JP2010111785A - タイヤ用ゴム組成物及びランフラットタイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】特定のポリマーゲルとリグニン誘導体を併用することにより、補強性を維持しつつ、低発熱性を改良し、かつ重量低減を図る。
【解決手段】ジエン系ゴムからなるゴム成分に、ヒドロキシル基を有する化合物で変性されかつガラス転移点が−100〜0℃の架橋されたジエン系ポリマー粒子であるポリマーゲルと、リグニン誘導体とを配合してなるタイヤ用ゴム組成物である。また、該ゴム組成物で形成したサイドパッドを、サイドウォール部のカーカスの内側に設けたランフラットタイヤである。
【選択図】図1
【解決手段】ジエン系ゴムからなるゴム成分に、ヒドロキシル基を有する化合物で変性されかつガラス転移点が−100〜0℃の架橋されたジエン系ポリマー粒子であるポリマーゲルと、リグニン誘導体とを配合してなるタイヤ用ゴム組成物である。また、該ゴム組成物で形成したサイドパッドを、サイドウォール部のカーカスの内側に設けたランフラットタイヤである。
【選択図】図1
Description
本発明は、タイヤ用ゴム組成物、及び、該ゴム組成物をサイドパッドに用いてなるランフラットタイヤに関するものである。
ランフラットタイヤは、パンク等の障害によりタイヤ内部の空気圧に低下が生じ空気圧が0になった場合にも、ある程度の距離を走行可能とした空気入りタイヤである。このようなランフラット走行を可能にするためのタイヤ構造の1つとして、サイドウォール部の内面を、サイドパッドと称される補強ゴム層により補強したものが知られている。
サイドパッドには、ランフラット走行時での耐久性が要求されるため、比較的硬度が高く、破壊特性に優れることが要求される。また、サイドパッドとしては、一般に断面が略三日月形状の肉厚のゴム層が使用されていることから軽量化の要請もある。また、サイドパッドが発熱しやすいゴム組成物からなると、通常走行時においてタイヤの転がり抵抗が上昇し燃費性を悪化させるだけでなく、ランフラット走行時にサイドパッドが熱により破損しやすくなるため、ランフラットの走行距離を伸ばす上でも、低発熱性が要求される。
ランフラットタイヤの耐久性を向上するための手段として、硫黄を増量し、更にオイルを増量することで、加硫密度を上昇させて高弾性率化を図り、また加工性を改良することが知られている。しかしながら、このような手段では低発熱性が損なわれてしまう。一方、ゴム組成物の発熱性の改良や重量軽減には、一般にフィラーを減量すればよいが、その場合、補強性の低下が伴い、ランフラットタイヤのサイドパッド用のゴム組成物としては好ましくない。このように、ランフラットタイヤ用ゴム組成物として、低発熱性と破壊特性(補強性)と重量低減とを、高次元で両立させることは難しい。
従来、ランフラットタイヤ用ゴム組成物として、下記特許文献1には、天然ゴムを含むゴム成分にトランスポリブタジエンを配合することで、加工性を維持し、耐破壊特性及び低発熱性に優れたゴム組成物が提案されている。また、下記特許文献2には、特定の有機スルフィド化合物を加硫剤として配合することで、必要な硬度を維持しつつ、加硫ゴムの耐熱老化性及び耐屈曲疲労性を改良したゴム組成物が提案されている。
更には、下記特許文献3には、低発熱性を改良するために、ヒドロキシル基を有する化合物で変性され、かつガラス転移点が−100〜−65℃、トルエン膨潤指数Qiが1〜15及び平均粒子径が5〜2000nmである架橋されたゴム粒子(ポリマーゲル)を配合したゴム組成物を、ランフラットタイヤのサイドパッドに用いることが提案されている。しかしながら、このようにポリマーゲルを単に添加したのみでは、補強性が低下するというデメリットが見られる。
ところで、リグニンは、セルロース、ヘミセルロースとともに木材の主要成分であり、パルプ生産時に副生される蒸解溶出液を原料として得られる自然界に豊富に存在する物質である。かかるリグニン及びその誘導体は、従来、ゴム組成物の粘着付与剤として使用することが提案されている(下記特許文献4参照)。また、リグニンを含むセルロース繊維をゴム組成物に配合することで、氷結路でのグリップ性を向上することが提案されている(下記特許文献5参照)。しかしながら、リグニン誘導体を特定のポリマーゲルと併用することは知られていない。
特開2008−106148号公報
特開2008−111071号公報
特開2008−174606号公報
特開平5−98082号公報
特開平11−157303号公報
本発明は、特定のポリマーゲルとリグニン誘導体とを併用することにより、補強性を維持しつつ、低発熱性を改良し、かつ重量低減を図ることができるタイヤ用ゴム組成物を提供することを目的とする。また、該ゴム組成物を用いたランフラットタイヤを提供することを目的とする。
本発明に係るタイヤ用ゴム組成物は、ジエン系ゴムからなるゴム成分に、ヒドロキシル基を有する化合物で変性されかつガラス転移点が−100〜0℃の架橋されたジエン系ポリマー粒子であるポリマーゲルと、リグニン誘導体とを配合してなるものである。
本発明に係るランフラットタイヤは、サイドウォール部のカーカスの内側に設けたサイドパッドを、該ゴム組成物で形成したものである。
本発明によれば、ヒドロキシル基を持つ特定のガラス転移点のポリマーゲルとリグニン誘導体とを併用することで、ポリマーゲルの分散性を改良し、補強性を維持しつつ、低発熱性を改良できるとともに、ゴム重量を低減することができる。そのため、ランフラットタイヤのサイドパッドに用いたときに、ランフラット走行時の耐久性を維持しながら、タイヤの転がり抵抗の低減に寄与することができる。
以下、本発明の実施に関連する事項について詳細に説明する。
本発明に係るゴム組成物は、(A)ジエン系ゴムからなるゴム成分と、(B)ポリマーゲルと、(C)リグニン誘導体と、を含有するものである。
上記(A)成分のジエン系ゴムとしては、特に限定はなく、例えば、天然ゴム(NR)、ポリイソプレンゴム(IR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、ポリブタジエンゴム(BR)、スチレン−イソプレンゴム、ブタジエン−イソプレンゴム、スチレン−イソプレン−ブタジエン共重合体ゴム、ニトリルゴムなどが挙げられ、これらはそれぞれ単独で用いても2種以上併用してもよい。該ゴム組成物をランフラットタイヤのサイドパッドに用いる場合、天然ゴム及び/又はポリイソプレンゴムと、ポリブタジエンゴムとをブレンドして用いることが好ましい。
上記(B)成分のポリマーゲルとしては、ヒドロキシル基を有する化合物で変性され、かつガラス転移点(Tg)が−100〜0℃である架橋されたジエン系ポリマー粒子(ゴム粒子)を用いることができる。このようにガラス転移点の低いポリマーゲルを用いることで損失係数(tanδ)を低くして低発熱性を改良することができる。また、粒子表面に存在するヒドロキシル基が、後述するリグニン誘導体のヒドロキシル基と相互作用することで、ポリマーゲルの分散性が向上し、これにより低発熱性を一層向上することができる。
かかるポリマーゲルは、ゴム分散液を架橋することにより製造することができる。該ゴム分散液としては、乳化重合により製造されるゴムラテックス、溶液重合されたゴムを水中に乳化させて得られるゴム分散液などが挙げられ、また、架橋剤としては、有機ペルオキシド、有機アゾ化合物、硫黄系架橋剤など挙げられる。また、ゴム粒子の架橋は、ゴムの乳化重合中に、架橋作用を持つ多官能化合物との共重合によっても行うことができる。具体的には、特開平10−204225号公報、特表2004−504465号公報、特表2004−506058号公報、特表2004−530760号公報などに開示の方法を用いることができる。
ポリマーゲルを構成するジエン系ポリマーとしては、上記した各種ジエン系ゴムが挙げられ、これらはいずれか単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。好ましくは、ポリブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴムを主成分とするものであり、より好ましくはポリブタジエンゴムを主成分とするものである。
該ポリマーゲルとして、ガラス転移点(Tg)が−100〜0℃のものが用いられる。ガラス転移点の低いものを用いることでtanδを低くすることができる。ガラス転移点は、より好ましくは−30℃以下であり、更に好ましくは−60℃以下である。なお、ポリマーゲルのガラス転移点は、ベースとなるジエン系ポリマーの種類と、その架橋度により調整することができる。ガラス転移点は、JIS K7121に準拠して示差走査熱量測定(DSC)を用いて測定される値(昇温速度20℃/分)である。
該ポリマーゲルとして、OH(ヒドロキシル)基を有する化合物で変性されたものが用いられる。ポリマーゲルは、ジエン系ポリマーからなるものであり、粒子表面にC=C二重結合を有するため、OH基を有するとともにC=C二重結合に対する反応性を有する化合物を用いることで、粒子表面にOH基を組み込むことができる。
このような化合物(変性剤)としては、例えば、特表2004−506058号公報に記載されているように、ヒドロキシブチルアクリレート又はメタクリレート、ヒドロキシエチルアクリレート又はメタクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート又はメタクリレートなどのヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートが挙げられる。
上記ポリマーゲルは、ジエン系ポリマーからなるため、表面に二重結合を有する。そのため、フィラーとしてシリカを用い、かつシランカップリング剤を配合した場合、該二重結合にシランカップリング剤が反応することで、シランカップリング剤を介してポリマーゲルとシリカを結合することができる。また、ポリマーゲルは、表面のOH基がシランカップリング剤と反応し、シランカップリング剤を介してポリマーゲルと上記ゴム成分とを結合することができる。あるいはまた、シランカップリング剤がポリマーゲルの二重結合とOH基との間で反応することで、ポリマーゲルを架橋することもできる。これらにより、更に性能を向上することができる。
該ポリマーゲルは、平均粒子径(DIN 53 206によるDVN値)が40〜200nmであることが好ましい。このような平均粒子径のポリマーゲルを用いることで、ゴム組成物の加工性や補強効果を維持して、低発熱性を更に向上することができる。
該ポリマーゲルは、トルエン膨潤指数Qiが16未満であることが好ましい。トルエン膨潤指数は、より好ましくは1〜15であり、更に好ましくは3〜8である。トルエン膨潤指数Qiが大きすぎると、粒子が柔らかくなり、補強効果が失われる。また、ポリマーゲルは、ゲル含量が94重量%以上であることが好ましい。ゲル含量がこれよりも小さいと、ゴム粒子の弾性率が低下する傾向にあり、これを配合するゴム組成物にも影響する。
ここで、トルエン膨潤指数及びゲル含量は、ポリマーゲルをトルエンに膨潤させた後、乾燥させることにより測定される。すなわち、ポリマーゲル250mgを、トルエン25mL中で、24時間、振とう下に膨潤させ、20000rpmで遠心分離してから、濡れ質量を秤量し、次いで70℃で質量一定まで乾燥させてから、乾燥質量を秤量する。ゲル含量は、使用されたポリマーゲルに対する乾燥後のポリマーゲルの重量比率(%)である。また、トルエン膨潤指数は、Qi=(ゲルの濡れ質量)/(ゲルの乾燥質量)により求められる。
該ポリマーゲルの配合量は、上記ゴム成分100重量部に対して、3〜70重量部であることが好ましく、より好ましくは5〜50重量部、更に好ましくは5〜30重量部である。ポリマーゲルの配合量が少なすぎると、低発熱性の改良効果を得にくくなり、逆に配合量が多すぎると、補強性が損なわれる傾向となる。
上記ポリマーゲルはガラス転移点が低いことから比較的軟らかいフィラーとなり、そのためゴム組成物の硬度が低下してしまう。そこで、本発明では上記(C)成分のリグニン誘導体を配合することで、その補強効果により、該ポリマーゲルによる硬度低下を補うことができる。また、リグニン誘導体の持つヒドロキシル基がポリマーゲルの粒子表面のヒドロキシル基と相互作用することで、ポリマーゲルの分散性を向上することができる。従って、上記ポリマーゲルとともにリグニン誘導体を配合することで、補強性を維持しつつ、発熱性を改良することができ、ゴム重量を軽減することができる。
リグニン誘導体としては、リグニンスルホン酸又はリグニンスルホン酸誘導体が好ましく用いられる。リグニンスルホン酸及びその誘導体は、フェノール性のヒドロキシル基、スルホン酸基等の官能基を有する高分子電解質であるため、ゴム組成物中のカーボンブラックやシリカなどのフィラーに化学的ないし物理的に吸着し、その分散性を向上することもできる。なお、リグニン誘導体は、サルファイトパルプ法により得られたものでもよく、また、クラフトパルプ法により得られたものであってもよい。
上記リグニンスルホン酸誘導体としては、リグニンスルホン酸塩であることが好ましい。リグニンスルホン酸塩としては、リグニンスルホン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アルコールアミン塩、エステル塩等が挙げられ、これらの少なくとも一種を含んで使用することができる。好ましくは、リグニンスルホン酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩であり、例えば、カリウム塩、ナトリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、リチウム塩、バリウム塩などが挙げられ、これらの混合塩でもよい。
また、リグニンスルホン酸塩は、単糖類或いは多糖類などの糖類を含むものでもよい。糖類としては、木材成分のセルロース、またセルロースの構成単位であるグルコース、またはグルコースの重合体、例えば、ヘキソース、ペントース、マンノース、ガラクトース、リボース、キシロース、アラビノース、リキソース、リボース、タロース、アルトロース、アロース、グロース、イドース、デンプン、デンプン加水分解物、デキストラン、デキストリン、ヘミセルロースなどをそれぞれ挙げることができる。
該リグニン誘導体の配合量は、上記ゴム成分100重量部に対して、1〜30重量部であることが好ましい。リグニン誘導体の配合量が少なすぎると、ポリマーゲルの分散性改良効果や補強効果が不十分となる。
本発明に係るゴム組成物には、フィラーとして、シリカ及び/又はカーボンブラックが通常配合される。フィラーの配合量は、特に限定されないが、上記ゴム成分100重量部に対して30〜100重量部であることが好ましい。該ゴム組成物をランフラットタイヤのサイドパッドに用いる場合、フィラーは、カーボンブラックを主成分とすること、即ち、カーボンブラック単独、又はカーボンブラックとシリカのブレンドであることが好ましい。
カーボンブラックとしては、ゴムの補強性フィラーとして用いられている各種カーボンブラックを用いることができ、特に限定されない。例えば、窒素吸着比表面積(N2SA、JIS K6217−2に準拠して測定)が20〜150m2/gのコロイダル特性を持つカーボンブラックが好ましく用いられる。該ゴム組成物をランフラットタイヤのサイドパッドに用いる場合、窒素吸着比表面積が20〜100m2/gのカーボンブラック、すなわち、GPF,FEF,HAF級のものを用いることが好ましい。
シリカとしては、湿式シリカ、乾式シリカ、コロイダルシリカ、沈降シリカなどが挙げられ、特に含水珪酸を主成分とする湿式シリカを用いることが好ましい。
シリカを配合する場合、シランカップリング剤を更に配合することが好ましい。シランカップリング剤は、例えば、スルフィド、アミノ基、メルカプト基、ビニル基、メタクリル基、エポキシ基などのポリマーと反応し得る有機部と、ハロゲンやアルコキシ基などを有する有機シラン化合物であり、公知の種々のシランカップリング剤を用いることができる。好ましくは、下記一般式(1)で表されるスルフィドシランや、下記一般式(2)で表される保護化メルカプトシランを用いることである。
(C2H5O)3Si−CyH2y−Sx−CyH2y−Si(OC2H5)3…(1)
(CnH2n+1O)3Si−CmH2m−S−CO−CkH2k+1…(2)
上記式(1)中、yは1〜9の整数、好ましくは2〜5であり、xは1〜4、好ましくは2〜4である。詳細には、xは通常分布を有しており、即ち、硫黄連鎖結合の数が異なるものの混合物として一般に市販されており、xはその平均値を表す。式(1)で表される好ましいスルフィドシランの具体例としては、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)テトラスルフィドなどが挙げられる。
(CnH2n+1O)3Si−CmH2m−S−CO−CkH2k+1…(2)
上記式(1)中、yは1〜9の整数、好ましくは2〜5であり、xは1〜4、好ましくは2〜4である。詳細には、xは通常分布を有しており、即ち、硫黄連鎖結合の数が異なるものの混合物として一般に市販されており、xはその平均値を表す。式(1)で表される好ましいスルフィドシランの具体例としては、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)テトラスルフィドなどが挙げられる。
上記式(2)中、nは1〜3の整数、mは1〜5の整数、kは5〜9の整数である。式(2)で表される保護化メルカプトシランとしては、例えば、n=2,m=3,k=7である3−オクタノイルチオ−1−プロピルトリエトキシシラン、n=1,m=3,k=2である3−プロピオニルチオプロピルトリメトキシシランなどが好ましいものとして挙げられる。
シランカップリング剤の配合量は、シリカ100重量部に対して2〜25重量部配合されることが好ましく、より好ましくは5〜15重量部である。
本発明に係るゴム組成物には、上記した成分の他に、軟化剤、可塑剤、老化防止剤、亜鉛華、ステアリン酸、加硫剤、加硫促進剤など、タイヤ用ゴム組成物において一般に使用される各種添加剤を配合することができる。該ゴム組成物は、通常に用いられるバンバリーミキサーやニーダー等の混合機を用いて混練し作成することができる。
該ゴム組成物は、常法に従い、例えば140〜200℃で加硫成形することにより、各種空気入りタイヤのゴム部分を構成することができる。該ゴム部分としては、トレッドゴムやサイドウォールゴム、ベルトやプライのトッピングゴム、ビードフィラー、リムストリップの他、ランフラットタイヤのサイドパッドなどが挙げられる。このうち、特に、ランフラットタイヤのサイドパッド、サイドウォールゴム、リムストリップに、上記ゴム組成物を用いることが好ましく、より好ましくはサイドパッドに用いることである。
図1は、1実施形態に係るランフラットタイヤ(10)を示す半断面図である。タイヤ(10)は、リム組される左右一対のビード部(1)と、該ビード部(1)からタイヤ径方向外側に延びる左右一対のサイドウォール部(2)と、該一対のサイドウォール部(2)間に設けた路面に接地するトレッド部(3)とから構成されている。
前記一対のビード部(1)には、リング状のビードコア(4)が埋設されている。有機繊維コードを用いたカーカスプライからなるカーカス(5)が、ビードコア(4)の周りを折り返して係止されるとともに、左右のビード部(1)間に架け渡して設けられている。また、カーカス(5)のトレッド部(3)における外周側には、スチールコードやアラミド繊維などの剛直なタイヤコードを用いた2枚の交差ベルトプライからなるベルト(6)が設けられている。
サイドウォール部(2)においてカーカス(5)のタイヤ外面側には、サイドウォール外表面を形成するサイドウォールゴム(7)が設けられている。ビード部(1)においてリムフランジとの接触領域を覆うように、ゴム層からなるリムストリップ(8)が設けられており、リムストリップ(8)の上端部の上に、サイドウォールゴム(7)の下端部が重なっている。
サイドウォール部(2)において、カーカス(5)の内面側には、リムフランジの上端と接するリムライン(RL)の近傍からベルト(6)の端部に至る領域にわたって、サイドパッド(9)が設けられている。サイドパッド(9)は、サイドウォール部(2)を補強するために、タイヤ軸を含むタイヤ幅方向断面において略三日月状をなしている。
このサイドパッド(9)が、上記したポリマーゲル(B)とリグニン誘導体(C)を含むゴム組成物で形成されている。サイドパッド(9)はサイドウォール部(2)に占める断面積が多いことから、該ゴム組成物の優れた低発熱性により、通常内圧走行時の転がり抵抗の低減に寄与する効果が大きく得られるようになる。また、該ゴム組成物の持つ軽量化効果によっても転がり抵抗の低減効果が得られる。更に、該ゴム組成物が補強性を維持しつつ低発熱性を改良できることにより、ランフラット走行時における強度を確保しつつ、サイドパッド(9)の発熱を抑えて、耐久性を向上することができる。
サイドウォールゴム(7)及び/又はリムストリップ(8)にも、該ゴム組成物を適用することができる。これにより、転がり抵抗の低減効果をより高めることができる。
上記の実施形態では、カーカスが1層で形成されている例を示したが、サイドパッドゴムを複数に分割して、その間に補強繊維層を配置してもよい。カーカスを2層以上で構成する場合、断面略三日月状の補強パッドゴムをカーカス層の内面側及びカーカス層間に配置してもよい。
以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
バンバリーミキサーを使用し、下記表1に示す配合に従い、ランフラットタイヤのサイドパッド用ゴム組成物を調製した。表1中の各成分は以下の通りである。
・NR:天然ゴム、RSS#3、
・BR:ブタジエンゴム、JSR株式会社製「BR01」、
・カーボンブラック:GPF、東海カーボン株式会社製「シーストV」(窒素吸着比表面積=27m2/g)、
・ポリマーゲル1:ラインケミー社製「マイクロモフ1P」(SBRをベースとするポリマーゲル、Tg=65℃、トルエン膨潤指数Qi=7、ゲル含量=96重量%、平均粒子径=60nm、ヒドロキシル基変性品)、
・ポリマーゲル2:ラインケミー社製「マイクロモフ4B」(SBRをベースとするポリマーゲル、Tg=−15℃、トルエン膨潤指数Qi=6、ゲル含量=96重量%、平均粒子径=60nm、ヒドロキシル基変性品)、
・ポリマーゲル3:ラインケミー社製「マイクロモフ30B」(BRをベースとするポリマーゲル、Tg=−80℃、トルエン膨潤指数Qi=5.9、ゲル含量=97重量%、平均粒子径=130nm、ヒドロキシル基変性品)、
・リグニン誘導体:リグニンスルホン酸ナトリウム、日本製紙ケミカル株式会社製「バニレックスN」。
・BR:ブタジエンゴム、JSR株式会社製「BR01」、
・カーボンブラック:GPF、東海カーボン株式会社製「シーストV」(窒素吸着比表面積=27m2/g)、
・ポリマーゲル1:ラインケミー社製「マイクロモフ1P」(SBRをベースとするポリマーゲル、Tg=65℃、トルエン膨潤指数Qi=7、ゲル含量=96重量%、平均粒子径=60nm、ヒドロキシル基変性品)、
・ポリマーゲル2:ラインケミー社製「マイクロモフ4B」(SBRをベースとするポリマーゲル、Tg=−15℃、トルエン膨潤指数Qi=6、ゲル含量=96重量%、平均粒子径=60nm、ヒドロキシル基変性品)、
・ポリマーゲル3:ラインケミー社製「マイクロモフ30B」(BRをベースとするポリマーゲル、Tg=−80℃、トルエン膨潤指数Qi=5.9、ゲル含量=97重量%、平均粒子径=130nm、ヒドロキシル基変性品)、
・リグニン誘導体:リグニンスルホン酸ナトリウム、日本製紙ケミカル株式会社製「バニレックスN」。
各ゴム組成物には、共通配合として、ゴム成分100重量部に対して、ステアリン酸(花王株式会社製「ルナックS−25」)2重量部、亜鉛華(三井金属鉱業株式会社製「酸化亜鉛3種」)5重量部、老化防止剤(フレキシス社製「サントフレックス6C」)2重量部、加硫促進剤(大内新興化学工業株式会社製「ノクセラーNS」)3重量部、及び、硫黄(細井化学工業株式会社製「粉末硫黄150メッシュ」)3重量部を配合した。
得られた各ゴム組成物について、160℃×30分で加硫して所定形状の試験片を作製し、得られた試験片を用いて、補強性の指標としての硬度及び破断強度と、低発熱性の指標としてのtanδと、ゴム重量低減効果の指標としての比重を測定した。各測定方法は次の通りである。
・硬度:JIS K6253に準拠したデュロメータ タイプAにより、23℃での硬度を測定し、比較例1の値を100とした指数で表示した。指数が大きいほど硬度が高いことを示す。
・破断強度:上島製作所製の自動引張試験機を使用し、JIS K6251に準拠して、引張試験を行い、破断時引っ張り強さを測定した。比較例1の値を100とした指数で表示し、指数が大きいほど破断強度が高いことを示す。
・tanδ:東洋精機製の粘弾性試験機を使用し、周波数10Hz、静歪み10%、動歪み1%、温度60℃の条件で損失係数tanδを測定し、比較例1の値を100とした指数で表示した。指数が小さいほどtanδが小さく、発熱しにくい(即ち、低発熱性に優れる)ことを示す。
結果は表1に示すとおりであり、コントロールである比較例1に対し、ガラス転移点の高いポリマーゲルを配合した比較例2ではtanδ(低発熱性)が悪化した。また、ガラス転移点は比較的低いもののポリマーゲルを添加しただけの比較例3では、低発熱性の改良効果は不十分であった。また、ガラス転移点が更に低いポリマーゲル3を添加しただけの比較例4では、低発熱性の改良効果は得られたものの、硬度が低下しており、補強性との両立ができなかった。比較例4に対してカーボンブラックを減量した比較例5では、低発熱性の更なる効果は得られたものの、補強性が大幅に悪化した。一方、ポリマーゲルを添加せずにリグニン誘導体を配合した比較例6では、硬度の上昇はみられたものの、低発熱性の改良効果は不十分であった。また、ポリマーゲルとリグニン誘導体を併用するも、ポリマーゲルのガラス転移点が高い比較例7では、低発熱性の改良効果は得られなかった。
これに対し、ガラス転移点の低いポリマーゲルとリグニン誘導体を併用した実施例であると、補強性を概ね維持しながら、低発熱性に優れた改良効果が得られた。また、ゴム重量の低減効果も認められた。特に、ガラス転移点がより低いポリマーゲル3を用いた実施例2,3であると、低発熱性の改良効果に一段と優れていた。
2…サイドウォール部、5…カーカス、9…サイドパッド、10…ランフラットタイヤ
Claims (7)
- ジエン系ゴムからなるゴム成分に、
ヒドロキシル基を有する化合物で変性されかつガラス転移点が−100〜0℃の架橋されたジエン系ポリマー粒子であるポリマーゲルと、
リグニン誘導体とを配合してなる、
タイヤ用ゴム組成物。 - 前記リグニン誘導体がリグニンスルホン酸又はリグニンスルホン酸誘導体である請求項1記載のタイヤ用ゴム組成物。
- 前記リグニンスルホン酸誘導体がリグニンスルホン酸塩である請求項2記載のタイヤ用ゴム組成物。
- 前記ポリマーゲルは、トルエン膨潤指数Qiが16未満である請求項1〜3のいずれか1項に記載のタイヤ用ゴム組成物。
- 前記ポリマーゲルは、平均粒子径が40〜200nmである請求項1〜4のいずか1項に記載のタイヤ用ゴム組成物。
- 前記ゴム成分100重量部に対し、前記ポリマーゲルを3〜70重量部と、前記リグニン誘導体を1〜30重量部含有する請求項1〜5のいずれか1項に記載のタイヤ用ゴム組成物。
- サイドウォール部のカーカスの内側に、請求項1〜6のいずれか1項のゴム組成物で形成されたサイドパッドを有するランフラットタイヤ。
Priority Applications (1)
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