JP2010008896A - 光学部材および表示装置 - Google Patents

光学部材および表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010008896A
JP2010008896A JP2008170577A JP2008170577A JP2010008896A JP 2010008896 A JP2010008896 A JP 2010008896A JP 2008170577 A JP2008170577 A JP 2008170577A JP 2008170577 A JP2008170577 A JP 2008170577A JP 2010008896 A JP2010008896 A JP 2010008896A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display unit
light
optical member
layer
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008170577A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5611513B2 (ja
Inventor
Takeshi Kashiwagi
木 剛 柏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2008170577A priority Critical patent/JP5611513B2/ja
Publication of JP2010008896A publication Critical patent/JP2010008896A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5611513B2 publication Critical patent/JP5611513B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

【課題】画質を大きく劣化させることなくモアレ(干渉縞)を目立たなくさせることができる光学部材を提供する。
【解決手段】表示装置10は、表示部20と、表示部から隙間を空けて当該表示部の観察者側に配置され、表示部からの映像光を観察者側に透過させるシート状の光学部材30と、を備える。光学部材は、光を透過可能に形成された複数の光透過部52と、光を吸収可能に形成され、光学部材のシート面に沿って光透過部と交互に並べて配置された複数の光吸収部54と、を有する光学機能層50を有する。表示部の光学部材に対面する表面層25に、反射防止機能が付与されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、映像のコントラストを向上させるために表示装置に用いられる光学部材に係り、とりわけ、画質を大きく劣化させることなくモアレ(干渉縞)を目立たなくさせることができる光学部材に関する。
また、本発明は、映像のコントラストを向上させるために表示装置に用いられる光学部材であって、画質を大きく劣化させることなくモアレ(干渉縞)を目立たなくさせることができる光学部材を備えた表示装置に関する。
映像のコントラストを向上させるために表示装置に用いられる光学部材について、種々の研究がなされている。例えば特許文献1には、光透過性を有する光透過部と光吸収性を有する光吸収部とを交互に配列してなる光学部材が開示されている。特許文献1に開示された光学部材によれば、照明等の環境光(外光)を吸収することによって、表示装置に表示される映像のコントラストを向上させることができる。
特開2006−189867号公報
ところで、特許文献1に開示された光学部材を用いた場合、光透過部の配列ピッチに応じた干渉縞(モアレ)が生じてしまうことがある。干渉縞の発生を抑制するには、一般的に、光を拡散させる拡散層を設けることが有効であるとされている。しかしながら、干渉縞を抑制するために拡散層の拡散度合いを増していくと、像ぼけや二重像(ゴースト)が生じる等して画質が劣化してしまう。
また、干渉縞の発生を防止する手法として、光透過部の配列ピッチを調節することも考えられる。しかしながら、特許文献1に開示された光学部材を用いた表示装置においては、光透過部の配列ピッチを調節しても、干渉縞の発生を有効に防止することができない場合がある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、画質を大きく劣化させることなく干渉縞(モアレ)を目立たなくさせることができる光学部材を提供することを目的とする。また、本発明は、画質を劣化させることなく干渉縞(モアレ)を目立たなくさせることができる表示装置を提供することを目的とする。
本発明による第1の表示装置は、表示部と、前記表示部から隙間を空けて当該表示部の観察者側に配置され、前記表示部からの映像光を観察者側に透過させるシート状の光学部材と、を備え、前記光学部材は、光を透過可能に形成された複数の光透過部と、光を吸収可能に形成され、光学部材のシート面に沿って前記光透過部と交互に並べて配置された複数の光吸収部と、を有する光学機能層を有し、前記表示部の前記光学部材に対面する表面層に、反射防止機能が付与されていることを特徴とする。
また、本発明による第1の表示装置において、前記表示部は、映像光を発光する表示部本体と、前記表示部本体に積層され、前記表示部の前記光学部材側の表面をなす反射防止層と、を有するようにしてもよい。あるいは、本発明による第1の表示装置において、前記表示部は、映像光を発光する表示部本体を有し、前記表示部本体の前記光学部材側の面に対して処理を施すことによって、前記反射防止機能が付与されているようにしてもよい。
本発明による第2の表示装置は、表示部と、前記表示部から隙間を空けて当該表示部の観察者側に配置され、前記表示部からの映像光を観察者側に透過させるシート状の光学部材と、を備え、前記光学部材は、光を透過可能に形成された複数の光透過部と、光を吸収可能に形成され、光学部材のシート面に沿って前記光透過部と交互に並べて配置された複数の光吸収部と、を有する光学機能層を有し、前記表示部の前記光学部材に対面する表面層に、光拡散機能が付与されていることを特徴とする。
本発明による第2の表示装置において、前記表示部は、映像光を発光する表示部本体と、前記表示部本体に積層され、前記表示部の前記光学部材側の表面をなす光拡散層と、を有するようにしてもよい。あるいは、本発明による第2の表示装置において、前記表示部は、映像光を発光する表示部本体を有し、前記表示部本体の前記光学部材側の面に対して処理を施すことによって、前記光拡散機能が付与されているようにしてもよい。このような本発明による第2の表示装置において、前記光拡散層は、前記表示部の前記光学部材側の表面をなす凹凸面を有するようにしてもよい。
本発明による第1または第2の表示装置において、前記光学部材のヘイズ値は3以上10以下であるようにしてもよい。
また、本発明による第1または第2の表示装置において、前記表示部は、プラズマディスプレイパネルを含むようにしてもよい。
さらに、本発明による第1または第2の表示装置において、前記光学部材と前記表示部との間の隙間は、0mmより大きく10mm以下であるようにしてもよい。
本発明によれば、画質を大きく劣化させることなく干渉縞(モアレ)を目立たなくさせることができる。
発明を実施するための形態
以下、図面を参照して本発明の第1の実施の形態および第2の実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
〔第1の実施の形態〕
まず、図1乃至図3を参照しながら、本発明の第1の実施の形態について説明する。
図1乃至図3は本発明による光学部材および表示装置の第1の実施の形態を説明するための図である。このうち図1は、第1の実施の形態における表示装置および光学部材の構成を示す模式図であり、図2および図3は、第1の実施の形態における光学部材および表示装置の作用を説明するための図である。
図1に示すように、表示装置10は、表示部20と、表示部20から隙間を空けて表示部20に対向して配置されたシート状の光学部材30と、を有している。このうち、まず、表示部20について説明する。
表示部20は、所定の画像を形成する映像光を観察者に向けて発光する装置として構成されている。表示部20の光学部材30に対面する表面層に、光学部材30側から向かってくる光が当該表面層において反射することを防止する反射防止機能が付与されている。図1に示すように、本実施の形態において、表示部20は、映像光を発光する表示部本体22と、表示部本体22に積層された反射防止層25と、を有している。反射防止層25は、反射防止機能を有する層であって、表示部20の光学部材側の表面、言い換えると、映像光が出光するようになる表示部20の出光面をなしている。
表示部本体22としては、表示部20としては液晶表示パネルやEL表示パネル等の種々の装置を用いることができる。本実施の形態においては、プラズマディスプレイパネル(PDPパネル)を表示部本体22として用いている。そして、光学部材30は、プラズマディスプレイパネルの観察者側に設けられる前面フィルタとしても機能するようになっている。
図1に示すように、プラズマディスプレイパネルとしての表示部本体22は、隙間を空けて配置された二枚の基板(典型的には、ガラス製の基板)22a,22bを有している。二枚の基板22a,22bの間には、プラズマディスプレイの各画素にそれぞれ対応した多数の放電セルが形成されている。各放電セル内には、ヘリウム、ネオン、アルゴン、キセノン等の希ガスが封入されているとともに、各放電セルの内壁には、蛍光体が塗られている。また、放電セル毎に、電圧をかけることができるようになっている。そして、電圧をかけられた放電セル内では、放電が起こるとともに紫外線が発生する。発生した紫外線は当該放電セル内の蛍光体にあたり、これにより、当該放電セルから可視光が発光されるようになる。このようにして、各放電セルからの可視光の発光を制御することにより、PDPによって、所望の映像を表示することができるようになっている。
反射防止層25は、反射を防止する機能を有したシート状の部材であって、一例として、市販されている種々のフィルム、例えばリアルック7700S(日本油脂)を用いて構成され得る。図1に示すように、反射防止層25は、表示部本体22の一対の基板22a,22bのうちの光学部材30側の基板(以下において、前面板とも呼ぶ)22aに積層されている。なお、反射防止層25と前面板22aとの間には、接着層(図示せず)が設けられ、この接着層を介して反射防止層25が前面板22aに接合されるようにしてもよい。また、ラミネートによって反射防止層25を表示部本体22上に形成することに代え、コーティングによって反射防止層25を表示部本体22上に形成するようにしてもよい。コーティングされる塗工液としては、例えば、フッ素系の低屈折率樹脂を含んだ塗工液が用いられ得る。
なお、本件において、「シート」、「フィルム」、「板」の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。したがって、例えば、「シート」はフィルムや板とも呼ばれ得るような部材も含む概念である。また、接着層(接着剤)とは、粘着層(粘着剤)を含む概念である。
次に、表示部20からの映像光を観察者側に透過させるシート状の光学部材30について説明する。上述したように、光学部材30は、表示部20から隙間を空けて表示部20に対向して配置される。本実施の形態による表示部20と光学部材30との間の隙間は、表示装置10の表示面への法線方向に沿って、0mmより大きく以上10mm以下であることが好ましい。
本件発明者が研究を重ねたところ、隙間が0mmである場合、すなわち、表示部20および光学部材30を重ねた場合、干渉縞が目立つことが知見された。また、表示部20および光学部材30を重ねた場合、表示装置10が設置される環境の温度や湿度の変化等に起因して、光学部材30と表示部20とが部分的に離間するようになる。この結果、干渉縞(モアレ)が目立ってしまうだけでなく、ニュートン環(ニュートンリング)も視認されるようになる。これらのことから、表示部20と光学部材30との間の隙間は0mmを超えること、すなわち、表示部20と光学部材30との間に隙間が確実に形成されていることが好ましい。
一方、隙間が10mmを超えると、ゴースト(二重像)や像ぼけ等の欠陥が目立って視認されるようになる。また、表示装置10の薄型化が強く要望されている状況下において、表示装置10の厚みが厚くなることは非常に好ましくない。これらのことから、表示部20と光学部材30との間の隙間は10mm以下であることが好ましい。
さらに、干渉縞(モアレ)、像ぼけ、ゴースト等が目立ってしまうことを効果的に防止するためには、光学部材30のヘイズ値を3以上にすることが好ましく、その一方で、優れたコントラストを確保するために、光学部材30のヘイズ値を10以下にすることが好ましいことも見出された。なお、ここでいうヘイズ値とは、JIS K−7361−1に準拠して得られる値のことを意味している。
図1に示すように、光学部材30は、コントラストを向上させるための光学機能層50と、基板31と、を有している。光学機能層50は、基部層58と一体的に形成されており、基部層58とともに一枚の光学シート40を構成している。基板31は、光学部材30の支持体として機能するようになっている。基板31は、優れた光透過性を有した高剛性の材料、例えばガラスから構成される。
また、図1に示すように、光学部材30は、光学シート40以外にも、基材31に支持された複数の層をさらに含んでいる。上述したように、本実施の形態において光学部材30は、PDPの前面フィルタとして機能する。したがって、特定波長帯域の電磁波を遮蔽する電磁波遮蔽シート、近赤外線光(例えば、波長800nm〜1200nmの光)を吸収する近赤外線遮蔽シート、ネオン原子の発光を吸収し色再現性を向上させるネオン光遮蔽シート、UV光(紫外線)を吸収するUV光遮蔽シート等が、光学部材30に含まれる層として、適宜設けられ得る。また、映像光に対して種々の光学的作用を及ぼす層、例えば、照明等の映り込みを防止するための反射防止層35や、色調を補正するための色調補正層が、光学部材30に含まれる層として、適宜設けられ得る。
ここで、映像光に対して光学的作用を及ぼす光学機能層50と、基部層58と、を有した光学シート40についてさらに詳述する。
まず、光学機能層50について説明する。光学機能層50は、光を透過可能に構成された複数の光透過部52および光を吸収可能に構成された複数の光吸収部54を有している。そして、この光学機能層50は、本実施の形態において、基部層58に隣接して基部層58の表示部側に配置されている。また、図1に示すように、光学シート40は、光学部材のうちの最も表示部20側に配置されており、光学シート40は光学部材30の表示部側の表面をなしている。
図1に示すように、複数の光透過部52および複数の光吸収部54は、光学シート40のシート面に沿って交互に配列されている。本実施の形態において、複数の光透過部52は、互いに同一な形状に形成されている。また、複数の光吸収部54も、互いに同一な形状に形成されている。各光透過部52および各光吸収部54は、その配列方向に直交する方向に沿って、光学シート40のシート面上を直線状に延びている。
なお、ここでいう「シート面(層面)」とは、対象となるシート状の部材を全体的かつ大局的に見た場合におけるその平面方向と一致する面のことを指す。そして、本実施の形態において、光学部材30のシート面、光学シート40のシート面、各層の層面、および、表示装置10の表示面は、互いに平行となっている。また、図1乃至図3(並びに、後述する図4乃至図9)は、いずれも光学シート40のシート面の法線と、光吸収部54の配列方向(光透過部52の配列方向)と、に沿った断面(以下において、単に主切断面とも呼ぶ)において各構成要素を示している。
本実施の形態において、図1に示すように、光学シート40のシート面に沿った光吸収部54の幅は、入光側から出光側に向けしだいに小さくなっていく。さらに詳細には、主切断面において、光吸収部54は台形形状を有している。そして、主切断面において、光吸収部54をなす断面台形形状の下底が、映像光の透過進路に沿った入光側(表示部側)に位置し、光吸収部54をなす断面台形形状の上底が出光側(観察者側)に位置している。一方、光透過部52は、二つの光吸収部54間に、当該二つの光吸収部54に隣接するようにして配置されている。したがって、図1に示されているように、主切断面において、光透過部52は台形形状を有する。そして、主切断面において、光透過部52をなす断面台形形状の上底が入光側に位置し、光透過部52をなす断面台形形状の下底が出光側に位置している。
そして、光吸収部54は、光透過部52よりも低い光透過率を有しており、光を積極的に吸収する作用を有している。すなわち、本実施の形態による光学機能層50(光学シート40)において、光吸収部54は光を吸収する領域として機能し、その一方で、光透過部52は、光透過部52と一体成型された基部層58とともに、光を透過させる領域として機能する。
光を透過させる光透過部52は、高い透光性を有した材料、理想的には透明な材料から構成される。具体例として、光透過率の高いウレタン系紫外線硬化型樹脂等を用いて光透過部52を形成することができる。
一方、光吸収部54は、一例として、顔料や染料によって着色された樹脂から形成され得る。また、図1に示すように、光吸収部54は、光吸収機能を有する光吸収粒子54aを含有した樹脂54bからも形成され得る。光吸収粒子54aとしては、数μm〜数十μm程度の粒径を有した黒色樹脂粒子を用いることができる。光吸収粒子54aを分散される樹脂54bとしては、光透過部52をなす材料と同一種の材料を用いることができる。なお、図1以外の図においては、光吸収粒子54aおよびバインダー樹脂54bの図示を省略している。
また、光透過部52と光吸収部54との間の界面において、屈折等の光学的作用を積極的に発現させる必要はない。したがって、光透過部52と光吸収部54との屈折率差は、0以上0.1以下の範囲内にあることが好ましく、0以上0.01以下の範囲内にあることがさらに好ましく、0以上0.005以下の範囲内にあることが最も好ましい。また、光透過部52および光吸収部54の屈折率は、材料入手の容易さやコスト等を考慮して、1.49以上1.56以下であることが好ましい。
次に、基部層58について説明する。基部層58は、光学機能層50を支持する層として機能する。したがって、光学機能層50が光学部材30に含まれる他の層上に形成される場合には、基部層58を省略することができる。この基部層58は、優れた透光性を有したPETやMS樹脂等から好適に形成され得る。ただし、基部層58と光学機能層50の光透過部52との間において、光学的な界面(光学的な作用を及ぼし得る界面)を形成する必要はない。このため、光透過部52をなす材料と同一の材料から基部層58を形成するようにしてもよい。
次に、光学部材30の製造方法の一例について説明する。光学機能層50および基部層58を有する光学シート40は、例えば以下のようにして極めて容易かつ安価に作製され得る。まず、例えば放射線硬化型樹脂(UV硬化型樹脂等)を用いた賦型により、基部層58上に光透過部52を形成する。次に、形成された光透過部52上に、光吸収部54をなすようになる材料を流動性を有した状態で塗布する。その後、ワイピングすることにより、隣り合う光透過部52の間がこの流動性を有した材料で満たされるようにする。次に、当該材料を光透過部52の間で硬化させることにより、光学機能層50を基部層58上に作製することができる。以上のようにして、光学シート40が容易かつ安価に得られる。次に、得られた光学シート40と、他の複数の層33,35および基板31とを、接着剤からなる接着層等を適宜用いて、接合することにより、光学部材30が得られる。
なお、以上の製造方法は単なる例示に過ぎず、種々の変更が可能である。例えば、放射線硬化型樹脂(UV硬化型樹脂等)を用いた賦型に代え、押し出し成型により、基部層58と所望の形状を有した光透過部52とを一体成型するようにしてもよい。
次に、以上のような構成からなる表示装置10により映像を表示する際における作用について説明する。
表示装置10の表示部20で発光された映像光は、光学部材30に入射した後、光学機能層50の光透過部52を透過し、光学部材30から出射するようになる。これにより、観察者が映像を観察することができるようになる。
ところで、観察者側から光学部材30へ入射する光も存在する。このような光には、太陽光や室内の電灯光等の環境光(外光)が含まれる。この環境光は光学部材30や表示部20で反射され、その進行方向が観察者側(映像光の透過経路における出光側)へ向くようにもなる。このように進行方向を反転して観察者に視認されるようになった光は、表示装置10に表示される映像のコントラストを低下させる原因となる。さらに、光学部材30や表示部20において鏡面反射(正反射)されて進行方向を反転される環境光の光量が多い場合には、コントラストの低下が進行し、映像画質が著しく低下することになる(外部像(例えば、照明)の映り込み)。
一方、本実施の形態においては、図2に示すように、このような環境光L21は、その進行方向が、光吸収部54(光透過部52)の配列方向に沿った断面において、表示面の法線方向から大きく傾斜している場合には、光吸収部54に入射し当該光吸収部54に吸収されるようになる。このような光吸収部54の作用により、進行方向を反転して観察者に視認されるようになる光の光量を低減し、コントラストを大幅に向上させることができる。
ところで、光学機能層50において、光が透過する光透過部52は光学機能層50のシート面に沿って所定のピッチで配置されている。そして、このような光学機能層50を所定のピッチで配列された多数の画素を有する表示部20とともに用いた場合、干渉縞(モアレ)が目立ってしまうことがある。一般的に、表示部20の画素の配列ピッチと、光学機能層50の光透過部52の配列ピッチと、に起因した干渉縞が生じてしまうことが予想される。この干渉縞を目立たなくさせる方法として、画素の配列ピッチと、光透過部52の配列ピッチと、の比率を所定の範囲内に設定することが知られている。また、強い光拡散機能を有した層を設けることによっても、このような干渉縞を目立たなくさせ得ることが知られている。
しかしながら、本件発明者らが鋭意研究を重ねたところ、光学機能層50を表示装置10に用いた場合に生じる干渉縞は、表示部20の画素の配列ピッチと、光透過部52の配列ピッチと、を調節することだけでは、目立たなくさせることができなかった。また、強い光拡散機能を有した層を設ければ干渉縞を目立たなくさせることができるが、このような手法は、全体的なコントラストの低下や映像の像ぼけ等をともなう。
その一方で、表示部20の光学部材30に対面する表面層に反射防止機能が付与されていれば、後述する実施例での評価結果にも支持されているように、画質の劣化をともなわず干渉縞を効果的に目立たなくさせることができる。干渉縞を目立たなくさせるメカニズムは明らかではないが、以下に、主に図3を参照しながら、その一要因と考えられ得るメカニズムについて説明する。ただし、本件発明は以下のメカニズムの限定されるものではない。
上述したように、表示部20の観察者側に配置された光学部材30(光学シート40)に入射した環境光の一部L21は、光吸収部54によって吸収される。しかしながら、図3に示すように、光学部材30(光学シート40)のシート面の法線に対する傾斜角度が大きくない環境光の少なくとも一部L31は、光透過部52を透過して表示部20へと進む。このような光の多くは、表示部20において反射されて、その進行方向を反転させられて再び観察者側へ進むようになる。とりわけ、表示部20がプラズマディスプレイパネルを含む場合、プラズマディスプレイパネルが可視光を発光するための蛍光体を有していることから、観察者側から表示部20へ入射してくる環境光L31を、高い反射率で観察者側へと反射するようになる。そして、図3に示すように、反射して再び光学機能層50へ向かう光L32は、光透過部52の配列方向に沿って周期的な強弱を有し、その強弱のピッチは光透過部52の配列ピッチに概ね応じたピッチとなる。
この周期光L32の周期と光透過部52の配列ピッチとに起因して、干渉縞(以下においては、表示部20の画素ピッチと光透過部52の配列ピッチとに起因した干渉縞と区別するため、「自己モアレ」とも呼ぶ)が発生してしまうと予想される。そして、周期光L32の周期は、光透過部52の配列ピッチに応じていることから、光透過部52の配列ピッチを調節することによって、自己モアレを目立たなくさせることは有効ではないと推測される。
その一方で、本実施の形態によれば、表示部20の光学部材30に対面する表面層が、反射防止機能を有した反射防止層25によって形成されている。したがって、図3に示すように、光学機能層50を透過して表示部20に到達する光L31は、表示部20の表面層25において反射しにくくなる、あるいは、表示部20の表面層25において反射しない。結果として、表示部20で反射して光学機能層50へ再入射する光L32の光量は少なくなる、あるいは、光学機能層50へ再入射する光L32がほとんど存在しなくなるものと推測される。これにより、自己モアレを目立たなくさせるのではなく、自己モアレ自体が発生しないようにすることが可能になると考えられる。なお、反射防止層25は反射を防止するための層であることから、表示部本体22から発光される映像光の観察者側へ向けた進行は、反射防止層25によって目立った悪影響を受けない。したがって、このような反射防止層25によれば、画質の大きな劣化をともなうことなく、自己モアレ(干渉縞)を目立たなくさせることができる。
以上のような第1の実施の形態によれば、画質を大きく劣化させることなく干渉縞(モアレ)を目立たなくさせることができる。
〔第2の実施の形態〕
次に、図4および図5を参照しながら、本発明の第2の実施の形態について説明する。図4は、図1に対応する図であって、本発明による光学部材および表示装置の第2の実施の形態を説明するための図である。また、図5は、図3に対応する図であって、光学部材および表示装置の第2の実施の形態を説明するための図である。
第2の実施の形態は、表示部20の光学部材30に対面する表面層に、反射防止機能ではなく光拡散機能が付与されている点において、上述した第1の実施の形態とは異なり、その他(例えば、表示部本体22および光学部材30)は同一に構成され得る。このため、図4および図5において、第1の実施の形態と同一に構成され得る部分には同一符号を付し、以下において、第1の実施の形態と重複する説明を省略する。
上述したように、第2の実施の形態においては、表示部20の光学部材30に対面する表面層に、光を拡散させる光拡散機能が付与されている。図4に示す例において、表示部20は、映像光を発光する表示部本体22と、表示部本体22に積層された光拡散層26と、を有している。光拡散層26は、光拡散機能を有した層であって、表示部20の光学部材側の表面、言い換えると、映像光が出光するようになる出光面をなしている。
光拡散層26は、光を拡散させる機能を有したシート状の部材であって、一例として、「反射防止フィルム」や「防眩フィルム」等の呼称により市販されている種々のフィルムを用いて構成され得る。図4に示すように、光拡散層26は、表示部本体22の一対の基板22a,22bのうちの光学部材30側の基板22aに積層されている。光拡散層26の光拡散機能は、凹凸面を形成することによって発現されるようにしてもよいし、光拡散粒子(光拡散剤)を含有させることによって発現されるようにしてもよいし、さらには、凹凸面を形成するとともに光拡散粒子を含有させることによって発現されるようにしてもよい。
なお、光拡散層26と前面板22aとの間には、接着層(図示せず)が設けられ、この接着層を介して光拡散層26が前面板22aに接合されるようにしてもよい。
また、ラミネートによって光拡散層26を表示部本体22上に形成することに代え、コーティングによって光拡散層26を表示部本体22上に形成するようにしてもよい。コーティングされる塗工液としては、例えば、フィラー(アクリルビーズ等)入りの樹脂組成物を用いることができる。
次に、表示装置10によって映像を表示する際における作用、主に光拡散層26の作用について説明する。
第1の実施の形態と同様に、光学機能層50の光透過部52を透過する映像光を観察者側から観察することができる。この際、図2に示すように、光学部材30に入射した環境光の一部L21が光学機能層50の光吸収部54に吸収されるので、高いコントラストで映像を観察することができる。
図5に示すように、光吸収部54で吸収されなかった環境光L31の一部は、光学機能層50を透過し、表示部20へ向けて進む。上述したように、このような光は、表示部20で反射して、自己モアレの原因となり得る(図5のL32参照)。
しかしながら、本実施の形態においては、表示部20に向かう光L31が最も反射しやすくなると考えられる表示部20の表面層に、光を拡散させる機能を有した光拡散層26が設けられている。したがって、図5に示すように、表示部20の表面層26での反射光L41は、拡散されるようになる。このため、光学機能層50へ再入射する光の周期性は弱められる。すなわち、光拡散層26によれば、自己モアレを目立たなくさせるのではなく、自己モアレ自体が発生しないようにすることが可能になると考えられる。なお、この効果を期待する上で、表面層26が表示部20の最出光側面(最も光学部材側の表面)をなす凹凸面を有し、この凹凸面によって表面層26の光拡散機能が発現されるようになっていることが好ましい。この場合、表示部20での最出光側面での正反射(鏡面反射)を効果的に防止し、自己モアレを目立たなくさせることができる。
また、光学機能層50から表示部20に向かう光L31の一部には、表示部20の表面層26ではなく、表示部20の内部(例えば、PDPの蛍光体)まで進んだ後に反射されて、その進行方向を観察者側へ反転させられる光も存在する。このような光は、表示部20の表面層26へ入射して表示部20の内部へ進む際に拡散される。さらに、表示部20の内部で反射した後、表示部20の表面層26から観察者側へ出射する際に再び拡散される。すなわち、光拡散層26で二度拡散させることにより、光の周期性を効果的に弱めることができ、これにより、このような光に起因した自己モアレが発生しないようにすることが可能になると考えられる。
なお、表示部本体22からの映像光は、表示部20の表面層26から観察者側へ出射する際に、光拡散層26によって一度だけ拡散される。しかしながら、光拡散層26は、表示部本体22から隙間を空けず、表示部本体22に近接して配置されている。本件発明者が研究を重ねたところ、このような光拡散層26によれば、映像光が像ぼけしてしまうように拡散されることを効果的に抑制することができた。本実施の形態においては、表示部本体22に最も近接する位置に光拡散層26が設けられている。したがって、像ぼけやゴースト等の発生を効果的に防止しながら、自己モアレを目立たなくさせることができる。
以上のような第2の実施の形態によれば、画質を大きく劣化させることなく干渉縞(モアレ)を目立たなくさせることができる。
〔変形例〕
なお、上述した第1の実施の形態または第2の実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図6乃至図9を適宜参照しながら、変形の一例について説明する。なお、図6乃至図9において、上述した実施の形態と同一部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
例えば、上述した実施の形態において、光学機能層50の光吸収部54が断面台形形状を有する例を示したが、これに限られない。一例として、光吸収部54の配列方向に沿った断面において、断面台形の側辺部分54cが、図6に示すように折れ線として構成されていてもよいし、あるいは、図7に示すように曲線として構成されていてもよい。また、光吸収部54の断面形状は、台形形状に限られず、その他の四角形形状、例えば図8に示すように長方形形状となっていてもよい。さらに、光吸収部54の断面形状は、四角形形状に限られず、例えば図9に示すように五角形形状となっていてもよいし、その他の多角形形状となっていてもよい。
また、上述した実施の形態において、光学機能層50の光吸収部54が一方向に沿って並べて配列されるとともに、各光吸収部54が前記一方向と交差する他方向に沿って延びている例を示したが、これに限られない。光吸収部54が、互いに交差する二つの方向に沿って並べて配列されるようにしてもよい。
さらに、上述した第1の実施の形態において、表示部本体22に反射防止層25を積層することにより、表示部20の光学部材側の表面層に反射防止機能を付与する例を示したが、これに限られない。例えば、表示部本体22の光学部材側の面(前面板22a)に対して反射防止処理を施すことによって、表示部20の光学部材側の表面層に反射防止機能を付与するようにしてもよい。
さらに、上述した第2の実施の形態において、表示部本体22に光拡散層26を積層することにより、表示部20の光学部材側の表面層に光拡散機能を付与する例を示したが、これに限られない。例えば、表示部本体22の光学部材側の面(前面板22a)に対して光拡散処理(例えば、ヘアライン加工やブラスト処理等の粗面化処理)を施すことによって、表示部20の光学部材側の表面層に光拡散機能を付与するようにしてもよい。
以下、実施例を用いて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
市販のテレビから取り出したプラズマディスプレイパネル(PDP)を表示部本体として含む表示部と、表示部に対向して配置された光学部材と、から実施例および比較例に係る各プラズマテレビを作製した。すべてのプラズマテレビにおいて、同一のPDPを共用した。各プラズマテレビのその他の構成については、以下において説明するものとした。
得られた各プラズマテレビについて、干渉縞の有無、コントラスト、および、像ぼけの有無を評価した。
<サンプル>
(実施例1)
表示部本体(PDP)の光学部材側の面に、市販の反射防止層を粘着剤を介して貼合することによって、表示部を作製した。
光学部材は、観察者側から、基部層、光学機能層の順番で積層された光学部材とした。また、光学機能層は、基部層と一体成型した。つまり、光学部材は、上述した図1の光学シートと同一に構成した。
表示部と光学部材との間の隙間は2mmとした。
(実施例2)
表示部本体(PDP)の光学部材側の面に、市販の光拡散層を粘着剤を介して貼合することによって、表示部を作製した。光拡散層として、凹凸面を有するフィルムであって、この凹凸面によって光拡散性が発現されるように構成されたフィルムを用いた。なお、このフィルムは、単一な材料から構成されており、光拡散剤を含んでいないフィルムであった。実施例2の光学部材は、実施例1の光学部材と同一とした。表示部と光学部材との間の隙間は2mmとした。
(実施例3)
表示部本体(PDP)の光学部材側の面に、市販の光拡散層を粘着剤を介して貼合することによって、表示部を作製した。光拡散層として、光拡散剤を含むフィルムであって、この光拡散剤によって光拡散性が発現されるように構成されたフィルムを用いた。なお、このフィルムは、凹凸が形成されていない平坦な表面を有するフィルムであった。実施例3の光拡散層の拡散度合いは、実施例2の光拡散層の拡散度合いと略同一とした。実施例3の光学部材は、実施例1の光学部材と同一とした。表示部と光学部材との間の隙間は2mmとした。
(比較例1)
表示部本体(PDP)のみから表示部を構成した。すなわち、表示部は、反射防止層および光拡散層のいずれも有していないようにした。比較例1の光学部材は、実施例1の光学部材と同一とした。表示部と光学部材との間の隙間は2mmとした。
(比較例2)
比較例2の表示部は、比較例1と同一の表示部とした。比較例2の光学部材は、実施例1の光学部材と同一とした。ただし、表示部と光学部材との間の隙間は10mmよりも大きくした。
(比較例3)
比較例3の表示部は、比較例1と同一の表示部とした。比較例3の光学部材は、実施例1の光学部材と同一とした。ただし、表示部と光学部材とを、互いに接触するようにして重ねて配置した。つまり、表示部と光学部材との間の隙間は0mmとした。
(比較例4)
比較例4の表示部は、比較例1と同一の表示部とした。比較例4の光学部材は、実施例1の光学部材の観察者側の面に、市販の光拡散層を粘着剤を介して貼合することによって、作製した。光拡散層は、実施例3で用いた光拡散層と同一構成のものとした。比較例4で用いた光拡散層の拡散度合いは、実施例3で用いた光拡散層の拡散度合いと略同一とした。表示部と光学部材との間の隙間は2mmとした。
<干渉縞の評価>
映像を表示していない各プラズマテレビに対して種々の投射角度で外光を投射し、干渉縞が視認されるか否かを確認した。各プラズマテレビに対する評価結果を図10の「モアレ」の欄に示す。図10において、いずれかの投射角度で外光を投射した際に干渉縞が目立ったサンプルについて×を表示し、外光をいずれの投射角度で投射した場合でも干渉縞が目立たなかったサンプルについて○を表示した。
<コントラストの評価および像ぼけの評価>
照明光の下で、各プラズマテレビに表示される映像に基づき、コントラストおよび輝度の均一性を確認した。
各プラズマテレビに対するコントラストの評価結果を図10の「コントラスト」の欄に示す。図10において、コントラストが低いと感じられたサンプルについて×を表示し、コントラストの低下が目視で気にならなかったサンプルについて○を表示した。
また、各プラズマテレビに対する像ぼけの評価結果を図10の「像ぼけ」の欄に示す。図10において、像ぼけが生じていると感じられたサンプルについて×を表示し、像ぼけの存在が目視で気にならなかったサンプルについて○を表示した。比較例2に係るプラズマテレビに表示される映像は、像ぼけだけでなく、ゴースト(二重画像)も確認された。PDPと光学部材との間の隙間の長さを10mmより大きな値(10〜20mm程度)の範囲で適宜変更してみたが、PDPと光学部材との間の隙間が大きくなるのにつれて、画質の劣化が進んだ。
さらに、比較例3に係るプラズマテレビの表示面には、ニュートンリングが視認された。
図1は、本発明の一実施の形態を説明するための図であり、表示装置の構成を模式的に示す断面図である。 図2は、図1の表示装置に組み込まれた光学部材の作用を説明するための断面図である。 図3は、図1の表示装置の作用を説明するための断面図である。 図4は、図1に対応する図であって、本発明の他の実施の形態における表示装置の構成を模式的に示す断面図である。 図5は、図3に対応する図であって、本発明の他の実施の形態における表示装置の作用を説明するための断面図である。 図6は、光学部材の光学機能層の一変形例を示す断面図である。 図7は、光学部材の光学機能層の他の変形例を示す断面図である。 図8は、光学部材の光学機能層のさらに他の変形例を示す断面図である。 図9は、光学部材の光学機能層のさらに他の変形例を示す断面図である。 図10は、各サンプルの構成および評価結果を示す表である。
符号の説明
10 表示装置
20 表示部
25 反射防止層(表面層)
26 光拡散層(表面層)
30 光学部材
40 光学シート
50 光学機能層
52 光透過部
54 光吸収部
54a 光吸収粒子
54b バインダー樹脂
58 基部層

Claims (10)

  1. 表示部と、
    前記表示部から隙間を空けて当該表示部の観察者側に配置され、前記表示部からの映像光を観察者側に透過させるシート状の光学部材と、を備え、
    前記光学部材は、光を透過可能に形成された複数の光透過部と、光を吸収可能に形成され、光学部材のシート面に沿って前記光透過部と交互に並べて配置された複数の光吸収部と、を有する光学機能層を有し、
    前記表示部の前記光学部材に対面する表面層に、反射防止機能が付与されている
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記表示部は、映像光を発光する表示部本体と、前記表示部本体に積層され、前記表示部の前記光学部材側の表面をなす反射防止層と、を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記表示部は、映像光を発光する表示部本体を有し、
    前記表示部本体の前記光学部材側の面に対して処理を施すことによって、前記反射防止機能が付与されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  4. 表示部と、
    前記表示部から隙間を空けて当該表示部の観察者側に配置され、前記表示部からの映像光を観察者側に透過させるシート状の光学部材と、を備え、
    前記光学部材は、光を透過可能に形成された複数の光透過部と、光を吸収可能に形成され、光学部材のシート面に沿って前記光透過部と交互に並べて配置された複数の光吸収部と、を有する光学機能層を有し、
    前記表示部の前記光学部材に対面する表面層に、光拡散機能が付与されている
    ことを特徴とする表示装置。
  5. 前記表示部は、映像光を発光する表示部本体と、前記表示部本体に積層され、前記表示部の前記光学部材側の表面をなす光拡散層と、を有する
    ことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記表示部は、映像光を発光する表示部本体を有し、
    前記表示部本体の前記光学部材側の面に対して処理を施すことによって、前記光拡散機能が付与されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  7. 前記表示部は、前記表示部の前記光学部材側の表面をなす凹凸面を有する
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の表示装置。
  8. 前記光学部材のヘイズ値は3以上10以下である
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の表示装置。
  9. 前記表示部は、プラズマディスプレイパネルを含む
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の表示装置。
  10. 前記光学部材と前記表示部との間の隙間は、0mmより大きく10mm以下である
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の表示装置。
JP2008170577A 2008-06-30 2008-06-30 光学部材および表示装置 Active JP5611513B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008170577A JP5611513B2 (ja) 2008-06-30 2008-06-30 光学部材および表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008170577A JP5611513B2 (ja) 2008-06-30 2008-06-30 光学部材および表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010008896A true JP2010008896A (ja) 2010-01-14
JP5611513B2 JP5611513B2 (ja) 2014-10-22

Family

ID=41589446

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008170577A Active JP5611513B2 (ja) 2008-06-30 2008-06-30 光学部材および表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5611513B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012056137A (ja) * 2010-09-07 2012-03-22 Dainippon Printing Co Ltd 金型の製造方法、金型、光学機能シート、光学シート、及び映像表示装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0468341U (ja) * 1990-10-23 1992-06-17
JP2000156182A (ja) * 1998-11-20 2000-06-06 Fujitsu General Ltd Pdpのフィルタ装置
JP2001034184A (ja) * 1999-07-23 2001-02-09 Nec Corp ディスプレイモジュール及び映像表示装置
JP2005084475A (ja) * 2003-09-10 2005-03-31 Dainippon Printing Co Ltd 光学フィルタおよびこれを用いたディスプレイ
JP2006201650A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Toray Ind Inc 反射防止フィルムおよび画像表示装置
JP2007298996A (ja) * 2006-05-03 2007-11-15 Samsung Corning Co Ltd 表示装置用フィルタおよびこれを含んだ表示装置
WO2008072626A1 (ja) * 2006-12-11 2008-06-19 Dai Nippon Printing Co., Ltd. 光学シート及び表示装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0468341U (ja) * 1990-10-23 1992-06-17
JP2000156182A (ja) * 1998-11-20 2000-06-06 Fujitsu General Ltd Pdpのフィルタ装置
JP2001034184A (ja) * 1999-07-23 2001-02-09 Nec Corp ディスプレイモジュール及び映像表示装置
JP2005084475A (ja) * 2003-09-10 2005-03-31 Dainippon Printing Co Ltd 光学フィルタおよびこれを用いたディスプレイ
JP2006201650A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Toray Ind Inc 反射防止フィルムおよび画像表示装置
JP2007298996A (ja) * 2006-05-03 2007-11-15 Samsung Corning Co Ltd 表示装置用フィルタおよびこれを含んだ表示装置
WO2008072626A1 (ja) * 2006-12-11 2008-06-19 Dai Nippon Printing Co., Ltd. 光学シート及び表示装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012056137A (ja) * 2010-09-07 2012-03-22 Dainippon Printing Co Ltd 金型の製造方法、金型、光学機能シート、光学シート、及び映像表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5611513B2 (ja) 2014-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010008895A (ja) 光学部材および表示装置
JP2005208558A (ja) 反射型スクリーン
JP4882635B2 (ja) 光学シート及び表示装置
JP2006208610A (ja) 透光性基板及び透過型光学部材
JP2013073077A (ja) 反射型スクリーン及びそれを用いた投射画像表示システム
JP2008033245A (ja) フレネルレンズシート、透過型スクリーン、背面投射型表示装置
JP2018163344A (ja) 加飾シート、表示装置、照明装置、窓
JP6988069B2 (ja) 反射スクリーン、映像表示装置
JP5611513B2 (ja) 光学部材および表示装置
JP4299272B2 (ja) 透過型スクリーン用拡散板,透過型スクリーン及び背面投射型表示装置
JP6938872B2 (ja) 映像表示装置
JP2007316415A (ja) シート状部材、透過型スクリーンおよび背面投射型映像表示装置
JP6717052B2 (ja) 反射スクリーン、映像表示装置
JP6724424B2 (ja) 反射スクリーン、映像表示装置
JP2022165755A (ja) 反射型スクリーン、映像表示装置
JP5343490B2 (ja) プリズムシート、透過型スクリーン、背面投射型表示装置
JP7314757B2 (ja) 反射型スクリーン、映像表示装置
JP2022165753A (ja) 反射型スクリーン、映像表示装置
JP2007271645A (ja) 透過型スクリーン及び背面投射型表示装置
JP2008033097A (ja) フレネルレンズシートおよび透過型スクリーン
JP2007293171A (ja) 反射型プロジェクションスクリーンおよび映像表示装置
JP6957891B2 (ja) 反射スクリーン、映像表示装置
JP2006208611A (ja) 透光性基板及び透過型光学部材
JP2022165756A (ja) 反射型スクリーン、映像表示装置
JP7036247B2 (ja) 反射スクリーン、映像表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110427

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121004

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121030

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121128

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130712

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131015

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20131023

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20131227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140903

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5611513

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02