JP2010041233A - 検波回路及び無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な回路でありながら高周波電力増幅器の負荷変動や変調波モードの違いにも追従して正確な電力レベルを表示でき、かつ、高周波電力増幅器への内蔵が容易な検波回路、及びその検波回路を用いた無線通信システムを提供する。
【解決手段】バイアス回路6からの電流の一部を検出する検出用抵抗11と、検出用抵抗11を介して得られた電流を電圧に変換する電流−電圧変換回路12とを有する。増幅用トランジスタ1に供給されるバイアス回路6の電流を検出しているため、高周波電力増幅器の負荷が変動した場合には増幅用トランジスタ1の出力電流が変わり、それに比例して入力電流及びバイアス回路電流も変わるので、検波出力電圧は高周波電力増幅器の負荷の変化に追従することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯電話機等の無線通信システムで使用される高周波電力増幅器に接続される検波回路に関するものである。より詳しくは、無線通信システムにおいて出力電力レベルを制御するために高周波電力増幅器の動作電流を検出する電流検波に関する。
一般に、携帯電話等の移動体通信端末では、ベースバンド回路又はマイクロプロセッサ等の制御回路からの送信要求レベルに応じて高周波電力増幅器の増幅率を制御しなければならないため、高周波電力増幅器又はアンテナの出力電力を検出している。その出力レベルは、一般にカプラ等の結合素子を介して検波回路内で処理され、電圧値に置き換えられて、制御回路等にフィードバックされる(例えば、特許文献1を参照)。
検波回路は、これまで高周波電力増幅器とは別の半導体集積回路として構成されることが多かったが、近年の部品点数削減要望から、高周波電力増幅器に内蔵される傾向にある。
検波回路は、その検出するものによって電力検出、電圧検出、及び電流検出に分類することができる。以下、従来の検波回路について、図面を参照しながら説明する。図12は、特許文献2に示されている従来の電力検出タイプの検波回路を説明する図である。
図12において、増幅用トランジスタ1は、ベースに入力マッチング回路2が、コレクタに出力マッチング回路3が、それぞれ接続される。入力マッチング回路2には、入力端子4(Vin)が接続される。出力マッチング回路3には、出力端子5(Vout)が接続される。増幅用トランジスタ1のベースには、バイアスを供給するためのバイアス回路6が接続される。また、増幅用トランジスタ1と並列に検出用トランジスタ7が接続され、そのコレクタには二乗平均回路8が接続されている。この検出用トランジスタ7及び二乗平均回路8が検波回路10を構成する。この検出用トランジスタ7には、増幅用トランジスタ1よりも小さいサイズのトランジスタが用いられる。
次に、従来の検波回路10の動作について説明する。
入力端子4から入ってきた高周波信号(RF信号)は、増幅用トランジスタ1と同時に検出用トランジスタ7に入力される。従って、検出用トランジスタ7の出力には、検出用トランジスタ7で増幅された信号が出力される。
ここで、検出用トランジスタ7の出力を直接利用する場合、出力信号が時間的に変動するために、平均電力に対して正確な測定値が得られない。このため、検出用トランジスタ7の出力に二乗平均回路8を接続することで、検出用トランジスタ7の出力電流の二乗に比例する電圧を生成した後、生成された電圧を平均化する。増幅用トランジスタ1と検出用トランジスタ7とは同じデバイスであるため、検波出力端子9で得られる出力電圧VDETは、増幅用トランジスタ1の電力レベルに正比例し、また電力レベルが増幅用トランジスタ1の電流レベルの二乗平均に比例する。従って、二乗平均回路8を用いない場合と比べて電力レベルをより正確に表すことができる。
特開2001−16116号公報 特表2003−531547号公報 特許第3847756号明細書
しかしながら、上記従来の検波回路10では、増幅用トランジスタ1への入力電力を検出しているため、高周波電力増幅器の負荷インピーダンスが外的な要因により変動した場合は、その変化に追従できず、正しい電力レベルを表すことができない。
また、近年のデジタル無線通信システムでは、Release99、HSDPA、HSUPAのように様々なピークアベレージ比の変調波信号を扱うが、変調波信号のピークアベレージが変わると高周波電力増幅器の1dB利得圧縮時パワー(P1dB)が変わる。実際の高周波電力増幅器は複数段であるため、このP1dBの変化が後段での歪み度合いの違いとなり、変調波信号によって入出力特性が変化する。このように、入力電力レベルを検出する方法では正しい電力を得られない。
一方、一般的に増幅用トランジスタ1の出力電力レベルを検出する場合は、カプラ等の結合素子が必要になるため、回路規模が大きくなり高周波電力増幅器への内蔵は困難となる。加えて、そのような結合素子では損失が発生するために、大きさ及び性能面で不利である。
それ故に、本発明の目的は、簡単な回路でありながら高周波電力増幅器の負荷変動や変調波信号のピークアベレージ比の違いにも追従して正確な電力レベルを表示でき、かつ、高周波電力増幅器への内蔵が容易な検波回路、及びその検波回路を用いた無線通信システムを提供することである。
本発明は、増幅用トランジスタと、増幅用トランジスタにバイアスを供給するバイアス回路から構成される電力増幅回路に用いられる検波回路に向けられている。そして、上記目的を達成するために、本発明の検波回の一態様は、バイアス回路と増幅用トランジスタのベースとの接続点に一方端が接続され、バイアス回路から供給されるバイアス電流の一部を検知する抵抗と、抵抗の他方端と接続され、抵抗を介した電流を電圧に変換する電流―電圧変換回路とを備える。電流―電圧変換回路には、バイポーラトランジスタか電界効果トランジスタが用いられる。
また、別の一態様としては、増幅用トランジスタのベースにバイアス電流を供給するバイアス回路のエミッタフォロアトランジスタとコレクタ及びベースが接続された電流分配用トランジスタを備えて、抵抗の一方端を電流分配用トランジスタのエミッタに接続して、電流分配用トランジスタから供給されるエミッタ電流の一部を検知する。
上記検波回路は、高周波信号を増幅する前段増幅回路と、前段増幅回路からの出力を更に増幅する後段増幅回路と、前段増幅回路の入力側にバイアス電流を供給する前段バイアス回路と、後段増幅回路の入力側にバイアス電流を供給する後段バイアス回路とを備える、2段の増幅回路で構成される高周波電力増幅器を使用する無線通信システムに用いることができ、前段バイアス回路及び後段バイアス回路の一方又は両方に接続される。
なお、検波回路の出力電圧値に応じて、前段バイアス回路及び後段バイアス回路のバイアス電流を制御する制御回路をさらに備えることも可能である。また、前段増幅回路及び後段増幅回路の出力側に電圧を供給するDC−DCコンバータを備える場合、制御回路は、DC−DCコンバータからの出力電圧を制御することもできる。
上記本発明によれば、負荷変動や変調波モードの違いにも追従して正確な電力レベルを表示でき、かつ、高周波電力増幅器への内蔵が容易になるという優れた効果を発揮する。
また、電流の検出先となるトランジスタをバイアス供給用トランジスタと分けることにより、電力検出範囲(ダイナミックレンジ)を広くすることができるという別の優れた効果を発揮する。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、発明を実施するための最良の形態を説明する全図において、従来の検波回路と同一の構成要素及び同一の機能を有するものには、同一の符号を付してその説明は省略する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る検波回路10の概略構成を示す図である。図1において、増幅用トランジスタ1のベースには、入力マッチング回路2の一方端及び増幅用トランジスタ1にバイアスを供給するバイアス回路6が接続されている。増幅用トランジスタ1のコレクタには出力マッチング回路3の一方端が接続されている。入力マッチング回路2の他方端には、入力端子4が接続され、出力マッチング回路3の他方端には出力端子5が接続される。
検波回路10は、増幅用トランジスタ1のベースに接続され、検出用抵抗11及び電流−電圧変換回路12で構成される。検出用抵抗11は、バイアス回路6と前記増幅用トランジスタのベースとの接続点に一方端が接続され、バイアス回路6から流出するバイアス電流の一部を検知する。電流−電圧変換回路12は、検出用抵抗11の他方端と接続され、検出用抵抗11を介したバイアス電流の一部を電圧に変換する。
次に、本発明の第1の実施形態に係る検波回路10の動作について説明する。
バイアス回路6から増幅用トランジスタ1に供給されるバイアス電流は、増幅用トランジスタ1に所望のコレクタ電流が流れるように設定されている。また、高周波信号は、入力端子4から入力され、増幅用トランジスタ1で増幅された後、出力端子5から出力される。入力端子4から入ってくる高周波信号の電力が高くなると、増幅用トランジスタ1のベース電圧が大きく振られるようなり、それに従ってバイアス回路6から増幅用トランジスタ1に供給されるバイアス電流も大きく変化する。
これと同時に、検波回路10の検出用抵抗11に流れ込むバイアス電流の一部も追従して大きく変化する。この電流を、電流−電圧変換回路12で電圧に変換する。最終的に必要な電圧はDC電圧であるため、平滑化回路(図示せず)を介して、検波出力端子9に現れる電圧を検出する。このように、入力電力レベルと1対1で対応した検波電圧が規定される。
ここで、検出用抵抗11の設定範囲の一例について説明する。
検波回路10に流れ込む電流の大小によって、電流−電圧変換回路12から出力される電圧が変わる。通常、検波回路10からの出力電圧は、RF−ICやベースバンドICのA/Dコンバータに接続することでしかるべき制御を行うが、これらのICに与える電源電圧による制約から最大で2.4V程度である。また、RF信号無入力時のバイアス電流が小さいほどダイナミックレンジが広く取れる。このような理由により、検出用抵抗11は数kΩ程度が望ましく、低い場合で1kΩ、高い場合で10kΩに設定される。従って、高インピーダンスで検波回路10が構成されているため、増幅用トランジスタ1に与える影響は少ない。
図2に、本発明の第1の実施形態に係る検波回路10として、電流−電圧変換回路12にバイポーラトランジスタを用いた詳細な回路例を示す。図2には、併せてバイアス回路6の詳細な一例(特許文献3を参照)も示してある。
バイアス回路6は、バイポーラトランジスタ13〜15、抵抗16〜19、電源端子20、及び21で構成されている。バイポーラトランジスタ13のエミッタは、抵抗22を介して増幅用トランジスタ1のベースに接続される。抵抗22は、回路の安定化のために用いられる抵抗である。このバイアス回路6の動作は、特許文献3に記載されているので省略する。
図2に例示する検波回路10は、電流−電圧変換回路12にエミッタが接地されたバイポーラトランジスタ23を使用している。バイポーラトランジスタ23のベースは、検出用抵抗11を介してバイアス回路6のバイポーラトランジスタ13のエミッタと接続されている。バイポーラトランジスタ23のコレクタは、抵抗24を介してバイアス回路6の電源端子21に接続されると同時に、検波出力端子9と接続される。検波電圧をDC成分のみとするために、抵抗25及び容量26が並列接続された平滑化回路が検波出力端子9と並列に接続される。
図3は、第1の実施形態において、増幅用トランジスタ1の出力電力レベルと検波電圧との関係を示す図である。一例として、増幅用トランジスタ1へのRF周波数は2GHz、電源電圧は3.5Vとした。このように、出力電力レベルと検波電圧とは、正の相関関係が得られていることがわかる。
なお、バイアス回路6としては、図4に例示されるように、温度補償用としてベース−コレクタ間がショートされたバイポーラトランジスタ27及び28を2段接続し、バイポーラトランジスタ13のベースに接続した回路を用いてもよい。高周波電力増幅器として優れた受信帯域雑音特性が求められる場合、また、より高出力での動作が求められる場合には、この図4に示すバイアス回路6のほうが望ましい。
また、検波回路10の電流−電圧変換回路12に、バイポーラトランジスタ23の代わりとして図5に例示される電界効果トランジスタ29を用いてもよい。電界効果トランジスタ29を用いる場合、飽和領域で電流−電圧特性を近似的に二乗特性で表すことができるので、入力電力−検波電圧の関係を二乗曲線にさせたいときに用いられる。
(第2の実施形態)
図6は、本発明の第2の実施形態に係る検波回路10の詳細な回路例を示す図である。この第2の実施形態は、上記第1の実施形態の図2に示した検波回路10と、バイポーラトランジスタ23から電圧検出する部分をコレクタからエミッタに変えていることが異なる。これ以外の構成は、上記第1の実施形態で説明した動作と基本的に同じであるため、詳しい説明を省略する。
第2の実施形態では、バイポーラトランジスタ23はエミッタフォロアとなる。そのため、電力利得が低くかつ入力インピーダンスが高く出力インピーダンスが低いという特徴を有しているので、インピーダンス変換器(緩衝増幅器)としての役割を果たしている。従って、検波電圧を低く抑えたい場合や検波出力端子9においてバイアス回路6のインピーダンス変動の影響を軽減したい場合は、第2の実施形態に係る検波回路10を用いることが望ましい。なお、第1の実施形態でも述べたように電流−電圧変換回路12として、バイポーラトランジスタ23の代わりに電界効果トランジスタ29を用いてもよい。
(第3の実施形態)
図7は、本発明の第3の実施形態に係る検波回路10の詳細な回路例を示す図である。この第3の実施形態は、上記第1の実施形態の図2に示した検波回路10と、抵抗31、32、及び電流分配用トランジスタ30を加え、検波回路10の接続を電流分配用トランジスタ30のエミッタに変えたことが異なる。これ以外の構成は、上記第1の実施形態で説明した動作と基本的に同じであるため、詳しい説明を省略する。
電流供給トランジスタ30のベースは、抵抗31を介してバイポーラトランジスタ13のベースと接続される。電流分配用トランジスタ30のコレクタは、バイポーラトランジスタ13のコレクタと接続されている。電流分配用トランジスタ30のエミッタは、抵抗32で接地されると共に、検出用抵抗11を介してバイポーラトランジスタ23のベースに接続される。
第3の実施形態では、検出回路10で検出する電流は、増幅用トランジスタ1にバイアス電流を供給しているバイポーラトランジスタ13からのものではない。このように検波回路10に接続するトランジスタとバイアスを供給するトランジスタとを分離することにより、検波回路10を設けることによるバイアス回路6への影響(例えば、損失及び安定性)が少なくなり、かつ、検出電流の最小値を増幅用トランジスタ1のバイアス電流に関係なく設定できる。これにより、電力検出範囲(ダイナミックレンジ)を広く設定することができる。
ここで、抵抗31及び32の設定範囲の一例について説明する。
抵抗31は、バイポーラトランジスタ13のベースへの高周波的な影響を防ぐために数10Ωから数100Ωが望ましいが、場合によっては、例えばバイポーラトランジスタ13のベースを容量で高周波的に接地する場合(図示せず)0Ωでも構わない。また、抵抗32は、電流分配用トランジスタ30のコレクタ電流を減らすため、低い場合で1kΩ、高い場合で10kΩ程度に設定される。
なお、第3の実施形態は、図2に示した構成に抵抗31、32、及び電流分配用トランジスタ30を加えた例を説明したが、図4〜図6に示す構成に抵抗31、32、及び電流分配用トランジスタ30を加えても、同様の効果が得られることは言うまでもない。
(本発明の検波回路を用いた無線通信システムの構成例)
図8〜図11は、本発明の第1〜第3の実施形態に係る検波回路10のいずれかを用いた無線通信システムの構成例を示す図である。
図8に示す構成では、高周波電力増幅器は、前段増幅回路33及び後段増幅回路34の2段アンプで構成される。前段増幅回路33の入力には、入力マッチング回路2が、後段増幅回路34の出力には出力マッチング回路3が接続されている。また、前段増幅回路33には、前段バイアス回路6aが、後段増幅回路34には、後段バイアス回路6bがそれぞれ接続されており、前段増幅回路33及び後段増幅回路34にバイアス電流を供給している。検波回路10は、後段バイアス回路6bに接続される。さらに、前段増幅回路33及び後段増幅回路34には、DC−DCコンバータ35が接続され、電池(図示せず)からの電圧を降圧又は昇圧して前段増幅回路33及び後段増幅回路34に供給している。
図9に示す構成は、図8に示す高周波電力増幅器の構成に、検波電圧を読み込んで出力電力を直接制御する制御回路36を、さらに加えた構成である。後段バイアス回路6bに接続された検波回路10からの出力電圧は、制御回路36に印加され、その出力は前段バイアス回路6a、後段バイアス回路6b、及びDC−DCコンバータ35の制御端子に接続される。制御回路36では、目的に応じて必要な演算処理が行われる。
具体的に、制御回路36は、例えば高周波電力増幅器からの出力電力が常に一定レベルになるよう、検波電圧が高いときにはバイアス回路6a及び6bへの供給電圧を下げる、あるいはDC−DCコンバータ35からの出力電圧を下げるというフィードバックをかけるというような処理を行う。
又は、予め出力電力レベルと検波電圧との関係をルック・アップ・テーブル(LUT)のようなメモリに記憶させておき、所望の出力電力レベルすなわち検波電圧になるようにバイアス回路6a及び6bへの供給電圧やDC−DCコンバータ35からの出力電圧を調整する。
なお、この図9では、検波回路10を後段バイアス回路6bに接続した例を説明したが、図10に示すように前段バイアス回路6aに接続してもよい。ただし、この場合は、前段増幅回路33への入力パワーが大きい(例えば、10dBm以上)や接続先であるRF−ICやベースバンドICでのA/Dコンバータの検出電圧精度が高い場合に限定される。
また、図11に示すように、前段バイアス回路6a及び後段バイアス回路6bの両方に、検波回路10a及び10bを接続してもよい。これは、例えば、前段バイアス回路6a及び後段バイアス回路6bのオン/オフの切り替えによって前段増幅回路33と後段増幅回路34とを同時に動作させない使い方をするときに有効である。
本発明の検波回路は、携帯電話機等の無線通信システムで使用される高周波電力増幅器等に利用可能であり、特にカプラ等の結合素子を使わない簡単な回路でありながら、負荷変動や変調波モードの違いにも追従して正確な電力レベルを表示したい場合等に適している。
本発明の第1の実施形態に係る検波回路の概略構成を示す図 本発明の第1の実施形態に係る検波回路の詳細な回路例 第1の実施形態の増幅用トランジスタにおける出力電力レベルと検波電圧との関係を示す図 本発明の第1の実施形態に係る検波回路の他の詳細な回路例 本発明の第1の実施形態に係る検波回路の他の詳細な回路例 本発明の第2の実施形態に係る検波回路の詳細な回路例 本発明の第3の実施形態に係る検波回路の詳細な回路例 本発明の検波回路を用いた無線通信システムの概略構成を示す図 本発明の検波回路を用いた無線通信システムの他の概略構成を示す図 本発明の検波回路を用いた無線通信システムの他の概略構成を示す図 本発明の検波回路を用いた無線通信システムの他の概略構成を示す図 従来の検波回路の概略構成を示す図
符号の説明
1 増幅用トランジスタ
2 入力マッチング回路
3 出力マッチング回路
4 入力端子
5 出力端子
6、6a、6b バイアス回路
7 検出用トランジスタ
8 二乗平均回路
9、9a、9b 検波出力端子
10、10a、10b 検波回路
11 検出用抵抗
12 電流−電圧変換回路
13〜15、23、27、28、30 バイポーラトランジスタ
16〜19、22、24、25、31、32 抵抗
20、21 電源端子
26 容量
29 電界効果トランジスタ
33、34 増幅回路
35 DC−DCコンバータ
36 制御回路

Claims (11)

  1. 増幅用トランジスタと、当該増幅用トランジスタにバイアスを供給するバイアス回路から構成される電力増幅回路に用いられる検波回路であって、
    前記バイアス回路と前記増幅用トランジスタのベースとの接続点に一方端が接続され、前記バイアス回路から供給されるバイアス電流の一部を検知する抵抗と、
    前記抵抗の他方端と接続され、前記抵抗を介した電流を電圧に変換する電流―電圧変換回路とを備える、検波回路。
  2. 前記電流―電圧変換回路は、バイポーラトランジスタを用いていることを特徴とする、請求項1に記載の検波回路。
  3. 前記電流―電圧変換回路は、電界効果トランジスタを用いていることを特徴とする、請求項1に記載の検波回路。
  4. 増幅用トランジスタと、当該増幅用トランジスタにバイアスを供給するバイアス回路から構成される電力増幅回路に用いられる検波回路であって、
    前記増幅用トランジスタのベースにバイアス電流を供給する前記バイアス回路のエミッタフォロアトランジスタとコレクタ及びベースが接続された電流分配用トランジスタと、
    前記電流分配用トランジスタのエミッタに一方端が接続され、前記電流分配用トランジスタから供給されるエミッタ電流の一部を検知する抵抗と、
    前記抵抗の他方端と接続され、前記抵抗を介した電流を電圧に変換する電流―電圧変換回路とを備える、検波回路。
  5. 前記電流―電圧変換回路は、バイポーラトランジスタを用いていることを特徴とする、請求項4に記載の検波回路。
  6. 前記電流―電圧変換回路は、電界効果トランジスタを用いていることを特徴とする、請求項4に記載の検波回路。
  7. 2段の増幅回路で構成される高周波電力増幅器を使用する無線通信システムであって、
    高周波信号を増幅する前段増幅回路と、
    前記前段増幅回路からの出力を更に増幅する後段増幅回路と、
    前記前段増幅回路の入力側にバイアス電流を供給する前段バイアス回路と、
    前記後段増幅回路の入力側にバイアス電流を供給する後段バイアス回路と、
    前記前段バイアス回路に接続される請求項1〜6のいずれかに記載の検波回路とを備える、無線通信システム。
  8. 2段の増幅回路で構成される高周波電力増幅器を使用する無線通信システムであって、
    高周波信号を増幅する前段増幅回路と、
    前記前段増幅回路からの出力を更に増幅する後段増幅回路と、
    前記前段増幅回路の入力側にバイアス電流を供給する前段バイアス回路と、
    前記後段増幅回路の入力側にバイアス電流を供給する後段バイアス回路と、
    前記後段バイアス回路に接続される請求項1〜6のいずれかに記載の検波回路とを備える、無線通信システム。
  9. 2段の増幅回路で構成される高周波電力増幅器を使用する無線通信システムであって、
    高周波信号を増幅する前段増幅回路と、
    前記前段増幅回路からの出力を更に増幅する後段増幅回路と、
    前記前段増幅回路の入力側にバイアス電流を供給する前段バイアス回路と、
    前記後段増幅回路の入力側にバイアス電流を供給する後段バイアス回路と、
    前記前段バイアス回路に接続される請求項1〜6のいずれかに記載の第1の検波回路と、
    前記後段バイアス回路に接続される請求項1〜6のいずれかに記載の第2の検波回路とを備える、無線通信システム。
  10. 2段の増幅回路で構成される高周波電力増幅器を使用する無線通信システムであって、
    高周波信号を増幅する前段増幅回路と、
    前記前段増幅回路からの出力を更に増幅する後段増幅回路と、
    前記前段増幅回路の入力側にバイアス電流を供給する前段バイアス回路と、
    前記後段増幅回路の入力側にバイアス電流を供給する後段バイアス回路と、
    前記後段バイアス回路に接続される請求項1〜6のいずれかに記載の検波回路と、
    前記検波回路の出力電圧値に応じて、前記前段バイアス回路及び前記後段バイアス回路のバイアス電流を制御する制御回路とを備える、無線通信システム。
  11. 2段の増幅回路で構成される高周波電力増幅器を使用する無線通信システムであって、
    高周波信号を増幅する前段増幅回路と、
    前記前段増幅回路からの出力を更に増幅する後段増幅回路と、
    前記前段増幅回路及び前記後段増幅回路の出力側に電圧を供給するDC−DCコンバータと、
    前記前段増幅回路の入力側にバイアス電流を供給する前段バイアス回路と、
    前記後段増幅回路の入力側にバイアス電流を供給する後段バイアス回路と、
    前記後段バイアス回路に接続される請求項1〜6のいずれかに記載の検波回路と、
    前記検波回路の出力電圧値に応じて、前記前段バイアス回路及び前記後段バイアス回路のバイアス電流、及び前記DC−DCコンバータからの出力電圧を制御する制御回路とを備える、無線通信システム。
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