JP2010089631A - ギヤ機構付電動モータ及びこれを使用した電動パワーステアリング装置 - Google Patents
ギヤ機構付電動モータ及びこれを使用した電動パワーステアリング装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010089631A JP2010089631A JP2008261488A JP2008261488A JP2010089631A JP 2010089631 A JP2010089631 A JP 2010089631A JP 2008261488 A JP2008261488 A JP 2008261488A JP 2008261488 A JP2008261488 A JP 2008261488A JP 2010089631 A JP2010089631 A JP 2010089631A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- electric motor
- shaft
- rotor
- motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Power Steering Mechanism (AREA)
- Gear Transmission (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Abstract
【課題】ギヤ軸と電動モータの回転軸を一体構成とした場合に、電動モータで発生するトルクリップルによる振動や電磁振動がギヤ軸に伝達されることを抑制することができるギヤ機構付電動モータ及びこれを使用した電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】ギヤハウジング13aに前後一対の転がり軸受で支持されギヤを一体に形成したギヤ軸13dの自由端をモータ回転軸30として、当該モータ回転軸30にロータ31を配置し、該ロータ31の外周面に対向する固定部にステータ32を配置し、前記モータ回転軸30及び前記ロータ31間に振動緩衝材58を配置した。
【選択図】図2
【解決手段】ギヤハウジング13aに前後一対の転がり軸受で支持されギヤを一体に形成したギヤ軸13dの自由端をモータ回転軸30として、当該モータ回転軸30にロータ31を配置し、該ロータ31の外周面に対向する固定部にステータ32を配置し、前記モータ回転軸30及び前記ロータ31間に振動緩衝材58を配置した。
【選択図】図2
Description
本発明は、ギヤハウジングに前後一対の転がり軸受で支持されギヤを一体に形成したギヤ軸の自由端にロータを配置し、該ロータの外周面に対向する固定部にステータを配置したギヤ機構付電動モータ及びこれを使用した電動パワーステアリング装置に関する。
この種のギヤ機構付電動モータ及びこれを使用した電動パワーステアリング装置としては、たとえばモータ付減速機ユニットの一体形成されたユニットハウジングが、ウォームギヤ機構を主に収容する第1の部分と電動モータを主に収容する第2の部分とを含み、ウォーム軸の第2の端部に延伸部を設けてこれを中空ロータの近接する第1の端部に直接連結するようにした構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−304877号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の従来例にあっては、ユニットハウジングに設けた一対の転がり軸受でウォーム軸を回転自在に支持し、このウォーム軸の自由端にロータを一体に形成するので、電動モータ側で回転軸を支持する転がり軸受を必要としない利点を有すると共に、中空ロータを有するので、回転慣性特性を改善することができるものであるが、電動モータで発生するトルクリップルによる振動や電磁振動がギヤ軸に伝達されることを絶縁することができないという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、ギヤ軸と電動モータの回転軸を一体構成とした場合に、電動モータで発生するトルクリップルによる振動や電磁振動がギヤ軸に伝達されることを抑制することができるギヤ機構付電動モータ及びこれを使用した電動パワーステアリング装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に係るギヤ機構付電動モータは、ギヤハウジングに前後一対の転がり軸受で支持されギヤを形成したギヤ軸の自由端をモータ回転軸とし、当該モータ回転軸にロータを配置し、該ロータの外周面に対向する固定部にステータを配置し、前記モータ回転軸及び前記ロータ間に振動緩衝材を配置したことを特徴としている。
また、請求項2に係るギヤ機構付電動モータは、請求項1に係る発明において、前記ステータを構成するステータコアの一端が前記ギヤハウジングにインロー結合されていることを特徴としている。
さらに、請求項3に係るギヤ機構付電動モータは、請求項1又は2に係る発明において、前記ギヤハウジングの前記ロータ側の転がり軸受と前記ロータとの間に当該ロータの回転角を検出する回転角検出器を収容する検出器収容部を配設したことを特徴としている。
さらに、請求項3に係るギヤ機構付電動モータは、請求項1又は2に係る発明において、前記ギヤハウジングの前記ロータ側の転がり軸受と前記ロータとの間に当該ロータの回転角を検出する回転角検出器を収容する検出器収容部を配設したことを特徴としている。
さらにまた、請求項4に係るギヤ機構付電動モータは、請求項1乃至3の何れか1つに係る発明において、前記ギヤ軸に形成したギヤはウォームホイールに噛合するウォームで構成されていることを特徴としている。
なおさらに、請求項5に係るギヤ機構付電動モータは、請求項4に係る発明において、前記ギヤ軸を支持する一方の転がり軸受位置に当該ギヤ軸のウォームを前記ウォームホイール側に予圧する予圧機構が配設され、他方の転がり軸受位置に軸方向反力を緩和する反力緩和機構が配設されていることを特徴としている。
なおさらに、請求項5に係るギヤ機構付電動モータは、請求項4に係る発明において、前記ギヤ軸を支持する一方の転がり軸受位置に当該ギヤ軸のウォームを前記ウォームホイール側に予圧する予圧機構が配設され、他方の転がり軸受位置に軸方向反力を緩和する反力緩和機構が配設されていることを特徴としている。
また、請求項6に係る電動パワーステアリング装置は、前記請求項1乃至5の何れか1項に記載のギヤ機構付電動モータを操舵系に対して操舵補助力を伝達する操舵補助機構に適用したことを特徴としている。
本発明によれば、ギヤハウジングに前後一対の転がり軸受で支持されギヤを一体に形成したギヤ軸の自由端をモータ回転軸とし、当該モータ回転軸にロータを配置し、該ロータの外周面に対向する固定部にステータを配置し、前記モータ回転軸及び前記ロータ間に振動緩衝材を配置したので、ギヤハウジングにギヤ軸を片持ち状態で支持することができ、ロータ及びステータ側に転がり軸受保持部を設ける必要がないので、モータ構成を簡易小型化することができるという効果が得られる。
また、電動モータで発生するトルクリップルによる振動や電磁振動を振動緩衝材で吸収することができ、これら振動や電磁振動がギヤ軸に伝達されることを抑制することができ、作動音を小さくすることができ、モータ回転軸とギヤ軸との連結部に別部品の振動絶縁機構を設ける必要がなく、この分一体型のギヤ軸の軸方向長さを短くすることができるという効果が得られる。
しかも、振動緩衝材がモータ回転軸とロータヨークとの間に介挿されているので、ロータの慣性とバネによる共振周波数での共振ピークを振動緩衝材によってダンピングすることができ、電動モータの作動音を小さくすることができる。
さらに、ステータを構成するステータコアの一端をギヤハウジングにインロー結合することにより、電動モータをギヤハウジングに固定するためのフランジを設ける必要がなく、全体の構成を簡易小型化することができる。
さらに、ステータを構成するステータコアの一端をギヤハウジングにインロー結合することにより、電動モータをギヤハウジングに固定するためのフランジを設ける必要がなく、全体の構成を簡易小型化することができる。
さらにまた、ギヤ軸を支持する一方の転がり軸受にウォームをウォームホイール側に予圧する予圧機構を設けると共に、他方の転がり軸受に軸方向反力を緩和する反力緩和機構を設けることにより、ギヤ軸をフローティング構造で支持することができ、このフローティング構造でも振動緩衝効果を発揮することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示す全体構成図であって、図中、1は電動パワーステアリング装置であり、この電動パワーステアリング装置1は、運転者が操舵するステアリング機構2を備えている。
このステアリング機構2は、ステアリングホイール3に運転者から作用される操舵力が伝達される入力軸4aと出力軸4bとを有するステアリングシャフト4を有し、このステアリングシャフト4は、入力軸4aの一端がステアリングホイール3に連結され、他端は操舵トルク検出手段としての操舵トルクセンサ5を介して出力軸4bの一端に連結されている。
図1は、本発明の一実施形態を示す全体構成図であって、図中、1は電動パワーステアリング装置であり、この電動パワーステアリング装置1は、運転者が操舵するステアリング機構2を備えている。
このステアリング機構2は、ステアリングホイール3に運転者から作用される操舵力が伝達される入力軸4aと出力軸4bとを有するステアリングシャフト4を有し、このステアリングシャフト4は、入力軸4aの一端がステアリングホイール3に連結され、他端は操舵トルク検出手段としての操舵トルクセンサ5を介して出力軸4bの一端に連結されている。
そして、出力軸4bに伝達された操舵力は、ユニバーサルジョイント6を介してロアシャフト7に伝達され、さらに、ユニバーサルジョイント8を介してピニオンシャフト9に伝達される。このピニオンシャフト9に伝達された操舵力はステアリングギヤ機構10を介してタイロッド11に伝達され、図示しない転舵輪を転舵させる。
ここで、ステアリングギヤ機構10は、ピニオンシャフト9に連結されたピニオン10aとこのピニオン10aに噛合するラック10bとを有するラックアンドピニオン形式に構成され、ピニオン10aに伝達された回転運動をラック10bで直進運動に変換している。
ここで、ステアリングギヤ機構10は、ピニオンシャフト9に連結されたピニオン10aとこのピニオン10aに噛合するラック10bとを有するラックアンドピニオン形式に構成され、ピニオン10aに伝達された回転運動をラック10bで直進運動に変換している。
ステアリングシャフト4の出力軸4bには、操舵補助力を出力軸4bに伝達する操舵補助機構12が連結されている。この操舵補助機構12は、出力軸4bに連結したウォーム減速機13と、このウォーム減速機13に連結された操舵補助力を発生する電動モータとしてのブラシレスモータ14とを備えている。
そして、このブラシレスモータ14が、操舵トルクセンサ5で検出されるステアリングホイール3に付与されて入力軸4aに伝達された操舵トルクが入力されると共に、車速を検出する車速センサ15から出力される車速検出値が入力された制御装置16によって駆動制御される。
そして、このブラシレスモータ14が、操舵トルクセンサ5で検出されるステアリングホイール3に付与されて入力軸4aに伝達された操舵トルクが入力されると共に、車速を検出する車速センサ15から出力される車速検出値が入力された制御装置16によって駆動制御される。
この制御装置16は、車速検出値をパラメータとして操舵トルクと操舵補助指令値との関係を記憶した制御マップを参照して、操舵補助指令値を算出し、算出した操舵補助指令値とブラシレスモータに流れるモータ電流とに基づいてフィードバック制御を行ってモータ電流指令値を算出し、算出したモータ電流指令値をインバータ回路で構成されるモータ駆動回路17に供給して、このモータ駆動回路17でモータ電流指令値と後述するブラシレスモータ14のロータ回転角を検出するレゾルバ36からの角度検出信号とに基づいて3相モータ駆動電流を形成し、この3相モータ駆動電流をブラシレスモータ14に供給することにより、ブラシレスモータ14で、操舵補助指令値に応じた操舵補助力を発生する。
ウォーム減速機13は、図2に示すように、ギヤハウジング13aに内装された、出力軸4bに連結されたウォームホイール13b及びこのウォームホイール13bに噛合するウォーム13cを一体に形成したウォーム軸13dで構成されている。ここで、ウォーム軸13dのブラシレスモータ14とは反対側の端部がギヤハウジング13aに固定された転がり軸受13eによって回転自在に支持され、ウォーム軸13dの軸方向の略中央部がギヤハウジング13aに固定された転がり軸受13fによって回転自在に支持されている。
また、転がり軸受13eの軸方向外側にウォーム13cをウォームホイール13b側に一定圧で押圧する予圧機構21が配設されている。
さらに、ギヤハウジング13aの転がり軸受13fの左右両側にウォーム軸13dの軸方向の反力を緩和するダンパーとなるウォーム反力緩和機構24が配設されている。
一方、ブラシレスモータ14は、図2に示すように、ウォーム軸13dの自由端がギヤハウジング13aより右方に突出されてモータ回転軸30が一体に形成され、このモータ回転軸30にロータ31が固定されている。このため、ロータ31がウォーム軸13dによって片持ち状態で保持されている。
さらに、ギヤハウジング13aの転がり軸受13fの左右両側にウォーム軸13dの軸方向の反力を緩和するダンパーとなるウォーム反力緩和機構24が配設されている。
一方、ブラシレスモータ14は、図2に示すように、ウォーム軸13dの自由端がギヤハウジング13aより右方に突出されてモータ回転軸30が一体に形成され、このモータ回転軸30にロータ31が固定されている。このため、ロータ31がウォーム軸13dによって片持ち状態で保持されている。
また、ロータ31の外周面と対向する位置にステータ32が配設されている。このステータ32は、コイル33を巻装したステータコア34の左端側の外周面がギヤハウジング13aのモータ取付面13hに形成されたインロー孔部13iにインロー結合され、このステータ32の外周面及び右端面がギヤハウジング13aに固定された有底円筒状のケース35によって覆われている。
また、ギヤハウジング13aの転がり軸受13f及びステータ32間にロータ31の回転角を検出する回転角検出器としてのレゾルバ36を構成するレゾルバステータ37が固定され、このレゾルバステータ37に対向するモータ回転軸30にレゾルバロータ38が配設されている。
そして、ステータ32のコイル33のコイルエンド部に接続されたバスバー41及びレゾルバステータ37から導出されるロータ位置検出信号ライン(図示せず)がギヤハウジング13aに形成された導出孔13jから外部に導出されている。
そして、ステータ32のコイル33のコイルエンド部に接続されたバスバー41及びレゾルバステータ37から導出されるロータ位置検出信号ライン(図示せず)がギヤハウジング13aに形成された導出孔13jから外部に導出されている。
また、ロータ31は、図3(a)及び(b)に示すように、モータ回転軸30を挿通する円筒状のロータヨーク51と、このロータヨーク51の外周面に円周方向に等間隔で接着された例えば8枚の永久磁石52と、これら永久磁石52の外周面を覆う合成樹脂製のキャップ53とで構成されている。
そして、ロータヨーク51は、軸方向の両端に夫々端板54及び55が配設され、これら端板54,55及びロータヨーク51がこれらを貫通する例えば4本の締付シャフト56で固定されている。また、ロータヨーク51には、モータ回転軸30側と永久磁石52側とを半径方向に分離する十字形状の分離溝57が貫通して形成され、この分離溝57内に振動緩衝材58が充填されている。ここで、分離溝57は、隣接する締付シャフト56間に形成された4つの逆U字状部57aと、これら逆U字状部57aのモータ回転軸30側間を連結する円弧部57bとが連接されて環状に形成されている。
そして、ロータヨーク51は、軸方向の両端に夫々端板54及び55が配設され、これら端板54,55及びロータヨーク51がこれらを貫通する例えば4本の締付シャフト56で固定されている。また、ロータヨーク51には、モータ回転軸30側と永久磁石52側とを半径方向に分離する十字形状の分離溝57が貫通して形成され、この分離溝57内に振動緩衝材58が充填されている。ここで、分離溝57は、隣接する締付シャフト56間に形成された4つの逆U字状部57aと、これら逆U字状部57aのモータ回転軸30側間を連結する円弧部57bとが連接されて環状に形成されている。
次に、上記実施形態の動作を説明する。
ステアリングホイール3を操舵すると、操舵トルクセンサ5で検出された操舵トルクと車速センサ15で検出した車速とに基づいて制御装置16で操舵補助指令値が算出される。この操舵補助指令値がモータ駆動回路17に供給され、このモータ駆動回路17によってブラシレスモータ14を回転駆動して操舵補助トルクを発生する。発生した操舵補助トルクはウォーム減速機13を介してステアリングシャフト4に伝達される。
ステアリングホイール3を操舵すると、操舵トルクセンサ5で検出された操舵トルクと車速センサ15で検出した車速とに基づいて制御装置16で操舵補助指令値が算出される。この操舵補助指令値がモータ駆動回路17に供給され、このモータ駆動回路17によってブラシレスモータ14を回転駆動して操舵補助トルクを発生する。発生した操舵補助トルクはウォーム減速機13を介してステアリングシャフト4に伝達される。
このとき、ウォーム減速機13のウォーム軸13dがギヤハウジング13aに配設された転がり軸受13e及び13fで回転自在に支持され、このウォーム軸13dの自由端がモータ回転軸30とされて、これにロータ31が一体に形成されているので、ブラシレスモータ14側に転がり軸受を設ける必要がなく、ウォーム軸13dの全長を短くしてブラシレスモータ14の軸方向長さを短くすることができ、ブラシレスモータ14の突出長を短くして小型化することができると共に、部品点数を減少させて組付工数を減少させることができる。
しかも、ブラシレスモータ14を構成するステータ32のステータコア34のギヤハウジング13a側の外周面がギヤハウジング13aに形成されたインロー孔部13iにインロー結合されているので、ブラシレスモータ14をギヤハウジング13aに固定するためのフランジを省略することができ、この分全体の構成を簡易小型化することができる。
しかも、ロータ31のロータヨーク51内に永久磁石52側とモータ回転軸30側とを分離する分離溝57が形成され、この分離溝57内に振動緩衝材58が充填されているので、この振動緩衝材58によって、ロータ31で発生するトルクリップルによる振動や電磁振動を絶縁して、トルクリップルによる振動や電磁振動がウォーム軸13dに伝達されることを抑制することができると共に、ロータの慣性とバネによる共振周波数での共振ピークを振動緩衝材によってダンピングすることができ、電動モータの作動音を小さくすることができる。
しかも、ロータ31のロータヨーク51内に永久磁石52側とモータ回転軸30側とを分離する分離溝57が形成され、この分離溝57内に振動緩衝材58が充填されているので、この振動緩衝材58によって、ロータ31で発生するトルクリップルによる振動や電磁振動を絶縁して、トルクリップルによる振動や電磁振動がウォーム軸13dに伝達されることを抑制することができると共に、ロータの慣性とバネによる共振周波数での共振ピークを振動緩衝材によってダンピングすることができ、電動モータの作動音を小さくすることができる。
さらに、ウォーム軸13dとモータ回転軸30とが一体化されていることで、ウォーム軸13dの軸方向の共振周波数が低周波数化することにより、振動、騒音問題が懸念されるが、ウォーム軸13dに予圧機構21及びウォーム反力緩和機構24が設けられているので、これら予圧機構21及びウォーム反力緩和機構24がフローティング機構となり、振動緩衝効果を発揮することができる。
このようにブラシレスモータ14を構成することにより、電動パワーステアリング装置1の構成も小型化することができ、電動パワーステアリング装置1を車両に搭載する際の他部品との緩衝に対する制約を緩和し取付性を向上させることができると共に、標準化を容易にすることができる。また、電動パワーステアリング装置1の全体の部品点数の削減及び小型化を図ることができ、品質の改善、信頼性の向上及びコストダウンを図ることができる。
なお、上記実施形態においては、ロータ回転角を検出する回転角検出器としてレゾルバ36を適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ホール素子などの磁気検出素子や、ロータリエンコーダ等の任意の回転角検出器を適用することができる。
また、上記実施形態においては、ウォーム軸13dにウォーム13cを一体に形成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ウォーム13cを別体としてウォーム軸13dに溶接、接着等の固定手段で固定するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、ウォーム軸13dにウォーム13cを一体に形成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ウォーム13cを別体としてウォーム軸13dに溶接、接着等の固定手段で固定するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態ではウォーム13cをウォームホイール13b側に押圧する予圧機構21は、上記構成に限定されるものではなく、ウォーム13cをウォームホイール13b側に予圧できるものであれば任意の構成の予圧機構を適用することができる。
さらにまた、上記実施形態においては、電動モータとしてブラシレスモータを適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ブラシ付モータを適用することもでき、この場合にはレゾルバ36を省略することができる。
さらにまた、上記実施形態においては、電動モータとしてブラシレスモータを適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ブラシ付モータを適用することもでき、この場合にはレゾルバ36を省略することができる。
なおさらに、上記実施形態においては、ギヤ機構付電動モータ14をコラム式電動パワーステアリング装置1に適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ステアリングギヤ機構10のピニオン軸又はラック軸に操舵補助力を伝達するピニオン式又はラック式電動パワーステアリング装置にも本発明を適用することができる。
また、上記実施形態においては、本発明のギヤ機構付電動モータ14を電動パワーステアリング装置に適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、電動ブレーキ装置やその他の車載機器等の任意の機器の回転駆動源として適用することができ、さらには車載機器以外の任意の機器の回転駆動源として適用することができる。
また、上記実施形態においては、本発明のギヤ機構付電動モータ14を電動パワーステアリング装置に適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、電動ブレーキ装置やその他の車載機器等の任意の機器の回転駆動源として適用することができ、さらには車載機器以外の任意の機器の回転駆動源として適用することができる。
1…電動パワーステアリング装置、2…ステアリング機構、3…ステアリングホイール、4…ステアリングシャフト、4a…入力軸、4b…出力軸、10…ステアリングギヤ、12…操舵補助機構、13…ウォーム減速機、13a…ギヤハウジング、13b…ウォームホイール、13c…ウォーム、13d…ウォーム軸、13e,13f…転がり軸受、14…ブラシレスモータ、16…制御装置、17…モータ駆動回路、21…予圧機構、22…ウォーム反力緩和機構、30…モータ回転軸、31…ロータ、32…ステータ、35…ケース、36…レゾルバ、51…ロータヨーク、52…永久磁石、53…キャップ、57…分離溝、58…振動緩衝材
Claims (6)
- ギヤハウジングに前後一対の転がり軸受で支持されギヤを形成したギヤ軸の自由端をモータ回転軸とし、当該モータ回転軸にロータを配置し、該ロータの外周面に対向する固定部にステータを配置し、前記モータ回転軸及び前記ロータ間に振動緩衝材を配置したことを特徴とするギヤ機構付電動モータ。
- 前記ステータを構成するステータコアの一端が前記ギヤハウジングにインロー結合されていることを特徴とする請求項1に記載のギヤ機構付電動モータ。
- 前記ギヤハウジングの前記ロータ側の転がり軸受と前記ロータとの間に当該ロータの回転角を検出する回転角検出器を収容する検出器収容部を配設したことを特徴とする請求項1又は2に記載のギヤ機構付電動モータ。
- 前記ギヤ軸に形成したギヤはウォームホイールに噛合するウォームで構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のギヤ機構付電動モータ。
- 前記ギヤ軸を支持する一方の転がり軸受位置に当該ギヤ軸のウォームを前記ウォームホイール側に予圧する予圧機構が配設され、他方の転がり軸受位置に軸方向反力を緩和する反力緩和機構が配設されていることを特徴とする請求項4に記載のギヤ機構付電動モータ。
- 前記請求項1乃至5の何れか1項に記載のギヤ機構付電動モータを操舵系に対して操舵補助力を伝達する操舵補助機構に適用したことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008261488A JP2010089631A (ja) | 2008-10-08 | 2008-10-08 | ギヤ機構付電動モータ及びこれを使用した電動パワーステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008261488A JP2010089631A (ja) | 2008-10-08 | 2008-10-08 | ギヤ機構付電動モータ及びこれを使用した電動パワーステアリング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010089631A true JP2010089631A (ja) | 2010-04-22 |
Family
ID=42252781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008261488A Pending JP2010089631A (ja) | 2008-10-08 | 2008-10-08 | ギヤ機構付電動モータ及びこれを使用した電動パワーステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010089631A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013005626A (ja) * | 2011-06-17 | 2013-01-07 | Nsk Ltd | モータ及び電動パワーステアリング装置 |
JP2013258805A (ja) * | 2012-06-11 | 2013-12-26 | Nsk Ltd | モータ及び電動パワーステアリング装置 |
RU2721452C1 (ru) * | 2019-12-09 | 2020-05-19 | Общество с ограниченной ответственностью "Завод механических трансмиссий | Усилитель рулевого управления с электрическим приводом |
-
2008
- 2008-10-08 JP JP2008261488A patent/JP2010089631A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013005626A (ja) * | 2011-06-17 | 2013-01-07 | Nsk Ltd | モータ及び電動パワーステアリング装置 |
JP2013258805A (ja) * | 2012-06-11 | 2013-12-26 | Nsk Ltd | モータ及び電動パワーステアリング装置 |
RU2721452C1 (ru) * | 2019-12-09 | 2020-05-19 | Общество с ограниченной ответственностью "Завод механических трансмиссий | Усилитель рулевого управления с электрическим приводом |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6514135B2 (ja) | 電動駆動装置及び電動パワーステアリング装置 | |
JP6505038B2 (ja) | 電動駆動装置及び電動パワーステアリング装置 | |
JP6514136B2 (ja) | 電動駆動装置及び電動パワーステアリング装置 | |
WO2007055296A1 (ja) | 電動式パワーステアリング装置 | |
JP2012100516A (ja) | モータ及び電動パワーステアリング装置 | |
JP2010093943A (ja) | ギヤ機構付電動モータ及びこれを使用した電動パワーステアリング装置 | |
JP2009106125A (ja) | モータの回転角検出装置 | |
US20080283331A1 (en) | Vehicle steering apparatus | |
JP2008301601A (ja) | ブラシレスモータ | |
JP2007331428A (ja) | 電動モータ及び電動パワーステアリング装置 | |
JP4926407B2 (ja) | 車両用操舵装置 | |
JP2010089631A (ja) | ギヤ機構付電動モータ及びこれを使用した電動パワーステアリング装置 | |
JP2016203707A (ja) | 駆動装置 | |
JP5446045B2 (ja) | 回転電機及び電動パワーステアリング装置 | |
JP2012090496A (ja) | モータ及び電動パワーステアリング装置 | |
JP2004322814A (ja) | 電動ステアリング装置 | |
JP2013150385A (ja) | 電動モータ及びその製造方法 | |
JP2010012953A (ja) | 電動パワーステアリング装置及び電動パワーステアリング装置用電動モータ | |
JP2008100642A (ja) | 電動式パワーステアリング装置 | |
JP5413619B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
US20070289807A1 (en) | Motor and electric power steering system | |
JP2007274826A (ja) | 永久磁石回転機及びこれを使用した電動パワーステアリング装置 | |
JP2008094176A (ja) | 電動式パワーステアリング装置 | |
JP5177007B2 (ja) | 電動モータ及び電動パワーステアリング装置 | |
JP6252131B2 (ja) | 電動モータ及び電動パワーステアリング装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Effective date: 20101022 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20101022 |