JP2010113358A - 改良された作動性を有するメンブレン変形の可能な光デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】改良された作動性を有するメンブレン変形の可能な光デバイスを提供すること。
【解決手段】少なくとも1つの変形可能なメンブレンと、支持体と、メンブレンに負荷をかけて、それを変形させる作動手段とを備え、メンブレンには、支持体に固定するための区域と固定区域によって囲まれた逆向きに変形するのに適した実質的に中心の区域とが備えられ、支持体およびメンブレンは、メンブレンの面の1つと接触する第1の流体と呼ばれる流体の固定区域の少なくとも内部に配置され、一定の容積を閉じ込めるのに寄与している、光デバイスに関する。作動手段は、メンブレンをある方向に移動させ、第1の流体を中心区域の方へ移動させるために中心区域と固定区域との間にある周辺区域内でメンブレンに負荷をかける主要作動手段と、メンブレンを逆方向に移動させるために中心区域内でメンブレンに負荷をかけるメンブレンに少なくとも固定された補助作動手段とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、流体が封入され、適応制御光学における可変焦点距離レンズ、光学収差補正レンズ、またさらにはメンブレン変形の可能な鏡などのメンブレン作動手段を備えたメンブレン変形が可能な光デバイスに関する。
液体レンズは、たとえば、スチールカメラまたはビデオカメラの機能を有する携帯電話において有用である。特に、オートフォーカス機能およびズーム機能を含む多くの開発が進行中である。これらの機能を導入する間にわたり、可能な最短のレスポンスタイムを得る試みがなされる。さらに一般には、これらの小型カメラに可能な最大数の構成要素を組み込んで、コスト、サイズおよび消費電力を低減する試みがなされる。これらの可視光で動作する小型カメラは、コンパクトカメラモジュール(CCM)として知られている。一般に、小型カメラには、その湿潤性を変えるために電圧が印加される、1つまたは2つの液体から成るレンズが備わっている。
他の用途は、赤外線(IR)で動作するカメラに関する。組込みに関する進歩は少なく、ほとんどの場合、光学機器はカメラから切り離されている。特に、光学機器の組込み(カメラモジュールの作製)、オートフォーカス機能の組込みを含むいくつかの開発が進行中である。さしあたって、関連する技術的解決は知られておらず、定義が必要である。
メンブレン変形が可能な鏡の用途において、鏡には反射性がある。この用途において、流体は気体であってよい。鏡の焦点距離、したがって、その曲率半径を調整することが必要となる可能性がある。このような鏡は、眼科学において、または適応制御光学において使用することができる。
2枚のうち少なくとも1枚が可動な2枚の壁の間で一定容積で動作する液体から成る可変焦点距離液体レンズなどの可変焦点距離光デバイスは、たとえば以下のいくつかの特許の対象であった:米国特許第5917657号、米国特許第6344930号、特開平10−144975、特開平08−114703、米国特許第5138494号、国際公開第2003/102636号、特開2002−243918、および特開昭60−220301。
メンブレンに付随する機械的な構造は、全て高度に複雑であり、カメラ電話に一体化されるもののようなコンパクトカメラモジュールにおける用途に対しては余りに費用がかかる。
図8A、8Bは、米国特許第5917657号に記載された可変焦点距離液体レンズの2つの例を示す。これらのレンズは、作動に関して複雑さが最小のレンズを示すものなので選択される。
図8Aにおける液体レンズ1000は、中心の第1の透過性弾性膜106a、中心の第2の透過性弾性膜106b、周辺弾性膜104および周辺容器105から成る。第1および第2の透過性弾性膜106a、106bは互いに向かい合って配置される。周辺弾性膜104は、第1の透過性弾性膜106aの周りに固定され、その組合せは第1のメンブレン2を形成する。第1のメンブレンは、周辺容器105の一方の面に固定される。第2のメンブレンは第2の弾性膜から成る。第2のメンブレンは、周辺容器の他方の面に固定される。これら全ての要素は互いに密封され、液体103を含む。その機能が液体103に圧力を印加することであるレンズ作動手段102が、周辺弾性膜104上に作用する。レンズ作動手段は、リング状の容器203内に配置された複数のアクチュエータ201から形成される。この容器は比較的厚い。その作用は、周辺弾性膜104に加えられたリングを介してメンブレン上で起こる。2つの容器105、203は、向かい合わせで接合される。透過性弾性膜は光学的役割のみを有し、周辺弾性膜は機械的役割のみを有する。
これらの液体レンズ1000は、以下に列挙する欠点を有する。
1つの主要な欠点は、特に容器のために、大型、複雑で、効率が高くない作動の型に関連する。
これらのレンズを製造する方法は、単体方式であり、多くの専門分野にわたる。これらの方法は、膜を調製し、成形するためのプラスチック処理技術、および容器を生産するための射出および機械加工の技術を含む。膜を容器に密封して接合させる方法は、封止の種類によって異なる(プラスチック対プラスチック、プラスチック対ガラス、プラスチック対金属)。さらに、得られるべき封止は、全て同じ面内にあるわけではなく、したがって、膜またはプレートの微妙な取扱いを必要とし、これにより、利用する方法および必要な生産設備は相当に複雑になる。これらの技術は、マイクロエレクトロメカニカルシステムMEMS、またはマイクロオプトエレクトロメカニカルシステムMOEMSの生産用に利用されるロット製造向けの従来の方法と両立しない。その結果として、それらのコストは依然として高く、それらのサイズも依然として大きい。
そのうえ、組立て中に、周辺弾性膜において透過性弾性膜を位置決めし、周辺弾性膜へリングを移動する間にリングを完璧に位置決めすることは困難である。もう1つの困難は、リングに対してアクチュエータを完璧に位置決めすることである。不完全な位置決めは光学収差を引き起こし、これは、得られる画像の質を劣化させる。
さらにまた、作動手段によって移動されるべき周辺弾性膜は、静止時および動作中共に、固定部において周辺容器の表面にできるだけ平行である必要がある。そうでない場合、光学収差が生じて、得られる画像の質を劣化させる。実際、図8Bは、作動手段を除いた、米国特許第5917657号に記載された液体レンズの断面図を示す。光学収差のいかなるリスクも避けるために、容器への固定部でメンブレン部分が延びる主面と、メンブレンを構成する様々な膜の間の封止とは実質的に平行でなければならない。多くの封止を必要とする状態で、これらの結果を達成することは非常に困難である。
さらにまた、いくつかの膜が、液体を封入するために、パッチワークのように一緒に密封され、容器に封止されるので、漏出のリスクは無視できない。
別の欠点は、一方で作動手段がメンブレンを作動する場合、さらにメンブレンを所与の位置に保持する場合の作動手段の消費電力に伴うものである。携帯電話の用途において消費電力を最小化するための試みが当然なされる。
米国特許第5917657号 米国特許第6344930号 特開平10−144975 特開平08−114703 米国特許第5138494号 国際公開第2003/102636号 特開2002−243918 特開昭60−220301
本発明の目的は、上記の欠点、すなわち、作動手段の複雑さおよびそのサイズ、光学収差、高い漏出のリスク、マイクロエレクトロニクスの環境との非両立性、およびロット製造の非実現性をもたない少なくとも液体レンズまたは液体鏡などのメンブレン変形が可能な光デバイスをまさに提供することである。
本発明のさらなる目的は、従来技術で得られたよりも大きなメンブレンの変形を得るように、メンブレンを変形する作動手段の効率を増大させることである。
本発明のさらなる目的は、作動手段の作動中および作動手段が静止して変形された位置でメンブレンを保持する時のいずれの場合も光デバイスの消費電力を低減することである。
この目的を達成するために、本発明は、少なくとも1つの変形可能なメンブレンと、支持体と、メンブレンに負荷をかけてそれを変形させる作動手段とを含み、メンブレンには、支持体に固定するための区域と固定区域に囲まれた逆向きに変形するのに適した実質的に中心の区域とが備わり、支持体およびメンブレンは、メンブレンの面の1つに接触する第1の流体と呼ばれる流体の、固定区域の少なくとも内部に配置された一定の容積を閉じ込めるのに寄与する、光デバイスである。メンブレン作動手段は、メンブレンをある方向に移動させ、第1の流体を中心区域の方へ移動させるために中心区域と固定区域との間にある周辺区域内でメンブレンに負荷をかける主要作動手段と、メンブレンを逆方向に移動させるために中心区域内でメンブレンに負荷をかけるメンブレンに少なくとも固定された補助作動手段とを含む。
光デバイスは、メンブレンを保護するためにメンブレンの反対側にカバーを含むことが好ましい。
主要作動手段は、少なくとも1つの静電型、圧電型、熱バイモルフ型の磁気アクチュエータで形成することができる。
主要作動手段が少なくとも1つの静電型アクチュエータを含む場合、この静電型アクチュエータは、誘電体によって分けられた互いに向かい合う2つの電極を含み、固定電極は支持体に、可動電極はメンブレンにある。
補助作動手段は、誘電体によって分けられた互いに向かい合う2つの電極から形成された少なくとも1つの静電型アクチュエータを含み、可動電極はメンブレンに、固定電極は、支持体に固定されたメンブレンを保護するためのカバーなどの別の支持体にあることが好ましい。
補助作動手段は、複数の静電型アクチュエータを含むことができる場合、アクチュエータの固定電極および/または可動電極は、光デバイスの光軸の周りに同心円状に配置される。
固定電極または可動電極は、主要作動手段および/または補助作動手段に属する複数のアクチュエータに対して共通であってよい。
主要作動手段および/または補助作動手段の可動電極は、メンブレンの面のうちの1つの面上に配置でき、メンブレンの2つのサブレイヤ間に挟まれる、あるいはメンブレン自体によって形成される。
主要作動手段の可動電極と補助作動手段の可動電極とは合併することができる。
主要作動手段の可動電極と補助作動手段の可動電極とは、少なくとも1つの電気伝導性延長部によって電気的に接続することができる。
メンブレンは、ポリジメチルシロキサン、メチルポリメタクリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、パリレン、エポキシ樹脂またはシリコーンなどの有機材料、あるいはシリコン、二酸化シリコン、窒化シリコン、シリコンカーバイド、多結晶シリコン、窒化チタン、ダイアモンドカーボン、スズおよび酸化インジウム、アルミニウムなどの無機材料を基にして生産することができる。
カバーは、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、メチルポリメタクリレート、ポリカーボネートなどのガラスまたは有機材料を基にして生産することができる。
カバーは、第2の流体で満たされた空洞を制限する。
補助作動手段は、第1の流体の容積外部に配置された一部を含み得る。
補助作動手段は、代替として圧電型であってよい。
光デバイスは、主要作動手段の近傍内の第1の流体の厚さに応じて主要作動手段に印加される電圧をサーボ制御する手段、および/または補助作動手段の近傍内の第2の流体の厚さに応じて補助作動手段に印加される電圧をサーボ制御する手段を含むことができる。
第2の流体は、空洞内に閉じ込められる、または空洞を離れるのが自由である。
光デバイスが複数のメンブレンを含む場合、単一カバーでメンブレンを保護することができる。
本発明による光デバイスにおいて、カバーは、それぞれが異なるメンブレンに負荷をかける複数の補助作動手段に共通の固定電極を保持することができる。
光デバイスは、伝送においてまたは反射において動作することができる。
光デバイスが伝送において動作する場合、第2の流体は、第1の流体の絶対屈折率とは異なる絶対屈折率を有し、詳しくは、光デバイスが収束性の場合は、この絶対屈折率は第1の流体の絶対屈折率より低く、光デバイスが発散性の場合は高いことが好ましい。第2の流体が、同じジオプター形状に対して第1の流体の絶対屈折率より高い絶対屈折率を有するならば、この同じジオプター形状に対して光デバイスは発散性になる。光デバイスが反射において動作する場合、2つの流体は、互いに独立に、所望の特性に応じて選択される。
重力の効果による光デバイスの光学性能の低下を防止するために、動作モードが伝送または反射であるかどうかに関係なく、第2の流体は、第1の流体の密度にできるだけ近い密度を有することが好ましい。
主要作動手段および補助作動手段は、連続してまたは同時に作動可能で、任意選択で補償される。
本発明は、これらを特徴とする少なくとも1つの光デバイスを含む観察デバイスにも関する。
本発明は、添付の図面を参照して、情報のためだけに提供された限定的でない例示の実施形態の説明を読むことでより良く理解されよう。
本発明による光デバイスの断面図である。 補助作動手段が同心円状の固定電極を含む場合の、本発明による代替光デバイスの断面図である。 補助作動手段が同心円状の固定電極を含む場合の、本発明による代替光デバイスの平面図である。 本発明による光デバイスの変更形態を示す図である。 本発明による光デバイスの変更形態を示す図である。 本発明による光デバイスの変更形態を示す図である。 本発明による光デバイスの変更形態を示す図である。 本発明による光デバイスの変更形態を示す図である。 本発明による光デバイスの変更形態を示す図である。 本発明による光デバイスの変更形態を示す図である。 第2の液体が自由である場合の第1の液体の変位を示す図である。 第2の液体が閉じ込められた場合の第1の流体の変位を示す図である。 複数のメンブレンを有する本発明による光デバイスの代替形態を示す図である。 複数のメンブレンを有する本発明による光デバイスの代替形態を示す図である。 主要作動手段に印加される電圧をサーボ制御する手段と、補助作動手段に印加される電圧をサーボ制御する手段とを装備した、本発明による光デバイスの一代替形態を示す図である。 少なくとも1つの本発明の光デバイスを利用した観察デバイスの図である。 少なくとも1つの本発明の光デバイスを利用した観察デバイスの図である。 既に説明した従来の液体レンズを示す図である。 既に説明した従来の液体レンズを示す図である。
以下に記載する様々な図の同一、類似、または等価な部分は、1つの図から次の図への推移を容易にするために同じ参照番号を有する。
図中に示された様々な部分は、図を読み取り易くするために必ずしも等分目盛ではない。
次に、本発明の光デバイスを示す図1を参照する。光デバイスは、その縁部が支持体1.5に固定された少なくとも1つの変形可能なメンブレン2を含む。
支持体1.5に固定されたメンブレン2の区域は固定区域と呼ばれ、参照番号は2.3である。この例において、固定部は、支持体1.5のフレーム1に作られる。フレーム1は、支持体1.5内に成型され、それに隣接する窪み3を制限するのに寄与する。窪み3は、固定区域2.3の少なくとも内部に配置された第1の流体と呼ばれる流体4.1を一定容積含むことを目的とする。この第1の流体が気体である場合、気体を僅かに圧縮してもよい。最大許容圧縮の閾値は、それを超えるとメンブレンの実質的に中心の区域2.1がもはや変形されない、ある値に対応する。その値は、明らかに流体と関係し得る。
メンブレン2の面の1つは、第1の流体4.1に浸漬される。支持体1.5は、主面xoyに沿って延在する。窪み3は底部3.1を有する。光デバイスが伝送において動作する場合、光ビーム(図示せず)は、光場とも呼ばれる実質的に中心の区域2.1内のメンブレン2と、第1の流体4.1と、窪み3の底部の支持体3.1とを通過する。これ以降、簡略にするために中心区域という表現を用いる。固定区域2.3は、メンブレン2の中心区域2.1を囲む。基板1.5は、実質的に平面的な基板とできるので、フレーム1および窪み3は必要ではない。底部3.1は、使用される光学ビームに対して透過性がある。メンブレン2は、第1の流体4.1と接触する面を有する。光デバイスが反射において動作する場合、メンブレン2の面の少なくとも1面が光ビームを反射する。反射において本発明による光デバイスを使用する間、反射は、第1の流体4.1側のメンブレンのその面、メンブレンの他方の面、または両方の面でなされ得る。支持体1.5およびメンブレン2は、第1の流体4.1の固定区域2.3の少なくとも内部に配置された一定の容積を閉じ込めるのに寄与する。
図1の例において、メンブレン2は、支持体1.5に封止されるカバー10で制限された空洞6内に設置される。この接合は、たとえば、カバー10と封止されるべき支持体1.5との間に挿入された、たとえば、Au/SiまたはAu/Snで作られた合金層を、たとえば、分子結合、有機結合、陽極接合、共晶接合することによってできる。これらの接合技術は、一般にマイクロエレクトロニクスおよびマイクロシステムの分野において使用される。カバー10は、メンブレン2の反対側である。
空洞6は、第2の流体4.2で満たされ、メンブレン2の他方の面は第2の流体4.2と接触している。カバー10の少なくとも中心部分および第2の流体4.2は、関係する光デバイスの種類に応じて、メンブレン2上で反射するか、またはメンブレン2を通過する入射光ビームに対して透過性がなければならない。
可視の波長を伝送しなければならない場合、カバー10は、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、ポリカーボネート(PC)などのガラスまたは有機材料から生産することができる。変形可能なメンブレン2を有するこのような光デバイスは、注意して取り扱わねばならない脆弱な対象物であるので、カバー10によりメンブレイン2を保護する。
光デバイスは、ロット製造マイクロエレクトロニクスにおいて知られる技術により生産することができ、種々のデバイスの全てのカバー10は、以下に説明する図5Aに示されたように一括して生産することができる。
本発明の状況において、メンブレン2は、第1の流体4.1と第1の流体4.1に対してその反対側にある第2の流体4.2との間の仕切りとして働くいかなる柔軟な膜をも意味する。この第2の流体4.2は、単に空気または他の気体、あるいは液体であってもよい。
メンブレン2は、中心区域2.1から固定区域2.3へと連続する少なくとも1つの層から形成される。この層は、単一層または多層であってよく、もし多層である場合は、局所的にのみ多層とすることができる。この層は、たとえば、図2Aに示されたように、中心区域2.1においてではなく周辺区域2.2において多層とすることができる。
メンブレン2は、メンブレンは、ポリジメチルシロキサン、メチルポリメタクリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、パリレン、エポキシ樹脂またはシリコーンなどの有機材料、あるいはシリコン、二酸化シリコン、窒化シリコン、シリコンカーバイド、多結晶シリコン、窒化チタン、ダイアモンドカーボン、スズおよび酸化インジウム、アルミニウムなどの無機材料を基にして生産することができる。したがって、メンブレン2は、電気的伝導性、またはそれとは反対に絶縁性であってよい。
光デバイスの焦点距離を変えるために、作動手段5が提供される。作動手段5は、固定区域2.3と中心区域2.1との間に配置されたメンブレン2の周辺区域2.2内でメンブレン2に作用する主要作動手段50と、中心区域2.1内でメンブレン2に作用する補助作動手段51とから形成され、2つの作動手段50、51は、メンブレン2に逆方向に作用する、すなわち、それらはメンブレンに対して反対方向の力を加える。主要作動手段50は、メンブレン2を変形するために、第1の流体4.1が、メンブレン2の中心区域2.1の方へ排出するように周辺区域2.2内でメンブレン2に負荷をかける。図1において、主要作動手段50は、メンブレン2を窪み3の方へ、またはより一般に、支持体1.5のより近くに押す。第1の流体4.1内の矢印は、作動手段50の作動中の第1の流体4.1の移動を示す。
逆に、補助作動手段51は、支持体1.5からメンブレン2を引き離しカバー10に近づける。したがって、補助作動手段51は、主要作動手段50によって得られたメンブレン2の変形を中心区域2.1内で増幅させる。補助作動手段51は、主要作動手段50の作用に対抗してはならず、それとは反対に、作用を補うか、または増幅させなければならない。
主要作動手段50と協働することで補助作動手段51は、主要作動手段50に印加された所与の電圧によりメンブレン2の変形を増幅させることを可能にする。メンブレン2の所与の変形に対して、補助作動手段51は、主要作動手段50と協働することで、主要作動手段に印加される電圧を低減する働きをする。
主要作動手段50は、少なくとも1つの静電型、圧電型のアクチュエータ、特に、熱バイモルフ型、磁気型、またはその他の型の薄い層状の強誘電性セラミックPZT(PbZrTiO)から形成されたアクチュエータから形成することができる。図1、2Aにおいて、主要作動手段50は、その実体(nature)が示されることなく概略的に示されるだけであるのに対して、図3A、3Bにおいては、少なくとも1つの静電型アクチュエータによって示される。主要作動手段50は、一方が可動的でメンブレン2に配置され、他方が固定的で支持体1.5に配置され、誘電体によって分離された互いに向かい合う少なくとも1対の電極50.1、50.2を含む。この誘電体は、アクチュエータの2つの電極間の短絡を防止する働きをする。対の2つの電極50.1、50.2は、互いに引き合うために作動中に電位差を生じさせることを目的とする。図3A、3Bにおいて、主要作動手段50に対しては単一のアクチュエータのみがある。主要作動手段50は、第1の流体4.1と反対側のメンブレン2上に配置されたリング状の可動電極50.1と、窪み3の底部3.1で支持体1.5内に配置された、これもリング状の固定電極50.2とを有する。この固定電極50.2は、第1の流体4.1と接触している。メンブレン2は、第1の流体4.1側上に誘電材料から作られるものとする。各アクチュエータは、周辺区域2.2の負荷部分と呼ばれる一部分だけに負荷をかけることができる。複数のアクチュエータの場合、メンブレン2の周りに実質的に一様に様々なアクチュエータを分散させることが好ましいであろう。
補助作動手段51は静電型であることが好ましい。補助作動手段51は、誘電体によって分離された互いに向かい合う1対の電極51.1、51.2でそれぞれが形成された1つまたは複数のアクチュエータを含むことができ、その対の電極の一方は可動的で、メンブレン2に配置され、他方は固定的で、メンブレン2に対して第1の支持体1.5の反対側に設置された第2の支持体に配置されている。図1の例において、第2の支持体はカバー10で表される。その他の支持体が実現可能である。
図3A、3Bにおいて、補助作動手段51は、メンブレン2に配置された可動電極51.1が第1の流体4.1側にある、実質的に円形で対抗する電極を有する単一のアクチュエータだけを含む。図3Bは、カバーが取り除かれて、補助作動手段51の可動電極51.1が透過により見えている光デバイスの平面図である。主要作動手段50の可動電極50.1および補助作動手段51の可動電極51.1は、実質的に光デバイスの光軸を中心にして同心である。光軸は十字によって示される。
メンブレン2に配置された可動電極50.1、51.1は、それが、主要作動手段50のアクチュエータに属するか、補助作動手段51のアクチュエータに属するかに応じて、メンブレン2の一方の面上、メンブレン2の他方の面上に配置することができ、メンブレン2が多層である場合にはメンブレン2に埋め込まれ、あるいは、メンブレン2に電気伝導性がある、たとえばアルミニウム製の場合にはメンブレン2自体によっても形成される。後者の構成は図3Cに示される。誘電材料の層53が、補助作動手段51の固定電極51.2を被覆する。この場合、第2の流体4.2は、誘電体とすることはできない。
補助作動手段51の1対の電極において、固定電極51.2は、カバー10の頂点壁の内部表面に配置される。
複数のアクチュエータ、したがっていくつかの電極対の場合、各々が一方の側でそれに固有の電極を有し、他方の側で1つの電極を1つまたは複数のアクチュエータと共有することが可能である。したがって、電極が、メンブレン2上で可動であるか、支持体10または1.5に固定されるかに関係なく、いくつかのアクチュエータの一部を形成することができる。この特徴は、明らかに、主要作動手段50および補助作動手段51の双方に当てはまる。補助作動手段51における複数のアクチュエータを示す図2A、2Bを参照することができる。これらのアクチュエータは、同じ可動電極51.1を共有する。反対に、それらアクチュエータは、各々それらに特定の固定電極、参照番号51.2a、51.2b、51.2cを付けた固定電極を有する。
複数のアクチュエータ、したがって、補助作動手段51におけるいくつかの電極対の場合、異なるアクチュエータの近接する電極は、実質的に同心円状に配置されることが好ましい。それらの1つは、ディスク形状を有し、互いにディスクと同心で異なるサイズを有する1つまたは複数のリングを有することができる。この構成は、図2A、2Bに示される。カバー10に固定される電極は複数であり、1つの対の各電極が、同じ対の電極と対向するように、メンブレン2上に、半径が、円形電極51.2cから最も遠い可動電極の最大半径に少なくとも等しい、実質的に円形の単一の可動電極51.1のみがある。この逆が実現可能である。図2A、2Bの例において、電極は、光デバイスが周りに構築される光軸を中心にすることが好ましい。電極を逆転させて、メンブレン2上に複数の電極、およびカバー10上に単一の電極を配置することが明らかに可能である。
補助作動手段51に対してアクチュエータが複数の場合、アクチュエータは、中心区域2.1内に含まれる負荷部分でメンブレン2に負荷をかける。図2Bにおいて、負荷部分は、1つのアクチュエータの2つの電極間で重なり合う表面に対応する。
図2Aにおいて、補助作動手段の可動電極51.1は、メンブレン2の2つのサブレイヤ2a、2bの間に挟まれる。図2Aの例において、サブレイヤ2bは、固定区域2.3に連続的に延在する。他のサブレイヤ2aは、中心区域2.1を占めるが、周辺区域2.2には達しない。この主要作動手段50の可動電極50.1が、メンブレン2の2つのサブレイヤの間に丁度挟まれることは考えられる。
主要または補助のいずれであれ、作動手段50、51が複数のアクチュエータを含む場合、それらは、円対称を満たすように配置することができる。アクチュエータは、異なる大きさを有する力が、メンブレン2に加えられる、あるいは力が他の場所ではなく一定の場所に加えられるように互いに独立して作動することができる。
したがって、メンブレン2によって形成されたジオプター内に現れるいかなる不完全さも均等化することが可能であり、可能な最も軸対称な形状が好ましい。反対に、光デバイスが適応制御光学を目的とする場合、局在化した変形が、入射波面の変形とは逆向きに生成される。その場合、アクチュエータの分布は、円対称を満たさなくてよい。より詳細に問題に立ち入る必要なく、多くの構成が、主要作動手段50のアクチュエータおよび補助作動手段51に対して実現可能である。
主要作動手段の諸アクチュエータを共に作動させることが明らかに可能である。同じことは、補助作動手段51のアクチュエータに当てはまる。
補助作動手段51のアクチュエータは、光デバイスの光場に配置され、電極51.1、51.2は、電極を通過する入射光ビームにとってできるだけ透過性がなければならない。可視光に対しては、電極は、ITOとして知られる酸化インジウムスズから調製することができ、この材料は、光学的、電気的に適した特性を有している。
様々な電極51.1、51.2の光学的影響を制限するために、電極自体と実質的に同じ屈折率を有する誘電体を、補助作動手段51のアクチュエータの一方および/または他方の電極上に堆積することができる。
アクチュエータの2つの電極を分離する必要がある誘電材料は、参照番号53がふられて、図3Cに示されたように、カバー10によって支持された固定電極51.2上に堆積することができる。
メンブレン2の可動電極51.1は、誘電材料で被覆することもでき、メンブレン2が、図3Aに示されたように誘電材料向けに作られた場合、第1の流体4.1側のメンブレン2の下方に配置することができる。
可動電極51.1は、図2Aのように、メンブレン2の2つのサブレイヤ2a、2bの間に挟むことができる。メンブレン2のサブレイヤ2bは、カバー10の側に配置され、中心区域2.1内の誘電体として機能する。サブレイヤ2bは、カバー10の側のメンブレン2上に配置することができ、図1に示されたように誘電材料で被覆してもしなくてもよい。
可動電極51.1が、中心区域2.1内のメンブレン2に加えられる場合、中心区域2.1以外のメンブレン2の区域内で、メンブレン2の構成要素サブレイヤと連結部を有することができる。たとえば、可動電極51.1は中心区域2.1からはみ出て、図4Bに示されたように、中心区域2.1と周辺区域2.2との間に配置されたメンブレン2の中間区域2.4を被覆することができる。
別法として、メンブレン2上に配置され、補助作動手段51に属する少なくとも1つの可動電極51.1が、主要作動手段50の少なくとも1つの可動電極50.1と電気的な結合を有することができる。図3Cにおいて、主要作動手段50および補助作動手段51の双方に対して可動電極として機能するのはメンブレン2自体である。メンブレン2は、中心区域2.1から周辺区域2.2まで連続的に延在する導電層を含む。より正確には、メンブレン2は単一層で電気伝導性がある。
図3Dは、主要作動手段50用の可動電極としてのみならず補助作動手段51用の可動電極としても機能する、第1の流体4.1とは反対側のメンブレン2上の可動電極501.1を示す。可動電極50.1は、中心区域2.1上を延び、周辺区域2.2上に連続的に延長されるが、一般に、固定区域2.3上に侵入しない。
図3Eは、2つの作動手段50、51に共通なこのような可動電極501.1の平面図を示す。共通な可動電極501.1は円形である。最後に、共通の電極501.1は、メンブレン2を被覆し、その中心区域2.1およびその周辺区域2.2を占める。外側のリングは、電極によって被覆されないメンブレン2に対応し、これは、固定区域2.3に実質的に対応する。実線で内部に制限された次のリングは、図3Bに示されたように主要作動手段50の可動電極に対応する。しかし、図3Dおよび3Eの構成において、主要作動手段50の可動電極は、中心区域2.1に重なり合うまで連続的に延長され、補助作動手段51の可動電極として機能する。点線の円は、図3Dのカバー10に見える電極である、補助作動手段51の固定電極51.2の輪郭を表す。結局、これは、主要または補助のいずれであれ、メンブレン2の変形に効果を与える作動手段の各電極対の2つの電極間の重なり合う部分である。メンブレン2の移動する区域は、アクチュエータの両側の2つの電極間の重なり合う表面、すなわち数学的な観点からのそれらの共通部分に依存する。この重なり合う表面の選択に対して、多数の代替形態が存在する。
図3Fにおいて代替形態として、主要作動手段50の可動電極50.1はリング形状を有する。補助作動手段51の可動電極51.1は、円形であり、2つの可動電極51.1、50.1は、実質的に放射状に向けられた例の少なくとも1つの導電性延長部60によって電気的に接続される。明らかに、主要作動部と補助作動部との間に電気的な結合を生むための複数の代替選択肢が存在する。その目的は、明らかに、メンブレン2の変形を容易にすることである。
図3Gにおいて、補助作動手段51は、もはや静電型ではなく圧電型である。この図で示された例において、補助作動手段51は、2つの電極51b、51cの間に挟まれた圧電材料51aの一部を有する圧電型アクチュエータ510を含む。
圧電型アクチュエータは、メンブレン2に固定される。この例において、圧電型アクチュエータは、メンブレン2のカバー10の側に位置する面上に配置される。圧電型アクチュエータは、第1の流体4.1と接触する他の面に固定する、あるいはメンブレン2が多層の場合にはそこに埋め込むことさえ可能である。この例においても、メンブレン2は、補助作動手段の作用を最適化するために、1つまたは複数の局所的に加えられたサブレイヤを備えることができる。補助作動手段に使用される材料は、光デバイスによって必要とされる光学性能に適合しなければならない。
反射において動作する光デバイスの場合、材料が、反射層の上流側にあるなら、デバイスの動作波長の範囲内で透過性がなければならない。材料が反射層の下流側にあるなら、条件は必要ない。
伝送で動作する光デバイスに対しては、材料は透過性がなければならない。
本発明の状況において、透過という用語は、材料が、デバイスの満足のいく動作と合った光伝送を有することを意味する。
図3A〜3Gに示された例において、補助作動手段51は、第1の流体4.1の容積の外部に配置された一部を含む。
本発明者らは、ここで主要50および補助51の作動手段をいかに動作させるかを示す。3つの動作モードを区別することができる。第1の動作モードにおいて、補助作動手段51の作動は、主要作動手段50の作動と同時に発生し得る。作動手段50、51は、同時に起動される。メンブレン2の中心区域2.1の変形は、主要作動手段50だけが起動された場合と比較して増幅される。主要作動および補助作動の効果が作動の開始から合わせられる。
第2の動作モードにおいて、主要作動手段50は、メンブレン2の中心区域2.1を変形させ始めた後にのみ補助作動手段51が起動することが可能である。それらは、同時に起動され、補償されるが、これはある期間の後のみであり、一方、この期間外では作動手段の1つだけが起動される。たとえば、 メンブレン2の中心区域2.1のある変形閾値より上で、中心区域2.1のメンブレン2とカバー10との間の距離、すなわち、補助作動手段51のアクチュエータの両側の電極間の距離は、補助作動手段51の作動が起き、メンブレン2の中心区域2.1の変形に対して著しい効果を有するのに十分に短くなると考えられる。この閾値を超えると、2つの作動手段50、51は共に動作する。この第2の動作モードの利点は、補助作動が、メンブレン2の中心区域2.1の変形において効率的で、完全に関与する場合にだけ補助作動を引き起こすことである。第1の動作モードと比較すると、その利点は、光デバイスの消費電力を制限することである。
第3の動作モードにおいて、主要作動手段50は起動されていないが、以前に好適に起動された場合にだけ、補助作動手段51が起動される。たとえば、中心区域2.1が、主要作動手段50によって得られた所与の位置にある場合、補助作動は、引き継いで、この位置を保持することができ、主要作動手段50の動作が停止されても、なお変形を継続する。その利点はまた、補助作動手段51が、主要作動手段50よりも消費が少ない限り、消費電力を最小化することである。
カバー10とメンブレン2との間の空洞にある第2の流体4.2は、たとえば、空気または窒素、アルゴン、ヘリウムなどの気体だけでなく液体であってもよいことには既に言及した。第1の流体4.1および/または第2の流体4.2は、それらが液体である場合、炭酸プロピレン、水、屈折率流体、シリコーンオイルなどの光学オイルから選択することができる。第1の流体が気体である場合、それは、たとえば窒素、ヘリウム、アルゴンであってよい。伝送で動作する、すなわちレンズ型である光デバイスにおいては、ジオプター、すなわちメンブレン2内で大きなステップインデックスが生じるので、第2の流体4.2が空気などの気体であり、第1の流体4.1が、大きい絶対屈折率を有する水または別の液体などの液体であることが有利である。空気の絶対屈折率1.000293と水の絶対屈折率1.333との間には大きな差が存在する。このことは、光デバイスに、次いで液体に、次いで伝送において動作する収束性の液体レンズに高い光出力を与える働きをする。
より一般に、光デバイスが伝送において動作する場合、第2の流体4.2は、第1の流体4.1の絶対屈折率とは異なる絶対屈折率を与えられ、この絶対屈折率は、光デバイスが収束性である場合は第1の流体4.1の絶対屈折率よりも低く、光デバイスが発散性である場合は第1の流体4.1の絶対屈折率よりも高い。
反対に、第2の流体4.2として空気を使用することは、静電型の補助作動手段51の動作にとって大きく有利ではない。補助作動手段51の1対の電極51.1、51.2の2つの電極間に、可能な最大の誘電率をもつ誘電媒体を有することは理想的である。たとえば、炭酸プロピレン、純水、屈折率流体、シリコーンオイルなどの光学オイル等の高い透過性を有する誘電液体が好ましい。しかし、両方とも液体である第1の流体4.1と第2の流体4.2とは、近接した絶対屈折率を有するのでステップインデックスは失われる。光デバイスの光出力は弱められる。このマイナス効果を制限するために、これも液体である、第1の流体4.1の絶対屈折率よりも低い絶対屈折率を有する液体を第2の流体4.2として選択することが好ましい。
結論として、第1の流体と第2の流体の絶対屈折率の差が大きいほど、光デバイスの光出力は高くなり、他の全てのことは同じままである。光学の観点から、最善の妥協は、第2の流体4.2として空気を選択することである。第2の流体4.2が液体である場合は、光デバイスの光学性能に対する重力の効果を制限するために、第2の流体4.2は、第1の流体4.1の密度にできる限り近い密度を有するべきである。これは、衝撃強さを改善する働きもする。明らかに、この可能な限り最近接の密度の選択は不可欠ではない。
第2の流体4.2は、液体であれ気体であれ、カバー10とメンブレン2によって制限された空洞6の外へ自由に流れ出ることができる。図4Aを参照することができる。第2の流体4.2を含むリザーバ61は、カバー10とメンブレン2とによって制限された空洞6の内部と管路62を介して連通する。
第2の流体4.2は、メンブレン2の変形または非変形に応じて、リザーバ61から空洞6まで、およびその逆へと自由に通過することができる。
第2の流体4.2の循環は、空洞6の昇圧および付随する再漏出のリスクを防止する働きをし、このリスクの増大は、たとえば、光デバイスの温度の上昇によって生じ得る。
それどころか、第2の流体4.2が、圧縮できないと考えられるまだ液体形態である場合、カバー10とメンブレン2とによって制限された空洞6に閉じ込められ、別の有益な効果を発揮する。実際、メンブレン2の中心区域2.1がカバー10の方へ移動する間、メンブレン2の周辺の方へ排出された第2の流体4.2は、メンブレン2の周辺区域2.2を支持体1.5の方へ移動させ、したがって、主要作動手段50の作用を増幅してメンブレン2の周辺区域2.2を変形させる。図4Bを参照することができる。2つの図4A、4Bにおいて、縞模様の矢印は、第1の流体4.1および第2の流体4.2の移動を示す。
上記の図は、単一メンブレン2を含む単体の光デバイスを示した。図5Aに示されたように、本発明の光デバイスが、複数のメンブレン2を含んで同一支持体1.5を接合することは明らかに可能である。この代替形態において、各メンブレン2は、それに固有の空洞6内にあり、カバー10で制限され、全てのカバーは互いに接続されている。メンブレン2は、たとえば、アレイまたはマトリックスとして支持体1.5上に配置することができる。図5Aにおいて、明確にするために主要作動手段50だけを示した。このようなデバイスにおいて、様々なメンブレン2が、独立に変形することができる。図5Aの光デバイスは、この形で使用する、または引き続いて各々が単一メンブレン2を有する単体の光デバイスに切り分けができることに留意されたい。垂直な平行線は、光デバイスを単体にする分離に導く鋸歯状線を概略的に示す。
図5Aは、作動手段の電力源用に外部から利用可能でなければならない電気的接点も示していない。このような光デバイスをロットで製造するために用いられる技術は、マイクロエレクトロニクスおよびマイクロシステムの当業者には全く周知の技術であるので、不必要に図で混乱させることは無駄である。
図5Bは、複数のメンブレン2を有する本発明の光デバイスの代替形態を示す。メンブレン2は、今や単一のカバー10で制限された同じ空洞6内に全て配置される。第2の流体4.2は、全てのメンブレン2を濡らす。それ対して、各メンブレン2は共通の支持体1.5に封止され、それに固有のある量の第1の流体4.1を閉じ込める。各メンブレン2の中心区域2.1の補助作動手段51は、各メンブレン2に固有の電極およびカバー10での単一の電極を含む。この単一の電極は、全ての補助作動手段51に対して共通である。メンブレン2は、互いに各様に無関係に変形することができる。補助作動手段51は、提示したように、様々な補助作動手段51に種々の電圧V1、V2、V3を印加することによって別々に作動させることができる。同じことは、主要作動手段50に当てはまる。各メンブレン2に伴って、一方の主要作動手段50と他方の補助作動手段51とが、同じように共に起動されるならば、全てのメンブレン2が、同様に変形できることは明らかである。
主要作動手段50で、主要作動手段50によって負荷がかけられた周辺区域2.2の一部でメンブレン2内にそれぞれ存在する第1の流体の厚さd1に応じて、主要作動手段50に印加されるべき電圧をサーボ制御するための手段8が提供できる。
サーボ制御手段8は、周辺区域2.2の負荷部分のいくつかの位置に配置された、第1の流体の厚さの容量性測定手段8.1と協働する。測定手段8.1は、負荷部分内に分散されたいくつかの電極対7を含み得る。測定手段8.1の電極対7のうちの少なくとも1つの電極が、主要作動手段50の1つの電極に合併されることが可能である。図6の例において、主要作動手段50の固定電極50.2は、測定手段8.1の電極でもある。測定手段8.1の対7の他方の電極Eは、第1の流体4.1側のメンブレン2上に配置される。代替形態において、対7の2つの電極が、主要作動手段のアクチュエータの2つの電極に合併されることが可能である。さらに別の構成は、主要作動手段50のアクチュエータと測定手段8.1の電極対7とを分離させることである。電位差V1’を各対7の電極50.2、Eの2つの電極50.2、Eに印加し、各対7の電極50.2、E上の静電容量を測定することにより、電極50.2、Eの対7の各々で、電極50.2、Eの間に存在する第1の流体4.1の量と、したがってメンブレン2と窪み3の底部3.1との間の第1の流体4.1の厚さd1とを得る。
図6は、サーボ制御手段8を単に概略的に示すだけであり、図の混乱を避けるために、それらは、2対の電極50.2、E、および主要作動手段50の2つのアクチュエータに対してのみ示される。
本発明の光デバイスの動作中に、得られた容量性測定値が場所ごとに異なる、たとえばd1、d1+εの場合、サーボ制御手段8は、測定手段8.1から容量性測定値を受け取り、それらを他の場所で測定された間隔d1にここでは対応する基準値と比較し、容量性測定値が基準値と異なる場所において、基準電圧V0に加えて、主要作動手段50の対応するアクチュエータに印加されるべき追加的補正電圧ΔV0を指令する。これにより、全ての容量性測定値は、主要作動手段50のアクチュエータの電源電圧を調整することによって、基準値に、したがって、メンブレン2と窪み3の底部3.1との間の全ての距離に標準化される。
レンズまたは鏡の満足のいく操作に必要な並列性が、これにより移動サーボ制御によって保証される。このサーボ制御は、当業者にはいかなる問題も招かない。
光デバイスの焦点距離を変えるために、図6に示されたように、電圧V0が、主要作動手段50の全てのアクチュエータに印加され、測定手段8.1を使用して、メンブレン2と窪み3の底部3.1との間の間隔d1が測定され、測定値はサーボ制御手段8に届けられる。1つまたは複数の対7の電極50.2、Eが、望ましくない偏差εを検知した場合、サーボ制御手段8は、望ましくない偏差εを検知した電極対7に最も近い主要作動手段50の1つまたは複数のアクチュエータに対してさらに補正電圧ΔV0を印加することを指令する。主要作動手段50の1つまたは複数のアクチュエータに印加されたさらなる補正電源電圧ΔV0により、メンブレン2を局所的に移動させ偏差は相殺される。
同様に、補助作動手段51によって負荷がかけられた中心区域2.1の部分内のメンブレン2とカバー10との間でそれぞれ存在する第2の流体の厚さd2に応じて、補助作動手段51に印加される電圧V0’にサーボ制御の手段8’を提供することは明らかに可能である。サーボ制御手段8’は、中心区域2.1の負荷部分内のいくつかの位置で配置された第2の流体4.2の厚さの容量性測定のために手段8.1’と協働する。測定手段8.1’は、負荷部分に分散された複数の対7’の電極51.1、E1’を含むことができる。対の2つの電極のうちの1つ51.1は、補助作動手段51のアクチュエータの1つ電極に合併されるものとする。例において、これは、メンブレン2上にある可動電極51.1である。対7’の他の電極E’は、その対向に位置し、カバー10により保持される。容量性測定手段8.1’に印加される電圧をV2’と呼び、第2の流体4.2の厚さd2+ε’が測定される限りにおいて、補助作動手段に印加される電圧V0’に対して補正電圧ΔV0’がさらに加えられる。
このような可変焦点距離光デバイスは、観察デバイス、特に携帯電話のカメラの観察デバイスに利用することができる。図7Aを参照することができる。このような観察デバイスは、縦つなぎで、たとえば、液体レンズ型の本発明による少なくとも1つの可変焦点距離光デバイスLを含むレンズ80と、基板82によって保持された、たとえば、CCD型またはCMOS型の画像センサ81とを含む。説明された例において、本発明によれば、レンズ80は、少なくとも1つの固定焦点距離レンズ83および1つの液体レンズLを含む。以下の考察において、この固定焦点距離レンズ83は、在来型の光学ブロックと呼ばれる。液体レンズLは、在来型の光学ブロック83と画像センサ81との間にある。代替形態において、在来型の光学ブロック83は、液体レンズLと画像センサ81との間に配置することができる。在来型の光学ブロック83は静電型である。上で示されたように、その製造方法により、液体レンズLは、MOEMS(マイクロオプトエレクトロメカニカルシステム)として処理することができる。可変焦点距離液体レンズLは、画像センサ81から、レンズ80の特性に依存する一定の間隔で配置されるが、たとえこの間隔が短い場合でも、液体レンズLおよび画像センサ81は、AIC(超集積回路)技術またはWLCSP(ウェーハレベルチップスケールパッケージ)技術のいずれかで、それらを一体化することによって単一の構成要素だけにすることができる。液体レンズLの焦点距離は、静止時の液体の圧力、さらに静止時のメンブレンの曲率および液体の屈折率も最適化することによって調整される。
観察デバイスが、図7Bのようにズーム機能も含む場合、光学ブロック83は、少なくとも2つの固定焦点距離レンズ83.1、83.2と2つの液体レンズLおよびL’とを備えて使用され、図7Bに示されたように、液体レンズの一方は、光学ブロック83の2つのレンズ83.1と83.2との間に、他方は画像センサ81の近くに配置される。
図7A、7Bにおいて、本発明の光デバイスL、L’は、観察デバイスなどの光学構成要素と一体化されている。光デバイスは、光学ブロック83(図7A、7B)の下流側に配置されている、または光学ブロック83(図7B)内に配置されている。光学ブロックの上流側にそれを配置することは、明らかに可能である。しかし、この代替形態は、不必要に図数を増やすのを回避するために図示されなかった。
本発明のいくつかの実施形態が、詳細に示され、説明されたが、本発明の範囲内に留まりつつ、様々な変更および改変が可能であることを理解されたい。主要または補助の作動手段であるかどうかに拘りなく、特に、作動手段の種類を変更することが可能である。
1 フレーム
1.5 支持体、基板
2 メンブレン
2a サブレイヤ
2b サブレイヤ
2.1 中心区域
2.2 周辺区域
2.3 固定区域
3 窪み
3.1 底部
4.1 第1の流体
4.2 第2の流体
5 作動手段
6 空洞
7 対
7’ 対
8 サーボ制御手段
8’ サーボ制御手段
8.1 測定手段
8.1’ 測定手段
10 カバー
50 主要作動手段
50.1 電極、可動電極
50.2 電極、固定電極
501.1 共通の電極
51 補助作動手段
51.1 可動電極
51.2、51.2a、51.2b、51.2c 固定電極
51a 圧電材料
51b 電極
51c 電極
53 誘電材料の層
60 導電性延長部
61 リザーバ
62 管路
80 レンズ
81 画像センサ
82 基板
83 固定焦点距離レンズ、光学ブロック
83.1、83.2 固定焦点距離レンズ
E1’ 電極
L 液体レンズ
L’ 液体レンズ
xoy 主面

Claims (17)

  1. 少なくとも1つの変形可能なメンブレン(2)と、支持体(1.5)と、前記メンブレン(2)に負荷をかけてそれを変形させる作動手段(50、51)とを備えており、前記メンブレン(2)には、前記支持体(1.5)に固定するための区域(2.3)と固定区域(2.3)に囲まれた逆向きに変形するのに適した実質的に中心の区域(2.1)とが備わり、前記支持体(1.5)および前記メンブレン(2)は、前記メンブレン(2)の面の1つに接触する第1の流体と呼ばれる流体(4.1)の、前記固定区域(2.3)の少なくとも内部に配置された一定の容積を閉じ込めるのに寄与する、光デバイスであって、前記メンブレン作動手段が、前記メンブレンをある方向に移動させ、前記第1の流体(4.1)を前記中心区域(2.1)の方へ移動させるために、前記中心区域(2.1)と前記固定区域(2.3)との間にある周辺区域内(2.2)で前記メンブレンに負荷をかける主要作動手段(50)と、前記メンブレンを逆方向に移動させるために前記中心区域(2.2)内で前記メンブレン(2)に負荷をかける前記メンブレンに少なくとも固定された補助作動手段(51)とを備えていることを特徴とする光デバイス。
  2. 前記メンブレン(2)の反対側にカバー(10)をさらに備えている、請求項1に記載の光デバイス。
  3. 前記主要作動手段(50)が、少なくとも1つの静電型、圧電型、熱バイモルフ型の磁気アクチュエータから形成された、請求項1または2に記載の光デバイス。
  4. 前記主要作動手段(50)が少なくとも1つの静電型アクチュエータを備えている場合、この静電型アクチュエータが、誘電体によって分けられた互いに向かい合う2つの電極(50.1、50.2)を備え、固定電極(50.2)は前記支持体(1.5)に、可動電極(50.1)は前記メンブレン(2)にある、請求項3に記載の光デバイス。
  5. 前記補助作動手段(51)が、誘電体によって分けられた互いに向かい合う2つの電極(51.1,51.2)から形成された少なくとも1つの静電型アクチュエータを備えており、可動電極(51.1)は前記メンブレンに、固定電極(51.2)は、前記支持体(1.5)に固定された前記メンブレン(2)を保護するためのカバー(10)のような別の支持体にある、請求項1から4のいずれか一項に記載の光デバイス。
  6. 前記補助作動手段(1)が、複数の静電型アクチュエータを備えている場合、前記アクチュエータの前記固定電極(51.2)および/または前記可動電極(51.1)は、前記光デバイスの光軸の周りに同心円状に配置された、請求項5に記載の光デバイス。
  7. 固定電極(51.2、50.2)または可動電極(50.1、51.1)が、前記主要作動手段(50)および/または前記補助作動手段(51)に属する複数のアクチュエータに対して共通である、請求項3から6のいずれか一項に記載の光デバイス。
  8. 前記メンブレン(2)の面のうちの1面上に配置された前記主要作動手段(50)および/または前記補助作動手段(51)の可動電極(50.1、51.1)が、前記メンブレンの2つのサブレイヤ(2a、2b)間に挟まれるか、あるいは前記メンブレン(2)自体によって形成される、請求項3から7のいずれか一項に記載の光デバイス。
  9. 前記主要作動手段(50)の可動電極(50.1)と前記補助作動手段(51)の可動電極(51.1)とが合併された、請求項3から8のいずれか一項に記載の光デバイス。
  10. 前記主要作動手段(50)の可動電極(50.1)と前記補助作動手段(51)の可動電極(51.1)とが、少なくとも1つの電気伝導性延長部(60)によって電気的に接続された、請求項3から8のいずれか一項に記載の光デバイス。
  11. 前記カバー(10)が、第2の流体(4.2)で満たされた空洞(6)を制限している、請求項2から10のいずれか一項に記載の光デバイス。
  12. 前記補助作動手段が圧電型である、請求項1から4のいずれか一項に記載の光デバイス。
  13. 前記補助作動手段が、前記第1の流体の容積の外部に配置された部分を備えている、請求項1から12のいずれか一項に記載の光デバイス。
  14. 前記主要作動手段(50)の近傍における前記第1の流体(4.1)の厚さ(d1)に応じて前記主要作動手段(50)に印加される電圧をサーボ制御する手段(8)、および/または前記補助作動手段(51)の近傍における前記第2の流体(4.2)の厚さ(d2)に応じて前記補助作動手段(51)に印加される電圧をサーボ制御する手段(8’)をさらに備えている、請求項1または11に記載の光デバイス。
  15. 前記カバー(10)が、複数のメンブレン(2)を保護している、請求項2から14のいずれか一項に記載の光デバイス。
  16. 前記カバー(10)が、それぞれが異なるメンブレン(2)に負荷をかける複数の補助作動手段(51)に共通の固定電極(51.2)を保持している、請求項15に記載の光デバイス。
  17. 請求項1から16のいずれか一項に記載の光デバイスを少なくとも1つ備えていることを特徴とする観察デバイス。
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