JP2010001642A - 電子キーシステム、携帯機及び携帯機用プログラム - Google Patents

電子キーシステム、携帯機及び携帯機用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】車両から携帯機を持ち出した者に対して迅速に携帯機の持ち出しを知らせるシステムを提供する。
【解決手段】携帯機は、車載装置から定期的に(2〜3秒程度の通信時間間隔で)送信される確認信号を10秒以内に受信したか否かを判定し(S201)、10秒を超えても確認信号を受信していなければ(S201:NO)、メモリに記憶されているデータ(前回受信した確認信号の内容)に基づき、車両のアクセサリ電源の状態及び車速を判定する(S205)。そして、アクセサリ電源の状態がオンであり、かつ車速が時速5キロメートル以下と判定されれば(S205:YES)、本来受信しなければならないはずの確認信号を受信していないことになるので、警報装置をN秒間(例えば、30秒間)鳴らして(S206)、処理を終了する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車載装置と携帯機との間で無線通信を行う電子キーシステムに関する。
近年、自動車関連技術の分野においては、車両に搭載される車載装置と、車両の利用者が所持する携帯機(電子キー)とを備えた電子キーシステムが実用化されている。この種の電子キーシステムでは、車載装置と携帯機との間で無線通信による認証が成立すれば、利用者は、機械式キーでの操作を行わなくても、ドアのロック/アンロック、車両のアクセサリ電源のオン/オフ、エンジン始動/停止などの操作ができる仕組みになっている。
ところで、このような電子キーシステムを採用した場合、利用者は機械式キーでの操作が不要となるため、車両のアクセサリ電源をオンにした後でも携帯機を車両の外に持ち出すことが可能となる。そのため例えば、利用者が、携帯機が入っていることを認識せずにドアの窓から鞄を渡した場合などは、その後運転者がエンジンを始動又は再始動させようとしても携帯機がないためエンジンを始動することができない事態が起きることになる。
従来、このような問題を解決する技術として例えば、特許文献1や特許文献2では、車載装置側から携帯機に送られる確認信号に対して、携帯機から存在信号が返信されているか否かを車載装置側で判定し、本来返信される信号がない場合に車載装置側で報知動作を行って携帯機の不存在を報知するというシステムが開示されている。
特許第2507815号公報 特開2000−104429号公報
しかしながら、このような従来のシステムでは、車両から携帯機が持ち出されたとしても、車載装置側から携帯機の不存在が報知されるだけであったため、携帯機を持ち出した側では自分が携帯機を持ち出したことに気付かないという問題があった。
すなわち、従来のシステムで携帯機が車両の外に持ち出された場合、車載装置が警報等により報知動作を行うので車室内にいる者は携帯機の不存在に気付くことができるが、携帯機を鞄に入れたりして車両の外に持ち出して車両から離れようとしている者は自分自身が携帯機を持ち出したことを認識できない。そのため、携帯機を持ち出したことに気付かないまま車両から遠く離れて行ってしまう可能性があった。
本発明は、こうした問題を解決するためになされたものであり、車両から携帯機を持ち出した者に対して迅速に携帯機の持ち出しを知らせるシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1記載の発明は、車両に搭載される車載装置と、利用者が携帯する携帯機とを備え、車載装置と携帯機との間で無線通信を行う電子キーシステムである。車載装置は、確認信号送信手段を備え、その確認信号送信手段は、車両のアクセサリ電源のオン/オフ状態が少なくとも含まれた確認信号を所定の通信時間間隔で送信する。携帯機は、確認信号受信手段、判定手段及び携帯機報知手段を備え、確認信号受信手段は、車載装置から送信される確認信号を受信し、判定手段は、確認信号受信手段により受信された確認信号に基づき車両のアクセサリ電源のオン/オフ状態を判定し、携帯機報知手段は、判定手段によりアクセサリ電源がオン状態であると判定されている状態で、確認信号受信手段により確認信号が所定の判定時間受信できない場合に報知動作を行う。
このような請求項1記載の発明によれば、車両のアクセサリ電源がオン状態であるにもかかわらず携帯機を車両の外に持ち出そうとした場合、携帯機により報知動作が行われるため、携帯機を持ち出した者が迅速にその事実を知ることができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の電子キーシステムにおいて、判定手段は、確認信号に基づくアクセサリ電源のオン/オフ状態を内部の記憶装置に記憶し、この記憶内容からアクセサリ電源のオン/オフ状態を判定する。
このような請求項2記載の発明によれば、記憶装置の記憶内容に基づき車両のアクセサリ電源のオン/オフ状態を判定することができるため、アクセサリ電源がオフ状態であるにもかかわらず携帯機により報知動作が行われてしまうことを効果的に防ぐことができる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の電子キーシステムにおいて、車載装置は、車速情報取得手段を備え、その車速情報取得手段は、車両の走行速度を表す車速情報を取得する。そして、確認信号送信手段は、車速情報取得手段により取得された車速情報を確認信号に含めて送信するとともに、車速情報に基づき車両の走行速度が予め定められた車速閾値を超えたと判定した場合に確認信号を少なくとも1回送信した後、確認信号の送信を停止し、携帯機報知手段は、車速情報に基づき車両の走行速度が予め定められた携帯側閾値を超えたと判定した場合に報知動作を行わない。
このような請求項3記載の発明によれば、車両がある走行速度を超えて走行しており、携帯機が車両の外に出る可能性が極めて低い状況下で、確認信号を送信したり、報知動作を行ったりする不要な処理をしないで済む。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか記載の電子キーシステムにおいて、携帯機は、存在信号返信手段を備え、その存在信号返信手段は、確認信号受信手段により確認信号が受信されると車載装置に対し当該携帯機の存在を表す存在信号を返信する。そして、車載装置は、車載装置報知手段を備え、その車載装置報知手段は、確認信号送信手段により送信された確認信号に対して携帯機から存在信号が返信されない場合に報知動作を行う。
このような請求項4記載の発明によれば、車載装置側でも携帯機が車両の外に持ち出されたことを知ることができ、車載装置側でも対応が可能となる。
請求項5記載の発明は、車両に搭載される車載装置と、利用者が携帯する携帯機とを備え、車載装置と携帯機との間で無線通信を行う電子キーシステムに用いる携帯機であり、確認信号受信手段、判定手段及び携帯機報知手段を備える。確認信号受信手段は、車載装置から所定の通信時間間隔で送信される、車両のアクセサリ電源のオン/オフ状態が少なくとも含まれた確認信号を受信し、判定手段は、確認信号受信手段により受信された確認信号に基づき車両のアクセサリ電源のオン/オフ状態を判定し、携帯機報知手段は、判定手段によりアクセサリ電源がオン状態であると判定されている状態で、確認信号受信手段により確認信号が所定の判定時間受信できない場合に報知動作を行う。
このような請求項5記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を得ることができる。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の携帯機において、判定手段は、確認信号に基づくアクセサリ電源のオン/オフ状態を内部の記憶装置に記憶し、この記憶内容からアクセサリ電源のオン/オフ状態を判定する。
このような請求項6記載の発明によれば、請求項2記載の発明と同様の効果を得ることができる。
請求項7記載の発明は、車両に搭載される車載装置と、利用者が携帯する携帯機とを備え、車載装置と携帯機との間で無線通信を行う電子キーシステムにおける携帯機としてコンピュータを機能させる携帯機用プログラムである。車載装置から所定の通信時間間隔で送信される、車両のアクセサリ電源のオン/オフ状態が少なくとも含まれた確認信号を受信する確認信号受信手段と、確認信号受信手段により受信された確認信号に基づき車両のアクセサリ電源のオン/オフ状態を判定する判定手段と、判定手段によりアクセサリ電源がオン状態であると判定されている状態で、確認信号受信手段により確認信号が所定の判定時間受信できない場合に報知動作を行う携帯機報知手段としてコンピュータを機能させる。
このような請求項7記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を得ることができる。
以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1 構成]
図1は、本実施形態の電子キーシステムの全体構成を表すブロック図である。この電子キーシステムは、車両に搭載される車載装置1及び車両の利用者が所持する携帯機2を備えており、利用者の所持する携帯機2が車両周囲の無線通信エリア内に入ったときにドアのアンロック等の操作を可能にする機能(いわゆるスマートエントリー機能)と、携帯機2でのボタン操作に応じてドアのロック/アンロック等の制御を実行する機能(いわゆるリモートキーレスエントリー機能)とを兼ね備えたものである。また車載装置1には車速センサ3が接続されている。
車載装置1は、発信機4、チューナ5、制御ECU6、警報装置7などを備えた電子キーシステム用の電子制御装置であり、車両のバッテリ電源(図示せず)又はアクセサリ電源(図示せず)から電源の供給を受け、アクセサリ電源のオン/オフ状態を検出する。
ここでバッテリ電源とは、バッテリに常時接続された電源ラインのことであり、アクセサリ電源とは、アクセサリスイッチ(図示せず)を介してバッテリに接続される電源ラインのことである。
発信機4及びチューナ5は、携帯機2と無線通信を行うための通信回路であり、制御ECU6から送られる制御信号に従って、発信機4から携帯機2に対して確認信号(携帯機2の存在を確認するための信号)を、車室内をカバーする無線通信エリア(リモートキーレスエントリー機能等のための車両周囲の無線通信エリアよりも狭いエリア)内において定期的に送信し、確認信号を受信した(車室内に存在する)携帯機2から返信される存在信号(確認信号に対する応答信号)をチューナ5で受信する。
制御ECU6は、内部にCPU8、メモリ9などを備える電子制御ユニットである。CPU8は、メモリ9からデータを読み出したり、チューナ5でデータを受信したり、各種データ処理を実行したり、メモリ9に書き込んだり、発信機4から外部にデータを送信したり、警報装置7により警報を鳴らしたりする制御ユニットである。メモリ9は、車載装置1に対して利用者が行う各種設定や車速センサ3から取得した車速データ、各種演算データなどが記憶される磁気ディスクなどの固定記憶装置である。
警報装置7は、警報(アラーム)や音声など聴覚を通じて、又は、文字や画面表示など視覚を通じて警報を発するための装置である。ここでは例えば、警報を鳴らすように設定してあるものとする。
次に、携帯機2は、CPU10、メモリ11、受信部12、送信部13、警報装置14などを備えており、車両の利用者が携帯する。車両の利用者は携帯機2をポケットや手持ちの鞄などに入れるなどして携帯していれば、車両のドアをアンロックしたり、車両のアクセサリ電源をオンにしたり、イグニション電源をオンにしてエンジンを始動させたりすることができる。
CPU10は、携帯機2が行う、車載装置1との信号の送受信、データの書き込み/読み出しなどの各種の制御処理を行う制御装置である。
メモリ11は、データを記憶させるための記憶装置であるが、ここでは特に、車載装置1から送信される確認信号に含まれる、アクセサリ電源のオン/オフ状態、車速データなどが記憶される。
受信部12及び送信部13は、携帯機2が車載装置1とデータ通信を行うための通信回路であり、車載装置1から送信される確認信号を受信部12で受信し、携帯機2が存在することを意味する存在信号を車載装置1に送信部13から返信する。
警報装置14は、アラーム、音声、振動(バイブレータ)、LED、画面表示などにより、利用者に警告を発するための装置である。この携帯機2では、車両のアクセサリ電源がオンの状態であるにもかかわらず、携帯機2自体が車両の外に持ち出されたと判断された場合に、携帯機2を携帯している利用者に対して、警報を鳴らすなどして注意を喚起する。
車速センサ3は、車両の走行速度を検出する周知のセンサであり、その検出結果は、車速データとして、車載装置1に入力される。車載装置1ではこの車速データを確認信号に含めて発信機4から携帯機2に送る。
[2 処理]
次に、本実施形態の車載装置1及び携帯機2が実行する処理につきフローチャートを用いて説明する。
図2は、車載装置1の制御ECU6が実行する処理を示すフローチャートである。制御ECU6のCPU8が、アクセサリ電源がオンとされるタイミングで、このフローチャートの処理を開始する。
まずS101では、検出されるアクセサリ電源の状態がオンであり、かつ車速センサ3から得られる車速データに基づき車速が時速5キロメートル以下か否かを判定する。S101で、アクセサリ電源がオンであり、かつ車速が時速5キロメートル以下と判定すると(S101:YES)S102に進み、そうでなければ(S101:NO)、S109に進む。ここで時速5キロメートルは本発明の車速閾値にあたるものであるが、通常、車両から携帯機2が持ち出される可能性がないと考えられる速度で設定される。特に時速5キロメートルでなければならないというものではない。
S102では、発信機4から車室内に存在する携帯機2に対して確認信号を送信する。具体的には、照合に必要なデータ、アクセサリ電源がオンの状態にあることのデータ、車速センサ3から取得した車速データなどを含んだ確認信号を送信して、次のS103に進む。
S103では、S102で送信した確認信号に対して携帯機2から存在信号が返信されたか否かを判定する。携帯機2から存在信号が返信された場合(S103:YES)、S104に進み、携帯機2から存在信号が返信されない場合(S103:NO)、S106に進む。
S104では、警報装置7の警報(後述するS106の処理により鳴らされる)が鳴っているか否かを判定する(S104)。警報が鳴っていないと判定した場合(S104:NO)、最初の処理であるS101に戻り、警報が鳴っていると判定した場合(S104:YES)、いったんは携帯機2から存在信号が返信されず(S103:NO)、警報を鳴らしたが(S106)、その後携帯機2からの返信信号が存在したことになるので、警報装置7の警報を停止して(S105)、最初の処理であるS101に戻る。
つまり、S101〜S105が車室内に携帯機2が存在すると判定される場合に実行される通常の処理であり、このルーチンが2〜3秒程度の通信時間間隔で実行される。
S103で、携帯機2から存在信号が返信されない場合(S103:NO)、携帯機2が車室内(具体的には車室内をカバーする無線通信エリア内)にないことになるので、S106で警報装置7を鳴らし、次のS107に進む。
S107では、警報装置7により警報を鳴らし始めてからN秒間が経過したか否かを判定する(S107)。ここでN秒が経過していなければ(S107:NO)、最初の処理であるS101に戻り、N秒が経過していれば(S107:YES)、警報を停止して(S108)、処理を終了する。N秒は、利用者が図示しないボタンを操作することにより任意に設定できるが、例えば、30秒程度に設定することが考えられる。ここで、警報装置7を鳴りっぱなしにしないのは、例えば、携帯機2の電池が切れた場合や故障の場合など予定していない事態になったときに、警報装置7が鳴り続けてしまうことの不都合を回避する理由からである。
最初のS101で、アクセサリ電源がオンであり、かつ車速が時速5キロメートル以下と判定しない場合(S101:NO)、すなわち、アクセサリ電源がオフとされたか、又は、車速が時速5キロメートルを超えた場合は、S109に進む。
S109では、車室内に存在する携帯機2に対して確認信号を送信する。具体的には、照合に必要なデータ、アクセサリ電源がオン又はオフの状態にあることのデータ、車速センサ3から取得した車速データなどを含んだ確認信号を送信して、次のS110に進む。ここではアクセサリ電源がオフの状態にあるか、又は、車速が時速5キロメートルを超えているかのうちいずれか一方のデータは必ず含んでいることになる。
S110では、警報装置7により警報が鳴っているか否かを判定する(S110)。S110で警報が鳴っていないと判定した場合(S110:NO)、処理を終了し、警報が鳴っていると判定した場合(S110:YES)、これ以上警報装置7を鳴らしておく必要はないので、警報装置7の警報を停止して(S111)、処理を終了する。
図3は、携帯機2のCPU10が実行する処理を示すフローチャートである。このフローチャートは、アクセサリ電源がオフからオンになったタイミングで車載装置1から確認信号を受信して処理を開始する。
まずS201では、車載装置1から送信される確認信号(S102、S109に対応)を10秒以内に携帯機2の受信部12が受信したか否かが判定される。ここで受信する確認信号とは、具体的には、携帯機2の照合に必要なデータ、アクセサリ電源がオン又はオフの状態にあることのデータ、車速センサ3から取得した車速データなどを含んでいる。ここでいう10秒は本発明でいう判定時間に相当しており、処理の開始時、又は前回の確認信号の受信時から計測を開始するものとし、さらに10秒と設定したのは、車載装置1から送られる確認信号が2〜3秒程度の間隔であることから、便宜的に定めたものであり、特に10秒でなければならないというものではない。確認信号を10秒以内に受信していれば(S201:YES)、S202に進み、確認信号を10秒を超えて受信していなければ(S201:NO)、S205に進む。
S202では、メモリ11に記憶されているデータに基づき、電源状態がオンであり、かつ車速が時速5キロメートル以下か否かを判定する。なお、このデータは後述するS204でメモリ11に記憶されるものであるが、処理の開始時には初期値として、アクセサリ電源がオンの状態及び車速が時速5キロメートル以下の車速データが記憶されているものとする。ここで、アクセサリ電源の状態がオンであり、かつ車速が時速5キロメートル以下であれば(S202:YES)、S203に進み、アクセサリ電源の状態がオフであるか、又は車速が時速5キロメートル以下でなければ(S202:NO)、処理を終了する。
S203では、携帯機2の送信部13から存在信号を車載装置1に返信し、次のS204に進む。また時速5キロメートルは本発明の車速閾値にあたるものである。
S204では、アクセサリ電源がオン又はオフの状態及び車速データをメモリ11に記憶して、最初の処理であるS201に戻る。
つまり、S201〜S204が車室内に携帯機2が存在する場合に実行される通常の処理であり、このルーチンが確認信号を受信するタイミング(S201)に合わせて実行されることになる。
S201で、確認信号を10秒を超えても受信しなかったと判定した場合(S201:NO)、S205に進み、S205では、メモリ11に記憶されているデータに基づき、アクセサリ電源の状態がオンであり、かつ車速が時速5キロメートル以下か否かを判定する。
メモリ11に記憶されているデータに基づき、アクセサリ電源の状態がオンであり、かつ車速が時速5キロメートル以下と判定されれば(S205:YES)、本来受信しなければならないはずの確認信号を受信していないことになり車室内に携帯機2が存在しないと判断して、S206で、警報装置14をN秒間(例えば、30秒間)鳴らして、処理を終了する。
メモリ11に記憶されているデータに基づき、アクセサリ電源の状態がオフか、又は車速が時速5キロメートルを超えたと判定されれば(S205:NO)、それ以上、確認信号が送信されてくることはないから、そのまま処理を終了する。
[3 効果]
本実施形態の電子キーシステムによれば、車両のアクセサリ電源がオン状態であるにもかかわらず携帯機2を車両の外に持ち出そうとした場合、携帯機2の警報装置14から警告音がN秒間(例えば、30秒間)鳴らされるため、携帯機2を持ち出そうとした利用者が迅速にその事実を認識することができる。
またアクセサリ電源のオン/オフ状態が確認信号に含めて送信され、携帯機2内のメモリ11に記憶されるので、確実に携帯機2の持ち出しを判定することができる。
さらに、車両がある走行速度(例えば、時速5キロメートル)を超えたときは、車載装置でも携帯機でも警報を鳴らすための処理を終了するので(S101、S202、S205)、携帯機2が車両の外に出る可能性が極めて低い状況下で、確認信号を送信したり、報知動作を行ったりする不要な処理をしないで済む。
また、携帯機2からも存在信号を返信し(S203)、これを車載装置で確認して(S103)、返信がなければ警報を鳴らすので(S106)、車載装置側でも携帯機2が車両の外に持ち出されたことを知ることができ、車載装置側でも対応が可能となる。
[4 特許請求の範囲との対応関係]
なお、本実施形態の電子キーシステムの車載装置1において、S102及びS109を実行する制御ECU6のCPU8が確認信号送信手段、携帯機2において、S201を実行するCPU10が確認信号受信手段、S204を実行するCPU10が電源状態記憶手段、S205及びS206を実行するCPU10が携帯機報知手段にそれぞれ相当する。
また車載装置1において、S101を実行する制御ECU6のCPU8が車速情報取得手段にそれぞれ相当する。
さらに、携帯機2において、S203を実行するCPU10が存在信号返信手段、車載装置1において、S103及びS106を実行する制御ECU6のCPU8が車載装置報知手段にそれぞれ相当する。
[5 他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、これらの実施形態に拘束されるものではなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
例えば、本実施形態では、車速が時速5キロメートルを超えると処理を終了するように構成したが、これは、車速がまた5キロメートル以下となった場合に、車載装置1と携帯機2との間の確認信号及び存在信号の送受信を再開して、警報を鳴らす処理をすることも考えられる。
また、本実施形態では、図3で示した携帯機のフローチャートにおけるS202で、メモリ11に記憶されているデータ(つまり、前回受信した確認信号の内容)に基づき判定処理を行うようにしているが、これに限定されるものではなく、例えば、S201で車載装置1から受信した確認信号(つまり、今回受信した確認信号)の内容に基づき判定処理を行うようにしてもよい。このようにすれば、アクセサリ電源がオフにされた場合や、車速が時速5キロメートルを超えた場合には(S202:NO)、携帯機2の処理が直ちに終了されることとなる。したがって、アクセサリ電源がオン状態の期間中のみ携帯機2の処理が継続されることとなり、逆に言えば、携帯機2の処理が継続されている間はアクセサリ電源がオン状態でありかつ車速が時速5キロメートル以下の状態であるといえる。このためS204が不要となり、これに伴いS205も不要となる。
さらに、警報の種類としても、アラームを鳴らすことの他、音声でアナウンスしたり、LEDを点灯・点滅させたり、画面上で注意を促したり、振動で知らせたり、或いは他の装置に無線で信号を送信したりするなど様々な方法を採りうる。
警報を鳴らし続ける時間にしても、30秒である必要はないし、また携帯機2の電池切れに対する対策が十分になされるなど、不都合が生じないならば、N秒間で停止させずに、正常な状態に回復するまで警報を鳴らし続ける構成にすることもできる。
携帯機2は、いわゆる電子キー(専用装置)でも実現できるし、携帯電話やPDAなど、利用者が一般に所持する汎用の小型電子機器で通信機能を備えているものであれば、どのようなものでも実現できる。
実施形態の電子キーシステムの全体構成を示すブロック図である。 車載装置の制御ECUが実行する処理を示すフローチャートである。 携帯機のCPUが実行する処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…車載装置、2…携帯機、3…車速センサ、4…発信機、5…チューナ、6…制御ECU、7…警報装置、8…CPU、9…メモリ、10…CPU、11…メモリ、12…受信部、13…送信部、14…警報装置

Claims (7)

  1. 車両に搭載される車載装置と、利用者が携帯する携帯機とを備え、前記車載装置と前記携帯機との間で無線通信を行う電子キーシステムであって、
    前記車載装置は、
    前記車両のアクセサリ電源のオン/オフ状態が少なくとも含まれた確認信号を所定の通信時間間隔で送信する確認信号送信手段を備え、
    前記携帯機は、
    前記車載装置から送信される前記確認信号を受信する確認信号受信手段と、
    前記確認信号受信手段により受信された前記確認信号に基づき前記車両のアクセサリ電源のオン/オフ状態を判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記アクセサリ電源がオン状態であると判定されている状態で、前記確認信号受信手段により前記確認信号が所定の判定時間受信できない場合に報知動作を行う携帯機報知手段とを備えたこと
    を特徴とする電子キーシステム。
  2. 前記判定手段は、前記確認信号に基づく前記アクセサリ電源のオン/オフ状態を内部の記憶装置に記憶し、この記憶内容から前記アクセサリ電源のオン/オフ状態を判定することを特徴とする請求項1記載の電子キーシステム。
  3. 前記車載装置は、
    前記車両の走行速度を表す車速情報を取得する車速情報取得手段を備え、
    前記確認信号送信手段は、前記車速情報取得手段により取得された前記車速情報を前記確認信号に含めて送信するとともに、前記車速情報に基づき前記車両の走行速度が予め定められた車速閾値を超えたと判定した場合に前記確認信号を少なくとも1回送信した後、前記確認信号の送信を停止し、
    前記携帯機報知手段は、前記車速情報に基づき前記車両の走行速度が予め定められた前記車速閾値を超えたと判定した場合に報知動作を行わないこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の電子キーシステム。
  4. 前記携帯機は、
    前記確認信号受信手段により前記確認信号が受信されると前記車載装置に対し当該携帯機の存在を表す存在信号を返信する存在信号返信手段を備え、
    前記車載装置は、
    前記確認信号送信手段により送信された前記確認信号に対して前記携帯機から前記存在信号が返信されない場合に報知動作を行う車載装置報知手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の電子キーシステム。
  5. 車両に搭載される車載装置と、利用者が携帯する携帯機とを備え、前記車載装置と前記携帯機との間で無線通信を行う電子キーシステムに用いる携帯機であって、
    前記車載装置から所定の通信時間間隔で送信される、前記車両のアクセサリ電源のオン/オフ状態が少なくとも含まれた確認信号を受信する確認信号受信手段と、
    前記確認信号受信手段により受信された前記確認信号に基づき前記車両のアクセサリ電源のオン/オフ状態を判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記アクセサリ電源がオン状態であると判定されている状態で、前記確認信号受信手段により前記確認信号が所定の判定時間受信できない場合に報知動作を行う携帯機報知手段とを備えたこと
    を特徴とする携帯機。
  6. 前記判定手段は、前記確認信号に基づく前記アクセサリ電源のオン/オフ状態を内部の記憶装置に記憶し、この記憶内容から前記アクセサリ電源のオン/オフ状態を判定することを特徴とする請求項5記載の携帯機。
  7. 車両に搭載される車載装置と、利用者が携帯する携帯機とを備え、前記車載装置と前記携帯機との間で無線通信を行う電子キーシステムにおける携帯機としてコンピュータを機能させる携帯機用プログラムであって、
    前記車載装置から所定の通信時間間隔で送信される、前記車両のアクセサリ電源のオン/オフ状態が少なくとも含まれた確認信号を受信する確認信号受信手段と、
    前記確認信号受信手段により受信された前記確認信号に基づき前記車両のアクセサリ電源のオン/オフ状態を判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記アクセサリ電源がオン状態であると判定されている状態で、前記確認信号受信手段により前記確認信号が所定の判定時間受信できない場合に報知動作を行う携帯機報知手段としてコンピュータを機能させること
    を特徴とする携帯機用プログラム。
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