JP2010091988A - プロセスカートリッジ - Google Patents

プロセスカートリッジ Download PDF

Info

Publication number
JP2010091988A
JP2010091988A JP2008264535A JP2008264535A JP2010091988A JP 2010091988 A JP2010091988 A JP 2010091988A JP 2008264535 A JP2008264535 A JP 2008264535A JP 2008264535 A JP2008264535 A JP 2008264535A JP 2010091988 A JP2010091988 A JP 2010091988A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
developing unit
developing
photosensitive
process cartridge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008264535A
Other languages
English (en)
Inventor
Nao Itabashi
奈緒 板橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2008264535A priority Critical patent/JP2010091988A/ja
Publication of JP2010091988A publication Critical patent/JP2010091988A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

【課題】現像ユニットの誤装着を防止することができるプロセスカートリッジを提供する。
【解決手段】プロセスカートリッジ50は、感光体ドラム53を有する感光体ユニット51と、現像ローラ63を有し、感光体ユニット51に対して着脱可能に装着される現像ユニット61とを備えている。感光体ユニット51には、現像ユニット61に対して近接・離間する方向に揺動する付勢部材200が設けられ、現像ユニット61には、感光体ユニット51に対して正しく装着されるときに付勢部材200に摺接することで付勢部材200を現像ユニット61から離間する方向に揺動させる突出部100が設けられている。プロセスカートリッジ50は、現像ローラ63が感光体ドラム53に対して正しくない位置で、現像ユニット61が感光体ユニット51に対して装着操作されたときに、突出部100が付勢部材200に引っ掛かる。
【選択図】図3

Description

本発明は、カラープリンタなどの画像形成装置で使用されるプロセスカートリッジに関する。
一般に、カラープリンタなどの画像形成装置で使用されるプロセスカートリッジとして、静電潜像が形成される感光体ドラムを有する感光体ユニットと、感光体ドラムにトナーを供給する現像ローラを有し、感光体ユニットに対して着脱可能に装着される現像ユニットとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようなプロセスカートリッジでは、感光体ユニットの側壁に設けられた位置決め溝に現像ローラの軸を挿入し、感光体ユニットの側壁、後壁および底壁によって形成された凹状の収容部に現像ユニット本体を収めることで、現像ユニットが感光体ユニットに対して装着される。
特開2008−203566号公報(図2)
ところで、現像ユニットが着脱可能に装着される感光体ユニットとしては、側壁のうち、感光体ドラムの両側に位置する部位と、位置決め溝に隣接する部位との間に、後者の方が低くなる段差を有する形状のものがある。このような感光体ユニットに対して現像ユニットを着脱する場合、現像ローラの軸が位置決め溝に挿入されずに、段差に支持されるような状態で感光体ユニットの収容部に現像ユニット本体が収まってしまうことがあった。
このとき、ユーザが現像ユニットが正しく装着されたと認識すれば、ユーザは次にプロセスカートリッジを画像形成装置に装着しようとする。しかしながら、実際には現像ユニットが正しく装着されていないので、プロセスカートリッジを画像形成装置に装着することができず、ユーザは現像ユニットを感光体ユニットから取り外して再度装着し直す必要があった。
そこで、本発明は、現像ユニットの誤装着を防止することができるプロセスカートリッジを提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明のプロセスカートリッジは、静電潜像が形成される感光体を有する感光体ユニットと、前記感光体に現像剤を供給する現像剤担持体を有し、前記感光体ユニットに対して着脱可能に装着される現像ユニットとを備えるプロセスカートリッジであって、前記感光体ユニットには、前記現像ユニットを挟んで前記感光体が配置された側とは反対側に、前記現像ユニットに対して近接・離間する方向に揺動する揺動部材が設けられ、前記現像ユニットには、前記揺動部材に向かって突出し、前記感光体ユニットに対して正しく装着されるときに前記揺動部材に摺接することで前記揺動部材を前記現像ユニットから離間する方向に揺動させる突出部が設けられ、前記現像剤担持体が前記感光体に対して正しくない位置で、前記現像ユニットが前記感光体ユニットに対して装着操作されたときに、前記突出部が前記揺動部材に引っ掛かることを特徴とする。
このように構成されたプロセスカートリッジによれば、現像ユニットが感光体ユニットに対して正しく装着されるときには、現像ユニットに設けられた突出部が感光体ユニットに設けられた揺動部材を揺動させて退避させることで、現像ユニットを感光体ユニットに対して装着することができる。一方、現像剤担持体が感光体に対して正しくない位置で、現像ユニットが感光体ユニットに対して装着操作されるときには、突出部が揺動部材に引っ掛かることで、現像ユニットの誤装着を防止することができる。
本発明のプロセスカートリッジによれば、現像剤担持体が感光体に対して正しくない位置で、現像ユニットが感光体ユニットに対して装着操作されるときには、突出部が揺動部材に引っ掛かるので、現像ユニットの誤装着を防止することができる。
<カラープリンタの全体構成>
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。参照する図面において、図1は本発明のプロセスカートリッジを備えた画像形成装置の一例としてのカラープリンタの全体構成を示す断面図であり、図2はプロセスカートリッジの断面図である。
なお、以下の説明において、方向は、カラープリンタを使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1において、紙面に向かって左側を「前」側、紙面に向かって右側を「後」側とし、紙面に向かって奥側を「左」側、紙面に向かって手前側を「右」側とする。また、紙面に向かって上下方向を「上下」方向とする。
図1に示すように、カラープリンタ1は、本体筐体10内に、用紙Pを供給する給紙部20と、給紙された用紙Pに画像を形成する画像形成部30と、画像が形成された用紙Pを排出する排紙部90とを備えている。
本体筐体10の上部には、後側を支点として上下に開閉可能に構成されたトップカバー12が設けられている。このトップカバー12は、上面が本体筐体10から排出された用紙Pを蓄積する排紙トレイ13となっており、下面にはLEDユニット40を保持する複数のLED保持部14が設けられている。
給紙部20は、本体筐体10内の下部に設けられ、本体筐体10に対して着脱可能に装着される給紙トレイ21と、給紙トレイ21から用紙Pを画像形成部30に供給する用紙供給機構22とを主に備えている。給紙部20では、給紙トレイ21に収容された用紙Pが、用紙供給機構22により1枚ずつ分離されて画像形成部30に供給される。
画像形成部30は、4つのLEDユニット40と、4つのプロセスカートリッジ50と、転写ユニット70と、定着ユニット80とから主に構成されている。
LEDユニット40は、感光体の一例としての感光体ドラム53の上方に対向して配置され、感光体ドラム53の表面を露光するように構成されている。このLEDユニット40は、LED保持部14を介してトップカバー12に固定されているので、トップカバー12とともに移動可能となっている。
プロセスカートリッジ50は、トップカバー12と給紙部20との間で前後方向に並んで配置され、トップカバー12を開いたときにできる開口から本体筐体10に対して着脱可能に装着されている。プロセスカートリッジ50は、感光体ユニット51と、感光体ユニット51に対して着脱可能に装着される現像ユニット61とを備えている。各プロセスカートリッジ50は、現像ユニット61のトナー収容部66(図2参照)に収容される現像剤の一例としてのトナーの色が相違するのみであり、構成は同一である。
図2に示すように、感光体ユニット51は、感光体ケース52と、感光体ドラム53と、帯電器54とを主に備えている。感光体ケース52には、現像ユニット61が装着されることで、外部から感光体ドラム53を臨める露光穴55が形成される。露光穴55には、感光体ドラム53の上方にLEDユニット40が対向して挿入される。
現像ユニット61は、現像ケース62と、現像剤担持体の一例としての現像ローラ63と、供給ローラ64と、層厚規制ブレード65とを主に備え、トナーを収容するトナー収容部66を有している。
なお、プロセスカートリッジ50として本体筐体10に装着された現像ユニット61は、本体筐体10内に設けられた公知の機構によって略上方に押し上げられることで、現像ローラ63が感光体ドラム53から離間し(図10参照)、押し上げが解除されることで現像ローラ63が感光体ドラム53に近接(または接触)するように構成されている。これにより、モノクロ画像の形成が可能となる。
図1に戻って、転写ユニット70は、給紙部20と各プロセスカートリッジ50との間に設けられ、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、搬送ベルト73と、転写ローラ74とを主に備えている。駆動ローラ71と従動ローラ72は、前後に離間して平行に配置されており、その間に無端状の搬送ベルト73が張設されている。搬送ベルト73は、外側の面が各感光体ドラム53に接しており、内側には各感光体ドラム53との間で搬送ベルト73を挟持する転写ローラ74が感光体ドラム53に対向して4つ配置されている。転写ローラ74には転写時に転写バイアスが印加される。
定着ユニット80は、各プロセスカートリッジ50および転写ユニット70の後方に配置され、加熱ローラ81と、加熱ローラ81と対向配置され加熱ローラ81を押圧する加圧ローラ82とを備えている。
画像形成部30では、感光体ドラム53の表面が、帯電器54により一様に帯電された後、LEDユニット40から出射される光により露光されることで、感光体ドラム53上に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、トナー収容部66内のトナーは、供給ローラ64から現像ローラ63に供給され、現像ローラ63と層厚規制ブレード65との間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ63上に担持される。
現像ローラ63上に担持されたトナーは、現像ローラ63から感光体ドラム53上の静電潜像に供給される。これにより、静電潜像が可視像化されて感光体ドラム53上にトナー像が形成される。その後、搬送ベルト73上に供給された用紙Pが感光体ドラム53と搬送ベルト73の内側に配置される転写ローラ74との間を通過することで、各感光体ドラム53上に形成されたトナー像が用紙P上に順次重ね合わせて転写される。そして、用紙Pが加熱ローラ81と加圧ローラ82との間を通過することで、用紙P上に転写されたトナー像が熱定着される。
排紙部90は、定着ユニット80の出口から上方に向かって延び、前方に方向転換するように形成された排紙側搬送経路91と、用紙Pを搬送する複数の搬送ローラ92とを主に備えている。トナー像が熱定着された用紙Pは、搬送ローラ92によって排紙側搬送経路91を搬送され、本体筐体10の外部に排出されて排紙トレイ13に蓄積される。
<プロセスカートリッジの詳細構成>
次に、本発明の特徴部分を中心にプロセスカートリッジ50(感光体ユニット51および現像ユニット61)の詳細な構成について説明する。図3は感光体ユニットおよび現像ユニットの構成を説明するための部分断面図であり、図4(a)は後ろから見た現像ユニットの斜視図であり、(b)は突出部の拡大図であり、図5は延出部の構成を示す斜視図であり、図6は付勢部材の斜視図であり、図7はロック部材の斜視図である。
なお、以下の説明において、方向は、図3に示すようにプロセスカートリッジ50を横向きにした状態を基準とした方向で説明する。すなわち、図3において、紙面に向かって上下方向を「上下」方向とし、感光体ドラム53や現像ローラ63が配置される側を「前」側、その反対側を「後」側とする。また、このように定義した上下前後の方向を基準として決まる左右方向を「左右」方向とする。
[現像ユニットの構成]
図3および図4(a)に示すように、現像ユニット61には、現像ケース62から後方(付勢部材200)に向かって突出する一対の突出部100と、係合部67とが、現像ローラ63のローラ軸63Aが延びる方向(軸方向)に並んで設けられている。
突出部100は、図3および図4(b)に示すように、側面視山形状に形成され、上側に位置する当接面110と下側に位置する押圧面120とを有している。詳細には、突出部100は、側面視山形状をなす上側の当接面110と下側の押圧面120とを有し、押圧面120の面上部の両側からそれぞれ頂部130を構成する側面視三角形状の突起が設けられたような形状に形成されている。
当接面110は、現像ユニット61が感光体ユニット51に装着されたときに、後述する付勢部材200が当接する面である。
押圧面120は現像ユニット61が感光体ユニット51に正しく装着されるときに、付勢部材200と摺接して付勢部材200を揺動させる面である。この押圧面120は、面上部が突出部100の頂部130よりも凹んだ位置にあって、この部分から現像ケース62に向かって下方傾斜するように平面状に延びている。
係合部67は、現像ローラ63の軸方向において一対の突出部100の間に設けられ、上側の平面部67Aと、下側の曲面部67Bとを有している(図9(a)参照)。この係合部67は、現像ユニット61が感光体ユニット51に装着されたときに後述するロック部材400と係合する。
[感光体ユニットの構成]
図3に示すように、感光体ユニット51は、感光体ケース52と、感光体ドラム53と、揺動部材の一例としての付勢部材200と、ロック部材400(図9参照)とを備えている。
感光体ケース52は、感光体ユニット51の筐体を構成するものであり、感光体ドラム53を回転可能に支持し、左右方向において対向する一対の側壁310(図3では一方のみ図示)と、一対の側壁310の下端を連結する底壁320と、一対の側壁310および底壁320の後端を連結する後壁330とから主に構成されている。この感光体ケース52には、一対の側壁310、底壁320および後壁330によって凹状の収容部340が形成されている。現像ユニット61は、主にその下部が収容部340に収容されることで、感光体ユニット51に対して装着された状態となる。
側壁310には、現像ユニット61の感光体ユニット51への装着時に現像ローラ63のローラ軸63Aを案内するとともに、感光体ドラム53に対して現像ローラ63を位置決めする位置決め溝311が設けられている。位置決め溝311は、側壁310の中央付近に位置する開口端312から前斜め下方に向かって延び、さらに前方に向かって延びている。
また、側壁310には、位置決め溝311の上側に隣接して位置決め溝311に沿うように、感光体ドラム53側から開口端312に向かって延びる延出部313が設けられている。本実施形態では、延出部313は、位置決め溝311の上側の壁を構成している。この延出部313は、位置決め溝311とは反対側の面(上面)に、開口端312側(先端側)から位置決め溝311に沿って略前方に延びた後、位置決め溝311から離れるように上方に向かって屈曲した屈曲部314を有する形状をなしている。
なお、図5に示すように、延出部313の先端側には、帯電器54に電力を供給するための電極部54Aが左右方向外側に突出するように設けられている。さらに、電極部54Aの裏(左側)には、屈曲部314から開口端312に向けて平面状に下方傾斜する傾斜面315が形成されている。これにより、現像ユニット61の感光体ユニット51への装着時に、傾斜面315の面上部に載った現像ローラ63のローラ軸63Aは、電極部54Aに引っ掛かることなく、傾斜面315上を滑って位置決め溝311の開口端312へと導かれる(図5の矢印参照)。
付勢部材200は、感光体ケース52に対して揺動可能に支持され、感光体ユニット51に装着された現像ユニット61の当接面110を前方に向けて付勢することで、現像ローラ63を感光体ドラム53に向けて付勢する部材である。この付勢部材200は、現像ユニット61を挟んで感光体ドラム53が配置された側とは反対側、すなわち、感光体ユニット51の後側において、現像ユニット61の各突出部100に対応して1つずつ設けられている。
なお、右側の付勢部材200から現像ローラ63(ローラ部分)の右側の端部までの距離と、左側の付勢部材200から現像ローラ63(ローラ部分)の左側の端部までの距離は略等しくなっている。また、現像ユニット61に設けられた突出部100も、各付勢部材200に対応して配設されている。これにより、現像ローラ63を均一な力で感光体ドラム53に向けて付勢することができる。
図3および図6に示すように、付勢部材200は、軸係合部210と、アーム部220と、凸部230とから主に構成され、図示しないバネ部材によって前方(現像ユニット61に近接する方向)に向けて付勢されている。
軸係合部210は、感光体ケース52の後壁330に設けられた左右方向に延びる円柱状の軸部331に対して回動可能に係合する部分である。この軸係合部210が軸部331に係合することによって、付勢部材200は現像ユニット61に対して近接・離間する方向(前後方向)に揺動可能となっている。
アーム部220は、軸係合部210から上方に延びており、軸部331側(下部)の左右両側に、それぞれ、現像ローラ63が感光体ドラム53から離間したときに現像ユニット61の突出部100の頂部130を受け入れる第2凹部222が設けられている(図10参照)。
凸部230は、アーム部220の先端側(上部)から前方に向かって突出する側面視三角形状に形成され、前面が上部から斜め下方に向かって傾斜する摺接部231となっている。摺接部231は、現像ユニット61が感光体ユニット51に正しく装着されるときに、現像ユニット61に設けられた突出部100の押圧面120と摺接する部分である。
この凸部230は、アーム部220よりも左右方向において幅狭に形成されており、左右両側には、現像ユニット61が感光体ユニット51に正しく装着されるときに現像ユニット61の突出部100の頂部130を避ける摺接部231よりも凹んだ第1凹部221が設けられている。また、アーム部220上端の左右両側には、それぞれ、平面状の引掛部223が設けられている。引掛部223の機能については後述する。
図7に示すように、ロック部材400は、感光体ケース52に対して揺動可能に支持され、感光体ユニット51に装着された現像ユニット61の係合部67に係合することで、現像ユニット61が感光体ユニット51から外れないようにロックする部材である。このロック部材400は、軸係合部410と、アーム部420と、操作部430とから主に構成され、図示しないバネ部材によって前方に向けて付勢されている。
軸係合部410は、感光体ケース52の後壁330に設けられた左右方向に延びる円柱状の軸部332(図9参照)に対して回動可能に係合する部分である。この軸係合部410が軸部332に係合することによって、ロック部材400は前後方向に揺動可能となっている。
アーム部420は、軸係合部410から上方に延びる部分であり、左側に軸係合部410と操作部430とに挟まれるように切欠部421が設けられている。感光体ユニット51に装着された現像ユニット61は、係合部67(平面部67A)が切欠部421の上面部422と係合することで、感光体ユニット51から外れないようにロックされる(図9(b)参照)。
操作部430は、アーム部420に対して後斜め上方に延びており、現像ユニット61が正しく装着されるときに上面431が現像ユニット61に設けられた係合部67の曲面部67Bに押される部分であるとともに、ロック解除時にユーザが操作する部分である。ロック解除時には、ユーザが操作部430の上面431を下方に押し下げることで、ロック部材400(アーム部420)が後方に揺動する。これにより、係合部67と上面部422との係合(ロック)が解除されるので、現像ユニット61を感光体ユニット51から取り外すことが可能となる。
<作用効果>
以上のように構成されたプロセスカートリッジ50の作用効果について説明する。
[現像ユニット装着時の動作]
まず、現像ユニット61が感光体ユニット51に対して正しく装着されるときの動作について説明する。図8は現像ユニットを感光体ユニットに対して正しく装着するときの付勢部材の動作を説明するための図であり、付勢部材が揺動する前の様子を示す図(a)と、付勢部材が後方に揺動する様子を示す図(b)である。
図8(a)に示すように、現像ユニット61の現像ローラ63のローラ軸63Aを、感光体ユニット51の側壁310に設けられた位置決め溝311に挿入していくと、まず、現像ユニット61に設けられた突出部100の押圧面120と、感光体ユニット51に設けられた付勢部材200の摺接部231とが当接する。
ローラ軸63Aを位置決め溝311にさらに挿入していくと、現像ユニット61がローラ軸63Aを中心として図示反時計回り方向に移動(回動)して、図8(b)に示すように、押圧面120と摺接部231(の前端部)が摺接し、押圧面120によって摺接部231が後方へ押されて付勢部材200が後方(現像ユニット61から離間する方向)に揺動する。これにより、付勢部材200が後方に退避することになるので、現像ユニット61は感光体ユニット51の感光体ケース52に形成された収容部340に収容され、感光体ユニット51に装着される。
なお、押圧面120と摺接部231とが摺接する最中において、突出部100の頂部130は、付勢部材200の凸部230の左右両側に設けられた第1凹部221と接触しない状態で通過する。このように、頂部130よりも凹んだ押圧面120と摺接部231とが摺接し、頂部130を避ける第1凹部221が設けられていることで、頂部130と付勢部材200とが直接摺接して付勢部材200を揺動させる構成と比較して、付勢部材200の後方への揺動量を小さくすることができる。これにより、付勢部材200を前方に向けて付勢するバネ部材からの反力を小さくできるので、付勢部材200を揺動させる力を小さくすることができ、感光体ユニット51に対して現像ユニット61を比較的小さな力で装着することができる。
図3に示すように、現像ユニット61が感光体ユニット51に装着されると、図示しないバネ部材に作用によって、付勢部材200の凸部230(摺接部231)の前端部が、突出部100の当接面110に当接して現像ユニット61を前方に向けて付勢し、現像ローラ63を感光体ドラム53に向けて付勢する。これにより、現像ローラ63上に担持されるトナーを感光体ドラム53に均一かつ良好に供給することができる。
次に、ロック部材400の動作と第2凹部222の作用効果について簡単に説明する。図9は現像ユニットを感光体ユニットに対して正しく装着するときのロック部材の動作を説明するための図であり、係合部によってロック部材が揺動する様子を示す図(a)と、係合部とロック部材とが係合した様子を示す図(b)である。また、図10は現像ローラが感光体ドラムから離間したときの揺動部材と突出部との位置関係を示す図である。
図9(a)に示すように、現像ユニット61が感光体ユニット51に装着されていくと、現像ユニット61に設けられた係合部67の曲面部67Bが、ロック部材400の操作部430の上面431を押し下げてロック部材400を後方へ揺動させる。そして、現像ユニット61が感光体ユニット51に装着されると、図9(b)に示すように、ロック部材400が、図示しないバネ部材の作用によって前方に揺動して、切欠部421の上面部422と係合部67の平面部67Aとが係合する。これにより、現像ユニット61が感光体ユニット51に対してロックされる。
図10に示すように、現像ユニット61は、公知の機構によって現像ローラ63が感光体ドラム53から離間するように構成されている。このとき、上方に押し上げられた現像ユニット61の突出部100の頂部130は、付勢部材200に設けられた第2凹部222に受け入れられる。これにより、現像ローラ63が感光体ドラム53から離間したときに頂部130が直接付勢部材200に当接する構成と比較して、現像ローラ63を離間させるときの力を小さくすることができる。その結果として、現像ユニット61を上方へ押し上げる機構を大掛かりなものとする必要がなくなるので、プロセスカートリッジ50が使用されるカラープリンタ1の小型化を図ることが可能となる。
[現像ユニット誤装着時の動作]
次に、現像ローラ63が感光体ドラム53に対して正しくない位置で現像ユニット61が感光体ユニット51に対して装着操作されたとき、すなわち、現像ユニット61が感光体ユニット51に対して誤装着されるときの動作について説明する。図11は現像ローラが感光体ドラムに対して正しくない位置で現像ユニットが感光体ユニットに対して装着操作されたときの様子を示す図である。
本実施形態では、感光体ユニット51の側壁310に設けられた延出部313が上面に屈曲部314を有しているので、現像ローラ63のローラ軸63Aが、位置決め溝311に挿入されず、延出部313の上方に載ってしまった場合でも、屈曲部314(傾斜面315)に引っ掛かった状態で支持される可能性がある。このとき、現像ローラ63は、感光体ドラム53に対して正しくない位置にあることとなる。なお、前記したように、ローラ軸63Aが位置決め溝311の開口端312へと導かれるように現像ユニット61を装着した場合には、このようなことは発生しない。
図11に示すように、現像ローラ63の位置が異なっていても、ローラ軸63Aは感光体ユニット51によって支持されている状態なので、ユーザは現像ローラ63が感光体ドラム53に対して正しい位置にあると誤認し、そのまま現像ユニット61の装着動作を行う可能性がある。このとき、感光体ドラム53に対する現像ローラ63の位置が、正しく装着される場合よりも上方にあるので、ユーザが装着動作を開始して現像ユニット61をローラ軸63Aを中心として図示反時計回り方向に移動(回動)させたとき、頂部130は正しく装着される場合よりも後斜め上方から付勢部材200に近接する。そうすると、突出部100の押圧面120と付勢部材200の摺接部231とが当接する前に、突出部100(頂部130を構成する突起部分)と引掛部223とが当接する。
これにより、突出部100が付勢部材200に引っ掛かることになるので、現像ユニット61を感光体ユニット51の収容部340に収めることができず、現像ユニット61を感光体ユニット51に装着することができない。このように本実施形態のプロセスカートリッジ50によれば、現像ローラ63が感光体ドラム53に対して正しくない位置で、現像ユニット61が感光体ユニット51に対して装着操作されるときには、突出部100が付勢部材200に引っ掛かるので、現像ユニット61の誤装着を防止することができる。
また、本発明によれば、特に、側壁310に設けられた延出部313の上面が屈曲形成されているような形状を有する感光体ユニット51、すなわち、位置決め溝とは別に現像ローラが支持されうる形状を有する感光体ユニットに対する現像ユニットの誤装着を効果的に防止することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、揺動部材の一例として、現像ローラ63を感光体ドラム53に向けて付勢する付勢部材200を採用した例を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、前記したロック部材400を揺動部材として採用してもよいし、付勢部材200やロック部材400とは別に揺動部材を設けてもよい。なお、揺動部材として付勢部材200やロック部材400を利用することで、感光体ユニット51の後壁330に設けられる揺動する部材を減らすことができるので、感光体ユニット51の構成を簡略化できるとともに、コストを抑制することができる。
前記実施形態では、付勢部材200(揺動部材)の突出部100が引っ掛かる部分として、平面状の引掛部223を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、現像ユニットが誤装着されるときに、突出部が引っ掛かって揺動部材を揺動させないのであればその形状は特に限定されず、例えば、傾斜した摺接部231の上端の角などであってもよい。
前記実施形態では、付勢部材200に第1凹部221と第2凹部222とを設けた構成を示したが、第1凹部221および第2凹部222は本発明にとって必須の構成ではない。したがって、例えば、一方のみを設ける構成としてもよいし、図12に示すように、両方とも設けられていない構成としてもよい。
なお、図12に示す付勢部材500は、軸係合部510と、アーム部520と、側面視三角形状の凸部530とから主に構成され、凸部530の前面が摺接部531となっており、アーム部520の先端(上端)が引掛部523となっている。このような構成では、現像ユニット61に設けられた突出部100の頂部130が摺接部531と直接摺接することで、付勢部材500を揺動させる。
前記実施形態では、本発明のプロセスカートリッジ50が、カラープリンタ1で使用される例を示したが、本発明はこれに限定されず。例えば、複写機や複合機、モノクロプリンタなどで使用されるものであってもよい。
前記実施形態では、プロセスカートリッジ50が使用される画像形成装置(カラープリンタ1)は、LEDユニット40(LED光)によって感光体ドラム53(感光体)を露光するものであったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、EL(エレクトロルミネッセンス)素子や蛍光体などから出射される光やレーザ光で感光体を露光する画像形成装置であってもよい。
本発明のプロセスカートリッジを備えた画像形成装置の一例としてのカラープリンタの全体構成を示す断面図である。 本発明の実施形態に係るプロセスカートリッジの断面図である。 感光体ユニットおよび現像ユニットの構成を説明するための部分断面図である。 (a)は後ろから見た現像ユニットの斜視図であり、(b)は突出部の拡大図である。 延出部の構成を示す斜視図である。 付勢部材の斜視図である。 ロック部材の斜視図である。 現像ユニットを感光体ユニットに対して正しく装着するときの付勢部材の動作を説明するための図であり、付勢部材が揺動する前の様子を示す図(a)と、付勢部材が後方に揺動する様子を示す図(b)である。 現像ユニットを感光体ユニットに対して正しく装着するときのロック部材の動作を説明するための図であり、係合部によってロック部材が揺動する様子を示す図(a)と、係合部とロック部材とが係合した様子を示す図(b)である。 現像ローラが感光体ドラムから離間したときの揺動部材と突出部との位置関係を示す図である。 現像ローラが感光体ドラムに対して正しくない位置で現像ユニットが感光体ユニットに対して装着操作されたときの様子を示す図である。 変形例に係る付勢部材の斜視図である。
符号の説明
50 プロセスカートリッジ
51 感光体ユニット
52 感光体ケース
53 感光体ドラム
61 現像ユニット
63 現像ローラ
100 突出部
110 当接面
120 押圧面
130 頂部
200 付勢部材
210 軸係合部
221 第1凹部
222 第2凹部
223 引掛部
231 摺接部
310 側壁
311 位置決め溝
312 開口端
313 延出部
314 屈曲部
331 軸部

Claims (5)

  1. 静電潜像が形成される感光体を有する感光体ユニットと、前記感光体に現像剤を供給する現像剤担持体を有し、前記感光体ユニットに対して着脱可能に装着される現像ユニットとを備えるプロセスカートリッジであって、
    前記感光体ユニットには、前記現像ユニットを挟んで前記感光体が配置された側とは反対側に、前記現像ユニットに対して近接・離間する方向に揺動する揺動部材が設けられ、
    前記現像ユニットには、前記揺動部材に向かって突出し、前記感光体ユニットに対して正しく装着されるときに前記揺動部材に摺接することで前記揺動部材を前記現像ユニットから離間する方向に揺動させる突出部が設けられ、
    前記現像剤担持体が前記感光体に対して正しくない位置で、前記現像ユニットが前記感光体ユニットに対して装着操作されたときに、前記突出部が前記揺動部材に引っ掛かることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 前記突出部には、頂部よりも凹んだ押圧面が設けられ、
    前記揺動部材には、前記現像ユニットが正しく装着されるときに前記押圧面と摺接する摺接部と、前記現像ユニットが正しく装着されるときに前記突出部の頂部を避ける前記摺接部よりも凹んだ第1凹部とが設けられたことを特徴とする請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
  3. 前記揺動部材は、前記現像ユニットに近接する方向に向けて付勢されることで、前記現像剤担持体を前記感光体に向けて付勢する部材であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプロセスカートリッジ。
  4. 前記揺動部材には、揺動中心側に、前記感光体ユニットに装着された前記現像ユニットの前記突出部の頂部を受け入れる第2凹部が設けられたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
  5. 前記感光体ユニットの側壁には、前記現像剤担持体を位置決めする位置決め溝と、前記位置決め溝に隣接して前記位置決め溝に沿うように前記位置決め溝の開口端に向かって延びる延出部とが設けられ、
    前記延出部は、前記位置決め溝とは反対側の面が、先端側から前記位置決め溝に沿って延びた後、前記位置決め溝から離れるように屈曲形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
JP2008264535A 2008-10-10 2008-10-10 プロセスカートリッジ Pending JP2010091988A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008264535A JP2010091988A (ja) 2008-10-10 2008-10-10 プロセスカートリッジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008264535A JP2010091988A (ja) 2008-10-10 2008-10-10 プロセスカートリッジ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010091988A true JP2010091988A (ja) 2010-04-22

Family

ID=42254741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008264535A Pending JP2010091988A (ja) 2008-10-10 2008-10-10 プロセスカートリッジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010091988A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013114109A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Brother Ind Ltd プロセスユニット
JP2015022180A (ja) * 2013-07-19 2015-02-02 ブラザー工業株式会社 現像カートリッジおよび像担持体カートリッジ
JP7496063B2 (ja) 2020-09-10 2024-06-06 株式会社リコー プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013114109A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Brother Ind Ltd プロセスユニット
JP2015022180A (ja) * 2013-07-19 2015-02-02 ブラザー工業株式会社 現像カートリッジおよび像担持体カートリッジ
JP7496063B2 (ja) 2020-09-10 2024-06-06 株式会社リコー プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4905345B2 (ja) 画像形成装置
JP4359854B2 (ja) プロセスユニットおよび画像形成装置
JP5895400B2 (ja) プロセスカートリッジ
JP4665928B2 (ja) カートリッジおよび画像形成装置
JP4674635B2 (ja) 画像形成装置
JP4706731B2 (ja) 画像形成装置
JP5741255B2 (ja) 画像形成装置
US20120163861A1 (en) Process cartridge and electrophotographic image forming apparatus
JP4816270B2 (ja) 画像形成装置
JP2011180268A (ja) 画像形成装置
JP2010032649A (ja) 画像形成装置
JP2017161856A (ja) 現像カートリッジおよび画像形成装置
WO2014010129A1 (ja) プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP2010156790A (ja) 画像形成装置および現像カートリッジ
US20160103418A1 (en) Image forming apparatus
JP2007010865A (ja) 画像形成装置
JP2007058068A (ja) 画像形成装置、プロセスユニット、及び現像カートリッジ
JP5103821B2 (ja) 画像形成装置
JP2010151952A (ja) 画像形成装置
WO2014010127A1 (ja) プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP2013054060A (ja) プロセスカートリッジ
JP2010091988A (ja) プロセスカートリッジ
JP5023973B2 (ja) 画像形成装置および感光体カートリッジ
JP2008275874A (ja) トナーカートリッジおよび現像装置
JP4821885B2 (ja) 画像形成装置