JP2010053753A - 燃料供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 回路収容室に燃料が侵入することをより効果的に防止する技術を提供する。
【解決手段】 燃料供給装置10は、燃料タンク2内に収容される燃料ポンプ34aと、燃料タンク2の開口を塞ぐセットプレート26と、燃料ポンプ34aを制御する制御回路16と、制御回路16と燃料ポンプ34aを接続しているバスバー22,24を備えている。セットプレート26は、制御回路16を収容している回路収容室28と、内燃機関の吸入経路と連通する連通室30を有する。回路収容室28と燃料タンク2及び連通室30と燃料タンク2は、プレート本体26cで隔離されている。回路収容室28と連通室30は、隔壁26bで隔離されている。バスバー22、24は、回路収容室28から隔壁26bを貫通して連通室30を通過し、連通室30からプレート本体26cを貫通して燃料タンク2内に伸びる。
【選択図】 図2
【解決手段】 燃料供給装置10は、燃料タンク2内に収容される燃料ポンプ34aと、燃料タンク2の開口を塞ぐセットプレート26と、燃料ポンプ34aを制御する制御回路16と、制御回路16と燃料ポンプ34aを接続しているバスバー22,24を備えている。セットプレート26は、制御回路16を収容している回路収容室28と、内燃機関の吸入経路と連通する連通室30を有する。回路収容室28と燃料タンク2及び連通室30と燃料タンク2は、プレート本体26cで隔離されている。回路収容室28と連通室30は、隔壁26bで隔離されている。バスバー22、24は、回路収容室28から隔壁26bを貫通して連通室30を通過し、連通室30からプレート本体26cを貫通して燃料タンク2内に伸びる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、燃料供給装置に関する。特に、燃料ポンプを制御する制御回路を収容する回路収容室に、燃料が侵入することを防止する技術に関する。
特許文献1には、自動車のエンジン等の内燃機関にガソリン等の燃料を供給する燃料供給装置が開示されている。この燃料供給装置は、燃料タンク内の燃料を内燃機関に供給する燃料ポンプと、燃料タンクの開口を塞ぐセットプレートと、燃料ポンプを制御する制御回路を備えている。制御回路は、セットプレートに設けられた回路収容室に収容されている。制御回路は、セットプレートを貫通して燃料タンク内に伸びる導電路によって燃料ポンプと電気的に接続されている。
特許文献1の燃料供給装置では、燃料タンク内で気化した燃料が、セットプレートと導電路の隙間を通って回路収容室に侵入することがある。これを防止するために、特許文献1の燃料供給装置では、導電路の経路上に漏れ防止剤が塗布されている。
しかしながら、漏れ防止剤を塗布するだけでは、セットプレートと導電路の隙間を通って回路収容室に侵入する燃料を防ぐことは難しい。
本発明は上述した事情を鑑みてなされたものであり、回路収容室に燃料が侵入することをより効果的に防止する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の燃料供給装置は、燃料ポンプとセットプレートと制御回路と導電路を備えている。燃料ポンプは、燃料タンク内に収容されて、内燃機関に燃料を供給する。セットプレートは、燃料タンクの開口を塞ぐ。制御回路は、燃料タンク内と隔離された状態で配置されている。制御回路は、燃料ポンプを制御する。導電路は、制御回路と燃料ポンプを接続している。セットプレートは、回路収容室と連通室と第1隔壁と第2隔壁を有している。回路収容室は、制御回路を収容している。連通室は、内燃機関の吸入経路と連通する。第1隔壁は、回路収容室と連通室とを隔離している。第2隔壁は、連通室と燃料タンクを隔離する。導電路は、回路収容室内から第1隔壁を貫通して連通室内を通過し、連通室内から第2隔壁を貫通して燃料タンク内に伸びる。
この燃料供給装置では、導電路は、回路収容室内から第1隔壁を貫通して連通室内を通過し、連通室内から第2隔壁を貫通して燃料タンク内に伸びる。燃料タンク内で気化した燃料は、第2隔壁と導電路の隙間と通って連通室内に侵入する。連通室内に侵入した燃料は、内燃機関で発生した負圧によって、内燃機関の吸入経路に吸引される。このため、第2隔壁と導電路の隙間と通って燃料タンク外に放出される燃料が回路収容室内に侵入することを防止することができる。
この燃料供給装置では、連通室は、燃料タンク内の燃料蒸気を収容するとともに収容した燃料を内燃機関の吸入経路に吐出するキャニスタの吐出ポートと連通していることが好ましい。
この構成によれば、連通室から内燃機関の吸入経路までの連通路と、キャニスタの吐出ポートから内燃機関の吸入経路までの連通路を別々に設ける必要がない。
この構成によれば、連通室から内燃機関の吸入経路までの連通路と、キャニスタの吐出ポートから内燃機関の吸入経路までの連通路を別々に設ける必要がない。
この燃料供給装置では、連通室に、連通室内と大気とが連通している状態と連通室内と大気とが隔離されている状態とを切り替え可能な切替弁が設けられていることが好ましい。
この構成では、切替弁によって、連通室内の圧力を調整することができる。内燃機関で発生した負圧によって、連通室から吸入経路に向かって空気が流れやすくなる。これにより、内燃機関の負圧によって、連通室内の燃料が効率よく吸引される。
この構成では、切替弁によって、連通室内の圧力を調整することができる。内燃機関で発生した負圧によって、連通室から吸入経路に向かって空気が流れやすくなる。これにより、内燃機関の負圧によって、連通室内の燃料が効率よく吸引される。
本発明によると、燃料が回路収容室内に侵入することを効果的に防止することができる。これにより、燃料供給装置の信頼性を高めることができる。
下記の実施例の技術的な特徴について列記する。
(特徴1) セットプレートは、燃料タンクの開口を塞ぐプレート本体と、回路収容室を形成するケースとを別体で備えていてもよい。
(特徴2) 連通室は、キャニスタの吐出ポートと連通していなくてもよい。即ち、連通室と内燃機関の吸入経路とを連通する連通路と、キャニスタの吐出ポートと内燃機関の吸気経路とを連通する連通路が別々に有していてもよい。
(特徴1) セットプレートは、燃料タンクの開口を塞ぐプレート本体と、回路収容室を形成するケースとを別体で備えていてもよい。
(特徴2) 連通室は、キャニスタの吐出ポートと連通していなくてもよい。即ち、連通室と内燃機関の吸入経路とを連通する連通路と、キャニスタの吐出ポートと内燃機関の吸気経路とを連通する連通路が別々に有していてもよい。
(第1実施例)
本発明を具現化した第1実施例に係る燃料供給装置を図面を参照して説明する。本実施例では、自動車のエンジンにガソリン(以下、単に燃料ということがある)を供給する燃料供給装置について説明する。図1は、自動車(図示省略)のエンジン100にガソリンを供給するガソリンの供給系統の概略を示す図である。
図1に示すように、燃料供給装置10のポンプモジュール34は、燃料供給経路102を介してエンジン100のインテークマニホールド104(吸入経路)に接続されている。燃料供給経路102のインテークマニホールド104側の端には、インジェクタ(図示省略)が接続されている。ポンプモジュール34の燃料ポンプ34aで昇圧されたガソリンは、インジェクタによって、インテークマニホールド104に噴射される。
本発明を具現化した第1実施例に係る燃料供給装置を図面を参照して説明する。本実施例では、自動車のエンジンにガソリン(以下、単に燃料ということがある)を供給する燃料供給装置について説明する。図1は、自動車(図示省略)のエンジン100にガソリンを供給するガソリンの供給系統の概略を示す図である。
図1に示すように、燃料供給装置10のポンプモジュール34は、燃料供給経路102を介してエンジン100のインテークマニホールド104(吸入経路)に接続されている。燃料供給経路102のインテークマニホールド104側の端には、インジェクタ(図示省略)が接続されている。ポンプモジュール34の燃料ポンプ34aで昇圧されたガソリンは、インジェクタによって、インテークマニホールド104に噴射される。
インテークマニホールド104には、第1連通路106が接続されている。第1連通路106は、中間位置で第2連通路110と第3連通路112に分岐している。第3連通路112は、キャニスタ114のパージポート114aに接続されている。キャニスタ114は、燃料通過経路118を介して燃料タンク2と接続されている。キャニスタ114は、燃料タンク2内の蒸発燃料をキャニスタ114内の吸着材(図示省略)に吸着させることにより、蒸発燃料を収容する。キャニスタ114に収容された燃料は、エンジン100で発生した負圧によって、第3連通路112と第1連通路106を通過してインテークマニホールド104に吸引される。第1連通路106には、パージ制御バルブ108が配置されている。パージ制御バルブ108は、第1連通路106の開閉を切り替える。また、キャニスタ114には、キャニスタ114内の余剰燃料を大気に放出する燃料放出路116が設けられている。
第2連通路110は、後で詳述する燃料供給装置10の連通室30に接続されている。
第2連通路110は、後で詳述する燃料供給装置10の連通室30に接続されている。
図2は、燃料供給装置10の縦断面図である。燃料供給装置10は、ポンプモジュール34と、セットプレート26と、制御回路16と、第1バスバー20と、第2バスバー22と、第3バスバー24等を備えている。
セットプレート26は、プレート本体26cと、外壁26aと、隔壁26bと、蓋14と、ポート12を備えている。プレート本体26cは、燃料タンク2の開口2aを塞いでいる。外壁26aは、プレート本体26cの上面から上方に向かって突設されている。外壁26aは、プレート本体26cの上面の一部の領域を一巡して囲んでいる。隔壁26bは、プレート本体26cの上面から上方に向かって突設されている。隔壁26bは、外壁26aで囲まれた領域内に配置されている。隔壁26bは、外壁26aで囲まれた領域を2つの領域に分割している。
セットプレート26は、プレート本体26cと、外壁26aと、隔壁26bと、蓋14と、ポート12を備えている。プレート本体26cは、燃料タンク2の開口2aを塞いでいる。外壁26aは、プレート本体26cの上面から上方に向かって突設されている。外壁26aは、プレート本体26cの上面の一部の領域を一巡して囲んでいる。隔壁26bは、プレート本体26cの上面から上方に向かって突設されている。隔壁26bは、外壁26aで囲まれた領域内に配置されている。隔壁26bは、外壁26aで囲まれた領域を2つの領域に分割している。
隔壁26bによって分割された一方の領域の上方には、蓋14が取り付けられている。蓋14は、外壁26aと隔壁26bの上端に接合されている。回路収容室28は、蓋14と外壁26aと隔壁26bとプレート本体26cによって形成されている。隔壁26bによって分割された他方の領域の上方には、ポート12が配置されている。ポート12は、外壁26aと隔壁26bの上端に接合されている。ポート12は、第2連通路110(図1参照)に接続されている。連通室30は、ポート12と外壁26aと隔壁26bとプレート本体26cによって形成されている。連通室30は、ポート12によって第2連通路110と連通している。
回路収容室28には、制御回路16が収容されている。制御回路16は、ICチップ等を有している。制御回路16には、第1バスバー20が接続されている。第1バスバー20は、回路収容室28内から外壁26aを貫通して、回路収容室28外に突出している。回路収容室28から突出した第1バスバー20は、外壁26aに突設されたコネクタ部18aに囲まれて、外部コネクタ18を形成している。また、制御回路16には、第2バスバー22が接続されている。第2バスバー22は、回路収容室28内から隔壁26bを貫通して、連通室30内に伸びている。第2バスバー22は、連通室30内で、第3バスバー24に接続されている。第3バスバー24は、連通室30内からプレート本体26cを貫通して燃料タンク2内に伸びている。第3バスバー24は、燃料タンク2内で配線32に接続されている。配線32は、ポンプモジュール34に接続されている。
ポンプモジュール34は、燃料ポンプ34aと、燃料検知装置34bと、フィルタ(図示省略)等を備えている。燃料ポンプ34aは、燃料タンク2内の燃料を吸引、昇圧して、燃料供給経路102を介してエンジン100に燃料を供給する。燃料ポンプ34aは、配線32、第3バスバー24、第2バスバー22を介して制御回路16と接続されている。燃料ポンプ34aは、制御回路16によってその動作が制御される。燃料検知装置34bは、燃料タンク2内の燃料の残量を検知する。
燃料タンク2内で気化した燃料は、第3バスバー24をたどって燃料タンク2外に漏れ出る虞がある。燃料タンク2外に漏れ出た燃料は、連通室30に侵入する。連通室30に侵入した燃料は、パージ制御バルブ108が開くと、エンジン100内のピストン(図示省略)の動作によって発生した負圧によって、第2連通路110、第1連通路106、インテークマニホールド104を介してエンジン100に供給される。これにより、燃料タンク2外に漏れ出た燃料が回路収容室28に侵入することを防止することができる。
また、キャニスタ114に接続されている第3連通路112と連通室30に接続されている第2連通路110は、第1連通路106で合流してインテークマニホールド104に接続されている。キャニスタ114に接続されている第3連通路112と連通室30に接続されている第2連通路110とを別々でインテークマニホールド104に接続するよりも簡素な構成とすることができる。
(第1実施例の変形例)
図3は、第1実施例の変形例の燃料供給装置300の縦断面図を示す。以下では、第1実施例と同様の構成については、第1実施例(図2)と同一の符号を付して、重複する説明を省略し、第1実施例と相違する構成について説明する(以下で説明する第2、第3実施例についても同様)。上記した第1実施例では、連通室30の上側にポート12が配置されている。本変形例では、連通室30の上側は、蓋302によって閉塞されている。また、外壁26aには、連通室30と第2連通路110とを連通するポート304が形成されている。
この構成によっても、第1実施例と同様の効果を奏することができる。
図3は、第1実施例の変形例の燃料供給装置300の縦断面図を示す。以下では、第1実施例と同様の構成については、第1実施例(図2)と同一の符号を付して、重複する説明を省略し、第1実施例と相違する構成について説明する(以下で説明する第2、第3実施例についても同様)。上記した第1実施例では、連通室30の上側にポート12が配置されている。本変形例では、連通室30の上側は、蓋302によって閉塞されている。また、外壁26aには、連通室30と第2連通路110とを連通するポート304が形成されている。
この構成によっても、第1実施例と同様の効果を奏することができる。
(第2実施例)
図4は、第2実施例の燃料供給装置400の縦断面図を示す。図4に示すように、セットプレート26の外壁26aには、連通室30と大気とを連通する連通孔402が形成されている。連通孔402には、切替弁404が配置されている。切替弁404は、連通孔402を遮断する状態と連通孔402を開放する状態に切り替え可能となっている。切替弁404は、例えば、リリーフ弁や電磁弁等を用いることができる。切替弁404は、エンジン100内のピストン(図示省略)の動作によって発生した負圧によって、連通室30内の圧力が低下すると、連通孔402を開放する状態に切り替えて、連通室30内の圧力を調整する。これにより、エンジン100の負圧によって、連通室30からインテークマニホールド104に向かって、連通室30内の燃料を含んだ空気が流れやすくなる。
図4は、第2実施例の燃料供給装置400の縦断面図を示す。図4に示すように、セットプレート26の外壁26aには、連通室30と大気とを連通する連通孔402が形成されている。連通孔402には、切替弁404が配置されている。切替弁404は、連通孔402を遮断する状態と連通孔402を開放する状態に切り替え可能となっている。切替弁404は、例えば、リリーフ弁や電磁弁等を用いることができる。切替弁404は、エンジン100内のピストン(図示省略)の動作によって発生した負圧によって、連通室30内の圧力が低下すると、連通孔402を開放する状態に切り替えて、連通室30内の圧力を調整する。これにより、エンジン100の負圧によって、連通室30からインテークマニホールド104に向かって、連通室30内の燃料を含んだ空気が流れやすくなる。
(第2実施例の変形例)
図5は、第2実施例の変形例の燃料供給装置500の縦断面図を示す。以下では、第2実施例と同様の構成については、第2実施例(図4)と同一の符号を付して、重複する説明を省略し、第2実施例と相違する構成について説明する。上記した第2実施例では、連通室30の上側にポート12が配置されており、外壁26aに連通室30と大気とを連通する連通孔402が形成されている。図5に示すように、本変形例では、連通室30の上側に、連通室30と大気とを連通する連通孔506が形成されており、外壁26aには、第2連通路110と接続されるポート508が形成されている。連通孔506には、切替弁504が配置されている。切替弁504は、連通孔506を遮断する状態と連通孔506を開放する状態に切り替え可能となっている。切替弁504は、切替弁404と同様に、エンジン100内のピストン(図示省略)の動作によって発生した負圧によって、連通室30内の圧力が低下すると、連通孔506を開放する状態に切り替えて、連通室30内の圧力を調整する。この構成によっても、第2実施例と同様の効果を奏することができる。
図5は、第2実施例の変形例の燃料供給装置500の縦断面図を示す。以下では、第2実施例と同様の構成については、第2実施例(図4)と同一の符号を付して、重複する説明を省略し、第2実施例と相違する構成について説明する。上記した第2実施例では、連通室30の上側にポート12が配置されており、外壁26aに連通室30と大気とを連通する連通孔402が形成されている。図5に示すように、本変形例では、連通室30の上側に、連通室30と大気とを連通する連通孔506が形成されており、外壁26aには、第2連通路110と接続されるポート508が形成されている。連通孔506には、切替弁504が配置されている。切替弁504は、連通孔506を遮断する状態と連通孔506を開放する状態に切り替え可能となっている。切替弁504は、切替弁404と同様に、エンジン100内のピストン(図示省略)の動作によって発生した負圧によって、連通室30内の圧力が低下すると、連通孔506を開放する状態に切り替えて、連通室30内の圧力を調整する。この構成によっても、第2実施例と同様の効果を奏することができる。
(第3実施例)
図6は、第3実施例の燃料供給装置600の縦断面図を示す。図6に示すように、セットプレート26は、プレート本体26cと、外壁26aと、隔壁26bと、蓋14と、ポート12以外に、キャニスタ602を備えている。キャニスタ602は、キャニスタ本体606とキャニスタ本体606の上端に配置されているパージポート604を有している。第3実施例では、第1実施例の図1に記載されたキャニスタ114は、配置されていない。パージポート604は、第3連通路112に接続されている。第3連通路112は、第2連通路110と合流して、第1連通路106となる。
キャニスタ602は、キャニスタ本体606内に吸着材(図示省略)を有している。キャニスタ602の吸着材は、燃料タンク2内の蒸発燃料を吸着する。吸着材に吸着された燃料は、エンジン100内のピストン(図示省略)の動作によって発生した負圧によって、第3連通路112等を介してエンジン100に吸引される。
この構成によっても、第1実施例と同様の効果を奏することができる。
図6は、第3実施例の燃料供給装置600の縦断面図を示す。図6に示すように、セットプレート26は、プレート本体26cと、外壁26aと、隔壁26bと、蓋14と、ポート12以外に、キャニスタ602を備えている。キャニスタ602は、キャニスタ本体606とキャニスタ本体606の上端に配置されているパージポート604を有している。第3実施例では、第1実施例の図1に記載されたキャニスタ114は、配置されていない。パージポート604は、第3連通路112に接続されている。第3連通路112は、第2連通路110と合流して、第1連通路106となる。
キャニスタ602は、キャニスタ本体606内に吸着材(図示省略)を有している。キャニスタ602の吸着材は、燃料タンク2内の蒸発燃料を吸着する。吸着材に吸着された燃料は、エンジン100内のピストン(図示省略)の動作によって発生した負圧によって、第3連通路112等を介してエンジン100に吸引される。
この構成によっても、第1実施例と同様の効果を奏することができる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組合せに限定されるものではない。
例えば、上記した実施例では、第2バスバー22と第3バスバー24とが別体で配置されている。しかしながら、第2バスバー22と第3バスバー24は一体であってもよい。
また、例えば、上記した実施例では、外壁26aで囲まれた領域を隔壁26bによって2つに分割することで、回路収容室28と連通室30を形成している。しかしながら、セットプレート26は、第2外壁を備えていてもよい。即ち、外壁26aで囲まれた領域を回路収容室28とし、第2外壁で囲まれた領域を連通室30としてもよい。この場合、隔壁26bは、配置されていなくてもよい。第2外壁は、プレート本体26cの上面から上方に向かって突設されている。第2外壁は、プレート本体26cの上面における外壁26aで囲まれた領域とは異なる領域の一部を一巡して囲んでいる。外壁26aの上端と第2外壁の上端は、それぞれ、蓋によって閉塞されている。これにより、外壁26aと蓋とプレート本体26cによって回路収容室28が形成され、第2外壁と蓋とプレート本体26cによって連通室30が形成される。第2外壁は、外壁26aと接触していてもよく、離間していてもよい。
また、本明細書または図面に例示した技術は、複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
例えば、上記した実施例では、第2バスバー22と第3バスバー24とが別体で配置されている。しかしながら、第2バスバー22と第3バスバー24は一体であってもよい。
また、例えば、上記した実施例では、外壁26aで囲まれた領域を隔壁26bによって2つに分割することで、回路収容室28と連通室30を形成している。しかしながら、セットプレート26は、第2外壁を備えていてもよい。即ち、外壁26aで囲まれた領域を回路収容室28とし、第2外壁で囲まれた領域を連通室30としてもよい。この場合、隔壁26bは、配置されていなくてもよい。第2外壁は、プレート本体26cの上面から上方に向かって突設されている。第2外壁は、プレート本体26cの上面における外壁26aで囲まれた領域とは異なる領域の一部を一巡して囲んでいる。外壁26aの上端と第2外壁の上端は、それぞれ、蓋によって閉塞されている。これにより、外壁26aと蓋とプレート本体26cによって回路収容室28が形成され、第2外壁と蓋とプレート本体26cによって連通室30が形成される。第2外壁は、外壁26aと接触していてもよく、離間していてもよい。
また、本明細書または図面に例示した技術は、複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:燃料供給装置
16:制御回路
22:第2バスバー
24:第3バスバー
26:セットプレート
26a:外壁
26b:隔壁
26c:プレート本体
28:回路収容室
30:連通室
32:配線
34a:燃料ポンプ
16:制御回路
22:第2バスバー
24:第3バスバー
26:セットプレート
26a:外壁
26b:隔壁
26c:プレート本体
28:回路収容室
30:連通室
32:配線
34a:燃料ポンプ
Claims (3)
- 燃料タンク内に収容されて内燃機関に燃料を供給する燃料ポンプと、
燃料タンクの開口を塞ぐセットプレートと、
燃料タンク内と隔離された状態で配置されており、燃料ポンプを制御する制御回路と、
制御回路と燃料ポンプを電気的に接続している導電路、
を備え、
セットプレートは、制御回路を収容している回路収容室と、内燃機関の吸入経路と連通する連通室と、回路収容室と連通室とを隔離している第1隔壁と、連通室と燃料タンクとを隔離する第2隔壁を有しており、
導電路は、回路収容室内から第1隔壁を貫通して連通室内を通過し、連通室内から第2隔壁を貫通して燃料タンク内に伸びることを特徴とする燃料供給装置。 - 連通室は、燃料タンク内の燃料蒸気を収容するとともに収容した燃料を内燃機関の吸入経路に吐出するキャニスタの吐出ポートと連通することを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
- 連通室には、連通室内と大気とが連通されている状態と連通室内と大気とが隔離されている状態とを切り替え可能な切替弁が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料供給装置。
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Cited By (4)
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-
2008
- 2008-08-27 JP JP2008218621A patent/JP2010053753A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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