JP2010117235A - 電池の異常判断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電池の状態の検出回数の増大を抑制しつつ電池の異常の有無を高精度に判断することが困難なこと。
【解決手段】充電電流IAでの充電制御中の電圧VAが閾値VLとなることで(ステップS14:YES)、正常な内部抵抗Rnの情報に基づき、起電圧V0eを推定する(ステップS16)。この推定される起電圧V0eと内部抵抗Rnとに基づき、充電電流IBとした際の電圧の閾値VHを設定する(ステップS18)。そして、充電電流IBに増加させた際の電池セルの電圧VBが閾値VH以上であるなら(ステップS20:YES)、電池の内部抵抗の異常と判断する(ステップS22)。
【選択図】 図5

Description

本発明は、電池の異常の有無を判断する電池の異常判断装置に関する。
この種の異常判断装置としては、例えば下記特許文献1に見られるものも提案されている。これは、組電池を構成する電池セルのそれぞれについて、電流と電圧との組を同一のタイミング毎に複数回検出し、検出された電圧、電流の組から最小2乗法にて電池セル同士の内部抵抗の差を検出するものである。すなわち、電池セルが正常であるなら、これらの内部抵抗も正常な値となるため、互いにその値が近似する。このため、この場合には、内部抵抗の差がほとんどゼロとなる。これに対し、組電池を構成する電池セルに異常なものがあるなら、その電池セルの内部抵抗が異常な値となり、正常な電池セルとの間の内部抵抗の差がゼロから大きくずれることとなる。このため、内部抵抗の差を検出することで、組電池を構成する電池セルの異常の有無を判断することができる。
特許第4030217号公報
ところで、上記のように最小2乗法を用いて内部抵抗の差を算出するためには、電流と電圧との検出値の組を多数必要とする。このため、異常の有無の判断に要する時間が長期化したり、電圧の検出に際して高い解像度が要求されたりすることが懸念される。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、電池の異常の有無をより簡易且つ高精度に判断することのできる電池の異常判断装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
請求項1記載の発明は、異常の有無の判断対象となる対象電池の内部抵抗に関する情報を記憶する記憶手段と、前記対象電池を流れる電流及び対応する電圧の組についての検出値を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された検出値の組を入力とし、前記電流及び電圧の少なくとも一方が所定量相違する状態への移行前における前記検出値の組と前記記憶された情報とに基づく前記移行の予測と、該移行の実際とのずれ量が所定以上であると判断されることを条件に、前記対象電池の異常の有無を判断する異常判断手段とを備えることを特徴とする。
電流及び電圧の少なくとも一方が所定量相違する状態に移行する際の移行態様は、対象電池の内部抵抗に依存する。このため、内部抵抗を用いることで、移行態様を予測することができる。ここで、対象電池の内部抵抗として正常な値を仮定して移行態様を予測する場合、実際の移行態様がこれから大きくずれることで内部抵抗に異常があると判断することができる。また、対象電池の内部抵抗として異常な値を仮定して移行態様を予測する場合、実際の移行態様がこれから大きくずれないことを条件に内部抵抗に異常があると判断することができる。上記発明では、この点に鑑み、対象電池の内部抵抗に関する情報を用いることで、移行の前後の対象電池の電流及び電圧の検出値に基づき、対象電池の異常の有無を高精度に判断することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記異常判断手段は、前記取得手段によって取得される検出値の組と前記記憶された情報とに基づき、前記対象電池の起電圧を推定する手段を備え、前記推定される起電圧を加味して前記ずれ量が所定以上であるか否かを判断することを特徴とする。
対象電池の起電圧は、電流及び電圧の組と内部抵抗とによって定まるものである。上記発明では、この点に鑑み、起電圧を推定する。一方、電流及び電圧の少なくとも一方が相違する状態に移行する際の移行態様は、対象電池の内部抵抗のみならず、起電圧にも依存する。上記発明では、この点に鑑み、推定される起電圧を加味することで、上記内部抵抗に関する情報に基づく上記移行態様の予測を適切に行うことができる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記異常判断手段は、前記対象電池の内部抵抗が増大側に変化することに起因した前記ずれ量が所定以上であるか否かを判断するものであることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、前記異常判断手段は、前記移行前において取得される検出値の組と前記記憶された情報とに基づき、前記少なくとも一方が所定量相違する場合についての他方の値の閾値を設定する手段を備え、該閾値と前記移行後において取得される前記他方の検出値との比較に基づき前記移行の予測と実際とのずれ量が所定以上であるか否かを判断することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、前記異常判断手段は、前記移行の予測と実際とのずれ量を、前記対象電池の電圧の検出値が所定値に変化するまでの所要時間に基づき把握することを特徴とする。
対象電池の電圧の検出値が所定値に変化するまでの所要時間は、対象電池の内部抵抗に依存する。このため、所要時間は、内部抵抗に関する情報によって予測可能なパラメータである。上記発明では、この点に鑑み、所要時間によって移行の予測と実際とのずれ量を把握することができる。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明において、前記対象電池は、電池セルの直列接続体としての組電池を構成する1個又は隣接する複数個の電池セルからなる単位電池であることを特徴とする。
上記発明では、単位電池を対象電池とするために、異常の有無の判断対象の数が多くなる。このため、異常の有無の判断のための電流及び電圧の検出回数が少ないことや、電圧検出に要求される解像度を抑制することが特に望まれる傾向にある。このため、上記発明は、異常判断手段の利用価値が特に大きい。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明において、前記組電池を構成する複数の単位電池の電圧同士のばらつきを低減するための均等化手段を備え、前記異常判断手段によって異常がないと判断されているにもかかわらず、均等化手段を用いたばらつきの低減処理の後にも前記ばらつきが所定以上である場合、前記均等化手段の異常である旨判断する手段を更に備えることを特徴とする。
均等化手段を用いたばらつき低減処理の後、ばらつきが未だ所定以上である場合には、均等化手段に異常があるか、又は単位電池に異常があるかのいずれかであると考えられる。このため、異常判断手段によって異常がないと判断されている場合には、上記異常の要因を、均等化手段の異常と特定することができる。
請求項8記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の発明において、前記取得手段は、前記対象電池の電圧と複数の閾値のうちの少なくとも1つとの大小比較結果を前記電圧の検出値として取得するものであることを特徴とする。
対象電池の電圧と複数用意された閾値との大小比較結果を前記電圧の検出値とする場合、電圧のサンプリング回数を増加させたり解像度を上昇させたりすることが比較的困難である。この点、上記発明では、異常判断手段を備えることで、少ない電圧サンプリング数や比較的低解像度の検出値に基づき異常の有無を高精度に判断することができるため、異常判断手段の利用価値が特に大きい。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかる電池の異常判断装置をプラグインハイブリッド車に適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に、本実施形態にかかるシステム構成図を示す。図示されるように、組電池10は、電池セルCij(i=1〜n、j=1〜m)の直列接続体である。ここで、電池セルCijとしては、リチウム2次電池を想定している。監視ユニットUiは、組電池10を構成する隣接する「m」個の電池セルCi1〜Cimよりなるブロックの状態を監視するための装置である。本実施形態では、監視ユニットUiは、専用の集積回路にて構成されている。
DCDCコンバータ12は、組電池10の電圧を降圧して図示しない低圧バッテリに出力するものである。充電器14は、図示しない外部のプラグからの電圧を昇圧して組電池10に印加することで組電池10を充電する充電手段である。
電池用電子制御装置(電池ECU18)は、上記低圧バッテリを電源とし、組電池10の状態の監視及び制御を行う制御装置である。電池ECU18は、インターフェース16を介して、最低電位の監視ユニットUnの出力を取り込み、これに基づき充電器14を操作したり、ハイブリッド用電子制御装置(HVECU20)を介してDCDCコンバータ12を操作したりする。また、電池ECU18は、メモリ18aを備えている。ここで、メモリ18aとしては、電池ECU18のオン・オフにかかわらず記憶データを常時保持する常時記憶保持メモリであることが望ましい。
なお、上記インターフェース16は、組電池10を備えて構成される車載高圧システムと、電池ECU18を備えて構成される車載低圧システムとを絶縁するための手段であり、具体的には、フォトカプラやフォトMOSリレー等を備えて構成されている。
図2に、上記監視ユニットUiの回路構成の一部を示す。
図示されるように、電池セルCi1〜Cimのそれぞれには、その低電位側を基準として基準電圧を発生する基準電源30が接続されている。更に、電池セルCi1〜Cimのそれぞれには、抵抗体31,32の直列接続体と、抵抗体33,34の直列接続体と、抵抗体35,36の直列接続体と、抵抗体37,38の直列接続体と、抵抗体39,40の直列接続体とが並列接続されている。ここで、抵抗体31,33,35,37,39の抵抗値R1は互いに同一である一方、抵抗体32,34,36,38,40の抵抗値R2,R3,R4,R5,R6は、互いに相違している。詳しくは、抵抗値R2,R3,R4,R5,R6の順に大きい値に対応している。
抵抗体31,32の直列接続体と、抵抗体33,34の直列接続体と、抵抗体35,36の直列接続体と、抵抗体37,38の直列接続体と、抵抗体39,40の直列接続体とのそれぞれによる電池セルCi1〜Cimの電圧の分圧値は、比較器42,44,46,48,50の非反転入力端子に印加される。また、上記基準電源30の基準電圧は、比較器42,44,46,48,50の反転入力端子に印加される。
AND回路51〜55はそれぞれ、比較器42,44,46,48,50の出力に基づき、電池セルC11〜Cimの電圧についての上記直列接続体による分圧値と基準電圧との大小比較結果の論理積信号を生成する。換言すれば、AND回路51〜55は、電池セルC11〜Cimの電圧と分圧度合い及び基準電圧に応じて設定される閾値との比較結果の論理積信号を生成する。これにより、AND回路51〜55の出力は、電池セルC11〜Cimの電圧の最小値を5ビットで表現する信号となる。
例えば、AND回路51は、電池セルCi1〜Cimに対応する比較器42の出力と、隣接する高電位側の監視ユニットU(i−1)のAND回路51の出力との論理積信号を生成して出力する。すなわち、AND回路51は、電池セルC11〜Cimの全てについて、抵抗体31,32による分圧値が基準電圧よりも高い場合に論理「H」となる信号となる。同様に、AND回路52〜55は、電池セルCi1〜Cimに対応する比較器44〜50の出力と、隣接する高電位側の監視ユニットU(i−1)のAND回路52〜55の出力との論理積信号を生成して出力する。すなわち、AND回路52〜55は、電池セルC11〜Cimの全てについて、抵抗体33,34の直列接続体と、抵抗体35,36の直列接続体と、抵抗体37,38の直列接続体と、抵抗体39,40の直列接続体とのそれぞれによる分圧値が基準電圧よりも高い場合にそれぞれ論理「H」の信号を出力する。
OR回路56〜60はそれぞれ、比較器42,44,46,48,50の出力に基づき、電池セルC11〜Cimの電圧についての上記直列接続体による分圧値と基準電圧との大小比較結果の論理和信号を生成する。換言すれば、OR回路56〜60は、電池セルC11〜Cimの電圧と分圧度合い及び基準電圧に応じて設定される閾値との比較結果の論理和信号を生成する。これにより、OR回路56〜60の出力は、電池セルC11〜Cimの電圧の最大値を5ビットで表現する信号となる。
例えば、OR回路56は、電池セルCi1〜Cimに対応する比較器42の出力と、隣接する高電位側の監視ユニットU(i−1)のOR回路56の出力との論理和信号を生成して出力する。すなわち、OR回路56は、電池セルC11〜Cimの少なくとも1つについて、抵抗体31,32による分圧値が基準電圧よりも高い場合に論理「H」となる信号となる。同様に、OR回路56〜60は、電池セルCi1〜Cimに対応する比較器44〜50の出力と、隣接する高電位側の監視ユニットU(i−1)のOR回路56〜60の出力との論理和信号を生成して出力する。すなわち、OR回路56〜60は、電池セルC11〜Cimの少なくとも1つについて、抵抗体33,34の直列接続体と、抵抗体35,36の直列接続体と、抵抗体37,38の直列接続体と、抵抗体39,40の直列接続体とのそれぞれによる分圧値が基準電圧よりも高い場合にそれぞれ論理「H」の信号を出力する。
なお、インターフェース62は、隣接する低電位側の監視ユニットU(i+1)に、AND回路51〜55の出力信号やOR回路56〜60の出力信号を出力するためのものである。また、インターフェース64は、隣接する高電位側の監視ユニットU(i+1)からの出力信号を受け取るためのものである。なお、最高電位の監視ユニットU1については、インターフェース64が存在せず、また、最低電位の監視ユニットUnについては、インターフェース62が存在しない。
次に、各電池セルCijの内部抵抗の異常の有無の診断処理について詳述する。
図3に、実線にて内部抵抗に異常がある場合の充電電流と端子電圧との関係を示し、一点鎖線にて内部抵抗に異常がない場合の充電電流と端子電圧との関係を示す。今、充電電流IA及び電圧VAの組が検出されたと想定すると、充電電流IAを充電電流IBに上昇させることで、端子電圧は上昇する。これは、端子電圧が、起電圧と、内部抵抗による電圧降下量との和であることによる。ただし、内部抵抗が正常時よりも高くなる異常が生じる場合と内部抵抗が正常である場合とでは、端子電圧が相違することとなる。すなわち、内部抵抗に異常がある場合の電圧VBは、正常である場合の電圧よりも高くなると考えられる。このため、正常な内部抵抗を仮定したときの電圧の予測と実際とのずれに基づき、内部抵抗の異常の有無を判断することができる。本実施形態では、この点に着目する。
ちなみに、図中、充電電流がゼロとなる点における端子電圧が起電圧である。ただし、この起電圧は、図4に示すように、電池セルCijの充電状態に依存して変化する。図4では、充電状態を残存容量(SOC:State Of Charge)にて定量化している。SOCは、電池セルCijの放電能力を定量化した物理量である。詳しくは、電池セルCijの満充電に対する現在の充電量の割合を定量化したものである。SOCは、通常「5時間率容量」や、「10時間率容量」等によって定量化される。
図示されるように、起電圧は、SOCの中央近傍において変曲点を有するようにして、SOCが大きいほど高くなるように変化する。ここで、SOCの常用域である中間領域(例えば「30〜80%」)においては、それ以外の領域と比較して起電圧の変化が緩やかになっている。
図5に、本実施形態にかかる内部抵抗の異常の有無の判断処理のうち充電制御中の判断処理の手順を示す。この処理は、電池ECU18によって、例えば所定周期で繰り返し実行される。
この一連の処理では、まずステップS10において、組電池10の充電制御中であるか否かを判断する。この処理は、充電器14による充電制御がなされているか否かの判断処理とすることが望ましい。充電制御中であると判断される場合、ステップS12において、充電電流IA及び対応する電圧の閾値VLを設定する。ここで、閾値VLは、上記抵抗体31,32の直列接続体と、抵抗体33,34の直列接続体と、抵抗体35,36の直列接続体と、抵抗体37,38の直列接続体と、抵抗体39,40の直列接続体とのいずれかによって実現できる閾値とする。また、閾値VLは、内部抵抗が正常な場合に、充電電流IAに対応して想定される電圧よりも高くすることが望ましい。この観点から、閾値VLを、SOCに依存して可変設定してもよい。
続くステップS14では、充電電流IAとした際の電圧VAが閾値VLを跨いで上昇したか否かを判断する。この処理は、電池セルCijの端子電圧の最大値が、閾値VLとなったか否かを判断するためのものである。この処理は、最低電位の監視ユニットUnのOR回路56〜60の出力信号に基づき行うことができる。そして、閾値VLを跨いで上昇したと判断される場合、ステップS16において、起電圧V0eを推定する。これは、上記メモリ18aに予め記憶保持された正常な内部抵抗Rnを用いて、「V0e=VA−Rn・IA」によって算出することができる。
続くステップS18においては、充電電流IAよりも大きい充電電流IBと、対応する電圧の閾値VHとを設定する。ここで、閾値VHは、「V0e+Rn・IB+Δ」によって定義される。ここで、マージン量Δは、正常な内部抵抗Rnとこれに基づき推定される起電圧V0eとに基づき予測される電圧よりも閾値VHを大きくするためのものである。一方、充電電流IBは、上記抵抗体31,32の直列接続体と、抵抗体33,34の直列接続体と、抵抗体35,36の直列接続体と、抵抗体37,38の直列接続体と、抵抗体39,40の直列接続体とのいずれかによって閾値VHを実現できるように設定する。続くステップS20においては、充電電流IBにおける電圧VBが閾値VH以上であるか否かを判断する。この処理は、内部抵抗Rnによって予測される電圧と実際の電圧とのずれ量が所定以上であるか否かを判断するためのものである。そして、閾値VH以上であると判断される場合、ステップS22において、内部抵抗異常である旨判断する。
なお、上記ステップS10,S14,S20において否定判断される場合や、ステップS22の処理が完了する場合には、この一連の処理を一旦終了する。
図6に、本実施形態にかかる内部抵抗の異常の有無の判断処理のうち放電制御中の判断処理の手順を示す。この処理は、電池ECU18によって、例えば所定周期で繰り返し実行される。なお、図6において、先の図5に対応する処理については、便宜上同一のステップ番号を付している。
この一連の処理では、まずステップS10aにおいて、組電池10の放電制御中であるか否かを判断する。そして放電制御中であると判断される場合、ステップS12aにおいて、放電電流IA(<0)及び対応する電圧の閾値VHを設定する。ここでも、閾値VHは、上記抵抗体31,32の直列接続体と、抵抗体33,34の直列接続体と、抵抗体35,36の直列接続体と、抵抗体37,38の直列接続体と、抵抗体39,40の直列接続体とのいずれかによって実現できる閾値とする。また、閾値VHは、内部抵抗が正常な場合に、放電電流IAに対応して想定される電圧よりも低くすることが望ましい。この観点から、閾値VHを、SOCに依存して可変設定してもよい。
続くステップS14aでは、放電電流IAとした際の電圧VAが閾値VHを跨いで低下したか否かを判断する。この処理は、電池セルCijの端子電圧の最低値が、閾値VHとなったか否かを判断するためのものである。この処理は、最低電位の監視ユニットUnのAND回路51〜55の出力信号に基づき行うことができる。そして、閾値VHを跨いで低下したと判断される場合、ステップS16において、起電圧V0eを推定する。
続くステップS18aにおいては、放電電流IAよりも小さい放電電流IBと、対応する電圧の閾値VLとを設定する。ここで、放電電流IBへの制御は、DCDCコンバータ12を操作することで行えばよい。ここで、閾値VLは、「V0e+Rn・IB−Δ」によって定義される。ここで、マージン量Δは、正常な内部抵抗Rnとこれに基づき推定される起電圧V0eとに基づき予測される電圧よりも閾値VLを小さくするためのものである。一方、充電電流IBは、上記抵抗体31,32の直列接続体と、抵抗体33,34の直列接続体と、抵抗体35,36の直列接続体と、抵抗体37,38の直列接続体と、抵抗体39,40の直列接続体とのいずれかによって閾値VLを実現できるように設定する。続くステップS20aにおいては、充電電流IBにおける電圧VBが閾値VL以下であるか否かを判断する。この処理は、内部抵抗Rnによって予測される電圧と実際の電圧とのずれ量が所定以上であるか否かを判断するためのものである。そして、閾値VL以下であると判断される場合、ステップS22において、内部抵抗異常である旨判断する。
なお、上記ステップS10a,S14a,S20aにおいて否定判断される場合や、ステップS22の処理が完了する場合には、この一連の処理を一旦終了する。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)充電電流IA又は放電電流IA及び電圧VAの組と正常な内部抵抗Rnとに基づき、充電電流IA又は放電電流IAを変化させた状態での電池セルCijの電圧VBを予測し、この予測と実際とのずれ量が所定以上であることを条件に、電池セルCijの異常の有無を判断した。これにより、電池セルCijの異常の有無を高精度に判断することができる。
(2)充電電流IA又は放電電流IA及び電圧VAの組と正常な内部抵抗Rnとに基づき、電池セルCijの起電圧V0eを推定し、推定される起電圧V0eを加味してずれ量が所定以上であるか否かを判断した。これにより、充電電流IA又は放電電流IAを変化させた状態での電池セルCijの電圧を好適に予測することができる。
(3)組電池10を構成する電池セルCijを、内部抵抗の異常の有無の判断対象とした。これにより、異常の有無の判断のための電流及び電圧の検出回数が少ないことが特に望まれる傾向にあるため、内部抵抗Rnに基づく異常判断手法の利用価値が特に大きい。
(4)電池セルCijの電圧と複数用意された閾値との大小比較結果を電圧の検出値とした。この場合、電圧のサンプリング回数を増加させにくいため、少ない電圧サンプリング数に基づき異常の有無を高精度に判断することができる上記手法の利用価値が特に大きい。
(5)プラグインハイブリッド車に本発明を適用した。これにより、充電器14を操作することで、充電電流を制御することができるため、先の図5に示した処理を容易に実施することができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図7に、本実施形態にかかる内部抵抗の異常の有無の判断原理について説明する。
図7(a)に示されるように、本実施形態でも、充電電流IAとそのときの電圧VAとを取得する。その後、充電電流IAから充電電流IB(<IA)に減少させる。これにより、図7(b)に示されるように、充電電流IA時の電圧VAよりも実際の電圧が低下する。ここで、電池セルCijの充電が進行すると、SOCが増加し、ひいては起電圧が上昇するために端子電圧も上昇する。ただし、端子電圧が電圧VAとなるまでに要する時間は、内部抵抗に依存する。これは、充電電流IA時に電圧VAであったとしても、その際の起電圧が内部抵抗に依存していることによる。このため、上記電圧VAとなるまでに要する時間は、電池セルCijの実際の内部抵抗を定量化するパラメータとなる。
図7では、正常な内部抵抗の場合を一点鎖線で示し、異常な内部抵抗の場合を実線にて示している。図7(a)に示すように、同一の充電電流IA及び電圧VAであったとしても、充電電流IAがゼロのときの電圧である起電圧は、内部抵抗に依存して変化する。詳しくは、内部抵抗が大きくなる異常が生じている場合には、正常である場合と比較して、実際の起電圧が小さくなる。このため、充電電流IBに減少させた後、端子電圧が電圧VAまで上昇するのに要する時間T2は、正常の場合の時間T1よりも長くなる。
図8に、上記原理を利用した内部抵抗異常の有無の判断処理の手順を示す。この処理は、電池ECU18によって、例えば所定周期で繰り返し実行される。
この一連の処理では、まずステップS30〜S36において、先の図5のステップS10〜S16と同様の処理を行う。続くステップS38においては、充電電流IBへと減少させるとともに、端子電圧が再度電圧VAに上昇するまでに要する時間の閾値Tthを設定する。この閾値Tthは、内部抵抗が正常であるか否かを判断するためのものである。閾値Tthは、例えば以下の式にて設定すればよい。
Tth=[[{VA−(V0e+Rn・IB)}/Vx]・180/IB]+Δ
ここで、右辺第1項の分子の「V0e+Rn・IB」は、正常な内部抵抗に基づく充電電流IBへの切り替え直後の端子電圧の予測値である。したがって、「{VA−(V0e+Rn・IB)}」は、充電電流IBの切り替え直後から、端子電圧が再度電圧VAに上昇するまでの電圧の変化量の予測値を示している。ここで、SOC「1%」当たりの電圧上昇率Vx(V/%)を用いると、上記電圧変化量に対するSOC上昇量(%)が「{VA−(V0e+Rn・IB)}/Vx」と算出される。ここで、SOCを「1%」上昇させるために必要な電流量は、SOCとして5時間率容量を仮定した場合、SOCの「100%」は、「18000Asec」となるため、「180Asec/%」となる。このため、上記電圧の変化量を生じさせるために必要と想定される電流容量(Asec)は、「[{VA−(V0e+Rn・IB)}/Vx]・180」となる。したがって、充電電流IBを用いた場合には、上記の右辺第1項の時間で電圧VAに等しくなる。ちなみに、電圧上昇率Vxは、SOCに応じて可変設定される。
なお、上記マージン量Δは、閾値Tthを、正常な内部抵抗の場合に端子電圧が電圧VAとなるまでに要する時間より所定量長くするためのものである。
続くステップS40においては、充電電流IBとしてからの時間を計時するタイマTをインクリメントする。この処理は、現在の端子電圧Vが上記電圧VAとなるまで実行される(ステップS42:YES)。そして、ステップS44では、このときのタイマTが閾値Tth以上であるか否かを判断する。この処理は、電池セルCijに内部抵抗異常があるか否かを判断するためのものである。そして閾値Tth以上であると判断される場合、ステップS46において内部抵抗異常であると判断する。
なお、ステップS30、S34,S44において否定判断される場合や、ステップS46の処理が完了する場合には、この一連の処理を一旦終了する。
以上説明した本実施形態によれば、先の第1の実施形態の上記(2)〜(5)の効果に加えて、更に以下の効果が得られるようになる。
(6)充電電流IBへと変化させた際の端子電圧が電圧VAに上昇するまでの所要時間を内部抵抗Rnに基づき予測し、これと実際の所要時間とのずれに基づき、内部抵抗の異常の有無を判断した。これにより、電圧検出の解像度が比較的低い場合であっても内部抵抗の異常の有無を高精度に判断することができる。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図9に、本実施形態にかかる監視ユニットUiの回路構成の一部を示す。図示されるように、本実施形態では、比較器42,44,46,48,50の出力信号のうちの各電池セルCi1〜Cimのいずれに対応するものを出力するかを切り替えるマルチプレクサ70を備えている。また、電池ECU18からの指令に応じてマルチプレクサ70を操作する切替制御部72を備えている。これにより、低圧システムと高圧システムとを絶縁する手段を介して電池ECU18によりマルチプレクサ70が操作されることで、監視ユニットUiからは、電池セルCi1〜Cimのいずれかの電圧に対応する信号が出力されることとなる。
これにより、先の第1の実施形態において例示した手法を用いることで、各電池セルCij毎に内部抵抗の異常の有無を判断することができる。
(第4の実施形態)
以下、第4の実施形態について、先の第3の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図10に、本実施形態にかかる監視ユニットUiの内部構成の一部を示す。図示されるように、本実施形態にかかる監視ユニットUiは、電池セルCijの電圧のばらつきを低減するための手段を備えている。すなわち、各電池セルCijに並列に、抵抗体80及びスイッチング素子82の直列接続体が接続されている。そして、監視ユニットUiに接続される電池セルCi1〜Cimに対応する上記スイッチング素子82は、共通の均等化制御部84によって操作される。均等化制御部84は、電池セルCijの電圧のばらつきを低減すべく、電池ECU18との通信を通じて、電池セルCijのうちの電圧の大きいものを把握し、これに対応するスイッチング素子82をオン状態とすることでこれを放電させる処理を行う。これにより、電池セルCijの電圧のばらつきを低減することができる。
ところで、上記抵抗体80や、スイッチング素子82、更には均等化制御部84を備える均等化放電回路に異常が生じる場合には、ばらつきを低減することができなくなるおそれがある。しかし、ばらつきが低減できないことが判明したとしても、その要因は、均等化放電回路に異常があることによるものに限らず、電池セルCij自体の異常による可能性もある。
そこで本実施形態では、上記第1の実施形態の要領で電池セルCijの内部抵抗の異常の有無を判断し、この判断結果を加味することで、均等化放電回路の異常であるか否かを特定する処理を行う。
図11に、本実施形態にかかる均等化放電回路異常の有無の判断処理の手順を示す。この処理は、電池ECU18によって、例えば所定周期で繰り返し実行される。
この一連の処理では、まずステップS50において、内部抵抗異常の有無の判断処理が完了したか否かを判断する。そして、完了していると判断される場合、ステップS52において、内部抵抗に異常がないか否かを判断する。そして、内部抵抗異常がないと判断される場合、ステップS54において、電池セルCijの最大電圧Vmaxと最低電圧Vminとを取得する。そして、ステップS56においては、最低電圧Vminに対する最大電圧Vmaxの差が閾値α以上であるか否かを判断する。この処理は、電池セルCijの電圧のばらつきが所定以上であるか否かを判断するためのものである。
そして、閾値α以上であると判断される場合、ステップS58において、所定時間に渡り均等化放電処理を実行する。ここで、所定時間は、均等化放電回路が正常に機能するなら電池セルCijの電圧のばらつきを十分低減することができると想定される時間に設定されている。そして、所定時間にわたる均等化放電処理が完了する場合、ステップS60において、最低電圧Vminに対する最大電圧Vmaxの差が閾値β以上であるか否かを判断する。この処理は、均等化放電処理が正常になされたか否かを判断するためのものである。上記閾値βは、所定時間に渡る均等化放電処理の後には想定できない程度の大きな電圧ばらつきを表現する値に設定される。なお、閾値βは閾値α以下とすることが望ましい。そして、ステップS60において閾値β以上であると判断される場合、ステップS62において、均等化放電回路の異常であると判断する。
なお、ステップS50、S52,S56,S60において否定判断される場合や、ステップS62の処理が完了する場合には、この一連の処理を一旦終了する。
以上説明した本実施形態によれば、先の第3の実施形態に準じた効果に加えて、更に以下の効果が得られるようになる。
(7)電池セルCijの内部抵抗に異常がないと判断されているにもかかわらず、均等化放電回路を用いたばらつきの低減処理の後にもばらつきが所定以上である場合、均等化放電回路の異常である旨判断した。これにより、電池セルCijの内部抵抗の異常と、均等化放電回路の異常とを適切に区別することができる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記第1の実施形態では、充電電流IB及び対応する閾値VHや放電電流IB及び対応する閾値VLを設定したがこれに限らず、例えば、充電時の電圧VB及び対応する電流の閾値ILや、放電時の電圧VB及び対応する電流の閾値IHを設定してもよい。この場合、充電時には、実際の電流が閾値IL以下となる場合に異常と判断し、放電時には、実際の電流が閾値IH以上となる場合に異常と判断すればよい。
・上記第2の実施形態では、充電電流IBによって電圧VAとなる所要時間Tに基づき内部抵抗異常の有無を判断したが、これに限らない。例えば、放電電流IBによって電圧VBとなる所要時間Tに基づき内部抵抗異常の有無を判断してもよい。これは、例えば、放電電流IBをそれ以前の放電電流IAよりも大きい(負であって絶対値が小さい)値として且つ、所要時間Tが閾値Tthよりも長い場合に異常と判断することで実行することができる。
また、所要時間Tの定義としては、もとの電圧VAとなるまでに要する時間に限らない。例えば、もとの電圧VAとは異なる適宜の電圧(到達電圧)となるまでに要する時間としてもよい。ここで、充電時であれば、電流IAよりも電流IBの方が小さいとするなら、到達電圧を電流IBに移行した直後の電圧よりも高くなると想定される電圧とすればよい。また、充電時において電流IAよりも電流IBの方が大きい場合には、到達電圧を電圧VAよりも高い値に設定すればよい。
・上記第3の実施形態の監視ユニットUiの構成を用いた内部抵抗異常の有無の判断処理としては、先の第1の実施形態にかかる手法を用いるものに限らない。例えば先の第1の実施形態の手法を変形し、充電時の電圧VB及び対応する電流の閾値ILや、放電時の電圧VB及び対応する電流の閾値IHを設定することで異常の有無を判断してもよい。この場合、充電時には、実際の電流が閾値IL以下となる場合に異常と判断し、放電時には、実際の電流が閾値IH以上となる場合に異常と判断すればよい。
また例えば、充電時において、充電電流IBを充電電流IAよりも小さい値に設定し、且つこのときの電圧が閾値以下となることで内部抵抗異常ありと判断したり、放電電流IBを放電電流IAよりも大きい(負で絶対値が小さい)値に設定し、且つこのときの電圧が閾値以上となることで内部抵抗異常ありと判断したりしてもよい。
更に、先の第2の実施形態にかかる手法を用いてもよい。
・上記第4の実施形態では、電池セルCij間のばらつきが所定以上であるか否かを、監視ユニットUiによる最大電圧Vmax及び最低電圧Vminの検出に基づき行ったがこれに限らない。例えばフライングキャパシタを備える構成において、フライングキャパシタによる電圧の検出結果に基づき行ってもよい。
・上記各実施形態では、内部抵抗Rnに基づき、起電圧V0eを推定したがこれに限らない。例えば上記第1の実施形態において、充電電流IAや放電電流IAをゼロとするなら、そのときの電圧VAは起電圧に等しいと考えられる。そしてこれは、内部抵抗Rnの情報無しに推定されるものとなる。
・電池セルCijの内部抵抗異常としては、正常時の内部抵抗よりも抵抗値が大きくなる異常に限らず、小さくなる異常であってもよい。
・上記各実施形態では、電池セルCijとして、リチウム2次電池を想定したがこれに限らず、例えばニッケル水素2次電池等であってもよい。
・組電池10としては、プラグインハイブリッド車に搭載されるものに限らず、例えば車両の外部からの電力供給による組電池10への充電手段を持たないハイブリッド車や、内燃機関を備えない電気自動車に搭載されるものであってもよい。
・上記第1〜第4の実施形態において、内部抵抗異常の判断対象となる対象電池としては、組電池10を構成する電池セルCijに限らない。例えば、隣接するいくつかからなる電池セルであるブロックであってもよい。更に、組電池10を構成する電池セル又は隣接する複数の電池セルに限らず、例えば単一の電池であってもよい。
第1の実施形態にかかるシステム構成図。 同実施形態にかかる監視ユニットの内部構成の一部を示す回路図。 同実施形態にかかる内部抵抗異常の判断原理を説明するための図。 同実施形態にかかる電池の起電圧とSOCとの関係を示す図。 同実施形態にかかる内部抵抗異常の有無の判断処理の手順を示す流れ図。 同実施形態にかかる内部抵抗異常の有無の判断処理の手順を示す流れ図。 第2の実施形態にかかる内部抵抗異常の判断原理を説明するための図。 同実施形態にかかる内部抵抗異常の有無の判断処理の手順を示す流れ図。 第3の実施形態にかかる監視ユニットの内部構成の一部を示す回路図。 第4の実施形態にかかる監視ユニットの内部構成の一部を示す回路図。 同実施形態にかかる均等化放電回路の異常の有無の判断処理の手順を示す流れ図。
符号の説明
10…組電池、18…電池ECU,Cij…電池セル、Ui…監視ユニット。

Claims (8)

  1. 異常の有無の判断対象となる対象電池の内部抵抗に関する情報を記憶する記憶手段と、
    前記対象電池を流れる電流及び対応する電圧の組についての検出値を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された検出値の組を入力とし、前記電流及び電圧の少なくとも一方が所定量相違する状態への移行前における前記検出値の組と前記記憶された情報とに基づく前記移行の予測と、該移行の実際とのずれ量が所定以上であると判断されることを条件に、前記対象電池の異常の有無を判断する異常判断手段とを備えることを特徴とする電池の異常判断装置。
  2. 前記異常判断手段は、前記取得手段によって取得される検出値の組と前記記憶された情報とに基づき、前記対象電池の起電圧を推定する手段を備え、前記推定される起電圧を加味して前記ずれ量が所定以上であるか否かを判断することを特徴とする請求項1記載の電池の異常判断装置。
  3. 前記異常判断手段は、前記対象電池の内部抵抗が増大側に変化することに起因した前記ずれ量が所定以上であるか否かを判断するものであることを特徴とする請求項1又は2記載の電池の異常判断装置。
  4. 前記異常判断手段は、前記移行前において取得される検出値の組と前記記憶された情報とに基づき、前記少なくとも一方が所定量相違する場合についての他方の値の閾値を設定する手段を備え、該閾値と前記移行後において取得される前記他方の検出値との比較に基づき前記移行の予測と実際とのずれ量が所定以上であるか否かを判断することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電池の異常判断装置。
  5. 前記異常判断手段は、前記移行の予測と実際とのずれ量を、前記対象電池の電圧の検出値が所定値に変化するまでの所要時間に基づき把握することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電池の異常判断装置。
  6. 前記対象電池は、電池セルの直列接続体としての組電池を構成する1個又は隣接する複数個の電池セルからなる単位電池であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電池の異常判断装置。
  7. 前記組電池を構成する複数の単位電池の電圧同士のばらつきを低減するための均等化手段を備え、
    前記異常判断手段によって異常がないと判断されているにもかかわらず、均等化手段を用いたばらつきの低減処理の後にも前記ばらつきが所定以上である場合、前記均等化手段の異常である旨判断する手段を更に備えることを特徴とする請求項6記載の電池の異常判断装置。
  8. 前記取得手段は、前記対象電池の電圧と複数の閾値のうちの少なくとも1つとの大小比較結果を前記電圧の検出値として取得するものであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の電池の異常判断装置。
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