JP2010105600A - ハイブリッド車両の制御装置及び制御方法 - Google Patents

ハイブリッド車両の制御装置及び制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スロットルバルブの開閉弁が固着してしまう故障に対して好適なフェールセーフ制御を実現するハイブリッド車両の制御装置及びハイブリッド車両の制御方法を提供する。
【解決手段】エンジン1と、バッテリ3から供給される電力で駆動するモータ4と、を駆動力源として備え、前記エンジン1の吸気経路6には吸入空気量を制御するスロットルバルブ7が介装されたハイブリッド車両の制御装置5であって、前記スロットルバルブ7の開固着を検出するスロットル開固着検出手段(ステップS1)と、前記スロットルバルブ7の開固着が検出されたときに、そのときの前記スロットルバルブ7の開度、前記バッテリ3の充電状態及びドライバー要求トルクに応じて、前記エンジン1の運転態様を切り替えるエンジン制御手段(ステップS6〜S13)と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、ハイブリッド車両の制御装置及び制御方法に関する。
エンジンとモータのいずれか一方または両方を駆動力源とし、モータとバッテリとの間で電力を授受するように構成されたハイブリッド車両が知られている。
従来のハイブリッド車両には、エンジンとモータのいずれか一方が故障した場合には他方の駆動力源の駆動領域を変更して走行させることにより、一方が故障した場合であっても目的地まで走行できるようにしたものがある(特許文献1参照)。
特開2001−145210号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術のような走行制御は、スロットルバルブの開閉弁が固着してしまう故障(以下、「スロットバルブの開固着」という。)に対しては必ずしも好適とはいえなかった。
すなわち、特許文献1に開示された技術は、スロットルバルブの開固着が発生した場合には車両の状況如何に関わらずエンジンを停止してモータを用いて走行する構成になっている。しかし、エンジンを停止すると、例えばバッテリの充電状態が低いような場合にはエンジンによる発電ができなくなりバッテリの充電状態の低下とともに走行不能に陥って連続走行ができなくなる問題がある。また、例えばドライバーから要求されたトルクがモータの出力可能トルクよりも大きい場合には、エンジンが停止しているためドライバーの要求に応えられない問題がある。さらには、一旦停止したエンジンを再始動する際にショックが発生して運転安定性を損なう問題がある。
本発明は、このような技術的課題を鑑みてなされたもので、スロットルバルブの開固着に対して好適なフェールセーフ制御を実現するハイブリッド車両の制御装置及び制御方法を提供することを目的とする。
本発明は以下のような解決手段によって前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために本発明の実施形態に対応する符号を付するが、これに限定されるものではない。
本発明は、エンジン(1)と、バッテリ(3)から供給される電力で駆動するモータ(4)と、を駆動力源として備え、前記エンジン(1)の吸気経路(6)には吸入空気量を制御するスロットルバルブ(7)が介装されたハイブリッド車両の制御装置(5)であって、前記スロットルバルブ(7)の開固着を検出するスロットル開固着検出手段(ステップS1)と、前記スロットルバルブ(7)の開固着が検出されたときに、そのときの前記スロットルバルブ(7)の開度、前記バッテリ(3)の充電状態及びドライバー要求トルクに応じて、前記エンジン(1)の運転態様を切り替えるエンジン制御手段(ステップS6〜S13)と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、スロットルバルブの開固着が発生したときに、スロットルバルブの開度、バッテリの充電状態及びドライバー要求トルクに応じてエンジンの運転を切り替える。そのため、スロットルバルブの開固着に対して好適なフェールセーフ制御を実現することができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
(システム構成例)
図1は、本発明の一実施形態に係る制御システムを示す概略構成図である。図1に示す制御システム10は、エンジン1、発電機2、バッテリ3、モータ4及び制御装置5により構成される。この制御システム10は、エンジン1と、バッテリ3から供給される電力で駆動するモータ4と、を駆動力源として備え、エンジン1とモータ4のいずれか一方または両方を車輪11の駆動力源とするように構成されたハイブリッド車両に搭載されている。
以下、制御システム10の各構成要素について説明する。
エンジン1は、制御装置5から駆動要求信号を受けると不図示のトランスミッションを介して車輪11を駆動する、車両の駆動力源である。また、制御装置5から発電要求信号を受けると不図示のトランスミッションを介して発電機2を駆動する、発電機2の駆動力源でもある。
このエンジン1の吸気通路6には、エンジン1に吸入される吸入空気量を制御するスロットルバルブ7が介装される。また、スロットルバルブ7の近傍には、スロットルバルブ7の開度を検出するスロットル開度センサ8が配設されている。
発電機2は、エンジン1により駆動されて電力(電気エネルギー)を得る機械である。
バッテリ3は、発電機2により発電された電力を蓄積する蓄電池である。
モータ4は、制御装置5から駆動要求信号を受けるとバッテリ3に蓄えられた電力を用いて車輪11を駆動する、車両の駆動力源である。
制御装置5は、制御システム10において各種制御を行うECU(Engine Control Unit)やHCU(Hybrid Control Unit)などのマイクロコントローラである。この制御装置5はアクセルペダル操作量センサ9からアクセルペダル12の操作量を入力し、入力した操作量に応じてエンジン1とモータ4のいずれか一方または両方に駆動要求信号を送る。またバッテリ3の充電状態(以下、「SOC(State Of Charge)」とする。)が不十分な場合には、エンジン1に発電要求信号を送る。
また本実施形態における制御装置5は、スロットル開度センサ8により検出されるスロットルバルブ7の開度を基にスロットルバルブ7の開閉弁が固着してしまう故障(以下、「スロットルバルブ7の開固着」とする)を検出すると、各種車両の状況に応じてエンジン1の運転態様を制御する。
(制御装置5の制御ロジック)
図2は、本発明の一実施形態に係る制御装置5の制御ロジックを示すフローチャートである。ここでは、制御装置5がスロットルバルブ7の開固着を検出したときの制御内容を説明する。
まずステップS1において、制御装置5はスロットルバルブ7の開固着が発生したか否かを判定する(S1)。ステップS1では、制御装置5は、スロットル開度センサ8により検出されるスロットルバルブ7の開度に基づいてスロットルバルブ7の開固着を検出する。具体的には、スロットル開度センサ8により検出されるスロットルバルブ7の実際の開度とスロットルバルブ7の目標開度(制御装置5からスロットルバルブ7へ送られる指令値)との開度差を算出する処理を所定期間繰り返して行い、開度差の積分値を算出する。その後、算出された開度差の積分値と予め設定された開固着判定値とを比較して積分値が開固着判定値よりも大きいときにスロットルバルブ7の開固着が発生したと判定する。このようにステップS1では、スロットルバルブ7の開固着を検出する。
ステップS1においてYES、すなわちスロットバルブ7の開固着が検出されたときには(S1、YES)、ステップS2に進んで制御装置5はスロットルバルブ7の開度が規定値よりも大きいかどうかを判定する(S2)。ステップS2では、制御装置5はスロットル開度センサ8により検出されるスロットルバルブ7の実際の開度と開度の規定値とを比較することにより判定する。具体的な内容は後述する。
続くステップS3において、制御装置5はSOCが規定値よりも大きいかどうかを判定する(S3)。ステップS3では、制御装置5は実際のSOCとSOCの規定値とを比較することにより判定する。具体的な内容は後述する。
続くステップS4において、制御装置5はドライバー要求トルクが規定値よりも大きいかどうかを判定する(S4)。ステップS4では、制御装置5はアクセルペダル操作量センサ9から入力される操作量から実際のドライバーの要求トルクを求め、この実際のドライバー要求トルクとトルクの規定値とを比較することにより判定する。具体的な内容は後述する。
また、ステップS1〜S3においてYES、かつ、ステップS4においてNOのときには、ステップS5へ進んで制御装置5は車速が規定値よりも大きいか否かを判定する(S5)。ステップS5では、制御装置5は不図示の車速センサによる検出信号から実際の車速を求め、この実際の車速と速度の規定値とを比較することにより判定する。具体的な内容は後述する。
以上に示されるステップS1〜S5の処理の結果に応じて、制御装置5はステップS6〜S13を切り分けて制御する。以下、ステップS6〜S13の処理について説明する。
ステップS6に進んだとき、すなわちスロットルバルブ7の開度、SOC、ドライバー要求トルクがすべて規定値より大きいときには、制御装置5はモータ4とエンジン1の両方に駆動要求信号を送る(S6)。
ステップS7に進んだとき、すなわちスロットルバルブ7の開度とSOCが規定値よりも大きく、ドライバー要求トルクが規定値よりも小さく、かつ、車速が規定値よりも大きいときには、制御装置5はモータ4に駆動要求信号を送ると共にエンジン1のアイドルストップを禁止する(S7)。
ステップS8に進んだとき、すなわちスロットルバルブ7の開度とSOCが規定値よりも大きく、ドライバー要求トルクが規定値よりも小さく、かつ、車速が規定値よりも小さいときには、制御装置5はモータ4に駆動要求信号を送ると共にエンジン1をアイドルストップさせる(S8)。
ステップS9に進んだとき、すなわちスロットルバルブ7の開度が規定値よりも大きく、SOCが規定値よりも小さく、かつ、ドライバー要求トルクが規定値よりも大きいときには、制御装置5はモータ4に駆動要求信号を送ると共にエンジン1に駆動要求信号及び発電要求信号を送る(S9)。
ステップS10に進んだとき、すなわちスロットルバルブ7の開度が規定値よりも大きく、SOCが規定値よりも小さく、かつ、ドライバー要求トルクが規定値よりも大きいときには、制御装置5はモータ4に駆動要求信号を送ると共にエンジン1に発電要求信号を送る(S10)。
ステップS11に進んだとき、すなわちスロットルバルブ7の開度が規定値よりも小さく、SOCが規定値よりも大きく、かつ、ドライバー要求トルクが規定値よりも大きいときには、制御装置5はモータ4とエンジン1の両方に駆動要求信号を送る(S11)。
ステップS12に進んだとき、すなわちスロットルバルブ7の開度が規定値よりも小さく、SOCが規定値よりも大きく、かつ、ドライバー要求トルクが規定値よりも小さいときには、制御装置5はモータ4に駆動要求信号を送ると共にエンジン1をアイドルストップさせる(S12)。
ステップS13に進んだとき、すなわちスロットルバルブ7の開度が規定値よりも小さく、SOCが規定値よりも小さいときには、制御装置5はモータ4に駆動要求信号を送ると共にエンジン1に発電要求信号を送る(S13)。
以上に示されるように、本実施形態における制御装置5は、スロットルバルブ7の開固着が検出されたときに、そのときのスロットルバルブ7の開度、SOC、ドライバー要求トルクに応じて、ステップS6〜S13のようにエンジン1の運転態様を切り替えている。また、特にステップS5に進んだとき(スロットルバルブ7の開度が規定値よりも大きく、SOCが規定値よりも大きく、かつ、ドライバー要求トルクが規定値よりも小さいとき)には、そのときの車速に応じてステップS7又はS8のようにエンジン1の運転態様を切り替えている。
(制御装置5の制御ロジックの補足)
続いて、上記の説明の補足として、ステップS2〜S4で用いられる各規定値、ステップS7及びS8、ステップS13の順序で説明する。なお、ステップS5で用いられる規定値についてはステップS7及びS8と共に説明する。
まず、ステップS2の処理で用いられる開度の規定値を説明する。開度の規定値とは、停止したエンジン1を再始動するときに車両に発生するショックが運転安定性を損なう程度のものか否かに応じて決定される値である。すなわち、スロットルバルブ7の実際の開度が規定値よりも大きいときには(S2、YES)、一旦エンジン1を停止させたあとにこのエンジン1を再始動すると車両に発生するショックが大きくなり運転安定性を損なう。そのため、予めエンジン1の停止を禁止する必要がある。一方、スロットルバルブ7の実際の開度が規定値よりも小さいときには(S2、NO)、一旦エンジン1を停止させたあとにこのエンジン1を再始動しても車両に発生するショックが小さくなり運転安定性を損なわない。そのため、予めエンジン1の停止を禁止する必要はない。
このようにステップS2において制御装置5は、開度の規定値を用いてエンジン1の停止を禁止する必要があるか否かを判定している。例えばステップS6〜S10のようにステップS2においてYESのときには、エンジン1の停止を禁止している。ただしステップS8では例外的に、エンジン1をアイドルストップさせる。これについては後述するステップS8において説明する。
次に、ステップS3の処理で用いられるSOCの規定値を説明する。SOCの規定値とは、モータ4のみで車両を走行させるために必要な電力が十分蓄えられているか否かに応じて決定される値である。すなわち、実際のSOCが規定値よりも大きいときには(S3、YES)、モータ4のみで車両を走行させるために必要な電力が十分蓄えられている。そのため、エンジン1に発電要求信号を送る必要がない。一方、実際のSOCが規定値よりも小さいときには(S3、NO)、上記電力が十分蓄えられていない。そのため、エンジン1に発電要求信号を送る必要がある。
このようにステップS3において制御装置5は、SOCの規定値を用いてエンジン1に発電要求信号を送る必要があるか否かを判定している。例えばステップS9、S10、S13のようにステップS3においてNOのときには、エンジン1に発電要求信号を送る。
続いて、ステップS4の処理で用いられるトルクの規定値を説明する。トルクの規定値とは、モータ4のみで出力可能なトルクの上限値である。すなわち、実際のドライバー要求トルクが規定値よりも大きいときには(S4、YES)、モータ4のみの出力ではドライバー要求トルクを実現不可能である。そのため、エンジン1に駆動要求信号を送る必要がある。一方、実際のドライバー要求トルクが規定値よりも小さいときには(S4、NO)、モータ4のみの出力でドライバー要求トルクを実現可能である。そのため、エンジン1に駆動要求信号を送る必要がない。
このようにステップS4において制御装置5は、トルクの規定値を用いてエンジン1に駆動要求信号を送る必要があるか否かを判定している。例えばステップS6及びS11のようにステップS4においてYESのときには、エンジン1に駆動要求信号を送る。
続いて、ステップS7及びS8の処理を説明する。ステップS7及びS8の処理のいずれの処理も、スロットルバルブ7の開度が規定値よりも大きく(S2、YES)、かつ、SOCが規定値よりも大きく(S3、YES)、かつ、ドライバー要求トルクが規定値よりも小さい(S4、NO)という条件を満たす場合の処理である。つまり、上記した各規定値の説明によれば、エンジン1の停止を禁止する必要があり、エンジン1に発電要求信号又は駆動要求信号を送る必要がない場合であると言い換えることができる。
このような場合には、原則的には、ステップS7に進んで制御装置5は、アイドルストップ(エンジン1の停止)を禁止する(S7)。具体的には、制御装置5は、エンジン1を最少燃料噴射で無負荷アイドル運転させる。また、エンジン1の機関回転速度が上昇した場合には燃料をカットする等してエンジン1の回転状態を持続させる。
このようにエンジン1の停止を禁止するのは、走行中にSOCが低下した場合に停止したエンジン1を再始動することなく安全に発電運転に移行させるためである。また、走行中にドライバー要求トルクが上昇してエンジン1の駆動トルクが必要になった場合に停止したエンジン1を再始動することなく安全にドライバー要求トルクに対応させるためである。
一方、上記の条件を満たす場合であっても、車速が速度の規定値よりも小さいときには(S5、NO)、例外的にエンジン1をアイドルストップ(アイドル時に停止)させる(S8)。この速度の規定値とは、停止又は停止に準ずる速度である。
このようにエンジン1を例外的にアイドルストップさせるのは、車速が停止又は停止に準ずる程に小さい場合には、走行中のSOCの低下又はドライバー要求トルクの上昇に伴い停止したエンジン1を再始動させたとしても、車速が小さいので車両に発生するショックが小さく運転安定性を損なわないためである。つまり、上記した速度の規定値とは、停止したエンジン1を再始動させたとしても車両に発生するショックが小さく運転安定性を損なわない程度の速度と言い換えることもできる。また、エンジン1をアイドルストップさせるのは、エンジン1による燃料消費を抑制するためでもある。
続いて、ステップS13の処理を説明する。ステップS13では、スロットルバルブ7の開度が規定値よりも小さく(S2、NO)、かつ、SOCが規定値よりも小さい(S3、NO)という条件を満たす場合に、ステップS4の処理を経ずにステップS13に進んでいる。
このようにステップS4の処理を経ないのは、S2においてNOすなわちスロットルバルブ7の開度が小さいことからエンジン1の出力可能なトルクに一定の制限がかかり、状況的にドライバー要求トルクに応えられない。そこで、エンジン1には発電を最優先で行わせるものである。
(まとめ)
以上のように、本実施形態よれば制御装置5は、スロットルバルブ7の開固着が検出されたときに、そのときのスロットルバルブ7の開度、バッテリ3の充電状態及びドライバー要求トルクに応じて、エンジン1の運転態様を切り替えている。そのため、連続走行を実現したりモータ4の出力可能なトルク以上の駆動トルクを出力することによりドライバー要求トルクの実現領域を拡大したりする等、スロットルバルブ7の開固着に対して好適なフェールセーフ制御を実現することができる。
また、本実施形態によれば制御装置5は、スロットルバルブ7の開度が所定開度よりも大きく、かつ、バッテリ3の充電状態が所定充電量よりも大きく、かつ、ドライバー要求トルクが所定トルクよりも小さいという条件を満たす場合には、エンジン1の停止を禁止している。そのため、走行中にバッテリ3の充電状態が低下した場合にも、停止したエンジン1を再始動することなく安全に発電運転に移行させたり、走行中にドライバー要求トルクが上昇してエンジン1の駆動トルクが必要になった場合にも、停止したエンジン1を再始動することなく安全にドライバー要求トルクに対応させたりすることができる。
また、本実施形態によれば制御装置5は、前記条件を満たす場合であっても、車速が所定速度より小さいときには、エンジン1をアイドル時に停止させている。そのため、エンジン1による燃料消費を抑制したり、車両に発生するショックが小さく運転安定性を損なわないように停止したエンジン1を再始動させたりすることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一つを示したものであり、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば、上記説明においては、本発明を図1に示す形態のハイブリッド車両に適用した場合を例示して説明したが、その他の形態のハイブリッド車両に適用してもよい。
また、例えば、上記説明においては、図2のステップS1においてスロットル開度センサ8により検出されるスロットルバルブ7の実際の開度とスロットルバルブ7の目標開度との開度差の積分値を基にスロットルバルブ7の開固着を検出したが、この場合には限らない。その他の既知の方法によりスロットルバルブ7の開固着を検出してもよい。
本発明の一実施形態に係る制御システムを示す概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る制御装置の制御ロジックを示すフローチャートである。
符号の説明
1 エンジン
3 バッテリ
4 モータ
5 制御装置
7 スロットルバルブ
8 スロットル開度センサ
ステップS1 スロットル開固着検出手段
ステップS6〜S13 エンジン制御手段

Claims (8)

  1. エンジンと、バッテリから供給される電力で駆動するモータと、を駆動力源として備え、前記エンジンの吸気経路には吸入空気量を制御するスロットルバルブが介装されたハイブリッド車両の制御装置であって、
    前記スロットルバルブの開固着を検出するスロットル開固着検出手段と、
    前記スロットルバルブの開固着が検出されたときに、そのときの前記スロットルバルブの開度、前記バッテリの充電状態及びドライバー要求トルクに応じて、前記エンジンの運転態様を切り替えるエンジン制御手段と、
    を備えたことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  2. 前記エンジン制御手段は、前記スロットルバルブの開度が所定開度よりも大きく、かつ、前記バッテリの充電状態が所定充電量よりも大きく、かつ、前記ドライバー要求トルクが所定トルクよりも小さいという条件を満たす場合には、前記エンジンの停止を禁止することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  3. 前記エンジン制御手段は、前記条件を満たす場合であっても、車速が所定速度より小さいときには、前記エンジンをアイドル時に停止させることを特徴とする請求項2に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  4. 前記所定速度とは、停止又は停止に準ずる速度であることを特徴とする請求項3に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  5. 前記所定開度は、停止した前記エンジンを再始動するときに車両に発生するショックが運転安定性を損なう程度のものか否かに応じて決定される値であることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  6. 前記所定充電量は、前記モータのみで車両を走行させるために必要な電力が十分蓄えられているか否かに応じて決定される値であることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  7. 前記所定トルクは、前記モータのみで出力可能なトルクの上限値であることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一項に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  8. エンジンと、バッテリから供給される電力で駆動するモータと、を駆動力源として備え、前記エンジンの吸気経路には吸入空気量を制御するスロットルバルブが介装されたハイブリッド車両の制御方法であって、
    前記スロットルバルブの開固着を検出するスロットル開固着検出工程と、
    前記スロットルバルブの開固着が検出されたときに、そのときの前記スロットルバルブの開度、前記バッテリの充電状態及びドライバー要求トルクに応じて、前記エンジンの運転態様を切り替えるエンジン制御工程と、
    を備えたことを特徴とするハイブリッド車両の制御方法。
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