JP2010078167A - ショーケース - Google Patents

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Hirofumi Yanagi
裕文 柳
Toshiyuki Tamura
敏行 田村
Norio Sawada
範雄 沢田
Masahiro Kobayashi
雅博 小林
Toru Mori
徹 森
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Abstract

【課題】効率的に陳列室内に架設された棚装置を加熱することができるショーケースを提供すること。
【解決手段】前面が開口したショーケース本体内に陳列室を構成し、この陳列室内に商品陳列用の棚装置を架設して成り、圧縮機40、放熱器41、電子膨張弁44及び蒸発器15を配管接続して成る冷媒回路20と、この冷媒回路20の高圧側と熱交換して温水が循環される温水回路21とを備え、この温水回路21の一部を構成する温水配管25H〜28Hを棚装置に設けた。
【選択図】図3

Description

本発明は、本体内に陳列室を構成し、この陳列室内に商品陳列用の棚装置を架設して成るショーケース、特に当該棚装置に載置された商品を加熱するショーケースに関するものである。
従来、所謂ホット&コールドタイプのショーケースでは、断熱壁の内側に間隔を存して設けた仕切板との間にダクトを構成し、仕切板の内側には前面に開口した陳列室を構成すると共に、ダクトには冷却装置の蒸発器と送風機を設置し、この蒸発器と熱交換した冷気を送風機によりダクトから陳列室内に吹き出す構成とされている。
また、この陳列室内には、複数段の棚装置が架設されている。この棚装置には、棚上及び棚上方の陳列室内の商品を加熱するための電気ヒータが設けられており、これによって、棚上を所定の温度に加温する構成とされている。
そのため、冷却装置を運転することにより、陳列室内に冷気を吹き出し、該陳列室内を冷却領域として使用し、他方、電気ヒータを通電することにより、陳列室内の棚上を加熱し、該棚及び当該棚上方の陳列室内を加熱領域として使用していた。
また、これ以外にも、棚装置の内部に、蒸発器が配設されているダクトと連通させる棚ダクト(冷気通路)を形成し、当該棚の前端に棚ダクトと連通する冷気吹出口を形成しているものもある。この種のショーケースでは、ダクト内を上昇した冷気を棚ダクト内に引き込み、該棚の前端に形成された冷気吹出口より吐出することにより、棚下方の陳列室内の商品を所定温度に冷却して当該棚ダクト下方に位置する陳列室内を冷却領域として使用するとともに、当該棚及び該棚より上側の棚に設けられた電気ヒータを通電することにより、当該棚より上側の陳列室内を加熱領域として使用することができる(特許文献1参照)。
特開2006−10099号公報
しかしながら、従来のショーケースでは、陳列室内(冷却領域)を冷却する冷却装置は、運転の際に放熱器において、空気と熱交換させることにより冷媒の温熱を大気中に放出していた。そのため、エネルギーの有効的利用が図られていないばかりか、周囲温度の上昇をもたらすという問題があった。
さらに、棚装置を加熱する電気ヒータは、冷却装置とは別にそれぞれの棚装置に設けられるものであったため、部品点数の増加を伴うとともに、ランニングコストの高騰を招くといった問題があった。
そこで、本発明は、従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、電気ヒータを別途設けることなく、効率的に陳列室内に架設された棚装置を加熱することができるショーケースを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、前面が開口した本体内に陳列室を構成し、この陳列室内に商品陳列用の棚装置を架設して成るショーケースにおいて、圧縮機、放熱器、減圧装置及び蒸発器を配管接続して成る冷媒回路と、この冷媒回路の高圧側と熱交換して温水が循環される温水回路とを備え、この温水回路の一部を構成する温水配管を前記棚装置に設けたことを特徴とする。
この構成によれば、圧縮機から吐出された高温高圧冷媒を用いて温水回路を循環する水が加熱され、この温水回路の温水配管を棚装置に設けたことにより、この温水配管を流れる温水によって棚装置を加熱することが可能となるため、棚装置の商品載置面に載置される商品を当該温水配管を流れる温水の伝導熱及び/又は輻射熱によって加熱することが可能となり、商品を加温した状態で陳列することができる。
これにより、棚装置を加熱するための電気ヒータ等を格別に設けることなく、温水配管を用いて陳列室内の棚装置を加熱することが可能となる。このために、放熱器の排出していた熱を棚装置の加熱に利用できるため、効率的に棚装置を加熱することができる。
また、前記温水配管は、前記棚装置の前部領域に設けられる前側配管部を備え、この前側配管部は、前記棚装置の他の領域に設けられる配管よりも密となるように配置される構成としても良い。この構成によれば、棚装置の前部領域に供給される熱量が増加するため、販売機会が早く訪れる前部領域に配置される商品を優先的に温めることができ、商品購入者に温かな商品を提供することができる。
また、前記前側配管部は、前記前部領域を蛇行して延在し、1パスで形成される構成としても良い。この構成によれば、前側配管部を温水が流れることにより、この温水が前部領域を略均一に温めることができるため、この前部領域に配置される商品の温度むらを防止することができる。
また、前記温水配管は、前記前側配管部から分岐して、前記棚装置の両側に沿って延びる複数の分岐配管を備える構成としても良い。この構成によれば、各分岐配管に温水を流すことにより、圧力損失を低減することができ、小さな動力で温水を循環させることができる。
また、前記前側配管部の上流側に設けられた前記分岐配管ほど管径が細く、当該前側配管部の下流に向かうに従って前記分岐配管の管径を太く形成した構成としても良い。この構成によれば、各分岐配管に略均一に温水を流すことができるため、棚装置の両側に配置される商品の温度むらを防止することができる。
また、前記温水配管は、前記温水回路にワンタッチジョイントを介して着脱自在に接続される構成としても良い。この構成によれば、ショーケースの陳列室から棚装置を容易に着脱することができるため、例えば、棚装置を取り外して陳列室内の清掃を簡単に行うことができる。また、陳列する商品の高さに応じて棚装置の取り付け位置を変更することができるため、ショーケース内に商品を陳列する際のレイアウトを自由に変更することができる。
本発明によれば、圧縮機から吐出された高温高圧冷媒を用いて温水回路を循環する水が加熱され、この温水回路の温水配管を棚装置に設けたことにより、この温水配管を流れる温水によって棚装置を加熱することが可能となるため、棚装置の商品載置面に載置される商品を当該温水配管を流れる温水の伝導熱及び/又は輻射熱によって加熱することが可能となり、商品を加温した状態で陳列することができる。これにより、棚装置を加熱するための電気ヒータ等を格別に設けることなく、温水配管を用いて陳列室内の棚装置を加熱することが可能となる。このために、放熱器の排出していた熱を棚装置の加熱に利用できるため、効率的に棚装置を加熱することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき詳細に説明する。図1は本発明を適用したショーケース1の斜視図、図2はショーケース1の側断面図、図3は冷却装置Rの冷媒回路図をそれぞれ示している。
本実施形態で説明するショーケース1は、図1に示すように、前面が開放された多段オープン型のものであり、例えば、コンビニエンスストアなどの店舗に設置されて商品を冷却及び/または加温しながら陳列販売するためのショーケースである。このショーケース1は、図1及び図2に示すように、外側を構成するショーケース本体5と、このショーケース本体5の内部に設けられた略コ字形状の断熱壁部3と、この断熱壁部3のコ字形状の内側に設けられた内壁部6とを備え、この内壁部6と断熱壁部3との間には、図2に示すように、上下方向に延びて冷気が送流されるダクト(冷気通路)9が形成されている。
また、内壁部6の下端には前方に延在するデッキパン10、内壁部6の上端には断熱壁部3の天井部3Aと所定間隔を存して天井パネル2が設けられており、これら内壁部6、デッキパン10及び天井パネル2の内側には、前面に開口する陳列室11が構成されている。この陳列室11内には、上下に商品陳列用の複数段(本実施形態では4段)の棚装置25、26、27、28が架設されている。
デッキパン10の下方にはダクト9に連通して下部ダクト14が構成されている。この下部ダクト14の前端は陳列室11の前面開口下縁に位置すると共に、複数のスリットから成る冷気吸込口17に連通している。デッキパン10の下方の下部ダクト14内には陳列室11内に冷気を供給するための冷却用送風機7が配設され、ダクト9内には冷却装置R(図3)の一部を構成する蒸発器15が縦設されている。
また、断熱壁部3の前面開口上縁には、天井パネル2の前端部に位置するとともに当該天井パネル2の幅方向に亘って延びる冷気吹出口8が設けられている。この冷気吹出口8には、前下部に整流部材としてのハニカムが取り付けられており、ダクト9内を上昇してきた冷気を陳列室11の前下方及び前部に吹き出し可能としている。
断熱壁部3の下側には機械室19が構成されており、この機械室19内には上記蒸発器15と共に冷却装置Rの冷凍サイクルを構成する圧縮機40、放熱器41及び放熱器用送風機42等(図3参照)が配設されている。尚、図1において、23は機械室19の前面を開閉自在に閉じるパネルであり、24は機械室19内下部に設けられたドレン水蒸発装置である。このドレン水蒸発装置24は、図示しないドレンホースを介して蒸発器15からのドレン水(露水や除霜水など)が流入して貯留されるものであり、ドレン水蒸発装置24の内部には、貯留されたドレン水を、上記圧縮機40から吐出される冷媒の熱で蒸発させるための蒸発パイプ43(図3)が配設されている。
次に、図3を参照して本実施形態における冷却装置Rの回路構成を説明する。
冷却装置Rは、圧縮機40と、蒸発パイプ43と、放熱器41と、減圧装置としての電子膨張弁44と、蒸発器15等を環状に接続して構成される冷媒回路20と、この冷媒回路20の高圧側と熱的に連結される温水回路21とを備え、この温水回路21の一部を構成する温水配管25H〜28Hを、それぞれ上記した棚装置25〜28に設けている。
本構成の圧縮機40は、例えば、二酸化炭素(CO2)冷媒を超臨界圧力にまで圧縮できる内部中間圧型二段圧縮式のロータリコンプレッサであり、図示は省略するが、密閉容器内に配置される駆動要素としての電動要素と、この電動要素により駆動されて低圧のガス冷媒を中間圧まで圧縮して吐出する低段側圧縮要素と、この低段側圧縮要素で圧縮された中間圧のガス冷媒を冷却した後に再び密閉容器内に吸入し、高圧まで圧縮して吐出する高段側圧縮要素とを備えて構成されている。
圧縮機40の高段側圧縮要素の吐出口40Aには、高圧吐出管52が接続され、この高圧吐出管52は、上記蒸発パイプ43を介して放熱器41の入口側に接続されている。この放熱器41の出口側には冷媒配管49を介して、内部熱交換器45の高圧側流路45Bが接続され、この高圧側流路45Bは、冷媒配管50及び電子膨張弁44を介して蒸発器15の入口側に接続されている。この蒸発器15の出口側は、冷媒配管51を介して、上記内部熱交換器45の低圧側流路45Aに接続され、この低圧側流路45Aは、低圧導入管46を介して低段側圧縮要素の吸込口40Bに接続されている。
内部熱交換器45は、低圧側流路45Aと高圧側流路45Bとの間で熱交換させるための熱交換器であり、放熱器41から出た高圧の冷媒を、蒸発器15から出た低圧の冷媒で過冷却することにより冷却装置Rの冷却能力の向上を図っている。
また、圧縮機40の低段側圧縮要素の吐出口40Cには中間圧吐出管47を介して、中間冷却器41Aの入口側に接続され、この中間冷却器41Aの出口側には、中間圧導入管48を介して、高段側圧縮要素の吸込口40Dに接続されている。これにより、圧縮機40の低段側圧縮要素で圧縮された中間圧の冷媒は、中間冷却器41Aで冷却された後、上記吸込口40Dを通じて、高段側圧縮要素に吸い込まれる構成となっている。中間冷却器41Aは、上記した放熱器41と一体に形成されており、これら中間冷却器41A及び放熱器41は、放熱器用送風機42にて空冷される。
高圧吐出管52には、圧縮機40と蒸発パイプ43との間に三方弁(弁装置)53が設けられ、この三方弁53には、分岐配管60を介して、水−冷媒熱交換器55の冷媒流路55Aの入口側が接続されている。この冷媒流路55Aの出口側には、逆止弁54を介して、三方弁53と蒸発パイプ43との間の高圧吐出管52に接続されている。この逆止弁54は、三方弁53から水−冷媒熱交換器55の冷媒流路55Aへ流れる方向を順方向として設けられている。
水−冷媒熱交換器55は、冷媒回路20を循環する冷媒と温水回路21を循環する水とを熱交換させるものであり、冷媒が流れる上記冷媒流路55Aと、この冷媒流路55Aに並べて設けられる水流路55Bとを備える。この水流路55Bの出口側には、連結配管64を介して各棚装置25〜28のそれぞれに設けられる温水配管25H〜28Hが並列に接続されている。
これら温水配管25H〜28Hは、平板状のアルミニウム板に圧着防止剤を用いて回路をプリントし、その上に、回路をプリントしていない平板状のアルミニウム板を重ね合わせ、これらを圧延、圧着し、その後に、上記回路に高圧空気を導入し、当該回路を膨管して形成する、いわゆるロールボンド製法により製造されている。
温水配管25H〜28Hの出口側は、リザーブタンク35、ストレーナ39及び循環ポンプ59が配設された連結配管68を介して水流路55Bの入口側に接続されている。この構成では、循環ポンプ59の運転により温水回路21内を水が循環されるため、圧縮機40から吐出されて水−冷媒熱交換器55の冷媒流路55Aに流入した高温・高圧の冷媒と、当該水−冷媒熱交換器55の水流路55Bを流れる水とが熱交換することにより、この熱交換で加熱された温水が各温水配管25H〜28Hに供給される。
また、本実施形態では、棚装置25の温水配管25Hは、この温水配管25Hの入口側に電磁弁25Vを備え、この電磁弁25Vを開閉することにより、当該温水配管25Hへの温水の供給が制御される。また、温水配管25Hは、上記した連結配管64、68に、それぞれカプラ等のワンタッチジョイント25Jを介して着脱自在に接続されている。このため、ワンタッチジョイント25Jを操作することにより、温水配管25Hが連結配管64、68から着脱されるため、当該温水配管25Hが設けられた棚装置25を別個にショーケース本体5から容易に着脱することができる。
また、温水配管26H〜28Hは、図示は省略したが、上記温水配管25Hと同様に、各温水配管26H〜28Hの入口側に電磁弁を備えるとともに、上記連結配管64、68からそれぞれ分岐した分岐配管にワンタッチジョイントを介して着脱自在に接続されている。
次に、図2に加えて、図4、図5を参照して陳列室11内に架設される棚装置について説明する。図4は棚装置26の縦断正面図、図5は図4の部分拡大図をそれぞれ示している。なお、ここでは、後述する棚ダクト29が設けられた上から二段目の棚装置26を例に挙げて説明する。
棚装置26は、左右一対のブラケット30と、当該ブラケット30に係合される固定棚部31と、この固定棚部31に対して前後にスライド移動可能に設けられる可動棚部32とから構成される。この可動棚部32は、棚装置26に商品を補充する場合に、前方に移動させて当該商品の補充作業を容易にするものであり、通常の商品販売時には、図2に示すように、後方に移動させた位置に保持されている。
ブラケット30の後端には、係合爪33(図2)が形成されており、この係合爪33を陳列室11内の左右に上下に亘って取り付けられた棚支柱18の係合孔に係脱自在に係合される。これにより、陳列室11内に所定の高さ位置に左右一対ずつ取り付けられる。このとき、係合爪33は、棚装置26の前側が低く傾斜して架設されるように形成されている。そして、これら一対のブラケット30、30それぞれの外面にスライドレール34の固定側34Aが前後に亘って取り付けられ、左右で一対を成す。
可動棚部32は、前後に延在する一対の枠部材37、37とこの枠部材37上に取り付けられ、商品を載置するための商品載置面38Aを構成する棚板38等から構成されている。この棚板38は熱伝導を効率的に行うことができる金属板からなる。
枠部材37は、ブラケット30の外側において下方に折曲された降下辺37Aが形成されており、この降下辺37A、37Aの内側に前記スライドレール34の可動側34Bがそれぞれ取り付けられる。これにより、棚板38は枠部材37の降下辺37Aに取り付けられるスライドレール34の可動側34Bと、ブラケット30に取り付けられる固定側34Aによって、ブラケット30、30に対し前後に摺動自在とされる。
固定棚部31は、棚板38の下側に位置してブラケット30の内側に設けられる取付機構36により、当該ブラケット30、30に着脱自在に取り付けられる。この固定棚部31は、内部中空の矩形状を呈する固定棚部本体57を備え、この固定棚部本体57は、少なくとも上面部(可動棚部32に対向する面)の内側に断熱材56が設けられるとともに、当該上面部の外側の面(すなわち上面)に、上述した温水回路21の一部を構成する温水配管26Hが配設されている。そして、この温水配管26Hの上方には、熱良導性の板状部材にて構成される保護カバー58が上記ブラケット30、30の上端間に亘って設けられている。
この保護カバー58は、棚板38を後方に移動させた際に、この棚板38と当該保護カバー58の上面とが当接、若しくは近接した状態となるように設けられている。即ち、当該保護カバー58は、上面が可動棚部32の棚板38と少許寸法を存して設けられてもよく、可動棚部32の前後移動によって、該可動棚部32が後方に押し込まれた状態のときのみ、該可動棚部32が下側に落ち込んで棚板38と保護カバー58とが当接する構成としても良い。
本実施形態において、固定棚部31は、固定棚部本体57の内部に形成された棚ダクト29を備える。この棚ダクト29の後端は、棚板38の後端よりも後方まで延在し、ショーケース本体5の内壁部6に当接するように設けられ、当該位置に対応する内壁部6には、この内壁部6の幅方向に亘って上記ダクト9と棚ダクト29とを連通するための連通孔61が形成されている。また、棚ダクト29の前端は、棚板38を後方に移動させた場合に、この棚板38の前端よりも前方まで延在し、当該棚ダクト29の前端下面には、幅方向に延在して下向きに開口した中間冷気吹出口62が形成されている。
また、この内壁部6には、上記した連通孔61よりも上方に幅方向に延在する図示しない透孔が形成されており、この透孔には、上記ダクト9を閉塞するためのダンパー63が保持されている。
このダンパー63は、透孔内部において前後に移動可能に形成されており、当該ダンパー63の後端部は、上記透孔を通じてダクト9内に押し込まれることにより、ダクト9内を閉塞する。これによれば、ダクト9内を上昇する冷気は、ダンパー63より上側の空間への供給が停止されるため、天井パネル2に形成された冷気吹出口8ではなく、上記棚ダクト29の中間冷気吹出口62を通じて、陳列室11内に吹き出される。また、ダンパー63を手前側(陳列室11側)に移動させることにより、ダクト9側から当該ダンパー63を退避させ、ダクト9を開放可能とする。
なお、本実施例において、棚ダクト29が設けられている棚装置は、上から二段目に架設される棚装置26のみとし、これ以外の棚装置25、27、28には、上述した如き固定棚部本体57に棚ダクト29が形成されていない。ただし、当該実施例に限定されるものではなく、全ての棚装置に当該棚ダクト29を構成し、内壁部6には、それぞれの棚装置の架設位置に応じた高さに連通孔が形成され、それぞれに対応してダンパーを設けても良い。
次に、棚装置に配設される温水配管について説明する。図6は、棚装置26の温水配管26Hの配設状態を説明する図である。ここでは、温水配管26Hについて説明し、他の温水配管25H、27H及び28Hは、温水配管26Hと構成を同一とするため、説明を省略する。
温水配管26Hは、棚装置26の固定棚部本体57の上面に設けられるものであり、図6に示すように、固定棚部本体57の前部領域57F及び左右の両側部領域57L、57Rが他の部分(例えば中央部)より密となるように配置されている。
具体的には、温水配管26Hは、図6に示すように、固定棚部本体57の後方から当該固定棚部本体57の一側(左側)に沿って延びる導入管70と、この導入管70に連なり、上記前部領域57Fに設けられる前側配管部71と、この前側配管部71から分岐して上記右側部領域57Rに延在する複数の分岐配管72〜75と、当該前側配管部71から分岐して上記左側部領域57Lに延在する複数の分岐配管76〜78と、各分岐配管72〜78の終端部を連結し、固定棚部本体57の後側領域57Bに延在する後側配管部79と、この後側配管部79に連なり、当該固定棚部本体57の後方に延びる排出管80とを備えて構成されている。
前側配管部71は、固定棚部本体57の幅方向(図6中X方向)に沿って延びる直管部81〜84と、これら直管部81〜84を1パスに連結する曲管部85とを備えて、前部領域57F内を蛇行するように構成されている。また、前部領域57Fに配置される直管部81〜84は、これら直管部81〜84間の隙間を、他の領域に配置される配管間よりも狭く配置している。これによれば、前部領域57Fに延在する前側配管部71の伝熱面積を大きく確保できることにより、棚装置の前部領域57Fに供給される熱量が増加するため、販売機会が早く訪れる前部領域57Fに配置される商品を優先的に温めることができ、商品購入者に温かな商品を提供することができる。
また、前側配管部71は、上記直管部81〜84及び曲管部85を備えて1パスに形成されているため、この前側配管部71に温水が流れることにより、この温水が前部領域57Fを略均一に温めることができるため、この前部領域57Fに配置される商品の温度むらを防止することができる。
また、上記した各分岐配管72〜78は、それぞれ、固定棚部本体57の奥行方向(図6中Y方向)に沿って延びるとともに、前側配管部71の中で最も後方に位置する直管部84に連結されている。本実施形態では、右側部領域57Rに延在する分岐配管72〜75は、上記直管部84の上流側から下流側に向けて順次連結され、左側部領域57Lに延在する分岐配管76〜78は、当該直管部84の上流側から下流側に向けて順次連結されている。
この構成では、1パスに形成された前側配管部71にそれぞれ分岐配管72〜78を接続したため、これら各分岐配管72〜78に温水を流すことにより、温水配管における圧力損失を低減することができ、小さな動力で温水を循環させることができる。
また、分岐配管72〜78は、図7に示すように、直管部84の上流側に連結された分岐配管72ほど管径が細く、当該直管部84の下流に向かうに従って分岐配管73〜78の管径を太く形成している。本実施形態では、各分岐配管72〜78の配管長は略等しいため、分岐配管72に管径をAとし、分岐配管73〜78の管径をそれぞれB〜Gとした場合、これら各分岐配管72〜78の管径は、G≧F≧E≧D≧C≧B≧Aとなるように形成されている。
この構成によれば、直管部84の下流側に位置する分岐配管ほど管径を太く形成したため、各分岐配管72〜78に略均一に温水を流すことができ、固定棚部本体57の両側部領域57L、57Rに配置される商品の温度むらを防止することができる。また、本実施形態では、固定棚部本体57の両側部領域57L、57Rに、それぞれ複数の分岐配管72〜78を配置したことにより、当該両側部領域57L、57Rに供給される熱量を増加することができる。このため、放熱しやすい棚装置の両側部に配置した商品を効率的に加熱することができる。
また、上記した直管部84には、分岐配管72〜78間に、当該直管部84の上流側から下流側に向かって拡径するように傾斜部88〜93が形成されている。直管部84に傾斜部88〜93を設けることにより、直管部84から各分岐配管72〜78へ温水をスムーズに流すことができ、当該分岐配管72〜78の連結部における圧力損失の低減を図ることができる。
後側配管部79は、固定棚部本体57の幅方向に沿って延在し、分岐配管72、73が接続される配管86と、この配管86に並設されて分岐配管74、75が接続される配管87とを備える。この配管87は、左側部領域57L側で配管86に接続され、この配管86は、分岐配管76〜78がそれぞれ接続された後に、上記排出管80に接続されている。
また、温水配管26Hは、図5に示すように、上面が前記保護カバー58と当接又は近接して設けられると共に、該配管26Hは固定棚部本体57に接する面と保護カバー58に当接又は近接する面が平らに形成された扁平管により構成されている。これによれば、温水配管26Hと棚装置26との当接面積、若しくは、対向面積を拡大することが可能となり、棚装置26の商品載置面38Aの加熱効率の向上を図ることが可能となる。
次に、ショーケース1の動作を説明する。
本実施形態のショーケース1は、陳列室11全体を加熱領域として使用する温蔵運転、陳列室11全体を冷却領域として使用する冷蔵運転、及び、上から二段目の棚装置26より上側の陳列室11内(第1の領域)を加熱領域とし、棚装置26より下側の陳列室11内(第2の領域)を冷却領域として使用する冷/温運転を選択することができる。
(温蔵運転)
陳列室11内全体を加熱領域として使用する場合には、不図示の制御装置により、三方弁53を水−冷媒熱交換器55(分岐配管60)側に切り換え、圧縮機40を動作させる。また、温水回路21の循環ポンプ59が運転される。なお、この温蔵運転では、蒸発器15に隣接した冷却用送風機7は停止される。
圧縮機40の運転が開始されると、低圧のガス冷媒が圧縮機40の低段側圧縮要素に吸い込まれて中間圧まで圧縮されて密閉容器内に吐出される。密閉容器内に吐出された冷媒は、中間圧吐出管47から一旦密閉容器の外部に吐出され、中間冷却器41Aに入り、放熱器用送風機42による通風を受けて放熱する。
そして、この中間圧のガス冷媒は、高段側圧縮要素に吸い込まれて圧縮され、高温高圧のガス冷媒となり、高圧吐出管52より圧縮機40の外部に吐出される。本実施形態では、冷媒として二酸化炭素(CO2)を用いることから、当該冷媒は適切な超臨界圧力まで圧縮されている。
高圧吐出管52から吐出された高温の冷媒は、三方弁53が水−冷媒熱交換器55側に切り換えられていることから、分岐配管60を介して、水−冷媒熱交換器55の冷媒流路55Aに流入する。一方、循環ポンプ59の運転により、温水回路21内の水が水−冷媒熱交換器55の水流路55Bに流入する。
これにより、水−冷媒熱交換器55において、冷媒流路55Aに流入する高温のガス冷媒と、水流路55Bに流入する水とが熱交換することにより、この水が加熱されて温水が生成される。特に、本実施形態では、冷媒として二酸化炭素(CO2)を用いているため、この冷媒と熱交換した温水の温度を80℃程度まで加熱することができる。
そして、この加熱された温水は、連結配管64を介して各棚装置25〜28のそれぞれに設けられる温水配管25H〜28Hに流入する。
このとき、各温水配管は、上述したように固定棚部31と可動棚部32とからなる棚装置の固定棚部31側に取り付けられ、可動棚部32を構成する棚板38の商品載置面38Aと、保護カバー58を介して熱交換可能に配置されている。
これにより、棚板38の商品載置面38Aに載置される商品を当該温水配管を流れる温水の伝導熱及び/又は輻射熱によって加熱することが可能となり、商品を加温した状態で陳列することができる。
一方、水−冷媒熱交換器55の冷媒流路55Aを経た冷媒は、逆止弁54を介してドレン水蒸発装置24に配設される蒸発パイプ43及び放熱器41に流入して、これら蒸発パイプ43及び放熱器41にて放熱される。そして、この放熱した冷媒は、内部熱交換器45の高圧側流路45Bに流入し、低圧側流路45Aを流れる蒸発器15からの冷媒に熱を奪われて過冷却される。この内部熱交換器45で冷却されて高圧側流路45Bから流出した冷媒は、電子膨張弁44で減圧され、気液二相の混合体とされて、蒸発器15内に流入する。この蒸発器15に流入した冷媒は、当該蒸発器15で蒸発した後、内部熱交換器45の低圧側流路45A内に流入し、高圧側流路45Bを流れる高温の冷媒と熱交換させることで、完全に気体の状態まで加熱され、その後、低圧導入管46から圧縮機40の低段側圧縮要素内に帰還する。
(冷蔵運転)
次に、陳列室11内全体を冷却領域として使用する冷蔵運転について説明する。この冷蔵運転では、三方弁53が蒸発パイプ43側に切り換えられ、上記循環ポンプ59は停止される。また、ダクト9に設けられるダンパー63は前方に引き出されている。
この場合、高圧吐出管52から吐出された冷媒は、三方弁53が蒸発パイプ43側に切り換えられていることから、当該蒸発パイプ43を介して放熱器41に流入し、ドレン水蒸発装置24に配設される蒸発パイプ43及び放熱器41にて放熱した後、内部熱交換器45を経て電子膨張弁44に至る。この電子膨張弁44により、冷媒は減圧されて気液二相の混合体とされ、蒸発器15内に流入する。そこで冷媒が蒸発することで冷却作用を発揮する。その後、内部熱交換器45にて完全に気体の状態とされた後、低圧導入管46から圧縮機40の低段側圧縮要素内に帰還する。
これにより、蒸発器15と熱交換した冷気は、ダクト9と連通する下部ダクト14内に配設された冷却用送風機7により冷気吹出口8や棚装置26に設けられた棚ダクト29の中間冷気吹出口62を介してから陳列室11内に吐出され、一部の冷気は陳列室11内を循環して陳列室11内を所定の冷却温度に冷却した後、陳列室11の前面開口下縁に位置する冷気吸込口17を介して下部ダクト14内に帰還する。
これにより、陳列室11の前面開口には、冷気によるエアーカーテンが形成され、陳列室11内の冷気漏出や外気侵入が抑制される。また、陳列室11内の全域が冷蔵温度に冷却された冷却領域とされて、全棚装置上の商品が冷却される。
(冷/温運転)
次に、上から二段目の棚装置26より上側の陳列室11内(第1の領域)を加熱領域とし、該棚装置26より下側の陳列室11内(第2の領域)を冷却領域として使用する冷/温運転について説明する。
この冷/温運転では、三方弁53を水−冷媒熱交換器55(分岐配管60)側に切り換え、蒸発器15に隣接した冷却用送風機7が運転される。また、ダクト9に設けられるダンパー63は、後方に押し込まれ、当該ダンパー63より上側の空間への空気の供給が停止される。また、温水回路21では、上段側に位置する棚装置25、26に設けられた温水配管25H、26Hの電磁弁25V(温水配管26Hの電磁弁については不図示)を開放し、下段側に位置する棚装置27、28に設けられた温水配管27H、28Hの電磁弁(不図示)を閉鎖する。
これにより、陳列室11上部に架設される棚装置25の温水配管25Hと、棚装置26の温水配管26Hへの温水の流通が許容されると共に、陳列室11下部に架設される棚装置27の温水配管27Hと、棚装置28の温水配管28Hへの温水の流通が阻止される。これにより、棚装置25及び26が架設される陳列室11上側(第1の領域)は、加熱領域として使用される。この冷/温運転では、冷媒の流れは、上記温蔵運転と同じであるため、説明は省略する。
一方、蒸発器15で熱交換された冷気は、ダンパー63が閉塞されているため、ダクト9と連通する棚ダクト29に送られ、この棚ダクト29の中間冷気吹出口62を通じて下側の陳列室11内(第2の領域)に吐出され、一部の冷気は当該第2の領域内を循環して該領域を所定の冷却温度に冷却した後、陳列室11の前面開口下縁に位置する冷気吸込口17を介して下部ダクト14内に帰還する。
これにより、棚装置26の下側に形成される第2の領域の前面開口には、冷気によるエアーカーテンが形成され、当該領域内の冷気漏出や外気侵入が抑制される。また、第2の領域が冷蔵温度に冷却された冷却領域とされて、棚装置27、28上の商品が冷却される。このように、三方弁53や各電磁弁を切り換えることによって、棚装置26より上側に形成される陳列室(第1の領域)を加熱領域として使用することが可能となると共に、棚装置26より下側に形成される陳列室(第2の領域)を冷却領域として使用することが可能となる。
以上、本実施形態によれば、圧縮機40から吐出された高温高圧冷媒を用いて温水回路21を循環する水が加熱され、この温水回路21の温水配管25H〜28Hを棚装置25〜28に設けたことにより、この温水配管25H〜28Hを流れる温水によって棚装置25〜28を加熱することが可能となるため、棚装置25〜28の商品載置面38Aに載置される商品を当該温水配管25H〜28Hを流れる温水の伝導熱及び/又は輻射熱によって加熱することが可能となり、商品を加温した状態で陳列することができる。
これにより、棚装置25〜28を加熱するための電気ヒータ等を格別に設けることなく、温水配管25H〜28Hを用いて陳列室11内の棚装置25〜28を加熱することが可能となる。このために、放熱器41の排出していた熱を棚装置25〜28の加熱に利用できるため、効率的に棚装置を加熱することができる。
また、本実施形態によれば、温水配管25H〜28Hは、棚装置25〜28の前部領域57Fに設けられる前側配管部71を備え、この前側配管部71は、棚装置25〜28の他の領域に設けられる配管よりも密となるように配置されることにより、棚装置25〜28の前部領域57Fに供給される熱量が増加するため、販売機会が早く訪れる前部領域57Fに配置される商品を優先的に温めることができ、商品購入者に温かな商品を提供することができる。
また、本実施形態によれば、前側配管部71は、前部領域57Fを蛇行して延在し、1パスで形成されるため、前側配管部71に温水を流すことにより、この温水が前部領域57Fを略均一に温めることができるため、この前部領域57Fに配置される商品の温度むらを防止することができる。
また、本実施形態によれば、温水配管25H〜28Hは、前側配管部71から分岐して、棚装置25〜28の両側に沿って延びる複数の分岐配管72〜78を備えるため、各分岐配管72〜78に温水を流すことにより、圧力損失を低減することができ、小さな動力で温水を循環させることができる。
また、本実施形態によれば、前側配管部71の上流側に設けられた分岐配管72ほど管径Aが細く、当該前側配管部71の下流に向かうに従って分岐配管73〜78の管径B〜Gを太く形成したため、各分岐配管72〜78に略均一に温水を流すことができ、棚装置25〜28の両側に配置される商品の温度むらを防止することができる。
また、本実施形態によれば、温水配管25H〜28Hは、温水回路21にワンタッチジョイントを介して着脱自在に接続されるため、ショーケース1の陳列室11から棚装置25〜28を容易に着脱することができ、例えば、棚装置25〜28を取り外して陳列室11内の清掃を簡単に行うことができる。また、陳列する商品の高さに応じて棚装置25〜28の取り付け位置を変更することができるため、陳列室11内に商品を陳列する際のレイアウトを自由に変更することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更実施が可能である。例えば、本実施形態では、温水回路21に水を循環させる構成について説明したが、これに限るものではなく、エチレングリコール等の有機ブラインや二酸化炭素等を用いても良い。
また、本実施形態では、棚装置25〜28にそれぞれ温水配管25H〜28Hを設けた構成について説明しているが、これに限るものではなく、一部の棚装置に、温水配管に変えて、もしくは、当該温水配管に加えて電気ヒータを設けても良いことは勿論である。
また、図8に示すように、冷却装置Rは、蒸発パイプ43と放熱器41との間の高圧吐出管52に第2の電子膨張弁94を設けると共に、内部熱交換器45の高圧側流路45Bと電子膨張弁44とを接続する冷媒配管50と、当該内部熱交換器45の低圧側流路45Aと蒸発器15とを接続する冷媒配管51とを接続し、電子膨張弁44及び蒸発器15をバイパスするバイパス管95と、このバイパス管95に設けられる開閉弁96とを備える構成としても良い。これ以外の構成は、上記した実施形態で説明したものと構成を同一とするため、説明を省略する。
この構成では、ショーケースを温蔵運転する場合に、電子膨張弁44を閉じて開閉弁96を開くとともに、第2の電子膨張弁94の開度が制御される。これによれば、放熱器41を蒸発器として使用することができ、電子膨張弁44及び蒸発器15に冷媒を流すことなく、冷却装置Rの冷媒回路20に冷媒を循環させることができる。
このように、蒸発器15には冷媒が流入しないため、この蒸発器15が冷却されることはない。このため、内壁部6を介して、蒸発器15に隣接する棚装置27、28付近の温度が当該蒸発器15の冷却によって低下することが防止され、すべての棚装置において、略均一の温度に加温した商品を提供することができる。
本発明を適用したショーケースの斜視図である。 ショーケースの側断面図である。 冷却装置の冷媒回路図である。 棚装置の縦断正面図である。 図4の部分拡大図である。 棚装置の温水配管の配設状態を説明する図である。 分岐配管と前側配管部との接続状態を説明する図である。 別の実施形態にかかる冷却装置の冷媒回路図である。
符号の説明
1 ショーケース
5 ショーケース本体(本体)
6 内壁部
9 ダクト
11 陳列室
15 蒸発器
20 冷媒回路
21 温水回路
25〜28 棚装置
25H〜28H 温水配管
29 棚ダクト
31 固定棚部
32 可動棚部
38 棚板
38A 商品載置面
40 圧縮機
41 放熱器
44 電子膨張弁
53 三方弁
54 逆止弁
55 水−冷媒熱交換器
55A 冷媒流路
55B 水流路
57 固定棚部本体
57B 後側領域
57F 前部領域
57L 左側部領域
57R 右側部領域
63 ダンパー
70 導入管
71 前側配管部
72〜78 分岐配管
79 後側配管部
80 排出管
81〜84 直管部
85 曲管部
88〜93 傾斜部
94 第2の電子膨張弁
95 バイパス管
96 開閉弁
R 冷却装置

Claims (6)

  1. 前面が開口した本体内に陳列室を構成し、この陳列室内に商品陳列用の棚装置を架設して成るショーケースにおいて、
    圧縮機、放熱器、減圧装置及び蒸発器を配管接続して成る冷媒回路と、この冷媒回路の高圧側と熱交換して温水が循環される温水回路とを備え、この温水回路の一部を構成する温水配管を前記棚装置に設けたことを特徴とするショーケース。
  2. 前記温水配管は、前記棚装置の前部領域に設けられる前側配管部を備え、この前側配管部は、前記棚装置の他の領域に設けられる配管よりも密となるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のショーケース。
  3. 前記前側配管部は、前記前部領域を蛇行して延在し、1パスで形成されていることを特徴とする請求項2に記載のショーケース。
  4. 前記温水配管は、前記前側配管部から分岐して、前記棚装置の両側に沿って延びる複数の分岐配管を備えることを特徴とする請求項2または3に記載のショーケース。
  5. 前記前側配管部の上流側に設けられた前記分岐配管ほど管径が細く、当該前側配管部の下流に向かうに従って前記分岐配管の管径を太く形成したことを特徴とする請求項4に記載のショーケース。
  6. 前記温水配管は、前記温水回路にワンタッチジョイントを介して着脱自在に接続されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のショーケース。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105518931A (zh) * 2013-02-21 2016-04-20 罗伯特·博世有限公司 具有氧压管理的金属/氧电池
JP2018117980A (ja) * 2017-01-27 2018-08-02 株式会社オカムラ 物品陳列棚に組込み可能な冷凍・冷蔵ショーケース

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