JP2010037864A - 場所打ち杭およびその構築方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】支持力並びに水平抵抗力を向上させたマイクロパイルなどの場所打ち杭およびその構築方法を提供する。
【解決手段】構造物16と地盤とを連結する場所打ち杭であるマイクロパイル10は、地盤に形成された掘削孔60に加圧注入されて硬化したグラウトから成る杭体18を備えている。杭体18のグラウトの中に補強鋼管20が埋設されており、この補強鋼管20は杭体18の長手方向の略々全長に亘って延在している。補強鋼管20は、その管壁部に、杭体18を形成するために加圧注入される未硬化のグラウトが通過可能な複数の管壁開口30が形成されている。また、杭体18は、その外周面に、補強鋼管20の管壁開口30を通過して加圧注入されたグラウトが地盤に密着して硬化することにより形成されたグラウト/地盤接合部28を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、場所打ち杭およびその構築方法に関する。
マイクロパイルとは、直径300mm以下の小径の場所打ち杭及び埋込み杭の総称であり、マイクロパイルは構造物の杭基礎の構築、既設構造物の耐震補強(増杭工法)、地盤補強、斜面の安定化などをはじめとする数々の用途に広く用いられている。様々なマイクロパイルのうちでも、特に、現場で築造するいわゆる場所打ち杭の形式のマイクロパイルは、長尺の既製杭を取扱う面倒がないため、空頭制限のある既設構造物の耐震補強という用途に非常に適していることなどをはじめとする幾多の利点を有している。場所打ち杭の形式のマイクロパイルの構造及びその築造方法として、従来より様々なものが提案されており、例えば下記の特許文献1〜4に記載されているものなどがある。
特開2001−146743号公報 特開2001−323459号公報 特開2002−275907号公報 WO2006/041051号公報
しかしながら、場所打ち杭の形式のマイクロパイルに関しては、そのマイクロパイルに作用する押込み力、引抜き力、及び曲げ応力に対する耐力を更に向上させることが強く求められている。これらが強く求められているのは、マイクロパイルを使用する際には多くの場合、多数のマイクロパイルを1つの杭群として使用することから、マイクロパイルの耐力を高めれば、また特に、その支持力及び水平抵抗力を高めれば、マイクロパイルの必要本数及び/または施工延長を低減することができ、それによって工期の短縮、施工コストの低減、並びに環境負荷の軽減を達成できるからである。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、耐力を高め、また特に、支持力並びに水平抵抗力を向上させた場所打ち杭およびその構築方法を提供することにある。また、その場所打ち杭およびその構築方法は、場所打ち杭の形式のマイクロパイルに適用するのに適したものであることが望ましい。
前記目的を達成するために、本発明に係る場所打ち杭は、構造物と地盤とを連結する場所打ち杭において、地盤に形成された掘削孔に加圧注入されて硬化したグラウトから成る杭体と、前記杭体のグラウトの中に埋設されて前記杭体の長手方向に前記杭体の略々全長に亘って延在する補強鋼管と、前記杭体の上端に設けられ、前記補強鋼管が接合された、該場所打ち杭の杭頭を前記構造物に連結するための杭頭連結構造とを備え、前記補強鋼管は、その全長の少なくとも一部分において、その管壁部に、前記杭体を形成するために加圧注入される未硬化のグラウトが通過可能な複数の管壁開口が形成されており、前記杭体は、その全長の少なくとも一部分において、その外周面に、前記補強鋼管の前記管壁開口を通過して加圧注入されたグラウトが地盤に密着して硬化することにより形成されたグラウト/地盤接合部を有することを特徴とする。
また、本発明に係る場所打ち杭の構築方法は、構造物と地盤中の支持層と連結する場所打ち杭の構築方法において、複数の削孔ケーシングセグメントを継ぎ足しながら地盤を掘削して、それら複数の削孔ケーシングセグメントにより構成された削孔ケーシングを備えた掘削孔を形成するステップと、前記掘削孔に複数の鋼管セグメントの端部どうしを連結して構成される補強鋼管を挿入する補強鋼管挿入ステップと、前記補強鋼管挿入ステップの前または前記補強鋼管挿入ステップの後に実行する、前記掘削孔にグラウトを注入して充填するグラウト初期注入ステップと、前記削孔ケーシングを引き揚げて前記複数の削孔ケーシングセグメントのうちの少なくとも幾つかを除去することにより、前記削孔ケーシングにより覆われていた前記掘削孔の内壁面を露出させる削孔ケーシングセグメント除去ステップと、前記削孔ケーシングセグメント除去ステップと並行してまたは前記削孔ケーシングセグメント除去ステップの後に実行する、グラウトを前記補強鋼管の内部に加圧注入し、前記補強鋼管の前記管壁開口を通過させて、前記補強鋼管の外部へ流出させ、流出したグラウトが地盤と密着した状態で硬化することで前記補強鋼管の外周面にグラウト/地盤接合部が形成されるようにするグラウト加圧注入ステップと、前記杭体の上端に、前記補強鋼管に接合された、該場所打ち杭の杭頭を前記構造物に連結するための杭頭連結構造を設けるステップとを含むことを特徴とする。
本発明に係る場所打ち杭ないしその構築方法によれば、補強鋼管の管壁開口を通過して外部へ流出したグラウトが地盤と密着した状態で硬化して形成されるグラウト/地盤接合部が、補強鋼管の外周面に強固に付着した状態で、しかも場所打ち杭の全長の長い範囲に亘って確実に形成されるため、大きな耐力を有し、また特に、支持力並びに水平抵抗力の大きな場所打ち杭が得られる。そのため、従来の場所打ち杭と比べて、また特に従来の場所打ち杭の形式のマイクロパイルと比べて、場所打ち杭の必要本数及び/または施工延長を低減することができ、それによって工期の短縮、施工コストの低減、並びに環境負荷の軽減を達成することができる。また、本発明に係る場所打ち杭の構築方法は、従来の場所打ち杭の構築法と比べて、また特に従来の場所打ち杭の形式のマイクロパイルの構築方法と比べて、工程が簡明であり、それによって工期の短縮並びに施工コストの低減という効果が更に大きなものとなっている。
以下、本発明の実施の形態に係る場所打ち杭およびその構築方法について、図面を参照しつつ詳細に説明して行く。図1Aは本発明の実施の形態に係る場所打ち杭であるマイクロパイル10の縦断面図、図1Bは図1AのB−B線に沿った横断面図、図1Cは図1AのC−C線に沿った横断面図である。マイクロパイル10は、軟弱層12とその下方の支持層14とを有する地盤中に構築されて構造物16と地盤とを連結しており、より詳しくは構造物16と地盤中の支持層14と連結している。このマイクロパイル10は、現場で築造される、いわゆる場所打ち杭の形式の杭である。マイクロパイル10は杭体18を有し、この杭体18は、地盤に形成された掘削孔に加圧注入されて硬化したグラウトから成り、この杭体18の下端部分が支持層14の中を延在している。杭体18のグラウトの中に補強鋼管20が埋設されており、この補強鋼管20は、杭体18の長手方向に、この杭体18の略々全長に亘って延在している。補強鋼管20は、複数の鋼管セグメント22の端部どうしを鋼管用継手24を介して連結して構成されている。杭体18の上端には、このマイクロパイル10の杭頭を構造物16に連結するための杭頭連結構造体が設けられており、この杭頭連結構造体は鋼製の支圧板40から成るものである。支圧板40は、補強鋼管20の上端に溶接されて接合されており、構造物16のフーチング26に埋設されている。
杭体18の上端部分は、その外周面が、鋼管から成る補強用スリーブ54で覆われており、この補強用スリーブ54によって補強されている。この補強用スリーブ54は、鋼管を所要の長さに切断して製作するようにしてもよく、或いはまた、マイクロパイル10を構築するために地盤に掘削孔を形成するときに使用した削孔ケーシング50(図2A〜図2D、図3A〜図3D参照)を構成していた複数の削孔ケーシングセグメント52のうちの1個を残置して、その削孔ケーシングセグメント52を、この補強量スリーブ54として使用するようにしてもよい。補強用スリーブ54は、その上端部分が構造物16のフーチング26に埋設され、その下端部分が地盤に埋設されている。
補強鋼管20は、その内部空間が硬化したグラウトで満たされており、また、その外周面が、グラウトが地盤に密着して硬化することによって形成されたグラウト/地盤接合部28で覆われている。更に、補強鋼管20は、その管壁に、杭体18を形成するために加圧流入される未硬化のグラウトが通過可能な複数の管壁開口30が螺旋状に列設されて形成されている。それら複数の管壁開口30は、補強鋼管20の全長に亘って管壁に形成されることもあれば、補強鋼管20の全長のうちの一部分の管壁だけに形成されることもあり、図示例では補強鋼管20の上端部分を除いた部分の管壁に形成されている。尚、それら管壁開口30は、必ずしも螺旋状に列設する必要はなく、補強鋼管20の長手方向に沿って一列または複数列に列設するようにしてもよく、更には、列設することなく単に補強鋼管20の管壁に2次元的に分布させてもよく、任意の適宜の位置に形成することができる。また、それら管壁開口30は、未硬化のグラウトを通過させる機能を果たすと共に、硬化したグラウトと補強鋼管20との付着力を強化する機能も果たすものであるため、補強鋼管20の管壁上の管壁開口30の形成密度は、必要とされる付着力に応じて適宜決定するようにしてもよく、更には、補強鋼管20の長手方向の位置によって管壁開口30の形成密度を変化させるようにするのもよい。グラウトとしては、セメントミルクを用いることができる他に、モルタル材や、小径の骨材を混入したコンクリート材なども用いることができ、特に、モルタル材や、小径の骨材を混入したコンクリート材を用いることによって、管壁開口30が形成された補強鋼管20との付着性を更に高めることができる。
グラウト/地盤接合部28は、杭体18の略々全長に亘ってその外周面に形成するようにすることもあれば、杭体18の全長のうちの一部分の外周面だけに形成するようにすることもあり、一般的には、杭体18の全長に亘って、または、躯体18の上端部分以外の全領域に亘って形成することが好ましい。図示例では、グラウト/地盤接合部28を、杭体18の全長のうち、支持層14の中を延在している部分の全領域の外周面に形成すると共に、更に、軟弱層12の中を延在している部分の一部領域の外周面にも形成している。
マイクロパイル10は以上のように構成されているため、杭体18はその外周面の長い範囲に亘って形成されたグラウト/地盤接合部28を有する。そして、このグラウト/地盤接合部28は、補強鋼管20の内部に加圧注入され、補強鋼管20の管壁開口30を通過して、補強鋼管20の外部へ流出したグラウトが地盤に密着して硬化することにより形成されたものであるため、このグラウト/地盤接合部28によって、マイクロパイル10は大きな支持力及び水平抵抗力を提供し得るものとなっている。また、補強鋼管20に形成されている複数の管壁開口30は、補強鋼管20の外周面に対するグラウト/地盤接合部28の付着力を強化するのに役立っており、地盤とグラウトとの間に作用する荷重は、杭体18の全長に亘って延在している補強鋼管20を介して構造物へ良好に伝達される。そのため、このマイクロパイル10は、大きな耐力を有し、また特に、支持力並びに水平抵抗力が大きいため、このマイクロパイルを使用することによって、従来のマイクロパイルと比べて、マイクロパイルの必要本数及び/または施工延長を低減することができ、それによって工期の短縮、施工コストの低減、並びに環境負荷の軽減を達成することができる。
以下に、図2A〜図2D及び図3A〜図3Dを参照して、以上に説明したマイクロパイル10を構築するための、本発明の実施の形態に係るマイクロパイルの構築方法について説明する。この構築方法においては、先ず、図2A及び図2Bに示したように、複数の削孔ケーシングセグメント52を継ぎ足しながら地盤を掘削して、それら複数の削孔ケーシングセグメント52で構成された削孔ケーシング50を備えた掘削孔60を形成する。特に、図示例では、この掘削孔60の下端部分が支持層14の中まで延在するようにしている。尚、図2Aには、掘削孔60の掘削予定領域を破線で示した。
図示例では、削孔ケーシングセグメント52として、外径が9−5/8インチの鋼管を使用しており、複数の削孔ケーシングセグメント52を継ぎ足すには、それら削孔ケーシングセグメント52の端部どうしを鋼管用継手(不図示)を介して取外し可能に接合している。また図示例では、この掘削をボーリングマシン(不図示)を用いて行っている。ボーリングマシンの削孔ロッド62の下端に取付けた削孔ビット64によって地盤を掘り進め、掘削孔の深さが所定深さ増すごとに、削孔ケーシングセグメント52を継ぎ足すようにしている。尚、掘削孔60を形成するための別の方法として、最初の削孔ケーシングセグメント52の下端に切刃を取付けておき、ボーリングマシンで削孔ケーシング50を回転させることによって地盤を掘り進める方法を用いてもよく、或いはまた、そのような削孔ケーシング50による掘削とその削孔ケーシング50の中に挿通した削孔ロッド62による掘削とを併用する方法などを用いてもよい。
削孔ケーシング50を備えた掘削孔60が完成したならば、その削孔ケーシング50の中を水洗し、削孔ロッド62を引き揚げて除去する。続いて、図2Cに示したように、掘削孔60の中に(即ち、削孔ケーシング50の中に)補強鋼管20を挿入する(補強鋼管挿入ステップ)。この補強鋼管20は、複数の鋼管セグメント22の端部どうしを連結して構成される。鋼管セグメント22として、図示例では外形が7インチの鋼管を使用している。そして、鋼管セグメント22の端部どうしを鋼管用継手24を介して連結することによって、補強鋼管20に更なる鋼管セグメント22を継ぎ足しながら、これを削孔ケーシング50の中へ挿入して行き、最終的には図2Cに示したように、補強鋼管20が、掘削孔60の上端から、支持層14の中を延在しているこの掘削孔60の下端に至るまで、この掘削孔60の略々全長に亘って延在するようにしている。
また、図面には示していないが、各々の鋼管セグメント22には、その長手方向中央部の外周面に、径約10mm、長さ約100mm4本の鉄筋片を各々が鋼管セグメント22の長手方向に延在するようにして放射状に配置して溶接してあり、それら4本の鉄筋片によって、補強鋼管20を削孔ケーシング50に対して同心的な位置に保持するためのセントライザが構成されている。補強鋼管20を削孔ケーシング50の中へ挿入して行くときには、このセントライザによって、補強鋼管20が削孔ケーシング50に対して同心的な位置に保持される。そのため、削孔ケーシング50の内周面と補強鋼管20の外周面との間には、図1Bに示したように、環状の隙間66が確保される(図1Bでは、削孔ケーシング50を構成している削孔ケーシングセグメント52の内周面と、補強鋼管20を構成している補強鋼管セグメント22との間の隙間66として示されている)。
次に、図2Dに示したように、掘削孔60の中に(即ち、削孔ケーシング50の中に)グラウトを注入することで、掘削孔60にグラウトを充填する(グラウト初期充填ステップ)。図示例では、このグラウト初期充填ステップを、掘削孔60に補強鋼管20を挿入し終わってから実行しているが、掘削孔60に補強鋼管20を挿入する前にこれを実行するような実施の形態とすることもある。従って、このグラウト初期充填ステップは、補強鋼管挿入ステップの前または後に実行するステップである。図示例では、このグラウト初期注入ステップにおいて、グラウトを注入するには、先ず、削孔ケーシング50内に水を満たし、その削孔ケーシング50の中に上方からトレミー管32を挿入し、そして、このトレミー管32の下端の吐出口を削孔ケーシング50の下端の近傍に位置付けた上で、その吐出口からグラウトを吐出させて、削孔ケーシング50内の水をグラウトで置換するようにしている。この方法によれば、掘削孔60の上端の口元からオーバーフローしてくるグラウトの比重が、トレミー管を介して注入しているグラウトの比重と同じになったならば、それによって置換が完了したことが分かる。
続いて、図3A及び図3Bに示したように、削孔ケーシング50を引き揚げて、複数の削孔ケーシングセグメント52のうちの少なくとも幾つかを除去することにより、それまで削孔ケーシング50により覆われていた掘削孔60の内壁面を露出させる(削孔ケーシングセグメント除去ステップ)。またそれと共に、グラウトを補強鋼管20の内部に加圧注入し、補強鋼管20の管壁開口30を通過させて、補強鋼管20の外部へ流出させ、流出したグラウトが地盤と密着した状態で硬化することで補強鋼管20の外周面にグラウト/地盤接合部28が形成されるようにする(グラウト加圧注入ステップ)。これら2つのステップに関して、図示例では、削孔ケーシングセグメント除去ステップにおいて複数の削孔ケーシングセグメント52のうちの1個を除去するごとに、グラウト加圧注入ステップを反復して実行するようにしている(即ち、削孔ケーシングセグメント除去ステップと並行してグラウト加圧注入ステップを実行するようにしている)。ただし、加圧注入したグラウトが硬化するのは、除去すべき削孔ケーシングセグメント52の全てを除去し、加圧注入すべきグラウトを全て加圧注入した後となるようにしており、削孔ケーシングセグメント52を1個除去してグラウトを加圧注入するごとに硬化させるのではない。
更に、削孔ケーシングセグメント除去ステップ及びグラウト加圧注入ステップが完了したならば(即ち、削孔ケーシング50の全体を引き揚げて、全ての削孔ケーシングセグメント52を除去し、グラウトの加圧注入を全て完了したならば)、加圧注入したグラウトが硬化する前に、図3Cに示したように、削孔ケーシングセグメント52と略々同径の鋼管から成る補強用スリーブ54を杭体18の上端部分に嵌合する。こうして杭体18の上端部分に設ける補強用スリーブ54は、杭体18の上端部分の外周面を覆って杭体18の上端部分を補強するものであり、この補強スリーブ54によって更に、マイクロパイルの水平抵抗力が増大している。この補強用スリーブ54の長さは、杭の特性値であるβ値に応じて適宜定めればよい。この後、加圧注入したグラウトが硬化するのを待ち、それが硬化したならば、内部に補強鋼管20が埋設され、外周面にグラウト/地盤接合部28を有する杭体18が完成する。
次に、図3Dに示したように、補強鋼管20の上端に鋼製の支圧板40を溶接して接合する。これによって杭体18の上端に、補強鋼管20に接合された、マイクロパイル10の杭頭を構造物16(図1参照)に連結するための杭頭連結構造が設けられる。以上でマイクロパイル10が完成し、この後、補強用スリーブ54の周囲の土砂の埋め戻しを行うことで、補強用スリーブ54の下端部分を地盤に埋設し、また、補強用スリーブ54の上端部分を埋設するようにして構造物16のフーチング26を構築する。以上によって、構造物16と地盤とを連結するマイクロパイル10が完成する。
以上に説明した実施の形態では、削孔ケーシングセグメント除去ステップにおいて全ての削孔ケーシングセグメント52を除去した後に、鋼管から成る補強用スリーブ54を杭体18の上端部分に嵌合するようにしているが、これとは別の実施の形態として、削孔ケーシングセグメント除去ステップにおいて複数の削孔ケーシングセグメント52のうちの少なくとも1個の削孔ケーシングセグメント52を掘削孔60の上端部分に残置し、その残置した削孔ケーシングセグメント52で補強用スリーブ54を構成するようにするのもよい。
また、以上に説明した実施の形態では、削孔ケーシングセグメント除去ステップと並行してグラウト加圧注入ステップを実行するようにしているが、これとは別の実施の形態として、削孔ケーシングセグメント除去ステップにおいて全ての削孔ケーシングセグメント52を除去した後に、或いは、もし残置すべき削孔ケーシングセグメントがあるならば、削孔ケーシングセグメント除去ステップにおいて複数の削孔ケーシングセグメント52のうちその残置すべき削孔ケーシングセグメント52を除いた全ての削孔ケーシングセグメント52を除去した後に、グラウト加圧注入ステップを実行して、掘削孔60へのグラウトの加圧注入を1回の作業で行う(即ち、削孔ケーシングセグメント除去ステップの後にグラウト加圧流入ステップを実行する)ようにするのもよい。
また、以上に説明した実施の形態は、本発明をマイクロパイルに適用した場合の具体例を示したものであるが、本発明はマイクロパイル以外の場所打ち杭にも、即ち、その直径が300mmを超える場所打ち杭にも適用することができる。ただし、従来のマイクロパイル及びその構築法と比較したときに、本発明の利点は特に顕著である。即ち、本発明に係る場所打ち杭の構築方法は、従来の場所打ち杭の構築方法と比べて、また特に従来の場所打ち杭の形式のマイクロパイルの構築方法と比べて、工程が簡明であるため、この構築方法を用いることで、工期の短縮並びに施工コストの低減という効果が得られる。また、グラウトの加圧注入の際に、注入されるグラウトの一部が周辺地盤へ浸透することによって周辺地盤も強化される。
図4A〜図4Cは、本発明に係る場所打ち杭であるマイクロパイル80の適用例を示した図である。本発明に係る場所打ち杭は、例えば、橋脚のフーチング82と支持層とを連結するための支持杭として使用することもでき(図4A)、橋台のフーチング84を固定するための杭として使用することもでき(図4B)、また更に、支持杭88で支持されている既設の橋脚の基礎86を補強するために、新設するフーチング拡張部90と併せて使用することも可能である(図4C)。
図1Aは本発明の実施の形態に係る場所打ち杭であるマイクロパイルの縦断面図、図1Bは図1AのB−B線に沿ったマイクロパイルの横断面図、図1Cは図1AのC−C線に沿ったマイクロパイルの横断面図である。 図2A〜図2Dは、本発明の実施の形態に係る場所打ち杭であるマイクロパイルの構築方法における施工手順の説明図である。 図3A〜図3Dは、本発明の実施の形態に係る場所打ち杭であるマイクロパイルの構築方法における施工手順の説明図であり、図2A〜図2Dに続く図である。 図4A〜図4Cは本発明に係る場所打ち杭であるマイクロパイルの適用例を示した図である。
符号の説明
10 マイクロパイル(場所打ち杭)
12 軟弱層
14 支持層
16 構造物
18 杭体
20 補強鋼管
22 鋼管セグメント
24 鋼管用継手
28 グラウト/地盤接合部
30 管壁開口
50 削孔ケーシング
52 削孔ケーシングセグメント
54 補強用スリーブ
60 掘削孔
70 マイクロパイル(場所打ち杭)
80 マイクロパイル(場所打ち杭)

Claims (14)

  1. 構造物と地盤とを連結する場所打ち杭において、
    地盤に形成された掘削孔に加圧注入されて硬化したグラウトから成る杭体と、
    前記杭体のグラウトの中に埋設されて前記杭体の長手方向に前記杭体の略々全長に亘って延在する補強鋼管と、
    前記杭体の上端に設けられ、前記補強鋼管が接合された、該場所打ち杭の杭頭を前記構造物に連結するための杭頭連結構造とを備え、
    前記補強鋼管は、その全長の少なくとも一部分において、その管壁部に、前記杭体を形成するために加圧注入される未硬化のグラウトが通過可能な複数の管壁開口が形成されており、
    前記杭体は、その全長の少なくとも一部分において、その外周面に、グラウトが地盤に密着して硬化することにより形成されたグラウト/地盤接合部を有する、
    ことを特徴とする場所打ち杭。
  2. 前記グラウト/地盤接合部は、前記補強鋼管の内部に加圧注入され、前記補強鋼管の前記管壁開口を通過して、前記補強鋼管の外部へ流出したグラウトにより形成されたものであることを特徴とする請求項1記載の場所打ち杭。
  3. 前記杭体の上端部分の外周面を覆って前記杭体の上端部分を補強する補強用スリーブを備えており、該補強用スリーブの上端部分が前記構造物に埋設され該補強用スリーブの下端部分が地盤に埋設されていることを特徴とする請求項1又は2記載の場所打ち杭。
  4. 前記補強用スリーブは、前記杭体の上端部分に嵌合された鋼管により構成されていることを特徴とする請求項3記載の場所打ち杭。
  5. 前記補強用スリーブは、前記掘削孔を形成するために使用された削孔ケーシングを構成していた複数の削孔ケーシングセグメントのうちの、残置された少なくとも1個の削孔ケーシングセグメントにより構成されていることを特徴とする請求項3記載の場所打ち杭。
  6. 前記補強鋼管は複数の鋼管セグメントの端部どうしを連結して構成されていることを特徴とする請求項1記載の場所打ち杭。
  7. 前記グラウトは、セメントミルク、モルタル材、または小径の骨材を混入したコンクリート材であることを特徴とする請求項1記載の場所打ち杭。
  8. 構造物と地盤中の支持層と連結する場所打ち杭の構築方法において、
    複数の削孔ケーシングセグメントを継ぎ足しながら地盤を掘削して、それら複数の削孔ケーシングセグメントにより構成された削孔ケーシングを備えた掘削孔を形成するステップと、
    前記掘削孔に複数の鋼管セグメントの端部どうしを連結して構成される補強鋼管を挿入する補強鋼管挿入ステップと、
    前記補強鋼管挿入ステップの前または前記補強鋼管挿入ステップの後に実行する、前記掘削孔にグラウトを注入して充填するグラウト初期注入ステップと、
    前記削孔ケーシングを引き揚げて前記複数の削孔ケーシングセグメントのうちの少なくとも幾つかを除去することにより、前記削孔ケーシングにより覆われていた前記掘削孔の内壁面を露出させる削孔ケーシングセグメント除去ステップと、
    前記削孔ケーシングセグメント除去ステップと並行してまたは前記削孔ケーシングセグメント除去ステップの後に実行する、グラウトを前記補強鋼管の内部に加圧注入し、前記補強鋼管の前記管壁開口を通過させて、前記補強鋼管の外部へ流出させ、流出したグラウトが地盤と密着した状態で硬化することで前記補強鋼管の外周面にグラウト/地盤接合部が形成されるようにするグラウト加圧注入ステップと、
    前記杭体の上端に、前記補強鋼管に接合された、該場所打ち杭の杭頭を前記構造物に連結するための杭頭連結構造を設けるステップと、
    を含むことを特徴とする場所打ち杭の構築方法。
  9. 前記杭体の上端部分の外周面を覆って前記杭体の上端部分を補強する補強用スリーブを前記杭体の上端部分に設け、該補強用スリーブの上端部分を前記構造物に埋設し該補強用スリーブの下端部分を地盤に埋設することを特徴とする請求項8記載の場所打ち杭の構築方法。
  10. 前記削孔ケーシングセグメント除去ステップにおいて、全ての前記削孔ケーシングセグメントを除去し、しかる後に、前記削孔ケーシングセグメントと略々同径の鋼管から成る前記補強用スリーブを前記杭体の上端部分に嵌合することを特徴とする請求項9記載の場所打ち杭の構築方法。
  11. 前記削孔ケーシングセグメント除去ステップにおいて、前記複数の削孔ケーシングセグメントのうちの少なくとも1個の削孔ケーシングセグメントを前記掘削孔の上端部分に残置し、その残置した削孔ケーシングセグメントで前記補強用スリーブを構成することを特徴とする請求項9記載の場所打ち杭の構築方法。
  12. 前記削孔ケーシングセグメント除去ステップにおいて前記複数の削孔ケーシングセグメントのうちの1個を除去するごとに、前記グラウト加圧注入ステップを反復して実行することを特徴とする請求項8記載の場所打ち杭の構築方法。
  13. 前記削孔ケーシングセグメント除去ステップにおいて前記複数の削孔ケーシングセグメントのうち残置すべき削孔ケーシングセグメントを除いた全ての削孔ケーシングセグメントを除去し、しかる後に、前記グラウト加圧注入ステップを実行することを特徴とする請求項8記載の場所打ち杭の構築方法。
  14. 前記グラウトは、セメントミルク、モルタル材、または小径の骨材を混入したコンクリート材であることを特徴とする請求項8記載の場所打ち杭の構築方法。
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