JP2010034680A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿読取前に原稿ガラス上の汚れを検出可能であり、原稿ガラスの汚れ箇所及び他箇所の汚れ状態までをユーザが認識可能にする。
【解決手段】原稿搬送部によって搬送される原稿が原稿読取位置から外れているときに、前記原稿読取部が読み取った画像から予め定められた異物画像を検出し、主走査方向における異物画像の主走査方向位置を検出する異物画像位置検出部と、前記異物画像位置検出部によって前記異物画像が検出された場合には、前記主走査方向に並ぶ前記発光素子群を点灯させ、当該異物画像の主走査方向位置から一定範囲内の発光素子を、他の発光素子とは異なる発光形態で点灯させる点灯制御部とを備える(S12,S14でYES,S17)。
【選択図】図9

Description

本発明は、透明な原稿ガラスの一方主面上を移動するように読取対象の原稿を搬送しつつ、原稿ガラスの他方主面側から原稿の画像を読み取る、いわゆるシートスルー型の画像読取装置及び該画像読取装置を備えた画像形成装置に関する。
コピー機等の画像形成装置では、シートスルー型の画像読取装置で原稿の画像を読み取って印刷する場合に、画像の中に、副走査方向に沿った筋状の画像が現れることがある。これは、通常、ゴミ、塵或いは搬送される原稿の用紙の紙粉等の異物が画像読取装置のガラス(原稿ガラス)に付着する汚れ等に起因するものである。筋状の画像は、印刷後の記録紙における白地部である地肌部に黒筋となって現れたり画像部分に白筋となって現れたりするため、下記特許文献1に示されるように、当該筋状の画像が検出された場合には、画像読取装置に備えられるスキャナの原稿読取位置を副走査方向に移動させて、上記ゴミ等の無い位置で原稿を読み取り、スキャナ位置の変更時にはユーザに対して警告を行う原稿読み取り装置が提案されている。また、下記特許文献2に示されるように、スキャナの照明機構に、原稿ガラス上における上記汚れ部分を点灯表示させて、ユーザに原稿ガラスの清掃を促すようにした画像読取装置も提案されている。
特許第3313098号公報 特開2006−148677号公報
しかしながら、上記特許文献1に示される原稿読み取り装置では、原稿の読取後にユーザに警告を行うため、一旦原稿読み込み処理を開始すると当原稿読取ジョブ又はコピージョブの終了までユーザが筋状画像の存在を把握できず、また原稿読取後の当該警告は、ユーザに対して原稿ガラスの汚れ位置まで把握させるものではない。また、上記特許文献2に示される画像読取装置の場合、原稿ガラスにおける汚れ箇所のみを点灯表示するため、ユーザは原稿ガラス上の他箇所の汚れのレベルが分からず、その結果、ゴミ等の多い部分であっても拭き残しを発生させる虞がある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、原稿読取前に原稿ガラス上の汚れを検出可能であり、原稿ガラスの汚れ箇所及び他箇所の汚れ状態までをユーザが認識可能にすることを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、主走査方向に複数並設された発光素子群で原稿を照射する照射機構を有し、予め定められた原稿読取位置で前記主走査方向に延びる原稿ガラスを介し、当該照射機構により照射される原稿の画像を光学的に読み取る原稿読取部と、
前記原稿読取位置に対して前記原稿読取部の副走査方向に原稿を搬送する原稿搬送部と、
前記原稿搬送部によって搬送される原稿が前記原稿読取位置から外れているときに、前記原稿読取部が読み取った画像から予め定められた異物画像を検出し、前記主走査方向における異物画像の主走査方向位置を検出する異物画像位置検出部と、
前記異物画像位置検出部によって前記異物画像が検出された場合に、前記主走査方向に並ぶ前記発光素子群を点灯させ、当該異物画像の主走査方向位置から一定範囲内の発光素子を、他の発光素子とは異なる発光形態で点灯させる点灯制御部と
を備える画像読取装置である。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像読取装置であって、前記照射機構は、前記複数並設された発光素子群を副主走査方向に並べて2列備え、
前記点灯制御部は、前記異物画像が検出された場合に、一方列の前記発光素子群を点灯させると共に、他方列の前記発光素子群については、当該異物画像の主走査方向位置から一定範囲内にある発光素子のみを、前記異なる発光形態で点灯させるものである。
これらの発明では、異物画像位置検出部で原稿読取位置の画像に異物画像が検出された場合には、点灯制御部が、主走査方向に並ぶ上記発光素子群を点灯させ、異物画像が存在する主走査方向位置から一定範囲内の発光素子を、他の発光素子とは異なる発光形態で点灯させる。このため、上記異物画像位置検出及び異物画像位置検出のための読取動作を、原稿読取前に行うことが可能なので、原稿読取部によって実際に原稿読取が開始されていない原稿読取前の時点でも原稿読取位置(すなわち、原稿読取位置に配置されている原稿ガラス上)の汚れを検出可能である。また、上記主走査方向に並ぶ上記発光素子群の点灯により、原稿ガラス上における他箇所の汚れ状態までユーザに認識させることができ、更に、上記異物画像が存在する主走査方向位置から一定範囲内の発光素子について、他の発光素子とは異なる発光形態での点灯が行われるので、原稿ガラスにおける汚れ箇所をユーザに認識させることができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の画像読取装置であって、前記照明機構を含む原稿読取部は、副走査方向に移動可能な移動機構を更に有し、
前記原稿ガラスから予め定められた距離となる位置に対して照射光が届かない前記照射機構の副走査方向位置情報を記憶する記憶部と、
前記移動機構を駆動制御する駆動制御部とを備え、
前記異物画像が検出された場合には、前記副走査方向位置情報の示す位置まで前記駆動制御部が前記移動機構に前記照射機構を移動させた後、前記点灯制御部が、前記異物画像検出時における前記発光素子群の点灯制御を行うものである。
この発明によれば、上記異物画像が検出された場合には、駆動制御部が、原稿ガラスから予め定められた距離となる位置に対して照射光が届かない副走査方向位置まで照射機構を移動させた後、点灯制御部が異物画像位置検出時における発光素子群の上記点灯制御を行うので、上記原稿ガラスから予め定められた距離となる位置を、原稿ガラスの上方に位置する標準的に想定されるユーザの目の位置に設定することで、ユーザに眩しさを感じさせることなく、異物画像位置検出時における発光素子群の上記点灯制御により、原稿ガラス上における汚れ箇所及び他箇所をユーザに認識させることができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像読取装置であって、前記原稿読取部の原稿読み取り動作を制御する読取制御部を備え、
前記読取制御部は、前記異物画像位置検出及び異物画像位置検出のための前記原稿読取部による読取動作を、前記原稿搬送部による原稿搬送が行われる前に行わせるものである。
この発明によれば、異物画像位置検出及び異物画像位置検出のための原稿読取部による読取動作が原稿搬送部による原稿搬送前に行われるので、原稿読取部によって実際に原稿が読み取られる前の時点で原稿読取位置(原稿ガラス上)の汚れを検出可能である。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像読取装置であって、前記原稿読取部の読み取り動作を制御する読取制御部を備え、
前記原稿読取部により原稿に対する読取動作が開始された後に、前記異物画像が検出された場合には、前記読取制御部が前記原稿読取部に原稿読み取り動作を中止させた後、前記点灯制御部が、前記異物画像検出時における前記発光素子群の点灯制御を行うものである。
この発明によれば、原稿読取動作の開始後に異物画像が検出されると、読取制御部が原稿読取部に原稿読み取り動作を中止させてから、点灯制御部が異物画像検出時における上記発光素子群の点灯制御を行うので、原稿読み取り位置(原稿ガラス上)に汚れが存在する状態で原稿読み取りが続けられる事態を回避しつつ、ユーザに対して原稿ガラス上における汚れ箇所及び他箇所をユーザに認識させることができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像読取装置であって、前記原稿読取部によって読み取られた原稿画像から画像処理により前記異物画像を除去する画像除去処理部と、
前記画像除去処理部による異物画像の除去処理が可能か否かを判別する判別部とを更に備え、
前記異物画像が検出された場合に、前記判別部によって前記画像除去処理が可能と判別されれば、前記画像除去処理部が前記読み取られた原稿画像から前記異物画像を除去し、前記判別部によって前記画像除去処理が不可能と判別されれば、前記点灯制御部が、前記異物画像検出時における前記発光素子群の点灯制御を行うものである。
この発明によれば、上記判別部による判別に基づいて、画像処理で上記異物画像を除去可能であれば当該異物画像の除去処理を行い、画像処理では上記異物画像を除去不可能であれば異物画像検出時における発光素子群の点灯制御が行われるので、例えばコピー時の印刷に影響を与えない程度の原稿ガラス汚れであれば、異物画像検出時における発光素子群の点灯制御を行わずに原稿読取及び印刷を完了させ、コピー時の印刷に悪影響を与える程度の原稿ガラス汚れであれば、異物画像検出時における発光素子群の点灯制御によりユーザに対して警告を行う等、ユーザにとっての利便性を向上させることができる。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の画像読取装置であって、ユーザにより入力される指示に従って前記画像除去処理部が異物画像の除去処理を行う設定とする設定部を更に備え、
前記設定部によって前記画像除去処理を行う設定とされていない場合は、前記画像除去処理部は異物画像の除去処理を行わず、前記点灯制御部が、前記異物画像検出時における前記発光素子群の点灯制御を行うものである。
この発明によれば、上記設定部に上記異物画像の除去処理を行うか否かをユーザが所望に応じて選択できるので、画像処理による異物画像除去に頼らずに、実際に原稿ガラス上から汚れを取り除いた上で原稿読み取りを行わせて、原稿読み取り画像の品質向上を図る等が可能になる。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の画像読取装置であって、前記原稿搬送部は、前記原稿ガラスに対する接離方向に回動可能な回動機構を有し、
前記異物画像が検出された場合、前記点灯制御部は、前記回動機構により前記原稿搬送部が前記原稿ガラスから離れる方向に回動されると、前記異物画像検出時における前記発光素子群の点灯制御を行うものである。
この発明によれば、異物画像が検出され、回動機構により原稿搬送部が原稿ガラスから離れる方向に回動された場合に、点灯制御部が異物画像検出時の発光素子群の点灯制御を行うので、原稿搬送部が原稿ガラスから離れてユーザが原稿ガラスを視認できる状態のときにのみ上記異物画像検出時の発光素子群の点灯を行う等、ユーザにとって有意義なタイミングで上記異物画像検出時の発光素子群の点灯を行うことが可能になる。
また、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の画像読取装置であって、前記点灯制御部は、前記回動機構による回動で前記原稿搬送部が前記原稿ガラスに当接すると、前記異物画像検出時における前記発光素子群の点灯制御を停止して消灯させるものである。
この発明によれば、動機構による回動で原稿搬送部が原稿ガラスに当接すると、点灯制御部が、異物画像検出時における発光素子群の点灯制御を停止して消灯させるので、原稿搬送部が原稿ガラスに覆い被さって当接しており、ユーザが原稿ガラスを視認できない状態のときは、上記異物画像検出時の発光素子群の点灯を行わない等、無駄な発光素子の発光を回避させることが可能になる。
また、請求項10に記載の発明は、請求項8又は請求項9のいずれかに記載の画像読取装置であって、タッチパネル機能を有し、前記異物画像検出時における前記発光素子群の点灯を停止させる指示をユーザから受け付ける指示入力ボタンが表示される表示部と、
前記表示部を駆動制御する表示制御部とを更に備え、
前記表示制御部は、前記点灯制御部により前記異物画像検出時における前記発光素子の点灯が開始されると、前記表示部に前記指示入力ボタンを表示させ、当該指示入力ボタンでユーザからの前記前記発光素子の点灯停止指示が受け付けられた場合に、前記点灯制御部は、前記異物画像検出時における前記発光素子群の点灯制御を停止して消灯させるものである。
この発明によれば、ユーザが、上記表示部の指示入力ボタンから、異物画像検出時における発光素子群の点灯停止の指示を入力することで、ユーザ所望のタイミングで、異物画像検出時の発光素子群の点灯を停止させることができる。
また、請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の画像読取装置であって、前記表示制御部は、前記回動機構による回動で前記原稿搬送部が前記原稿ガラスに当接して前記点灯制御部が前記発光素子群を消灯させると、前記表示部における前記指示入力ボタンの表示を停止するものである。
この発明によれば、原稿搬送部が原稿ガラスに当接して発光素子群が消灯されているときは、上記発光素子群の点灯停止の指示を受け付ける指示入力ボタンが表示部に表示されないので、ユーザにとって無用な指示入力ボタンを表示部に表示させないことが可能である。
また、請求項12に記載の発明は、請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の画像読取装置と、
前記原稿読取部によって読み取られた原稿画像に基づいて記録媒体に画像形成を行う画像形成部と
を備える画像形成装置である。
この発明によれば、請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の発明によって得られる作用を奏する。
本発明によれば、原稿読取部によって実際に原稿を読み取らない例えば原稿読み取り前の時点でも原稿読取位置(すなわち、原稿読取位置に配置されている原稿ガラス上)の汚れを検出可能であり、また、上記異物画像検出時における発光素子群の点灯により、原稿ガラスにおける汚れ箇所に加えて、原稿ガラス上における他箇所の汚れ状態まで、ユーザに認識させることができる。
以下、本発明に係る画像読取装置及び画像形成装置の実施形態について図面を参照して説明する。尚、以下の実施形態では、本発明の実施形態に係る画像読取装置及び画像形成装置を、カラーコピー、スキャナ、ファクシミリ、プリンタ等の機能を備えた複合機に集約した形態を例に説明する。図1は、本発明に係る画像読取装置及び画像形成装置の一実施形態である複合機1の内部構成を模式的に示した縦断面図である。
複合機1は、大きく分けて、原稿読取機構200と装置本体3とからなる。原稿読取機構200は、原稿搬送部21と、スキャナ部22と、操作部5と、後述する反転機構及び制御部61(図3参照)を備えてなる。原稿搬送部21は、ADF(Automatic Document Feeder)を備え、原稿トレイ211、ピックアップローラ212、搬送ドラム213、排紙ローラ214及び排紙トレイ215を有する。原稿トレイ211には、読取対象とされる原稿が載置される。原稿トレイ211に載置された原稿は、1枚ずつピックアップローラ212によって取り込まれ、間隙を介して順次搬送ドラム213へ搬送される。搬送ドラム213を経由した原稿は、排紙ローラ214によって排紙トレイ215へ順次排出される。
スキャナ部(原稿読取部)22は、原稿の画像を光学的に読み取って画像データを生成するものである。スキャナ部22は、プラテンガラス221、光源(照明機構)222、第1ミラー223、第2ミラー224、第3ミラー225、第1キャリッジ226、第2キャリッジ227、結像レンズ228、CCD(Charge Coupled Device)229を備える。このスキャナ部22は、光源222として主走査方向に並ぶ複数のLED(Light Emitting Diode)が用いられ、前記第1ミラー223、第2ミラー224、第3ミラー225、第1キャリッジ226、第2キャリッジ227及び結像レンズ228により、原稿からの光をCCD229に導く。なお、光源222の構成は後述する。
プラテンガラス221には、前記原稿搬送部21によらない原稿読取時に、ユーザの手動により原稿が載置される。光源222及び第1ミラー223は第1キャリッジ226によって支持され、第2ミラー224及び第3ミラー225は第2キャリッジ227によって支持されている。
原稿読取機構200の原稿読取方式としては、プラテンガラス221上に載置された原稿をスキャナ部22が読み取るフラットベッド読取モードと、原稿を原稿搬送部21(ADF)によって取り込み、その搬送途中で原稿を読み取るADF読取モードがある。
フラットベッド読取モードでは、光源222がプラテンガラス221上に載置された原稿を照射し、主走査方向1ライン分の反射光が第1ミラー223、第2ミラー224、第3ミラー225の順に反射して、結像レンズ228に入射する。結像レンズ228に入射した光はCCD229の受光面で結像される。CCD229は一次元のイメージセンサであり、1ライン分の原稿の画像データを同時に処理する。第1キャリッジ226及び第2キャリッジ227は、主走査方向と直交する方向(副走査方向、矢印Y方向)に移動可能に構成されており、1ライン分の読み取りが終了すると、副走査方向に第1キャリッジ226及び第2キャリッジ227が移動し、次のラインの読み取りが行われる。
ADF読取モードでは、原稿搬送部21が原稿トレイ211に載置された原稿をピックアップローラ212によって1枚ずつ取り込む。このとき、第1キャリッジ226及び第2キャリッジ227は、ガラス部材等の透明な材質でなる原稿読取窓(原稿ガラス)230の下方に位置する予め定められた読取位置Pに配置される。原稿搬送部21による原稿搬送で、原稿が搬送ドラム213から排紙トレイ215への搬送経路に設けられた原稿読取窓230上を通過するとき、光源222が原稿を照射し、主走査1ライン分の反射光が第1ミラー233、第2ミラー224、第3ミラー225の順に反射して、結像レンズ228に入射する。結像レンズ228に入射した光はCCD229の受光面で結像される。続いて原稿は原稿搬送部21によって搬送され、次のラインが読み取られる。
更に、原稿搬送部21は、切換ガイド216、反転ローラ217及び反転搬送路218を備えた原稿反転機構(反転部)を有する。この原稿反転機構が、1回目のADF読み取りによって表面(原稿の一方の面)が読み取られた原稿を表裏反転させて原稿読取窓230に再搬送することで、再度CCD229によって裏面(原稿の他方の面)の読み取りが行われる。この原稿反転機構は、両面読み取り時にのみ動作し、片面読み取り時は動作しない。片面読み取り時及び両面読み取り時において裏面の読み取り後、切換ガイド216は上側に切り替えられ、搬送ドラム213を経た原稿は、排紙ローラ214によって排紙トレイ215に排紙される。両面読み取り時における表面読み取り後、切換ガイド216は下側に切り替えられ、搬送ドラム213を経た原稿は反転ローラ217によって反転搬送路218へ搬送される。その後、切換ガイド216は上側へ切り替わり、反転ローラ217が逆回転して原稿を搬送ドラム213へ再給紙する。
複合機1は、装置本体3と、装置本体3の左方に配設されたスタックトレイ6とを有している。装置本体3は、複数の給紙カセット461と、給紙カセット461から記録紙を1枚ずつ繰り出して画像形成部40へ搬送する給紙ローラ462と、給紙カセット461から搬送されてきた記録紙に画像を形成する画像形成部40とを備える。また、装置本体3は、給紙トレイ471と該給紙トレイ471に載置された原稿を1枚ずつ画像形成部40に向けて繰り出す繰り出しローラ472とを備える。
記録部(画像形成部)40は、感光体ドラム43の表面から残留電荷を除電する除電装置421と、除電後の感光体ドラム43の表面を帯電させる帯電装置422と、スキャナ部22で取得された画像データに基づいてレーザ光を出力して感光体ドラム43表面を露光し、当該感光体ドラム43の表面に静電潜像を形成する露光装置423と、前記静電潜像に基づいて感光体ドラム43上に、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(K)の各色のトナー像を形成する現像装置44K,44Y,44M,44Cと、感光体ドラム43に形成された各色のトナー画像が転写されて重ね合わせされる転写ドラム49と、転写ドラム49上のトナー像を用紙に転写させる転写装置41と、トナー像が転写された用紙を加熱してトナー像を用紙に定着させる定着装置45とを備えている。なお、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各色に対するトナーの供給は、図略のトナー供給容器(トナーカートリッジ)から行われる。また、画像形成部40を通過した記録紙をスタックトレイ6又は排出トレイ48まで搬送する搬送ローラ463,464等が設けられている。
記録紙の両面に画像を形成する場合は、画像形成部40で記録紙の一方の面に画像を形成した後、この記録紙を排出トレイ48側の搬送ローラ463にニップされた状態とする。この状態で搬送ローラ463を反転させて記録紙をスイッチバックさせ、記録紙を用紙搬送路Lに送って画像形成部40の上流域に再度搬送し、画像形成部40により他方の面に画像を形成した後、記録紙をスタックトレイ6又は排出トレイ48に排出する。
また、装置本体3の前方には、ユーザが操作画面や各種メッセージ等を視認することができる表示部や、種々の操作命令を入力するための操作ボタンを有する操作部5が備えられている。図2は操作部5の正面図の一例である。この操作部5は、表示部51、タッチパネル52、数字キー群53、各種操作ボタン54〜57、機能選択ボタン58等を備える。表示部51は、LCD(Liquid Crystal Display)やELD(Electronic Luminescent Display)等によって構成され、紙サイズ選択、倍率選択、濃度選択等のユーザに対する操作案内画面が表示される。この表示部51は、タッチパネル52と一体的に形成されている。タッチパネル52は、ユーザによるタッチ操作がなされたときにそのタッチ位置を検出し、該タッチ位置を示す検出信号を後述する制御部61へ出力するものである。
数字キー群53は、例えば、複合機1のコピー機能を動作させる際はコピー枚数を、ファクシミリ機能を動作させる際は送信先の電話番号等を入力するためのものである。スタートボタン55はコピー動作やスキャナ動作等を開始させるボタンであり、ストップ/クリアボタン56はコピー動作やスキャナ動作等の停止、入力操作の取り消しを行うボタンである。リセットボタン57は表示部51の表示や各種設定を初期状態又は標準動作状態にするボタンである。機能選択ボタン58は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能を設定するためのボタンである。
図3は、複合機1の電気的な構成を示すブロック図である。尚、図1、図2に示した各部と同一のものには同一の符号を付し、その説明は省略する。複合機1は、原稿搬送部21、スキャナ部22、操作部5、画像形成部40、記憶部67及び制御部61を備えて構成される。
原稿搬送部21は、前記ADF読取モードで原稿のコピーやスキャンが行われる際に、原稿トレイ211に載置された原稿を自動的に取り込んで、CCD229による原稿の読み取りが可能なように搬送する。
操作部5は、使用者がコピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能及びスキャナ機能等に関する操作を行うために使用され、使用者による操作命令(コマンド)等を制御部61に与える。操作部5は、タッチパネル等を有する表示部51と、使用者によるコピー実行開始指令、あるいはファクシミリ送信開始指令といった種々の指示入力を行うための前記スタートボタン55や数字キー群53等とを含む。
画像形成部40は、CCD229によって得られた画像データや、前記パーソナルコンピュータやファクシミリ装置等から転送された画像データに基づいた画像を記録紙に形成する。
記憶部67は、スキャナ部22の読取動作により得られた画像データや、後述する制御部61により処理された画像データ等を記憶する記憶部や、ファクシミリ通信を行う時の短縮釦登録の相手先名称やファクシミリ番号、或いは、ネットワークスキャナとして使用される際の送信相手先のIPアドレス、さらには、原稿読取窓230に設けられている原稿ガラスから予め定められた距離となる位置に対して照射光が届かない光源222の副走査方向位置情報等を予め記憶する。
開閉検知スイッチ500は、本体3の上面部であってプラテンガラス221の外側に設けられ、原稿搬送部21の開閉状態を検出して制御部61(点灯制御部612)に出力する。
制御部61は、複合機1全体の動作制御を司るものであり、CPU、RAM及びROM等によって構成される。原稿搬送部21、スキャナ部22、操作部5、画像処理部615、画像形成部40は、制御部61による制御の下で動作する。制御部61は、ユーザから操作部5に入力された各種の指示信号等に応じて、図略のROM又は前記記憶部67に記憶されている動作制御プログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示信号の出力、データ転送等を行って複合機1を統括的に制御する。
以上のような構成を有する複合機1においては、ADFモードにおいて原稿搬送部21により搬送される原稿に対して原稿読取機構200により読取動作を行う場合に、原稿読取窓230に異物が付着していると、スキャナ部22における同一の画素が各撮像タイミングで該異物を撮像し、これによって、得られた画像のうち、前記同一の画素の画素位置に対応する主走査方向の位置に、副走査方向に延びる筋状の画像(図4のラインL;以下、異物画像という)が形成されることがある。
このような状況を原稿束の全ての原稿に対する読取動作が終了するまで放置しておくと、該読取動作で得られる画像全てに前記異物画像が発生することとなり、ユーザが望まない複写物が生成される。本実施形態の複合機1は、この問題に対し、次に説明する技術を採用する。
すなわち、複合機1は、まず、各原稿について、通常の画像読取動作(原稿に対する画像読取動作)の他に、当該原稿とその1枚前(もしくは1枚後ろ)で搬送される原稿との間(間隙)の予め定められた位置が前記読取位置Pに到達する前のタイミングで読取動作を実施する(すなわち、通常の画像読取動作の開始前のタイミングを含む)。換言すると、図4に示すように、複合機1は、n枚目(nは1以上の整数)の原稿に対して、通常の画像読取動作を実施する他、(n−1)枚目の原稿の後端縁とn枚目の原稿の先端縁との間の予め定められた位置Cn−1(もしくはn枚目の原稿の後端縁と(n+1)枚目の原稿の先端縁との間の予め定められた位置Cn+1)においてそれぞれ読取動作を実施する。
そして、複合機1は、該読取動作で得られた画像データに、前記異物によって生成される画像データ(以下、異物画像データという)が含まれているか否かを判断し、前記異物画像データが含まれている場合には、その異物画像データに基づいて、異物の位置(特に主走査方向位置)も検出する。
なお、図4は、原稿搬送部21による前記読取位置Pまでの原稿搬送路が擬似的に直線であるものとして、原稿搬送部21によって順番に前記読取位置Pへ搬送される各原稿の配列状態を示した図である。
ここで、複合機1は、前記異物画像データを検出した場合の各部の動作モードとして2つのモードを有している。すなわち、複合機1は、スキャナ部22の読取動作で得られた画像データに基づき、前記異物画像を除去するための画像処理(後述する異物画像除去処理)を実施し、該画像処理後の画像データに基づいて、記録紙に画像を形成する又はデータ保存する異物画像除去モードと、異物画像が検出された場合には前記異物除去処理を実施しないで、前記読取動作を中断して異物が存在する箇所を報知する読取停止モードとを備えている。
本実施形態の複合機1は、上記両モードからユーザが所望のモードを選択できるように構成されている。このモード選択は、例えば図2に示すモード選択画面G1において可能となっている。ユーザは、操作部5に対して所定の操作を行うことにより、図2に示すモード選択画面G1が表示部51に表示される。
図2に示すように、モード選択画面G1には、異物画像検出時に異物画像を除去する画像処理を行う異物画像除去モードを選択するための異物画像除去モード設定ボタンB1と、異物画像検出時に読取動作を中断して異物が存在する箇所を報知するモードを選択するための読取停止モード設定ボタンB2とが表示され、異物画像除去モード設定ボタンB1又は読取停止モード設定ボタンB2に対する押圧操作を行うことで、該ボタンに対応するモードを示すモード指示信号がタッチパネル52から制御部61に出力される。
以上の機能を実現するべく、図3に示すように、制御部61は、異物画像位置検出部611と、点灯制御部612と、駆動制御部613と、読取制御部614と、画像処理部(画像除去処理部)615と、設定部616と、表示制御部617、判別部618と、読取位置導出部619としての機能を有している。
異物画像位置検出部611は、原稿搬送部21によって搬送される原稿が原稿読取位置230の原稿ガラスから外れている状態(原稿搬送前、又は先に搬送された原稿と後続の原稿との間)のときにスキャナ部22が読み取った画像から、予め定められた異物画像を検出し、スキャナ部22の主走査方向における異物画像の主走査方向位置を検出する。
異物画像位置検出部611は、スキャナ部22による上記読取動作で得られた画像データに基づき、異物に起因して生成される異物画像の有無を検出し、間接的に原稿ガラス上における異物の有無を検出するものである。前述したように、搬送ドラム213のうち原稿読取窓230に対向する表面は白一色とされているため、前記位置Cn−1が前記読取位置Pを通過するときのタイミングで実施される読取動作では、白色とされた前記表面にスキャナ部22の光源222で光が照射される。
したがって、前記各位置Cn−1が前記読取位置Pを通過するときのタイミングにおいて、原稿ガラス(原稿読取窓230)に異物が存在しない場合には、前記タイミングで得られる主走査方向の1ライン分の画像データは、該主走査方向に一様に、白色に対応する比較的大きな画素値を有するものとなる。
一方、前記位置Cn−1が前記読取位置Pを通過するときのタイミングで原稿読取窓230に異物が存在する場合、該タイミングで得られる主走査方向の1ライン分の画像データは、画素値が比較的大きい画素データの中に、前記異物に起因して画素値が小さくなった画素データが含まれるものとなる。
これに基づき、異物画像位置検出部611は、異物に起因して生じる画像(以下、異物画像という)を検出する処理を行う。すなわち、異物画像位置検出部611は、前記位置Cn−1が前記読取位置Pを通過するときのタイミングでの読取動作で得られた画像データについて、画素値が比較的大きい画素データの中に、予め定められた閾値より小さい画素データが含まれているか否かを判別し、画素値が比較的大きい画素データの中に前記閾値より小さい画素データが含まれているとき、前記閾値より小さい画素データを前記異物画像データとして検出する。
さらに、異物画像位置検出部611は、主走査方向に並ぶスキャナ部22のいずれの画素のデータが上記異物画像を構成する画素データであるかを解析して、当該主走査方向における異物画像の位置を検出する。
点灯制御部612は、スキャナ部22の光源222の点灯を制御するものである。点灯制御部612は、異物画像位置検出部611によって異物画像が検出された場合に、主走査方向に並ぶ光源222の発光素子群を点灯させ、しかも、当該異物画像の主走査方向位置から一定範囲内に設けられている発光素子を、他の発光素子とは異なる発光形態で点灯させる。当該異なる発光形態とは、例えば、(1)当該一定範囲内に設けられている発光素子の光量を他の発光素子の光量よりも大きくする、(2)当該一定範囲内に設けられている発光素子を点滅させ、他の発光素子は常時発光している状態とする、(3)当該一定範囲内に設けられている発光素子の発光量を一定時間毎に強弱させ、他の発光素子は常時一定の発光量で発光させる、等である。
駆動制御部613は、上記スキャナ部22の第1キャリッジ226及び第2キャリッジ227をスキャナ部22の副走査方向(主走査方向に直交する方向)に移動させる例えば図略のモータ等からなる移動機構を駆動制御する。移動機構は、原稿読取機構200に備えられる。
読取制御部614は、スキャナ部22の原稿読取動作を制御する。読取制御部614は、原稿搬送部21及びスキャナ部22をはじめとする原稿読取機構200の各部の読取動作を制御する。特に本実施形態では、読取制御部614は、各原稿について、通常の画像読取動作をスキャナ部22に実施させる他、前記位置Cn−1(nは1以上の整数)が前記読取位置Pを通過するときのタイミングでスキャナ部22に読取動作を実施させる。
画像処理部615は、画像データに関する各種画像処理を行う。例えば、画像処理部615は、CCD229によって取得された画像データや、ネットワーク接続されたパーソナルコンピュータ、公衆回線で接続されたファクシミリ装置等から転送されてくる画像データに対して、シェーディング補正、レベル補正、ガンマ補正、色収差補正、MTF(Modulation Transfer Function)補正及びスキャナ色補正等の補正処理、画像データの圧縮又は伸長処理、拡大又は縮小処理などの画像加工処理を行う。
また、画像処理部615は、異物画像位置検出部611により異物画像が検出されると、上記設定されているモードに応じ、画像データに対して異物画像を除去するための異物画像除去処理を実施する。この異物画像除去処理としては、例えば、異物画像の周辺に位置する画像を構成する複数の画像データの平均を算出し、異物画像データに代えてこの平均データを採用する等の周知の画像処理が採用可能である。
設定部616は、上述したユーザによるタッチパネル52の異物画像除去モード設定ボタンB1又は読取停止モード設定ボタンB2の操作により、操作部5から出力されるモード指示信号に基づき、当該複合機1のモードを設定する。すなわち、(a)モード指示信号により異物画像除去モードが指示されているときは、異物画像位置検出部611によって異物が検出されると、スキャナ部22による原稿読取動作で得られた画像に対して異物画像除去処理を実施し、該画像処理後の画像に基づいて記録紙に画像を形成し又は画像を保存する設定とし、(b)モード指示信号により読取停止モードが指示されているときは、異物画像位置検出部611によって異物が検出されると、異物除去処理を実施しないで、スキャナ部22による読取動作を停止させて、異物が存在する箇所を原稿読みとの部22の光源222に報知させる設定とする。
表示制御部617は、表示部51を駆動制御するものであり、例えば、表示部51に上記異物画像除去モード設定ボタンB1,読取停止モード設定ボタンB2を表示させたり、異物画像位置検出部611による異物画像検出時にスキャナ部22の光源222の発光素子群の点灯を停止させる指示をユーザから受け付ける指示入力ボタン(図13)を表示部51に表示又は非表示させる。
判別部618は、画像処理部615による異物画像の除去処理が可能か否かを判別する。判別部618は、例えば、異物画像位置検出部611により検出された異物画像が、予め定められた範囲の領域に収まる画素群で構成されているか否かを判断し、異物画像が当該範囲の領域に収まる画素群で構成されている場合は、画像処理部615による異物画像の除去処理が可能と判別し、また、異物画像が当該範囲の領域に収まらない画素群で構成されている場合は、画像処理部615による異物画像の除去処理が不可能と判別する。但し、判別部618は、1つの連続した領域に存在する異物画像が当該範囲内に収まる画素群か否かで上記異物画像除去処理の可否を判別しもよいし、別個の複数の領域に存在する異物画像の画素群の合計領域が当該範囲内に収まるか否かで異物画像除去処理の可否を判別してもよい。
読取位置導出部619は、前記異物画像位置検出部611により異物画像が検出された場合に、原稿読取窓230のうち異物が付着していない位置を検出し、この位置をスキャナ部22による読取位置の変更先として導出するものである。図5は、読取位置Pに異物Dが存在している場合に、スキャナ部22による読取位置を、読取位置Pから読取位置P’に変更する状況を示す図である。
次に、スキャナ部22の光源222の構成を説明する。図6は光源222の上面図、図7は光源222と原稿ガラスとを抽出して示す側断面図である。
光源222は、図6に示すように、複数の発光素子(例えば、LED(Light Emitting Diode)等からなる)が主走査方向に並設されてなる発光素子群を、原稿搬送部21によって原稿が搬送される原稿搬送方向である副走査方向に2列並べて備えている。各発光素子群を、それぞれ発光素子群200A,200Bとする。光源222は、上述したように、原稿読取窓230に搬送されてきた原稿等を照射するものであり、原稿読取時には、2列の発光素子群200A,200Bの両方により原稿読取位置に搬送されてきた原稿を照射する。
上記原稿搬送方向における上流側の発光素子群200Aは、図7に示すように、当該原稿搬送方向の下流側に向けて発光するように各発光素子LA1…LAnの向きが設定されている。また、当該原稿搬送方向における下流側の発光素子群200Bは、当該原稿搬送方向の上流側に向けて発光するように各発光素子LB1…LBnの向きが設定されている。これら各発光素子LA1…LAn,発光素子 LB1…LBnの各照射光は、原稿読取窓230(原稿ガラス)位置で一致するように、各発光素子LA1…LAn,発光素子 LB1…LBnの向き及び光源222の高さ位置が設定されている。
また、異物画像位置検出部611によって異物画像が検出されたとき、上記原稿搬送方向における上流側の発光素子群200Aは、主に原稿ガラス上に検出された汚れ(ゴミ、埃、傷等)の照射に用いられる。また、当該原稿搬送方向における下流側の発光素子群200Bは、主走査方向に延びる原稿ガラス全体の照射に用いられる。
なお、当該光源222は、異物画像位置検出部611によって異物画像が検出されたときは、駆動制御部613により移動機構が駆動されて、記憶部67に記憶されている上記副走査方向位置情報が示す位置(原稿ガラスから予め定められた距離となる位置に対して照射光が届かない光源222の副走査方向位置)まで移動されてから、点灯制御部612によって後述の各発光素子群200A,200Bによる点灯が行われる。当該原稿ガラスから予め定められた距離となる位置とは、標準的な身長からなるユーザが原稿ガラスを当該原稿ガラスの上方から覗き込んだと想定した場合における当該原稿ガラスの高さ位置に対する当該ユーザの目の高さ位置である。この場合、例えば、当該ユーザの目の位置が原稿ガラスの真上としたときに、駆動制御部613により、光源222は、原稿読取時における原稿照射位置から、副走査方向において原稿搬送方向下流側又は上流側となる上記副走査方向位置情報が示す位置に移動された後に、点灯制御部612によって、原稿ガラスに汚れが検出された場合における上記点灯制御が行われる。
また、図6及び図7に示すように、副走査方向において発光素子群200A及び200Bの間となる第1キャリッジ226上の位置には、スリット2261が設けられている。このスリット2261の下方には第1ミラー223が配置されており、当該スリット2261を通して、発光素子群200A及び200Bによって照射された画像が、第1ミラー223、第2ミラー224、第3ミラー225、及び結像レンズ228を介してCCD229に読み取られるようになっている。
次に、複合機1による原稿ガラスの汚れ検出及び汚れ報知の処理を説明する。最初に、モード設定処理について説明する。図8はモード設定処理を示すフローチャートである。
複合機1は、上述したように、スキャナ部22によって読み取られた画像に異物画像を検出した場合の動作モードとして、異物画像を除去する画像処理を実施する異物画像除去モードと、異物画像を除去する画像処理を実施せずにスキャナ部22による読取動作を中断して異物が存在する箇所をユーザに対して報知する読取停止モードとを備えている。
例えば、ユーザが操作部5のモード設定ボタン59(図2)を押下することで表示制御部617に、表示部51にモード設定画面を表示させる指示が表示制御部617に受け付けられると(S1でYES)、表示制御部617は、図2に示したようなモード設定画面G1を表示部51に表示させる(S2)。このモード設定画面G1において、読取停止モードを選択するための読取停止モード設定ボタンB2がユーザにより押圧操作された場合には(S3でYES)、設定部616は、複合機1による汚れ検出時のモードを読取停止モードに設定する(S4)。一方、異物画像除去モードを選択するための異物画像除去モード設定ボタンB1がユーザにより押圧操作された場合には(S3でNO)、設定部616は、複合機1による汚れ検出時のモードを異物画像除去モードに設定する(S5)。
続いて、複合機1による原稿ガラスの汚れ検出及び汚れ報知の処理を説明する。図9は、複合機1による原稿ガラスの汚れ検出及び汚れ報知の処理の第1実施形態を示すフローチャートである。
スタートボタン55により例えばコピー動作開始指示が入力されると(S11でYES)、読取制御部614は、原稿搬送部21に原稿トレイ211上の原稿を搬送させる前に、スキャナ部22に、原稿ガラス上の画像を読み取らせる(S12)。続いて、異物画像位置検出部611が、当該スキャナ部22によって読み取られた画像から異物画像を検出する処理を行う(S13)。なお、当該S13では、異物画像位置検出部611は、異物画像を検出した場合には、異物画像の主走査方向位置も検出する。
異物画像位置検出部611が、スキャナ部22の読取画像から異物画像を検出しなかった場合(S14でNO)、読取制御部614が、通常のコピー動作のための原稿読取動作をスキャナ部22に行わせ(S19)、制御部61が画像形成部40に当該原稿読取動作で得られた画像に基づく画像形成動作を行わせる(S20)。
一方、異物画像位置検出部611が、スキャナ部22によって読み取られた画像から異物画像を検出した場合は(S14でYES)、制御部61は、設定部616により現在設定されている複合機1のモードが読取停止モードであるか、異物画像除去モードであるかを判断する(S15)。
制御部61が、現在設定されているモードが読取停止モードであると判断すると(S15でYES)、駆動制御部613は、移動機構に、記憶部67に記憶されている上記副走査方向位置情報が示す副走査方向位置まで、第1キャリッジ226及び第2キャリッジ227を移動させる(S16)。続いて、点灯制御部612は、発光素子群200A及び200Bの全ての発光素子を発光させて原稿ガラスを照射させると共に、発光素子群200Aの発光素子LA1…LAnのうち、上記検出された異物画像の主走査方向位置の近傍となる上記一定範囲内に設けられている発光素子を、上述した(1)乃至 (3)のいずれかの発光形態で点灯させる(S17)。
これにより、ユーザは、原稿搬送部21を上方に回動させて、原稿ガラスの上方を開放させると、上記異物が存在する主走査方向位置の発光素子の点灯により、原稿ガラス上における汚れ位置を把握でき、さらに、原稿ガラス上の他の箇所における汚れも把握できる。
一方、制御部61が、現在設定されているモードが異物除去モードであると判断すると(S15でNO)、判別部618が、上記検出された異物画像の存在する領域の大きさに基づいて、画像処理部615による異物画像除去処理が可能であるか否かの上記判別処理を行う(S21)。ここで、判別部618が、上記異物画像の異物画像除去処理が不可能と判別した場合は(S21でNO)、処理はS16に移る。
また、判別部618が、上記異物画像の異物画像除去処理が可能と判別した場合は(S21でYES)、読取制御部614は、通常のコピー動作のための原稿読取動作を原稿搬送部21及びスキャナ部22に行わせ(S22)、読み取られた画像に対して画像処理部615が上記異物除去処理を行う(S23)。制御部61は、画像形成部40に、当該異物除去処理が施された後の画像に基づく記録紙への画像形成を画像形成部40に行わせる(S24)。
これにより、ユーザは、原稿ガラスの汚れが軽微であって異物画像が画像処理で消去できる程度であれば、原稿読取動作を停止させることなく、そのまま原稿読取及び画像形成を行うことかでき、原稿ガラスの汚れが酷く、異物画像が画像処理による消去では不十分場合には、原稿読取動作を停止させて、ユーザに対して原稿ガラス上の汚れ位置を報知し、ユーザに当該汚れ位置の清掃等を促すことが可能になる。
次に、複合機1による原稿ガラスの汚れ検出及び汚れ報知の処理の第2実施形態を説明する。図10は、複合機1による原稿ガラスの汚れ検出及び汚れ報知の処理の第2実施形態を示すフローチャートである。なお、第1実施形態と同様の処理は説明を省略する。
第1実施形態では、コピー動作における原稿読取動作開始前に原稿ガラスの汚れ検出及び汚れ報知の処理を行うが、第2実施形態では、コピー動作における原稿読取動作開始後に原稿ガラスの汚れ検出及び汚れ報知の処理を行う。
第2実施形態では、スタートボタン55により例えばコピー動作開始指示が入力されると(S31でYES)、読取制御部614は、原稿搬送部21に原稿トレイ211上の原稿を搬送させ、スキャナ部22による原稿読取を開始させる(S32)。そして、読取制御部614は、スキャナ部22に、原稿搬送部21によって原稿読取窓230(原稿ガラス)に各原稿が搬送される合間のタイミングで(図4に示すCn−1等)、異常画像検出のために原稿ガラスの画像を読み取らせる(S34)。そして、コピー動作時に行うべき他の処理と並行して、異物画像位置検出部611により、当該スキャナ部22での読取画像から異物画像を検出する処理が行われる(S35)。
ここで、異物画像位置検出部611が、スキャナ部22の読取画像から異物画像を検出しなかった場合は(S36でNO)、読取制御部614は、通常のコピー動作のための原稿読取動作をスキャナ部22に行わせるが(S41)、異物画像が検出され(S36でYES)、更に制御部61が読取停止モードと判断した場合は(S37でYES)、読取制御部614は原稿搬送部21及びスキャナ部22に原稿読取動作を停止させる(S38)。そして、駆動制御部613は、移動機構に、記憶部67に記憶されている上記副走査方向位置情報が示す副走査方向位置まで光源222等を移動させ(S39)、点灯制御部612が上記(1)乃至 (3)のいずれかの発光形態での発光素子群200A,200Bの点灯制御により、原稿ガラス上の汚れ位置を報知させる(S40)。
これにより、ユーザは、原稿読み取り動作を開始させた後であっても、原稿ガラスが汚れていれば、原稿ガラス上の汚れ位置を把握でき、さらに、原稿ガラス上の他の箇所における汚れも把握できる。
一方、制御部61が、現在設定されているモードが異物除去モードであると判断した場合は(S37でNO)、判別部618により上記異物画像の異物画像除去処理が可能と判別されると(S43でYES)、読取制御部614により原稿読取動作が続行され(S44)、画像処理部615による異物除去処理が施された後の画像に基づく画像形成が画像形成部40により行われる(S45,S46)。また、判別部618が、上記異物画像の異物画像除去処理が不可能と判別した場合は(S43でNO)、処理はS38に移り、読取制御部614が原稿搬送部21及びスキャナ部22に原稿読取動作を停止させる。
次に、複合機1による上記汚れ検出実施形態の光源222の点灯制御について更に説明する。図11は、複合機1による上記汚れ検出実施形態の光源222の点灯制御を示すフローチャートである。図12は原稿搬送部21を上方に回動させた状態を示す複合機1の斜視図、図13は表示部51の表示例を示す図である。
複合機1では、上記第1及び第2実施形態で示したS17及びS40の処理を行う場合、以下のようにして点灯制御部612が光源222の点灯制御を行ってもよい。
原稿搬送部21は、装置本体3の後縁部を回転軸として原稿搬送部21を図12に矢符Aで示す方向(プラテンガラス221に対する接離方向)に開閉自在とする回動機構600を備えている。開閉検知スイッチ500は、回動機構600により原稿搬送部21がプラテンガラス221及び上記原稿ガラスが備えられた本体3の上面部から離れるとオフとなり、回動機構600により原稿搬送部21が本体3の上面部に当接した状態の時にオンになる構成とされ、開閉検知スイッチ500は、当該オン又はオフを示す各信号を制御部61(点灯制御部612)に出力する。
第1及び第2実施形態におけるS17及びS40の処理を行う場合、点灯制御部612は、開閉検知スイッチ500から出力される上記信号に基づいて開閉検知スイッチ500がオン又はオフのいずれの状態であるかを判断し(S51)、開閉検知スイッチ500がオフの場合は(S51でYES)、点灯制御部612は、発光素子群200A,200Bの上記点灯制御により光源222に原稿ガラス上の汚れ位置を報知させる(S52)。そして、表示制御部617は、図13に示すように、ユーザから点灯報知終了指示(光源222の発光素子群200A,200Bの上記点灯制御による報知を終了させる指示)を受け付ける消灯指示入力受付ボタンB3を表示部51に表示させる(S53)。
ユーザによる操作で消灯指示入力受付ボタンB3に上記点灯報知終了指示が入力されると(S54でYES)、点灯制御部612は、上記発光素子群200A,200Bの点灯制御による汚れ位置報知を終了させる(S55)。すなわち、点灯制御部612は、光源222の上記発光素子群200A,200Bを消灯させる。この後、表示制御部617は、表示部51の消灯指示入力受付ボタンB3の表示を停止する(S56)。
一方、ユーザによる操作で消灯指示入力受付ボタンB3に上記点灯報知終了指示が入力されない場合は(S54でNO)、点灯制御部612は、開閉検知スイッチ500の信号がオン又はオフのいずれを示すかの検出を続け(S57)、開閉検知スイッチ500の信号がオフであれば(S57でNO)、処理をS54に戻し、開閉検知スイッチ500の信号がオンであれば(S57でYES)、処理をS55に移す。
当該処理によれば、原稿搬送部21が原稿ガラス(原稿読取窓230)から離れ、ユーザが原稿ガラスを視認できる状態のとき等、ユーザにとって有意義なタイミングで、上記異物画像検出時における発光素子群200A,200Bの点灯制御による汚れ位置報知を行う等が可能になる。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、光源222は、図6に示した2列の発光素子群200A,200Bを有する構成とされているが、この構成に代えて、1列のみの発光素子群を備え、点灯制御部612は、当該1列の発光素子群の全ての発光素子を発光させて原稿ガラスを照射させ、当該発光素子群の発光素子のうち、上記検出された異物画像の主走査方向位置の近傍となる上記一定範囲内に設けられている発光素子を上述した(1)乃至 (3)のいずれかの発光形態で点灯させるようにしてもよい。
また、上記第1実施形態で示した原稿ガラスの汚れ検出及び汚れ報知の処理において、異物画像が検出されて原稿読取動作が行われない場合や、第2実施形態において異物画像が検出されて原稿読取動作が停止された場合には(図10のS38)、読取位置導出部619によって検出された原稿読取窓230において異物が付着していない副走査方向位置に、駆動制御部613がADF読取モード時のスキャナ部22による読取位置を変更した上で、読取制御部614が原稿読取動作を再開させるようにしてもよい。
また、上記実施形態において図1乃至図13に示した構成及び処理は単なる一例に過ぎず、本発明を当該実施形態に限定する趣旨ではない。
本発明に係る画像読取装置及び画像形成装置の一実施形態である複合機の内部構成を模式的に示した縦断面図である。 操作部の正面図の一例である。 複合機の電気的な構成を示すブロック図である。 原稿給送部による読取位置までの原稿搬送路が擬似的に直線であるものとして、原稿給送部によって順番に前記読取位置へ搬送される各原稿の配列状態を示した図である。 読取位置Pに異物Dが存在している場合に、原稿読取部による読取位置を、読取位置Pから読取位置P’に変更する状況を示す図である。 光源の上面図である。 光源と原稿ガラスとを抽出して示す側断面図である。 モード設定処理を示すフローチャートである。 複合機による原稿ガラスの汚れ検出及び汚れ報知の処理の第1実施形態を示すフローチャートである。 複合機による原稿ガラスの汚れ検出及び汚れ報知の処理の第2実施形態を示すフローチャートである。 複合機による上記汚れ検出実施形態の光源の点灯制御を示すフローチャートである。 原稿搬送部を上方に回動させた状態を示す複写機の斜視図である。 表示部の表示例を示す図である。
符号の説明
1 複合機
200 原稿読取機構
3 装置本体
5 操作部
20 露光ランプ
21 原稿搬送部
22 スキャナ部
221 プラテンガラス
222 光源
40 画像形成部
51 表示部
52 タッチパネル
61 制御部
611 異物画像位置検出部
612 点灯制御部
613 駆動制御部
614 読取制御部
615 画像処理部
616 設定部
617 表示制御部
618 判別部
619 読取位置導出部
67 記憶部
200A,200B 発光素子群
230 原稿読取窓
500 開閉検知スイッチ
600 回動機構
B1 異物画像除去モード設定ボタン
B2 読取停止モード設定ボタン
B3 消灯指示入力受付ボタン

Claims (12)

  1. 主走査方向に複数並設された発光素子群で原稿を照射する照射機構を有し、予め定められた原稿読取位置で前記主走査方向に延びる原稿ガラスを介し、当該照射機構により照射される原稿の画像を光学的に読み取る原稿読取部と、
    前記原稿読取位置に対して前記原稿読取部の副走査方向に原稿を搬送する原稿搬送部と、
    前記原稿搬送部によって搬送される原稿が前記原稿読取位置から外れているときに、前記原稿読取部が読み取った画像から予め定められた異物画像を検出し、前記主走査方向における異物画像の主走査方向位置を検出する異物画像位置検出部と、
    前記異物画像位置検出部によって前記異物画像が検出された場合に、前記主走査方向に並ぶ前記発光素子群を点灯させ、当該異物画像の主走査方向位置から一定範囲内の発光素子を、他の発光素子とは異なる発光形態で点灯させる点灯制御部と
    を備える画像読取装置。
  2. 前記照射機構は、前記複数並設された発光素子群を副主走査方向に並べて2列備え、
    前記点灯制御部は、前記異物画像が検出された場合に、一方列の前記発光素子群を点灯させると共に、他方列の前記発光素子群については、当該異物画像の主走査方向位置から一定範囲内にある発光素子のみを、前記異なる発光形態で点灯させる請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記照明機構を含む原稿読取部は、副走査方向に移動可能な移動機構を更に有し、
    前記原稿ガラスから予め定められた距離となる位置に対して照射光が届かない前記照射機構の副走査方向位置情報を記憶する記憶部と、
    前記移動機構を駆動制御する駆動制御部とを備え、
    前記異物画像が検出された場合には、前記副走査方向位置情報の示す位置まで前記駆動制御部が前記移動機構に前記照射機構を移動させた後、前記点灯制御部が、前記異物画像検出時における前記発光素子群の点灯制御を行う請求項1又は請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記原稿読取部の原稿読み取り動作を制御する読取制御部を備え、
    前記読取制御部は、前記異物画像位置検出及び当該異物画像位置検出のための前記原稿読取部による読取動作を、前記原稿搬送部による原稿搬送が行われる前に行わせる請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像読取装置。
  5. 前記原稿読取部の読み取り動作を制御する読取制御部を備え、
    前記原稿読取部により原稿に対する読取動作が開始された後に、前記異物画像が検出された場合には、前記読取制御部が前記原稿読取部に原稿読み取り動作を中止させた後、前記点灯制御部が、前記異物画像検出時における前記発光素子群の点灯制御を行う請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像読取装置。
  6. 前記原稿読取部によって読み取られた原稿画像から画像処理により前記異物画像を除去する画像除去処理部と、
    前記画像除去処理部による異物画像の除去処理が可能か否かを判別する判別部とを更に備え、
    前記異物画像が検出された場合に、前記判別部によって前記画像除去処理が可能と判別されれば、前記画像除去処理部が前記読み取られた原稿画像から前記異物画像を除去し、前記判別部によって前記画像除去処理が不可能と判別されれば、前記点灯制御部が、前記異物画像検出時における前記発光素子群の点灯制御を行う請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像読取装置。
  7. ユーザにより入力される指示に従って前記画像除去処理部が異物画像の除去処理を行う設定とする設定部を更に備え、
    前記設定部によって前記画像除去処理を行う設定とされていない場合は、前記画像除去処理部は異物画像の除去処理を行わず、前記点灯制御部が、前記異物画像検出時における前記発光素子群の点灯制御を行う請求項6に記載の画像読取装置。
  8. 前記原稿搬送部は、前記原稿ガラスに対する接離方向に回動可能な回動機構を有し、
    前記異物画像が検出された場合、前記点灯制御部は、前記回動機構により前記原稿搬送部が前記原稿ガラスから離れる方向に回動されると、前記異物画像検出時における前記発光素子群の点灯制御を行う請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の画像読取装置。
  9. 前記点灯制御部は、前記回動機構による回動で前記原稿搬送部が前記原稿ガラスに当接すると、前記異物画像検出時における前記発光素子群の点灯制御を停止して消灯させる請求項8に記載の画像読取装置。
  10. タッチパネル機能を有し、前記異物画像検出時における前記発光素子群の点灯を停止させる指示をユーザから受け付ける指示入力ボタンが表示される表示部と、
    前記表示部を駆動制御する表示制御部とを更に備え、
    前記表示制御部は、前記点灯制御部により前記異物画像検出時における前記発光素子の点灯が開始されると、前記表示部に前記指示入力ボタンを表示させ、当該指示入力ボタンでユーザからの前記前記発光素子の点灯停止指示が受け付けられた場合に、前記点灯制御部は、前記異物画像検出時における前記発光素子群の点灯制御を停止して消灯させる請求項8又は請求項9のいずれかに記載の画像読取装置。
  11. 前記表示制御部は、前記回動機構による回動で前記原稿搬送部が前記原稿ガラスに当接して前記点灯制御部が前記発光素子群を消灯させると、前記表示部における前記指示入力ボタンの表示を停止する請求項10に記載の画像読取装置。
  12. 請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の画像読取装置と、
    前記原稿読取部によって読み取られた原稿画像に基づいて記録媒体に画像形成を行う画像形成部と
    を備える画像形成装置。
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