JP2010063234A - 燃料電池車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を抑制して配置自由度の向上およびモータルームの小型化を図ることができる燃料電池車両を提供する。
【解決手段】燃料電池車両において、車両駆動モータとコンプレッサ駆動モータとが共用するコンデンサ23と、INV14とINV18とコンデンサ23を収納するPDUケース12を備え、その内部空間を上空間部37と下空間部36とに区分する中間壁38と、中間壁38を貫通して上空間部37と下空間部36を連通させる貫通部47とを設け、上空間部37および下空間部36のうち、何れか一方にINV14を配置するとともに、他方にINV18を配置して、コンデンサ23を、貫通部47を介して上空間部37および下空間部36に渡って配置したことを特徴とする。
【選択図】図3

Description

この発明は、車両を駆動するモータと燃料電池用コンプレッサを駆動するモータとが同一モータルーム内に設けられた燃料電池車両に関するものである。
従来から、モータルーム内に車両駆動用モータを配置するとともにこの車両駆動用モータの上方にインバータを配置した燃料電池車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−181979号公報
ところで、上述した燃料電池車両においては、車両駆動用のインバータの他に、燃料電池に燃料ガスを供給するエアポンプが搭載されており、このエアポンプを駆動するためのエアポンプ用モータ、および、このエアポンプ用モータを駆動するためのエアポンプ用インバータがモータルーム内に配置される場合がある。一般に、モータルーム内においては、設置部品数が多いことから機器の配置自由度が低く、また、モータルームの小型化が困難になるという課題がある。そこで近年、エアポンプ用インバータや駆動用モータのインバータなどの小型化が望まれている。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、部品点数を抑制して配置自由度の向上およびモータルームの小型化を図ることができる燃料電池車両を提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、燃料ガスと酸化剤ガスとが供給されて発電する燃料電池(例えば、実施の形態における燃料電池スタック6)と、該燃料電池に燃料ガスを供給するコンプレッサ(例えば、実施の形態におけるコンプレッサユニット7)と、該コンプレッサを駆動するためのコンプレッサ駆動モータ(例えば、実施の形態におけるコンプレッサ用モータCM)と、車輪を駆動する車両駆動モータ(例えば、実施の形態における駆動用モータTM)と、前記燃料電池から出力される直流電流を交流電流に変換して前記車両駆動モータへ供給する車両駆動モータ用スイッチング素子(例えば、実施の形態におけるINV14)と、前記燃料電池から出力される直流電流を交流電流に変換して前記コンプレッサ駆動モータへ供給するコンプレッサ駆動モータ用スイッチング素子(例えば、実施の形態におけるINV18)とを備える燃料電池車両において、前記車両駆動モータと前記コンプレッサ駆動モータとが共用する平滑コンデンサ(例えば、実施の形態におけるコンデンサユニット23)と、前記車両駆動モータ用スイッチング素子と前記コンプレッサ駆動モータ用スイッチング素子と前記平滑コンデンサとを収納する収納ボックス(例えば、実施の形態におけるPDUケース12)とを備え、該収納ボックスに、その内部空間を上空間(例えば、実施の形態における上空間部37)と下空間(例えば、実施の形態における下空間部36)とに区分する中間フロア(例えば、実施の形態における中間壁38,55)と、該中間フロアを貫通して前記上空間と前記下空間を連通させる貫通部(例えば、実施の形態における貫通部47)とを設け、前記上空間および前記下空間のうち、何れか一方に前記車両駆動モータ用スイッチング素子を配置するとともに、他方に前記コンプレッサ駆動用スイッチング素子を配置して、前記平滑コンデンサを、前記貫通部を介して前記上空間および前記下空間に渡って配置したことを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載の発明において、前記収納ボックスが、前記車両駆動モータの上方に配置されて、前記車両駆動モータ用スイッチング素子が前記下空間に配置されることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記コンプレッサ駆動モータ用スイッチング素子は、前記中間フロアの上面又は下面のうち一方の面に取付けられ、前記車両駆動モータ用スイッチング素子は、前記中間フロアの上面又は下面のうち他方の面に取り付けられ、前記平滑コンデンサの接続端子が前記貫通部に配置されることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、請求項3に記載の発明において、前記中間フロアに冷却部(例えば、実施の形態における通路56)を形成したことを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、請求項1乃至4の何れか一項に記載の発明において、前記平滑コンデンサ内の電荷を放電するための放電抵抗を設けたことを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、車両駆動モータの平滑コンデンサとコンプレッサ駆動モータの平滑コンデンサとを共用化することで、従来のように平滑コンデンサを各モータに個別に設ける場合と比較して、平滑コンデンサの全体容量を抑制して小型化を図ることができる。さらに平滑コンデンサを、貫通部を介して上空間と下空間とに渡って配置することで、貫通部のスペースを有効活用できるため、収納ボックスを小型化してモータルーム内の配置自由度を向上したりモータルームの小型化を図ることが可能になるという効果がある。
請求項2に記載した発明によれば、請求項1の効果に加え、車両駆動モータ用スイッチング素子が下空間に配置された収納ボックスが車両駆動モータの上方に配置されることで、車両駆動モータと車両駆動モータ用スイッチング素子との距離が比較的短くなるため、車両駆動モータと車両駆動モータ用スイッチング素子との間の配線を短縮してノイズの抑制および電力効率の向上を図ることができる効果がある。
請求項3に記載した発明によれば、請求項1又は2の効果に加え、平滑コンデンサと車両駆動モータ用スイッチング素子およびコンプレッサ駆動モータ用スイッチング素子との間の配線を最短距離で接続することができるため、ノイズ抑制および電力効率の向上を図ることができる効果がある。
請求項4に記載した発明によれば請求項3の効果に加え、コンプレッサ駆動モータ用スイッチング素子および車両駆動モータ用スイッチング素子を中間フロアである共通の冷却部によって冷却することができるため、冷却効率を高めつつ、個別に冷却部を設けた場合と比較して更なる省スペース化を図ることができる効果がある。
請求項5に記載した発明によれば、請求項1乃至4の何れかの効果に加え、共用化された平滑コンデンサに対してのみ放電抵抗を設けているので、モータ毎に個別に平滑コンデンサを設けて各平滑コンデンサに対して放電抵抗を設ける場合と比較して部品点数を削減することができる。
次に、この発明の第1の実施の形態における燃料電池車両について図面を参照しながら説明する。
図1,2に示すように、この第1の実施の形態における燃料電池車両1は、そのダッシュパネル2よりも前方にモータルーム3を隔成して備えている。このモータルーム3の左・右前輪Wf(図1中、左前輪のみを示す)の間には、駆動モータTMとミッション(図示略)とが一体的にユニット化された駆動モータユニット5が収容され、駆動モータTMの出力がミッションを介して左右前輪Wfに伝達される。
駆動モータTMは、いわゆる3相モータであり、車室のフロアトンネル下などに配置されている燃料電池スタック(FC)6より出力された電力によって駆動される。ここで、燃料電池スタック6は、単位電池(単位セル)を例えば車両前後方向に沿って多数積層してなり、アノード側に燃料ガスとして水素ガスを供給し、カソード側に酸化剤ガスとして酸素を含む空気を供給することで、電気化学反応により電力および水を生成する。
モータルーム3内に載置された駆動モータユニット5のモータハウジングの上部には、燃料電池スタック6に水素ガスを圧送するためのエアポンプ(A/P)を備えるコンプレッサユニット7が固定されている。このコンプレッサユニット7は、3相モータであるコンプレッサ用モータCMを備えており、このコンプレッサ用モータCMが、駆動モータTMと同様に、燃料電池スタック6から出力される電力を用いて駆動される。
駆動用モータTMと燃料電池スタック6とを接続するライン間には、駆動用モータTMに供給される電力を制御する駆動モータ用パワードライブユニット(Mot PDU)10が介装されている。さらにコンプレッサ用モータCMと燃料電池スタック6との間にもコンプレッサ用モータCMに供給される電力を制御するコンプレッサ用パワードライブユニット(A/P PDU)11が介装されている。これら駆動モータ用パワードライブユニット10とコンプレッサ用パワードライブユニット11とは、それぞれ同一のPDUケース12内に収容され、このPDUケース12がモータルーム3内に設けられた図示しないフレームなどに支持されてコンプレッサユニット7の上方に固定されている。
駆動モータ用パワードライブユニット10は、燃料電池スタック6から入力されるDC電流を3相AC電流に変換するINV(インバータ)14を備え、このINV14の入力側には線間電圧を測定するDC電圧センサ15が取付けられている。さらに、INV14の出力側には、U,V,W相の各相に、相電流を測定する電流センサ16がそれぞれ取付けられている。
一方、コンプレッサ用パワードライブユニット11は、燃料電池スタック6から入力されるDC電流を3相AC電流に変換するINV18を備えている。そして、このコンプレッサ用パワードライブユニット11も、上述した駆動モータ用パワードライブユニット10と同様に、その入力側の線間電圧を測定するDC電圧センサ19が取付けられ、その出力側に、U,V,W相の各相に相電流を測定する電流センサ20がそれぞれ取付けられている。これら駆動モータ用パワードライブユニット10とコンプレッサ用パワードライブユニット11とは、それぞれ統合ECU21によって個別に制御される。統合ECU21は、上述した電圧センサ15や電流センサ16の検出結果などに基づいてINV14へ制御信号を出力すると共に、上述した電圧センサ19や電流センサ20の検出結果などに基づいてINV18へ制御信号を出力する。
上述した駆動モータ用パワードライブユニット10とコンプレッサ用パワードライブユニット11とはそれぞれ入力側で分岐接続されており、この分岐接続された近傍において駆動モータ用パワードライブユニット10およびコンプレッサ用パワードライブユニット11の両者で共用される平滑用のコンデンサユニット23が線間に接続されている。さらに、コンデンサユニット23にはチャージされた電荷をディスチャージするための抵抗24が並列に接続されている。
図3に示すように、PDUケース12は、下ケース部26と上ケース部27とカバー部28とを備えて構成されている。
下ケース部26は、底壁30と、この底壁30の周縁から上方に立ち上がる側壁31とで構成された有底筒状に形成され、底壁30の上にモータ駆動用パワードライブユニット10を構成するINV(MOTPDU用インバータ)14が設置される。
また、側壁31には、駆動モータ用の3相ケーブルTLが貫通する下貫通部33が形成され、さらに側壁31の上縁外側にはフランジ部32が形成されている。
上ケース部27は、上述した下ケース部26に積み重ねられて固定されるものであり、下ケース部26の側壁31に連続する側壁35と、その底壁として下ケース部26内の下空間部36と上ケース部27内の上空間部37とを隔てる中間壁38とを備えて構成されている。そして、この中間壁38の上には、コンプレッサ用パワードライブユニット11を構成するINV(A/PUMPPDU用インバータ)18が設置されている。
上ケース部27の側壁35には、コンプレッサ用の3相ケーブルCLが貫通する上貫通部39が形成され、中間壁38には下ケース部26に画成される下空間部36と上ケース部27に画成される上空間部37とを連通させる貫通孔27が形成されている。この貫通孔27を介して上空間部37から下空間部36へ統合ECU33の制御線40が配策される。
また、図3,4に示すように、中間壁38には、上空間部37の上貫通部39が形成される側壁35と対向する側壁35側に、上空間部37と下空間部36とを連通させる貫通部47が形成され、この貫通部47を介して側壁31および側壁35に沿って上空間部37と下空間部36とに渡ってコンデンサユニット23が配置されている。このコンデンサユニット23は、貫通部47の近傍に接続端子が配置されて、これら接続端子に、INV14,18に他端が接続される正極側バスバー48および負極側バスバー49の一端が接続される。
また、貫通孔39が形成された側壁35と直交する側壁35の一方には、貫通孔52が形成され(図4参照)、この貫通孔52を介して正極側入力バスバー50および、負極側入力バスバー51が、燃料電池スタック6より出力された電力を供給するための直流ケーブルDCLに接続されている。これら正極側入力バスバー50および、負極側入力バスバー51は、それぞれ正極側バスバー48および負極側バスバー49に接続され、正極側入力バスバー50と負極側入力バスバー51との間に上述した抵抗24が接続されている。
上ケース部27の側壁35の上縁外側および下縁外側には、それぞれフランジ部42,43が形成され、下縁外側のフランジ部42が上述した下ケース部26のフランジ部32にビスなどにより締結されて下ケース部26に上ケース部27が固定される。
上ケース部27の上縁外側のフランジ部43には、上ケース部27の上部開口部44を閉塞するカバー部28の外周に設けられたフランジ部45が接続されて、上ケース部27にカバー部28が固定される。なお、フランジ部43とフランジ部45との間には、防水用のOリング54が設けられている。
次に、上述したコンデンサユニット23の仕事量について図5(a)〜(d)を参照しながら説明する。
図5(a)は、縦軸を車速、横軸を時間とした場合の燃料電池車両の速度変化を示すグラフである。図5(b)〜(d)は図5(a)と横軸を同一の時間としたものであり、(b)は縦軸を駆動モータ用パワードライブユニット(MOTPDU)10に対するコンデンサユニット(C)23の仕事量、(c)は縦軸をコンプレッサ用パワードライブユニット(A/PUMPPDU)11に対するコンデンサユニット(C)23の仕事量、(d)は縦軸を駆動モータ用パワードライブユニット10およびコンプレッサ用パワードライブユニット11に対するコンデンサユニット(C)23の合計仕事量を示している。
図5(a)の時間t0〜t1では停車状態から徐々に車速が上昇する加速状態であり、時間t1からt3は車速が一定なクルーズ状態である。
このとき、駆動モータ用パワードライブユニット10に対するコンデンサユニット23の仕事量(図5(b)参照)は、時間t0〜t1の加速状態で車速の上昇に応じてリニアに上昇し、時間t1でクルーズ状態に入ると、急激に低下して加速時のピーク(例えば、1.5程度)よりも十分に低い仕事量(例えば0.5程度)で略一定となる。
さらに、コンプレッサ用パワードライブユニット11に対するコンデンサユニット23の仕事量(図5(c)参照)は、車速の上昇に対して燃料電池スタック6の発電が若干遅れることから、その上昇がやや遅れ気味になり、そのピーク(例えば、1.0程度)に時間t1よりも遅い時間t2で達することになる。その後、クルーズ状態に入ったことによる発電量の低下と共に時間t2において仕事量が急激に低下してピークのときよりも十分に低い仕事量(例えば、0.2〜0.4程度)で略一定となる。
次に、時間t3になると車両状態はクルーズ状態から抜けて車速が徐々に低下し、時間t4で停車する(図5(a)参照)。このときの駆動モータ用パワードライブユニット10に対するコンデンサユニット23の仕事量は、クルーズ状態のときよりもやや上昇傾向となった後、停車と共に(時刻t4)に「0」になる。
また、このときのコンプレッサ用パワードライブユニット11に対するコンデンサユニット23の仕事量は、減速と同時に燃料電池スタック6の発電が生活電力程度となるため、再加速する(時間t5)まで極めて小さい仕事量で維持される。なお、図5(a)〜(d)では、時間t5で再び加速を開始して時間t6でクルーズ状態となる場合を示しており、上述した時間t0から時間t3までのコンデンサユニット23の仕事量の変移と同様の変移を繰り返している。
図5(d)に示すように、図5(b),(c)に示す仕事量を合計した仕事量は、時間t1で第1のピーク(2.25程度)が生じ、この第1のピークから低下した直後に時間t2で第2のピーク(1.5程度)が生じることとなる。ここで、図5(b)のピークの時間t1と図5(c)のピークの時間t2とがずれていることで、第1のピークは、駆動モータ用パワードライブユニット10に対するコンデンサユニット23の仕事量のピーク(例えば、1.5)と、この時間t1におけるコンプレッサ用パワードライブユニット11に対するコンデンサユニット23の仕事量(0.75程度)とを加算した値となり、それぞれ図5(b)のピーク(例えば、1.5)と図5(c)のピーク(例えば、1.0)とを加算した値(例えば、2.5)よりも低い値(例えば、2.25程度)となる。
つまり、上述したように、コンデンサユニット23を駆動モータ用パワードライブユニット10およびコンプレッサ用パワードライブユニット11で共用する構成とすることで、それぞれ個別に仕事量のピークに適合したコンデンサユニット(例えば、1.5と1.0)を設ける場合よりも、コンデンサ全体の容量を抑制してコンデンサユニット23を小型化することができる。
したがって、上述した第1の実施の形態によれば、駆動用モータTMを駆動制御する駆動モータ用パワードライブユニット10の平滑用のコンデンサユニット23と、コンプレッサ用モータCMを駆動制御するコンプレッサ用パワードライブユニット11の平滑用のコンデンサユニット23とを共用化することで、平滑用のコンデンサユニットを駆動モータ用パワードライブユニット10およびコンプレッサ用パワードライブユニット11に対して個別に設ける場合と比較して、コンデンサユニット23の全体容量を抑制して小型化を図ることができる。さらにコンデンサユニット23を、貫通部47を介して上空間部37と下空間部36とに渡って配置することで、貫通部47のスペースを有効活用できるため、PDUケース12を小型化してモータルーム3内における部品の配置自由度を向上したりモータルーム3の小型化を図ることが可能になる。
また、駆動モータ用パワードライブユニット10を下空間部36に配置したPDUケース12が駆動モータTMの上方に配置されることで、駆動モータTMと駆動モータ用パワードライブユニット10との距離が比較的短くなるため、駆動モータTMと駆動モータ用パワードライブユニット10との間の配線を短縮してノイズの抑制および電力効率の向上を図ることができる。
さらに、駆動モータ用パワードライブユニット10およびコンプレッサ用パワードライブユニット11に対して個別に平滑用のコンデンサユニットを設ける場合と比較して部品点数を削減して組み付け作業の工数を低減することができる。
なお、上述した第1の実施の形態では、上ケース部27に中間壁38を一体的に形成する場合について説明したが、この構成に限られるものではなく、例えば、上ケース部27と中間壁38とを個別に形成して、上ケース部27と下ケース部26とで中間壁38を挟持するようにしても良い。
次に、この発明の第2の実施の形態の燃料電池車両について図6を参照しながら説明する。なお、この第2の実施の形態は、上述した第1の実施の形態の駆動モータ用パワードライブユニット10の配置を変更したものであり、第1の実施の形態の図2を援用するとともに同一部分に同一符号を付して説明する。
図6に示すように、この第2の実施の形態のPDUケース12は、上述した第1の実施の形態と同様に、下ケース部26、上ケース部27およびカバー部28よりなり、上ケース部27の上空間部37に統合ECU21が収容されている。また、下空間部36と上空間部37とに渡って平滑用のコンデンサユニット23が配置され、下ケース部26と上ケース部27との間に下空間部36と上空間部37とを隔てる中間壁55が設けられている。
中間壁55は、いわゆるヒートシンクの機能を有しており、熱伝導率の高い金属などで形成されて、その内部には冷媒を流過可能な通路56が形成されている。そして、この中間壁55の上面にはコンプレッサ用パワードライブユニット10のINV18が固定され、一方、中間壁55の下面には駆動モータ用パワードライブユニット11のINV14が固定されている。
そして、上述したコンデンサユニット23には、上下方向の略中央位置に、一端がINV14,18に接続された正極側バスバー(図示略)および負極側バスバー49が接続されている。
したがって、上述した第2の実施の形態によれば、コンデンサユニット23と駆動モータ用パワードライブユニット10およびコンプレッサ用パワードライブユニット11のINV14,18とを中間壁55の上面及び下面に固定することで、これらINV14,18とコンデンサユニット23とを正極側バスバー48および負極側バスバー49により最短距離で接続することができるため、ノイズ抑制および電力効率の向上を図ることができる。
また、コンプレッサ用パワードライブユニット11および駆動モータ用パワードライブユニット10の各INV14,18を共通の中間壁55の通路56を流過する冷媒を介して冷却することができるため、冷却効率を高めつつ、コンプレッサ用パワードライブユニット11および駆動モータ用パワードライブユニット10に対して個別にヒートシンクを設ける場合と比較して更なる省スペース化を図ることができる。
なお、上述した第1、第2の実施の形態では、コンデンサユニット23を上空間部37及び下空間部36に渡って配置する場合のみ説明したが、この構成に限られるものではない。例えば、他の実施例として、コンデンサユニット23を構成するコンデンサの一部を、PDUケース12内の空スペースに配置するようにしてもよい。この一例として、例えば図7に示すように、INV14を下ケース部26の底壁30に固定して設ける場合に、INV14と中間壁38との間の空間にコンデンサユニット23aと共にコンデンサユニット23を構成するコンデンサユニット23bを、中間壁38の下面に吊り下げ固定して設けてもよい。このように構成することで、スペースの有効利用を図ることができ、この結果、PDUケース12内における構成部品の配置自由度を向上させたり、PDUケース12を小型化することができる。
なお、この発明は上述した第1、第2の実施の形態に限られるものではなく、例えば、コンプレッサ用パワードライブユニット11を下空間部36に配置し、駆動モータ用パワードライブユニットを上空間部37に配置するようにしてもよい。
本発明の第1の実施の形態における燃料電池車両の前部側面図である。 本発明の第1の実施の形態における駆動モータ用パワードライブユニットおよびコンプレッサ用パワードライブユニットの概略構成図である。 本発明の第1の実施の形態におけるPDUケースの部分縦断面図である。 本発明の第1の実施の形態におけるPDUケースの上面図である。 本発明の実施の形態における時間に対する車速及びコンデンサの仕事量を示すグラフであり、(a)は時間に対する車速の変化の一例、(b)は駆動モータ用パワードライブユニットに対するコンデンサの仕事量の変化の一例、(c)はコンプレッサ用パワードライブユニットに対するコンデンサの仕事量の変化の一例、(d)はコンデンサの合計仕事量の変化の一例を示している。 本発明の第2の実施の形態における図2に相当する概略構成図である。 本発明の第1、第2の実施の形態の他の態様におけるPDUケース内の部品配置を示す斜視図である。
符号の説明
14 INV(車両駆動モータ用スイッチング素子)
18 INV(コンプレッサ駆動モータ用スイッチング素子)
23 コンデンサ(平滑コンデンサ)
12 PDUケース(収納ボックス)
37 上空間部(上空間)
36 下空間部(下空間)
38,55 中間壁(中間フロア)
47 貫通部
56 通路(冷却部)
CM コンプレッサ用モータ(コンプレッサ駆動モータ)
TM 駆動用モータ(車両駆動モータ)

Claims (5)

  1. 燃料ガスと酸化剤ガスとが供給されて発電する燃料電池と、
    該燃料電池に燃料ガスを供給するコンプレッサと、
    該コンプレッサを駆動するためのコンプレッサ駆動モータと、
    車輪を駆動する車両駆動モータと、
    前記燃料電池から出力される直流電流を交流電流に変換して前記車両駆動モータへ供給する車両駆動モータ用スイッチング素子と、
    前記燃料電池から出力される直流電流を交流電流に変換して前記コンプレッサ駆動モータへ供給するコンプレッサ駆動モータ用スイッチング素子とを備える燃料電池車両において、
    前記車両駆動モータと前記コンプレッサ駆動モータとが共用する平滑コンデンサと、
    前記車両駆動モータ用スイッチング素子と前記コンプレッサ駆動モータ用スイッチング素子と前記平滑コンデンサとを収納する収納ボックスとを備え、
    該収納ボックスに、その内部空間を上空間と下空間とに区分する中間フロアと、
    該中間フロアを貫通して前記上空間と前記下空間を連通させる貫通部とを設け、
    前記上空間および前記下空間のうち、何れか一方に前記車両駆動モータ用スイッチング素子を配置するとともに、他方に前記コンプレッサ駆動用スイッチング素子を配置して、前記平滑コンデンサを、前記貫通部を介して前記上空間および前記下空間に渡って配置したことを特徴とする燃料電池車両。
  2. 前記収納ボックスは、前記車両駆動モータの上方に配置されて、前記車両駆動モータ用スイッチング素子が前記下空間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池車両。
  3. 前記コンプレッサ駆動モータ用スイッチング素子は、前記中間フロアの上面又は下面のうち一方の面に取付けられ、前記車両駆動モータ用スイッチング素子は、前記中間フロアの上面又は下面のうち他方の面に取り付けられ、前記平滑コンデンサの接続端子が前記貫通部に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料電池車両。
  4. 前記中間フロアに冷却部を形成したことを特徴とする請求項3に記載の燃料電池車両。
  5. 前記平滑コンデンサ内の電荷を放電するための放電抵抗を設けたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の燃料電池車両。
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