JP2010027018A - 加工情報作成装置、方法及びプログラム - Google Patents

加工情報作成装置、方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】3次元形状の部品に対し外形加工と精密加工の一連の加工情報を作成することができる加工情報作成コンピュータ、方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】3次元CADで所望の形状を設計(S01)、局所加工製造部位を指定(S02)、指定箇所に加工範囲を設定(S03)、加工範囲に局所加工製造情報付加(S04)、局所箇所の加工前の形状編集(S05)、3次元形状全体製造情報付加(S06)、3次元CAMに製造情報取出し(S07)、加工プログラム演算開始(S08)、S05の編集形状を含む全体を演算適用範囲に設定(S09)、S06の情報により演算(S10)、得られた加工プログラムを出力(S11)、S03での範囲を演算適用範囲に設定(S12)、S04での情報により演算(S13)、得られた加工プログラムを出力(S14)、2つの加工プログラムを並べ替え(S15)、並べ替えた2つの加工プログラムを結合(S16)、結合した加工プログラムをCAMから自動工作機械に出力(S17)。
【選択図】 図2

Description

本発明は、NC又はCNC工作機械等により加工を行うための加工(生産)準備を支援するCAD/CAMシステムにおいて3次元モデルの部品に対して外形加工と精密加工の一連の加工情報を作成する加工情報作成装置、方法及びプログラムに関する。
従来、3次元CAD(Computer Aided Design:コンピュータによる設計支援システム)装置により設計された製品の3次元設計の形状データを入力データとして読み込み、この読み込んだ形状データに基づき、その設計形状の一部(局所ともいう)または全体に対して加工工具や加工条件等の製造情報(局所加工製造情報または全体製造情報)を付加することにより、コンピュータによる生産活動のための工程設計や作業設計、さらには自動工作機械用のプログラムを作成して生産準備を支援する3次元CAM(Computer Aided Manufacturing)システムがある。
上記の設計形状に製造情報を付加する方法としては、一部形状に付加する場合は3次元形状のある1面を選択する方法がある。また、全体形状の場合は3次元モデルの設計原点を選択する方法が一般的である。
また、自動工作機械としては、NC(Numerical Control:工作機械の動きを数値情報とサーボ機構によって制御するシステム)やCNC(Computer(ized) Numerical(ly) Control(led):コンピュータ数値制御)化された工作機械が一般的である。
例えば特許文献1には、NC加工プログラムの生成について詳細な内容が開示されている。しかし、単に中間段階のモデル作成に関する技術であって、中間段階から更に最終段階における最終目標製品としての対象モデルの作成方法について開示がない。
中間段階から更に最終段階における最終目標製品の対象モデルの作成とは、例えば、従来、熟練加工技術者によって行われて来たような、3次元設計された形状に含まれる局所部分の削り代(しろ)を含む部分への精密仕上げ加工等による最終仕上げを伴う加工工程のことである。
ところで、上記のようにCADで作成された削り代を含む3次元設計の形状データにより加工された3次元モデルに対して、後から熟練加工技術者によって行われると同様の精密面仕上げ加工を2軸制御によって自動的に行おうとする場合、従来は、2回の工程に分けて行っていた。
このように3次元の立体加工と2次元の精密面加工(3次元の精密加工でも同じ)とを2回の工程に分けて行っているのは、従来のCAMシステムでは、3次元設計された形状通りの加工プログラムしか作成出来ないためである。
したがって、3軸制御用の削り代を含む3次元設計の形状データと、2軸制御用の削り代の部分を切削した位置情報と精密仕上げ情報とを一度にCAMに与えても、上述したCAMの有する特徴として、CAMから工作機械に対して出力される加工情報は外形寸法に対して一義的に対応して編集された加工情報が出力されるので期待通りの加工結果が得られない。
図6(a) 〜(d) は、そのような従来のCAMシステムで作成されたプログラムによる工作機械の動作を説明する図である。図6(a) は、最終的に得たい3次元形状モデル1の例を示している。この3次元形状モデル1は、基台2の上に上体部3が形成され、基台2の前面(図では下面)が精密仕上げが要求されている精密加工面4である。
図6(b) は、CADシステムで作成された、3次元形状データ5である。上体部3の形状に変わりはないが、基台2aの形状は、精密加工面4に対して削り代の分だけ肉盛り部分6が付加された外形寸法となって、基台2の前面は肉盛面7となっている。
上記の3次元形状データ5を受け取ったCAMシステムは、精密加工面4よりも外側にある肉盛面7を基台2(2a)の前面の3次元加工する際の外形寸法として編集する。このように、CAMシステムでは、基台2の前面寸法は肉盛面7であるとして編集するので、精密加工面4に付加したはずの精密加工情報も、基台2の前面寸法に対する加工情報として肉盛面7に割り当てられる。
この結果、このプログラムによってNC又はCNC工作機械によって精密仕上げ前の3次元モデル(3次元形状データ5と同様形状)を3次元形状データ5により作成したのち、2軸制御に切り替えて精密仕上げ刃による加工を続行すると、精密仕上げ刃の動作は、図6(c) に動作軌跡8で示すように、精密加工面4の位置には作用せず、肉盛面7に作用する。
したがって、従来のCAMシステムでは、上記のような外形仕上げと部分精密仕上げというように加工方法が異なる複数の加工方法に分かれている場合は、複数の加工方法に応じて複数の3次元形状の加工プログラムを用意し、2回の工程に分けて加工を行う必要があった。
すなわち、CAMシステムによって、図6(b) に示す肉盛を施した精密二次加工前の3次元形状モデルの形状に加工する外形加工の加工情報による加工工程と、図6(d) に示すように、2軸制御によって削り代の肉盛部分を切削して、精密加工仕上げ面4の位置に精密仕上げ8の加工を行う加工工程というように、外形加工と精密仕上げ加工の2回の工程に分けて行う必要があった。
特開2003−186512号公報
このように、従来のCAMシステムでは、3次元設計された形状通りの加工プログラムしか作成出来ないため、上記のように一連の加工方法の手順が複数種類に及ぶ場合は、複数の加工方法に応じて複数の3次元形状の加工情報を用意する必要があった。このため一連の複数の加工方法がある場合には、作業能率が低下するという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するために、CAD/CAMシステムにおいて3次元モデルの部品に対して例えば外形加工と精密加工という一連の異なる種類の複数の加工情報を作成する加工情報作成装置、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の加工情報作成装置は、対象3次元モデルに対して局所製造部位を選択する部位選択手段と、該部位選択手段により選択された局所製造部位に局所製造範囲を規定する形状情報を作成する形状情報作成手段と、該形状情報作成手段により規定する形状情報を作成された局所製造範囲に対して局所製造情報を付加する局所情報付加手段と、該局所情報付加手段により付加された局所製造情報に基づき、新たな3次元モデルの形状を、局所製造範囲を示す情報を残しつつ、編集する編集手段と、該編集手段により編集された新たな3次元モデルの形状を含む3次元モデルの全形状に対して全体製造情報を付加する全体製造情報付加手段と、編集手段により編集された新たな3次元モデルの形状及び全体製造情報付加手段により付加された全体製造情報に基づき新たな3次元モデルの形状を含む3次元モデルに対する数値制御加工情報と、残されている局所製造範囲を示す情報及び局所製造情報に基づき対象3次元モデルに対する数値制御加工情報と、を自動生成する全加工情報自動生成手段と、を有すことを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の加工情報作成方法は、対象3次元モデルに対して局所製造部位を選択する部位選択工程と、該部位選択工程により選択された局所製造部位に局所製造範囲を規定する形状情報を作成する形状情報作成工程と、該形状情報作成工程により規定する形状情報を作成された局所製造範囲に対して局所製造情報を付加する局所情報付加工程と、該局所情報付加工程により付加された局所製造情報に基づき、新たな3次元モデルの形状を、局所製造範囲を示す情報を残しつつ、編集する編集工程と、該編集工程により編集された新たな3次元モデルの形状を含む3次元モデルの全形状に対して全体製造情報を付加する全体製造情報付加工程と、編集工程により編集された新たな3次元モデルの形状及び全体製造情報付加工程により付加された全体製造情報に基づき新たな3次元モデルの形状を含む3次元モデルに対する数値制御加工情報と、残されている局所製造範囲を示す情報及び局所製造情報に基づき対象3次元モデルに対する数値制御加工情報と、を自動生成する全加工情報自動生成工程と、を含むことを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の加工情報作成プログラムは、コンピュータにより読み取り可能に構成され、対象3次元モデルに対して局所製造部位を選択する部位選択処理と、該部位選択処理により選択された局所製造部位に局所製造範囲を規定する形状情報を作成する形状情報作成処理と、該形状情報作成処理により規定する形状情報を作成された局所製造範囲に対して局所製造情報を付加する局所情報付加処理と、該局所情報付加処理により付加された局所製造情報に基づき、新たな3次元モデルの形状を、局所製造範囲を示す情報を残しつつ、編集する編集処理と、該編集処理により編集された新たな3次元モデルの形状を含む3次元モデルの全形状に対して全体製造情報を付加する全体製造情報付加処理と、編集処理により編集された新たな3次元モデルの形状及び全体製造情報付加処理により付加された全体製造情報に基づき新たな3次元モデルの形状を含む3次元モデルに対する数値制御加工情報と、残されている局所製造範囲を示す情報及び局所製造情報に基づき対象3次元モデルに対する数値制御加工情報と、を自動生成する全加工情報自動生成処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、CAD/CAMシステムにおいて3次元モデルの部品に対して例えば外形加工と精密加工という一連の異なる種類の複数の加工情報を作成する加工情報作成装置、方法及びプログラムを提供することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態における加工情報作成装置の概略構成を示す機能ブロック図である。加工情報作成装置としての加工情報作成用コンピュータ10は、例えばパーソナルコンピュータ等からなり、制御部11、表示部12、入力部13、主記憶装置14、外部記憶装置15等より構成される。
制御部11は、主記憶装置14に実装された3次元CAD/CAMプログラム100を実行することにより、後述するような加工情報を作成する。
本実施の形態の場合は、3次元CAD/CAMプログラム100のCAD部110は、設計部111、加工箇所選択部112、加工範囲作図部113、製造情報付加部114、形状自動編集部115、設計情報出力部116等プログラムモジュールからなっている。
CAM部120は、製造情報取得部121、NCプログラム演算部122、NCプログラムソート部123、NCプログラム結合部124、NCプログラム出力部125等のプログラムモジュールからなっている。
外部記憶装置15は、主記憶装置14に格納されたプログラムに基づいて制御部11が実行した結果を格納する加工箇所記憶部130としての記憶領域を備えている。また、外部記憶装置15は、製造情報付加部114により付加される製造情報を格納する製造情報DB部131としての記憶領域を備えている。
主記憶装置14に格納されている3次元CAD/CAMプログラム100は、一般的な3次元CAD/CAMプログラムが含まれ、このプログラムは3次元形状モデルの作成や、3次元形状モデルに対して製造用の情報、例えばエンドミルの動きや運動条件の作成をすること等が出来る。
入力部13は、キーボード、ポインティングデバイス等を備えており、キーボードには数字、文字及び各種の指令を入力するための複数の操作キーを備え、これら操作キーのステータス信号を制御部11に出力する。ポインティングデバイスは例えばマウスからなり、表示部12の表示装置に表示された画面上の任意の位置を指定する。
制御部11は、上記の各部を制御しながら入力部13のキーボードから入力される開始指示に基づいて、例えば外部記憶装置15からCAD/CAMシステムのプログラムを読み出し、その読み出したCAD/CAMシステムのプログラムと入力部13のキーボードから入力されたデータとに基づいて、3次元モデルの部品に対する外形加工と精密加工の一連の加工情報を作成して、その作成した加工情報を、いつでも出力可能なように主記憶装置14の所定の記憶領域に格納する。
図2は、上記構成の加工情報作成用コンピュータ10による加工情報作成処理の動作を説明するフローチャートである。
図3(a) 〜(d) は、上記の加工情報作成処理に応じて、加工情報に順次付加される情報を形状化して模式的に示す図である。
図2において、先ず3次元CADによる形状設計を3次元CAD/CAMプログラム100内の設計部111により行う(ステップS01)。この処理では3次元CADシステムが起動され、入力部13から手作業で入力されたイメージデータの入力と寸法データの入力による形状設計により3次元形状モデル(製品モデル)が表示部12に表示される。
図3(a) は、上記のステップS01の処理で作成された製品モデルの形状を例として示している。図3(a) に示す3次元形状モデル20は、上下の面がほぼ正方形で、その正方形の辺の長さよりも短い高さを有する基台21と、この基台21の上面中央部に基台21と一体に形成され、基台21の上面の正方形よりも小さな正方形で、その正方形の辺の長さよりも短い高さを有する上体部22とで形成されている。
続いて図2において、局所加工製造部位の指示(選択)をし、3次元CAD/CAMプログラム100内の加工箇所選択部112により選択された加工箇所を示す情報を加工箇所記憶部130に格納する処理を行う(ステップS02)。
この処理は、ステップS01の処理で設計された3次元形状モデル20形状に対し、例えば精密仕上げ等の二次加工を後で行う局所加工製造部位を指定する処理である。また、この処理では、例えば「局所加工製造部位を指示してください」等のメッセージウィンドウを表示部12に表示して局所加工製造部位を指示するように促す。
なお、このとき、ユーザが、図3(b) に示すように、局所加工製造部位である上体部22の一側面22aをマウス等でクリックして、その一側面22aの色を変える(第1回目の色変換処理をする)ことで局所加工製造部位を指示できるようにしてもよい。
続いて、制御部11は、上記のステップS02の処理で指示された局所加工製造部位に対し、加工範囲を規定する形状を3次元CAD/CAMプログラム100内の加工範囲作図部113により作成する(ステップS03)。
この処理において、加工範囲を規定する形状は、基本的には図3(b) に示す指示された局所加工製造部位(一側面22a)と同じ形状の面形状となる。なお、使用用途によっては、ユーザは、図3(b) の一側面22aに示す面形状を任意の形状に変更することができる。
次に、ステップS03で作成した局所加工製造部位の加工範囲(局所加工製造範囲という。基本的には、一側面22aの形状と同じ範囲である)に対し、局所加工製造情報を3次元CAD/CAMプログラム100内の製造情報付加部114により付加する(ステップS04)。製造情報付加部114により付加される製造情報は、外部記憶装置15内の製造情報DB部131に格納されている。
図3(c) は、図3(b) で指定された一側面22aのステップS03で指定された加工範囲の色を変えて(第2回目の色変換処理をして)、図3(b) の一側面22aに局所加工製造情報22bが付加されたことを示している。
図4は、局所加工製造情報22bに含まれる情報の一例である。図4に示す例では、Title の項には「局所加工製造情報」という情報の名称が記述されている。次のTools の項には、ID=1という工具番号の指定、DIAM=3という工具の口径の指定、LENGTH=6という工具の長さの指定、NUM-OF-TEETH=4という工具の刃数の指定、Operation とType=Profile の2行に亘って2軸制御による加工の指示が記述されている。
また、その後に続くFeedの項には、SideStep=1.5という切り込み量の指示、Feed=200という送り速度の指示、DepthStep =0.3という深さ方向の指示、SpindleSpeed=5000という工具刃の回転数の指示等が記述されている。
このような局所加工製造情報22bを局所加工製造範囲に付加する際には、加工範囲の大きさ(面積)によって、例えば加工範囲の面積が一定の値を越えた場合は大径の工具を用いるなど、付加させる局所加工製造情報22bを切替えることも可能である。当然、局所加工製造情報22bを切り替えると、図4に示すような、局所加工製造情報22bに含まれる情報も切替られる。
上記に続いて、局所箇所(局所加工製造範囲)の形状を3次元CAD/CAMプログラム100内の形状自動編集部115により編集する(ステップS05)。この処理では、図3(d) に示すように、局所加工製造範囲(一側面22aの形状と同じ範囲)に対して、肉盛部分22cが付加された局所加工(二次加工)前の全体形状(3次元形状全体)が編集される。
この編集を行う目的は、後から局所加工したい形状(図3(b) の形状)を、全体形状加工で加工しないようにするための肉付けである。肉付け面(肉盛部分22cが付加される面)は、局所加工製造範囲と同じく、指示した部位の大きさ(面積)によって切替えることが可能である。
次に、3次元形状全体に対して全体製造情報を3次元CAD/CAMプログラム100内の製造情報付加部114により付加する(ステップS06)。この処理における3次元形状全体(図3(d) に示す形状)に対する全体製造情報は、3次元形状全体をどの方向から加工を行うかが解れば良いので、3次元形状全体の製造原点(加工座標)や加工方向に垂直で、加工方向から3次元形状を見た時に、隠れない面などに付加する。
この付加される全体製造情報は、局所加工製造情報22bと同様に、図4のような情報が含まれている。したがって、前述の局所製造情報付加とは異なり、加工箇所選択部112及び加工範囲作図部113の処理を行わなくても、製造情報を付加することが可能である。
なお、ステップS01〜S06までに入力された又は演算された情報は、主記憶装置14の所定の記憶領域に順次格納されている。続いて、上記付加された全体製造情報を外部記憶装置15内の加工箇所記憶部130より取り出し、CAM部120により展開する(ステップS07)。
図5は、3次元CAMシステムに展開された加工工程の例を示す図である。これら局所形状加工工程23と全体形状加工工程24の工程では、工具の指定、加工条件、加工順序、座標等の指定が記述されている。
なお、図5に示す例では、加工工程が、局所形状加工23と全体形状加工24の2つの工程が展開されているが、付加すべき製造情報が複数あれば、その数だけ加工工程を追加することができる。
また、ステップS04の局所加工製造情報を付加する処理の段階で、誤って同じ製造情報を付加してしまった場合は、このステップS07の処理で、いずれか一方の情報が間引きされる。
続いて、加工プログラムの演算を3次元CAD/CAMプログラム100内のNCプログラム演算部122により開始する(ステップS08)。以下の処理では、付加された全体製造情報を基に加工プログラムが演算される。
先ず、ステップS05の処理で編集された形状を含む3次元形状全体を演算適用範囲に設定する(ステップS09)。この処理では、ステップS05の処理で編集された形状(図3(d) に示した肉盛部分22cが付加された形状)を全体形状(3次元形状全体)の中に含めて加工プログラムを生成する演算を行うように設定される。
続いて、この演算の形状適用範囲に対してステップS06の処理で付加された全体製造情報に基づいて加工プログラムを生成する演算を行う(ステップS10)。そして、その生成した加工プログラム(図3(d) に示した二次加工前の全体形状(3次元形状全体)モデルを製造する加工プログラム)を出力する(ステップS11)。
この出力処理は、主記憶装置14の所定の一時記憶領域に、上記の加工プログラムを第1のプログラムファイルとして格納する処理である。次に、ステップS03の処理で形状を規定されている加工範囲を演算適用範囲に設定する(ステップS12)。
続いて、この演算適用範囲に設定された加工範囲に対し、ステップS04の処理で付加されている局所加工製造情報22bを用いて局所製造の加工プログラムを生成する演算を行う(ステップS13)。
そして、この演算結果として得られた加工プログラム(図3(d) に示した3次元形状全体モデルの肉盛部分22cを、図3(c) に示した局所加工製造情報22bに基づいて、一側面22aの部分まで切削して精密仕上げを施す加工プログラム)を出力する(ステップS14)。
この出力処理は、主記憶装置14の所定の一時記憶領域に、上記の加工プログラムを第2のプログラムファイルとして格納する処理である。上記に続いて加工プログラムの並び替えを行う(ステップS15)。
この処理は、上記により出力された第1及び第2のプログラムファイルを、主記憶装置14の所定の一時記憶領域から読み出して、NCプログラムソート部123により並び替えを行う処理である。
すなわち、局所加工製造情報22bを用いて出力された第2のプログラムファイルの加工プログラムは、精密な加工を施す部位に用いる加工方法であるため、この処理では、全体製造情報を用いて出力された第1のプログラムファイルの加工プログラムの後に続くように並び替えが行われる。
次に、並び替えが行われた加工プログラムをNCプログラム結合部124により結合する(ステップS16)。この処理は、並び替えが行われた2つの加工プログラム(第1のプログラムファイルと第2のプログラムファイル)を1つの加工プログラム(1つのプログラムファイル)に結合する処理である。
なお、加工プログラム作成方法によっては、NCプログラムの結合を行わず、複数のプログラムの順序を示すNCメインプログラムを出力する。この時、第一及び第二のプログラムは、NCプログラムとして扱われる。
そして、この結合した加工プログラムをNCプログラム出力部125により出力する(ステップS17)。この出力処理は、上記のように1つに結合された加工プログラムを、自動工作機械のプログラムメモリ領域に出力する処理であり、従来のCAMシステムと同様な処理である。また、自動工作機械のプログラムメモリでなく、主記憶装置14の所定の記憶領域に、出力し格納してもよい。
以上のようなCAD/CAMシステムの構成とすることにより、これまで複数の3次元形状を用いて行っていた、熟練加工技術者が行っていたような加工プログラム作成を、一つの3次元形状を用いて容易に作成することが可能となる。
上述した、本発明の実施形態によれば、3次元設計形状に対して、削り代を含む全体形状を加工する全体製造情報と、削り代部分に局所的な加工を行うための局所製造情報(局所加工製造情報)を簡単に付加することができるため、従来行っていた2つの3次元設計形状の製造情報を用いる方法に比べ、作業工数を大幅に短縮する事ができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。
第1の実施の形態における加工情報作成装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 第1の実施の形態における加工情報作成装置による加工情報作成処理の動作を説明するフローチャートである。 (a) 〜(d) は加工情報作成装置による加工情報作成処理に応じて加工情報に順次付加される情報を形状化して模式的に示す図である。 加工情報作成装置により作成される局所加工製造情報に含まれる情報の一例を示す図である。 3次元CAMシステムに展開された加工工程の例を示す図である。 (a) 〜(d) は従来のCAMシステムで作成されたプログラムによる工作機械の動作を説明する図である。
符号の説明
1 3次元形状モデル
2、2a 基台
3 上体部
4 精密加工面
5 3次元形状データ
6 肉盛り部分
7 肉盛面
8 動作軌跡
10 加工情報作成用コンピュータ
11 制御部
12 表示部
13 入力部
14 主記憶装置
15 外部記憶装置
20 3次元形状モデル
21 基台
22 上体部
22a 一側面(局所加工製造部位)
22b 局所加工製造情報
22c 肉盛部分
23 局所形状加工工程
24 全体形状加工工程
100 3次元CAD/CAMプログラム
110 CAD部
111 設計部
112 加工箇所選択部
113 加工範囲作図部
114 製造情報付加部
115 形状自動編集部
116 設計情報出力部
120 CAM部
121 製造情報取得部
122 NCプログラム演算部
123 NCプログラムソート部
124 NCプログラム結合部
125 NCプログラム出力部

Claims (9)

  1. 対象3次元モデルに対して局所製造部位を選択する部位選択手段と、
    該部位選択手段により選択された前記局所製造部位に局所製造範囲を規定する形状情報を作成する形状情報作成手段と、
    該形状情報作成手段により規定する形状情報を作成された前記局所製造範囲に対して局所製造情報を付加する局所情報付加手段と、
    該局所情報付加手段により付加された前記局所製造情報に基づき、新たな3次元モデルの形状を、前記局所製造範囲を示す情報を残しつつ、編集する編集手段と、
    該編集手段により編集された前記新たな3次元モデルの形状を含む3次元モデルの全形状に対して全体製造情報を付加する全体製造情報付加手段と、
    前記編集手段により編集された前記新たな3次元モデルの形状及び前記全体製造情報付加手段により付加された前記全体製造情報に基づき前記新たな3次元モデルの形状を含む前記3次元モデルに対する数値制御加工情報と、前記残されている前記局所製造範囲を示す情報及び前記局所製造情報に基づき前記対象3次元モデルに対する数値制御加工情報と、を自動生成する全加工情報自動生成手段と、
    を有すことを特徴とする加工情報作成装置。
  2. 前記局所製造情報は、前記局所製造範囲を2軸制御により加工する情報を有すことを特徴とする請求項1記載の加工情報作成装置。
  3. 前記編集手段は、前記対象3次元モデルに対し前記規定する形状を作成するための肉付けを行うように前記新たな3次元モデルの形状を編集する、ことを特徴とする請求項1記載の加工情報作成装置。
  4. 対象3次元モデルに対して局所製造部位を選択する部位選択工程と、
    該部位選択工程により選択された前記局所製造部位に局所製造範囲を規定する形状情報を作成する形状情報作成工程と、
    該形状情報作成工程により規定する形状情報を作成された前記局所製造範囲に対して局所製造情報を付加する局所情報付加工程と、
    該局所情報付加工程により付加された前記局所製造情報に基づき、新たな3次元モデルの形状を、前記局所製造範囲を示す情報を残しつつ、編集する編集工程と、
    該編集工程により編集された前記新たな3次元モデルの形状を含む3次元モデルの全形状に対して全体製造情報を付加する全体製造情報付加工程と、
    前記編集工程により編集された前記新たな3次元モデルの形状及び前記全体製造情報付加工程により付加された前記全体製造情報に基づき前記新たな3次元モデルの形状を含む前記3次元モデルに対する数値制御加工情報と、前記残されている前記局所製造範囲を示す情報及び前記局所製造情報に基づき前記対象3次元モデルに対する数値制御加工情報と、を自動生成する全加工情報自動生成工程と、
    を含むことを特徴とする加工情報作成方法。
  5. 前記局所製造情報は、前記局所製造範囲を2軸制御により加工する情報を有すことを特徴とする請求項4記載の加工情報作成方法。
  6. 前記編集工程は、前記対象3次元モデルに対し前記規定する形状を作成するための肉付けを行うように前記新たな3次元モデルの形状を編集する、ことを特徴とする請求項4記載の加工情報作成方法。
  7. コンピュータにより読み取り可能に構成され、
    対象3次元モデルに対して局所製造部位を選択する部位選択処理と、
    該部位選択処理により選択された前記局所製造部位に局所製造範囲を規定する形状情報を作成する形状情報作成処理と、
    該形状情報作成処理により規定する形状情報を作成された前記局所製造範囲に対して局所製造情報を付加する局所情報付加処理と、
    該局所情報付加処理により付加された前記局所製造情報に基づき、新たな3次元モデルの形状を、前記局所製造範囲を示す情報を残しつつ、編集する編集処理と、
    該編集処理により編集された前記新たな3次元モデルの形状を含む3次元モデルの全形状に対して全体製造情報を付加する全体製造情報付加処理と、
    前記編集処理により編集された前記新たな3次元モデルの形状及び前記全体製造情報付加処理により付加された前記全体製造情報に基づき前記新たな3次元モデルの形状を含む前記3次元モデルに対する数値制御加工情報と、前記残されている前記局所製造範囲を示す情報及び前記局所製造情報に基づき前記対象3次元モデルに対する数値制御加工情報と、を自動生成する全加工情報自動生成処理と、
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とする加工情報作成プログラム。
  8. 前記局所製造情報は、前記局所製造範囲を2軸制御により加工する情報を有すことを特徴とする請求項7記載の加工情報作成プログラム。
  9. 前記編集処理は、前記対象3次元モデルに対し前記規定する形状を作成するための肉付けを行うように前記新たな3次元モデルの形状を編集する、ことを特徴とする請求項7記載の加工情報作成プログラム。
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