材7とを具備している。
上記の構成により、第1の導電部材6は前ケース5aに埋設等されて取り付けられているために、ケース5の内側空間が小さくなって省スペース化に有利である。
また、第2の導電部材7の一端部が第1の導電部材6の一端部と嵌め合わされるために、コネクタ端子等が不要となり、ケース5を小型化することができる。
また、第1の導電部材6は前ケース5aに埋設等されて取り付けられているために、第1の導電部材6がケース5内部の他の部品に接触して電気的な干渉等を生じたり、第1の導電部材6から放射された電磁波ノイズがケース5内部の他の部品に悪影響を与えることを抑制することができる。
このような撮像モジュール1は、例えば車載用として用いられるものであり、道路上の白線の撮像あるいは車両を運転する運転手の死角を撮像する機能を有し、自動車の走行の制御を行なうECU(エレクトロニック・コントロール・ユニット)により動作が制御される。なお、撮像モジュール1から出力された電気信号は、ECUによって画像信号に変換され、例えば運転席の前方に設置されたディスプレイに表示されることとなる。
撮像素子3は、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等の半導体イメージセンサ素子である。
レンズユニット2は、被写体からの光を撮像素子3に集光する機能を有し、例えば、光を広角度で集光するために前面側を凸形状とした第1のレンズと、第1のレンズを通過した光を光線として平行に近づけるための第2のレンズと、第3のレンズとから成るレンズ群により構成されている。レンズユニット2が上述の3枚のレンズからなる場合は、例えば、前面側(被写体側)から第1のレンズ、第2のレンズ、第3のレンズの順で光軸方向に重なるように配置される。なお、レンズユニット2は、4枚以上のレンズを有していてもよい。
ケース5は、前面側に位置するレンズユニット2を装着し支持する。ケース5は、前ケース5aと後ケース5bとに分割され、それらが一体的に取り付けられて構成される。前ケース5aは、例えば、前面側に配置されてレンズユニット2の第1のレンズを背面側(被写体側と反対側)へ押える押え部材としての環状のリテーナと、リテーナの背面側に配置されるレンズ保持具としての全体的に筒状のレンズ鏡筒とから構成されている。前ケース5aのレンズ鏡筒に第2のレンズおよび第3のレンズが固定され、第1のレンズはリテーナによりレンズ鏡筒に押さえ付けるようにして固定されている。
これらリテーナおよびレンズ鏡筒は、例えば次に述べる方法により作製される。
レンズ鏡筒は、レンズ鏡筒の形状に合わせて設けられているキャビティを有する射出成形用の金型を準備して、このキャビティ内にレンズ鏡筒用の原材料を流し込んで固化させて成形することにより所定の形状に形成する射出成形法を用いて作製することができる。また同様に、リテーナは、リテーナの形状に合わせた形状に形成されているキャビティを有する射出成形用の金型を準備して、このキャビティ内にリテーナ用の原材料を流し込んで固化させて成形することにより所定の形状に形成して作製することができる。このようなリテーナおよびレンズ鏡筒は、例えばポリカーボネイト(PC)やポリフタルアミド(PPA)等の絶縁性の樹脂により構成されて軽量化が図られている。なお通常は、リテーナおよびレンズ鏡筒の熱膨張・熱収縮を合わせるために、両者に同一の材料を用いることが好ましい。
また、撮像モジュール1の背面側には撮像基板4が取り付けられている。撮像基板4の前面側の主面に、セラミックス,樹脂等から成るパッケージに収納された撮像素子3が設置されている。
撮像素子3のケース5への取付けは、撮像素子3を撮像基板4の前面側の主面に搭載し、その撮像基板4を前ケース5aに取り付ける。以下に詳細を示す。
まず、撮像素子3が搭載された撮像基板4を準備し、次に、前ケース5aから後ケース5b側に延びている第1の導電部材6の一端部を、撮像基板4の貫通孔(図示せず)を挿通させる。次に、貫通孔から突き出た第1の導電部材6の一端部をはんだを介して撮像基板4に接合し固定する。
なお、はんだによる固定をより堅固にするために、予め撮像基板4の貫通孔の内側と第1の導電部材6の一端部の側面とに、金属を主成分としたメッキ膜を形成しておくことが好ましい。
撮像基板4は、例えばガラスクロスにエポキシ樹脂を含浸させて形成した、あるいはエポキシ樹脂にガラスフィラーを添加して形成したプリント配線基板により構成されている。撮像基板4の表面や内部には、搭載される撮像素子3と異なる他の部品等の端子との電気的接続あるいはこれらを固定する配線導体やアース用のグランド配線が形成されている。このような配線導体やグランド配線は、銅・金等の導電性金属をメッキ法により形成する方法、あるいは予め配線パターン形状に形成した金属箔を接着する方法、あるいは全面に金属箔を被着した基板からエッチングにより不要な部分をエッチング除去して形成する方法等を用いることにより、プリント配線基板の表面や内部に形成される。
このような撮像基板4は、例えば市販の表裏全面に銅箔を被着した銅貼基板を準備し、この基板を所望の大きさに切断するとともに、表面に被着した銅箔を希塩酸等の酸性溶液で所望の配線パターンにエッチングすることにより製作される。なお、必要に応じてレーザやドリルを用いて貫通孔を形成し、この貫通孔に金属ペーストを充填することによって貫通導体を埋設して、基板表裏の配線パターン間を電気的に接続することも可能である。
撮像基板4の背面側の主面には、撮像素子3からの電気信号を処理するIC(図示せず)、および撮像基板4の配線導体とECUとを電気的に接続するケーブル(図示せず)を接続するためのコネクタ(図示せず)等の部品が搭載されていてもよい。
また、第1の導電部材6は、レンズ鏡筒を射出成形法等によって作製する際に、金型のキャビティの所定の位置に第1の導電部材6を配置した状態で射出成形すること等によって、前ケース5aに取り付けられる。図1の構成においては、第1の導電部材6の中間部が前ケース5aに埋設されているが、第1の導電部材6の中間部が前ケース5aの表面に接着されていてもよく、あるいは第1の導電部材6の中間部が前ケース5aの内側表面に形成された溝に嵌めこまれていてもよい。
なお、第1の導電部材6の中間部が前ケース5aに埋設されていると、第1の導電部材6の前ケース5aに対する位置固定の安定性が高まり、また、第1の導電部材6がケース5内部の他の部品に接触して電気的な干渉等を生じたり、第1の導電部材6から放射された電磁波ノイズがケース5内部の他の部品に悪影響を与えることを、より抑制することができる。
また、図1の構成においては、第1の導電部材6は、前ケース5aの背面側の端面において一端部および他端部が後ケース5b側に延びるように取り付けられているが、一端部および他端部がある部位はこれに限定されない。例えば、前ケース5aのレンズ鏡筒にレンズユニット2を装着するための、底部に貫通孔が形成された凹部が形成されている場合、その凹部の側面または底面等に、第1の導電部材6の一端部および他端部があってもよい。
また、第1の導電部材6は、直径が0.4〜1.5mm程度の略棒状のものを、所望の形状に成形して作製されたものである。図1の構成において、第1の導電部材6は、U字状、コ字状等の折れ曲がった形状に成形されている。第1の導電部材6は、製造作業中に人手や他の部品に接触しても容易に折れ曲がったり変形することのない硬質なものがよい。この場合、撮像基板4が固定される第1の導電部材6の他端部が、レンズユニット2と撮像素子3との位置決め部として有効に機能する。従って、第1の導電部材6は、洋白(「洋銀」または「ニッケルシルバー」ともいう)等の材料から成ることがよい。なお、洋白は、例えば、銅を62重量%、ニッケルを14重量%、亜鉛を24重量%含む合金である。
また、第1の導電部材6は、撮像基板4を安定に固定するという観点から3本以上とすることが好ましい。例えば、本例の撮像モジュール1においては、図には示していないが、四角形状の撮像基板4を用いており、これに対して第1の導電部材6を4本用いるとともに、撮像基板4の4隅付近にそれぞれ第1の導電部材6を取り付けている。撮像基板4には、この第1の導電部材6を貫通させることが可能な貫通孔が対応した箇所に設けられており、本例では、撮像基板4の4隅にそれぞれ貫通孔が設けられている。
後ケース5bは、前ケース5aと同様に射出成形法を用いて作製することができる。即ち、後ケース5bの形状に合わせて設けられているキャビティを有する射出成形用の金型を準備して、このキャビティ内に後ケース5b用の原材料を流し込んで固化させて成形することにより所定の形状に形成する。
後ケース5bには、一端部が第1の導電部材6の一端部と嵌め合わされるとともに他端部が後ケース5bの外側の外部ケーブル9の接続部8に導出されている第2の導電部材7が取り付けられている。第2の導電部材7は、後ケース5bを射出成形法等によって作製する際に、金型のキャビティの所定の位置に第2の導電部材7を配置した状態で射出成形すること等によって、後ケース5bに取り付けられる。図1の構成においては、第2の導電部材7の全体が後ケース5bに埋設されているが、第2の導電部材7が後ケース5bの表面に接着されていてもよく、あるいは第2の導電部材7が後ケース5bの内側表面に形成された溝に嵌めこまれていてもよい。
なお、第2の導電部材7の全体が後ケース5bに埋設されていると、第2の導電部材7の後ケース5bに対する位置固定の安定性が高まり、また、第2の導電部材7がケース5内部の他の部品に接触して電気的な干渉等を生じたり、第2の導電部材7から放射された電磁波ノイズがケース5内部の他の部品に悪影響を与えることを、より抑制することができる。
また、第2の導電部材7は、直径が1mm〜2mm程度の略棒状のものを所望の形状に成形して作製されたものである。図1の構成において、第2の導電部材7は、L字状等の折れ曲がった形状に成形されている。第2の導電部材7は、製造作業中に人手や他の部品に接触しても容易に折れ曲がったり変形することのない硬質なものがよい。この場合、第2の導電部材7の一端部が第1の導電部材6の一端部と嵌め合わされる際に、嵌合力を維持することができる。従って、第2の導電部材7は、リン青銅等の材料から成ることがよい。
後ケース5bの外側には、第2の導電部材7の他端部が導出されている外部ケーブル9の接続部8が設けられている。接続部8は、外部ケーブル9の接続端が嵌め込まれるような凹状を成しており、その凹状部の底面から第2の導電部材7の他端部が突出している。突出した第2の導電部材7の他端部が外部ケーブル9の接続端に電気的に接続される。外部ケーブル9は金属線等から成る導線の芯線を樹脂等の絶縁体から成る被覆で覆った構成等を有するものである。
外部ケーブル9の接続部8は、図1の構成において、後ケース5bの背面側(後側)に設けられているが、後ケース5bの側面に設けられていてもよい。
また、本実施の形態の撮像モジュール1は、第1の導電部材6は、一端部が前ケース5aから後ケース5b側にピン状に突出しており、第2の導電部材7は、一端部の端面に穴7aが形成されており、第1の導電部材6の一端部が第2の導電部材7の穴7aに嵌入されて第1および第2の導電部材6,7が電気的に接続されていることが好ましい。
このような構成により、第1および第2の導電部材6,7を嵌め合わせることによって、電気的な接続と、前ケース5aおよび後ケース5bの機械的な取り付けを同時に行なうことができる。従って、製造の容易な小型の撮像モジュール1となる。
第1の導電部材6は、一端部の先端が尖っていたり、半球状になっていてもよい。その場合、第1の導電部材6の一端部を第2の導電部材7の穴7aに嵌入させることが容易となる。
また、第2の導電部材7の穴7aに予め銀粒子含有樹脂等から成る導電性接着剤等の導電性接続材を入れておき、電気的接続と機械的接着を同時に行なえるようにしてもよい。
穴7aは、第1の導電部材6の一端部が嵌入し得るような横断面形状を有していればよく、円形、楕円形、多角形等の種々の形状であってもよい。同様に、第1の導電部材6の一端部の横断面形状も、穴7aに嵌入し得る形状であればよく、円形、楕円形、多角形等の種々の形状であってもよい。
また、第2の導電部材7の一端部が後ケース5bから前ケース5a側にピン状に突出しており、第1の導電部材6の一端部の端面に穴が形成されており、第2の導電部材7の一端部が第1の導電部材6の穴に嵌入されるようになされていてもよい。
また、穴7aは、長手方向に延びるように形成されたスリット状の隙間を1つ以上有していてもよい。この場合、第1の導電部材6の一端部を穴7aに嵌入する際に、穴7aが弾性的に拡がって嵌入され易くなる。
第1の導電部材6の一端部と第2の導電部材7の一端部とを嵌め合わせる形態は、第1の導電部材6の一端部を穴7aに嵌入させる形態に限らない。例えば、第1の導電部材6の一端部のピン状の突出部を長手方向に沿って半分を除去し、その除去部に穴を形成した形状とし、同様にして第2の導電部材7の一端部のピン状の突出部を長手方向に沿って半分を除去し、その除去部に穴を形成した形状とし、第1の導電部材6の一端部のピン状の突出部が第2の導電部材7の穴に嵌入され、第2の導電部材7の一端部のピン状の突出部が第1の導電部材6の穴に嵌入される形態としてもよい。即ち、第1の導電部材6の一端部および第2の導電部材7の一端部の両方に、ピン状の突出部および穴が形成されており、それらが互い違いに嵌入される形態である。
また、本実施の形態の撮像モジュール1は、第1の導電部材6は、他端部が前ケース5aから後ケース5b側に向かって延びており、撮像基板4は、第1の導電部材6の他端部に対応する位置に貫通孔が形成されており、撮像素子3がレンズユニット2に対して位置決めされた状態で第1の導電部材6の他端部が撮像基板4の貫通孔に挿通されて接続部材によって固定されていることが好ましい。
上記の構成により、第1の導電部材6が撮像素子3とレンズユニット2との光学的な位置決めを行なうための位置決め部材としても機能するものとすることができる。
この場合、第1の導電部材6の他端部はレンズユニット2の光軸方向に沿って後ケース5b側に向かって延びていることが好ましい。そうすると、第1の導電部材6が撮像素子3とレンズユニット2との光学的な位置決めを行なうための位置決め部材としてより有効にかつ正確に機能する。
また、第1の導電部材6の他端部の表面に、撮像基板4のレンズユニット2に対する位置を測定し調整するための目盛を付けてもよい。
また、本実施の形態の撮像モジュール1は、後ケース5bは、縦断面形状が凹状であり、第2の導電部材7は、後ケース5bの側壁部から底部の中心部にかけて埋設されており、他端部が底部の中心部から導出されていることが好ましい。
上記の構成により、後ケース5bの底部の中心部に集約されて位置する第2の導電部材7の他端部に外部ケーブル9を電気的に接続することが容易になる。また、複数の第2の導電部材7を用いる場合、それぞれの第2の導電部材7の長さが同じになるため、複数の電気信号を均一な強度(レベル)で伝送させることができる。
また、本実施の形態の撮像モジュール1は、後ケース5bは、撮像素子3がレンズユニット2に対して位置決めされた撮像基板4を内側に収容していることが好ましい。
上記の構成により、位置決めされた撮像基板4を後ケース5bによって保護するとともに、前ケース5aおよび後ケース5bから成るケース5を小型化することができる。また、ケース5の内側空間は後ケース5bの内側のみとなり、ケース5の内側空間を小さくすることができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を加えても何等差し支えない。
本実施の形態の撮像モジュールの一例を示す断面図である。 本実施の形態の撮像モジュールの一例を示す分解断面図である。 (a)は本実施の形態の撮像モジュールの一例を示す側面図、(b)は本実施の形態の撮像モジュールの一例を示す斜視図である。
符号の説明
1:撮像モジュール
2:レンズユニット
3:撮像素子
4:撮像基板
5:ケース
5a:前ケース
5b:後ケース
6:第1の導電部材
7:第2の導電部材
7a:穴
8:接続部
9:外部ケーブル

Claims (5)

  1. レンズユニットが被写体側に装着されているとともに、撮像素子を搭載した撮像基板が前記レンズユニットに対向して被写体側と反対側の部位に設置されている前ケースと、該前ケースに前記撮像基板を覆って取り付けられている後ケースと、前記前ケースに、一端部が前記後ケース側に延びるとともに他端部が前記撮像素子に電気的に接続されて取り付けられている第1の導電部材と、前記後ケースに、一端部が前記第1の導電部材の前記一端部と嵌め合わされるとともに他端部が前記後ケースの外側の外部ケーブルの接続部に導出されて取り付けられている第2の導電部材とを具備していることを特徴とする撮像モジュール。
  2. 前記第1の導電部材は、前記一端部が前記前ケースから前記後ケース側にピン状に突出しており、前記第2の導電部材は、前記一端部の端面に穴が形成されており、前記第1の導電部材の前記一端部が前記第2の導電部材の前記穴に嵌入されて前記第1および第2の導電部材が電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像モジュール。
  3. 前記第1の導電部材は、前記他端部が前記前ケースから前記後ケース側に向かって延びており、前記撮像基板は、前記第1の導電部材の前記他端部に対応する位置に貫通孔が形成されており、前記撮像素子が前記レンズユニットに対して位置決めされた状態で前記第1の導電部材の前記他端部が前記撮像基板の前記貫通孔に挿通されて接続部材によって固定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像モジュール。
  4. 前記後ケースは、縦断面形状が凹状であり、前記第2の導電部材は、前記後ケースの側壁部から底部の中心部にかけて埋設されており、前記他端部が前記底部の前記中心部から導出されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の撮像モジュール。
  5. 前記後ケースは、前記撮像素子が前記レンズユニットに対して位置決めされた前記撮像基板を内側に収容していることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の撮像モジュール。
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