JP2010100611A - ピリジン化合物及びその有害生物の防除用途 - Google Patents

ピリジン化合物及びその有害生物の防除用途 Download PDF

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Abstract

【課題】有害生物の防除に優れた効力を有する化合物等を提供すること。
【解決手段】本発明は、式(I)で表されるピリジン化合物(式中、R1はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C7アルキル基等を表し、mは1〜5の整数を表し、Aは単結合、酸素原子、硫黄原子等を表し、R2はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C7アルキル基等を表わす。);該ピリジン化合物を有効成分として含有することを特徴とする有害生物防除剤;および、該ピリジン化合物を有害生物又は有害生物の生息場所に施用することを特徴とする有害生物の防除方法を提供する。
Figure 2010100611

【選択図】なし

Description

本発明はピリジン化合物及びその有害生物の防除用途に関する。
従来より、有害生物の防除のために多くの化合物が開発され使用されてきた。例えば、ある種のピリジン化合物が有害生物の防除に有効であることが知られている(特許文献1、2参照)。
特表2001−520666号公報 特開2002−205991号公報
しかしながら、これらのピリジン化合物は必ずしも有害生物の防除に十分な効力を有さない場合もあるため、有害生物の防除に優れた効力を有する化合物の開発が望まれていた。
本発明者は、有害生物の防除に優れた効力を有する化合物を見出すべく鋭意検討した結果、下記式(I)で示される化合物が有害生物の防除に優れた効力を有することを見出し、本発明に至った。
即ち、本発明は、以下の発明を含む。
式(I)
Figure 2010100611
〔式中、R1はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C7アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C7アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C7アルキルチオ基、ニトロ基、シアノ基又はハロゲン原子を表し、
mは1〜5の整数を表し、
Aは単結合、酸素原子、硫黄原子、NR10、CH2又はCH2Oを表し、
10はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C7アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C7アルケニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C7アルキニル基、C2−C7アルコキシアルキル基、シアノメチル基又は水素原子を表し、
2はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C7アルキル基、シアノメチル基、群αから選ばれる基で置換されていてもよい(C3−C7シクロアルキル)メチル基、群βから選ばれる基で置換されていてもよいベンジル基又は水素原子を表すか、或いは
下記のQ1〜Q5のいずれかの基
Figure 2010100611
(式中、R4は水素原子、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C7アルキル基又は群αから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C7シクロアルキル基を表し、
5及びR6は同一又は相異なっていてもよく、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C7アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C7アルケニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C7アルコキシ基、群αから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C7シクロアルキル基を表すか、或いは
5、R6及びこれらが結合している窒素原子とが一緒になって、群αから選ばれる基で置換されていてもよいピロリジン−1−イル基、群αから選ばれる基で置換されていてもよいピペリジノ基、群αから選ばれる基で置換されていてもよいヘキサメチレンイミン−1−イル基、群αから選ばれる基で置換されていてもよいモルホリノ基又は群αから選ばれる基で置換されていてもよいチオモルホリン−4−イル基を表し、
7はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C7アルキル基、群βから選ばれる基で置換されていてもよいフェニル基、群βから選ばれる基で置換されていてもよいベンジル基又は群αから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C7シクロアルキル基を表し、
8はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C7アルキル基、群βから選ばれる基で置換されていてもよいフェニル基又は群αから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C7シクロアルキル基を表し、
9はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C7アルキル基又は水素原子を表す。)
を表し、
3はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C7アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C7アルコキシ基、群αから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C7シクロアルキル基、群αから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C7シクロアルコキシ基又はハロゲン原子を表し、
nは0〜3の整数を表す。
群α:ハロゲン原子、C1−C7アルキル基及びC1−C7ハロアルキル基からなる群。
群β:ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C1−C7アルキル基、C1−C7ハロアルキル基、C1−7アルコキシ基及びC1−C7ハロアルコキシ基からなる群。〕
で示されるピリジン化合物(以下、本発明化合物と記す。);
本発明化合物を有効成分として含有する有害生物防除剤;及び
有効量の本発明化合物を有害生物又は有害生物の生息場所に施用する有害生物の防除方法。
本発明化合物は優れた有害生物防除効力を有することから、有害生物防除剤の有効成分として有用である。
本発明において、ハロゲン原子とはフッ素原子、塩素原子、臭素原子または沃素原子を意味する。
また、本発明において、例えば「C2−C7アルコキシアルキル基」で示される「C2−C7」の部分の記載はアルコキシアルキル基の全体を構成する炭素原子数が2〜7の範囲であることを意味する。
「C1−C7ハロアルキル基」としては、例えばフルオロメチル基、クロロメチル基、ブロモメチル基、ジフルオロメチル基、ジクロロメチル基、ジブロモメチル基、トリフルオロメチル基、トリクロロメチル基、ジクロロフルオロメチル基、クロロジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、ジフルオロメチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル基、ヘプタフルオロプロピル基、1−メチル−2,2,2−トリフルオロエチル基、1−トリフルオロメチル−2,2,2−トリフルオロエチル基、ヘプタフルオロイソプロピル基等が挙げられる。
「C1−C7ハロアルコキシ基」としては、例えばフルオロメトキシ基、クロロメトキシ基、ブロモメトキシ基、ジフルオロメトキシ基、ジクロロメトキシ基、ジブロモメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、トリクロロメトキシ基、ジクロロフルオロメトキシ基、クロロジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基、ジフルオロクロロメトキシ基、ジフルオロブロモメトキシ基、2,2,2−トリフルオロエトキシ基、ペンタフルオロエトキシ基、3,3,3,2,2−ペンタフルオロプロピルオキシ基、1−メチル−2,2,2−トリフルオロエトキシ基及び1−トリフルオロメチル−2,2,2−トリフルオロエトキシ基等が挙げられる。
「ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C7アルキル基」としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、2−メチルプロピル基、1−メチルプロピル基、1,1−ジメチルエチル基、3−メチルブチル基、2,2−ジメチルプロピル基、1,1−ジメチルプロピル基、ヘキシル基、4−メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、1,3−ジメチルブチル基、ヘプチル基及び1−エチル−1−メチルブチル基等のC1−C7アルキル基;トリフルオロメチル基、トリクロロメチル基、ジフルオロメチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル基、ヘプタフルオロプロピル基、1−メチル−2,2,2−トリフルオロエチル基、1−トリフルオロメチル−2,2,2−トリフルオロエチル基及びヘプタフルオロイソプロピル基等のC1−C7ハロアルキル基が挙げられる。
「C1−C3フルオロアルキル基」としては、例えばトリフルオロメチル基、ジフルオロメチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル基、ヘプタフルオロプロピル基、1−メチル−2,2,2−トリフルオロエチル基、1−トリフルオロメチル−2,2,2−トリフルオロエチル基及びヘプタフルオロイソプロピル基等が挙げられる。
「ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C7アルコキシ基」としては、例えばメトキシ基、エトキシ基、プロピルオキシ基、イソプロピルオキシ基、ヘキシルオキシ基、5−メチルペンチルオキシ基、3−メチルペンチルオキシ基、1,3−ジメチルブチルオキシ基、ヘプチルオキシ基及び1−エチル−1−メチルブチルオキシ基等のC1−C7アルコキシ基;フルオロメトキシ基、クロロメトキシ基、ブロモメトキシ基、ジフルオロメトキシ基、ジクロロメトキシ基、ジブロモメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、トリクロロメトキシ基、ジクロロフルオロメトキシ基、クロロジフルオロメトキシ基、ジフルオロクロロメトキシ基、ジフルオロブロモメトキシ基、2,2,2−トリフルオロエトキシ基、ペンタフルオロエトキシ基、3,3,3,2,2−ペンタフルオロプロピルオキシ基、1−メチル−2,2,2−トリフルオロエトキシ基及び1−トリフルオロメチル−2,2,2−トリフルオロエトキシ基等のC1−C7ハロアルコキシ基が挙げられる。
「C1−C3フルオロアルコキシ基」としては、例えばフルオロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、2,2,2−トリフルオロエトキシ基、ペンタフルオロエトキシ基、3,3,3,2,2−ペンタフルオロプロピルオキシ基、1−メチル−2,2,2−トリフルオロエトキシ基及び1−トリフルオロメチル−2,2,2−トリフルオロエトキシ基等が挙げられる。
「ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C7アルキルチオ基」としては、例えばメチルチオ基、エチルチオ基、プロピルチオ基、2−メチルプロピルチオ基、1−メチルプロピルチオ基、1,1−ジメチルエチルチオ基、3−メチルブチルチオ基、2,2−ジメチルプロピルチオ基、1,1−ジメチルプロピルチオ基、ヘキシルチオ基、4−メチルペンチルチオ基、3−メチルペンチルチオ基及び1,3−ジメチルブチルチオ基等のC1−C7アルキルチオ基;トリフルオロメチルチオ基、トリクロロメチルチオ基、ジフルオロメチルチオ基、2,2,2−トリフルオロエチルチオ基、1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチルチオ基、3,3,3−トリフルオロプロピルチオ基、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルチオ基、ヘプタフルオロプロピルチオ基、1−メチル−2,2,2−トリフルオロエチルチオ基、1−トリフルオロメチル−2,2,2−トリフルオロエチルチオ基及びヘプタフルオロイソプロピルチオ基等のC1−C7ハロアルキルチオ基が挙げられる。
「ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C7アルケニル基」としては、例えば2−プロペニル基、3−ブテニル基、1−メチル−2−プロペニル基、2−メチル−2−プロペニル基、2−ペンテニル基、1−メチル−2−ブテニル基、3−メチル−3−ブテニル基、1−エチル−2−プロペニル基、2−ヘキセニル基、2−メチル−2−ペンテニル基、3−メチル−2−ペンテニル基、4−メチル−2−ペンテニル基、1−メチル−3−ペンテニル基、4−メチル−3−ペンテニル基、1−メチル−4−ペンテニル基及び4−メチル−4−ペンテニル基等のC3−C7アルケニル基;3−クロロ−2−プロペニル基、3,3−ジクロロ−2−プロペニル基、4,4−ジクロロ−3−ブテニル基及び2−クロロ−2−プロペニル基等のC3−C7ハロアルケニル基が挙げられる。
「ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C7アルキニル基」としては、例えば2−プロピニル基、2−ブチニル基及び3−ブチニル基等のC3−C7アルキニル基;4−クロロブチニル基、4,4,4−トリフルオロ−2−ブチニル基、1−(トリフルオロメチル)−2−ブチニル基、1−(トリフルオロメチル)−2−プロピニル基等のC3−C7ハロアルキニル基が挙げられる。
「C2−C7アルコキシアルキル基」としては、例えばメトキシメチル基、エトキシメチル基、2−メトキシエチル基及び2−エトキシエチル基等が挙げられる。
「群αから選ばれる基で置換されていてもよいから選ばれる基で置換されていてもよい(C3−C7シクロアルキル)メチル基」としては、例えば(シクロプロピル)メチル基、(1−メチルシクロプロピル)メチル基、(2,2−ジメチルシクロプロピル)メチル基、(シクロペンチル)メチル基及びシクロヘキシルメチル基等が挙げられる。
「群βから選ばれる基で置換されていてもよいベンジル基」としては、例えばベンジル基、1−フェニルエチル基、2−クロロベンジル基、3−クロロベンジル基、4−クロロベンジル基、3−ブロモベンジル基、4−ブロモベンジル基、2−フルオロベンジル基、3−フルオロベンジル基、2−シアノベンジル基、3−シアノベンジル基、4−シアノベンジル基、2−ニトロベンジル基、3−ニトロベンジル基、4−ニトロベンジル基、2−メチルベンジル基、3−メチルベンジル基、4−メチルベンジル基、2−(トリフルオロメチル)ベンジル基、3−(トリフルオロメチル)ベンジル基、4−(トリフルオロメチル)ベンジル基、2−メトキシベンジル基、3−メトキシベンジル基及び4−メトキシベンジル基等が挙げられる。
「群αから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C7シクロアルキル基」としては、例えばシクロプロピル基、1−メチルシクロプロピル基、2−メチルシクロプロピル基、2,2−ジメチルシクロプロピル基、2−フルオロシクロプロピル基、シクロブチル基、1−トリフルオロメチルシクロブチル基、シクロペンチル基、2−メチルシクロペンチル基、シクロヘキシル基、1−メチルシクロヘキシル基、2−メチルシクロヘキシル基、3−メチルシクロへキシル基、4−メチルシクロヘキシル基、4−トリフルオロメチルシクロヘキシル基、2−フルオロヘキシル基、3−フルオロヘキシル基、4−フルオロシクロヘキシル基及びシクロヘプチル基等が挙げられる。
「群αから選ばれる基で置換されていてもよいピロリジン−1−イル基」としては、例えばピロリジン−1−イル基、2−メチルピロリジン−1−イル基及び3,5−ジメチルピロリジン−1−イル基等が挙げられ、
「群αから選ばれる基で置換されていてもよいピペリジノ基」としては、例えばピペリジノ基、2−メチルピペリジノ基、3−メチルピペリジノ基、3,5−ジメチルピペリジノ基及び4−tert−ブチルピペリジノ基等が挙げられ、
「群αから選ばれる基で置換されていてもよいヘキサメチレンイミン−1−イル基」としては、例えばヘキサメチレンイミン−1−イル基等が挙げられ、
「群αから選ばれる基で置換されていてもよいモルホリノ基」としては、例えばモルホリノ基及び3,5−ジメチルモルホルノ基等が挙げられ、
「群αから選ばれる基で置換されていてもよいチオモルホリン−4−イル基」としては、例えばチオモルホリン−4−イル基等が挙げられる。
「群βから選ばれる基で置換されていてもよいフェニル基」としては、例えばフェニル基、2−クロロフェニル基、3−クロロフェニル基、4−クロロフェニル基、3−フルオロフェニル基、4−フルオロフェニル基、3−ブロモフェニル基、3−ヨードフェニル基、2−シアノフェニル基、3−シアノフェニル基、4−シアノフェニル基、2−ニトロフェニル基、3−ニトロフェニル基、4−ニトロフェニル基、2−メチルフェニル基、3−メチルフェニル基、4−メチルフェニル基、2−(トリフルオロメチル)フェニル基、3−(トリフルオロメチル)フェニル基、4−(トリフルオロメチル)フェニル基、2−メトキシフェニル基、3−メトキシフェニル基、4−メトキシフェニル基、3−(トリフルオロメトキシ)フェニル基、4−(トリフルオロメトキシ)フェニル基、3−t−ブチルフェニル基、2,4−ジクロロフェニル基、2,4−ジフルオロフェニル基、2,3−ジクロロフェニル基、2,3−ジフルオロフェニル基、3,4−ジクロロフェニル基、3,4−ジフルオロフェニル基、2,4,6−トリフルオロフェニル基及び2,4,6−トリクロロフェニル基等が挙げられる。
「群αから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C7シクロアルコキシ基」としては、例えばシクロプロピルオキシ基、シクロブチルオキシ基、シクロペンチルオキシ基及びシクロヘキシルオキシ基等が挙げられる。
本発明化合物の態様としては、例えば以下のピリジン化合物があげられる。
式(I)において、少なくとも一つのR1がC1−C7ハロアルキル基又はC1−C7ハロアルコキシ基であるピリジン化合物。
式(I)において、少なくとも一つのR1がC1−C3フルオロアルキル基又はC1−C3フルオロアルコキシ基であるピリジン化合物。
式(I)において、mが1であり、R1がC1−C7ハロアルキル基又はC1−C7ハロアルコキシ基であるピリジン化合物。
式(I)において、mが1であり、R1がC1−C3フルオロアルキル基又はC1−C3フルオロアルコキシ基であるピリジン化合物。
式(I)において、nが0であるピリジン化合物。
式(I)において、R2が水素原子であるピリジン化合物。
式(I)において、R2がQ1、Q2、Q3、Q4およびQ5のいずれかの基であるピリジン化合物。
式(I)において、R2がQ1の基であるピリジン化合物。
式(I)において、R2がQ2の基であるピリジン化合物。
式(I)において、R2がQ3の基であるピリジン化合物。
式(I)において、R2がQ4の基であるピリジン化合物。
式(I)において、R2がQ5の基であるピリジン化合物。
式(I)において、少なくとも一つのR1がC1−C3フルオロアルキル基であり、R2が水素原子であるピリジン化合物。
式(I)において、少なくとも一つのR1がC1−C3フルオロアルキル基であり、R2がQ1であるピリジン化合物。
式(I)において、少なくとも一つのR1がC1−C3フルオロアルキル基であり、R2がQ2であるピリジン化合物。
式(I)において、少なくとも一つのR1がC1−C3フルオロアルキル基であり、R2がQ3であるピリジン化合物。
式(I)において、少なくとも一つのR1がC1−C3フルオロアルキル基であり、R2がQ4であるピリジン化合物。
式(I)において、少なくとも一つのR1がC1−C3フルオロアルキル基であり、R2がQ5であるピリジン化合物。
式(I)において、少なくとも一つのR1がC1−C3フルオロアルコキシ基であり、R2が水素原子であるピリジン化合物。
式(I)において、少なくとも一つのR1がC1−C3フルオロアルコキシ基であり、R2がQ1であるピリジン化合物。
式(I)において、少なくとも一つのR1がC1−C3フルオロアルコキシ基であり、R2がQ2であるピリジン化合物。
式(I)において、少なくとも一つのR1がC1−C3フルオロアルコキシ基であり、R2がQ3であるピリジン化合物。
式(I)において、少なくとも一つのR1がC1−C3フルオロアルコキシ基であり、R2がQ4であるピリジン化合物。
式(I)において、少なくとも一つのR1がC1−C3フルオロアルコキシ基であり、R2がQ5であるピリジン化合物。
式(I)において、R1がC1−C3フルオロアルキル基、C1−C3フルオロアルコキシ基、C1−C3アルコキシ基またはハロゲン原子であり、R2が水素原子であり、nが0であり、mが1又は2であり、Aが酸素原子又は単結合であるピリジン化合物。
式(I)において、少なくとも1つのR1がベンゼン環上の2位又は3位に位置するピリジン化合物。
式(I)において、mが1であり、R1がベンゼン環上の2位又は3位に位置し、R2が水素原子であるピリジン化合物。
式(I)において、mが1であり、R1がベンゼン環上の2位又は3位に位置し、R2がQ1であるピリジン化合物。
式(I)において、mが1であり、R1がベンゼン環上の2位又は3位に位置し、R2がQ2であるピリジン化合物。
式(I)において、mが1であり、R1がベンゼン環上の2位又は3位に位置し、R2がQ3であるピリジン化合物。
式(I)において、mが1であり、R1がベンゼン環上の2位又は3位に位置し、R2がQ4であるピリジン化合物。
式(I)において、mが1であり、R1がベンゼン環上の2位又は3位に位置し、R2がQ5であるピリジン化合物。
式(I)において、mが1であり、R1がベンゼン環上の2位又は3位に位置し、Aが単結合であり、R2が水素原子であるピリジン化合物。
式(I)において、mが1であり、、R1がベンゼン環上の2位又は3位に位置し、Aが単結合であり、R2がQ1であるピリジン化合物。
式(I)において、mが1であり、R1がベンゼン環上の2位又は3位に位置し、Aが単結合であり、R2がQ2であるピリジン化合物。
式(I)において、mが1であり、R1がベンゼン環上の2位又は3位に位置し、Aが単結合であり、R2がQ3であるピリジン化合物。
式(I)において、mが1であり、R1がベンゼン環上の2位又は3位に位置し、Aが単結合であり、R2がQ4であるピリジン化合物。
式(I)において、mが1であり、R1がベンゼン環上の2位又は3位に位置し、Aが単結合であり、R2がQ5であるピリジン化合物。
次に本発明化合物の製造法について説明する。
本発明化合物は、例えば以下に記載の製造法1〜3により製造することができる。
製造法1
本発明化合物のうち、R2が水素原子以外の基である本発明化合物の製造方法。
式(1−1)で示される本発明化合物は、式(1−0)で示される本発明化合物と式(12)で示される化合物とを、塩基の存在下で反応させることにより製造することができる。
Figure 2010100611
〔式中、R1、R3、A、m及びnは前記と同じ意味を表し、R2-1はR2で表される基のうち水素原子以外の基を表す。
工程(1)
式(1−1)で示される本発明化合物は、式(1−0)で示される本発明化合物と式(12)で示される化合物とを塩基の存在下で反応させることにより製造することができる。
該反応は通常、溶媒中で行われ、反応に用いられる溶媒としては、例えば1,4−ジオキサン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、tert−ブチルメチルエーテル等のエーテル、トルエン、ベンゼン、キシレン等の炭化水素、アセトニトリル等のニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒、ピリジン、ピコリン、2,6−ルチジン含窒素複素環化合物及びこれらの混合物等が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば水素化ナトリウム等の無機塩基、炭酸カリウム等の炭酸塩、1,8−ジアザビシクロ〔5,4,0〕7−ウンデセン、1,5−ジアザビシクロ〔4,3,0〕5−ノネン等の含窒素複素環化合物、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン等の第3級アミン等の有機塩基が挙げられ、反応に用いられる溶媒に応じて適宜選択できる。
また、反応に用いられる塩基の量は、式(1−0)で示される本発明化合物1モルに対して通常1〜3モルの割合である。また、反応に用いられる式(12)で示される化合物の量は、式(1−0)で示される本発明化合物1モルに対して通常1〜3モルの割合である。該反応の反応温度は通常0〜120℃の範囲であり、反応時間の範囲は通常0.1〜36時間の範囲である。
反応終了後の反応混合物は有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行うことにより式(1−1)で示される本発明化合物を単離することができる。尚、単離された式(1−1)で示される本発明化合物は再結晶、クロマトグラフィ−等により更に精製することもできる。
製造法2
本発明化合物のうち、R2が水素原子である本発明化合物の製造方法。
式(1−0)で示される本発明化合物は、式(4)で示されるニトリル化合物から以下のスキームの通り、工程(2−1)及び工程(2−2)を経て製造することができる。
Figure 2010100611
〔式中、R1、R3、A、m及びnは前記と同じ意味を表す。〕
工程(2−1)
式(3)で示される化合物は、式(4)で示されるニトリル化合物とヒドロキシルアミンとを、塩基の存在下で反応させることにより製造することができる。
該反応は通常、溶媒中で行われ、反応に用いられる溶媒としては例えば、メタノール、エタノール、2−プロパノール等のアルコール、水及びこれらの混合物等が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば水素化ナトリウム等の無機塩基、炭酸カリウム等の炭酸塩等が挙げられる。また、反応に用いられる塩基の量は、式(4)で示されるニトリル化合物1モルに対して通常1〜4モルの割合である。
反応に用いられるヒドロキシルアミンとしては、ヒドロキシルアミン、ヒドロキシルアミン塩酸塩、ヒドロキシルアミン硫酸塩等が挙げられる。反応に用いられるヒドロキシルアミンの量は化合物(4)1モルに対して、通常1〜3モルの割合である。該反応の反応温度は通常0〜120℃の範囲であり、反応時間の範囲は通常0.1〜48時間の範囲である。
反応終了後の反応混合物は有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行うことにより式(3)で示される化合物を単離することができる。尚、単離された式(3)で示される化合物は再結晶、クロマトグラフィ−等により更に精製することもできる。
工程(2−2)
式(1−0)で示される化合物は、式(3)で示されるピリジン化合物とカルボニル化剤とを、塩基の存在下で反応させることにより製造することができる。
該反応は通常、溶媒中で行われ、反応に用いられる溶媒としては例えば1,4−ジオキサン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、tert−ブチルメチルエーテル等のエーテル、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、トルエン、ベンゼン、キシレン等の炭化水素、アセトニトリル等のニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒及びこれらの混合物等が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えばピリジン、ピコリン、2,6−ルチジン、1,8−ジアザビシクロ〔5,4,0〕7−ウンデセン、1,5−ジアザビシクロ〔4,3,0〕5−ノネン等の含窒素複素環化合物、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン等の第3級アミン等が挙げられる。また、反応に用いられる塩基の量は、化合物(3)1モルに対して通常1〜3モルの割合である。
また、反応に用いられるカルボニル化剤としてはホスゲン、1,1’−カルボニルジイミダゾール等が挙げられる。反応に用いられるカルボニル化剤の量は化合物(3)1モルに対して、通常1〜3モルの割合である。
該反応の反応温度は通常0〜100℃の範囲であり、反応時間の範囲は通常0.1〜48時間の範囲である。
反応終了後の反応混合物は有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行うことにより式(1−0)で示される本発明化合物を単離することができる。尚、単離された式(1−0)で示される本発明化合物は再結晶、クロマトグラフィ−等により更に精製することもできる。
製造法3
本発明化合物のうち、R2がQ5である化合物の製造方法。
式(1−3)で示される本発明化合物は、式(1−0)で示される化合物と式(13)で示されるアルデヒド化合物とを、塩基の存在下で反応させることにより製造することができる。
Figure 2010100611
〔式中、R1、R3、R9、A、m及びnは前記と同じ意味を表す。〕
工程(3)
式(1−3)で示される化合物は式(1−0)で示される化合物と式(13)で示されるアルデヒド化合物とを塩基の存在下で反応させることにより製造することができる。
該反応は通常、溶媒中で行われ、反応に用いられる溶媒としては例えば、メタノール、エタノール等のアルコール、クロロホルム、ジクロロメタン等のハロゲン化炭化水素及びこれらの混合物等が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えばピリジン、ピコリン、2,6−ルチジン、1,8−ジアザビシクロ〔5,4,0〕7−ウンデセン、1,5−ジアザビシクロ〔4,3,0〕5−ノネン等の含窒素複素環化合物、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン等の第3級アミン等が挙げられる。また、反応に用いられる塩基の量は、化合物(1−0)1モルに対して、通常1〜3モルの割合である。
また、反応に用いられる式(13)で示されるアルデヒド化合物の量は、化合物(1−0)1モルに対して通常1〜3モルの割合である。
該反応の反応温度は通常0〜100℃の範囲であり、反応時間の範囲は通常0.1〜48時間の範囲である。
反応終了後の反応混合物は有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行うことにより式(1−3)で示される化合物を単離することができる。尚、単離された式(1−3)で示される化合物は再結晶、クロマトグラフィ−等により更に精製することもできる。
次に、本発明化合物の製造中間体の製造法について説明する。
参考製造法A
式(4)で示されるニトリル化合物は、式(6)で示されるピリジン化合物から以下のスキームの通り、工程(A−1)及び工程(A−2)を経て製造することができる。
Figure 2010100611
〔式中、R1、R3、A、m及びnは前記と同じ意味を表す。〕
工程(A−1)
式(5)で示される化合物は、式(6)で示されるピリジン化合物と過酸化物とを反応させることにより製造することができる。
該反応は通常、溶媒中で行われ、反応に用いられる溶媒としては例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素及びこれらの混合物等が挙げられる。
反応に用いられる過酸化物としては、m−クロロ過安息香酸、過酸化水素水、過酢酸等が挙げられる。また、反応に用いられる過酸化物の量は化合物(6)1モルに対して、通常1〜3モルの割合である。
該反応の反応温度は通常0〜100℃の範囲であり、反応時間の範囲は通常0.1〜72時間の範囲である。
反応終了後の反応混合物は有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行うことにより式(5)で示される化合物を単離することができる。尚、単離された式(5)で示される化合物はクロマトグラフィ−等により更に精製することもできる。
工程(A−2)
式(4)で示されるニトリル化合物は、式(5)で示される化合物とシアノ化剤とを塩基の存在下反応させることにより製造することができる。
該反応は通常、溶媒中で行われ、反応に用いられる溶媒としては例えば1,4−ジオキサン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、tert−ブチルメチルエーテル等のエーテル、トルエン、ベンゼン、キシレン等の炭化水素、アセトニトリル等のニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒及びこれらの混合物等が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えばピリジン、ピコリン、2,6−ルチジン、1,8−ジアザビシクロ〔5,4,0〕7−ウンデセン、1,5−ジアザビシクロ〔4,3,0〕5−ノネン等の含窒素複素環化合物、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン等の第3級アミン等が挙げられる。また、反応に用いられる塩基の量は、化合物(5)1モルに対して、通常2〜6モルの割合である。
反応に用いられるシアノ化剤としては、トリメチルシリルシアニド等が挙げられる。また、反応に用いられるシアノ化剤の量は、化合物(5)1モルに対して、通常2〜6モルの割合である。
該反応の反応温度は通常0〜120℃の範囲であり、反応時間の範囲は通常0.1〜72時間の範囲である。
反応終了後の反応混合物は有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行うことにより式(4)で示される化合物を単離することができる。尚、単離された式(4)で示される化合物はクロマトグラフィ−等により更に精製することもできる。
参考製造法B
式(4−B)で示されるニトリル化合物は、式(8)で示されるピリジン化合物から工程(B)を経て製造することができる。
Figure 2010100611
〔式中、R1、R3、R10、m及びnは前記と同じ意味を表し、ABは酸素原子、硫黄原子又はNR10を表す。〕
工程(B)
式(4−B)で示されるニトリル化合物は、式(8)で示される化合物と式(14)で示される化合物とを、塩基の存在下で反応させることにより製造することができる。
該反応は通常、溶媒中で行われ、反応に用いられる溶媒としては例えば1,4−ジオキサン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、tert−ブチルメチルエーテル等のエーテル、トルエン、ベンゼン、キシレン等の炭化水素、アセトニトリル等のニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒及びこれらの混合物等が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば水素化ナトリウム等の無機塩基、炭酸カリウム等の炭酸塩等が挙げられる。また、反応に用いられる塩基の量は、式(8)で示されるニトリル化合物1モルに対して通常1〜3モルの割合である。
反応に用いられる式(14)で示される化合物の量は、化合物(8)1モルに対して通常1〜3モルの割合である。
該反応の反応温度は通常0〜100℃の範囲であり、反応時間の範囲は通常0.1〜12時間の範囲である。
反応終了後の反応混合物は有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行うことにより式(4−B)で示される化合物を単離することができる。尚、単離された式(4−B)で示される化合物はクロマトグラフィ−等により更に精製することもできる。
参考製造法C
式(4−C)で示されるニトリル化合物は、式(15)で示されるピリジン化合物から以下に示すスキームの通り、工程(C−1)〜工程(C−3)を経て製造することができる。
Figure 2010100611
〔式中、R1、R3、m及びnは前記と同じ意味を表し、Xは塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子を表す。〕
行程(C−1)
式(6−C)で示されるピリジン化合物は、式(16)で示される化合物と式(15)で示されるピリジン化合物とを、遷移金属化合物の存在下反応させることにより製造することができる。
該反応は通常、溶媒中で行われ、反応に用いられる溶媒としては例えば水、1,4−ジオキサン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、tert−ブチルメチルエーテル等のエーテル、トルエン、ベンゼン、キシレン等の炭化水素、アセトニトリル等のニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒及びこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる遷移金属化合物としては、例えばパラジウム化合物、具体的には、酢酸パラジウム、テトラキス(トリフェニルホスフィンパラジウム)、{1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン}ジクロロパラジウム(II)塩化メチレン錯体及び塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)等が挙げられる。また、反応に用いられる遷移金属化合物の量は、目的を達する範囲で変化させることができるが、式(15)で示されるピリジン化合物1モルに対して、通常は0.01〜0.1モルの割合である。
反応に用いられる式(16)で示される化合物の量は、式(15)で示されるピリジン化合物1モルに対して通常1〜2モルの割合である。
該反応の反応温度は通常0〜150℃の範囲であり、反応時間の範囲は通常0.1〜96時間の範囲である。
反応終了後の反応混合物は有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行うことにより式(6−C)で示される化合物を単離することができる。単離された式(6−C)で示される化合物はクロマトグラフィ−等により更に精製することもできる。
行程(C−2)
式(5−C)で示される化合物は、式(6−C)で示されるピリジン化合物と過酸化物とを反応させることにより製造することができる。
該反応は通常、溶媒中で行われ、反応に用いられる溶媒としては例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素及びこれらの混合物等が挙げられる。
反応に用いられる過酸化物としては、m−クロロ過安息香酸、過酸化水素水、過酢酸等が挙げられる。また、反応に用いられる過酸化物の量は化合物(6−C)1モルに対して、通常1〜3モルの割合である。
該反応の反応温度は通常0〜100℃の範囲であり、反応時間の範囲は通常0.1〜72時間の範囲である。
反応終了後の反応混合物は有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行うことにより式(5−C)で示される化合物を単離することができる。尚、単離された式(5−C)で示される化合物はクロマトグラフィ−等により更に精製することもできる。
工程(C−3)
式(4−C)で示されるニトリル化合物は、式(5−C)で示される化合物とシアノ化剤とを、塩基の存在下反応させることにより製造することができる。
該反応は通常、溶媒中で行われ、反応に用いられる溶媒としては例えば1,4−ジオキサン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、tert−ブチルメチルエーテル等のエーテル、トルエン、ベンゼン、キシレン等の炭化水素、アセトニトリル等のニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒及びこれらの混合物等が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えばピリジン、ピコリン、2,6−ルチジン、1,8−ジアザビシクロ〔5,4,0〕7−ウンデセン、1,5−ジアザビシクロ〔4,3,0〕5−ノネン等の含窒素複素環化合物、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン等の第3級アミン等が挙げられる。また、反応に用いられる塩基の量は、化合物(5−C)1モルに対して、通常2〜6モルの割合である。
反応に用いられるシアノ化剤としては、トリメチルシリルシアニド等が挙げられる。また、反応に用いられるシアノ化剤の量は、化合物(5−C)1モルに対して、通常2〜6モルの割合である。
該反応の反応温度は通常0〜120℃の範囲であり、反応時間の範囲は通常0.1〜72時間の範囲である。
反応終了後の反応混合物は有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行うことにより式(4−C)で示される化合物を単離することができる。尚、単離された式(4−C)で示される化合物はクロマトグラフィ−等により更に精製することもできる。
参考製造法D
式(4−D)で示されるニトリル化合物は、式(8−D)で示されるピリジン化合物から工程(D)を経て製造することができる。
Figure 2010100611
〔式中、R1、m及びnは前記と同じ意味を表し、R3-Dはフッ素原子、塩素原子、C1−C7アルキル基、C1−C7アルコキシ基及びC3−C7シクロアルコキシ基を表す。〕
工程(D)
式(4−D)で示されるニトリル化合物は式(17)で示される化合物と式(8−D)で示されるピリジン化合物とを遷移金属化合物の存在下反応させることにより製造することができる。
該反応は通常、溶媒中で行われ、反応に用いられる溶媒としては例えば水、1,4−ジオキサン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、tert−ブチルメチルエーテル等のエーテル、トルエン、ベンゼン、キシレン等の炭化水素、アセトニトリル等のニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒及びこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる遷移金属化合物としては、例えばパラジウム化合物、具体的には、酢酸パラジウム、テトラキス(トリフェニルホスフィンパラジウム)、{1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン}ジクロロパラジウム(II)塩化メチレン錯体及び塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)等が挙げられる。また、反応に用いられる遷移金属化合物の量は、目的を達する範囲で変化させることができるが、式(8−D)で示されるピリジン化合物1モルに対して、通常は0.01〜0.1モルの割合である。
反応に用いられる式(17)で示される化合物の量は式(8−D)で示されるピリジン化合物1モルに対して、通常1〜2モルの割合である。
該反応の反応温度は通常0〜200℃の範囲であり、反応時間の範囲は通常0.1〜96時間の範囲である。
反応終了後の反応混合物は有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行うことにより式(4−D)で示される化合物を単離することができる。単離された式(4−D)で示される化合物はクロマトグラフィ−等により更に精製することもできる。
参考製造法E
式(4−E)で示されるニトリル化合物は、式(8)で示されるピリジン化合物から工程(E)を経て製造することができる。
Figure 2010100611
〔式中、R1、R3、m及びnは前記と同じ意味を表す。〕
工程(D)
式(4−E)で示されるニトリル化合物は、式(8)で示される化合物と式(18)で示される化合物とを、塩基の存在下で反応させることにより製造することができる。
該反応は通常、溶媒中で行われ、反応に用いられる溶媒としては例えば1,4−ジオキサン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、tert−ブチルメチルエーテル等のエーテル、トルエン、ベンゼン、キシレン等の炭化水素、アセトニトリル等のニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒及びこれらの混合物等が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば水素化ナトリウム等の無機塩基、炭酸カリウム等の炭酸塩等が挙げられる。また、反応に用いられる塩基の量は、式(8)で示されるニトリル化合物1モルに対して通常1〜3モルの割合である。
反応に用いられる式(18)で示される化合物の量は、化合物(8)1モルに対して通常1〜3モルの割合である。
該反応の反応温度は通常0〜100℃の範囲であり、反応時間の範囲は通常0.1〜12時間の範囲である。
反応終了後の反応混合物は有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行うことにより式(4−E)で示される化合物を単離することができる。尚、単離された式(4−E)で示される化合物はクロマトグラフィ−等により更に精製することもできる。
参考製造法F
式(20)で示される化合物は、式(19)で示される化合物から工程(F)を経て製造することができる。
Figure 2010100611
〔式中、R8-Fは群βから選ばれる基で置換されていてもよいフェニル基を表す。〕
工程(F)
式(20)で示される化合物は、式(19)で示される化合物と四塩化ジルコニウムとトリオキサンとを反応させることにより製造することができる。尚、該反応は、窒素、アルゴン等の反応に不活性な気体の雰囲気下で、
該反応は通常、溶媒中で行われ、反応に用いられる溶媒としては例えば1,4−ジオキサン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、tert−ブチルメチルエーテル等のエーテル、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素及びこれらの混合物等が挙げられる。
反応に用いられる四塩化ジルコニウムの量は、式(19)で示される化合物1モルに対して通常0.9〜2モルの割合である。
また、反応に用いられるトリオキサンの量は、式(19)で示される化合物1モルに対して通常0.3〜1モルの割合である。
該反応の反応温度は通常−20〜80℃の範囲であり、反応時間の範囲は通常0.1〜72時間の範囲である。
反応終了後の反応混合物は有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行うことにより式(20)で示される化合物を単離することができる。尚、単離された式(20)で示される化合物はクロマトグラフィ−等により更に精製することもできる。
式(17)で示される化合物は、公知の化合物であるか、又は、既知の方法(例えば、Organic Letters, 2006, 581-584 又はJournal of Organic Chemistry, 1995, 60, 3020-3027)に準じて、製造することができる。
式(15)で示されるピリジン化合物は、公知の化合物であるか、又は、既知の方法(例えば、Tetrahedron, 2002, 58, 4369-4373)に準じて、製造することができる。
式(16)で示される化合物は、公知の化合物であるか、又は、既知の方法(例えば、Journal of Organic Chemistry, 1987, 52, 748-753)に準じて、製造することができる。
次に本発明化合物の具体例を以下に示す。
Figure 2010100611
式(1-a)において、R2が水素原子であり、R11が下記の表1に示されるいずれかの基である化合物;
Figure 2010100611
Figure 2010100611
式(1-b)において、R11が2-CF3Ph基であり、R3が下記の表2に示されるいずれかの基である化合物;
Figure 2010100611
式(1-b)において、R11が3-CF3Ph基であり、R3が上記の表2に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-b)において、R11が3-CF3OPh基であり、R3が上記の表2に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-b)において、R11が2-CF3-3-F-Ph基であり、R3が上記の表2に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-b)において、R11が2-CF3-5-F-Ph基であり、R3が上記の表2に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-b)において、R11が2-CF3-6-F-Ph基であり、R3が上記の表2に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-b)において、R11が2-CF3-3-Cl-Ph基であり、R3が上記の表2に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-b)において、R11が2-CF3-5-Cl-Ph基であり、R3が上記の表2に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-b)において、R11が2-CF3-6-Cl-Ph基であり、R3が上記の表2に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-b)において、R11が2-CF3-3-CH3-Ph基であり、R3が上記の表2に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-b)において、R11が2-CF3-5-CH3-Ph基であり、R3が上記の表2に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-b)において、R11が2-CF3-6-CH3-Ph基であり、R3が上記の表2に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-b)において、R11が3-CF3-2-F-Ph基であり、R3が上記の表2に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-b)において、R11が3-CF3-5-F-Ph基であり、R3が上記の表2に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-b)において、R11が3-CF3-6-F-Ph基であり、R3が上記の表2に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-b)において、R11が3-CF3-2-Cl-Ph基であり、R3が上記の表2に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-b)において、R11が3-CF3-5-Cl-Ph基であり、R3が上記の表2に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-b)において、R11が3-CF3-6-Cl-Ph基であり、R3が上記の表2に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-b)において、R11が2,6-bisCF3Ph基であり、R3が上記の表2に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-b)において、R11が2,5-bisCF3Ph基であり、R3が上記の表2に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-b)において、R11が3-CF3O-2-F-Ph基であり、R3が上記の表2に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-b)において、R11が3-CF3O-5-F-Ph基であり、R3が上記の表2に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-b)において、R11が3-CF3O-6-F-Ph基であり、R3が上記の表2に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-b)において、R11が3-CF3O-2-Cl-Ph基であり、R3が上記の表2に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-b)において、R11が3-CF3O-5-Cl-Ph基であり、R3が上記の表2に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-b)において、R11が3-CF3O-6-Cl-Ph基であり、R3が上記の表2に示されるいずれかの基である化合物;
Figure 2010100611
式(1-C)において、R11が2-CF3Ph基であり、R4cが下記の表3に示されるいずれかの基である化合物;
Figure 2010100611
式(1-c)において、R11が3-CF3Ph基であり、R4cが上記の表3に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-c)において、R11が2-CF3-3-F-Ph基であり、R4cが上記の表3に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-c)において、R11が2-CF3-5-F-Ph基であり、R4cが上記の表3に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-c)において、R11が2-CF3-6-F-Ph基であり、R4cが上記の表3に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-c)において、R11が2-CF3-3-Cl-Ph基であり、R4cが上記の表3に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-c)において、R11が2-CF3-5-Cl-Ph基であり、R4cが上記の表3に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-c)において、R11が2-CF3-6-Cl-Ph基であり、R4cが上記の表3に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-c)において、R11が3-CF3-2-F-Ph基であり、R4cが上記の表3に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-c)において、R11が3-CF3-5-F-Ph基であり、R4cが上記の表3に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-c)において、R11が3-CF3-6-F-Ph基であり、R4cが上記の表3に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-c)において、R11が3-CF3-2-Cl-Ph基であり、R4cが上記の表3に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-c)において、R11が3-CF3-5-Cl-Ph基であり、R4cが上記の表3に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-c)において、R11が3-CF3-6-Cl-Ph基であり、R4cが上記の表3に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-c)において、R11が2,6-bisCF3Ph基であり、R4cが上記の表3に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-c)において、R11が2,5-bisCF3Ph基であり、R4cが上記の表3に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-c)において、R11が3-CF3O-2-F-Ph基であり、R3が上記の表3に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-c)において、R11が3-CF3O-5-F-Ph基であり、R4cが上記の表3に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-c)において、R11が3-CF3O-6-F-Ph基であり、R4cが上記の表3に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-c)において、R11が3-CF3O-2-Cl-Ph基であり、R4cが上記の表3に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-c)において、R11が3-CF3O-5-Cl-Ph基であり、R4cが上記の表3に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-c)において、R11が3-CF3O-6-Cl-Ph基であり、R4cが上記の表3に示されるいずれかの基である化合物;
Figure 2010100611
式(1-d)において、R11が2-CF3Ph基であり、R7dが下記の表4に示されるいずれかの基である化合物;
Figure 2010100611
式(1−d)において、R11が3-CF3Ph基であり、R7dが上記の表4に示されるいずれかの基である化合物;
式(1−d)において、R11が2-CF3-3-F-Ph基であり、R7dが上記の表4に示されるいずれかの基である化合物;
式(1−d)において、R11が2-CF3-5-F-Ph基であり、R7dが上記の表4に示されるいずれかの基である化合物;
式(1−d)において、R11が2-CF3-6-F-Ph基であり、R7dが上記の表4に示されるいずれかの基である化合物;
式(1−d)において、R11が2-CF3-3-Cl-Ph基であり、R7dが上記の表4に示されるいずれかの基である化合物;
式(1−d)において、R11が2-CF3-5-Cl-Ph基であり、R7dが上記の表4に示されるいずれかの基である化合物;
式(1−d)において、R11が2-CF3-6-Cl-Ph基であり、R7dが上記の表4に示されるいずれかの基である化合物;
式(1−d)において、R11が3-CF3-2-F-Ph基であり、R7dが上記の表4に示されるいずれかの基である化合物;
式(1−d)において、R11が3-CF3-5-F-Ph基であり、R7dが上記の表4に示されるいずれかの基である化合物;
式(1−d)において、R11が3-CF3-6-F-Ph基であり、R7dが上記の表4に示されるいずれかの基である化合物;
式(1−d)において、R11が3-CF3-2-Cl-Ph基であり、R7dが上記の表4に示されるいずれかの基である化合物;
式(1−d)において、R11が3-CF3-5-Cl-Ph基であり、R7dが上記の表4に示されるいずれかの基である化合物;
式(1−d)において、R11が3-CF3-6-Cl-Ph基であり、R7dが上記の表4に示されるいずれかの基である化合物;
式(1−d)において、R11が2,6-bisCF3Ph基であり、R7dが上記の表4に示されるいずれかの基である化合物;
式(1−d)において、R11が2,5-bisCF3Ph基であり、R7dが上記の表4に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-d)において、R11が3-CF3O-2-F-Ph基であり、R7dが上記の表4に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-d)において、R11が3-CF3O-5-F-Ph基であり、R7dが上記の表4に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-d)において、R11が3-CF3O-6-F-Ph基であり、R7dが上記の表4に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-d)において、R11が3-CF3O-2-Cl-Ph基であり、R7dが上記の表4に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-d)において、R11が3-CF3O-5-Cl-Ph基であり、R7dが上記の表4に示されるいずれかの基である化合物;
式(1-d)において、R11が3-CF3O-6-Cl-Ph基であり、R7dが上記の表4に示されるいずれかの基である化合物;
Figure 2010100611
式(1-e)において、R11が2-CF3Ph基であり、R8eが下記の表5に示されるいずれかの基である化合物;
Figure 2010100611
式(1−e)において、R11が3-CF3Ph基であり、R8eが上記の表5に示されるいずれかの基である化合物;
式(1−e)において、R11が2-CF3-3-F-Ph基であり、R8eが上記の表5に示されるいずれかの基である化合物;
式(1−e)において、R11が2-CF3-5-F-Ph基であり、R8eが上記の表5に示されるいずれかの基である化合物;
式(1−e)において、R11が2-CF3-6-F-Ph基であり、R8eが上記の表5に示されるいずれかの基である化合物;
式(1−e)において、R11が2-CF3-3-Cl-Ph基であり、R8eが上記の表5に示されるいずれかの基である化合物;
式(1−e)において、R11が2-CF3-5-Cl-Ph基であり、R8eが上記の表5に示されるいずれかの基である化合物;
式(1−e)において、R11が2-CF3-6-Cl-Ph基であり、R8eが上記の表5に示されるいずれかの基である化合物;
式(1−e)において、R11が3-CF3-2-F-Ph基であり、R8eが上記の表5に示されるいずれかの基である化合物;
式(1−e)において、R11が3-CF3-5-F-Ph基であり、R8eが上記の表5に示されるいずれかの基である化合物;
式(1−e)において、R11が3-CF3-6-F-Ph基であり、R8eが上記の表5に示されるいずれかの基である化合物;
式(1−e)において、R11が3-CF3-2-Cl-Ph基であり、R8eが上記の表5に示されるいずれかの基である化合物;
式(1−e)において、R11が3-CF3-5-Cl-Ph基であり、R8eが上記の表5に示されるいずれかの基である化合物;
式(1−e)において、R11が3-CF3-6-Cl-Ph基であり、R8eが上記の表5に示されるいずれかの基である化合物;
式(1−e)において、R11が2,6-bisCF3Ph基であり、R8eが上記の表5に示されるいずれかの基である化合物;
式(1−e)において、R11が2,5-bisCF3Ph基であり、R8eが上記の表5に示されるいずれかの基である化合物;
本発明化合物が効力を有する有害生物としては、例えば昆虫やダニ等の節足動物;線虫等の線形動物等が挙げられ、具体的には以下に示すものが挙げられる。
半翅目害虫:ヒメトビウンカ(Laodelphax striatellus)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)、セジロウンカ(Sogatella furcifera)等のウンカ類、ツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps)、タイワンツマグロヨコバイ(Nephotettix virescens)等のヨコバイ類、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)等のアブラムシ類、アオクサカメムシ(Nezara antennata)、ホソヘリカメムシ(Riptortus clavetus)、オオトゲシラホシカメムシ(Eysarcoris lewisi)、トゲシラホシカメムシ(Eysarcoris parvus)、チャバネアオカメムシ(Plautia stali)、クサギカメムシ(Halyomorpha mista)アカスジカスミカメ(Stenotus rubrovittatus)、アカヒゲホソミドリカスミカメ(Trigonotylus ruficornis)等のカメムシ類、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、シルバーリーフコナジラミ(Bemisia argentifolii)等のコナジラミ類、アカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)、サンホーゼカイガラムシ(Comstockaspis perniciosa)、シトラススノースケール(Unaspis citri)、ルビーロウムシ(Ceroplastes rubens)、イセリヤカイガラムシ(Icerya purchasi)等のカイガラムシ類、グンバイムシ類、トコジラミ(Cimex lectularius)等のトコジラミ類、キジラミ類等;
鱗翅目害虫:ニカメイガ(Chilo suppressalis)、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)、ワタノメイガ(Notarcha derogata)、ノシメマダラメイガ(Plodia interpunctella)等のメイガ類、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)、アワヨトウ(Pseudaletia separata)、トリコプルシア属、ヘリオティス属、ヘリコベルパ属等のヤガ類、モンシロチョウ(Pieris rapae)等のシロチョウ類、アドキソフィエス属、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)、コドリンガ(Cydia pomonella)等のハマキガ類、モモシンクイガ(Carposina niponensis)等のシンクイガ類、リオネティア属等のハモグリガ類、リマントリア属、ユープロクティス属等のドクガ類、コナガ(Plutella xylostella)等のスガ類、ワタアカミムシ(Pectinophora gossypiella)等のキバガ類、アメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea)等のヒトリガ類、イガ(Tinea translucens)、コイガ(Tineola bisselliella)等のヒロズコガ類等;
双翅目害虫:アカイエカ(Culex pipiens pallens)、コガタアカイエカ(Culex tritaeniorhynchus)、ネッタイイエカ(Culex quinquefasciatus)等のイエカ類、ネッタイシマカ(Aedes aegypti)、ヒトスジシマカ(Aedes albopictus)等のエーデス属、(Anopheles sinensis)等のアノフェレス属、ユスリカ類、イエバエ(Musca domestica)、オオイエバエ(Muscina stabulans)等のイエバエ類、クロバエ類、ニクバエ類、ヒメイエバエ類、タネバエ(Delia platura)、タマネギバエ(Delia antiqua)等のハナバエ類、マメハモグリバエ(Liriomyza trifolii)等のハモグリバエ類、ミバエ類、ショウジョウバエ類、オオキモンノミバエ(Megaselia spiracularis)等のノミバエ類、オオチョウバエ(Clogmia albipunctata)等のチョウバエ類、ブユ類、アブ類、サシバエ類等;
鞘翅目害虫:ウエスタンコーンルートワーム(Diabrotica virgifera virgifera)、サザンコーンルートワーム(Diabrotica undecimpunctata howardi)等のコーンルートワーム類、ドウガネブイブイ(Anomala cuprea)、ヒメコガネ(Anomala rufocuprea)等のコガネムシ類、メイズウィービル(Sitophilus zeamais)、イネミズゾウムシ(Lissorhoptrus oryzophilus)、アズキゾウムシ(Callosobruchuys chienensis)等のゾウムシ類、チャイロコメノゴミムシダマシ(Tenebrio molitor)、コクヌストモドキ(Tribolium castaneum)等のゴミムシダマシ類、イネドロオイムシ(Oulema oryzae)、ウリハムシ(Aulacophora femoralis)、キスジノミハムシ(Phyllotreta striolata)、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)等のハムシ類、ハラジロカツオブシムシ(Dermestes maculates)等のカツオブシムシ類、シバンムシ類、ニジュウヤホシテントウ(Epilachna vigintioctopunctata)等のエピラクナ類、ヒラタキクイムシ類、ナガシンクイムシ類、ヒョウホンムシ類、カミキリムシ類、アオバアリガタハネカクシ(Paederus fuscipes)等;
ゴキブリ目害虫:チャバネゴキブリ(Blattella germanica)、クロゴキブリ(Periplaneta fuliginosa)、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、トビイロゴキブリ(Periplaneta brunnea)、トウヨウゴキブリ(Blatta orientalis)等;
アザミウマ目害虫:ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)、ネギアザミウマ(Thrips tabaci)、ミカンキイロアザミウマ(Frankliniella occidentalis)、ヒラズハナアザミウマ(Frankliniella intonsa)等;
膜翅目害虫:イエヒメアリ(Monomorium pharaosis)、クロヤマアリ(Formica fusca japonica)、ルリアリ(Ochetellus glaber)、アミメアリ(Pristomyrmex pungens)、オオズアリ(Pheidole noda)等のアリ類スズメバチ類、アリガタバチ類、ニホンカブラバチ(Athalia japonica)等のハバチ類等;
直翅目害虫:ケラ類、バッタ類、コオロギ類等;
隠翅目害虫:ネコノミ(Ctenocephalides felis)、イヌノミ(Ctenocephalides canis)、ヒトノミ(Pulex irritans)、ケオプスネズミノミ(Xenopsylla cheopis)等。
シラミ目害虫:コロモジラミ(Pediculus humanus corporis)、ケジラミ (Phthirus pubis)、ウシジラミ(Haematopinus eurysternus)、ヒツジジラミ(Dalmalinia ovis)、ブタジラミ(Haematopinus suis)等;
シロアリ目害虫:ヤマトシロアリ(Reticulitermes speratus)、イエシロアリ(Coptotermes formosanus)、イースタンサブテラニアンターマイト(Reticulitermes flavipes)、ウエスタンサブテラニアンターマイト(Reticulitermes hesperus)、ダークサザンサブテラニアンターマイト(Reticulitermes virginicus)、アリッドランドサブテラニアンターマイト(Reticulitermes tibialis)、デザートサブテラニアンターマイト(Heterotermes aureus)等のサブテラニアンターマイト類、アメリカカンザイシロアリ(Incisitermes minor)等のドライウッドターマイト類、ネバダダンプウッドターマイト(Zootermopsis nevadensis)等のダンプウッドターマイト類等;
ダニ目害虫:ナミハダニ(Tetranychus urticae)、カンザワハダニ(Tetranychus kanzawai)、ミカンハダニ(Panonychus citri)、リンゴハダニ(Panonychus ulmi)、オリゴニカス属等のハダニ類、トマトサビダニ(Aculops lycopers)、ミカンサビダニ(Aculops pelekassi)、リンゴサビダニ(Aculus schlechtendali)等のフシダニ類、チャノホコリダニ(Polyphagotarsonemus latus)等のホコリダニ類、ヒメハダニ類、ケナガハダニ類、フタトゲチマダニ(Haemaphysalis longicornis)、キチマダニ(Haemaphysalis flava)、アメリカンドッグチック(Dermacentor variabilis)、ヤマトチマダニ(Haemaphysalis flava)、タイワンカクマダニ(Dermacentor taiwanicus)、ヤマトマダニ(Ixodes ovatus)、シュルツマダニ(Ixodes persulcatus) 、ブラックレッグドチック(Ixodes scapularis)、オウシマダニ(Boophilus microplus)、ローンスターチック(Amblyomma americanum)、クリイロコイタマダニ(Rhipicephalus sanguineus)等のマダニ類、ケナガコナダニ(Tyrophagus putrescentiae)等のコナダニ類、コナヒョウヒダニ(Dermatophagoides farinae)、ヤケヒョウヒダニ(Dermatophagoides ptrenyssnus)等のヒョウヒダニ類、ホソツメダニ(Cheyletus eruditus)、クワガタツメダニ(Cheyletus malaccensis)、ミナミツメダニ(Cheyletus moorei)等のツメダニ類、イエダニ(Ornithonyssus bacoti)、トリサシダニ(Ornithonyssus sylvairum)、ワクモ(Dermanyssus gallinae)等のワクモ類、アオツツガムシ(Leptotrombidium akamushi)等のツツガムシ類等;
クモ類:カバキコマチグモ(Chiracanthium japonicum)、セアカゴケグモ(Latrodectus hasseltii)等;
唇脚綱類:ゲジ(Thereuonema hilgendorfi)、トビズムカデ(Scolopendra subspinipes)等;
倍脚綱類:ヤケヤスデ(Oxidus gracilis)、アカヤスデ(Nedyopus tambanus)等;
等脚目類:オカダンゴムシ(Armadillidium vulgare)等;
腹足綱類:チャコウラナメクジ(Limax marginatus)、キイロコウラナメクジ(Limax flavus)等;
線虫類:ミナミネグサレセンチュウ(Pratylenchus coffeae)、キタネグサレセンチュウ(Pratylenchus fallax)、ダイズシストセンチュウ(Heterodera glycines)、ジャガイモシストセンチュウ(Globodera rostochiensis)、キタネコブセンチュウ(Meloidogyne hapla)、サツマイモネコブセンチュウ(Meloidogyne incognita)等。
本発明の有害生物防除剤は、本発明化合物そのものであってもよいが、通常は本発明化合物と固体担体、液体担体、ガス状担体及び/又は餌等とを混合し、必要により界面活性剤その他の製材用補助剤を添加して、油剤、乳剤、フロアブル剤、粒剤、粉剤、毒餌、マイクロカプセル剤等に製剤化されている。これらの製剤は、本発明化合物を通常0.01〜95%含有する。
製剤化の際に用いられる固体担体としては、例えば粘土類(カオリンクレー、珪藻土、合成含水酸化珪素、ベントナイト、フバサミクレー、酸性白土等)、タルク類、セラミック、その他の無機鉱物(セリサイト、石英、硫黄、活性炭、炭酸カルシウム、水和シリカ等)、化学肥料(硫安、燐安、硝安、尿素、塩安等)等の微粉末あるいは粒状物があげられ、液体担体としては、例えば水、アルコール類(メタノール、エタノール等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン等)、芳香族炭化水素類(ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、メチルナフタレン等)、脂肪族炭化水素類(ヘキサン、シクロヘキサン、灯油、軽油等)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチル等)、ニトリル類(アセトニトリル、イソブチロニトリル等)、エーテル類(ジイソプロピルエーテル、ジオキサン等)、酸アミド類(N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等)、ハロゲン化炭化水素類(ジクロロメタン、トリクロロエタン、四塩化炭素等)、ジメチルスルホキシド及び植物油(大豆油、綿実油等)等が挙げられる。
ガス状担体としては、例えばフルオロカーボン、ブタンガス、LPG(液化石油ガス)、ジメチルエーテル及び炭酸ガス等が挙げられる。
界面活性剤としては、例えばアルキル硫酸エステル塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、アルキル=アリール=エーテル類及びそのポリオキシエチレン化物、ポリエチレングリコールエーテル類、多価アルコールエステル類、並びに糖アルコール誘導体が挙げられる。
その他の製剤用補助剤としては、固着剤、分散剤及び安定剤等、具体的には例えばカゼイン、ゼラチン、多糖類(でんぷん粉、アラビアガム、セルロース誘導体、アルギン酸等)、リグニン誘導体、ベントナイト、糖類、合成水溶性高分子(ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸類等)、PAP(酸性りん酸イソプロピル)、BHT(2,6−ジ−ターシャリーブチル−4−メチルフェノール)、BHA(2−ターシャリーブチル−4−メトキシフェノールと3−ターシャリーブチル−4−メトキシフェノールとの混合物)、植物油、鉱物油、及び脂肪酸又はそのエステル等が挙げられる。
毒餌の基材としては、例えば穀物粉、植物油、糖、結晶セルロース等の餌成分、ジブチルヒドロキシトルエン、ノルジヒドログアイアレチン酸等の酸化防止剤、デヒドロ酢酸等の保存料、トウガラシ粉末等の子どもやペットによる誤食防止剤、チーズ香料、タマネギ香料、ピーナッツオイル等の害虫誘引性香料等が挙げられる。
本発明の有害生物の防除方法としては、通常本発明の有害生物防除剤を有害生物又は有害生物の生息場所に施用する方法等が挙げられる。
また、本発明の有害生物の防除方法として、本発明化合物をそのまま用いる方法を挙げることもできるが、通常は、本発明化合物を前記本発明の有害生物防除剤として製剤化して、例えば、有害生物又は有害生物の生息場所に従来の有害生物防除剤と同様の方法で施用し、発生する有害生物に接触或いは摂取させる方法等を挙げることができる。
本発明における有害生物の生息場所としては、水田、畑、果樹園、非農耕地、家屋等が挙げられる。
かかる施用方法としては、例えば、散布処理、土壌処理、種子処理及び水耕液処理が挙げられる。
本発明における散布処理とは、具体的には、例えば、茎葉散布、樹幹散布等の植物体表面あるいは有害生物自体に、有効成分(本発明化合物)を処理することにより、有害生物に対する防除効力を発現する処理方法であり、
土壌処理とは、例えば、有害生物による摂食等の被害から保護しようとする作物の植物体内部に根部等から浸透移行させるために、土壌あるいは灌水液等に有効成分を処理することにより、該作物を有害生物による被害から保護する処理方法であり、具体的には、例えば、植穴処理(植穴散布、植穴処理土壌混和)、株元処理(株元散布、株元土壌混和、株元灌注、育苗期後半株元処理)、植溝処理(植溝散布、植溝土壌混和)、作条処理(作条散布、作条土壌混和、生育期作条散布)、播種時作条処理(播種時作条散布、播種時作条土壌混和)、全面処理(全面土壌散布、全面土壌混和)、その他土壌散布処理(生育期粒剤葉面散布、樹冠下又は主幹周辺散布、土壌表面散布、土壌表面混和、播穴散布、畦部地表面散布、株間散布)、その他灌注処理(土壌灌注、育苗期灌注、薬液注入処理、地際部灌注、薬液ドリップイリゲーション、ケミゲーション)、育苗箱処理(育苗箱散布、育苗箱灌注)、育苗トレイ処理(育苗トレイ散布、育苗トレイ灌注)、苗床処理(苗床散布、苗床灌注、水苗代苗床散布、苗浸漬)、床土混和処理(床土混和、播種前床土混和)、その他処理(培土混和、鋤き込み、表土混和、雨落ち部土壌混和、植位置処理、粒剤花房散布、ペースト肥料混和)が挙げられ、
種子処理とは、例えば、有害生物による摂食等の被害から保護しようとする作物の種子、種芋又は球根等に直接あるいはその近傍に有効成分を処理することにより、有害生物に対する防除効力を発現する処理方法であり、具体的には、例えば、吹きつけ処理、塗沫処理、浸漬処理、含浸処理、塗布処理、フィルムコート処理、ペレットコート処理が挙げられ、
水耕液処理とは、例えば、有害生物による摂食等の被害から保護しようとする作物の植物体内部に根部等から浸透移行させるために水耕液等に有効成分を処理することにより、該作物を有害生物による被害から保護する処理方法であり、具体的には、例えば、水耕液混和、水耕液混入などが挙げられる。
本発明の有害生物防除剤を農林用として用いる場合、その施用量は通常1000m2あたり本発明化合物の量で0.1〜10000gである。本発明の有害生物防除剤が乳剤、水和剤、フロアブル剤、マイクロカプセル剤等に製剤化されたものである場合は、通常有効成分濃度が10〜10000ppmとなるように水で希釈して散布することにより施用し、本発明の有害生物防除剤が粒剤、粉剤等に製剤化されたものである場合には、通常そのまま施用する。
本発明の有害生物防除剤は有害生物から保護すべき作物等の植物に対して茎葉処理することにより使用することができ、作物の苗を植え付ける前の苗床や植付けの時に植穴や株元に処理することにより使用することもできる。更に、耕作地の土壌に生息する有害生物を防除する目的で該土壌に処理することにより使用してもよい。また、シート状やひも状等に加工した樹脂製剤を作物に巻き付ける、作物の近傍に張り渡す及び/又は株元の土壌表面に敷く等の方法で使用することもできる。
本発明の有害生物防除剤を家屋内に生息する有害生物(例えば、ハエ、蚊、ゴキブリ)の防除に用いる場合、その施用量は、面上に処理する場合は処理面積1m2あたりの本発明化合物量で、通常、0.01〜1000mgであり、空間に処理する場合は処理空間1m3あたりの本発明化合物量で、通常、0.01〜500mgである。本発明の有害生物防除剤が乳剤、水和剤、フロアブル剤等に製剤化されている場合は、通常有効成分濃度が0.1〜1000ppmとなるように水で希釈して施用し、油剤、エアゾール剤、燻煙剤、毒餌剤等はそのまま施用する。
本発明化合物は、畑、水田、芝生、果樹園等の農耕地又は非農耕地用の殺虫剤として使用することができる。例えば本発明化合物は、以下に挙げられる「作物」等を栽培する農耕地等において、該作物等に対して薬害を与えることなく、当該農耕地の害虫を防除することができる。
「作物」:
農作物;トウモロコシ、イネ、コムギ、オオムギ、ライムギ、エンバク、ソルガム、ワタ、ダイズ、ピーナッツ、ソバ、テンサイ、ナタネ、ヒマワリ、サトウキビ、タバコ等、
野菜;ナス科野菜(ナス、トマト、ピーマン、トウガラシ、ジャガイモ等)、ウリ科野菜(キュウリ、カボチャ、ズッキーニ、スイカ、メロン等)、アブラナ科野菜(ダイコン、カブ、セイヨウワサビ、コールラビ、ハクサイ、キャベツ、カラシナ、ブロッコリー、カリフラワー等)、キク科野菜(ゴボウ、シュンギク、アーティチョーク、レタス等)、ユリ科野菜(ネギ、タマネギ、ニンニク、アスパラガス)、セリ科野菜(ニンジン、パセリ、セロリ、アメリカボウフウ等)、アカザ科野菜(ホウレンソウ、フダンソウ等)、シソ科野菜(シソ、ミント、バジル等)、イチゴ、サツマイモ、ヤマノイモ、サトイモ等、 果樹:仁果類(リンゴ、セイヨウナシ、ニホンナシ、カリン、マルメロ等)、核果類(モモ、スモモ、ネクタリン、ウメ、オウトウ、アンズ、プルーン等)、カンキツ類(ウンシュウミカン、オレンジ、レモン、ライム、グレープフルーツ等)、堅果類(クリ、クルミ、ハシバミ、アーモンド、ピスタチオ、カシューナッツ、マカダミアナッツ等)、液果類(ブルーベリー、クランベリー、ブラックベリー、ラズベリー等)、ブドウ、カキ、オリーブ、ビワ、バナナ、コーヒー、ナツメヤシ、ココヤシ、アブラヤシ等。
果樹以外の樹木:チャ、クワ、街路樹(トネリコ、カバノキ、ハナミズキ、ユーカリ、イチョウ、ライラック、カエデ、カシ、ポプラ、ハナズオウ、フウ、プラタナス、ケヤキ、クロベ、モミノキ、ツガ、ネズ、マツ、トウヒ、イチイ、ニレ、トチノキ等)、サンゴジュ、イヌマキ、スギ、ヒノキ、クロトン、マサキ、カナメモチ等。
芝生:シバ類(ノシバ、コウライシバ等)、バミューダグラス類(ギョウギシバ等)、ベントグラス類(コヌカグサ、ハイコヌカグサ、イトコヌカグサ等)、ブルーグラス類(ナガハグサ、オオスズメノカタビラ等)、フェスク類(オニウシノケグサ、イトウシノケグサ、ハイウシノケグサ等)、ライグラス類(ネズミムギ、 ホソムギ等)、カモガヤ、オオアワガエリ等。
油糧作物:オイルパーム、ナンヨウアブラギリ等。
バイオ燃料作物(燃料植物);ベニバナ、アマナズナ類 スイッチグラス、ナンヨウアブラギリ、ミスカンサス、クサヨシ 、ダンチク、ケナフ 、キャッサバ 、ヤナギ 、ユーカリ、藻類等。
その他:花卉類(バラ、カーネーション、キク、トルコギキョウ、カスミソウ、ガーベラ、マリーゴールド、サルビア、ペチュニア、バーベナ、チューリップ、アスター、リンドウ、ユリ、パンジー、シクラメン、ラン、スズラン、ラベンダー、ストック、ハボタン、プリムラ、ポインセチア、グラジオラス、カトレア、デージー、バーベナ、シンビジューム、ベゴニア等)、観葉植物等。
上記「作物」とは、イソキサフルトール等のHPPD阻害剤、イマゼタピル、チフェンスルフロンメチル等のALS阻害剤、グリホサート等のEPSP合成酵素阻害剤、グルホシネート等のグルタミン合成酵素阻害剤、セトキシジム等のアセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤、フルミオキサジン等のPPO阻害剤、ブロモキシニル、ジカンバ、2,4−D等の除草剤に対する耐性を古典的な育種法、もしくは遺伝子組換え技術により付与された作物も含まれる。
古典的な育種法により耐性を付与された「作物」の例として、イマゼタピル等のイミダゾリノン系ALS阻害型除草剤に耐性のナタネ、コムギ、ヒマワリ、イネ、トウモロコシがありClearfield<登録商標>の商品名で既に販売されている。同様に古典的な育種法によるチフェンスルフロンメチル等のスルホニルウレア系ALS阻害型除草剤に耐性のダイズがあり、STSダイズの商品名で既に販売されている。同様に古典的な育種法によりトリオンオキシム系、アリールオキシフェノキシプロピオン酸系除草剤などのアセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤に耐性が付与された作物の例としてSRコーン等がある。アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤に耐性が付与された作物はプロシーディングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシーズ・オブ・ザ・ユナイテッド・ステーツ・オブ・アメリカ(Proc.Natl.Acad.Sci.USA)87巻、7175〜7179頁(1990年)等に記載されている。またアセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤に耐性の変異アセチルCoAカルボキシラーゼがウィード・サイエンス(Weed Science)53巻、728〜746頁(2005年)等に報告されており、こうした変異アセチルCoAカルボキシラーゼ遺伝子を遺伝子組換え技術により作物に導入するかもしくは抵抗性付与に関わる変異を作物アセチルCoAカルボキシラーゼに導入する事により、アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤に耐性の作物を作出することができる。さらに、キメラプラスティ技術(Gura T. 1999. Repairing the Genome’s Spelling Mistakes. Science 285: 316−318.)に代表される塩基置換変異導入核酸を作物細胞内に導入して作物{アセチルCoAカルボキシラーゼ/除草剤標的}遺伝子に部位特異的アミノ酸置換変異を引き起こすことにより、{アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤/除草剤}に耐性の作物を作出することができる。
遺伝子組換え技術により耐性を付与された作物の例として、グリホサート耐性のトウモロコシ、ダイズ、ワタ、ナタネ、テンサイ品種があり、ラウンドアップアップレディ(RoundupReady<登録商標>)、AgrisureGT等の商品名で既に販売されている。同様に遺伝子組換え技術によるグルホシネート耐性のトウモロコシ、ダイズ、ワタ、ナタネ品種があり、リバティーリンク(LibertyLink<登録商標>))等の商品名で既に販売されている。同様に遺伝子組換え技術によるブロモキシニル耐性のワタはBXNの商品名で既に販売されている。
上記「作物」には、遺伝子組換え技術を用いて、例えば、バチルス属で知られている選択的毒素等を合成する事が可能となった作物も含まれる。
この様な遺伝子組換え植物で発現される殺虫性毒素としては、例えばバチルス・セレウス(Bacillus cereus)やバチルス・ポピリエ(Bacillus popilliae)由来の殺虫性タンパク;バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)由来のCry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry1Fa2、Cry2Ab、Cry3A、Cry3Bb1またはCry9C等のδ−エンドトキシン、VIP1、VIP2、VIP3またはVIP3A等の殺虫性タンパク;線虫由来の殺虫性タンパク;さそり毒素、クモ毒素、ハチ毒素または昆虫特異的神経毒素等の動物によって産生される毒素;糸条菌類毒素;植物レクチン;アグルチニン;トリプシン阻害剤、セリンプロテアーゼ阻害剤、パタチン、シスタチン、パパイン阻害剤等のプロテアーゼ阻害剤;リシン、トウモロコシ−RIP、アブリン、サポリン、ブリオジン等のリボゾーム不活性化タンパク(RIP);3−ヒドロキシステロイドオキシダーゼ、エクジステロイド−UDP−グルコシルトランスフェラーゼ、コレステロールオキシダーゼ等のステロイド代謝酵素;エクダイソン阻害剤;HMG−CoAリダクターゼ;ナトリウムチャネル阻害剤、カルシウムチャネル阻害剤等のイオンチャネル阻害剤;幼若ホルモンエステラーゼ;利尿ホルモン受容体;スチルベンシンターゼ;ビベンジルシンターゼ;キチナーゼ;グルカナーゼ等が挙げられる。
またこの様な遺伝子組換え作物で発現される毒素として、Cry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry1Fa2、Cry2Ab、Cry3A、Cry3Bb1またはCry9C等のδ−エンドトキシンタンパク、VIP1、VIP2、VIP3またはVIP3A等の殺虫性タンパクのハイブリッド毒素、一部を欠損した毒素、修飾された毒素も含まれる。ハイブリッド毒素は組換え技術を用いて、これらタンパクの異なるドメインの新しい組み合わせによって作り出される。一部を欠損した毒素としては、アミノ酸配列の一部を欠損したCry1Abが知られている。修飾された毒素としては、天然型毒素のアミノ酸の1つまたは複数が置換されている。
これら毒素の例およびこれら毒素を合成する事ができる組換え植物は、例えばEP−A−0374753、WO93/07278、WO95/34656、EP−A−0427529、EP−A−451878、WO03/052073等に記載されている。
これらの組換え植物に含まれる毒素は、特に、鞘翅目害虫、双翅目害虫、鱗翅目害虫への耐性を植物へ付与する。
また、1つもしくは複数の殺虫性の害虫抵抗性遺伝子を含み、1つまたは複数の毒素を発現する遺伝子組換え植物は既に知られており、いくつかのものは市販されている。これら遺伝子組換え植物の例として、イールドガード(YieldGard)<登録商標>(Cry1Ab毒素を発現するトウモロコシ品種)、イールドガードルートワーム(YieldGard Rootworm)<登録商標>(Cry3Bb1毒素を発現するトウモロコシ品種)、イールドガードプラス(YieldGard Plus)<登録商標>(Cry1AbとCry3Bb1毒素を発現するトウモロコシ品種)、ハーキュレックスI(Herculex I)<登録商標>(Cry1Fa2毒素とグルホシネートへの耐性を付与する為のホスフィノトリシン N−アセチルトランスフェラーゼ(PAT)を発現するトウモロコシ品種)、NuCOTN33B<登録商標>(Cry1Ac毒素を発現するワタ品種)、ボルガードI(Bollgard I)<登録商標>(Cry1Ac毒素を発現するワタ品種)、ボルガードII(Bollgard II)<登録商標>(Cry1AcとCry2Ab毒素を発現するワタ品種)、VIPCOT<登録商標>(VIP毒素を発現するワタ品種)、ニューリーフ(NewLeaf)<登録商標>(Cry3A毒素を発現するジャガイモ品種)、ネイチャーガード アグリシュアー GT アドバンテージ(NatureGard<登録商標>Agrisure<登録商標>GT Advantage)(GA21 グリホサート耐性形質)、アグリシュアー CB アドバンテージ(Agrisure<登録商標> CB Advantage)(Bt11コーンボーラー(CB)形質)、プロテクタ(Protecta)<登録商標>等が挙げられる。
上記「作物」には、遺伝子組換え技術を用いて、選択的な作用を有する抗病原性物質を産生する能力を付与されたものも含まれる。
抗病原性物質としては、例えばPRタンパク(PRPs、EP−A−0392225に記載されている);ナトリウムチャネル阻害剤、カルシウムチャネル阻害剤(ウイルスが産生するKP1、KP4、KP6毒素等が知られている)等のイオンチャネル阻害剤;スチルベンシンターゼ;ビベンジルシンターゼ;キチナーゼ;グルカナーゼ;ペプチド抗生物質、ヘテロ環を有する抗生物質、植物病害抵抗性に関与するタンパク因子(植物病害抵抗性遺伝子と呼ばれ、WO03/000906に記載されている)等の微生物が産生する物質等が挙げられる。このような抗病原性物質とそれを産生する遺伝子組換え植物は、EP−A−0392225、WO95/33818、EP−A−0353191等に記載されている。
上記「作物」には、遺伝子組換え技術を用いて、油糧成分改質やアミノ酸含量増強形質などの有用形質を付与した作物も含まれる。例として、VISTIVE<登録商標>(リノレン含量を低減させた低リノレン大豆)あるいは、high−lysine(high−oil) corn(リジンあるいはオイル含有量を増量したコーン)等が挙げられる。
さらに、上記の古典的な除草剤形質あるいは除草剤耐性遺伝子、殺虫性害虫抵抗性遺伝子、抗病原性物質産生遺伝子、油糧成分改質やアミノ酸含量増強形質などの有用形質について、これらを複数組み合わせたスタック品種も含まれる。
除草剤耐性となった作物に本発明化合物を使用する際は、その作物が耐性となっている除草剤(例えば、グリホサートまたはその塩、グルホシネートまたはその塩、ジカンバまたはその塩、イマゼタピルまたはその塩、イソキサフルトール等)と本発明化合物の体系処理または/および混合処理により総合的に雑草を防除することができる。
また、本発明の有害生物防除剤は他の殺虫剤、殺線虫剤、殺ダニ剤、殺菌剤、除草剤、植物ホルモン剤、植物生長調節剤、共力剤、肥料、土壌改良剤、動物用飼料等と混用又は併用することもできる。
殺虫剤としては、例えば
(1)有機リン系化合物
アセフェート(acephate)、りん化アルミニウム(Aluminium phosphide)、ブタチオホス(butathiofos)、キャドサホス(cadusafos)、クロルエトキシホス(chlorethoxyfos)、クロルフェンビンホス(ch1orfenvinphos)、クロルピリホス(chlorpyrifos)、クロルピリホスメチル(chlorpyrifos-methyl)、シアノホス(cyanophos:CYAP)、ダイアジノン(diazinon)、DCIP(dichlorodiisopropyl ether)、ジクロフェンチオン(dichlofenthion:ECP)、ジクロルボス(dichlorvos:DDVP)、ジメトエート(dimethoate)、ジメチルビンホス(dimethylvinphos)、ジスルホトン(disulfoton)、EPN、エチオン(ethion)、エトプロホス(ethoprophos)、エトリムホス(etrimfos)、フェンチオン(fenthion:MPP)、フエニトロチオン(fenitrothion:MEP)、ホスチアゼート(fosthiazate)、ホルモチオン(formothion)、りん化水素(Hydrogen phosphide)、イソフェンホス(isofenphos)、イソキサチオン(isoxathion)、マラチオン(malathion)、メスルフェンホス(mesulfenfos)、メチダチオン(methidathion:DMTP)、モノクロトホス(monocrotophos)、ナレッド(naled:BRP)、オキシデプロホス(oxydeprofos:ESP)、パラチオン(parathion)、ホサロン(phosalone)、ホスメット(phosmet:PMP)、ピリミホスメチル(pirimiphos-methy1)、ピリダフェンチオン(pyridafenthion)、キナルホス(quinalphos)、フェントエート(phenthoate:PAP)、プロフェノホス(profenofos)、プロパホス(propaphos)、プロチオホス(prothiofos)、ピラクロホス(pyraclorfos)、サリチオン(salithion)、スルプロホス(sulprofos)、テブピリムホス(tebupirimfos)、テメホス(temephos)、テトラクロルビンホス(tetrach1orvinphos)、テルブホス(terbufos)、チオメトン(thiometon)、トリクロルホン(trichlorphon:DEP)、バミドチオン(vamidothion)等;
(2)カーバメート系化合物
アラニカルブ(alanycarb)、ベンダイオカルブ(bendiocarb)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、BPMC、カルバリル(carbary1)、カルボフラン(carbofuran)、カルボスルファン(carbosulfan)、クロエトカルブ(cloethocarb)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、フェノブカルブ(fenobucarb)、フェノチオカルブ(fenothiocarb)、フェノキシカルブ(fenoxycarb)、フラチオカルブ(furathiocarb)、イソプロカルブ(isoprocarb:MIPC)、メトルカルブ(metolcarb)、 メソミル(methomyl)、メチオカルブ(methiocarb)、NAC、オキサミル(oxamyl)、ピリミカーブ(pirimicarb)、プロポキスル(propoxur:PHC)、XMC、チオジカルブ(thiodicarb)、 キシリルカルブ(xylylcarb)等;
(3)合成ピレスロイド系化合物
アクリナトリン(acrinathrin)、アレスリン(allethrin)、ベンフルスリン(benfluthrin)、ベータ−シフルトリン(beta-cyfluthrin)、ビフェントリン(bifenthrin)、シクロプロトリン(cycloprothrin)、シフルトリン(cyfluthrin)、シハロトリン(cyhalothrin)、シペルメトリン(cypermethrin)、デルタメトリン(deltamethrin)、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、エトフェンプロックス(ethofenprox) 、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、フェンバレレート(fenvalerate)、フルシトリネート(flucythrinate)、フルフェンプロックス(flufenoprox)、フルメスリン(flumethrin)、フルバリネート(fluvalinate)、ハルフェンプロックス(halfenprox)、イミプロトリン(imiprothrin)、ペルメトリン(permethrin)、プラレトリン(prallethrin)、ピレトリン(pyrethrins)、レスメトリン(resmethrin)、シグマ−サイパーメスリン(sigma-cypermethrin)、シラフルオフェン(silafluofen)、テフルトリン(tefluthrin)、トラロメトリン(tralomethrin)、トランスフルトリン(transfluthrin)、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)ベンジル (EZ)−(1RS,3RS;1RS,3SR)−2,2−ジメチル−3−プロプ−1−エニルシクロプロパンカルボキシレート、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル (EZ)−(1RS,3RS;1RS,3SR)−2,2−ジメチル−3−プロプ−1−エニルシクロプロパンカルボキシレート、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)ベンジル (1RS,3RS;1RS,3SR)−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート等;
(4)ネライストキシン系化合物
カルタップ(cartap)、ベンスルタップ(bensu1tap)、チオシクラム(thiocyclam)、モノスルタップ(monosultap)、ビスルタップ(bisultap)等;
(5)ネオニコチノイド系化合物
イミダクロプリド(imidac1oprid)、ニテンピラム(nitenpyram)、アセタミプリド(acetamiprid)、チアメトキサム(thiamethoxam)、チアクロプリド(thiacloprid)、ジノテフラン(dinotefuran)、クロチアニジン(clothianidin)等;
(6)ベンゾイル尿素系化合物
クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、ビストリフルロン(bistrifluron)、ジアフェンチウロン(diafenthiuron)、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、フルアズロン(fluazuron)、フルシクロクスロン(flucycloxuron)、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ルフェヌロン(lufenuron)、ノバルロン(novaluron)、ノビフルムロン(noviflumuron)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、トリフルムロン(triflumuron)等;
(7)フェニルピラゾール系化合物
アセトプロール(acetoprole)、エチプロール(ethiprole)、フィプロニル(fiproni1)、バニリプロール(vaniliprole)、ピリプロール(pyriprole)、ピラフルプロール(pyrafluprole)等;
(8)Btトキシン系殺虫剤
バチルス・チューリンゲンシス菌由来の生芽胞及び産生結晶毒素、並びにそれらの混合物;
(9)ヒドラジン系化合物
クロマフェノジド(chromafenozide)、ハロフェノジド(halofenozide)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)、テブフェノジド(tebufenozide)等;
(10)有機塩素系化合物
アルドリン(aldrin)、ディルドリン(dieldrin)、ジエノクロル(dienochlor)、エンドスルファン(endosulfan)、メトキシクロル(methoxychlor)等;
(11)天然系殺虫剤
マシン油(machine oil)、硫酸ニコチン(nicotine-sulfate);
(12)その他の殺虫剤
アベルメクチン(avermectin-B)、ブロモプロピレート(bromopropylate)、ブプロフェジン(buprofezin)、クロルフェナピル(chlorphenapyr)、シロマジン(cyromazine)、D−D(1,3-Dichloropropene)、エマメクチンベンゾエート(emamectin-benzoate)、フェナザキン(fenazaquin)、フルピラゾホス(flupyrazofos)、ハイドロプレン(hydroprene)、インドキサカルブ(indoxacarb)、メトキサジアゾン(metoxadiazone)、ミルベマイシンA(milbemycin-A)、ピメトロジン(pymetrozine)、ピリダリル(pyridalyl)、ピリプロキシフェン(pyriproxyfen)、スピノサッド(spinosad)、スルフラミド(sulfluramid)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、トリアゼメイト(triazamate)、フルベンジアミド(flubendiamide)、レピメクチン(lepimectin)、シフルメトフェン(cyflumetofen)、亜ひ酸(Arsenic acid)、ベンクロチアズ(benclothiaz)、石灰窒素(Calcium cyanamide)、石灰硫黄合剤(Calcium polysulfide)、クロルデン(chlordane)、DDT、DSP、フルフェネリウム(flufenerim)、フロニックアミド(flonicamid)、フルリムフェン(flurimfen)、ホルメタネート(formetanate)、メタム・アンモニウム(metam-ammonium)、メタム・ナトリウム(metam-sodium)、臭化メチル(Methyl bromide)、ニディノテフラン(nidinotefuran)、オレイン酸カリウム(Potassium oleate)、プロトリフェンビュート(protrifenbute)、スピロメシフェン(spiromesifen)、硫黄(Sulfur)、メタフルミゾン(metaflumizone)、スピロテトラマット(spirotetramat)、ピリフルキナゾン(pyrifluquinazon)、3−ブロモ−1−(3−クロロ−2−ピリジル)−4′−シアノ−2′−メチル−6′−(メチルカルバモイル)ピラゾール−5−カルボキサアニリド、3−ブロモ−4′−クロロ−1−(3−クロロ−2−ピリジル)−2′−メチル−6′−(メチルカルバモイル)ピラゾール−5−カルボキサアニリド、トラロピリル(tralopyril)等が挙げられる。
殺ダニ剤(殺ダニ活性成分)としては、例えば
アセキノシル(acequinocyl)、アミトラズ(amitraz)、ベンゾキシメート(benzoximate)、ビフェナゼート(bifenazate)、フェニソブロモレート(bromopropylate)、キノメチオネート(chinomethionat)、クロルベンジレート(chlorobenzilate)、CPCBS(chlorfenson)、クロフェンテジン(clofentezine)、シフルメトフェン(cyflumetofen)、ケルセン(ジコホル:dicofol)、エトキサゾール(etoxazole)、酸化フェンブタスズ(fenbutatin oxide)、フェノチオカルブ(fenothiocarb)、フェンピロキシメート(fenpyroximate)、フルアクリピリム(fluacrypyrim)、フルプロキシフェン(fluproxyfen)、ヘキシチアゾクス(hexythiazox)、プロパルギット(propargite:BPPS)、ポリナクチン複合体(polynactins)、ピリダベン(pyridaben)、ピリミジフェン(Pyrimidifen)、テブフェンピラド(tebufenpyrad)、テトラジホン(tetradifon)、スピロディクロフェン(spirodiclofen)、アミドフルメット(amidoflumet)、シエノピラフェン(cyenopyrafen)等が挙げられる。
殺線虫剤(殺線虫活性成分)としては、例えば、
DCIP、フォスチアゼート(fosthiazate)、塩酸レバミゾール(levamisol)、メチルイソチオシアネート(methyisothiocyanate)、酒石酸モランテル(morantel tartarate)等が挙げられる。
殺菌剤としては、例えば、
アシベンゾラル−S−メチル(acibenzolar-S-methyl)、アンバム(amobam)、アムプロピルホス(ampropylfos)、アニラジン(anilazine)、アゾキシストロビン(azoxystrobin)、ベナラキシル(benalaxyl)、ベノダニル(benodanil)、ベノミル(benomyl)、ベンチアバリカルブ(benthiavalicarb)、ベンチアゾール(benthiazole)、ベソキサジン(bethoxazin)、ビテルタノール(bitertanol)、ブラストサイジン−S(blasticidin-S)、ボルドー液(Bordeaux mixture)、ボスカリド(boscalid)、ブロムコナゾール(bromuconazole)、ブチオベート(buthiobate)、次亜塩素酸カルシウム(Calcium hypochlorite)、石灰硫黄合剤(Calcium polysulfide)、キャプタン(captan)、カルベンダゾール(carbendazol)、カルボキシン(carboxin)、カルプロパミド(carpropamid)、クロベンチアゾン(chlobenthiazone)、クロロネブ(chloroneb)、クロルピクリン(chloropicrin)、クロロタロニル(chlorothalonil:TPN)、クロルチオホス(chlorthiophos)、桂皮アルデヒド(Cinnamaldehyde)、クロジラコン(clozylacon)、CNA(2,6-Dichloro-4-nitroaniline)、水酸化第二銅(Copper hydroxide)、硫酸銅(Copper sulfate)、シアゾファミド(cyazofamid)、シフルフェンアミド(cyfluphenamid)、シモキサニル(cymoxanil)、シプロコナゾール(cyproconazole)、シプロジニル(cyprodinil)、シプロフラム(cyprofuram)、ダゾメット(dazomet)、デバカルブ(debacarb)、ジクロフルアニド(dichlofluanid)、D−D(1,3-Dichloropropene)、ジクロシメット(diclocymet)、ジクロメジン(diclomezine)、ジエトフェンカルブ(diethofencarb)、ジフェノコナゾール(difenoconazole)、ジフルメトリム(diflumetorim)、ジメフルアゾール(dimefluazole)、ジメチリモール(dimethirimol)、ジメトモルフ(dimethomorph)、ジニコナゾール・M(diniconazole-M)、ジノカップ(dinocap)、エジフェンホス(edifenphos)、エポキシコナゾール(epoxiconazole)、ジメチルジチオカルバミン酸ニッケル、エタコナゾール(etaconazole)、エタボキサム(ethaboxam)、エチリモル(ethirimol)、エトリジアゾール(etridiazole)、ファモキサドン(famoxadone)、フェナミドン(fenamidone)、フェナリモル(fenarimol)、フェンブコナゾール(fenbuconazole)、フェンダゾスラム(Fendazosulam)、フェンヘキサミド(fenhexamid)、フェノキサニル(fenoxanil)、フェンピクロニル(fenpiclonil)、フェンプロピジン(fenpropidin)、フェンプロピモルフ(fenpropimorph)、フェンチアゾン(fentiazon)、水酸化トリフェニルスズ(fentin hydroxide)、フェリムゾン(ferimzone)、フルアジナム(fluazinam)、フルジオキソニル(fludioxonil)、フルメトバー(flumetover)、フルモルフ(flumorph)、フルオルイミド(fluoroimide)、フルオトリマゾール(fluotrimazole)、フルオキサストロビン(fluoxastrobin)、フルキンコナゾール(fluquinconazole)、フルシラゾール(flusilazole)、フルスルファミド(flusulfamide)、フルトラニル(flutolanil)、フルトリアホル(flutriafol)、ホセチル(fosetyl-Al)、フサライド(fthalide)、フベリダゾール(fuberidazole)、フララキシル(furalaxyl)、フラメトピル(furametpyr)、フルカルバニル(furcarbanil)、フルコナゾール-シス(furconazole-cis)、ヘキサコナゾール(hexaconazole)、ヒメキサゾール(hymexazol)、IBP(IBP)、イマザリル(imazalil)、イミベンコナゾール(imibenconazole)、イミノクタジン・アルベシル酸塩(iminoctadine-albesilate)、イミノクタジン酢酸塩(iminoctadine-triacetate)、ヨードカルブ(iodocarb)、イプコナゾール(ipconazole)、イプロジオン(iprodione)、イプロバリカルブ(iprovalicarb)、イソプロチオラン(isoprothiolane)、カスガマイシン(kasugamycin)、クレソキシム・メチル(kresoxim-methyl)、マンコゼブ(mancozeb)、マンネブ(maneb)、メパニピリム(mepanipyrim)、メプロニル(mepronil)、メタラキシル(metalaxyl)、メタラキシル・M(metalaxyl-M)、メタム・ナトリウム(metam-sodium)、メタスルホカルブ(methasulfocarb)、臭化メチル(Methyl bromide)、メトコナゾール(metconazole)、メトフロキサム(methfuroxam)、メトミノストロビン(metominostrobin)、メトラフェノン(metrafenone)、メトスルホバックス(metsulfovax)、ミルディオマイシン(mildiomycin)、ミルネブ(milneb)、ミクロブタニル(myclobutanil)、ミクロゾリン(myclozolin)、ナーバム(nabam)、オリサストロビン(orysastrobin)、オフレース(ofurace)、オキサジキシル(oxadixyl)、オキソリニック酸(oxolinic acid)、オキシポコナゾール(oxpoconazole)、オキシカルボキシン(oxycarboxin)、オキシテトラサイクリン(oxytetracycline)、ペフラゾエート(pefurazoate)、ペンコナゾール(penconazole)、ペンシクロン(pencycuron)、ピコキシストロビン(picoxystrobin)、ポリカーバメート(polycarbamate)、ポリオキシン(polyoxin)、炭酸水素カリウム(Potassium hydrogen carbonate)、プロベナゾール(probenazole)、プロクロラズ(prochloraz)、プロシミドン(procymidone)、プロパモカルブ塩酸塩(propamocarb-hydrochloride)、プロピコナゾール(propiconaole)、プロピネブ(propineb)、プロキナジド(proquinazid)、プロチオカーブ(prothiocarb)、プロチオコナゾール(prothioconazole)、ピラカルボリド(pyracarbolid)、ピラクロストロビン(pyraclostrobin)、ピラゾホス(pyrazophos)、ピリブチカルブ(pyributicarb)、ピリフェノックス(pyrifenox)、ピリメタニル(pyrimethanil)、ピロキロン(pyroquilon)、キノキシフェン(quinoxyfen)、キントゼン(quintozene:PCNB)、シルチオファーム(silthiopham)、シメコナゾール(simeconazole)、シプコナゾール(sipconazole)、炭酸水素ナトリウム(Sodium bibarbonate)、次亜塩素酸ナトリウム(sodium hypochlorite)、スピロキサミン(spiroxamine)、SSF−129((E)-2〔2-(2,5-dimethylphenoxymethyl)phenyl〕-2-methoxyimino-N-methylacetamide)、ストレプトマイシン(streptomycin)、硫黄(Sulfur)、テブコナゾール(tebuconazole)、テクロフタラム(tecloftalam)、テトラコナゾール(tetraconazole)、チアベンダゾール(thiabendazole)、チアジニル(thiadinil)、チウラム(thiram:TMTD)、チフルザミド(thifluzamide)、チオファネートメチル(thiophanate-methyl)、トルクロホス−メチル(tolclofos-methyl)、TPN(TPN)、トリアジメホン(triadimefon)、トリアジメノール(triadimenol)、トリアゾキシド(triazoxide)、トリクラミド(triclamide)、トリシクラゾール(tricyclazole)、トリデモルフ(tridemorph)、トリフルミゾール(triflumizole)、トリフロキシストロビン(trifloxystrobin)、トリホリン(triforine)、トリチコナゾール(triticonazole)、バリダマイシン(validamycin)、ビンクロゾリン(vinclozolin)、ビニコナゾール(viniconazole)、ジネブ(zineb)、ジラム(ziram)、ゾキサミド(zoxamide)が挙げられる。
除草剤、植物ホルモン剤、植物成長調節物質としては、例えば、
アブシジン酸(Abscisic acid)、アセトクロール(acetochlor)、アシフルオルフェン(acifluorfen-sodium)、アラクロール(alachlor)、アロキシジム(alloxydim)、アメトリン(ametryn)、アミカルバゾン(amicarbazone)、アミドスルフロン(amidosulfuron)、アミノエトキシビニルグリシン(aminoethoxyvinylglycine)、アミノピラリド(aminopyralid)、AC94,377、アミプロホスメチル(amiprofos-methyl)、アンシミドール(ancymidol)、アシュラム(asulam)、アトラジン(atrazine)、アビグリシン(aviglycine)、アジムスルフロン(azimsulfuron)、ベフルブタミド(beflubutamid)、ベンフルラリン(benfluralin)、ベンフレセート(benfuresate)、ベンスルフロン・メチル(bensulfuron-methyl)、ベンスリド(bensulide:SAP)、ベンタゾン(bentazone)、ベンチオカーブ(benthiocarb)、ベンザミゾール(benzamizole)、ベンズフェンディゾン(benzfendizone)、ベンゾビシクロン(benzobicyclon)、ベンゾフェナップ(benzofenap)、ベンジルアデニン(benzyl adenine)、ベンジルアミノプリン(benzylaminopurine)、ビアラホス(bialaphos)、ビフェノックス(bifenox)、ブラシノライド(Brassinolide)、ブロマシル(bromacil)、ブロモブチド(bromobutide)、ブタクロール(butachlor)、ブタフェナシル(butafenacil)、ブタミホス(butamifos)、ブチレート(butylate)、カフェンストロール(cafenstrole)、炭酸カルシウム(Calcium carbonate)、過酸化カルシウム(Calcium peroxide)、カルバリル(carbaryl)、クロメトキシニル(chlomethoxynil)、クロリダゾン(chloridazon)、クロリムロン・エチル(chlorimuron-ethyl)、クロルフタリム(chlorphthalim)、クロルプロファム(chlorpropham)、クロルスルフロン(chlorsulfuron)、クロルタル・ジメチル(chlorthal-dimethyl)、クロルチアミド(chlorthiamid:DCBN)、塩化コリン(choline chloride)、シニドンエチル(cinidon-ethyl)、シンメチリン(cinmethylin)、シノスルフロン(cinosulfuron)、クレトジム(clethodim)、クロメプロップ(clomeprop)、クロキシホナック(cloxyfonac-sodium)、クロルメコート(chlormequat chloride)、4−CPA(4-chlorophenoxyacetic acid)、クロプロップ(cliprop)、クロフェンセット(clofencet)、クミルロン(cumyluron)、シアナジン(cyanazine)、シクラニリド(cyclanilide)、シクロスルファムロン(cyclosulfamron)、シハロホップ・ブチル(cyhalofop-butyl)、2,4−D塩(2,4-Dichlorophenoxyacetic acid salts)、ジクロルプロップ(dichlorprop:2,4-DP)、ダイムロン(daimuron)、ダラポン(dalapon:DPA)、ジメテンアミド-P(dimethenamid-P)、ダミノジット(daminozide)、ダゾメット(dazomet)、デシルアルコール(n-Decyl alcohol)、ジカンバ(dicamba-sodium:MDBA)、ジクロベニル(dichlobenil:DBN)、ジフルフェニカン(diflufenican)、ジケグラック(dikegulac)、ジメピペレート(dimepiperate)、ジメタメトリン(dimethametryn)、ジメテナミド(dimethenamid)、ジクワット(diquat)、ジチオピル(dithiopyr)、ジウロン(diuron)、エンドタール(endothal)、エポコレオン(epocholeone)、エスプロカルブ(esprocarb)、エテホン(ethephon)、エチジムロン(ethidimuron)、エトキシスルフロン(ethoxysulfuron)、エチクロゼート(ethychlozate)、エトベンザニド(etobenzanid)、フェナリモル(fenarimol)、フェノキサプロップ・エチル(fenoxaprop-ethyl)、フェントラザミド(fentrazamide)、フラザスルフロン(flazasulfuron)、フロラスラム(florasulam)、フルアジホップ(fluazifop-butyl)、フルアゾレート(fluazolate)、フルカルバゾン(flucarbazone)、フルフェナセット(flufenacet)、フルフェンピル(flufenpyr)、フルメトラリン(flumetralin)、フルミオキサジン(flumioxazin)、フルプロパネート・ナトリウム(flupropanate-sodium)、フルピルスルフロン・メチル・ナトリウム(flupyrsulfuron-methyl-sodium)、フルルプリミドール(flurprimidol)、フルチアセット・メチル(fluthiacet-methyl)、フォラムスルフロン(foramsulfuron)、ホルクロルフェニュロン(forchlorfenuron)、ホメサフェン(formesafen)、ジベレリン(gibberellin)、グルホシネート(glufosinate)、グリホサート(glyphosate)、ハロスルフロン・メチル(halosulfuron-methyl)、ヘキサジノン(hexazinone)、イマザモックス(imazamox)、イマザピック(imazapic)、イマザピル(imazapyr)、イマザキン(imazaquin)、イマゾスルフロン(imazosulfuron)、イナベンフィド(inabenfide)、インドール酢酸(Indole acetic acid:IAA)、インドール酪酸(Indole butyric acid)、ヨードスルフロン(iodosulfuron)、アイオキシニル(ioxynil-octanoate)、イソウロン(isouron)、イソオキサクロロトール(isoxachlortole)、イソオキサディフェン(isoxadifen)、カルブチレート(karbutilate)、ラクトフェン(lactofen)、レナシル(lenacil)、リニュロン(linuron)、LGC−42153(LGC-42153)、マレイン酸ヒドラジド(Maleic hydrazide)、メコプロップ(mecoprop:MCPP)、MCP塩(2-Methyl-4-chlorophenoxyacetic acid salts)、MCPA・チオエチル(MCPA-thioethyl)、MCPB(2-Methyl-4-chlorophenoxybutanoic acid ethyl ester)、メフェナセット(mefenacet)、メフルイジド(mefluidide)、メピコート(mepiquat)、メソスルフロン(mesosulfuron)、メソトリオン(mesotrione)、メチルダイムロン(methyl daimuron)、メタミホップ(metamifop)、メトラクロール(metolachlor)、メトリブジン(metribuzin)、メトスルフロン・メチル(metsulfuron-methyl)、モリネート(molinate)、ナフタリン酢酸(naphthylacetic acid)、NAD(1-naphthaleneacetamide)、ナプロアニリド(naproanilide)、ナプロパミド(napropamide)、デシルアルコール(n-decyl alcohol)、ニコスルフロン(nicosulfuron)、フェニルフタルアミド酸(n-phenylphthalamic acid)、オルベンカルブ(orbencarb)、オキサジアゾン(oxadiazon)、オキサジクロメホン(oxaziclomefone)、オキシン硫酸塩(oxine-sulfate)、パクロブトラゾール(paclobutrazol)、パラコート(paraquat)、ペラルゴン酸(Pelargonic acid)、ペンディメタリン(pendimethalin)、ペノックスラム(penoxsulam)、ペントキサゾン(pentoxazone)、ペトキサミド(pethoxamide)、フェンメディファム(phenmedipham)、ピクロラム(picloram)、ピコリナフェン(picolinafen)、ピペロニルブトキシド(piperonyl butoxide)、ピペロホス(piperophos)、プレチラクロール(pretilachlor)、プリミスルフロン(primisulfuron-methyl)、プロカルバゾン(procarbazone)、プロジアミン(prodiamine)、プロフルアゾール(profluazol)、プロフォキシディム(profoxydim)、プロヘキサジオン・カルシウム(prohexadione-calcium)、プロハイドロジャスモン(prohydrojasmon)、プロメトリン(prometryn)、プロパニル(propanil)、プロポキシカルバゾン(propoxycarbazone)、プロピザミド(propyzamide)、ピラクロニル(pyraclonil)、ピラフルフェン・エチル(pyraflufen-ethyl)、ピラゾレート(pyrazolate)、ピラゾスルフロン・エチル(pyrazosulfuron-ethyl)、ピラゾキシフェン(pyrazoxyfen)、ピリベンゾキシム(pyribenzoxim)、ピリブチカルブ(pyributicarb)、ピリダフォール(pyridafol)、ピリデート(pyridate)、ピリフタリド(pyriftalid)、ピリミノバック・メチル(pyriminobac-methyl)、ピリチオバック(pyrithiobac)、キンクロラック(quiclorac)、キノクラミン(quinoclamine)、キザロホップ・エチル(quizalofop-ethyl)、リムスルフロン(rimsulfuron)、セトキシジム(sethoxydim)、シデュロン(siduron)、シマジン(simazine)、シメトリン(simetryn)、塩素酸ナトリウム(Sodium chlorate)、スルホスルフロン(sulfosulfuron)、スェップ(swep:MCC)、テブチウロン(tebuthiuron)、テプラロキシディム(tepraloxydim)、ターバシル(terbacil)、テルブカルブ(terbucarb:MBPMC)、テニルクロール(thenylchlor)、チアザフルロン(thiazafluron)、チジアズロン(ティヂアズロン)、チフェンスルフロン・メチル(thifensulfuron-methyl)、トリアジフラム(triaziflam)、トリブフォス(tribufos)、トリクロピル(triclopyr)、トリジファン(tridiphane)、トリフロキシスルフロン(trifloxysulfuron)、トリフルラリン(trifluralin)、トリネキサパック・エチル(trinexapac-ethyl)、トリトスルフロン(tritosulfuron)、ウニコナゾール・P(uniconazole-P)、バーナレート(vemolate:PPTC)等が挙げられる。
共力剤としては、例えば、
ピペロニル ブトキサイド(piperonyl butoxide)、 セサメックス(sesamex)、N−(2−エチルへキシル)−8,9,10−トリノルボルン−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド(MGK 264)、WARF−アンチレジスタント(WARF-antiresistant)、ジエチルマレエート(diethylmaleate)等が挙げられる。
薬害軽減剤としては、例えば、
べノキサノ−ル(benoxacor)、クロキントセト−メキシル(cloquintocet-mexyl)、シオメトリニル(cyometrinil)、ダイムロン(daimuron)、ジクロルミド(dichlormid)、フェンクロラゾール−エチル(fenchlorazole-ethyl)、フェンクロリム(fenclorim)、フルラゾール(flurazole)、フルフェニム(fluxofenim)、フリラゾール(furilazole)、メフェンピル−ジエチル(mefenpyr-diethyl)、 MG191、 無水ナフタル酸(naphthalic anhydride)、オキサベトリニル(oxabetrinil)等が挙げられる。
以下、本発明を、製造例、参考製造例、製剤例及び試験例等によりさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
尚、製造例及び参考製造例中、1H−NMRは特記したものを除き、重クロロホルム溶媒中でテトラメチルシランを内部標準として、19F−NMRは特記したものを除き、重クロロホルム溶媒中でトリクロロフルオロメタンを内部標準として、測定したデータを示す。
まず、本発明化合物の製造例を示す。
製造例1
テトラヒドロフラン2.5mlに4−(2−トリフルオロメチルフェノキシ)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.4g及び1,1'−カルボニルジイミダゾール0.28gを加え、室温で1時間攪拌した。その後、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン0.27gを加え3時間攪拌した。反応溶液に水、10%塩酸を加え、酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−[4−(2−トリフルオロメチルフェノキシ)ピリジン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン(以下、本発明化合物(1)と記す。)0.4gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR(DMSO−d6):7.26(dd,1H),7.39(d,1H),7.50(d,1H),7.57(t,1H),7.84(t,1H),7.92(d,1H),8.67(d,1H)
製造例2
テトラヒドロフラン3mlに4−(2−トリフルオロメチルベンジルオキシ)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.55g及び1,1'−カルボニルジイミダゾール0.37gを加え、室温で1時間攪拌した。その後、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン0.35gを加え3時間攪拌した。反応溶液に水、10%塩酸を加え、酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−[4−(2−トリフルオロメチルベンジルオキシ)ピリジン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン(以下、本発明化合物(2)と記す。)0.56gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR(DMSO−d6):5.43(s,2H),7.32(dd,1H),7.57(d,1H),7.64(t,1H),7.74−7.85(m,3H),8.60(d,1H),13.14(brs,1H)
製造例3
テトラヒドロフラン3mlに4−(3−トリフルオロメチルフェノキシ)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.43g及び1,1'−カルボニルジイミダゾール0.31gを加え、室温で1時間攪拌した。その後、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン0.29gを加え2時間攪拌した。反応溶液に水、10%塩酸を加え、酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−[4−(3−トリフルオロメチルフェノキシ)ピリジン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン(以下、本発明化合物(3)と記す。)0.42gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR(DMSO−d6):7.25(dd,1H),7.44(d,1H),7.61(d,1H),7.71−7.79(m,3H),8.67(d,1H),13.21(brs,1H)
製造例4
テトラヒドロフラン5.6mlに4−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.8g及び1,1'−カルボニルジイミダゾール0.65gを加え、室温で1時間攪拌した。その後、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン0.61gを加え5時間攪拌した。反応溶液に水、10%塩酸を加え、酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−[4−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン(以下、本発明化合物(4)と記す。)0.72gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR(DMSO−d6):7.82(t,1H),7.91(d,1H),8.10(dd,1H),8.22(d,1H),8.24(s,1H),8.33(dd,1H),8.86(dd,1H),13.29(bs,1H)
製造例5
テトラヒドロフラン5mlに4−(2−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.65g及び1,1'−カルボニルジイミダゾール0.53gを加え、室温で2時間攪拌した。その後、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン0.49gを加え4時間攪拌した。反応溶液に水、10%塩酸を加え、酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−[4−(2−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン(以下、本発明化合物(5)と記す。)0.65gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR(DMSO−d6):7.54(d,1H),7.67(dd,1H),7.74(t,1H),7.83(t,1H),7.91〜7.95(m,2H),8.86(dd,1H),13.26(bs,1H)
製造例6
テトラヒドロフラン5mlに4−(3−トリフルオロメトキシフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.7g及び1,1'−カルボニルジイミダゾール0.54gを加え、室温で2時間攪拌した。その後、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン0.5gを加え4時間攪拌した。反応溶液に水、10%塩酸を加え、酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−[4−(3−トリフルオロメトキシフェニル)ピリジン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン(以下、本発明化合物(6)と記す。)0.64gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR(DMSO−d6):7.55(d,1H),7.72(dd,1H),7.93〜7.97(m,2H),8.05(dd,1H),8.29(d,1H),8.85(d,1H),13.23(bs,1H)
製造例7
テトラヒドロフラン1mlに4−(2−トリフルオロメトキシフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.1g及び1,1'−カルボニルジイミダゾール0.09gを加え、室温で1時間20分攪拌した。その後、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン0.08gを加え4時間攪拌した。反応溶液に水、10%塩酸を加え、酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−[4−(2−トリフルオロメトキシフェニル)ピリジン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン(以下、本発明化合物(7)と記す。)0.08gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR(DMSO−d6):7.58〜7.63(m,2H),7.65〜7.74(m,2H),7.81(dd,1H),8.07(dd,1H),8.88(dd,1H),13.26(bs,1H)
製造例8
テトラヒドロフラン4mlに4−[2,4−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.69g及び1,1'−カルボニルジイミダゾール0.45gを加え、室温で2時間攪拌した。その後、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン0.42gを加え4時間攪拌した。反応溶液に水、10%塩酸を加え、酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−{4−[2,4−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ピリジン−2−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン(以下、本発明化合物(8)と記す。)0.65gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR(DMSO−d6):7.72(d,1H),7.80(d,1H),7.99(s,1H),8.22〜8.25(m,2H),8.89(d,1H),13.30(bs,1H)
製造例9
ピリジン2mlに1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン0.18g、3−{4−[2,4−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ピリジン−2−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン0.3gを加え、室温で2,2−ジメチルブタノイルクロライド0.15gを加えた。6時間攪拌した後、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2,2−ジメチルブタノイル)−3−{4−[2,4−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ピリジン−2−イル}−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン(以下、本発明化合物(9)と記す。)0.11gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR:1.03(t,3H),1.44(s,6H),1.95(q,2H),7.43(d,1H),7.50(d,1H),7.94(d,1H),7.96(s,1H),8.08(s,1H),8.66(dd,1H)
製造例10
テトラヒドロフラン4mlに4−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.6g及び1,1'−カルボニルジイミダゾール0.46gを加え、室温で2時間攪拌した。その後、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン0.43gを加え3時間攪拌した。反応溶液に水、10%塩酸を加え、酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−[4−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン(以下、本発明化合物(10)と記す。)0.54gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR(DMSO−d6):7.69(t,1H),7.95〜8.00(m,2H),8.14(d,1H),8.22(s,1H),8.89(d, 1H),13.27(bs,1H)
製造例11
テトラヒドロフラン5mlに4−(2−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.7g及び1,1'−カルボニルジイミダゾール0.53gを加え、室温で2時間攪拌した。その後、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン0.5gを加え3時間攪拌した。反応溶液に水、10%塩酸を加え、酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−[4−(2−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン(以下、本発明化合物(11)と記す。)0.6gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR(DMSO−d6):7.61(t,1H),7.91〜7.98(m,2H),8.07(t,1H),8.19(s,1H),8.91(dd, 1H),13.29(bs,1H)
製造例12
テトラヒドロフラン4mlに4−(2−トリフルオロメチル−4−メトキシフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.65g及び1,1'−カルボニルジイミダゾール0.49gを加え、室温で2時間攪拌した。その後、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン0.46gを加え4時間攪拌した。反応溶液に水、10%塩酸を加え、酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−[4−(2−トリフルオロメチル−4−メトキシフェニル)ピリジン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン(以下、本発明化合物(12)と記す。)0.61gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR(DMSO−d6):3.91(s,3H),7.37〜7.39(m,2H),7.48(d,1H),7.63(d 1H),7.89(s, 1H),8.83(d,1H),13.27(bs,1H)
製造例13
テトラヒドロフラン7mlに4−(2−トリフルオロメチル−4−クロロフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.9g及び1,1'−カルボニルジイミダゾール0.8gを加え、室温で2時間攪拌した。その後、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン0.76gを加え5時間攪拌した。反応溶液に水、10%塩酸を加え、酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−[4−(2−トリフルオロメチル−4−クロロフェニル)ピリジン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン(以下、本発明化合物(13)と記す。)0.7gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR(DMSO−d6):7.58(d,1H),7.67(dd,1H),7.91〜7.94(m,2H),8.02(d 1H),8.87(dd, 1H),13.28(bs,1H)
製造例14
テトラヒドロフラン2mlに4−(2−トリフルオロメチル−6−フルオロフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.24g及び1,1'−カルボニルジイミダゾール0.18gを加え、室温で2時間攪拌した。その後、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン0.76gを0℃で加え、その後室温下1時間攪拌した。反応溶液に水、10%塩酸を加え、酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−[4−(2−トリフルオロメチル−6−フルオロフェニル)ピリジン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン(以下、本発明化合物(14)と記す。)0.2gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR(DMSO−d6):7.72〜7.83(m,4H),8.00(s,1H),8.90(dd, 1H),13.27(bs,1H)
製造例15
テトラヒドロフラン3mlに4−(2−クロロ−6−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.45g及び1,1'−カルボニルジイミダゾール0.32gを加え、室温で2時間攪拌した。その後、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン0.3gを0℃で加え、その後室温下4時間攪拌した。反応溶液に水、10%塩酸を加え、酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−[4−(2−クロロ−6−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン(以下、本発明化合物(15)と記す。)0.38gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR(DMSO−d6):7.67(d,1H),7.76(t,1H),7.92〜7.95(m,2H),8.00(d,1H),8.91(d, 1H),13.28(bs,1H)
製造例16
テトラヒドロフラン7mlに4−(4−フルオロ−6−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム1.1g及び1,1'−カルボニルジイミダゾール0.84gを加え、室温で1.5時間攪拌した。その後、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン0.78gを0℃で加え、その後室温下4時間攪拌した。反応溶液に水、10%塩酸を加え、酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−[4−(4−フルオロ−6−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン(以下、本発明化合物(16)と記す。)1gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR(DMSO−d6):7.62(dd,1H),7.66(dd,1H),7.72(td,1H),7.86(dd,1H),7.93(s,1H),8.86(dd, 1H),13.27(bs,1H)
製造例17
テトラヒドロフラン2mlに4−(3−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.34g及び1,1'−カルボニルジイミダゾール0.26gを加え、室温で2時間攪拌した。その後、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン0.24gを加え、3時間攪拌した。反応溶液に水、10%塩酸を加え、酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−[4−(3−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)ピリジン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン(以下、本発明化合物(17)と記す。)0.3gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR(DMSO−d6):7.73(dd,1H),8.08(dd,1H),8.27〜8.33(m,3H),8.85(dd, 1H)
製造例18
テトラヒドロフラン10mlに4−(5−フルオロ−2−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム1g及び1,1'−カルボニルジイミダゾール1.21gを加え、室温で2時間攪拌した。その後、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン1.2gを加え、4時間攪拌した。反応溶液に水、10%塩酸を加え、酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−[4−(5−フルオロ−2−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン(以下、本発明化合物(18)と記す。)0.9gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR(DMSO−d6):7.52(dd,1H),7.59(td,1H),7.69(dd,1H),7.96(s,1H),8.01(dd,1H),8.87(dd, 1H),13.29(bs,1H)
製造例19
テトラヒドロフラン2mlに4−(2−クロロ−5−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.3g及び1,1'−カルボニルジイミダゾール0.22gを加え、室温で2時間攪拌した。その後、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン0.2gを加え、3時間攪拌した。反応溶液に水、10%塩酸を加え、酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−[4−(2−クロロ−5−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン(以下、本発明化合物(19)と記す。)0.28gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR(DMSO−d6):7.84(dd,1H),7.92(s,2H),7.96(s,1H),8.10(dd,1H),8.90(dd,1H),13.26(bs,1H)
製造例20
テトラヒドロフラン9mlに4−(3−フルオロ−2−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム1.3g及び1,1'−カルボニルジイミダゾール0.99gを加え、室温で4時間攪拌した。その後、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン0.93gを加え、5時間攪拌した。反応溶液に水、10%塩酸を加え、酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−[4−(3−フルオロ−2−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン(以下、本発明化合物(20)と記す。)0.95gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR(DMSO−d6):7.33(d,1H),7.64〜7.70(m,2H),7.83〜7.90(m,1H),7.95(s,1H),8.85(d,1H),13.28(bs,1H)
製造例21
テトラヒドロフラン8mlに4−(2,5−ビストリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム1.4g及び1,1'−カルボニルジイミダゾール1gを加え、室温で4時間半攪拌した。その後、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン0.94gを加え、5時間攪拌した。反応溶液に水、10%塩酸を加え、酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−[4−(2,5−ビストリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン(以下、本発明化合物(21)と記す。)1.3gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR(DMSO−d6):7.74(dd,1H),7.97(s,1H),8.02(s,1H),8.13(d,1H),8.18(d,1H),8.89(dd,1H),13.28(bs,1H)
製造例22
テトラヒドロフラン3mlに4−(5−メトキシ−2−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.5g及び1,1'−カルボニルジイミダゾール0.37gを加え、室温で3時間攪拌した。その後、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン0.34gを加え、4時間攪拌した。反応溶液に水、10%塩酸を加え、酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−[4−(5−メトキシ−2−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン(以下、本発明化合物(22)と記す。)0.5gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR(DMSO−d6):3.88(s,3H),7.06(d,1H),7.24(dd,1H),7.66(dd,1H),7.83(d,1H),7.92(s,1H),8.85(dd,1H),13.25(bs,1H)
製造例23
テトラヒドロフラン3mlに4−(2−フルオロフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.39g及び1,1'−カルボニルジイミダゾール0.34gを加え、室温で2時間攪拌した。その後、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン0.32gを加え、6時間攪拌した。反応溶液に水、10%塩酸を加え、酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−[4−(2−フルオロフェニル)ピリジン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン(以下、本発明化合物(23)と記す。)0.31gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR(DMSO−d6):7.39〜7.46(m,2H),7.56〜7.62(m,1H),7.75(td,1H),7.88(dt,1H),8.14(s,1H),8.86(dd,1H),13.25(bs,1H)
製造例24
テトラヒドロフラン3mlに4−(2−メチルフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.28g及び1,1'−カルボニルジイミダゾール0.28gを加え、室温で3時間攪拌した。その後、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン0.26gを加え、4時間攪拌した。反応溶液に水、10%塩酸を加え、酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−[4−(2−メチルフェニル)ピリジン−2−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン(以下、本発明化合物(24)と記す。)0.26gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR(DMSO−d6):2.29(s,3H),7.31〜7.42(m,4H),7.70(dd,1H),7.91(dd,1H),8.82(dd,1H),13.22(bs,1H)
製造例25
テトラヒドロフラン5mlに4−フェニルピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.2g及び1,1'−カルボニルジイミダゾール0.55gを加え、室温で2時間攪拌した。その後、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン0.52gを加え、3時間攪拌した。反応溶液に水、10%塩酸を加え、酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−(4−フェニルピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−オン(以下、本発明化合物(25)と記す。)0.24gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR(DMSO−d6):7.54〜7.60(m,3H),7.88〜7.91(m,2H),8.00(dd,1H),8.24(dd,1H),8.82(dd,1H),13.22(bs,1H)
次に本発明化合物の製造中間体の製造について参考製造例を示す。
参考製造例1
ジメチルホルムアミド7mlに水素化ナトリウム0.2g(60%油性)を加え、室温下2−トリフルオロメチルフェノール0.7gを加えた。15分攪拌後、2−シアノ−4−クロロピリジンを加え、60℃で6時間攪拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液に注加し、酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2−トリフルオロメチルフェノキシ)ピリジン−2−カルボニトリル0.35gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR:7.03(dd,1H),7.17(d,1H),7.20(d,1H),7.46(t,1H),7.68(t,1H),7.80(d,1H),8.57(d,1H)
参考製造例2
エタノール3mlに炭酸水素ナトリウム0.22g及びヒドロキシルアミン塩酸塩0.18gを加え、60分間加熱還流した。放冷後、0℃で4−(2−トリフルオロメチルフェノキシ)ピリジン−2−カルボニトリル0.35g加え3時間攪拌し、濃縮した。残渣に水を加え酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2−トリフルオロメチルフェノキシ)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.38gを得た。
Figure 2010100611
1H−NMR(DMSO−d6):5.84(bs,2H),7.13(d,1H),7.17(d,1H),7.45(d,1H),7.54(t,1H),7.81(t,1H),7.89(d,1H),8.50(d,1H),9.91(s,1H)
参考製造例3
ジメチルホルムアミド6mlに水素化ナトリウム0.16g(60%油性)を懸濁させ、水冷下2−トリフルオロメチルベンジルアルコール0.61gを加え、15分攪拌した。その後、2−シアノ−4−クロロピリジン0.4gを加え、2時間攪拌後、飽和塩化アンモニウム水溶液に注加し、t−ブチルメチルエーテルで3回抽出し、有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2−トリフルオロメチルベンジルオキシ)ピリジン−2−カルボニトリル0.55gを得た。
Figure 2010100611
1H−NMR:5.34(s,2H),7.05(d,1H),7.28(s,1H),7.50(brs,1H),7.62(brs,2H),7.75(d,1H),8.53(d,1H)
参考製造例4
エタノール4mlに炭酸水素ナトリウム0.33g及びヒドロキシルアミン塩酸塩0.28gを加え、60分間加熱還流した。放冷後、0℃で4−(2−トリフルオロメチルベンジルオキシ)ピリジン−2−カルボニトリル0.55g加え4時間攪拌し、濃縮した。残渣に水を加え酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2−トリフルオロメチルベンジルオキシ)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.55gを得た。
Figure 2010100611
1H−NMR(DMSO−d6):5.36(s,2H),5.82(bs,2H),7.09(dd,1H),7.41(d,1H),7.62(t,1H),7.72〜7.79(m,2H),7.82(d,1H),8.41(d,1H),9.89(s,1H)
参考製造例5
1,4−ジオキサン10mlに4−クロロピリジン−2−カルボニトリル0.73g、炭酸カリウム1.46g、テトラキス(トリフェニルホスフィンパラジウム)0.18g及び3−トリフルオロメチルフェニルボロン酸1gを加え、80℃で8時間攪拌した。その後、飽和塩化アンモニウム水溶液に注加し、t−ブチルメチルエーテルで3回抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボニトリル0.72gを得た。
Figure 2010100611
1H−NMR:7.69(t,1H),7.74(dd,1H),7.79(d,1H),7.82(d,1H),7.87(s,1H),7.93(dd,1H),8.82(dd,1H)
参考製造例6
エタノール6mlに炭酸水素ナトリウム0.49g及びヒドロキシルアミン塩酸塩0.4gを加え、60分間加熱還流した。放冷後、0℃で4−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボニトリル0.72g加え14時間攪拌し、濃縮した。残渣に水を加え酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.8gを得た。
Figure 2010100611
1H−NMR(DMSO−d6):5.93(bs,2H),7.79(t,1H),7.84(dd,1H),7.87(d,1H),8.08〜8.12(m,2H),8.13(d,1H),8.68(d,1H)
参考製造例7
1,4−ジオキサン10mlに4−クロロピリジン−2−カルボニトリル0.73g、炭酸カリウム1.46g、テトラキス(トリフェニルホスフィンパラジウム)0.18g及び2−トリフルオロメチルフェニルボロン酸1gを加え、90℃で9時間攪拌した。その後、飽和塩化アンモニウム水溶液に注加し、t−ブチルメチルエーテルで3回抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボニトリル0.7gを得た。
Figure 2010100611
1H−NMR:7.29(d,1H),7.49〜7.51(m,1H),7.59〜7.69(m,3H),7.82(d,1H),8.77(dd,1H)
参考製造例8
エタノール6mlに炭酸水素ナトリウム0.47g及びヒドロキシルアミン塩酸塩0.39gを加え、60分間加熱還流した。放冷後、0℃で4−(2−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボニトリル0.70g加え4時間攪拌し、濃縮した。残渣に水を加え酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.65gを得た。
Figure 2010100611
1H−NMR(DMSO−d6):5.93(bs,2H),7.40(dd,1H),7.49(dd,1H),7.70(t,1H),7.77〜7.81(m,2H),7.90(d,1H),8.65(d,1H),10.00(s,1H)
参考製造例9
1,4−ジオキサン8mlに4−クロロピリジン−2−カルボニトリル0.61g、炭酸カリウム1.22g、テトラキス(トリフェニルホスフィンパラジウム)0.15g及び3−トリフルオロメトキシフェニルボロン酸1gを加え、90℃で10時間攪拌した。その後、飽和塩化アンモニウム水溶液に注加し、t−ブチルメチルエーテルで3回抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。得られた粗生成物は精製することなく、次の反応に用いた。
エタノール8mlに炭酸水素ナトリウム0.74g及びヒドロキシルアミン塩酸塩0.61gを加え、60分間加熱還流した。放冷後、0℃で粗生成物を加え5時間攪拌し、濃縮した。残渣に水を加え酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(3−トリフルオロメトキシフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.7gを得た。
Figure 2010100611
1H−NMR(DMSO−d6):5.92(bs,2H),7.51(d,1H),7.68(t,1H),7.77〜7.80(m,2H),7.84(d,1H),8.10(dd,1H),8.66(dd,1H),10.00(s,1H)
参考製造例10
ジメチルホルムアミド6mlに炭酸セシウム1.61g、2-トリフルオロメチルアニリン0.8g、4−メチルスルホニルピリジン−2−カルボニトリル0.6gを加えた。85℃で4時間攪拌後、飽和塩化アンモニウム水溶液に注加し、酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2−トリフルオロメチルフェニルアミノ)ピリジン−2−カルボニトリル0.45gを得た。
Figure 2010100611
1H−NMR:6.28(s,1H),6.89(dd,1H),7.12(d,1H),7.38(t,1H),7.49(d,1H),7.64(t,1H),7.75(d,1H),8.36(d,1H)
参考製造例11
テトラヒドロフラン2mlに水素化ナトリウム0.06g(60%油性)、4−(2−トリフルオロメチルフェニルアミノ)ピリジン−2−カルボニトリル0.3gを加えた。次いで、ヨウ化メチル0.19gを加え、5時間攪拌した。その後、飽和塩化アンモニウム水溶液に注加し、酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(N−2−トリフルオロメチルフェニル−N−メチルアミノ)ピリジン−2−カルボニトリル0.3gを得た。
Figure 2010100611
1H−NMR:3.28(s,3H),6.40〜6.66(m,2H),7.27(d,1H),7.60(t,1H),7.74(td,1H),7.86(d,1H),8.26(s,1H)
参考製造例12
エタノール4mlに炭酸水素ナトリウム0.19g及びヒドロキシルアミン塩酸塩0.16gを加え、60分間加熱還流した。放冷後、0℃で4−(N−2−トリフルオロメチルフェニル−N−メチルアミノ)ピリジン−2−カルボニトリル0.3g加え4時間攪拌し、濃縮した。残渣に水を加え酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(N−2−トリフルオロメチルフェニル−N−メチルアミノ)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.3gを得た。
Figure 2010100611
1H−NMR(DMSO−d6):3.21(s,3H),5.70(s,2H),6.50〜6.74(m,2H),7.50(d,1H),7.67(t,1H),7.86(t,1H),7.92(d,1H),8.18(d,1H),9.69(s,1H)
参考製造例13
1,4−ジオキサン6mlに4−クロロピリジン−2−カルボニトリル0.4g、炭酸カリウム0.8g、テトラキス(トリフェニルホスフィンパラジウム)0.1g及び2−トリフルオロメトキシフェニルボロン酸0.65gを加え、90℃で16時間攪拌した。その後、飽和塩化アンモニウム水溶液に注加し、t−ブチルメチルエーテルで3回抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2−トリフルオロメトキシフェニル)ピリジン−2−カルボニトリル0.2gを得た。
Figure 2010100611
1H−NMR:7.42〜7.49(m,3H),7.52〜7.53(m,1H),7.64(dd,1H),7.81(dd,1H),8.79(dd,1H)
参考製造例14
エタノール1mlに炭酸水素ナトリウム0.06g及びヒドロキシルアミン塩酸塩0.05gを加え、60分間加熱還流した。放冷後、0℃で4−(2−トリフルオロメトキシフェニル)ピリジン−2−カルボニトリル0.1gを加え4時間攪拌し、濃縮した。残渣に水を加え酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2−トリフルオロメトキシフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.1gを得た。
Figure 2010100611
1H−NMR(DMSO−d6):5.92(s,2H),7.52〜7.65(m,5H),7.50(d,1H),7.96(dd,1H),8.67(dd,1H),10.00(s,1H)
参考製造例15
1,4−ジオキサン6mlに4−クロロピリジン−2−カルボニトリル0.5g、炭酸カリウム1.1g、テトラキス(トリフェニルホスフィンパラジウム)0.13g及び2,4−ビス(トリフルオロメチル)フェニルボロン酸1.12gを加え、90℃で16時間攪拌した。その後、飽和塩化アンモニウム水溶液に注加し、t−ブチルメチルエーテルで3回抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−[2,4−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ピリジン−2−カルボニトリル0.74gを得た。
Figure 2010100611
1H−NMR:7.47(d,1H),7.50(dd,1H),7.67(s,1H),7.95(d,1H),8.09(s,1H),8.82(dd,1H)
参考製造例16
エタノール4mlに炭酸水素ナトリウム0.37g及びヒドロキシルアミン塩酸塩0.31gを加え、60分間加熱還流した。放冷後、室温下4−[2,4−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ピリジン−2−カルボニトリル0.7gを加え4時間攪拌し、濃縮した。残渣に水を加え酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−[2,4−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.69gを得た。
Figure 2010100611
1H−NMR(DMSO−d6):5.94(s,2H),7.45(dd,1H),7.76(d,1H),7.83(s,1H),8.18〜8.22(m,2H),8.69(dd,1H),10.02(s,1H)
参考製造例17
1,4−ジオキサン8mlに4−クロロピリジン−2−カルボニトリル0.6g、炭酸カリウム1.44g、テトラキス(トリフェニルホスフィンパラジウム)0.15g及び2−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニルボロン酸1.1gを加え、90℃で10時間攪拌した。その後、飽和塩化アンモニウム水溶液に注加し、t−ブチルメチルエーテルで3回抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボニトリル0.6gを得た。
Figure 2010100611
1H−NMR:7.39(t,1H),7.71〜7.79(m,3H),7.91(t,1H),8.84(dd,1H)
参考製造例18
エタノール8mlに炭酸水素ナトリウム0.63g及びヒドロキシルアミン塩酸塩0.52gを加え、60分間加熱還流した。放冷後、室温下4−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボニトリル0.6gを加え4時間攪拌し、濃縮した。残渣に水を加え酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.6gを得た。
Figure 2010100611
1H−NMR(DMSO−d6):5.93(s,2H),7.65(t,1H),7.70(d,1H),7.92〜7.97(m,1H),8.04(dd,1H),8.06(s,1H),8.70(d,1H),10.02(s,1H)
参考製造例19
1,4−ジオキサン8mlに4−クロロピリジン−2−カルボニトリル0.6g、炭酸カリウム1.44g、テトラキス(トリフェニルホスフィンパラジウム)0.15g及び2−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェニルボロン酸1.1gを加え、90℃で14時間攪拌した。その後、飽和塩化アンモニウム水溶液に注加し、t−ブチルメチルエーテルで3回抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボニトリル0.86gを得た。
Figure 2010100611
1H−NMR:7.44(t,1H),7.66〜7.73(m,2H),7.77(t,1H),7.90(s,1H),8.83(dd,1H)
参考製造例20
エタノール5mlに炭酸水素ナトリウム0.44g及びヒドロキシルアミン塩酸塩0.37gを加え、60分間加熱還流した。放冷後、室温下4−(2−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボニトリル0.7gを加え4時間攪拌し、濃縮した。残渣に水を加え酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.7gを得た。
Figure 2010100611
1H−NMR(DMSO−d6):5.93(s,2H),7.58(t,1H),7.66(d,1H),7.91(t,1H),8.00(t,1H),8.05(s,1H),8.71(d,1H),10.01(s,1H)
参考製造例21
1,4−ジオキサン8mlに4−クロロピリジン−2−カルボニトリル0.53g、炭酸カリウム1.26g、テトラキス(トリフェニルホスフィンパラジウム)0.13g及び2−トリフルオロメチル−4−メトキシフェニルボロン酸1gを加え、90℃で12時間攪拌した。その後、飽和塩化アンモニウム水溶液に注加し、t−ブチルメチルエーテルで3回抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2−トリフルオロメチル−4−メトキシフェニル)ピリジン−2−カルボニトリル0.6gを得た。
Figure 2010100611
1H−NMR:3.92(s,3H),7.15(dd,1H),7.22(d,1H),7.31(d,1H),7.48(d,1H),7.66(s,1H),8.74(dd,1H)
参考製造例22
エタノール4mlに炭酸水素ナトリウム0.36g及びヒドロキシルアミン塩酸塩0.3gを加え、60分間加熱還流した。放冷後、室温4−(2−トリフルオロメチル−4−メトキシフェニル)ピリジン−2−カルボニトリル0.6gを加え4時間攪拌し、濃縮した。残渣に水を加え酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2−トリフルオロメチル−4−メトキシフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.65gを得た。
Figure 2010100611
1H−NMR(DMSO−d6):3.89(s,3H),5.91(s,2H),7.32〜7.37(m,3H),7.42(d,1H),7.78(s,1H),8.62(d,1H),9.98(s,1H)
参考製造例23
1,4−ジオキサン13mlに2−ヨード−5−クロロベンゾトリフルオライド2g、炭酸カリウム2.15g、テトラキス(トリフェニルホスフィンパラジウム)0.23g及び4−ピリジンボロン酸0.96gを加え、110℃で18時間攪拌した。その後、飽和塩化アンモニウム水溶液に注加し、酢酸エチルで3回抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2−トリフルオロメチル−4−クロロフェニル)ピリジン1.1gを得た。
Figure 2010100611
1H−NMR:7.24〜7.27(m,3H),7.59(dd,2H),7.77(d,1H),8.67(dd,1H)
参考製造例24
クロロホルム8mlに4−(2−トリフルオロメチル−4−クロロフェニル)ピリジン1.1g、メタ-クロロ過安息香酸1.7gを加え、室温下8時間攪拌した。その後、反応液を飽和亜硫酸ソーダ水溶液に注加し、クロロホルムで3回抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水洗浄、更に無水硫酸マグネシウム乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2−トリフルオロメチル−4−クロロフェニル)ピリジン−N−オキシド1.2gを得た。
Figure 2010100611
1H−NMR:7.23(d,2H),7.29(d,1H),7.62(dd,1H),7.78(d,1H),8.25(d,2H)
参考製造例25
アセトニトリル9mlに4−(2−トリフルオロメチル−4−クロロフェニル)ピリジン−N−オキシド1.2g、トリエチルアミン1.22ml、及びトリメチルシリルシアニド1.75gを加え、90℃で15時間攪拌した。その後、反応液を室温まで放冷し、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2−トリフルオロメチル−4−クロロフェニル)ピリジン−2−カルボニトリル1gを得た。
Figure 2010100611
1H−NMR:7.26(s,1H),7.48(d,1H),7.64(d,1H),7.66(s,1H),7.81(d,1H),8.78(d,1H)
参考製造例26
エタノール7mlに炭酸水素ナトリウム0.59g及びヒドロキシルアミン塩酸塩0.49gを加え、60分間加熱還流した。放冷後、室温4−(2−トリフルオロメチル−4−クロロフェニル)ピリジン−2−カルボニトリル1gを加え3時間攪拌し、濃縮した。残渣に水を加え酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2−トリフルオロメチル−4−クロロフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.9gを得た。
Figure 2010100611
1H−NMR(DMSO−d6):5.93(s,2H),7.40(dd,1H),7.53(d,1H),7.80(s,1H),7.88(dd,1H),7.98(d,1H),8.66(dd,1H),10.01(s,1H)
参考製造例27
1,4−ジオキサン8mlに2−ブロモ−3−フルオロベンゾトリフルオライド1g、炭酸カリウム1.37g、テトラキス(トリフェニルホスフィンパラジウム)0.14g及び4−ピリジンボロン酸0.61gを加え、100℃で18時間攪拌した。その後、飽和塩化アンモニウム水溶液に注加し、酢酸エチルで3回抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2−トリフルオロメチル−6−フルオロフェニル)ピリジン0.3gを得た。
Figure 2010100611
1H−NMR:7.25(d,2H),7.38(t,1H),7.51〜7.56(m,1H),7.60(d,1H),8.70(dd,2H)
参考製造例28
クロロホルム3mlに4−(2−トリフルオロメチル−6−フルオロフェニル)ピリジン0.3g、メタ-クロロ過安息香酸0.5gを加え、0℃で2時間攪拌した。その後、反応液を飽和亜硫酸ソーダ水溶液に注加し、クロロホルムで3回抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水洗浄、更に無水硫酸マグネシウム乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2−トリフルオロメチル−6−フルオロフェニル)ピリジン−N−オキシド0.23gを得た。
Figure 2010100611
1H−NMR:7.23(d,2H),7.40(t,1H),7.54〜7.63(m,2H),8.27〜8.29(m,2H)
参考製造例29
アセトニトリル2mlに4−(2−トリフルオロメチル−6−フルオロフェニル)ピリジン−N−オキシド0.23g、トリエチルアミン0.25ml、及びトリメチルシリルシアニド0.36gを加え、90℃で10時間攪拌した。その後、反応液を室温まで放冷し、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2−トリフルオロメチル−6−フルオロフェニル)ピリジン−2−カルボニトリル0.22gを得た。
Figure 2010100611
1H−NMR:7.43(t,1H),7.49(d,1H),7.58〜7.67(m,3H),8.82(d,1H)
参考製造例30
エタノール2mlに炭酸水素ナトリウム0.14g及びヒドロキシルアミン塩酸塩0.12gを加え、60分間加熱還流した。放冷後、室温4−(2−トリフルオロメチル−6−フルオロフェニル)ピリジン−2−カルボニトリル0.22gを加え4時間攪拌し、濃縮した。残渣に水を加え酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2−トリフルオロメチル−6−フルオロフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.24gを得た。
Figure 2010100611
1H−NMR(DMSO−d6):5.93(s,2H),7.44(dd,1H),7.71〜7.79(m,4H),8.68(dd,1H),10.00(s,1H)
参考製造例31
1,4−ジオキサン9mlに2−ヨード−3−クロロベンゾトリフルオライド1.5g、炭酸カリウム1.62g、テトラキス(トリフェニルホスフィンパラジウム)0.17g及び4−ピリジンボロン酸0.72gを加え、90℃で4時間、120℃で10時間攪拌した。その後、飽和塩化アンモニウム水溶液に注加し、酢酸エチルで3回抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2−クロロ−6−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン0.5gを得た。
Figure 2010100611
1H−NMR:7.18(d 2H),7.49(t,1H),7.69〜7.73(m,2H),8.71(d,2H)
参考製造例32
クロロホルム4mlに4−(2−クロロ−6−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン0.5g、メタ-クロロ過安息香酸0.77gを加え、0℃で4時間攪拌した。その後、反応液を飽和亜硫酸ソーダ水溶液に注加し、クロロホルムで3回抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水洗浄、更に無水硫酸マグネシウム乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2−クロロ−6−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−N−オキシド0.4gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR:7.15(d,2H),7.52(t,1H),7.71〜7.74(m,2H),8.27〜8.30(m,2H)
参考製造例33
アセトニトリル3mlに4−(2−クロロ−6−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−N−オキシド0.4g、トリエチルアミン0.41ml、及びトリメチルシリルシアニド0.44gを加え、90℃で16時間攪拌した。その後、反応液を室温まで放冷し、濃縮した。残渣は精製することなく次の反応に用いた。エタノール3mlに炭酸水素ナトリウム0.18g及びヒドロキシルアミン塩酸塩0.15gを加え、60分間加熱還流した。放冷後、0℃で粗生成物を加え2時間攪拌し、濃縮した。残渣に水を加え酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2−クロロ−6−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.45gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR(DMSO−d6):5.93(s,2H),7.37(d,1H),7.70〜7.74(m,2H),7.90(d,1H),7.97(d,1H),8.69(d,1H),9.98(s,1H)
参考製造例34
N,N−ジメチルホルムアミド12mlに2−ブロモ−5−フルオロベンゾトリフルオライド1.5g、炭酸セシウム4.82g、テトラキス(トリフェニルホスフィンパラジウム)0.21g及び4−ピリジンボロン酸0.91gを加え、85℃で10時間攪拌した。その後、飽和塩化アンモニウム水溶液に注加し、酢酸エチルで3回抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(4−フルオロ−6−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン1.3gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR:7.25(d,2H),7.30〜7.33(m,2H),7.50(dd,1H),8.66〜8.67(m,2H)
参考製造例35
クロロホルム10mlに4−(4−フルオロ−6−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン1.3g、メタ-クロロ過安息香酸2.2gを加え、0℃で6時間攪拌した。その後、反応液を飽和亜硫酸ソーダ水溶液に注加し、クロロホルムで3回抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水洗浄、更に無水硫酸マグネシウム乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(4−フルオロ−6−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−N−オキシド1.3gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR:7.39(d,2H),7.57(t,1H),7.67(td,1H),7.81(dd,1H),8.29〜8.30(m,2H)
参考製造例36
アセトニトリル11mlに4−(4−フルオロ−6−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−N−オキシド1.3g、トリエチルアミン1.52ml、及びトリメチルシリルシアニド1.1gを加え、90℃で14時間攪拌した。その後、反応液を室温まで放冷し、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(4−フルオロ−6−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボニトリル1.2gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR:7.30(dd,1H),7.38(td,1H),7.48(dd,1H),7.54(dd,1H),7.66(s,1H),8.78(dd,1H)
参考製造例37
エタノール9mlに炭酸水素ナトリウム0.59g及びヒドロキシルアミン塩酸塩0.47gを加え、60分間加熱還流した。放冷後、室温4−(4−フルオロ−6−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボニトリル1.2gを加え3時間攪拌し、濃縮した。残渣に水を加え酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(4−フルオロ−6−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム1.1gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR(DMSO−d6):5.92(s,2H),7.40(dd,1H),7.56(dd,1H),7.67(td,1H),7.79(s,1H),7.82(dd,1H),8.65(dd,1H),9.99(s,1H)
参考製造例38
1,4−ジオキサン8mlに4−クロロピリジン−2−カルボニトリル0.6g、炭酸カリウム1.44g、テトラキス(トリフェニルホスフィンパラジウム)0.15g及び3−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニルボロン酸1.1gを加え、90℃で15時間攪拌した。その後、飽和塩化アンモニウム水溶液に注加し、酢酸エチルで3回抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(3−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)ピリジン−2−カルボニトリル0.4gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR:7.40(t,1H),7.70(dd,1H),7.81〜7.89(m,3H),8.81(dd,1H)
参考製造例39
エタノール3mlに炭酸水素ナトリウム0.19g及びヒドロキシルアミン塩酸塩0.16gを加え、60分間加熱還流した。放冷後、室温4−(3−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)ピリジン−2−カルボニトリル0.4gを加え3時間攪拌し、濃縮した。残渣に水を加え酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(3−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.34gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR(DMSO−d6):5.92(s,2H),7.69(dd,1H),7.82(dd,1H),8.10〜8.14(m,2H),8.16〜8.20(m,1H),8.66(dd,1H),9.98(s,1H)
参考製造例40
N,N−ジメチルホルムアミド12mlに2−ブロモ−4−フルオロベンゾトリフルオライド2g、炭酸セシウム6.44g、テトラキス(トリフェニルホスフィンパラジウム)0.29g及び4−ピリジンボロン酸1.21gを加え、90℃で12時間攪拌した。その後、飽和塩化アンモニウム水溶液に注加し、酢酸エチルで3回抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(5−フルオロ−2−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン1.6gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR:7.03(dd,1H),7.20〜7.25(m,1H),7.27(d,2H),7.79(dd,1H),8.68〜8.69(m,2H)
参考製造例41
クロロホルム13mlに4−(5−フルオロ−2−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン1.6g、メタ-クロロ過安息香酸2.64gを加え、0℃で8時間攪拌した。その後、反応液を飽和亜硫酸ソーダ水溶液に注加し、クロロホルムで3回抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水洗浄、更に無水硫酸マグネシウム乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(5−フルオロ−2−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−N−オキシド1.35gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR:7.42(d,2H),7.47(dd,1H),7.53(td,1H),7.96(dd,1H),8.30〜8.33(m,2H)
参考製造例42
アセトニトリル10mlに4−(5−フルオロ−2−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−N−オキシド1.3g、トリエチルアミン1.41ml、及びトリメチルシリルシアニド1.5gを加え、90℃で20時間攪拌した。その後、反応液を室温まで放冷し、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(5−フルオロ−2−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボニトリル1.1gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR:7.03(dd,1H),7.26〜7.32(m,1H),7.50(dd,1H),7.68(dd,1H),7.84(s,1H),8.80(dd,1H)
参考製造例43
エタノール9mlに炭酸水素ナトリウム0.59g及びヒドロキシルアミン塩酸塩0.49gを加え、60分間加熱還流した。放冷後、室温4−(5−フルオロ−2−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボニトリル1.2gを加え3時間攪拌し、濃縮した。残渣に水を加え酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(5−フルオロ−2−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム1gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR(DMSO−d6):5.93(s,2H),7.41〜7.47(m,2H),7.55(td,1H),7.81(s,1H),7.98(dd,1H),8.66(dd,1H),10.00(s,1H)
参考製造例44
キサン8mlに4−クロロピリジン−2−カルボニトリル0.5g、炭酸カリウム1.23g、テトラキス(トリフェニルホスフィンパラジウム)0.13g及び2−クロロ−5−トリフルオロメチルフェニルボロン酸1gを加え、90℃で15時間攪拌した。その後、飽和塩化アンモニウム水溶液に注加し、酢酸エチルで3回抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2−クロロ−5−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボニトリル0.37gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR:7.59(s,1H),7.62(dd,1H),7.69(d,2),7.82(dd,1H),8.84(dd,1H)
参考製造例45
エタノール2mlに炭酸水素ナトリウム0.13g及びヒドロキシルアミン塩酸塩0.1gを加え、60分間加熱還流した。放冷後、室温下4−(2−クロロ−5−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボニトリル0.28gを加え3時間攪拌し、濃縮した。残渣に水を加え酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2−クロロ−5−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.3gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR(DMSO−d6):5.93(s,2H),7.57(dd,1H),7.85〜7.91(m,3H),7.94(dd,1H),8.70(dd,1H),10.01(s,1H)
参考製造例46
N,N−ジメチルホルムアミド20mlに2−ブロモ−6−フルオロベンゾトリフルオライド2g、炭酸セシウム6.44g、テトラキス(トリフェニルホスフィンパラジウム)0.29g及び4−ピリジンボロン酸1.35gを加え、90℃で10時間攪拌した。その後、飽和塩化アンモニウム水溶液に注加し、酢酸エチルで3回抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(3−フルオロ−2−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン1.4gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR:7.06(d,1H),7.22〜7.31(m,3H),7.54〜7.60(m,1H),8.65〜8.67(m,2H)
参考製造例47
クロロホルム12mlに4−(3−フルオロ−2−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン1.4g、メタ-クロロ過安息香酸2.31gを加え、0℃で5時間攪拌した。その後、反応液を飽和亜硫酸ソーダ水溶液に注加し、クロロホルムで3回抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水洗浄、更に無水硫酸マグネシウム乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(3−フルオロ−2−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−N−オキシド1.1gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR:7.30(d,1H),7.40〜7.43(m,2H),7.61(dd,1H),7.82(td,1H),8.28〜8.31(m,2H)
参考製造例48
アセトニトリル9mlに4−(3−フルオロ−2−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−N−オキシド1.1g、トリエチルアミン1.19ml、及びトリメチルシリルシアニド1.3gを加え、90℃で20時間攪拌した。その後、反応液を室温まで放冷し、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(3−フルオロ−2−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボニトリル1gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR:7.05(d,1H),7.35(t,1H),7.46(dd,1H),7.60〜7.66(m,2H),8.78(dd,1H)
参考製造例49
エタノール7mlに炭酸水素ナトリウム0.47g及びヒドロキシルアミン塩酸塩0.39gを加え、60分間加熱還流した。放冷後、室温下4−(3−フルオロ−2−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボニトリル1gを加え4時間攪拌し、濃縮した。残渣に水を加え酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(3−フルオロ−2−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム1gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR(DMSO−d6):5.93(s,2H),7.29(d,1H),7.42(dd,1H),7.62(dd,1H),7.77(s,1H),7.85〜7.88(m,1H),8.65(d,1H),10.00(s,1H)
参考製造例50
N,N−ジメチルホルムアミド13mlに1−ブロモ−2,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼン2g、炭酸セシウム5.34g、テトラキス(トリフェニルホスフィンパラジウム)0.24g及び4−ピリジンボロン酸1.12gを加え、90℃で13時間攪拌した。その後、飽和塩化アンモニウム水溶液に注加し、酢酸エチルで3回抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2,5−ビストリフルオロメチルフェニル)ピリジン1.6gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR:7.28(d,2H),7.59(s,1H),7.82(d,1H),7.94(d,1H),8.70〜8.72(m,2H)
参考製造例51
クロロホルム10mlに4−(2,5−ビストリフルオロメチルフェニル)ピリジン1.5g、メタ-クロロ過安息香酸2.05gを加え、0℃で6時間攪拌した。その後、反応液を飽和亜硫酸ソーダ水溶液に注加し、クロロホルムで3回抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水洗浄、更に無水硫酸マグネシウム乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2,5−ビストリフルオロメチルフェニル)ピリジン−N−オキシド1.4gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR:7.48(d,2H),7.92(s,1H),8.07(d,1H),8.14(d,1H),8.31〜8.33(m,2H)
参考製造例52
アセトニトリル10mlに4−(2,5−ビストリフルオロメチルフェニル)ピリジン−N−オキシド1.4g、トリエチルアミン1.44ml、及びトリメチルシリルシアニド1.5gを加え、90℃で20時間攪拌した。その後、反応液を室温まで放冷し、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2,5−ビストリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボニトリル1.4gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR:7.52(dd,1H),7.58(s,1H),7.70(s,1H),7.90(d,1H),7.99(d,1H),8.83(dd,1H)
参考製造例53
エタノール8mlに炭酸水素ナトリウム0.56g及びヒドロキシルアミン塩酸塩0.46gを加え、60分間加熱還流した。放冷後、0℃で4−(2,5−ビストリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボニトリル1.4gを加え4時間攪拌し、濃縮した。残渣に水を加え酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2,5−ビストリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム1.4gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR(DMSO−d6):5.94(s,2H),7.48(dd,1H),7.84(s,1H),7.90(s,1H),8.09(d,1H),8.15(d,1H),8.68(dd,1H),10.01(s,1H)
参考製造例54
N,N−ジメチルホルムアミド6mlとメタノール0.18mlに、0℃で水素化ナトリウム0.17g(60%油性)を加えた。10分後、4−(5−フルオロ−2−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン0.8gを加え、室温下で6時間攪拌した。その後、飽和塩化アンモニウム水溶液に注加し、酢酸エチルで3回抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(5−メトキシ−2−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン0.7gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR:3.87(s,3H),6.78(d,1H),7.00(dd,1H),7.26〜7.28(m,2H),7.69(d,1H),8.65〜8.66(m,2H)
参考製造例55
クロロホルム5mlに4−(5−メトキシ−2−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン0.7g、メタ-クロロ過安息香酸1.1gを加え、0℃で8時間攪拌した。その後、反応液を飽和亜硫酸ソーダ水溶液に注加し、クロロホルムで3回抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水洗浄、更に無水硫酸マグネシウム乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(5−メトキシ−2−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−N−オキシド0.6gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR:3.89(s,3H),6.80(d,1H),7.02(dd,1H),7.25〜7.27(m,2H),7.70(d,1H),8.23〜8.26(m,2H)
参考製造例56
アセトニトリル6mlに4−(5−メトキシ−2−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−N−オキシド0.6g、トリエチルアミン0.77ml、及びトリメチルシリルシアニド0.82gを加え、90℃で20時間攪拌した。その後、反応液を室温まで放冷し、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(5−メトキシ−2−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボニトリル0.56gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR:3.89(s,3H),6.76(d,1H),7.05(dd,1H),7.50(dd,1H),7.68(s,1H),7.73(d,1H),8.76(dd,1H)
参考製造例57
エタノール4mlに炭酸水素ナトリウム0.24g及びヒドロキシルアミン塩酸塩0.2gを加え、60分間加熱還流した。放冷後、0℃で4−(5−メトキシ−2−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボニトリル0.56gを加え2時間攪拌し、濃縮した。残渣に水を加え酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(5−メトキシ−2−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム1.4gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR(DMSO−d6):3.87(s,3H),5.92(s,2H),6.99(d,1H),7.20(dd,1H),7.40(dd,1H),7.78〜7.82(m,2H),8.64(dd,1H),10.00(s,1H)
参考製造例58
1,4−ジオキサン6mlに4−クロロピリジン−2−カルボニトリル0.4g、炭酸カリウム0.8g、テトラキス(トリフェニルホスフィンパラジウム)0.1g及びフェニルボロン酸0.39gを加え、90℃で10時間攪拌した。その後、飽和塩化アンモニウム水溶液に注加し、酢酸エチルで3回抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣を精製することなく、次の反応に用いた。
エタノール5mlに炭酸水素ナトリウム0.41g及びヒドロキシルアミン塩酸塩0.34gを加え、60分間加熱還流した。放冷後、0℃で粗生成物を加え2時間攪拌し、濃縮した。残渣に水を加え酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−フェニルピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.35gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR(DMSO−d6):5.91(s,2H),7.47〜7.57(m,3H),7.73(dd,1H),7.76〜7.79(m,2H),8.10(dd,1H),8.63(dd,1H),9.95(s,1H)
参考製造例59
1,4−ジオキサン6mlに4−クロロピリジン−2−カルボニトリル0.4g、炭酸カリウム0.8g、テトラキス(トリフェニルホスフィンパラジウム)0.1g及び2−メチルフェニルボロン酸0.43gを加え、90℃で10時間攪拌した。その後、飽和塩化アンモニウム水溶液に注加し、酢酸エチルで3回抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2−メチルフェニル)ピリジン−2−カルボニトリル0.45gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR:2.29(s, 3H), 7.19(d,1H), 7.30〜7.39(m,3H),7.49(dd,1H),7.68(dd,1H),8.76(dd,1H)
参考製造例60
エタノール5mlに炭酸水素ナトリウム0.39g及びヒドロキシルアミン塩酸塩0.32gを加え、60分間加熱還流した。放冷後、0℃で4−(2−メチルフェニル)ピリジン−2−カルボニトリル0.45gを加え5時間攪拌し、濃縮した。残渣に水を加え酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2−メチルフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.28gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR(DMSO−d6):5.91(s,2H),7.25〜7.36(m,4H),7.43(dd,1H),7.78(t,1H),8.62(dd,1H),9.95(s,1H)
参考製造例61
1,4−ジオキサン6mlに4−クロロピリジン−2−カルボニトリル0.4g、炭酸カリウム0.8g、テトラキス(トリフェニルホスフィンパラジウム)0.1g及び2−フルオロフェニルボロン酸0.44gを加え、90℃で8時間攪拌した。その後、飽和塩化アンモニウム水溶液に注加し、酢酸エチルで3回抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2−フルオロフェニル)ピリジン−2−カルボニトリル0.3gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR:7.22〜7.27(m,1H),7.31(t,1H),7.46〜7.52(m,2H),7.70〜7.72(m,1H),7.91(bs,1H),8.78(dd,1H)
参考製造例62
エタノール3mlに炭酸水素ナトリウム0.26g及びヒドロキシルアミン塩酸塩0.21gを加え、60分間加熱還流した。放冷後、0℃で4−(2−フルオロフェニル)ピリジン−2−カルボニトリル0.3gを加え4時間攪拌し、濃縮した。残渣に水を加え酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2−フルオロフェニル)ピリジン−2−カルボキサミド=オキシム0.3gを得た。
Figure 2010100611

1H−NMR(DMSO−d6):5.91(s,2H),7.35〜7.42(m,2H),7.51〜7.57(m,1H),7.62(dt,1H),7.66(td,1H),8.04(t,1H),8.66(dd,1H),9.98(s,1H)
次に製剤例を示す。尚、部は重量部を表す。
製剤例1
本発明化合物(1)〜(25)の各々10部を、キシレン35部とN,N−ジメチルホルムアミド35部との混合物に溶解し、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル14部及びドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6部を加え、良く攪拌混合して各々の10%乳剤を得る。
製剤例2
本発明化合物(1)〜(25)の各々20部を、ラウリル硫酸ナトリウム4部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、合成含水酸化珪素微粉末20部及び珪藻土54部を混合した中に加え、良く攪拌混合して各々の20%水和剤を得る。
製剤例3
本発明化合物(1)〜(25)の各々2部に、合成含水酸化珪素微粉末1部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、ベントナイト30部及びカオリンクレー65部を加え充分攪拌混合する。ついでこれらの混合物に適当量の水を加え、更に攪拌し、増粒機で製粒し、通風乾燥して各々の2%粒剤を得る。
製剤例4
本発明化合物(1)〜(25)の各々1部を適当量のアセトンに溶解し、これに合成含水酸化珪素微粉末5部、PAP0.3部及びフバサミクレー93.7部を加え、充分攪拌混合し、アセトンを蒸発除去して各々の1%粉剤を得る。
製剤例5
本発明化合物(1)〜(25)の各々10部;ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩50部を含むホワイトカーボン35部;及び水55部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより、各々の10%フロアブル剤を得る。
製剤例6
本発明化合物(1)〜(25)の各々0.1部をキシレン5部及びトリクロロエタン5部に溶解し、これを脱臭灯油89.9部に混合して各々の0.1%油剤を得る。
製剤例7
本発明化合物(1)〜(25)の各々10mgをアセトン0.5mlに溶解し、この溶液を、動物用固形飼料粉末(飼育繁殖用固形飼料粉末CE−2、日本クレア株式会社商品)5gに処理し、均一に混合する。ついでアセトンを蒸発乾燥させて各々の毒餌を得る。
製剤例8
本発明化合物(1)〜(25)の各々5部をジエチレングリコールモノエチルエーテル80部に溶解し、これに炭酸プロピレン15部を混合して、スポットオン液剤を得る。
製剤例9
本発明化合物(1)〜(25)の各々10部をジエチレングリコールモノエチルエーテル70部に溶解し、これに2−オクチルドデカノール20部を混合して、ポアオン液剤を得る。
製剤例10
本発明化合物(1)〜(25)の各々0.5部に、ニッコールTEALS-42(日光ケミカルズ・ラウリル硫酸トリエタノールアミンの42%水溶液)60部、プロピレングリコール20部を添加し、均一溶液になるまで充分撹拌混合した後、水19.5部を加えてさらに充分撹拌混合し、均一溶液のシャンプー剤を得る。
製剤例11
本発明化合物(1)〜(25)の各々0.1gを、プロピレングリコール2mlに溶解させ、4.0×4.0cm、厚さ1.2cmの多孔セラミック板に含浸させて、加熱式くん煙剤を得る。
製剤例12
本発明化合物(1)〜(25)の各々5部とエチレンーメタクリル酸メチル共重合体(共重合体中のメタクリル酸メチルの割合:10重量%、アクリフトWD301、住友化学製)95部を密閉式加圧ニーダー(森山製作所製)で溶融混練し、得られた混練物を押出し成型機から成型ダイスを介して押出し、長さ15cm、直径3mmの棒状成型体を得る。
製剤例13
本発明化合物(1)〜(25)の各々5部と軟質塩化ビニル樹脂95部を密閉式加圧ニーダー(森山製作所製)で溶融混練し、得られた混練物を押出し成型機から成型ダイスを介して押出し、長さ15cm、直径3mmの棒状成型体を得る。
次に、本発明化合物の有害節足動物防除効力を試験例により示す。
試験例1
本発明化合物(6)、(9)、(11)、(13)、(14)、(15)および(17)〜(23)の各々を、上記の製剤例5に準じて製剤化した。この製剤を本発明化合物の濃度が500ppmとなるように水で希釈し、各々の試験用散布液を調製した。
そして、ポリエチレンカップにキュウリを植え、第1本葉が展開するまでに生育させ、そこにワタアブラムシ(Aphis gossypii)約30頭を寄生させた。1日後、そのキュウリに上記の試験用散布液を20ml/カップの割合で散布した。散布6日後にワタアブラムシの数を調査し、次の式により防除価を求めた。
防除価(%)={1−(Cb×Tai)/(Cai×Tb)}×100
尚、式中の文字は以下の意味を表す。
Cb:無処理区の処理前の虫数
Cai:無処理区の観察時の虫数
Tb:処理区の処理前の虫数
Tai:処理区の観察時の虫数
その結果、上記の本発明化合物を含有する試験用散布液を処理した区において、防除価は90%以上であった。
試験例2
本発明化合物(1)、(4)、(5)、(6)、(11)、(12)、(14)、(15)、(16)および(19)〜(22)の各々を、上記の製剤例1に準じて製剤化した。この製剤を本発明化合物の濃度が500ppmとなるように水で希釈し、各々の試験用散布液を調整した。
そして、プラスチックカップに植えたツルナシインゲン幼苗(播種7日後、初生葉展開期)に約60頭のナミハダニ雌成虫を放ち、1日間放置した。この幼苗に上記の試験用散布液30mlを各々散布した。散布8日後及び13日後に該ツルナシインゲンの葉上の生存ダニ数を調査し、次式により防除率を算出した。
防除率(%)=100×{1−(処理区の生存ダニ数)/(無処理区の生存ダニ数)}
その結果、上記の本発明化合物を含有する試験用散布液を処理した区において、防除率は処理8日後及び13日後において90%以上であった。
一方、以下の式(A)で示される化合物(特表2001−520666号公報に記載。以下、比較化合物(A)と記す。)、式(B)で示される化合物(特開2002−205991号公報に記載。以下、比較化合物(B)と記す。)
Figure 2010100611
を試験例2と同様の条件にて試験したところ、比較化合物(A)及び(B)においては、防除価が30%未満であった。
本発明化合物は有害生物防除に優れた効力を有することから、有害生物防除剤の有効成分として有用である。

Claims (8)

  1. 式(I)
    Figure 2010100611
    〔式中、R1はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C7アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C7アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C7アルキルチオ基、ニトロ基、シアノ基又はハロゲン原子を表し、
    mは1〜5の整数を表し、
    Aは単結合、酸素原子、硫黄原子、NR10、CH2又はCH2Oを表し、
    10はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C7アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C7アルケニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C7アルキニル基、C2−C7アルコキシアルキル基、シアノメチル基又は水素原子を表し、
    2はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C7アルキル基、シアノメチル基、群αから選ばれる基で置換されていてもよい(C3−C7シクロアルキル)メチル基、群βから選ばれる基で置換されていてもよいベンジル基又は水素原子を表すか、或いは
    下記のQ1〜Q5のいずれかの基
    Figure 2010100611
    (式中、R4は水素原子、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C7アルキル基又は群αから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C7シクロアルキル基を表し、
    5及びR6は同一又は相異なっていてもよく、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C7アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C7アルケニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C7アルコキシ基、群αから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C7シクロアルキル基を表すか、或いは
    5、R6及びこれらが結合している窒素原子とが一緒になって、群αから選ばれる基で置換されていてもよいピロリジン−1−イル基、群αから選ばれる基で置換されていてもよいピペリジノ基、群αから選ばれる基で置換されていてもよいヘキサメチレンイミン−1−イル基、群αから選ばれる基で置換されていてもよいモルホリノ基又は群αから選ばれる基で置換されていてもよいチオモルホリン−4−イル基を表し、
    7はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C7アルキル基、群βから選ばれる基で置換されていてもよいフェニル基、群βから選ばれる基で置換されていてもよいベンジル基又は群αから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C7シクロアルキル基を表し、
    8はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C7アルキル基、群βから選ばれる基で置換されていてもよいフェニル基又は群αから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C7シクロアルキル基を表し、
    9はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C7アルキル基又は水素原子を表す。)
    を表し、
    3はハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C7アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C7アルコキシ基、群αから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C7シクロアルキル基、群αから選ばれる基で置換されていてもよいC3−C7シクロアルコキシ基又はハロゲン原子を表し、
    nは0〜3の整数を表す。

    群α:ハロゲン原子、C1−C7アルキル基及びC1−C7ハロアルキル基からなる群。
    群β:ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C1−C7アルキル基、C1−C7ハロアルキル基、C1−7アルコキシ基及びC1−C7ハロアルコキシ基からなる群。〕
    で示されるピリジン化合物。
  2. 式(I)において、少なくとも一つのR1がC1−C7ハロアルキル基又はC1−C7ハロアルコキシ基である請求項1記載のピリジン化合物。
  3. 式(I)において、少なくとも一つのR1がC1−C3フルオロアルキル基又はC1−C3フルオロアルコキシ基である請求項1記載のピリジン化合物。
  4. 式(I)において、R1がベンゼン環上の2位又は3位に位置する請求項2又は3記載のピリジン化合物。
  5. 式(I)において、nが0である請求項1〜4のいずれか一項記載のピリジン化合物。
  6. 式(I)において、R2が水素原子である請求項1〜5のいずれか一項記載のピリジン化合物。
  7. 請求項1〜6のいずれか記載のピリジン化合物を有効成分として含有することを特徴とする有害生物防除剤。
  8. 有効量の請求項1〜6のいずれか記載のピリジン化合物を有害生物又は有害生物の生息場所に施用することを特徴とする有害生物の防除方法。
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