JP2010101209A - ベーン式バキュームポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】 本来の負圧発生機能を十分に保ちつつ、材料ロスの削減による低コスト化を図るとともに、ロータ重量、ひいては、ポンプ全体重量を可能な限り低減できるベーン式バキュームポンプを提供する。
【解決手段】 ハウジング1内に回転可能に支持されるロータ2におけるベーン溝3を有する円筒状ベーン支持部21のうち、ベーン溝3を挟んで回転方向で相対向する一対のベーン摺接面部21a,21aを強度上およびベーン4の安定摺動上で必要な厚さ(幅)tに形成するとともに、このベーン摺接面部21a、21aを除く部分21b,21bをベーン摺接面部の厚さtよりも薄肉の厚さt1の中空円筒構造に形成するとともに、ロータ2における軸部22の中央部分に凹部22aを形成して該軸部22も薄肉の中空円筒構造に形成する。
【選択図】 図3
【解決手段】 ハウジング1内に回転可能に支持されるロータ2におけるベーン溝3を有する円筒状ベーン支持部21のうち、ベーン溝3を挟んで回転方向で相対向する一対のベーン摺接面部21a,21aを強度上およびベーン4の安定摺動上で必要な厚さ(幅)tに形成するとともに、このベーン摺接面部21a、21aを除く部分21b,21bをベーン摺接面部の厚さtよりも薄肉の厚さt1の中空円筒構造に形成するとともに、ロータ2における軸部22の中央部分に凹部22aを形成して該軸部22も薄肉の中空円筒構造に形成する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、例えば、ディーゼルエンジン搭載の自動車や電気自動車等のブレーキブースタ用負圧発生装置などとして用いられるベーン式バキュームポンプに関するものである。
この種のベーン式バキュームポンプは、基本的に、図6に示すように、ほぼ楕円筒状に形成され、かつ内周面に後述するベーンが摺接するようにした摺接面11を有するハウジング1と、このハウジング1内に収納されて、該ハウジング1の本体ボディ12に回転可能に支持されたロータ2と、このロータ2の径方向に設けられたベーン溝3内に摺動可能に配設されて、ロータ2の回転に伴って、その両端に装着したスライダ41,41が前記ハウジング1内周の摺接面11に摺接しながら回転する単一の板状ベーン4と、ロータ2とともに回転可能に配設されて、カムシャフトやクランクシャフトあるいはモータシャフトなどの駆動軸(図示省略)からの駆動回転力をロータ2に伝達するようにしたカップリング(図示省略)とを備えて構成されている。
そして、カムシャフトなどの駆動手段により、ロータ2が図6中の矢印で示すように反時計方向に回転させられると、ベーン4は、その両端のスライダ41,41のうち一方のスライダ41が遠心力によりロータ2から飛び出すとともに、他方のスライダ41がロータ2の回転中心側に押し込まれ、ベーン溝3内を滑動しながら反時計方向に回転し、ベーン4の両端のスライダ41,41は、ハウジング1の内周の摺接面11に常に摺接する。
この状態でベーン4が回転することによって、ハウジング1に形成されている吸気口5からハウジング1内のベーン4より上方の膨張室6に吸入された空気は、ベーン4の回転につれて、ベーン4より下方の圧縮室7に送られ、圧縮室7内で圧縮されたのち、ハウジング1に形成された排気口8から排出される。したがって、前記ロータ2が連続回転することによって、ハウジング1内に供給された空気は圧縮を繰り返して排気口8から排気され、これによって、負圧を形成して、負圧発生機能を発揮する。
この状態でベーン4が回転することによって、ハウジング1に形成されている吸気口5からハウジング1内のベーン4より上方の膨張室6に吸入された空気は、ベーン4の回転につれて、ベーン4より下方の圧縮室7に送られ、圧縮室7内で圧縮されたのち、ハウジング1に形成された排気口8から排出される。したがって、前記ロータ2が連続回転することによって、ハウジング1内に供給された空気は圧縮を繰り返して排気口8から排気され、これによって、負圧を形成して、負圧発生機能を発揮する。
上記したような基本的構成を備え、上述のような負圧発生機能を発揮するベーン式バキュームポンプのロータ2は、たとえば、図7及び図8に示すように、ベーン溝3を有し、かつハウジング1内に収納された円筒状のベーン支持部21と、ハウジング1の軸受け部(図示省略)に回転可能に嵌合支持された軸部22と、カップリングに嵌合される凹溝状のカップリング嵌合部23と備えている。
このような、従来のベーン式バキュームポンプのロータ2は、ベーン溝3を挟んで回転方向で相対向する1対のベーン摺接面部21a,21a以外の部分21b,21bを含めて、円筒状のベーン支持部21の全体が、例えば旋盤による切削などの機械加工などによって、厚肉の中空円筒構造に形成されているとともに、前記軸部22も中実構造に形成されているのが一般的である(例えば、特許文献1,2参照)。
このような、従来のベーン式バキュームポンプのロータ2は、ベーン溝3を挟んで回転方向で相対向する1対のベーン摺接面部21a,21a以外の部分21b,21bを含めて、円筒状のベーン支持部21の全体が、例えば旋盤による切削などの機械加工などによって、厚肉の中空円筒構造に形成されているとともに、前記軸部22も中実構造に形成されているのが一般的である(例えば、特許文献1,2参照)。
しかし、上記特許文献1,2に開示されているような従来のベーン式バキュームポンプでは、ロータ2における円筒状ベーン支持部21のうち、ベーン摺接面部21a,21aは、ベーン4の摺動に耐え得る十分な強度を確保するため、および、ベーン4との接触面積を大きくし、ベーン4を、ふらつきなどが生じない安定のよい摺動状態に保持するために、必要かつ十分な厚さ(幅)tに設定されており、このベーン摺接面部21a,21a以外の部分21b,21bも、ベーン摺接面部21a,21aの前記設定厚さtに合わせて必要強度以上の厚肉中空円筒構造に形成されている。
また、軸部22は、中実構造であったために、特に、切削など機械加工する場合において、材料ロスが多くなり、その分だけコストアップするだけでなく、ロータ2の重量、ひいては、ポンプ全体の重量が大きくなり、それだけ大きいポンプ駆動力(駆動トルク)を必要とするという問題がある。
さらに、自動車のブレーキブースタ用負圧発生装置などとして用いる場合には、重量が大きいことによる種々の不利を招くという問題がある。
また、軸部22は、中実構造であったために、特に、切削など機械加工する場合において、材料ロスが多くなり、その分だけコストアップするだけでなく、ロータ2の重量、ひいては、ポンプ全体の重量が大きくなり、それだけ大きいポンプ駆動力(駆動トルク)を必要とするという問題がある。
さらに、自動車のブレーキブースタ用負圧発生装置などとして用いる場合には、重量が大きいことによる種々の不利を招くという問題がある。
本発明は、上述の実情に鑑みてなされたもので、本来の負圧発生機能を十分に保ちつつ、材料ロス及び全体重量を可能な限り低減することができるベーン式バキュームポンプを提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 円形または楕円形の圧縮室を有する本体ボディを備えるハウジングと、このハウジング内に収納されて、該ハウジングに回転可能に支持されたロータと、このロータの径方向に設けられたベーン溝内に摺動可能に配設されて、ロータの回転に伴いその先端部が前記ハウジングの圧縮室の内周面に摺接しながら回転する単一のベーンと、前記ロータとともに回転可能に配設され、かつ駆動部材からの駆動回転力を前記ロータに伝達するカップリングとを備え、前記ロータが、前記ベーン溝が設けられ、かつ前記ハウジング内に収納される円筒状のベーン支持部と、前記ハウジングの本体ボディの側壁に設けられた軸受け部に回転可能に嵌合支持された軸部と、前記カップリングに嵌合されるカップリング嵌合部とを備えているベーン式バキュームポンプにおいて、前記ロータにおけるベーン支持部を、前記ベーン溝を挟んで回転方向において相対向する1対のベーン摺接面部を厚肉とし、かつ他部を、前記ベーン摺接面部よりも薄肉とした中空円筒構造に形成し、かつ、前記ロータにおける軸部の中央部分に、ロータと同芯の円形の凹部を形成し、該軸部も薄肉の中空円筒構造に形成する。
(1) 円形または楕円形の圧縮室を有する本体ボディを備えるハウジングと、このハウジング内に収納されて、該ハウジングに回転可能に支持されたロータと、このロータの径方向に設けられたベーン溝内に摺動可能に配設されて、ロータの回転に伴いその先端部が前記ハウジングの圧縮室の内周面に摺接しながら回転する単一のベーンと、前記ロータとともに回転可能に配設され、かつ駆動部材からの駆動回転力を前記ロータに伝達するカップリングとを備え、前記ロータが、前記ベーン溝が設けられ、かつ前記ハウジング内に収納される円筒状のベーン支持部と、前記ハウジングの本体ボディの側壁に設けられた軸受け部に回転可能に嵌合支持された軸部と、前記カップリングに嵌合されるカップリング嵌合部とを備えているベーン式バキュームポンプにおいて、前記ロータにおけるベーン支持部を、前記ベーン溝を挟んで回転方向において相対向する1対のベーン摺接面部を厚肉とし、かつ他部を、前記ベーン摺接面部よりも薄肉とした中空円筒構造に形成し、かつ、前記ロータにおける軸部の中央部分に、ロータと同芯の円形の凹部を形成し、該軸部も薄肉の中空円筒構造に形成する。
このような構成とすると、ロータにおける円筒状ベーン支持部のうち、ベーンの摺動に十分に耐え得る強度の確保、およびベーンの安定よい摺動を維持する上で必要かつ十分な幅に設定されているベーン摺接面部を除いた大部分が、ベーン摺接面部の厚さよりも薄肉の中空円筒構造に形成されていることと、ロータにおける軸部も薄肉の中空円筒構造に形成されていることとの相乗効果によって、ロータ構成材料の使用量を削減してコストダウンを図ることができるだけでなく、ロータ重量、ひいては、ポンプ全体の重量の大幅な軽量化を実現することができる。その結果、本来の負圧発生機能を確実十分に保ちつつ、ポンプ駆動力の低減が図れ、特に、自動車のブレーキブースタ用負圧発生装置などとして用いる場合、軽量化によってCO2 排出量の低減に寄与するなどの優れた効果を奏する。
(2) 上記(1)項において、ロータにおけるベーン支持部と軸部とを、鍛造により一体成形する。
このような構成とすると、ロータを旋盤による切削などの機械加工で形成する場合に比べて、材料ロスを少なくすることができるため、ロータ構成材料の使用量を一層削減できるとともに、加工工数も少なくて済み、コストをより低減することができる。また、鍛造により成形することにより、ベーン溝など応力集中部位に加工しろを形成しないで面精度を維持することが可能となり、軽量である割に十分な強度を保つことができる。
(3) 上記(1)または(2)項において、ロータのベーン支持部におけるベーン摺接面部の内面に内向き突部を設けることにより、前記ベーン摺接面部の肉厚を、前記ベーン支持部の薄肉中空円筒部分の肉厚より大とする。
このような構成とすると、内向き突部により、ベーン摺接面部をベーンの摺動に十分に耐え得る強度に保ちながら、薄肉中空構造部分の領域を最大限大きくして、ロータの一層の軽量化を図ることができる。
(4) 上記(3)項において、1対のベーン摺接面部のうち、ロータの回転駆動時に、ベーンと圧接する方のみに内向き突部を設け、他方のベーン摺接面部には、内向き突部を設けることなく、その厚さを、ベーン支持部の薄肉中空同筒部分の肉厚とほぼ同一とする。
このような構成とすると、ロータ重量のより一層の軽量化を実現することができる。
本発明によると、本来の負圧発生機能を十分に保ちつつ、材料ロス及び全体重量を可能な限り低減することができるベーン式バキュームポンプを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係るベーン式バキュームポンプの概略縦断正面図、図2は、図1のX−X線に沿う縦断側面図である。これら図1及び図2において、図6で示す一般的なベーン式バキュームポンプと同一の構成部材及び同一部分には、図6と同一の符号を付して、それらの詳細を以下に説明する。
図1は、本発明に係るベーン式バキュームポンプの概略縦断正面図、図2は、図1のX−X線に沿う縦断側面図である。これら図1及び図2において、図6で示す一般的なベーン式バキュームポンプと同一の構成部材及び同一部分には、図6と同一の符号を付して、それらの詳細を以下に説明する。
このベーン式バキュームポンプ10は、ほぼ楕円筒状(真円筒状とすることもある)に形成され、かつ内周面をベーン摺接面11とした圧縮室7を有する本体ボディ12と、カバー13とを備えるハウジング1と、このハウジング1の本体ボディ12の側壁部12aに設けた軸受け部12bに回転可能に支持されたロータ2と、このロータ2の円筒状ベーン支持部21に設けられた径方向のベーン溝3内に摺動可能に配設され、かつロータ2の回転に伴って、その両端に装着したスライダ41,41が本体ボディ12内周の摺接面11に摺接しながら回転するようにした単一の板状ベーン4と、ロータ2とともに回転可能に配設されて、図示しないエンジンのカムシャフトやクランクシャフトあるいはモータシャフトなどの駆動軸20からの駆動回転力を、ロータ2に伝達するオルダムカップリング30とを備えている。
上記のような基本的構成を備えてなるベーン式バキュームポンプ10におけるロータ2は、図2〜図4に示すように、ベーン溝3が設けられ、かつハウジング1の本体ボディ12内に収納された円筒状ベーン支持部21と、ハウジング1の軸受け部12bに回転可能に嵌合支持された軸部22と、オルダムカップリング30における一方の面の中央部に突設された凸条31が嵌合された凹溝状のカップリング嵌合部23とを有している。なお、ロータ2における軸部22とハウジング1の軸受け部12bとの間の相対摺接部、並びにロータ2におけるベーン支持部21とハウジング1の本体ボディ12の側壁部12a内面との間の隙間などに潤滑油を供給する手段が設けられているのが通例であるが、本発明とは直接関係がないため、潤滑油供給手段の詳細な説明および図示は省略する。
ロータ2におけるベーン支持部21は、図3及び図4に明示するように形成されている。すなわち、ベーン支持部21のうち、前記ベーン溝3を挟んで回転方向において相対向する1対のベーン摺接面部21a,21aは、ベーン4の摺動に耐え得る十分な強度を確保するため、および、ベーン4との接触面積を大きくして該ベーン4をふらつきなどが生じない安定のよい摺動状態に維持するために必要かつ十分な厚さtに設定されているとともに、これらベーン摺接面部21a,21aを除く部分21b,21bが、ベーン摺接面部21a,21aの厚さtよりも薄い厚さt1の中空円筒構造に構成されている。
ベーン摺接面部21aの厚さtを、他の部分21bの厚さt1より大とするため、ベーン摺接面部21aの内面に、内向き突部21cを設けてある。
また、ロータ2における軸部22の中央部分には、該軸部22の軸心と同心状態の凹部22aが形成されており、これによって、軸部22も薄肉の厚さt2の中空円筒構造に構成されている。
上記したロータ2におけるベーン摺接面部21a,21a及び薄肉とした他の部分21bを有するベーン支持部21と、凹部22aの形成により薄肉中空円筒構造に構成された軸部22と、カップリング嵌合部23とは、精密な鍛造により一体成形されている。
上記のように構成された本実施の形態のベーン式バキュームポンプ10においては、ロータ2におけるベーン支持部21のベーン摺接面部21a,21aとベーン4との接触面積を大とすることができるので、その他の部分21cを厚肉としても、ベーン4の摺動に十分に耐え得る強度を確保しうるとともに、ベーン4をふらつかせることなく、安定よい摺動状態を維持することができ、長期間使用しても、ポンプ本来の負圧発生機能を十分に保つことができる。
それでいて、ベーン支持部21のベーン摺接面部21a,21aを除いた大部分21bを薄肉としうることと、ロータ2における軸部22も薄肉の中空円筒構造に形成しうることと、さらには、鍛造で一体成形することとの相乗効果によって、材料ロスを少なくして、ロータ構成材料の使用量を削減し、製作面でのコストダウンを図ることができるだけでなく、ロータ2の重量、ひいては、ポンプ全体の重量を大幅に軽量化することができ、その結果、ポンプ駆動力の低減が図れ、特に、自動車のブレーキブースタ用負圧発生装置などとして用いた場合、軽量化によってCO2 排出量の低減などの波及効果も得ることができる。
なお、上記実施の形態では、ロータ2におけるベーン支持部21の1対のベーン摺接面部21a,21aの内面に、内向き突部21c,21cを設けたが、図5に示すように、ロータ2の回転駆動時に、ベーン4と圧接する方のみに内向き突部21cを設け、他方のベーン摺接面部21aの内面には、内向き突部21cを設けることなく、その厚さを、他の部分21cの厚さとほぼ同一としてもよい。このようにすると、ベーン摺接面部21a,21aをベーン4の摺動に十分に耐え得る強度及びベーン4の安定よい摺動状態を維持し得るようにしつつ、上記実施の形態のものに比べて、ロータ2の重量を一層軽量化することができる。
また、上記実施の形態では、ロータ2を精密鍛造で一体成形するものについて説明したが、旋盤による切削などの機械加工手段で形成するものであっても、ロータ構成材料の使用量削減によるコストダウン及び軽量化は達成することが可能である。
特に、ベーン溝3の内面だけは機械加工により仕上げ加工し、その他の部分は、鍛造したままの状態とするのが好ましい。
特に、ベーン溝3の内面だけは機械加工により仕上げ加工し、その他の部分は、鍛造したままの状態とするのが好ましい。
1 ハウジング
2 ロータ
3 ベーン溝
4 ベーン
5 吸気口
6 膨張室
7 圧縮室
8 排気口
10 ベーン式バキュームポンプ
11 摺接面
12 本体ボディ
12a側壁部
12b軸受け部
13 カバー
20 駆動軸(駆動部材)
21 円筒状ベーン支持部
21aベーン摺接面部
21b部分
21c内向き突部
22 軸部
22a凹部
23 カップリング嵌合部
30 オルダムカップリング
31 凸条
41 スライダ
t 厚さ
t1 厚さ
t2 厚さ
2 ロータ
3 ベーン溝
4 ベーン
5 吸気口
6 膨張室
7 圧縮室
8 排気口
10 ベーン式バキュームポンプ
11 摺接面
12 本体ボディ
12a側壁部
12b軸受け部
13 カバー
20 駆動軸(駆動部材)
21 円筒状ベーン支持部
21aベーン摺接面部
21b部分
21c内向き突部
22 軸部
22a凹部
23 カップリング嵌合部
30 オルダムカップリング
31 凸条
41 スライダ
t 厚さ
t1 厚さ
t2 厚さ
Claims (4)
- 円形または楕円形の圧縮室を有する本体ボディを備えるハウジングと、このハウジング内に収納されて、該ハウジングに回転可能に支持されたロータと、このロータの径方向に設けられたベーン溝内に摺動可能に配設されて、ロータの回転に伴いその先端部が前記ハウジングの圧縮室の内周面に摺接しながら回転する単一のベーンと、前記ロータとともに回転可能に配設され、かつ駆動部材からの駆動回転力を前記ロータに伝達するカップリングとを備え、前記ロータが、前記ベーン溝が設けられ、かつ前記ハウジング内に収納される円筒状のベーン支持部と、前記ハウジングの本体ボディの側壁に設けられた軸受け部に回転可能に嵌合支持された軸部と、前記カップリングに嵌合されるカップリング嵌合部とを備えているベーン式バキュームポンプにおいて、
前記ロータにおけるベーン支持部を、前記ベーン溝を挟んで回転方向において相対向する1対のベーン摺接面部を厚肉とし、かつ他部を、前記ベーン摺接面部よりも薄肉とした中空円筒構造に形成し、かつ、前記ロータにおける軸部の中央部分に、ロータと同芯の円形の凹部を形成し、該軸部も薄肉の中空円筒構造に形成したことを特徴とするベーン式バキュームポンプ。 - ロータにおけるベーン支持部と軸部とを、鍛造により一体成形したことを特徴とする請求項1に記載のベーン式バキュームポンプ。
- ロータのベーン支持部におけるベーン摺接面部の内面に内向き突部を設けることにより、前記ベーン摺接面部の肉厚を、前記ベーン支持部の薄肉中空円筒部分の肉厚より大としたことを特徴とする請求項1または2に記載のベーン式バキュームポンプ。
- 1対のベーン摺接面部のうち、ロータの回転駆動時に、ベーンと圧接する方のみに内向き突部を設け、他方のベーン摺接面部には、内向き突部を設けることなく、その厚さを、ベーン支持部の薄肉中空同筒部分の肉厚とほぼ同一としたことを特徴とする請求項3に記載のベーン式バキュームポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008271522A JP2010101209A (ja) | 2008-10-22 | 2008-10-22 | ベーン式バキュームポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008271522A JP2010101209A (ja) | 2008-10-22 | 2008-10-22 | ベーン式バキュームポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010101209A true JP2010101209A (ja) | 2010-05-06 |
Family
ID=42292071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008271522A Pending JP2010101209A (ja) | 2008-10-22 | 2008-10-22 | ベーン式バキュームポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010101209A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018008289A1 (ja) * | 2016-07-05 | 2018-01-11 | 大豊工業株式会社 | ベーンポンプ |
JP2018003733A (ja) * | 2016-07-05 | 2018-01-11 | 大豊工業株式会社 | ベーンポンプ |
-
2008
- 2008-10-22 JP JP2008271522A patent/JP2010101209A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018008289A1 (ja) * | 2016-07-05 | 2018-01-11 | 大豊工業株式会社 | ベーンポンプ |
JP2018003733A (ja) * | 2016-07-05 | 2018-01-11 | 大豊工業株式会社 | ベーンポンプ |
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