JP2010010595A - 複合半導体装置、プリントヘッド及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 半導体ウエハをダイシングする際に、半導体チップ内にクラックが伝搬することを防止する。
【解決手段】 ダイシング位置のデバイス形成領域10側近傍において、半導体基板3上に形成された複数の配線層2同士を接合する接合部8を設ける。この接合部8により、ダイシングの際の外力による配線層2の剥離を防止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ダイシングによって作製される発光素子(LED)アレイ等の複合半導体装置、該複合半導体装置を備えるプリントヘッドおよび画像形成装置に関するものである。
上記のような半導体装置は、半導体ウエハ上に複数のデバイス形成領域を形成した後、各デバイス形成領域間に形成されたダイシング領域をダイシングすることにより、個々のチップに分割することによって製造されている。
一般的に、半導体ウエハを分割する場合、ブレードを高速回転させて切断するダイシングブレードが使用されるが、切断の際に切断位置に加わる外力で、半導体チップにクラックやチッピングが生じる。
このような、ダイシング時に生じる半導体チップのクラックやチッピングを防止し、歩留まりを向上する技術として、例えば、特許文献1が開示されている。特許文献1には、ダイシング領域に分離パターンを設けることによりクラック等を防止するクラック防止構造が開示されている。
図7(a)、(b)は、上記特許文献1によるクラック防止構造が適用された従来の複合半導体装置を示し、符号1は半導体薄膜層15が備える半導体素子、符号2は導電膜及び絶縁膜により構成される複数の配線層、符号3は半導体基板である。また符号10は半導体素子1が搭載されたデバイス形成領域を示し、符号11は半導体ウエハをダイシングするダイシング領域を示している。
図7(a)、(b)に示すように、上記ダイシング領域11に分離パターン7が設けられており、ダイシング領域11の略中央に設定されたダイシングライン12に沿ってダイシングすると、ダイシング位置とデバイス形成領域10との間に存在する複数の分離パターン7によって、ダイシング時に加わる外力が半導体チップの内部に伝搬されるのを防止できるように構成されている。
特開2008−010571号公報
ところで、近年、装置の小型化・高性能化により、半導体チップの製造にあっては、更なる高精細なダイシングが要求されるようになってきた。高精細ダイシングでは、図8に示すように、従来例と相違してデバイス形成領域10の極近傍を切断する必要があるため、上記した分離パターンによる効果が得られなくなり、ダイシング時の外力で配線層2に剥離が生じると共に、クラックが配線層2を伝って半導体チップ内部へ及ぶという問題が発生した。尚、図8中、符号5はダイシング時のチップ固定用のテープ、符号6はダイシングブレードによる切断溝を示している。
また、高精細ダイシングでは、しばしば傾斜ダイシングが行われるが、この場合、図7(b)のように、分離パターン7が積層方向に垂直に形成される構造では、図9に示すように、ダイシングブレードが半導体チップ内の配線層2に直接接触し、接触による衝撃で配線層2にクラック4を生じさせるという問題があった。
本発明では、上記問題に鑑みてなされたもので、高精細ダイシングを必要とする半導体ウエハをダイシングする際も、半導体チップ内部にクラックが伝搬されるのを防止することにより、歩留の向上を図った複合半導体装置、この複合半導体装置を備えるプリントヘッド及び画像形成装置を提供することを目的としている。
すなわち、本発明の複合半導体装置は、半導体ウエハの上面に半導体素子が搭載された複数のデバイス形成領域が形成され、各デバイス形成領域間のダイシング領域に沿ってダイシングされる複合半導体装置において、半導体基板と、該半導体基板上に形成され、導電膜及び絶縁膜により構成される複数の配線層を有し、ダイシング位置のデバイス形成領域側近傍において、各々積層方向に隣接する上記配線層同士が接合されて、ダイシング時の上記配線層の剥離を防止する接合部が形成されていることを特徴としている。
また、本発明のプリントヘッドは、上記複合半導体装置を複数直線状に配列させた基板と、これら複数の複合半導体装置に対向して配置され、各複合半導体装置から放射される光を集光させるレンズアレイとを備えることを特徴としている。
また、本発明の画像形成装置は、上記プリントヘッドと、該プリントヘッドにて露光され、表面に潜像が形成される像担持体とを備えることを特徴としている。
本発明によれば、ダイシング位置のデバイス形成領域側近傍において、各々積層方向に隣接する配線層同士が接合される接合部が形成されているので、ダイシングにより加わる外力で、切断部分にクラックが生じても、この接合部によってクラックがチップ内部に伝搬するのが防止されるため、歩留まりを向上できる。
以下、本発明の実施例を図1〜図5に基づいて説明する。尚、以下の実施例において、従来例と共通する部分については同一の符号を用いた。
図1(a)は、本発明の実施例1による複合半導体装置の平面図、図1(b)はそのA−A概略断面図である。
図1中、符号3は半導体基板(例えば、Si基板)、符号2はこの半導体基板3に複数層(本実施例では4層)形成された配線層を示し、図示しない導電膜(配線パターン)と絶縁膜により構成されている。符号15は配線層2の最上層の上方に設けられた半導体薄膜層、符号1は半導体薄膜層15が備える半導体素子としてのLED素子である。
符号10は半導体ウエハ上に形成され、上記半導体素子1が複数搭載されたデバイス形成領域、符号11は各デバイス形成領域間に形成されたY方向(紙面の縦方向)のダイシング領域、符号12はダイシング領域11内に設定されたY方向のダイシングライン(ダイシング位置)を示している。
ここで、上記配線層2を構成する導電膜として、例えば、AlSiCu、AlSi、AlNi、AlTi、AlCr等のAl系材料やCu等が用いられ、絶縁膜として、SiO2 、SOG等が用いられる。配線層2には上記半導体素子1を駆動する駆動回路(図示せず)が形成されている。
また、上記半導体薄膜層15として、III−V族化合物半導体層(例えば、GaAs、AlGaAs等)やIII−V族窒化物半導体層(例えば、GaN、AlGaN等)等の半導体材料が用いられる。
尚、本実施例では、上記各配線層2がダイシング領域11に延設されると共に、ダイシング領域11内において各配線層2が複数の矩形状微少部分に分割されて、回路動作に関わらない分離パターン7が形成されている。各配線層2がダイシング領域11に延設されるのは、配線層2に起因する凹凸を無くし、ウエハ上面の平坦性を確保するためである。
本実施例では、駆動回路となる配線層2の形成と同時に分離パターン7を形成しているが、ウエハ上面の平坦性を確保することが可能であれば、駆動回路の配線層2とは別の金属層を用いて分離パターン7を形成してもよい。
また、各配線層2には、ダイシングライン12のデバイス形成領域10側近傍において、各々積層方向に隣接する配線層2同士が密着性に優れる材料で接合された接合部8が形成されている。尚、配線層2の最上層は、密着性に優れる材料により、その上部の半導体薄膜層15と接合されている。本実施例では、この接合用の材料として、例えば、高い硬度と優れた耐腐食性を有するタングステンが使用されている。
ここで、配線層2の接合は、少なくともダイシングライン12とこのダイシングライン12に最も近接する半導体素子1の端部1aの間において成されることが必要であるが、この接合部8のデバイス形成領域10内側方向の長さは特に規定されるものではない。また、接合部8は、図示のように1カ所に限るものではなく、内側方向の複数箇所に設けることも可能である。
上記構成の複合半導体装置では、小型化・高性能化に対応すべく高精細ダイシングが行われるため、図1(a)のように、ダイシング領域11内において、デバイス形成領域10の極近傍に設定されたダイシングライン12に沿ってダイシングが行われる。
図2は、ダイシング時の配線層2の破断状態を示し、符号6は、ダイシングブレードによる切断溝を示している。尚、符号5は、半導体基板3の裏面に貼着されてダイシングにより分割された個々のチップが分散しないように固定しておくためのテープで、例えば、UV硬化型ダイシングテープ等が用いられている。
従来構造では、図8に示すように、ダイシングの際、切断箇所に発生したクラック4は、その極近傍に存在する配線層2に伝搬され、配線層2に剥離を生じさせながら半導体チップ内部に及ぶが、本構成では、図2に示すように、ダイシングの際に切断箇所で発生したクラック4は配線層2に伝搬されるものの、接合部8の優れた密着性により、接合部8において配線層2の剥離の進行が阻止され、クラック4が半導体チップ内部にまで及ぶことが防止される。
以上、実施例1によれば、ダイシングライン12のデバイス形成領域10側の近傍において、半導体基板3上に形成された複数の配線層2同士を接合する接合部8を設けたので、ダイシングにより加わる外力で、切断箇所にクラック4が生じても、この接合部8の優れた密着性によりラック4が半導体チップ内部に及ぶことが防止されるため、半導体チップ製造時の歩留まりが向上する。
また、図3のように、半導体チップを構成する各配線層2の端部2aの位置をダイシングの切断角度に合わせて設定することにより、傾斜ダイシングが行われても、ダイシングの際にブレードが半導体チップ内の配線層2に直接接触して破断させることがなくなり、よって、従来のようなブレードの衝撃による配線層2のクラック4の発生を防止できる。
この場合、当然のことではあるが、本発明のポイントとなる接合部8は、常にダイシング位置より内側(デバイス形成領域10側)に位置することになり、ダイシング時に直接ブレードの衝撃を受ける危険性はない。
ここで、上記した傾斜ダイシングとは、半導体ウエハを厚さ方向に垂直に切断するのではなく、垂直方向に対して所定の傾斜角を持って切断することを言う。
LEDアレイチップのように、複数のLEDチップを密に並べて実装するような場合、隣接するLEDチップの最終端部の発光ピッチ(発光部間の距離)がチップ内部の発光ピッチと同等になるようにする必要があることから、LEDチップの繋ぎ部分においては、高精細のダイシングとしてしばしば傾斜ダイシングが要求されるのである。
図4は、本発明の実施例2による複合半導体装置の概略断面図である。
図4中、符号1はLED素子、符号3は半導体基板、符号2は配線層2、符号7は分離パターン、符号8は接合部、符号10はデバイス形成領域、符号11はダイシング領域である。
本構成は、図1の実施例と略同様であるが、配線層2の接合部8よりデバイス形成領域10側の部位に、該配線層2を分割する分割部9が形成されている点が実施例1と相違している。この分割部9は、接合部8よりデバイス形成領域10側の部位に複数設けることも可能である。
上記構成の複合半導体装置では、実施例1同様に、図1(a)に示す、ダイシング領域11内において、デバイス形成領域10の極近傍に設定されたダイシングライン12に沿ってダイシングが行われる。
ダイシングの際に切断箇所で発生したクラック4は、配線層2に伝搬されるが、接合部8の優れた密着性により配線層2の剥離が阻止され、クラック4が半導体チップ内部に及ぶことが防止されると共に、ダイシング時の外力により配線層2内に発生する応力は、切断箇所の近傍に分割部9を設けてその伝搬経路を断つことで、半導体チップ内部への応力伝搬が阻止される。
以上、実施例2によれば、配線層2の接合部8より内側(チップ形成部10側)の部位に、配線層2を分割する分割部9が形成されているので、上記実施例1の効果に加え、ダイシング時の外力により配線層2内に生じた応力が配線層2を介して半導体チップ内部に伝搬されるのを防止することができるため、更なる歩留まりの向上が図れるようになる。
また、実施例1と同様に、半導体チップを構成する配線層2の端部2aの位置を、ダイシングの切断角度に合わせて設定することにより、図5のように、傾斜ダイシングが行われても、ダイシングの際にブレードが半導体チップ内の配線層2に直接接触することがなくなり、ブレードの衝撃による配線層2のクラック4の発生を防止できる。
また、この場合も、本発明のポイントとなる接合部8と分割部9は、常にダイシング位置より内側(デバイス形成領域10側)に位置することになり、ダイシング時に直接ブレードの衝撃を受ける危険性はない。
以上、実施例1、2では、半導体ウエハのY方向(紙面の縦方向)のダイシングについて説明したが、X方向(紙面の横方向)のダイシングにも勿論適用可能である。
次に、図6(a)〜(f)に基づいて複合半導体装置の製造方法を説明する。
図6(a)〜(f)は上述した本実施例による複合半導体装置の製造行程を示す図である。
先ず、図6(a)に示すように、例えば、Siから成る半導体ウエハ21を用意する。この半導体ウエハ21には、既に駆動回路(図示せず)が形成されている。
次に、図6(b)に示すように、上記半導体ウエハ21の上面に被駆動素子(LED素子)となる化合物半導体等の薄膜層22を貼り付ける。この半導体薄膜層22として、
III−V族化合物半導体、例えば、GaAs、AlGaAs等が使用される。
次いで、図6(c)に示すように、上記半導体薄膜層22を周知のホトリソグラフィー処理により、複数の素子23群に分割すると共に、これら素子23と駆動回路との間に配線を形成して電気的に接続する。
次いで、図6(d)に示すように、ダイシングブレード等により各素子23群間に切断溝24を形成してチップ状に分割し、本実施例で示した複合半導体装置26を作製する。
尚、ダイシングの際には、分割された個々のチップ(複合半導体装置26)が分散しないよう、UV硬化型ダイシングテープ25等にて一括固定しておく。
続いて、上記複合半導体装置26を用いてLEDアレイヘッドを作製する場合は、図6(e)に示すように、ガラスエポキシ基板等の実装基板27上に上記複数の複合半導体装置26を一列状態に配置すると共に、ダイスボンドペースト28等を用いてダイスボンドすることにより、図6(f)に示すLEDアレイヘッドを得る。
次に、図10、図11に基づき、本実施例による複合半導体装置を用いて構成したLEDヘッド(プリントヘッド)について説明する。図10は本発明によるLEDヘッドを示し、図11はLEDユニットの一構成例を示している。
図10に示すように、本発明のLEDヘッド500は、ベース部材501を有し、このベース部材501上にLEDユニット502が搭載されている。
上記LEDユニット502は、図11に示すように、細長形状の実装基板502eと、この実装基板502eの長手方向に沿って複数直線状に配列された発光部とその駆動回路から成るLEDアレイ502a(複合半導体装置)とを備える。また、実装基板502eには、上記の他に電子部品が搭載され配線が形成されている電子部品実装エリア502b、502c、及び外部から制御信号や電源などを供給するためのコネクタ502d等が設けられている。
また、図10に示すように、LEDアレイ502aの上方には、各発光部から出射される光を集光するためのロッドレンズアレイ503が配設されている。このロッドレンズアレイ503は、柱状の光学レンズを、上記LEDアレイ502aの発光部に沿って多数配列したもので、レンズホルダ504により発光部上方の所定の位置に保持されている。
上記レンズホルダ504は、ベース部材501及びLEDユニット502を覆うように設けられており、これらベース部材501、LEDユニット502、およびレンズホルダ504は、ベース部材501及びレンズホルダ504に形成された開口部501a、504aを介して配設されるクランパ505によって一体的に挟持され、LEDユニット502で発生した光がロッドレンズアレイ503を通して所定の外部部材に照射されるように構成されている。このLEDプリントヘッド500は、例えば、電子写真プリンタや電子写真コピー装置等、画像形成装置の露光装置として用いられる。
次に、図12に基づき、上記露光装置を用いた画像形成装置について説明する。図12は本発明による画像形成装置としてのプリンタ600の要部構成を示している。
図12に示すように、プリンタ600内には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像を各々に形成する四つのプロセスユニット601〜604が記録媒体605の搬送経路620に沿って、その上流側から順に配置されている。これらプロセスユニット601〜604の内部構造は共通であるため、シアンのプロセスユニット603を例に、それらの構成を説明する。
プロセスユニット603には、像担持体としての感光ドラム603aが矢印方向に回転可能に配置されている。この感光体ドラム603aの周囲には、その回転方向上流側から順に、感光体ドラム603aの表面を帯電する帯電装置603b、帯電された感光体ドラム603aの表面に選択的に光を照射して静電潜像を形成する露光装置603c(図11のLEDヘッド500に相当)、静電潜像が形成された感光体ドラム603aの表面に、所定色(シアン)のトナーを付着させて顕像を発生させる現像装置603d、感光体ドラム603aの表面に残留したトナーを除去するクリーニング装置603e等が配設されている。尚、これら各装置に使用されているドラムまたはローラは、図示しない駆動源及びギアによって回転するようになっている。
また、プリンタ600の下方には、紙等の記録媒体605を積み重ねた状態で収容する用紙カセット606が装着され、その上方には、記録媒体605を1枚ずつ分離させて搬送するためのホッピングローラ607が配設されている。更に、このホッピングローラ607の下流側には、ピンチローラ608、609と共に記録媒体605を挟持することにより、記録媒体605の斜行を修正し、搬送経路620上をプロセスユニット601〜604に搬送するレジストローラ610、611が配設されている。これらのホッピングローラ607及びレジストローラ610、611は、図示しない駆動源及びギアによって連動回転するようになっている。
プロセスユニット601〜604の各感光体ドラム601a〜604aに対向する部位には、それぞれ半導電性のゴム等によって形成された転写ローラ612が配設されている。そして感光体ドラム601a〜604a上のトナーを記録媒体605に付着させるために、感光体ドラム601a〜604aの表面と、これら各転写ローラ612の表面との間に所定の電位差が生じるように構成されている。
定着装置613は、加熱ローラとバックアップローラとを有し、記録媒体605上に転写されたトナーを加圧、加熱することによって定着させる。また、排出ローラ614、615は、定着装置613から排出された記録媒体605を、排出部のピンチローラ616、617と共に挟持し、記録媒体スタッカ部618に搬送する。排出ローラ614、615は、図示しない駆動源及びギアによって連動回転するようになっている。
次に、上記構成のプリンタ600の動作について説明する。
先ず、用紙カセット606に収納されている記録媒体605がホッピングローラ607によって、上から1枚ずつ分離されて搬送される。続いて、この記録媒体605は、レジストローラ610、611及びピンチローラ608、609に挟持されて、プロセスユニット601の感光体ドラム601a及び転写ローラ612に搬送される。その後、記録媒体605は、感光体ドラム601a及び転写ローラ612に挟持された状態で、その記録面に感光体ドラム601a上のトナー像が転写されると共に、感光体ドラム601aの回転により下流方向に搬送される。
記録媒体605は、プロセスユニット602〜604を通過し、その通過過程において各露光装置601c〜604cにより形成された静電潜像が各現像装置601d〜604dによって順次現像され、各色のトナー像がその記録面に転写され重ね合わせられる。そして、記録媒体605上の各色のトナー像は、定着装置613において定着させられた後、排出ローラ614、615及びピンチローラ616、617に挟持されて、装置外部の記録媒体スタッカ部618に排出される。
以上の過程を経て、高品質のカラー画像が記録媒体605上に形成される。
本発明の実施例1による複合半導体装置を示し、(a)は平面図、(b)A−A概略断面図である。 実施例1による複合半導体装置のダイシング時の破断状態を示す断面図である。 実施例1による複合半導体装置の傾斜ダイシングを示す断面図である。 本発明の実施例2による複合半導体装置を示す概略断面図である。 実施例2による複合半導体装置の傾斜ダイシングを示す断面図である。 複合半導体装置の製造行程を示す図である。 従来の複合半導体装置を示し、(a)は平面図、(b)A−A断面図である。 従来の複合半導体装置のダイシング時の破断状態を示す断面図である。 従来の複合半導体装置の傾斜ダイシングを示す断面図である。 本発明によるLEDヘッドを示す図である。 LEDユニットの一構成例を示す平面配置図である。 本発明による画像形成装置の要部構成を模式的に示す図である。
符号の説明
1 LED素子(半導体素子)
2 配線層
3 半導体基板
8 接合部
9 分割部
10 デバイス形成領域
11 ダイシング領域
12ダイシングライン(ダイシング位置)
500 LEDヘッド(プリントヘッド)
502e 実装基板(基板)
503 ロッドレンズアレイ(レンズアレイ)
600 プリンタ(画像形成装置)
601a〜604a 感光体ドラム(像担持体)

Claims (5)

  1. 半導体ウエハの上面に半導体素子が搭載された複数のデバイス形成領域が形成され、各デバイス形成領域間のダイシング領域に沿ってダイシングされる複合半導体装置において、
    半導体基板と、該半導体基板上に形成され、導電膜及び絶縁膜により構成される複数の配線層を有し、ダイシング位置のデバイス形成領域側近傍において、各々積層方向に隣接する前記配線層同士が接合されて、ダイシング時の前記配線層の剥離を防止する接合部が形成されていることを特徴とする複合半導体装置。
  2. 前記配線層の前記接合部より前記デバイス形成領域側の部位に、該配線層を分割する分割部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の複合半導体装置。
  3. 前記配線層の端部は、ダイシングの切断角度に合わせて設定されており、且つ、ダイシング位置よりデバイス形成領域側に位置していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の複合半導体装置。
  4. 請求項1から請求項3までの何れかに記載の複合半導体装置を複数直線状に配列させた基板と、これら複数の複合半導体装置に対向して配置され、各複合半導体装置から放射される光を集光させるレンズアレイとを備えることを特徴とするプリントヘッド。
  5. 請求項4に記載のプリントヘッドと、該プリントヘッドにて露光され、表面に潜像が形成される像担持体とを備えることを特徴とする画像形成装置。
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