JP6670984B1 - 無線通信システム、基地局、移動局、及び無線通信方法 - Google Patents

無線通信システム、基地局、移動局、及び無線通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6670984B1
JP6670984B1 JP2019558631A JP2019558631A JP6670984B1 JP 6670984 B1 JP6670984 B1 JP 6670984B1 JP 2019558631 A JP2019558631 A JP 2019558631A JP 2019558631 A JP2019558631 A JP 2019558631A JP 6670984 B1 JP6670984 B1 JP 6670984B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
road
type
application data
mobile station
communication packet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019558631A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2020004319A1 (ja
Inventor
博己 藤田
博己 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6670984B1 publication Critical patent/JP6670984B1/ja
Publication of JPWO2020004319A1 publication Critical patent/JPWO2020004319A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/30Services specially adapted for particular environments, situations or purposes
    • H04W4/40Services specially adapted for particular environments, situations or purposes for vehicles, e.g. vehicle-to-pedestrians [V2P]
    • H04W4/44Services specially adapted for particular environments, situations or purposes for vehicles, e.g. vehicle-to-pedestrians [V2P] for communication between vehicles and infrastructures, e.g. vehicle-to-cloud [V2C] or vehicle-to-home [V2H]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/06Selective distribution of broadcast services, e.g. multimedia broadcast multicast service [MBMS]; Services to user groups; One-way selective calling services
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/10Connection setup
    • H04W76/11Allocation or use of connection identifiers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

道路周辺に設置される基地局が、道路に関連するアプリケーションデータとアプリケーションデータに対応する道路の種別を示す識別情報とを含む通信パケットをブロードキャストすることと、車両に搭載される移動局が、通信パケットを基地局から受信することと、移動局が、当該移動局が設置される車両が走行する道路の種別を特定することと、移動局が、受信された通信パケットに含まれる識別情報により示される道路の種別と特定された道路の種別とが一致する場合に、受信された通信パケットに含まれるアプリケーションデータを取得することと、を無線通信方法が備える。

Description

本発明は、高度道路交通システムのための無線通信システム、基地局、移動局、及び無線通信方法に関する。
近年、交通事故の危険を回避可能な技術として高度道路交通システム(ITS:Intelligent Transport System)が注目されている。かかる背景下において、非特許文献1には、路側に設置される基地局と、車両に搭載される移動局とを有する無線通信システムの標準規格について規定されている。
かかる無線通信システムは、基地局と移動局との間で通信パケットを送受信する路車間通信と、移動局間で通信パケットを送受信する車車間通信とを行う。ここで、通信パケットについて、宛先アドレス(宛先MACアドレス)としてブロードキャストアドレスのみが規定されている。すなわち、路車間通信及び車車間通信は同報通信(ブロードキャスト)により行われる。よって、移動局は、基地局から通信パケットを受信すると、受信した全ての通信パケットに含まれるアプリケーションデータを取得する。
ARIB STD−T109 1.3版 「700MHz帯高度道路交通システム」
第1の特徴に係る無線通信システムは、路側に設置される基地局と、車両に搭載され、前記基地局との通信を行う移動局と、を備える。前記基地局は、道路に関連するアプリケーションデータを含む通信パケットを送信する送信部を有する。前記通信パケットは、前記アプリケーションデータに対応する道路の種別を示す識別情報をさらに含む。前記移動局は、前記通信パケットを前記基地局から受信する受信部と、当該移動局が設置される前記車両が走行する道路の種別を特定する制御部と、を有する。前記制御部は、前記受信された通信パケットに含まれる前記識別情報により示される道路の種別と前記特定された道路の種別とが一致する場合に、前記受信された通信パケットに含まれる前記アプリケーションデータを取得する。
第2の特徴に係る基地局は、道路周辺に設置され、車両に搭載される移動局との通信を行う。基地局は、道路に関連するアプリケーションデータを含む通信パケットをブロードキャストする送信部を有する。前記通信パケットは、前記アプリケーションデータに対応する道路の種別を示す識別情報をさらに含む。
第3の特徴に係る移動局は、車両に搭載され、道路周辺に設置される基地局との通信を行う移動局であって、道路に関連するアプリケーションデータを含む通信パケットを前記基地局からブロードキャストされ、前記通信パケットを受信する受信部と、当該移動局が設置される前記車両が走行する道路の種別を特定する制御部と、を有する。前記通信パケットは、前記アプリケーションデータに対応する道路の種別を示す識別情報をさらに含む。前記制御部は、前記受信された通信パケットに含まれる前記識別情報により示される道路の種別と前記特定された道路の種別とが一致する場合に、前記受信された通信パケットに含まれる前記アプリケーションデータを取得する。
第4の特徴に係る無線通信方法は、道路周辺に設置される基地局が、道路に関連するアプリケーションデータと前記アプリケーションデータに対応する道路の種別を示す識別情報とを含む通信パケットをブロードキャストすることと、車両に搭載される移動局が、前記通信パケットを前記基地局から受信することと、前記移動局が、当該移動局が設置される前記車両が走行する道路の種別を特定することと、前記受信された通信パケットに含まれる前記識別情報により示される道路の種別と前記特定された道路の種別とが一致する場合に、前記受信された通信パケットに含まれる前記アプリケーションデータを取得することと、を備える。
実施形態に係る無線通信システムを示す図である。 実施形態に係る無線通信システムにおける通信プロトコルスタックを示す図である。 実施形態に係る無線通信システムにおける路車間通信期間の一例を示す図である。 実施形態に係る基地局の構成を示す図である。 実施形態に係る移動局の構成を示す図である。 道路配置の一例を示す図である。 道路配置の他の例を示す図である。 実施形態に係る通信パケットの構成例を示す図である。 実施形態に係る基地局及び移動局の動作例を示す図である。
一般道路向けに設置された基地局は、一般道路用のアプリケーションデータ、例えば、交通信号機に関する情報や踏切に関する情報等を提供することが想定される。
一方、高速道路向けに設置された基地局は、高速道路用のアプリケーションデータ、例えば、高速道路料金所に関する情報等を提供することが想定される。
しかしながら、一般道路と高速道路とが水平方向又は垂直方向に併設されているような場合、一般道路向けに設置された基地局の電波が高速道路に到達し、高速道路を走行する車両に搭載された移動局が一般道路用のアプリケーションデータを取得しうる。同様に、高速道路向けに設置された基地局の電波が一般道路に到達し、一般道路を走行する車両に搭載された移動局が高速道路用のアプリケーションデータを取得しうる。かかる場合、取得されたアプリケーションデータが無駄になるだけではなく、予期せぬエラーを生じさせる懸念がある。
本開示は、高度道路交通システムに関わる動作を適切に処理することができる無線通信システム、基地局、移動局、及び無線通信方法を提供する。
一実施形態に係る無線通信システムについて図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
(システム構成)
図1は、本実施形態に係る無線通信システム1を示す図である。無線通信システム1は、非特許文献1の標準規格に基づく無線通信システムである。
図1に示すように、無線通信システム1は、複数の車両100と、複数の基地局200とを有する。図1において、複数の車両100として車両100A及び100Bを例示し、複数の基地局200として基地局200A及び200Bを例示している。なお、車両100としては普通自動車や軽自動車等の自動車を例示しているが、道路上を走行する車両であればよく、例えば自動二輪車(オートバイ)等であってもよい。
各車両100には、CSMA(Carrier Sense Multiple Access)方式で無線通信を行う移動局150が搭載されている。なお、移動局150は、車載器又は車載通信機と称されることがある。移動局150の詳細については後述する。
各基地局200は、道路付近に設置されている。また、各基地局200は、通信回線を介して中央装置400に接続されている。基地局200は、例えば一般道路における交差点ごとに設置されてもよいし、高速道路の路側に設置されてもよい。基地局200は、路側機又は路側通信機と称されることがある。基地局200Aは、交通信号機300又はその支柱に設置される。基地局200Aは、交通信号機300と連携して動作する。基地局200Aは、交通信号機300に関する情報(灯色切り替え情報等)をアプリケーションデータとして含む通信パケットを送信してもよい。基地局200の詳細については後述する。
無線通信システム1は、基地局200と移動局150(車両100)との間で通信パケットを送受信する路車間通信と、移動局150間(車両100間)で通信パケットを送受信する車車間通信とを行う。また、無線通信システム1は、基地局200間で通信パケットを送受信する路路間通信をさらに行ってもよい。路車間通信、車車間通信、及び路路間通信のそれぞれには、無線通信が用いられる。本実施形態においては、路車間通信について主として説明する。
各基地局200は、通信回線を介して中央装置400に接続される。中央装置400には、路側に設置される車両感知器が通信回線を介して接続されてもよい。
中央装置400は、各基地局200から、当該基地局200が移動局150から受信した車両100の位置や速度等を含む車両情報(アプリケーションデータ)を受信する。中央装置400は、各道路に設置された路側センサから車両感知情報をさらに受信してもよい。中央装置400は、受信した情報に基づいて各種の交通情報を収集及び処理し、道路交通システムを統合して管理する。例えば、中央装置400は、交通信号機300に対して灯色切り替えを指示する制御指令を送信したり、渋滞情報等を含む交通情報(アプリケーションデータ)を基地局200に送信したりする。
(通信プロトコルスタック)
図2は、本実施形態に係る無線通信システム1における通信プロトコルスタックを示す図である。図2に示す通信プロトコルスタックは、路車間通信、車車間通信、及び路路間通信のそれぞれに適用される。
図2に示すように、通信プロトコルスタックは、OSI参照モデルに基づいて各層が規定されている。通信プロトコルスタックは、レイヤ1(L1,物理層:Physical Layer)、レイヤ2(L2,データリンク層:Data Link Layer)、車車間・路車間共用通信制御情報(IVC−RVC:Inter−Vehicle Communication−Road to Vehicle Communication)層、及び、レイヤ7(L7,アプリケーション層:Application Layer)を有する。
レイヤ1は、IEEE802.11において規定される物理層に準拠して動作する。
レイヤ2は、MAC(Medium Access Control)副層と、LLC(Logical Link Control)副層とからなる。MAC副層は単にMAC層と称されることがあり、LLC副層は単にLLC層と称されることがある。MAC層は、移動局150間の通信制御としてCSMA/CA方式を用いる。MAC層は、無線チャネルの通信管理として、フレーム制御及び同報通信(ブロードキャスト)を行う。LLC層は、上位層のエンティティ間でパケット伝送を行うために、コネクションレス型サービスを提供する。
レイヤ7は、アプリケーションAPに対して通信制御手段を提供する。アプリケーションAPは、送信される通信パケットに格納されるアプリケーションデータ(交通情報、車両情報など)をレイヤ7に与えるとともに、受信した通信パケットに格納されていたアプリケーションデータをレイヤ7から取得する。
基地局200のアプリケーションとしては、移動局150又は他の基地局に対して提供されるアプリケーションデータ(交通情報・車両情報など)の取得・生成を行い、そのアプリケーションデータをレイヤ7によって提供される通信制御手段によって送信するアプリケーションが含まれる。また、基地局200のアプリケーションとしては、レイヤ7によって提供される通信制御手段によって移動局150又は他の基地局から受信したアプリケーションデータ(交通情報・車両情報など)を取得し、処理又は転送するアプリケーションが含まれる。
移動局150のアプリケーションとしては、他の移動局又は基地局200に対して提供されるアプリケーションデータ(交通情報・車両情報など)の取得・生成を行い、そのアプリケーションデータをレイヤ7によって提供される通信制御手段によって送信するアプリケーションが含まれる。また、移動局150のアプリケーションとしては、レイヤ7によって提供される通信制御手段によって他の移動局又は基地局200から受信したアプリケーションデータ(交通情報・車両情報など)を取得し、処理又は転送するアプリケーションが含まれる。
(路車間通信期間)
図3は、本実施形態に係る無線通信システム1における路車間通信期間の一例を示す図である。
図3に示すように、基地局200及び移動局150は、100ms周期での通信を基本とする。基地局200は、自身の送信情報として送信時刻及び路車間通信期間情報(転送回数・路車間通信期間長)を周囲の移動局150に通知することにより、自身の送信時間を確保する。また、基地局200間では±16μs以下の同期精度を保つこととされている。
移動局150は、基地局200から受信した送信時刻に基づいて時刻同期し、路車間通信期間情報に基づいて自身の送信を停止することで、基地局200の送信期間以外のタイミングで送信を行う。
100msの制御周期内において16μsを制御単位時間(ユニット)としており、制御周期は6250ユニットで構成される。1制御周期中に設定可能な路車間通信期間数の最大値は「16」であり、制御周期の先頭から390ユニット(6240μs)間隔で配置する。設定可能な路車間通信期間長の最大値は、189ユニット(3024μs)である。
(基地局の構成)
図4は、本実施形態に係る基地局200の構成を示す図である。図4に示すように、基地局200は、無線通信部210と、有線通信部220と、制御部230とを備える。
無線通信部210は、移動局150との無線通信及び他の基地局との無線通信に用いられる。無線通信部210は、受信部211及び送信部212を有する。受信部211は、制御部230の制御下で無線信号を受信する。受信部211はアンテナを含み、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部230に出力する。送信部212は、制御部230の制御下で無線信号を送信する。送信部212はアンテナを含み、制御部230が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。なお、無線通信部210は、道路の方向に沿った指向性を有するアンテナを有する。無線通信部210は、複数のアンテナエレメントによるアダプティブアレイ制御(ビームフォーミング、ヌルステアリング)を行ってもよい。
有線通信部220は、中央装置400との通信に用いられる。また、有線通信部220は、交通信号機300に接続されてもよい。
制御部230は、基地局200における各種の制御を行う。制御部230は、少なくとも1つのプロセッサ及び少なくとも1つのメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサとCPUとを含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。
例えば、制御部230は、受信部211が移動局150から受信した通信パケットに含まれる車両情報(アプリケーションデータ)を一時的に記憶し、有線通信部220を介して中央装置400に転送する。また、制御部230は、有線通信部220が中央装置400から受信した交通情報(アプリケーションデータ)等を一時的に記憶し、当該交通情報を含む通信パケットを送信部212からブロードキャスト送信する。
(移動局の構成)
図5は、本実施形態に係る移動局150の構成を示す図である。図5に示すように、移動局150は、無線通信部110と、制御部120とを備える。
無線通信部110は、基地局200との無線通信及び他の移動局との無線通信に用いられる。無線通信部110は、受信部111及び送信部112を備える。受信部111は、制御部120の制御下で無線信号を受信する。受信部111はアンテナを含み、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部120に出力する。送信部112は、制御部120の制御下で無線信号を送信する。送信部112はアンテナを含み、制御部120が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
受信部111は、キャリアセンスを行う。具体的には、受信部111は、所定の搬送波周波数の受信レベルを常時監視し、当該受信レベルがある閾値以上である場合は無線送信を行わず、当該閾値未満になった場合にのみ送信部112が無線送信を行う。
制御部120は、移動局150における各種の制御を行う。制御部120は、少なくとも1つのプロセッサ及び少なくとも1つのメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサ及びCPUを含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。
制御部120は、車両100(移動局150)の現在の位置、方向、及び速度等を含む車両情報(アプリケーションデータ)を含む通信パケットを、無線通信部110を介して外部にブロードキャストで送信させる。
また、制御部120は、他の車両から受信部111が受信した通信パケットに含まれる車両情報(アプリケーションデータ)に基づいて、右直衝突や出合い頭衝突等を回避するための安全運転支援制御を行うことができる。
さらに、制御部120は、基地局200がブロードキャスト送信したタイムスロットの割当情報を受信部111が受信すると、この割当情報を含む通信フレームを生成し、この通信フレームの無線信号をブロードキャスト送信して他の移動局に割当情報を転送する。また、制御部120は、割当情報を送信した基地局200が送信を行わない時間帯に、キャリアセンス方式による無線送信を行う。
制御部120は、車両100に設けられた車両側制御部130との通信を行ってもよい。車両側制御部130は、少なくとも1つのプロセッサ及び少なくとも1つのメモリを含む。車両側制御部130は、車両100に設けられたGPS受信機160、カーナビゲーションシステム170、及び計測機器180から情報を取得し、取得した情報を移動局150の制御部120に提供してもよい。
GPS受信機160は、GPS衛星から受信する信号に基づいて、車両100(移動局150)の地理的な位置を示すGPS位置情報を得る。GPS位置情報は、緯度・経度に加えて高度を含んでもよい。GPS受信機160が移動局150に含まれており、移動局150の制御部120がGPS受信機160から直接的にGPS位置情報を取得してもよい。
カーナビゲーションシステム170は、地図情報を有しており、GPS位置情報に基づいて車両100の走行経路を管理する。カーナビゲーションシステム170は、移動局150が路車間通信又は車車間通信により取得したアプリケーションデータに基づいて、運転者に対する通知又は警告等を行ってもよい。車両側制御部130及びカーナビゲーションシステム170は、当該アプリケーションデータと、計測機器180からの計測情報とに基づいて車両100の運転を制御することにより、半自動運転又は全自動運転を実現してもよい。
計測機器180は、車両100の速度を計測する速度計を含む。計測機器180は、計測情報として画像情報を取得する撮像装置を含んでもよい。
(道路配置の一例)
図6は、道路配置の一例を示す図である。図6において、基地局200の周辺の道路配置を上方から観た様子を示している。
図6に示すように、一般道路の路側に交通信号機300が設置されており、交通信号機300に基地局200が設置されている。図6において、説明の便宜上、一般道路及び高速道路が一方通行であり、図6の下側から上側に各車両が走行すると仮定している。基地局200は、一般道路に沿って延びる送信指向性パターンを形成している。基地局200は、一般道路用のアプリケーションデータ、例えば、交通信号機300に関する情報を含む通信パケットを送信する。一般道路の隣には高速道路が設けられている。基地局200の送信指向性パターンの一部は高速道路内に到達している。
図7は、道路配置の他の例を示す図である。図7において、基地局200の周辺の道路配置を側方から観た様子を示している。
図7に示すように、一般道路の上方に高速道路が設けられている。図7において、説明の便宜上、一般道路及び高速道路が一方通行であり、図7の右側から左側に各車両が走行すると仮定している。基地局200は、一般道路に沿って延びる送信指向性パターンを形成している。基地局200は、一般道路用のアプリケーションデータ、例えば、交通信号機300に関する情報を含む通信パケットを送信する。基地局200の送信指向性パターンの一部は高速道路内に到達している。
図6及び図7に示すような道路配置の場合、一般道路の路側にある基地局200がブロードキャストする通信パケットを、高速道路を走行する一部の車両が受信し、当該通信パケットに含まれる一般道路用のアプリケーションデータを当該車両に搭載された移動局150が取得しうる。
かかる場合、取得されたアプリケーションデータが無駄になるだけではなく、予期せぬエラーを生じさせる懸念がある。例えば、高速道路を走行する一部の車両が前方に交通信号機300がある旨を運転者に通知又は警告したり、極端な場合には、交通信号機300が停止色(赤色)であることに応じて、高速道路を走行中の車両が減速又は停止したりする可能性がある。
なお、一般道路用のアプリケーションデータを高速道路走行中の車両100(移動局150)が受信する一例について説明したが、その逆も生じ得る。
(通信パケットの構成)
図8は、本実施形態に係る基地局200及び移動局150によって無線で送信される通信パケットの構成例を示す図である。図2を参照しつつ、本実施形態に係る通信パケットの構成例について説明する。
図8に示すように、通信パケットは、PHYヘッダ(物理ヘッダ)と、MAC制御フィールド(MACヘッダ)と、LLC制御フィールドと、IR制御フィールドと、レイヤ7(L7)ヘッダと、アプリケーションデータ(ASDU)と、FCSとを有する。PHYヘッダを含む通信パケット全体が、PPDU(PHY Protocol Data Unit)である。
通信パケットは、先頭にPHYヘッダ(物理ヘッダ)を有する。PHYヘッダは、送信側の通信機のレイヤ1(物理層)によって、MAC層から取得したMACフレーム(MPDU;MAC Protocol Data Unit)の前に付加される。PHYヘッダは、受信側の通信機におけるレイヤ1(物理層)において読み取られて、受信側のレイヤ1における通信制御処理に用いられる。PHYヘッダよりも後側のMACフレーム(MPDU(MAC Protocol Data Unit))は、PSDU(PHY Service Data Unit)と称されることがある。PHYヘッダの構成は、IEEE802.11に準拠する。
PHYヘッダに続いて、MAC制御フィールド(MACヘッダ)が設けられている。MAC制御フィールドは、送信側の通信機のレイヤ2のMAC層によって、LLC層から取得したLLCフレーム(LPDU;LLC Protocol Data Unit)の前に付加される。MAC制御フィールドは、受信側の通信機のレイヤ2のMAC層において読み取られて、受信側のMAC層における通信制御処理に用いられる。MAC制御フィールドよりも後側のLLCフレーム(LPDU;LLC Protocol Data Unit)は、MSDU(MAC Service Data Unit)と称されることがある。
MAC制御フィールドは、宛先アドレスフィールド及び送信元アドレスフィールドを有する。送信元アドレスフィールドには、送信元となる通信機のMACアドレスが格納される。宛先アドレスフィールドには、宛先アドレスが格納される。但し、宛先アドレスとしては、ブロードキャストアドレスのみが規定されている。よって、当該通信パケットを受信した全ての基地局200及び移動局150は、当該通信パケットを自機宛の通信パケットとして認識する。
MAC制御フィールドに続くLLC制御フィールド(LLCヘッダ)は、送信側の通信機のレイヤ2のLLC層によって、IVC−RVC層から取得したIRフレーム(IPDU;IR Protocol Data Unit)の前に付加される。LLC制御フィールドは、受信側の通信機のレイヤ2のLLC層において読み取られて、受信側のLLC層における通信制御処理に用いられる。LLC制御フィールドよりも後側のIRフレーム(IPDU;IR Protocol Data Unit)は、LSDU(LLC Service Data Unit)と称されることがある。
LLC制御フィールドに続いて、IR制御フィールド(IRヘッダ)が設けられている。IR制御フィールドは、送信側の通信機のIVC−RVC層によって、APフレーム(APDU;Application Protocol Data Unit)の前に付加される。IR制御フィールドは、受信側の通信機のIVC−RVC層において読み取られて、受信側のIVC−RVC層における通信制御処理に用いられる。IR制御フィールドよりも後側のAPフレーム(APDU;Application Protocol Data Unit)は、ISDU(IR Service Data Unit)と称されることがある。
IR制御フィールドは、バージョンフィールド、識別情報フィールド、同期情報フィールド、予約フィールド、送信時刻フィールド、路車間通信期間情報フィールド、及び拡張領域フィールドを有する。識別情報フィールドに格納される識別情報は、送信元の識別に用いられる。識別情報フィールドは、4ビットのフィールドである。4ビットのうち、先頭ビットが送信元の識別に用いられ、送信元が基地局200であれば「1」、送信元が移動局であれば「0」が格納される。なお、4ビットの識別情報フィールドのうち、先頭ビット以外の他のビットは、未定義である。IR制御フィールドにおける予約フィールド(1ビット)は、今後のための予約とされている。また、IR制御フィールドにおける拡張領域フィールド(16ビット)も、今後のための予約フィールドとされている。
通信パケットの受信側のIVC−RVC層は、受信した通信パケットのIRフレーム(IPDU)から、IR制御フィールドを取り除いたAPフレーム(APDU;ISDU)を、レイヤ7に与える。IR制御フィールドに続いて、L7ヘッダが設けられている。L7ヘッダは、送信側の通信機のレイヤ7によって、ASDU(Application Service Data Unit)の前に付加される。レイヤ7ヘッダは、受信側の通信機のレイヤ7において読み取られて、受信側のレイヤ7における通信制御処理に用いられる。
このように、通信パケットは、宛先アドレスとしてブロードキャストアドレスを含み、且つ道路に関連するアプリケーションデータ(交通情報など)を含む。
また、通信パケットのIR制御フィールド(IRヘッダ)は、当該通信パケットの送信元が基地局200であるか又は移動局150であるかを示す情報を含む識別情報フィールドを有する。よって、移動局150は、受信した通信パケットの送信元が基地局200であることを確認し、基地局200からの通信パケットを選択的に取得できる。
さらに、通信パケットは、当該通信パケットの宛先が基地局200であるか又は移動局150であるかを示す情報を含んでもよい。かかる情報は、アプリケーションデータ本体以外の所定の制御フィールド(PHYヘッダ、MAC制御フィールド、LLC制御フィールド、IR制御フィールド、L7ヘッダ、又はセキュリティ管理ヘッダ)に設けられていてもよい。
しかしながら、移動局150は、基地局200から移動局150への通信パケットを全て取得すると、取得されたアプリケーションデータが無駄になりうる。上述したように、一般道路の路側にある基地局200がブロードキャストする通信パケットを、高速道路を走行する車両(移動局150)が取得すると、当該アプリケーションデータが無駄になるだけではなく、予期せぬエラーを生じさせる懸念がある。同様に、高速道路の路側にある基地局200がブロードキャストする通信パケットを、一般道路を走行する車両(移動局150)が取得すると、当該アプリケーションデータが無駄になるだけではなく、予期せぬエラーを生じさせる懸念がある。
そこで、本実施形態に係る通信パケットは、当該通信パケットに含まれるアプリケーションデータに対応する道路の種別を示す識別情報(以下、「道路種別識別情報」という)を含む。具体的には、道路種別識別情報は、アプリケーションデータ本体以外の制御フィールド(PHYヘッダ、MAC制御フィールド、LLC制御フィールド、IR制御フィールド、L7ヘッダ、又はセキュリティ管理ヘッダ)に設けられている。例えば、道路種別識別情報は、制御フィールドのうち、MAC層よりも上位層において読み取られるフィールド(LLC制御フィールド、IR制御フィールド、又はL7ヘッダ)に設けられる。
これにより、高速道路を走行する車両100に搭載された移動局150は、受信した通信パケットの送信元が基地局200であることを確認し(且つ、当該通信パケットの宛先が移動局150であることを確認し)たうえで、当該通信パケットが高速道路用のアプリケーションデータを含んでいることを道路種別識別情報に基づいて確認した場合に限り、当該アプリケーションデータを取得できる。
また、道路種別識別情報は、アプリケーションデータのヘッダにあってもよく、この場合、移動局150は、アプリケーションデータのヘッダを参照して当該アプリケーションデータを取得する。
また、高速道路を走行する車両100に搭載された移動局150は、受信した通信パケットの送信元が基地局200であることを確認した(且つ、当該通信パケットの宛先が移動局150であることを確認した)場合であっても、当該通信パケットが一般道路用のアプリケーションデータを含んでいることを道路種別識別情報に基づいて確認した場合には、当該アプリケーションデータを読み取る(解読する)ことなく、当該アプリケーションデータを無視又は破棄できる。かかる場合、移動局150は、アプリケーションデータを読み取ることによる処理負荷の発生を避けることができる。
また、一般道路を走行する車両100に搭載された移動局150は、受信した通信パケットの送信元が基地局200であることを確認し(且つ、当該通信パケットの宛先が移動局150であることを確認し)たうえで、当該通信パケットが一般道路用のアプリケーションデータを含んでいることを道路種別識別情報に基づいて確認した場合に限り、当該アプリケーションデータを取得できる。
また、一般道路を走行する車両100に搭載された移動局150は、受信した通信パケットの送信元が基地局200であることを確認した(且つ、当該通信パケットの宛先が移動局150であることを確認した)場合であっても、当該通信パケットが高速道路用のアプリケーションデータを含んでいることを道路種別識別情報に基づいて確認した場合には、当該アプリケーションデータを読み取る(解読する)ことなく、当該アプリケーションデータを無視又は破棄できる。かかる場合、移動局150は、アプリケーションデータを読み取ることによる処理負荷の発生を避けることができる。
本実施形態において、道路種別識別情報は、通信パケットに含まれるアプリケーションデータに対応する道路の種別が一般道路であるか否かを示す第1の情報を含んでもよい。第1の情報は、通信パケットに含まれるアプリケーションデータに対応する道路の種別が一般道路であれば「1」、それ以外であれば「0」とする1ビットのフラグであってもよい。第1の情報が「0」である場合、一般道路及び高速道路以外の道路も含まれうる。
道路種別識別情報は、通信パケットに含まれるアプリケーションデータに対応する道路の種別が高速道路であるか否かを示す第2の情報を含んでもよい。第2の情報は、通信パケットに含まれるアプリケーションデータに対応する道路の種別が高速道路であれば「1」、それ以外であれば「0」とする1ビットのフラグであってもよい。第2の情報が「0」である場合、一般道路及び高速道路以外の道路も含まれうる。
道路種別識別情報は、通信パケットに含まれるアプリケーションデータに対応する道路の種別が、1)一般道路であるか、2)高速道路であるか、3)それ以外、の3つのパターンを取りうる情報であってもよい。かかる場合、道路種別識別情報は、少なくとも2ビットで構成される。3のそれ以外については、例えば、陸橋や立体交差などの特殊道路がある。
(基地局及び移動局の動作例)
図9は、本実施形態に係る基地局200及び移動局150の動作例を示す図である。
図9に示すように、ステップS1において、基地局200の制御部230は、アプリケーションデータから、図8に示す通信パケットを生成する。
基地局200が一般道路の路側に設置される場合、アプリケーションデータは、一般道路用のものであって、例えば交通信号機に関する情報や踏切に関する情報等である。基地局200が一般道路の路側に設置される場合、アプリケーションデータは、一般道路用のものであって、例えば交通信号機に関する情報や踏切に関する情報等である。
基地局200の制御部230は、自身が路側に設置される道路の種別を示す道路種別識別情報を通信パケットの所定の制御フィールドに追加する。所定の制御フィールドは、PHYヘッダ、MAC制御フィールド、LLC制御フィールド、IR制御フィールド、L7ヘッダ、又はセキュリティ管理ヘッダである。
基地局200の送信部212は、制御部230により生成された通信パケットを無線で送信する。
ステップS2において、移動局150の受信部111は、通信パケットを受信する。
ステップS3において、移動局150の制御部120は、自身が搭載された車両100の走行道路の種別を特定する。移動局150の制御部120は、車両側制御部130に対して走行道路種別を問い合わせることにより、自身が搭載された車両100の走行道路の種別を特定してもよい。
或いは、移動局150の制御部120は、一般道路から高速道路に切り替わる直前の路側機(基地局200)から得られる高速道路進入情報と、高速道路から一般道路に切り替わる直前の路側機(基地局200)から得られる高速道路退出情報とに基づいて、高速道路進入から退出までの期間の走行道路種別を高速道路として特定し、それ以外の期間の走行道路種別を一般道路として特定してもよい。
或いは、移動局150の制御部120は、高速道路の入口の料金所(基地局200)から得られる高速道路進入情報と、高速道路の出口の料金所(基地局200)から得られる高速道路退出情報とに基づいて、高速道路進入から退出までの期間の走行道路種別を高速道路として特定してもよい。
同様に、陸橋や立体交差などの特殊道路の場合は、その起点と終点に路側機(基地局200)が設置され、移動局150の制御部120は、一般道路から特殊道路に切り替わる直前の路側機(基地局200)から得られる特殊道路進入情報と、特殊道路から一般道路に切り替わる直前の路側機(基地局200)から得られる特殊道路退出情報とに基づいて、特殊道路進入から退出までの期間の走行道路種別を特殊道路として特定してもよい。
例えば、移動局150の制御部120は、カーナビゲーションシステム170から得られる地図情報と、GPS受信機160から得られる緯度・経度情報とに基づいて、走行道路種別を特定してもよい。これにより、水平方向(車両進行方向に対する左右方向)に一般道路及び高速道路が併設される場合でも、走行道路種別が一般道路であるか又は高速道路であるかを特定できる。
移動局150の制御部120は、カーナビゲーションシステム170から得られる地図情報と、GPS受信機160から得られる高度情報とに基づいて、走行道路種別を特定してもよい。これにより、垂直方向(上下方向)に一般道路及び高速道路が併設される場合でも、走行道路種別が一般道路であるか又は高速道路であるかを特定できる。
移動局150の制御部120は、計測機器180から得られる車速情報に基づいて、走行道路種別を特定してもよい。例えば、車速がある一定期間にわたって閾値を超えている場合には、高速道路を走行中であると特定してもよい。
移動局150の制御部120は、車両100の進行方向前方を撮影して得られる画像情報を解析することにより、走行道路種別が一般道路であるか又は高速道路であるかを特定してもよい。
ステップS4において、移動局150の制御部120は、受信部111が受信した通信パケットの所定の制御フィールドに含まれる道路種別識別情報を取得し、道路種別識別情報により示される走行道路種別とステップS3において特定された走行道路種別とを比較する。
道路種別識別情報により示される走行道路種別とステップS3において特定された走行道路種別とが一致する場合(ステップS4:YES)、ステップS5において、移動局150の制御部120は、受信部111が受信した通信パケットに含まれるアプリケーションデータを取得する。
一方、道路種別識別情報により示される走行道路種別とステップS3において特定された走行道路種別とが一致しない場合(ステップS4:NO)、ステップS6において、移動局150の制御部120は、受信部111が受信した通信パケットに含まれるアプリケーションデータを無視又は破棄する。
(その他の実施形態)
上述した実施形態において、道路の種別として一般道路及び高速道路を例示したが、道路の種別は一般道路及び高速道路に限定されない。例えば、道路の種別は、より細分化されていてもよい。
上述した実施形態において、路側に設置される基地局200がアンテナ・本体一体型の基地局である一例について説明したが、アンテナ・本体分離型の基地局であってもよい。かかる場合、基地局200のアンテナ部分が道路の周辺に設置され、基地局200の本体部分が道路から離間して設置され、且つアンテナ部分と本体部分とがケーブルを介して接続されてもよい。
上述したシステムの実施形態の通信プロトコルは、ARIB T109に準拠した形で説明したが、3GPPのV2Xに準拠してもよいし、無線LANなどの方式でもよい。基地局200は、これらの通信規格を全て対応可能としたオールインワンで構成されていてもよい。3GPPのV2Xであれば、ブロードキャストは、MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)でもよい。例えば、MBMS技術を利用したシングルセルPoint−to−Multipoint(SCPTM)伝送を利用可能である。
以上、図面を参照して実施形態について詳しく説明したが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
本願は、日本国特許出願第2018−122517号(2018年6月27日出願)の優先権を主張し、その内容のすべてが本願明細書に組み込まれている。

Claims (8)

  1. 道路周辺に設置される基地局と、
    車両に搭載され、前記基地局との通信を行う移動局と、を備える無線通信システムであって、
    前記基地局は、
    道路に関連するアプリケーションデータを含む通信パケットをブロードキャストする送信部を有し、
    前記通信パケットは、前記アプリケーションデータに対応する道路の種別を示す識別情報をさらに含み、
    前記移動局は、
    前記通信パケットを前記基地局から受信する受信部と、
    当該移動局が設置される前記車両が走行する道路の種別を特定する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記受信された通信パケットに含まれる前記識別情報により示される道路の種別と前記特定された道路の種別とが一致する場合に、前記受信された通信パケットに含まれる前記アプリケーションデータを取得し、
    前記通信パケットは、前記アプリケーションデータを格納する所定フレームと、前記所定フレームよりも前側の制御フィールドとを有し、
    前記識別情報は、前記制御フィールドに設けられており、
    前記制御部は、前記所定フレームよりも先に前記制御フィールドを読み取り、前記制御フィールドに設けられる前記識別情報により示される道路の種別と前記特定された道路の種別とが一致しない場合に、前記所定フレームを読み取らない、無線通信システム。
  2. 前記制御部は、前記制御フィールドを読み取る下位レイヤと、前記下位レイヤよりも上位の上位レイヤと、を有し、
    前記下位レイヤは、前記制御フィールドに設けられる前記識別情報により示される道路の種別と前記特定された道路の種別とが一致するか否を判断する、請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記下位レイヤは、物理レイヤであり、
    前記制御フィールドは、物理ヘッダである、請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記制御部は、前記受信された通信パケットに含まれる前記識別情報により示される道路の種別と前記特定された道路の種別とが一致しない場合に、前記受信された通信パケットに含まれる前記アプリケーションデータを無視又は破棄する、請求項1に記載の無線通信システム。
  5. 前記識別情報は、前記アプリケーションデータに対応する道路の種別が一般道路であるか否かを示す情報を含む、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  6. 前記識別情報は、前記アプリケーションデータに対応する道路の種別が高速道路であるか否かを示す情報を含む、請求項1乃至のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  7. 車両に搭載され、道路周辺に設置される基地局との通信を行う移動局であって、
    道路に関連するアプリケーションデータを含む通信パケットを前記基地局からブロードキャストされ、前記通信パケットを受信する受信部と、
    当該移動局が設置される前記車両が走行する道路の種別を特定する制御部と、を有し、
    前記通信パケットは、前記アプリケーションデータに対応する道路の種別を示す識別情報をさらに含み、
    前記制御部は、前記受信された通信パケットに含まれる前記識別情報により示される道路の種別と前記特定された道路の種別とが一致する場合に、前記受信された通信パケットに含まれる前記アプリケーションデータを取得し、
    前記通信パケットは、前記アプリケーションデータを格納する所定フレームと、前記所定フレームよりも前側の制御フィールドとを有し、
    前記識別情報は、前記制御フィールドに設けられており
    前記制御部は、前記所定フレームよりも先に前記制御フィールドを読み取り、前記制御フィールドに設けられる前記識別情報により示される道路の種別と前記特定された道路の種別とが一致しない場合に、前記所定フレームを読み取らない、移動局。
  8. 道路周辺に設置される基地局が、道路に関連するアプリケーションデータと前記アプリケーションデータに対応する道路の種別を示す識別情報とを含む通信パケットをブロードキャストすることと、
    車両に搭載される移動局が、前記通信パケットを前記基地局から受信することと、
    前記移動局が、当該移動局が設置される前記車両が走行する道路の種別を特定することと、
    前記移動局が、前記受信された通信パケットに含まれる前記識別情報により示される道路の種別と前記特定された道路の種別とが一致する場合に、前記受信された通信パケットに含まれる前記アプリケーションデータを取得することと、を備え、
    前記通信パケットは、前記アプリケーションデータを格納する所定フレームと、前記所定フレームよりも前側の制御フィールドとを有し、
    前記識別情報は、前記制御フィールドに設けられており
    前記移動局は、前記所定フレームよりも先に前記制御フィールドを読み取り、前記制御フィールドに設けられる前記識別情報により示される道路の種別と前記特定された道路の種別とが一致しない場合に、前記所定フレームを読み取らない、無線通信方法。
JP2019558631A 2018-06-27 2019-06-24 無線通信システム、基地局、移動局、及び無線通信方法 Active JP6670984B1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018122517 2018-06-27
JP2018122517 2018-06-27
PCT/JP2019/024934 WO2020004319A1 (ja) 2018-06-27 2019-06-24 無線通信システム、基地局、移動局、及び無線通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6670984B1 true JP6670984B1 (ja) 2020-03-25
JPWO2020004319A1 JPWO2020004319A1 (ja) 2020-07-02

Family

ID=68986198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019558631A Active JP6670984B1 (ja) 2018-06-27 2019-06-24 無線通信システム、基地局、移動局、及び無線通信方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11503436B2 (ja)
JP (1) JP6670984B1 (ja)
WO (1) WO2020004319A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113147769A (zh) * 2020-12-07 2021-07-23 蔚来汽车科技(安徽)有限公司 用于辅助驾驶的确定驾驶员习惯的方法和设备

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3136934B2 (ja) * 1995-01-11 2001-02-19 トヨタ自動車株式会社 路車間通信装置
JP4025009B2 (ja) * 2000-11-29 2007-12-19 アルパイン株式会社 車両用ビーコン受信機
JP4201991B2 (ja) * 2001-02-14 2008-12-24 三菱電機株式会社 ナビゲーションシステム
US10703366B2 (en) * 2017-08-29 2020-07-07 Ford Global Technologies, Llc Inhibiting highway assist mode
WO2019121537A1 (en) * 2017-12-19 2019-06-27 Koninklijke Kpn N.V. Transmitting and receiving aggregated data grouped based on traveling direction

Also Published As

Publication number Publication date
US11503436B2 (en) 2022-11-15
JPWO2020004319A1 (ja) 2020-07-02
WO2020004319A1 (ja) 2020-01-02
US20210152981A1 (en) 2021-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11049399B2 (en) V2X communication device and method for transmitting and receiving V2X message thereof
EP3338494B1 (en) Vehicle to everything (v2x) communication method and system
US9552727B2 (en) V2V system with a hybrid physical layer
US8229668B2 (en) Vehicle communication system
US9282485B2 (en) Terminal apparatus for transferring signal containing predetermined information and communication system
CN114666189B (zh) 通信设备、基站和通信方法
WO2015162851A1 (ja) 車載通信端末、及び移動体通信システム
US8890714B2 (en) Radio apparatus that receives signals containing predetermined information
US10147322B2 (en) Safety-compliant multiple occupancy of a channel in intelligent transportation systems
EP1489578A2 (en) Apparatus and method for providing road traffic information
JP6865390B2 (ja) 通知装置およびそれを利用した車両
Kitazato et al. Proxy cooperative awareness message: an infrastructure-assisted v2v messaging
WO2013163265A1 (en) V2v safety system using vehicle location as vehicle identification
US9096166B2 (en) Terminal device
WO2019000745A1 (zh) 一种兼容多制式v2x的v2x终端、***及管理方法
US20130322368A1 (en) Terminal apparatus transmitting signal containing predetermined information
WO2012114568A1 (ja) 移動体通信装置、端末装置、基地局装置、送信制御方法、通信制御方法
JP6670984B1 (ja) 無線通信システム、基地局、移動局、及び無線通信方法
CN115380546A (zh) 具有传感器数据过滤条件的针对传感器数据的车辆请求
JP2007110359A (ja) 車載通信装置及び車両間通信システム
JP5343578B2 (ja) 路側通信システム、車両側通信システム、及び路車間通信システム
JP7432010B2 (ja) 無線路側機、交通通信システム、及び交通通信方法
JP7349989B2 (ja) 基地局及びその制御方法
JP4835625B2 (ja) 車々間通信方法、及び車々間通信装置
WO2023176587A1 (ja) 交通通信システム、第1の端末、プログラム、及び通信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191025

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191025

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20191025

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20191120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200302

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6670984

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150