JP2010039937A - 煙感知器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、煙検知室内に構成される光学部材の設置位置を、その光学部材の煙量の検知部分に対する塵埃の堆積を防ぐ位置とする煙感知器を提案することを目的とする。
【解決手段】煙感知器を壁面上に設置したとき、光学基台1に構成される検知室において、感煙領域Sが発光部7及び受光部8それぞれに対して床側に配置される。これにより、発光部7の発光面及び受光部8の受光面のそれぞれが天井面を向かないように、発光部7及び受光部8の位置が決定される。よって、発光部7の発光面及び受光部8の受光面のそれぞれへの塵埃の堆積を防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、煙に反応して火災を検知する煙感知器に関し、詳しくは煙検知室に流入してきた煙に発光部の光をあて、煙の粒子によって散乱された散乱光を受光部で受光させて、火災を検知するようにした光電式の煙感知器に関する。
従来より、煙感知器は、複数のラビリンス壁を周設した検知室内に、発光部を設けるとともに、この発光部から発せられた光を直接受光しない位置に受光部を設けて、感煙領域を構成する(特許文献1参照)。そして、この煙感知器として、ラビリンス壁間の空隙に形成された煙流入口を通って感煙領域に流入して来た煙による散乱光を受光部で受光させ、これを受光信号として閾値を超えたときに火災発報信号を出力して火災警報を行う火災警報器が知られている。
この従来の煙感知器の構成について、図5を参照にして簡単に説明する。図5に示す煙感知器100は、LEDなどの発光素子が配設された発光部110と、受光素子が配設された受光部120とを備える。この発光部110と受光部120とは、それぞれの光軸が同一水平面上で角度をもって交差するように、配置される。これにより、発光部110が、検知室の略中央部分にある感煙領域Sに侵入した煙粒子に光を照射する。そして、感煙領域Sで散乱した散乱光を受光した受光部120は、受光した光の光量を受光信号に変換する。
この煙感知器は、発光部110から受光部120に直接入光しないようにするための遮光壁(遮光用支柱)130を更に備え、この遮光壁130の長さ寸法と位置は、発光部110からの投光の障害にならないように規定されている。又、検知室の周囲には、煙の侵入は許容し、外光の侵入を防止する複数のラビリンス壁140が設けられる。この複数のラビリンス壁140間の空隙によって、検知室内へ煙を流入させる煙流入口が形成される。そして、このような構成となる煙感知器100は、発光部110と受光部120と遮光壁130を備えた光電基台150と、複数のラビリンス壁140を形成したラビリンス筒体141とを組み合わせて構成される。
特開平9−231485号公報
ところで、従来の煙感知器は、室内の煙量の検出を行うために、煙量の検出対象となる室内の天井面又は壁面に設置される。特に、火災警報器として利用される場合は、火災により熱対流が発生するため、煙感知器を室内の天井面又は壁面に設置することで、熱対流に沿って流れる煙が、煙感知器内に流入しやすくなる。しかしながら、図5に示す煙感知器100のように、従来の煙感知器は、発光部110及び受光部120それぞれの光軸が交差するように形成される。
そのため、煙感知器100を壁面に設置した場合に、発光部110の発光面や受光部120の受光面が天井側を向いた、図6に示すような状態で、その煙感知器100が固定設置される場合がある。尚、図6は、煙感知器100における検知室内の状態を示す概略図である。このように、検知室内が図6のような状態で煙感知器100が固定設置された場合、発光部110の発光面や受光部120の受光面が天井側を向いているため、検知室内に流入した塵埃が、発光部110の発光面や受光部120の受光面に堆積する恐れがある。この発光部110の発光面又は受光部120の受光面への塵埃の堆積が、発光部110の発光量又は受光部120の受光量に影響を与えるため、結果、煙感知器100の煙量の検知能力が低下してしまう。
このような問題を鑑みて、本発明は、煙検知室内に構成される光学部材の設置位置を、その光学部材の煙量の検知部分に対する塵埃の堆積を防ぐ位置とする煙感知器を提案することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の煙感知器は、煙が流入する検知室と、該検知室内に光を照射する発光部と、該発光部からの光に基づく散乱光を受光する受光部と、を備え、前記検知室内に流入された煙に前記発光部からの光が照射されて発生する散乱光を前記受光部が受光し、当該受光部による受光量を煙量として検出する煙感知器において、前記発光部の発光面が、水平方向又は水平方向よりも床面側となる方向に光を照射する方向を向くことを特徴とする。
このような煙感知器が壁面に設置されるとき、前記発光部の発光面が天井面を向くことが防止されることで、当該発光部の発光面に塵埃が堆積することを防止できる。又、煙感知器を構成する筐体において、操作部や音孔などの必要な構造を目印として、前記発光部の発光面の向きが認識されるものとしてもよい。
又、本発明の煙感知器は、煙が流入する検知室と、該検知室内に光を照射する発光部と、該発光部からの光に基づく散乱光を受光する受光部と、を備え、前記検知室内に流入された煙に前記発光部からの光が照射されて発生する散乱光を前記受光部が受光し、当該受光部による受光量を煙量として検出する煙感知器において、前記受光部の受光面が、水平方向又は水平方向よりも床面側からの光を受光する方向を向くことを特徴とする。
このような煙感知器が壁面に設置されるとき、前記受光部の受光面が天井面を向くことが防止されることで、当該受光部の受光面に塵埃が堆積することを防止できる。又、煙感知器を構成する筐体において、操作部や音孔などの必要な構造を目印として、前記受光部の受光面の向きが認識されるものとしてもよい。
更に、本発明の煙感知器は、煙が流入する検知室と、該検知室内に光を照射する発光部と、該発光部からの光に基づく散乱光を受光する受光部と、を備え、前記検知室内に流入された煙に前記発光部からの光が照射されて発生する散乱光を前記受光部が受光し、当該受光部による受光量を煙量として検出する煙感知器において、前記発光部の発光面が、水平方向又は水平方向よりも床面側となる方向に光を照射する方向を向き、且つ、前記受光部の受光面が、水平方向又は水平方向よりも床面側からの光を受光する方向を向くことを特徴とする。
これらの煙感知器において、前記煙室内に流入した煙による散乱光が発生する感煙領域に設置されて、前記発光部からの光の前記受光部への直接の入光を防ぐ遮光壁を、更に備えるとき、前記遮光壁の前記感煙領域側の面が床面側を向くものとする。
本発明によると、煙量を検知するための光学部材における煙検知に最も影響を与える部分が天井面を向くことを防がれる。これにより、煙量を検知するための光学部材における煙検知に最も影響を与える部分への塵埃の堆積を防止できるため、煙検知能力の低下が抑制される。更に、この光学部材への塵埃の堆積の防止により、塵埃が堆積された場合に発生する迷光や意図しない方向への光の反射なども抑制できる。
<第1の実施形態>
本発明における第1の実施形態となる煙感知器について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態の煙感知器を壁面に設置したときの検知室内の状態を示す概略図であり、図2は、本実施形態の煙感知器の構成を示す分解斜視図である。尚、図1に示す概略図において、紙面を壁面と平行な面とするとともに、紙面上側を天井面側とする一方、紙面下側を床面とする。又、図1に示す概略図において、壁面設置となる煙感知器における検知室内部の状態を明確にするため、検知室についてはその断面を示す。更に、本実施形態では、煙感知器として、火災警報の出力を行う図2のような構成の火災警報器を例に挙げて説明する。
図1に示すように、本実施形態の煙感知器は、検知室を形成するラビリンス壁12などを備えた光学基台1と、光学基台1の外周側を覆う防虫カバー3と、光学基台1上に形成される検知室を保護するために防虫カバー3の更に外周を覆う保護カバー5と、保護カバー5に覆われた検知部を壁面と反対側に突出させるとともに壁面に固定設置される筐体6と、を備える。そして、防虫カバー3及び保護カバー5に覆われた光学基台1は、壁面に対向した面を形成する底板11を備え、この底板11の壁面と反対側となる面上に光学部材が配置され、煙検知を行うための検知室が形成される。
この光学基台1の底板11上の検知室は、底板11の外縁側に周設される複数のラビリンス壁12と、底板11の内側の感煙領域S側にスリットを設けた収容部13に発光ダイオードLを収納した発光部7と、底板11の内側の感煙領域S側にスリットを設けた収容部14にフォトダイオードPDを収納した発光部8と、発光部7から照射される光が直接受光部8で受光されることを防ぐための遮光壁(遮光柱)15とによって構成される。検知室において、発光部7における発光ダイオードLにより照射される光の光軸と、受光部8におけるフォトダイオードPDにより受光される光の光軸とが、互いに交差するように、発光部7及び受光部8の設置位置が決定される。
又、発光部7の収容部13における発光面側に設けられたスリットにより、発光部7による発光範囲が設定されるとともに、受光部8の収容部14における受光面側に設けられたスリットにより、受光部8による受光範囲が設定される。そして、発光部7から発光される光の光軸と受光部8で受光される光の光軸とが交差する位置に形成される感煙領域Sが、収容部13,14それぞれに設けられたスリットの大きさに基づく発光範囲及び受光範囲の重なる領域に設定される。又、発光部7による発光範囲と受光部8による受光範囲の重なる領域の一部に遮光壁15が設置されて、この遮光壁15が、発光部7から直接受光部8に到達することを防止する。
このように検知室が光学基台1上に形成されるとき、保護カバー5及び防虫カバー3を通じて流入する煙は、周設されたラビリンス壁12の隙間により形成される煙流路を通過して、ラビリンス壁12の内側端に囲まれた領域に形成される感煙領域Sに誘導される。このとき、発光部7から感煙領域Sに向かって発光ダイオードLからの光が照射されるため、感煙領域Sに誘導された煙により散乱光が発生する。そして、この感煙領域Sに発生した散乱光が受光部8のフォトダイオードPDにより受光されると、フォトダイオードPDによる光電変換動作により、煙量に応じた受光量を現す電気信号が出力される。
更に、図1に示す煙感知器を火災警報器とした場合の構成について、図2の分解斜視図を参照して以下に説明する。図2の煙感知器は、底板11にラビリンス壁12及び収容部13,14及び遮光壁15が立設された光学基台1と、発光ダイオードL及びフォトダイオードPDの光学系素子や各種回路部品が実装される回路基板2と、光学基台11に形成される検知室の内部に虫や埃などが侵入するのを防止する防虫カバー3と、火災を検知したときに警報音を鳴動する板状のスピーカ4と、スピーカ4及び防虫カバー3を囲う保護カバー5と、回路基板2を内蔵する筐体6とを、備える。
筐体6は、その裏面が設置面に当接されて固定される略円盤状の基台60と、この基台60の外周縁より設置面から離れる方向に突出させたリング状の側壁61と、この側壁61における基台60に覆われる端部と逆側の端部を覆う略円盤状の主部62とを有する。この筐体6における主部62は、側壁61との接続部分から中心に向かって、設置面と逆方向に盛り上がった形状となり、その中心部分には円状の開口部63が形成される。又、回路基板2上に実装された回路と電気的に接続された操作釦64が、筐体6の主部62における開口部63周辺の表面から外部に表出する。
このような構成の筐体6に対して、その内部に回路基板2が収容されるとともに、光学基台1、防虫カバー3、及びスピーカ4が収容された保護カバー5を筐体6の開口部63に挿入することで、主部62の開口部63より突出した状態に組み付けられる。そして、筐体6内部に設置される回路基板2には、光学基台1と対向する面に、発光素子を構成する発光ダイオードLと、受光素子を構成するフォトダイオードPDとが実装されるとともに、各部の動作を制御する制御回路などの複数の回路部品が搭載される。
光学基台1は、底板11の収容部13,14の設置位置に貫通穴を備え、この底板11に設けた貫通穴に、回路基板2に実装された発光ダイオードL及びフォトダイオードPDが挿入される。これにより、発光ダイオードL及びフォトダイオードPDそれぞれが収容部13,14内に収容されて、外来ノイズからシールドされる。又、収容部13,14内には、発光ダイオードL及びフォトダイオードPD以外に、発光部7及び受光8を構成するためのプリズムガラスなどが設けられる。
防虫カバー3は、虫や埃等が光学基台1で構成される光学室内に入らないように防虫網33を有した構造としている。そして、この防虫網33を保持する外枠31は、光学基台1との対向する側の端部が光学基台1の周壁と嵌合されるように構成されるとともに、反対側の端部にスピーカ4を収納する丸穴32が設けられる。又、スピーカ4は、保護カバー5の底部51に載置され、取付状態においては、防虫カバーの丸穴32に嵌り込む形状になっている。更に、保護カバー5は有底円筒状に形成され、底部51にスピーカ4出力用の複数の音孔51aが設けられるとともに、その周壁52には周方向に沿って開口部52aが形成されており、該開口部52aから煙が流入するようになっている。
この煙感知器を設置する際、まず、回路基板2、光学基台1、防虫カバー3、スピーカ4、保護カバー5を基台60に装着した状態で、ネジなどの固定具で螺合されるなどして、基台60が壁面に固定設置される。そして、基台60に対して、主部62及び側壁61によるベースカバーを被せて、光学基台1、防虫カバー3、スピーカ4、保護カバー5よりなる円筒部を、開口部63より突出させた状態にする。このとき、筐体6を一体化するため、基台60とベースカバーとが係止されることで、煙感知器が壁面に取り付けられる。
このようにして煙感知器が壁面へ設置されるとき、図1に示すように、検知室内において、感煙領域Sが発光部7及び受光部8それぞれに対して床側に配置されるように、基台60に対して固定される回路基板2及び光学基台1の設置方向が決定される。即ち、煙感知器が壁面へ設置されたとき、発光部7から照射される光の光軸が、床面よりも平行な方向又は床面側に傾いた方向とされ、発光部7の発光面が天井面を向かないように、発光部7の位置が決定される。受光部8についても同様に、受光部8に入射される光の光軸が、床面よりも平行な方向又は床面側に傾いた方向とされ、受光部8の受光面が天井面を向かないように、受光部8の位置が決定される。
このように、壁面に設置された煙感知器の検知室において、発光部7の発光面及び受光部8の受光面のそれぞれが天井面を向かないように、発光部7及び受光部8の位置が決定される。これにより、発光部7の発光面及び受光部8の受光面のそれぞれに塵埃が堆積することが防止でき、その結果、発光部7からの発光量の低下及び受光部8による受光量の低下がそれぞれ防止される。よって、発光部7及び受光部8が設けられる検知室による煙の検知能力の低下を抑制できる。
更に、図1のように壁面に設置される煙感知器の検知室内において、遮光壁15も感煙領域Sよりも天井側に設置され、遮光壁15の感煙領域S側の側面が床面を向くように配置される。これにより、遮光壁15の感煙領域S側の側面に塵埃が堆積することが防止されるため、この遮光壁15への塵埃の堆積に基づく意図しない反射などを防がれ、感煙領域Sに影響を与える迷光の発生を抑制できる。よって、この遮光壁15の配置位置によっても、検知室による煙の検知能力の低下が抑制される。
このように、煙感知器を壁面に設置する場合に、その検知室内において、発光部7、受光部8、及び遮光壁15のそれぞれの位置がそれぞれ感煙領域Sよりも天井面側に設置される。そして、この検知室内の各部品の位置を決定するためには、作業者がその設置位置を認識する必要がある。そのため、例えば、基台60の設置方向によって筐体6の設置方向が決定される場合は、煙感知器における検知室内の各部品の位置を認識させる目印が基台60に施されるなどしてもよい。これにより、この基台60に施された目印により、作業者が壁面設置後の煙感知器の方向を予測できるため、基台60の壁面への固定設置時に、発光部7、受光部8、及び遮光壁15のそれぞれの位置がそれぞれ感煙領域Sよりも天井面側に設置されるように、筐体6の設置方向を決定できる。
又、側壁61及び主部62によるベースカバーが基台60に対して回動可能であり、このベースカバー側に回路基板2及び光学基台1が固定される場合は、例えば、主部62より表出する操作釦64を目印として、光学基台1上の検知室の設置方向を判断するものとしてもよい。尚、図1に示す例では、光学基台1上の検知室よりも左側に操作釦64が位置するように煙感知器を設置したときに、発光部7、受光部8、及び遮光壁15のそれぞれの位置がそれぞれ感煙領域Sよりも天井面側に設置される。又、操作釦64に限らず、警報内容の表示用に発光ダイオードや液晶パネルなどを設けた場合は、発光ダイオードや液晶パネルを目印とするなど、筐体6上の他の構成部品を、発光部7、受光部8、及び遮光壁15のそれぞれの位置を認識するための目印としてもよい。
<第2の実施形態>
本発明における第2の実施形態となる煙感知器について、図面を参照して説明する。図3は、本実施形態の煙感知器の構成を示す分解斜視図であり、図4は、本実施形態の煙感知器を壁面に設置したときの検知室内の状態を示す概略断面図である。本実施形態においても、煙検知器として、火災警報の出力を行う図3のような構成の火災警報器を例に挙げて説明する。尚、本実施形態の煙感知器において、第1の実施形態の煙感知器における構成(図1及び図2参照)と同一の部分については同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図3に示すように、本実施形態の煙感知器は、ネジで螺合されるなどにより設置面に固定設置される基台60と、基台60の外周縁に係合して固定される側壁61と、側壁61の基台60と逆側の面を覆う天板となる主部62とによって、筐体6が構成される。そして、操作釦64が主部60の表面に表出するように主部62の裏面側から操作釦64が挿入される釦設置用穴65と、スピーカ4の設置相対位置の複数の音孔51aとが、主部62に設けられる。
又、側壁61には、その外周面に開口部66が形成され、主部62側の端面が底板67によって覆われる。この底板67と主部62とによって囲まれた空間に、スピーカ4が設置されるため、この空間がスピーカ4による共鳴空間として機能する。そして、底板67には、光学基台1上に構成される検知室を基台60側に構成するために、光学基台1の底板11に設けられたラビリンス壁12及び収納部13,14及び遮光壁15が挿入される検知室挿入穴68を備える。
このように構成される煙感知器は、回路基板2上に光学基台1を設置することで、回路基板2上に実装された発光ダイオードL及びフォトダイオードPDがそれぞれ、光学基台1の収容部13,14内に収容される。そして、光学基台1の底板11上の発光部7及び受光部8を有する検知室が、底板67の検知室挿入穴68に挿入される。これにより、側壁61の基台60側の空間における、側壁61に設けられた開口部66と同じ高さ位置に、光学基台1の検知室が設置される。又、側壁61の基台60側の空間には、検知室を構成するラビリンス壁12及び収納部13,14の外側を覆う防虫カバー3が設置される。
このように構成される煙感知器は、筐体6の内部に検知室が構成される。そのため、外部の煙は、まず、側壁61に設けられた開口部66より筐体6内部に流入する。このとき、筐体6内における、壁面に対する高さ位置が開口部66と同一となる空間に、光学基台1によって構成される検知室が構成されるため、側壁61の開口部66より筐体6内部に流入された煙が、光学基台1上の検知室まで誘導される。そして、筐体6内部において光学基台1の検知室まで達した煙は、第1の実施形態と同様、ラビリンス壁12の隙間によって形成される煙流路を通過して、感煙領域Sまで流れ込む。よって、この感煙領域Sに流入した煙が発光部7からの光によって散乱光を発生し、この散乱光を受光した受光部8により、煙量に応じた受光量を現す電気信号が出力される。
又、図3に示す煙感知器は、上述のように、回路基板2に接続された光学基台1が底板67から基台60に向かって検知室挿入穴68に挿入されることで、底板67の基台60側に設置される防虫カバー3により、底板67から基台60側に突出した検知室が覆われる。このとき、回路基板2が、操作釦64及びスピーカ4と共に、底板67の主部62側に設置される。この底板67を有する側壁61を覆うように、主部62を側壁61に接続することで、主部62と側壁61によって覆われた空間に、回路基板2、操作釦64、及びスピーカ4が配置される。
このようにして、側壁61と主部62とを接続することによって形成されたベースカバーは、底板67によって2つの空間に分離される。そして、底板67の主部62側の空間に、回路基板2、操作釦64及びスピーカ4が設置される一方で、底板67の基台60側の空間に、光学基台1及び傍注カバー3が設置される。この側壁61と主部62とによるベースカバーが、壁面に固定設置される基台60に係止されることで、煙感知器が壁面に取り付けられる。
このとき、本実施形態の煙感知器についても、図4に示すように、第1の実施形態の煙感知器と同様(図1参照)、検知室内において、感煙領域Sが発光部7及び受光部8それぞれに対して床側に配置されるように、底板67に対する光学基台1の設置方向が決定される。更に、遮光壁15も感煙領域Sよりも天井側に設置され、その感煙領域S側の側面が床面を向くように配置される。尚、図4では、説明を簡単にするために、筐体6の側壁61と、光学基台1における発光部7、受光部8、及び遮光壁15とを概略的に図示した。
このように、煙感知器の壁面設置時において、検知室内の発光部7、受光部8及び遮光壁15それぞれが感煙領域Sよりも天井側に設置されるように位置決定されることで、第1の実施形態と同様、発光部7の発光面、受光部8の受光面、及び遮光壁15の感煙領域S側の側面のそれぞれが天井面を向くことがない。よって、発光部7の発光面、受光部8の受光面、及び遮光壁15の感煙領域S側の側面のそれぞれに対して、塵埃が堆積されることが防止され、結果、検知室における煙の検知能力の低下を抑制できる。
そして、本実施形態においても、第1の実施形態と同様、光学基台1上の検知室の設置方向を認識するため、図3に示すように、壁面に固定設置される基台60に目印69が表示されるものとしてもよい。又、主部62上に表出する操作釦64又は主部62上の音孔51aなどといったベースカバー上の構成部品の位置により、光学基台1上の検知室の設置方向が認識されるものとしてもよい。
更に、本実施形態において、側壁61に囲まれた筐体6内の空間に設置される光学基台1上に形成される検知室が、筐体6の壁面に平行な平面上に対して偏心した位置に設置される場合、図4に示すように、壁面に設置された煙感知器の検知室が、床側に設置されるものとしてもよい。これにより、検知室内において、発光部7、受光部8及び遮光壁15それぞれよりも床側に配置される感煙領域Sを、側壁61の床側の開口部66に近づけることができる。よって、火災により発生した煙が、壁面に沿って床から天井に向かって流れるとき、筐体6内部に設置された光学基台1による検知室内の感煙領域Sに煙を多く誘導できる。
本発明は、煙量に基づいて火災の検知を行う火災警報器に適用することができる。又、この火災警報器以外にも、空気清浄機や空気清浄機能を備えた空気調和装置などにおける粉塵検知を行う検知器に対しても適用することができる。
は、本発明の第1の実施形態の煙感知器を壁面に設置したときの検知室内の状態を示す概略図である。 は、本発明の第1の実施形態の煙感知器の構成を示す分解斜視図である。 は、本発明の第2の実施形態の煙感知器の構成を示す分解斜視図である。 は、図3の煙感知器を壁面に設置したときの煙感知器内の検知室の状態と検知室内の状態とを示す概略図である。 は、従来の煙感知器の内部構造を示す分解斜視図である。 は、図5の煙感知器を壁面に設置したときの検知室内の状態を示す概略図である。
符号の説明
1 光学基台
2 回路基板
3 防虫カバー
4 スピーカ
5 保護カバー
6 筐体
7 発光部
8 受光部
11 底板
12 ラビリンス壁
13,14 収容部
15 遮光壁
31 外枠
32 丸穴
33 防虫網
51 底部
51a 音孔
52 周壁
52a 開口部
60 基台
61 側壁
62 主部
63 開口部
64 操作釦
65 釦設置用穴
66 開口部
67 底板
68 検知室挿入穴
L 発光ダイオード
PD フォトダイオード

Claims (4)

  1. 煙が流入する検知室と、該検知室内に光を照射する発光部と、該発光部からの光に基づく散乱光を受光する受光部と、を備え、前記検知室内に流入された煙に前記発光部からの光が照射されて発生する散乱光を前記受光部が受光し、当該受光部による受光量を煙量として検出する煙感知器において、
    前記発光部の発光面が、水平方向又は水平方向よりも床面側となる方向に光を照射する方向を向くことを特徴とする煙感知器。
  2. 煙が流入する検知室と、該検知室内に光を照射する発光部と、該発光部からの光に基づく散乱光を受光する受光部と、を備え、前記検知室内に流入された煙に前記発光部からの光が照射されて発生する散乱光を前記受光部が受光し、当該受光部による受光量を煙量として検出する煙感知器において、
    前記受光部の受光面が、水平方向又は水平方向よりも床面側からの光を受光する方向を向くことを特徴とする煙感知器。
  3. 煙が流入する検知室と、該検知室内に光を照射する発光部と、該発光部からの光に基づく散乱光を受光する受光部と、を備え、前記検知室内に流入された煙に前記発光部からの光が照射されて発生する散乱光を前記受光部が受光し、当該受光部による受光量を煙量として検出する煙感知器において、
    前記発光部の発光面が、水平方向又は水平方向よりも床面側となる方向に光を照射する方向を向き、且つ、前記受光部の受光面が、水平方向又は水平方向よりも床面側からの光を受光する方向を向くことを特徴とする煙感知器。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項において、
    前記煙室内に流入した煙による散乱光が発生する感煙領域に設置されて、前記発光部からの光の前記受光部への直接の入光を防ぐ遮光壁を、
    更に備え、
    前記遮光壁の前記感煙領域側の面が床面側を向くことを特徴とする煙感知器。
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