JP2010062427A - 発光装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】所望の指向性を保ちつつ、光取り出し効率の改善が可能な発光装置を提供する。
【解決手段】発光素子と、前記発光素子が接着された第1のリード、および第2のリードと、底面に前記第1のリードの少なくとも一部と前記発光素子とが露出し且つ前記発光素子からの放出光を上方に放出可能とした凹部を有し、前記第1のリードと前記第2のリードとが埋め込まれた成型体と、前記凹部内に充填された封止樹脂層と、を備え、前記凹部は、前記発光素子の高さよりも大きい前記底面からの高さを有し、且つ前記底面の側に設けられ上方に向かって拡開する第1の反射面と、前記第1の反射面と連続して前記凹部の開口端の側に設けられ上方に向かってさらに拡開する第2の反射面と、を有し、前記第2の反射面と前記封止樹脂層の光取り出し面との交角は、90度から前記封止樹脂層と空気層との間の界面における臨界角を減算した角度よりも小さく且つゼロよりも大きい。
【選択図】図1
【解決手段】発光素子と、前記発光素子が接着された第1のリード、および第2のリードと、底面に前記第1のリードの少なくとも一部と前記発光素子とが露出し且つ前記発光素子からの放出光を上方に放出可能とした凹部を有し、前記第1のリードと前記第2のリードとが埋め込まれた成型体と、前記凹部内に充填された封止樹脂層と、を備え、前記凹部は、前記発光素子の高さよりも大きい前記底面からの高さを有し、且つ前記底面の側に設けられ上方に向かって拡開する第1の反射面と、前記第1の反射面と連続して前記凹部の開口端の側に設けられ上方に向かってさらに拡開する第2の反射面と、を有し、前記第2の反射面と前記封止樹脂層の光取り出し面との交角は、90度から前記封止樹脂層と空気層との間の界面における臨界角を減算した角度よりも小さく且つゼロよりも大きい。
【選択図】図1
Description
本発明は、発光装置に関する。
照明、自動車のストップランプ、及び表示装置バックライト光源などに用いる発光装置には、高輝度及び広い指向性が要求される。また、機器小型化のために、フラットな形状であり、小型化、薄型化、及び高密度実装が容易なSMD(Surface Mounted Device)型パッケージが要求される。
SMD型パッケージは、成型体に設けられた凹部内に発光素子が接着され、透光性を有する封止樹脂を凹部内に充填し発光素子を保護する構造とすることが一般的である。封止樹脂層の屈折率は空気層の屈折率よりも高いので、発光素子からの放出光が封止樹脂層と空気層との界面へ入射する場合、その入射角が界面における臨界角よりも大きいと放出光が外部に取り出せず高輝度化が困難となる。すなわち、所望の指向性を保ちつつ、高い光取り出し効率が得ることが容易な凹部を有するSMD型パッケージが要求される。
発光ダイオードの光出力の低下を招くことなく、パッケージの耐光性を向上させるパッケージ成形体及び半導体装置に関する技術開示例がある(特許文献1)。この技術開示例では、底部と底部を囲う側部とを備えるパッケージ成形体において、底部に半導体素子の載置領域の外縁から離れた位置に壁部を有し、この壁部の外側における底部と側部とが、コーティング部材によって被覆されており、高い光出力を得ることができる。
しかしながら、この技術開示例を用いても、所望の指向性を保ちつつ、高い光取り出し効率を得るのに十分とは言えない。
特開2005−136378号公報
しかしながら、この技術開示例を用いても、所望の指向性を保ちつつ、高い光取り出し効率を得るのに十分とは言えない。
所望の指向性を保ちつつ、光取り出し効率の改善が可能な発光装置を提供する。
本発明の一態様によれば、発光素子と、一方の端部に前記発光素子が接着された第1のリードと、一方の端部が前記第1のリードの前記一方の端部と対向する第2のリードと、底面に前記第1のリードの少なくとも一部と前記発光素子とが露出し且つ前記発光素子からの放出光を上方に放出可能とした凹部を有し、前記第1のリードの他方の端部と前記第2のリードの他方の端部とが互いに反対方向にそれぞれ突出するように前記第1のリードと前記第2のリードとが埋め込まれた成型体と、前記凹部内に充填された封止樹脂層と、を備え、前記凹部は、前記発光素子の高さよりも大きい前記底面からの高さを有し、且つ前記底面の側に設けられ上方に向かって拡開する第1の反射面と、前記第1の反射面と連続して前記凹部の開口端の側に設けられ上方に向かってさらに拡開する第2の反射面と、を有し、前記第2の反射面と前記封止樹脂層の光取り出し面との交角は、90度から前記封止樹脂層と空気層との間の界面における臨界角を減算した角度よりも小さく且つゼロよりも大きいことを特徴とする発光装置が提供される。
所望の指向性を保ちつつ、光取り出し効率の改善が可能な発光装置が提供される。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1は、第1の実施形態にかかる発光装置の模式断面図である。すなわち、図1(a)はJ曲げ構造、図1(b)はZ曲げ構造を表す。
図1(a)において、紫外光〜赤外光の波長範囲の光を放出可能な発光素子10が、接着剤を用いてインナーリード12aの露出面に接着されている。
図1は、第1の実施形態にかかる発光装置の模式断面図である。すなわち、図1(a)はJ曲げ構造、図1(b)はZ曲げ構造を表す。
図1(a)において、紫外光〜赤外光の波長範囲の光を放出可能な発光素子10が、接着剤を用いてインナーリード12aの露出面に接着されている。
熱可塑性樹脂などからなる成型体20の凹部20aは、第1の反射面20bと、第2の反射面20cと、及び底面20dと、から構成される。なお、底面20dには、第1のリード12の一部であり、発光素子10が接着されるインナーリード部12aが露出している。また、発光素子10の上面の電極10aは、第2のリード14のインナーリード部14aとボンディングワイヤ11により接続されている。
第1の反射面20bは、凹部20aの底面20dから上方に向かって拡開している。また第2の反射面20cは、第1の反射面20bと連続しており上方に向かってさらに拡開している。発光素子10の中心軸と、第1の反射面20bの中心軸と、第2の反射面20cの中心軸と、は放出光の光軸5と略一致する。
アウターリード部12bとアウターリード部14bとが互いに反対方向に突出するように、第1のリード12と第2のリード14とは成型体20に埋め込まれている。また、成型体20の凹部20a内には、シリコーンやエポキシなどのように透光性を有する樹脂が充填され、発光素子10を保護可能な封止樹脂層30を構成する。このようなパッケージは、SMD(Surface Mount Device)型と呼ばれ小型化、薄型化、及び高密度実装が容易であり、電子機器の小型化にとって重要である。
図1(a)は、第1のリード12のアウターリード部12b及び第2のリード14のアウターリード部14bが内側に曲げられたJ曲げ構造を表す。他方、図1(b)は第1及び第2のリード13、15のアウターリード部13b、15bが外側に曲げられたZ曲げ(またはガルウィング)構造を表す。
図2は、本実施形態にかかる発光装置の作用を説明する図である。
また、図3は、封止樹脂層30を充填する前の発光装置の模式平面図である。すなわち、上方から見た凹部20aの内壁が、図3(a)では略同心円形状であり、図3(b)では略楕円形状である。なお、図2は、図3(a)におけるA−A線に沿った模式断面図である。
また、図3は、封止樹脂層30を充填する前の発光装置の模式平面図である。すなわち、上方から見た凹部20aの内壁が、図3(a)では略同心円形状であり、図3(b)では略楕円形状である。なお、図2は、図3(a)におけるA−A線に沿った模式断面図である。
封止樹脂層30により覆われた発光素子10からの放出光は、凹部20aの内部において反射されることなしに封止樹脂層30から外部に放出される光G1、G2と、発光素子10の側面方向に放出され第1の反射面20bにより反射され、外部へ放出される光G4と、発光素子10の斜め上方に向かって放出され空気層と封止樹脂層30との界面(光取り出し面)30aで全反射され、第2の反射面20cで反射されたのち外部へ放出される光G5と、を含む。
この他に、例えば底面20dで反射する光、インナーリード部12a、14aでそれぞれ反射する光、第1の反射面20bで反射され、界面30aで反射され、さらに第2の反射面20cで反射される光なども少ないが存在する。
発光素子10の側面方向への光G4を、第1の反射面20bにより上方へ折り曲げると高輝度にすることが容易となる。この場合、第1の反射面20bと凹部20aの底面20dとの交角θr1を急峻にしすぎると、指向性が狭くなりすぎる。このために、交角θr1は、例えば30〜60度の範囲などとする。なお、第1の反射面20bは上方に向かって拡開しているので、0°<θr1<90°である。
本実施形態では、第1の反射面20bと連続するように、第2の反射面20cを設けている。図2において、封止樹脂層30の屈折率を略1.5とすると、空気層との界面30aにおける臨界角θcは略45度となり(G3)、臨界角θcよりも大きな入射角θを有する発光素子10からの放出光は界面30aにおいて全反射を生じる。この全反射した光は、通常封止樹脂層30内で多重反射するなどにより外部に有効に取り出すことが困難なことが多く、輝度を低下させる。
図2の断面において、第2の反射面20cと封止樹脂層30の光取り出し面30aを含む面との交角θr2は、式(1)の範囲内とすることが好ましい。
0°<θr2<θc 式(1)
なお、第2の反射面20は上方に向かって拡開しているので、0°<θr2<90°である。
0°<θr2<θc 式(1)
なお、第2の反射面20は上方に向かって拡開しているので、0°<θr2<90°である。
交角θr2がゼロであると、光取り出し面30aで全反射された光が、第2の反射面20cで再び全反射されるので、外部に有効に取り出すことが困難となる。他方、θr2>θcであると、光取り出し面30aで全反射された光のうち、第2の反射面20cで再び全反射されたのち外部に取り出し可能な光が減少する。これらから、封止樹脂層30の屈折率が略1.5の場合、5°≦θr2≦30°の範囲がより好ましい。
θ>θcである光G5は、光取り出し面30aにおいて全反射され第2の反射面20bにおいて2回目の全反射がされたのち、スネルの法則に従って屈折して外部に取り出される。この場合、第1の反射面20bの高さHRを、発光素子10の高さHCよりも大きくすると、第1の反射面20bにより一度反射したのち外部に取り出される光G2と、光取り出し面30a及び第2の反射面20cで合計2回全反射される光G5と、の分離が容易となる。また、θr1>θr2とすると、光軸5近傍における光強度を高めることが容易となる。
このように、交角θr1と、交角θr2と、を適正に制御することにより、目標とする指向性を保ちつつ光取り出し効率を改善することが容易となる。
また、上方から見て凹部20aの反射面は楕円形状であってもよい。この場合、反射面の傾斜角が最大となるB−B線に沿った断面における交角θr2が、式(1)を満たすようにすればよい。
また、熱可塑性樹脂の材料としては、例えばポリフタルアミド(PPA)などのナイロン系樹脂、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、などの耐熱性材料を挙げることができる。これら熱可塑性樹脂の種類に合わせて、インサート成型、射出成型、押し出し成型などのなかから適正な成型法が選択され、第1の反射面20b及び第2の反射面20cを、それぞれ所望の曲面に形成できる。なお、成型体20の材質は、熱硬化性樹脂などであってもよい。
熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂などに、反射率が高いチタン酸カリウム及び酸化チタンなどを混合すると、第1の反射面20b及び第2の反射面20cの反射率を高め光取り出し効率を高めることが容易となる。
第1のリード12及び第2のリード14に、例えば銅系合金を用いると高い熱伝導性が得られるので好ましい。また、その表面にメッキなどの方法によりコーティングを施すと、光反射率を高め且つ半田との接合強度を高めることができる。コーティング材料としては、例えば銀、ニッケル/パラジウム/金をこの順序で積層したものなどとすることができる。
図4は、比較例にかかる発光装置の模式断面図である。
比較例において、反射面120bと、凹部120aの底面120dと、の交角θrrを略60度とする。発光素子110から放出され、臨界角θcの45度よりも大きい角度で光取り出し面130aに入射した光G11は全反射し、反射面120bで再び反射される。しかしながら、交角θrrは90度から臨界角θcを減算した45度よりも大きいので、上方へ向かう光は少ない。例えば光G12は、光取り出し面130a、反射面120b、再び光取り出し面130aのように、封止樹脂層130内で多重反射するなど外部へ取り出される光が減少する。このため、高輝度化は容易ではない。
比較例において、反射面120bと、凹部120aの底面120dと、の交角θrrを略60度とする。発光素子110から放出され、臨界角θcの45度よりも大きい角度で光取り出し面130aに入射した光G11は全反射し、反射面120bで再び反射される。しかしながら、交角θrrは90度から臨界角θcを減算した45度よりも大きいので、上方へ向かう光は少ない。例えば光G12は、光取り出し面130a、反射面120b、再び光取り出し面130aのように、封止樹脂層130内で多重反射するなど外部へ取り出される光が減少する。このため、高輝度化は容易ではない。
図5は、第2の実施形態にかかる発光装置の模式断面図である。
本実施形態では、第2の反射面20cと連続して、第3の反射面20eが設けられている。上方に向かって拡開する第3の反射面20eと光取り出し面30aとの交角θr3の範囲は、式(2)で表される。
本実施形態では、第2の反射面20cと連続して、第3の反射面20eが設けられている。上方に向かって拡開する第3の反射面20eと光取り出し面30aとの交角θr3の範囲は、式(2)で表される。
θr2<θr3<θc 式(2)
発光素子10から斜め上方へ放出された光G6は、臨界角θcよりも大きな入射角θにおいて光取り出し面30aで全反射され、第3の反射面20eで再び全反射され外部に取り出される。第3の反射面20eの交角θr3をより大きくすると、光取り出し効率を高く保ちつつ、パッケージの小型化が可能となる。
図6は、第3の実施形態にかかる発光装置の模式断面図である。
第1の反射面20b及び第2の反射面20cは、発光素子10の光軸5を通る断面において曲線であってもよい。本図は、第1の反射面20b及び第2の反射面20cが、共に上方に向かって凹となる曲面により構成されている。
第1の反射面20b及び第2の反射面20cは、発光素子10の光軸5を通る断面において曲線であってもよい。本図は、第1の反射面20b及び第2の反射面20cが、共に上方に向かって凹となる曲面により構成されている。
この場合、点Pにおいて第1の反射面20bに接する平面S1と凹部20aの底面20dとの交角をθr1とする。また、点Qにおいて第2の反射面20bに接する平面S2と成型体20の上面20fを含む面との交角をθr2とする。図6のように、曲面を上方に向かって凹とすると集光が容易となり、高輝度とすることができる。また、凹部20aの内壁となる反射面を曲面とすると、指向性の制御が容易となる。
以上の第1〜第3の実施形態において、発光素子10として、例えば黄〜赤色(発光波長範囲が560〜700nm)であるInx(GayAl1−y)1−xP(但し、0≦x≦1、0≦y≦1)系半導体を用いると、自動車のストップランプや計器盤用ランプとして、所望の指向性を保ちつつ高輝度化が可能となる。
図7は、第4の実施形態にかかる発光装置の模式断面図である。
発光素子10として、発光波長が略450nm近傍の青色光を放出可能な窒化物系半導体とする。窒化物系半導体とは、Inz(GawAl1−w)1−zN(但し、0≦z≦1、0≦w≦1)からなる半導体をいい、さらにV族元素としてAsやPなどを含むものや、p型あるいはn型の不純物を含むものも包含されるものとする。
発光素子10として、発光波長が略450nm近傍の青色光を放出可能な窒化物系半導体とする。窒化物系半導体とは、Inz(GawAl1−w)1−zN(但し、0≦z≦1、0≦w≦1)からなる半導体をいい、さらにV族元素としてAsやPなどを含むものや、p型あるいはn型の不純物を含むものも包含されるものとする。
また、封止樹脂層30には、例えば黄色蛍光体32が分散配置されている。すなわち、例えば液状のシリコーン樹脂溶液に所定量の蛍光体粒子32を混合し、凹部20a内に充填する。比重の重い蛍光体粒子32の沈降を抑制して、封止樹脂層30を熱硬化すると均一に蛍光体粒子32を分散配置させることができる。
このような黄色蛍光体としては、例えば(Me1−yEuy)2SiO4(但し、Meは、Ba、Sr、Ca、Mgの少なくとも1つを含み、且つ0<y≦1)なる化学組成式で表される珪酸塩蛍光体が挙げられる。
発光素子10からの青色光は、主として上方及び側方に放出される。上方に向かう光のうち、蛍光体粒子32(PH1)に吸収された光は、蛍光体粒子32を励起し、波長変換光として、例えば波長が560nm近傍の黄色光Y1を放出する。発光素子10から上方に向かって放出された青色光B1と、黄色光Y1と、の混合光40が外部に向かって放出される。もし、青色光が強いと青味を帯びた白色光、黄色光が強いと黄色味を帯びた白色光となる。すなわち、青色光と、黄色光と、の強度を適正に設定することにより、CIE(国際照明協会)規格の色度図上で所望の白色光とすることができる。
本実施形態において、第2の反射面20cの上方の蛍光体粒子32(PH2)は発光素子10からの青色光を吸収し、黄色光を放出する。他方、光取り出し面30aで全反射された青色光B2は、第2の反射面20cにより反射され、封止樹脂層30を介して外部へ放出された青色光B2となる。青色光B2の方向へ向かう黄色光Y2と、青色光B2と、の混合色41が取り出し可能となる。
もし、第2の反射面20cの交角θr2が、光取り出し面30aでの青色光の全反射光を外部に向かって反射困難な角度である場合、凹部20aの外周部近傍では蛍光体粒子32からの波長変換光Y2が放出されるが、青色光の放出強度が弱くなる。すなわち、外周部の混合色41は黄色味を帯び、発光素子10の光軸5近傍の白色光との間に色度ずれを生じる。
一般に、凹部20aは、発光素子20よりも大きく内部のほぼ全領域に蛍光体粒子32が分散される。青色光は光軸5の近傍に発光強度のピークを有しているが、光軸5から離れるに従い光強度が弱まる。他方、蛍光体粒子32は凹部20a内に広く分散しているので、発光素子10からの放出光による指向性と、蛍光体粒子32からの波長変換光による指向性と、は通常異なる。このために光軸5の近傍において所望の色度に設定すると、周辺部では混合色の色度ずれを生じることになる。
本実施形態では、青色光が直接には到達しにくい凹部20aの周辺部にも、光取り出し面30aにおける全反射光が到達可能であり、第2の反射面20cの交角θr2を適正に設定することにより、凹部20aの外周部の封止樹脂層30の上方においても、青色光と黄色光とを所定の比率で混合することが容易となる。このために、色度ずれが抑制可能となる。
なお、黄色蛍光体に加えて、橙色蛍光体を分散すると、より演色性に富む白色光が得られる。
また、蛍光体としてYAG(Yttrium Alminum Garnet)を材料とした赤色蛍光体、緑色蛍光体などであってもよい。この場合、3つの波長光を混合させると演色性の改善が容易となる。
また、蛍光体としてYAG(Yttrium Alminum Garnet)を材料とした赤色蛍光体、緑色蛍光体などであってもよい。この場合、3つの波長光を混合させると演色性の改善が容易となる。
第4の実施形態にかかる発光装置は、白色光または白熱電球色の照明及び表示装置用バックライト光源などの用途に応用可能であり、所望の指向性を保ちつつ高輝度白色光を放出可能な発光装置が提供される。
以上、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかしながら本発明はこれらの実施形態には限定されない。例えば、発光装置を構成する発光素子、成型体、反射面、封止樹脂層、蛍光体、及びリードの材質、サイズ、形状、配置などに関して、当業者が各種の設計変更を行ったものであっても、本発明の主旨を逸脱しない限り本発明の範囲に包含される。
5 光軸、10 発光素子、12、13 第1のリード、14、15 第2のリード、20 成型体、20a 凹部、20b 第1の反射面、20c 第2の反射面、20d 底面、20f 上面、30 封止樹脂層、32 蛍光体粒子、40、41 混合光、θc 臨界角 θr1、θr2、θr3 交角
Claims (5)
- 発光素子と、
一方の端部に前記発光素子が接着された第1のリードと、
一方の端部が前記第1のリードの前記一方の端部と対向する第2のリードと、
底面に前記第1のリードの少なくとも一部と前記発光素子とが露出し且つ前記発光素子からの放出光を上方に放出可能とした凹部を有し、前記第1のリードの他方の端部と前記第2のリードの他方の端部とが互いに反対方向にそれぞれ突出するように前記第1のリードと前記第2のリードとが埋め込まれた成型体と、
前記凹部内に充填された封止樹脂層と、
を備え、
前記凹部は、前記発光素子の高さよりも大きい前記底面からの高さを有し、且つ前記底面の側に設けられ上方に向かって拡開する第1の反射面と、前記第1の反射面と連続して前記凹部の開口端の側に設けられ上方に向かってさらに拡開する第2の反射面と、を有し、
前記第2の反射面と前記封止樹脂層の光取り出し面との交角は、90度から前記封止樹脂層と空気層との間の界面における臨界角を減算した角度よりも小さく且つゼロよりも大きいことを特徴とする発光装置。 - 前記封止樹脂層に分散配置され、前記放出光を吸収し波長変換光を放出可能な蛍光体粒子をさらに備え、
前記波長変換光と、前記放出光と、の混合光を放出可能としたことを特徴とする請求項1記載の発光装置。 - 前記第1の反射面と前記底面との交角は、記第2の反射面と前記光取り出し面との前記交角よりも大きいことを特徴とする請求項1または2に記載の発光装置。
- 前記第2の反射面は、前記発光素子からの前記放出光のうち前記光取り出し面において全反射された光の一部を前記封止樹脂層の上方に向かって反射可能としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の発光装置。
- 前記第2の反射面は、前記発光素子の光軸を通る断面において、上方に向かって凹となる曲線であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の発光装置。
Priority Applications (1)
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