JP2010028349A - 通信装置、通信方法、プログラム、および通信システム - Google Patents

通信装置、通信方法、プログラム、および通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】通信装置、通信方法、プログラム、および通信システムを提供すること。
【解決手段】送信元装置の位置情報を含むパケットを受信する通信部と、前記通信部により受信されたパケットに含まれる位置情報を記憶する記憶部と、前記通信部により受信されたパケットにある範囲を示す範囲情報が含まれる場合に、前記範囲内を示す位置情報が前記記憶部に記憶されていれば、前記通信部により受信されたパケットを前記通信部から中継送信させる中継制御部と、を備える通信装置。
【選択図】図6

Description

本発明は、通信装置、通信方法、プログラム、および通信システムに関する。
近日、DSRC(Dedicated Short Range Communications)に対応する車載器が広く普及している。かかる車載器が搭載された車両の利用者は、車載器と路側機とのDSRCに基づく路車間通信により、交通情報や店舗情報の把握、駐車場の入出などを行なうことができる。
また、複数の車両に搭載された車載機間でのDSRCに基づく通信である車々間通信も提案されている。かかる車々間通信によれば、例えば、見通しの悪い交差点に近づく2の車両の車載機間で位置情報を交換することにより、2の車両の利用者に交差点へ近づく他の車両の有無を通知することが可能である。なお、2の車両の車載機が直接通信できない場合、他の車両の車載機が通信を中継することができる。
しかし、2の車両間に存在する複数の車載機が、2の車両間の通信を無制限に中継するとすれば、トラフィックが増大し、通信容量が減少してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、不要な中継を回避することによりトラフィック量を抑制することが可能な、新規かつ改良された通信装置、通信方法、プログラム、および通信システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、送信元装置の位置情報を含むパケットを受信する通信部と、前記通信部により受信されたパケットに含まれる位置情報を記憶する記憶部と、前記通信部により受信されたパケットにある範囲を示す範囲情報が含まれる場合に、前記範囲内を示す位置情報が前記記憶部に記憶されていれば、前記通信部により受信されたパケットを前記通信部から中継送信させる中継制御部と、を備える通信装置が提供される。
前記通信装置は、前記通信部により受信されたパケットの受信強度を測定する測定部と、前記測定部により測定された信号強度が所定強度を下回っているか否かを判定する信号強度判定部と、をさらに備え、前記中継制御部は、さらに、前記測定部により測定された信号強度が所定強度を下回っていると前記信号強度判定部により判定された場合に、前記通信部により受信されたパケットを前記通信部から中継送信させてもよい。
前記通信装置は、前記通信部により受信されたパケットのパケットタイプが中継パケットであるか否かを判定するパケット判定部をさらに備え、前記中継制御部は、さらに、前記パケットタイプが中継パケットであると前記パケット判定部により判定された場合に、前記通信部により受信されたパケットを前記通信部から中継送信させてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、送信元装置の位置情報を含むパケットを受信するステップと、前記パケットに含まれる位置情報を記憶するステップと、前記パケットにある範囲を示す範囲情報が含まれる場合に、前記範囲内を示す位置情報が前記記憶部に記憶されていれば、前記通信部により受信されたパケットを前記通信部から中継送信させるステップと、を含む通信方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、ある範囲を示す範囲情報を含むパケットを送信する第1の通信装置と、送信元装置の位置情報を含むパケットを受信する通信部、前記パケットに含まれる位置情報を記憶する記憶部、および前記通信部により前記第1の通信装置から受信されたパケットに含まれる範囲情報の示す範囲内を示す位置情報が前記記憶部に記憶されていれば、前記通信部により前記第1の通信装置から受信されたパケットを前記通信部から中継送信させる中継制御部、を有する第2の通信装置と、を備える通信システムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、送信元装置の位置情報を含むパケットを受信する通信部と、前記通信部により受信されたパケットに含まれる位置情報を記憶する記憶部と、前記通信部により受信されたパケットにある範囲を示す範囲情報が含まれる場合に、前記範囲内を示す位置情報が前記記憶部に記憶されていれば、前記通信部により受信されたパケットを前記通信部から中継送信させる中継制御部と、として機能させるためのプログラムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、ある範囲を示す範囲情報を含むパケットを生成する生成部と、前記生成部により生成されたパケットを送信する通信部と、を備え、前記範囲情報は、前記生成部により生成されたパケットの送信先となる範囲を示し、前記通信部から送信されたパケットを受信した他の通信装置は、前記範囲情報の示す範囲内からパケットを受信したことがあれば、前記通信部から送信されたパケットを中継送信する、通信装置が提供される。
以上説明したように本発明にかかる通信装置、通信方法、プログラム、および通信システムによれば、不要な中継を回避することによりトラフィック量を抑制することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、以下に示す項目順序に従って当該「発明を実施するための最良の形態」を説明する。
〔1〕本実施形態にかかる通信システムの全体構成
〔2〕本実施形態に至る経緯
〔3〕通信システムを構成する車載機の構成
〔4〕通信システムを構成する車載機の動作
〔5〕まとめ
〔1〕本実施形態にかかる通信システムの全体構成
まず、図1を参照し、本実施形態にかかる通信システム1の全体構成を説明する。
図1は、本実施形態にかかる通信システム1の全体構成を示した説明図である。図1に示したように、本実施形態にかかる通信システム1は、複数の車両22A〜22E、および複数の車両22A〜22Eに搭載される複数の車載機20A〜20Eを含む。なお、本明細書においては、実質的に同一機能を有する複数の構成の各々は、同一符号の後に異なるアルファベットを付することで区別する。しかし、同一機能を有する複数の構成の各々を特に区別する必要が無い場合、同一符号のみを付する。例えば、車両22Aおよび22Bを特に区別する必要が無い場合、単に車両22と総称する。
車両22は、人間や貨物を乗せて移動可能な乗り物である。図1においては車両の一例として四輪車を示しているが、車両22は、例えば、二輪車や三輪車などの自動車であっても、自転車、バス、電車、新幹線、路面電車、飛行機、船、ボートなどの乗り物であってもよい。
車載機20(通信装置)は、車両22に搭載され、外部から多様な情報を取得して利用者に提供することができる。例えば、車載機20は、道路脇に設けられる路側機とDSRCに基づく路車間通信を行い、渋滞状況、事故発生状況、速度超過に対する注意喚起情報、近辺情報、広告情報などを取得して利用者に提供する。
また、車載機20は、他の車両22に設けられている車載機20とDSRCに基づく車々間通信を行うことも可能である。例えば、車両22Bの車載機20Bが車両22Bの位置情報を含むパケットを送信し、当該パケットを車両22Cの車載機20Cが受信すれば、交差点に車両22Bが近づいていることを把握し、利用者に通知することができる。その結果、車両22Cの利用者は、見通しの悪い交差点付近の状況を把握し、事故の未然防止を図ることが可能となる。その他、車々間通信によれば、追い越し車両と対向車両との衝突回避、合流時における衝突回避、および停止中の車両への衝突回避などの実現が期待される。
なお、図1においては、車両22Bと車両22Cの間に障害物が存在し、車両22Bの車載機20Bと車両22Cの車載機20Cでの直接通信が困難であるため、車両22Aの車載機20Aが通信を中継した例を示している。
〔2〕本実施形態に至る経緯
しかし、仮に車載機20が、他の車載機20間の通信を無制限に中継するとすれば、不要にトラフィックが増大し、通信容量を圧迫してしまうという問題があった。
例えば、図1において、車両22Dの車載機20Dが、車載機20Bから送信されたパケットを受信し、当該パケットを中継送信したとしても、車両22Dと車両22Cの間に障害物が存在し、当該パケットが車両22Cに到達しないことが予想される。
また、図1において、車両22Eの車載機20Eが、車載機20Bから送信されたパケットを受信し、当該パケットを中継送信すると、車載機20Aからも中継送信されるため、一方の中継送信が不要となることが予想される。
そこで、上記事情を一着眼点にして本実施形態にかかる車載機20によれば、不要なパケット中継を回避することによりトラフィック量を抑制することができる。以下、図2〜図6を参照し、このような車載機20について詳細に説明する。
〔3〕通信システムを構成する車載機の構成
図2は、本実施形態にかかる車載機20の構成を示した機能ブロック図である。図2に示したように、当該車載機20は、アンテナ104と、RF処理部108と、受信回路112と、データ選択部114と、送信回路116と、位置データ取得部120と、地図データ記憶部124と、送信範囲指定部128と、パケット生成部132と、RSSI(Received Signal Strength Indication)測定部142と、RSSI判定部144と、パケット判定部146と、位置抽出部148と、送信範囲抽出部150と、中継制御部152と、を備える。
アンテナ104は、他の車載機20とのインターフェースであって、他の車載機20との間でパケットを送受信する通信部として機能する。RF処理部108は、アンテナ104と接続されており、アンテナ104により受信されたパケットのダウンコンバージョンし、ベースバンド信号に変換して出力する。また、RF処理部108は、送信回路116と接続されており、送信回路116からベースバンド信号として入力されたパケットを高周波信号にアプコンバージョンし、アンテナ104から無線で送信させる。
受信回路112は、RF処理部108と接続されており、RF処理部108から入力されるベースバンド信号のパケットを復調、復号してビット列として出力する。例えば、受信回路112は、ベースバンド信号をコンスタレーションに基づいてビット列に変換し、ビタビアルゴリズムに基づいて復号する。
送信回路116は、データ選択部114およびパケット生成部132と接続されており、データ選択部114またはパケット生成部132から入力されるパケットのビット列を符号化、変調してベースバンド信号としてRF処理部108へ出力する。例えば、送信回路116は、パケットのビット列を畳み込み符号により符号化し、OFDM(orthogonal frequency division multiplexing )変調する。
位置データ取得部120は、車載機20の現在の位置データ(位置情報)を取得する。例えば、位置データ取得部120は、GPS(Global Positioning System)により、緯度経度で表現される位置データを取得してもよい。なお、位置データの取得方法はGPSに限られず、周囲のWiFi基地局から送信されるWiFi電波の強度、および基地局位置に基づいて現在位置を取得することも可能である。
地図データ記憶部124は、道路、河川、地形などを示す地図データを記憶している。車載機20は、かかる地図データ上に、位置データ取得部120により取得された位置データの示す位置を表示することにより、利用者に現在の走行位置を通知することができる。
なお、地図データ記憶部124は、例えば、不揮発性メモリ、磁気ディスク、光ディスク、およびMO(Magneto Optical)ディスクなどの記憶媒体であってもよい。不揮発性メモリとしては、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)があげられる。また、磁気ディスクとしては、ハードディスクおよび円盤型磁性体ディスクなどがあげられる。また、光ディスクとしては、CD(Compact Disc、DVD−R(Digital Versatile Disc Recordable)およびBD(Blu−Ray Disc(登録商標))などがあげられる。
送信範囲指定部128は、位置データ取得部120により取得された位置データ、および地図データ記憶部124に記憶されている地図データに基づき、パケットの送信先の範囲を示す送信範囲を指定する。送信範囲指定部128により指定される送信範囲の具体例については、図4を参照して後述する。
パケット生成部132は、位置データ取得部120により取得された位置データ、および送信範囲指定部128により指定された送信範囲などに基づき、車載機20から送信するためのパケットを生成する。具体的には、パケット生成部132は、図3に示すフォーマットを有するパケットを生成する。
図3は、パケットフォーマットを示した説明図である。図3に示したように、パケットは、プリアンブル、ユニークワード、MAC(Media Access Control)ヘッダ、MACヘッダCRC(cyclic redundancy check)、ペイロード、およびペイロードCRCを含む。
プリアンブルは既知の信号パターンを有し、受信先におけるパケット検出に利用される。ユニークワードも同様に既知の信号パターンであり、受信先における同期タイミングの検出に利用される。例えば、受信先においてユニークワードが記憶されており、記憶されているユニークワードと受信されたパケットとの相互相関のピーク値に基づいて同期タイミングを検出することができる。
MACヘッダは、車載機20間のアクセス制御のための情報であり、例えば図3に示したように、送信元の車載機20のアドレスを示す送信元アドレスや、当該パケットのタイプを示すパケットタイプなどを含む。なお、パケットタイプは、中継が許容されている中継パケットと、通常パケットに大別される。また、MACヘッダCRCは、MACヘッダ内の誤りを検出するための誤り検出符号である。
ペイロードは、車載機20間で送受信される任意のデータであり、例えば、図3に示したように、送信元の車載機20の位置データ取得部120において取得された位置データ、および送信範囲指定部128により指定された送信範囲を示す送信範囲情報を含む。また、ペイロードCRCは、ペイロード内の誤りを検出するための誤り検出符号である。
ここで、図4を参照し、送信範囲指定部128により指定される送信範囲について説明する。
図4は、送信範囲指定部128により指定される送信範囲の具体例を示した説明図である。より詳細には、図4には、××通りを走行する車両22Bの車載機20Bの送信範囲指定部128により指定される送信範囲を示している。
車両22Bの車載機20Bの送信範囲指定部128は、位置データ取得部120により取得された位置データ、および地図データ記憶部124に記憶されている地図データに基づき、現在××通りを走行中であることを把握する。さらに、車両22Bの車載機20Bの送信範囲指定部128は、地図データに基づき、××通りと交差する○○通りを間もなく通過することを把握する。
ここで、××通りと○○通りの交差点は見通しが悪いため、○○通りから当該交差点へ出てくる車両22Cへ、車両22Bが間もなく当該交差点を通過することを通知することは交通安全の観点から有効である。そこで、車両22Bの車載機20Bの送信範囲指定部128は、交差点を間もなく通過することを把握すると、当該交差点付近を送信範囲として指定し、当該送信範囲内の車両22Cへパケットが到達するようにする。
図4においては、送信範囲を点線の長方形で示しており、車両22Bの車載機20Bの送信範囲指定部128は、当該送信範囲を長方形の頂点A〜Cを用いて指定することができる。なお、送信範囲の指定方法はかかる例に限定されず、例えば、送信範囲を円形として中心位置と半径により送信範囲を指定するなど、任意の変形例を適用することが可能である。
ここで図2を参照して車載機20の構成の説明に戻ると、RSSI測定部142は、RF処理部108と接続されており、RF処理部108から入力されるパケットのベースバンド信号のRSSI(信号強度)を測定する測定部として機能する。
RSSI判定部144は、RSSI測定部142と接続されており、RSSI測定部142により測定されたRSSIと所定強度とを比較し、当該RSSIが所定強度を下回っているか否かを判定する信号強度判定部として機能する。例えば、RSSI判定部144は、当該RSSIが所定強度を下回っている場合に真の値を中継制御部152へ出力し、当該RSSIが所定強度を上回っている場合に偽の値を中継制御部152へ出力してもよい。
パケット判定部146は、受信回路112と接続されており、受信回路112により復号されたパケットが入力される。そして、パケット判定部146は、入力されたパケットのMACヘッダ中のパケットタイプの記載に基づき、当該パケットが中継パケットであるか否かを判定する。例えば、パケット判定部146は、当該パケットが中継パケットである場合に真の値を中継制御部152へ出力し、当該パケットが中継パケットでない場合に偽の値を中継制御部152へ出力してもよい。
位置抽出部148は、受信回路112と接続されており、受信回路112により復号されたパケットが入力される。そして、位置抽出部148は、入力されたパケットのペイロード中に記載されている位置データを抽出し、中継制御部152へ出力する。中継制御部152は、位置抽出部148から出力される位置データを記憶する記憶部としての機能を有する。なお、中継制御部152に記憶された位置データは所定期間ごとに消去されてもよい。
送信範囲抽出部150は、受信回路112と接続されており、受信回路112により復号されたパケットが入力される。そして、送信範囲抽出部150は、入力されたパケットのペイロード中に記載されている送信範囲情報を抽出し、中継制御部152へ出力する。
中継制御部152は、RSSI判定部144、パケット判定部146、位置抽出部148、および送信範囲抽出部150と接続されている。また、中継制御部152は、RSSI判定部144によるRSSIの判定結果、パケット判定部146によるパケットタイプの判定結果、位置抽出部148により抽出された位置データ、および送信範囲抽出部150により抽出された送信範囲情報が入力される。
そして、中継制御部152は、上記入力に基づき、アンテナ104により受信されたパケットを中継するか否かを判断する。そして、中継制御部152は、アンテナ104により受信されたパケットを中継すると判断した場合、その旨をデータ選択部114へ指示し、当該パケットを送信回路116へ出力させる。
具体的には、中継制御部152は、上記入力に基づき、図5に示すテーブルに従って中継を行なうか否かを判断する。
図5は、中継するか否かを判断するためのテーブル例を示した説明図である。図5に示したように、中継制御部152は、アンテナ104により受信されたパケットが通常パケットである場合には中継を行なわないと判断する。また、中継制御部152は、アンテナ104により受信されたパケットが中継パケットであり、送信範囲情報の示す範囲内を示す位置データを記憶しておらず(範囲外)、RSSIが所定強度以下である場合には中継を行なわないと判断する。
また、中継制御部152は、アンテナ104により受信されたパケットが中継パケットであり、送信範囲情報の示す範囲内を示す位置データを記憶しておらず(範囲外)、RSSIが所定強度以上である場合には中継を行なわないと判断する。また、中継制御部152は、アンテナ104により受信されたパケットが中継パケットであり、送信範囲情報の示す範囲内を示す位置データを記憶しており(範囲内)、RSSIが所定強度以上である場合には中継を行なわないと判断する。
一方、中継制御部152は、アンテナ104により受信されたパケットが中継パケットであり、送信範囲情報の示す範囲内を示す位置データを記憶しており(範囲内)、RSSIが所定強度以下である場合には中継を行なうと判断する。
このように、中継制御部152は、アンテナ104により受信されたパケットに記載されている送信範囲情報の示す範囲内を示す位置データを記憶していない場合、中継を行なわないと判断する。すなわち、中継制御部152は、以前に送信範囲情報の示す範囲内からパケットを受信したことがない場合、中継を行なわないと判断する。
かかる構成によれば、車載機20が、送信範囲情報の示す範囲内へ到達しないパケットの中継送信してしまう場合を防止し、トラッフィック量の増大を抑止することができる。具体的には、図4に示した車両22Dの車載機20Dは、送信範囲内からパケットを受信したことがないため、車載機20Bから受信したパケットの中継送信を行なわない。
また、中継制御部152は、アンテナ104により受信されたパケットに記載されているRSSIが所定強度以上である場合には中継を行なわないと判断する。かかる構成によれば、中継パケットの送信元の車載機20に近接する複数の車載機20により中継送信が行なわれてしまう場合を防止し、通信帯域の有効活用を図ることができる。具体的には、図4に示した車両22Eの車載機20Eは、車載機20BからのパケットのRSSIが所定強度を上回るため、車載機20Bから受信したパケットの中継送信を行なわない。このため、車載機20Aおよび車載機20Eにより重複して中継送信されてしまう場合を防止できる。
〔4〕通信システムを構成する車載機の動作
以上、図2〜図5を参照して本実施形態にかかる車載機20の構成を説明した。続いて、図6を参照し、本実施形態にかかる車載機20の動作について説明する。
図6は、本実施形態にかかる車載機20の動作の流れを示したフローチャートである。図6に示したように、まず、車載機20のアンテナ104がパケットを受信すると(S204)、RSSI測定部142がパケットのRSSIを測定する(S208)。そして、RSSI判定部144が、RSSI測定部142により測定されたRSSIが所定強度以下であるか否かを判断する(S212)。ここで、RSSI測定部142により測定されたRSSIが所定強度以上であると判断された場合、車載機20は中継送信を行なわない。
一方、RSSI測定部142により測定されたRSSIが所定強度以下であると判断された場合、パケット判定部146が、アンテナ104により受信されたパケットが中継パケットであるか否かをパケット内のパケットタイプの記載に基づいて判断する(S216)。ここで、パケットタイプが中継パケットでないと判断された場合、車載機20は中継送信を行なわない。
さらに、パケットタイプが中継パケットであると判断された場合、中継制御部152は、パケットに記載されている送信範囲情報の示す送信範囲内からパケットを受信したことがあるか否かを判断する(S220)。ここで、車載機20は、送信範囲内からパケットを受信したことがない場合、中継送信を行なわない。
一方、中継制御部152は、送信範囲内からパケットを受信したことがある場合、当該パケットの中継送信を行なうと判断し、データ選択部114を制御し、アンテナ104により受信されたパケットの中継送信を行なう(S224)
〔5〕まとめ
以上説明したように、本実施形態にかかる車載機20の中継制御部152は、アンテナ104により受信されたパケットに記載されている送信範囲情報の示す範囲内を示す位置データを記憶していない場合、中継を行なわないと判断する。すなわち、中継制御部152は、以前に送信範囲情報の示す範囲内からパケットを受信したことがない場合、中継を行なわないと判断する。かかる構成によれば、車載機20が、送信範囲情報の示す範囲内へ到達しないパケットの中継送信してしまう場合を防止し、トラッフィック量の増大を抑止することができる。
また、本実施形態にかかる車載機20の中継制御部152は、アンテナ104により受信されたパケットに記載されているRSSIが所定強度以上である場合には中継を行なわないと判断する。かかる構成によれば、中継パケットの送信元の車載機20に近接する複数の車載機20により中継送信が行なわれてしまう場合を防止し、通信帯域の有効活用を図ることができる。
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本明細書の車載機20の処理における各ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、車載機20の処理における各ステップは、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)を含んでもよい。
また、車載機20に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアを、上述した車載機20の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。また、図2の機能ブロック図で示したそれぞれの機能ブロックをハードウェアで構成することで、一連の処理をハードウェアで実現することもできる。
本実施形態にかかる通信システムの全体構成を示した説明図である。 本実施形態にかかる車載機の構成を示した機能ブロック図である。 パケットフォーマットを示した説明図である。 送信範囲指定部により指定される送信範囲の具体例を示した説明図である。 中継するか否かを判断するためのテーブル例を示した説明図である。 本実施形態にかかる車載機の動作の流れを示したフローチャートである。
符号の説明
104 アンテナ
108 RF処理部
112 受信回路
114 データ選択部
116 送信回路
120 位置データ取得部
128 送信範囲指定部
132 パケット生成部
142 RSSI測定部
144 RSSI判定部
146 パケット判定部
148 位置抽出部
150 送信範囲抽出部
152 中継制御部

Claims (7)

  1. 送信元装置の位置情報を含むパケットを受信する通信部と;
    前記通信部により受信されたパケットに含まれる位置情報を記憶する記憶部と;
    前記通信部により受信されたパケットにある範囲を示す範囲情報が含まれる場合に、前記範囲内を示す位置情報が前記記憶部に記憶されていれば、前記通信部により受信されたパケットを前記通信部から中継送信させる中継制御部と;
    を備える、通信装置。
  2. 前記通信装置は、
    前記通信部により受信されたパケットの受信強度を測定する測定部と;
    前記測定部により測定された信号強度が所定強度を下回っているか否かを判定する信号強度判定部と;
    をさらに備え、
    前記中継制御部は、さらに、前記測定部により測定された信号強度が所定強度を下回っていると前記信号強度判定部により判定された場合に、前記通信部により受信されたパケットを前記通信部から中継送信させる、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記通信装置は、
    前記通信部により受信されたパケットのパケットタイプが中継パケットであるか否かを判定するパケット判定部をさらに備え、
    前記中継制御部は、さらに、前記パケットタイプが中継パケットであると前記パケット判定部により判定された場合に、前記通信部により受信されたパケットを前記通信部から中継送信させる、請求項2に記載の通信装置。
  4. 送信元装置の位置情報を含むパケットを受信するステップと;
    前記パケットに含まれる位置情報を記憶するステップと;
    前記パケットにある範囲を示す範囲情報が含まれる場合に、前記範囲内を示す位置情報が前記記憶部に記憶されていれば、前記通信部により受信されたパケットを前記通信部から中継送信させるステップと;
    を含む、通信方法。
  5. ある範囲を示す範囲情報を含むパケットを送信する第1の通信装置と;
    送信元装置の位置情報を含むパケットを受信する通信部、
    前記パケットに含まれる位置情報を記憶する記憶部、および
    前記通信部により前記第1の通信装置から受信されたパケットに含まれる範囲情報の示す範囲内を示す位置情報が前記記憶部に記憶されていれば、前記通信部により前記第1の通信装置から受信されたパケットを前記通信部から中継送信させる中継制御部、
    を有する第2の通信装置と;
    を備える、通信システム。
  6. コンピュータを、
    送信元装置の位置情報を含むパケットを受信する通信部と;
    前記通信部により受信されたパケットに含まれる位置情報を記憶する記憶部と;
    前記通信部により受信されたパケットにある範囲を示す範囲情報が含まれる場合に、前記範囲内を示す位置情報が前記記憶部に記憶されていれば、前記通信部により受信されたパケットを前記通信部から中継送信させる中継制御部と;
    として機能させるための、プログラム。
  7. ある範囲を示す範囲情報を含むパケットを生成する生成部と;
    前記生成部により生成されたパケットを送信する通信部と;
    を備え、
    前記範囲情報は、前記生成部により生成されたパケットの送信先となる範囲を示し、
    前記通信部から送信されたパケットを受信した他の通信装置は、前記範囲情報の示す範囲内からパケットを受信したことがあれば、前記通信部から送信されたパケットを中継送信する、通信装置。


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