JP2010021802A - 無線通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置の種別に関係なく無線LAN通信のセキュリティ設定プロトコルを適用可能とする。
【解決手段】本発明の一態様に係る無線通信装置は、装置本体STA1と補助装置R1とを具備する。装置本体STA1は、無線LAN通信のセキュリティ設定を自動化するためのプロトコルであるWPSに準拠しており、基地局AP1との間で通信を行う第1の通信手段4と、PINコードを生成する生成手段7と、生成されたPINコードを送信する第2の通信手段6と、第1の通信手段4を用いて基地局AP1との間でWPS−PIN方式のセキュリティ設定を行い、基地局AP1との間で行われるデータ通信を制御する制御手段5とを具備する。補助装置R1は、装置本体STA1とは分離しており、第2の通信手段6によって送信されたPINコードを受信する第3の通信手段8と、受信されたPINコードを表示する表示手段10とを具備する。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明の一態様に係る無線通信装置は、装置本体STA1と補助装置R1とを具備する。装置本体STA1は、無線LAN通信のセキュリティ設定を自動化するためのプロトコルであるWPSに準拠しており、基地局AP1との間で通信を行う第1の通信手段4と、PINコードを生成する生成手段7と、生成されたPINコードを送信する第2の通信手段6と、第1の通信手段4を用いて基地局AP1との間でWPS−PIN方式のセキュリティ設定を行い、基地局AP1との間で行われるデータ通信を制御する制御手段5とを具備する。補助装置R1は、装置本体STA1とは分離しており、第2の通信手段6によって送信されたPINコードを受信する第3の通信手段8と、受信されたPINコードを表示する表示手段10とを具備する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、無線LAN通信のセキュリティ設定プロトコルに準拠している無線通信装置に関する。
WPS(Wi-Fi Protected Setup)は、ユーザにとって難解な無線LAN(Local Area Network)通信のセキュリティ設定を自動化するためのプロトコルである。
無線LANにおいてセキュリティを施そうとすると、ユーザは最初に複雑で難解な設定に直面する。ユーザは、このような理解しにくい設定に直面すると、設定を無視して接続を試みる。つまり、ユーザはノーセキュリティで通信を行う場合がある。無線通信では、データを傍受される可能性があり、ノーセキュリティによる通信は危険である。そこで、複雑なセキュリティ設定を自動化するプロトコルとしてWPSが設けられた。
WPSには、PIN(Personal Identification Number)方式とPBC(Push Button Configuration)方式とがあり、WPSを用いて無線LAN機器同士を接続する場合、PIN方式とPBC方式とのうちのいずれかが選択される。
PIN方式では、端末側の無線通信装置であるステーション(Station)によって生成された4桁又は8桁のPINが基地局の無線通信装置であるアクセスポイント(Access Point)に入力された後、ステーションとアクセスポイントとの間でWPSによる通信が開始される。例えば、パーソナルコンピュータに実装されているPIN方式は、PINコードがステーション側のモニタに出力され、ユーザは、その値をアクセスポイント側に入力する。その後、通信が開始される。
PBC方式では、アクセスポイントとステーションとのそれぞれに備えられているプッシュボタンを押すだけで、WPSによる通信が開始される。PBC方式では、セキュリティ設定のために、プッシュボタンを押す以外のユーザの設定及び操作は必要なく、PBCにより自動設定される。PBCでは、アクセスポイントとステーションとの間で予め設定されているPINを利用するので、毎回新しいPINが生成されるPIN方式と比較するとセキュリティ面で劣る。
パーソナルコンピュータにPIN方式を実装する場合、ステーション側のモニタにPINが表示されるため特に問題はない。しかしながら、家庭用の電化製品(家電)にPIN方式を実装する場合には、電化製品の種類によってはPINを表示する機能、場所、画面が存在しないため、PIN方式の採用が困難な場合がある。
また、パーソナルコンピュータにPBC方式を実装する場合、ボッシュボタン自体がモニタに表示されていたり、無線LANデバイスの表面にプッシュボタンが用意されているため、特に問題はない。しかしながら、電化製品(家電)にPBC方式を実装すると(例えば電化製品がエアーコンディショナーなどのように高い位置に設置される場合など)、プッシュボタンを押すことが困難な場合がある。
特許文献1には、キャッシュレジスタで支払いを行う顧客が所持している携帯端末でPINコードを生成し、生成したPINコードをキャッシュレジスタのオペレータに提示し、オペレータがPINコードをキャッシュレジスタに入力した後に、このPINコードを利用して携帯端末とキャッシュレジスタとの双方で認証処理を行うことが記載されている。
特許文献2には、変換アダプタに設けられたLEDの点滅パターンに合わせて、接続要求側のPIN入力ボタンを押下することにより、認証データの交換、共有化を実施することが記載されている。
特開2006−121726号公報
特開2007−323339号公報
本発明は、以上のような実情に鑑みてなされたもので、装置の種別に関係なくWPSを適用可能とする無線通信装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る無線通信装置は、無線LAN通信のセキュリティ設定を自動化するためのプロトコルであるWPSに準拠しており、基地局との間で通信を行う第1の通信手段と、PINコードを生成する生成手段と、生成手段によって生成されたPINコードを送信する第2の通信手段と、第1の通信手段を用いて基地局との間でWPS−PIN方式のセキュリティ設定を行い、基地局との間で行われるデータ通信を制御する制御手段と、を具備する装置本体と、装置本体とは分離しており、第2の通信手段によって送信されたPINコードを受信する第3の通信手段と、第3の通信手段によって受信されたPINコードを表示する表示手段と、を具備する補助装置とを具備する。
本発明の第2の態様に係る無線通信装置は、無線LAN通信のセキュリティ設定を自動化するためのプロトコルであるWPSの開始操作を受ける操作受付手段と、操作受付手段によってWPSの開始操作を受けた場合に、WPS開始通知を送信する第1の通信手段と、を具備する補助装置と、WPSに準拠しており、補助装置とは分離しており、第1の通信手段によって送信されたWPS開始通知を受信する第2の通信手段と、基地局との間で通信を行う第3の通信手段と、第2の通信手段によってWPS開始通知が受信された場合に、第3の通信手段を用いて基地局との間でWPS−PBC方式のセキュリティ設定を行い、基地局との間で行われるデータ通信を制御する制御手段と、を具備する装置本体とを具備する。
本発明により、装置の種別に関係なくWPSを適用することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の各図において同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
(第1の実施の形態)
本実施の形態に係る通信システムは、アクセスポイントとステーションとの間で無線LAN通信を行う。
本実施の形態に係る通信システムは、アクセスポイントとステーションとの間で無線LAN通信を行う。
本実施の形態に係る通信システムでは、WPSを適用可能とするために、ステーション側に表示機能が備えられていない場合に、表示機能が備えられている補助装置に、このステーションのPINコードが配信され、この補助装置においてステーションのPINコードが表示される。
図1は、本実施の形態に係る通信システムの一例を示すブロック図である。
通信システム1は、アクセスポイントAP1、ステーションSTA1、リモートコントローラR1を具備する。通信システム1のアクセスポイントAP1及びステーションSTA1は、無線LAN通信のセキュリティ設定プロトコルであるWPSを実装する。
アクセスポイントAP1は、ステーションSTA1との間で通信を行う通信部2と、通信部2を用いてステーションSTA1との間で行われるデータ通信を制御する制御部3とを具備する。
さらに、このアクセスポイントAP1の制御部3は、アクセスポイントAP1側におけるWPS−PIN方式のセキュリティ設定の処理を行う。
ステーションSTA1は、アクセスポイントAP1との間で通信を行う通信部4、制御部5、リモートコントローラR1との間で通信を行う通信部6を具備する。
このステーションSTA1は、例えば、家庭用電気製品であり、リモートコントローラR1からの信号に応じて動作状態を切り替える。
ステーションSTA1の制御部(例えば無線LANチップ)5は、PINコードを生成するPINコード生成部7を具備する。このPINコード生成部7は、PINコード生成トリガを、例えば、アクセスポイントAP1から通信部4経由で受信する、リモートコントローラR1から通信部6経由で受信する、例えば、ステーションSTA1に対してユーザが直接指示する、などの手法により取得する。そして、PINコード生成部7は、PINコード生成トリガに応じて、PINコードを生成する。
さらに、ステーションSTA1の制御部5は、通信部4を用いてアクセスポイントAP1との間でWPS−PIN方式のセキュリティ設定を行い、アクセスポイントAP1との間で行われるデータ通信を制御する。
通信部6は、PINコード生成部5によって生成されたPINコードをリモートコントローラR1に対して送信する。
リモートコントローラR1は、ステーションSTA1とは分離した構造を持つ補助的装置である。リモートコントローラR1は、通信部8、制御部9、表示部10を具備する。このリモートコントローラR1は、ユーザの操作を受け付け、この操作に応じてステーションSTA1の状態を切り替えるための信号をステーションSTA1に送信する。
通信部8は、ステーションSTA1の通信部6から送信されたPINコードを受信する。
制御部9は、通信部8によって受信されたPINコードを受け、このPINコードを表示部10に表示するための制御を行う。
表示部10は、制御部9による制御にしたがってPINコードを表示する。
本実施の形態において、例えば、ステーションSTA1とアクセスポイントAP1との間、ステーションSTA1とリモートコントローラR1との間は、それぞれ通信可能であるが、アクセスポイントAP1とリモートコントローラR1との間では通信不可とする。
この通信システム1では、PINコードを生成する装置であるステーションSTA1と、PINコードを表示する装置であるリモートコントローラR1とが分離されている。例えば、ステーションSTA1は、リモートコンローラR1で操作される扇風機、エアーコンディショナー、テレビジョンなどの各種家庭用電化製品であり、無線LAN通信のステーションの機能を具備しており、WPS−PIN方式を用いてアクセスポイントAP1と接続する。
本実施の形態に係る通信システム1では、まず、ステーションSTA1のPINコード生成部5によってPINコードが生成される。
生成されたPINコードはステーションSTA1の通信部6からリモートコントローラR1に例えば赤外線通信などによって送信される。
ステーションSTA1から送信されたPINコードは、リモートコントローラR1の通信部8によって受信される。
リモートコントローラR1に受信されたPINコードは、リモートコントローラR1の制御部9による制御にしたがって表示部10で表示される。
アクセスポイントAP1の制御部3は、リモートコントローラR1の表示部10によって表示されたPINコードの入力を受け付ける。そして、アクセスポイントAP1の制御部3とステーションSTA1の制御部5とは、アクセスポイントAP1によって受け付けられたPINコードに基づいて、アクセスポイントAP1の通信部2とステーションSTA1の通信部4との間で、WPS−PIN方式の接続及び通信を行う。
以上説明した本実施の形態においては、WPS−PIN方式をサポートしているステーションSTA1がPINコードを表示する機能を備えていない場合であっても、このステーションSTA1と通信可能な別の装置にPINコードを表示させることができる。
これにより、PINコードを生成した装置に表示部が備えられていない場合であっても、ユーザはPINコードを知ることができ、PINコードをアクセスポイントAP1に入力することができる。
なお、本実施の形態においては、例えば、図2のように、リモートコントローラR1は、複数のステーションSTA1,STA2と通信可能であり、複数のステーションSTA1,STA2で生成されたPINコードを表示するとしてもよい。この場合、例えば、ステーションSTA1,STA2は、自機の識別コードと生成されたPINコードとをリモートコントローラR1に送信し、リモートコントローラR1は受信した識別コードとPINコードとを表示する。アクセスポイントAP1は、識別コードに対応するPINコードを入力する。アクセスポイントAP1と各ステーションSTA1,STA2との間では、各ステーションSTA1,STA2に対応するPINコードに基づいて、WPS−PIN方式のセキュリティ設定の処理が行なわれる。なお、図2では、1台のリモートコントローラR1に対して2台のステーションSTA1,STA2が対応付けられているが、1台のリモートコントローラR1に対して3台以上のステーションが対応付けられていてもよい。
(第2の実施の形態)
図3は、本実施の形態に係る通信システムの構成の一例を示すブロック図である。
図3は、本実施の形態に係る通信システムの構成の一例を示すブロック図である。
本実施の形態に係る通信システム11は、アクセスポイントAP1と、PINコードを生成し、表示する機能を持つ家庭用電化製品12とを具備する。
これまでの家庭用電化製品には、WPS−PIN方式が搭載されておらず、そもそもPINコードを表示する仕組みすら考えられていない。これに対して、本実施の形態においては、家庭用電化製品に表示部を搭載し、WPS−PIN方式で動作する際に、PINコードを画面に表示させてユーザへPINコードの値を通知し、家庭用電化製品でもWPS−PIN方式を適用可能としている。
この通信システム11では、PINコードを生成する装置とPINコードを表示する装置とを一体化した家庭用電化製品12がステーションの機能を実現する。
家庭用電化製品12は、通信部4と、制御部5と、表示部14とを具備する。
家庭用電化製品12としては、例えば、携帯電話、デジタル時計などがある。家庭用電化製品12は、PINコードを生成するPINコード生成部7と、PINコードを表示する表示部14との双方を持ち、無線LAN通信のステーション機能を具備しており、WPS−PIN方式を用いてアクセスポイントAP1と接続する。
本実施の形態に係る通信システム11では、まず、家庭用電化製品12の制御部5のPINコード生成部7によってPINコードが生成される。
生成されたPINコードは、家庭用電化製品12の表示部14によって表示される。
アクセスポイントAP1の制御部3は、家庭用電化製品12の表示部14によって表示されたPINコードの入力を受け付ける。そして、アクセスポイントAP1の制御部3と家庭用電化製品12の制御部5とは、入力されたPINコードの値に基づいて、アクセスポイントAP1の通信部2と家庭用電化製品12の通信部4との間で、WPS−PIN方式の接続及び通信を行う。
以上説明した本実施の形態においては、WPS−PIN方式をサポートしている家庭用電化製品12がPINコードを表示する機能を備えており、この家庭用電化製品12の表示部14にPINコードを表示させることができる。これにより、家庭用電化製品12においてWPS−PIN方式を用いることができる。
(第3の実施の形態)
本実施の形態においては、上記第1の実施の形態に係る通信システムの変形例であり、ステーションとリモートコントローラとの間で暗号化通信を行う通信システムについて説明する。
本実施の形態においては、上記第1の実施の形態に係る通信システムの変形例であり、ステーションとリモートコントローラとの間で暗号化通信を行う通信システムについて説明する。
図4は、本実施の形態に係る通信システムの構成の一例を示すブロック図である。
本実施の形態に係る通信システム15において、ステーションSTA3の制御部16は、PINコード生成部7と暗号化部17とを具備する。
暗号化部17は、秘密鍵を用いて、PINコード生成部7によって生成されたPINコードを暗号化する。通信部6は、暗号化PINコードをリモートコントローラR2に対して送信する。
リモートコントローラR2の通信部8は、ステーションSTA3から送信された暗号化PINコードを受信する。
リモートコントローラR2の制御部18は、復号化部19を具備する。この復号化部19は、秘密鍵を用いて、暗号化PINコードを復号化し、PINコードを求め、このPINコードを表示部10に表示させるための処理を実行する。
例えば、暗号化として、共通鍵暗号化方式を用いることができる。
本実施の形態において、ステーションSTA3とこのステーションSTA3を制御するリモートコントローラR2とは、一組となって利用される。ステーションSTA3とリモートコントローラR2とには、予め互いに秘密鍵が備えられており、この秘密鍵を用いてPINコードの暗号化及び復号化が行われる。
本実施の形態により、ステーションSTA3からリモートコントローラR3へPINコードが平文で送信される場合よりも、セキュリティを向上させることができる。本実施の形態においてステーションSTA3が家庭用電化製品であれば、このWPS−PIN方式をサポートしている家庭用電化製品は、リモートコントローラR3に対して安全にPINコードを送信することができる。
(第4の実施の形態)
本実施の形態においては、WPS−PBC方式でセキュリティ設定を行う通信システムについて説明する。
本実施の形態においては、WPS−PBC方式でセキュリティ設定を行う通信システムについて説明する。
図5は、本実施の形態に係る通信システムの構成の一例を示すブロック図である。
通信システム20は、リモートコントローラR3、ステーションSTA4、アクセスポイントAP2を具備する。通信システム20のアクセスポイントAP2及びステーションSTA4は、無線LAN通信のセキュリティ設定プロトコルであるWPSを実装する。
リモートコントローラR3は、ボタン21、制御部22、通信部23を具備する。このリモートコントローラR3は、ステーションSTA4とは分離した構造を持つ補助的装置である。
ボタン21は、WPSの開始操作を受け付ける。なお、ユーザは画面に表示されたボタンを押下することで、WPSの開始を指示するとしてもよい。また、ボタン21に代えてWPSの開始を指示可能な様々な操作受付手段を用いることができる。例えば、画面に表示された操作内容リストの中から、WPSの開始を選択可能としてもよい。
リモートコントローラR3の制御部22は、ボタン21によってWPSの開始操作を受けた場合に、WPS開始信号を生成する。
リモートコントローラR3の通信部23は、制御部22によって生成されたWPS開始信号をステーションSTA4に送信する。
ステーションSTA4は、リモートコントローラR3との間でデータ通信を行う通信部24,アクセスポイントAP2との間でデータ通信を行う通信部25、ステーションSTA4側のWPS−PBC方式のセキュリティ設定の処理を行う制御部(無線LANチップ)26を具備する。このステーションSTA4は、例えば、家庭用電気製品であり、リモートコントローラR3から信号に応じて動作状態を切り替える。
通信部24は、リモートコントローラR3の通信部23から送信されたWPS開始信号を受信し、このWPS開始信号を制御装置26に与える。
通信部25は、制御部26による制御にしたがってアクセスポイントAP2との間で通信を行う。
ステーションSTA4の制御部26は、通信部24によってWPS開始信号が受信され、この受信されたWPS開始信号を通信部24から受け付けた場合に、通信部25を用いてアクセスポイントAP2との間でWPS−PBC方式のセキュリティ設定を行い、アクセスポイントAP2との間で行われるデータ通信を制御する。
アクセスポイントAP2は、アクセスポイントAP2側でWPS−PBC方式のセキュリティ設定の処理を行う制御部27、制御部27による制御にしたがってステーションSTA4との間でデータ通信を行う通信部28を具備する。このアクセスポイントAP2は、ステーションSTA4と無線LANによって接続される。
本実施の形態において、例えば、ステーションSTA4とアクセスポイントAP2との間、ステーションSTA4とリモートコントローラR3との間は、それぞれ通信可能であるが、アクセスポイントAP2とリモートコントローラR3との間では通信不可とする。
この通信システム20では、ステーションSTA4と、ボタン21を備えている装置であるリモートコントローラR3とが分離されている。例えば、ステーションSTA4は、リモートコンローラR3で操作される扇風機、エアーコンディショナー、テレビジョンなどの各種家庭用電化製品であり、無線LAN通信のステーション機能を具備しており、WPS−PBC方式を用いてアクセスポイントAP2と接続する。ステーションSTA4は、例えば高所などユーザが直接操作することが困難な位置に設置されている。
本実施の形態に係る通信システム20では、まず、リモートコントローラR3のボタン21が押下操作(WPS開始操作)される。
すると、リモートコントローラR3の制御部22は、このボタン21の押下動作に応じてWPS開始信号を生成する。
WPS開始信号は、リモートコントローラR3の通信部23からステーションSTA4に、例えば赤外線通信などによって送信される。そして、リモートコントローラR3から送信されたWPS開始信号は、ステーションSTA4の通信部24によって受信される。
ステーションSTA4の通信部24によって受信されたWPS開始信号は、ステーションSTA4の制御部26に通知される。すると、ステーションSTA4の制御部26及び通信部25と、アクセスポイントAP2の制御部27及び通信部28との間で、WPS−PBC方式によるセキュリティ設定が開始される。
本実施の形態のように、WPS−PBC方式を用いた場合、アクセスポイントAP2とステーションSTA4とに予め設定されている8桁のPINコードを利用して接続が試みられる。このため、ユーザは、WPS−PIN方式のようにステーションで生成されたPINコードの値を一度表示し、アクセスポイントに設定するという手間を省くことができる。
以上説明した本実施の形態においては、無線LAN通信用の制御部自体は、ステーションSTA4に備えられているが、ボタン21はリモートコントローラR3に備えられており、リモートコントローラR3のボタン21が押されると、リモートコントローラR3からステーションSTA4にWPSの開始が通知される。例えば、エアーコンディショナーに無線LAN通信の機能を搭載させたいが、このエアーコンディショナーは非常に高い位置に取り付けられる場合、ボタンをこのエアーコンディショナーに取り付けることは適切でない。しかしながら、本実施の形態においては、無線LAN通信の機能を備えたステーションに直接WPSを開始するためのボタンを取り付けることができない場合、又は、ステーションに直接ボタンを備えるとボタンを押す操作が困難となる場合においても、ステーションSTA4とは別構造のリモートコントローラR3にボタン21が設けられており、WPSを開始する旨の信号がリモートコントローラR3からステーション4に送信されるため、WPS−PBC方式のセキュリティ設定を容易に行うことができる。
なお、本実施の形態において、例えば、図6のように、リモートコントローラR3は、複数のステーションSTA4,STA5と通信可能であり、複数のステーションSTA4,STA5へWPS開始信号を送信可能としてもよい。この場合、例えば、リモートコントローラR3は、宛先情報付きのWPS開始信号を送信し、複数のステーションSTA4,STA6は、自身宛てのWPS開始信号を受信する。なお、図6では、1台のリモートコントローラR3に対して2台のステーションSTA4,STA5が対応付けられているが、1台のリモートコントローラR3に対して3台以上のステーションが対応付けられていてもよい。また、リモートコントローラR3の制御部22は暗号化部を具備し、ステーションSTA4の制御部26は復号化部を具備し、リモートコントローラR3とステーションSTA4との間の通信を暗号化するとしてもよい。
上記各実施の形態に係るアクセスポイントAP1,AP2、ステーションSTA1〜STA5、リモートコントローラR1〜R3によって実行される制御部3,5,9,16,18,22,26,27の機能は、ソフトウェア及びハードウェアのいずれでも実現させることができる。上記各実施の形態に係る通信システム1,11,15,20の各構成要素は、自由に組み合わせてもよく、分割してもよい。
1,11,15、20…通信システム、AP1,AP2…アクセスポイント、STA1〜STA5…ステーション、R1…リモートコントローラ、2,4,6,8,23〜25,28…通信部、3,5,9,16,18,22,26,27…制御部、7…PINコード生成部、10,14…表示部、12…家庭用電化製品、17…暗号化部、19…復号化部、21…ボタン
Claims (5)
- 無線LAN通信のセキュリティ設定を自動化するためのプロトコルであるWPSに準拠しており、基地局との間で通信を行う第1の通信手段と、PINコードを生成する生成手段と、前記生成手段によって生成されたPINコードを送信する第2の通信手段と、前記第1の通信手段を用いて前記基地局との間でWPS−PIN方式のセキュリティ設定を行い、前記基地局との間で行われるデータ通信を制御する制御手段と、を具備する装置本体と、
前記装置本体とは分離しており、前記第2の通信手段によって送信された前記PINコードを受信する第3の通信手段と、前記第3の通信手段によって受信された前記PINコードを表示する表示手段と、を具備する補助装置と
を具備する無線通信装置。 - 前記第2の通信手段と前記第3の通信手段との間で、暗号化されたPINコードが送受信されることを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
- 無線LAN通信のセキュリティ設定を自動化するためのプロトコルであるWPSの開始操作を受ける操作受付手段と、前記操作受付手段によってWPSの開始操作を受けた場合に、WPS開始通知を送信する第1の通信手段と、を具備する補助装置と、
WPSに準拠しており、前記補助装置とは分離しており、前記第1の通信手段によって送信された前記WPS開始通知を受信する第2の通信手段と、基地局との間で通信を行う第3の通信手段と、前記第2の通信手段によって前記WPS開始通知が受信された場合に、前記第3の通信手段を用いて前記基地局との間でWPS−PBC方式のセキュリティ設定を行い、前記基地局との間で行われるデータ通信を制御する制御手段と、を具備する装置本体と
を具備する無線通信装置。 - 前記装置本体は、家庭用電化製品であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の無線通信装置。
- 前記補助装置は、リモートコントローラであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の無線通信装置。
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