JP2010024211A - 細胞増殖促進剤 - Google Patents

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恵子 高田
Shinji Inomata
慎二 猪股
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理香子 鈴木
Takeshi Nawamura
剛 縄村
Ryoji Suzuki
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Abstract

【課題】高い細胞増殖促進作用を有する細胞増殖促進剤を提供する。
【解決手段】マメ科シカクマメ(Psophocarpus)属に属する植物の抽出物よりなる細胞増殖促進剤、シカクマメ抽出物よりなるTGF−β産生促進剤、コラーゲンゲル収縮促進剤、インテグリン産生促進剤とする。
【選択図】なし

Description

本発明は細胞増殖促進剤に関し、さらに詳しくは、極めて高い細胞増殖を促進させる作用を有する細胞増殖促進剤に関する。
皮膚の表皮及び真皮は、表皮細胞、線維芽細胞及びこれらの細胞の外にあって皮膚構造を支持するコラーゲンなどの細胞外マトリックスにより構成されている。中でも、年齢の若い皮膚においては、線維芽細胞の増殖が活発で、これら皮膚組織の相互作用が恒常性を保つことにより水分保持、柔軟性、弾力性等が確保され、肌は外見的にも張りや艶があってみずみずしい状態に維持される。
ところが、紫外線の照射、空気の著しい乾燥、過度の皮膚洗浄等、ある種の外的因子の影響があったり、加齢が進んだりすると、肌に老徴が表れ、線維芽細胞の増殖能も低下する。その結果、皮膚の保湿機能や弾力性が低下し、角質は異常剥離を始め、肌は張りや艶を失い、荒れ、シワ等の老化症状を呈するようになってしまうという問題がある。
このように、皮膚の老化に伴う変化、即ち、シワ、くすみ、きめの消失、弾力性の低下などには、線維芽細胞の増殖能低下が深く関与していることが知られている。
このため、線維芽細胞の増殖を促進し、皮膚の老化防止や皮膚の老化改善作用を有し、安全性の高い天然物系の細胞増殖促進剤について種々の提案がなされている。例えば、五斂子(Averrhoa carambola L.)の葉部からの抽出物(例えば、特許文献1参照)、ハス胚芽の抽出物(例えば、特許文献2参照)、有色素米又は有色素米の糠の抽出物(例えば、特許文献3参照)、カエデ属イロハモミジの抽出物(例えば、特許文献4参照)、アロエベラ、アーモンド、エノキタケ等の抽出物(例えば、特許文献5参照)、キヨウニン、パッションフラワー、甘草、メリロート、エキナセア等の植物の抽出物(例えば、特許文献6参照)などが提案されている。
また細胞の増殖促進能を有することは、関節炎の予防治療や熱傷の初期治療等にも有用であり、抗老化を目的とした皮膚外用剤への適用以外にも種々の用途が可能である。
特開2002−226323号公報 特開2002−29980号公報 特開2002−3393号公報 特開2003−113068号公報 特開2003−104835号公報 特開2003−34631号公報
しかしながら、前記抽出物において線維芽細胞の増殖を促進する具体的な化合物は未だ特定されておらず、更なる高い線維芽細胞の増殖促進効果を有する天然系の線維芽細胞増殖促進剤の提供が強く望まれているのが現状である。
本発明は以上述べたような従来の事情に対処してなされたもので、高い細胞増殖促進作用を有する細胞増殖促進剤を提供することを目的とする。
本発明は、マメ科シカクマメ(Psophocarpus)属に属する植物の中から選ばれる1種または2種以上の植物の抽出物よりなることを特徴とする細胞増殖促進剤である。
また本発明によれば、マメ科シカクマメ(Psophocarpus)属に属する植物の中から選ばれる1種または2種以上の植物の抽出物よりなることを特徴とするTGF−β産生促進剤、コラーゲンゲル収縮促進剤およびインテグリン産生促進剤が提供される。
ここで、TGF−βとは、細胞増殖・分化を制御し、生体の恒常性を維持するサイトカイン(細胞の働きを調節する分泌性タンパク)の一種で、生体のほぼあらゆる臓器や組織で発現しているものである。
すなわちTGF−βは、細胞の分化・遊走・接着に密接に関与し、個体発生や組織再構築、創傷治癒、炎症・免疫、癌の浸潤・転移などの幅広い領域で重要な役割を果たしている。大腸や膵臓、胃等の消化器癌や白血病等の癌において、TGF−β、TGF−βの受容体、TGF−βのシグナル伝達分子(Smad)の遺伝子変異による機能異常が報告されている。TGF−βによる細胞の増殖制御(抑制)が、ヒトの細胞では重要な生理的ブレーキになっているが、そのブレーキの故障が、異常な細胞増殖反応、すなわち癌化につながると考えられている。
またTGF−βがアトピー性皮膚炎や喘息などの乳幼児のアレルギー性疾患や感染症の発症を抑制する可能性が指摘されている(Kalliomaki M et al. : J Allergy Clin Immunol 104(6):1251-7, 1999, Oddy WH et al. : J Allergy Clin Immunol 112(4):723-8, 2003.)。
さらに経口的なTGF−βの投与によってアレルギー反応が選択的に抑制できることも知られている(特願2005−252912号、Okamoto A et al. : Int Immunol. 17(6):705-12, 2005)。
コラーゲンゲル収縮については、創傷治癒のモデル系とされており、コラーゲンゲル収縮の程度は、細胞の運動活性を反映し、様々な細胞増殖因子やサイトカイン類等により促進される 。したがってコラーゲンゲル収縮促進剤は、創傷治癒、皮膚潰瘍、ケロイドといった難治性皮膚疾患の治療、あるいは皮膚移植の際に、移植片の定着を促すための薬剤として利用可能である。
インテグリンは、細胞表面タンパク質のひとつで、主に細胞外マトリックスへの細胞接着、細胞外マトリックスからの情報伝達に関与する細胞接着分子である。α鎖とβ鎖の2つのサブユニットからなるヘテロダイマーである。
インテグリンは細胞外マトリックス成分であるフィブロネクチンやラミニンのリガンドと結合し、細胞の接着、遊走に関与している。したがってインテグリンの産生を高めることは組織構造の安定化剤や創傷治癒促進剤として働くことが期待される。また細胞内領域で様々なシグナル伝達因子やアクチン結合蛋白質と直接あるいは間接的に結合し、細胞外マトリックスに書き込まれた情報を細胞内に伝達する役割を果たしている。
さらに血管傷害時に血小板凝集作用により正常化させる際や、白血球が血管外の組織に遊走して浸潤し、損傷した組織を破壊したり、異物を貪食したりする場合にもインテグリンファミリーが関与している。
本発明の細胞増殖促進剤は、細胞増殖促進作用に優れたものである。また、本発明の細胞増殖促進剤は、例えば基礎化粧料、薬用化粧料、医薬品製剤などに適用することができ、細胞増殖促進効果が著しく改良された安全性の高いものである。
本発明のTGF−β産生促進剤は、TGF−βの産生を促進させることにより、細胞増殖・分化を制御し、生体の恒常性を維持することができる。
本発明のコラーゲンゲル収縮促進剤は、コラーゲンゲルの収縮を促進させることにより、創傷治癒、皮膚潰瘍、ケロイドといった難治性皮膚疾患の治療、あるいは皮膚移植の際に、移植片の定着を促すことができる。
本発明のインテグリン産生促進剤は、インテグリンの産生を促進させることにより、組織構造の安定化させ、創傷治癒を促進させることができる。
以下、本発明について詳述する。
本発明で用いるシカクマメ(Psophocarpus)属に属する植物は、マメ科の熱帯産つる性の草本である。本発明ではシカクマメ属に属する植物であれば特に限定されるものではなく、任意に用いることができる。本発明では中でも、シカクマメ(学名:Psophocarpus tetragonolobus)が好ましく用いられる。シカクマメは、翼マメ(ウイングドビーン)とも称されている。改良品種として「ウリズン」等が知られる。市販品としては、サカタのタネなどで購入できる。
シカクマメ抽出物は、従来より美白作用や保湿作用、ラミニン5産生促進作用を有する成分としては知られているが(特開2002−265343号公報、特開2002−265324号公報、特開2003−313135号公報参照)、細胞増殖促進作用を有することは知られておらず、本発明者が初めて見出したものである。
本発明に用いられるシカクマメ(Psophocarpus)属植物の抽出物は、シカクマメ(Psophocarpus)属植物の葉、茎、枝、花、樹皮、種子、果実、根茎または植物全草等を抽出溶媒と共に浸漬または加熱還流した後、濾過し濃縮して得られる。使用部位としては、植物体の任意の部位を用いることができるが、種子を用いるのが特に好ましい。
シカクマメ(Psophocarpus)属植物の抽出物は、常法により得ることができ、例えばシカクマメ(Psophocarpus)属植物を抽出溶媒とともに浸漬または加熱還流した後、濾過し、濃縮して得ることができる。抽出溶媒としては、通常抽出に用いられる溶媒であれば任意に用いることができ、例えば、水、メタノール、エタノール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン等のアルコール類、含水アルコール類、クロロホルム、ジクロルエタン、四塩化炭素、アセトン、酢酸エチル、ヘキサン等の有機溶媒等を、それぞれ単独あるいは組み合わせて用いることができる。上記溶媒で抽出した得た抽出液をそのまま、あるいは濃縮したエキスを吸着法、例えばイオン交換樹脂を用いて不純物を除去したものや、ポーラスポリマー(例えばアンバーライトXAD−2)のカラムにて吸着させた後、メタノールまたはエタノールで溶出し、濃縮したものも使用することができる。また分配法、例えば水/酢酸エチルで抽出した抽出物等も用いられる。
こうして得られる抽出液は、そのまま、あるいはエタノール等でさらに希釈し、または固化後、乾燥物をそのまま、もしくは乾燥物を例えばエタノールに再溶解して、本発明で用いる調製物とすることができる。
このようにして得たシカクマメ(Psophocarpus)属植物の抽出物は、優れた細胞増殖促進作用を有する。このようなシカクマメ(Psophocarpus)属植物の抽出物よりなる細胞増殖促進剤は、好ましくは外用剤や食品に配合して用いられる。
また本発明の細胞増殖促進剤は、優れた細胞増殖促進能および細胞接着促進能を有することから、皮膚外用剤や食品以外に、例えば、培地添加剤としての利用が可能である。従来、培地添加剤としては、牛脳下垂体エキスや牛胎児血清などの動物由来原料を使用してきたが、シカクマメエキスを用いることで、非動物原料としての使用が可能となる。また、本発明の細胞増殖促進剤は、再生医療での利用も可能であり、人工皮膚、自家培養皮膚作製にも利用可能で、非動物原料のため、安全性面からも価値が高いものである。また、関節炎の予防治療や熱傷の初期治療等としての適用も可能である。
ここで細胞とは、特に限定されないが、哺乳動物細胞を挙げることができる。哺乳動物細胞とは、ヒト、サル、ウシ、ラットやマウス等の哺乳動物の組織・臓器細胞またはこれら由来の細胞であって、個体の細胞、個体から取り出した初代細胞、または培養細胞、遺伝子を導入した細胞のいずれでもよい。また細胞の種類も、特に限定されず、外胚葉由来(皮膚表皮、神経など)、内胚葉由来(消化管、臓器組織など)、中胚葉由来(皮膚の真皮、結合組織、心臓・血管、筋肉など)、神経冠由来(末梢神経など)のいずれでもよい。
投与方法としては、in vitro法またはex vivo法であれば、細胞を培養している培養液中に添加、あるいは細胞に直接添加すればよい。添加量は、細胞の種類、細胞数等により適宜調整することができるが、細胞毒性が認められず細胞増殖促進活性が認められればよい。
本発明の細胞増殖促進剤類を皮膚外用剤に配合して用いる場合、皮膚外用剤全量中に乾燥重量として0.0001〜10質量%配合するのが好ましく、より好ましくは0.001〜1質量%である。0.0001質量%未満では本発明の細胞増殖促進作用が十分に発揮され難く、一方、10質量%超では製剤化が難しいので好ましくない。また、1質量%を超えて配合してもさほど大きな効果の向上は認められない。
本発明の細胞増殖促進剤を皮膚外用剤に用いる場合、上記成分に加えて、さらに必要により、本発明の効果を損なわない範囲内で、通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられる成分、例えば保湿剤、酸化防止剤、油分、紫外線防御剤、界面活性剤、増粘剤、アルコール類、粉末成分、色材、水性成分、水、各種皮膚栄養剤等を必要に応じて適宜配合することができる。
さらに、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸等の金属イオン封鎖剤、メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン等の防腐剤、カフェイン、タンニン、ベラパミル、トラネキサム酸およびその誘導体、甘草抽出物、グラブリジン、カリンの果実の熱水抽出物、各種生薬、酢酸トコフェロール、グリチルリチン酸およびその誘導体またはその塩等の薬剤、ビタミンC、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、アスコルビン酸グルコシド、アルブチン、コウジ酸等の美白剤、グルコース、フルクトース、マンノース、ショ糖、トレハロース等の糖類、レチノイン酸、レチノール、レチノール酢酸、レチノールパルミチン酸等のビタミンA誘導体類なども適宜配合することができる。
また、本発明の細胞増殖促進剤を含む皮膚外用剤は、外皮に適用される化粧料、医薬部外品等、特に好適には化粧料に広く適用することが可能であり、その剤型も、皮膚に適用できるものであればいずれでもよく、溶液系、可溶化系、乳化系、粉末分散系、水−油二層系、水−油−粉末三層系、軟膏、化粧水、ゲル、エアゾール等、任意の剤型が適用される。
また、本発明の細胞増殖促進剤を含む皮膚外用剤の使用形態も任意であり、例えば化粧水、乳液、クリーム、パック等のフェーシャル化粧料、サンスクリーン、マッサージオイル等のボディ用化粧料やファンデーション、口紅、アイシャドウ等のメーキャップ化粧料、毛髪用化粧料、芳香化粧料、浴用剤等に用いることができる。
シカクマメ属植物抽出物を食品や医薬品製剤に配合して用いる場合、上記成分に加えて、さらに必要により、本発明の効果を損なわない範囲内で、例えば、顆粒状、粒状、ペースト状、ゲル状、固形状、または、液体状に任意に成形することができる。これらには、飲食品等に含有することが認められている公知の各種物質、例えば、結合剤、崩壊剤、増粘剤、分散剤、再吸収促進剤、矯味剤、緩衝剤、界面活性剤、溶解補助剤、保存剤、乳化剤、等張化剤、安定化剤やpH調製剤などの賦形剤など適宜配合することができる。
剤型も任意で、例えば錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤等適宜調整できる。
なお、上記の剤型および使用形態に本発明の細胞増殖促進剤を含む皮膚外用剤、食品、医薬製剤が採り得る形態が限定されるものではない。
次に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明の技術的範囲はこれによってなんら限定されるものでない。
1.試料(植物抽出物)の調製
シカクマメの種子部分50gを、室温で1週間90%エタノールに浸漬し、抽出液を濃縮し、90%エタノール抽出物(乾燥物)2.9gを得た。得られたシカクマメ抽出物を用いて、以下の実験を行った。
2.線維芽細胞増殖促進作用の測定
96穴プレートに、10%FBSを含むDMEMを用いてヒト皮膚線維芽細胞を5千個播種し、接着後FBSを0.5%含む培地に置換した。翌日DMSOに溶解したシカクマメ抽出物を10-4〜10-2質量%添加した(DMSO終濃度0.5%)。さらに72時間培養後培地を採取した。プレートにヘキスト33342(ヘキスト社製)溶液を入れてDNA染色を行った後、蛍光度を測定し、薬剤無添加(コントロール)群との比から細胞増殖率を求めた。結果を表1に示す。
ただし、本実施例において細胞の種類はいずれのものでも同様の結果が得られた。
Figure 2010024211
表1よりシカクマメ抽出物は、線維芽細胞に対して優れた増殖促進効果を有することがわかった。
3.TGF−β1産生促進作用の測定
10cmシャーレにHaCaT細胞を播種し、KGM培地(クラボウ製)でシャーレ全体の7割程度に増えるまで培養した。0.1%BSA含有KBM培地に置換し同時にDMSOに溶解したシカクマメ抽出物を0.0002質量%,0.001質量%,及び0.005質量%添加(DMSO終濃度0.5%)してさらに48時間培養を行った。
培養後、培地を採取し、TGF−β1測定キット(r&d systems社製)を用いてTGF−β1量を測定した。またシャーレ中のDNA量を測定し、細胞数の指標とした。DNA量の測定はヘキスト33258(ヘキスト社製)を用いた蛍光測定法で行った。なお、上記実験濃度では細胞毒性は認められなかった。抽出物無添加群(コントロール)のDNAあたりのTGF−β1量を100とした時の、シカクマメ抽出物添加群の値をTGF−β1産生促進率(%)とした。結果を表2に示す。
Figure 2010024211
表2から明らかなように、シカクマメ抽出液は、優れたTGF−β1産生促進効果を有することがわかった。
4.コラーゲンゲル収縮能評価試験(ヒト皮膚線維芽細胞によるI型コラーゲンゲル収縮能に対する作用の評価)
線維芽細胞(5x104 cell/ml)懸濁コラーゲン溶液(高研株式会社製 I型コラーゲンを使用)を氷上にて調製後、37℃でコラーゲンをゲル化した。その後、被験物質(コントロールとしてDMSO、または精製水)及び0.25%FBS含有DMEM培地を添加し、シャーレ壁面からゲルを剥離し、コラーゲン収縮を行った。1,2,3,6日後、コラーゲンゲルの直径を三方向から測定し平均値を求めた。収縮前の直径を収縮率0%とし、被験物質添加後の収縮率を求めた(各群n=3)。結果を表3に示す。
Figure 2010024211
表3から明らかなように、シカクマメエキスは、優れたコラーゲンゲル収縮促進効果を有することがわかった。
5.真皮線維芽細胞におけるインテグリン産生促進能評価試験
ヒト皮膚線維芽細胞にシカクマメエキスを作用させ、24時間後にトリプシン/EDTAにより細胞を剥離し、血清(FBS)含有培地で中和後、細胞を0.01%FCS、0.02%NaN3含有PBSにて洗浄し細胞を回収した。一次抗体として抗ヒトインテグリンα2、α2β1、β1をそれぞれ100倍希釈で、二次抗体としてFITCラベル抗マウスIgG1を100倍希釈で用いた。ブランクは一次抗体にマウスIgG1を用いた。細胞表面のインテグリン量を、フローサイトメーターを用いて測定した。結果を表4に示す。
Figure 2010024211
6.表皮細胞におけるインテグリン産生促進能評価試験
HaCaT細胞にシカクマメエキスを作用させ、24時間後にトリプシン/EDTAにより細胞を剥離し、FCSで中和後、細胞を0.01%FCS、0.02%NaN3含有PBSにて洗浄し細胞を回収した。一次抗体として抗ヒトインテグリンα2、α3、α2β1、β1をそれぞれ100倍希釈で、二次抗体としてFITCラベル抗マウスIgG1を100倍希釈で用いた。ブランクは一次抗体にマウスIgG1を用いた。細胞表面のインテグリン量を、フローサイトメーターを用いて測定した。結果を表5に示す。
Figure 2010024211
以上のように、シカクマメエキスは、線維芽細胞および表皮細胞両方のインテグリン産生を高めることが明らかとなった。
次に、本発明の細胞増殖促進剤類を含む皮膚外用剤の処方例を示す。
配合処方例1 クリーム
(配合成分) (質量%)
(1)ステアリン酸 2.0
(2)ステアリルアルコール 7.0
(3)水添ラノリン 2.0
(4)スクワラン 5.0
(5)2−オクチルドデシルアルコール 6.0
(6)ポリオキシエチレン(25モル)
セチルアルコールエーテル 3.0
(7)グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0
(8)プロピレングリコール 5.0
(9)細胞増殖促進剤(シカクマメ50%エタノール抽出物)(乾燥換算)
0.05
(10)亜硫酸水素ナトリウム 0.03
(11)エチルパラベン 0.3
(12)香料 適量
(13)精製水 残余
(製法)
(13)に(8)を加え溶解し、加熱して70℃に保った(水相)。一方、(1)〜(7)、(9)〜(12)を混合して加熱溶融し、70℃に保った(油相)。次いで、水相に油相を加え予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よく攪拌しながら30℃まで冷却した。
配合処方例2 クリーム
(配合成分) (質量%)
(1)固形パラフィン 5.0
(2)ミツロウ 10.0
(3)ワセリン 15.0
(4)グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0
(5)ポリオキシエチレン(20モル)
ソルビタンモノラウリン酸エステル 3.0
(6)石けん粉末 0.1
(7)硼砂 0.2
(8)TGF−β産生促進剤(シカクマメ70%1,3−ブチレングリコール抽出物)(乾燥換算) 0.05
(9)亜硫酸水素ナトリウム 0.03
(10)エチルパラベン 0.3
(11)香料 適量
(12)精製水 残余
(製法)
(12)に(6)〜(7)を加え、加熱溶解して70℃に保った(水相)。一方、(1)〜(5)、(8)〜(11)を混合し加熱溶融し、70℃に保った(油相)。次いで、水相に油相を攪拌しながら徐々に加え反応を行った。反応終了後、ホモミキサーで均一に乳化した後、よく攪拌しながら30℃まで冷却した。
配合処方例3 乳液
(配合成分) (質量%)
(1)ステアリン酸 2.5
(2)セチルアルコール 1.5
(3)ワセリン 5.0
(4)流動パラフィン 10.0
(5)ポリオキシエチレン(10モル)
モノオレイン酸エステル 3.0
(6)ポリエチレングリコール1500 3.0
(7)トリエタノールアミン 1.0
(8)カルボキシビニルポリマー 0.05
(「カーボポール941」;B.F.Goodrich Chemical Company)
(9)コラーゲンゲル収縮促進剤(シカクマメ水抽出物)(乾燥換算)
0.0001
(10)亜硫酸水素ナトリウム 0.01
(11)エチルパラベン 0.01
(12)香料 適量
(13)精製水 残余
(製法)
少量の(13)に(8)を溶解した(A相)。残りの(13)に(6)〜(7)を加え、加熱溶解して70℃に保った(水相)。一方、(1)〜(5)、(9)〜(12)を混合し加熱溶融して70℃に保った(油相)。水相に油相を加え予備乳化を行い、さらにA相を加えホモミキサーで均一に乳化し、乳化後よく攪拌しながら30℃まで冷却した。
配合処方例4 乳液
(配合成分) (質量%)
(1)マイクロクリスタリンワックス 1.0
(2)ミツロウ 2.0
(3)ラノリン 20.0
(4)流動パラフィン 10.0
(5)スクワラン 5.0
(6)ソルビタンセスキオレイン酸エステル 4.0
(7)ポリオキシエチレン(20モル)
ソルビタンモノオレイン酸エステル 1.0
(8)プロピレングリコール 7.0
(9)インテグリン産生促進剤(シカクマメ50%1,3−ブチレングリコール抽出物)(乾燥換算) 10.0
(10)亜硫酸水素ナトリウム 0.01
(11)エチルパラベン 0.3
(12)香料 適量
(13)精製水 残余
(製法)
(13)に(8)を加え、加熱して70℃に保った(水相)。一方、(1)〜(7)、(9)〜(12)を混合し、加熱溶融して70℃に保った(油相)。油相を攪拌しながら水相を徐々に加え、ホモミキサーで均一に乳化し、乳化後よく攪拌しながら30℃まで冷却した。
配合処方例5 ゼリー
(配合成分) (質量%)
(1)95%エチルアルコール 10.0
(2)ジプロピレリングリコール 15.0
(3)ポリオキシエチレン(50モル)
オレイルアルコールエーテル 2.0
(4)カルボキシビニルポリマー 1.0
(「カーボポール941」;B.F.Goodrich Chemical Company)
(5)苛性ソーダ 0.15
(6)L−アルギニン 0.1
(7)細胞増殖促進剤(シカクマメ90%1,3−ブチレングリコール抽出物)(乾燥換算) 7.0
(8)2−ヒドロキシ−4−メトキシ
ベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム 0.05
(9)エチレンジアミンテトラアセテート・
3ナトリウム・2水和物 0.05
(10)メチルパラベン 0.2
(11)香料 適量
(12)精製水 残余
(製法)
(12)に(4)を均一に溶解した(水相)。一方、(1)に(7)と(3)を溶解し、これを水相に添加した。次いでここに、(2)、(8)〜(11)を加えた後、(5)、(6)で中和させ増粘した。
配合処方例6 美容液
(配合成分) (質量%)
(A相)
(1)95%エチルアルコール 10.0
(2)ポリオキシエチレン(20モル)オクチルドデカノール 1.0
(3)パントテニルエチルエーテル 0.1
(4)TGF−β産生促進剤(シカクマメ90%エタノール抽出物)(乾燥換算)
1.5
(5)メチルパラベン 0.15
(B相)
(6)水酸化カリウム 0.1
(C相)
(7)グリセリン 5.0
(8)ジプロピレリングリコール 10.0
(9)亜硫酸水素ナトリウム 0.03
(10)カルボキシビニルポリマー 0.2
(「カーボポール941」;B.F.Goodrich Chemical Company)
(11)精製水 残余
(製法)
A相、C相をそれぞれ均一に溶解し、C相にA相を加えて可溶化した。次いでB相を加え充填を行った。
配合処方例7 パック
(配合成分) (質量%)
(A相)
(1)ジプロピレングリコール 5.0
(2)ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油 5.0
(B相)
(3)コラーゲンゲル収縮促進剤(シカクマメ90%エタノール抽出物)(乾燥換算)
0.01
(4)オリーブ油 5.0
(5)酢酸トコフェロール 0.2
(6)エチルパラベン 0.2
(7)香料 0.2
(C相)
(8)亜硫酸水素ナトリウム 0.03
(9)ポリビニルアルコール(ケン化度90、重合度2000) 13.0
(10)エタノール 7.0
(11)精製水 残余
(製法)
A相、B相、C相をそれぞれ均一に溶解し、A相にB相を加えて可溶化した。次いでC相を加え充填を行った。
配合処方例8 固形ファンデーション
(配合成分) (質量%)
(1)タルク 43.1
(2)カオリン 15.0
(3)セリサイト 10.0
(4)亜鉛華 7.0
(5)二酸化チタン 3.8
(6)黄色酸化鉄 2.9
(7)黒色酸化鉄 0.2
(8)スクワラン 8.0
(9)イソステアリン酸 4.0
(10)モノオレイン酸POEソルビタン 3.0
(11)オクタン酸イソセチル 2.0
(12)インテグリン産生促進剤(シカクマメ50%エタノール抽出物)(乾燥換算)
1.0
(13)防腐剤 適量
(14)香料 適量
(製法)
(1)〜(7)の粉末成分をブレンダーで十分混合し、これに(8)〜(11)の油性成分、(12)、(13)、(14)を加え、よく混練した後、容器に充填、成型した。
配合処方例9 乳化ファンデーション(クリームタイプ)
(配合成分) (質量%)
(粉体部)
(1)二酸化チタン 10.3
(2)セリタイト 5.4
(3)カオリン 3.0
(4)黄色酸化鉄 0.8
(5)ベンガラ 0.3
(6)黒色酸化鉄 0.2
(油相)
(7)デカメチルシクロペンタシロキサン 11.5
(8)流動パラフィン 4.5
(9)ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 4.0
(水相)
(10)精製水 50.0
(11)1,3−ブチレングリコール 4.5
(12)細胞増殖促進剤(シカクマメ30%1,3−ブチレングリコール抽出物)(乾燥換算) 0.001
(13)防腐剤 適量
(14)香料 適量
(製法)
水相を加熱攪拌後、十分に混合粉砕した粉体部を添加してホモミキサー処理した。さらに加熱混合した油相を加えてホモミキサー処理した後、攪拌しながら香料を添加して室温まで冷却した。
配合処方例10 クッキー
(配合成分) (質量%)
薄力粉 45.0
バター 17.5
グラニュー糖 20.0
TGF−β産生促進剤(シカクマメ抽出物)(乾燥物) 4.0
ニンジンエキス 適量
卵 12.5
レモンフレーバー 1.0
(製法)
バターを撹拌しながら、グラニュー糖を徐々に添加した後、卵、シカクマメエキス、ニンジンエキスおよび香料を添加し、さらに撹拌した。十分に撹拌した後、均一に振るった薄力粉を加え、低速にて撹拌し、塊状で冷蔵庫にて寝かせた。その後、成型し、170℃、15分間焼成しクッキーとした。
配合処方例11 軟膏
(配合成分) (質量%)
コラーゲンゲル収縮促進剤(シカクマメ抽出物) 2.0
ヨモギエキス 1.0
ステアリルアルコール 18.0
モクロウ 20.0
ポリオキシエチレン(20)モノオレイン酸エステル 0.25
グリセリンモノステアリン酸エステル 0.3
ワセリン 40.0
精製水 残余
(製法)
精製水にシカクマメエキスを加えて溶解し、70℃に保つ(水相)。残りの成分を70℃にて混合溶解する(油相)。水相に油相を加え、ホモミキサーで均一に乳化後、冷却して軟膏を得た。

Claims (4)

  1. マメ科シカクマメ(Psophocarpus)属に属する植物の中から選ばれる1種または2種以上の植物の抽出物よりなることを特徴とする細胞増殖促進剤。
  2. マメ科シカクマメ(Psophocarpus)属に属する植物の中から選ばれる1種または2種以上の植物の抽出物よりなることを特徴とするTGF−β産生促進剤。
  3. マメ科シカクマメPsophocarpus)属に属する植物の中から選ばれる1種または2種以上の植物の抽出物よりなることを特徴とするコラーゲンゲル収縮促進剤。
  4. マメ科シカクマメPsophocarpus)属に属する植物の中から選ばれる1種または2種以上の植物の抽出物よりなることを特徴とするインテグリン産生促進剤。
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