JP2010052584A - リヤサスペンション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】後輪のトー角を能動的に制御するための部品により、左右の後輪の間に配置される部品の配置スペースが損なわれることがないようにする。
【解決手段】左右のトレーリングアーム2が車体左右方向に延在するトーションビーム3で相互に接続されたリヤサスペンション装置において、左右の各後輪Wを支持するハブキャリア5が、ジョイント11・12を介してトレーリングアームに連結されて、そのジョイントを通る仮想キングピン軸Kを中心にして所要の角度範囲で回動可能に支持されると共に、ハブキャリアを回動させて後輪のトー角を個別に且つ能動的に制御するために、直動型のアクチュエータ21が、トレーリングアームに沿って概ね車体前後方向に延在するように左右に一対設けられたものとする。
【選択図】図2

Description

本発明は、左右のトレーリングアームを車体左右方向に延在するトーションビームで相互に接続した、いわゆるH型トーションビーム式のリヤサスペンション装置に関するものである。
4輪自動車においては、近年、車両の走行安定性の向上などを図る目的で、左右の後輪のトー角(舵角)を個別に且つ能動的に制御する機構を採用したものがある(特許文献1参照)。
また、4輪自動車のリヤサスペンションには、種々の構成のものが採用されているが、左右のトレーリングアームを車体左右方向に延在するトーションビームで相互に接続した、いわゆるH型トーションビーム式のものがあり、このような構成のリヤサスペンションにおいても後輪のトー角を制御可能な構成が望まれる。
このようなH型トーションビーム式のリヤサスペンションにおけるトー角制御に関し、後輪を支持するハブキャリアを回動させて後輪のトー角(舵角)を変化させるトー角制御機構を構成する部材を、左右の後輪やトレーリングアームの間のスペースに配置した技術が知られている(特許文献2〜4参照)。
特開平9−30438号公報 特開平2−283574号公報 特開平2−299981号公報 特表2006−521963号公報
しかるに、左右の後輪やトレーリングアームの間のスペースには、燃料タンク、サイレンサ及びスペアタイヤなどの他の部品が配置されるため、前記従来の技術のようなレイアウトでは、他の部品の配置スペースが損なわれるという問題がある。さらに、4輪駆動方式や後輪駆動方式の車両では、後輪を駆動するためのプロペラシャフト、デファレンシャル及びドライブシャフトといった動力伝達系部品が左右の後輪の間に配置されるため、4輪駆動方式や後輪駆動方式と後輪トー角制御との両立が困難になるという問題が生じる。
また、H型トーションビーム式のリヤサスペンション装置では、サスペンションストロークの範囲内でハブキャリアが上下動する際に、そのハブキャリアの動作がトレーリングアームにより規制され、ハブキャリアはトレーリングアームの前端のジョイントを中心にした円弧状の軌跡を描く。一方、前記従来の技術のように、車幅方向部材(タイロッドなど)でハブキャリアを回動させる構成とすると、ハブキャリアの角度を一定に保持したまま、ハブキャリアの上下動に車幅方向部材を追随させることができないため、ハブキャリアの上下動に伴ってハブキャリアが回動してトー角が変化するという問題が生じる。
本発明は、このような従来技術の問題点を解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、後輪のトー角を能動的に制御するための部品により、左右の後輪の間に配置される部品の配置スペースが損なわれることがないように構成されたリヤサスペンション装置を提供することにある。さらに、本発明は、ハブキャリアの上下動に伴うトー角の変化を抑制することができるリヤサスペンション装置を提供することも目的とする。
このような課題を解決するために、本発明においては、請求項1に示すとおり、左右のトレーリングアーム(2)が車体左右方向に延在するトーションビーム(3)で相互に接続されたリヤサスペンション装置において、左右の各後輪(W)を支持するハブキャリア(5)が、ジョイント(11・12)を介して前記トレーリングアームに連結されて、前記ジョイントを通る仮想キングピン軸(K)を中心にして所要の角度範囲で回動可能に支持されると共に、前記ハブキャリアを回動させて前記後輪のトー角を個別に且つ能動的に制御するために、直動型のアクチュエータ(21)が、前記トレーリングアームに沿って概ね車体前後方向に延在するように左右に一対設けられたものとした。
これによると、直動型のアクチュエータがトレーリングアームに沿って設けられているため、アクチュエータやその駆動力をハブキャリアに伝達する駆動機構により、燃料タンク、サイレンサ、及びスペアタイヤなどの部品の配置スペースが損なわれることがない。また、4輪駆動方式や後輪駆動方式の車両で、後輪を駆動するためのプロペラシャフト、デファレンシャル及びドライブシャフトといった動力伝達系部品の配置スペースも損なわれることがなく、4輪駆動方式や後輪駆動方式と後輪トー角制御との両立が可能になる。
その上、アクチュエータがトレーリングアームと略平行に配置されているため、サスペンションストロークの範囲内でハブキャリアが上下動する際の、アクチュエータの後端及び前端の各連結点相互の離間距離の変化が小さく、ハブキャリアの上下動に追随してアクチュエータが上下に変位する際に、アクチュエータの長さを変えることなくハブキャリアの角度を略一定に保持することができ、ハブキャリアの上下動に伴うトー角の変化を小さく抑えることができる。
また、アクチュエータは、外力に抗して長さを一定に保持する抵抗力が生じる構造とすることで、概ね車体前後方向に延在してハブキャリアの回動を拘束するラジアスアームとして機能するため、高い支持剛性を確保することができる。
前記リヤサスペンション装置においては、請求項2に示すとおり、前記仮想キングピン軸と路面との交点(接地点A)が、車体側面視でタイヤ接地中心より後方で、且つ車体後面視でタイヤ接地中心より外側に配置された構成とすることができる。
これによると、車両旋回時の横力やブレーキ作動時の制動力に応じて、仮想キングピン軸を中心にしてハブキャリアをトーイン方向に回動させようとする力が発生し、このトーイン方向の力をアクチュエータが受け止めることで、後輪が所要のトー角に保持される。
このように本発明によれば、直動型のアクチュエータがトレーリングアームに沿って設けられているため、左右の後輪の間に配置される部品の配置スペースが損なわれることがなく、さらに、ハブキャリアの上下動に伴うトー角の変化を小さく抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明によるリヤサスペンション装置を示す斜視図である。図2は、図1に示したリヤサスペンション装置の模式図である。図3は、図1に示したリヤサスペンション装置の下面図である。図4は、図3に示したハブキャリア及びトレーリングアームの後端を示す分解斜視図である。図5は、図1に示したアクチュエータの前端に設けられるトー調整機構を示す斜視図である。なお、ここでは、車体を基準にした前後、左右及び上下で位置関係を説明する。
このリヤサスペンション装置1は、前輪駆動方式の車両に適用され、図1・図2に示すように、左右のトレーリングアーム2を左右方向に延在するトーションビーム3で相互に剛結した、いわゆるH型トーションビーム式のものであり、後輪Wを回転自在に支持する車軸4を備えたハブキャリア5が、ジョイント11・12を介してトレーリングアーム2の後端に連結されている。なおここでは、右後輪に対応する部分を示しているが、左後輪に対応する部分はこれと左右対称に現れる。
このリヤサスペンション装置1においては、図2に示したように、トレーリングアーム2とハブキャリア5とを連結する上下に一対のゴムブッシュ型のジョイント11・12を通る線が仮想キングピン軸Kとなり、この仮想キングピン軸Kを中心にしてハブキャリア5が後輪Wのトーイン方向及びトーアウト方向に所要の角度範囲で回動可能となる。
さらにこのリヤサスペンション装置1においては、ハブキャリア5を回動させて後輪Wのトー角を能動的に制御する直動型のアクチュエータ21が設けられており、このアクチュエータ21を伸縮させることで、後輪のトー角を所要の角度に変化させることができる。
トレーリングアーム2は、図3に示すように、概ね前後方向に延在し、後端にハブキャリア5が連結されるハブキャリア取付ブラケット31が設けられると共に、懸架ばねSの下端が取り付けられるばね受け部32と、ダンパDの下端が連結されるダンパ取付部33とが設けられている。トレーリングアーム2の前端は、概ね左右方向の中心軸を備えたゴムブッシュ型のジョイント13を介して、図示しない車体側の部材に連結される。
トレーリングアーム2とハブキャリア5とを連結する2つのジョイント11・12は、概ね前後方向の中心軸を備えたゴムブッシュ型のものであり、図4に示すように、ジョイント11・12を構成するゴムブッシュ35が、ハブキャリア5における車軸4と相反する背面側に上下に一対設けられている。このゴムブッシュ35は、トレーリングアーム2の後端に設けられたハブキャリア取付ブラケット31に嵌合し、ボルトにより締結される。
ゴムブッシュ35は、内筒部35aと外筒部35bとの間に介装された環状ゴムにコジレ変形、すなわち同軸的に配置された内筒部35a及び外筒部35bの各中心線が傾斜する向きの変形が生じて、ハブキャリア5の回動が許容される。
アクチュエータ21は、図3に示したように、トレーリングアーム2の下方においてトレーリングアーム2に沿って概ね前後方向に延在するように設けられている。アクチュエータ21の後端は、ジョイント25を介して、図4に示したように、ハブキャリア5の下部からL字形状に延出されたステアリングアーム24に連結されている。アクチュエータ21の前端は、図3に示したように、トレーリングアーム2とトーションビーム3との結合部分の下面側に、上下方向の中心軸を備えたゴムブッシュ型のジョイント23を介して連結されている。
このアクチュエータ21は、出力ロッド21aが軸方向に進退する直動型のものであり、ハウジングの内部には、駆動源である電動モータ(例えばブラシ付きDCモータ)と、電動モータの回転を減速する遊星歯車などによる減速機と、回転運動を直線運動に変換する送りねじ機構などが収容されており、Hブリッジ回路などにより極性を反転させて電動モータを正転及び逆転させることで出力ロッド21aを進退させることができる。
アクチュエータ21の前端のジョイント23の上方には、図5に示すように、工場出荷時のトー角の微調整を行うトー角調整機構41が設けられている。このトー角調整機構41では、ジョイント23の中心軸となるボルト42の頭部に偏心カム43が設けられ、トレーリングアーム2とトーションビーム3との結合部分に設けられたストッパ45により偏心カム43が規制されており、偏心カム43を回動させることで、ジョイント23の中心位置、すなわちアクチュエータ21の前端の取付位置が移動し、これによりハブキャリア5が回動して後輪のトー角を調整することができる。
図6・図7は、図1に示したリヤサスペンション装置におけるアクチュエータの動作状況を示す下面図である。図6(A)に示したアクチュエータ21の中立位置からアクチュエータ21を伸長動作させると、ハブキャリア5のステアリングアーム24が後方に押されて、ハブキャリア5とトレーリングアーム2とを連結するジョイント11・12を通る仮想キングピン軸を中心にして、トーイン方向、すなわち後輪の前部が内向きに変位するようにハブキャリア5が回動して、図6(B)に示すように、トーインが実現される。
これとは逆に、図7(A)に示したアクチュエータ21の中立位置からアクチュエータ21を短縮動作させると、ハブキャリア5のステアリングアーム24が前方に引かれて、仮想キングピン軸を中心にして、トーアウト方向、すなわち後輪の前部が外向きに変位するようにハブキャリアが回動して、図7(B)に示すように、トーアウトが実現される。
このリヤサスペンション装置1においては、アクチュエータ21が、内部の送りねじ機構などにより、外力に抗して長さを一定に保持する抵抗力を発生し、概ね前後方向に延在してハブキャリア5の回動を拘束するラジアスアームとして機能するため、高い支持剛性を確保することができる。また、ゴムブッシュ型のジョイント11・12が上下に一対設けられているため、キャンバ変化に対する高い剛性を確保することができる。
特にここでは、図3に示したように、一方向に細長い形状をなす直動型のアクチュエータ21が、トレーリングアーム2に沿ってその下面側に設けられており、このアクチュエータ21とその駆動力をハブキャリア5に伝達するステアリングアーム24が、トレーリングアーム2と上下に重なるように配置されている。このため、左右の後輪の間に配置される燃料タンク、サイレンサ及びスペアタイヤなどの部品の配置スペースが損なわれることがない。
また、トレーリングアーム2とアクチュエータ21とが略平行に配置されるため、サスペンションストロークの範囲内でハブキャリア5が上下動する際の、アクチュエータ21の後端及び前端の各ジョイント23・25相互の離間距離の変化が小さく、ハブキャリア5の上下動に追随してアクチュエータ21が上下に変位する際に、アクチュエータ21の長さを変えることなくハブキャリア5の角度を略一定に保持することができ、ハブキャリア5の上下動に伴うトー角の変化を小さく抑えることができる。
図8・図9は、図1に示したリヤサスペンション装置における仮想キングピン軸の設定状況を示す模式図である。図8は側方から見た状態を、図9は後方から見た状態をそれぞれ示している。図8に示すように、上下に一対のゴムブッシュ型のジョイント11・12を通る仮想キングピン軸Kの接地点Aが、車両旋回時に路面から後輪Wに横力が入力される横力入力点(タイヤ接地中心)Bより後方に設定されている。このため、車両旋回時には、後輪Wに作用する横力に応じて、仮想キングピン軸Kを中心にしてハブキャリア5をトーイン方向に回動させようとする力が発生し、このトーイン方向の力をアクチュエータ21が受け止めることで、後輪Wが所要のトー角に保持される。
また、図9に示すように、仮想キングピン軸Kの接地点Aが、ブレーキ作動時に路面から後輪Wに後向きの制動力が入力される後輪Wの中心線上にある接地点(タイヤ接地中心)Cより外側に設定されている(ネガティブスクラブ)。このため、ブレーキ作動時には、後輪Wに作用する制動力に応じて、仮想キングピン軸Kを中心にしてハブキャリア5をトーイン方向に回動させようとする力が発生し、このトーイン方向の力をアクチュエータ21が受け止めることで、後輪Wが所要のトー角に保持される。
図10・図11は、図3に示したハブキャリアとトレーリングアームとを連結するジョイントの別の例を示す断面図である。図10に示す例では、ボールベアリング型のジョイント100を介してハブキャリア5とトレーリングアーム2とが連結されている。ジョイント100は、中心軸が概ね上下方向に配置されたボールベアリング101を備えている。ボールベアリング101の外輪101aは、ハブキャリア5に形成されたアウタホルダ部102に固定されている。ボールベアリング101の内輪101bは、トレーリングアーム2の後端に形成されたコ字形状をなすハブキャリア取付ブラケット103に取付けボルト104及び取付けナット105で固定されたディスタンスカラー106に固定されている。ボールベアリング101は、モーメント荷重が作用する場合に適したアンギュラ型のものであり、ディスタンスカラー106に螺合する予圧ナット107が予圧用皿バネ108を介して内輪101bを押圧するようにして予圧が付与されている。
このジョイント100においては、ボールベアリング101の中心軸、すなわち取付けボルト104を中心にしてハブキャリア5が回動する。
図11に示す例では、ゴムブッシュ型のジョイント110を介してハブキャリア5とトレーリングアーム2とが連結されている。ジョイント110は、中心軸が概ね上下方向に配置されたゴムブッシュ111を備えている。ゴムブッシュ111は、内筒部112と、外筒部113と、内筒部112及び外筒部113の間に介装された環状ゴム114とを有している。外筒部113は、ハブキャリア5に固定されている。内筒部112は、トレーリングアーム2の後端に形成されたコ字形状をなすハブキャリア取付ブラケット115に取付けボルト116及び取付けナット117で固定されている。
このジョイント110においては、環状ゴム114に中心軸周りのねじれ変形が生じることで、内筒部112に対する外筒部113の相対的な回動が許容され、中心軸、すなわち取付けボルト116を中心にしてハブキャリア5が回動する。
なおここでは、前輪駆動方式の車両の例を示したが、4輪駆動方式や後輪駆動方式の車両にも適用することができる。この場合、ハブキャリアを、ドライブシャフトに連結されたハブを回転自在に保持する構成とすれば良い。本発明では、直動型のアクチュエータがトレーリングアームに沿って設けられているため、後輪を駆動するためのプロペラシャフト、デファレンシャル及びドライブシャフトといった動力伝達系部品の配置スペースが損なわれることがなく、4輪駆動方式や後輪駆動方式との両立が可能になる。
本発明によるリヤサスペンション装置を示す斜視図である。 図1に示したリヤサスペンション装置の模式図である。 図1に示したリヤサスペンション装置の下面図である。 図3に示したハブキャリア及びトレーリングアームの後端を示す分解斜視図である。 図1に示したアクチュエータの前端に設けられるトー調整機構を示す斜視図である。 図1に示したリヤサスペンション装置におけるアクチュエータの動作状況を示す下面図である。 図1に示したリヤサスペンション装置におけるアクチュエータの動作状況を示す下面図である。 図1に示したリヤサスペンション装置における仮想キングピン軸の設定状況を示す模式図である。 図1に示したリヤサスペンション装置における仮想キングピン軸の設定状況を示す模式図である。 図3に示したハブキャリアとトレーリングアームとを連結するジョイントの別の例を示す断面図である。 図3に示したハブキャリアとトレーリングアームとを連結するジョイントの別の例を示す断面図である。
符号の説明
1 リヤサスペンション装置
2 トレーリングアーム
3 トーションビーム
4 車軸
5 ハブキャリア
11・12 ジョイント
21 アクチュエータ
K 仮想キングピン軸
W 後輪

Claims (2)

  1. 左右のトレーリングアームが車体左右方向に延在するトーションビームで相互に接続されたリヤサスペンション装置であって、
    左右の各後輪を支持するハブキャリアが、ジョイントを介して前記トレーリングアームに連結されて、前記ジョイントを通る仮想キングピン軸を中心にして所要の角度範囲で回動可能に支持されると共に、
    前記ハブキャリアを回動させて前記後輪のトー角を個別に且つ能動的に制御するために、直動型のアクチュエータが、前記トレーリングアームに沿って概ね車体前後方向に延在するように左右に一対設けられたことを特徴とするリヤサスペンション装置。
  2. 前記仮想キングピン軸と路面との交点が、車体側面視でタイヤ接地中心より後方で、且つ車体後面視でタイヤ接地中心より外側に配置されたことを特徴とする請求項1に記載のリヤサスペンション装置。
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