JP2010011562A - 屋外型電力ケーブル端末および防水処理方法 - Google Patents

屋外型電力ケーブル端末および防水処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】端末と電力ケーブルの防食層との間のズレを吸収して防水を保つことができる屋外型電力ケーブル端末および防水処理方法を提供する。
【解決手段】屋外型電力ケーブル端末1は、電力ケーブル2の終端接続部に通すことで配置され、電力ケーブル2の導体軸部15を通す第1入口端11と、電力ケーブル2の外部半導電層23を通す第2入口端11Bとを有するシリコーンゴム製の電力ケーブルの端末3と、第2入口端11Bから電力ケーブル2の防食層18の端部29までを覆う防水用のチューブ30と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、屋外型電力ケーブル端末および屋外型電力ケーブル端末の防水処理方法に関し、特に高電圧に適用することができる屋外型電力ケーブル端末および屋外型電力ケーブル端末の防水処理方法に関する。
屋外型電力ケーブル端末では、ゴム製の差し込み端末を有しており、この差し込み端末は、これまでは33kVまでの配電用途にでは使用されていたが、66kV以上の高電圧では使用されてきていなかった。このゴム製の差し込み端末は、従来の磁器碍子やFRP(繊維強化プラスチック)パイプにゴムを被覆した高分子碍管を使用する電力ケーブル終端部とは異なり、磁器碍子やFRPパイプ等の機械的に強度のある構造を持たないため、風や温度変化等の影響により曲がりを生じる。
66kV以上の高電圧となると電力ケーブルが太くなり、電力ケーブルの防食層の肉厚が増える影響により、電力ケーブルは曲がりにくいものとなる。特に、金属被(金属テープやアルミコルゲート等)がある場合には、金属テープやアルミコルゲートが硬いために、電力ケーブルの防食層はさらに曲がりにくいものとなる。
図8は、従来の屋外型電力ケーブル端末の構造例を示しており、ゴム差し込み端末100の延長部分101から電力ケーブル102の防食層103に跨って、絶縁テープ104が巻かれている。その他に、屋外型電力ケーブル端末は、電界制御要素105、金属メッシュテープ106、ケーブル外導層107、外部半導電テープ層108、アルミ被覆109を有している。
また、シリコーンゴムの優れた撥水性および撥水性の復元能力の高さが広く知られるようになってからは、高電圧ケーブル用気中終端部の外皮用材料としてシリコーンゴムが採用されるようになってきている。
電力ケーブル端末の関連技術は、特許文献1では、ひだを有する電力ケーブル端末の処理を示しており、ひだがケーブル外部半導電層の端部と半導電性テープの近傍にあたる端末本体の表面上に設けられることで、ケーブル外部半導電層の端部と半導電性テープの端部に生じる面圧を増加させて、ケーブル外部半導電層の端部と半導電性テープの端部に形成される空隙を小さくしている。また、特許文献2では、電力ケーブル端末の処理を示しており、電力ケーブルシースとケーブル絶縁体とケーブル導体には保護チューブが配置されている。
特開平11−341664号公報 特開平9−93779号公報
ところが、上述した従来例では、ゴム製の差し込み端末100が曲がった際に、曲がりにくい電力ケーブル102の防食層103と曲がりやすいゴム製の差し込み端末100との間にずれが生じやすく、ゴム製の差し込み端末100と防食層103との間に跨って巻き付けていた絶縁テープ104が剥がれて、防水が保てなくなる問題があった。
また、ゴム製の差し込み端末100の振動や繰り返し曲げ等により、金属テープやアルミコルゲートの端部の移動により、絶縁テープ104が損傷して、防水が保てなくなる問題も生じることがあった。
また、シリコーンゴムは従来使用している絶縁テープとは接着しにくく、さらに防水性能を悪化させる要因ともなっており、防水性能が低下すると、ゴム製の差し込み端末内部に水分が浸入することにより、絶縁破壊が生じる可能性があった。
特許文献1と特許文献2の電力ケーブル端末では、特に防水性能については考慮されていない。
そこで、本発明は上記課題を解消するために、端末と電力ケーブルの防食層との間のズレを吸収して防水を保つことができる屋外型電力ケーブル端末および防水処理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解消するために、本発明の屋外型電力ケーブル端末は、少なくとも弾性体のひだを有する電力ケーブル端末であって、電力ケーブルの導体軸部の所定部分と当接する第1入口端と、前記電力ケーブルの段剥ぎした所定部分と当接する第2入口端と、
前記第2入口端から前記電力ケーブルの防食層の端部までを覆う防水用のチューブと、
を備えることを特徴とする。
本発明の屋外型電力ケーブル端末は、好ましくは前記チューブの端部と前記電力ケーブルの端末とに跨って、シリコーン系の粘着層を有する絶縁テープが巻き付けられていることを特徴とする。
本発明の屋外型電力ケーブル端末は、好ましくは前記チューブの端部にパテテープを巻き付け、前記チューブの端部と前記電力ケーブルの端末とに跨って前記パテテープを覆うように、シリコーン系の粘着層を有する絶縁テープが巻き付けられていることを特徴とする。
本発明の屋外型電力ケーブル端末は、好ましくは前記チューブは、シリコーンゴム製の収縮チューブであることを特徴とする。
本発明の屋外型電力ケーブル端末の防水処理方法は、少なくとも弾性体のひだを有する電力ケーブル端末であって、前記電力ケーブル端末の第1入口端の所定部分に当接するように導体軸部を通すとともに、前記電力ケーブル端末の第2入口端の所定部分に当接するように前記電力ケーブルの段剥ぎした所定部分を通し、
防水用のチューブにより、前記第2入口端から前記電力ケーブルの防食層の端部までを覆うことを特徴とする。
本発明によれば、端末と電力ケーブルの防食層との間のズレを吸収して防水を保つことができる屋外型電力ケーブル端末および防水処理方法を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の屋外型電力ケーブル端末の好ましい実施形態が配置されている電力ケーブル終端接続部を示す正面図であり、図2は、図1に示す電力ケーブル終端接続部のA−A’線における断面図である。
図1と図2に示すように、屋外型電力ケーブル端末1は、電力ケーブルの終端接続部に配置されている。この屋外型電力ケーブル端末1は、電力ケーブル2に差し込まれる外皮としての差し込み端末3を有しており、差し込み端末3はほぼ円柱状の絶縁部材である。この差し込み端末3は、優れた撥水性および撥水性の復元能力の高さの観点からシリコーンゴムにより作られている。
図1と図2に示すように、差し込み端末3の胴部3Bの一端部側は、軸方向Lに沿ってひだ付部4を有している。ひだ付部4の外周面には、電気絶縁距離を伸ばすために電気絶縁用の大小のひだ5,6が突出して相互に間隔をおいて形成されている。図2に示すように、差し込み端末3の胴部3Bの他端部側は、延長部分7を有している。延長部分7の外径は、差し込み端末3の胴部3Bの外径に比べて小さい。
図2に示すように、貫通孔10が、ひだ付部4の端部8から差し込み端末3の胴部3Bの内部、そして延長部分7の端部9に渡って形成されている。ひだ付部4の端部8には、第1入口端11を有し、延長部分7の端部9には、第2入口端11Bを有している。
図2に示すように、電力ケーブル2は、ケーブル導体12と、絶縁被覆13と、絶縁被覆13の外部を覆っている防食層18を有する。
貫通孔10には、電力ケーブル2のケーブル導体12と、このケーブル導体12のケーブル絶縁被覆13が通っている。ケーブル導体12の先端部14はひだ付部4の端部8内に位置されており、ケーブル導体12の先端部14には金属製の導体軸部15の接続部分16が固定されている。導体軸部15の接続部分16はひだ付部4の端部8内に位置されているが、導体軸部15の先端部17は、ひだ付部4の端部8から露出されている。
図2に示すように、差し込み端末3の胴部3Bの内部には、電界制御要素20が収容されている。電界制御要素20は半導電性材料である例えばシリコーンゴム製である。電界制御要素20の一端部21は、差し込み端末3の胴部3Bの中央位置にまで達しており、電界制御要素20の他端部22は、延長部分7の第2入口端11Bを通り外側に出ている。
次に、図3を参照して、図1に示す領域Rの構造を説明する。
図3は、図1に示す電力ケーブルの終端接続部の領域Rを拡大して示す軸方向の断面図である。
図3に示すように、電界制御要素20の他端部22は、延長部分7の端部9の第2入口端11BからL1方向に出ており、電界制御要素20の他端部22の内側には、ケーブル外部半導電層23が配置されている。このケーブル外部半導電層23の外周面には、外部半導電テープ層24が配置されている。
外部半導電テープ層24の外周面には、アルミニウム被覆25が配置され、このアルミニウム被覆25の外周面には、防食層18が配置されている。錫メッキ銅メッシュテープ27と半導電テープ28が、電界制御要素20の他端部22と、ケーブル外部半導電層23と、外部半導電テープ層24と、アルミニウム被覆25の外周面を覆っている。錫メッキ銅メッシュテープ27がアルミニウム被覆25の外周面に対して半田付け部29Bにより接続されている。
図3に示すように、チューブ30が差し込み端末3の延長部分7の中間位置から防食層18の端部29に渡って被せてある。すなわち、チューブ30の一端部31が差し込み端末3の延長部分7の中間位置に達しており、チューブ30の他端部32が防食層18の端部29に位置している。このチューブ30は、延長部分7の一部分と、電界制御要素20の他端部22と、ケーブル外部半導電層23と、外部半導電テープ層24と、アルミニウム被覆25と、防食層18の端部29に跨って覆っている。
チューブ30の材質としては、好ましくは優れた撥水性および撥水性の復元能力の高さの観点からシリコーンゴムにより作られている。また、チューブ30は、熱収縮性を持つように材料を選択し、所定部分に移動したのち、熱をかけて収縮させる。又は、例えば、内径をケーブル外部半導電層23部の外径と同等として形成し、拡径して拡径部材を挿入したものを、所定部分に移動したのち、拡径部材を引っ張ることにより収縮させる(常温収縮という)。
図4は、図3に示す構造をさらに拡大した図である。
図3と図4に示すように、絶縁テープ40が、チューブ30の一端部31と差し込み端末3の延長部分7に渡って配置されている。この絶縁テープ40は、例えばシリコーン系の粘着層を有する粘着テープであり、従来使用されている絶縁テープよりもシリコーンゴムに対して強い接着力を得ることができる。絶縁テープ40とチューブ30の一端部31の間には、パテテープ41が配置されている。パテテープ41を、チューブ30の一端部31と差し込み端末3の延長部分7に渡って巻き付けてある。これにより、外部から水がチューブ30の一端部31と差し込み端末3の延長部分7の間に浸入するのを防止することができる。さらに、そのパテテープ41の上にパテテープ41を覆い隠すようにして絶縁テープ40が、巻き付けられているので、外部から水がチューブ30の一端部31と差し込み端末3の延長部分7の間に浸入するのをさらに確実に防止することができる。
同様にして、絶縁テープ50が、チューブ30の他端部32と防食層18の端部29に渡って配置されている。この絶縁テープ50は、例えばシリコーン系の粘着層を有する粘着テープである。絶縁テープ50とチューブ30の他端部32の間には、パテテープ51が配置されている。パテテープ51を、チューブ30の他端部32と防食層18の端部29に渡って巻き付けてある。これにより、外部から水がチューブ30の他端部32と防食層18の端部29の間に浸入するのを防止することができる。さらに、そのパテテープ51の上にパテテープ51を覆い隠すようにして絶縁テープ50が、巻き付けられているので、外部から水がチューブ30の他端部32と防食層18の端部29の間に浸入するのをさらに確実に防止することができる。
次に、図5〜図7を参照して、上述した屋外型電力ケーブル端末1の組立方法を説明する。
図5(A)は、電力ケーブル2が段剥ぎ処理された状態を示しており、図5(B)は、電力ケーブル2のケーブル導体に対して導体軸部が固定された状態を示している。
図5(A)に示すように、電力ケーブル2が段剥ぎ処理されることにより、ケーブル絶縁被覆13、ケーブル外部半導電層23、外部半導電テープ層24、アルミニウム被覆25が露出され、しかもケーブル絶縁被覆13の端部からケーブル導体12が所定の長さ分露出されている。そして、図5(B)に示すように、ケーブル導体12には導体軸部15が取り付けられる。
図6は、差し込み端末3が図5に示す電力ケーブル2のケーブル絶縁被覆13と、ケーブル外部半導電層23に対して差し込まれた状態を示す図である。
図6に示すように、差し込み端末3が電力ケーブル2の段剥ぎされた部分である図5に示す電力ケーブル2のケーブル絶縁被覆13と、ケーブル外部半導電層23に挿入される。これにより、導体軸部15が差し込み端末3の第1入口端11からL2方向に沿って突出され、電界制御要素20の一端部22とケーブル外部半導電層23が、差し込み端末3の第2入口端12からL1方向に沿って突出される。
図7は、さらにチューブ30が配置されて、差し込み端末3の防水処理が施された状態を示す図である。
図7に示すチューブ30は、予め電力ケーブル2の防食層18に通して保持されており、このチューブ30をL2方向に沿って移動することにより、図3に示すように、チューブ30が差し込み端末3の延長部分7の中間位置から防食層18の端部29に渡って被せられる。すなわち、チューブ30の一端部31が差し込み端末3の延長部分7の中間位置に位置され、チューブ30の他端部32が防食層18の端部29に位置され、チューブ30は、延長部分7の一部分と、電界制御要素20の一端部22と、ケーブル外部半導電層23と、外部半導電テープ層24と、アルミニウム被覆25と、防食層18の端部29を覆う。
その後、図3に示すように、パテテープ41を、チューブ30の一端部31と差し込み端末3の延長部分7に渡って巻き付ける。これにより、外部から水がチューブ30の一端部31と差し込み端末3の延長部分7の間に浸入するのを防止することができる。さらに、そのパテテープ41の上には、パテテープ41を覆い隠すようにして絶縁テープ40を、巻き付ける。これにより、外部から水がチューブ30の一端部31と差し込み端末3の延長部分7の間に浸入するのをさらに確実に防止することができる。
同様にして、パテテープ51を、チューブ30の他端部32と防食層18の端部29に渡って巻き付ける。これにより、外部から水がチューブ30の他端部32と防食層18の端部29の間に浸入するのを防止することができる。さらに、そのパテテープ51の上にパテテープ51を覆い隠すようにして絶縁テープ50を、巻き付けるので、外部から水がチューブ30の他端部32と防食層18の端部29の間に浸入するのをさらに確実に防止することができる。
本発明の実施形態では、シリコーンゴム製の差し込み端末3と電力ケーブルの防食層18との間にチューブ30を被せることにより、差し込み端末3が曲がった際に生じる防食層18と差し込み端末3との間のズレをこのチューブ30により吸収することができる。
チューブとしては、シリコーンゴム製の熱収縮チューブ(例えば信越シリコーン製のST―DG)のように弾性があり柔らかく耐候性に優れたものを使用することが望ましい。また、チューブとしては、ポリエチレン製等の熱収縮チューブであって、チューブの肉厚が1〜2mm程度の薄肉のもの(例えばエフコ製のラプコチューブ等)を使用しても良い。
シリコーンゴム製の差し込み端末3とチューブ30の端部との間の防水は、シリコーン系の粘着層を持つ絶縁テープ(例えば寺岡製作所製のポリエステルフィルムテープNo.646S)により行うことで、十分な接着性を確保することができる。
また、チューブには、成形時にチューブの長手方向に沿ってできたスジが付いている場合があり、このスジとテープとの間に生じた微小な隙間を通って水分が浸入する場合がある。この水分の浸入を防止するために、チューブの端部にはパテテープを巻き付け、そのパテテープの上からパテテープを覆い隠すように、粘着テープのような絶縁テープ40を巻き付けることにより、確実に防水処理をすることができる。
本発明の実施形態では、シリコーンゴム製の差し込み端末3を例えば66kV以上の高電圧の送電に適用した場合にも、風等による振動や温度変化に伴う熱挙動等により、電力ケーブルのシース部と差し込み端末3との間にズレが生じた場合であっても、このズレを収縮チューブ30により吸収することができる。さらに、シリコーンゴム製の粘着層を有する絶縁テープ40を用いてチューブ30と差し込み端末3との間の防水をすることにより、チューブ30と差し込み端末3の間の接着性を安定して確保できるので、長期間にわたって優れた防水性能を確保できる。
本発明の屋外型電力ケーブル端末では、電力ケーブルの終端接続部に通すことで配置され、電力ケーブルの導体軸部を通す第1入口端と、電力ケーブルの外部半導電層を通す第2入口端とを有するシリコーンゴム製の電力ケーブルの端末と、第2入口端から前記電力ケーブルの防食層の端部までを覆う防水用のチューブと、を備える。これにより、チューブは、差し込み端末が曲がった際に生じる防食層と差し込み端末との間のズレを吸収して防水を保つことができる
また、チューブの端部と電力ケーブルの端末とに跨って、シリコーン系の粘着層を有する絶縁テープが巻き付けられている。これにより、絶縁テープが剥がれることを防止できるため、チューブの端部と電力ケーブルの端末との間の防水を確保できる。
チューブの端部にパテテープを巻き付け、チューブの端部と電力ケーブルの端末とに跨ってパテテープを覆うように、シリコーン系の粘着層を有する絶縁テープが巻き付けられている。これにより、チューブの端部と電力ケーブルの端末との間の防水をさらに確保できる。
チューブは、シリコーンゴム製の収縮チューブである。これにより、チューブは優れた撥水性および撥水性の復元能力の高さを有する。また、チューブ30は、熱収縮性を持つように材料を選択し、所定部分に移動したのち、熱をかけて収縮させる。又は、例えば、内径をケーブル外部半導電層23部の外径と同等として形成し、拡径して拡径部材を挿入したものを、所定部分に移動したのち、拡径部材を引っ張ることにより収縮させる(常温収縮という)。
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されず種々の変形例を採用できる。
本発明の屋外型電力ケーブル端末の好ましい実施形態が配置されている電力ケーブル終端接続部を示す正面図である。 図1に示す電力ケーブル終端接続部のA−A’線における断面図である。 図1に示す電力ケーブルの終端接続部の領域Rを拡大して示す軸方向の断面を示す図である。 図3に示す構造をさらに拡大した図である。 電力ケーブルが段剥ぎ処理され、電力ケーブルのケーブル導体に対して導体軸部が固定された状態を示す図である。 差し込み端末が電力ケーブルに対して差し込まれた状態を示す図である。 チューブが配置されて防水処理が施された状態を示す図である。 従来例を示す図である。
符号の説明
1 屋外型電力ケーブル端末
2 電力ケーブル
3 差し込み端末
4 ひだ付部
7 延長部分
9 延長部分の端部
11 第1入口端
11B 第2入口端
13 ケーブル絶縁被覆
15 導体軸部
18 防食層
20 電界制御要素
23 ケーブル外部半導電層
24 外部半導電テープ層
29 防食層の端部
30 チューブ
40 絶縁テープ
41 パテテープ

Claims (5)

  1. 少なくとも弾性体のひだを有する電力ケーブル端末であって、
    電力ケーブルの導体軸部の所定部分と当接する第1入口端と、
    前記電力ケーブルの段剥ぎした所定部分と当接する第2入口端と、
    前記第2入口端から前記電力ケーブルの防食層の端部までを覆う防水用のチューブと、
    を備えることを特徴とする屋外型電力ケーブル端末。
  2. 前記チューブの端部と前記電力ケーブルの端末とに跨って、シリコーン系の粘着層を有する絶縁テープが巻き付けられていることを特徴とする請求項1に記載の屋外型電力ケーブル端末。
  3. 前記チューブの端部にパテテープを巻き付け、前記チューブの端部と前記電力ケーブルの端末とに跨って前記パテテープを覆うように、シリコーン系の粘着層を有する絶縁テープが巻き付けられていることを特徴とする請求項1に記載の屋外型電力ケーブル端末。
  4. 前記チューブは、シリコーンゴム製の収縮チューブであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つの項に記載の屋外型電力ケーブル端末。
  5. 少なくとも弾性体のひだを有する電力ケーブル端末であって、
    前記電力ケーブル端末の第1入口端の所定部分に当接するように導体軸部を通すとともに、前記電力ケーブル端末の第2入口端の所定部分に当接するように前記電力ケーブルの段剥ぎした所定部分を通し、
    防水用のチューブにより、前記第2入口端から前記電力ケーブルの防食層の端部までを覆うことを特徴とする屋外型電力ケーブル端末の防水処理方法。
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