JP2010003128A - ドキュメントデータ受渡システムおよびドキュメントデータ受渡支援方法 - Google Patents

ドキュメントデータ受渡システムおよびドキュメントデータ受渡支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】書類を所望するユーザがアクセス権を有する画像形成装置を従来よりも安全に相手に使用させる。
【解決手段】受信者の携帯電話端末2Aに、送信者の現在地を示すユーザ位置情報を取得する処理を実行させ、ユーザ位置情報に基づいて送信者の近隣の画像形成装置1を検索する処理を実行させ、検索された画像形成装置1(1B)へ第一のIDを送信する処理を実行させ、送信者の携帯電話端末2Bへ第二のIDを送信する処理を実行させる。携帯電話端末2Bに、画像形成装置1Bとの距離が所定の範囲内である場合に、携帯電話端末2Aから送信されてきた第二のIDを画像形成装置1Bに転送する処理を実行させる。画像形成装置1Bに、携帯電話端末2Aから送信されてきた第一のIDと携帯電話端末2Bから転送されてきた第二のIDとに基づいて、送信者による画像形成装置1Bの使用を許可するか否かを判別する処理を実行させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザ同士でドキュメントのデータを受渡しを行うのを支援するためのシステムおよび方法に関する。
近年、コピー、ネットワークプリンティング、スキャナ、ファックス、およびドキュメントサーバなどの様々な機能を備えた、複合機またはMFP(Multi Function Peripherals)などと呼ばれる画像形成装置が普及している。
このような画像形成装置は、役所または企業などのオフィスだけでなく、学校または図書館などの公共施設や、コンビニエンスストアまたは貸し会議室などの商用施設などにも設置されている。
特許文献1〜4には、画像形成装置を活用する方法またはシステムが開示されている。特許文献1に開示される方法によると、GPS機能を内蔵するPDA、印刷処理等を管理するためのサーバーシステム及びプリントショップ等に設置されているプリンタが、インターネットやLAN等のネットワークを介して接続されているプリントショップ検索サービスシステムにおいて、内にインストールされているプリンタドライバに関する情報とPDAに内蔵されているGPS機能から得られる位置情報を収集するPDA情報収集手段をサーバーシステムに備えておく。
特許文献2に開示されるシステムによると、携帯型端末装置からネットワーク経由で印刷データを印刷装置へ送って印刷を行う印刷システムにおいて、印刷装置に自分の位置情報を取得するGPS装置を備え、ネットワーク上の管理装置がその位置情報を各印刷装置から取得し、取得した位置情報を位置情報記憶装置に記憶して一元管理する構成で、携帯型端末装置に自分の現在位置を取得するGPS装置を備え、携帯型端末装置は、印刷要求を印刷装置へ送る際、GPS装置により得た位置情報を管理装置へ送り、管理装置は、その位置情報と一元管理している各印刷装置の位置情報とからその携帯型端末装置に最寄の印刷装置を検索し、得られた最寄の印刷装置の位置情報をその携帯型端末装置へ通知する。
特許文献3に開示される方法によると、パソコンの使用者は、自分が所有するBluetooth方式の通信機器である携帯電話装置のリンクキーを、自分のユーザIDと対応させてプリンタに登録しておく。そして、パソコンからプリンタへ、印刷データと共にユーザIDを送信すると、プリンタは、受信したユーザIDに対応させて登録されているリンクキーを読み出し、プリンタの通信エリア(ピコネットエリア)内で、読み出したリンクキーを用いて接続認証が成立する携帯電話装置を検索する。その後、印刷データの受信者(パソコンの使用者)がピコネットエリアに入ると、プリンタにより接続認証が成立する携帯電話装置が検知され、印刷データの用紙への印刷動作が開始される。
特許文献4に開示される方法によると、
携帯電話装置が、当該携帯電話装置の通信エリア内に存在するプリンタを検索し、存在が確認されたプリンタの固有情報を、Eメールにより文書サーバへ送信する。一方、文書サーバは、LANを介して接続されている複数のプリンタの何れかで処理されるべき印刷データを記憶しており、携帯電話装置から上記固有情報を受信すると、その固有情報を送信した携帯電話装置の所有者である受信者宛の印刷データを、その固有情報に対応するプリンタへLANを介して送信する。このような構成により、受信者が携帯電話装置を所有してプリンタへ近づくと、その受信者宛の印刷データがそのプリンタで出力される。
特開2005−18630号公報 特開2006−53614号公報 特開2003−150354号公報 特開2003−173251号公報
ところで、あるユーザAが、離れた場所にいるユーザBから、書類を受け取りたいことがある。ユーザBの近くに、通信機能を有した画像形成装置が設置されていることがある。しかし、その画像形成装置のアクセス権はユーザAに対しては与えられているが、ユーザBに対しては与えられていないことがある。
このような場合は、ユーザAは、自分のユーザIDおよびパスワードをユーザBに教え、ユーザAの代わりにユーザBにその画像形成装置を操作してもらう、ということが考えられる。しかし、この方法は、セキュリティ上、よくない。ユーザIDの貸し借りを禁止している組織もある。
本発明は、このような問題点に鑑み、書類を所望するユーザがアクセス権を有する画像形成装置を従来よりも安全に相手に使用させることができるようにすることを、目的とする。
本発明の一形態に係るドキュメントデータ受渡システムは、第二のユーザから第一のユーザへのドキュメントのデータの受渡しを支援するためのドキュメントデータ受渡システムであって、前記第一のユーザの第一の端末装置と、前記第二のユーザの第二の端末装置と、前記ドキュメントのデータを入力する入力手段および当該データを通信回線を介して送信する送信手段を有する1台または複数台のドキュメントデータ処理装置と、を有し、前記第一の端末装置に、前記第二のユーザの現在地を示すユーザ位置情報を取得するユーザ位置情報手段と、前記ユーザ位置情報に基づいて、前記第二のユーザの近隣に設置されている前記ドキュメントデータ処理装置を検索する、ドキュメントデータ処理装置検索手段と、前記検索されたドキュメントデータ処理装置へ第一のIDを送信する第一のID送信手段と、前記第二の端末装置へ第二のIDを送信する第二のID送信手段と、が設けられており、前記第二の端末装置に、前記検索されたドキュメントデータ処理装置との距離が所定の範囲内である場合に、前記第一の端末装置から送信されてきた前記第二のIDを当該ドキュメントデータ処理装置へ転送する、第二のID転送手段と、が設けられ、前記ドキュメントデータ処理装置に、前記第一の端末装置から送信されてきた前記第一のIDと前記第二の端末装置から転送されてきた前記第二のIDとに基づいて、前記第二のユーザによる当該ドキュメントデータ処理装置の使用を許可するか否かを判別する使用許否判別手段と、が設けられている。
好ましくは、前記第一のID送信手段および前記第二のID送信手段は、それぞれ、前記第一のIDおよび前記第二のIDとして、同一のIDを送信し、前記使用許否判別手段は、前記第一の端末装置から送信されてきた前記第一のIDと前記第二の端末装置から送信されてきた前記第二のIDとが一致する場合に、前記第二のユーザによる当該ドキュメントデータ処理装置の使用を許可すると判別する。
または、前記使用許否判別手段による前記使用の許可を、当該許可の後所定の時間が経過しまたは前記第二の端末装置が当該ドキュメントデータ処理装置から一定の距離以上離れた場合に、失効させる。
本発明によると、書類を所望するユーザがアクセス権を有する画像形成装置を従来よりも安全に相手に使用させることができる。
図1は書類データ受渡システムSYSの全体的な構成の例を示す図、図2は画像形成装置1のハードウェア構成の例を示す図、図3は画像形成装置1の機能的構成の例を示す図、図4は携帯電話端末2の機能的構成の例を示す図である。
書類データ受渡システムSYSは、図1に示すように、複数台の画像形成装置1、複数台の携帯電話端末2、FTP(File Transfer Protocol)サーバ3、および通信回線41、42などによって構成される。
書類データ受渡システムSYSは、互いに離れた2人のユーザが書類のデータの受渡しを行うために、用いられる。
各画像形成装置1およびFTPサーバ3は、通信回線41を介して互いに接続可能である。通信回線41として、インターネット、イントラネット、公衆回線、または専用線などが用いられる。
以下、各画像形成装置1を「画像形成装置1A」、「画像形成装置1B」、…と区別して記載することがある。同様に、各携帯電話端末2を「携帯電話端末2A」、「携帯電話端末2B」、…と区別して記載することがある。
携帯電話端末2同士は、通信回線42を介して互いに接続可能である。通信回線42として、携帯電話網またはPHS網が用いられる。キャリアが相違する携帯電話端末2同士が通信を行うために、いわゆるIP網が通信回線42の一部に含まれることもある。また、通信回線41と通信回線42とは、パケット交換網などを介して接続されている。
また、各画像形成装置1および各携帯電話端末2は、電子メールなどによって、データのやり取りを行うことができる。
画像形成装置1は、コピー、スキャナ、ファックス、ネットワークプリンティング、およびドキュメントサーバなどの様々な機能を集約した処理装置である。複合機またはMFP(Multi Function Peripherals)などと呼ばれることもある。さらに、画像形成装置1には、電子メールの機能も、備えられている。
画像形成装置1は、役所または企業などのオフィス、学校または図書館などの公共施設、コンビニエンスストアまたは貸し会議室などの商用施設、その他種々の場所に設置され、複数のユーザによって共用することができる。
画像形成装置1は、図2に示すように、CPU10a、RAM10b、ROM10c、ハードディスク10d、制御用回路10e、操作パネル10f、スキャナ10g、印刷装置10h、赤外線通信装置10i、LANインタフェース10j、およびFAXモデム10kなどによって構成される。
制御用回路10eは、ハードディスク10d、操作パネル10f、スキャナ10g、印刷装置10h、赤外線通信装置10i、LANインタフェース10j、およびFAXモデム10kなどを制御するための回路である。
スキャナ10gは、原稿に記されている文書、数式、記号、写真、図表、またはイラストなどの書類の画像を光学的に読み取って画像データを生成する。
印刷装置10hは、スキャナ10gによって得られた画像データまたは他の画像形成装置1などから送信されてきた画像データに基づいて画像を用紙に印刷する。
LANインタフェース10jは、画像形成装置1などとTCP/IPによって通信を行うためのNIC(Network Interface Card)である。
FAXモデム10kは、FAX端末とファックスプロトコルによって通信を行うための装置である。
赤外線通信装置10iは、赤外線によって他の装置と通信を行う。赤外線通信装置10iとして、例えばBluetoothの規格の通信装置が用いられる。
操作パネル10fは、タッチパネル式の液晶ディスプレイであって、ユーザに対してメッセージまたは指示を与えるための画面、ユーザが所望する処理の種類および処理条件を入力するための画面、およびCPU10aなどで実行された処理の結果を示す画面などが表示される。
ユーザは、上記の画面を見ながら操作パネル10fを操作することによって、画像形成装置1に対して、処理の実行開始または中断などの指令を与え、処理条件を指定し、その他種々の事項を指定することができる。
ROM10cまたはハードディスク10dには、図3に示す位置情報送信部101、端末検知指令等受信部102、携帯電話端末検知部103、許可ID取得部104、認証処理部105、書類データ取得部106、および書類データ送信部107などを実現するためのプログラムおよびデータが記憶されている。
これらのプログラムおよびデータは必要に応じてRAM10bに読み出され、CPU10aによってプログラムが実行される。図3に示す一部または全部がマイクロコンピュータまたはASIC(Application Specific Integrated Circuit)としてLSI化されて用いられることがある。
携帯電話端末2は、携帯電話通信またはPHS通信のために用いられる移動局である。携帯電話端末2には、電子メールの機能、GPS(Global Positioning System)の機能、およびBluetoothなどによる赤外線通信の機能が備わっている。GPSの機能として、NTTドコモ社の「イマドコかんたんサーチ」などのサービスを用いることができる。
携帯電話端末2のハードウェア構成は、基本的に、従来の携帯電話端末のハードウェア構成と同様である。ただし、不揮発性メモリまたはROMには、図4に示す位置情報取得部201、画像形成装置検索部202、許可ID発行部203、書類要求メッセージ送信部204、端末検知指令部205、位置情報送信部211、書類要求メッセージ受信部212、メッセージ出力部213、許可ID記憶部214、および許可ID送信部215などを実現するためのプログラムおよびデータが記憶されている。
これらのプログラムおよびデータは必要に応じてRAMに読み出され、CPUによってプログラムが実行される。図4に示す一部または全部がマイクロコンピュータまたはASIC(Application Specific Integrated Circuit)としてLSI化されて用いられることがある。
携帯電話端末2は、書類のデータを要求する側のユーザによって使用されることもあれば、要求される側のユーザによって使用されることもある。位置情報取得部201ないし端末検知指令部205は、前者によって使用される場合に、機能する。位置情報送信部211ないし許可ID送信部215は、後者によって使用される場合に、機能する。
図5は書類データ受渡システムSYSの各装置の処理の流れの例を説明するフローチャートである。
次に、図3に示す画像形成装置1の各部および図4に示す携帯電話端末2の各部の処理内容を、図5に示すフローチャートを参照しながら、下記の場合を例に、説明する。
ユーザUaは、携帯電話端末2Aを所有する。ユーザUbは、携帯電話端末2Bを所有する。ユーザUaは、ユーザUbに対して書類データを要求する。ユーザUaの近傍には画像形成装置1Aが設置されており、ユーザUbの近傍には画像形成装置1Bが設置されている。ユーザUaは会社に居て、ユーザUbは外出している。画像形成装置1Bを使用する権限(アクセス権)を、ユーザUaは有しているが、ユーザUbは有していない。
ユーザUaは、ユーザUbから書類のデータを入手する必要が生じると、ユーザUbの携帯電話端末2(つまり、携帯電話端末2B)の識別情報を、自分の携帯電話端末2(つまり、携帯電話端末2A)に入力する。例えば、携帯電話端末2Bの電話番号(「携帯電話番号」と呼ばれることもある。)を入力する。
すると、図4の携帯電話端末2Aの位置情報取得部201は、入力された電話番号の携帯電話端末2(つまり、携帯電話端末2B)の現在地を示す情報(以下、「端末位置情報52」と記載する。)を、携帯電話端末2Bに対して要求し、取得する(図5の#511)。携帯電話端末2Bの現在地は、例えば、緯度および経度によって表わされる。後述する画像形成装置1の現在地も、同様である。
この際に、携帯電話端末2Bの位置情報送信部211は、携帯電話端末2Aからの要求に従って、自らの端末位置情報52を携帯電話端末2Aに送信する(#611)。
なお、GPSの規格によっては、携帯電話端末2Aは、GPSのセンタに携帯電話端末2Bの現在地を問い合わせ、端末位置情報52を取得する場合がある。
携帯電話端末2Aの画像形成装置検索部202は、受信した携帯電話端末2Bの端末位置情報52に基づいて、携帯電話端末2Bの近傍に位置する画像形成装置1を検索する(#512)。例えば、人が歩いて数分程度で移動できる距離(100メートル程度)の範囲内に位置する画像形成装置1を検索する。
検索の方法は、様々である。一般に、画像形成装置は、移動することなく、所定の場所に固定的に設けられている。そこで、画像形成装置1ごとの位置情報を予めデータベース化しておく。そして、位置情報取得部201は、そのデータベースから、携帯電話端末2Bの近傍に位置する画像形成装置1を検索してもよい。以下、画像形成装置1の現在地を示す情報を「MFP位置情報51」と記載する。
または、各画像形成装置1にも、携帯電話端末のGPS機能と同様の機能を設けておき、各画像形成装置1に対して現在の位置を問い合せることによって、検索してもよい。この場合は、各画像形成装置1の位置情報送信部101(図3参照)は、携帯電話端末2Aに対して自らのMFP位置情報51を送信する(#621)。
携帯電話端末2Aの画像形成装置検索部202による検索の結果、携帯電話端末2Bの近傍の画像形成装置1として、少なくとも画像形成装置1Bがヒットする(#513)。
画像形成装置検索部202は、さらに、ヒットした画像形成装置1のうち、ユーザUaに対してアクセス権が与えられているものを、選出する。その結果、画像形成装置1Bが選出される。
携帯電話端末2Aにおいて、許可ID発行部203は、画像形成装置1Bの使用を一時的に認める者(ここでは、ユーザUb)に対して、許可ID(Identification)を発行する(#514)。許可IDは、擬似乱数などを用いて発行するのが望ましい。また、十分に長い文字列(例えば、20字以上)であることが、望ましい。
書類要求メッセージ送信部204は、ユーザUaからユーザUbに対するメッセージ(ここでは、書類のデータを送信するように依頼するメッセージおよび画像形成装置1Bの位置を知らせるメッセージ)を、許可ID発行部203によって発行された許可IDとともに、携帯電話端末2Bに送信する(#515)。
すると、携帯電話端末2Bにおいて、書類要求メッセージ受信部212は、メッセージおよび許可IDを受信する(#612)。
メッセージ出力部213は、受信されたメッセージをディスプレイに文字として表示しまたはスピーカで音声として出力する(#613)。受信された許可IDは、許可ID記憶部214に一時的に記憶される(#614)。メッセージを見聞きしたユーザUbは、画像形成装置1Bの場所へ向かう。
携帯電話端末2Aにおいて、端末検知指令部205は、メッセージおよび許可IDの送信の処理と前後してまたは並行して、携帯電話端末2Bを検知して携帯電話端末2Bを認証するように、画像形成装置1Bに対して指令する(#516)。この際に、携帯電話端末2Bの、赤外線通信用の識別情報(例えば、MACアドレスなど)を、画像形成装置1Bに送信する。この識別情報は、適宜、携帯電話端末2Bと通信を行って取得すればよい。または、予めデータベースに記憶させておいてもよい。さらに、指令の際に、携帯電話端末2Bに対して送信した許可IDを、画像形成装置1Bにも送信する。
以下、画像形成装置1Bに送信した許可IDおよび携帯電話端末2Bに送信した許可IDを、それぞれ、「許可ID71」および「許可ID72」と区別して記載する。
画像形成装置1Bにおいて、端末検知指令等受信部102が携帯電話端末2Aからの指令、携帯電話端末2Bの識別情報、および許可ID71を受信すると(#622)、携帯電話端末検知部103は、画像形成装置1B自身の近傍にある携帯電話端末2を検索し、携帯電話端末2Aから通知された識別情報の携帯電話端末2つまり携帯電話端末2Bを検知する(#623)。
携帯電話端末2Bが検知されたら、許可ID取得部104は、携帯電話端末2Bに対して許可IDを要求し取得する(#624)。この際に、携帯電話端末2Bの許可ID送信部215は、許可ID記憶部214に記憶しておいた許可ID72を画像形成装置1Bに送信する(#615)。なお、送信後、直ちにまたは所定の時間の経過後に、許可ID72は、許可ID記憶部214から削除される(#616)。
また、ステップ#615、#624における許可ID72のやり取りは、他人による画像形成装置1Bの使用を防止するため、画像形成装置1Bと携帯電話端末2Bとが至近距離にあるときに行うのが、望ましい。例えば、ユーザUbが画像形成装置1Bの様子が分かる程度の距離(数メートル)程度の距離で行うのが、望ましい。その程度の距離での通信が可能な程度に赤外線の強さを抑えればよい。
画像形成装置1Bの認証処理部105は、ステップ#622で受信した許可ID71とステップ#624で受信した許可ID72とを照合することによって、携帯電話端末2BのユーザつまりユーザUbがユーザUaから画像形成装置1Bの使用の許可を得たものであるか否かを、判別する。つまり、認証処理を行う。両許可IDが一致すれば、許可を得たと判別し、一致しなければ、許可を得ていないと判別する(#625)。
ユーザUbは、許可を得たユーザであると認証処理部105によって判別されたら、画像形成装置1Bへのログインが認められる。つまり、画像形成装置1Bの使用を許可される。ユーザUbは、ログインできなければ、画像形成装置1Bを使用することができない。
そして、ユーザUbは、書類の用紙を画像形成装置1Bの原稿台にセットし、データの送信先として画像形成装置1Aを指定し、スキャンボタンを押す。すると、書類データ取得部106は、その用紙をスキャンすることによって書類のデータを生成し取得する(#626)。以下、書類データ取得部106によって得られた書類のデータを「書類データ60」と記載する。そして、書類データ送信部107は、書類データ60を、指定された宛先つまり画像形成装置1Aに送信する(#627)。
画像形成装置1BにUSBポートが備わっている場合は、書類データ取得部106は、書類データ60を、スキャンによって取得する代わりに、ユーザUbがUSBポートに差し込んだUSBメモリなどから読み出すことによって、取得してもよい。
なお、画像形成装置1Bが受信した許可ID71、72は、書類データ60の送信後、直ちにまたは所定の時間の経過後に削除される(#628)。この際に、ユーザUbに対するアクセス権を失効させ、強制的にログアウトさせる。または、ユーザUbが画像形成装置1Bから所定の距離以上離れたときに削除およびログアウトを行ってもよい。距離は、画像形成装置1Bと携帯電話端末2Bとの間の赤外線の信号の強度によって求めることができる。または、両者の位置情報に基づいて求めてもよい。
画像形成装置1Aは、書類データ60を受信し(#501)、書類を用紙に印刷しまたは操作パネル10fに表示することによって、出力する(#502)。
本実施形態によると、書類を所望するユーザUaがアクセス権を有する画像形成装置1Bを従来よりも安全にユーザUbに使用させ、書類のデータを受け取ることができる。
本実施形態では、書類データ60を画像形成装置1Aに送信したが、FTPサーバ3に送信し、FTPサーバ3に設けられているユーザUaのためのフォルダに格納するようにしてもよい。
本実施形態では、ユーザUbが書類データ60の宛先を指定したが、ユーザUaが宛先を指定し、携帯電話端末2Aから画像形成装置1Bに対してそれを通知するようにしてもよい。そして、画像形成装置1Bは、ユーザUaが指定した宛先に、書類データ60を送信する。
ユーザUbに対して一時的に認めるアクセス権を、一定の機能に限定したものにしてもよい。例えば、特定のFTPサーバ3へのデータの送信のみに限定し、ユーザUaの電子メールアドレスへの電子メールの送信のみに限定し、または画像形成装置1Aへのファックス送信のみに限定してもよい。これらの制限は、ユーザUaがユーザUbへの依頼を行う際に決め、携帯電話端末2Aから画像形成装置1Bに通知し、画像形成装置1Bに適用すればよい。
本実施形態では、画像形成装置1Bと携帯電話端末2BとはBluetoothによって通信を行ったが、他の規格の近距離無線通信の規格で通信を行ってもよい。
本実施形態では、許可ID71、72として同一の(共通の)IDを用いたが、PKI(Public Key Infrastructure)の公開鍵と秘密鍵とのように、ペアであることが分かる異なる2つのIDをそれぞれに用いてもよい。
〔携帯電話端末2Bに許可IDを発行させる場合の例〕
図6は書類データ受渡システムSYSの各装置の処理の流れの例を説明するフローチャートである。
上述の実施形態では、認証用のID(許可ID)を、携帯電話端末2Aが発行したが、携帯電話端末2Bが発行してもよい。以下、この場合の各装置の処理内容について、図6を参照しながら説明する。携帯電話端末2Aが発行する場合と共通する点は、説明を省略する。
ユーザUaが携帯電話端末2Aの操作を開始してから携帯電話端末2Aが画像形成装置1Bを検索し選出するまでの処理の内容は、図5のステップ#511〜#513、#611、および#621で説明した通りである(図6の#531〜#533、#631)。
携帯電話端末2Aは、携帯電話端末2Bに対して書類のデータを送信するように依頼するメッセージおよび画像形成装置1Bの位置を知らせるメッセージを、送信する(#534)。図5の例では、ここで、許可ID72も一緒に送信したが、図6の例では、送信しない。
携帯電話端末2Bは、メッセージを受信すると(#632)、それを出力する(#633)。さらに、許可IDを発行し(#634)、携帯電話端末2Aに通知するとともに(#635)、自ら一時的に保存する(#636)。
携帯電話端末2Aは、許可IDの通知を受けると(#535)、図5では自ら発行した許可ID(許可ID71)を送信する代わりに、携帯電話端末2Bから受信した許可IDを許可ID71として送信する(#536)。この際に、図5の場合と同様、画像形成装置1Bに対して、携帯電話端末2Bの検知および認証の指令を与え、携帯電話端末2Bの、赤外線通信用の識別情報を通知する。
以下、各装置は、図5のステップ#501、#502、#615、#616、#622〜#628の各処理と同様の処理を行う(#521、#522、#637、#638、#642〜#648)。
その他、書類データ受渡システムSYS、画像形成装置1、携帯電話端末2の全体または各部の構成、処理内容、処理順序、通信方式などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
書類データ受渡システムの全体的な構成の例を示す図である。 画像形成装置のハードウェア構成の例を示す図である。 画像形成装置の機能的構成の例を示す図である。 携帯電話端末の機能的構成の例を示す図である。 書類データ受渡システムの各装置の処理の流れの例を説明するフローチャートである。 書類データ受渡システムの各装置の処理の流れの例を説明するフローチャートである。
符号の説明
SYS 書類データ受渡システム(ドキュメントデータ受渡システム)
1B 画像形成装置(ドキュメントデータ処理装置)
105 認証処理部(使用許否判別手段)
2A 携帯電話端末(第一の端末装置)
201 位置情報取得部(ユーザ位置情報手段)
202 画像形成装置検索部(ドキュメントデータ処理装置検索手段)
204 書類要求メッセージ送信部(第二のID送信手段)
205 端末検知指令部(第一のID送信手段)
2B 携帯電話端末(第二の端末装置)
215 許可ID送信部(第二のID転送手段)
52 端末位置情報(ユーザ位置情報)
60 書類データ(ドキュメントのデータ)
71 許可ID(第一のID)
72 許可ID(第二のID)

Claims (4)

  1. 第二のユーザから第一のユーザへのドキュメントのデータの受渡しを支援するためのドキュメントデータ受渡システムであって、
    前記第一のユーザの第一の端末装置と、前記第二のユーザの第二の端末装置と、前記ドキュメントのデータを入力する入力手段および当該データを通信回線を介して送信する送信手段を有する1台または複数台のドキュメントデータ処理装置と、を有し、
    前記第一の端末装置に、
    前記第二のユーザの現在地を示すユーザ位置情報を取得するユーザ位置情報手段と、
    前記ユーザ位置情報に基づいて、前記第二のユーザの近隣に設置されている前記ドキュメントデータ処理装置を検索する、ドキュメントデータ処理装置検索手段と、
    前記検索されたドキュメントデータ処理装置へ第一のIDを送信する第一のID送信手段と、
    前記第二の端末装置へ第二のIDを送信する第二のID送信手段と、が設けられており、
    前記第二の端末装置に、
    前記検索されたドキュメントデータ処理装置との距離が所定の範囲内である場合に、前記第一の端末装置から送信されてきた前記第二のIDを当該ドキュメントデータ処理装置へ転送する、第二のID転送手段と、が設けられ、
    前記ドキュメントデータ処理装置に、
    前記第一の端末装置から送信されてきた前記第一のIDと前記第二の端末装置から転送されてきた前記第二のIDとに基づいて、前記第二のユーザによる当該ドキュメントデータ処理装置の使用を許可するか否かを判別する使用許否判別手段と、が設けられている、
    ことを特徴とするドキュメントデータ受渡システム。
  2. 前記第一のID送信手段および前記第二のID送信手段は、それぞれ、前記第一のIDおよび前記第二のIDとして、同一のIDを送信し、
    前記使用許否判別手段は、前記第一の端末装置から送信されてきた前記第一のIDと前記第二の端末装置から送信されてきた前記第二のIDとが一致する場合に、前記第二のユーザによる当該ドキュメントデータ処理装置の使用を許可すると判別する、
    請求項1記載のドキュメントデータ受渡システム。
  3. 前記使用許否判別手段による前記使用の許可を、当該許可の後所定の時間が経過しまたは前記第二の端末装置が当該ドキュメントデータ処理装置から一定の距離以上離れた場合に、失効させる、
    請求項1記載のドキュメントデータ受渡システム。
  4. 第二のユーザから第一のユーザへのドキュメントのデータの受渡しを支援するためのドキュメントデータ受渡支援方法であって、
    前記第一のユーザの第一の端末装置に、
    前記第二のユーザの現在地を示すユーザ位置情報を取得する処理を実行させ、
    前記ユーザ位置情報に基づいて、前記第二のユーザの近隣に設置されている、前記ドキュメントのデータを入力する入力手段および当該データを通信回線を介して送信する送信手段を有するドキュメントデータ処理装置を検索する処理を、実行させ、
    前記検索されたドキュメントデータ処理装置へ第一のIDを送信する処理を実行させ、
    前記第二のユーザの第二の端末装置へ第二のIDを送信する処理を実行させ、
    前記第二の端末装置に、
    前記検索されたドキュメントデータ処理装置との距離が所定の範囲内である場合に、前記第一の端末装置から送信されてきた前記第二のIDを当該ドキュメントデータ処理装置に転送する処理を実行させ、
    前記ドキュメントデータ処理装置に、
    前記第一の端末装置から送信されてきた前記第一のIDと前記第二の端末装置から転送されてきた前記第二のIDとに基づいて、前記第二のユーザによる当該ドキュメントデータ処理装置の使用を許可するか否かを判別する処理を実行させる、
    ことを特徴とするドキュメントデータ受渡支援方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016059000A (ja) * 2014-09-12 2016-04-21 シャープ株式会社 通信装置、携帯端末、通信システム及び通信プログラム

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