JP2010104173A - モータ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】実装スペースを確保し、コストを抑えて、モータの動作に影響を与えないように回生動作及び力行動作を実現する。
【解決手段】回生電力蓄積放電部50は、回生動作のときには、トランジスタ駆動回路70が、第1及び第2トランジスタ電流制限回路54,60により電流制限がされている回生電力充電トランジスタ52を活性領域から飽和領域に変化させつつ、該回生電力充電トランジスタ52により回生電力蓄積コンデンサ51に充電する制御をし、力行動作のときには、回生電力蓄積コンデンサ51に蓄えた電荷を、回生電力放電ダイオード53を経てインバータ30へ放電する制御をする。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータを駆動するためのモータ駆動装置に関する。
図4は、インバータ回路を使用したモータ駆動装置の一般的な構成を示している。図4において、301は、三相又は単相の交流電源であり、302は、交流電圧を直流電圧に変換する整流器であり、303は、突入電流抑制回路であり、304は、直流電圧を平滑する平滑コンデンサである。整流器302、突入電流抑制回路303及び平滑コンデンサ304によりコンバータ部305を構成している。また、311は、インバータであり、312は、モータ制御部であり、313は、モータである。インバータ311は、直流電圧を交流電圧に変換して、モータ制御部312によって制御を行い、モータ313へ必要な電力を供給する。また、321は、回生吸収抵抗であり、322は、サージ吸収ダイオードであり、323は、回生吸収スイッチである。
この図4に示すようなインバータ311を用いてモータ313を駆動する場合には、一般的には、PWMスイッチング方式を採用することで、インバータ回路における電力の損失を低く抑えようとしている。
このモータ駆動装置では、モータ313を駆動する際に、モータ313へ電力を供給して駆動する力行運転と、モータ313を減速する際に、モータ313から電力(回生電力)が戻ってくる回生運転とを繰り返して行う。力行運転を行う場合、急峻な加速を行うために大電流が必要とされ、インバータ311での消費電力も大きくなる。また、回生運転を行うと、インバータ311を介してモータ313から平滑コンデンサ304へ回生電力が戻ってくる。ここで、高速回転から急峻な減速を行うほどモータ313からの回生電力が大きくなることが知られている。そのため、平滑コンデンサ304の直流電圧が上昇していき、インバータ311のパワー素子の耐圧を超える可能性があるため、何らかの回生吸収対策が必要となる。
このようなことから、このモータ駆動装置のように、一般的に、回生吸収対策として、回生吸収抵抗321及び回生吸収スイッチ323を設けている。これにより、平滑コンデンサ304の直流電圧がインバータ311のパワー素子の耐圧に対して余裕のある、適当なしきい値よりも大きくなる場合に回生吸収スイッチ323をオンして、回生吸収抵抗321で回生電力を消費させている。これにより、平滑コンデンサ304の直流電圧の上昇を防いでいる。なお、サージ吸収ダイオード322は、回生吸収スイッチ323がターンオフする際、回生吸収抵抗のインダクタンス成分等によるノイズを防ぐために必要に応じて設けられる。
図5は、抵抗を使用した一般的な回生吸収回路の動作例を示し、斜線部分は、回生吸収抵抗による電力損失である。図5に示すように、一般的な回生吸収回路では、電力損失は少なくない。
また、近年、省電力化の要求が強まりつつある。そのため、モータ313からの回生電力を回生吸収抵抗321で無駄に消費させることなく、平滑コンデンサ304に蓄えることで省電力化を図る工夫もなされている。
図6は、そのような省電力化を図った特許文献1に開示のモータ駆動装置を示す。図6に示すように、このモータ駆動装置では、図4に示した突入電流抑制回路303を力率改善用のコイル306で置き換えている。さらに、このモータ駆動装置では、図4に示した回生吸収抵抗321に代えて逆阻止ダイオード332を備えている。逆阻止ダイオード332は、インバータ311に繋がる部分に、回生吸収直列コンデンサ331の逆方向の充電を防止するように設けられている。これにより、このモータ駆動装置では、減速時に、回生吸収直列コンデンサ331に回生電力を蓄積している。そして、力行運転時には、回生吸収切替スイッチ333を切り替えることで、平滑コンデンサ304と回生吸収直列コンデンサ331とを直列に接続し、回生吸収直列コンデンサ331に蓄えた電荷を有効利用している。このような構成を採用することで、図4のような回生吸収抵抗321による電力損失をなくし、省電力化を図っている。
図7は、特許文献2に開示のモータ駆動装置を示す。このモータ駆動装置では、省電力効果の高い回生電力吸収方法として、充電用コンバータ341を介して回生電力蓄積コンデンサ342を充電する方式を採用している。
このモータ駆動装置は、電流検出手段として、入力電流を検出する第1電流検出手段343、及び回生電力蓄積コンデンサ342を充電する電流を検出する第2電流検出手段344を備えている。また、このモータ駆動装置は、電圧検出手段として、平滑コンデンサ304の電圧を検出する第1電圧検出手段345、及び回生電力蓄積コンデンサ342の電圧を検出する第2電圧検出手段346を備えている。このモータ駆動装置は、制御回路347及びメモリ348により、入力電力容量を計算しながら充電用コンバータ341を制御し、回生電力の蓄積や放電を制御している。このように、このモータ駆動装置は、複雑な構成により、比較的大容量の負荷に適した構成を実現している。
特許3678582号 特開平11−299275号公報
ところで、特許文献1に開示のモータ駆動装置(前記図6)では、回生吸収直列コンデンサ331を用いて回生電力を蓄え、力行時にその蓄えた電荷を利用できるため、省電力効果は大きくなる。しかし、特許文献1に開示のモータ駆動装置には、実際に使用するのにいくつかの課題がある。
先ず、直列に挿入される回生吸収直列コンデンサ331には、力行運転時及び回生運転時ともに、常時スイッチング電流が流れる。そのため、回生吸収直列コンデンサ331は、低インピーダンスのコンデンサとされる必要がある。そのうえ、回生吸収直列コンデンサ331が平滑コンデンサ304に直列に挿入されるために、インバータ311のパワー素子の耐圧破損を招かないように、回生吸収直列コンデンサ331を大容量にする必要がある。しかし、回生吸収直列コンデンサ331が大容量になると、該回生吸収直列コンデンサ331又は他の回路等の配置スペースの制約が増大し、又コストも拡大し、実用上の障害となる。
さらに、特許文献1に開示のモータ駆動装置では、回生運転時(減速時)に回生吸収切替スイッチ333を切り替えて、回生吸収直列コンデンサ331のマイナス側をゼロ電位に接続している。そのため、回生運転時にインバータ311の直流電圧が大幅に低くなり、そのために、指令に対するモータの動きが変化することとなり、モータの動作が好ましくないものになる。
また、特許文献2に開示のモータ駆動装置(前記図7)では、大容量の回生電力蓄積コンデンサ342を設けて回生電力を蓄積している。そして、その蓄積した回生電力を力行運転時に放電できるよう充電用コンバータ341を制御している。このような構成は、入力電力を計算し、確実な回生電力の蓄積と放電ができることを狙いとしたものであり、回生によって蓄積した電荷を停電等にも有効に使えることが特色となっている。しかし、このモータ駆動装置では、2つの電流検知手段343,344と2つの電圧検出手段345,346とを設けて、制御回路347のメモリ348に取り込み、入力電力を演算して制御を行うなど、複雑な処理が必要になる。そのため、このモータ駆動装置は、実現するのにかなりのコストアップが見込まれ、数kW程度の中小容量の用途にはコスト面で実用化しづらいものとなる。
また、省電力化を図る上で最も重要と考えられる充電用コンバータ341の方式に関しては、充電用コンバータ341に流れる電流・電圧と電力損失、入力電源を投入した直後の回生電力蓄積放電部340の初期動作、回生電力蓄積放電部340の入力電源部やコンバータ部305に与える影響、といった動作上の重要な事項が不明である。しかし、それらの方式次第で、回生電力を蓄積及び放電する能力や性能が左右されるようになる。そして、コストや実装スペースも変わってしまうことになる。
本発明の課題は、実装スペースを確保し易く、コストを抑えて、モータの動作に影響を与えないような回生動作及び力行動作を実現することである。
前記課題を解決するために、本発明に係る請求項1に記載のモータ駆動装置は、交流電源と、整流器で前記交流電源が出力する交流電圧を直流電圧に変換し、変換した直流電圧により突入電流抑制回路を経由して平滑コンデンサを充電するコンバータと、前記コンバータが出力する直流電圧を交流電圧に変換して前記モータを駆動するインバータと、モータが減速するときに発生する回生電力を蓄積する回生電力蓄積放電手段と、を備え、前記回生電力蓄積放電手段は、前記回生電力を蓄積する回生電力蓄積コンデンサと、前記回生電力蓄積コンデンサに充電電流を流す電流電圧制御素子と、前記電流電圧制御素子の電流を制限する電流制限手段と、前記平滑コンデンサの電圧値と前記回生電力蓄積コンデンサの電圧値との電位差を基に、前記電流電圧制御素子を駆動する素子駆動手段と、力行動作のときに、前記回生電力蓄積コンデンサの電荷を前記インバータに放出するための径路を実現する回生電力放電素子と、を備え、前記回生電力蓄積放電手段は、回生動作のときには、前記素子駆動手段が、前記平滑コンデンサの電圧値と前記回生電力蓄積コンデンサの電圧値との電位差を基に、前記電流制限手段により電流制限がされている前記電流電圧制御素子を活性領域から飽和領域に変化させつつ、該電流電圧制御素子により前記回生電力蓄積コンデンサに回生電力を蓄積する制御をし、力行動作のときには、前記回生電力蓄積コンデンサに蓄えた電荷を、前記回生電力放電素子を経て前記インバータに放出する制御をすることを特徴とする。
また、本発明に係る請求項2に記載のモータ駆動装置は、請求項1に記載のモータ駆動装置において、前記素子駆動手段は、前記平滑コンデンサの電圧値と前記回生電力蓄積コンデンサの電圧値との電位差が、第1のしきい値を超える場合、前記回生電力蓄積コンデンサへの回生電力の蓄積を開始する制御をし、前記第1のしきい値未満であり第2のしきい値未満の場合、前記回生電力蓄積コンデンサへの回生電力の蓄積を中止する制御をするものであり、前記電位差が前記第1のしきい値を超える場合に前記回生電力蓄積コンデンサへの回生電力の蓄積を開始するときに、前記電流制限手段により電流制限がされている前記電流電圧制御素子を活性領域から飽和領域に変化させていることを特徴とする。
また、本発明に係る請求項3に記載のモータ駆動装置は、請求項2に記載のモータ駆動装置において、前記電流制限手段は、前記平滑コンデンサの電圧値と前記回生電力蓄積コンデンサの電圧値との電位差が、前記第1のしきい値を超え第3のしきい値を超える場合、前記電流電圧制御素子に流れる電流を制限する度合いを高めることを特徴とする。
本発明によれば、電流制限手段により電流制限がされている電流電圧制御素子を活性領域から飽和領域に変化させつつ、該電流電圧制御素子により前記回生電力蓄積コンデンサに回生電力を蓄積することで、インバータの直流電圧が急激に低下するのを防止して、モータの傾きの変化を抑制できる。
また、本発明によれば、唯一の電流電圧制御素子により回生電力蓄積コンデンサを充電することで、実装スペースを確保し易く、コストを抑えることができる。
また、請求項2の発明によれば、第1のしきい値及び第2のしきい値により監視することで、回生電力蓄積コンデンサへの回生電力の蓄積の開始及び中止する際の平滑コンデンサの電圧値と回生電力蓄積コンデンサの電圧値との電位差を適切に制御することができる。
また、請求項3の発明によれば、第3のしきい値により監視することで、電流電圧制御素子を適切に動作させることができる。
本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という。)を図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
(構成)
第1の実施形態は、モータを駆動するためのモータ駆動装置である。
図1は、第1の実施形態のモータ駆動装置の構成を示す。図1に示すモータ駆動装置は、インバータ回路を使用したモータ駆動装置である。
図1に示すように、モータ駆動装置は、コンバータ部10、インバータ30、回生電力蓄積放電部50、モータ101及びモータ制御部(モータ制御回路)102を備える。
コンバータ部10は、電源11、整流器12、突入電流抑制回路20及び平滑コンデンサ14を備える。電源11は、三相又は単相の交流電源である。例えば、電源11は、AC100V±15%又はAC200V±15%で、50Hz又は60Hzの三相又は単相の交流電圧である。整流器12は、電源11が出力する交流電圧を直流電圧に変換する。突入電流抑制回路20は、電源投入時に電源11からの突入電流を抑制する抵抗21と、電源11が立ち上がった後、抵抗21をバイパスする入力電流バイパススイッチ22とを備える。抵抗21は、数Ωから数十Ωを有している。平滑コンデンサ14は、直流電圧を平滑にする平滑コンデンサである。
インバータ30は、半導体素子(電力用半導体素子)と受動素子とが組み合わされて構成されている。インバータ30は、コンバータ部10又は回生電力蓄積放電部50からの直流電圧を交流電圧に変換し、モータ101に必要な電力を供給する。このとき、モータ制御部102がインバータ30を制御して、モータ101に必要な電力を供給する。
回生電力蓄積放電部50は、平滑コンデンサ14やインバータ30等が接続されるライン111,112に接続されている。回生電力蓄積放電部50は、回生電力蓄積コンデンサ51、回生電力充電トランジスタ52、回生電力放電ダイオード53、第1トランジスタ電流制限回路54、DISABLE55、第2トランジスタ電流制限回路60、トランジスタ駆動回路70及び放電部80を備える。
回生電力蓄積コンデンサ51は、主に、回生動作時(減速動作時)の回生電力を蓄積するコンデンサである。回生電力充電トランジスタ52は、回生電力蓄積コンデンサ51の充電電流を流すための電流電圧制御素子である。回生電力充電トランジスタ52は、電流電圧を制御できる電流電圧制御素子であれば良く、例えばIGBT、MOSFET、バイポーラトランジスタ等である。
回生電力放電ダイオード53は、力行動作時に回生電力蓄積コンデンサ51の電荷をインバータ30に放出するための径路となる。すなわち、回生電力放電ダイオード53は、回生電力を放出する径路を構成する素子である。回生電力放電ダイオード53は、単独のダイオードでも良いが、回生電力充電トランジスタ52の寄生ダイオードでも良い。
第1トランジスタ電流制限回路54は、主に電源11の投入時の回生電力充電トランジスタ52の電流を制限するためのものである。第1トランジスタ電流制限回路54は、例えば抵抗である。
第2トランジスタ電流制限回路60は、第1トランジスタ電流制限回路54と協働して、回生電力充電トランジスタ52の電流を制限する。例えば、第2トランジスタ電流制限回路60は、3つの抵抗61,62,63、ヒステリシスコンパレータ64及びスイッチ65を備える。
トランジスタ駆動回路70は、平滑コンデンサ14の電圧値と回生電力蓄積コンデンサ51の電圧値との電位差を監視し、その電位差を基に、回生電力充電トランジスタ52を駆動する。回生電力充電トランジスタ52の駆動により、回生電力蓄積コンデンサ51に充電電流が流れるようになる。例えば、トランジスタ駆動回路70は、2つの抵抗71,72、及びヒステリシスコンパレータ73を備える。
放電部80は、電源11を遮断したときに、平滑コンデンサ14及び回生電力蓄積コンデンサ51の電荷を放電するためのものである。例えば、放電部80は、放電抵抗81及び放電スイッチ82を備える。
ヒステリシスコンパレータ73の制御ゲート73sは、モータ101のモータ回転数が低い場合、モータ制御部102からの指令で、回生電力充電トランジスタ52をオフすることができるように構成されている。なお、図1及び図3では、モータ制御部102と制御ゲート73sとは、接続されていないが、実際は接続されており、制御ゲート73sは、モータ制御部102により制御される。
以上のような構成の接続状態は、次のようになる。
ライン111とライン112との間を接続したライン113上に、回生電力蓄積コンデンサ51、回生電力充電トランジスタ52及び第1トランジスタ電流制限回路(抵抗)54を、それらの順番で直列に接続している。ここで、回生電力充電トランジスタ52のコレクタ(C)に回生電力蓄積コンデンサ51を接続し、回生電力充電トランジスタ52のエミッタ(E)に第1トランジスタ電流制限回路54を接続している。
また、トランジスタ駆動回路70では、回生電力蓄積コンデンサ51と回生電力充電トランジスタ52との間のライン113aとライン112とを接続したライン114上に、2つの抵抗71,72を直列に接続している。そして、トランジスタ駆動回路70では、その2つの抵抗71,72の間のライン114aの電圧(分圧)を測定すべく、該ライン114aにヒステリシスコンパレータ73を接続している。また、ヒステリシスコンパレータ73を回生電力充電トランジスタ52(ベース(B))に接続している。
また、第2トランジスタ電流制限回路60では、回生電力蓄積コンデンサ51と回生電力充電トランジスタ52との間のライン113aとライン112とを接続したライン115上に、2つの抵抗61,62を直列に接続している。ここで、第2トランジスタ電流制限回路60が有する2つの抵抗61,62それぞれの抵抗値は、トランジスタ駆動回路70が有する2つの抵抗71,72それぞれの抵抗値と同一値である。
また、第2トランジスタ電流制限回路60では、回生電力充電トランジスタ52と第1トランジスタ電流制限回路54との間のライン113bとライン112とを接続したライン116上に、抵抗63及びスイッチ65を直列に接続している。第2トランジスタ電流制限回路60では、2つの抵抗61,62の間のライン115aの電圧(分圧)を測定すべく、該ライン115aにヒステリシスコンパレータ64を接続している。また、ヒステリシスコンパレータ64でスイッチ65をオン及びオフしている。
また、回生電力蓄積コンデンサ51と回生電力充電トランジスタ52との間のライン113aとライン112とを接続したライン117に回生電力放電ダイオード53を配置している。回生電力放電ダイオード53は、アノードがライン112に接続され、カソードがライン113aに接続されている。また、放電部80では、ライン111と回生電力蓄積コンデンサ51と回生電力充電トランジスタ52との間のライン113aとを接続したライン118上に放電抵抗81及び放電スイッチ82を直列に接続している。
以上のような構成を、モータ駆動装置の動作に沿って次に説明する。モータ駆動装置の動作には、大別して、(1)電源投入直後の初期充電動作、(2)モータ運転動作(力行動作)がある(図2の(V)、(VI)参照)。さらに、(2)モータ運転動作を、(2−1)加速動作(図2の(V)参照)、(2−2)加速動作終了、一定速動作(図2の(VI)参照)、(2−3)減速動作(回生動作)(図2の(I)、(II)、(III)参照)、及び(2−4)停止状態(図2の(IV)参照)、に分けることができる。これらの動作に沿って、以上の各構成の動作を説明する。
(1)電源投入直後の初期充電動作
電源11は、整流器12に交流電圧を供給する。整流器12では、電源11から供給される交流電圧を全波整流し、直流電圧に変換する。全波整流された直流電圧は、必要に応じて突入電流抑制回路20及び図示しないチョークコイル等の力率補正回路を経るとともに、平滑コンデンサ14を経て、インバータ30に供給される。インバータ30は、直流電圧を交流電圧に変換して、モータ制御部102により制御されて、モータ101に電力を供給する。
ここで、電源11の投入直後に、平滑コンデンサ14及び回生電力蓄積コンデンサ51の電圧値が零の状態であったとする。すると、平滑コンデンサ14及び回生電力蓄積コンデンサ51は、突入電流抑制回路20により入力電流が抑えられて、徐々に充電される。このとき、最初に平滑コンデンサ14が充電を開始する。そして、平滑コンデンサ14の充電電圧が数十V程度に達すると、回生電力蓄積コンデンサ51が充電を開始する。具体的には次のような動作により、平滑コンデンサ14及び回生電力蓄積コンデンサ51が充電を開始する。
トランジスタ駆動回路70(ヒステリシスコンパレータ73)は、2つの抵抗71,72の間のライン114aにおける電圧値を監視している。これにより、平滑コンデンサ14の電圧値と回生電力蓄積コンデンサ51の電圧値との電位差(落差)を、分圧値で監視している。そして、トランジスタ駆動回路70(ヒステリシスコンパレータ73)は、その監視する値(分圧値)が所定の第1のしきい値(平滑コンデンサ14の充電電圧が数十V程度)を超えると、回生電力充電トランジスタ52を駆動する。この回生電力充電トランジスタ52の駆動により、回生電力蓄積コンデンサ51に充電電流が流れ始め、回生電力蓄積コンデンサ51が充電を開始する。
さらに、第2トランジスタ電流制限回路60でも、2つの抵抗61,62の間のライン115aにおける電圧値を監視している。これにより、トランジスタ駆動回路70と同様に、平滑コンデンサ14の電圧値と回生電力蓄積コンデンサ51の電圧値との電位差を、分圧値(トランジスタ駆動回路70における分圧値と同値)で監視している。そして、第2トランジスタ電流制限回路60は、その監視する値が所定の第3のしきい値を超えると、回生電力充電トランジスタ52を通る充電電流に、より強い制限を加える。すなわち、第2トランジスタ電流制限回路60では、その監視する値(分圧値)が所定の第3のしきい値を超えると、ヒステリシスコンパレータ64が、スイッチ65をオフにして、回生電力充電トランジスタ52のエミッタ側で第1トランジスタ電流制限回路54(抵抗54)だけを動作させるようにする。つまり、回生電力充電トランジスタ52のエミッタ側に対して並列に接続している抵抗54,63のうち、一方の抵抗54だけを通電状態にする。これにより、回生電力充電トランジスタ52とライン112との間の抵抗を大きくし、回生電力充電トランジスタ52を通る充電電流に、より強い制限を加える。ここで、第3のしきい値は、第1のしきい値よりも大きい値である。
これにより、第2トランジスタ電流制限回路60が、その監視する値が所定の第3のしきい値を超えるまでは、スイッチ65のオン状態を維持することで、回生電力充電トランジスタ52を通る充電電流は、2つの抵抗54,63により制限される。さらに、第2トランジスタ電流制限回路60が、その監視する値が所定の第3のしきい値を超えたときに、スイッチ65をオフにすることで、回生電力充電トランジスタ52を通る充電電流は、一方の抵抗54のみの接続により、さらに強く制限されるようになる。すなわち、第3のしきい値を超える電位が平滑コンデンサ14と回生電力蓄積コンデンサ51との間に生じたときには、回生電力充電トランジスタ52を通る充電電流を、さらに強く制限している。
このように、第1及び第2トランジスタ電流制限回路54,60(抵抗54及び抵抗63の両方又は抵抗54のみ)により、回生電力充電トランジスタ52に流れる電流を常に制限し、回生電力充電トランジスタ52に大きな負荷が加わらないようにしている。この結果、電源11の投入直後の回生電力蓄積コンデンサ51の初期充電時に、回生電力充電トランジスタ52を安全に動作させることができる。
そして、平滑コンデンサ14及び回生電力蓄積コンデンサ51の充電が終わり、回生電力充電トランジスタ52に充電電流が流れなくなると、回生電力充電トランジスタ52は、オフになる。これにより、回生電力蓄積コンデンサ51は、そのときの電圧を保持したまま、次にモータ101が駆動(力行動作)されるのを待つようになる。
(2)モータ運転動作
モータ運転動作中の各構成の動作について、図2を用いて説明する。
(2−1)加速動作(図2の(V)の区間の動作)
平滑コンデンサ14及び回生電力蓄積コンデンサ51からインバータ30を介して、負荷であるモータ101に電流が流れる。これにより、平滑コンデンサ14及び回生電力蓄積コンデンサ51では、電圧が小さくなっていく。そして、平滑コンデンサ14及び回生電力蓄積コンデンサ51の電圧が電源11から供給される直流電圧(整流器12の出力相当)よりも小さくなると、インバータ30に、電源11からの電流も流れるようになる。このように、モータ101の加速動作時には、平滑コンデンサ14及び回生電力蓄積コンデンサ51、並びに電源11に基づく電力をモータ101で消費することになる。
また、回生電力蓄積コンデンサ51については、その放電電流が、該回生電力蓄積コンデンサ51と直列に接続されている回生電力放電ダイオード53を介して放出されるようになる。そのため、回生電力蓄積コンデンサ51が放電していき、回生電力蓄積コンデンサ51の電圧が電源11の電圧よりも小さくなったとき、回生電力蓄積コンデンサ51の放電が自然に停止する。これにより、回生電力蓄積コンデンサ51の電圧は、加速動作中に最も低い値で保持される。
(2−2)加速動作終了、一定速動作(図2の(VI)の区間の動作)
インバータ30に電源11からの電力を供給し続ける。このとき、回生電力蓄積コンデンサ51は、最も低い電圧値で待機した状態であり、減速動作(図2の(II)の区間の動作)が開始され、回生電力が戻ってくるのを待っている状態である。一方、平滑コンデンサ14では、電源11により充電される。そのため、回生電力蓄積コンデンサ51の電圧は、平滑コンデンサ14の電圧に比べて低い値となっている。具体的には、図2の(VI)の区間のように、回生電力蓄積コンデンサ51の電圧は、平滑コンデンサ14の電圧に比べて、10V程度低い値となる。
(2−3)減速動作(回生動作)
減速動作(回生動作)については、次のように、(2−3−1)一定速動作終了後の減速動作の初期動作(力行動作後の減速動作開始時動作)、(2−3−2)減速動作の中期動作、及び(2−3−3)減速動作の終期動作、に分けることができる。
(2−3−1)一定速動作終了後の減速動作の初期動作(図2の(I)の区間の動作)
インバータ30を介してモータ101から平滑コンデンサ14に回生電力が戻ってくる。これにより、平滑コンデンサ14の電圧は、増加し始める。しかし、この減速動作の初期動作状態では、回生電力蓄積放電回路50はまだ動作しない。
(2−3−2)減速動作の中期動作(図2の(II)の区間の動作)
平滑コンデンサ14の電圧が増加し、減速開始前の状態から数十V持ち上がると、回生電力蓄積放電回路50が動作を開始し、回生電力充電トランジスタ52を介して、回生電力蓄積コンデンサ51に充電電流が流れ始める。すなわち、トランジスタ駆動回路70(ヒステリシスコンパレータ73)は、平滑コンデンサ14の電圧値と回生電力蓄積コンデンサ51の電圧値との電位差が数十V程度となり、監視する値が第1のしきい値を超えると、回生電力充電トランジスタ52を駆動する。これにより、回生電力蓄積コンデンサ51に充電電流が流れ始める。なお、このような回生電力蓄積コンデンサ51への充電動作は、一般的な回生吸収抵抗(図4)で見られるような平滑コンデンサの電圧が、予め決められたしきい電圧を超えたら回生吸収(回生吸収抵抗による蓄電)を開始する場合とは全く異なる動作である。
また、このとき、第2トランジスタ電流制限回路60では、通常は、スイッチ65をオンにしている。そのため、抵抗54,63により回生電力充電トランジスタ52を通る充電電流を制限した状態にある。そのような状態の下、回生電力充電トランジスタ52の両端には、平滑コンデンサ14と回生電力蓄積コンデンサ51との電位差分の電圧がかかり、さらには、回生電力充電トランジスタ52には、やや大きな充電電流(図2の例では10(A)を超える充電電流)が流れる。そのため、回生電力充電トランジスタ52は、瞬間的に大きな電力(図2の例ではピークで約240(W))を背負い、いわゆる活性領域で動作するようになる。しかし、回生電力蓄積コンデンサ51の充電が短時間で進み、回生電力蓄積コンデンサ51の電圧レベルは、短時間で平滑コンデンサ14の電圧レベルに近くなる。図2の例では、活性領域で動作する時間((2)の動作期間)は、わずか10msであり、加減速時間に対して、十分に短い時間となる。
(2−3−3)減速動作の終期動作(図2の(III)の区間の動作)
平滑コンデンサ14の電圧値と回生電力蓄積コンデンサ51の電圧値との電位差は、わずか数Vとなる。このとき、回生電力充電トランジスタ52の動作は、活性領域から飽和領域に移行する。そのため、減速動作の終期動作中の回生電力充電トランジスタ52の電力損失は、飽和損失によるごく僅かなものとなる。
ここで、トランジスタ駆動回路70(ヒステリシスコンパレータ73)は、平滑コンデンサ14の電圧値と回生電力蓄積コンデンサ51の電圧値との電位差を、その分圧値で監視していて、その値(分圧値)が所定の第2のしきい値未満になるまで、充電状態を維持している。ここで、第2のしきい値は、第1のしきい値未満の値である。すなわち、トランジスタ駆動回路70は、監視する値(分圧値)が第1のしきい値以下と第2のしきい値以上の間にある期間、回生電力充電トランジスタ52の駆動を維持している。これにより、平滑コンデンサ14の電圧値と回生電力蓄積コンデンサ51の電圧値との電位差が数Vである期間、回生電力充電トランジスタ52の駆動が維持される。
(2−4)停止状態(図2の(IV)の区間の動作)
モータ101やインバータ30の電力消費も僅かであり、回生電力充電トランジスタ52に電流が流れなくなった時点で、回生電力充電トランジスタ52はオフになる。すなわち、トランジスタ駆動回路70(ヒステリシスコンパレータ73)は、平滑コンデンサ14の電圧値と回生電力蓄積コンデンサ51の電圧値との電位差が所定の数Vよりも小さくなり、監視する値(分圧値)が第2のしきい値未満になると、回生電力充電トランジスタ52をオフにしている。
ここで、以上の減速動作時(回生動作時)における回生電力充電トランジスタ52の一連の動作の要約は次のようになる。
トランジスタ駆動回路70が、減速動作時(回生動作時)に、平滑コンデンサ14の電圧値と回生電力蓄積コンデンサ51の電圧値との電位差を監視している。具体的には、その電位差を分圧値として監視している。そして、トランジスタ駆動回路70が、その監視する値が第1のしきい値を超えると、回生電力充電トランジスタ52を駆動する。これにより、回生電力蓄積コンデンサ51に充電電流が流れる。このとき、同時に、回生電力充電トランジスタ52の電流の上限を第1及び第2トランジスタ電流制限回路54,60により制限している。すなわち、並列に接続した2つの抵抗54,63により回生電力充電トランジスタ52の電流値の上限を制限している。これにより、回生電力充電トランジスタ52は、そのような電流値上限の電流を流しながら、活性領域から飽和領域で動作するようになる。また、回生電力充電トランジスタ52に電流が一度流れ始めると、第2のしきい値未満になるまで、その充電状態は保持される。
図2の示す例では、活性領域となる(2)の期間(減速動作開始後の中期動作期間)は、約10msと短くなっている。また、飽和領域となる(3)の期間(減速動作開始後の終期動期間)では、平滑コンデンサ14の電圧値と回生電力蓄積コンデンサ51の電圧値との電位差は小さくなるが、なおも第2のしきい値を超える電圧に保たれているため、回生電力充電トランジスタ52の電流は流れ続ける。
なお、初期充電動作時に限らず、減速動作時(回生動作時)にも、第2トランジスタ電流制限回路60は、その監視する値が第3のしきい値を超えると、回生電力充電トランジスタ52を通る充電電流に、より強い制限を加えることもできる(抵抗54のみの接続にすることもできる)。これにより、例えば、初期充電動作時以外にも、過渡的に平滑コンデンサ14の電圧値と回生電力蓄積コンデンサ51の電圧値との電位差が大きくなるような場合(例えば停電時)に、回生電力充電トランジスタ52の充電電流に、より強い制限を加えることができる。
(3)その他の動作
(3−1)モータ101の回転数が低いときの動作
ヒステリシスコンパレータ73の制御ゲート73sは、モータ101の回転数が低いとき、モータ制御部102からの指令により回生電力蓄積放電部50を停止させる。具体的には、トランジスタ駆動回路70(具体的にはヒステリシスコンパレータ73)をオン状態からオフ状態へ切り替える。これにより、モータ101の回転数が所定の回転数より低い場合、モータ101からの回生電力が小さいため、回生電力蓄積放電部50を稼動させる必要がないので、回生電力蓄積放電部50を稼動させないようにすることで、回生電力蓄積放電部50による無駄な電力損失を抑えることができる。
(3−2)電源11が遮断した判断したときの動作
電源11が遮断(オフ)したと判断したとき、放電スイッチ82をオンにする。例えば、電源11の遮断の判断は、電源11の出力電圧を監視して行う。これにより、放電スイッチ82がオンになると、放電抵抗81を介して回生電力蓄積コンデンサ51が放電を開始する。その結果、平滑コンデンサ14と回生電力蓄積コンデンサ51とに電位差が生じて、監視する値が第1のしきい値に達し、回生電力充電トランジスタ52が始動し、回生電力蓄積動作を開始する。これにより、平滑コンデンサ14が放電するようになり、平滑コンデンサ14と回生電力蓄積コンデンサ51とがそれらの電位が平衡状態になるように動作する。一方、放電スイッチ82をオンに維持しているために、回生電力蓄積コンデンサ51が放電抵抗81を介して放電し続けていることで、再び平滑コンデンサ14と回生電力蓄積コンデンサ51とに電位差が生じ、監視する値が第1のしきい値になり、平滑コンデンサ14が電荷を放出するようになる。このような繰り返しの動作により、電源11の遮断後に、平滑コンデンサ14及び回生電力蓄積コンデンサ51が速やかに放電を完了できるようになる。
なお、この第1の実施形態では、コンバータ部10は、整流器で前記交流電源が出力する交流電圧を直流電圧に変換し、変換した直流電圧により突入電流抑制回路を経由して平滑コンデンサを充電するコンバータを実現している。また、インバータ30は、前記コンバータが出力する直流電圧を交流電圧に変換して前記モータを駆動するインバータを実現している。また、回生電力蓄積放電部50は、前記モータが減速するときに発生する回生電力を蓄積する回生電力蓄積放電手段を実現している。また、回生電力蓄積コンデンサ51は、前記回生電力を蓄積する回生電力蓄積コンデンサを実現している。また、回生電力充電トランジスタ52は、前記回生電力蓄積コンデンサに充電電流を流す電流電圧制御素子を実現している。また、第1及び第2トランジスタ電流制限回路54,60は、前記電流電圧制御素子の電流を制限する電流制限手段を実現している。また、トランジスタ駆動回路70は、前記平滑コンデンサの電圧値と前記回生電力蓄積コンデンサの電圧値との電位差を基に、前記電流電圧制御素子を駆動する素子駆動手段を実現している。また、回生電力放電ダイオード53は、力行動作のときに、前記回生電力蓄積コンデンサの電荷を前記インバータに放出するための径路を実現する回生電力放電素子を実現している。そして、この第1の実施形態では、前記回生電力蓄積放電手段は、回生動作のときには、前記素子駆動手段が、前記平滑コンデンサの電圧値と前記回生電力蓄積コンデンサの電圧値との電位差を基に、前記電流制限手段により電流制限がされている前記電流電圧制御素子を活性領域から飽和領域に変化させつつ、該電流電圧制御素子により前記回生電力蓄積コンデンサに回生電力を蓄積する制御をし、力行動作のときには、前記回生電力蓄積コンデンサに蓄えた電荷を、前記回生電力放電素子を経て前記インバータに放出する制御をすることを実現している。
(作用及び効果)
(1)回生電力蓄積コンデンサ51には、電源11を投入した瞬間だけ電源11側から電流が流れ、電源11が立ち上がった後は、電源11側から電流がほとんど流れない。これにより、回生電力蓄積コンデンサ51は、回生電力の蓄積用のコンデンサとして機能し、電源11側からみて、容量成分とはみなされないものとなる。つまり、回生電力蓄積コンデンサ51は、電源11及び整流器12、突入電流抑制回路20等に影響を与えない構成となる。そのため、回生電力蓄積放電部50では、電源11の電力をほとんど消費することはない。
よって、回生電力蓄積放電部50の他の部分を変更することなく、必要に応じて回生電力蓄積コンデンサ51の値だけを変更することが可能になる。これにより、回生電力蓄積放電部50は、回生電力の処理回路として柔軟性が高いものとなる。また、回生電力蓄積コンデンサ51は、電源11等の他の構成の制約を受けず、配置スペースを確保し易く、コストを抑えることもできる。
(2)回生動作時(減速動作時)には、第1及び第2トランジスタ電流制限回路54,60により回生電力充電トランジスタ52を通る充電電流を制限して、回生電力充電トランジスタ52を活性領域から飽和領域に動作させている。これにより、回生動作時における回生電力蓄積コンデンサ51への回生電力の蓄積の際に、インバータ30の直流電圧が急激に低下するのを防止して、モータの傾きの変化を抑制できる。
(3)回生動作時には回生電力充電トランジスタ52を動作させて、回生電力充電トランジスタ52に回生電力を蓄積している。また、力行動作時には、回生電力充電トランジスタ52に蓄積した電荷を回生電力放電ダイオード53を介して放出している。このように、簡単な構成で回生動作及び力行動作を実現できる。
(4)第1のしきい値及び第2のしきい値による監視で、平滑コンデンサ14の電圧値と回生電力蓄積コンデンサ51の電圧値との電位差を、回生電力蓄積動作の開始時(減速動作の初期動作時)では数十V、回生電力蓄積動作の終了時(減速制御の終期動作時)では数V程度と低く抑えることができる。すなわち、第1のしきい値及び第2のしきい値により監視することで、回生電力蓄積コンデンサ51への回生電力の蓄積の開始及び中止する際の平滑コンデンサ14の電圧値と回生電力蓄積コンデンサ51の電圧値との電位差を適切に制御することができる。例えば、これにより、大電力を消費する回生吸収抵抗(図4の回生吸収抵抗321)を備える必要がなくなる。
(5)第3のしきい値による監視で、回生電力充電トランジスタ52を通る充電電流に、より強い制限をかけている。これにより、回生電力充電トランジスタ52を適切に動作させることができる。
(6)回生電力充電トランジスタ52は、極短時間(10ms程度)での活性領域の動作の後、飽和領域の動作に移行している。これにより、回生電力充電トランジスタ52での電力消費を抑制できる。この結果、回生電力充電トランジスタ52の放熱設計を容易にし、回生電力充電トランジスタ52を省スペースで実装できる。
(7)従来では、平滑コンデンサ304の両端、すなわち高い直流電圧の両端に、定常的に抵抗を設けていた(前記図7参照)。これに対して、本実施形態では、そのような抵抗を設けていない。これは、本実施形態では、平滑コンデンサ14の両端の直流電圧値を検出する必要がないからである。これにより、分圧抵抗等による定常的な電力損失を防ぐことができ、待機電力を低減し、省電力化を図ることができる。
(8)モータ101が加速動作を終了し、一定速動作になると、回生電力蓄積コンデンサ51は、最も低い電圧で待機した状態となる。そのときの回生電力蓄積コンデンサ51の電圧は、平滑コンデンサ14の電圧に比べて、10V程度低い値となる。このことは、回生動作時の回生電力の蓄積能力が向上したことと等価である。よって、単純に回生電力蓄積コンデンサを平滑コンデンサに並列に追加するような場合に比べて、本実施形態では、回生電力蓄積能力を10%程度向上できる。これにより、回生電力蓄積コンデンサ51を小容量化することができる。
(9)電源11の遮断時には、放電スイッチ82をオンするだけで、平滑コンデンサ14及び回生電力蓄積コンデンサ51の電荷を放電している。これにより、放電抵抗81による定常損失を零にできる。そのため、待機電力を削減でき、省電力化を図ることができる。
(10)回生動作時に回生電力充電トランジスタ52に流れる電流は、従来のような抵抗(前記図4)を用いた一般的な回生吸収時の電流に比べて、1/3〜1/2程度で済む結果を得ている(シミュレーション結果)。これにより、回生電力充電トランジスタ52を用いた場合でも、基板や素子、ノイズ等に対する負担を軽減できる。
(11)従来例を示す図4及び図5に示す回生吸収抵抗321を使用した場合と、本実施形態である図1及び図2の回生電力蓄積放電による方式とで、同一条件でのシミュレーションを実施し、電力損失を算出した。その結果、従来例を示す図4及び図5に示す回生吸収抵抗321では、電力損失が約184(W)であった。これに対して、本実施形態である図1及び図2の回生電力蓄積放電による方式では、回生電力充電トランジスタ52の電力損失は、約4(W)と十分に低い値に収まる。さらに、その他の構成である回生電力放電ダイオード53の放電区間の損失等を含めても、回生電力蓄積放電部50としての電力損失は、約7(W)と低い値となる。このように、シミュレーションでも、本実施形態が省電力効果があることを確認できた。
以上のように、本実施形態は、コストを抑えながら、回生電力を有効に回収して再利用することができる。また、本実施形態は、入力電力容量を計算する等の特別な演算を必要とせず、図7に示す充電用コンバータ341のように電圧変換も行わずに、回生電力充電トランジスタ52である1個の電流電圧制御素子を利用して、その目的を実現している。本実施形態は、特に数kW程度までの中小容量の負荷に適したものになる。
(第2の実施形態)
(構成)
第2の実施形態は、モータを駆動するためのモータ駆動装置である。
図3は、第2の実施形態のモータ駆動装置を示す。図3に示すように、第2の実施形態では、前記第1の実施形態の突入電流抑制回路20及び放電部80の構成を変更している。すなわち、第2の実施形態では、突入電流抑制回路20は、抵抗21及び入力電流バイパススイッチ22の他に、突入ダイオード23を備える。また、第2の実施形態では、前記第1の実施形態における放電抵抗81を無くし、抵抗21に放電スイッチ82を接続した構成となる。また、放電スイッチ82と抵抗21との間のライン118とライン111とを接続するように突入ダイオード23を設けている。突入ダイオード23は、アノードがライン118に接続されており、カソードがライン111に接続されている。
このような構成により、突入電流抑制回路20では、通常通り、電源11の投入時に電源11からの突入電流を抵抗21により抑制できる。このとき、突入ダイオード23により、電源11の電流が抵抗21を介して平滑コンデンサ14に流れる経路を確保している。また、電源11が立ち上がった後には、入力電流バイパススイッチ22により抵抗21をバイパスすることができる。
また、電源11の投入後に、平滑コンデンサ14及び回生電力蓄積コンデンサ51への充電が完了すると、突入電流抑制回路20の突入電流バイパススイッチ22をオンし、抵抗21をバイパスさせる。そのため、通常の動作状態(電源11の投入後)では、抵抗21に電流が流れなくなるため、抵抗21は電力損失を発生させることはない。
一方、電源11を遮断したと判断したときには、平滑コンデンサ14及び回生電力蓄積コンデンサ51に溜まった電荷を放電する回路として、放電抵抗として機能する抵抗21と放電スイッチ82とを使用する。すなわち、放電スイッチ82をオンにして、抵抗21を介して回生電力蓄積コンデンサ51の放電を開始させる。このとき、突入電流抑制回路20の入力電流バイパススイッチ22のダイオード及び抵抗21を経由して回生電力蓄積コンデンサ51の電流が流れる経路が確保されている。
このように、回生電力蓄積コンデンサ51が放電を開始する結果、平滑コンデンサ14と回生電力蓄積コンデンサ51とに電位差が生じて、監視する値が第1のしきい値を超えると、回生電力充電トランジスタ52が始動し、回生電力蓄積動作を開始する。これにより、平滑コンデンサ14が放電するようになり、平滑コンデンサ14と回生電力蓄積コンデンサ51とがそれらの電位が平衡となるように動作する。一方、放電スイッチ82をオンに維持しているために、回生電力蓄積コンデンサ51が放電抵抗として機能する抵抗21を介して放電し続けていることで、再び平滑コンデンサ14と回生電力蓄積コンデンサ51とに電位差が生じ、監視する値が第1のしきい値を超えると、平滑コンデンサ14が電荷を放出するようになる。このような繰り返しの動作により、電源11の遮断後に、平滑コンデンサ14及び回生電力蓄積コンデンサ51が速やかに放電を完了できるようになる。
(作用及び効果)
抵抗21は、電源11の投入時の突入電流抑制回路20の突入電流を抑制するための抵抗、並びに電源11の遮断後に平滑コンデンサ14及び回生電力蓄積コンデンサ51の放電をするための放電抵抗として機能し、2つの機能を併有している。これにより、もともとコストが高く、実装スペースが大きい突入電流抑制回路20の電力抵抗を有効に活用できる。
本発明の第1の実施形態のモータ駆動装置の構成を示す図である。 平滑コンデンサの電圧、回生電力蓄積コンデンサの電圧等の変化を示す特性図である。 第2の実施形態のモータ駆動装置の構成を示す図である。 従来の一般的なモータ駆動装置の構成を示す図である。 一般的な回生吸収回路の動作例を示す特性図である。 特許文献1に開示のモータ駆動装置の構成を示す図である。 特許文献2に開示のモータ駆動装置の構成を示す図である。
符号の説明
10 コンバータ部、11 電源、12 整流器、14 平滑コンデンサ、20 突入電流抑制回路、21 抵抗、22 入力電流バイパススイッチ、30 インバータ、50 回生電力蓄積放電部、51 回生電力蓄積コンデンサ、52 回生電力充電トランジスタ、53 回生電力放電ダイオード、54 第1トランジスタ電流制限回路、60 第2トランジスタ電流制限回路、70 トランジスタ駆動回路、73s 制御ゲート、80 放電部、81 放電抵抗、82 放電スイッチ、101 モータ、102 モータ制御部

Claims (3)

  1. 交流電源と、
    整流器で前記交流電源が出力する交流電圧を直流電圧に変換し、変換した直流電圧により突入電流抑制回路を経由して平滑コンデンサを充電するコンバータと、
    前記コンバータが出力する直流電圧を交流電圧に変換して前記モータを駆動するインバータと、
    モータが減速するときに発生する回生電力を蓄積する回生電力蓄積放電手段と、を備え、
    前記回生電力蓄積放電手段は、
    前記回生電力を蓄積する回生電力蓄積コンデンサと、
    前記回生電力蓄積コンデンサに充電電流を流す電流電圧制御素子と、
    前記電流電圧制御素子の電流を制限する電流制限手段と、
    前記平滑コンデンサの電圧値と前記回生電力蓄積コンデンサの電圧値との電位差を基に、前記電流電圧制御素子を駆動する素子駆動手段と、
    力行動作のときに、前記回生電力蓄積コンデンサの電荷を前記インバータに放出するための径路を実現する回生電力放電素子と、を備え、
    前記回生電力蓄積放電手段は、
    回生動作のときには、前記素子駆動手段が、前記平滑コンデンサの電圧値と前記回生電力蓄積コンデンサの電圧値との電位差を基に、前記電流制限手段により電流制限がされている前記電流電圧制御素子を活性領域から飽和領域に変化させつつ、該電流電圧制御素子により前記回生電力蓄積コンデンサに回生電力を蓄積する制御をし、
    力行動作のときには、前記回生電力蓄積コンデンサに蓄えた電荷を、前記回生電力放電素子を経て前記インバータに放出する制御をすることを特徴とするモータ駆動装置。
  2. 前記素子駆動手段は、前記平滑コンデンサの電圧値と前記回生電力蓄積コンデンサの電圧値との電位差が、第1のしきい値を超える場合、前記回生電力蓄積コンデンサへの回生電力の蓄積を開始する制御をし、前記第1のしきい値未満であり第2のしきい値未満の場合、前記回生電力蓄積コンデンサへの回生電力の蓄積を中止する制御をするものであり、前記電位差が前記第1のしきい値を超える場合に前記回生電力蓄積コンデンサへの回生電力の蓄積を開始するときに、前記電流制限手段により電流制限がされている前記電流電圧制御素子を活性領域から飽和領域に変化させていることを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動装置。
  3. 前記電流制限手段は、前記平滑コンデンサの電圧値と前記回生電力蓄積コンデンサの電圧値との電位差が、前記第1のしきい値を超え第3のしきい値を超える場合、前記電流電圧制御素子に流れる電流を制限する度合いを高めることを特徴とする請求項2に記載のモータ駆動装置。
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