JP2010045545A - ユーザ装置及びセルサーチ方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】セルサーチに要する時間を短縮できるユーザ装置及びセルサーチ方法を提供する。
【解決手段】一次同期チャネルと二次同期チャネルとを含む同期チャネルを用いてセルサーチを行うユーザ装置は、同期チャネルを含む信号を受信する手段と、受信する手段により受信された信号と一次同期チャネルのレプリカ信号との時間領域の相関を検出し、該相関に基づいて、同期チャネルから複数の同期信号のシンボルタイミングの候補を検出する手段と、複数の同期信号のシンボルタイミングの候補に基づいて、二次同期チャネルの相関検出を行う手段と、相関検出の結果に基づいて、二次同期チャネルの検出を行う手段とを有する。
【選択図】図12

Description

本発明は、下りリンクにおいて直交周波数分割多重(OFDM: Orthogonal Frequency Division Multiplexing)を適用する無線通信システムに関し、特にユーザ装置及びセルサーチ方法に関する。
W-CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)やHSPA(High Speed Packet Access)の後継となる通信方式、すなわちEvolved UTRA and UTRAN(別名: LTE(Long Term Evolution),或いは,Super 3G)が、W-CDMAの標準化団体3GPP(3rd Generation Partnership Project)により議論されている。例えば、E-UTRAでは、下りリンクについてはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、上りリンクについてはSC-FDMA(Single-Carrier Frequency Division Multiple Access)が採用されている(例えば、非特許文献1参照)。
OFDMAは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各周波数帯上にデータを載せて伝送を行う方式である。OFDMAは、サブキャリアを周波数上に、一部重なりあいながらも互いに干渉することなく密に並べることで、高速伝送を実現し、周波数の利用効率を上げることができる。
SC-FDMAは、周波数帯域を分割し、複数の端末間で異なる周波数帯域を用いて伝送することで、端末間の干渉を低減することができる伝送方式である。SC-FDMAでは、送信電力の変動が小さくなる特徴を持つことから、端末の低消費電力化及び広いカバレッジを実現できる。
尚、LTEにおいては、OFDMAにおいて、遅延波によるシンボル間干渉の影響を軽減するためのCyclic Prefix(CP)として、Long CPとShort CPという長さの異なる2種類のCPが用意されている。例えば、Long CPはセル半径の大きいセルで、また、MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)信号送信時に適用され、Short CPはセル半径の小さいセルで適用される。Long CPを適用した場合、1スロット内のOFDMシンボル数は6であり、Short CPを適用した場合、1スロット内のOFDMシンボル数は7である。
ところで、一般に、W-CDMAやLTE等を用いた無線通信システムにおいて、移動局は、電源立ち上げ時、待ち受け中、通信中、あるいは、通信中の間欠受信時等において、同期信号などに基づいて、自局にとって無線品質が良好なセルを検出しなければならない。このプロセスを、無線リンクを接続すべきセルを探すという意味で、セルサーチと呼ぶ。セルサーチ方法は、一般に、セルサーチに要する時間、及び、セルサーチを行う際の移動局の処理負荷に基づいて決定される。すなわち、セルサーチの方法は、セルサーチに要する時間が短く、かつ、セルサーチを行う際の移動局の処理負荷が小さいような方法でなければならない。
W-CDMAにおいては、Primary SCH(P-SCH)とSecondary SCH(S-SCH)という2種類の同期信号を用いてセルサーチが行われており、LTEにおいても、同様に、セルサーチにP-SCHとS-SCHの2種類の同期信号が用いられる。
例えば、セルサーチの方法として、5msに1回の時間間隔で、1つの系列を有するP-SCHと、複数の系列を有するS-SCHを送信するセルサーチ方法が用いられる(非特許文献2)。この方法においては、P-SCHにより、各セルからの下りリンクの受信タイミングが特定され、同じスロットに送信されるS-SCHにより、受信フレームタイミングの検出とセルIDもしくはセルのグループ(Group ID)等のセル固有の情報が特定される。ここで、S−SCHの復調・復号には、一般に、P-SCHから求まるチャネル推定値を用いることが可能である。そして、セルIDのグループ化を行う場合には、その後、検出されたセルのGroup IDに属するセルIDの中から、当該セルのIDを検出する。例えば、セルのIDは、パイロット信号の信号パターンに基づいて算出される。また、例えば、セルのIDは、P-SCHの復調・復号に基づいて算出される。あるいは、セルIDのグループ化を行わずに、S-SCHの情報要素として、セルのIDが含まれていてもよい。この場合、移動局は、S-SCHを復調・復号した時点でセルのIDを検出することができる。
しかしながら、上述したセルサーチの方法を適用した場合、各セルからの信号が同期している局間同期システムにおいては、複数のセルから同じ系列で送信されるP-SCHから求まるチャネル推定値に基づいて、複数のセルから異なる系列で送信されるS-SCHを復調・復号することが生じるため、S-SCHの伝送特性が劣化するという問題点がある。ここで、伝送特性は、例えば、セルサーチに要する時間も含む。尚、各セルからの信号が同期していない局間非同期システムの場合は、複数のセルから送信されるP-SCHの系列の受信タイミングが、複数のセルの間で異なるため、このような問題は生じない。
上述したような、局間同期システムにおけるS-SCHの特性劣化を防ぐために、P-SCHの系列数を1から2以上の数、例えば、3にするセルサーチの方法が検討されている(非特許文献2)。あるいは、上述したような、局間同期システムにおけるS-SCHの特性劣化を防ぐために、P-SCHをセル毎に異なる送信間隔で送信する方法が提案されている(非特許文献3)。これらのようなS-SCHの復調・復号においては、複数のセルからの受信タイミングが異なるP-SCHを用いることができるため、上述したS-SCHの特性劣化を防ぐことが可能となる。
ところで、上述した、非特許文献2におけるP-SCHの系列数や非特許文献3におけるP-SCHの送信間隔の種類は、セル設計の観点からは、多ければ多いほど良いと考えられる。というのは、P-SCHの系列数やP-SCHの送信間隔の種類が少ない場合、隣り合うセルでP-SCHの系列が同じになる確率、あるいは、P-SCHの送信間隔が同じになる確率が高くなり、局間同期システムにおけるS-SCHの特性劣化が生じる確率が高くなるからである。
また、セルサーチに要する時間、すなわち、セルサーチの伝送特性と、セルサーチを行う際の移動局の処理負荷は、トレードオフの関係にあり、パラメータの設定、あるいは、運用方法により、セルサーチの伝送特性を重要視するか、セルサーチを行う際の移動局の処理負荷を重要視するかを選択できることが望ましい。
3GPP TR 25.814 (V7.0.0), "Physical Layer Aspects for Evolved UTRA," June 2006 3GPP, TS36.211 (V8.2.0), "Physical channels and modulation," Mar. 2008. R1-070428, Further analysis of initial cell search for Approach 1 and 2 - single cell scenario C. Chu, "Polyphase codes with good periodiccorrelation properties,"IEEE Trans. Inform. Theory, vol. II-18, pp.531-532, July 1972 R.L.Frank and S.A.Zadoff, "Phase shift pulse codes with good periodic correlation properties, "IRE Trans. Inform. Theory, vol. IT-8, pp. 381-382, 1962. M.J.E. Golay, "Complementary Series," IRE Trans. Inform. Theory, vol. 7, pp. 82-87, April 1961 3GPP, R1-062487 Hierarchical SCH signals suitable for both (FDD and TDD) modes of E-UTRA 3GPP, R1-070146, S-SCH Sequence Design
上述したように、同期チャネル(SCH: Synchronization Channel)は、セルサーチに使用される下りリンクのシグナリングである。この同期チャネルには、階層型SCHの適用が決定されている(例えば、非特許文献2参照)。すなわち、プライマリ同期チャネル(Primary SCH)とセカンダリ同期チャネル(Secondary SCH)の2のサブチャネルにより構成される。
このプライマリ同期チャネルとセカンダリ同期チャネルのうち、セカンダリ同期チャネルでは、セルIDグループ、無線フレームタイミング、送信アンテナ数情報などのセル固有の情報が通知される。ユーザ装置は、セカンダリ同期チャネルの系列の検出を行うことにより、セル固有の情報の検出を行う。
セカンダリ同期チャネル系列のマッピング方法として、図1及び図2に示すように、周波数方向に異なる系列をマッピングする方法が提案されている(例えば、非特許文献2参照)。例えば、図1に示すように非直交系列1(P1(0),P1(1),・・・,P1(30))と、非直交系列2(P2(0),P2(1),・・・,P2(30))とが1サブキャリアおきに交互にマッピングされてもよい。このように系列を複数に分けることにより、送信できるパターン数を増大させることができる。具体的には、例えば系列長62の系列1種類を用いる場合には、62種類のパターン数を送信可能であるのに対し、図1に示すように系列長31の2種類の系列を用いる場合には、961種類のパターン数を送信可能となる。
これまで、同期チャネルの系列としては、P-SCHについては、複数、例えば、3種類のZadoff-Chu系列を用いること、S-SCHについては、2種類のM系列の組み合わせであることが決定されている(例えば、非特許文献2参照)。
また、P-SCHとS-SCHは同じ1msのサブフレームの中で送信され、P-SCH及びS-SCHを含むサブフレームは5ms毎に生じる。言い換えれば同期チャネルは5ms毎に送信される。ユーザ装置はセクタ毎に異なるP-SCHを受信することで在圏セクタでのチャネル推定値を求め、そのチャネル推定値に基づいて、セル毎に異なるS-SCHのチャネル補償を行い、S-SCHを復調することでセルサーチを行う。本願では混乱のおそれがなければ「セル」及び「セクタ」は同義的に使用されるが、必要に応じて、「セル」は複数の「セクタ」を含む意味に使用される。各セルからの信号が同期している局間同期システムにおいては、移動局は複数のセルから、信号を同時に受信する。
セルサーチにおいて、セルID、無線フレームタイミング等のセル固有情報が検出された後、移動端末は、ベリフィケーション(確認処理)を行う。ベリフィケーションでは、検出結果が正しいかどうかの判定が行われる。このベリフィケーションが正しく行われないと、検出見逃しや誤検出が発生する。ベリフィケーションにより検出結果が正しいと判定された場合には、移動端末は先の処理を行う。ベリフィケーションにより検出結果が正しいと判定されない場合には、移動端末はP-SCHにより、各セルからの下りリンクの受信タイミングを特定する処理からやり直す。
移動端末は、P-SCHのレプリカ信号と受信信号との時間領域の相関を検出することにより、SCHのシンボルタイミング及びP-SCH系列を検出する。例えば、移動端末は、P-SCHレプリカ信号と受信信号との相互相関を求め、該相互相関結果が最大となる受信タイミングを検出する。しかし、時間領域のフェージングの影響により、本来相互相関結果が最大となる受信タイミングにおける相互相関結果が落ち込む場合もある。また、雑音の影響により、本来相互相関結果が最大となる受信タイミングにおける相互相関結果が、他の受信タイミングにおける相互相関結果よりも低い値となる場合もある。このような場合には、ベリフィケーションにより検出結果が正しいと判定されないため、移動端末はSCHのシンボルタイミング及びP-SCH系列の検出からやり直す。その結果、セルサーチに時間を要することになる。
そこで、本発明の課題は、セルサーチに要する時間を短縮できるユーザ装置及びセルサーチ方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本ユーザ装置は、
一次同期チャネルと二次同期チャネルとを含む同期チャネルを用いてセルサーチを行うユーザ装置であって、
同期チャネルを含む信号を受信する手段と、
前記受信する手段により受信された信号と一次同期チャネルのレプリカ信号との時間領域の相関を検出し、該相関に基づいて、同期チャネルから複数の同期信号のシンボルタイミングの候補を検出する手段と、
前記複数の同期信号のシンボルタイミングの候補に基づいて、二次同期チャネルの相関検出を行う手段と、
前記相関検出の結果に基づいて、二次同期チャネルの検出を行う手段と
を有する。
他のユーザ装置は、
一次同期チャネルと二次同期チャネルとを含む同期チャネルを用いてセルサーチを行うユーザ装置であって、
同期チャネルを含む信号を受信する受信手段と、
前記受信する手段により受信された信号と一次同期チャネルのレプリカ信号との時間領域の相関を検出し、該相関に基づいて、同期チャネルから同期信号のシンボルタイミングの候補を検出する手段と、
前記同期信号のシンボルタイミングの候補に基づいて、二次同期チャネルの相関検出を行い、複数の二次同期チャネルの候補を検出する手段と、
前記複数の二次同期チャネルの候補に基づいて、二次同期チャネルの検出を行う手段と
を有する。
本セルサーチ方法は、
一次同期チャネルと二次同期チャネルとを含む同期チャネルを用いてセルサーチを行うユーザ装置におけるセルサーチ方法であって、
同期チャネルを含む信号を受信するステップと、
前記受信するステップにおいて受信された信号と一次同期チャネルのレプリカ信号との時間領域の相関を検出し、該相関に基づいて、同期チャネルから複数の同期信号のシンボルタイミングの候補を検出するステップと、
前記複数の同期信号のシンボルタイミングの候補に基づいて、二次同期チャネルの相関検出を行うステップと、
前記相関検出の結果に基づいて、二次同期チャネルの検出を行うステップと
を有する。
他のセルサーチ方法は、
一次同期チャネルと二次同期チャネルとを含む同期チャネルを用いてセルサーチを行うユーザ装置におけるセルサーチ方法であって、
同期チャネルを含む信号を受信するステップと、
前記受信するステップにおいて受信された信号と一次同期チャネルのレプリカ信号との時間領域の相関を検出し、該相関に基づいて、同期チャネルから同期信号のシンボルタイミングの候補を検出するステップと、
前記同期信号のシンボルタイミングの候補に基づいて、二次同期チャネルの相関検出を行い、複数の二次同期チャネルの候補を検出するステップと、
前記複数の二次同期チャネルの候補に基づいて、二次同期チャネルの検出を行うステップと
を有する。
開示のユーザ装置及びセルサーチ方法によれば、セルサーチに要する時間を短縮できる。
以下、本発明の実施例を、図面を参照しつつ説明する。実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
<システム>
図3を参照しながら、本実施例に係る移動局及び基地局装置を有する無線通信システムについて説明する。
無線通信システム1000は、例えばEvolved UTRA and UTRAN(別名: Long Term Evolution,或いは,Super 3G)が適用されるシステムである。無線通信システム1000は、基地局装置(eNB: eNode B)200(200、200、200、・・・、200、mはm>0の整数)と、基地局装置200と通信する複数の移動局100(100、100、100、・・・100、nはn>0の整数)とを備える。基地局装置200は、上位局、例えばアクセスゲートウェイ装置300と接続され、アクセスゲートウェイ装置300は、コアネットワーク400と接続される。移動局100はセル50(50、50、・・・、50、kはk>0の整数)のいずれかにおいて基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANにより通信を行う。
ここで、移動局100には、基地局装置200のいずれかと通信チャネルを確立し、通信状態にあるものと、基地局200のいずれとも通信チャネルを確立しておらず、無通信状態にあるものが混在するものとする。
基地局装置200は、同期信号を送信する。移動局100は、セル50(50、50、50、・・・50、kはk>0の整数)のいずれかに位置し、電源立ち上げ時、あるいは、通信中の間欠受信時等において、同期信号に基づいて、当該移動局にとって無線品質が良好なセルを検出するセルサーチを行う。すなわち、移動局100は、同期信号を用いてシンボルタイミングとフレームタイミングとを検出し、かつ、セルID(セルIDから生成されるセル固有のスクランブルコード)又はセルIDの集合(以下、セルIDグループと呼ぶ)などのセル固有の制御情報の検出を行う。
ここで、セルサーチは、移動局100が通信状態にある場合と無通信状態にある場合の両方で行われる。例えば、通信状態におけるセルサーチとしては、同じ周波数のセルを検出するためのセルサーチや異なる周波数のセルを検出するためのセルサーチ等がある。また、無線通信状態におけるセルサーチとしては、例えば、電源立ち上げ時のセルサーチや待ち受け時のセルサーチ等がある。
以下、基地局装置200(200、200、200、・・・200)については、同一の構成、機能、状態を有するので、以下では特段の断りがない限り基地局200として説明を進める。以下、移動局100(100、100、100、・・・100)については、同一の構成、機能、状態を有するので、以下では特段の断りがない限り移動局100として説明を進める。以下、セル50(50、50、50、・・・50)については、同一の構成、機能、状態を有するので、以下では特段の断りがない限りセル50として説明を進める。
無線通信システム1000は、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDMA(直交周波数分割多元接続)、上りリンクについてはSC-FDMA(シングルキャリア−周波数分割多元接続)が適用される。上述したように、OFDMAは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各周波数帯上にデータを載せて伝送を行う方式である。SC-FDMAは、周波数帯域を分割し、複数の端末間で異なる周波数帯域を用いて伝送することで、端末間の干渉を低減することができる伝送方式である。
ここで、Evolved UTRA and UTRANにおける通信チャネルについて説明する。
下りリンクについては、各移動局100で共有して使用される物理下りリンク共有チャネル(PDSCH: Physical Downlink Shared Channel)と、LTE用の下り制御チャネルとが用いられる。下りリンクでは、LTE用の下り制御チャネルにより、物理下りリンク共有チャネルにマッピングされる移動局の情報やトランスポートフォーマットの情報、物理上りリンク共有チャネルにマッピングされる移動局の情報やトランスポートフォーマットの情報、物理上りリンク共有チャネルの送達確認情報などが通知され、物理下りリンク共有チャネルによりユーザデータが伝送される。
また、下りリンクにおいて、基地局装置200は、移動局100がセルサーチを行うための同期信号を送信する。
上りリンクについては、各移動局100で共有して使用される物理上りリンク共有チャネル(PUSCH: Physical Uplink Shared Channel)と、LTE用の上り制御チャネルとが用いられる。尚、上り制御チャネルには、物理上りリンク共有チャネルと時間多重されるチャネルと、周波数多重されるチャネルの2種類がある。
上りリンクでは、LTE用の上り制御チャネルにより、下りリンクにおける物理共有チャネルのスケジューリング、適応変復調・符号化(AMC: Adaptive Modulation and Coding)に用いるための下りリンクの品質情報(CQI: Channel Quality Indicator)及び下りリンクの物理共有チャネルの送達確認情報(HARQ ACK information)が伝送される。また、物理上りリンク共有チャネルによりユーザデータが伝送される。
下りリンク伝送では、図4に示すように、1無線フレーム(Radio Frame)は10msであり、1Radio Frame内に10個のサブフレームが存在する。また、図5に示すように、1サブフレームは、2個のスロットで構成され、1個のスロットは、ショートCP(Short CP)を用いる場合に7個のOFDMシンボル(図5における上図)、ロングCP(Long CP)を用いる場合に6個のOFDMシンボル(図5における下図)で構成される。
<基地局装置eNB>
次に、本実施例に係る基地局装置200について、図6を参照して説明する。
本実施例に係る基地局装置200は、送受信アンテナ202と、アンプ部204と、送受信部206と、ベースバンド信号処理部208と、呼処理部210と、伝送路インターフェース212とを備える。
下りリンクにより基地局装置200から移動局100に送信されるパケットデータは、基地局装置200の上位に位置する上位局、例えばアクセスゲートウェイ装置300から伝送路インターフェース212を介してベースバンド信号処理部208に入力される。
ベースバンド信号処理部208では、パケットデータの分割・結合、RLC(radio link control)再送制御の送信処理などのRLC layerの送信処理、MAC再送制御、例えばHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)の送信処理、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT: Inverse Fast Fourier Transform)処理が行われて、送受信部206に転送される。また、ベースバンド信号処理部208では、後述するように、同期信号の生成処理が行われる。同期信号は、パケットデータに多重されて送受信部206に転送される。
送受信部206では、ベースバンド信号処理部208から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する周波数変換処理が行われ、その後、アンプ部204で増幅されて送受信アンテナ202より送信される。ここで、ベースバンド信号とは、パケットデータや同期信号等である。
一方、上りリンクにより移動局100から基地局装置200に送信されるデータについては、送受信アンテナ202で受信された無線周波数信号がアンプ部204で増幅され、送受信部206で周波数変換されてベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号処理部208に入力される。
ベースバンド信号処理部208では、入力されたベースバンド信号に対して、FFT処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLC layerの受信処理がなされ、伝送路インターフェース212を介してアクセスゲートウェイ装置300に転送される。
呼処理部210は、無線基地局200の状態管理やリソース割り当てを行う。
次に、ベースバンド信号処理部208の構成について、図7を参照して説明する。尚、同図においては、下りリンクの処理に係る部分を示し、上りリンクの処理に係る部分は省略する。
ベースバンド信号処理部208は、RLC処理部208と、MAC(Medium Access Control)処理部208と、符号化部208と、データ変調部208と、多重部208と、直並列変換部208と、乗算器208と、乗算器208と、スクランブルコード生成部208と、振幅調整部20810と、合成部20811と、IFFT(IDFT)20812と、CP付加部20813と、同期信号生成部209とを有する。
伝送路インターフェース部212より受け取った下りリンクのパケットデータの送信データ系列は、RLC処理部208において、分割・結合、RLC再送制御の送信処理等のRLC layerの送信処理が行われ、MAC処理部208において、HARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)の送信処理や、スケジューリング、伝送フォーマットの選択、周波数リソースの割り当て等のMAC layerの送信処理が行われた後、符号化部208において符号化され、データ変調部208においてデータ変調される。そして、データ変調された送信データ系列に、多重部208においてパイロットシンボルが多重され、パイロットシンボルが多重された送信データ系列は、直並列変換部208において直並列変換されて周波数軸上のN個の情報シンボル系列に変換され、周波数軸上に並べられる。ここで、パイロットシンボルは、例えば、下りリンクリファレンスシグナル(DL-RS: Downlink Reference Signal)である。周波数軸上に並べられたN個の情報シンボル系列に対して、N個の乗算器208それぞれにおいて、スクランブルコード生成部208が出力するスクランブルコードが周波数方向に乗算され、さらに、スクランブルコードが乗算されたシンボル系列に対して、N個の乗算部208それぞれにおいて、振幅調整部20810の出力する振幅調節系列値が乗算され、合成部20811に出力される。合成部20811は、スクランブルコード及び振幅調整系列値が乗算された系列長Nのシンボル系列に、同期信号生成部209において作成された同期信号を、N個のサブキャリアのうちの該当する特定のサブキャリアに多重する。
後述するが、同期信号が送信されるサブフレーム番号及びスロット番号は、同期信号制御部209によって決定される。同期信号が送信されるサブフレーム番号及びスロット番号においては、同期信号生成部209において作成された同期信号が、合成部20811で他の信号(下りリンクのパケットデータにスクランブルコード及び振幅調整系列値が乗算されたシンボル系列)と合成される。同期信号が送信されないサブフレーム番号及びスロット番号においては、同期信号生成部209において作成された同期信号は多重されない。この場合、下りリンクのパケットデータにスクランブルコード及び振幅調整系列値の乗算された系列長Nのシンボル系列のみが逆フーリエ変換部20812に与えられる。同期信号が多重されるサブキャリアは、例えば、全帯域幅の中心を含む帯域に位置する。また、同期信号が多重されるサブキャリアの帯域幅は、例えば945kHzである。
逆高速フーリエ変換部(IFFT部)20812は、N個のシンボルを直交マルチキャリア信号に変換する。CP付加部20813は、フーリエ対象時間毎にこのマルチキャリア信号に、CPを挿入する。尚、CPの長さ(CP長)には、Long CPとShort CPの2種類があり、セル毎にどちらのCP長を用いるかが選択される。
同期信号生成部209における同期信号の生成処理について説明する。尚、同期信号には、第1の同期信号(以下、一次同期チャネル、プライマリ同期チャネル又はP-SCHと呼ぶ)と、第2の同期信号(以下、二次同期チャネル、セカンダリ同期チャネル又はS-SCHと呼ぶ)とが含まれる。
同期信号生成部209は、同期信号制御部209と、同期信号発生部209と、データ変調部209と、直並列変換部209と、乗算器209と、振幅調整部209とを有する。
同期信号発生部209は、P-SCH生成部252と、S-SCH生成部254と、乗算部256と、スクランブル系列生成部258と、多重部260とを有する。同期信号制御部209は、同期信号発生部209のP-SCH生成部252、S-SCH生成部254、スクランブル系列生成部258及び多重部260と接続される。
同期信号制御部209は、当該基地局装置200がEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を提供するセルのセルIDあるいはセルIDグループに基づき、P-SCHの系列番号及びS-SCHの系列番号と、P-SCH及びS-SCHが送信されるサブフレーム番号及びスロット番号とを決定する。移動局は、例えば、セルIDグループを特定した後、パイロット信号、すなわち、リファレンスシグナル(RS: Reference Signal)の信号パターンに基づいてセルを特定してもよい。この場合、例えば、Reference Signalの信号パターンとセルのIDが予め規定されていることになる。あるいは、移動局は、例えば、P-SCH及びS-SCHの復調・復号に基づいて、セルを特定してもよい。この場合、例えば、P-SCH系列番号とセルID情報が予め規定されていることになる。P-SCHでは、例えばセクタ毎に異なる系列が選択される。例えば、3セクタ構成のセルのP-SCH系列は、3つの異なる系列を含んで構成されるセットから選択される。
そして、同期信号制御部209は、P-SCHの系列番号をP-SCH生成部252に通知し、S-SCHの系列番号をS-SCH生成部254に通知する。また、同期信号制御部209は、P-SCH及びS-SCHが送信されるサブフレーム番号及びスロット番号を、同期信号送信タイミング情報として多重部260に通知する。
例えば、無線通信システム1000は、非特許文献5及び図8に示すように、P-SCH及びS-SCHが送信されるサブフレーム番号及びスロット番号を定義する。この例においては、複数種類、例えば3種類のP-SCH系列が用いられ、サブフレーム番号#1とサブフレーム番号#6において同期信号が送信される。また、この例においては、P-SCHがスロットの最後のOFDMシンボルにマッピングされることにより、移動局において、Long CPが用いられているか、Short CPが用いられているかに関係なく、P-SCHの復調を行うことが可能となる。その理由は、スロットの最後のOFDMシンボルにおいては、Long CP適用時の6番目のOFDMシンボルとShort CP適用時の7番目のOFDMシンボルが時間的に一致しているからである。言い換えれば、Short CPでもLong CPでもスロットの先頭及び末尾のタイミングは一致しているからである。この時、無線通信システムは、P-SCH系列番号とセルID情報とを予め関連づけてもよい。このような関連付けが無線通信システム1000により行われることにより、各基地局装置200の同期信号制御部209は、当該基地局装置200がEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を提供するセルのセルIDに基づき、P-SCHの系列番号を決定することができる。
一般に、基地局装置200が提供する通信エリアは、2つ以上のエリアに分割されている。これはセクタ化と呼ばれる。基地局装置200が複数のセクタを有する場合にはセルID又はセルIDグループは、基地局装置200の全てのセクタを合わせたエリアのIDとして使われてもよいし、基地局装置200の各セクタのIDとして使われてもよい。セルID又はセルIDグループが、基地局装置200の全てのセクタを合わせたエリアのIDとして使われる場合には、同期信号系列と、同期信号が送信されるサブフレーム番号及びスロット番号との組み合わせは、基地局装置200毎に設定される。セルID又はセルIDグループが、基地局装置200の各セクタのIDとして使われる場合には、同期信号系列と、同期信号が送信されるサブフレーム番号及びスロット番号との組み合わせは、基地局装置200のセクタ毎に設定される。
P-SCH系列としては,Zadoff-Chu系列(非特許文献4)などのCAZAC(Constant Amplitude Zero AutoCorrelation sequence)系列、Frank系列(非特許文献5)、Modulated Frank系列(非特許文献5)、Golay Complementary系列(非特許文献6)、Double Repetitive Golay Complementary sequence(非特許文献7)、PN(Pseudo Noise)系列などを用いるようにしてもよい。
また、S-SCH系列としては、非直交系列又は直交系列であるスクランブル系列を直交系列に又は非直交系列に乗算した2階層型のS-SCH系列(非特許文献8)を用いてもよいし、複数の直交系列又は非直交系列を周波数領域で交互に配置するS-SCH系列を用いてもよいし、複数の直交系列又は非直交系列に非直交系列又は直交系列であるスクランブル系列を乗算したS-SCH系列(非特許文献2)を用いてもよい。直交系列には、ウォルシュアダマール(Walsh-Hadamard)系列、位相回転直交系列、直交M系列を用いてもよいし、非直交系列には、GCL系列などのカザック(CAZAC)系列、ゴレイ(Golay)系列、Golay Complementary sequence(非特許文献6)、M系列(非特許文献2)及びPN系列などを用いるようにしてもよい。
P-SCH生成部252及びS-SCH生成部254は、同期信号制御部209により通知された同期信号系列情報及び同期信号送信タイミング情報に基づき、それぞれP-SCH系列及びS-SCH系列を生成する。
例えば、同期信号発生部209は、S-SCHを生成する場合に、S-SCHで通知するセル固有情報を階層化してもよい。セル固有の情報とは、セルIDグループ、無線フレームタイミング及び送信アンテナ数情報のうち少なくとも1つの情報が含まれる。ここで、無線通信システム1000は、移動局がセルサーチを行う際に、周辺セル情報などの事前情報として、階層化された一部の情報を通知してもよい。例えば、事前情報として、セルIDグループを通知してもよいし、セルIDグループの一部を通知してもよいし、無線フレームタイミングを通知してもよいし、送信アンテナ数情報を通知してもよいし、セルIDグループの一部、セルIDグループ、無線フレームタイミング及び送信アンテナ数情報を組み合わせた情報のうちいずれか1つの情報が含まれていてもよい。このようにすることにより、移動局がセルサーチを行う際に検出する系列数を減少させることができる。
具体的には、例えば、図9に示すように、セルIDグループを複数種類の系列、例えばそれぞれ31系列長のショートコードを含む系列を含む2種類の系列に分ける。図中縦軸の「第1ショートコード」は、S-SCH系列において、例えば系列長31の2種類のショートコードを用いた場合の第1ショートコードの系列インデックスを示す。図中横軸の「第2ショートコード」は第2ショートコードの系列インデックスを示す。何れの系列インデックスも31個用意されているが、上述したように第1ショートコード及び第2ショートコードに割り当てる系列インデックス数は必要に応じて限定されてもよい。
図示されているように、(フレーム)タイミング#1で使用される第1のショートコードの系列インデックスは、第1の数値範囲(0-13)から選択される。このタイミング#1で使用される第2のショートコードの系列インデックスは、第2の数値範囲(23−30)から選択される。タイミング#1から5ms後のタイミング#2で使用される第1のショートコードの系列インデックスは、第2の数値範囲(23−30)から選択される。このタイミング#2で使用される第2のショートコードの系列インデックスは、第1の数値範囲(0-13)から選択される。
このように第1及び第2のタイミングで使用する系列インデックスの数値範囲が互いに重複しないようにすると、第1及び第2ショートコード各々をサーチする際のコードの候補数が少なく、速やかにサーチできることに加えて、第1ショートコードの系列インデックスを検出した時点でそれがタイミング#1に対応することが速やかに判明する等の点で有利である。
図10はS-SCH系列の別の決定方法を説明するための図である。図示の例では、第1及び第2のショートコードの系列インデックスは同じ数値範囲(0-30)から選択される。説明の便宜上、第1,2ショートコードの系列インデックスをm,nとする。図示の例では、例えば、m−n≦Δ又はn−m≦Δを満たすように、m,nの組み合わせが選択される。m,nは0-30の整数であり、Δは29以下の整数である。図9の場合より広い数値範囲の中から系列インデックスが選択されるので、セカンダリ同期チャネルに使用される符号の組み合わせの自由度が多くなり、これは、衝突を回避しやすくする等の観点から好ましい。
図11はS-SCH系列の別の決定方法を説明するための図である。図示の例でも第1及び第2のショートコードの系列インデックスは同じ数値範囲(0-30)から選択される。但し、図9,10のような簡易な規則性はなく、同じ組み合わせが生じないように、第1及び第2ショートコードが様々に組み合わせられている。
あるいは、非特許文献2に示すように、S-SCH系列の決定方法を定めてもよい。
P-SCH生成部252により生成されたP-SCH系列は多重部260に入力され、S-SCH生成部254により生成されたS-SCH系列は乗算部256に入力される。同期信号制御部209は、スクランブル系列を示す情報をスクランブル系列生成部258に入力する。例えば、同期信号制御部209は、全セルで共通のスクランブルコードを示す情報をスクランブル系列生成部258に入力する。スクランブル系列生成部258は、同期信号制御部209により入力されたスクランブル系列を示す情報に基づいて、スクランブル系列を生成し乗算部256に入力する。乗算部256では、S-SCHに対してスクランブル系列が乗算され、スクランブル系列が乗算されたS-SCH系列は多重部260に入力される。スクランブル系列長としては、2種類のショートコードにまたがってスクランブル(拡散)をしてもよいし、2種類のショートコードそれぞれに対して、スクランブルを行ってもよい。複数種類のスクランブル系列によって、例えば、S-SCH系列へのシステム情報、例えば無線フレームタイミング、セルIDグループ、及び送信アンテナ数情報等のいずれかを通知するようにしてもよい。
しかし、隣接セル及び/又は同一基地局内のセルが同一のS-SCH系列を用いている場合に、隣接セルからの干渉により、ユーザ装置におけるS-SCHの検出確率が劣化する。このため、セルサーチに時間がかかり、セルサーチ時間特性が劣化する。隣接セルからの干渉からの干渉をランダム化することにより、この問題を解決する観点からは、同期信号制御部209は、複数種類のスクランブルコードの中からセル毎に異なるスクランブル系列を示す情報をスクランブル系列生成部258に入力するのが好ましい。この場合、S-SCHのスクランブルコードとして、セル毎に異なる、すなわち複数種類のスクランブル系列を用いるようにしてもよいし、基地局毎に異なるスクランブル系列を用いるようにしてもよい。この場合、スクランブル系列生成部258は、同期信号制御部209により入力されたスクランブル系列を示す情報に基づいて、スクランブル系列を生成し乗算部256に入力する。ここで,生成するスクランブル系列は、P-SCH系列番号に対応付けされたP-SCH系列固有のスクランブル系列を生成してもよい。また、例えば、非特許文献2にあるように、2種類のショートコードの内,片方のショートコードの系列番号固有のスクランブル系列を生成してもよい。乗算部256では、S-SCH系列に対して、スクランブル系列生成部258により入力されたスクランブル系列が乗算され、多重部260に入力される。スクランブル系列長としては、2種類のショートコードにまたがってスクランブルをしてもよいし、2種類のショートコードそれぞれに対して、スクランブルを行ってもよい。例えば、乗算するスクランブル系列は、全セル固有のスクランブル系列を用いてもよいし、P-SCH系列固有のスクランブル系列を用いてもよいし、複数種類のスクランブル系列を用いてもよいし、2種類のショートコードの内,片方のショートコードの系列番号固有のスクランブル系列を用いてもよい。また、例えば、2種類のショートコードの内、片方のショートコードに、全セル共通のスクランブルを乗算し、もう片方のショートコードに対しP-SCH系列固有のスクランブル系列を乗算するようにしてもよい。また、例えば、2種類のショートコードの内、片方のショートコードに、P-SCH系列固有のスクランブル系列を乗算し、もう片方のショートコードに対し、片方のショートコード系列番号固有のスクランブル系列を乗算するようにしてもよい。複数種類のスクランブル系列によって、例えば、S-SCH系列へのシステム情報、例えば無線フレームタイミング、セルIDグループ、及び送信アンテナ数情報等のいずれかを通知するようにしてもよい。多重部260は、P-SCH系列とスクランブル系列が乗算されたS-SCH系列とを多重して、データ変調部209に入力する。
同期信号発生部209で生成された同期信号系列は、データ変調部209においてデータ変調され、さらに、直並列変換部209において直並列変換されて周波数軸上のNSCH個のシンボル系列に変換される。NSCH個のシンボル信号に対して、乗算器209において、振幅調節部209により入力される振幅調節系列値が乗算され、合成部20811に出力される。
<ユーザ装置UE>
次に、本実施例に係る移動局100について、図12を参照して説明する。
移動局100は、基本波形相関部102と、同期信号レプリカ生成部104と、シンボルタイミング検出部106と、P−SCH系列番号検出部108と、シンボルタイミング候補、P−SCH系列番号候補選択部110と、S-SCH相関部112と、S-SCH検出部114と、ベリフィケーション部116とを備える。
移動局100は、アンテナで受信したマルチキャリア信号を基本波形相関部102に入力する。一方、同期信号レプリカ生成部104は、予め設定されている基本波形の同期信号レプリカを生成し、基本波形相関部102に順次に入力する。例えば、同期信号レプリカ生成部104は、3つの異なる系列を含んで構成される同期信号のレプリカを生成し、基本波形相関部102に入力する。
基本波形相関部102は、受信したマルチキャリア信号と、同期信号レプリカ生成部104により入力された3つの異なる系列を含んで構成される同期信号のレプリカとの時間領域の相関を検出する。そして、基本波形相関部102は、受信したマルチキャリア信号と同期信号のレプリカとの相関値をシンボルタイミング検出部106に入力する。
シンボルタイミング検出部106は、基本波形相関部102により入力された相関値からSCHのシンボルタイミング及びP-SCH系列番号を検出する。例えば、シンボルタイミング検出部106は、相関値が最大となるシンボルタイミングを検出するようにしてもよい。そして、シンボルタイミング検出部106は、入力された相関値とともに、検出したSCHのシンボルタイミング及びP-SCH系列番号を、P−SCH系列番号検出部108に入力する。
P−SCH系列番号検出部108は、シンボルタイミング検出部106により入力されたP-SCH系列番号に基づいて、当該ユーザ装置100が在圏するセル番号を検出する。そして、P−SCH系列番号検出部108は、入力された相関値とともに、検出したセル番号及びスクランブル系列が乗算されたS-SCH系列を、シンボルタイミング候補、P−SCH系列番号候補選択部110に入力する。
シンボルタイミング候補、P−SCH系列番号候補選択部110は、入力された相関値に基づいて、SCHのシンボルタイミング及びP-SCH系列番号を検出する。例えば、シンボルタイミング候補、P−SCH系列番号候補選択部110は、シンボルタイミング検出部106において検出されたシンボルタイミングにおける相関値から閾値としてXdB以下の相関値以上となる相関値におけるシンボルタイミングを求めるようにしてもよい。該シンボルタイミングは複数であってもよい。該閾値は、当該ユーザ装置が初期セルサーチを行う場合、周辺セルサーチを行う場合に応じて決定されるようにしてもよい。また、該閾値は、同期チャネルを送信する基地局装置が、基地局間同期しているか否かに応じて決定されるようにしてもよい。そして、シンボルタイミング候補、P−SCH系列番号候補選択部110は、該シンボルタイミングにおけるP-SCH系列番号を求める。そして、シンボルタイミング候補、P−SCH系列番号候補選択部110は、検出したSCHのシンボルタイミング及びP-SCH系列番号を、SCHのシンボルタイミング候補及びP-SCH系列番号候補として選択する。そして、シンボルタイミング候補、P−SCH系列番号候補選択部110は、P−SCH系列番号検出部108において検出されたセル番号、スクランブル系列が乗算されたS-SCH系列、SCHのシンボルタイミング候補及びP-SCH系列番号候補をS-SCH相関部112に入力する。
S-SCH相関部112は、シンボルタイミング検出部106及びP−SCH系列番号検出部108により入力されたシンボルタイミング及びP−SCH系列番号により、スクランブル系列が乗算されたS-SCH系列と、セルIDグループとの相関を求める。例えば、S-SCH相関部112は、シンボルタイミング検出部106において検出されたSCHのシンボルタイミングを用いて、S-SCH系列にFFT処理を行うことにより各サブキャリア成分を抽出する。そして、S-SCH相関部112は、S-SCH系列からセルIDグループ、無線フレームタイミングを検出する。また、例えば、S-SCH相関部112は、シンボルタイミング候補、P−SCH系列番号候補選択部110において検出されたSCHのシンボルタイミング候補を用いて、S-SCH系列にFFT処理を行うことにより各サブキャリア成分を抽出する。そして、S-SCH相関部112は、S-SCH系列からセルIDグループ、無線フレームタイミングを検出する。同一基地局内のセルは同一のセルIDグループに属する。S-SCH系列に対して、P-SCH固有のスクランブル系列が乗算されている場合には、P-SCH系列の検出により、同一基地局内のセル番号は既知となる。例えば、S-SCH相関部112は、周波数軸方向において、スクランブル系列が乗算されたS-SCH系列と、セルIDグループとの相関を求める。
S-SCH検出部114は、S-SCH相関部112における相関検出結果に基づいて、S-SCHを検出する。例えば、S-SCH検出部114は、S-SCH相関部112における相関検出結果に基づいて、最大の相関値に対応するS-SCHを検出する。例えば、S-SCH検出部114は、セルIDグループと無線フレームタイミングにより決定される複数のS-SCH系列の中から検出を行う。具体的には、168種類のセルIDグループが存在し、2種類の無線フレームタイミングが存在する場合には、168×2=336種類のS-SCHの中から、S-SCHの検出が行われる。
また、P-SCH系列の検出により既知となる同一基地局内のセル番号を考慮しない場合には、例えば、S-SCH検出部114は、セルIDグループと無線フレームタイミングとP-SCH固有スクランブルにより決定される複数のS-SCH系列の中から検出を行うようにしてもよい。具体的には、168種類のセルIDグループが存在し、2種類の無線フレームタイミングが存在し、3種類のP-SCH固有スクランブルが存在する場合には、168×2×3=1008種類のS-SCHの中から、S-SCHの検出が行われる。さらに、第1のショートコード固有の第2のショートコードスクランブル系列により決定される複数のS-SCH系列の中から検出を行うようにしてもよい。この場合、X種類の第1のショートコード固有の第2のショートコードスクランブル系列により決定される複数のS-SCH系列(Xは、2から31までの任意の整数)が存在する場合、168×2×3×X=1008X種類のS-SCHの中から、S-SCHの検出が行われる。
P-SCH系列及びS-SCH系列の検出が行われると、ユーザ装置100は、セルIDグループを検出する。
ベリフィケーション部116は、シンボルタイミング検出部106において検出されたSCHのシンボルタイミング及びシンボルタイミング候補、P−SCH系列番号候補選択部110において検出されたSCHのシンボルタイミング候補におけるS-SCH系列の検出を行う。例えば、ベリフィケーション部116は、スクランブル系列が乗算されたS-SCH系列と、セルIDグループとの相関を求める。例えば、ベリフィケーション部116は、シンボルタイミング検出部106において検出されたSCHのシンボルタイミング及びシンボルタイミング候補、P−SCH系列番号候補選択部110において検出されたSCHのシンボルタイミング候補を用いて、スクランブル系列が乗算されたS-SCH系列と、セルIDグループとの相関を求める。
そして、ベリフィケーション部116は、SCHのシンボルタイミング及びSCHのシンボルタイミング候補に対するS-SCH相関結果の中から、最も相関結果の高いS-SCH系列を検出する。上述したように、S-SCH系列には、セルIDグループと、無線フレームタイミングとが含まれる。そして、ベリフィケーション部116は、該検出したS-SCH系列とS-SCH検出部114において検出された検出結果とが一致するかを判断する。ベリフィケーション部114は、該検出したS-SCH系列とS-SCH検出部114において検出された検出結果とが一致する場合には、セルサーチが成功したと判断し、S-SCH検出部114において検出されたS-SCHにより示される結果を、目標セルにおけるセルIDグループ、無線フレームタイミングとする。セルサーチが成功したと判断される場合には、通信が継続される。
一方、ベリフィケーション部116は、該検出したS-SCH系列とS-SCH検出部114において検出された検出結果とが一致しない場合には、当該ベリフィケーション部116において検出されたS-SCHにより示される結果を、目標セルにおけるセルIDグループ、無線フレームタイミングとするようにしてもよい。この場合、ベリフィケーション部116は、セルサーチが失敗したと判断し、第1段階からセルサーチをやり直すようにしてもよいし、第2段階からセルサーチをやり直すようにしてもよい。ここで、第1段階セルサーチとは、基本波形相関部102において行われる受信したマルチキャリア信号と、同期信号レプリカ生成部104により入力された3つの異なる系列を含んで構成される同期信号のレプリカとの相関検出処理を示す。また、第2段階セルサーチとは、S-SCH相関部112において行われるシンボルタイミング候補、P−SCH系列番号候補選択部110により入力されたスクランブル系列が乗算されたS-SCH系列と、セルIDグループとの相関を求める処理を示す。
具体的に説明する。
下りリンクの信号に含まれるP-SCHとS-SCHとによりセルサーチが行われる。尚、上述した、無線通信システム1000が定義するP-SCH系列及びS-SCH系列に基づいて、セルサーチが行われる。すなわち、P-SCH系列及びS-SCH系列を検出することにより、セルID又はセルIDグループを検出する。そして、セルIDを検出した後、セルIDと関連づけられるスクランブリングコードを用いて報知情報、例えばプライマリ報知チャネルの受信を行い、セルサーチ処理を終了するようにしてもよい。無線通信システム1000が定義するP-SCH系列及び同期信号送信パターンの詳細は、基地局装置200における説明と同一であるため省略する。
例えば、無線通信システム1000が、図8を参照して説明した同期信号送信パターンを定義し、かつ、P-SCH系列番号とセルID情報とが予め関連づけられている場合には、シンボルタイミング検出部106は、同期チャネルのタイミング及びP-SCH系列番号の検出を行う。また、S-SCH検出部114は、例えば、S-SCH系列に乗算されたスクランブル系列によりデスクランブルを行い、S-SCHに含まれる情報要素を検出することにより、セル固有情報を検出することが可能となる。
<同期チャネルの送受信>
次に、本実施例に係る同期チャネル送信方法について説明する。
S-SCH生成部254は、複数の同期信号の系列を選択する。例えば、無線フレームタイミング#1及び#2それぞれにおいて、16個のショートコード含む系列長が32の系列(ファーストレイヤーセルIDグループインジケータ#1)と16個のショートコードを含む系列長が32の系列(セカンドレイヤーセルIDグループインジケータ#2)の2種類の系列を選択する。次に、S-SCH生成部254は、移動局に予め通知する事前情報を生成するようにしてもよい。例えば、セルIDグループを特定する情報の一部であるファーストレイヤーセルIDグループを示す事前情報を生成するようにしてもよい。事前情報が生成された場合には、該事前情報が送信される。
また、S-SCH生成部254は、選択した複数の同期信号の系列により、セカンダリ同期チャネルを生成する。例えば、セルIDグループを特定する情報の一部であるファーストレイヤーセルIDグループとともに、セルIDグループを特定する情報の一部であるセカンドレイヤーセルIDグループを示すセカンダリ同期チャネルを生成する。同期信号制御部209は、スクランブル系列を示す情報をスクランブル系列生成部258に入力する。例えば、同期信号制御部209は、全セルで共通のスクランブルコードを示す情報をスクランブル系列生成部258に入力する。また,例えば、同期信号制御部209は、複数種類のスクランブルコードを示す情報をスクランブル系列生成部258に入力する。セカンダリ同期チャネルは、乗算部256に入力され、乗算部256においてスクランブル生成部258により生成されたスクランブル系列が乗算され、送信される。
移動局は、事前情報とセカンダリ同期チャネルにより、セル固有情報を検出する。
次に、本実施例に係る無線通信システム1000におけるセルサーチ方法について、図13を参照して説明する。
移動局100は、SCHシンボルタイミングを検出する(ステップS1302)。例えば、基本波形相関部102は、P-SCHのレプリカ信号と受信信号との時間領域の相関を検出し、P-SCHのキャリア周波数及びタイミングを検出する。そして、シンボルタイミング検出部106は、検出した相関結果に基づいて、SCHシンボルタイミング及びP-SCH系列を検出する。例えば、受信したマルチキャリア信号と、3つの異なる系列を含んで構成されるP-SCHのレプリカ信号との相関を検出する。この結果、P-SCH系列番号が検出される
移動局100は、SCHシンボルタイミング候補の選択を行う(ステップS1304)。例えば、シンボルタイミング候補、P−SCH系列番号候補選択部110は、受信信号とP-SCHレプリカ信号との相互相関結果に対し、最大相関値からXdB以下の相関値以上となる相関値を与える受信タイミング及びP-SCH系列番号をSCHシンボルタイミング候補及びP-SCH系列候補として選択する。
移動局100は、セルサーチ第2段階を行う(ステップS1306)。例えば、S-SCH相関部112は、シンボルタイミング検出部106において検出された最大相関値を満たすSCHシンボルタイミングを用いてS-SCHにFFT処理を行うことにより、各サブキャリア成分を抽出する。そして、S-SCH検出部114は、S-SCH系列からセルIDグループ、無線フレームタイミングを検出する。P-SCHのシンボルタイミング、キャリア周波数及びP-SCH系列番号がわかると、S-SCHの受信タイミング、キャリア周波数もわかる。スクランブル系列が乗算されたS-SCHに対してデスクランブルが行われる。S-SCHで使用されるセル固有のS-SCH系列から、無線フレームタイミングを検出する。典型的には1無線フレームに複数(例えば2つ)のSCHが配置されているため、タイミング検出後にフレームタイミングを検出する必要がある。また、セル固有のS-SCH系列から、セルIDグループを検出する。
ここで、例えば、セルIDグループの一部又は全てを事前情報として移動局に前もって通知することにより、検出するべき固有情報の候補数を低減できるため、検出精度を向上させることができる。その結果、特性を改善できる。事前情報としては、例えば、無線フレームタイミングを通知してもよいし、送信アンテナ数情報を通知してもよい。
基地局が複数の送信アンテナを有する場合には、基地局が送信アンテナ数情報をS-SCHで移動局に通知し、第2ステップで移動局が送信アンテナ数情報(MIMO(Multiple Input Multiple Output)アンテナ数情報)を検出してもよい。特に、基地局が報知チャネルを送信するために用いられる送信アンテナ数情報を検出してもよい。そして、第2ステップで検出されたセルIDグループと第1ステップで検出されたプライマリ同期チャネル系列番号を用いてセルIDを検出する。そして、検出されたセルIDと関連づけられるスクランブリングコードを用いて報知情報、例えばプライマリ報知チャネルの受信を行う。
移動局100は、ベリフィケーション処理を行う。
移動局100は、ステップS1302において検出されたSCHシンボルタイミングと、ステップS1304において検出されたSCHシンボルタイミング候補に対するS-SCH系列の検出を行う(ステップS1308、ステップS1310)。例えば、ベリフィケーション部116は、ステップS1302において検出されたSCHシンボルタイミングと、ステップS1304において検出されたSCHシンボルタイミング候補に対するS-SCH系列の検出を行う。図13には、SCHシンボルタイミング候補が1つである場合について示されるが2以上であってもよい。
移動局100は、複数のタイミング候補の中から最も周波数方向の相関結果の高いS-SCH系列、タイミング結果をベリフィケーション結果として求める(ステップS1312)。例えば、ベリフィケーション部116は、S-SCH系列の検出結果に基づいて、最も相関結果の高いS-SCH系列、タイミング結果を求める。
移動局100は、ステップS1312において求められたS-SCH系列、タイミング結果がステップS1306において検出されたセルIDグループ、無線フレームタイミングと一致するかを判断する(ステップS1314)。例えば、ベリフィケーション部116は、求めたS-SCH系列、タイミング結果が、S-SCH検出部114において検出されたS-SCH系列と一致するかを判断する。
ステップS1312において求められたS-SCH系列、タイミング結果がステップS1306において検出されたセルIDグループ、無線フレームタイミングと一致する場合には(ステップS1314:YES)、移動局100は、セルサーチ第2段階の結果を返す(ステップS1318)。例えば、ベリフィケーション部116は、求めたS-SCH系列、タイミング結果が、S-SCH検出部114において検出されたS-SCH系列と一致する場合には、S-SCH検出部114において検出されたS-SCH系列を出力する。この場合には、セルサーチが成功したと判断され、通信が継続される。
一方、ステップS1312において求められたS-SCH系列、タイミング結果がステップS1306において検出されたセルIDグループ、無線フレームタイミングと一致しない場合には(ステップS1314:NO)、移動局100は、ベリフィケーション結果を返す(ステップS1316)。例えば、ベリフィケーション部116は、求めたS-SCH系列、タイミング結果が、S-SCH検出部114において検出されたS-SCH系列と一致しない場合には、当該ベリフィケーション部116において求めたS-SCH系列を出力する。この場合には、セルサーチが失敗したと判断される。この場合、求めたS-SCH系列、タイミング結果を用いて、先の処理を行うようにしてもよい。また、この場合、第1段階からセルサーチをやり直すようにしてもよいし、第2段階からセルサーチをやり直すようにしてもよい。
上述した実施例においては、シンボルタイミング候補、P−SCH系列番号候補選択部110において、受信信号とP-SCHレプリカ信号との相互相関結果に対し、最大相関値からXdB以下の相関値以上となる相関値を与える受信タイミング及びP-SCH系列番号をSCHシンボルタイミング候補及びP-SCH系列候補として選択する場合について説明したが、以下のように処理してもよい。例えば、シンボルタイミング候補、P−SCH系列番号候補選択部110は、相関ピークからXdB以下の相関値以上となる相関値のうち、予め決定される所定数の受信タイミング及びP-SCH系列番号をSCHシンボルタイミング候補及びP-SCH系列候補として選択するようにしてもよい。例えば、シンボルタイミング候補、P−SCH系列番号候補選択部110は、上位Y個の相関値を与える受信タイミング及びP-SCH系列番号をSCHシンボルタイミング候補及びP-SCH系列候補として選択するようにしてもよい。
また、例えば、シンボルタイミング候補、P−SCH系列番号候補選択部110は、閾値を超える各相関ピークのタイミングに対する両側のNサンプルはSCHシンボルタイミングの候補から除外するようにしてもよい。例えば、図14に示すように、同期チャネルのシンボルタイミング及びP-SCH系列番号が求められる場合には、以下の処理が行われる。受信信号とP-SCHレプリカ信号との相関信号の電力加算平均が求められる。そして、電力加算平均に基づいて、ピーク検出及びP-SCH系列の検出が行われる。そして、周波数オフセットが推定され、SCHシンボルタイミング及びP-SCH系列番号が求められる。ピーク検出及びP-SCH系列の検出が行われる場合に、SCHシンボルタイミング候補に対し、該SCHシンボルタイミングに対する両側のNサンプルはSCHシンボルタイミングの候補から除外する。また、SCHシンボルタイミングに対する両側のNサンプルもSCHシンボルタイミングの候補から除外するようにしてもよい。例えば、遅延プロファイルに基づいて行われるようにしてもよい。このようにすることにより、マルチパスの影響により2パス目以降の同期信号が到来した場合においても、該2パス目以降のパスによる影響を低減できる。
また、ベリフィケーション部116は、SCHシンボルタイミングと、SCHシンボルタイミング候補に対するS-SCH系列の検出を行う場合に、セルサーチの第2段階で求められた相関信号との同相加算平均を求めるようにしてもよい。
本セルサーチ方法について、図15を参照して説明する。
本セルサーチ方法において、ステップS1502及びS1504は、上述したステップS1302及びS1304と同様である。また、本セルサーチ方法において、ステップS1514−S1520は、上述したステップS1312−S1318と同様である。
移動局100は、セルサーチ第2段階を行う(ステップS1506)。例えば、S-SCH相関部112は、シンボルタイミング検出部106において検出された最大相関値を満たすSCHシンボルタイミングを用いてS-SCHにFFT処理を行うことにより、各サブキャリア成分を抽出する。そして、S-SCH検出部114は、S-SCH系列からセルIDグループ、無線フレームタイミングを検出する。
移動局100は、セルサーチ第2段階を行う(ステップS1508)。例えば、S-SCH相関部112は、シンボルタイミング候補、P−SCH系列番号候補選択部110において選択されたSCHシンボルタイミングの候補を用いてS-SCHにFFT処理を行うことにより、各サブキャリア成分を抽出する。そして、S-SCH検出部114は、S-SCH系列からセルIDグループ、無線フレームタイミングを検出する。
移動局100は、ステップS1502において検出されたSCHシンボルタイミングに対するS-SCH系列の検出を行う(ステップS1508)。例えば、ベリフィケーション部116は、ステップS1502において検出されたSCHシンボルタイミングに対するS-SCHの相関を検出する。この場合、ベリフィケーション部116は、ステップS1506において求めた相関信号との同相加算平均を求める。
移動局100は、ステップS1504において検出されたSCHシンボルタイミング候補に対するS-SCH系列の検出を行う(ステップS1512)。例えば、ベリフィケーション部116は、ステップS1504において選択したSCHシンボルタイミング候補に対するS-SCHの相関を検出する。この場合、ベリフィケーション部116は、ステップS1510において求めた相関信号との同相加算平均を求める。
図15には、SCHシンボルタイミング候補が1つである場合について示されるが2以上であってもよい。
移動局100は、複数のタイミング候補の中から最も相関結果の高いS-SCH系列、タイミング結果をベリフィケーション結果として求める(ステップS1514)。例えば、ベリフィケーション部116は、S-SCH系列の相関結果に基づいて、最も相関結果の高いS-SCH系列、タイミング結果を求める。
また、ベリフィケーションの際には、セルサーチ第2の段階において、S-SCH系列の候補を絞るための選択を行うようにしてもよい。例えば、ベリフィケーション部116は、S-SCH系列の候補を絞るための閾値に基づいて、S-SCH系列の候補を絞るようにしてもよい。具体的には、相関ピークから閾値ZdB以下の相関値以上となる相関値を有するS-SCHに絞るようにしてもよい。該閾値は、当該ユーザ装置が初期セルサーチを行う場合、周辺セルサーチを行う場合に応じて決定されるようにしてもよい。また、該閾値は、同期チャネルを送信する基地局装置が、基地局間同期しているか否かに応じて決定されるようにしてもよい。また、相関ピークから閾値ZdB以下の相関値以上となる相関値のうち、上位V個の相関値に対応するS-SCHに絞るようにしてもよい。
この場合のセルサーチ方法について、図16を参照して説明する。本セルサーチ方法は、図15を参照して説明したセルサーチ方法にステップS1608及びS1614を行うようにしたものである。
移動局100は、セルサーチ第2段階を行う(ステップS1606)。例えば、S-SCH相関部112は、シンボルタイミング検出部106において検出された最大相関値を満たすSCHシンボルタイミングを用いてS-SCHにFFT処理を行うことにより、各サブキャリア成分を抽出する。そして、S-SCH検出部114は、S-SCH系列からセルIDグループ、無線フレームタイミングを検出する。
移動局100は、S-SCH系列候補の選択を行う(ステップS1508)。例えば、S-SCH検出部114は、S-SCH相関に基づいて、相関ピークから閾値ZdB以下の相関値以上となる相関値を選択するようにしてもよい。また、相関ピークから閾値ZdB以下の相関値以上となる相関値のうち、上位V個の相関値に対応するS-SCH系列を選択するようにしてもよい。
移動局100は、ステップS1602において検出されたSCHシンボルタイミングに対するS-SCH系列の検出を行う(ステップS1610)。例えば、ベリフィケーション部116は、ステップS1602において検出されたSCHシンボルタイミングに対するS-SCH系列の検出を行う。この場合、ベリフィケーション部116は、ステップS1608において選択されたS-SCH系列における相関信号との同相加算平均を用いる。
移動局100は、セルサーチ第2段階を行う(ステップS1612)。例えば、S-SCH相関部112は、シンボルタイミング候補、P−SCH系列番号候補選択部110において選択されたSCHシンボルタイミングを用いてS-SCHにFFT処理を行うことにより、各サブキャリア成分を抽出する。そして、S-SCH検出部114は、S-SCH系列からセルIDグループ、無線フレームタイミングを検出する。
移動局100は、S-SCH系列候補の選択を行う(ステップS1614)。例えば、S-SCH検出部114は、S-SCH相関に基づいて、相関ピークから閾値ZdB以下の相関値以上となる相関値を選択するようにしてもよい。また、相関ピークから閾値ZdB以下の相関値以上となる相関値のうち、上位V個の相関値に対応するS-SCH系列を選択するようにしてもよい。
移動局100は、ステップS1604において検出されたSCHシンボルタイミング候補に対するS-SCH系列の検出を行う(ステップS1616)。例えば、ベリフィケーション部116は、ステップS1604において検出されたSCHシンボルタイミング候補に対するS-SCH系列の検出を行う。この場合、ベリフィケーション部116は、ステップS1614において選択されたS-SCH系列候補における相関信号との同相加算平均を用いる。
移動局100は、複数のタイミング候補の中から最も相関結果の高いS-SCH系列、タイミング結果をベリフィケーション結果として求める(ステップS1618)。例えば、ベリフィケーション部116は、S-SCH系列の相関結果に基づいて、最も相関結果の高いS-SCH系列、タイミング結果を求める。
本実施例においては、同期チャネルから複数の同期信号のシンボルタイミングの候補を検出し、複数の同期信号のシンボルタイミングの候補に基づいて、S-SCHの相関検出を行う場合について説明した。しかし、同期チャネルから同期信号のシンボルタイミングの候補を検出し、該同期信号のシンボルタイミングの候補に基づいて、S-SCHの相関検出を行い、複数のS-SCHの候補を検出するようにしてもよい。このようにすることにより、S-SCHの検出精度を向上させることができる。
上述した実施例において、ベリフィケーションは複数回行うようにしてもよい。
上述した実施例において、ベリフィケーションにおいては、SCHシンボルタイミング候補に対して、S-SCH相関を求めるようにしてもよい。このようにすることにより、SCHシンボルタイミングに対して、S-SCH相関を求める時間を短縮できる。この場合、SCHシンボルタイミングに対するS-SCH相関は、セルサーチ第2段階により求めた相関値を使用するようにしてもよい。
上述した実施例において、ベリフィケーションにおけるS-SCH相関を求める処理は、並列に処理されてもよいし、直列に処理されてもよい。並列に処理される場合には、複数の相関器が必要になるが処理時間を短縮できる。一方、直列に処理される場合には、処理時間がかかるか1つの相関器ですむ。
本実施例によれば、同期チャネルから複数の同期信号のシンボルタイミングの候補が検出されるため、複数の同期信号のシンボルタイミングの候補のうち最も確からしい同期信号のシンボルタイミングが誤検出であった場合でも、セルサーチを最初からやり直す必要がないため、セルサーチ時間を短縮できる。また、セルサーチを最初からやり直す場合に必要となる同期チャネルの受信処理負荷を低減できる。
また、本実施例によれば、P-SCHのレプリカ信号との相関値が最大となる同期チャネルのシンボルタイミングに基づいて、二次同期チャネルの相関が検出される。そして、P-SCHのレプリカ信号との相関値が最大となる同期チャネルのシンボルタイミングに基づいて検出された二次同期チャネルの相関値が同期チャネルのシンボルタイミングの候補に基づいて検出された二次同期チャネルの相関値以上である場合に、該同期チャネルのシンボルタイミングに基づいて二次同期チャネルを検出する。このようにすることにより、セルサーチの確認処理を行うことができる。また、セルサーチの精度を向上させることができる。
また、本実施例によれば、P-SCHのレプリカ信号との相関値が最大となる同期チャネルのシンボルタイミングに基づいて検出された二次同期チャネルの相関値が同期チャネルのシンボルタイミングの候補に基づいて検出された二次同期チャネルの相関値未満である場合に、同期チャネルのシンボルタイミングの候補に基づいて二次同期チャネルを検出する。このようにすることにより、セルサーチの確認処理を行うことができる。
また、本実施例によれば、同期チャネルのシンボルタイミング及び同期チャネルのシンボルタイミングの候補に基づいて二次同期チャネルの相関を検出する場合に、該相関信号の同相加算平均を求める。このようにすることにより、相関信号に含まれる雑音の影響を低減できる。
また、本実施例によれば、同期チャネルのシンボルタイミング及び同期チャネルのシンボルタイミングの候補に基づいて二次同期チャネルの相関を検出する場合に、該二次同期チャネルの相関値に基づいて二次同期チャネルの候補を選択し、該選択された二次同期チャネルの候補に基づいて相関信号の同相加算平均を求める。このようにすることにより、S-SCHの絞込みを行うことができる。
また、本実施例によれば、複数の一次同期チャネルの候補を検出する場合に、最大の相関値を有するピークと、該最大の相関値から所定の閾値以下の相関値以上となる相関値を有するピークに対して、前後所定数のピークを除外して、シンボルタイミングを検出する。このようにすることにより、マルチパスの影響により、複数のパスが到来した場合でも、その影響を低減できる。
また、本実施例によれば、同期信号のシンボルタイミングの候補に基づいて、二次同期チャネルの相関検出を行い、複数の二次同期チャネルの候補を検出し、複数の二次同期チャネルの候補に基づいて、二次同期チャネルの検出を行う。このようにすることにより、複数の二次同期チャネルの候補のうち最も確からしい二次同期チャネルが誤検出であった場合でも、セルサーチを最初からやり直す必要がないため、セルサーチ時間を短縮できる。また、セルサーチを最初からやり直す場合に必要となる同期チャネルの受信処理負荷を低減できる。
尚、上述した実施例においては、Evolved UTRA and UTRAN(別名: Long Term Evolution,或いは,Super 3G)が適用されるシステムにおける例を記載したが、本ユーザ装置及びセルサーチ方法は、下りリンクにおいて直交周波数分割多重OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式を用いる全てのシステムにおいて適用することが可能である。また、一次同期チャネルと二次同期チャネルとを含む同期チャネルを使用する無線通信システムに適用できる。例えば、IMT‐Advancedのような将来の移動通信システムに適用されてもよい。IMT‐Advancedは、3GPP(3rd Generation Partnership Project)ではLTE‐Advancedとも呼ばれる。
説明の便宜上、発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明されるが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてよい。
以上、本発明は特定の実施例を参照しながら説明されてきたが、各実施例は単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。説明の便宜上、本発明の実施例に係る装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウエアで、ソフトウエアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が包含される。
S−SCH系列のマッピング方法を示す説明図である。 S−SCH系列のマッピング方法を示す説明図である。 一実施例に係る無線通信システムの構成を示すブロック図である。 無線フレーム構成を示す説明図である。 サブフレームの構成を示す説明図である。 一実施例に係る基地局装置を示す部分ブロック図である。 一実施例に係る基地局装置のベースバンド信号処理部を示すブロック図である。 同期信号送信パターンの定義の一例を示す説明図である。 S−SCH系列の決定方法を説明するための図を示す。 S−SCH系列の別の決定方法を説明するための図を示す。 S−SCH系列の別の決定方法を説明するための図を示す。 一実施例に係るユーザ装置を示す部分ブロック図である。 一実施例に係るユーザ装置の動作を示すフロー図である。 一実施例に係るユーザ装置の動作を示すフロー図である。 一実施例に係るユーザ装置の動作を示すフロー図である。 一実施例に係るユーザ装置の動作を示すフロー図である。
符号の説明
50(50、50、50) セル
100(100、100、100、100、100) ユーザ装置
102 基本波形相関部
104 同期信号レプリカ生成部
106 シンボルタイミング検出部
108 P−SCH系列番号検出部
110 シンボルタイミング候補、P−SCH系列番号候補選択部
112 S-SCH相関部
114 S-SCH検出部
116 ベリフィケーション部
116 リファレンスシグナル誤り検出部
200(200、200、200) 基地局装置
202 送受信アンテナ
204 アンプ部
206 送受信部
208 ベースバンド信号処理部
209 同期信号生成部
210 呼処理部
212 伝送路インターフェース
208 RLC処理部
208 MAC制御部処理部
208 符号化部
208 データ変調部
208 多重部
208 直並列変換部
208 乗算器
208 乗算器
208 スクランブルコード生成部
20810 振幅調整部
20811 合成部
20812 逆フーリエ変換部
20813 CP付加部
209 同期信号制御部
209 同期信号発生部
209 データ変調部
209 直並列変換部
209 乗算器
209 振幅調整部
252 P−SCH生成部
254 S−SCH生成部
256 乗算部
258 スクランブル系列生成部
260 多重部
300 アクセスゲートウェイ装置
400 コアネットワーク
1000 無線通信システム

Claims (20)

  1. 一次同期チャネルと二次同期チャネルとを含む同期チャネルを用いてセルサーチを行うユーザ装置であって、
    同期チャネルを含む信号を受信する手段と、
    前記受信する手段により受信された信号と一次同期チャネルのレプリカ信号との時間領域の相関を検出し、該相関に基づいて、同期チャネルから複数の同期信号のシンボルタイミングの候補を検出する手段と、
    前記複数の同期信号のシンボルタイミングの候補に基づいて、二次同期チャネルの相関検出を行う手段と、
    前記相関検出の結果に基づいて、二次同期チャネルの検出を行う手段と
    を有することを特徴とするユーザ装置。
  2. 請求項1に記載のユーザ装置において、
    複数の同期信号のシンボルタイミングの候補には、相関値が最大となる同期チャネルのシンボルタイミングが含まれ、
    前記二次同期チャネルの相関検出を行う手段は、該同期チャネルのシンボルタイミングに基づいて、二次同期チャネルの相関を検出し、
    前記二次同期チャネルの検出を行う手段は、該同期チャネルのシンボルタイミングに基づいて検出された二次同期チャネルの相関値が同期チャネルのシンボルタイミングの候補に基づいて検出された二次同期チャネルの相関値以上である場合に、該同期チャネルのシンボルタイミングに基づいて検出された二次同期チャネルを出力することを特徴とするユーザ装置。
  3. 請求項1に記載のユーザ装置において、
    複数の同期信号のシンボルタイミングの候補には、相関値が最大となる同期チャネルのシンボルタイミングが含まれ、
    前記二次同期チャネルの相関検出を行う手段は、該同期チャネルのシンボルタイミングに基づいて、二次同期チャネルの相関を検出し、
    前記二次同期チャネルの検出を行う手段は、該同期チャネルのシンボルタイミングに基づいて検出された二次同期チャネルの相関値が同期チャネルのシンボルタイミングの候補に基づいて検出された二次同期チャネルの相関値未満である場合に、該相関値に基づいて検出された二次同期チャネルを出力することを特徴とするユーザ装置。
  4. 請求項2又は3に記載のユーザ装置において、
    前記二次同期チャネルの相関検出を行う手段は、同期チャネルのシンボルタイミング及び同期チャネルのシンボルタイミングの候補に基づいて二次同期チャネルの相関を検出する場合に、該相関信号の同相加算平均を求めることを特徴とするユーザ装置。
  5. 請求項2又は3に記載のユーザ装置において、
    前記二次同期チャネルの相関検出を行う手段は、同期チャネルのシンボルタイミング及び同期チャネルのシンボルタイミングの候補に基づいて二次同期チャネルの相関を検出する場合に、該二次同期チャネルの相関値に基づいて二次同期チャネルの候補を選択し、該選択された二次同期チャネルの候補に基づいて相関信号の同相加算平均を求めることを特徴とするユーザ装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載のユーザ装置において、
    前記複数の同期信号のシンボルタイミングの候補を検出する手段は、相関値の最大値から、所定の閾値以下の相関値以上となる相関値に対応するシンボルタイミングを検出することを特徴するユーザ装置。
  7. 請求項6に記載のユーザ装置において、
    前記閾値は、当該ユーザ装置が初期セルサーチを行う場合、周辺セルサーチを行う場合に応じて決定されることを特徴とするユーザ装置。
  8. 請求項6に記載のユーザ装置において、
    前記閾値は、同期チャネルを送信する基地局装置が、基地局間同期しているか否かに応じて決定されることを特徴とするユーザ装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載のユーザ装置において、
    前記複数の同期チャネルのシンボルタイミングの候補を検出する手段は、所定数のシンボルタイミングを検出することを特徴するユーザ装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載のユーザ装置において、
    前記複数の同期チャネルのシンボルタイミングの候補を検出する手段は、最大の相関値を有するピークと、該最大の相関値から所定の閾値以下の相関値以上となる相関値を有するタイミングに対して、前後所定数のタイミングを除外して、シンボルタイミングを検出することを特徴とするユーザ装置。
  11. 一次同期チャネルと二次同期チャネルとを含む同期チャネルを用いてセルサーチを行うユーザ装置であって、
    同期チャネルを含む信号を受信する受信手段と、
    前記受信する手段により受信された信号と一次同期チャネルのレプリカ信号との時間領域の相関を検出し、該相関に基づいて、同期チャネルから同期信号のシンボルタイミングの候補を検出する手段と、
    前記同期信号のシンボルタイミングの候補に基づいて、二次同期チャネルの相関検出を行い、複数の二次同期チャネルの候補を検出する手段と、
    前記複数の二次同期チャネルの候補に基づいて、二次同期チャネルの検出を行う手段と
    を有することを特徴とするユーザ装置。
  12. 請求項11に記載のユーザ装置において、
    複数の二次同期チャネルの候補には、最大の相関値を有する二次同期チャネルが含まれ、
    前記二次同期チャネルの相関検出を行う手段は、該最大の相関値を有する二次同期チャネルに基づいて、相関を検出し、
    前記二次同期チャネルの検出を行う手段は、該最大の相関値を有する二次同期チャネルに基づいて検出された相関値が二次同期チャネルの候補に基づいて検出された相関値以上である場合に、該最大の相関値を有する二次同期チャネルを出力することを特徴とするユーザ装置。
  13. 請求項11に記載のユーザ装置において、
    複数の二次同期チャネルの候補には、最大の相関値を有する二次同期チャネルが含まれ、
    前記二次同期チャネルの相関検出を行う手段は、該最大の相関値を有する二次同期チャネルに基づいて、相関を検出し、
    前記二次同期チャネルの検出を行う手段は、該最大の相関値を有する二次同期チャネルに基づいて検出された相関値が二次同期チャネルの候補に基づいて検出された相関値未満である場合に、該相関値に基づいて検出された二次同期チャネルを出力することを特徴とするユーザ装置。
  14. 請求項11ないし13のいずれか1項に記載のユーザ装置において、
    前記複数の二次同期チャネルの候補を検出する手段は、同期チャネルのシンボルタイミングに基づいて二次同期チャネルの相関を検出する場合に、該相関信号の同相加算平均を求めることを特徴とするユーザ装置。
  15. 請求項11ないし14のいずれか1項に記載のユーザ装置において、
    前記複数の二次同期チャネルの候補を検出する手段は、同期チャネルのシンボルタイミングに基づいて二次同期チャネルの相関を検出する場合に、該二次同期チャネルの相関値に基づいて所定数を選択し、該選択された所定数の二次同期チャネルに基づいて相関信号の同相加算平均を求めることを特徴とするユーザ装置。
  16. 請求項11ないし15のいずれか1項に記載のユーザ装置において、
    前記複数の二次同期チャネルの候補を検出する手段は、相関値の最大値から、所定の閾値以下の相関値以上となる相関値に対応する二次同期チャネルを検出することを特徴するユーザ装置。
  17. 請求項16に記載のユーザ装置において、
    前記閾値は、当該ユーザ装置が初期セルサーチを行う場合、周辺セルサーチを行う場合に応じて決定されることを特徴とするユーザ装置。
  18. 請求項16に記載のユーザ装置において、
    前記閾値は、同期チャネルを送信する基地局装置が、基地局間同期しているか否かに応じて決定されることを特徴とするユーザ装置。
  19. 一次同期チャネルと二次同期チャネルとを含む同期チャネルを用いてセルサーチを行うユーザ装置におけるセルサーチ方法であって、
    同期チャネルを含む信号を受信するステップと、
    前記受信するステップにおいて受信された信号と一次同期チャネルのレプリカ信号との時間領域の相関を検出し、該相関に基づいて、同期チャネルから複数の同期信号のシンボルタイミングの候補を検出するステップと、
    前記複数の同期信号のシンボルタイミングの候補に基づいて、二次同期チャネルの相関検出を行うステップと、
    前記相関検出の結果に基づいて、二次同期チャネルの検出を行うステップと
    を有することを特徴とするセルサーチ方法。
  20. 一次同期チャネルと二次同期チャネルとを含む同期チャネルを用いてセルサーチを行うユーザ装置におけるセルサーチ方法であって、
    同期チャネルを含む信号を受信するステップと、
    前記受信するステップにおいて受信された信号と一次同期チャネルのレプリカ信号との時間領域の相関を検出し、該相関に基づいて、同期チャネルから同期信号のシンボルタイミングの候補を検出するステップと、
    前記同期信号のシンボルタイミングの候補に基づいて、二次同期チャネルの相関検出を行い、複数の二次同期チャネルの候補を検出するステップと、
    前記複数の二次同期チャネルの候補に基づいて、二次同期チャネルの検出を行うステップと
    を有することを特徴とするセルサーチ方法。
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