JP2010077645A - 木造建築物における接合構造 - Google Patents

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Seiki Terui
清貴 照井
Kohei Nomoto
浩平 野本
Junichi Tsuruta
純一 鶴田
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PORASU KURASHI KAGAKU KENKYUSH
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PORASU KURASHI KAGAKU KENKYUSH
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Abstract

【課題】柱−横架材の交差端入隅部に筋交の接合端部が直接突合できるようにし、かつ、固定用ねじ頭部が筋交の外側部に突出することを防止できるようにした。
【解決手段】筋交7と柱6間は、平面視で一片8aおよびこれと直角な他片8bからなり、それぞれの面に複数のねじ取付孔を貫通形成した略L字形の接合金具8を介して接合されるものであって、柱6との間に間隔をおいて対面される筋交7の傾斜面の下部を接合金具8の下端として、その一片8a側を複数の木ねじ固定具9により柱6の筋交7との対向面に固定し、他片8b側を筋交7の内側面に複数の木ねじ固定具10により固定したことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、木造建築物における接合構造、特に、柱と筋交の接合構造に関するものである。
筋交は、木造軸組建築物において、地震や風圧などによって生ずる架構の変形を防止するための補強材であり、圧縮筋交と引っ張り筋交がある。このうち、圧縮筋交は、下端側を土台(または胴差し)と柱の交叉端入隅部に突合され、上端側を柱と胴差し(または桁)との接合端隅角部に突合される。取付にあたって従来では、柱と筋交間を貫通するボルトやかすがいなどの取付用金物を介して取り付けられていた。
しかし、筋交の材厚は、柱の断面寸法の略1/2とし、また幅寸法は大きいほど耐力は大となるが、壁面構成(下地、仕上げとも)の関係から、その幅寸法を柱の幅寸法に対応させ、筋交の外側面が柱の一側面に面一となるように取り付けている。従って、かすがいを用いた場合は、かすがいが筋交の外側面側に突出し、壁面構成に影響を与える。
これに対し最近では、例えば、下記特許文献1に示す筋交専用の接合金物が用いられる場合がある。この接合金物は、土台−柱−筋交の各面に複数の木ねじ固定具を介して固定されるものであり、土台−柱間にL字形固定されるアングル材の一側部に、筋交の外側面に固定される側板を一体化した構造である。
特開2001−24116号公報
しかし、前記接合構造によれば、筋交の突合端部は、土台−柱に直接接触するものでなく、アングル材の各片を介して接触しているため、振動などにより、互いの接触面に浮き上がりや隙間が生じ易い。また木ねじは筋交の外側面に固定されているため、木ねじのねじ頭部が外方に突出し、壁面構成に影響を与える、という課題があった。
そこで本発明は、以上の課題を解決するものであり、その目的は、柱−横架材の交差端入隅部に筋交の接合端部が直接突合できるようにし、かつ、固定用ねじ頭部が筋交の外側部に突出することを防止できるようにした木造建築物における筋交部分のの接合構造を提供するものである。
前記目的を達成するため、本発明に係る木造建築物における接合構造は、図の実施の形態にも示すように、左右の柱6間における各柱6と上下の横架材2の間に斜めに架設され、かつその外側面を柱6の外側面と面一となるように配置される筋交7を備えた木造建築物における接合構造において、
前記筋交7と柱6間は、平面視で一片8aおよびこれと直角な他片8bからなり、それぞれの面に複数のねじ取付孔を貫通形成した略L字形の接合金具8を介して接合されるものであって、柱6との間に間隔をおいて対面される筋交7の傾斜面の下部を接合金具8の下端として、その一片8a側を複数の木ねじ固定具9により柱6の筋交7との対向面に固定し、他片8b側を筋交7の内側面に複数の木ねじ固定具10により固定したことを特徴としている。
また、請求項2に示すように、前記接合金具8の下方における柱6と横架材2の上面とは、側面視で略L字形の取付金具11を介して複数の木ねじ固定具9により固定させることができる。
従って、本発明によれば、柱−横架材の交叉端入隅部に対して筋交の端部を直に突合して固定でき、振動によっても筋交と柱との浮き上がり隙間が乗じるということがなく、強固で安全な接合構造が得られる。
また、請求項2に示すように、柱6と横架材2の上面とを取付金具11を介して接合することにより、一層強固で安全な接合構造が得られる。
図1〜3は、本発明に係る筋交の接合構造をカットモデル的に示すものである。図において、コンクリート基礎(布基礎)1上には土台2が設置され、この土台2は、基礎1内部に埋設されたアンカーボルト3の上端を挿通するとともに、土台2の上部突出端に座金4を介して連結されたナット5により基礎1上に固定されている。
土台2上には、これと同一断面寸法の正方形の柱6が継手構造を介して鉛直に立設されているとともに、土台2と柱との交差端における入隅部には、筋交7の直角に切削された下端角部が突合している。この筋交7の上端は、同じく土台2上に立設された図示しない他方の柱と胴差しまたは桁との交叉入隅部に突合されており、上下各端部は、その傾斜角度や、入隅部形状に合わせた加工がなされている。筋交7の材厚は柱6の一辺の寸法Wの略半分(=1/2)であり、幅寸法は本実施形態では、柱寸法(=W)に等しく設定されている。さらに、筋交7は、柱6−土台2の一側部にその外側部が面一となるように片側に寄せて取り付けられている。筋交7の内側面は、柱6及び土台2の内側面よりも、柱6及び土台2の幅の略半部引っ込んだ位置にあり、この引っ込んだ内側面の上方位置に、後述する接合金具8が添設固定されている。
この筋交7と柱6は、L字形接合金具8およびこれに附属する大小2種類の木ねじ固定具9,10によって互いに接合される。図1の1部に拡大し、並列して示すように、大形固定具9は柱6の寸法に対応し、小形固定具10は筋交7の材厚に対応した長さとなっている。いずれの固定具9,10にあっても、同一のねじ頭部を備え、且つねじ頭部にはドライバビット挿通用の嵌合穴が形成されている。
接合金具8は、同一縦長さであるが、平面視で柱6に固定される短片よりなる一片8aと、筋交7の内側面に固定される長片よりなる他片8bとからなっており、それぞれの面に縦列方向かつ幅方向に千鳥状となる複数のねじ取付孔を貫通形成したものである。
この接合金具8を用いた筋交7の取付構造は、従来とは異なり、筋交7の取付前の段階で筋交7の傾斜面の上位置に接合金具8の下端を位置させ、柱6の外側角部に沿って一片8aを添設し、複数の大形ねじよりなる固定具10を介して柱6の下方の上部に固定する。この状態で接合金具8の他片8b側の面は筋交7の位置決め面となる。この状態で他片8bに接して筋交7を取付け、他片8bに形成された複数の取付孔を選んで、小形ねじよりなる固定具10をねじ込み固定すれば、接合が完了する。なお接合金具8には、、ねじがねじ込めない箇所にもねじ取付孔が形成されているので、各取付孔のうち、図1のハッチングで囲われる筋交7に対向する面に形成された取付孔のみを選んで小形ねじ10の取付作業を行えばよい。
また、図1,2中符号11は、垂直部を柱6に添設され、水平部を土台に添設されるL字形をなし、かつ一側部に斜めの補強ブラケットを一体化した柱−土台用取付金具であり、この取付金具11のそれぞれの面に形成されたねじ取付孔に大形ねじよりなる固定具9をねじ込み固定することによって、柱−土台間の直角度を保持しつつ両者間を強固に連結している。取付金具11は、上記接合金具8の下方において、筋交7の内側面よりもない方に表出される柱6と土台2の直角入隅角部に接合固定されている。
なお、前記実施の形態では、本発明に使用される接合金具8として既存のL字形接合金具を用いたが、筋交の傾斜角度が一定で有れば、それに応じて長片8bをその傾斜に応じた傾斜状とし、ねじ取付孔の配列もそれに応じた配列とすることができることは勿論である。
本発明に係る筋交の接合構造をカットモデル的に示す分解斜視図である。 同じく組立状態を示す内方から見た斜視図である。 同じく組立状態を示す外方から見た斜視図である。
符号の説明
1 コンクリート基礎
2 土台
3 アンカーボルト
4 座金
5 ナット
6 柱
7 筋交
8 接合金具
8a 一片
8b 他片
9,10 固定具
11 取付金具

Claims (2)

  1. 柱(6)間における各柱(6)と上下の横架材(2)の間に斜めに架設され、かつその外側面を柱(6)の外側面と面一となるように配置される筋交(7)を備えた木造建築物における接合構造において、
    前記筋交(7)と柱(6)間は、平面視で一片(8a)およびこれと直角な他片(8b)からなり、それぞれの面に複数のねじ取付孔を貫通形成した略L字形の接合金具(8)を介して接合されるものであって、柱(6)との間に間隔をおいて対面される筋交(7)の傾斜面の下部を接合金具(8)の下端として、その一片(8a)側を複数の固定具(9)により柱(6)の筋交(7)との対向面に固定し、他片(8b)側を筋交(7)の内側面に複数の固定具(10)により固定したことを特徴とする木造建築物における接合構造。
  2. 前記接合金具(8)の下方における柱(6)と横架材(2)の上面とは、側面視で略L字形の取付金具(11)を介して複数の固定具(9)により固定したことを特徴とする木造建築物における接合構造。
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