JP2010103366A - 基板洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面にパターンが形成された半導体装置用の基板におけるパターン倒れを防止しつつ、高い洗浄効果の得られる基板洗浄装置を提供する。
【解決手段】半導体装置用の基板Wを洗浄する基板洗浄装置1において、気泡発生手段3は基板保持手段6に保持された基板Wに供給される洗浄液中に、正または負の一方に帯電し、且つ、気泡径が10nm以上、100μm以下の気泡を発生させ、噴射ノズル21は、この気泡を含んだ洗浄液を噴霧用のガスと混合して微粒化し、基板Wに向けてミストを噴射することにより当該基板Wを洗浄する。
【選択図】図3

Description

本発明は、表面にパターンが形成され、半導体装置用の基板例えば半導体ウエハを洗浄する基板洗浄装置に関する。
半導体ウエハ(以下、ウエハという)表面への薄膜の成膜とそのパターニングとを繰り返して集積回路の積層構造を形成する半導体装置の製造工程においては、例えばフォトリソグラフィにて利用したレジストマスクの残渣やレジストマスク現像時にこのレジストマスク自体に残った現像残渣、また加工雰囲気中の微小なごみなどがウエハ表面に付着している場合があり、これらを除去するための洗浄工程が設けられている。
この洗浄工程に用いられる洗浄装置の一つである枚葉式のスピン洗浄装置は、ノズルを用いてウエハの表面に洗浄液、例えば純水を連続的に吹き付けると共にウエハを回転させ、例えばウエハの中心から外周に向けてノズルをスキャンさせることによってウエハ表面を洗浄するようになっている。この後、洗浄後のウエハ表面に残っている洗浄液は、例えばウエハを回転させることによる振り切りや、ウエハの加熱によって除去される。
このとき、洗浄されるウエハWにおいて絶縁膜が例えばラインアンドスペース(多数のライン状の凸部102と溝部101a、101bとが平行に形成されるパターン)状にエッチングされ、例えば図11(a)に示すようにこれら凸部102同士の間に形成された溝部101aの幅が狭い密領域103と、溝部101bの幅が広い疎領域104とが隣り合って配置されており、このようなウエハWの表面に現像残渣やごみ(以下、これらをまとめて付着物105という)が付着している場合について考える。
図11(b)に示すように、洗浄後、ウエハWの表面に洗浄液が残っている時点においては、溝部101a、101b内に入り込んだ洗浄液の液溜まり121の液表面には、その表面積を小さくしようとする表面張力が働くことから、左右の溝部101a、101bに洗浄液が存在する場合には凸部102を左右方向へと引っ張る力が働く。ところが例えば既述のようにウエハW表面に疎領域104と密領域103とが存在すると、表面積の広い溝部101bを備えた疎領域104にて洗浄液の乾燥が先に進行するため、この疎領域104の溝部101bには洗浄液が殆ど残っていないにも拘らず、密領域103の溝部101aにはまだ洗浄液が残っていることがある。
このとき例えば疎領域104と密領域103との界面においては、洗浄液の殆ど残っていない疎領域104側の溝部101bへと凸部102を引っ張る力よりも、洗浄液の残っている密領域103側の溝部101aへと引っ張る力の方が大きくなり、例えば図11(c)に示すように密領域103側へ向けて凸部102が倒れるパターン倒れと呼ばれる現象が発生することがある。またこうしたパターン倒れは、同じ領域103、104内の溝部101a、101b同士の幅の僅かなばらつきに起因する洗浄液の乾燥速度の差によっても発生することが知られている。このほかパターン倒れは、上記の洗浄液の乾燥時だけでなく、例えば洗浄液がウエハWに衝突する際の衝撃などによっても発生することが分かっている。
特に近年は半導体装置の高集積化が進んでおり、凸部102の幅はより狭くなっていると共に、例えば絶縁膜においては、誘電率は低いものの機械的には脆いSiCOH膜などの多孔質膜が採用され始めていることなどから、こうしたパターン倒れの問題は顕著になってきている。また、こうした絶縁膜と比べてさらに柔らかいレジストマスクにおいてはパターン倒れの問題はますます大きい。さらにまたこのパターン倒れは、例えば図12(a)に示すように、double gate型 Fully Depleted SOI−MOSFET構造を形成する時に上面及び側面にチャネルを形成するための短冊状のピラーや、FIN−FETと呼ばれるダブルゲート構造を形成する時に配置されるゲート電極などの柱状体110、あるいは図12(b)に示すように例えばゲート電極の上層側に形成されたシリンダー型(円筒型)の電極である円筒体111などについても、発生することが知られている。
ウエハW洗浄時のパターン倒れの発生を抑制する一つの手法として、例えば既述の洗浄装置において洗浄液をミスト状に微粒化してウエハW表面に噴射する手法が知られている。本発明者らは当該ミストの粒径を小さくすることにより、パターン倒れの発生をさらに抑制することが可能であることを実験的に把握している。そこで発明者らは、より粒径の小さな洗浄液ミストを簡便な手法で生成し、ウエハWの洗浄を行うことの可能な洗浄装置の開発を進めてきた。
ここで特許文献1にはマイクロバブルを含んだ洗浄液を噴射してウエハW表面を洗浄する技術が記載されている。しかしながら当該技術は、マイクロバブルを含んだ洗浄液がウエハW表面で圧壊する際のエネルギーを用いてウエハWの洗浄効率を高めようとする技術であり、洗浄液のミストの粒径を小さくすることには何ら着目されておらず、当該技術をもってパターン倒れの発生を抑制することはできない。
特開2008−98430号公報:図1、第0048段落〜第0049段落
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は表面にパターンが形成された半導体装置用の基板におけるパターン倒れを防止しつつ、洗浄効果の高い基板洗浄装置を提供することにある。
本発明に係る基板洗浄装置は、表面にパターンが形成された半導体装置用の基板を洗浄する基板洗浄装置において、
基板を保持する基板保持手段と、
この基板保持手段に保持された基板に供給される洗浄液中に気泡発生用のガスを供給して、正または負の一方に帯電し、且つ、気泡径が10nm以上、100μm以下の気泡を発生させるための気泡発生手段と、
この気泡発生手段にて気泡を含んだ洗浄液を噴霧用のガスと混合して微粒化し、前記基板保持手段に保持された基板に向けてミストを噴射することにより当該基板を洗浄する噴射ノズルと、を備えたことを特徴とする。
この基板洗浄装置は前記基板保持手段を鉛直軸回りに回転させる回転機構を備えている場合が好適である。さらに前記噴射ノズルは、前記気泡を含んだ洗浄液と噴霧用のガスとの混合領域に、ミストの吐出口を備えているとよい。そして、前記ミストの平均粒径は100nm以上、100μm以下であることが好ましい。
本発明によれば、気泡径が10nm以上、100μm以下のいわゆるマイクロバブル、マイクロナノバブルまたはナノバブルと呼ばれる気泡径領域の気泡を含んだ洗浄液と、この洗浄液の噴霧用のガスとを混合する噴射ノズルを用いて洗浄液を微粒化することにより、基板表面に噴霧されるミストをより小さくすることができる。この結果、表面にパターンが形成された半導体装置用の基板の洗浄にあたり、パターン倒れの発生を抑えることができるので、半導体装置の歩留まりを向上させることが可能となる。
以下、図1〜図3を参照しながら本発明の実施形態に係る基板洗浄装置1(以下、単に「洗浄装置1」という)の全体構成について説明する。
本例に係る洗浄装置1は、ウエハWの表裏両面を洗浄可能な構成を備えている。図1及び図2に示すように洗浄装置1は、ウエハWの洗浄機構を納めるケース体10と、このケース体10の内部に格納され、ウエハWの洗浄が行われる空間を区画する処理容器であるカップ体4と、ウエハWの表面(上面)に洗浄液を供給するノズル21が設けられたノズルアーム23と、を備えている。
また、前記カップ体4の内部には、ウエハWに供給された洗浄液が周囲に飛散することを防止するためのインナーカップ51と、このインナーカップ51内にてウエハWを保持するウエハ保持手段6と、このウエハ保持手段6に保持されたウエハWの裏面(下面)側に洗浄液などを供給し、裏面洗浄を行うためのアンダープレート25とを備えている。
ケース体10には、ウエハの搬入出口が行われる搬送口11が設けられており、この搬送口11は第1のシャッタ12により開閉自在となっている。第1のシャッタ12はケース体10の内側に設けられており、ケース体10の内部が陽圧になった場合でも当該ケース体10内の雰囲気の外部への漏洩を防止することができる。
ケース体10内に納められたカップ体4は、ウエハWの洗浄が行われる空間を区画して、洗浄の際に飛散した洗浄液を捕集してドレインとして排出し、またインナーカップ51側から流れ出てきた洗浄液のミストを含む気流を装置外へと排気する役割を果たす。図1に示すように本実施の形態に係るカップ体4は、ウエハ保持手段6の側周を囲む大径の下部側の円筒と、この下部側の円筒よりも小径の上部側の円筒とを上下に積み重ね、内側に向けて傾斜した中間の円筒にてこれら上下の円筒を連結した構成となっている。
カップ体4の上面は天板48で覆われていて、ケース体10内の雰囲気とカップ体4内の雰囲気とは互いに区画されている。天板48には、Nガス等の不活性ガスを供給するパージガス供給部46が設けられていて、カップ体4内にダウンフローを形成し、洗浄液の蒸気がカップ体4内に充満することを防止する。またこのようなダウンフローを形成することによって、ウエハWの表面にウォーターマークが生じ難くなるという効果も得られる。
一方、カップ体4の下部には円環状の凹部をなす第1の液受け部47が設けられており、この第1の液受け部47はケース体10の底面を突き抜けて下方側へと突出している。第1の液受け部47の底部にはドレイン配管45が設けられており、カップ体4内に飛散した洗浄液やカップ体4内を流れる洗浄液のミストを含んだ気流が洗浄装置1の外部へと排出されるようになっている。
前述のケース体10の搬送口11に対向するカップ体4の側部には、図1、図2に示すようにウエハWの搬入出を行うための搬送口41が形成されており、この搬送口41は第2のシャッタ42により開閉自在となっている。この第2のシャッタ42についてもカップ体4の内側に設けられており、カップ体4の内部が陽圧になった場合における当該カップ体4内の雰囲気の外部への漏洩を防止している。
さらにカップ体4の側部、例えば図2に示すように円筒状のカップ体4の中心を挟んで既述の搬送口41とは反対側に位置する上部側の円筒の側壁面には、ノズルアーム23がカップ体4内に進入するためのアーム進入口43が設けられており、このアーム進入口43についても第3のシャッタ44により開閉自在な構成となっている。
カップ体4内には、洗浄の際にウエハWから飛散した洗浄液を受け止めて、排液管52へと案内するためのインナーカップ51が設けられている。インナーカップ51は、例えばカップ体4の下部側の大径の円筒よりも一回り小さな径を備えた円筒状の部材として構成され、図1に示すようにカップ体4の下部側の円筒内に収納され、ウエハ保持手段6を取り囲むように配置されている。インナーカップ51は不図示の昇降機口によりカップ体4内を昇降可能に構成されていて、ウエハWの搬入出の際にはウエハWの搬送経路の下方側へとインナーカップ51全体が退避する一方、ウエハWを洗浄する際には処理位置まで上昇する構成となっている。
インナーカップ51の上端部は、既述したカップ体4の中間の円筒の傾斜にあわせて、内側へ向けて傾斜したテーパ部53が形成されており、インナーカップ51を処理位置まで上昇させた状態においてテーパ部53の先端は、後述のウエハ保持手段6によって保持されるウエハWの上面の高さ位置よりも若干高い位置まで伸びだして、テーパ部53の内面が当該ウエハWの周囲を取り囲むように配置される。
インナーカップ51の下部には、既述のカップ体4側の第1の液受け部47よりひとまわり小さな円環状の凹部をなし、当該第1の液受け部47の空間内に配置される第2の液受け部54が形成されている。この第2の液受け部54の底部には排液管52が設けられており、洗浄中のウエハWから飛散した洗浄液は主としてこの第2の液受け部54に案内され、排液管52を介して洗浄装置1外へと排出されるようになっている。
インナーカップ51の内側には基板保持手段であるウエハ保持手段6が配置されている。ウエハ保持手段6は、カップ体4の内側を貫通して下方へと伸びる円筒状の回転筒63と、この回転筒63の上端部に設けられ、当該上端部から回転筒63の径方向へ向けて外側にフランジ状に広がる突縁部64とを備えている。突縁部64の外周端部には、当該突縁部64の上面よりも例えば数cm離れた高さ位置にて、夫々ウエハWを支持、保持する支持ピン61及び保持ピン62が例えば各々3本ずつ設けられている。
支持ピン61は、突縁部64の外端から上方へ向けて伸びだすように設けられた支持ピンアーム611の上端部に固定された小片状の部材であり、各支持ピン61の上面には突縁部64の内側から外側の方向へ向けて高くなるように傾斜し、ウエハWの下面側の外周端を支持するテーパ面が設けられている。支持ピンアーム611の下端部は、突縁部64の内周側へ向けてL字状に横方向に伸びだしており、当該横方向に伸びだした部分が突縁部64の下面に固定されている。
他方、保持ピン62は、突縁部64の外端から上方へ向けて伸びだすように設けられた保持ピンアーム621の上端部に固定されると共に、ウエハWの外端部を上下から挟むために、その先端部が上下に二股分かれた小片状の部材として構成されている。保持ピン62は、二股に分かれた先端部を突縁部64の内側へ向け、且つ、この先端部とは反対側の基端部を支軸として上下に回動可能なように保持ピンアーム621に固定され、ウエハWを保持していない状態においては図1中に破線で示すように二股に分かれた先端部をやや上方に向けるように付勢されている。
さらにこの保持ピン62が設けられた保持ピンアーム621は、不図示の搬送アームとの間でウエハWの受け渡しを行う受け渡し位置と、突縁部64上でウエハWを保持する処理位置との間で保持ピン62を昇降させることが可能なように突縁部64の外端部に固定されている。図1中に破線で示すように保持ピンアーム621は、ウエハWを保持していない状態においては保持ピン62が受け渡し位置にて待機するように上方側に向けて付勢されている。
かかる支持ピン61及び保持ピン62を備えたウエハ保持手段6上へのウエハWの受け渡し動作を簡単に説明しておくと、ウエハWを保持していない状態においては、保持ピン62は支持ピン61のテーパ面よりも上方の高さ位置にて二股の先端部をやや上方へ向けて待機している。そしてウエハWを保持した不図示の搬送アームがカップ体4内に進入し、ウエハ保持手段6の上方位置にて下降すると、ウエハWの下面側の外周部がまず二股に分かれた保持ピン62の下側の部材と接触する。この結果、ウエハWの荷重によって保持ピン62が下方へ向けて回動し、上下に二股に分かれた保持ピン62の先端部がウエハWの外周端部を上下から挟んで固定する。さらにウエハWの荷重によって保持ピンアーム621が処理位置まで押し下げられることにより、ウエハWの下面が支持ピン61のテーパ面に到達して当該テーパ面にてウエハWの外周端が支持される。
当該ウエハ保持手段6においては、支持ピン61と保持ピン62とが互いに隣り合うように配置されており、さらに図2に示すようにこれら支持ピン61と保持ピン62との組はウエハWの周方向に等間隔に例えば3組配置されている。
図1に示すように回転筒63下端部の側方には回転モータ71と接続されたプーリー73が設けられており、これら回転筒63の下端部とプーリー73とには回転ベルト72が捲回されていて、回転モータ71を駆動させることにより回転筒63を鉛直軸回りに回転させ、各ピン61、62に保持されたウエハWを回転させることができるようになっている。回転モータ71や回転ベルト72、プーリー73はウエハ保持手段6を回転させる回転機構に相当する。
既述のようにウエハWは、支持ピン61並びに保持ピン62によって突縁部64の上面よりも高い位置にて保持されるので、突縁部64とウエハWとの間には空間が形成され、この空間からウエハWの裏面(下面)に洗浄液を供給することができる。またウエハWは二股に分かれた先端部を有する保持ピン62によって径方向外側からその外端部を上下に挟んで保持されるので、回転中、ウエハWに働く遠心力に起因する位置ずれを防止できる。
ウエハ保持手段6に保持されるウエハWと突縁部64との間に形成される既述の空間には、例えばウエハWをと同程度の径を有する円板状のアンダープレート25が設けられている。アンダープレート25はウエハ保持手段6に保持されたウエハWから例えば0.5mm〜数mm下方の位置にて当該ウエハWの裏面に対向し、その中央に設けられた開口部281からウエハWの裏面に向けて洗浄液を供給し、当該裏面全体に洗浄液のパドル(液膜)を形成する役割を果たす。
アンダープレート25の下面側中央部には、突縁部64の中央部および回転筒63内を貫通するように設けられた支柱26が設けられており、この支柱26の下端部には、支持板75を介して昇降機構74が接続されていてアンダープレート25を昇降させることができる。これにより、ウエハWの搬入出時には搬送アームと干渉しないようにアンダープレート25を下方側へと退避することができる。なお、アンダープレート25の高さ位置を固定し、回転筒63を昇降させることによって、ウエハ保持手段6に保持されたウエハWとアンダープレート25との相対位置を調整する構成を採用してもよい。
アンダープレート25および支柱26には、その内部を貫通して既述の開口部281へと接続され、洗浄液や液膜破壊用のガス(例えばNガス)をウエハWの裏面に向けて供給するための裏面洗浄用流路28が設けられている。また、アンダープレート25にはヒータ27が埋設されており、図示しない電源からヒータ27への給電量を調節することによりウエハWの温度制御が可能となっている。
ノズルアーム23は、ウエハWの表面(上面)側を洗浄するノズル21を備えており、カップ体4に隣接して配置されたノズルアーム格納部13内に格納されている。ノズルアーム23は、その基端部に設けられた駆動機構20によって横方向に回動可能且つ、上下動可能に構成され、既述のアーム進入口43を介してノズルアーム格納部13とカップ体4内のウエハW中心部の上方位置との間を回動し、またウエハWの上方にて上下動することができる。
ノズルアーム23の先端部にはウエハWに洗浄液を供給する後述の噴射ノズル(二流体噴射ノズル)であるノズル21が設けられており、このノズル21にはノズルアーム23上に配された洗浄液供給管24及びガス供給管22を介して洗浄液ならびにその噴霧用のガス(以下、キャリアガスという)である例えばNガスが供給されるようになっている。
図3は、洗浄装置1への洗浄液並びにガスの供給経路図であり、ノズル21の洗浄液供給管24及びガス供給管22、並びにアンダープレート25側の裏面洗浄用流路28の上流側は洗浄液供給部82若しくは窒素ガス供給部81と接続されている。
詳細には、洗浄液供給部82には2本の洗浄液供給ライン821、822が設けられていて、これらの洗浄液供給ライン821、822へは洗浄液である例えば純水が供給される。第1の洗浄液供給ライン821は、後述の気泡発生手段3とその吐出管301とを介してノズル21側の洗浄液供給管24に接続されており、第2の洗浄液供給ライン822は共通ライン830を介してアンダープレート25側の裏面洗浄用流路28に接続されている。
また窒素ガス供給部81には3本のガス供給ライン811、812、813が設けられていて、これらのガス供給ライン811、812、813にはNガスが供給される。気泡発生用ガス供給ライン811は気泡発生手段3に接続され、洗浄液内に後述するマイクロナノバブル発生用のガスを供給する役割を果たし、洗浄液供給部82はガス供給管22に接続されノズル21にキャリアガスを供給する役割を果たす。またパドル破壊ガス供給ライン813は、既述の第2の洗浄液供給ライン822と共通の共通ライン830に接続されており、ウエハWの裏面に形成されたパドルを破壊してウエハWをアンダープレート25から分離しやすくするためのガスを洗浄液と切り替えて供給することができるようになっている。
洗浄液供給部82、窒素ガス供給部81と、これらに接続された洗浄液供給ライン821、822、ガス供給ライン811〜813との間には、バルブ、流量計などからなる流量調整部83b、83aが各々介設されており、後述する制御部8からの指示に基づいて各種流体の供給タイミング及び供給量が制御される。
以上に説明した構成を備えた表裏面洗浄型の洗浄装置1において、当該洗浄装置1は背景技術にて説明したウエハWの表面(本例では上面)に形成されたパターンが倒れるのを抑えるために、ノズル21から供給されるミストの粒径を小さくするための手段を備えている。以下、その詳細な構成について説明する。
ミストの粒径を小さくするための手段として、本実施の形態に係る洗浄装置1は、径が10nm以上、100μm以下の例えば100nm程度の微小な気泡を洗浄液に供給する気泡発生手段3を備えている。気泡発生手段3は、例えばナノプラネット研究所製のマイクロナノバブル発生装置等により構成され、図4(a)に示すように円筒状の筐体部31に既述の第1の洗浄液供給ライン821と、気泡発生用ガス供給ライン811とが接続されている。以下図4(a)、図4(b)の説明においては図面に向かって右手を手前側として説明する。
筐体部31は、例えばステンレススチール等により構成された内部が中空の円筒であり、手前側の先端部には気泡を含む洗浄液(以下、気泡含有洗浄液という)の吐出先である吐出管301が接続されていて、当該吐出管301を介してノズル21へと洗浄液を供給することができるようになっている。ここで第1の洗浄液供給ライン821より例えば50ml/min〜300ml/minの範囲の例えば100ml/minの洗浄液が筐体部31に供給されると、エジェクタ効果により筐体部31内が負圧となって、気泡発生用ガス供給ライン811側からは例えば1sccm〜1000sccmの範囲の例えば100sccmのNガスが吸引される
このとき筐体部31の内部では、図4(b)に示すように洗浄液が筐体部31の側周部から供給されることにより、洗浄液が筐体部31の内壁面に沿って激しく旋回しながら吐出管301へと向かって流れる旋回流が形成される。ここで気泡発生手段3に対する第1の洗浄液供給ライン821の接続位置や接続方向は、冷媒の旋回流が吐出管301に向かうにつれて、その旋回半径が徐々に狭まるように調節されているため、当該旋回流は、図4(b)に示すように吐出管301との接続部付近のある点において大気の流れと激しく混合されることとなる。
そしてこの旋回流は気泡発生用ガス供給ライン811から供給されたNガスの流れを切断、粉砕し、例えば直径が数百nmから数十μmのマイクロバブルやマイクロナノバブル(以下、これらを総称してマイクロナノバブルという)を洗浄液内に大量に供給することができる(参考:都並結依、大成博文、「マイクロバブルの収縮過程と収縮パターン」第1回マイクロ・ナノバブル技術シンポジウム)。
このような機構により発生したマイクロナノバブルは、洗浄液とNガスとの摩擦によって例えば40mV〜100mVの負電荷を帯びており(洗浄液である液体の種類及びマイクロナノバブル発生用のガスの種類の選択によっては正電荷を帯びる場合もある)互いに凝集、合体しにくい性質を有する。また各マイクロナノバブルに働く浮力は非常に小さく、ほぼゼロであることからその上昇速度もほぼゼロ(実質ゼロといえる)となるので、マイクロナノバブルを洗浄液内に均一に分散させることが可能となっている。また各マイクロナノバブルの内部は負圧となっているため、発生時には数百nm〜数十μmの直径を有していたマイクロナノバブルは時間の経過と共に収縮して消失するが、その寿命はおよそ10分程度と数百μm以上の気泡径を有する通常の気泡の寿命(10秒程度)と比較して非常に長い。そして気泡発生手段3から吐出管301へ吐出された気泡含有洗浄液は、例えば数m秒〜数分といったマイクロナノバブルの消失時間よりも短い時間でノズル21に到達するので、マイクロナノバブルを含んだままの状態で洗浄液がノズル21に供給される。
噴射ノズルであるノズル21は、図5に示すように例えば円筒状のノズル本体211内に鉛直軸方向に内管212を配置した二重管構造となっており、気泡発生手段3より吐出管301へと供給された気泡含有洗浄液は、洗浄液供給管24を経て内管212内の洗浄液通流路214を通り、ノズル21先端部の気液混合領域215へ到達する。一方、窒素ガス供給部81からは例えば5NL/min〜150NL/minの範囲の例えば100NL/minのキャリアガスであるNガスがキャリアガス供給ライン812、ガス供給管22を流れてノズル21に供給される。ノズル21に到達したキャリアガスは内管212とノズル本体211との間の円筒状のガス通流路213を流れて先端部の気液混合領域215へ達する。
ノズル21の先端部では、ガス通流路213と洗浄液通流路214とが開口し、これらの流路213、214から供給される気泡含有洗浄液とキャリアガスとが混合される気液混合領域215を形成している。この気液混合領域215において微小なミストを形成していると予想されるメカニズムについて説明すると、例えば図6に模式的に示すように、気泡含有洗浄液中にはマイクロナノバブルが均一に分散した状態となっており、この気泡含有洗浄液の流れにキャリアガスが合流すると、気泡含有洗浄液はキャリアガスから受ける剪断力により破砕される。このとき、気泡含有洗浄液の破砕面は、マイクロナノバブルに達した位置で途切れ、当該マイクロナノバブルを基点として新たな破砕面が作られ、気液混合領域215内では微細且つ均一なミスト120が形成されるものと考えられる。
このように、本実施の形態に係る洗浄装置1にて供給されるミスト120は、マイクロナノバブルを基点として形成されるものであるため、その内部にマイクロナノバブルを殆ど含有していない。このため本実施の形態は、例えば背景技術にて言及した特許文献1に記載の技術のように、ミスト中に含まれているマイクロナノバブルの圧壊のエネルギーを利用して洗浄効率を高めようとする技術とは、マイクロナノバブルの利用目的が異なる。また、後述の実験結果にて示すように、洗浄液に対するキャリアガスの流量比を高くするほどノズル21にて形成されるミスト120中における小さな粒径領域のミスト120の割合が多くなることが確認されており、キャリアガスを全く用いていない、即ち二流体方式の噴射ノズルを採用していない特許文献1に記載の技術では、粒径の小さなミストの生成量が少なく、パターン倒れの発生を十分に抑えることができないおそれが高い。
ここで本例に係るノズル21においては、気液混合領域215の直下に吐出口216が直接開口しており、気液混合領域215で形成されたミスト120がそのままウエハW表面へと供給されることとなる。このように、気液混合領域215に直接開口するように吐出口216を設けた理由は、例えば気泡含有洗浄液とキャリアガスとの流量比やこれらの流体の全流量を増減することにより、ミスト120の平均粒径や粒径分布、ウエハW表面への供給速度などを比較的自由に制御できるからである。これに対して、例えば気液混合領域215と吐出口216との間に導入管を設け、この導入管を介してウエハWに向けてミスト120を供給すると、洗浄液とキャリアガスとの流量比や全流量などを変化させても、導入管を通過する間に例えば導入間の径や長さに応じてミスト120の性状が平均化されてしまい、ミスト120性状の制御性が落ちてしまうことが分かっている。なお、例えば洗浄液やキャリアガスの供給量が変動するといった装置条件下において、こうした変動に起因する洗浄結果のバラツキを抑えることなどを目的として、気液混合領域215と吐出口216との間に導入管を備えたノズル21を採用してもよいことは勿論である。
また、例えば負の電荷を帯びたマイクロナノバブルを基点としてミスト120が形成される際に、電荷がミスト120側に移動して負電荷を帯びたミスト120が生成される。この結果、ノズル21から供給されたミスト120は互いに反発し合って凝集、成長が抑えられ、粒径の小さな状態のままウエハW表面へと供給することができる。なお、ミスト120が電荷を帯びた状態のままウエハWに到達することが好ましくない場合には、例えばパージガス供給部46から正に帯電したガスを供給して、ミスト120を中和してもよい。電荷を帯びていない場合にもミスト120は互いに引き合わないので凝集、成長するおそれは低い。
洗浄装置1全体の装置構成の説明に戻ると、以上に説明した構成を備える洗浄装置1は、搬入出時のウエハWの受け渡し動作、ウエハ保持手段6によるウエハWの回転動作、洗浄液やキャリアガスなどの供給動作などを制御する制御部8を備えている。制御部8は例えば図示しないCPUと記憶部とを備えたコンピュータからなり、この記憶部には当該洗浄装置1によってウエハWの洗浄を行うのに必要な制御、例えばアンダープレート25の昇降動作やノズルアーム23の回動、昇降動作に係る制御、洗浄液やキャリアガスの給断や供給量を調節する制御などについてのステップ(命令)群が組まれたプログラムが記録されている。このプログラムは、例えばハードディスク、コンパクトディスク、マグネットオプティカルディスク、メモリカードなどの記憶媒体に格納され、そこからコンピュータにインストールされる。
次に、以上に説明した装置構成を備えた洗浄装置1の動作について説明する。まず、ケース体10の第1のシャッタ12とカップ体4の第2のシャッタ42とを開く。このとき、インナーカップ51並びにアンダープレート25は下方へと退避させ、ノズルアーム23はノズルアーム格納部13内に格納した状態で第3のシャッタ44を閉としておく。
ウエハWを保持した不図示の搬送アームは、ケース体10の搬送口11とカップ体4の搬送口41とを介してカップ体4内に進入し、ウエハ保持手段6の上方で停止する。そして搬送アームが下降することによりウエハWの外端部が各支持ピン61並びに保持ピン62と接触し、既述の受け渡し動作によりウエハWはこれらのピン61、62に受け渡されて、支持、固定される。本例においては、ウエハWはパターンの形成された面(表面)を上面側に向けてウエハ保持手段6に保持されている。
そしてウエハ保持手段6に保持されたウエハWと、ウエハWの下方に待機しているアンダープレート25との間の隙間を通って搬送アームがケース体10の外へと退避し、インナーカップ51並びにアンダープレート25が処理時の位置まで上昇した後、ウエハWの表裏両面の洗浄を開始する。このときヒータ27はアンダープレート25を例えば20℃〜70℃の温度に保っておく。また本例においては、ウエハWの両面を同時に洗浄する場合について説明する。
まずパターンの形成されたウエハWの表面側の洗浄から説明すると、ノズルアーム格納部13側の第3のシャッタ44を開いてノズルアーム23を回動させ、アーム進入口43を介してカップ体4内にノズルアーム23を進入させて、例えばノズル21がウエハWの中心に対向するようにノズルアーム23の回動を停止させる。次いでノズルアーム23を下降させ、吐出口216の設けられたノズル21の先端がウエハW表面から例えば5mm〜50mm上方の例えば10mm上方の高さに位置するように停止させる。
そして回転モータ71を作動させ回転筒63を例えば500rpm〜2000rpmの範囲の例えば1000rpmの回転速度で回転させると共に、洗浄液供給部82及び窒素ガス供給部81から洗浄液並びにキャリアガスをノズル21に向けて供給する。このときノズル21に供給される洗浄液は、気泡発生手段3を通過してマイクロナノバブルを含有した気泡含有洗浄液となっており、気泡を含有した状態で例えば50ml/min〜300ml/minの範囲の例えば100ml/minの洗浄液がノズル21へと供給される。
ここで例えば気泡発生手段3に洗浄液やマイクロナノバブル発生用のガスの供給を開始した直後の期間など、筐体部31内に十分に発達した旋回流が形成されていない場合などにおいては、洗浄液内の気泡の径が十分に小さくなっておらず、そのままノズル21にてミスト120を生成すると、十分に粒径の小さなミスト120が得られないおそれもある。そこで、例えば気泡発生手段3の吐出管301を分岐させて切り替え可能とし、一方をガス供給管22へ接続し、他方を排液側に接続する構成としてもよい。この場合は例えば気泡発生手段3への洗浄液とマイクロバブル発生用のガスの供給を開始した直後は気泡発生手段3の吐出を排液側として、いわゆる「端切り」を行い、それから所定の時間が経過して十分に発達した旋回流が形成された後に気泡発生手段3の吐出をノズル21側へと切り替えるようにしてもよい。この端切りの時間が例えば数十秒などと長い場合には、端切りはウエハWの搬入動作などと並行して行われる。
一方、キャリアガスは例えば5NL/min〜150NL/minの範囲の例えば100NL/minの流量で供給され、これら気泡含有洗浄液とキャリアガスとがノズル21の気液混合領域215にて混合され、既述のメカニズムにより粒径の小さなミストがウエハ保持手段6へ向けて供給される。
吐出口216から吐出され、回転しているウエハWの表面に到達したミスト120は、ウエハW表面に衝突する際の衝撃により変形してウエハW表面を流れ、またウエハW表面に形成されたパターン内に流れ込み、例えばこの衝突や変形の衝撃によってウエハW表面に付着している付着物105をウエハW表面から剥がして流し去ることができる。このようにウエハWにミストを衝突させることにより付着物105を剥がすのに十分なエネルギーが与えられる一方、ノズル21から供給されるミスト120の径を小さくすることにより、例えば、より粒径の大きなミスト120が衝突する場合に比べてウエハW表面のパターンに加えられる衝撃は小さくなり、この結果、ウエハWの洗浄効果を維持しつつパターン倒れの発生を抑制することができる。
こうしてウエハWの表面洗浄を行い、ウエハWの中央領域から周縁領域までをノズル21から吐出されるミスト120が万遍なく洗浄するようにノズル21をスキャンさせる。このようにして例えば予め決められた時間だけウエハWの表面を洗浄したら、ノズル21への洗浄液並びにキャリアガスの供給を停止してウエハWの洗浄を終える。
次いでウエハWを例えば300rpm〜1000rpmの範囲の例えば500rpmの回転速度で回転させて振り切り乾燥を行い、ウエハW表面に残っている洗浄液を除去する。ここで既述のように本実施の形態に係る洗浄装置1はミスト120によって洗浄を行っていることから、例えば洗浄液をミスト状とせずに、バルクの状態のまま連続的に供給する場合などと比較してウエハW表面に供給される洗浄液の量は非常に少ない。このため洗浄終了後のウエハW表面は、例えば図7に示すように、密領域103においても疎領域104においても溝部101a、101b内に進入したミスト120が残る程度であり、またこれらのミスト120が集まって液溜まり121を形成したとしてもその量は少ないと考えられる。この場合には、例えば背景技術において図11(b)を用いて説明した従来の洗浄液の供給方法、例えば洗浄液をミスト化せずに連続的に供給する場合などと比較して密領域103側の溝部101a内に形成される液溜まり121の液面の位置が低く、凸部102に働く表面張力も小さい。このため例えば密領域103と疎領域104との境界の領域では、凸部102を密領域103の溝部101a側へ引っ張る力と疎領域104の溝部101b側へ引っ張る力との差が小さくなってパターン倒れが抑制されるのではないかと考えられる。
以上に説明したウエハWの表面洗浄と並行して、ウエハWの裏面洗浄は例えば以下の要領で行われる。ウエハW搬入のために下方へと退避していたアンダープレート25が処理位置、例えばウエハWの下面とアンダープレート25の上面との隙間が例えば0.5mm以上、3mm以下の例えば0.8mmとなる位置まで上昇すると、既述の回転速度(例えば500rpm〜2000rpmの範囲の例えば1000rpm)にてウエハWが回転を始める。
そして洗浄液供給部82から裏面洗浄用流路28に洗浄液が供給され、開口部281を介してウエハWの裏面へと吐出される。開口部281から吐出された洗浄液は、アンダープレート25に案内されてウエハWの裏面全体にパドル(液膜)状に広がり、洗浄液の流れによって、また回転するウエハWと洗浄液とが摺動するように接触することによって、ウエハWの裏面に付着している付着物105が剥がされて除去される。
そして例えばウエハWの表面の洗浄を終えるタイミングにて裏面洗浄用流路28からの洗浄液の供給を停止し、振り切り乾燥を行うためにアンダープレート25が処理位置から下降する。このとき洗浄液で満たされたウエハWとアンダープレート25との間の空間が真空となってウエハWに撓みや割れを生じることおそれもある。そこで、窒素ガス供給部81から裏面洗浄用流路28にNガスを供給しアンダープレート25上に形成されているパドルを破壊してからアンダープレート25を例えばウエハWを搬入出する際の待機位置まで下降させる。
次いでウエハWの裏面側に残っている洗浄液は既述の振り切り乾燥動作によって表面側と同時に除去される。このとき、乾燥を促進するため、開口部281からNガスを供給するようにしてもよい。
このようにしてウエハWの表裏両面の洗浄及び乾燥が終了したら、インナーカップ51を待機位置まで下降させ、搬入時とは逆の経路で搬送アームによりウエハWを搬出し、一連のウエハWの洗浄動作を終了する。
本実施の形態に係る洗浄装置1によれば以下の効果がある。気泡径が数百nm以上、100μm以下のいわゆるマイクロナノバブル(上述の実施の形態ではマイクロナノバブルとマイクロバブルとの総称)と呼ばれる気泡径領域の気泡を含んだ洗浄液と、この洗浄液の噴霧用のガスとを混合する噴射ノズル(ノズル21)を用いて洗浄液を微粒化することにより、ウエハW表面に噴霧される洗浄液のミストをより小さくすることができる。この結果、表面にパターンが形成されたウエハWの洗浄にあたり、パターン倒れの発生を抑えることができるので、当該ウエハWから製造される半導体装置の歩留まりを向上させることができる。
また、ノズル21から供給されるミスト120とキャリアガスとの気液混合流体がウエハW表面へと供給される速度と洗浄後のウエハWの清浄度との間には、混合流体の供給速度を速くするほど清浄度が高くなるという関係がある。ここで本実施の形態に係る技術によりノズル21から供給されるミスト120の粒径を小さくすると、ウエハW表面でのパターン倒れが発生しにくくなることから、さらに混合流体の供給速度を速くしても、パターン倒れの発生の程度を高々従来法(例えばマイクロナノバブルを含まない洗浄液を用いた噴射ノズルからの洗浄液の噴霧)と同程度に抑えることができる。この結果、パターン倒れの発生の程度を従来法と同程度に抑えつつ、ウエハWの洗浄効果を向上させることも可能となる。
ここで洗浄液は上述の実施の形態中に例示した純水に限定されるものではなく、例えばイソプロピルアルコールなどの薬液を用いてもよい。この他、複数種類の洗浄液を混合して、または複数種類の洗浄液を順次、切り替えて供給するようにしてもよく、その洗浄液の種類、供給順序などは特定のものに限定されない。また気泡発生用のガスの種類についても、既述のNガスに限定されるものではなく、例えばアルゴンガスなどを用いてもよい。例えばミスト120の粒径を最小とする洗浄液と気泡発生用のガスとの組み合わせがある場合などには、洗浄液の種類毎に最適な種類の気泡発生用のガスを組み合わせるようにしてもよい。さらに、複数種類の洗浄液を切り替えて順次供給する場合などには、ある種類の洗浄液には、本実施の形態に係る技術を適用してノズル21により微粒化し、別の種類の洗浄液(例えばパターン倒れを引き起こしにくい性質を持つ洗浄液)にはマイクロナノバブルを含有しない洗浄液を用いて噴射ノズルにより、または液体を単独で噴射するノズルにより、さらにまたは液体を微粒化せずに連続供給するノズルにより供給してもよいことは勿論である。
さらにまた洗浄液中に気泡を混入する手法は上述の実施の形態に示した洗浄液の旋回流を用いて気泡発生用のガスを切断、粉砕する手法に限定されるものでははない。例えば、洗浄液の一部を電気分解したり、洗浄液に超音波を印加したりすることにより、例えば10nm〜数百nmの気泡径を有する、マイクロナノバブルよりも小さなナノバブルを発生させ、こうしたナノバブルを含む洗浄液をノズル21にて微粒化し、ウエハWを洗浄してもよい。
また、例えばMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)の製造工程などにおいてウエハWの両面をパターニングする場合などには、既述のアンダープレート25に替えて噴射ノズルからなるノズル21を備えた裏面洗浄用のノズルアーム23を設け、このノズル21についても気泡発生手段3からマイクロナノバブルを含有した気泡含有洗浄液を供給することにより粒径の小さなミスト120を利用した洗浄を行い、パターン倒れの発生を抑制するようにしてもよい。
(実験)
マイクロナノバブルを含む洗浄液を噴射ノズル(ノズル21)で微粒化し、ノズル21から得られたミスト120の粒径分布を計測した。気泡発生手段3としてはナノプラネット研究所製のマイクロナノバブル発生装置を用い、気泡発生用のガス(Nガス:100scc)と洗浄液(純水:10cc)とを混合して平均気泡径が10μmのマイクロナノバブル含有洗浄液を得た。このマイクロナノバブル含有洗浄液10ccをノズル21に供給すると共に、キャリアガスの流量を種々変化させて、10cc分のマイクロナノバブル含有洗浄液から得られるミスト数、及びその粒径分布を計測した。
A.実験条件
(実施例1)
マイクロナノバブルを含有する洗浄液を用い、キャリアガスの供給量を600sccmとしてミストを生成した。
(実施例2)
マイクロナノバブルを含有する洗浄液を用い、キャリアガスの供給量を1250sccmとしてミストを生成した。
(実施例3)
マイクロナノバブルを含有する洗浄液を用い、キャリアガスの供給量を2000sccmとしてミストを生成した。
(比較例1)
マイクロナノバブルを含有しない洗浄液を用い、(実施例1)と同じ条件でミストを生成した。
(比較例2)
マイクロナノバブルを含有しない洗浄液を用い、(実施例2)と同じ条件でミストを生成した。
(比較例3)
マイクロナノバブルを含有しない洗浄液を用い、(実施例3)と同じ条件でミストを生成した。
B.実験結果
(実施例1)と(比較例1)とにおける体積基準の粒径分布を図8に示し、(実施例2)と(比較例2)及び、(実施例3)と(比較例3)の同様の粒径分布を各々図9、図10に示した。図8〜図10の各図において、横軸はミストの粒径([μm])、縦軸は各粒径におけるミストの体積基準の頻度([%])を示している。
図8〜図10の体積基準の粒径分布を見ると、キャリアガスの流量を600sccm((実施例1)、(比較例1):図8)→1250sccm((実施例2)、(比較例2):図9)→2000sccm((実施例3)、(比較例3):図10)と、多くしていくに従って、体積基準頻度のピークは左側の粒径の小さな領域へと移行しており、且つ、粒径分布もキャリアガス流量の増加に合わせて比較的小粒径の領域(数μm〜数十μmの粒径領域)の割合が大きく、また幅広い粒径分布となっている。これは、キャリアガス流量を多くすることによって粒径の小さなミストの生成量が多くなった結果であると考えられる。
そして、図8〜図10に示したいずれの実験結果においても、実線で示したマイクロナノバブルを含有する洗浄液から生成されたミスト(実施例1〜3)の方が、破線で示したマイクロナノバブルを含有しない洗浄液から生成されたミスト(比較例1〜3)に比べて、ミスト全体の粒径分布の中でも小粒径の領域であるおよそ数μm〜数十μmのミストの割合が大きくなっている。
一方、全体の粒径領域の中でも大粒径の領域(百数十μm前後の粒径領域)では、図8の(実施例1)及び図10の(実施例3)において、各々(比較例1)、(比較例3)と比べてこの領域のミストの割合が小さくなっており、全体として生成したミストは小粒径側にシフトしていることが分かる。なお、図9の(実施例2)において、当該百数十μm前後の粒径領域に(比較例2)には無い新たなピークができている理由は不明である。
以上のことから、洗浄液にマイクロナノバブルを含有させることにより、マイクロナノバブルを含まない場合と比較して噴射ノズル(ノズル21)においてより小さなミストを生成できることが確認できた。
実施の形態に係る洗浄装置の全体構成を示す縦断側面図である。 前記洗浄装置の横断平面図である。 前記洗浄装置への洗浄液及びNガスの供給経路図である。 前記洗浄装置に適用される気泡発生手段の構成及びマイクロナノバブルの発生機構を示す説明図である。 前記洗浄装置に適用される噴射ノズルの縦断側面図である。 前記噴射ノズルにおけるミストの発生機構を示す説明図である。 前記洗浄装置により洗浄されたウエハ表面の様子を示す模式図である。 実施例に係る第1の特性図である。 実施例に係る第2の特性図である。 実施例に係る第3の特性図である。 従来の洗浄装置によるウエハの洗浄時に発生するパターン倒れの様子を示す説明図である。 ウエハの表面に形成されたパターンの他の例を示す斜視図である。
符号の説明
W ウエハ
1 洗浄装置
10 ケース体
110 柱状体
111 円筒体
120 ミスト
21 ノズル
22 ガス供給管
23 ノズルアーム
24 洗浄液供給管
25 アンダープレート
26 支柱
28 裏面洗浄用流路
3 気泡発生手段
4 カップ体
6 ウエハ保持手段
63 回転筒
64 突縁部
8 制御部

Claims (4)

  1. 表面にパターンが形成された半導体装置用の基板を洗浄する基板洗浄装置において、
    基板を保持する基板保持手段と、
    この基板保持手段に保持された基板に供給される洗浄液中に気泡発生用のガスを供給して、正または負の一方に帯電し、且つ、気泡径が10nm以上、100μm以下の気泡を発生させるための気泡発生手段と、
    この気泡発生手段にて気泡を含んだ洗浄液を噴霧用のガスと混合して微粒化し、前記基板保持手段に保持された基板に向けてミストを噴射することにより当該基板を洗浄する噴射ノズルと、を備えたことを特徴とする基板洗浄装置。
  2. 前記基板保持手段を鉛直軸回りに回転させる回転機構を備えたことを特徴とする請求項1に記載の基板洗浄装置。
  3. 前記噴射ノズルは、前記気泡を含んだ洗浄液と噴霧用のガスとの混合領域に、ミストの吐出口を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の基板洗浄装置。
  4. 前記ミストの平均粒径が100nm以上、100μm以下であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一つに記載の基板洗浄装置。
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